JP2020119456A - プリンタ及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】固定部分データと可変部分データとを有する印刷データの印刷をプリンタに指示する際に、ユーザの利便性を向上させる。【解決手段】制御部は、印刷データ取得部と、決定部と、実行部と、を備える。印刷データ取得部は、固定部分データと可変部分データとを有する印刷データを取得する。決定部は、給紙トレイの設定であるトレイ設定と、印刷データ取得部により取得された印刷データと、に基づいて、印刷データ内のオブジェクトのうち印刷対象のオブジェクトである印刷対象オブジェクトを決定する。実行部は、決定部によって決定された印刷対象オブジェクトを、印刷部を介して給紙トレイから給紙されるシートに印刷する。【選択図】図4

Description

本開示は、プリンタ及びコンピュータプログラムに関する。
特許文献1には、印刷データを印刷する際に、1ページごとに紙面の一部が差し替えられるバリアブル印刷を行うバリアブル印刷システムが開示されている。このシステムでは、印刷データの各ページ間で共通する部分のデータである固定部分データがシートにあらかじめ印刷され、固定部分データが印刷されたシートが給紙トレイにセットされる。そして、印刷データの各ページ間で変化し得る部分のデータである可変部分データが、前記給紙トレイにセットされたシートに印刷される。
特開2008−65526号公報
ところで、固定部分データと可変部分データとを有する印刷データの印刷において、印刷データ内のあるオブジェクトを印刷するときと別のオブジェクトを印刷するときとで印刷を分けたい場合がある。具体的には例えば、印刷データ内の固定部分データを印刷するときと可変部分データを印刷するときなどである。
このような場合、プリンタに印刷を指示する際に、固定部分データや可変部分データなど、印刷対象となるオブジェクトをユーザは指定しなくてはならず、ユーザにとって利便性が良いとはいえなかった。
本開示の一局面は、固定部分データと可変部分データとを有する印刷データの印刷をプリンタに指示する際に、ユーザの利便性を向上させることを目的としている。
本開示の一態様は、プリンタであって、給紙トレイと、印刷部と、制御部と、を備える。給紙トレイには、シートが収容される。制御部は、印刷データ取得部と、決定部と、実行部と、を備える。印刷データ取得部は、固定部分データと可変部分データとを有する印刷データを取得する。固定部分データは、印刷データの各ページ間で共通する部分のデータであり、可変部分データは、印刷データの各ページ間で変化し得る部分のデータである。決定部は、給紙トレイの設定であるトレイ設定と、印刷データ取得部により取得された印刷データと、に基づいて、印刷データ内のオブジェクトのうち印刷対象のオブジェクトである印刷対象オブジェクトを決定する。実行部は、決定部によって決定された印刷対象オブジェクトを、印刷部を介して給紙トレイから給紙されるシートに印刷する。
このような構成によれば、固定部分データと可変部分データとを有する印刷データの印刷をユーザがプリンタに指示する際にユーザが印刷対象オブジェクトを指定しなくても、トレイ設定に基づいてプリンタ側で印刷対象オブジェクトが決定される。よって、前記印刷データの印刷時にユーザが、固定部分データや可変部分データなどの印刷対象オブジェクトを指定しなくてはならない構成と比較して、ユーザの利便性を向上させることができる。
制御部を上記のように機能させるコンピュータプログラム、上記のプリンタを実現するための制御方法、及び、上記のコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記憶媒体も新規で有用である。
図1は、印刷システムの構成を示すブロック図である。 図2は、PDF/VTデータでXオブジェクトに含められる情報を説明するための図である。 図3は、PDF/VTデータが示す画像の一例を示す図である。 図4は、第1トレイ設定印刷処理のフローチャートである。 図5は、第2トレイ設定印刷処理のフローチャートである。 図6は、PDF/VTデータに含められるメタデータを説明するための図である。 図7は、第3トレイ設定印刷処理のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。
[印刷システムの構成]
図1に示す印刷システム100は、端末装置1とプリンタ2とがデータ通信可能に構成されたシステムである。
端末装置1は、汎用の情報処理装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンなどである。端末装置1は、制御部11、入力部12、表示部13及び通信部14を備える。
制御部11は、端末装置1の各部を統括制御するものであり、CPU111及びメモリ112を備える。メモリ112は、例えばRAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリである。すなわち、端末装置1は、CPU111及び半導体メモリを含むマイクロコンピュータを備えている。
入力部12は、ユーザからの外部操作による指令を入力するための入力装置である。例えば、入力部12としては、キーボードや、マウスやタッチパッド等のポインティングデバイスが用いられる。
表示部13は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの、画像を表示可能な表示デバイスを有する。
通信部14は、端末装置1をネットワークに接続するための通信インタフェースである。端末装置1は、通信部14を介して、プリンタ2等の外部の装置と有線又は無線にてデータ通信可能であってもよい。また、端末装置1は、通信部14を介してインターネットに接続し、インターネットを介して外部の装置とデータ通信可能であってもよい。端末装置1は、印刷する画像を示す印刷データを通信部14を介してプリンタ2に送信する。
端末装置1から送信される印刷データは、例えばページ記述言語(Page Description Language;PDL)で記述されたデータである。印刷データには、印刷に関する条件である印刷条件が含まれる。
印刷条件には、例えば、シート種類(普通紙、光沢紙、写真等。)やシートサイズなどが含まれる。また、印刷条件には、カラー設定(カラーモード印刷、モノクロモード印刷等)、印刷部数、両面印刷又は片面印刷の設定、原稿ページの範囲設定などの他の情報が含まれてもよい。また、カラー印刷の属性として、RGB設定、CMYK設定、特色設定等が印刷条件に含まれてもよい。
一方、プリンタ2は、制御部21、入力部22、表示部23、通信部24、読取部25、印刷部26及び給紙トレイ271〜273を備える。
制御部21は、プリンタ2の各部を統括制御するものであり、CPU211及びメモリ212を備える。メモリ212は、例えばRAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリである。すなわち、プリンタ2は、CPU211及び半導体メモリを含むマイクロコンピュータを備えている。
制御部21は、非遷移的実体的記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。本実施形態では、メモリ212が、プログラムを格納した非遷移的実体的記憶媒体に該当する。プリンタ2が有する各種機能は、基本的には、CPU211がメモリ212に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。また、メモリ212には、端末装置1等から送信された印刷データ等が記憶される。
入力部22は、ユーザからの外部操作による指令を入力するための入力装置であり、各種操作ボタンを備える。
表示部23は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの、画像を表示可能な表示デバイスを有する。
通信部24は、プリンタ2をネットワークに接続するための通信インタフェースである。プリンタ2は、通信部24を介して、端末装置1等の外部の装置と有線又は無線にてデータ通信可能であってもよい。また、プリンタ2は、通信部24を介してインターネットに接続し、インターネットを介して外部の装置とデータ通信可能であってもよい。
読取部25は、イメージセンサを備え、原稿の画像を読み取り、読み取った画像の画像データを生成する。
印刷部26は、インクジェット技術や電子写真技術の印刷機構を有し、シート状の記録用紙に画像を印刷することが可能である。
給紙トレイ(第1トレイ271、第2トレイ272及び第3トレイ273)は、印刷処理に使用されるシートを収容する。
本実施形態では、各給紙トレイ271〜273には、互いに異なる種類のシートが収容される。例えば、第1トレイ271には普通紙が収容され、第2トレイ272にはプレプリントシートが収容され、第3トレイ273にはプレプリントシート作成用シートが収容される。ここで、プレプリントシートは、罫線、枠線、企業ロゴなどがあらかじめ印刷されたシートである。換言すれば、プレプリントシートは、後述する固定部分データがあらかじめ印刷されたシートである。また、プレプリントシート作成用シートは、プレプリントシートを作成するためのシート、換言すれば、固定部分データが印刷されプレプリントシートになるシートである。
[プリンタの機能]
<バリアブル印刷機能>
プリンタ2は、バリアブル印刷と呼ばれる印刷方式で印刷が可能である。バリアブル印刷とは、印刷データを印刷する際に、1ページごとに紙面の一部が差し替えられる印刷である。バリアブル印刷は、例えば、背景が同じで宛名だけが異なるダイレクトメールや賞状などに利用される。
プリンタ2は、端末装置1などからバリアブル印刷用の印刷データを取得する。バリアブル印刷用の印刷データは、固定部分データと可変部分データとを有する。
固定部分データは、印刷データの各ページ間で共通する部分のデータである。可変部分データは、印刷データの各ページ間で変化し得る部分のデータである。
本実施形態では、プリンタ2は、バリアブル印刷用の印刷データとして、PDF/VTデータを取得する。なお、PDFはPortable Document Formatの略であり、VTはVariable and Transactionalの略である。PDF/VTは、Adobe Systems(登録商標)が規定するPDFのサブセット仕様としてのデータフォマットである。PDF/VTは、バリアブル印刷用の標準PDFフォーマットとして、国際標準化機構(International Organization for Standardization:ISO)にて、ISO16612−2として仕様策定中の技術である。
PDF/VTは、Xオブジェクトという描画オブジェクトに関する概念を持つことを特徴とする。Xオブジェクトは、描画オブジェクトを再利用オブジェクトとして定義し、PDFファイル内から再利用オブジェクトを複数回参照することを可能とする。従来のPDFでは、印刷処理を行うプリンタは、印刷データに含まれている描画オブジェクトを、この描画オブジェクトが印刷データ中に出現する回数分、描画処理する必要がある。例えば、10000ページの印刷データの全てに同一の企業ロゴが含まれる場合、プリンタは、ページごとに10000回同じロゴデータを描画処理する必要がある。
一方、PDF/VTでは、Xオブジェクトを用いることによって、プリンタは、1ページ目に出現した再利用オブジェクトをPDFデータの処理中に何度でも参照することが可能となる。すなわち、プリンタが、1ページ目に出現した再利用オブジェクトに基づいて中間データを生成し、後続のページでこの再利用オブジェクトの参照が生じた場合には、生成済みの中間データに基づいてラスタ画像を生成(ラスタライズ処理)する。これにより、プリンタは、後続のページで同一の再利用オブジェクトについて再度中間データを生成する必要がなくなり、印刷処理を効率的に実行することができるようになる。つまり、PDF/VTによれば、同一の描画オブジェクトである固定部分データを複数回印刷するバリアブル印刷を高速化することができる。
具体的には、図2に示すように、PDF/VTでは、Xオブジェクトに、GTS_Scope、GTS_Env及びGTS_XIDを含めることができる。
GTS_XIDは、すべての文書を通じて一意な識別子である。この識別子は、等価なXオブジェクトを識別する必要があるキャッシュ処理実装で利用することができる。例えば、第1のジョブで処理済みのグラフィックが第2のジョブで再利用されることが判明した場合、再度RIP(Raster Image Processor)処理することなく、キャッシュからラスタライズ結果を取得することが可能となる。
GTS_Scopeは、グラフィック内容が再利用されるページ群又は文書群の範囲、換言すれば、Xオブジェクトのスコープを表す情報である。これにより、Xオブジェクトは、そのレンダリング結果のキャッシュ内における有用寿命に関する情報を持つことができる。GTS_Scopeには、Global、SingleUse、Record、File、Job、Global、Unknownがある。このうち、GTS_ScopeがSingleUseであるXオブジェクトは、可変部分データであると判別できる。Unknownは寿命が未定義のオブジェクトである。GTS_ScopeがUnknownであるXオブジェクトは、PDFのRIPプログラムでは通常可変部分データとして処理されることが多い。GTS_ScopeがSingleUse及びUnknown以外のXオブジェクトは、固定部分データであると判別できる。
図3には、PDF/VTデータが示す画像の一例として、仮想の会社「Venture System, Inc.」の商品A,B,C,Dの価格のリスト3が示されている。この画像に係る印刷データのうち、タイトル31を表すXオブジェクト、表32を表すXオブジェクト及び企業ロゴ33を表すXオブジェクトのGTS_Scopeは、それぞれ、File、File及びGlobalである。つまり、これらのXオブジェクトを示すデータは固定部分データである。一方、文字34を表すXオブジェクトのGTS_ScopeはSingleUseである。つまり、文字34を表すXオブジェクトを示すデータは可変部分データである。
タイトル31、表32及び企業ロゴ33を示すXオブジェクトは、例えば通常色設定でシートに印刷される。通常色印刷とは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)の4色での印刷を指す。一方、文字34を表すXオブジェクトは、例えばタイトル31、表32及び企業ロゴ33が印刷されたシートに特色印刷で印刷される。特色印刷とは、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)以外の特色(例えば金色)での印刷を指す。また例えば、金箔や銀箔といった箔を用いて金属色等を再現する印刷も特色印刷に含まれる。なお、以下では、通常色印刷が実行される設定を「通常色設定」と称し、特色印刷が実行される設定を「特色設定」と称す。
<トレイ設定>
プリンタ2の制御部21のメモリ212には、給紙トレイ271〜273の設定であるトレイ設定を表すトレイ設定情報が記憶されている。トレイ設定には、具体的には、各々の給紙トレイ271〜273に収容されているシートの設定が含まれる。
トレイ設定には、例えば、シート種類(普通紙、写真、プレプリントシート、プレプリントシート作成用シート等)の設定や各々の給紙トレイ271〜273に収容されているシートサイズの設定等が含まれる。さらに、詳細設定として、斤量やシート名称、型番、白色度などの設定がトレイ設定に含まれていてもよい。これらの設定はユーザによって入力部22から入力される構成としてもよいし、給紙トレイ271〜273に設置されたシートを識別する図示省略するセンサなどによって自動的に検出される構成としてもよい。なお、以下では、トレイ設定のうちシート種類の設定を「シート種類設定」と称す。
[1−2.処理]
次に、プリンタ2の制御部21が実行する第1トレイ設定印刷処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、第1トレイ設定印刷処理は、プリンタ2が端末装置1からPDF/VTデータを受信することで開始される。
まず、S101で、制御部21は、メモリ212からPDF/VTデータを取得する。すなわち、端末装置1からPDF/VTデータが受信されると当該PDF/VTデータは一旦メモリ212に記憶される。S101では、メモリ212からPDF/VTデータが取得される。
続いて、S102で、制御部21は、印刷対象トレイを決定する。具体的には、制御部21は、端末装置1から受信されたPDF/VTデータを解析すると共に、メモリ212からトレイ設定情報を取得する。そして、制御部21は、PDF/VTデータ及びトレイ設定情報に基づいて、給紙トレイ271〜273のうちPDF/VTデータの印刷条件に合致するシートを収容している給紙トレイを印刷対象トレイとして決定する。
続いて、S103で、制御部21は、印刷対象トレイのシート種類設定がプレプリントシート作成用シートであるか否かを判断する。
制御部21は、S103で印刷対象トレイのシート種類設定がプレプリントシート作成用シートであると判断した場合(S103:YES)には、S104へ移行する。
S104で、制御部21は、S101で取得されたPDF/VTデータ内の固定部分データを印刷対象オブジェクトに決定し、後述するS106へ移行する。
一方、制御部21は、前述したS103で印刷対象トレイのシート種類設定がプレプリントシート作成用シートでないと判断した場合(S103:NO)には、S105へ移行する。
S105で、制御部21は、S101で取得されたPDF/VTデータ内の固定部分データ及び可変部分データの両方を印刷対象オブジェクトに決定し、S106へ移行する。
S106で、制御部21は、S103で決定された印刷対象オブジェクトを、印刷対象トレイに収容されたシート(プレプリントシート作成用シート)に印刷部26を介して印刷する。
ここで、S106においては、前述したS103で印刷対象トレイのシート種類設定がプレプリントシート作成用シートであると判断された場合には、特色設定で印刷対象オブジェクトである固定部分データが印刷される。一方、前述したS103で印刷対象トレイのシート種類設定がプレプリントシート作成用シートでないと判断された場合には、通常色設定で印刷対象オブジェクトである固定部分データ及び可変部分データが印刷される。
制御部21は、S106を実行すると、図4の第1トレイ設定印刷処理を終了する。
[1−3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)本実施形態では、制御部21は、給紙トレイ27の設定であるトレイ設定と、端末装置1から取得された印刷データと、に基づいて、印刷データ内のオブジェクトのうち印刷対象のオブジェクトである印刷対象オブジェクトを決定する。そして、制御部21は、決定された印刷対象オブジェクトを、給紙トレイ271〜273から給紙されるシートに印刷部26を介して印刷する。
したがって、固定部分データと可変部分データとを有する印刷データの印刷をユーザがプリンタ2に指示する際にユーザが印刷対象オブジェクトを指定しなくても、トレイ設定に基づいてプリンタ2側で印刷対象オブジェクトが決定される。よって、前記印刷データの印刷時にユーザが印刷対象オブジェクトを指定しなくてはならない構成と比較して、ユーザの利便性を向上させることができる。
(1b)本実施形態では、制御部21は、トレイ設定に基づいて、固定部分データのみ、並びに、固定部分データ及び可変部分データの両方、の中から印刷対象オブジェクトを決定する。
したがって、ユーザがプリンタ2に印刷を指示する際に、固定部分データのみの印刷か、あるいは、固定部分データ及び可変部分データの両方の印刷かをユーザが指定しなくてもトレイ設定に基づいてプリンタ2側で上記各印刷が動的に切り替えられる。よって、ユーザの利便性を向上させることができる。
(1c)本実施形態では、制御部21は、固定部分データと可変部分データとを有する印刷データとしてPDF/VTデータを取得する。したがって、PDF/VTデータの印刷をプリンタ2に指示する際に、ユーザの利便性を向上させることができる。
(1d)本実施形態では、制御部21は、印刷対象トレイのシート種類設定がプレプリントシート作成用シートである場合には、固定部分データを印刷対象オブジェクトとして決定する。
したがって、シート種類設定がプレプリントシート作成用シートである場合には、ユーザが固定部分データのみの印刷をプリンタ2に対して指定しなくても、印刷対象オブジェクトが自動的に固定部分データに決定され、固定部分データがプレプリントシート作成用シートに印刷される。よって、プリンタ2に印刷を指示する際にユーザが固定部分データのみの印刷をプリンタ2に指示しなくてはならない構成と比較して、ユーザの利便性を向上できる。
(1e)本実施形態では、制御部21は、S103でシート種類設定がプレプリントシート作成用シートであると判断し、S104で固定部分データを印刷対象オブジェクトとして決定する場合には、印刷対象オブジェクトの固定部分データを特色設定でシートに印刷する。
したがって、プレプリントシート作成用シートに固定部分データを印刷する場合において、ユーザがプリンタ2に特色設定で印刷する旨を指定しなくても、自動的に固定部分データを特色設定で印刷できる。よって、プリンタ2に印刷を指示する際にユーザが特色設定で印刷する旨を指定しなくてはならない構成と比較して、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、S101が印刷データ取得部としての処理に相当し、S104及びS105が決定部としての処理に相当し、S106が実行部としての処理に相当する。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態では、印刷対象トレイのシート種類設定がプレプリントシート作成用シートであるか否かの判断結果に基づき、印刷対象オブジェクトが決定される。これに対し、第2実施形態では、プリンタ2の各給紙トレイ271〜273のトレイ設定に、固定部分データのみの印刷、可変部分データのみの印刷等の設定が含まれる。そして、印刷対象トレイの前記設定に従い印刷対象オブジェクトが決定される点で、第1実施形態と相違する。以下、具体的に説明する。
第2実施形態の印刷システム100のハードウェア構成は、第1実施形態と基本的には同様である。一方、プリンタ2のトレイ設定が第1実施形態と一部相違する。
第2実施形態のトレイ設定には、第1実施形態のトレイ設定の各種設定に加え、VT印刷設定なる設定が更に含まれる。VT印刷設定は、給紙トレイ271〜273ごとに設定可能である。VT印刷設定は、プリンタ2がPDF/VTデータ、ひいてはバリアブル印刷用の印刷データを受信した場合において、その給紙トレイが印刷対象トレイに決定された場合に、固定部分データのみ、可変部分データのみ、並びに、固定部分データ及び可変部分データの両方、のいずれを印刷対象オブジェクトに決定するかを指定する設定である。具体的には、VT印刷設定には、固定部分データのみを印刷対象オブジェクトに決定する固定部分印刷設定、可変部分データのみを印刷対象オブジェクトに決定する可変部分印刷設定、並びに、固定部分データ及び可変部分データの両方を印刷対象オブジェクトに決定する両方印刷設定、の3つの設定が含まれる。
また、第2実施形態では、プリンタ2の制御部21が実行する処理が第1実施形態と相違する。
[2−2.処理]
次に、第2実施形態のプリンタ2の制御部21が、第1実施形態の第1トレイ設定印刷処理(図4)に代えて実行する第2トレイ設定印刷処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、第2トレイ設定印刷処理は、プリンタ2が端末装置1からPDF/VTデータを受信することで開始される。
S201〜S202は、前述した図4のS101〜S102と同様の処理であるため、説明を省略する。
続いて、S203で、制御部21は、印刷対象トレイのトレイ設定(具体的にはVT印刷設定)を判別する。
制御部21は、S203で印刷対象トレイのトレイ設定が固定部分印刷設定であると判別する場合には、S204へ移行し、S201で取得されたPDF/VTデータの固定部分データを印刷対象オブジェクトに決定する。その後、制御部11は、後述するS207へ移行する。
一方、制御部21は、前述したS203で印刷対象トレイのトレイ設定が可変部分印刷設定であると判別する場合には、S205へ移行し、S201で取得されたPDF/VTデータの可変部分データを印刷対象オブジェクトに決定する。その後、制御部11は、後述するS207へ移行する。
一方、制御部21は、前述したS203で印刷対象トレイのトレイ設定が両方印刷設定であると判別する場合には、S206へ移行し、S201で取得されたPDF/VTデータの固定部分データ及び可変部分データの両方を印刷対象オブジェクトに決定する。その後、制御部11は、S207へ移行する。
S207で、制御部21は、S204、S205又はS206で決定された印刷対象オブジェクトを、印刷対象トレイに収容されたシートに印刷する。
ここで、制御部21は、前述したS204で固定部分データを印刷対象オブジェクトに決定した場合には、特色設定で印刷対象オブジェクト(固定部分データ)をシートに印刷する。
一方、制御部21は、前述したS205で可変部分データを印刷対象オブジェクトに決定した場合には、通常色設定で印刷対象オブジェクト(可変部分データ)をシートに印刷する。また、制御部21は、前述したS206で固定部分データ及び可変部分データの両方を印刷対象オブジェクトに決定した場合にも、通常色設定で印刷対象オブジェクト(固定部分データ及び可変部分データ)をシートに印刷する。
制御部21は、S207を実行すると、図5の第2トレイ設定印刷処理を終了する。
[2−3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1c)に加え、以下の効果が得られる。
(2a)本実施形態では、トレイ設定にはVT印刷設定が含まれる。そして、制御部21は、印刷対象トレイのVT印刷設定に従い印刷対象オブジェクトを決定する。
したがって、任意の給紙トレイのVT印刷設定を適宜設定することにより、任意の給紙トレイで固定部分データのみ、可変部分データのみ、又は、固定部分データ及び可変部分データの両方、の印刷が可能となる。よって、トレイ設定にVT印刷設定が含まれない構成と比較して、ユーザの利便性を向上できる。
(2b)本実施形態では、制御部21は、トレイ設定に基づいて、固定部分データのみ、可変部分データのみ、並びに、固定部分データ及び可変部分データの両方、の中から印刷対象オブジェクトを決定する。
したがって、ユーザがプリンタ2に印刷を指示する際に、固定部分データのみの印刷か、可変部分データのみの印刷か、あるいは、固定部分データ及び可変部分データの両方の印刷かをユーザが指定しなくてもトレイ設定に基づいてプリンタ2側で上記各印刷が動的に切り替えられる。よって、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、VT印刷設定が固定可変設定に相当し、S201が印刷データ取得部としての処理に相当し、S204〜S206が決定部としての処理に相当し、S207が実行部としての処理に相当する。
[3.第3実施形態]
[3−1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態では、印刷対象トレイのシート種類設定がプレプリントシート作成用シートであるか否かの判断結果に基づき、印刷対象オブジェクトが決定される。これに対し、第3実施形態では、印刷データ内の各オブジェクトについて、印刷対象トレイがどのようなトレイ設定のときに当該オブジェクトが印刷されるのかを指定する情報が、印刷データ内にメタデータとして埋め込まれる。そして、当該メタデータと、印刷対象トレイのトレイ設定と、に基づき、印刷対象オブジェクトが決定される点で、第1実施形態と相違する。以下、具体的に説明する。
第3実施形態の印刷システム100のハードウェア構成は、第1実施形態と基本的には同様である。一方、端末装置1からプリンタ2に送信される印刷データが第1実施形態と相違する。
端末装置1から送信されるPDF/VTデータには、図6に示すようなメタデータが含まれる。このメタデータは、トレイ設定と、当該PDF/VTデータ内の各Xオブジェクトの属性と、の対応関係を示す情報である。メタデータに含まれるトレイ設定としてはシート種類設定、具体的には、プレプリントシート作成用シート(preprint)、プレプリントシート(preprinted)、その他(other)が想定される。また、メタデータに含まれるXオブジェクトの属性としては、前述したGTS_Scopeが想定される。
図6に示すメタデータでは、符号61で示されるように、シート種類設定のプレプリントシート作成用シート(preprint)と、Xオブジェクトの属性のGTS_Scope「Global」と、が対応付けられている。また、符号62で示されるように、シート種類設定のプレプリントシート(preprinted)と、Xオブジェクトの属性のGTS_Scope「SingleUse」、「File」、「Job」及び「Record」と、が対応付けられている。また、符号63で示されるように、シート種類設定のその他(other)と、Xオブジェクトの属性のGTS_Scope「Global」、「SingleUse」、「File」、「Job」及び「Record」と、が対応付けられている。
以下では、メタデータにおいてシート種類設定のプレプリントシート作成用シート(preprint)に対応付けられたXオブジェクトの属性を「プレプリント属性」、シート種類設定のプレプリントシート(preprinted)に対応付けられたXオブジェクトの属性を「プレプリント済み属性」、シート種類設定のその他(other)に対応付けられたXオブジェクトの属性を「他属性」とそれぞれ称す。
なお、図6に示すメタデータのように、あるトレイ設定(具体的にはシート種類設定)には、一般にはXオブジェクトの複数の属性が対応付けられる。また、少なくとも1つのXオブジェクトの属性(例えばGlobal)は異なるトレイ設定(具体的にはシート種類設定)に共通して対応付けられる。本実施形態では、このようなメタデータがPDF/VTデータ1つにつき1ずつ含まれている。
また、第3実施形態では、プリンタ2の制御部21が実行する処理が第1実施形態と相違する。
[3−2.処理]
次に、第3実施形態のプリンタ2の制御部21が、第1実施形態の第1トレイ設定印刷処理(図4)に代えて実行する第3トレイ設定印刷処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、第3トレイ設定印刷処理は、プリンタ2が端末装置1からPDF/VTデータを受信することで開始される。
S301〜S302は、前述した図4のS101〜S102と同様の処理であるため、説明を省略する。
続いて、S303で、制御部21は、S301で取得されたPDF/VTデータからメタデータを取得する。
続いて、S304で、制御部21は、S302で決定された印刷対象トレイのトレイ設定(シート種類設定)がプレプリントシート作成用シートであるか否かを判断する。
制御部21は、S304で印刷対象トレイのトレイ設定がプレプリントシート作成用シートであると判断した場合(S304:YES)には、S305へ移行し、メタデータからプレプリント属性を取得した後、後述するS309へ移行する。
一方、制御部21は、前述したS304で印刷対象トレイのトレイ設定がプレプリントシート作成用シートでないと判断した場合(S304:NO)には、S306へ移行し、印刷対象トレイのトレイ設定(シート種類設定)がプレプリントシートであるか否かを判断する。
制御部21は、S306で印刷対象トレイのトレイ設定がプレプリントシートであると判断した場合(S306:YES)には、S307へ移行し、メタデータからプレプリント済み属性を取得した後、後述するS309へ移行する。
一方、制御部21は、前述したS306で印刷対象トレイのトレイ設定がプレプリントシートでないと判断した場合(S306:NO)には、S308へ移行し、メタデータから他属性を取得した後、S309へ移行する。
以下に説明するS309〜S311は、S301で取得されたPDF/VTデータ内のXオブジェクトの数の分だけ繰り返される。具体的には、制御部21は、まずPDF/VTデータ内に含まれるXオブジェクトの中からXオブジェクトを1つ選択し、そのXオブジェクトを「対象Xオブジェクト」に設定する。そして、その対象XオブジェクトについてS309〜S311の処理が終了すると、次のXオブジェクトを対象Xオブジェクトに設定し、再度S309〜S311を実行する。このようにして制御部21は、PDF/VTデータ内の全てのXオブジェクトについてS309〜S311を実行する。
S309で、制御部21は、対象Xオブジェクトの属性(GTS_Scope)を取得する。
続いて、S310で、制御部21は、S309で取得された対象Xオブジェクトの属性が、メタデータから取得された属性に含まれるか否かを判断する。具体的には、制御部21は、前述したS305でメタデータからプレプリント属性を取得した場合には、対象Xオブジェクトの属性がプレプリント属性に含まれるか否かを判断する。また、制御部21は、前述したS307でメタデータからプレプリント済み属性を取得した場合には、対象Xオブジェクトの属性がプレプリント済み属性に含まれるか否かを判断する。また、制御部21は、前述したS308でメタデータから他属性を取得した場合には、対象Xオブジェクトの属性が他属性に含まれるか否かを判断する。
制御部21は、S310で対象Xオブジェクトの属性が、メタデータから取得された属性に含まれると判断した場合(S310:YES)には、S311へ移行する。
S311で、制御部21は、対象Xオブジェクトを印刷対象オブジェクトに決定するとともに、対象Xオブジェクトに対してRIP処理を実行する。
一方、制御部21は、S310で対象Xオブジェクトの属性が、メタデータから取得された属性に含まれないと判断した場合(S310:NO)には、前述したS311を実行しない。このように、属性がメタデータから取得された属性(すなわち、印刷対象トレイのトレイ設定に対応する属性)に含まれるXオブジェクトのみが印刷対象オブジェクトに決定される。
制御部21は、PDF/VTデータ内のXオブジェクトの数の分だけS309〜S311を実行すると、S312へ移行し、S311でRIP処理が実行されたXオブジェクトを印刷部26を介して印刷する。その後、制御部21は、図7の第3トレイ設定印刷処理を終了する。
[3−3.効果]
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1c)に加え、以下の効果が得られる。
本実施形態では、制御部21は、PDF/VTデータからトレイ設定とXオブジェクトの属性との対応関係を示すメタデータを取得する。そして、制御部21は、取得されたメタデータに従い、PDF/VTデータ内の、印刷対象トレイのトレイ設定に対応する属性を有するXオブジェクトを、印刷対象オブジェクトとして決定する。
したがって、端末装置1からPDF/VTデータをプリンタ2に送信する場合において、どのようなトレイ設定(シート種別設定)の場合にどのような属性のXオブジェクトが印刷されるかを端末装置1側で指定できる。よって、端末装置1のユーザがプリンタ2のトレイ設定を把握していなくても、当該ユーザが意図したXオブジェクトを印刷することができる。
また、本実施形態では、メタデータに含まれるトレイ設定とXオブジェクトの属性との対応関係を端末装置1のユーザが適宜設定することができる。これにより、トレイ設定に応じて印刷データ内のどのオブジェクトを印刷するかをXオブジェクト単位でユーザが決定できる。換言すれば、印刷データ内のどのオブジェクトを印刷するかを高い自由度を持って決定できる。
なお、本実施形態では、メタデータがトレイ設定と印刷データ内のオブジェクトの属性との対応関係を示す情報に相当し、S301が印刷データ取得部としての処理に相当し、S303が対応関係取得部としての処理に相当し、S311が決定部としての処理に相当し、S312が実行部としての処理に相当する。
[4.他の実施形態]
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は前述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)上記各実施形態においては、印刷データは、PDF/VTデータ以外のバリアブル印刷用の印刷データであってもよい。
(2)前述した第1トレイ設定印刷処理、第2トレイ設定印刷処理及び第3トレイ設定印刷処理を同一のプリンタで実行してもよい。この場合において例えば、プリンタは、第1トレイ設定印刷処理を実行するモード、第2トレイ設定印刷処理を実行するモード及び第3トレイ設定印刷処理を実行するモードが切替え可能に構成されていてもよい。
(3)上記各実施形態では、固定部分データがシートに印刷されるときは当該固定部分データは特色設定で印刷されるが、固定部分データの印刷の仕方はこれに限られない。例えば、固定部分データは、通常色設定等、特色設定以外の設定で印刷されもよい。
(4)上記各実施形態において、給紙トレイの数は、1つ又は3つ以外の複数であってもよい。
(5)上記第3実施形態では、メタデータにおいてトレイ設定のシート種類設定とXオブジェクトの属性のGTS_Scopeとが対応付けられるが、対応付けられる情報はこれに限られるものではない。例えば、トレイ設定に含まれる設定のうちシート種類設定以外の設定がXオブジェクトの属性と対応付けられてもよい。また例えば、Xオブジェクトの属性のうちGTS_Scope以外の属性がトレイ設定に対応付けられてもよい。
(6)上記各実施形態で、プリンタ2の制御部21が実行する機能の一部又は全部を、1つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
(7)上記各実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記各実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…端末装置、2…プリンタ、11…プリンタの制御部、16…印刷部、21…制御部、
26…印刷部、27…給紙トレイ、100…印刷システム。

Claims (8)

  1. プリンタであって、
    シートが収容される給紙トレイと、
    印刷部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    固定部分データと可変部分データとを有する印刷データを取得する印刷データ取得部であって、前記固定部分データは、前記印刷データの各ページ間で共通する部分のデータであり、前記可変部分データは、前記印刷データの各ページ間で変化し得る部分のデータである、印刷データ取得部と、
    前記給紙トレイの設定であるトレイ設定と、前記印刷データ取得部によって取得された前記印刷データと、に基づいて、前記印刷データ内のオブジェクトのうち印刷対象のオブジェクトである印刷対象オブジェクトを決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記印刷対象オブジェクトを、前記給紙トレイから給紙される前記シートに前記印刷部を介して印刷する実行部と、
    を備える、プリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記決定部は、前記トレイ設定に基づいて、前記固定部分データのみ、前記可変部分データのみ、並びに、前記固定部分データ及び前記可変部分データの両方、の少なくとも1つの中から前記印刷対象オブジェクトを決定する、プリンタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプリンタであって、
    前記印刷データ取得部は、前記印刷データとしてPDF/VTデータを取得する、プリンタ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のプリンタであって、
    前記トレイ設定は、前記給紙トレイに収容されるシートの種類の設定であるシート種類設定を含み、
    前記決定部は、前記給紙トレイの前記シート種類設定がプレプリントシート作成用シートである場合には、前記固定部分データを前記印刷対象オブジェクトとして決定する、プリンタ。
  5. 請求項4に記載のプリンタであって、
    前記実行部は、前記給紙トレイの前記シート種類設定がプレプリントシート作成用シートであり、前記決定部が前記固定部分データを前記印刷対象オブジェクトとして決定する場合には、前記固定部分データを特色設定で前記シートに印刷する、プリンタ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のプリンタであって、
    前記トレイ設定には、前記印刷対象オブジェクトを前記固定部分データのみとするか、前記可変部分データのみとするか、又は、前記固定部分データ及び前記可変部分データの両方とするか、を設定する固定可変設定が含まれ、
    前記決定部は、前記給紙トレイの前記固定可変設定に従い前記印刷対象オブジェクトを決定する、プリンタ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のプリンタであって、
    前記印刷データは、前記トレイ設定と、当該印刷データ内のオブジェクトの属性と、の対応関係を示す情報を含み、
    前記制御部は、前記印刷データから前記対応関係を示す情報を取得する対応関係取得部を更に備え、
    前記決定部は、前記対応関係取得部によって取得された前記対応関係を示す情報に従い、前記印刷データ内の、前記給紙トレイの前記トレイ設定に対応する前記属性を有する前記オブジェクトを、前記印刷対象オブジェクトとして決定する、プリンタ。
  8. シートが収容される給紙トレイと、印刷部と、制御部と、を備えるプリンタのためのコンピュータプログラムであって、
    前記制御部を、
    固定部分データと可変部分データとを有する印刷データを取得する印刷データ取得部であって、前記固定部分データは、前記印刷データの各ページ間で共通する部分のデータであり、前記可変部分データは、前記印刷データの各ページ間で変化し得る部分のデータである、印刷データ取得部と、
    前記給紙トレイの設定であるトレイ設定と、前記印刷データ取得部によって取得された前記印刷データと、に基づいて、前記印刷データ内のオブジェクトのうち印刷対象のオブジェクトである印刷対象オブジェクトを決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記印刷対象オブジェクトを、前記給紙トレイから給紙される前記シートに前記印刷部を介して印刷する実行部と、
    として機能させるコンピュータプログラム。
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