JP2020118453A - Pmセンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】送風機がオフからオンした直後でも、応答性に優れるとともに精度良く粒子濃度を特定できるようにする。【解決手段】散乱光の強度に応じたセンサ信号の低周波数成分を除去する受光部を備える。センサ信号に基づいて特定される粒子濃度データを、所定期間毎に順次、記憶部に記憶させ(S100)、送風機が動作停止状態から始動状態になったと判定された場合、記憶部に記憶させた粒子濃度データをリフレッシュし(S116)、リフレッシュされた粒子濃度データを除外し、リフレッシュ部によりリフレッシュされた後に記憶部に記憶された粒子濃度データを用いて移動平均を算出する。【選択図】図3
Description
本発明は、空気に含まれる粒子状物質の粒子濃度を検出するPMセンサに関するものである。
車両用空調装置は、車室内又は車両の外から空調ユニットに取り込んだ空気の温度を調節し、温度調節後の空気を車室内に向けて吹き出すものである。空気の温度調節は、例えば下記特許文献1に記載されているように、空調ユニット内のヒータコアやエパポレータによって行われる。
本発明者らは、例えば、PM2.5のような空気中を漂う粒子の濃度を測定する機能を、車両用空調装置に付与することについて検討を進めている。PMセンサは、発光部の発光素子から発せられた光が浮遊粒子に当たった際の散乱光を受光部の受光素子で受光することにより空気中の浮遊粒子を検知する。このようなPMセンサを車両用空調装置に備え、空調ユニットに引き込まれる空気の一部がPMセンサを通って流れるような構成とすれば、空調ユニットに引き込まれる空気中における粒子濃度を測定することが可能となる。
検討中のPMセンサにおいては、受光素子で受光される散乱光と周囲からの外乱光を切り分けるため、低周波数では受光部のゲインが0となり、周波数が高くなるにつれてゲインが大きくなるよう構成されている。具体的には、PMセンサの受光部は、低周波数成分を除去するハイパスフィルタを有し、低周波数では0を表すセンサ信号を出力する。このPMセンサは、PMセンサ内をある流速以上で流れる空気中における粒子濃度を測定する。なお、受光部から出力されたセンサ信号により特定される粒子濃度を示す粒子濃度データは、制御部によって順次、バッファに記憶される。
一方で、PMセンサによって測定される粒子濃度はバラツキが大きいため、移動平均を用いて粒子濃度を特定することを検討している。ここで、移動平均とは、時系列データにおいて、ある一定区間毎の平均値を区間をずらしながら求めたものである。
PMセンサの制御部は、所定時間間隔毎に粒子濃度をメモリ等のバッファに記憶させておき、バッファに記憶させた粒子濃度データにおいて、一定期間毎の平均値を期間をずらしながら求める。
しかし、上述した構成では、送風機がオフしている間に、順次、バッファに0を表す粒子濃度データが記憶される。このため、空調ユニットに空気を取り込む送風機がオフからオンした直後に、移動平均の立ち上がりが緩やかとなってしまう。このため、応答性が悪く、精度良く粒子濃度を特定することができないといった問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、送風機がオフからオンした直後でも、応答性に優れるとともに精度良く粒子濃度を特定できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、送風機(23)の動作によりケース内を流れる空気に含まれる粒子状物質の粒子濃度を検出するPMセンサであって、空気に光を照射する発光部(51)と、発光部が照射した光が粒子状物質に当たって散乱した散乱光を受光し、該散乱光の強度に応じたセンサ信号を出力するとともにセンサ信号の低周波数成分を除去する受光部(52)と、受光部より出力されるセンサ信号に基づいて特定される粒子状物質の粒子濃度を示す粒子濃度データを、所定期間毎に順次、記憶部に記憶させる記憶制御部(S100)と、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子濃度データの所定期間毎の平均値を期間をずらしながら移動平均として順次算出する移動平均算出部(S202)と、移動平均算出部により算出された移動平均に基づいて粒子状物質の粒子濃度を特定し、特定した粒子状物質の粒子濃度を示す濃度信号を出力する信号出力部(S204)と、送風機の動作状態を判定する動作判定部(S102、S202、S110)と、動作判定部により送風機が動作停止状態から始動状態になったと判定された場合、記憶部に記憶させた粒子濃度データをリフレッシュするリフレッシュ部(S116)と、を備えている。
そして、移動平均算出部は、リフレッシュ部によりリフレッシュされた粒子濃度データを除外し、リフレッシュ部によりリフレッシュされた後に記憶部に記憶された粒子濃度データを用いて移動平均を算出する。
上記した構成によれば、リフレッシュ部は、動作判定部により送風機が動作停止状態から始動状態になったと判定された場合、記憶部に記憶させた粒子濃度データをリフレッシュし、移動平均算出部は、リフレッシュ部によりリフレッシュされた粒子状物質の粒子濃度データを除外し、リフレッシュ部によりリフレッシュされた後に記憶部に記憶された粒子濃度データを用いて移動平均を算出するので、送風機がオフからオンした直後でも、応答性に優れるとともに精度良く粒子濃度を特定することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本実施形態に係るPMセンサについて説明する前に、本発明者らが検討中のPMセンサ50と粒子濃度の特定手法について説明する。
本発明者らが検討中のPMセンサの構成を図9に示す。PMセンサ50は、発光部51の発光素子511から発せられた光が浮遊粒子に当たった際の散乱光を受光部52の受光素子521で受光することにより空気中の浮遊粒子を検知する。このようなPMセンサ50を車両用空調装置に備え、空調ユニットに引き込まれる空気の一部がPMセンサ50を通って流れるような構成とすれば、空調ユニットに引き込まれる空気中における粒子濃度を測定することが可能となる。
検討中のPMセンサ50においては、受光素子521で受光される散乱光と周囲からの外乱光を切り分けるため、図10に示すように、周波数が0ヘルツになると受光部52のゲインが0となり、周波数が高くなるにつれてゲインが大きくなるよう構成されている。
具体的には、図11に示すように、PMセンサ50の受光部52は、光を受光する受光素子521と、受光素子521から出力された信号に含まれる低周波数成分を除去するハイパスフィルタ524と、を備えている。また、受光部52には、各種制御を行う制御部525が接続されている。
空調ユニットに空気を取り込む送風機がオフして、PMセンサ内を流れる空気の流速が0m/秒となった際に、制御部525に0を表すセンサ信号が出力される。また、空調ユニットに空気を取り込む送風機がオンして、PMセンサ内を流れる空気の流速が大きくなると、散乱光の強度に応じたセンサ信号が出力される。
一方で、PMセンサによって測定される粒子濃度はバラツキが大きいため、発明者らは移動平均を用いて粒子濃度を特定することを検討している。ここで、移動平均とは、時系列データにおいて、ある一定区間毎の平均値を区間をずらしながら求めたものである。
具体的には、制御部525は、一定時間間隔毎に粒子濃度をメモリ等のバッファに記憶させておき、バッファに記憶させた粒子濃度データにおいて、一定期間毎の平均値を期間をずらしながら求める。
例えば、図12に示すように、時刻a秒では、A〜Xの期間の粒子濃度の平均を移動平均として算出し、時刻a+1秒では、B〜Yの期間の粒子濃度の平均を移動平均として算出し、時刻a+2秒では、C〜Zの期間の粒子濃度の平均を移動平均として算出する。このように、移動平均を用いて各時刻における粒子濃度を特定することで粒子濃度のバラツキを吸収してより精度良く粒子濃度を特定することが可能となる。
しかし、上述したように送風機がオフしている間に、順次、バッファに0を表す粒子濃度データが記憶される構成では、空調ユニットに空気を取り込む送風機がオフからオンした直後に、図13中のAに示すように、移動平均の立ち上がりが緩やかとなってしまう。このため、応答性が悪く、精度良く粒子濃度を特定することができない。
以上、本発明者らが検討中のPMセンサ50と、移動平均を用いて粒子濃度を特定する手法について説明した。以下に示すPMセンサは、このような点を解決するものである
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るPMセンサについて図1〜図6を用いて説明する。図1に示すように、PMセンサ50は、車両に搭載される車両用空調装置1に配置されている。PMセンサ50は、送風機23の動作により車両用空調装置1の空調ケース21内を流れる空気に含まれる埃濃度、すなわち粒子状物質の粒子濃度を検出する。
第1実施形態に係るPMセンサについて図1〜図6を用いて説明する。図1に示すように、PMセンサ50は、車両に搭載される車両用空調装置1に配置されている。PMセンサ50は、送風機23の動作により車両用空調装置1の空調ケース21内を流れる空気に含まれる埃濃度、すなわち粒子状物質の粒子濃度を検出する。
車両用空調装置1は、空調ユニット2および空調制御装置40を備えている。空調ユニット2は、車室内に設置され車室内の空調を行う車両用空調ユニットである。例えば、空調ユニット2は、車室内のうち車両前方側に配置されたインストルメントパネル内に設置される。
図1に示すように、空調ユニット2は、空調ケース21、内外気切替ドア22、送風機23、エバポレータ26、ヒータコア27、エアミックスドア28、空気フィルタ30、吹出開口部ドア254、255、256などを有している。
空調ケース21は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂にて形成されている。空調ケース21を形成する樹脂として、例えばポリプロピレンが挙げられる。空調ケース21は空調ユニット2の外殻を成し、空調ケース21の内側には、車室内へ吹き出る空気が流通する空気通路すなわち通風路24が形成されている。また、空調ケース21は、通風路24の空気流れ方向上流側に、車室内の所定箇所から通風路24に内気を導入するための内気導入口241と、車外から通風路24に外気を導入するための外気導入口242とを有している。ここで、内気とは車室内の空気であり、外気とは車室外の空気である。
また、空調ケース21は、通風路24の空気流れ方向下流側に、通風路24から車室内の前席領域に空気を送風するための複数の吹出開口部251、252、253を有している。その複数の吹出開口部251、252、253は、フェイス吹出開口部251とフット吹出開口部252とデフロスタ吹出開口部253とを含んでいる。
フェイス吹出開口部251は、前座席に着座した乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すものである。フット吹出開口部252は、その乗員の足元に向けて空調風を吹き出すものである。デフロスタ吹出開口部253は、車両のフロントウインドウに向けて空調風を吹き出すものである。
空調ケース21の内部には、内外気切替ドア22、送風機23、エバポレータ26、ヒータコア27、およびエアミックスドア28などが設けられている。
内外気切替ドア22は、内気導入口241の開口面積と外気導入口242の開口面積とを連続的に調整するものである。内外気切替ドア22は、図示していないサーボモータなどのアクチュエータによって駆動される。内外気切替ドア22は、内気導入口241と外気導入口242とのうち一方の導入口を開くほど他方の導入口を閉じるように回転動作する。これにより、内外気切替ドア22は、通風路24に導入される内気の風量と外気の風量との割合を調整することが可能である。
通風路24への吸気モードとして、車両の室内の内気を導入する内気モードと、車両の室外の外気を導入する外気モードがある。例えば、通風路24に専ら内気が導入される内気モードでは、内外気切替ドア22は、内気導入口241を開く一方で外気導入口242を閉じる作動位置に位置決めされる。逆に、通風路24に専ら外気が導入される外気モードでは、内外気切替ドア22は、内気導入口241を閉じる一方で外気導入口242を開く作動位置に位置決めされる。
送風機23は空気を送風する遠心送風機であり、通風路24に配置された遠心ファン231と、その遠心ファン231を回転駆動する不図示のモータとを有している。送風機23の遠心ファン231が回転駆動されると、通風路24に気流が形成される。これにより、内気導入口241または外気導入口242から通風路24に導入された空気は、その通風路24を流れ、フェイス吹出開口部251とフット吹出開口部252とデフロスタ吹出開口部253との少なくとも1つから吹き出される。なお、通風路24のうち遠心ファン231よりも空気流れ方向下流側では、大まかには矢印Arで示される方向に空気が流れる。
遠心ファン231が配置されている空調ケース21の端部には、空気導入路211が形成されている。空気導入路211は、空調ケース21の外側から空調ケース21の内側に空気が流れる空間として形成されている。
フェイス吹出開口部ドア254はフェイス吹出開口部251に設けられており、そのフェイス吹出開口部251の開口面積を調整する。フット吹出開口部ドア255はフット吹出開口部252に設けられており、そのフット吹出開口部252の開口面積を調整する。デフロスタ吹出開口部ドア256はデフロスタ吹出開口部253に設けられており、そのデフロスタ吹出開口部253の開口面積を調整する。
エバポレータ26は、通風路24を流れる空気を冷却するための熱交換器である。エバポレータ26は、エバポレータ26を通過する空気と冷媒とを熱交換させ、それにより、その空気を冷却すると共に冷媒を蒸発させる。
ヒータコア27は、通風路24を流れる空気を加熱するための熱交換器である。ヒータコア27は、例えばエンジン冷却水とヒータコア27を通過する空気とを熱交換させ、エンジン冷却水の熱で空気を加熱する。また、ヒータコア27は、エバポレータ26に対し空気流れ方向下流側に配置されている。
空調ユニット2のエバポレータ26とヒータコア27との間には、エアミックスドア28が設けられている。エアミックスドア28は、エバポレータ26を通過し、ヒータコア27を迂回して流れる風量と、エバポレータ26を通過した後にヒータコア27を通過する風量との割合を調整する。
空気フィルタ30は、空調ケース21の通風路24のうち送風機23とエバポレータ26との間に配置されている。言い換えれば、空気フィルタ30は、送風機23に対する空気流れ方向下流側で且つエバポレータ26に対する空気流れ方向上流側に配置されている。
空気フィルタ30は、その空気フィルタ30を通過する空気中に含まれる塵埃等を或る程度捕捉する。従って、送風機23から吹き出された空気は、その空気中の塵埃等が空気フィルタ30によって或る程度取り除かれてから、エバポレータ26へ流入する。
この空気フィルタ30が空調ケース21の通風路24に設けられているので、空調制御装置40は、車室内の埃濃度を低減するように空調ユニット2を運転することが可能である。そのように運転する場合、空調制御装置40は、例えば、空調ユニット2を内気モードとした上で、送風機23を作動させる。そして、送風機23の送風量が大きくなるほど、空調ユニット2が車室内の埃を除去する埃除去能力は高くなる。
次に、PMセンサ50について図2を用いて説明する。PMセンサ50は、車両の室内へ吹き出る空気が流通する通風路24における送風機23より空気流れ上流側で且つ空気フィルタ30に対する空気流れ方向上流側に配置されている。そのため、PMセンサ50は、空気フィルタ30を通過する前の空気に含まれる埃の濃度を検出する。
PMセンサ50は、図2に示すように、所定のセンシング箇所Areの空気に含まれる浮遊粒子の濃度である埃濃度を検出し、検出した埃濃度を示す検出信号を空調制御装置40へ出力する。その埃濃度は塵埃濃度とも言い、詳細に言えば、空気中に含まれる埃の質量濃度であり、埃濃度の単位は例えば「μg/m3」である。
本実施形態のPMセンサ50は、光散乱法により埃濃度を検出するように構成された光学式塵埃センサである。PMセンサ50は、光を発する発光素子511を有する発光部51と、発光素子511が発した光を受ける受光部52と、その発光部51と受光部52とを収容するセンサケース53とを備えている。発光素子511は、例えば、発光ダイオードにより構成される。空調ケース21に形成された空気導入路211を流れる空気の一部がPMセンサ50のセンサケース53の内部を流れるようになっている。PMセンサ50は、その発光部51から照射された光が粒子状物質に当たって散乱した散乱光を受光部52が受光することにより、センサケース53の内部を流通する空気に含まれる埃濃度を検出する。
PMセンサ50の受光部52のブロック構成は、図11に示したものと同じである。すなわち、PMセンサ50の受光部52は、光を受光する受光素子521と、受光素子521から出力された信号に含まれる低周波数成分を除去するハイパスフィルタ524と、を備えている。受光素子521は、例えば、フォトダイオードにより構成される。受光素子521には、受光量に応じた電流が流れる。また、受光部52には、各種制御を行う制御部525が接続されている。
空調ユニット2に空気を取り込む送風機23がオフして、PMセンサ50内を流れる空気の流速が0m/秒となった際に、制御部525にセンサ出力=0を示す信号が入力されるよう受光素子521と制御部525の間にハイパスフィルタ524が配置されている。
図10に示したように、PMセンサ50は、センサ信号の周波数が0ヘルツになるとゲインが0となるよう構成されている。そして、センサケース53内を流れる空気の流速が大きくなるにつれて、すなわち、周波数が高くなるにつれてゲインが大きくなるよう構成されている。
次に、空調制御装置40について説明する。図1に示す空調制御装置40は、空調ユニット2を制御する制御装置である。具体的に、空調制御装置40は、半導体メモリなどの非遷移的実体的記憶媒体で構成された記憶部とプロセッサとを含んだ電子制御装置である。空調制御装置40は、その記憶部に格納されたコンピュータプログラムを実行する。このコンピュータプログラムが実行されることで、コンピュータプログラムに対応する方法が実行される。すなわち、空調制御装置40は、そのコンピュータプログラムに従って、後述する図5〜図6の処理など、種々の制御処理を実行する。
また、空調制御装置40は空調ユニット2に含まれる各アクチュエータへ制御信号を出力することにより、各アクチュエータの作動を制御する。要するに、空調制御装置40は、空調ユニット2において種々の空調制御を行う。例えば、上述した送風機23、内外気切替ドア22、エアミックスドア28、フェイス吹出開口部ドア254、フット吹出開口部ドア255、およびデフロスタ吹出開口部ドア256は、空調制御装置40によって駆動制御される。
また、図1に示すように、空調制御装置40には、例えば、PMセンサ50などのセンサ類やドア等のアクチュエータのほか、操作装置44および表示装置46が電気的に接続されている。
操作装置44は、空調ユニット2から吹き出される空調風の風量や温度等を調整する際に乗員により操作される操作部である。操作装置44は、例えば車両のインストルメントパネルに配置されている。操作装置44では、例えば空調風の風量、車室内の目標室温、及び空調風の吹出口等を設定することができる。また、操作装置44では、空調風の風量調整、空調風の温度調整、および内気循環または外気導入の選択が自動的に行われる自動空調モードを設定することもできる。操作装置44は、これらの設定を示す情報、すなわち操作装置44に対して為された乗員操作を示す操作情報を、空調制御装置40に出力する。
次に、制御部525の処理について図3〜図6を用いて説明する。まず、図3に示す処理について説明する。制御部525は、該制御部525への電力供給が開始されると、図3に示す処理を実施する。
まず、制御部525は、S100にて、センサ出力値を特定する。具体的には、受光部52から出力されるセンサ信号に基づいてセンサ出力値を特定し、特定したセンサ出力値をバッファとしてのメモリに記憶させる処理を一定期間繰り返し実施する。これにより、予め定められたバッファ領域にセンサ出力値が順次記憶される。
ここで、送風機23がオンしている場合には、受光部52から出力されるセンサ信号に基づいて特定されたセンサ出力値がバッファとしてのメモリに順次記憶される。ただし、送風機23がオフして、PMセンサ50内を流れる空気の流速が0m/秒となった際には、センサ出力値が0としてバッファとしてのメモリに順次記憶される。
次に、制御部525は、S102にて、メモリに記憶されたセンサ出力値を参照してセンサ出力値=0が連続して一定数(X回)以上、メモリに記憶されているか否かを判定する。
ここで、メモリに記憶されたセンサ出力値を参照してセンサ出力値=0が連続して一定数(X回)以上、メモリに記憶されていない場合、制御部525は、S104にて、送風機23がオンしていると認識し、S100へ戻る。
このような処理を繰り返し実施して、受光部52から出力されるセンサ信号に基づいて特定されたセンサ出力値がバッファとしてのメモリに順次記憶される。
また、送風機23がオフして、メモリに記憶されたセンサ出力値を参照してセンサ出力値=0が連続して一定数(X回)以上、メモリに記憶されている場合、制御部525は、S106にて、送風機23がオフしていると認識する。
次に、制御部525は、S108にて、センサ出力値を特定する。具体的には、受光部52から出力されるセンサ信号に基づいてセンサ出力値を特定し、特定したセンサ出力値をバッファとしてのメモリに記憶させる処理を一定期間繰り返し実施する。これにより、予め定められたバッファ領域にセンサ出力値が順次記憶される。ただし、ここでは、送風機23がオフしているため、センサ出力値が0として特定され、センサ出力値=0がメモリに順次記憶される。
次に、制御部525は、S110にて、メモリに記憶されたセンサ出力値を参照して単位時間当たりの埃の濃度の変化割合である濃度変化割合Rが閾値Rnoise以上であるか否かを判定する。ここで、ある時点での埃の濃度をCT=N-t、ある時点から一定時間t経過後の埃の濃度をCT=Nとすると、濃度変化割合Rは、R=(CT=N−CT=N-t)/tとして表すことができる。また、閾値Rnoiseは、濃度変化割合Rをノイズと判別するか否かの定数である。
単位時間当たりの埃の濃度変化が小さく、濃度変化割合Rが閾値Rnoise未満となった場合、制御部525は、S112にて、送風機23がオフしていると認識し、S108へ戻る。このような処理を繰り返し実施して、センサ出力値が0としてメモリに順次記憶される。
また、埃の濃度が急に大きくなり、濃度変化割合Rが閾値Rnoise以上となると、制御部525は、S114にて、送風機23がオンしていると認識する。
次に、制御部525は、S115にて、送風機23が動作停止状態から始動状態になるまでの時間が閾値以上であるか否かを判定する。
ここで、送風機23が動作停止状態から始動状態になるまでの時間が閾値以上となった場合、制御部525は、S116にて、バッファとしてのメモリに順次記憶されている粒子濃度データをリフレッシュする。具体的には、予め定められた特定コードをメモリに記憶させ、S100に戻る。
図4は、リフレッシュを実施しない場合のメモリに記憶されている粒子濃度データを表している。図に示すように、センサ出力値=0が連続して記憶された後、受光部52から出力されるセンサ信号に基づいて特定されたセンサ出力値A〜Dが順次記憶されている。
図5は、リフレッシュを実施した場合のメモリに記憶されている粒子濃度データを表している。リフレッシュ時間Trefで粒子濃度データがリフレッシュされている。図中のハイフン「−」は、リフレッシュされたことを意味する特定コードを表している。図に示すように、センサ出力値=0が連続して記憶された後、センサ出力値A〜Bが順次記憶されると、S114にて、センサ出力値A〜Bに基づいて送風機23がオンしていると認識され、リフレッシュされたことを意味する特定コードが記憶される。具体的には、連続するセンサ出力値=0と、センサ出力値A〜Bが特定コードに置換される。その後、センサ出力値C〜Dが順次記憶される。
なお、制御部525は、リフレッシュされた粒子濃度データを除外して移動平均を算出する移動平均算出処理を実施する。この移動平均算出処理については後で説明する。
また、制御部525は、S115にて、送風機23が動作停止状態から始動状態になるまでの時間が閾値未満となった場合、制御部525は、S118にて、メモリに記憶されている粒子濃度データをセンサ出力値=0よりも大きな値に補正する。例えば、送風機23が動作停止状態になる前のセンサ出力値で、かつ、変動量が所定の閾値以下となっているセンサ出力値を用いてメモリに記憶されている粒子濃度データを補正する。なお、車両の窓開信号に基づいて車両の窓が開いていると判定し、通風路24への吸気モードが外気モードであると判定した場合、WEB情報等に基づいて車両周辺の粒子の濃度を推定し、この粒子の濃度でメモリに記憶されている粒子濃度データを補正するようにしてもよい。このように、制御部525は、粒子濃度データを補正すると、S100に戻る。
次に、この移動平均算出処理について図6を用いて説明する。制御部525は、図3に示した処理を並行して図6に示す処理を定期的に実施する。
まず、制御部525は、S200にて、バッファとしてのメモリから粒子濃度データを読み出す。
次に、制御部525は、S202にて、移動平均を算出する。上述したように、移動平均とは、時系列データにおいて、ある一定区間毎の平均値を区間をずらしながら求めたものである。制御部525は、一定時間間隔毎に粒子濃度をメモリ等のバッファに記憶させておき、バッファに記憶させた粒子濃度データにおいて、一定期間毎の平均値を期間をずらしながら求める。ここでは、バッファとしてのメモリから読み出した粒子濃度データの一定区間の平均値を算出する。
この際、制御部525は、S116にて、リフレッシュされた粒子濃度データがある場合、このリフレッシュされた粒子濃度データを除外して粒子濃度データの一定区間の平均値を算出する。例えば、リフレッシュされた粒子濃度データと、リフレッシュが実施された後にバッファに記憶させた粒子濃度データがある場合、リフレッシュされた後にバッファに記憶された濃度データを用いて粒子濃度データの一定区間の平均値を算出する。
次に、制御部525は、S204にて、S202にて算出した粒子濃度データの一定区間の平均値に基づいて粒子濃度を特定し、粒子濃度を示す信号を出力する。具体的には、粒子濃度に応じてデューティー比のパルス信号を出力し、本処理を繰り返し実施する。
なお、S202にて、リフレッシュされた粒子濃度データを除外することなく粒子濃度データの一定区間の平均値を算出した場合、図13中のAに示したように、送風機がオフからオンした直後に移動平均の立ち上がりが緩やかとなって、応答性が悪く、精度良く粒子濃度を特定することができない。
これに対し、S202にて、リフレッシュされた粒子濃度データを除外して粒子濃度データの一定区間の平均値を算出した場合、送風機がオフからオンした直後でも、移動平均の立ち上がりがより急峻となり、応答性が良く、精度良く粒子濃度を特定することができる。
以上、説明したように、本実施形態のPMセンサは、空気に光を照射する発光部(51)を備えている。また、発光部が照射した光が粒子状物質に当たって散乱した散乱光を受光し、該散乱光の強度に応じたセンサ信号を出力するとともにセンサ信号の低周波数成分を除去する受光部(52)を備えている。また、受光部より出力されるセンサ信号に基づいて特定される粒子状物質の粒子濃度を示す粒子濃度データを、所定期間毎に順次、記憶部に記憶させる記憶制御部(S100)を備えている。また、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データの所定期間毎の平均値を期間をずらしながら移動平均として順次算出する移動平均算出部(S202)を備えている。また、移動平均算出部により算出された移動平均に基づいて粒子状物質の粒子濃度を特定し、特定した粒子状物質の粒子濃度を示す濃度信号を出力する信号出力部(S204)を備えている。また、送風機の動作状態を判定する動作判定部(S102、S202、S110)を備えている。また、動作判定部により送風機が動作停止状態から始動状態になったと判定された場合、記憶部に記憶させた粒子状物質の粒子濃度データをリフレッシュするリフレッシュ部(S116)を備えている。また、移動平均算出部は、リフレッシュ部によりリフレッシュされた粒子状物質の粒子濃度データを除外し、リフレッシュ部によりリフレッシュされた後に記憶部に記憶された粒子濃度データを用いて移動平均を算出する。
上記した構成によれば、リフレッシュ部は、動作判定部により送風機が動作停止状態から始動状態になったと判定された場合、記憶部に記憶させた粒子状物質の粒子濃度データをリフレッシュし、移動平均算出部は、リフレッシュ部によりリフレッシュされた粒子状物質の粒子濃度データを除外する。そして、移動平均算出部は、リフレッシュ部によりリフレッシュされた後に記憶部に記憶された粒子濃度データを用いて移動平均を算出するので、送風機がオフからオンした直後でも、応答性に優れるとともに精度良く粒子濃度を特定することができる。
また、受光部は、粒子状物質に当たった散乱光の強度に応じた電流が流れる受光素子(521)と、受光素子から出力された信号に含まれる低周波数成分を除去するハイパスフィルタ(524)と、を備えている。そして、送風機が動作を停止した際に、0を表すセンサ信号を出力する。
このように、受光素子から出力された信号に含まれる低周波数成分を除去するハイパスフィルタ524を用いて低周波数では0を表すセンサ信号を出力する受光部を構成することができる。
また、動作判定部は、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データが、基準回数以上、連続して0となっている場合、送風機が停止状態であると判定する。
このように、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データが、基準回数以上、連続して0となっている場合、送風機が停止状態であると判定することができる。
また、動作判定部は、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定のノイズ判定レベル以上となった場合、送風機が動作状態であると判定する。
このように、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定のノイズ判定レベル以上となった場合、送風機が動作状態であると判定することができる。
また、PMセンサは、送風機が動作停止状態から始動状態になるまでの時間が閾値以上であるか否かを判定する時間判定部(S115)と、時間判定部により送風機が動作停止状態から始動状態になるまでの時間が閾値未満であると判定された場合、記憶部に記憶させた粒子状物質の粒子濃度データを0より大きな値に補正する補正部(S118)と、を備えている。
このように、補正部により、時間判定部により送風機が動作停止状態から始動状態になるまでの時間が閾値未満であると判定された場合、記憶部に記憶させた粒子状物質の粒子濃度データが0より大きな値に補正されるので、より精度良く粒子濃度を特定することが可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るPMセンサについて図7を用いて説明する。本実施形態のPMセンサ50の構成は上記第1実施形態と同じである。本実施形態のPMセンサ50の構成は上記第1実施形態と比較して、制御部525の処理が異なる。
第2実施形態に係るPMセンサについて図7を用いて説明する。本実施形態のPMセンサ50の構成は上記第1実施形態と同じである。本実施形態のPMセンサ50の構成は上記第1実施形態と比較して、制御部525の処理が異なる。
本実施形態の制御部525のフローチャートを図7に示す。本実施形態の制御部525は、図3のS102に代えて、S202の判定を実施する点が異なる。
上記第1実施形態の制御部525は、S202にて、メモリに記憶されたセンサ出力値を参照してセンサ出力値=0が連続して一定数(X回)以上、メモリに記憶されているか否かを判定し、肯定判定の場合に送風機23がオフしていると認識し、否定判定の場合に送風機23がオンしていると認識した。
これに対し、本実施形態の制御部525は、S202にて、メモリに記憶されたセンサ出力値を参照して単位時間当たりの埃の濃度の変化割合である濃度変化割合Rが閾値Rnoise以下であるか否かを判定し、肯定判定の場合には送風機23がオフしていると認識し、否定判定の場合には送風機23がオンしていると認識する。このように、図3のS102に代えて、S202の判定を実施するようにしてもよい。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、動作判定部は、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定値以下となった場合、送風機が停止状態であると判定する。
このように、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定値以下となった場合、送風機が停止状態であると判定することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係るPMセンサについて図8を用いて説明する。本実施形態のPMセンサ50の構成は上記第1実施形態と同じである。本実施形態のPMセンサ50の制御部525は、図3のS102の判定で肯定判定となった場合に、さらに図7のS302の判定を実施する点が異なる。
第3実施形態に係るPMセンサについて図8を用いて説明する。本実施形態のPMセンサ50の構成は上記第1実施形態と同じである。本実施形態のPMセンサ50の制御部525は、図3のS102の判定で肯定判定となった場合に、さらに図7のS302の判定を実施する点が異なる。
図8に示すように、制御部525は、S102にて、メモリに記憶されたセンサ出力値を参照してセンサ出力値=0が連続して一定数(X回)以上、メモリに記憶されているか否かを判定する。そして、S102の判定が肯定判定となった場合、S302にて、メモリに記憶されたセンサ出力値を参照して単位時間当たりの埃の濃度の変化割合である濃度変化割合Rが閾値Rnoise以下であるか否かを判定する。そして、S302の判定が肯定判定となった場合には送風機23がオフしていると認識し、否定判定となった場合には送風機23がオンしていると認識する。
このように、S102の判定で肯定判定となった場合に、さらにS302の判定を実施することで、より精度良く送風機23がオフしているか否かを認識することが可能である。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、動作判定部は、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データが、基準回数以上、連続して0となり、かつ、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定値以下となった場合、送風機が停止状態であると判定する。
このように、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データが、基準回数以上、連続して0となり、かつ、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定値以下となった場合、送風機が停止状態であると判定することができる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、S106にて、送風機23がオフしていると認識した後、S114にて、送風機23がオンしていると認識した場合、S116にて、バッファに順次記憶されている粒子濃度データをリフレッシュした。これに対し、S106にて、送風機23がオフしていると認識した後、S114にて、送風機23がオンしていると認識するまでの時間が閾値未満の場合、粒子濃度データをリフレッシュすることなく、送風機23が動作停止状態になる一定時間前の値をバッファに記憶させるようにしてもよい。
(1)上記各実施形態では、S106にて、送風機23がオフしていると認識した後、S114にて、送風機23がオンしていると認識した場合、S116にて、バッファに順次記憶されている粒子濃度データをリフレッシュした。これに対し、S106にて、送風機23がオフしていると認識した後、S114にて、送風機23がオンしていると認識するまでの時間が閾値未満の場合、粒子濃度データをリフレッシュすることなく、送風機23が動作停止状態になる一定時間前の値をバッファに記憶させるようにしてもよい。
(2)上記各実施形態では、S102にて、動作判定部は、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて送風機が停止状態であるか否かを判定し、さらに、S202にて、動作判定部は、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて送風機が停止状態であるか否かを判定した。これに対し、送風機の動作を制御する空調制御装置(40)から送出される送風機の制御信号に基づいて送風機の動作状態を判定するようにしてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、PMセンサは、空気に光を照射する発光部を備えている。また、発光部が照射した光が粒子状物質に当たって散乱した散乱光を受光し、該散乱光の強度に応じたセンサ信号を出力するとともにセンサ信号の低周波数成分を除去する受光部を備えている。また、受光部より出力されるセンサ信号に基づいて特定される粒子状物質の粒子濃度を示す粒子濃度データを、所定期間毎に順次、記憶部に記憶させる記憶制御部を備えている。また、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データの所定期間毎の平均値を期間をずらしながら移動平均として順次算出する移動平均算出部を備えている。また、移動平均算出部により算出された移動平均に基づいて粒子状物質の粒子濃度を特定し、特定した粒子状物質の粒子濃度を示す濃度信号を出力する信号出力部を備えている。また、送風機の動作状態を判定する動作判定部を備えている。また、動作判定部により送風機が動作停止状態から始動状態になったと判定された場合、記憶部に記憶させた粒子状物質の粒子濃度データをリフレッシュするリフレッシュ部を備えている。そして、移動平均算出部は、リフレッシュ部によりリフレッシュされた粒子状物質の粒子濃度データを除外し、リフレッシュ部によりリフレッシュされた後に記憶部に記憶された粒子濃度データを用いて移動平均を算出する。
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、PMセンサは、空気に光を照射する発光部を備えている。また、発光部が照射した光が粒子状物質に当たって散乱した散乱光を受光し、該散乱光の強度に応じたセンサ信号を出力するとともにセンサ信号の低周波数成分を除去する受光部を備えている。また、受光部より出力されるセンサ信号に基づいて特定される粒子状物質の粒子濃度を示す粒子濃度データを、所定期間毎に順次、記憶部に記憶させる記憶制御部を備えている。また、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データの所定期間毎の平均値を期間をずらしながら移動平均として順次算出する移動平均算出部を備えている。また、移動平均算出部により算出された移動平均に基づいて粒子状物質の粒子濃度を特定し、特定した粒子状物質の粒子濃度を示す濃度信号を出力する信号出力部を備えている。また、送風機の動作状態を判定する動作判定部を備えている。また、動作判定部により送風機が動作停止状態から始動状態になったと判定された場合、記憶部に記憶させた粒子状物質の粒子濃度データをリフレッシュするリフレッシュ部を備えている。そして、移動平均算出部は、リフレッシュ部によりリフレッシュされた粒子状物質の粒子濃度データを除外し、リフレッシュ部によりリフレッシュされた後に記憶部に記憶された粒子濃度データを用いて移動平均を算出する。
また、第2の観点によれば、受光部は、粒子状物質に当たった散乱光の強度に応じた電流が流れる受光素子と、受光素子から出力された信号に含まれる低周波数成分を除去するハイパスフィルタ(524)と、を備えている。そして、送風機が動作を停止した際に、0を表すセンサ信号を出力する。
このように、受光素子から出力された信号に含まれる低周波数成分を除去するハイパスフィルタを用いて低周波数では0を表すセンサ信号を出力する受光部を構成することができる。
また、第3の観点によれば、動作判定部は、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データが、基準回数以上、連続して0となっている場合、送風機が停止状態であると判定する。
このように、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データが、基準回数以上、連続して0となっている場合、送風機が停止状態であると判定することができる。
また、第4の観点によれば、動作判定部は、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定値以下となった場合、送風機が停止状態であると判定する。
このように、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定値以下となった場合、送風機が停止状態であると判定することができる。
また、第5の観点によれば、動作判定部は、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データが、基準回数以上、連続して0となり、かつ、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定値以下となった場合、送風機が停止状態であると判定する。
このように、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データが、基準回数以上、連続して0となり、かつ、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定値以下となった場合、送風機が停止状態であると判定することができる。
また、第6の観点によれば、動作判定部は、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定のノイズ判定レベル以上となった場合、送風機が動作状態であると判定する。
このように、記憶制御部により記憶部に順次記憶された粒子状物質の粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定のノイズ判定レベル以上となった場合、送風機が動作状態であると判定することができる。
また、第7の観点によれば、動作判定部は、送風機の動作を制御する空調制御装置から送出される送風機の制御信号に基づいて送風機の動作状態を判定する。
このように、送風機の動作を制御する空調制御装置から送出される送風機の制御信号に基づいて送風機の動作状態を判定することもできる。
また、第8の観点によれば、PMセンサは、送風機が動作停止状態から始動状態になるまでの時間が閾値以上であるか否かを判定する時間判定部を備えている。また、時間判定部により送風機が動作停止状態から始動状態になるまでの時間が閾値未満であると判定された場合、記憶部に記憶させた粒子状物質の粒子濃度データを0より大きな値に補正する補正部を備えている。
このように、補正部により、時間判定部により送風機が動作停止状態から始動状態になるまでの時間が閾値未満であると判定された場合、記憶部に記憶させた粒子状物質の粒子濃度データが0より大きな値に補正されるので、より精度良く粒子濃度を特定することが可能である。
なお、上記実施形態における構成と特許請求の範囲の構成との対応関係について説明すると、S100が記憶制御部に相当し、S202が移動平均算出部に相当し、S204が信号出力部に相当する。また、S102、S202、S110が動作判定部に相当し、S116がリフレッシュ部に相当し、S115が時間判定部に相当し、S118が補正部に相当する。
1 車両用空調装置
2 空調ユニット
40 空調制御装置
52 受光部
524 ハイパスフィルタ
525 制御部
2 空調ユニット
40 空調制御装置
52 受光部
524 ハイパスフィルタ
525 制御部
Claims (8)
- 送風機(23)の動作によりケース内を流れる空気に含まれる粒子状物質の粒子濃度を検出するPMセンサであって、
前記空気に光を照射する発光部(51)と、
前記発光部が照射した光が前記粒子状物質に当たって散乱した散乱光を受光し、該散乱光の強度に応じたセンサ信号を出力するとともに前記センサ信号の低周波数成分を除去する受光部(52)と、
前記受光部より出力される前記センサ信号に基づいて特定される前記粒子状物質の粒子濃度を示す粒子濃度データを、所定期間毎に順次、記憶部に記憶させる記憶制御部(S100)と、
前記記憶制御部により前記記憶部に順次記憶された前記粒子濃度データの所定期間毎の平均値を期間をずらしながら移動平均として順次算出する移動平均算出部(S202)と、
前記移動平均算出部により算出された前記移動平均に基づいて前記粒子状物質の粒子濃度を特定し、特定した前記粒子状物質の粒子濃度を示す濃度信号を出力する信号出力部(S204)と、
前記送風機の動作状態を判定する動作判定部(S102、S202、S110)と、
前記動作判定部により前記送風機が動作停止状態から始動状態になったと判定された場合、前記記憶部に記憶させた前記粒子濃度データをリフレッシュするリフレッシュ部(S116)と、を備え、
前記移動平均算出部は、前記リフレッシュ部によりリフレッシュされた前記粒子濃度データを除外し、前記リフレッシュ部によりリフレッシュされた後に前記記憶部に記憶された前記粒子濃度データを用いて前記移動平均を算出するPMセンサ。 - 前記受光部は、
前記粒子状物質に当たった前記散乱光の強度に応じた電流が流れる受光素子(521)と、
前記受光素子から出力された信号に含まれる低周波数成分を除去するハイパスフィルタ(524)と、を備え、
前記送風機が動作を停止した際に、0を表す前記センサ信号を出力する請求項1に記載のPMセンサ。 - 前記動作判定部は、前記記憶制御部により前記記憶部に順次記憶された前記粒子濃度データが、基準回数以上、連続して0となっている場合、前記送風機が停止状態であると判定する請求項2に記載のPMセンサ。
- 前記動作判定部は、前記記憶制御部により前記記憶部に順次記憶された前記粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの前記粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定値以下となった場合、前記送風機が停止状態であると判定する請求項2に記載のPMセンサ。
- 前記動作判定部は、前記記憶制御部により前記記憶部に順次記憶された前記粒子濃度データが、基準回数以上、連続して0となり、かつ、前記記憶制御部により前記記憶部に順次記憶された前記粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの前記粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定値以下となった場合、前記送風機が停止状態であると判定する請求項2に記載のPMセンサ。
- 前記動作判定部は、前記記憶制御部により前記記憶部に順次記憶された前記粒子濃度データに基づいて単位時間当たりの前記粒子状物質の粒子濃度の濃度変化割合が所定のノイズ判定レベル以上となった場合、前記送風機が動作状態であると判定する請求項2に記載のPMセンサ。
- 前記動作判定部は、前記送風機の動作を制御する空調制御装置(40)から送出される前記送風機の制御信号に基づいて前記送風機の動作状態を判定する請求項1に記載のPMセンサ。
- 前記送風機が動作停止状態から始動状態になるまでの時間が閾値以上であるか否かを判定する時間判定部(S115)と、
前記時間判定部により前記送風機が動作停止状態から始動状態になるまでの時間が閾値未満であると判定された場合、前記記憶部に記憶させた前記粒子濃度データを0より大きな値に補正する補正部(S118)と、を備えた請求項1に記載のPMセンサ。
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