JP2020117971A - 建具 - Google Patents
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Abstract
【課題】防火換気構造を備えるとともに構造が簡単でかつ安価な建具を提供する。【解決手段】一方空間と他方空間との間に位置される開口部を開閉する建具(扉1)において、開口部を閉鎖した状態で一方空間(室外2)と他方空間(室内3)とに空気を流通可能に設けられた空気流通路5と、熱を受けた場合に膨張して、空気流通路5の一方空間側の通気孔(上側通気孔6A)、又は、空気流通路5の他方空間側の通気孔を塞ぐように、空気流通路5の通路内に設けられた熱膨張材料10とを備えたことを特徴とする。【選択図】図3
Description
本発明は、防火換気構造を備えた扉等の建具に関する。
室内の換気性を良好なものとしつつ、火災時には火炎や煙等を遮断する防火換気構造を備えた建具としての扉(ドア)が知られている(特許文献1等参照)。
例えば、室外と室内との間に位置される開口部を開閉する中空構造の扉において、互いに所定の間隔を隔てて平行に対向する扉の一方の面板と他方の面板とにそれぞれ換気用の通気孔(レジスタガラリユニット)が設けられ、扉で開口部を閉鎖した状態において、通気孔を介して室外と室内とに空気を流通させることができるように構成された扉が知られている(特許文献1の実施例等参照)。
当該扉では、火災時において温度ヒューズが溶断した場合にスライド板が引張ばねにより引張られて通気孔が遮断されるように構成されている。
また、室外と室内との間に位置される開口部を開閉する中空構造の扉において、扉の下端面板と扉の一方の面板の下側とにそれぞれ換気用の通気孔が設けられ、扉で開口部を閉鎖した状態において、通気孔を介して室外と室内とに空気を流通させることができるように構成された扉が知られている(特許文献1の図11参照)。
当該扉では、火災時に温度ヒューズが溶断した場合に塞ぎ板がばねにより付勢されて通気孔が遮断されるように構成されている。
例えば、室外と室内との間に位置される開口部を開閉する中空構造の扉において、互いに所定の間隔を隔てて平行に対向する扉の一方の面板と他方の面板とにそれぞれ換気用の通気孔(レジスタガラリユニット)が設けられ、扉で開口部を閉鎖した状態において、通気孔を介して室外と室内とに空気を流通させることができるように構成された扉が知られている(特許文献1の実施例等参照)。
当該扉では、火災時において温度ヒューズが溶断した場合にスライド板が引張ばねにより引張られて通気孔が遮断されるように構成されている。
また、室外と室内との間に位置される開口部を開閉する中空構造の扉において、扉の下端面板と扉の一方の面板の下側とにそれぞれ換気用の通気孔が設けられ、扉で開口部を閉鎖した状態において、通気孔を介して室外と室内とに空気を流通させることができるように構成された扉が知られている(特許文献1の図11参照)。
当該扉では、火災時に温度ヒューズが溶断した場合に塞ぎ板がばねにより付勢されて通気孔が遮断されるように構成されている。
しかしながら、特許文献1に開示された扉のように、火災時に温度ヒューズが溶断した場合にスライド板や塞ぎ板がばねにより付勢されて通気孔を塞ぐように構成された扉においては、温度ヒューズ及びばねが必要になるとともに、温度ヒューズの取付構造、及び、ばねの取付構造が必要となるため、構造が複雑になり、部品コストや製造コストが嵩むといった課題があった。
本発明は、上記課題を解消すべく、防火換気構造を備えるとともに構造が簡単でかつ安価な建具を提供するものである。
本発明に係る建具によれば、一方空間と他方空間との間に位置される開口部を開閉する建具において、開口部を閉鎖した状態で一方空間と他方空間とに空気を流通可能に設けられた空気流通路と、熱を受けた場合に膨張して、空気流通路の一方空間側の通気孔、又は、空気流通路の他方空間側の通気孔を塞ぐように、空気流通路の通路内に設けられた熱膨張材料とを備えたことを特徴とする。
また、建具は、板面同士が互いに所定間隔を隔てて平行に対向するように配置された一方の面板及び他方の面板と、一方の面板の上端縁と他方の面板の上端縁との間を塞ぐように設けられた上端面板と、一方の面板の左端縁と他方の面板の左端縁との間を塞ぐように設けられた左端面板と、一方の面板の右端縁と他方の面板の右端縁との間を塞ぐように設けられた右端面板と、一方の面板の下端縁と他方の面板の下端縁との間を塞ぐように設けられた下端面板とを備えた中空構造に形成され、空気流通路の一方空間側の通気孔が建具の下端面板側に形成されて、空気流通路の他方空間側の通気孔が建具の面板の下側に形成されたことを特徴とする。
上述した本発明の構成によれば、防火換気構造を備えるとともに構造が簡単でかつ安価な建具を得ることができる。
また、他方の面板の下側に形成された開口を塞ぐように設置されて一方の面板と他方の面板との間に設けられたレジスター取付部材に取付けられたレジスターを備え、空気流通路の他方空間側の通気孔が、レジスターに設けられた複数の通気孔により構成され、空気流通路の一方空間側の通気孔が、建具の下端面板に形成された下側通気孔と、下端面板の上方に設けられたレジスター取付部材の下面板に形成された上側通気孔とで構成され、熱膨張材料が、上側通気孔の通気孔縁に沿って設けられたことを特徴とする。
当該構成によれば、上側通気孔を効果的に塞ぐことができるようになるので、防火性能に優れた防火換気構造を備えるとともに構造が簡単でかつ安価な建具を提供できる。
また、建具は、板面同士が互いに所定間隔を隔てて平行に対向するように配置された一方の面板及び他方の面板と、一方の面板の上端縁と他方の面板の上端縁との間を塞ぐように設けられた上端面板と、一方の面板の左端縁と他方の面板の左端縁との間を塞ぐように設けられた左端面板と、一方の面板の右端縁と他方の面板の右端縁との間を塞ぐように設けられた右端面板と、一方の面板の下端縁と他方の面板の下端縁との間を塞ぐように設けられた下端面板とを備えた中空構造に形成され、空気流通路の一方空間側の通気孔が建具の下端面板側に形成されて、空気流通路の他方空間側の通気孔が建具の面板の下側に形成されたことを特徴とする。
上述した本発明の構成によれば、防火換気構造を備えるとともに構造が簡単でかつ安価な建具を得ることができる。
また、他方の面板の下側に形成された開口を塞ぐように設置されて一方の面板と他方の面板との間に設けられたレジスター取付部材に取付けられたレジスターを備え、空気流通路の他方空間側の通気孔が、レジスターに設けられた複数の通気孔により構成され、空気流通路の一方空間側の通気孔が、建具の下端面板に形成された下側通気孔と、下端面板の上方に設けられたレジスター取付部材の下面板に形成された上側通気孔とで構成され、熱膨張材料が、上側通気孔の通気孔縁に沿って設けられたことを特徴とする。
当該構成によれば、上側通気孔を効果的に塞ぐことができるようになるので、防火性能に優れた防火換気構造を備えるとともに構造が簡単でかつ安価な建具を提供できる。
実施形態1
図1乃至図4に示すように、実施形態1に係る建具としての扉(ドア)1は、一方空間としての室外2と他方空間としての室内3との間に位置される開口部4を開閉する扉であって、開口部4を閉鎖した状態で室外2と室内3とに空気を流通可能に設けられた空気流通路5と、熱を受けた場合に膨張して、空気流通路5の室外側通気孔6を塞ぐように、空気流通路5内の室外側通気孔6付近に設けられた熱膨張材料10とを備えた、例えば、玄関扉である。
尚、本明細書においては、扉1の上、下、左、右、表(前)、裏(後)は、図1,図5等に示した方向と定義して説明する。
図1乃至図4に示すように、実施形態1に係る建具としての扉(ドア)1は、一方空間としての室外2と他方空間としての室内3との間に位置される開口部4を開閉する扉であって、開口部4を閉鎖した状態で室外2と室内3とに空気を流通可能に設けられた空気流通路5と、熱を受けた場合に膨張して、空気流通路5の室外側通気孔6を塞ぐように、空気流通路5内の室外側通気孔6付近に設けられた熱膨張材料10とを備えた、例えば、玄関扉である。
尚、本明細書においては、扉1の上、下、左、右、表(前)、裏(後)は、図1,図5等に示した方向と定義して説明する。
図1に示すように、扉1は、例えば、板面同士が互いに所定間隔を隔てて平行に対向するように配置された他方の面板としての表面板11及び一方の面板としての裏面板12と、表面板11の上端縁と裏面板12の上端縁との間を塞ぐように設けられた上端面板13と、表面板11の左端縁と裏面板12の左端縁との間を塞ぐように設けられた左端面板14と、表面板11の右端縁と裏面板12の右端縁との間を塞ぐように設けられた右端面板15と、表面板11の下端縁と裏面板12の下端縁との間を塞ぐように設けられた下端面板16とを備えて構成された、中空構造の矩形状扉である。
尚、表面板11及び裏面板12は、例えば鋼板等の金属板により形成されている。
また、上端面板13、左端面板14、右端面板15は、例えば鋼板等の金属板により断面凹形状に形成された長尺材(力骨)により構成される。
また、下端面板16は、例えば鋼板等の金属板により後述する断面形状に形成された長尺材により構成される。
また、ドアハンドル17が設置されている部分の近傍において表面板11と裏面板12との間には、例えば鋼板等の金属板により断面凹形状に形成された補強用の長尺材18が、上下方向に延在するように設けられている。
尚、図1において、17aは主錠シリンダ、17bは補助錠シリンダである。
また、図2に示すように、建物の壁8に設けられた開口8Aに扉枠4Aが設置され、扉枠4Aの内側の開口部4を開閉する扉1の左側縁側、あるいは、右側縁側がヒンジ4Bを介して扉枠4Aに取付けられていることにより、扉1が開口部4を開閉可能なように扉枠4Aに取付けられている。
また、例えば、戸先となる右端面板15には、煙返し19(図2参照)が取付けられている。
尚、表面板11及び裏面板12は、例えば鋼板等の金属板により形成されている。
また、上端面板13、左端面板14、右端面板15は、例えば鋼板等の金属板により断面凹形状に形成された長尺材(力骨)により構成される。
また、下端面板16は、例えば鋼板等の金属板により後述する断面形状に形成された長尺材により構成される。
また、ドアハンドル17が設置されている部分の近傍において表面板11と裏面板12との間には、例えば鋼板等の金属板により断面凹形状に形成された補強用の長尺材18が、上下方向に延在するように設けられている。
尚、図1において、17aは主錠シリンダ、17bは補助錠シリンダである。
また、図2に示すように、建物の壁8に設けられた開口8Aに扉枠4Aが設置され、扉枠4Aの内側の開口部4を開閉する扉1の左側縁側、あるいは、右側縁側がヒンジ4Bを介して扉枠4Aに取付けられていることにより、扉1が開口部4を開閉可能なように扉枠4Aに取付けられている。
また、例えば、戸先となる右端面板15には、煙返し19(図2参照)が取付けられている。
図3に示すように、空気流通路5は、下端面板16に設けられた室外側通気孔6における下側通気孔6Bと表面板11の下側の左右方向中央部に設けられた室内側開口7との間の空間により形成され、当該空気流通路5には、通気機構20が設置されている。
図5に示すように、通気機構20は、例えば、レジスター30と、レジスター取付部材40と、室外側通気孔構成部材60とを備える。
レジスター30は、通気孔蓋31と、シャッター板32とを備える。
通気孔蓋31は、室内側開口7よりも若干小さい大きさの矩形状の板に縦長孔(スリット)等の複数の通気孔33,33…が形成された構成の通気孔板34と、通気孔板34の周囲に設けられた取付枠部35とを備える。
例えば、表面板11に形成された室内側開口7は、左右方向に長い矩形開口により形成され、通気孔板34は、室内側開口7よりも若干小さい矩形板により形成される(図1,図8等参照)。
取付枠部35は、矩形環状枠板36と周縁枠板37とを備えて構成される。
矩形環状枠板36は、通気孔板34の周縁より通気孔板34の板面と直交する方向に延長して立ち上がるように設けられた板により形成される。
周縁枠板37は、矩形環状枠板36の延長端縁(前端縁)より通気孔板34の中心から離れる方向に延長して室内側開口7の周囲における表面板11の板面と平行に対向する板面を有した板により形成される。
例えば、表面板11に形成された室内側開口7は、左右方向に長い矩形開口により形成され、通気孔板34は、室内側開口7よりも若干小さい矩形板により形成される(図1,図8等参照)。
取付枠部35は、矩形環状枠板36と周縁枠板37とを備えて構成される。
矩形環状枠板36は、通気孔板34の周縁より通気孔板34の板面と直交する方向に延長して立ち上がるように設けられた板により形成される。
周縁枠板37は、矩形環状枠板36の延長端縁(前端縁)より通気孔板34の中心から離れる方向に延長して室内側開口7の周囲における表面板11の板面と平行に対向する板面を有した板により形成される。
図5に示すように、シャッター板32は、縦長孔(スリット)等の複数の通気孔38,38…が形成されて、通気孔板34の裏面に沿って例えば左右方向に移動可能となるように通気孔板34に取付けられた板である。
例えば、図6に示すように、通気孔板34の裏面の上下左右側には、ガイド爪39,39…が突設され、通気孔板34の裏面とガイド爪39,39…との間にシャッター板32が挿入されて、シャッター板32が左右方向に移動可能に構成されている。
また、図5に示すように、例えば、シャッター板32の下端縁側の左右中央側には、軸貫通孔70が設けられており、通気孔板34における下端縁側の左右中央側には、操作つまみ73のねじ軸74が貫通する左右方向に長い長孔71が形成されている。
例えば、通気孔板34の裏面の左右のいずれか一方側から通気孔板34の裏面とガイド爪39,39…との間にシャッター板32を挿入した後、操作つまみ73のねじ軸74を通気孔板34の前側から長孔71及び軸貫通孔70に通し、軸貫通孔70より後方に突出させたねじ軸74の先端側にねじキャップ72(図6参照)を締結する。
以上により、通気孔蓋31の通気孔板34の裏面にシャッター板32が左右方向に移動可能に取付けられ、操作つまみ73を操作することによって、シャッター板32を左右方向に移動させることができるレジスター30が構成される。
シャッター板32を、例えば図6(a)に示すように、右側に移動させた場合に、複数の通気孔38,38…が通気孔板34の複数の通気孔33,33…の裏側に位置される通気可能状態に設定される。
また、シャッター板32を、例えば図6(b)に示すように、左側に移動させた場合に、複数の通気孔38,38…間の板部が通気孔板34の複数の通気孔33,33…の裏側に位置される遮蔽状態に設定される。
即ち、操作つまみ73を操作することによって、通気孔33と通気孔38とで構成される室内側通気孔の大きさを調整して、室内3への換気量を調整できる装置であるレジスター30が構成される。
例えば、図6に示すように、通気孔板34の裏面の上下左右側には、ガイド爪39,39…が突設され、通気孔板34の裏面とガイド爪39,39…との間にシャッター板32が挿入されて、シャッター板32が左右方向に移動可能に構成されている。
また、図5に示すように、例えば、シャッター板32の下端縁側の左右中央側には、軸貫通孔70が設けられており、通気孔板34における下端縁側の左右中央側には、操作つまみ73のねじ軸74が貫通する左右方向に長い長孔71が形成されている。
例えば、通気孔板34の裏面の左右のいずれか一方側から通気孔板34の裏面とガイド爪39,39…との間にシャッター板32を挿入した後、操作つまみ73のねじ軸74を通気孔板34の前側から長孔71及び軸貫通孔70に通し、軸貫通孔70より後方に突出させたねじ軸74の先端側にねじキャップ72(図6参照)を締結する。
以上により、通気孔蓋31の通気孔板34の裏面にシャッター板32が左右方向に移動可能に取付けられ、操作つまみ73を操作することによって、シャッター板32を左右方向に移動させることができるレジスター30が構成される。
シャッター板32を、例えば図6(a)に示すように、右側に移動させた場合に、複数の通気孔38,38…が通気孔板34の複数の通気孔33,33…の裏側に位置される通気可能状態に設定される。
また、シャッター板32を、例えば図6(b)に示すように、左側に移動させた場合に、複数の通気孔38,38…間の板部が通気孔板34の複数の通気孔33,33…の裏側に位置される遮蔽状態に設定される。
即ち、操作つまみ73を操作することによって、通気孔33と通気孔38とで構成される室内側通気孔の大きさを調整して、室内3への換気量を調整できる装置であるレジスター30が構成される。
図5に示すように、レジスター取付部材40は、例えば、上下横枠部材41と、左右の縦枠部材42,42とで構成される。
上下横枠部材41は、裏面板12の板面と平行な板面を有した左右に長い矩形板により形成された基板43と、基板43の上端縁より基板43の板面と直交する前方向に延長する上板44と、上板44の延長端縁(前端縁)より上板44の板面と直交する下方向に延長する上取付板45と、基板43の下端縁より基板43の板面と直交する前方向に延長する下板46と、下板46の延長端縁(前端縁)より下板46の板面と直交する上方向に延長する下取付板47とを備える。
基板43の裏面と上取付板45の表面との間の寸法、及び、基板43の裏面と下取付板47の表面との間の寸法は、表面板11と裏面板12との間の所定間隔に対応した寸法に形成されている。
基板43の裏面と上取付板45の表面との間の寸法、及び、基板43の裏面と下取付板47の表面との間の寸法は、表面板11と裏面板12との間の所定間隔に対応した寸法に形成されている。
左側の縦枠部材42は、表面板11及び裏面板12の板面と直交する板面を有した上下に長い矩形板により形成された基板51と、基板51の前端縁より基板51の板面と直交する右方向に延長する前板52と、基板51の後端縁より基板51の板面と直交する右方向に延長する後板53と、前板52の延長端縁(右端縁)より前板52の板面と直交する後方向に延長して基板51の板面と平行に対向する対向板54と、対向板54の延長端縁(後端縁)より対向板54の板面と直交する右方向に延長する左取付板55とを備える。
同様に、右側の縦枠部材42は、表面板11及び裏面板12の板面と直交する板面を有した上下に長い矩形板により形成された基板51と、基板51の前端縁より基板51の板面と直交する左方向に延長する前板52と、基板51の後端縁より基板51の板面と直交する左方向に延長する後板53と、前板52の延長端縁(左端縁)より前板52の板面と直交する後方向に延長して基板51の板面と平行に対向する対向板54と、対向板54の延長端縁(後端縁)より対向板54の板面と直交する左方向に延長する右取付板55とを備える。
即ち、左右の縦枠部材42,42は、同じ構成のものが、左右対称に配置される。
同様に、右側の縦枠部材42は、表面板11及び裏面板12の板面と直交する板面を有した上下に長い矩形板により形成された基板51と、基板51の前端縁より基板51の板面と直交する左方向に延長する前板52と、基板51の後端縁より基板51の板面と直交する左方向に延長する後板53と、前板52の延長端縁(左端縁)より前板52の板面と直交する後方向に延長して基板51の板面と平行に対向する対向板54と、対向板54の延長端縁(後端縁)より対向板54の板面と直交する左方向に延長する右取付板55とを備える。
即ち、左右の縦枠部材42,42は、同じ構成のものが、左右対称に配置される。
図5に示すように、室外側通気孔構成部材60は、例えば、上下横枠部材41の下板46と、扉1の下端面板16とで構成される。
そして、室外側通気孔6は、上下横枠部材41の下板46に形成された上側通気孔6Aと、扉1の下端面板16に形成された下側通気孔6Bとで構成される。
そして、室外側通気孔6は、上下横枠部材41の下板46に形成された上側通気孔6Aと、扉1の下端面板16に形成された下側通気孔6Bとで構成される。
下端面板16は、例えば、扉1の左右の横幅方向に長い横幅寸法に対応した長さの長尺材により形成される。
下端面板16は、扉1の左右の横幅方向に長い扉1の横幅寸法に対応した長さの長尺板により形成された下板61と、下板61の短手方向の前端縁より下板61の板面と直交する上方向に延長する前側立上り板62と、下端面板16の短手方向の後端縁より下端面板16の板面と直交する上方向に延長する中間立上り板63と、中間立上り板63の上端縁より中間立上り板63の板面と直交する後方向に延長する段差板64と、段差板64の延長端縁(後端縁)より段差板64の板面と直交する上方向に延長する後側立上り板65とを備え、かつ、長手方向の中央側において、下板61と中間立上り板63と段差板64とに亘る部位を除去して開口させた下側通気孔6Bを備えた構成である。
後側立上り板65の裏面と前側立上り板62の表面との間の寸法は、表面板11と裏面板12との間の所定間隔に対応した寸法に形成されている。
下端面板16は、扉1の左右の横幅方向に長い扉1の横幅寸法に対応した長さの長尺板により形成された下板61と、下板61の短手方向の前端縁より下板61の板面と直交する上方向に延長する前側立上り板62と、下端面板16の短手方向の後端縁より下端面板16の板面と直交する上方向に延長する中間立上り板63と、中間立上り板63の上端縁より中間立上り板63の板面と直交する後方向に延長する段差板64と、段差板64の延長端縁(後端縁)より段差板64の板面と直交する上方向に延長する後側立上り板65とを備え、かつ、長手方向の中央側において、下板61と中間立上り板63と段差板64とに亘る部位を除去して開口させた下側通気孔6Bを備えた構成である。
後側立上り板65の裏面と前側立上り板62の表面との間の寸法は、表面板11と裏面板12との間の所定間隔に対応した寸法に形成されている。
そして、下側通気孔6Bの上方に位置される上下横枠部材41の下板46に上側通気孔6Aが形成される。
上側通気孔6Aは、上下横枠部材41の下板46の短手方向(前後方向)の中央側において当該下板46の長手方向(左右方向)の延長するように形成されている。
上側通気孔6Aは、上下横枠部材41の下板46の短手方向(前後方向)の中央側において当該下板46の長手方向(左右方向)の延長するように形成されている。
熱膨張材料10としては、例えば、耐火性能を有した熱膨張ゴムや熱膨張スポンジ等により板状に形成されたもの、例として、「セキスイ熱膨張耐火材フィブロック(登録商標)」、積水化学工業株式会社製等を用いる。
熱膨張材料10は、熱を受けた場合に膨張して、上下横枠部材41の下板46に形成された上側通気孔6Aを塞ぐことができるように、上側通気孔6Aの長手方向に沿って延長する上側通気孔6Aの両側の通気孔縁に沿った位置に、それぞれ設けられている。
具体的には、図3乃至図5に示すように、上下横枠部材41の下板46と基板43と下取付板47とで囲まれた空間において、上下横枠部材41の下板46と基板43との境界位置、及び、上下横枠部材41の下板46と下取付板47との境界位置に、それぞれ設置されている。
熱膨張材料10は、熱を受けた場合に膨張して、上下横枠部材41の下板46に形成された上側通気孔6Aを塞ぐことができるように、上側通気孔6Aの長手方向に沿って延長する上側通気孔6Aの両側の通気孔縁に沿った位置に、それぞれ設けられている。
具体的には、図3乃至図5に示すように、上下横枠部材41の下板46と基板43と下取付板47とで囲まれた空間において、上下横枠部材41の下板46と基板43との境界位置、及び、上下横枠部材41の下板46と下取付板47との境界位置に、それぞれ設置されている。
レジスター取付部材40は、例えば、以下のように組み立てられる。
図7に示すように、左取付板55を右側に位置させた左側の縦枠部材42の上部側を上下横枠部材41の左端側の基板43と上取付板45との間に挿入するとともに、左側の縦枠部材42の下部側を上下横枠部材41の左端側の基板43と下取付板47との間に挿入し、左側の縦枠部材42の前板52を上下横枠部材41の上取付板45と下取付板47とに面接触させるとともに、左側の縦枠部材42の後板53を上下横枠部材41の基板43に面接触させた状態とした後、左側の縦枠部材42を溶接などの固定手段を使用して上下横枠部材41の左端側に固定する。
同様に、右取付板55を左側に位置させた右側の縦枠部材42の上部側を上下横枠部材41の右端側の基板43と上取付板45との間に挿入するとともに、右側の縦枠部材42の下部側を上下横枠部材41の右端側の基板43と下取付板47との間に挿入し、右側の縦枠部材42の前板52を上下横枠部材41の上取付板45と下取付板47とに面接触させるとともに、右側の縦枠部材42の後板53を上下横枠部材41の基板43に面接触させた状態とした後、右側の縦枠部材42を溶接などの固定手段を使用して上下横枠部材41の右端側に固定する。
この場合、左側の縦枠部材42の前板52と右側の縦枠部材42の前板52と上下横枠部材41の上取付板45と下取付板47とで囲まれた開口が、扉1の表面板11に形成された室内側開口7の大きさに対応した大きさの開口に形成される。
そして、レジスター30の通気孔蓋31の通気孔板34が室内側開口7を介して扉1の内側に挿入されて、通気孔板34の左の裏面と左側の縦枠部材42の左取付板55とを面接触させるとともに、通気孔板34の右の裏面と右側の縦枠部材42の右取付板55とを面接触させる。
この状態で、ねじ76を通気孔板34の取付孔76aに通して左右の縦枠部材42,42の左右の取付板55,55のねじ孔76bに締結するとともに、例えばリベット75を周縁枠板37の上下の横部の中央側に形成された取付孔75a、表面板11の図外の取付孔、下横枠部材41の上取付板45と下取付板47とに形成された取付孔75bに締結することによって、レジスター30の通気孔板34が室内側開口7に嵌まり込んだ状態となるように、レジスター30がレジスター取付部材40に取付けられる。
以上により、図8に示すように、レジスター取付部材40に、表面板11及びレジスター30が取付けられた状態となり、レジスター30の通気孔板34の複数の通気孔33,33…及びシャッター板32の複数の通気孔38,38…により、室内側通気孔が形成される。
図7に示すように、左取付板55を右側に位置させた左側の縦枠部材42の上部側を上下横枠部材41の左端側の基板43と上取付板45との間に挿入するとともに、左側の縦枠部材42の下部側を上下横枠部材41の左端側の基板43と下取付板47との間に挿入し、左側の縦枠部材42の前板52を上下横枠部材41の上取付板45と下取付板47とに面接触させるとともに、左側の縦枠部材42の後板53を上下横枠部材41の基板43に面接触させた状態とした後、左側の縦枠部材42を溶接などの固定手段を使用して上下横枠部材41の左端側に固定する。
同様に、右取付板55を左側に位置させた右側の縦枠部材42の上部側を上下横枠部材41の右端側の基板43と上取付板45との間に挿入するとともに、右側の縦枠部材42の下部側を上下横枠部材41の右端側の基板43と下取付板47との間に挿入し、右側の縦枠部材42の前板52を上下横枠部材41の上取付板45と下取付板47とに面接触させるとともに、右側の縦枠部材42の後板53を上下横枠部材41の基板43に面接触させた状態とした後、右側の縦枠部材42を溶接などの固定手段を使用して上下横枠部材41の右端側に固定する。
この場合、左側の縦枠部材42の前板52と右側の縦枠部材42の前板52と上下横枠部材41の上取付板45と下取付板47とで囲まれた開口が、扉1の表面板11に形成された室内側開口7の大きさに対応した大きさの開口に形成される。
そして、レジスター30の通気孔蓋31の通気孔板34が室内側開口7を介して扉1の内側に挿入されて、通気孔板34の左の裏面と左側の縦枠部材42の左取付板55とを面接触させるとともに、通気孔板34の右の裏面と右側の縦枠部材42の右取付板55とを面接触させる。
この状態で、ねじ76を通気孔板34の取付孔76aに通して左右の縦枠部材42,42の左右の取付板55,55のねじ孔76bに締結するとともに、例えばリベット75を周縁枠板37の上下の横部の中央側に形成された取付孔75a、表面板11の図外の取付孔、下横枠部材41の上取付板45と下取付板47とに形成された取付孔75bに締結することによって、レジスター30の通気孔板34が室内側開口7に嵌まり込んだ状態となるように、レジスター30がレジスター取付部材40に取付けられる。
以上により、図8に示すように、レジスター取付部材40に、表面板11及びレジスター30が取付けられた状態となり、レジスター30の通気孔板34の複数の通気孔33,33…及びシャッター板32の複数の通気孔38,38…により、室内側通気孔が形成される。
そして、図3に示すように、上下横枠部材41の下板46に形成された上側通気孔6Aと、扉1の下端面板16に形成された下側通気孔6Bとが、上下で対応するように、上下横枠部材41の下板46の下方に下端面板16を設置するとともに、裏面板12を設置する。そして、表面板11の下端側を下端面板16の下板61側に折り返すとともに、裏面板12の下端側を下端面板16の段差板64側に折り返した状態で、下端面板16と表面板11の下端側とを溶接などで固定するとともに、下端面板16と裏面板12の下端側とを溶接などで固定することにより、表面板11の下端と裏面板12の下端との間に下端面板16が取り付けられる。
また、表面板11の上端と裏面板12の上端との間に上端面板13を取付け、表面板11の左端と裏面板12の左端との間に左端面板14を取付け、表面板11の右端と裏面板12の右端との間に右端面板15を取付けることによって扉1を形成する。
以上により、表面板11の下側に形成された室内側開口7にレジスター30が設置されて、レジスター30の通気孔板34の複数の通気孔33,33…及びシャッター板32の複数の通気孔38,38…により室内側通気孔が設けられるとともに、表面板11の下端面側に上側通気孔6Aと下側通気孔6Bとで構成される室外側通気孔6が設けられ、かつ、上側通気孔6Aの通気孔縁に沿って熱膨張材料10が設けられた構成の防火換気構造を備えた扉1が構成される。
また、表面板11の上端と裏面板12の上端との間に上端面板13を取付け、表面板11の左端と裏面板12の左端との間に左端面板14を取付け、表面板11の右端と裏面板12の右端との間に右端面板15を取付けることによって扉1を形成する。
以上により、表面板11の下側に形成された室内側開口7にレジスター30が設置されて、レジスター30の通気孔板34の複数の通気孔33,33…及びシャッター板32の複数の通気孔38,38…により室内側通気孔が設けられるとともに、表面板11の下端面側に上側通気孔6Aと下側通気孔6Bとで構成される室外側通気孔6が設けられ、かつ、上側通気孔6Aの通気孔縁に沿って熱膨張材料10が設けられた構成の防火換気構造を備えた扉1が構成される。
実施形態1によれば、熱を受けた場合に膨張して、上下横枠部材41の下板46に上側通気孔6Aを塞ぐことができる位置に熱膨張材料10を備えたので、熱膨張材料10を設置するだけであり、構造が簡単でかつ安価な防火換気構造を備えた扉1を提供できる。
特に、熱膨張材料10を、上側通気孔6Aの長手方向に沿って延長する上側通気孔6Aの両側の通気孔縁に沿った位置に、それぞれ設けたので、火災時において、これら熱膨張材料10,10が熱を受けた場合、これら熱膨張材料10,10が膨張して、上側通気孔6Aを効果的に塞ぐことができるようになり、防火性能に優れた扉1を提供できる。
特に、熱膨張材料10を、上側通気孔6Aの長手方向に沿って延長する上側通気孔6Aの両側の通気孔縁に沿った位置に、それぞれ設けたので、火災時において、これら熱膨張材料10,10が熱を受けた場合、これら熱膨張材料10,10が膨張して、上側通気孔6Aを効果的に塞ぐことができるようになり、防火性能に優れた扉1を提供できる。
即ち、実施形態1によれば、表面板11の下側に形成された室内側開口7を塞ぐように設置されて表面板11と裏面板12との間に設けられたレジスター取付部材40に取付けられたレジスター30を備え、室内側通気孔(空気流通路5の他方空間側の通気孔)が、レジスター30に設けられた複数の通気孔33,33…、38,38…により構成され、室外側通気孔6(空気流通路5の一方空間側の通気孔)が、扉1の下端面板16に形成された下側通気孔6Bと、下端面板16の上方に設けられたレジスター取付部材40の下板46に形成された上側通気孔6Aとで構成され、熱膨張材料10が、上側通気孔6Aの通気孔縁に沿って設けられた構成としたので、上側通気孔6Aを効果的に塞ぐことができるようになり、防火性能に優れ、構造が簡単でかつ安価な扉1を提供できる。
また、レジスター30における周縁枠板37の上下の横部の中央側を、留付材としてのリベット75を用いて、表面板11、及び、下横枠部材41に留付けた構成としているので、レジスター30の変形を抑制できるようになって、レジスター30と表面板11との間に、防火性能上不利となる隙間が発生してしまうことを抑制できるようになり、防火性能に優れた扉1を提供できる。尚、留付材として、ビスや、その他の留付材を用いても良い。
また、ドアハンドル17が設置されている部分の近傍において、表面板11と裏面板12との間に、上下方向に延在するように、補強用の長尺材18を設けた構成としたので、表面板11及び裏面板12に熱が加わることによる表面板11及び裏面板12の熱反り現象を抑制できるようになり、上端面板13と左端面板14と右端面板15と下端面板16とで構成された扉四方枠構造と表面板11及び裏面板12との間に、防火性能上不利となる隙間が発生してしまうことを抑制できるようになるので、防火性能に優れた扉1を提供できる。
また、ドアハンドル17が設置されている部分の近傍において、表面板11と裏面板12との間に、上下方向に延在するように、補強用の長尺材18を設けた構成としたので、表面板11及び裏面板12に熱が加わることによる表面板11及び裏面板12の熱反り現象を抑制できるようになり、上端面板13と左端面板14と右端面板15と下端面板16とで構成された扉四方枠構造と表面板11及び裏面板12との間に、防火性能上不利となる隙間が発生してしまうことを抑制できるようになるので、防火性能に優れた扉1を提供できる。
実施形態2
熱膨張材料10は、熱を受けた場合に膨張して、下端面板16に形成された下側通気孔6Bを塞ぐことができるように、下側通気孔6Bの長手方向に沿って延長する両側の通気孔縁に沿った位置に設けるようにしてもよい。
具体的には、下端面板16の下板61、前側立上り板62、中間立上り板63、段差板64、後側立上り板65で囲まれた空間において、下板61と前側立上り板62との境界位置、及び、段差板64と後側立上り板65との境界位置に、熱膨張材料10を、それぞれ設置した構成とすればよい。
実施形態2によれば、火災時において、熱膨張材料10,10が熱を受けた場合、これら熱膨張材料10,10が膨張して、下側通気孔6Bを効果的に塞ぐことができるようになり、防火性能に優れた扉1を提供できる。
熱膨張材料10は、熱を受けた場合に膨張して、下端面板16に形成された下側通気孔6Bを塞ぐことができるように、下側通気孔6Bの長手方向に沿って延長する両側の通気孔縁に沿った位置に設けるようにしてもよい。
具体的には、下端面板16の下板61、前側立上り板62、中間立上り板63、段差板64、後側立上り板65で囲まれた空間において、下板61と前側立上り板62との境界位置、及び、段差板64と後側立上り板65との境界位置に、熱膨張材料10を、それぞれ設置した構成とすればよい。
実施形態2によれば、火災時において、熱膨張材料10,10が熱を受けた場合、これら熱膨張材料10,10が膨張して、下側通気孔6Bを効果的に塞ぐことができるようになり、防火性能に優れた扉1を提供できる。
実施形態3
熱膨張材料10は、熱を受けた場合に膨張して、室内側通気孔を構成する複数の各通気孔33,33…及び複数の各通気孔38,38…を塞ぐことができるように、レジスター30のシャッター板32の裏面において、複数の各通気孔38,38…の孔縁に沿った位置に、熱膨張材料10を、それぞれ設置した構成としてもよい。
実施形態3によれば、火災時において、熱膨張材料10,10…が熱を受けた場合、これら熱膨張材料10,10…が膨張して、室内側通気孔を効果的に塞ぐことができるようになり、防火性能に優れた扉1を提供できる。
熱膨張材料10は、熱を受けた場合に膨張して、室内側通気孔を構成する複数の各通気孔33,33…及び複数の各通気孔38,38…を塞ぐことができるように、レジスター30のシャッター板32の裏面において、複数の各通気孔38,38…の孔縁に沿った位置に、熱膨張材料10を、それぞれ設置した構成としてもよい。
実施形態3によれば、火災時において、熱膨張材料10,10…が熱を受けた場合、これら熱膨張材料10,10…が膨張して、室内側通気孔を効果的に塞ぐことができるようになり、防火性能に優れた扉1を提供できる。
尚、上記では、建具としての玄関扉1を例示したが、本発明は、建物内の一方空間と他方空間との間に位置される開口部を開閉する扉にも適用可能である。
また、本発明は、建具としての引き戸、窓等にも適用可能である。例えば、引き戸の一部や窓の一部に上述した通気機構20を備えた構成とすればよい。
即ち、建物の開口部に設けられる開閉機能を持つ建具であって、開口部を閉鎖した状態で一方空間と他方空間とに空気を流通可能に設けられた空気流通路と、熱を受けた場合に膨張して、空気流通路の一方空間側の通気孔、又は、空気流通路の他方空間側の通気孔を塞ぐように、空気流通路の通路内に設けられた熱膨張材料とを備えた構成の建具であればよい。
また、本発明は、建具としての引き戸、窓等にも適用可能である。例えば、引き戸の一部や窓の一部に上述した通気機構20を備えた構成とすればよい。
即ち、建物の開口部に設けられる開閉機能を持つ建具であって、開口部を閉鎖した状態で一方空間と他方空間とに空気を流通可能に設けられた空気流通路と、熱を受けた場合に膨張して、空気流通路の一方空間側の通気孔、又は、空気流通路の他方空間側の通気孔を塞ぐように、空気流通路の通路内に設けられた熱膨張材料とを備えた構成の建具であればよい。
1 扉(建具)、2 室外(一方空間)、3 室内(他方空間)、4 開口部、
5 空気流通路、6 室外側通気孔(空気流通路の一方空間側の通気孔)、
6A 上側通気孔、6B 下側通気孔、7 室内側開口(開口)、10 熱膨張材料、
11 表面板(他方の面板)、12 裏面板(一方の面板)、13 上端面板、
14 左端面板、15 右端面板、16 下端面板、30 レジスター、
40 レジスター取付部材、46 下板、
33,38 複数の通気孔(室内側通気孔(空気流通路の他方空間側の通気孔))。
5 空気流通路、6 室外側通気孔(空気流通路の一方空間側の通気孔)、
6A 上側通気孔、6B 下側通気孔、7 室内側開口(開口)、10 熱膨張材料、
11 表面板(他方の面板)、12 裏面板(一方の面板)、13 上端面板、
14 左端面板、15 右端面板、16 下端面板、30 レジスター、
40 レジスター取付部材、46 下板、
33,38 複数の通気孔(室内側通気孔(空気流通路の他方空間側の通気孔))。
Claims (3)
- 一方空間と他方空間との間に位置される開口部を開閉する建具において、
開口部を閉鎖した状態で一方空間と他方空間とに空気を流通可能に設けられた空気流通路と、
熱を受けた場合に膨張して、空気流通路の一方空間側の通気孔、又は、空気流通路の他方空間側の通気孔を塞ぐように、空気流通路の通路内に設けられた熱膨張材料とを備えたことを特徴とする建具。 - 建具は、板面同士が互いに所定間隔を隔てて平行に対向するように配置された一方の面板及び他方の面板と、一方の面板の上端縁と他方の面板の上端縁との間を塞ぐように設けられた上端面板と、一方の面板の左端縁と他方の面板の左端縁との間を塞ぐように設けられた左端面板と、一方の面板の右端縁と他方の面板の右端縁との間を塞ぐように設けられた右端面板と、一方の面板の下端縁と他方の面板の下端縁との間を塞ぐように設けられた下端面板とを備えた中空構造に形成され、
空気流通路の一方空間側の通気孔が建具の下端面板側に形成されて、空気流通路の他方空間側の通気孔が建具の面板の下側に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の建具。 - 他方の面板の下側に形成された開口を塞ぐように設置されて一方の面板と他方の面板との間に設けられたレジスター取付部材に取付けられたレジスターを備え、
空気流通路の他方空間側の通気孔が、レジスターに設けられた複数の通気孔により構成され、
空気流通路の一方空間側の通気孔が、建具の下端面板に形成された下側通気孔と、下端面板の上方に設けられたレジスター取付部材の下面板に形成された上側通気孔とで構成され、
熱膨張材料が、上側通気孔の通気孔縁に沿って設けられたことを特徴とする請求項2に記載の建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019011368A JP2020117971A (ja) | 2019-01-25 | 2019-01-25 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2019011368A Pending JP2020117971A (ja) | 2019-01-25 | 2019-01-25 | 建具 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11217978A (ja) * | 1998-02-03 | 1999-08-10 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉体および開閉体装置 |
JP2015113652A (ja) * | 2013-12-12 | 2015-06-22 | 日本フネン株式会社 | ドアおよび採光ユニット |
-
2019
- 2019-01-25 JP JP2019011368A patent/JP2020117971A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11217978A (ja) * | 1998-02-03 | 1999-08-10 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉体および開閉体装置 |
JP2015113652A (ja) * | 2013-12-12 | 2015-06-22 | 日本フネン株式会社 | ドアおよび採光ユニット |
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