JP2020117954A - 水洗大便器装置 - Google Patents

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【課題】通常使用時にフラッパー弁を用いることなく、また、トラップ流路の底部に開閉弁を設けることなく、非常時に少量の洗浄水で汚水を排出できる大便器装置を提供する。【解決手段】水洗大便器装置1は、底部に排出口6Aが形成されたボウル部6と、ボウル部6の排出口6Aに連続して設けられ、第1下降管路8A、上昇管路8B、及び第2下降管路8Cを有する排水トラップ流路8と、を備え、上昇管路8Bから第2下降管路8Cを接続し、ヘッド圧により汚水を排出可能なバイパス流路14を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、水洗大便器装置に関する。
一般的に水洗大便器装置では、排便後にタンクからボウル部に、洗浄に必要な水量(約6〜12リットル)の洗浄水を流し込むことにより、排泄された汚物の排出、ボウルの洗浄、汚物等の排水配管に搬送などを行っている。しかしながら、災害時などの非常時には、上下水道や電気などのライフラインが不通となることがある。このような場合には、タンクに洗浄水が供給されなくなることが容易に推定される。従って、別の水源から水を運搬して利用することになるため、便器の洗浄を複数回行うことが困難となる。
このような災害時においても使用可能な便器装置として、例えば、特許文献1には、便器の排出部に、汚水を貯留する貯留槽に接続される排水管と、下水道に接続される排水管とを分岐して接続しておき、通常時には便器からの排水を下水道に排水するようにしておき、非常時には排水を貯留槽に排水するように切替可能な便器装置が開示されている。この特許文献1に記載された便器装置では、フラッパー弁により便鉢の排出部を開閉しており、このようなフラッパー弁を用いると少量の洗浄水により汚物を排出することができる。
また、例えば、特許文献2には、排水トラップを有する水洗大便器装置に関して、トラップ流路の底部に開閉弁を設けておき、通常時は開閉弁を閉鎖してトラップ流路を通じて汚物を排出し、非常時には開閉弁を開放して開閉弁の下方に設けられた便槽に汚物を排出する装置が開示されている。この特許文献2に記載された便器装置によれば、非常時にはトラップ流路の底部から開閉弁を通じて便槽に汚物を排出するため、少量の洗浄水により汚物を排出することができる。
特開2017−57649号公報 特開2011−21472号公報
しかしながら、特許文献1に記載された便器装置では、通常使用時においても汚物の排出にフラッパー弁を用いているため、構造部材の経年劣化が発生しやすく、耐久性が十分ではない。また、フラッパー弁を用いた構造では、排出時に排水配管から臭気の逆流が発生したり、排水配管内の衛生害虫がトイレ内に侵入することが起こりやすい。
また、特許文献2に記載された便器装置では、開閉弁が使用者の視界に入るトラップ流路の底部に設けられているため、一般的な水洗トイレに見えず、美観が低下する。また、開閉弁の下方に便槽を設ける必要があり、新たに専用の設備を設けなければならない。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、通常使用時にフラッパー弁を用いることなく、また、トラップ流路の底部に開閉弁を設けることなく、非常時に少量の洗浄水で汚水を排出できる大便器装置を提供することである。
本発明の水洗大便器装置は、底部に排出口が形成されたボウル部と、ボウル部の排出口に連続して設けられ、第1下降管路、上昇管路、及び第2下降管路を有する排水トラップ流路と、を備えた水洗大便器装置であって、上昇管路と第2下降管路を接続し、ヘッド圧により汚水を排出可能なバイパス流路を備える、ことを特徴とする。
上記構成の本発明によれば、通常時はトラップ流路を通じて汚水を排出することができ、非常時には溜水のヘッド圧によりバイパス流路を介して汚水を排出することができる。このため、非常時には汚水は第1下降管路と上昇管路との間の頂部を越えることなく、排出されるため、溜水ができる程度の最低限の洗浄水で汚水の排出をすることができる。また、通常時は、トラップ流路を使用しているため、臭気の逆流を防止することができ、さらに、フラッパー弁を用いることがないため、十分な耐久性を確保できる。また、バイパス流路が上昇管路に接続されているため、使用者から開閉弁が視認されず、美観の低下を防止できる。さらには、バイパス流路を通じて下水に汚水を排出するため、便槽などの新たな設備を設ける必要がない。
本発明において、好ましくは、バイパス流路に設けられた切替弁を備え、切替弁は、汚水が排水トラップ流路を通じて排出される通常モードと、汚水がバイパス流路を通じて排出される非常モードと、を切り替える。
上記構成の本発明によれば、切替弁により汚水が排水トラップ流路を通じて排出される通常モードと、汚水がバイパス流路を通じて排出される非常モードと、を切り替えるため、バイパス流路の流路長を最短にすることができ、必要な洗浄水量を減らすことができる。
本発明において、好ましくは、第2下降管路の下流端部に設けられたフラッパー弁と、洗浄水タンクからボウル部へ洗浄水の供給を操作するためのタンクレバーと、を備え、通常モードではフラッパー弁は開かれており、非常モードではフラッパー弁はタンクレバーにより開閉可能である。
上記構成の本発明によれば、通常時にはフラッパー弁を用いることがないため、フラッパー弁の経年劣化を防止し、非常時にフラッパー弁を確実に作動させることができる。さらに、非常時には、タンクレバーの操作によってフラッパー弁が開閉し、排水を行うことができるため、通常使用時と同じ使用感で排水操作を行うことができる。
本発明において、好ましくは、バイパス流路は、上昇管路の上流端部と、第2下降管路の下流端部よりも上流側の部位とを連通するように設けられている。
上記構成の本発明によれば、バイパス流路が排水トラップ流路の間を短い距離でバイパスすることができ、溜水量を減らすことができる。
本発明において、好ましくは、汚水が排水トラップ流路を通じて排出される通常モードにおいて、バイパス流路は上流端部及び下流端部がそれぞれ閉塞されている。
上記構成の本発明によれば、通常使用時にバイパス流路への洗浄水の流れこみが防止され、排水性能の低下を防止することができる。
本発明において、好ましくは、バイパス流路は、下流に向かって水平又は下り勾配となるように形成されている。
上記構成の本発明によれば、ヘッド圧による汚水の排出を確実に行うことができる。
本発明によれば、通常使用時にフラッパー弁を用いることなく、また、トラップ流路の底部に開閉弁を設けることなく、非常時に少量の洗浄水で汚物を排出できる大便器装置を提供することができる。
本発明の一実施形態による水洗大便器装置の構成を示す構成図であり、図1は通常モードを示す。 本発明の一実施形態による水洗大便器装置の構成を示す構成図であり、図2は非常モードを示す。
以下、本発明の水洗大便器装置の一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明を行う。
図1及び図2は、本発明の一実施形態による水洗大便器装置の構成を示す構成図であり、図1は通常モードを示し、図2は非常モードを示す。なお、本明細書において、非常モードとは、例えば断水などにより洗浄水の供給が十分なされない場合に、少量の洗浄水により使用する状態をいい、通常モードとは例えば市水の水圧と十分な量の洗浄水が供給された状態をいう。
図1及び図2に示すように、水洗大便器装置1は、便器本体2と、洗浄水タンク4と、タンクレバー10と、切替装置12とを有する。
洗浄水タンク4は、外部から供給された洗浄水を内部に貯留している。洗浄水タンク4の容量は、排水トラップ流路8を通じてボウル部6内の汚水を排出可能な量よりも大きい。洗浄水タンク4は供給弁4Aを有し、供給弁4Aには便器本体2へ洗浄水タンク4内の洗浄水を供給する洗浄水供給管路4Bが接続されている。供給弁4Aはタンクレバー10の操作に応じて開閉し、所定量の洗浄水を洗浄水タンク4から便器本体2へ供給することができる。また、供給弁4Aは、後述するように切替装置12を操作することにより、通常モードと非常モードとを切り替えることができ、通常モードでは、排水トラップ流路8を通じて便器本体2内の汚水を排出可能な所定量の洗浄水を洗浄水タンク4から排出し、非常モードでは、バイパス流路14を介して便器本体2内の汚水を排出可能な少量の所定量の洗浄水を洗浄水タンク4から排出する。
便器本体2は、底部に排出口6Aが形成されたボウル部6と、排出口6Aに連続して設けられた排水トラップ流路8と、を備える。ボウル部6の上部の内面には、洗浄水排出口6Bが形成されており、この洗浄水排出口6Bには洗浄水タンク4から延びる洗浄水供給管路4Bが接続されている。
排水トラップ流路8は、ボウル部6の排出口6Aに連続して設けられており、排出口6Aに連続する第1下降管路8Aと、第1下降管路8Aに連続する上昇管路8Bと、上昇管路8Bに連続する第2下降管路8Cとを有する。第1下降管路8Aは、排出口6Aから下流側に向かって下り勾配になるように形成されており、下流端部では平坦になっている。上昇管路8Bは、下流に向かって上り勾配になるように形成されている。第2下降管路8Cは下流に向かって鉛直下方に延びるように形成されている。排水トラップ流路8の下流端部は、接続部材16により下水配管18に接続されている。また、排水トラップ流路8の下流端部には、フラッパー弁22が設けられている。フラッパー弁22を開閉させることにより、排水トラップ流路8の下流端部を開放又は閉鎖することができる。
また、便器本体2には、バイパス流路14が設けられている。バイパス流路14は、排水トラップ流路8の上昇管路8Bと第2下降管路8Cとの間を結ぶように設けられている。本実施形態では、バイパス流路14は上昇管路8Bの上流端部と、第2下降管路8Cの下流端部よりも上流側の部位とを接続するように設けられている。バイパス流路14は、下流に向かって下り勾配になるように形成されている。なお、バイパス流路14は、必ずしも下り勾配とする必要はないが、水平又は下り勾配であることが好ましい。
バイパス流路14の上流端部14A及び下流端部14Bには、それぞれ上流切替弁20A及び下流切替弁20bが設けられている。上流切替弁20A及び下流切替弁20bを開閉させることによりバイパス流路14の上流端部14A及び下流端部14Bをそれぞれ開放又は閉鎖することができる。
切替装置12は、洗浄水タンク4の供給弁4Aと、上流切替弁20A及び下流切替弁20bと、フラッパー弁22とを、通常モードと非常モードとに切替可能に接続されている。
具体的には、切替装置12が通常モードに設定された場合には、切替装置12は洗浄水タンク4の供給弁4Aを、排水トラップ流路8を通じて便器本体2内の汚水を排出可能な所定量の洗浄水を洗浄水タンク4から排出する状態に切り替える。また、上流切替弁20A及び下流切替弁20bを、バイパス流路14の上流端部14A及び下流端部14Bを閉鎖する状態に切り替える。また、フラッパー弁22を、タンクレバー10の操作によらず、開放するような状態に切り替える。
また、切替装置12が非常モードに設定された場合には、切替装置12は洗浄水タンク4の供給弁4Aを、バイパス流路14を介して便器本体2内の汚水を排出可能な所定量の洗浄水を洗浄水タンク4から排出する状態に切り替える。また、上流切替弁20A及び下流切替弁20bを、バイパス流路14の上流端部14A及び下流端部14Bを開放する状態に切り替える。また、フラッパー弁22を、タンクレバー10の操作に連動して開閉するような状態に切り替える。
なお、本実施形態では、切替装置12を設け、切替装置12により洗浄水タンク4の供給弁4Aと、上流切替弁20A及び下流切替弁20bと、フラッパー弁22とにおける通常モードと非常モードの切替を行っているが、本発明にはこれに限らず、供給弁4Aと、上流切替弁20A及び下流切替弁20bと、フラッパー弁22とにおいて、それぞれ個別に通常モードと非常モードとの切替を行ってもよい。
以下、洗浄水が十分に供給される通常時における水洗大便器装置1の作用について説明する。
通常時には、切替装置12を通常モードに設定する。これにより、図1に示すように、上流切替弁20A及び下流切替弁20bが、バイパス流路14の上流端部14A及び下流端部14Bを閉鎖した状態となっており、バイパス流路14は排水トラップ流路8からは隔離された状態となる。また、フラッパー弁22がタンクレバー10の操作によらずに開放した状態になる。また、洗浄水タンク4の供給弁4Aが、排水トラップ流路8を通じて便器本体2内の汚水を排出可能な所定量の洗浄水を洗浄水タンク4から排出する状態となる。
図1に示すように、通常モードでは、常時(不使用時)は排水トラップ流路8内には、上昇管路8Bの上端高さまで封水W1が存在する。このため、フラッパー弁22が開放状態であっても、下水配管18からの臭気の逆流や、衛生害虫のトイレ内侵入などが防止される。
使用者が排便後にタンクレバー10を操作すると、これに応じて洗浄水タンク4から洗浄水が、便器本体2のボウル部6内に供給される。洗浄水タンク4から供給される洗浄水の水量は、排水トラップ流路8を通じて便器本体2内の汚水を排出可能な量(例えば、6〜12リットル)であり、このため、便器本体2内の汚水は排水トラップ流路8を介して下水配管18へと排出される。そして、洗浄水タンク4には、ボウル部6に排出されたのと同量の洗浄水が新たに外部から供給される。この際、上流切替弁20A及び下流切替弁20bが、バイパス流路14の上流端部14A及び下流端部14Bを閉鎖しているため、汚水がバイパス流路14に流れこむことはない。
次に、洗浄水の供給が十分なされない状態における水洗大便器装置1の作用について説明する。
非常時には、切替装置12を非常モードに設定する。これにより、図2に示すように、上流切替弁20A及び下流切替弁20bが開放され、バイパス流路14が上昇管路8Bと第2下降管路8Cとの間を連通した状態となる。また、フラッパー弁22がタンクレバー10の操作に応じて開閉する状態になる。また、洗浄水タンク4の供給弁4Aが、バイパス流路14を介して汚水を排出可能な少量の洗浄水を洗浄水タンク4から排出する状態となる。
図2に示すように、非常モードでは、常時(不使用時)はフラッパー弁22が排水トラップ流路8の下流端部を閉鎖した状態となっている。このため、排水トラップ流路8及びバイパス流路14内には所定の高さまで、溜水W2が存在する。なお、常時の溜水W2の量は、便を含む汚水をヘッド圧によりバイパス流路14を介して下水配管18に排出可能な量以上であり、好ましくは、第1下降管路8Aのボウル部6の排出口6Aの近傍まで溜水W2が存在するような量(例えば、0.5リットル乃至1.5リットル程度)である。また、溜水W2は別水源から洗浄水を投入して溜水面W2を高くすることもできる。常時はフラッパー弁22が第2下降管路8Cを閉鎖しているため、下水配管18からの臭気の逆流や、衛生害虫のトイレ内侵入などが防止される。
使用者が排便すると、便はボウル部6の排出口6Aから溜水W2に落下する。そして、使用者がタンクレバー10を操作すると、フラッパー弁22が開放され、溜水W2のヘッド圧により、溜水W2に便が含まれた汚水がバイパス流路14を通じて下水配管18へ排出される。溜水W2の排出後、フラッパー弁22が閉じられると、再び溜水W2の水面が排水トラップ流路8及びバイパス流路14内の所定の高さに到達するまで、洗浄水タンク4から洗浄水が便器本体2に供給される。そして、外部からの給水が可能である場合には、洗浄水タンク4には、便器本体2に排出されたのと同量の洗浄水が新たに外部から供給される。インフラとしての水道機能が維持されていない場合、使用者や管理者が別途で貯留されている水を供給するような対処も含む。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、排水トラップ流路8の上昇管路8Bと第2下降管路8Cを接続し、ヘッド圧により汚水を排出可能なバイパス流路14を備える。これにより、通常時は排水トラップ流路8を通じて汚水を排出することができ、非常時には溜水のヘッド圧によりバイパス流路14を介して汚水を排出することができる。このため、非常時には汚水は第1下降管路8Aと上昇管路8Bとの間の頂部を越えることなく、下水配管18に排出されるため、溜水W2ができる程度の最低限の洗浄水で、汚水の排出をすることができる。また、通常時は、排水トラップ流路8を使用しているため、臭気の逆流を防止することができる。また、通常にフラッパー弁22を用いることがないため、十分な耐久性を確保できる。また、バイパス流路14が上昇管路8Bに接続されているため、使用者から上流切替弁20Aが視認されず、美観の低下を防止できる。さらには、バイパス流路14を通じて下水に汚水を排出するため、便槽などの新たな設備を設ける必要がない。
また、本実施形態では、バイパス流路14に設けられた上流切替弁20A及び下流切替弁20bを備え、上流切替弁20A及び下流切替弁20bは、汚水が排水トラップ流路8を通じて排出される通常モードと、汚水がバイパス流路14を通じて排出される非常モードと、を切り替えることができる。これにより、バイパス流路14の流路長を最短にすることができ、必要な洗浄水量を減らすことができる。
また、本実施形態では、第2下降管路8Cの下流端部に設けられたフラッパー弁22と、洗浄水タンク4からボウル部6へ洗浄水の供給を操作するためのタンクレバー10と、を備え、通常モードではフラッパー弁22は開かれており、非常モードではフラッパー弁22はタンクレバー10により開閉可能である。これにより、通常時にはフラッパー弁22を用いることがないため、フラッパー弁22の経年劣化を防止し、非常時にフラッパー弁22を確実に作動させることができる。さらに、非常時にはタンクレバー10の操作によってフラッパー弁22が開閉し、排水を行うことができるため、通常使用時と同じ使用感で排水操作を行うことができる。
また、本実施形態では、バイパス流路14は、上昇管路8Bの上流端部と、第2下降管路8Cの下流端部よりも上流側の部位とを連通するように設けられている。これにより、バイパス流路14が排水トラップ流路8の間を短い距離でバイパスすることができ、溜水量を減らすことができる。
また、本実施形態では、汚水が排水トラップ流路8を通じて排出される通常モードにおいて、バイパス流路14は上流端部及び下流端部がそれぞれ閉塞されている。これにより、通常使用時にバイパス流路14への洗浄水の流れこみが防止され、排水性能の低下を防止することができる。
また、本実施形態では、バイパス流路14は、下流に向かって下り勾配となるように形成されている。これにより、ヘッド圧による汚水の排出を確実に行うことができる。
1 水洗大便器装置
2 便器本体
4 洗浄水タンク
4A 供給弁
4B 洗浄水供給管路
6 ボウル部
6A 排出口
6B 洗浄水排出口
8 排水トラップ流路
8A 第1下降管路
8B 上昇管路
8C 第2下降管路
10 タンクレバー
12 切替装置
14 バイパス流路
14A 上流端部
14B 下流端部
16 接続部材
18 下水配管
20A 上流切替弁
20b 下流切替弁
22 フラッパー弁
W1 封水
W2 溜水

Claims (6)

  1. 底部に排出口が形成されたボウル部と、
    前記ボウル部の前記排出口に連続して設けられ、第1下降管路、上昇管路、及び第2下降管路を有する排水トラップ流路と、を備えた水洗大便器装置であって、
    前記上昇管路と前記第2下降管路を接続し、ヘッド圧により汚水を排出可能なバイパス流路を備える、ことを特徴とする水洗大便器装置。
  2. 前記バイパス流路に設けられた切替弁を備え、
    前記切替弁は、前記汚水が排水トラップ流路を通じて排出される通常モードと、前記汚水が前記バイパス流路を通じて排出される非常モードと、を切り替える、
    請求項1に記載の水洗大便器装置。
  3. 前記第2下降管路の下流端部に設けられたフラッパー弁と、
    洗浄水タンクから前記ボウル部へ洗浄水の供給を操作するためのタンクレバーと、を備え、
    前記通常モードでは前記フラッパー弁は開かれており、
    前記非常モードでは前記フラッパー弁はタンクレバーにより開閉可能である、
    請求項2に記載の水洗大便器装置。
  4. 前記バイパス流路は、前記バイパス流路が水平又は下り勾配となるように、前記上昇管路の上流端部と、前記第2下降管路の下流端部よりも上流側の部位とを連通するように設けられている、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の水洗大便器装置。
  5. 前記汚水が排水トラップ流路を通じて排出される通常モードにおいて、
    前記バイパス流路は上流端部及び下流端部がそれぞれ閉塞されている、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の水洗大便器装置。
  6. 前記バイパス流路は、下流に向かって水平又は下り勾配となるように形成されている、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の水洗大便器装置。
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