JP2020117245A - シール装置 - Google Patents

シール装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020117245A
JP2020117245A JP2019007953A JP2019007953A JP2020117245A JP 2020117245 A JP2020117245 A JP 2020117245A JP 2019007953 A JP2019007953 A JP 2019007953A JP 2019007953 A JP2019007953 A JP 2019007953A JP 2020117245 A JP2020117245 A JP 2020117245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging member
sealing device
air blowing
packaging
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019007953A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7405509B2 (ja
Inventor
隆弘 長谷川
Takahiro Hasegawa
隆弘 長谷川
田中 宏幸
Hiroyuki Tanaka
宏幸 田中
昌倫 齊藤
Masanori Saito
昌倫 齊藤
中村 健
Ken Nakamura
健 中村
勇翔 今村
Yuto Imamura
勇翔 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oshikiri Co Ltd
Original Assignee
Oshikiri Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oshikiri Co Ltd filed Critical Oshikiri Co Ltd
Priority to JP2019007953A priority Critical patent/JP7405509B2/ja
Publication of JP2020117245A publication Critical patent/JP2020117245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7405509B2 publication Critical patent/JP7405509B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closing Of Containers (AREA)

Abstract

【課題】搬送される物品にヨレが生じることなく省スペース化できるシール装置を提供すること。【解決手段】物品を収容している包装部材31の搬送方向Cに沿って前記包装部材31を付勢するフライトバー12を有する第1の搬送手段3と、前記包装部材31が載置され、前記搬送方向Cに付勢する無端ベルト407を有する第2の搬送手段4と、前記第1及び第2の搬送手段3,4により搬送される前記包装部材31を係止するための係止手段13と、前記係止手段13、並びに前記第1及び第2の搬送手段3,4を制御する制御手段511と、を備え、前記包装部材31が、前記第1の搬送手段3の前記フライトバー12及び前記係止手段13に係止されている状態において、前記第2の搬送手段4により前記包装部材31が付勢されるように、前記制御手段511が制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、物品が収容される包装部材を封止するシール装置に関する。
従来より、食品等の物品が収容される包装部材の開口を封止するシール装置を用いて、物品が収容された包装部材を封止する作業が行われている。例えば、特許文献1は、パン類の物品を収容する袋詰品を封止する袋詰品シール装置を開示する。この袋詰品シール装置では、袋詰品(10)の搬送路上方に下流から上流側へ向けてエアを噴出することで持ち上げられた袋詰品(10)の袋延出部(16)が吸着保持されつつ袋詰品(10)が搬送される(特許文献1に関連して参照する参照符号は、公報に記載される符号に対応する。)。
搬送方向前後に移動可能に配設された一対の拡開爪(30,30)が、袋口(12)より後方から前進移動し、袋口(12)を介し袋詰品(10)の内方に挿入される。両拡開爪(30,30)は互いに離間しつつ下流側に袋詰品(10)の搬送速度と同速で前進移動することで、袋口(12)は内側から押し広げられ平たく保持された状態で、袋詰品(10)が封止されるシール位置まで搬送される。そして、シール位置からの袋詰品(10)の前進移動を休止された状態で袋延出部(16)がシールされる。
特許5944857号公報
しかしながら、特許文献1に開示される袋詰品シール装置では、物品を包装する袋詰が、その長手方向に沿って搬送され、袋詰品の袋口を封止する構成である。従って、袋詰品シール装置は、袋詰品の長手方向に関する袋詰品シール装置のサイズをスモール化し省スペース化することが難しい。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明は、物品を収容する包装物品の封止を確実に行いつつ省スペース化が可能であるシール装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のシール装置の第1の態様は、
物品を収容している包装部材の搬送方向に沿って前記包装部材を付勢するフライトを有する第1の搬送手段と、
前記包装部材が載置され、前記搬送方向に付勢する無端ベルトを有する第2の搬送手段と、
前記第1及び第2の搬送手段により搬送される前記包装部材を係止するための係止手段と、
前記係止手段、並びに前記第1及び第2の搬送手段を制御する制御手段と、を備え、
前記包装部材が、前記第1の搬送手段の前記フライトバー及び前記係止手段に係止されている状態において、前記第2の搬送手段により前記包装部材が付勢されるように、前記制御手段が制御する。
また、本発明のシール装置の第2の態様によれば、第1の態様のシール装置であって、前記包装部材の開口から内部に進入し、前記開口の寸法を拡開するための爪部材を備え、前記爪部材は、前記搬送方向に対し傾斜する方向に移動する。
さらに、本発明のシール装置の第3の態様によれば、第1又は第2の態様のシール装置であって、前記包装部材の開口を拡開するための圧縮気体を供給する気体供給手段と、前記気体供給手段から供給される圧縮気体の流動方向を規制するための規制手段とを備え、前記規制手段は、平面視において、前記包装部材の袋端部の近傍に延在する。
また、本発明のシール装置の第4の態様によれば、第3の態様のシール装置であって、前記気体供給手段は、第1及び第2のエアー吹き部を有し、前記第1のエアー吹き部と前記第2のエアー吹き部は、前記平面視において、前記規制手段を挟むように配置されている。
本発明によれば、搬送される物品にヨレが生じることなく省スペース化できるシール装置を提供することができる。
(a)は、本発明の実施形態に係るシール装置を模式的に示す平面図であり、(b)は、本発明の実施形態に係るシール装置を模式的に示す正面図であり、(c)は、図1(a)に示されるシール装置の要部を右方から見る一部側面図である。 (a)は、図1(a)に示されるシール装置の要部を模式的に示す平面図であって、包装部材が開放領域Iから封止領域IIへ移動する状態を示す図であり、(b)、(c)、(d)は、開放領域Iの側面図であり、(e)は、封止領域IIの側面図である。 (a)は、図1(a)に示されるシール装置を模式的に示す平面図であって、包装部材が開放領域Iから封止領域IIへ移動する状態を示す図であり、(b)、(c)は、封止領域IIの側面図である。 (a)は、図1(a)に示されるシール装置を模式的に示す平面図であって、包装部材が封止領域IIに配置されている状態を示す図であり、(b)、(c)は、封止領域IIの側面図である。
以下に、本発明の実施形態であるシール装置101について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。以下の説明において、同一の構成には、同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
図1(a)は、本発明の実施形態に係るシール装置101を模式的に示す平面図であり、図1(b)は、本発明の実施形態に係るシール装置101を模式的に示す正面図であり、図1(c)は、本発明の実施形態に係るシール装置101の要部を右方から見る一部側面図である。
シール装置101は、物品である食パンを収容する包装部材31の袋端部32を拡開するための開放領域Iと、拡開された袋端部32の開口を封止(シーリング)するための封止領域IIと、を備える。なお、本実施形態の包装部材31は、食パンを収容するためのポリプロピレン等から作製される袋であり、四角形状の裏面部材313と、裏面部材313の3辺に連続し、裏面部材313の長手方向長さより短い長手方向長さを有する表面部材311と、を有する。また、平面視において裏面部材313の表面部材311から延出している部位は、舌部315であり、裏面部材313の舌部315近傍の部位と表面部材311の短手方向辺とは開いている。
開放領域Iには、搬送方向Cに沿って包装部材31を搬送するための横送りフライトコンベア3(第1の搬送手段)と横送りベルトコンベア4(第2の搬送手段)が配置されている。横送りフライトコンベア3は、回動する無端ベルト301と、無端ベルト301が巻回され回転可能な駆動回動体303及び従動回動体305、309と、を備え、無端ベルト301は、その長手方向で等間隔に複数のフライトバー12を有し、フライトバー12が包装部材31を付勢することにより、包装部材31が搬送方向Cの下流側(図1(a)、(b)の右方。)に搬送される。また、図示しない駆動源により回転する駆動源回動体307の回転力は、無端ベルト312を介し駆動回動体303へ供給される。なお、本実施例では、無端ベルト301が、開放領域Iと封止領域IIに亘り延在している。
フライトバー12は、包装部材31に収容されている食パンの搬送方向Cの上流側の側面の下方に対応する、包装部材31の下方部位に当接する。
横送りベルトコンベア4は、駆動回転体401と、従動回転体402、403、405と、駆動回転体401及び従動回転体402、403、405に巻回される無端ベルト407と、有する。図示しない駆動源からの回転力により駆動回転体401が回転することにより、無端ベルト407が回動する構成である。包装部材31は、無端ベルト407の上面407aに載置され、搬送方向Cに搬送される。なお、本実施例では、無端ベルト301が、開放領域Iと封止領域IIを走行するように延在している。
さらに、開放領域I及び封止領域IIそれぞれは、搬送方向Cの下流側に配置される第1及び第2のストッパ13,13により規定される。2つのストッパ13それぞれは、互いに同寸法、同構造の構成である。ストッパ13は、図示しない駆動手段により、上昇位置(図1(b)の符号131参照。)と、係止位置(図1(b)の符号133参照。)との間を揺動可能である。ストッパ13が係止位置133に停止しているときは、ストッパ13が包装部材31を係止し、ストッパ13が上昇位置131に停止しているときは、ストッパ13は包装部材31に係合せず、搬送方向Cに沿って包装部材31が搬送可能である。
また、ストッパ13は、板状の部材から構成されている。係止位置133では、包装部材31に収容されている食パンの下流側の側面の上方に対応する、包装部材31の上方部位にストッパ13が当接する。さらに、係止位置133では、ストッパ13の当該上方部位が、鉛直方向(図1(b)の上下方向)に延材し、上昇位置131に位置するストッパ13は、鉛直方向に傾斜する方向に延在する。
開放領域Iの第1の停止位置503の上方(図1(a)の上方)には、第1及び第2のエアー吹き部23、24が配置されている。第1及び第2のエアー吹き部23、24には、図示しないエアー供給源が連結されており、当該エアー供給源から圧縮気体が第1及び第2のエアー吹き部23、24に供給され、第1及び第2のエアー吹き部23、24の開口から吐出される。第1のエアー吹き部23は、圧縮気体を鉛直方向に対し傾斜する方向(図1(c)に示される第3のエアー吹き部25の流動方向F2とほぼ同じ方向)に吐出する。また、第2のエアー吹き部24は、圧縮気体を鉛直方向下方(図1(b)の上下方向下方)に吐出する。
また、板状部材であるプレート部材18が、搬送方向Cに沿って、開放領域Iから封止領域IIに亘り延在している。プレート部材18は、包装部材31の袋端部32又はその近傍の上方に配置されている(図1(a)参照。)。図1(a)の平面視において、第1のエアー吹き部23は、プレート部材18の上方に配置され、第2のエアー吹き部24は、プレート部材18の下方に配置されていている。また、図1(b)の正面視において、プレート部材18の上下方向長さは、包装部材31の上下方向に関する上半分を覆うように寸法付けられている。
第1のエアー吹き部23は、無端ベルト407の上面407aに対し、傾斜する方向に圧縮気体を吐出可能に配置されている。従って、第1のエアー吹き部23から吐出される圧縮気体は、包装部材31の袋端部32と裏面部材313との間の開口に拡開するように作用する。第2のエアー吹き部24は、図1(b)の正面視において、鉛直方向下方に圧縮気体を吐出可能に配置されている。従って、第2のエアー吹き部24から吐出される圧縮気体は、包装部材31を横送りベルトコンベア4上に付勢する。
なお、開始位置501から第1の停止位置503に移送された包装部材31は、食パンを収容しているものの、その開口が僅かに開いた状態、又はほぼ閉じた状態である。従って、第1のエアー吹き部23から吐出される圧縮気体は、プレート部材18の下方を越え、包装部材31の袋端部32と舌部315との間の開口を介し、包装部材31の内部へ到達し、包装部材31を開口する。
一方、第2のエアー吹き部24から吐出される圧縮気体は、包装部材31の表面部材311及びその近傍を付勢し、裏面部材313の舌部315がバキュームコンベア5の上面5aへ付勢する。
第3のエアー吹き部25は、図1(a)の平面視において、第1のエアー吹き部23の搬送方向Cの下流側に配置されている。第3のエアー吹き部25は、不図示の移動手段に連結され、当該移動手段におり、搬送方向Cに関する上流位置251と下流位置252との間で往復移動可能である。また、第3のエアー吹き部25の移動は、横送りフライトコンベア3による包装部材31の移動と同期されている。さらに、第3のエアー吹き部25により吐出される圧縮気体は、第1のエアー吹き部23と同様に、プレート部材18の下方から包装部材31の内部に進入するように方向付けられている。従って、横送りフライトコンベア3により移動する包装部材31は、その移動中、包装部材31の内部に第3のエアー吹き部25により圧縮気体が供給され、包装部材31の開放状態が維持される。
封止領域IIに配置されるシール組立体は、シール装置101の筐体を構成する基部71と、基部71に対し移動可能に装着される移動部材73と、移動部材73に装着される開閉自在の一対の爪部17と、フレーム部材75に装着される一対のシールバー15と、図1(a)において、爪部17を搬送方向Cに対し傾斜する方向に移動させるとともに、一対の爪部17を互いに離接する(左右)方向に移動させる移動手段と、を備える。なお、封止領域IIを規定するストッパ13の形状や構造は、開放領域Iを規定するストッパ13と同様である。
封止領域IIには、移動手段が設けられている。当該移動手段は、移動部材73を駆動するための第1の移動機構を有し、第1の移動機構は、基部71に回動可能に装着される回動部81と、回動部81に連結されるクランク83と、クランク83及び移動部材73に枢動可能に連結されるロッド85とを有する。回動部81が図示しない駆動手段により回転すると、クランク83及びロッド85が揺動し、移動部材73が矢印Y方向(図3(a)参照。)に直線運動する。
さらに、当該移動手段は、爪部17を離接するための第2の移動機構を有し、第2の移動機構は、一対の回転部材87と、回転部材87を巻回する無端ベルト89と、無端ベルト89と爪部17とを連結するロッド91と、を有する(図1(a)参照。)。
無端ベルト89の往路及び復路のそれぞれには、爪部17が連結され、回転部材87の一方が回転されると、両爪部17,17が互いに離れる方向又は近づく方向に移動する。両爪部17,17が、包装部材31の内部に進入した状態で、互いに離間する方向に移動すると、包装部材31を拡開支持できる。
図示しない駆動源から回転力が一方の回転部材87に供給されると、両爪部17,17が閉じた状態の閉鎖位置171(図3(a)参照。)と、両爪部17,17が互いに離間する開放位置173(図4(a)参照。)との間で矢印Z方向に移動する。なお、搬送方向Cに対するY方向の角度は、爪部17,17の移動速度、包装部材31の移動速度等により設定される。
このように、両爪部17,17は、図3(a)のY方向下方に移動しながら、互いに離間するようにZ方向に移動し(図4(a)参照。)、包装部材31の内部に進入しつつ、移動する包装部材31の開口の幅方向寸法を広げる。本実施形態では、両爪部17,17により、包装部材31の表面部材311と裏面部材313が互いに重ね合わせられ、平面視で平たい形状となるように、包装部材31が成形される。なお、爪部17,17がY方向に移動する構成であるので、包装部材31が搬送方向Cの下流側に移動している間に、両爪部17,17が包装部材31の内部へ進入することができ、開放領域Iから封止領域IIまでの搬送工程と包装部材31内部への進入工程に要する時間を短縮することができる。
上記構成のシール装置101によれば、横送りフライトコンベア3及び横送りベルトコンベア4により開放領域Iから搬送される包装部材31は、ストッパ13により封止領域IIで停止される。封止領域IIの第2の停止位置505で包装部材31が停止されるように、横送りベルトコンベア4のフライトバー12と封止領域IIを規定するストッパ13との距離は、包装部材31に包装されている食パンの搬送方向Cに関する幅寸法とほぼ同じとなるように、フライトバー12の移動が制御部511により制御される。
ここで、横送りベルトコンベア4の無端ベルト407の回転速度が、横送りフライトコンベア3のフライトバー12の回転速度より早くなるように、かつ無端ベルト407及びフライトバー12の駆動開始及び駆動停止タイミングが同じになるように、制御部511により制御されている。従って、封止領域IIのストッパ13へ包装部材31が搬送される際には、包装部材31は、フライトバー12から僅かに離間した状態で搬送される。そして、封止領域IIのストッパ13に包装部材31が接触した後も、無端ベルト407により搬送方向C下流側に包装部材31が付勢されることにより、包装部材31に生じるよれが解消された状態でフライトバー12が包装部材の上流側に当接する。このように、横送りベルトコンベア4及び横送りフライトコンベア3の駆動時間は同じであるが、横送りベルトコンベア4の駆動距離は、横送りフライトコンベア3の駆動距離より僅かに長い。
なお、本実施形態では、上述の通り、横送りベルトコンベア4の無端ベルト407とフライトバー12の回転速度を互いに異ならせる構成としているが、無端ベルト407とフライトバー12の回転速度が等しく設定され、横送りベルトコンベア4の無端ベルト407は、フライトバー12が停止した後も搬送方向Cにわずかに進行することで、無端ベルト407の上面407aにより搬送方向Cの下流側へ包装部材31を付勢すべく回動するように制御部511により制御される構成を採用することも可能である。
さらに、封止領域IIには、包装部材31の表面部材311と裏面部材313(図1(a)参照。)を熱溶着し、開口を封止するためのシールバー15が配置されている。シールバー15は、ヒーターが装着されている上方シール部151と下方シール部153を有し(図4(b)参照。)、包装部材31の開放が、上方シール部151、下方シール部153により挟持された状態で加熱されることにより熱溶着される。
〔制御部〕
本実施形態のシール装置101は、制御手段である制御部511を備える。制御部511は、シール装置101の作動する各構成要素に電気的に連結され、各構成要素の制御を司る。制御部511は、既知のCPU(Central Processing Unit)、所定のプログラムを格納するROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種設定値を格納するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等を備えるともに、CPUがROM等に記憶されている制御プログラムを実行することで前述した包装部材31の搬送、移送、封止等の種々の処理を実行する。
〔開放工程〕
以下に図面を参照しつつ、開放領域Iにおいて包装部材31を拡開する開放工程について説明する。図1に示される入口コンベア1により、開始位置501へ移送された包装部材31は、横送りフライトコンベア3と横送りベルトコンベア4により開放領域Iの第1の停止位置503に搬送される。開始位置501から第1の停止位置503にフライトバー12に搬送される際、第1のストッパ13が上昇位置131から係止位置133に降下され、搬送方向Cの上流側から移送される包装部材31が第1のストッパ13により所与の位置で係止する。
なお、シール装置101は、第1及び/又は第2のストッパ13,13を設けない構成であっても、横送りフライトコンベア3及び/又は横送りベルトコンベア4により所定位置に移送できるが、ストッパ13,13により包装部材31を係止することにより、包装部材31の姿勢の制御を確実に行うことができる。また、横送りベルトコンベア4の無端ベルト407とフライトバー12との動作は同期されており、無端ベルト407及びフライトバー12の移動速度は、ほぼ同一である。また、包装部材31がストッパ13,13により係止されるタイミングと、フライトバー12を停止するタイミングとが一致されている。
また、本実施形態では、バキュームコンベア5が配置されており、バキュームコンベア5の搬送方向C等間隔に設けられている吸引孔51を介し舌部315に負圧が付与され、包装部材31が吸引される。バキュームコンベア5は、前述の無端ベルト407とフライトバー12に同期しており、舌部315を吸引しながら包装部材31が搬送方向C下方に移動される。バキュームコンベア5を配置することにより、搬送方向Cに沿って包装部材31を移動する際に、包装部材31が部分的に予期せぬ姿勢になることを防止することができる。
開放領域Iに包装部材31が到達した際に、開放作業が行われる。まず、第1及び第2のエアー吹き部23、24から圧縮気体が吐出される。第2のエアー吹き部24からの圧縮気体により舌部315をバキュームコンベア5に押し付けるように作用する(図2(b)、流動方向F1参照。)。第1のエアー吹き部23からの圧縮気体は、包装部材31の内部に進入し開口の拡開を促し、包装部材31の拡開状態を維持するように作用する(図2(c)、流動方向F2、F3〜F5参照。)。
このように、プレート部材18を設けることにより、圧縮気体がプレート部材18に衝突し包装部材31の外部へ圧縮気体が排出されることが妨げられる(図2(c)の流動方向F5参照。)。結果として、包装部材31内が静圧となり、包装部材31の拡開状態を安定できる。なお、本実施形態は、包装部材31が拡開した状態において、略U字形状を呈する表面部材311の端部がプレート部材18からわずかに離れるような位置関係となるように構成されているが、包装部材31が所望の拡開状態を維持できる範囲において、拡開され略U字形状を呈する表面部材311の端部とプレート部材18の間の距離は適宜変更できることは言うまでもない。
図2(c)に示される包装部材31が開放された状態において、封止領域IIに移動する際には、第1のストッパ13が上昇し(図1(b)の符号131参照。)、横送りフライトコンベア3、横送りベルトコンベア4及びバキュームコンベア5が駆動されることにより、包装部材31が封止領域IIへ移動する(図2(d)、(e)参照。)。また、封止領域IIへの移動の際、第3のエアー吹き部25は、圧縮気体を吐出する。
第3のエアー吹き部25は、搬送方向Cに関し、第1のエアー吹き部23より下流側に配置されている。従って、包装部材31が、搬送方向Cの下流側へ若干移動すると、第3のエアー吹き部25から吐出される圧縮気体が包装部材31の内部へ進入し、包装部材31の開放状態を維持する。また、第3のエアー吹き部25は、横送りフライトコンベア3と同期されており、横送りフライトコンベア3の移動と同期して第3のエアー吹き部25が移動し、包装部材31の移動中も、その開口状態が維持される(図2(d)、(e)参照。)。
また、フライトバー12と第2のストッパ13との間の搬送方向Cに関する距離が、所定長さになるように、フライトバー12が停止した後、無端ベルト407は搬送方向Cの下流側に移動することにより、包装部材31に「ヨレ」が生じることを防止することができる。なお、本明細書において、ヨレとは、包装部材31の表面部材311又は裏面部材313にしわが生じることや、表面部材311と裏面部材313とが折り目により連続している包装部材を用いる場合に、折り目の位置がずれてしまうこと等を意味する。
図3(a)、(b)に示されるように、包装部材31が搬送方向Cの下流側に移動すると、爪部17,17が、閉鎖位置171(図3(a)参照。)から開放位置173(図4(a)参照。)へと移動し、包装部材31の内部へ進入するとともに、両爪部17,17が互いに離間し包装部材31を一文字状に支持する(図4(a)、(b)参照。)。なお、第3のエアー吹き部25による包装部材31の内部への圧縮気体の供給は、爪部17,17が開放位置173へ前進し包装部材31を支持し拡開した状態で停止される。
両爪部17,17が、包装部材31の開口を拡開している状態において、押し込みプッシャ14により、包装部材31を脱気バー16に押し付け、包装部材31の内部に存在する気体を排出した後(図4(c)参照。)に、包装部材31は、さらにシールバー15により挟持され、包装部材31の表面部材311及び裏面部材313が熱溶着により封止され、封止工程が完了する(図4(c)参照。)。
封止工程終了後、押し込みプッシャ14、シールバー15が、包装部材31から離間する。さらに、爪部17が閉鎖位置171(図3(a)参照。)に戻るとともに、横送りフライトコンベア3と横送りベルトコンベア4により、出口ローラ6を介し出口コンベア7へ包装部材31が移送される。もちろん、横送りフライトコンベア3と横送りベルトコンベア4により包装部材31が移動する際には、第2のストッパ13が係止位置133から上昇位置131へ移動することは言うまでもない(図1(a)、3(a)参照。)。
本実施形態では、包装部材31が搬送される際に包装部材31に生じるヨレ(図1(b)の側面視において包装部材31の略四角形状の部位が反時計方向にずれること)を防止するために、横送りベルトコンベア4の無端ベルト407がフライトバー12より高速に搬送方向Cの下流側に移動する構成としているが、本発明は当該構成に限定されない。搬送中の包装部材31にヨレが発生する(図1(b)の側面視において包装部材31の略四角形状の部位が時計方向にずれること)ことを防止すためには、無端ベルト407を搬送方向Cとは反対方向に移動する構成とすることも可能である。
本実施形態では、半斤又は一斤の角型の食パンを収容する包装部材31を搬送するためのシール装置101を説明しているが、本発明のシール装置は、種々のパンに適用可能であることは言うまでもない。さらに、本実施形態では、搬送される包装部材に収容される対象物は、食パンであるが、本発明は食品に限らず様々な物品を搬送するシール装置に適用できる。
1 入口コンベア
3 横送りフライトコンベア
4 横送りベルトコンベア
5 バキュームコンベア
5a 上面
6 出口ローラ
7 出口コンベア
10 袋詰品
12 フライトバー
13 ストッパ
14 プッシャ
15 シールバー
16 脱気バー
17 爪部
18 プレート部材
20 プッシャー
22 押出部材
22a 一端側
22b 他端側
23、24、25 エアー吹き部
31 包装部材
32 袋端部
71 基部
73 移動部材
75 フレーム部材
81 回動部
83 クランク
85 ロッド
87 回動部材
89 無端ベルト
91 ロッド
101 シール装置
111 移動手段
131 上昇位置
133 係止位置
151 上方シール部
153 下方シール部
171 閉鎖位置
173 開放位置
200 上流側コンベア
200a 上面
251 上流位置
252 下流位置
301 無端ベルト
303 駆動回動体
305、307 従動回動体
309 駆動源回動体
311 表面部材
312 無端ベルト
313 裏面部材
315 舌部
401 駆動回転体
402、403、405 従動回転体
407 無端ベルト
407a 上面
501 開始位置
503 停止位置
511 制御部,制御手段
C 搬送方向
F1〜F5 流動方向
I 開放領域
II 封止領域

Claims (4)

  1. 物品を収容している包装部材の搬送方向に沿って前記包装部材を付勢するフライトバーを有する第1の搬送手段と、
    前記包装部材が載置され、前記搬送方向に付勢する無端ベルトを有する第2の搬送手段と、
    前記第1及び第2の搬送手段により搬送される前記包装部材を係止するための係止手段と、
    前記係止手段、並びに前記第1及び第2の搬送手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記包装部材が、前記第1の搬送手段の前記フライトバー及び前記係止手段に係止されている状態において、前記第2の搬送手段により前記包装部材が付勢されるように、前記制御手段が制御することを特徴とするシール装置。
  2. 前記包装部材の開口から内部に進入し、前記開口の寸法を拡開するための爪部材を備え、前記爪部材は、前記搬送方向に対し傾斜する方向に移動することを特徴とする請求項1に記載のシール装置。
  3. 前記包装部材の開口を拡開するための圧縮気体を供給する気体供給手段と、前記気体供給手段から供給される圧縮気体の流動方向を規制するための規制手段とを備え、前記規制手段は、平面視において、前記包装部材の袋端部の近傍に延在することを特徴とする請求項1又は2に記載のシール装置。
  4. 前記気体供給手段は、第1及び第2のエアー吹き部を有し、前記第1のエアー吹き部と前記第2のエアー吹き部は、前記平面視において、前記規制手段を挟むように配置されていることを特徴とする請求項3に記載のシール装置。

JP2019007953A 2019-01-21 2019-01-21 シール装置 Active JP7405509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019007953A JP7405509B2 (ja) 2019-01-21 2019-01-21 シール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019007953A JP7405509B2 (ja) 2019-01-21 2019-01-21 シール装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020117245A true JP2020117245A (ja) 2020-08-06
JP7405509B2 JP7405509B2 (ja) 2023-12-26

Family

ID=71891748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019007953A Active JP7405509B2 (ja) 2019-01-21 2019-01-21 シール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7405509B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6069222U (ja) * 1983-10-17 1985-05-16 遠州クロス株式会社 フライトロ−ラコンベア等の取出コンベア装置
JPH05319565A (ja) * 1992-05-13 1993-12-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 物品のグルーピング装置
JP2001315716A (ja) * 2000-03-03 2001-11-13 Daisey Machinery Co Ltd 袋による包装方法
JP2007030987A (ja) * 2005-06-20 2007-02-08 Daisey Machinery Co Ltd 袋詰め包装方法
JP2013133169A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Kao Corp バリ除去装置及びそれを備えた粉末充填装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6069222U (ja) * 1983-10-17 1985-05-16 遠州クロス株式会社 フライトロ−ラコンベア等の取出コンベア装置
JPH05319565A (ja) * 1992-05-13 1993-12-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 物品のグルーピング装置
JP2001315716A (ja) * 2000-03-03 2001-11-13 Daisey Machinery Co Ltd 袋による包装方法
JP2007030987A (ja) * 2005-06-20 2007-02-08 Daisey Machinery Co Ltd 袋詰め包装方法
JP2013133169A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Kao Corp バリ除去装置及びそれを備えた粉末充填装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7405509B2 (ja) 2023-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3579948A (en) Bag handling apparatus and method
US20190193881A1 (en) Process and apparatus for gas extraction in packaging
US20180319523A1 (en) Apparatus and process for evacuation of packages
JP4234708B2 (ja) 袋による包装方法
JP2001293797A (ja) 容器成形装置
US5134833A (en) Packaging machine & method
JP4644581B2 (ja) 包装機並びに耳折り装置
JP6279886B2 (ja) ピロー包装機
KR20160101776A (ko) 물품포장 방법 및 장치
JP2010083563A (ja) 製袋包装機
JP2020117245A (ja) シール装置
JP4373701B2 (ja) ガゼット包装機
JP6109594B2 (ja) 袋包装体の耳折り装置を備えた横型包装機
JP4200283B2 (ja) 食パン袋詰め機における物品移送装置
JP6564583B2 (ja) ピロー包装機およびピロー包装機の包装方法
JP2003072702A (ja) 横型袋包装機における脱気装置
JP2007062823A (ja) 製品抑えベルト装置並びにそれを用いた包装機
JP5944857B2 (ja) 袋詰品シール方法および装置
JP3901524B2 (ja) エンドシール装置、包装機及び包装体
JP7319657B2 (ja) ピロー包装機および通紙方法
JP5271862B2 (ja) 四面体状包装体の製造方法およびその装置
JP3612647B2 (ja) 袋詰品シール装置
JP2021147089A (ja) エア抜き装置
JP2012020791A (ja) 横シール装置
JP6538011B2 (ja) 四面体状包装体の袋口シール装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7405509

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150