JP2020116693A - 関節装置、ロボットアーム、トルクおよび回転角の検出装置、及び物品の製造方法 - Google Patents

関節装置、ロボットアーム、トルクおよび回転角の検出装置、及び物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロボット等の関節には減速機を備えた関節装置が用いられるが、出力側のトルクと回転角度を高精度に検出することが可能で、しかも小型化の関節装置の実現が期待されていた。【解決手段】固定部材にそれぞれ固定されたモータと減速機と、支持部材と、出力部材とを備え、モータの出力軸と減速機の入力軸とが結合され、減速機の出力軸と支持部材とが結合され、支持部材と出力部材とが弾性体を介して結合され、固定部材には、固定部材に対する減速機の出力軸の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方と、固定部材に対する出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、支持部材には、固定部材に対する減速機の出力軸の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定され、出力部材には、固定部材に対する出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定されている関節装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、多関節ロボットのロボットアームなどに用いる関節装置に関する。特に、減速機を備え、その出力側のトルクと角度を計測するためのセンサを有する関節装置に関する。
従来から、多関節ロボット等の回転関節で用いられる関節装置においては、モータの回転を減速機で減速して出力軸に伝達し、出力軸を回転させている。出力軸の回転を制御するには、モータの回転軸に設けたエンコーダの出力やモータに流れる電流を測定し、モータの駆動にフィードバックすることが一般的に行われていた。しかし、こうした方法では、減速機の摩擦力、粘性力、バックラッシュ、ガタなどの影響を受けるので、出力軸の回転を高精度に制御することは困難であった。
そこで、モータの回転軸の角度やモータに流れる電流に加え、減速機の出力側の角度と出力軸に伝わるトルクを測定してモータにフィードバックする制御方法が試みられている。
例えば、特許文献1には、減速機の出力側にトルクセンサとエンコーダの両方を備えた関節装置が開示されている。モータの回転軸を減速機の入力軸に結合してモータの回転を減速機に伝達し、減速機の出力側のフレクスプラインを出力軸に結合する。モータ回転軸にモータ制御用エンコーダを設け、かつ減速機出力軸には出力軸エンコーダとトルクセンサを設ける。
モータ制御用エンコーダはモータ回転軸の回転を検出し、出力軸エンコーダは減速機出力軸の回転角を検出する。減速機出力軸に設けられたトルクセンサは、センサ膜の磁気抵抗を測定してトルクに換算することにより、負荷からの反力で減速機出力軸に生じるねじれトルクを検出する。そして、これらのセンサが検出した検出信号をもとに、モータのドライバ側にフィードバックする。この工夫により、減速機のバックラッシュ等のガタやヒステリシス特性による出力軸の制御精度の低下を軽減する。
特開2006−50710号公報
しかしながら、特許文献1に記載された関節装置では、以下に述べるように、センサの検出精度や装置サイズの点で課題があった。
(1)トルクセンサの精度を高くできない。
トルクセンサには、歪ゲージや磁歪効果を用いたものが知られているが、これらのセンサは測定範囲に対する分解能の比、すなわちダイナミックレンジを高くすることが困難である。つまり、測定範囲を広くしようとすると、分解能が低下してしまう。
多関節ロボットに応用する場合は、アームの自重や搬送品の重量を支えるために根元の関節には大きなトルクがかかる。例えば、全長が500mmの小型ロボットにおいてさえも、一般的には50Nm程度のトルクがかかる。歪ゲージや磁歪効果を用いたトルクセンサでは、例えば1000レベルにわたるダイナミックレンジを設定できたとしても、50mNmの分解能しか確保できない。このため、こうしたトルクセンサを用いたとしても、多関節ロボットを高精度に力制御することは困難で、実用性能が限られる。
(2)高精度なトルクセンサは小型化が困難で、しかもコストが高い。
歪ゲージ等の代わりに弾性体の変形を利用したトルクセンサを採用することも考えられるが、弾性体には、検出するトルクの方向にだけ柔軟で他の方向成分については硬いこと、すなわち剛性比が高い形状であることが求められる。剛性比を高める設計をするには構造設計のパラメータの数が多いほうが有利であるが、一般にパラメータ数が多い構造設計をすると弾性体の形状が複雑になり、小型化が困難になる。さらに、形状が複雑になると、製造コストが高くなるし、場合によっては、機械加工等の一般的な加工方法では実現するのが困難なこともある。
以上のような点から、減速機を備える関節装置において、出力側のトルクと回転角度を高精度に検出することが可能で、しかも小型の関節装置の実現が期待されていた。
本発明は、固定部材にそれぞれ固定されたモータと減速機と、支持部材と、出力部材と、を備える関節装置であって、前記減速機の出力軸と前記支持部材とが結合され、前記支持部材と前記出力部材とが弾性体を介して結合され、前記固定部材には、前記固定部材に対する前記減速機の出力軸の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方と、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、前記支持部材には、前記固定部材に対する前記減速機の出力軸の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定され、前記出力部材には、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定されている、ことを特徴とする関節装置である。
また、本発明は、固定部材に固定されたモータと、支持部材と、前記支持部材に固定された減速機と、出力部材と、を備える関節装置であって、前記減速機の出力軸と前記出力部材とが結合され、前記固定部材と前記支持部材とが弾性体を介して結合され、前記固定部材には、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、前記支持部材には、前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、前記出力部材には、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方と、前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定されている、ことを特徴とする関節装置である。
また、本発明は、固定部材と、支持部材と、出力部材と、を備え、前記支持部材と前記出力部材とが弾性体を介して結合され、前記固定部材には、前記固定部材に対する前記支持部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方と、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、前記支持部材には、前記固定部材に対する前記支持部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定され、前記出力部材には、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定されている、ことを特徴とするトルクおよび回転角の検出装置である。
また、本発明は、固定部材と、支持部材と、出力部材と、を備え、前記支持部材と前記固定部材とが弾性体を介して結合され、前記固定部材には、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、前記支持部材には、前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、前記出力部材には、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方と、前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定されている、ことを特徴とするトルクおよび回転角の検出装置である。
本発明は、減速機を備え、出力側のトルクと回転角度を高精度に検出することが可能で、しかも小型の関節装置を提供できる。
実施形態1の関節装置の構成を示す模式図。 実施形態1に係る実施例1の関節装置の構成を示す断面図。 実施例1ないし実施例4における弾性体の配置を示す図。 実施例1および実施例3におけるセンサとスケールの配置を示す図。 実施形態1に係る実施例2の関節装置の構成を示す断面図。 実施例2および実施例4におけるセンサとスケールの配置を示す図。 実施形態2の関節装置の構成を示す模式図。 実施形態2に係る実施例3の関節装置の構成を示す断面図。 実施形態2に係る実施例4の関節装置の構成を示す断面図。 実施形態の関節装置を関節部に用いたロボット装置の斜視図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態である関節装置について説明する。尚、以下の実施形態及び実施例の説明において参照する図面においては、特に但し書きがない限り、同一の機能を有する部材については同一の参照番号を付して示すものとする。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1である関節装置の構成を示す模式図である。図1において、1は固定部材、2は減速機、3は支持部材、4は弾性体、5は出力部材、13はモータである。例えばロボット装置等において、リンク同士を接続する関節として本実施形態の関節装置を用いる場合には、一方のリンクが固定部材1に取り付けられ、他方のリンクが出力部材5に取り付けられる。
固定部材1には、モータ13のシャーシと、減速機2のシャーシが固定されている。モータ13の出力軸は減速機2の入力軸と結合され、減速機2の出力軸は支持部材3に結合されている。支持部材3は、弾性体4を介して出力部材5に結合されている。
モータを駆動してその出力軸を回転(R)させると、減速機2の出力軸が減速比に応じて回転(R)し、回転力が支持部材3に伝達される(R>R)。支持部材3に伝達された回転力は、弾性体4を介して出力部材5に伝達され、出力部材5を回転させる。その際には、弾性体4はねじり剛性(K)を有する弾性体であるため、出力部材に伝達されるトルクに応じて変形する。すなわち、固定部材1に対する支持部材3の回転角と、固定部材1に対する出力部材5の回転角には、弾性体4の変形に応じた差異が生ずる。
本実施形態では、固定部材1には、支持部材3と対向する位置に回転角測定用センサ8aが、出力部材5と対向する位置には回転角測定用センサ8bが設けられている。また、支持部材3には回転角測定用センサ8aと対向する位置に回転角測定用スケール7aが設けられ、出力部材5には回転角測定用センサ8bと対向する位置に回転角測定用スケール7bが設けられている。
すなわち、固定部材に対する減速機の出力軸の回転角測定用に、回転角測定用センサ8aと回転角測定用スケール7aが設置され、固定部材に対する出力部材の回転角測定用に、回転角測定用センサ8bと回転角測定用スケール7bが設置されている。これらのセンサを用いて対向するスケールを観測することにより、回転角を測定することができる。
本実施形態では、モータを駆動してその出力軸を回転させた時に、回転角測定用センサ8aと回転角測定用スケール7aを用いて、固定部材に対する減速機の出力軸の回転角E、すなわち固定部材に対する支持部材3の回転角Eを測定する。また、回転角測定用センサ8bと回転角測定用スケール7bを用いて、固定部材に対する出力部材の回転角Eを測定する。
そして、弾性部のねじり剛性をKとすると、出力部材5に伝達されるトルクTを、T=K×(E−E)の関係を用いて求める。この演算は、関節装置が備える演算部が行ってもよいし、関節装置が実装されているロボット等の制御部が行ってもよい。あるいは、回転角Eと回転角Eの測定値の組み合わせについてトルクTの演算結果を予めテーブルとして記憶装置に記憶させておき、測定の都度、テーブルからトルクTを読み出してもよい。
尚、図1では、固定部材1に回転角測定用センサ8aと回転角測定用センサ8bが、支持部材3に回転角測定用スケール7aが、出力部材5に回転角測定用スケール7bが設けられている。回転角測定用センサ8aと回転角測定用センサ8bは共に固定部材1に実装されるので、両方のセンサを単一の電気回路基板に実装することも可能である。
また、実施形態1は、図1の例に限られるものではない。すなわち、固定部材1に回転角測定用スケール7aと回転角測定用スケール7bを、支持部材3に回転角測定用センサ8aを、出力部材5に回転角測定用センサ8bを設けてもよい。この場合には、回転角測定用スケール7aと回転角測定用スケール7bは共に固定部材1に実装されるので、両方のスケールを一体化して実装することも可能である。
本実施形態の関節装置は、固定部材に対する減速機の出力軸の回転角E、固定部材に対する出力部材の回転角E、出力部材に伝達されるトルクTを、高精度に計測でき、しかも小型である。
次に、本実施形態の関節装置を、リンクを結合する関節部に用いたロボット装置の実施形態について説明する。一例として、図10に6軸多関節ロボット装置100を示す。本実施形態の関節装置を、リンク200〜リンク206を直列に接続する6つの回転関節J1〜回転関節J6に取付け、それぞれのリンク間においてトルクを伝達しながら、各関節の回転角度と、各関節を介して伝達されるトルクを測定する。
先端のリンク206には、作業用途に応じたツール、例えばロボットハンド210を取付ける。ロボットハンド210に外力Fがかかると、回転関節J1〜回転関節J6の各々にかかるトルクが変化するので、それを関節装置のトルクセンサで読み取り、制御装置101で回転関節J1〜回転関節J6を制御する。この制御は力制御と呼ばれており、例えば、検出した力の方向に動くように制御すれば、動作の柔軟性を発揮する事ができる。この機能は、例えば組立ロボットのように、手先にかかる外力に応じて動作を制御するロボットにおいては、有用性の高い機能である。制御装置101には、ティーチングペンダント102が接続されており、操作者が動作などを指示する。
本実施形態の関節装置を備えたロボットの制御装置101は、回転関節J1〜回転関節J6の各々について、モータの回転角度と駆動電流に加え、減速機出力側の角度と、出力軸に伝わるトルクを測定してモータにフィードバックすることができる。この制御により、ロボットの位置決め制御と力制御の精度を向上できる。もちろん、本実施形態の関節装置を備えたロボットは、図10の形態に限られるものではなく、軸数も6軸には限らない。
[実施形態2]
図7は、本発明の実施形態2である関節装置の構成を示す模式図である。図7において、1は固定部材、2は減速機、3は支持部材、4は弾性体、5は出力部材、13はモータである。例えばロボット装置等において、リンク同士を接続する関節として本実施形態の関節装置を用いる場合には、一方のリンクが固定部材1に取り付けられ、他方のリンクが出力部材5に取り付けられる。
固定部材1には、モータ13のシャーシと、弾性体4の一端が固定されている。モータ13の出力軸は減速機2の入力軸と結合され、減速機2の出力軸は出力部材5に結合されている。減速機2のシャーシは支持部材3に固定され、支持部材3は弾性体4を介して固定部材1に結合されている。
モータを駆動してその出力軸を回転(R)させると、回転力が減速機2の入力軸に伝達され、減速機2の出力軸が減速比に応じて回転(R)し、回転力が出力部材5に伝達される(R>R)。減速機2を介して出力部材5にトルクを伝達する際には、弾性体4はねじり剛性(K)を有する弾性体であるため、減速機2のシャーシが受ける反作用により、伝達されるトルクに応じて弾性体4は変形する。すなわち、固定部材1に対する出力部材5の回転角と、支持部材3に対する出力部材5の回転角には、弾性体4の変形に応じた差異が生ずる。
本実施形態では、固定部材1には、出力部材5と対向する位置に回転角測定用センサ8bが設けられている。また、支持部材3には、出力部材5と対向する位置には回転角測定用センサ8aが設けられている。そして、出力部材5には、回転角測定用センサ8aと対向する位置に回転角測定用スケール7aが、回転角測定用センサ8bと対向する位置に回転角測定用スケール7bが設けられている。
すなわち、固定部材に対する出力部材の回転角測定用に、回転角測定用センサ8bと回転角測定用スケール7bが設置され、支持部材に対する出力部材の回転角測定用に、回転角測定用センサ8aと回転角測定用スケール7aが設置されている。これらのセンサを用いて対向するスケールを観測することにより、回転角を測定することができる。
本実施形態では、モータを駆動してその出力軸を回転させた時に、回転角測定用センサ8aと回転角測定用スケール7aを用いて、支持部材3に対する減速機の出力軸の回転角E、すなわち支持部材3に対する出力部材5の回転角Eを測定する。また、回転角測定用センサ8bと回転角測定用スケール7bを用いて、固定部材1に対する出力部材5の回転角Eを測定する。
そして、出力部材5に伝達されるトルクTは、弾性部のねじり剛性をKとすると、T=K×(E−E)の関係を用いて求める。この演算は、関節装置が備える演算部が行ってもよいし、関節装置が実装されているロボット等の制御部が行ってもよい。あるいは、回転角Eと回転角Eの測定値の組み合わせについてトルクTの演算結果を予めテーブルとして記憶装置に記憶させておき、測定の都度、テーブルからトルクTを読み出してもよい。
尚、図7では、出力部材5に回転角測定用スケール7aと回転角測定用スケール7bが、支持部材3に回転角測定用センサ8aが、固定部材1に回転角測定用センサ8bが設けられている。回転角測定用スケール7aと回転角測定用スケール7bが共に出力部材5に実装されるので、両方のスケールを一体化して実装することも可能である。
また、実施形態2は、図7の例に限られるものではない。すなわち、出力部材5に回転角測定用センサ8aと回転角測定用センサ8bを、支持部材3に回転角測定用スケール7aを、固定部材1に回転角測定用スケール7bを設けてもよい。この場合には、回転角測定用センサ8aと回転角測定用センサ8bが共に出力部材5に実装されるので、単一の電気回路基板にセンサを実装することも可能である。
本実施形態の関節装置は、支持部材3に対する減速機の出力軸の回転角E、固定部材1に対する出力部材5の回転角E、出力部材に伝達されるトルクを、高精度に計測でき、しかも小型である。
本実施形態の関節装置も、実施形態1と同様に、各種のロボットのリンクを結合する関節部等に用いることができる。
[実施例1]
実施形態1の具体的な例として、実施例1を示す。
図2は、実施例1の関節装置の構成を示す断面図である。尚、関節装置に付帯する配線や配管等は、図示を省略している。
(固定部材)
剛体である固定部材1には、モータ13が不図示のボルトで固定されている。また、固定部材1には、減速機固定軸18(サーキュラースプライン)が固定されている。また、固定部材1には減速機のクロスローラベアリング20が固定され、クロスローラベアリング20を介して回転軸19(減速機の出力軸)が回転可能に保持されている。固定部材1には、回転角測定用センサ8aと回転角測定用センサ8bが搭載された基板9が固定されている。
関節装置を、例えばロボットアームのリンクを接続する関節として用いる場合には、固定部材1は一方のリンクに固定される。
(減速機)
本実施例で用いる減速機は波動歯車減速機と呼ばれるもので、減速機入力軸16(ウェーブジェネレータ)、減速機出力軸17(フレクスプライン)、減速機固定軸18(サーキュラースプライン)の3つの主要部品から構成される。
減速機入力軸16は、転がり軸受けを有する楕円カムである。減速機出力軸17は、カップ形状をした楕円変形する外歯車である。減速機固定軸18は、減速機出力軸とは歯数の異なる内歯車である。減速機入力軸16は、減速機出力軸17(フレクスプライン)を楕円カムの長径両端の2箇所で押し広げて減速機固定軸18(サーキュラースプライン)と噛み合わせる。このとき、両者の歯数が異なるので、減速機入力軸が1回転したとき、減速機固定軸に対して減速機出力軸が歯数の差だけ回転する。
モータの出力軸15を減速機入力軸16に接続し、減速機固定軸18を固定部材1に固定し、減速機出力軸17を回転軸19に固定する。この構成により、モータ13の出力軸15が回転すると、減速機入力軸16が回転し、固定部材1に対して減速機の出力軸である回転軸19が減速された回転速度で回転する。
(トルクと角度の測定系)
減速機の出力軸である回転軸19は、支持部材3に接続されている。支持部材3は弾性体4の一端と接続され、弾性体4の他端は出力部材5と接続されている。したがって、減速機の出力軸が減速比に応じて回転して回転力が支持部材3に伝達されると、回転力は弾性体4を介して出力部材5に伝達され、出力部材5を回転させる。関節装置を、例えばロボットアームのリンクを接続する関節として用いる場合には、出力部材5は、固定部材1が接続されたリンクとは反対側のリンクに固定される。図2の例では、出力部材5はボス部31を介してリンク32に固定されている。
減速機の出力軸が回転する際には、弾性体4はねじり剛性(K)を有する弾性体であるため、出力部材5に伝達されるトルクに応じて変形する。すなわち、固定部材1に対する支持部材3の回転角と、固定部材1に対する出力部材5の回転角の間には、弾性体4の変形に応じた差異が生ずる。
支持部材3の表面には固定部材1と対向する側に回転角測定用スケール7aが設けられ、出力部材5の表面には固定部材1と対向する側に回転角測定用スケール7bが設けられている。固定部材1に設けられた回転角測定用センサ8aは、支持部材3に配置された回転角測定用スケール7aを計測して固定部材1に対する支持部材3の回転角を測定する。また、固定部材1に設けられた回転角測定用センサ8bは、出力部材5に配置された回転角測定用スケール7bを計測して固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定する。これらのセンサには光学式センサが好適に用いられ、スケールの画像を撮像して変位を測定することができる。尚、このような光学式のエンコーダではなく、磁気式のエンコーダを用いることも可能である。
次に、図3を参照して、弾性体4の構成をさらに詳しく説明する。図2において減速機の出力軸と接続している支持部材3は、図3に内側リング29として示す部位を備えている。また、図2においてリンク32にボス部31を介して固定された出力部材5は、図3に外側リング28として示す部位を備えている。内側リング29と外側リング28は、共に当該関節の回転軸を中心とする同心の円環状部材である。また、図2において支持部材3と出力部材5とを接続している弾性体4は、図3に示すように当該関節の回転軸を中心に放射状に配置された多数の板状弾性体である板ばね30より成る。それぞれの板ばね30の主面が、内側リング29の主面および外側リング28の主面に対して直交するように、板ばね30は内側リング29および外側リング28と接続されている。すなわち、それぞれの板ばね30の主面が当該関節の回転軸と平行になるように配置されているが、板ばねには、主面と交差する方向の曲げ剛性が、主面と平行な方向の曲げ剛性よりも低いという特性がある。従って、図3のように放射状に板ばね30を配置したことにより、全体の剛性は、図中の座標系においてZ軸まわりの回転方向θだけが柔らかく、X軸まわりとY軸まわりの回転方向は硬くなっている。トルクを検出する回転方向θ以外の剛性を高くすることにより、回転方向θのトルクを受けた時に、X軸まわりとY軸まわりの回転方向の変形が小さくなる。このため、トルクセンサ用の弾性体として好適な剛性比が確保されており、測定誤差を小さくすることができる。また、板状ばねを放射状に配置するという単純な構成のため、製造が容易で、比較的小型である。すなわち、トルクと位置を高精度に検出することが可能で、しかも小型化が可能な関節装置を実現している。
次に、図4を参照して、回転角測定用センサとスケールの構成をさらに詳しく説明する。
固定部材1に設けられた回転角測定用センサ8aは、支持部材3に配置された回転角測定用スケール7aを計測して固定部材1に対する支持部材3の回転角を測定する。また、固定部材1に設けられた回転角測定用センサ8bは、出力部材5に配置された回転角測定用スケール7bを計測して固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定する。
図4の例では、固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定するための第一の角度検出器として、回転角測定用スケール7bと、これを計測する回転角測定用センサ8b−1と回転角測定用センサ8b−2が設けられている。また、固定部材1に対する支持部材3の回転角を測定するための第二の角度検出器として、回転角測定用スケール7aと、これを計測する回転角測定用センサ8a−1と回転角測定用センサ8a−2が設けられている。
4つの回転角測定用センサを搭載した基板9は、固定部材1に固定される電気回路基板である。基板9には、4つの回転角測定用センサの他に、センサを駆動するための信号発生回路や、センサ出力信号の処理回路や、配線やコネクタが適宜実装される。本実施例では、第一の角度検出器と第二の角度検出器の回転角測定用センサを、同一の基板9に片面実装できることで、小型化とコストダウンを同時に実現している。
第一の角度検出器を構成する回転角測定用センサ8b−1と回転角測定用センサ8b−2は、基板9の同一面上に固定され、当該関節の回転軸を中心とする直径が大きな円周上の180度異なる2か所に対向配置する。
また、第二の角度検出器を構成する回転角測定用センサ8a−1と回転角測定用センサ8a−2は、基板9の同一面上に固定され、当該関節の回転軸を中心とする直径が小さな円周上の180度異なる2か所に対向配置する。
第一の角度検出器と第二の角度検出器とは、θ方向に90度ずらして配置しているが、必ずしも90度に限る必要はなく、実装上好適な配置をとることができる。
本実施例において角度検出器を構成する2つの回転角測定用センサを同一円周上で180度異なる2箇所に対向配置するのは、演算により偏心誤差をキャンセル可能にするためである。偏心誤差とは、回転軸中心と、角度の測定中心のずれである。偏心誤差があると、関節の回転に伴いセンサの位置が変動するので測定誤差を生じる。
この偏心誤差の方向をφとし、大きさをδとする。さらに、センサの回転半径をR、関節の回転角をθとすると、2つのセンサからの検出値Sと検出値S180は、それぞれ以下の式のように表される。各式の第2項が偏心誤差である。
Figure 2020116693
Figure 2020116693
これらの式を変形すれば、次式のように偏心誤差の影響を除去できる。
Figure 2020116693
つまり、2つのセンサの位相が180度異なるようにセンサを対向配置し、検出値に基づく演算をすることにより、偏心誤差の影響を受けない角度測定が可能である。
以上の構成において、基板9に設けた第一の角度検出器の回転角測定用センサ8bで測定した回転角Eと、第二の角度検出器の回転角測定用センサ8aで測定した回転角Eを用い、次式からトルクTを求める。ただし、Kは弾性体のねじり剛性係数である。
Figure 2020116693
以上のように、本実施例の関節装置は、固定部材に対する減速機の出力軸の回転角E、固定部材に対する出力部材の回転角E、出力部材に伝達されるトルクを、高精度に計測でき、しかも小型である。また、角度検出とトルク検出を、同じエンコーダを用いて行うことができるので、コストを抑えられる。さらに、エンコーダのセンサは基板の片面に実装することが可能であり、寸法が抑えられる。また、回転角測定用センサとそれに付帯する電気回路を1枚の基板にまとめられるので低コストである。
[実施例2]
実施形態1に関して、実施例1とは異なる実施例2を示す。実施例1と共通する部分については、説明を省略する。
図5は、実施例2の関節装置の構成を示す断面図である。尚、関節装置に付帯する配線や配管等は、図示を省略している。
実施例1では、固定部材1に回転角測定用センサ8aと回転角測定用センサ8bが搭載され、支持部材3の表面に回転角測定用スケール7aが、出力部材5の表面に回転角測定用スケール7bが設けられていた。
これに対して、実施例2では、固定部材1に第一の角度検出器と第二の角度検出器で共用する回転角測定用スケール7を設け、支持部材3に回転角測定用センサ8bを、出力部材5に回転角測定用センサ8aを配置している。固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定するための第一の角度検出器の回転角測定用センサ8aは、基板9aに実装されている。また、固定部材1に対する支持部材3の回転角を測定するための第二の角度検出器の回転角測定用センサ8bは、基板9bに実装されている。
次に、図6を参照して、回転角測定用センサとスケールの構成をさらに詳しく説明する。
支持部材3に固定された回転角測定用センサ8bは、固定部材1に固定された回転角測定用スケール7を計測して固定部材1に対する支持部材3の回転角を測定する。また、出力部材5に設けられた回転角測定用センサ8aは、固定部材1に配置された回転角測定用スケール7を計測して固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定する。
図6の例では、固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定するための第一の角度検出器として、回転角測定用スケール7と、これを計測する回転角測定用センサ8a−1と回転角測定用センサ8a−2が設けられている。また、固定部材1に対する支持部材3の回転角を測定するための第二の角度検出器として、回転角測定用スケール7と、これを計測する回転角測定用センサ8b−1と回転角測定用センサ8b−2が設けられている。
回転角測定用センサ8a−1と回転角測定用センサ8a−2は基板9aに、回転角測定用センサ8b−1と回転角測定用センサ8b−2は基板9bに、それぞれ実装されている。基板9aおよび基板9bのそれぞれには、2つの回転角測定用センサの他に、センサを駆動するための信号発生回路や、センサ出力信号の処理回路や、配線やコネクタが適宜実装される。
第一の角度検出器を構成する回転角測定用センサ8a−1と回転角測定用センサ8a−2は、基板9aの同一面上に固定され、当該関節の回転軸を中心とする所定半径の円周上の180度異なる2か所に配置する。また、第二の角度検出器を構成する回転角測定用センサ8b−1と回転角測定用センサ8b−2は、基板9bの同一面上に固定され、第一の角度検出器と同じ所定半径の円周上の180度異なる2か所に配置する。
第一の角度検出器と第二の角度検出器の回転角度用センサが同一の円周上に配置されているため、回転角測定用スケール7を共用することが可能で、スケールは1個ですむ。すなわち、本実施例では、第一の角度検出器と第二の角度検出器の回転角測定用スケールを単一のスケールにして固定部材1の片面に実装できることで、小型化とコストダウンを同時に実現できる。
尚、図6では、第一の角度検出器と第二の角度検出器とは、θ方向に90度ずらして配置しているが、必ずしも90度に限る必要はなく、実装上好適な配置をとることができる。
本実施例の関節装置は、実施例1と同様に、固定部材に対する減速機の出力軸の回転角Eと、固定部材に対する出力部材の回転角Eと、出力部材に伝達されるトルクを、高精度に計測できる。また、角度検出とトルク検出を、同じエンコーダを用いて行うことができるので、コストを抑えられる。さらに、エンコーダのスケールは固定部材1の片面に実装することが可能であり、寸法が抑えられ低コストである。
[実施例3]
実施形態2の具体的な例として、実施例3を示す。図8は、実施例3の関節装置の構成を示す断面図である。尚、関節装置に付帯する配線や配管等は、図示を省略している。
実施形態1に係る実施例1および実施例2では、弾性体を、減速機の出力軸に固定された支持部材と、出力部材との間に設けた。これに対して、実施形態2に係る実施例3では、弾性体を、固定部材と、減速機のシャーシが固定された支持部材との間に設ける。
これに対して実施形態2に係る本実施例では、固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定するための第一の角度検出器として、回転角測定用スケール7bと、これを計測する回転角測定用センサ8bが設けられている。また、支持部材3に対する出力部材5の回転角を測定するための第二の角度検出器として、回転角測定用スケール7aと、これを計測する回転角測定用センサ8aが設けられている。
(固定部材)
剛体である固定部材1には、モータ13が不図示のボルトで固定されている。また、固定部材1には、回転軸周りに放射状に配置された複数の板状の弾性体4のそれぞれの一端が接続されている。また、固定部材1には、第一の角度検出器の回転角測定用スケール7bが固定されている。
関節装置を、例えばロボットアームのリンクを接続する関節として用いる場合には、固定部材1は一方のリンクに固定される。
(減速機)
本実施例で用いる減速機は波動歯車減速機と呼ばれるもので、減速機入力軸16(ウェーブジェネレータ)、減速機出力軸17(フレクスプライン)、減速機固定軸18(サーキュラースプライン)の3つの主要部品から構成される。
減速機入力軸16は、転がり軸受けを有する楕円カムである。減速機出力軸17は、カップ形状をした楕円変形する外歯車である。減速機固定軸18は、減速機出力軸とは歯数の異なる内歯車である。減速機入力軸16は、減速機出力軸17(フレクスプライン)を楕円カムの長径両端の2箇所で押し広げて減速機固定軸18(サーキュラースプライン)と噛み合わせる。このとき、両者の歯数が異なるので、減速機入力軸が1回転したとき、減速機固定軸に対して減速機出力軸が歯数の差だけ回転する。
モータの出力軸15を減速機入力軸16に接続し、減速機固定軸18とクロスローラベアリング20を支持部材3に固定し、減速機出力軸17を回転軸19に固定する。この構成により、モータ13の出力軸15が回転すると、減速機入力軸16が回転し、固定部材1に対して減速機の出力軸である回転軸19が減速された回転速度で回転する。減速機の出力軸である回転軸19は、出力部材5に接続されている。関節装置を、例えばロボットアームのリンクを接続する関節として用いる場合には、出力部材5は、固定部材1が接続されたリンクとは反対側のリンクに固定される。
(トルクと角度の測定系)
支持部材3には、回転軸周りに放射状に配置された複数の板状の弾性体4のそれぞれの一端が接続されている。すなわち、支持部材3は複数の板状の弾性体4を介して固定部材1と接続されている。
したがって、減速機の出力軸が減速比に応じて回転して回転力が出力部材5に伝達されると、回転力の反作用が弾性体4に働く。その際には、弾性体4はねじり剛性(K)を有する弾性体であるため、出力部材5に伝達されるトルクに応じて変形する。すなわち、固定部材1に対する出力部材5の回転角と、支持部材3に対する出力部材5の回転角の間には、弾性体4の変形に応じた差異が生ずる。
支持部材3の表面には出力部材5と対向する側に回転角測定用スケール7aが設けられ、固定部材1の表面には出力部材5と対向する側に回転角測定用スケール7bが設けられている。出力部材5に設けられた回転角測定用センサ8aは、支持部材3に配置された回転角測定用スケール7aを計測して支持部材3に対する出力部材5の回転角を測定する。また、出力部材5に設けられた回転角測定用センサ8bは、固定部材1に配置された回転角測定用スケール7bを計測して固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定する。これらのセンサには光学式センサが好適に用いられ、スケールの画像を撮像して変位を測定することができる。尚、このような光学式のエンコーダではなく、磁気式のエンコーダを用いることも可能である。
次に、図3を参照して、出力側の構成をさらに詳しく説明する。図8において減速機固定軸18と接続している支持部材3は、図3に内側リング29として示す部位を備えている。また、図8に示された固定部材1は、図3に外側リング28として示す部位を備えている。内側リング29と外側リング28は、ともに当該関節の回転軸を中心とする同心の円環状部材である。また、図8において支持部材3と固定部材1とを接続している弾性体4は、図3に示すように当該関節の回転軸を中心に放射状に配置された多数の板状弾性体である板ばね30より成る。それぞれの板ばね30の主面が、内側リング29の主面および外側リング28の主面に対して直交するように、板ばね30は内側リング29および外側リング28と接続されている。すなわち、それぞれの板ばね30の主面が当該関節の回転軸と平行になるように配置されているが、板ばねには、主面と交差する方向の曲げ剛性が、主面と平行な方向の曲げ剛性よりも低いという特性がある。従って、図3のように放射状に板ばね30を配置したことにより、全体の剛性は、図中の座標系においてZ軸まわりの回転方向θだけが柔らかく、X軸まわりとY軸まわりの回転方向は硬くなっている。トルクを検出する回転方向θ以外の剛性を高くすることにより、回転方向θのトルクを受けた時に、X軸まわりとY軸まわりの回転方向の変形が小さくなる。このため、トルクセンサ用の弾性体として好適な剛性比が確保されており、測定誤差を小さくすることができる。また、板状ばねを放射状に配置するという単純な構成のため、製造が容易で、比較的小型である。すなわち、トルクと位置を高精度に検出することが可能で、しかも小型化が可能な関節装置を実現している。
次に、図4を参照して、回転角測定用センサとスケールの構成をさらに詳しく説明する。
出力部材5に設けられた回転角測定用センサ8aは、支持部材3に配置された回転角測定用スケール7aを計測して支持部材3に対する出力部材5の回転角を測定する。また、出力部材5に設けられた回転角測定用センサ8bは、固定部材1に配置された回転角測定用スケール7bを計測して固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定する。
図4の例では、固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定するための第一の角度検出器として、回転角測定用スケール7bと、これを計測する回転角測定用センサ8b−1と回転角測定用センサ8b−2が設けられている。また、支持部材3に対する出力部材5の回転角を測定するための第二の角度検出器として、回転角測定用スケール7aと、これを計測する回転角測定用センサ8a−1と回転角測定用センサ8a−2が設けられている。
4つの回転角測定用センサを搭載した基板9は、出力部材5に固定される電気回路基板である。基板9には、4つの回転角測定用センサの他に、センサを駆動するための信号発生回路や、センサ出力信号の処理回路や、配線やコネクタが適宜実装される。本実施例では、第一の角度検出器と第二の角度検出器の回転角測定用センサを、同一の基板9の片面に実装できることで、小型化とコストダウンを同時に実現できる。
第一の角度検出器を構成する回転角測定用センサ8b−1と回転角測定用センサ8b−2は、基板9の同一面上に固定され、当該関節の回転軸を中心とする直径が大きな円周上の180度異なる2か所に配置する。
また、第二の角度検出器を構成する回転角測定用センサ8a−1と回転角測定用センサ8a−2は、基板9の同一面上に固定され、当該関節の回転軸を中心とする直径が小さな円周上の180度異なる2か所に配置する。
第一の角度検出器と第二の角度検出器とは、θ方向に90度ずらして配置しているが、必ずしも90度に限る必要はなく、実装上好適な配置をとることができる。
本実施例において角度検出器を構成する2つの回転角測定用センサを同一円周上で180度異なる2箇所に配置するのは、演算により偏心誤差をキャンセル可能にするためである。実施例1について数式1ないし数式3を用いて説明したのと同様に、2つのセンサの位相が180度異なるように対向配置し、検出値に基づく演算をすることにより、偏心誤差の影響を受けない角度測定が可能である。
本実施例では、モータを駆動してその出力軸を回転させた時に、回転角測定用センサ8aと回転角測定用スケール7aを用いて、支持部材3に対する減速機の出力軸の回転角E、すなわち支持部材3に対する出力部材5の回転角Eを測定する。また、回転角測定用センサ8bと回転角測定用スケール7bを用いて、固定部材1に対する出力部材5の回転角Eを測定する。
そして、弾性部のねじり剛性をKとすると、出力部材5に伝達されるトルクTを、T=K×(E−E)の関係を用いて求める。この演算は、関節装置が備える演算部が行ってもよいし、関節装置が実装されているロボット等の制御部が行ってもよい。
以上のように、本実施例の関節装置は、支持部材3に対する出力部材5の回転角Eと、固定部材1に対する出力部材5の回転角Eと、出力部材に伝達されるトルクを、高精度に計測でき、しかも小型である。また、角度検出とトルク検出を、同じエンコーダを用いて行うことができるので、コストを抑えられる。さらに、エンコーダのセンサは基板の片面に実装することが可能であり、寸法が抑えられる。また、回転角測定用センサとそれに付帯する電気回路を1枚の基板にまとめられるので低コストである。
[実施例4]
実施形態2に関して、実施例3とは異なる実施例4を示す。実施例3と共通する部分については、説明を省略する。
図9は、実施例4の関節装置の構成を示す断面図である。尚、関節装置に付帯する配線や配管等は、図示を省略している。
実施例3では、出力部材5に回転角測定用センサ8aと回転角測定用センサ8bが搭載され、支持部材3の表面に回転角測定用スケール7aが、固定部材1の表面に回転角測定用スケール7bが設けられていた。
これに対して、実施例4では、出力部材5に第一の角度検出器と第二の角度検出器で共用する回転角測定用スケール7を設け、支持部材3に回転角測定用センサ8bを、固定部材1に回転角測定用センサ8aを配置している。固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定するための第一の角度検出器の回転角測定用センサ8aは、基板9aに実装されている。また、支持部材3に対する出力部材5の回転角を測定するための第二の角度検出器の回転角測定用センサ8bは、基板9bに実装されている。
次に、図6を参照して、回転角測定用センサとスケールの構成をさらに詳しく説明する。
支持部材3に設けられた回転角測定用センサ8bは、出力部材5に配置された回転角測定用スケール7を計測して支持部材3に対する出力部材5の回転角を測定する。また、固定部材1に設けられた回転角測定用センサ8aは、出力部材5に配置された回転角測定用スケール7を計測して固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定する。
図6の例では、固定部材1に対する出力部材5の回転角を測定するための第一の角度検出器として、回転角測定用スケール7と、これを計測する回転角測定用センサ8a−1と回転角測定用センサ8a−2が設けられている。また、支持部材3に対する出力部材5の回転角を測定するための第二の角度検出器として、回転角測定用スケール7と、これを計測する回転角測定用センサ8b−1と回転角測定用センサ8b−2が設けられている。
回転角測定用センサ8a−1と回転角測定用センサ8a−2は基板9aに、回転角測定用センサ8b−1と回転角測定用センサ8b−2は基板9bに、それぞれ実装されている。基板9aおよび基板9bのそれぞれには、2つの回転角測定用センサの他に、回転角測定用センサを駆動するための信号発生回路や、センサ出力信号の処理回路や、配線やコネクタが適宜実装される。
第一の角度検出器を構成する回転角測定用センサ8a−1と回転角測定用センサ8a−2は、基板9aの同一面上に固定され、当該関節の回転軸を中心とする所定半径の円周上の180度異なる2か所に配置する。また、第二の角度検出器を構成する回転角測定用センサ8b−1と回転角測定用センサ8b−2は、基板9bの同一面上に固定され、第一の角度検出器と同じ所定半径の円周上の180度異なる2か所に配置する。
第一の角度検出器と第二の角度検出器の回転角度用センサが同一円周上に配置されているため、回転角測定用スケール7を共用することが可能で、スケールは1個ですむ。すなわち、本実施例では、第一の角度検出器と第二の角度検出器の回転角測定用スケールを単一のスケールにして出力部材5の片面に実装できることで、小型化とコストダウンを同時に実現できる。
尚、図6では、第一の角度検出器と第二の角度検出器とは、θ方向に90度ずらして配置しているが、必ずしも90度に限る必要はなく、実装上好適な配置をとることができる。
本実施例の関節装置は、実施例3と同様に、支持部材3に対する出力部材5の回転角Eと、固定部材1に対する出力部材5の回転角Eと、出力部材に伝達されるトルクTを、高精度に計測でき、しかも小型である。また、角度検出とトルク検出を、同じエンコーダを用いて行うことができるので、コストを抑えられる。さらに、エンコーダのスケールは出力部材5の片面に実装することが可能であり、寸法が抑えられ低コストである。
[他の実施形態]
本発明は、以上説明した実施形態と実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
本発明を実施した関節装置は、高精度にトルクと回転角度を検出することが可能で、回転角度の制御精度に優れる。本実施形態の関節装置を検出装置としてロボット装置に装着すれば、ロボット装置の作業精度を高めることができる。すなわち、例えば図10に示した多関節ロボットの各関節に本発明を実施した関節装置を装着し、物品の組立や加工を行う製造ラインに配置し、物品の製造工程を行えば、高精度な物品の製造方法を実現することができる。もちろん、物品の製造に限らずとも、種々の作業を高精度に行う多関節ロボットにおいて実施することができる。
また、ロボットあるいはそれ以外の装置において、外力を受けた際に、外力のトルクや外力により生じた回転角の大きさを、高精度に検出するための検出装置として用いてもよい。
1・・・固定部材/2・・・減速機/3・・・支持部材/4・・・弾性体/5・・・出力部材/7、7a、7b・・・回転角測定用スケール/8a、8a−1、8a−2、8b、8b−1、8b−2・・・回転角測定用センサ/9、9a、9b・・・基板/13・・・モータ/15・・・モータの出力軸/16・・・減速機入力軸/17・・・減速機出力軸/18・・・減速機固定軸/19・・・回転軸/20・・・クロスローラベアリング/28・・・外側リング/29・・・内側リング/30・・・板ばね/31・・・ボス部/32・・・リンク/100・・・6軸多関節ロボット装置/101・・・制御装置/102・・・ティーチングペンダント/200〜206・・・リンク/210・・・ロボットハンド/J1〜J6・・・回転関節

Claims (18)

  1. 固定部材にそれぞれ固定されたモータと減速機と、
    支持部材と、
    出力部材と、を備える関節装置であって、
    前記減速機の出力軸と前記支持部材とが結合され、前記支持部材と前記出力部材とが弾性体を介して結合され、
    前記固定部材には、前記固定部材に対する前記減速機の出力軸の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方と、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、
    前記支持部材には、前記固定部材に対する前記減速機の出力軸の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定され、
    前記出力部材には、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定されている、
    ことを特徴とする関節装置。
  2. 前記固定部材に対する前記減速機の出力軸の回転角測定用のスケールおよびセンサを用いて測定した前記減速機の出力軸の回転角度と、
    前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールおよびセンサを用いて測定した前記固定部材の回転角度と、
    前記弾性体の剛性と、から、
    前記出力部に伝達されるトルクを求めて前記モータを制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の関節装置。
  3. 前記固定部材には、前記固定部材に対する前記減速機の出力軸の回転角測定用のセンサと、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のセンサと、が固定されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の関節装置。
  4. 前記固定部材に対する前記減速機の出力軸の回転角測定用のセンサと、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のセンサと、が同一の基板に実装されて前記固定部材に固定されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の関節装置。
  5. 前記固定部材には、前記固定部材に対する前記減速機の出力軸の回転角測定用のスケールと、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールと、が固定されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の関節装置。
  6. 前記固定部材に対する前記減速機の出力軸の回転角測定用のスケールと、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールとが、一体のスケールとして前記固定部材に固定されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の関節装置。
  7. 前記弾性体は、前記出力部材の回転軸を中心に放射状に配置された複数の板状弾性体で、各板状弾性体の主面が前記出力部材の回転軸を中心とする円周と直交する向きになるように前記支持部材および前記出力部材に結合されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の関節装置。
  8. 固定部材に固定されたモータと、
    支持部材と、
    前記支持部材に固定された減速機と、
    出力部材と、を備える関節装置であって、
    前記減速機の出力軸と前記出力部材とが結合され、前記固定部材と前記支持部材とが弾性体を介して結合され、
    前記固定部材には、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、
    前記支持部材には、前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、
    前記出力部材には、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方と、前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定されている、
    ことを特徴とする関節装置。
  9. 前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールおよびセンサを用いて測定した前記減速機の出力軸の回転角度と、
    前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールおよびセンサを用いて測定した前記固定部材の回転角度と、
    前記弾性体の剛性と、から、
    前記出力部に伝達されるトルクを求めて前記モータを制御する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の関節装置。
  10. 前記出力部材には、前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のセンサと、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のセンサと、が固定されている、
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の関節装置。
  11. 前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のセンサと、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のセンサと、が同一の基板に実装されて前記出力部材に固定されている、
    ことを特徴とする請求項10に記載の関節装置。
  12. 前記出力部材には、前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールと、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールと、が固定されている、
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の関節装置。
  13. 前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールと、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールとが、一体のスケールとして前記出力部材に固定されている、
    ことを特徴とする請求項12に記載の関節装置。
  14. 前記弾性体は、前記モータの回転軸を中心に放射状に配置された複数の板状弾性体で、各板状弾性体の主面が前記モータの回転軸を中心とする円周と直交する向きになるように前記固定部材および前記支持部材に結合されている、
    ことを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の関節装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の関節装置と、リンクを備える、
    ことを特徴とするロボットアーム。
  16. 請求項15に記載のロボットアームにより、物品の組立または加工を行う、
    ことを特徴とする物品の製造方法。
  17. 固定部材と、支持部材と、出力部材と、を備え、
    前記支持部材と前記出力部材とが弾性体を介して結合され、
    前記固定部材には、前記固定部材に対する前記支持部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方と、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、
    前記支持部材には、前記固定部材に対する前記支持部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定され、
    前記出力部材には、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定されている、
    ことを特徴とするトルクおよび回転角の検出装置。
  18. 固定部材と、支持部材と、出力部材と、を備え、
    前記支持部材と前記固定部材とが弾性体を介して結合され、
    前記固定部材には、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、
    前記支持部材には、前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサのいずれか一方が固定され、
    前記出力部材には、前記固定部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方と、前記支持部材に対する前記出力部材の回転角測定用のスケールかまたはセンサの他方が固定されている、
    ことを特徴とするトルクおよび回転角の検出装置。
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