JP2020115166A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナーの帯電量の算出結果の信頼性をユーザーが認識できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、感光体ドラム101と、現像部110と、電圧印加部21と、検知部22と、算出部20cと、評価部20dとを備える。検知部22は、静電潜像が形成されているときの感光体ドラム101と現像部110との間に流れる第1電流の電流値と、静電潜像が形成されていない感光体ドラム101と現像部110との間に流れる第2電流の電流値とを検知する。算出部20cは、トナーの帯電量を算出する。評価部20dは、第2電流の電流値と基準値との比較結果に基づいて、トナーの帯電量の算出結果の信頼性を評価する。基準値は、静電潜像が形成されていない感光体ドラム101と現像部110との間に流れる基準電流の電流値であって、感光体ドラム101と現像部110とのうちの少なくとも一方の調整後に検知部22で検知された電流値を示す。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、現像電源と、フォトセンサとを備える。現像電源は、現像ローラーに現像バイアスを印加する。更に、現像電源は、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像してトナー像を形成するときに現像電流を検知する。フォトセンサは、感光体ドラムに形成されたトナー像のトナー付着量を検知する。特許文献1に記載の画像形成装置では、現像電源で検知された現像電流の電流値を、現像ローラーから感光体ドラムに移動したトナーの電荷量とする。トナーの電荷量とトナー付着量とからトナーの帯電量が算出される。
特開2005−189790号公報
特許文献1に記載の画像形成装置では、トナーの帯電量を用いて、例えばトナー濃度、現像バイアス、感光体ドラムの表面電位、現像ローラーの回転速度、又は、飛散したトナー粒子を回収する吸引ファンの回転速度を調整できる。その結果、特許文献1に記載の画像形成装置では、画像濃度の低下、トナーかぶり、及び、トナー粒子飛散を抑制できる。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、画像濃度の低下、トナーかぶり又はトナー粒子飛散が起こっていると、トナーの帯電量を正確に算出できない場合がある。従って、ユーザーは、トナーの帯電量が正確に算出されていないことを認識せずに、正確に算出されていないトナーの帯電量を利用して、画像形成装置を使用していることがあった。その結果、画像濃度の低下、トナーかぶり、及び、トナー粒子飛散が充分に抑制できなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、トナーの帯電量の算出結果の信頼性をユーザーが認識できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、感光体ドラムと、現像部と、電圧印加部と、検知部と、算出部と、評価部とを備える。前記現像部は、前記感光体ドラムに形成された静電潜像をトナーによって現像して、前記感光体ドラムにトナー像を形成する。前記電圧印加部は、前記現像部に現像バイアスを印加する。前記検知部は、前記静電潜像が形成されているときの前記感光体ドラムと前記現像部との間に流れる第1電流の電流値と、静電潜像が形成されていない前記感光体ドラムと前記現像部との間に流れる第2電流の電流値とを検知する。前記算出部は、前記トナー像に形成された前記トナーの量と、前記第1電流の電流値とに基づいて、前記トナーの帯電量を算出する。前記評価部は、前記第2電流の電流値と基準値との比較結果に基づいて、前記トナーの帯電量の算出結果の信頼性を評価する。前記基準値は、前記静電潜像が形成されていない前記感光体ドラムと前記現像部との間に流れる基準電流の電流値であって、前記感光体ドラムと前記現像部とのうちの少なくとも一方の調整後に前記検知部で検知された前記電流値を示す。
本発明によれば、トナーの帯電量の算出結果の信頼性をユーザーが認識できる画像形成装置を提供できる。
本発明の実施形態1に係る画像形成装置の構成を示す図である。 実施形態1に係る画像形成部の構成の一例を示す断面図である。 実施形態1に係る画像形成部の現像動作を示す図である。 実施形態1に係る感光体ドラムの構成の一例を示す平面図である。 実施形態1に係る感光体ドラムの電位及び現像ローラーの電位を示す図である。 実施形態1に係る電流検知部で検知された電流値を示すグラフである。 実施形態1に係る制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態1に係る制御部の処理の他の一例を示すフローチャートである。 実施形態2に係る制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態3に係る制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電流検知部から出力された電圧値を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。実施形態において、X軸及びY軸は水平方向に沿っており、Z軸は鉛直方向に沿っており、X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交する。
[実施形態1]
まず、図1を参照して、実施形態1に係る画像形成装置100の構成について説明する。図1は、画像形成装置100の構成を示す図である。画像形成装置100は、例えば、カラー複合機である。
図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成ユニット10、給送部30、搬送部40、定着部50、排出部60、制御部20、及び濃度センサー104を備える。濃度センサー104については後述する。
給送部30は、シートPを搬送部40へ供給する。搬送部40は、シートPを画像形成ユニット10、及び定着部50を経由して排出部60まで搬送する。画像形成ユニット10は、シートPに画像を形成する。定着部50は、シートPを加熱、及び加圧し、シートPに形成された画像をシートPに定着する。排出部60は、シートPを画像形成装置100の外部へ排出する。制御部20は、画像形成ユニット10、給送部30、搬送部40、定着部50、及び排出部60を制御する。
次に、画像形成ユニット10の構成について説明する。画像形成ユニット10は、複数の画像形成部11、露光部13、及び転写部12を備える。
複数の画像形成部11には、それぞれ、互いに異なる色の複数のトナーが供給される。トナーは多数のトナー粒子を含む。複数の画像形成部11の各々は感光体ドラム101を含む。例えば、複数の画像形成部11は、シアン色のトナーが供給される画像形成部11c、マゼンタ色のトナーが供給される画像形成部11m、イエロー色のトナーが供給される画像形成部11y、及び、ブラック色のトナーが供給される画像形成部11kを含む。画像形成部11c、画像形成部11m、画像形成部11y及び画像形成部11kの構成は、互いに略同一である。
露光部13は、画像データに基づいて、複数の感光体ドラム101の各々に光を照射する。その結果、複数の感光体ドラム101の各々に静電潜像が形成される。そして、複数の画像形成部11の各々は、感光体ドラム101に形成された静電潜像を現像して、感光体ドラム101にトナー像を形成する。その結果、複数の感光体ドラム101に、それぞれ、互いに異なる複数色のトナー像が形成される。
転写部12は、中間転写ベルト12aと駆動ローラー12bとを備える。中間転写ベルト12aは、駆動ローラー12bによって回転方向RAに回転駆動される。複数の画像形成部11が、中間転写ベルト12a上に、互いに異なる複数色のトナー像を転写する。複数色のトナー像が中間転写ベルト12a上で重畳されることで、中間転写ベルト12a上にトナー像(具体的にはカラー画像)が形成される。転写部12は、中間転写ベルト12a上に形成されたトナー像をシートP上に転写する。その結果、シートPに画像が形成される。
濃度センサー104は、中間転写ベルト12a上に形成されたトナー像の濃度を検出する。トナー像の濃度は、単位面積当たりのトナー像を形成するトナーの質量を示す。よって、トナー像の濃度は、トナー像の面積が既知であれば、トナー像の厚さに基づいて算出できる。実施形態1では、濃度センサー104は、トナー像の厚みHTを検出する。詳細には、濃度センサー104は、トナー像との間の距離LTを測定して、画像の厚みHTを検出する。更に詳細には、濃度センサー104は、下記式(1)を用いて画像の厚みHTを検出する。
(厚みHT)=(基準距離LTA)−(距離LT) (1)
なお、基準距離LTAは、濃度センサー104と中間転写ベルト12aの表面との間の距離を示す。
濃度センサー104は、例えば、レーザー変位センサーである。レーザー変位センサーは、半導体レーザーとリニアイメージセンサー(Linear Image Sensor)とを備え、三角測距を用いて距離LTを測定する。そして、濃度センサー104は、トナー像の濃度を示す信号SG1を制御部20に出力する。
次に、図1及び図2を参照して、実施形態1に係る画像形成部11の構成について説明する。図2は、画像形成部11の構成の一例を示す断面図である。
図2に示すように、画像形成部11は、感光体ドラム101に加えて、現像部110、帯電部102、及びクリーニング部103を更に備える。感光体ドラム101は、略円柱形状又は略円筒形状を有する。感光体ドラム101は、感光体ドラム101の回転軸線AXを中心として回転方向RBに回転する。感光体ドラム101は、例えばアモルファスシリコン(α−Si)感光体ドラム又は有機感光体(OPC:Organic PhotoConductor)ドラムである。
帯電部102は、感光体ドラム101の表面を所定電位に帯電させる。帯電部102は、例えば、帯電ローラーを含む。そして、図1及び図2に示すように、露光部13は、画像データに基づいて感光体ドラム101の表面を露光する。その結果、感光体ドラム101の表面に静電潜像が形成される。更に、現像部110は、トナーによって感光体ドラム101の表面に形成された静電潜像を現像して、感光体ドラム101の表面にトナー像を形成する。
更に、クリーニング部103は、感光体ドラム101の表面をクリーニングする。具体的には、クリーニング部103は、クリーニングブレード103aを含む。クリーニングブレード103aは、感光体ドラム101の表面と摺接する。感光体ドラム101の表面とクリーニングブレード103aの先端とが摺接することで、感光体ドラム101の表面に残留するトナーが除去される。
次に、図2及び図3を参照して、現像部110について説明する。図3は、画像形成部11の現像動作を示す図である。なお、図3では、トナー粒子TNを黒色の点で示し、キャリア粒子CAを白色の円で示す。
図3に示すように、現像部110は、感光体ドラム101に形成された静電潜像GAを複数のトナー粒子TNによって現像して、感光体ドラム101にトナー像TIを形成する。複数のトナー粒子TNは2成分現像剤に含まれている。2成分現像剤は現像部110に収容される。
具体的には、2成分現像剤は、複数のトナー粒子TN(具体的には多数のトナー粒子TN)に加えて、複数のキャリア粒子CA(具体的には多数のキャリア粒子CA)を含む。複数のトナー粒子TNは粉体であり、複数のキャリア粒子CAは粉体である。トナー粒子TNは、例えば正帯電性トナー粒子である。正帯電性トナー粒子は、キャリア粒子CAとの摩擦により正に帯電する。
トナー粒子TNの粒径は、例えば、体積基準のメディアン径(D50)で5.0μm以上8.0μm以下であり、好ましくは5.2μm以上6.7μm以下である。
キャリア粒子CAは、磁性を有する。キャリア粒子CAは、例えば、樹脂被覆型のキャリア粒子である。樹脂被覆型のキャリア粒子のコア粒子は、例えば、フェライト又はマグネタイトである。キャリア粒子CAの粒径は、例えば、体積平均粒径で20μm以上100μm以下であり、好ましくは25μm以上80μm以下である。
ここで、現像ローラー112と感光体ドラム101との間には、現像ニップ部NPが形成されている。そして、現像ローラー112に現像バイアスが印加されると、現像ニップ部NPに電界が形成される。従って、電界の作用によって、トナー粒子TNが磁気ブラシBRから脱離して、感光体ドラム101に移動する。その結果、トナー粒子TNによって静電潜像GAが顕像化されてトナー像TIが形成される。トナー像TIは、図1に示す中間転写ベルト12aに転写される。
図2に示すように、現像部110は、現像ハウジング111と、現像ローラー112と、第1スクリューフィーダー113と、第2スクリューフィーダー114と、規制ブレード115とを備える。現像ローラー112は、「現像剤担持体」の一例に相当する。
現像ローラー112は、感光体ドラム101に対向して配置される。現像ローラー112は、スリーブ112Sと磁石112Mとを備える。磁石112Mは、スリーブ112Sの内部に配置されている。磁石112Mは、S1極、N1極、S2極、N2極及びS3極を備える。N1極は主極とし機能し、S1極及びN2極は搬送極として機能し、S2極は剥離極として機能する。また、S3極は、汲上極及び規制極として機能する。一例として、S1極、N1極、S2極、N2極及びS3極の磁束密度は、54mT、96mT、35mT、44mT及び45mTである。
スリーブ112Sは、非磁性の筒体(例えば、アルミニウムパイプ)である。スリーブ112Sは、例えばモーターによって駆動されて、磁石112Mの周りを回転方向RCに回転する。
従って、図3に示すように、スリーブ112Sは回転方向RCに回転しながら、キャリア粒子CAを磁石112Mの磁力により引き付ける。その結果、キャリア粒子CAによる磁気ブラシBRが現像ローラー112の表面に形成される。具体的には、複数の磁気ブラシBRが現像ローラー112の表面に形成される。複数の磁気ブラシBRの各々は複数のキャリア粒子CAからなる。つまり、複数の磁気ブラシBRの各々は、現像ローラー112の表面に穂立ちしたキャリア粒子クラスターである。トナー粒子TNはキャリア粒子CAの表面に担持される。すなわち、トナー粒子TNは磁気ブラシBRに担持された状態で現像ローラー112の表面に担持される。
図2に示すように、規制ブレード115は、現像ローラー112に対して所定間隔をおいて配置される。規制ブレード115は、現像ローラー112の表面に形成された磁気ブラシBRの長さを規制する。
現像ハウジング111は2成分現像剤を収容する。また、現像ハウジング111は、第1搬送部131と第2搬送部132とを含む。第1搬送部131では、2成分現像剤が現像ローラー112の軸方向の一端側から他端側に向かう第1搬送方向に搬送される。第2搬送部132では、現像ローラー112の軸方向の両端部において第1搬送部131に連通される。第2搬送部132では、第1搬送方向とは逆の第2搬送方向に2成分現像剤が搬送される。
具体的には、第2搬送部132は第2スクリューフィーダー114を含む。第2スクリューフィーダー114は、回転方向REに回転され、2成分現像剤を第2搬送方向に搬送する。第1搬送部131は第1スクリューフィーダー113を含む。第1スクリューフィーダー113は、回転方向RDに回転され、2成分現像剤を第1搬送方向に搬送する。第1スクリューフィーダー113は、2成分現像剤を第1搬送方向に搬送しながら、現像ローラー112に2成分現像剤を供給する。
2成分現像剤に含まれるトナー粒子TNは、第1搬送方向及び第2搬送方向に循環搬送される間に、2成分現像剤に含まれるキャリア粒子CAとの間で摩擦帯電する。
引き続き、図2を参照して、画像形成装置100の詳細を説明する。図2に示すように、画像形成装置100は、電圧印加部21、駆動部23、及び操作表示部70を更に備える。
図2に示すように、電圧印加部21は、現像バイアスを現像ローラー112に印加する。現像バイアスとは、直流電圧に交流電圧が重畳されている電圧のことである。交流電圧は、例えばデューティー比が50%となる矩形波である。具体的には、電圧印加部21は、直流電源と交流電源とを有する。
駆動部23は、感光体ドラム101、現像ローラー112、第1スクリューフィーダー113及び第2スクリューフィーダー114を回転駆動させる。駆動部23は、例えば、モーターとギア機構とを有する。
操作表示部70は、タッチパネルを備える。タッチパネルは、LCD(Liquid Crystal Display)のようなディスプレーを備え、種々の画像を表示する。また、タッチパネルは、タッチセンサーを更に備え、ユーザーの接触操作を検知する。
次に、図4を参照して、感光体ドラム101の構成について説明する。図4は、感光体ドラム101の構成の一例を示す平面図である。図4では、感光体ドラム101を、感光体ドラム101の回転軸線AXに直交する方向から見ている。以下、感光体ドラム101を、回転軸線AXに直交する方向から見ることを「平面視」と記載する場合がある。
図4に示すように、感光体ドラム101の表面は、第1領域EAと複数の第2領域EBとを有する。複数の第2領域EBは、第2領域EBAと、第2領域EBBとを有する。第1領域EAは、トナー像が最終的にシートPに転写される領域を示す。複数の第2領域EBの各々は、最終的にトナー像がシートPに転写されない領域を示す。つまり、複数の第2領域EBの各々は白紙部を示す。
第2領域EBAは、感光体ドラム101の周方向において第1領域EAよりも感光体ドラム101の回転方向RBの上流に位置する。また、第2領域EBBは、感光体ドラム101の周方向において第1領域EAよりも感光体ドラム101の回転方向RBの下流に位置する。
図2に示す帯電部102は、感光体ドラム101の表面を所定電位に帯電させる。従って、感光体ドラム101の第1領域EAと複数の第2領域EBとは所定電位に帯電している。
そして、図1に示す露光部13は、感光体ドラム101の表面を露光する。露光部13は、第1領域EAにレーザー光を照射して、第1領域EAを露光し、第1領域EAに静電潜像GAを形成する。露光部13は、例えば、光源、ポリゴンミラー、反射ミラー及び偏向ミラーを有する。
次に、図5を参照して、感光体ドラム101の電位及び現像ローラー112の電位について説明する。図5は、感光体ドラム101の電位及び現像ローラー112の電位を示す図である。図5において、縦軸は感光体ドラム101の周面の電位を示し、横軸は感光体ドラム101の周面の周方向位置を示す。
図5に示すように、感光体ドラム101の第1領域EA及び複数の第2領域EBは、帯電部102によって、所定電位V0(V)に帯電される。所定電位V0(V)に帯電された後、露光部13によってレーザー光が第1領域EAの所定領域に照射されると、感光体ドラム101の第1領域EAに静電潜像GAが形成され、静電潜像GAの電位が電位V0から電位VL(V)に変化する。
一方、現像ローラー112の表面の現像バイアス電位は、電位Vdcである。電位VLと電位Vdcとの電位差が、帯電したトナー粒子TNを現像ローラー112から静電潜像GAに移動させる電位差となる。具体的には、現像ローラー112に担持されたトナー粒子TNは、電気的に引き付けられて、感光体ドラム101の静電潜像GAに向かって飛翔する。その結果、感光体ドラム101の静電潜像GAにトナー像TIが形成される。
引き続き、図2を参照して、画像形成装置100の詳細を説明する。図2に示すように、画像形成装置100は、電流検知部22、及び記憶部80を更に備える。
電流検知部22は、感光体ドラム101と現像ローラー112との間に流れる電流の電流値を検知する。そして、電流検知部22は、感光体ドラム101と現像ローラー112との間に流れる電流の電流値を示す信号SG2を制御部20に出力する。
図6を参照して、電流検知部22で検知された電流値について説明する。図6は、電流検知部22で検知された電流値を示すグラフである。図6において、縦軸は電流検知部22で検知された電流値を示し、横軸は感光体ドラム101の周面の周方向位置を示す。
図6に示すように、電流検知部22は、第1電流の電流値JLと第2電流の電流値J0とを検知する。第1電流の電流値JLは、静電潜像GAが形成されているときの感光体ドラム101と現像ローラー112との間に流れる電流値を示す。詳細には、第1電流の電流値JLは、第1領域EAと現像ローラー112とが対向したときに流れる電流の電流値を示す。例えば、正帯電したトナー粒子TNが現像ローラー112から感光体ドラム101に飛翔するため、第1電流の電流値JLは大きい。
一方、第2電流の電流値J0は、静電潜像GAが形成されていない感光体ドラム101と現像ローラー112との間に流れる電流値を示す。詳細には、第2電流の電流値J0は、第2領域EBA又は第2領域EBBと現像ローラー112とが対向したときに流れる電流の電流値を示す。トナー粒子TNが現像ローラー112から感光体ドラム101に飛翔しないので、第2電流の電流値J0は小さい。
図2に示すように、記憶部80は、記憶装置を含み、基準値TH及びコンピュータープログラムを記憶する。具体的には、記憶部80は、半導体メモリーのような主記憶装置、並びに、半導体メモリー及び/又はハードディスクドライブのような補助記憶装置を含む。
基準値THは、静電潜像GAが形成されていない感光体ドラム101と現像ローラー112との間に流れる基準電流の電流値であって、感光体ドラム101と現像部110のうちの少なくとも一方の調整後に電流検知部22で検知された電流値を示す。具体的には、基準値THは、第2領域EBA又は第2領域EBBと現像ローラー112とが対向したときに流れる電流の電流値であって、調整後の画像形成部11の状態で検知される電流値を示す。
その結果、調整時のようにトナー粒子TNが現像ローラー112から感光体ドラム101に飛翔しなければ、第2電流の電流値J0は基準値THとなる。しかし、図6に示すように、日数が経過しトナーかぶり又はトナー粒子TNの飛散が発生し所定数のトナー粒子TNが現像ローラー112から感光体ドラム101に飛翔すると、第2電流の電流値J0は基準値THより大きくなる。
図2に示すように、制御部20は、バイアス制御部20a、駆動制御部20b、算出部20c及び評価部20dを含む。具体的には、制御部20は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。そして、制御部20のプロセッサーは、記憶部80の記憶装置に記憶されたコンピュータープログラムを実行することによって、バイアス制御部20a、駆動制御部20b、算出部20c及び評価部20dとして機能する。
バイアス制御部20aは、電圧印加部21を制御して、感光体ドラム101と現像ローラー112との間に電位差を付与する。具体的には、バイアス制御部20aは、電圧印加部21が現像バイアスを現像ローラー112に印加するように、電圧印加部21を制御する。
駆動制御部20bは、駆動部23を制御して、感光体ドラム101、現像ローラー112、第1スクリューフィーダー113及び第2スクリューフィーダー114を回転駆動させる。例えば、駆動制御部20bは、感光体ドラム101が所定線速で回転するように駆動部23を制御する。線速は、感光体ドラム101の周面の接線方向の速度を示す。
算出部20cは、トナー像TIを形成しているトナーの量Mと、第1電流の電流値JLとに基づいて、トナーの帯電量QPMを算出する。具体的には、算出部20cは、感光体ドラム101から中間転写ベルト12aに転写されたトナー像の濃度を示す信号SG1を、濃度センサー104から受信する。そして、算出部20cは、信号SG1によって示されるトナー像の濃度に基づいて、トナー像TIを形成しているトナーの量Mを算出する。トナーの量Mは、トナー像を形成しているトナーの質量を示す。
更に、算出部20cは、第1電流の電流値JLを示す信号SG2を、電流検知部22から受信する。そして、算出部20cは、信号SG2によって示される第1電流の電流値JLに基づいて、トナー像TIを形成しているトナーの電荷量Qを算出する。
更に、算出部20cは、トナーの量Mとトナーの電荷量Qとに基づいて、トナーの帯電量QPMを算出する。具体的には、トナーの帯電量QPMは、QPM=Q/M、によって表される。従って、トナーの帯電量QPMは、単位質量当たりのトナーの電荷量を示す。なお、第1トナー像TIにおけるトナーの量M1とトナーの電荷量Q1とを算出し、第2トナー像TIにおけるトナーの量M2とトナーの電荷量Q2とを算出した場合には、トナーの帯電量QPMは、QPM=(Q1−Q2)/(M1−M2)、によって表されてもよい。第1トナー像TIと第2トナー像TIとは、互いにトナーの量Mが異なるトナー像である。また、算出部20cは、トナー像TIを形成しているトナーの量Mと、第1電流の電流値JLと第2電流の電流値J0とに基づいて、トナーの帯電量QPMを算出してもよい。
評価部20dは、第2電流の電流値J0と基準値THとの比較結果に基づいて、トナーの帯電量QPMの算出結果の信頼性を評価する。基準値THは、感光体ドラム101と現像部110とのうちの少なくとも一方の調整後に電流検知部22で検知された電流値を示す。一方、第2電流の電流値J0は、評価実行時に電流検知部22で検知された電流値を示す。評価実行時の画像形成部11の状態が調整後の画像形成部11の状態と略同一の状態である場合には、第2電流の電流値J0と基準値THとは略同一となる。しかし、評価実行時の画像形成部11の状態が調整後の画像形成部11の状態と異なる状態である場合には、第2電流の電流値J0と基準値THとは異なる。
従って、実施形態1によれば、評価部20dは、第2電流の電流値J0と基準値THとの比較結果に基づいて、算出部20cで算出された帯電量QPMの算出結果の信頼性を評価できる。例えば、評価部20dは、第2電流の電流値J0と基準値THとの差が大きい場合には、評価実行時の画像形成部11の状態が調整後の画像形成部11の状態より性能低下した状態であると判定する。評価実行時の画像形成部11の状態が性能低下し、トナーかぶり又はトナー粒子TNの飛散が発生しているので、算出部20cで算出された帯電量QPMの算出結果の信頼性は低いと評価部20dは評価できる。
一方、評価部20dは、第2電流の電流値J0と基準値THとの差が小さい場合には、評価実行時の画像形成部11の状態が調整後の画像形成部11の状態と略同一の状態であると判定する。その結果、算出部20cで算出された帯電量QPMの算出結果の信頼性は高いと評価部20dは評価できる。よって、実施形態1によれば、算出部20cで算出された帯電量QPMの算出結果の信頼性をユーザーは認識できる。特に、帯電量QPMの算出結果が正しいか否かをユーザーは認識できる。
次に、図7を参照して、実施形態1に係る制御部20の処理の一例について説明する。図7は、制御部20の処理の一例を示すフローチャートである。実施形態1に係る制御部20の処理は、ステップS101〜ステップS103を含む。図7に示すフローチャートの処理は、感光体ドラム101と現像部110のうちの少なくとも一方の調整後に実行される。感光体ドラム101と現像部110のうちの少なくとも一方の調整とは、例えば、感光体ドラム101のリフレッシュ動作と、現像部110のリフレッシュ動作と、現像ローラー112の交換と、感光体ドラム101の交換と、キャリア粒子CAの交換とのうちの少なくとも一つである。
まず、ステップS101において、バイアス制御部20aは、電圧印加部21が現像バイアスを現像ローラー112に印加するように電圧印加部21を制御する。そして、処理はステップS102に進む。
次に、ステップS102において、電流検知部22は、第2電流の電流値J0を検知する。そして、処理はステップS103に進む。
最後に、ステップS103において、記憶部80は、第2電流の電流値J0を基準値THとして記憶して、処理が終了する。
続けて、図8を参照して、実施形態1に係る制御部20の処理の他の一例について説明する。図8は、制御部20の処理の他の一例を示すフローチャートである。実施形態1に係る制御部20の処理は、ステップS201〜ステップS206を含む。図8に示すフローチャートの処理は、評価実行時に実行される。
まず、ステップS201において、バイアス制御部20aは、電圧印加部21が現像バイアスを現像ローラー112に印加するように電圧印加部21を制御する。そして、処理はステップS202に進む。
次に、ステップS202において、露光部13は、第1領域EAにレーザー光を照射して、第1領域EAを露光し、第1領域EAに静電潜像GAを形成する。そして、処理はステップS203に進む。
次に、ステップS203において、現像部110は、感光体ドラム101に形成された静電潜像GAをトナーによって現像して、感光体ドラム101にトナー像TIを形成する。電流検知部22は、第1電流の電流値JLを検知する。そして、処理はステップS204に進む。
次に、ステップS204において、電流検知部22は、第2電流の電流値J0を検知する。そして、処理はステップS205に進む。
次に、ステップS205において、算出部20cは、トナー像TIに形成されたトナーの量Mと、第1電流の電流値JLとに基づいて、トナーの帯電量QPMを算出する。そして、処理はステップS206に進む。
最後に、ステップS206において、評価部20dは、第2電流の電流値J0と基準値THとの比較結果に基づいて、トナーの帯電量QPMの算出結果の信頼性を評価して、処理が終了する。
[実施形態2]
次に、図9及び図10を参照して、実施形態2に係る画像形成装置100について説明する。実施形態2では、記憶部80は、複数の基準値TH及び所定値を記憶する点で第1実施形態と相違する。
駆動制御部20bは、駆動部23を制御して、感光体ドラム101、現像ローラー112、第1スクリューフィーダー113及び第2スクリューフィーダー114を回転駆動させる。例えば、感光体ドラム101の周面の接線方向の速度が複数の線速となるように、駆動制御部20bは駆動部23を制御する。複数の線速は、互いに異なる。
記憶部80は、複数の基準値THを記憶している。複数の基準値THは、互いに異なる複数の線速にそれぞれ対応する。複数の基準値THの各々は、静電潜像GAが形成されていない感光体ドラム101と現像ローラー112との間に流れる基準電流の電流値であって、感光体ドラム101と現像部110のうちの少なくとも一方の調整後に電流検知部22で検知された電流値を示す。
また、記憶部80は、所定値を記憶している。所定値は、評価実行時の画像形成部11の状態が調整後の画像形成部11の状態と異なる状態であるか否かを判定するための値である。例えば、評価部20dは、第2電流の電流値J0と基準値THとの差を算出する。第2電流の電流値J0と基準値THとの差が所定値以上である場合に、評価実行時の画像形成部11の状態が調整後の画像形成部11の状態と異なる状態であると評価部20dは判定する。一方、第2電流の電流値J0と基準値THとの差が所定値未満である場合に、評価実行時の画像形成部11の状態が調整後の画像形成部11の状態と略同一の状態であると評価部20dは判定する。すなわち、評価部20dは、第2電流の電流値J0と基準値THとの差が所定値以上であるか否かに応じて、評価実行時の画像形成部11の状態を評価する。
評価部20dは、第2電流の電流値J0と基準値THとの差が所定値以上であるか否かに応じて、算出結果の信頼性を評価する。具体的には、評価部20dは、第2電流の電流値J0と基準値THとの差が所定値未満である場合に、評価実行時の画像形成部11の状態が調整後の画像形成部11の状態と略同一の状態であるため、算出部20cで算出された帯電量QPMの算出結果の信頼性は高いと評価できる。一方、評価部20dは、第2電流の電流値J0と基準値THとの差が所定値以上である場合に、評価実行時の画像形成部11の状態が調整後の画像形成部11の状態と異なる状態であるため、算出部20cで算出された帯電量QPMの算出結果の信頼性は低いと評価できる。
また、所定線速で検知された第2電流の電流値J0と基準値THとの差が所定値以上である場合に、評価部20dは、所定線速と異なる線速で検知された第2電流の電流値J0と基準値THとを比較する。例えば、評価部20dは、帯電量QPMの算出結果の信頼性は低いと評価したため、駆動制御部20bは、所定線速と異なる線速となるように駆動部23を制御する。電流検知部22は、所定線速と異なる線速で第2電流の電流値J0を検知する。評価部20dは、所定線速と異なる線速で検知された第2電流の電流値J0と基準値THとを比較する。
その結果、例えば、所定線速と異なる線速で検知された第2電流の電流値J0と基準値THとの差も所定値以上である場合には、異なる線速で検知しても、高い信頼性の算出結果を得ることができないと、ユーザーは認識できる。よって、感光体ドラム101と現像部110のうちの少なくとも一方の調整を、ユーザーは実行する。一方、所定線速と異なる線速で検知された第2電流の電流値J0と基準値THとの差が所定値未満である場合には、所定線速と異なる線速で高い信頼性の算出結果を得ることができると、ユーザーは認識できる。
次に、図9を参照して、実施形態2に係る制御部20の処理の一例について説明する。図9は、制御部20の処理の一例を示すフローチャートである。実施形態2に係る制御部20の処理は、ステップS301〜ステップS309を含む。なお、図9におけるステップS302〜S306は、図8を参照して上述したステップS201〜S205と同様である。従って、図9は、ステップS301及びS307〜S309が追加されている点で図8とは異なる。冗長を避けるために、重複する記載を省略する。
まず、ステップS301において、駆動制御部20bは、所定線速となるように駆動部23を制御する。そして、ステップS302〜S306で処理が実行された後、処理がステップS307に進む。
次に、ステップS307において、評価部20dは、第2電流の電流値J0と基準値THとの差を算出する。そして、処理はステップS308に進む。
次に、ステップS308において、評価部20dが、差が所定値以上であるか否かを判定する。差が所定値以上であると評価部20dが判定した場合(ステップS308でYES)には、処理がステップS309に進む。
次に、ステップS309において、駆動制御部20bは、所定線速と異なる線速となるように駆動部23を制御する。そして、処理が、ステップS303に戻る。
一方、ステップS308でNOの場合には、処理が終了する。
[実施形態3]
次に、図10を参照して、実施形態3に係る画像形成装置100について説明する。実施形態3では、算出部20cで帯電量QPMを算出する際に、電圧印加部21は複数の現像バイアスを印加する点で第2実施形態と相違する。
記憶部80は、基準値THを記憶している。基準値THは、現像バイアスの電圧値の変化量に対する基準電流の電流値の変化量を示す。
バイアス制御部20aは、電圧印加部21を制御して、感光体ドラム101と現像ローラー112との間に電位差を設ける。例えば、算出部20cで帯電量QPMを算出する際に、電圧印加部21が複数の現像バイアスを現像ローラー112に印加するように、バイアス制御部20aは電圧印加部21を制御する。複数の現像バイアスは、互いに異なる。
電流検知部22は、複数の現像バイアスごとに第1電流の電流値JLと第2電流の電流値J0とを検知する。
算出部20cは、複数の現像バイアスごとにトナー像TIに形成されたトナーの量Mと、複数の現像バイアスごとに検知された第1電流の電流値JLとに基づいて、トナーの帯電量QPMに関する情報を算出する。
評価部20dは、現像バイアスの電圧値の変化量に対する第2電流の電流値J0の変化量と、基準値THとの比較結果に基づいて、トナーの帯電量QPMに関する情報の信頼性を評価する。
従って、実施形態3によれば、現像バイアスの電圧値の変化量に対する第2電流の電流値J0の変化量と、基準値THとを比較するため、トナーの帯電量QPMに関する情報の信頼性を評価できる。
制御部20は、報知部20eを更に含む。報知部20eは、複数の線速のうちの所定線速と異なる線速に変更することを報知する。
従って、実施形態3によれば、評価部20dは、所定線速で算出された帯電量QPMに関する情報の信頼性がないと評価した場合に、報知部20eは、所定線速と異なる線速に変更することを報知する。その結果、所定線速と異なる線速で算出結果を得ることを、ユーザーは認識できる。
次に、図10を参照して、実施形態3に係る制御部20の処理について説明する。図10は、制御部20の処理の一例を示すフローチャートである。実施形態3に係る制御部20の処理は、ステップS401〜ステップS412を含む。なお、図10におけるステップS404〜S406は、図9を参照して上述したステップS303〜S305と同様である。従って、図10は、ステップS401〜S403及びS407〜S412が追加されている点で図9とは異なる。冗長を避けるために、重複する記載を省略する。
まず、ステップS401において、駆動制御部20bは、所定線速となるように駆動部23を制御する。そして、処理はステップS402に進む。
次に、ステップS402において、バイアス制御部20aは、現像ローラー112に印加する現像バイアスの種類nを種類0に決定する。そして、処理はステップS403に進む。
次に、ステップS403において、電圧印加部21が第n現像バイアスを現像ローラー112に印加するように、バイアス制御部20aは電圧印加部21を制御する。そして、ステップS404〜S406で処理が実行された後、処理がステップS407に進む。
次に、ステップS407において、種類nが種類Nであるか否かを、バイアス制御部20aは判定する。種類nが種類Nでないとバイアス制御部20aが判定した場合(ステップS407でNO)には、処理がステップS408に進む。
次に、ステップS408において、バイアス制御部20aは、現像ローラー112に印加する現像バイアスの種類nを種類(n+1)に更新する。そして、処理がステップS403に戻る。
一方、種類nが種類Nであるとバイアス制御部20aが判定した場合(ステップS407でYES)には、処理がステップS409に進む。
次に、ステップS409において、算出部20cは、複数の現像バイアスごとにトナー像TIに形成されたトナーの量Mと、複数の現像バイアスごとに検知された第1電流の電流値JLとに基づいて、トナーの帯電量QPMに関する情報を算出する。そして、処理がステップS410に進む。
次に、ステップS410において、評価部20dは、現像バイアスの電圧値の変化量に対する第2電流の電流値J0の変化量と、基準値THとの差を算出する。そして、処理はステップS411に進む。
次に、ステップS411において、差が所定値以上であるか否かを、評価部20dが判定する。差が所定値以上であると評価部20dが判定した場合(ステップS411でYES)には、処理はステップS412に進む。
次に、ステップS412において、報知部20eは、複数の線速のうちの所定線速と異なる線速に変更することを報知する。そして、ステップS412の処理が終了した場合と、ステップS411でNOの場合とには、処理が終了する。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1〜図10を参照して説明したように、本発明の実施形態では、画像形成装置100がカラー複合機であるが、本発明はこれに限定されない。画像形成装置がシートPに画像を形成すればよい。画像形成装置が、例えば、カラープリンターでもよい。また、画像形成装置が、例えば、モノクロ複写機でもよい。
(2)図1〜図10を参照して説明したように、評価部20dは、第2電流の電流値J0と基準値THとの比較結果に基づいて評価するが、第2電流の電流値J0に対応する電圧値と基準値THとの比較結果に基づいて評価してもよい。
図11を参照して、電流検知部22で出力された電圧値について説明する。図11は、電流検知部22から出力された電圧値を示すグラフである。図11において、縦軸は電流検知部22から出力された電圧値を示し、横軸は感光体ドラム101の周面の周方向位置を示す。図11に示すように、電流検知部22は、感光体ドラム101と現像ローラー112との間に流れる電流の電流値を検知する。そして、電流検知部22は、感光体ドラム101と現像ローラー112との間に流れる電流に対応する電圧値を示す信号SG2を制御部20に出力する。具体的には、電流検知部22は、感光体ドラム101と現像ローラー112との間に流れる電流の電流値が小さくなればなるほど、大きな電圧値を出力する。
従って、本実施形態によれば、評価部20dは、電圧値と基準値THとの比較結果に基づいて、算出部20cで算出された帯電量QPMの算出結果の信頼性を評価できる。
本発明は、画像形成装置に利用可能である。
10 画像形成ユニット
11 画像形成部
13 露光部
20 制御部
20a バイアス制御部
20b 駆動制御部
20c 算出部
20d 評価部
20e 報知部
21 電圧印加部
22 電流検知部
23 駆動部
80 記憶部
100 画像形成装置
101 感光体ドラム
102 帯電部
104 濃度センサー
110 現像部
112 現像ローラー
CA キャリア粒子
EA 第1領域
EB 第2領域
GA 静電潜像
J0 電流値
JL 電流値
Q 電荷量
QPM 帯電量
TH 基準値
TI トナー像
TN トナー粒子

Claims (6)

  1. 感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムに形成された静電潜像をトナーによって現像して、前記感光体ドラムにトナー像を形成する現像部と、
    前記現像部に現像バイアスを印加する電圧印加部と、
    前記静電潜像が形成されているときの前記感光体ドラムと前記現像部との間に流れる第1電流の電流値と、前記静電潜像が形成されていない前記感光体ドラムと前記現像部との間に流れる第2電流の電流値とを検知する検知部と、
    前記トナー像に形成された前記トナーの量と、前記第1電流の電流値とに基づいて、前記トナーの帯電量を算出する算出部と、
    前記第2電流の電流値と基準値との比較結果に基づいて、前記トナーの帯電量の算出結果の信頼性を評価する評価部と
    を備え、
    前記基準値は、前記静電潜像が形成されていない前記感光体ドラムと前記現像部との間に流れる基準電流の電流値であって、前記感光体ドラムと前記現像部とのうちの少なくとも一方の調整後に前記検知部で検知された前記電流値を示す、画像形成装置。
  2. 前記算出部は、前記トナー像に形成された前記トナーの量と、前記第1電流の電流値と、前記第2電流の電流値とに基づいて、前記トナーの帯電量を算出し、
    前記評価部は、前記第2電流の電流値と前記基準値との比較結果に基づいて、前記トナーの帯電量の算出結果の信頼性を評価する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記評価部は、前記第2電流の電流値と前記基準値との差が所定値以上であるか否かに応じて、前記算出結果の信頼性を評価する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 互いに異なる複数の線速にそれぞれ対応する複数の前記基準値を記憶する記憶部を更に備え、
    前記検知部は、前記複数の線速のうちの所定線速で前記第2電流の電流値を検知し、
    前記第2電流の電流値と、前記所定線速に対応する前記基準値との差が前記所定値以上であると前記評価部が判定した場合に、前記検知部は、前記複数の線速のうちの前記所定線速と異なる線速で前記第2電流の電流値を検知し、
    前記評価部は、前記第2電流の電流値と、前記複数の線速のうちの前記所定線速と異なる前記線速に対応する前記基準値とを比較する、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 互いに異なる複数の線速にそれぞれ対応する複数の前記基準値を記憶する記憶部と、
    報知部と
    を更に備え、
    前記検知部は、前記複数の線速のうちの所定線速で前記第2電流の電流値を検知し、
    前記第2電流の電流値と、前記所定線速に対応する前記基準値との差が前記所定値以上であると前記評価部が判定した場合に、前記報知部は、前記複数の線速のうちの前記所定線速と異なる線速に変更することを報知する、請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記電圧印加部は、互いに異なる複数の前記現像バイアスを印加し、
    前記検知部は、前記複数の現像バイアスごとに前記第2電流の電流値を検知し、
    前記評価部は、前記現像バイアスの電圧値の変化量に対する前記第2電流の電流値の変化量と、前記基準値との比較結果に基づいて、前記トナーの帯電量の算出結果の信頼性を評価する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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