JP2020114290A - 調理装置 - Google Patents

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万柚子 戸田
鶴羽 健
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鶴羽  健
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【課題】製造コストの増大化及び装置全体の大型化を抑制しながら、過熱水蒸気を良好に排出すること。【解決手段】装置本体2の調理室10にて食物を調理するものであって、調理室10に供給された過熱水蒸気を装置本体2の外部に排出するための排出機構60を備えた調理装置1において、排出機構60は、調理室10を通過した過熱水蒸気を流通させる第1排出ライン61に設けられ、流体が調理室10から離隔する態様で通過することを許容する一方、流体が調理室10に近接する態様で通過することを規制する第1逆止弁64と、第1排出ライン61を流通した過熱水蒸気を導入し、過熱水蒸気を放熱させて凝縮させる圧力容器62と、圧力容器62で凝縮した水を流通させる第2排出ラインに設けられ、流体が圧力容器62から離隔する態様で通過することを許容する一方、流体が圧力容器62に近接する態様で通過することを規制する第2逆止弁67を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、食物を調理室にて調理する調理装置に関するものである。
従来、油槽に貯留された食用の油を加熱し、加熱された油に例えばポテトやコロッケ等の食物を投入して調理する調理装置が知られている。このような調理装置では、油の酸化を抑制等する観点から、油槽が設置される調理室に対して、生成した過熱水蒸気を供給するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−183471号公報
ところで、上述した調理装置では、調理室は半密閉空間であり、該調理室に供給された過熱水蒸気を該調理室の外部に排出することになる。そのようにして調理室の外部に排出された過熱水蒸気をそのまま装置本体の外部に排出することは、調理作業を行う作業者が火傷等を負ってしまう可能性があり、過熱水蒸気を凝縮させて水として装置本体の外部に排出することが望ましい。
かかる水を装置本体の外部に排出する手段としてポンプ等を用いることが考えられるが、ポンプを駆動させるための駆動源を必要とし、部品点数の増大に伴う製造コストの増大化を招来する虞れがあった。また水を装置本体の外部に排出するために、高低差を利用して排出することも考えられるが、高低差を確保するためには装置全体の大型化を招来する虞れがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、製造コストの増大化及び装置全体の大型化を抑制しながら、過熱水蒸気を良好に排出することができる調理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る調理装置は、装置本体の内部に設けられた調理室にて食物を調理するものであって、前記調理室に供給された過熱水蒸気を前記装置本体の外部に排出するための排出機構を備えた調理装置において、前記排出機構は、前記調理室を通過した過熱水蒸気を流通させる第1流路に設けられ、流体が前記調理室から離隔する態様で通過することを許容する一方、前記流体が前記調理室に近接する態様で通過することを規制する第1逆止弁と、前記第1流路を流通した過熱水蒸気を導入し、該過熱水蒸気を放熱させて凝縮させる圧力容器と、前記圧力容器で凝縮した水を流通させる第2流路に設けられ、流体が前記圧力容器から離隔する態様で通過することを許容する一方、前記流体が前記圧力容器に近接する態様で通過することを規制する第2逆止弁とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る調理装置は、装置本体の内部に設けられた調理室にて食物を調理するものであって、前記調理室に供給された過熱水蒸気を前記装置本体の外部に排出するための排出機構を備えた調理装置において、前記排出機構は、前記調理室を通過した過熱水蒸気を流通させる第1流路に設けられ、流体が前記調理室から離隔する態様で通過することを許容する一方、前記流体が前記調理室に近接する態様で通過することを規制する逆止弁と、前記第1流路を流通した過熱水蒸気を導入し、該過熱水蒸気を放熱させて凝縮させる圧力容器と、前記圧力容器で凝縮した水を流通させる第2流路に設けられ、開成する場合には、該第2流路を流体が通過することを許容する一方、閉成する場合には、該第2流路を流体が通過することを規制するバルブと、常態においては前記バルブを閉成させる一方、前記圧力容器の水位が予め決められた基準水位以上となる場合、あるいは前記圧力容器の内部の温度が予め決められた基準温度以下となる場合、前記バルブを開成させるバルブ開閉部とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記調理装置において、前記圧力容器は、円筒状の形態を成しており、導入する過熱水蒸気を内壁面に沿って旋回させて放熱させることを特徴とする。
また本発明は、上記調理装置において、前記第1流路は、前記過熱水蒸気に含まれる異物を除去するフィルタを備えており、前記フィルタの上流側と下流側との圧力差を検出する差圧検出手段と、前記差圧検出手段により検出される圧力差の値が予め決められた閾値以上となる場合に、報知動作を行う制御部とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記調理装置において、前記調理室に供給する前記過熱水蒸気を生成する過熱水蒸気生成手段と、前記過熱水蒸気生成手段を前記食物の調理に関係なく所定のタイミングで駆動させて、生成した過熱水蒸気を前記排出機構に流入させる制御部とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記調理装置において、前記第1流路に設けられ、該第1流路に流入する前記過熱水蒸気の圧力が予め決められた所定値以上となる場合に、該過熱水蒸気が前記圧力容器に向けて流通することを許容する圧力調整弁を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記調理装置において、前記装置本体は、上面に形成された上面開口が蓋体により開閉されるものであり、前記調理室は、前記蓋体により前記上面開口が閉成される場合に密閉空間を形成し、かつ食用の油が貯留された油槽が設置されたことを特徴とする。
本発明によれば、排出機構を構成する圧力容器で第1流路を流通した過熱水蒸気を放熱させて凝縮させるので、該圧力容器の内部が減圧されて負圧となることで、調理室の過熱水蒸気を良好に吸引することができる。そして、圧力容器の内部が大気圧以上となる場合に、過熱水蒸気を凝縮させた水を第2流路に流出させて外部に排出することができる。つまり、水を外部に排出するための排水ポンプ等を用いる必要もなければ、高低差を確保する必要もない。よって、製造コストの増大化及び装置全体の大型化を抑制しながら、過熱水蒸気を良好に排出することができるという効果を奏する。
また本発明によれば、排出機構を構成する圧力容器で第1流路を流通した過熱水蒸気を放熱させて凝縮させるので、該圧力容器の内部が減圧されて負圧となることで、調理室の過熱水蒸気を良好に吸引することができる。そして、バルブ開閉部が、圧力容器で凝縮した水を流通させる第2流路に設けられたバルブを常態では閉成させるので、圧力容器の流体が外部に排出されることを規制し、圧力容器の水位が予め決められた基準水位以上となる場合、あるいは圧力容器の内部の温度が予め決められた基準温度以下となる場合、バルブを開成させるので、圧力容器の内部が大気圧以上となることで、過熱水蒸気を凝縮させた水を第2流路に流出させて外部に排出することができる。つまり、水を外部に排出するための排水ポンプ等を用いる必要もなければ、高低差を確保する必要もない。よって、製造コストの増大化及び装置全体の大型化を抑制しながら、過熱水蒸気を良好に排出することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である調理装置の外観構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示した調理室の周辺構造を正面から見た場合を示す断面図である。 図3は、図1に示した調理室の周辺構造を側面から見た場合を示す断面図である。 図4は、本発明の実施の形態である調理装置の構成の一部を断面で示す模式図である。 図5は、本発明の実施の形態である調理装置の特徴的な制御系を示すブロック図である。 図6は、図1に示した調理装置の要部を拡大して示す斜視図である。 図7は、図6に示した調理室の周辺構造を側面から見た場合を模式的に示す説明図である。 図8は、図6に示した調理室の周辺構造を背面から見た場合を模式的に示す説明図である。 図9は、図6〜図8に示したリフタの要部を模式的に示す断面図である。 図10は、調理室に設置されるバスケットを示す斜視図である。 図11は、図10に示したバスケットを調理装置に設置する様子を示す斜視図である。 図12は、図4に示した排出機構を構成する圧力容器を示す模式図である。 図13は、図6に示した調理室の周辺構造を側面から見た場合を模式的に示す説明図である。 図14は、図6に示した調理室の周辺構造を背面から見た場合を模式的に示す説明図である。 図15の(a)〜(d)は、圧力容器による過熱水蒸気の凝縮の様子を示す説明図である。 図16は、図5に示した制御部が実施するフィルタ詰まり検知処理の処理内容を示すフローチャートである。 図17は、本発明の実施の形態である調理装置の変形例の一部を断面で示す模式図である。 図18は、本発明の実施の形態である調理装置の変形例の特徴的な制御系を示すブロック図である。 図19は、図18に示した制御部が実施するバルブ開閉処理の処理内容を示すフローチャートである。 図20は、図9に示したリフタの変形例の要部を模式的に示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る調理装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である調理装置の外観構成を示す斜視図である。ここで例示する調理装置1は、例えばポテトやコロッケ等の食物を調理するものであり、装置本体2を備えている。
装置本体2は、直方状の形態をなしており、底部に複数の脚部2aが設けられている。この装置本体2は、上面に開口(以下、上面開口ともいう)3が2つ形成されており、蓋体4及び調理室10がそれぞれ2つ設けられている。
蓋体4は、上面開口3を閉塞するのに十分な大きさを有しており、該上面開口3の後方縁部において蓋軸部4aの軸心回りに揺動可能となる態様で設けられている。これら蓋体4は、下方に向けて揺動する場合に上面開口3を閉成する一方、上方に向けて揺動する場合に上面開口3を開成するものである。調理室10は、上面開口3を臨む態様で装置本体2に設けられている。これら調理室10は、上面開口3が蓋体4により閉成される場合に、装置本体2の内部に密閉空間を形成する室である。
そして、図2及び図3に示すように、調理室10は、複数の断熱材11により囲繞されており、蓋体4も、断熱材12により構成されている。つまり、調理室10は、上面開口3が蓋体4に閉成された場合に、密閉空間がすべて断熱材11,12により囲まれるように構成されている。
上述したように、装置本体2には蓋体4及び調理室10がそれぞれ2つずつ設けられているが、これら蓋体4及び調理室10の構成は同じであるので、以下においては、説明の便宜上、蓋体4及び調理室10が1つであるものとして説明する。
図4及び図5は、それぞれ本発明の実施の形態である調理装置1を示すものであり、図4は、一部を断面で示す模式図であり、図5は、特徴的な制御系を示すブロック図である。これら図4及び図5に示すように、調理装置1は、油槽20と、誘導加熱コイル30と、過熱水蒸気生成部40と、リフト機構50と、排出機構60と、制御部70とを備えて構成されている。
油槽20は、例えばステンレス(例えばSUS430)等の金属材料から構成されており、上面に開口を有している。この油槽20には食用の油が貯留されている。また油槽20は、図2及び図3、並びに図6に示すように、調理室10の内壁部の一部を構成する枠体15に支持されて、調理室10の内部に設置されている。
枠体15は、金属材料から形成された槽状の形態を成すものであり、底部15aに挿入開口15b(図7参照)が形成されている。この挿入開口15bに油槽20が上方側より挿入され、該油槽20の上端縁部が該挿入開口15bの開口縁部に載置されることにより、枠体15が油槽20を支持している。
誘導加熱コイル30は、調理室10の下方域に設置されている。この誘導加熱コイル30は、上下方向に沿って延在する中心軸回りに巻回する態様で構成されている。かかる誘導加熱コイル30は、電気的に接続されるインバータ31より特定の周波数の電圧が印加される場合に、通電状態となるもので、油槽20を誘導加熱により加熱するものである。尚、インバータ31は、いわゆるインバータ回路を内蔵するものであり、商用電源から与えられる交流を特定の周波数の交流として誘導加熱コイル30に与えるものである。
過熱水蒸気生成部40は、誘導加熱コイル30の下方域において該誘導加熱コイル30から離隔する態様で設置されている。この過熱水蒸気生成部40は、図には明示しないが、ステンレス等の金属材料から形成された金属管が上下方向に沿って延在する中心軸回りに巻回する態様で構成された過熱水蒸気生成管路を有している。
この過熱水蒸気生成管路の入口は、給水ライン41に接続されている。給水ライン41は、例えば水道水等の水を貯留するリザーバタンク42から過熱水蒸気生成部40に水を供給するための管路である。この給水ライン41にはポンプ43が設けられている。ポンプ43は、制御部70から与えられる指令に応じて駆動するもので、駆動する場合に、給水ライン41を通じて、リザーバタンク42の水を過熱水蒸気生成部40に供給するものである。
このような過熱水蒸気生成部40は、誘導加熱コイル30が通電状態となる場合に、過熱水蒸気生成管路が誘導加熱により加熱され、これにより給水ライン41を通じて供給された水から過熱水蒸気を生成するものである。上記過熱水蒸気生成管路の出口は、給気ライン44に接続されている。給気ライン44は、過熱水蒸気生成管路で生成した過熱水蒸気を調理室10に供給するための管路である。
リフト機構50は、図7及び図8に示すように、リフタ51と、カム部材52と、リンク機構53とを備えて構成されている。
リフタ51は、例えば板金等を加工して形成され、左右方向が長手方向となる長尺状部材である。このリフタ51は、貫通孔511(図9参照)、係止部512及び係合突部513を有している。
貫通孔511は、図9に示すように、例えば2つ設けられており、それぞれ左右に分離して上下方向に沿って延在する態様で設けられている。これら貫通孔511には、枠体15に設けられたガイドロッド16が貫通している。
ガイドロッド16は、枠体15における挿入開口15bの後方側の底部15aに互いに左右に離隔して立設されており、それぞれ上下方向に沿って延在している。これらガイドロッド16は、円柱状の形態を成している。また貫通孔511は、内壁面511aが、貫通孔511を貫通するガイドロッド16の外周面161よりも離隔している。つまり、貫通孔511の内径が、ガイドロッド16の外径よりも十分に大きく形成されている。尚、図7及び図8中の符号17は、ストッパである。
係止部512は、金属製の円柱状部材を屈曲等して形成されるもので、リフタ51の左右両端部に取り付けられて、該リフタ51よりも前方に延在している。かかる係止部512は、バスケット80の係止フック部81に係止されるものである。
ここでバスケット80は、例えばステンレス等の金属材料から構成されている。このバスケット80は、上面が開口した直方状構造体であり、内部に食物が投入されるものである。かかるバスケット80は、図10に示すように、任意の側面の外部に係止フック部81が設けられており、係止フック部81が設けられた側面に対向する側面の内部に取付片82が設けられている。かかる取付片82には、金属材料から構成される把手83が着脱可能に設けられている。把手83も、バスケット80と同様に例えばステンレス等の金属材料から構成されている。
そのようなバスケット80は、図11に示すように、調理室10に近接させ、係止フック部81を係止部512に係止させた後に、把手83が取り外されることにより、リフタ51に取り付けられる。一方、取付片82に把手83を取り付けた後、係止フック部81を係止部512から離脱させることで、バスケット80は、リフタ51から取り外される。つまり、リフタ51は、バスケット80が着脱可能に取り付けられるものである。
係合突部513は、リフタ51の左右方向の中央部分の後面より後方に向けて突出する態様で設けられている。
カム部材52は、例えば板金等を加工して形成された長尺状部材である。このカム部材52は、基端部521にカム軸部521aが設けられている。カム軸部521aは、基端部521より後方に向けて突出して設けられており、前後方向に延在、すなわちガイドロッド16の延在方向に直交する方向(水平方向)に延在するものである。このカム軸部521aは、調理室10の後方の側壁部、すなわち枠体15の後面15c及び断熱材11を内方から外方に貫通している。またカム部材52の先端部522は、二股状に分岐しており、相互間にスリット522aが形成されている。かかるスリット522aには係合突部513が進入しており、これによりカム部材52は、リフタ51と係合している。
リンク機構53は、調理室10の後方側の機械室において、駆動源であるリフトモータ(アクチュエータ)54と、カム軸部521aとを連係させるもので、リフトモータ54が駆動する場合に、カム軸部521aをその中心軸回りに回動させるものである。このようにカム軸部521aが中心軸回りに回動することにより、カム部材52は、カム軸部521aの中心軸回りに上下に揺動することになる。そして、カム部材52は、上下に揺動することにより、リフタ51を昇降させるものである。
ところで、カム部材52は、先端部522を構成するとともにスリット522aを形成する2つの先端部構成要素5221,5222のうち、該カム部材52が上方に揺動した場合に上方側に配置される一方の先端部構成要素5221の延在長さL1が、他方の先端部構成要素5222の延在長さL2よりも短く構成されている。これによりカム部材52は、上方に揺動した場合に、スリット522aの開放端部分が上方を臨んでいる。
上記リフト機構50では、待機時において、カム部材52が上方に揺動してリフタ51を上昇させている。
排出機構60は、図4に示したように、第1排出ライン(第1流路)61、圧力容器62及び第2排出ライン(第2流路)63を備えて構成されている。
第1排出ライン61は、調理室10と圧力容器62とを接続しており、調理室10を通過した過熱水蒸気を流入させて圧力容器62に流出させるための流路である。この第1排出ライン61には、第1逆止弁64及びオイルフィルタ65が設けられている。
第1逆止弁64は、過熱水蒸気を含む流体が調理室10から離隔する態様で通過することを許容する一方、該流体が調理室10に近接する態様で通過することを規制するものである。オイルフィルタ65は、過熱水蒸気に含まれるオイルミスト等の異物を除去するためのものである。
圧力容器62は、上面及び下面が閉塞された円筒状容器であり、上方側の側周面に形成された入口62aが第1排出ライン61に接続されており、底面に形成された出口62bが第2排出ライン63に接続されている。この圧力容器62は、図12に示すように、導入した過熱水蒸気を内壁面621に沿って下方に向けて旋回させて、該過熱水蒸気を放熱させて凝縮させるものである。
第2排出ライン63は、圧力容器62で凝縮した水を流入させて装置本体2の外部に排出させるための流路である。この第2排出ライン63には、グリスフィルタ66及び第2逆止弁67が設けられている。
グリスフィルタ66は、水に含まれる油分等の異物を除去するためのものである。第2逆止弁67は、水を含む流体が圧力容器62から離隔する態様で通過することを許容する一方、該流体が圧力容器62に近接する態様で通過することを規制するものである。
制御部70は、上述したインバータ31、ポンプ43、リフトモータ54に電気的に接続されており、また同じく電気的に接続された記憶部71に記憶されたプログラムやデータにしたがって調理装置1の動作を統括的に制御するものである。
また制御部70は、入力部91、表示部92及び差圧計(差圧検出手段)93に電気的に接続されている。入力部91は、装置本体2の任意の個所に設けられている。この入力部91は、例えばテンキー等を備えており、操作者により入力操作された場合に、制御部70に対して指令を送出するものである。
表示部92は、装置本体2の任意の個所に設けられている。この表示部92は、制御部70から与えられる指令に応じて各種情報を表示するものである。差圧計93は、第1排出ライン61におけるオイルフィルタ65の上流側(調理室10に近接する側)と下流側(圧力容器62に近接する側)との圧力差を検出するものである。この差圧計93は、検出した圧力差を差圧信号として制御部70に与えるものである。
尚、制御部70は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
次に、上述した構成を有する調理装置1による調理動作について説明する。操作者により入力部91が操作されることにより、該入力部91より制御部70に加熱指令が与えられた場合、制御部70は、インバータ31及びポンプ43を駆動させる。
インバータ31が駆動して、商用電源から与えられる交流を特定の周波数の交流として誘導加熱コイル30に与え、誘導加熱コイル30が通電状態となる。このように誘導加熱コイル30が通電状態となることにより、油槽20及び過熱水蒸気生成部40が誘導加熱により加熱される。またポンプ43が駆動して、リザーバタンク42の水が給水ライン41を通じて過熱水蒸気生成部40に供給される。この結果、過熱水蒸気生成部40では、誘導加熱により加熱されることで、供給された水から過熱水蒸気を生成する。よって、油槽20の油が所定温度に加熱され、過熱水蒸気が調理室10に供給される。
その後、リフタ51に取り付けられたバスケット80に食物が投入されるとともに、上面開口3が蓋体4により閉成されてから、入力部91が操作されて該入力部91より制御部70に調理指令が与えられた場合、制御部70は、リフトモータ54を駆動させてカム部材52を下方に揺動させる。これにより、図13及び図14に示すように、リフタ51が下降してバスケット80が油槽20の油に浸漬され、食物が油により加熱調理される。つまり、リフト機構50において、カム部材52は、調理時には下方に揺動することによりリフタ51をガイドロッド16の延在方向に沿って下降させるものである。
加熱調理が行われた後、制御部70は、リフトモータ54を駆動させてカム部材52を上方に揺動させる。これにより、図7及び図8に示したように、リフタ51が上昇してバスケット80が油槽20の油面より上方に引き上げられる。この際、バスケット80の食物は、調理室10に供給される過熱水蒸気が吹き付けられ、余分な油が除去され、より好ましい状態にすることができる。つまり、リフト機構50において、カム部材52は、上述した待機時あるいは調理完了時には上方に揺動することによりリフタ51をガイドロッド16の延在方向に沿って上昇させるものである。
その後、操作者により蓋体4が上方に揺動して上面開口3が開成され、かかる上面開口3を通じてバスケット80の食物が例えばトング等の調理器具を通じて取り出される。これにより調理動作が完了する。次に過熱水蒸気の排出動作について説明する。
排出機構60においては、図15の(a)で示すように、圧力容器62の内部は、当初、大気圧となっている。そして、調理室10を通過した過熱水蒸気が第1排出ライン61を流通する結果、図15の(b)に示すように、過熱水蒸気が圧力容器62に流入すると、圧力容器62の内部は一時的に大気圧よりも高い高圧状態となる。圧力容器62の内部に流入した過熱水蒸気は、該圧力容器62の内壁面621を旋回しながら放熱し、図15の(c)に示すように、凝縮して水(温水)となる。このように過熱水蒸気が凝縮して水となることにより圧力容器62の内部は負圧となり、第1排出ライン61を流通した過熱水蒸気をより流入させることができる。その後、図15の(d)に示すように、圧力容器62の内部が大気圧よりも高くなると、第2排出ライン63に水を流出させることができ、これにより水を装置本体2の外部に排出することができる。
上記調理装置1において、制御部70は、上記排出動作に並行してフィルタ詰まり検知処理を実施する。
図16は、上記制御部70が実施するフィルタ詰まり検知処理の処理内容を示すフローチャートである。
このフィルタ詰まり検知処理において制御部70は、差圧計93から差圧信号の入力待ちとなり(ステップS101)、差圧信号を入力した場合(ステップS101:Yes)、記憶部71から閾値を読み出して、圧力差の値が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS102)。
圧力差の値が閾値未満であると判断した場合(ステップS102:No)、制御部70は、後述する処理を実施することなく、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。その一方、圧力差の値が閾値以上であると判断した場合(ステップS102:Yes)、制御部70は、表示部92にフィルタ詰まりが発生した旨の表示指令を送出し(ステップS103)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、表示部92にオイルフィルタ65にフィルタ詰まりの発生が表示される報知動作を行うことができ、操作者等に認識させることができる。
また制御部70は、上記調理動作に関係なく、所定のタイミングでインバータ31及びポンプ43を駆動させて過熱水蒸気生成部40で過熱水蒸気を生成し、生成した過熱水蒸気を調理室10に供給してから排出機構60に流入させている。
以上説明したように、本発明の実施の形態である調理装置1によれば、リフト機構50を構成するカム部材52が、待機時あるいは調理完了時に上方に揺動してスリット522aの開放端部分が上方を臨んでいるので、該スリット522aに係合突部513が進入して該カム部材52と係合しているリフタ51を容易に該カム部材52から取り外すことができ、この結果、リフタ51を良好に洗浄することができる。
上記調理装置1によれば、リフタ51の貫通孔511の内壁面511aが該貫通孔511を貫通するガイドロッド16の外周面161よりも離隔しているので、該貫通孔511に油が進入して貫通孔511の内壁面511aやガイドロッド16の外周面161に付着したとしても、付着した油によるリフタ51の移動の抵抗を低減させることができる。
上記調理装置1によれば、カム部材52の揺動軸となるカム軸部521aが調理室10の側壁部を内方から外方に貫通する態様で設けられ、該カム軸部521aが調理室10の外部のリンク機構53及びリフトモータ54により中心軸回りに回動することにより、カム部材52が揺動するので、カム軸部521aに付着した油が調理室10の外部である機械室に侵入する虞れがない。
上記調理装置1によれば、バスケット80の把手83を着脱可能にしたので、バスケット80を調理室10に良好に収納することができるとともに、バスケット80を食器洗浄機等で洗浄させることができる。
上記調理装置1によれば、排出機構60を構成する圧力容器62で過熱水蒸気を放熱させて凝縮させるので、該圧力容器62の内部が減圧されて負圧となることで、調理室10の過熱水蒸気を良好に吸引することができる。そして、圧力容器62の内部が大気圧以上となる場合に、過熱水蒸気を凝縮させた水(温水)を外部に排出することができる。つまり、水を外部に排出するための排水ポンプ等を用いる必要もなければ、高低差を確保する必要もない。よって、製造コストの増大化及び装置全体の大型化を抑制しながら、過熱水蒸気を良好に排出することができる。
上記調理装置1によれば、制御部70が、差圧計93により検出された圧力差の値が閾値以上となる場合に、表示部92に表示させる報知動作を行うので、排出機構60におけるオイルフィルタ65のフィルタ詰まりを知らせることができる。
上記調理装置1によれば、制御部70は、上記調理動作に関係なく、所定のタイミングでインバータ31及びポンプ43を駆動させて過熱水蒸気生成部40で過熱水蒸気を生成し、生成した過熱水蒸気を調理室10に供給してから排出機構60に流入させているので、排出機構60の第2排出ライン63に温水を流すことができ、グリスフィルタ66等に対する油分の固着を低減させ、清掃作業の負荷の低減化を図ることができる。
上記調理装置1によれば、調理室10は、上面開口3が蓋体4に閉成された場合に、密閉空間がすべて断熱材11,12により囲まれるように構成されているので、調理室10の内部の熱が外部に漏れてしまうことを抑制することができる。
図17及び図18は、それぞれ本発明の実施の形態である調理装置の変形例を示すものであり、図17は、一部を断面で示す模式図であり、図18は、特徴的な制御系を示すブロック図である。尚、上述した実施の形態である調理装置1と同様の構成を有するものには同一の符号を付して重複した説明を適宜割愛する。
これら図17及び図18に示すように、調理装置1′は、油槽20と、誘導加熱コイル30と、過熱水蒸気生成部40と、リフト機構50と、排出機構60′と、制御部72とを備えて構成されている。
排出機構60′は、図17に示したように、第1排出ライン(第1流路)61、圧力容器62及び第2排出ライン(第2流路)63′を備えて構成されている。
第2排出ライン63′は、圧力容器62で凝縮した水を流入させて装置本体2′の外部に排出させるための流路である。この第2排出ライン63′には、グリスフィルタ66及びバルブ68が設けられている。
バルブ68は、開閉可能な弁体であり、開成する場合には、第2排出ライン63′を流体が通過することを許容する一方、閉成する場合には、第2排出ライン63′を流体が通過することを規制するものである。
制御部72は、インバータ31、ポンプ43、リフトモータ54、バルブ68、入力部91、表示部92、差圧計93に電気的に接続されており、また同じく電気的に接続された記憶部73に記憶されたプログラムやデータにしたがって調理装置1′の動作を統括的に制御するものであり、バルブ開閉部72aを備えている。バルブ開閉部72aは、上記バルブ68の開閉させるものであり、常態においてはバルブ68を閉成させている。また記憶部73には、後述するバルブ開閉処理において、バルブ68の開閉の判断要素となる基準温度(例えば100℃程度)に関する情報が記憶されている。
また制御部72は、温度計69に電気的に接続されている。温度計69は、圧力容器62の内部温度を検出するものである。この温度計69は、検出した内部温度を温度信号として制御部72に与えるものである。
尚、制御部72は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
次に、上述した構成を有する調理装置1′による調理動作は、上述した調理装置1と同様であるので、その説明を割愛し、排出動作について説明する。
排出機構60′においては、圧力容器62の内部は、当初、大気圧となっている。そして、調理室10を通過した過熱水蒸気が第1排出ライン61を流通する結果、過熱水蒸気が圧力容器62に流入すると、圧力容器62の内部は一時的に大気圧よりも高い高圧状態となる。圧力容器62の内部に流入した過熱水蒸気は、該圧力容器62の内壁面621を旋回しながら放熱し、凝縮して水(温水)となる。このように過熱水蒸気が凝縮して水となることにより圧力容器62の内部は負圧となり、第1排出ライン61を流通した過熱水蒸気をより流入させることができる。この場合において、バルブ68は閉成しているので、圧力容器62の流体が外部に排出されることはない。
そして、制御部72は、上記排出動作に並行してバルブ開閉処理を実施する。図19は、上記制御部72が実施するバルブ開閉処理の処理内容を示すフローチャートである。
このバルブ開閉処理において制御部72のバルブ開閉部72aは、温度計69からの温度信号の入力待ちとなり(ステップS201)、温度信号を入力した場合(ステップS201:Yes)、記憶部73から基準温度を読み出して、検出温度が基準温度以下であるか否かを判断する(ステップS202)。
検出温度が基準温度を上回ると判断した場合(ステップS202:No)、バルブ開閉部72aは、バルブ68を閉成させて(ステップS203)、手順をリターンさせて今回の処理を終了する。その一方、検出温度が基準温度以下であると判断した場合(ステップS202:Yes)、バルブ開閉部72aは、バルブ68を開成させて(ステップS204)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。これによれば、圧力容器62の内部で大気圧以上となった流体(主に水)を、100℃以下の状態で装置本体2′の外部に排出することができる。
以上説明したように、調理装置1′によれば、排出機構60′を構成する圧力容器62で過熱水蒸気を放熱させて凝縮させるので、該圧力容器62の内部が減圧されて負圧となることで、調理室10の過熱水蒸気を良好に吸引することができる。そして、制御部72のバルブ開閉部72aが、圧力容器62で凝縮した水を流通させる第2排出ライン63′に設けられたバルブ68を常態では閉成させるので、圧力容器62の流体が外部に排出されることを規制し、圧力容器62の内部温度が基準温度以下となる場合、バルブ68を開成させるので、圧力容器62の内部が大気圧以上となることで、過熱水蒸気を凝縮させた水を第2排出ライン63′に流出させて外部に排出することができる。つまり、水を外部に排出するための排水ポンプ等を用いる必要もなければ、高低差を確保する必要もない。よって、製造コストの増大化及び装置全体の大型化を抑制しながら、過熱水蒸気を良好に排出することができる。
上記調理装置1′によれば、制御部72が、差圧計93により検出された圧力差の値が閾値以上となる場合に、表示部92に表示させる報知動作を行うので、排出機構60′におけるオイルフィルタ65のフィルタ詰まりを知らせることができる。
上記調理装置1′によれば、制御部72は、上記調理動作に関係なく、所定のタイミングでインバータ31及びポンプ43を駆動させて過熱水蒸気生成部40で過熱水蒸気を生成し、生成した過熱水蒸気を調理室10に供給してから排出機構60′に流入させているので、排出機構60′の第2排出ライン63′に温水を流すことができ、グリスフィルタ66等に対する油分の固着を低減させ、清掃作業の負荷の低減化を図ることができる。
上記調理装置1′によれば、調理室10は、上面開口3が蓋体4に閉成された場合に、密閉空間がすべて断熱材11,12により囲まれるように構成されているので、調理室10の内部の熱が外部に漏れてしまうことを抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態及び主な変形例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上記調理装置1,1′では、リフタ51を案内するガイドとして、ガイドロッド16を例示したが、本発明においては、ガイドは、上下方向に沿って延在するものであれば、その形態は特に限定されるものではなく、例えば平板状のものであってもよい。
上記調理装置1,1′では、特に述べていないが、排出機構60を構成する第1排出ライン(第1流路)61には、第1排出ライン61に流入する過熱水蒸気の圧力が予め決められた所定値以上となる場合に、過熱水蒸気が自身を通過して圧力容器62に向けて流通することを許容する圧力調整弁を設けてもよい。
上記調理装置1,1′では、リフタ51に形成された貫通孔511は、内径が一律なものであったが、本発明においては、図20に示すように、リフタ51′の貫通孔511′は、下方に向かうに連れて内径が漸次拡大するような形態を成していてもよい。これによっても貫通孔511′の内壁面511a′と、ガイドロッド16の外周面161とを離隔させることができ、貫通孔511′に油が進入しても、該油が貫通孔511′の内部で固着等することを抑制することができる。
上記調理装置1′では、バルブ開閉処理において、温度計69による検出温度、すなわち圧力容器62の内部温度が予め決められた基準温度以下となる場合に、バルブ68を開成させるようにしていたが、本発明においては、温度計69の代わりに圧力容器62の水位を検出する水位計を備え、該水位計による検出水位が予め決められた基準水位以上となる場合に、バルブ68を開成させるようにしてもよい。
1 調理装置
2 装置本体
3 上面開口
4 蓋体
10 調理室
16 ガイドロッド
20 油槽
30 誘導加熱コイル
40 過熱水蒸気生成部
50 リフト機構
51 リフタ
511 貫通孔
512 係止部
513 係合突部
52 カム部材
521 基端部
521a カム軸部
522 先端部
522a スリット
5221 先端部構成要素
5222 先端部構成要素
53 リンク機構
54 リフトモータ
60 排出機構
61 第1排出ライン
62 圧力容器
63 第2排出ライン
64 第1逆止弁
65 オイルフィルタ
66 グリスフィルタ
67 第2逆止弁
70 制御部
71 記憶部
80 バスケット
91 入力部
92 表示部
93 差圧計

Claims (7)

  1. 装置本体の内部に設けられた調理室にて食物を調理するものであって、前記調理室に供給された過熱水蒸気を前記装置本体の外部に排出するための排出機構を備えた調理装置において、
    前記排出機構は、
    前記調理室を通過した過熱水蒸気を流通させる第1流路に設けられ、流体が前記調理室から離隔する態様で通過することを許容する一方、前記流体が前記調理室に近接する態様で通過することを規制する第1逆止弁と、
    前記第1流路を流通した過熱水蒸気を導入し、該過熱水蒸気を放熱させて凝縮させる圧力容器と、
    前記圧力容器で凝縮した水を流通させる第2流路に設けられ、流体が前記圧力容器から離隔する態様で通過することを許容する一方、前記流体が前記圧力容器に近接する態様で通過することを規制する第2逆止弁と
    を備えたことを特徴とする調理装置。
  2. 装置本体の内部に設けられた調理室にて食物を調理するものであって、前記調理室に供給された過熱水蒸気を前記装置本体の外部に排出するための排出機構を備えた調理装置において、
    前記排出機構は、
    前記調理室を通過した過熱水蒸気を流通させる第1流路に設けられ、流体が前記調理室から離隔する態様で通過することを許容する一方、前記流体が前記調理室に近接する態様で通過することを規制する逆止弁と、
    前記第1流路を流通した過熱水蒸気を導入し、該過熱水蒸気を放熱させて凝縮させる圧力容器と、
    前記圧力容器で凝縮した水を流通させる第2流路に設けられ、開成する場合には、該第2流路を流体が通過することを許容する一方、閉成する場合には、該第2流路を流体が通過することを規制するバルブと、
    常態においては前記バルブを閉成させる一方、前記圧力容器の水位が予め決められた基準水位以上となる場合、あるいは前記圧力容器の内部の温度が予め決められた基準温度以下となる場合、前記バルブを開成させるバルブ開閉部と
    を備えたことを特徴とする調理装置。
  3. 前記圧力容器は、円筒状の形態を成しており、導入する過熱水蒸気を内壁面に沿って旋回させて放熱させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の調理装置。
  4. 前記第1流路は、前記過熱水蒸気に含まれる異物を除去するフィルタを備えており、
    前記フィルタの上流側と下流側との圧力差を検出する差圧検出手段と、
    前記差圧検出手段により検出される圧力差の値が予め決められた閾値以上となる場合に、報知動作を行う制御部と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の調理装置。
  5. 前記調理室に供給する前記過熱水蒸気を生成する過熱水蒸気生成手段と、
    前記過熱水蒸気生成手段を前記食物の調理に関係なく所定のタイミングで駆動させて、生成した過熱水蒸気を前記排出機構に流入させる制御部と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の調理装置。
  6. 前記第1流路に設けられ、該第1流路に流入する前記過熱水蒸気の圧力が予め決められた所定値以上となる場合に、該過熱水蒸気が前記圧力容器に向けて流通することを許容する圧力調整弁を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の調理装置。
  7. 前記装置本体は、上面に形成された上面開口が蓋体により開閉されるものであり、
    前記調理室は、前記蓋体により前記上面開口が閉成される場合に密閉空間を形成し、かつ食用の油が貯留された油槽が設置されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の調理装置。
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