JP2020113957A - テレビ付きドアホン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テレビ付きドアホン装置としての機能を損ねることなく、監視カメラシステムとしての機能を強化させた、テレビ付きドアホン装置を提供すること。【解決手段】室内親機又は玄関子機のいずれかにおいて、所定の録画開始操作が行われたとき、前記玄関子機のテレビカメラから送られてくる映像を予め決められた単位時間分だけ前記室内親機のメモリに録画する単位時間録画手段と、単位時間録画の終了時点において、録画モードが短時間録画モードに設定されているときには、所定の録画終了処理を実行する一方、前記録画モードが長時間録画モードに設定されているときには、所定の録画終了処理に続いて、前記所定の録画開始操作を代行する録画終了時対応手段と、メモリに録画された1又は2以上の単位時間映像の中から任意の1単位時間映像を選択してモニタ画面上に再生可能な単位時間映像再生手段とを具備する。【選択図】図4

Description

この発明は、テレビ付きドアホン装置に係り、特に、録画機能を備えたテレビ付きドアホン装置に関する。
録画機能を備えたテレビ付きドアホン装置は、価格も手頃でありかつ取扱も容易な為、一般家庭に広く普及するに至っている。この種のテレビ付きドアホン装置における録画機能は、例えば、玄関子機側の呼出ボタン操作や室内親機側での通話開始ボタン操作を録画開始の条件として、予め決められた録画時間(例えば、不在時は30秒、通話時は60秒)単位での録画を行うのが通例である(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2006−157178号公報 特開2012−074955号公報
ところで、居住中の戸建て住宅や集合住宅の各占有部(各居住区)等において、例えば、機器据付や改装等々といった屋内工事を行うような場合、家具や内装等の居住者側備品を残したまま行うのが通例であるから、工事に伴うそれら備品の破損がないこと、工事中に不審者侵入がないこと等々を証明しようとすれば、工事業者側にて適当な監督者を置くか、あるいは、居住者側に対して立会人を依頼するほかはなく、いずれにしても、人件費や労力や手間の点から問題が多い。
ここにおいて、本発明者らは、上述したテレビ付きドアホン装置には、カメラ、録画再生機器、及びモニタ、等々の監視カメラシステムに必要な要素が大部分備わっていることから、これに僅かな改変を加えるだけで、比較的安価なテレビ付きドアホン装置を監視カメラシステムとして機能させることができ、その結果、例えば、上述の内装工事等を無人監視して映像記録に残すことに利用できるとの知見を得た。
この発明は、上述の知見に基づいてなされたものであり、テレビ付きドアホン装置としての機能を損ねることなく、監視カメラシステムとしての機能を強化させた、テレビ付きドアホン装置を提供することにある。
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、本明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば、容易に理解されるであろう。
上述の技術的課題は、以下の構成を有するテレビ付きドアホン装置により解決することができる。
すなわち、本発明に係るドアホン装置は、
モニタ画面付きの室内親機とテレビカメラ付きの玄関子機とを有線通信又は無線通信により接続してなり、
録画モードを短時間録画モードと長時間録画モードとのいずれかに設定するための録画モード設定手段と、
前記室内親機又は前記玄関子機のいずれかにおいて、所定の録画開始操作が行われたとき、前記玄関子機のテレビカメラから送られてくる映像を予め決められた単位時間分だけ前記室内親機のメモリに録画する単位時間録画手段と、
前記単位時間録画の終了時点において、前記録画モードが短時間録画モードに設定されているときには、所定の録画終了処理を実行する一方、前記録画モードが長時間録画モードに設定されているときには、前記所定の録画終了処理に続いて、前記所定の録画開始操作を代行する録画終了時対応手段と、
前記メモリに録画された1又は2以上の単位時間映像の中から任意の1単位時間映像を選択して前記モニタ画面上に再生可能な単位時間映像再生手段と、を備え、
それにより、前記録画モードが前記長時間録画モードに設定されているときには、前記単位時間録画が所定の時間間隔を置いて繰り返し実行されるようにしたものである。
このような構成によれば、録画モードを短時間録画モードに設定したときには、室内親機又は玄関子機のいずれかにおいて、所定の録画開始操作が行われたとき、玄関子機のテレビカメラから送られてくる映像は、予め決められた単位時間分だけ前記室内親機のメモリに1回に限り録画されて終了するから、従前のテレビ付きドアホン装置と同様に機能することになる。
これに対して、録画モードを長時間録画モードに設定したときには、室内親機又は玄関子機のいずれかにおいて、所定の録画開始操作が行われたとき、玄関子機のテレビカメラから送られてくる映像は、予め決められた単位時間分だけ前記室内親機のメモリに録画されると共に、その録画終了のたびに、録画開始操作が代行されることにより、その後、上記の単位時間録画が、録画終了に要する所定時間を挟んで繰り返し実行される結果、単なるテレビ付きドアホンの機能を越えて、玄関子機を任意の被写体に向けることで、長時間録画が可能な監視カメラシステムとして機能することになる。
また、監視カメラシステムとして機能するとはいえ、メモリ内の映像データは、比較的に短い単位時間(例えば、30秒、60秒、等々)毎に読出可能な状態で録画時点情報と共に記録されているため、この種のテレビ付きドアホン装置に通常備え付けられている検索再生機能を使用して、容易に検索してモニタ画面上に再生することできる。
しかも、基本的には、従前のテレビ付きドアホン装置に対して、「録画モード設定手段」と「録画開始操作の代行手段」とを追加するだけで実現することができるため、ソフトウェア的改変によるとハードウェア的改変によるとを問わず、比較的に低コストで実現できる利点がある。
したがって、本発明によれば、テレビ付きドアホン装置としての機能を損ねることなく、監視カメラシステムとしての機能を強化させた、テレビ付きドアホン装置を提供することができる。
好ましい実施の態様にあっては、
前記録画開始操作の代行は、単位時間録画の終了処理に続いて、前記所定の録画開始操作直後のステップへと移行させる条件付きジャンプ命令の実行により、ソフトウェア的に実現される、ものであってもよい。
このような構成によれば、長時間録画を可能とするための録画開始操作の代行処理を僅かなプログラミング工数の追加にて実現することができる。
好ましい実施の態様にあっては、
前記録画開始操作の代行は、前記所定の録画開始操作によりオンオフするスイッチと並列接続されたバイパススイッチを録画終了タイミングに同期してオンオフすることにより、ハードウェア的に実現される、ものであってもよい。
このような構成によれば、長時間録画を可能とするための録画開始操作の代行処理をプログラミング工数の大幅な追加なしに、実現することができる。
好ましい実施の態様にあっては、
前記所定の時間間隔は、玄関子機側の人感センサが作動したときには、予め決められた短い時間間隔に変更される、ものであってもよい。
このような構成によれば、監視対象となる空間に人の動きが感ぜられたときに限り、撮影密度を上げることにより、被写体の動きを精密に録画することができる。
好ましい実施の態様にあっては、
前記録画開始操作には、
玄関子機において、呼出ボタンが操作されたこと、又は人感センサが作動したこと、又は
室内親機において、モニタ中に通話開始ボタンが操作されたこと、
が含まれる、ものであってもよい。
このような構成によれば、録画モード設定手段を長時間録画モードに設定しさえすれば、なんら特別な録画開始操作を行うことなく、通常通りの録画開始操作を行うだけで、長時間録画動作を作動させて、監視カメラシステムとして機能させることができる。
好ましい実施の態様にあっては、
前記玄関子機の筐体底面には、三脚取付用のネジ棒にねじ込み可能なねじ穴を有する取付構造が用意されている、ものであってもよい。
このような構成によれば、玄関子機を任意の被写体(例えば、屋内工事の作業現場など)に向けて設置するに際して、カメラ取り付け等にしばしば使用される市販の三脚を利用することができるため、設置作業が容易となる。
別の一面から見た本発明は、録画モードを短時間録画モードと長時間録画モードとのいずれかに設定するための録画モード設定手段を有するテレビ付きドアホン装置の室内親機を構成する制御用コンピュータとして把握することもできる。
すなわち、この制御用コンピュータは、
前記室内親機又は前記玄関子機のいずれかにおいて、所定の録画開始操作が行われたとき、前記玄関子機のテレビカメラから送られてくる映像を予め決められた単位時間分だけ前記室内親機のメモリに録画する単位時間録画手段と、
前記単位時間録画の終了時点において、前記録画モードが短時間録画モードに設定されているときには、所定の録画終了処理を実行する一方、前記録画モードが長時間録画モードに設定されているときには、前記所定の録画終了処理に続いて、前記所定の録画開始操作の代行処理を実行する録画終了時対応手段と、
として機能させるように構成される。
別の一面から見た本発明は、屋内工事の監視方法として把握することもできる。
すなわち、この屋内工事の監視方法は、
請求項1〜6のいずれか1つに記載のテレビ付きドアホン装置において、玄関子機のテレビカメラを任意の屋内工事の被写体に向けた状態で設置し、録画モード設定手段を長時間録画モードに設定することにより、被写体の状態を長時間録画する、ものである。
本発明によれば、テレビ付きドアホン装置としての機能を損ねることなく、監視カメラシステムとしての機能を強化させた、テレビ付きドアホン装置を提供することができる。
カメラ付きドアホン装置(親機、子機)の外観正面図である。 玄関子機の電気的ハードウェア構成図である。 室内親機の電気的ハードウェア構成図である。 室内親機側の処理を示すフローチャート(その1)である。 室内親機側の処理を示すフローチャート(その2)である。 玄関子機側の処理を示すフローチャートである。 短時間録画モードにおける動作説明図である。 長時間録画モードにおける動作説明図である。 長時間録画モードにおける人感センサの作動/不作動による録画間隔の相違を示す説明図である。 子機の呼出ボタンスイッチ代行のためのパルス発生器のパルス例を示す図である。 親機の呼出ボタンスイッチ代行のためのパルス発生器のパルス例を示す図である。 押ボタン操作代行回路の一例を示す図である。
以下に、本発明に係るテレビドアホン装置の好適な実施の一形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
<テレビドアホン装置全体の概略構成>
図1に示されるように、テレビドアホン装置1は、1台又は2台以上の玄関子機2,2・・・と1台の室内親機3とを含んで構成される。玄関子機2,2・・・のそれぞれと室内親機3とは、有線通信又は無線通信を介して通話が可能とされる。所定の録画開始条件が成立すると、玄関子機2のテレビカメラの映像(音を含む場合もある)は室内親機3に内蔵されたSDカード(例えば、2GB〜64GB)に録画(録画及び録音)される。
この録画は、最大録画時間(例えば、30秒、60秒、等々)の決められた1録画単位毎に行われる。録画モードが「短時間録画モード」の場合、録画は1録画単位で1回に限り行われる。録画モードが「長時間録画モード」の場合、所定の録画終了条件が成立するまで、録画は1録画単位で、複数回に亘り、自動的に繰り返し行われる。こうして録画された映像は、所定の選択操作により、1録画単位毎に再生可能とされている。そのため、この長時間録画モードを採用することにより、玄関子機2を監視カメラの代用として、任意の被写体に対する長時間録画を安価に実現することができる。
なお、所定の録画開始条件としては、製品毎に区々であり、例えば、1)室内親機3におけるモニタ時の通話開始ボタン操作を録画開始条件とする場合、2)玄関子機2における呼出ボタン操作又は、人感センサの作動を録画開始条件とする場合、等々を挙げることができる。所定の録画終了条件としては、例えば、1)室内親機において、所定の録画終了操作が行われたこと、2)室内親機において、長時間録画モードから短時間録画モードへと録画モードが切り替えられたこと、等々を挙げることができる。
<玄関子機のハードウェア構成>
図1の上段領域に示されるように、玄関子機2は、例えば、正面視矩形でプラスチック製の筐体20を有する。この筐体20は、玄関ドアの外面や玄関ドア周辺の外壁面等に接着剤、粘着剤、又はネジや適当な取付治具等により、取付可能に構成されている。
なお、本発明に関連して、この玄関子機の筐体20には、カメラ撮影等に用いられる三脚の雲台にも着脱が可能な所定の取付構造が用意されている。この取付構造としては、例えば、三脚の雲台から突き出たネジ棒に対応するネジ穴を備えた金属プレートを筐体の底面にインサート成形により埋め込んだり、あるいは上述のネジ穴を備えたL字金具を別途アタッチメントとして用意し、これをネジ穴が筐体底面側に位置するようにして、筐体にネジ止めするもの等々を挙げることができる。
玄関子機2の筐体正面適所には、訪問者が操作するための呼出ボタン21と、室内親機との間での通話を行うためのマイク22a及びスピーカ22b(図2、3参照)のためのスリット状開口22と、玄関子機2の前方を広角で撮影可能なテレビカメラ202(図2参照)のためのカメラ窓23と、玄関子機周辺の人体を検出する人感センサ24とが配置されている。玄関子機2の筐体内部には、玄関子機としての機能を実現するための電子回路を搭載した回路基板が組み込まれている。
回路基板上に搭載される電子回路としては、図2に示されるように、マイクロコンピュータ200と、このマイクロコンピュータ200のシステムバス201に接続される通信のための送受信部202、入力バッファ203、出力バッファ204及びカメラ(イメージセンサを含む)205と、入力バッファ203を介してマイクロコンピュータ200に接続される入力機器206と、出力バッファ204を介してマイクロコンピュータ200に接続される出力機器207とを挙げることができる。
ここで、入力機器206としては、例えば、呼出ボタン21の操作で作動するスイッチ(SW)21a、訪問者の声を聴取するためのマイク(MC)22a、訪問者の来訪を検知する人感センサ(HS)24、等々を挙げることができる。また、出力機器207としては、室内応答者の音等を発するためのスピーカ(SP)22b、各種のインジケータランプ(LP)やブザー(BZ)等々を挙げることができる。
<室内親機のハードウェア構成>
図1の下段領域に示されるように、室内親機3についても、例えば、正面視矩形でプラスチック製の筐体30を有する。この筐体30は、室内の柱や壁等に接着剤、粘着剤、又はネジ等により、取付可能に構成されている。室内親機3の筐体30の適所には、玄関子機2のテレビカメラ205で撮影された映像を表示するための画像表示装置31の表示画面(タッチパネル付き)31aと、玄関子機2との間での通話を行うためのマイク32a及びスピーカ32bのためのスリット状開口32と、通話を開始するための通話開始ボタン33と、通話を終了するための通話終了ボタン34と、録画・録音中であることを示すインジケータランプ35と、録画モードを「短時間録画モード」と「長時間録画モード」とに切り替えるためのモード切替操作部36とが配置されている。
モード切替操作部36としては、図示例では、自己保持機能を有するスナップスイッチの操作レバーにより構成されているが、これに代えて、オルタネート型の押ボタンスイッチの操作ボタンにて構成しても良いし、スライドスイッチのスライドノブにて構成しても良いであろう。
室内親機3の筐体内部には、室内親機としての各種機能を実現するための電子回路を搭載した回路基板が組み込まれている。回路基板上に搭載される電子回路としては、図3に示されるように、マイクロコンピュータ300と、このマイクロコンピュータのシステムバス301に接続されるSDカード302、送受信部303、入力バッファ304、出力バッファ305及び画像表示装置306(31)と、入力バッファ304を介してマイクロコンピュータ300に接続される入力機器307と、出力バッファ305を介してマイクロコンピュータ300に接続される出力機器308とを挙げることができる。
ここで、入力機器307としては、例えば、通話開始ボタン33の操作で作動するスイッチ(SW)33a、通話終了ボタン34の操作で作動するスイッチ(SW)34a、モード切替操作部36の操作で作動するスイッチ(SW)36a、室内話者の音を聴取するためのマイク(MC)32a等を挙げることができる。一方、出力機器307としては、訪問者の音を発するためのスピーカ32b、及び通話中を示すインジケータランプ35を含む各種のインジケータランプ(LP)やブザー(BZ)、等々を挙げることができる。SDカード302は、コネクタを介して着脱可能とされ、録音・録画処理に際しては、主として、音データ及び動画データの録音・録画のために使用される。
なお、当業者にはよく知られているように、マイクロコンピュータ200(300)は、主として、マイクロプロセッサ200a(300a)と、ROM200b(300b)と、RAM200c(300c)とから構成され、マイクロプロセッサ200a(300a)がROM200b(300b)に格納されたシステムプログラムを適宜に読み出して、RAM200c(300c)をワークエリアとして実行することにより、玄関子機2や室内親機3としての各種の機能が実現される。
<玄関子機のソフトウェア構成>
玄関子機内蔵マイクロコンピュータのROM200bには、玄関子機2としての機能を実現するためのシステムプログラムが格納されている。すなわち、このシステムプログラムは、要するに、テレビカメラ(マイクを含む)205(23)の作動をオンオフするための処理と、送受信部202を介して室内親機3との間でコマンドやデータ(映像データや音データ)のやり取りを行うための処理と、テレビカメラ205(23)のオンオフの条件や送受信の条件などの成立を判定するための論理処理、等々を含んで構成される。これらの処理の詳細については、のちに、本装置の動作説明において詳述する。
<室内親機のソフトウェア構成>
室内親機内蔵のROM300bには、室内親機3としての機能を実現するためのシステムプログラムが格納されている。すなわち、このシステムプログラムは、要するに、画像表示装置306(31)の表示画面31aをグラフィカル・ユーザ、インタフェース(GUI)として機能させるための処理と、送受信部303を介して玄関子機2との間でコマンドやデータ(映像データや音データ)のやり取りを行うための処理と、玄関子機2から受け取った映像データ(映像データや音データ)を表示装置31の画面31aに表示するための処理と、玄関子機2から受け取った映像データ(映像データや音データ)に録画時点情報を付してSDカード302に録画(録画及び録音)する処理と、SDカード302に録画(録画及び録音)された映像データ(映像データ及び音データ)の中から、所定の選択操作で検索された映像データ(映像データ及び音データ)を読み出して再生する処理、等々を含んで構成されている。これらの処理の詳細については、のちに、本装置の動作説明において詳述する。
<テレビ付きドアホン装置全体の動作>
[短時間録画モードにおける録画動作]
1)室内親機におけるモニタ時の通話開始ボタン操作を録画開始条件とする場合
室内親機3において、GUI機能により表示画面31a上にモニタボタン(図示せず)が表示されている状態において、タッチパネルを介してモニタボタンが操作されると(図4、ステップ101YES)、室内親機3から玄関子機2へとデータ送信要求コマンドが送り込まれる(図4、ステップ102)。データ送信要求コマンドを受け取った玄関子機2は(図6、ステップ303YES)、テレビカメラ205及びマイク22aをオンすると共に、それらから得られた映像データ及び音データを室内親機3へと送信する(図6、ステップ305,306)。映像データ及び音データを受け取った室内親機3は、モニタ処理(ステップ103)を実行して、画像表示装置(例えば、液晶式)306(31)及びスピーカ32aをオンすることにより、画像表示器306(31)の表示画面上31aに玄関回りの映像を表示すると共に、玄関回りの音をスピーカ32aから再生する。これにより、玄関の来訪者を表示画面31aを介して視認しつつその声を聴取可能な所謂モニタ状態が実現される。
このモニタ状態において、室内親機3の通話開始ボタン33が操作されると(図4、ステップ104YES)、インジケータランプ35をオンしたのち(図4、ステップ105)、映像及び音の双方について、モニタ処理に加えて録画・録音処理(ステップ106)へと移行する。すなわち、先ず、その時点を代表的に示す録画時点情報(例えば、年・月・日・時・分・秒、等々)が生成され、室内親機に内蔵されたSDカード302へと格納される。以後、玄関子機2から送られてくる映像データ及び音データは、室内親機に内蔵されたSDカード302へと格納(録画及び録音)され始める。その後、1単位録画時間(例えば、60秒)が経過すると(図4、ステップ108YES)、所定の終了処理(ステップ109)が実行される。すなわち、この終了処理(ステップ109)では、上述のモニタ処理及び録画・録音処理を終了して、室内親機3から玄関子機2へとデータ送信停止要求コマンドを送り込み、さらに録画間隔を定義するための一定時間のポーズ処理を実行する。しかるのち、録画状態を示すインジケータランプ35はオフ(消灯)される(図、ステップ110)。データ送信停止要求コマンドを受け取った玄関子機2は(図6、ステップ307YES)、テレビカメラ205及びマイク22aの動作をオフさせ、室内親機3へのデータ送信を停止する(図6、ステップ308)。このとき、室内親機3において、録画モードは「短時間録画モード」であるから(図4、ステップ110、「短時間」)、全ての処理は終了して当初の待機状態へと復帰する。なお、1単位録画時間(例えば、60秒)が経過する以前に、室内親機3において、通話終了ボタン34が操作されると(図4、ステップ107YES)、上記の録画及び録音は、その時点で上述の終了処理(ステップ109)及びインジケータランプのオフ処理(ステップ10)が実行される。このときも、録画モードは「短時間録画モード」であるから(図4、ステップ111YES)、全ての処理は終了して当初の待機状態へと復帰する。
このように、「短時間録画モード」において、モニタ中に通話開始ボタン33が操作されると(図4、ステップ104YES)、図7(b)に示されるように、室内親機3に内蔵のSDカード302には、1単位録画時間(最大60秒)分の映像データ及び音データが、録画時点情報と共に格納(録画及び録音)される(図4、ステップ112)。
2)玄関子機における呼出ボタン操作(又は、人感センサの作動)を録画開始条件とする場合
−−不在時の場合−−
不在時において、玄関子機2の呼出ボタン21が訪問者により操作され(図6、ステップ301YES)、又は人感センサ24が作動すると(図6、ステップ302YES)、録画(音)要求コマンドが生成されて(図6、ステップ304)、室内親機3へと送信され、同時に、テレビカメラ205及びマイク22aがオン状態となり、取得される映像データ及び音データは、玄関子機2から室内親機3へと送り込まれる(図6、ステップ305、306)。応答要求コマンドを受け取った室内親機3は(図5、ステップ201YES)、インジケータランプをオンしたのち(図5、ステップ202)、映像データ及び音データに関してモニタ及び記録処理(図5、ステップ203)を実行する。すなわち、このモニタ及び記録処理(図5、ステップ203)では、先ず、画像表示装置(例えば、液晶式)306(31)及びスピーカ32aをオンすることにより、画像表示装置306(31)の表示画面31a上に玄関回りの映像を表示し、併せて、玄関回りの音をスピーカ32aから再生する。これにより、所謂モニタ状態が実現される。加えて、玄関子機2から送られてくる映像データ及び音データは、その時点を示す録画時点情報(例えば、年・月・日・時・分・秒、等々)と共に、室内親機3に内蔵されたSDカード302に格納(録画及び録音)され始める。
この録画(録音)しながらのモニタ状態において、室内親機3の通話開始ボタン33が操作されることなく(図5、ステップ204F="0"、205NO)、予め決められた不在時の1単位録画時間(例えば、30秒)が経過すると(図5、ステップ207YES)、前述の終了処理(図5、ステップ209)及びインジケータランプのオフ処理(図5、ステップ201)が実行される。その後、録画モードは「短時間録画モード」であるから(図5、ステップ211「短時間」)、全ての処理は終了して当初の待機状態に復帰する。
このように、「短時間録画モード」において、不在時、玄関子機2の呼出ボタン21が操作されたり(図6、ステップ301)、又は人感センサ24が作動すると(図6、ステップ302)、図7(a)に示されるように、室内親機3に内蔵のSDカード302には、1単位録画時間(30秒)分の映像データ及び音データが、録画時点を示す情報と共に格納(録画及び録音)される。
−−在宅時の場合−−
上述の録画しながらのモニタ状態において、予め決められた不在時の1単位録画時間(30秒)が経過する以前に(図5、ステップ207NO)、応対者により室内親機3の通話開始ボタン33が操作されると(図5、ステップ204F="0"、205YES)、室内親機3のマイク32aから得られた音データは、玄関子機2へと送信され始め、これにより録画しながらのモニタ状態のままで、室内親機3と玄関子機2との間での通話が可能となる。その後、録画開始から1単位録画時間(例えば、60秒)が経過すると(図5、ステップ204F="1"、208YES)、前述の終了処理(ステップ209)が実行されて録画及び録音は終了すると共に、録画状態を示すインジケータランプ35はオフ(消灯)される(図5、ステップ210)。その後、録画モードは「短時間録画モード」であるから(図5、ステップ211「短時間」)、室内親機3から玄関子機2へとデータ送信停止要求コマンドが送り込まれる。データ送信停止要求コマンドを受け取った玄関子機2は、送信停止処理(図6、ステップ307YES、308)を実行して、テレビカメラ205(23)及びマイク22aの動作をオフさせ、室内親機3へのデータ送信を停止し、全ての処理は終了して当初の待機状態へと復帰する。なお、1単位録画時間(例えば、60秒)が経過する以前に、室内親機3において、通話終了ボタン34が操作されると、上記の録画及び録音は、その時点で終了する。このとき、録画モードは「短時間録画モード」であるから、全ての処理は終了して当初の待機状態へと復帰する。
このように、短時間録画モードにおいて、玄関子機2の呼出ボタン21の操作により又は人感センサ24の作動により起動されたモニタ中に、不在時の1単位録画時間(最大30秒)が経過する以前に、通話開始ボタン33が操作されると(図5、ステップ204F="0"、205YES)、図7(b)に示されるように、室内親機に内蔵のSDカード302には、最大1単位録画時間(60秒)分の映像データ及び音データが、録画時点を示す情報と共に格納(録画及び録音)されて蓄積されるのである。
[長時間録画モードにおける録画動作]
1)室内親機におけるモニタ時の通話開始ボタン操作を録画開始条件とする場合
室内親機3において、GUI機能により表示画面31a上にモニタボタン(図示せず)が表示されている状態において、タッチパネルを介してモニタボタンが操作されると、「短時間録画モード」の場合と同様にして、所謂モニタ状態が実現される。
このモニタ状態において、室内親機3の通話開始ボタン33の操作(録画開始操作)が行われると(図4、ステップ104YES)、「短時間録画モード」の場合と同様にして、一連の処理(ステップ105〜ステップ110)が実行されて、室内親機3に内蔵されたSDカード302には、その時点を示す録画時点情報と共に、玄関子機2から送られてくる映像データ及び音データが1単位録画分(60秒)だけ格納(録画及び録音)される。
一連の処理(図4、ステップ105〜ステップ110)が実行完了した時点において、録画モードが「長時間録画モード」であると(図4、ステップ111「長時間」)、録画開始操作の代行手段に相当する「通話開始ボタン操作の代行処理」が実行される。この「通話開始ボタン操作の代行処理」は、この例では、録画モードが「長時間録画モード」であることを条件として、実行すべきステップを、通話開始ボタン操作直後のステップ(この例では、ステップ105)へとジャンプするように構成した、所謂「条件付きジャンプ命令」により構成されている。
すなわち、録画モードが「長時間録画モード」であると判定されると(図4、ステップ111「長時間」)、室内親機の通話開始ボタンが操作された場合と同様にして、一連の処理(ステップ105〜ステップ110)が再度実行されて、室内親機に内蔵されたSDカード302には、その時点を示す録画時点情報と共に、玄関子機から送られてくる映像データ及び音データが1単位録画分(60秒)だけ格納(録画及び録音)される。
以後、同様にして、録画モードが「長時間録画モード」に設定されている限り(図4、ステップ111「長時間」)、録画開始操作の代行手段に相当する「通話開始ボタン操作の代行処理」が実行されることにより、一連の処理(ステップ105〜ステップ110)が繰り返し実行される結果、室内親機3に内蔵されたSDカード302には、図8(b)に示されるように、各時点を示す録画時点情報と共に、玄関子機から送られてくる映像データ及び音データが1単位録画分(60秒)単位で複数単位分だけ適当な時間間隔をおいて連続的に格納(録画及び録音)されることとなり、これにより、長時間録画及び録音が実現される。
この長時間録画及び録音状態を停止させるための手段については、任意であって、例えば、録画モード操作部36の操作により録画モードを「長時間録画モード」から「短時間録画モード」へと切り替えたり、別途リセットボタンの操作で強制的に「通話開始ボタン操作の代行処理」の実行を回避するようにソフトウェアを組んだり、あるいは、電源スイッチ(図示せず)をオフする等の構成を採用すればよい。
2)玄関子機における呼出ボタン操作(又は、人感センサの作動)を録画開始条件とする場合
−−不在時の場合−−
玄関子機2の呼出ボタン21が訪問者により操作(録画開始操作)、又は人感センサ24が作動すると(図6、ステップ301YES、又はステップ302YES)、室内親機3において、「短時間録画モード」の場合と同様にして、一連の処理(図5、ステップ203〜ステップ207)が実行されて、室内親機3に内蔵されたSDカード302には、その時点を示す録画時点情報と共に、玄関子機2から送られてくる映像データ及び音データの格納(録画及び録音)が開始される。その後、不在時の単位録画時間(例えば、30秒)が経過すると(図5、ステップ207YES)、上述の映像データ及び音データの格納(録画及び録音)処理は終了する(図5、ステップ209、210)。
映像データ及び音データの格納(録画及び録音)処理が終了した時点において、録画モードが「長時間録画モード」であると(図5、ステップ211「長時間」)、録画開始操作の代行手段に相当する「呼出ボタン操作の代行処理」が実行される。この「呼出ボタン操作の代行処理」は、この例では、録画モードが「長時間録画モード」であることを条件として、実行すべきステップを、応答要求コマンド受信直後のステップ(この例では、ステップ203)へとジャンプするように構成した、所謂「条件付きジャンプ命令」の実行により行われる。
すなわち、録画モードが「長時間録画モード」であると判定されると(図5、ステップ211「長時間」)、玄関子機2から応答要求コマンドを受信した直後と同様にして、一連の処理(ステップ203〜ステップ208)が再度実行されて、室内親機3に内蔵されたSDカード302には、その時点を示す録画時点情報と共に、玄関子機2から送られてくる映像データ及び音データが1単位録画分(30秒)だけ格納(録画及び録音)される。
以後、同様にして、録画モードが「長時間録画モード」に設定されている限り、録画開始操作の代行手段に相当する「呼出ボタン操作の代行処理」が実行されることにより、一連の処理(ステップ203〜ステップ208)が繰り返し実行される結果、室内親機3に内蔵されたSDカード302には、図8(a)に示されるように、各時点を示す録画時点情報と共に、玄関子機2から送られてくる映像データ及び音データが1単位録画分(30秒)単位で複数単位分だけ適当な間隔をおいて連続的に格納(録画及び録音)されることとなり、これにより、長時間録画及び録音が実現される。
この長時間録画及び録音状態を停止させるための手段については、任意であって、例えば、録画モード設定操作部36を用いて、録画モードを「長時間録画モード」から「短時間録画モード」へと切り替えたり、別途リセットボタンの操作で強制的に「通話開始ボタン操作の代行処理」の実行を回避するようにソフトウェアを組んだり、あるいは、電源スイッチ(図示せず)をオフする等の構成を採用すればよい。
−−在宅時の場合−−
上述の録画しながらのモニタ状態において、予め決められた不在時の1単位録画時間(30秒)が経過する以前に(図5、ステップ207NO)、応対者により室内親機3の通話開始ボタン33が操作されると(図5、ステップ205YES)、「短時間録画モード」の場合と同様にして、一連の処理(図5、ステップ203、204、208、209、210)が実行されて、室内親機3に内蔵されたSDカード302には、その時点を示す録画時点情報と共に、玄関子機2から送られてくる映像データ及び音データが1単位録画分(60秒)だけ格納(録画及び録音)される。
このようにして、1単位分の録画及び録音が終了した時点において、録画モードが「長時間録画モード」であると(図5、ステップ211「長時間」)、録画開始操作の代行手段に相当する「通話開始ボタン操作の代行処理」が実行される。この「通話開始ボタン操作の代行処理」は、この例では、録画モードが「長時間録画モード」であることを条件として、実行すべきステップを、通話開始ボタンの操作直後のステップ(この例では、ステップ203)へとジャンプするように構成した、所謂「条件付きジャンプ命令」の実行により行われる。
すなわち、録画モードが「長時間録画モード」であると判定されると、通話開始ボタン33が操作された直後と同様にして、一連の処理(図5、ステップ203、204、208、209、210)が再度実行されて、室内親機3に内蔵されたSDカード302には、その時点を示す録画時点情報と共に、玄関子機2から送られてくる映像データ及び音データが1単位録画分(60秒)だけ格納(録画及び録音)される。
以後、同様にして、録画モードが「長時間録画モード」に設定されている限り、録画開始操作の代行手段に相当する「通話開始ボタン操作の代行処理」が実行されることにより、一連の処理(図5、ステップ203、204、208、209、210)が繰り返し実行される。その結果、室内親機3に内蔵されたSDカード302には、図8(b)に示されるように、各時点を示す録画時点情報と共に、玄関子機2から送られてくる映像データ及び音データが1単位録画分(60秒)単位で複数単位分だけ適当な間をおいて連続的に格納(録画及び録音)されることとなり、これにより、長時間録画及び録音が実現される。
この長時間録画及び録音状態を停止させるための手段については、任意であって、例えば、録画モード設定操作子36の操作により録画モードを「長時間録画モード」から「短時間録画モード」へと切り替えたり、別途リセットボタンの操作で強制的に「通話開始ボタン操作の代行処理」の実行を回避するようにソフトウェアを組んだり、あるいは、電源スイッチ(図示せず)をオフする等の構成を採用すればよい。
[録画開始操作の代行手段の別の例]
以上説明した「長時間録画モード」においては、本発明の要部をなす録画開始操作の代行手段(呼出ボタン操作の代行処理、通話開始ボタン操作の代行処理)は、システムプログラム中に条件付きジャンプ命令を記述することによりソフトウェア的に実現されたが、これに代えて、録画開始操作の代行手段は、操作対象となるスイッチ(例えば、通話開始ボタン33の操作でオンオフするスイッチ33a)に対して並列接続された操作代行用スイッチ(例えば、スイッチングトランジスタ)33bを、「長時間録画モード」にあっては、録画中/非録画中の別を示す信号(例えば、インジケータランプ35のオンオフ信号S1)に同期してオンオフさせることにより、ハードウェア的に実現することもできる。
すなわち、図12において、33aは室内親機3の通話開始ボタン33の操作でオンオフする有接点スイッチ、33bはスイッチ33aに対して並列に接続されて、操作代行スイッチとして機能するトランジスタ、36aはトランジスタ33bのベース信号経路に介在されて、録画モード設定操作子36として機能するスナップスイッチの接点である。このトランジスタ33bは、録画モード設定操作子として機能するスナップスイッチの接点36aがオンのときに限り、録画中/非録画中の別を示すインジケータランプ35のオンオフ信号S1に同期してオンオフ制御される。
具体的には、録画中/非録画中の別を示すインジケータランプのオンオフ信号S1は、インジケータランプ35がオン(点灯)のとき'L'状態かつオフ(消灯)のとき'H'状態とされる。そのため、「長時間録画モード」を選択すべく、録画モード設定用のスナップスイッチ36がオンされた状態において、1単位時間録画が終了して、インジケータランプ35がオン(点灯)からオフ(消灯)に切り替わると、トランジスタ33bはオフ状態からオン状態へと転ずることにより、室内親機3の通話開始ボタン33の操作でオンオフする有接点スイッチ33aは、トランジスタ33bを介して短絡され、これにより、通話開始ボタン33が操作代行されたと等価な状態が出現するのである。
[長時間録画モード時における録画間隔の制御]
以上の実施形態にあっては、長時間録画モード時における単位時間録画同士の時間間隔は、終了処理(ステップ109、209)に含まれるポーズ処理により定まる一定長さの時間とされていたが、この単位時間録画同士の時間間隔を人感センサ24の検知状況に応じて、長短異ならせれば、通常時は録画間隔を長めにとって、メモリ容量を節約して使用しつつも、被写体の特別な動きに関しては、この時間間隔を短めにとって、記録密度を上げて詳細記録を意図することにより、メモリ容量の有効活用が可能となる。この時間間隔の調整は、例えば、1の単位時間録画の終了から次の単位時間録画までのインターバルを規定するタイマの設定時間を長短2種類用意して、人感センサ24が作動したときはタイマ時間を短くし、人感センサ24が作動しないときはタイマ時間を長くすると言った制御をソフトウェア的又はハードウェア多的に実現すればよい(図9参照)。
上述の録画インターバル制御をハードウェア的に実現するためには、例えば、終了処理(図4ステップ109、図5ステップ209)において、録画間隔設定用のポーズ処理を削除すると共に、別途、録画終了に同期した信号S1(図12参照)に同期して発振する周期可変型の他励型のパルス発生器を設け、このパルス発生器のパルス周期を人感センサ24の作動中/非作動中に応じて、長短切り替えするように構成すればよい(図10、図11参照)。
[録画単位による映像及び音声データの再生]
室内親機3のシステムプロクラムには、図示しないが、SDカード302に録画された1又は2以上の単位時間映像(音を含む)の中から任意の1の映像を選択して表示画面31a上に再生可能な単位時間映像再生処理が組み込まれている。
1の映像を選択するための手段については任意であって、例えば、SDカード302に録画された各単位時間映像を時系列順に一定個数選んで、その代表的な静止画を表示画面31a上に一覧表示すると共に、その中の1つをユーザのタッチ操作で選択させる方法、あるいは、特定の検索開始時点(年月日時分)から特定の検索終了時点(年月日時分)と言ったように期間指定を行うと共に、各単位時間映像に付された録画時点情報を頼りに、該当する単位録画映像を抽出して、その代表的な静止画を表示画面31a上に一覧表示し、その中の1つをユーザのタッチ操作で選択させる方法、等々を挙げることができる。
[本発明に係るテレビ付きドアホン装置の一使用態様]
以上説明した本発明に係るテレビ付きドアホン装置によれば、室内親機3の録画モード設定操作子36を操作して「長時間録画モード」に設定することにより、玄関子機2からの映像(音声)を室内親機3内のSDカード302(例えば、2GB〜64GB)に長時間記録(例えば、24時間)することができるため、実質的に監視カメラシステムを構築することができる。そのため、例えば、マンションの占有区工事のように監督者又は立会者が要請される場合にも、このテレビ付きドアホン装置を用いて、玄関子機2を工事中の室内の片隅にでも三脚を用いて据え付けることにより、工事内容の終日無人監視を容易かつ低コストに実施することができる。
本発明は、テレビ付きドアホン装置の監視機能を強化することにより、その機能性を向上させ、市場への広く普及に資するものである。
1 テレビ付きドアホン装置
2 玄関子機
3 室内親機
20 筐体
21 呼出ボタン
22 スリット孔(マイク、スピーカ用)
23 カメラ孔
24 人感センサ
30 筐体
31 画像表示装置
31a 表示画面
32 スリット孔(マイク、スピーカ用)
33 通話開始ボタン
33a 通話開始ボタンの接点
33b 操作代行スイッチとして機能するトランジスタ
34 通話終了ボタン
35 通話状態を示すインジケータランプ
36 録画モード設定操作子
36a 録画モード設定操作子の操作で作動する接点

Claims (8)

  1. モニタ画面付きの室内親機とテレビカメラ付きの玄関子機とを有線通信又は無線通信により接続してなり、
    録画モードを短時間録画モードと長時間録画モードとのいずれかに設定するための録画モード設定手段と、
    前記室内親機又は前記玄関子機のいずれかにおいて、所定の録画開始操作が行われたとき、前記玄関子機のテレビカメラから送られてくる映像を予め決められた単位時間分だけ前記室内親機のメモリに録画する単位時間録画手段と、
    前記単位時間録画の終了時点において、前記録画モードが短時間録画モードに設定されているときには、所定の録画終了処理を実行する一方、前記録画モードが長時間録画モードに設定されているときには、前記所定の録画終了処理に続いて、前記所定の録画開始操作を代行する録画終了時対応手段と、
    前記メモリに録画された1又は2以上の単位時間映像の中から任意の1単位時間映像を選択して前記モニタ画面上に再生可能な単位時間映像再生手段と、を備え、
    それにより、前記録画モードが前記長時間録画モードに設定されているときには、前記単位時間録画が所定の時間間隔を置いて繰り返し実行されるようにしたテレビ付きドアホン装置。
  2. 前記録画開始操作の代行は、単位時間録画の終了処理に続いて、前記所定の録画開始操作直後のステップへと移行させる条件付きジャンプ命令の実行により、ソフトウェア的に実現される、請求項1に記載のテレビ付きドアホン装置。
  3. 前記録画開始操作の代行は、前記所定の録画開始操作によりオンオフするスイッチと並列接続されたバイパススイッチを録画終了タイミングに同期してオンオフすることにより、ハードウェア的に実現される、請求項1に記載のテレビ付きドアホン装置。
  4. 前記所定の時間間隔は、玄関子機側の人感センサが作動したときには、予め決められた短い時間間隔に変更される、請求項2に記載のテレビ付きドアホン装置。
  5. 前記録画開始操作には、
    玄関子機において、呼出ボタンが操作されたこと、又は人感センサが作動したこと、
    室内親機において、モニタ中に通話開始ボタンが操作されたこと、
    が含まれる、請求項1に記載のテレビ付きドアホン装置。
  6. 前記玄関子機の筐体底面には、三脚取付用のネジ棒にねじ込み可能なねじ穴を有する取付構造が用意されている、請求項1〜4のいずれかに記載のテレビ付きドアホン装置。
  7. 録画モードを短時間録画モードと長時間録画モードとのいずれかに設定するための録画モード設定手段を有するテレビ付きドアホン装置の室内親機を構成する制御用コンピュータを、
    前記室内親機又は前記玄関子機のいずれかにおいて、所定の録画開始操作が行われたとき、前記玄関子機のテレビカメラから送られてくる映像を予め決められた単位時間分だけ前記室内親機のメモリに録画する単位時間録画手段と、
    前記単位時間録画の終了時点において、前記録画モードが短時間録画モードに設定されているときには、所定の録画終了処理を実行する一方、前記録画モードが長時間録画モードに設定されているときには、前記所定の録画終了処理に続いて、前記所定の録画開始操作を代行する録画終了時対応手段と、
    として機能させるためのコンピュータプログラム。
  8. 請求項1〜6のいずれか1つに記載のテレビ付きドアホン装置において、玄関子機のテレビカメラを任意の被写体に向けた状態で据え付け、録画モード設定手段を長時間録画モードに設定することにより、被写体の状態を長時間録画する、監視方法。
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