JP2020113611A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体素子に対する電気伝導部材の固定の耐久性を向上させることができる半導体装置を得る。【解決手段】基板1と、基板1に固定された半導体素子3と、半田5を用いて半導体素子3に固定された主端子6と、基板1に対して垂直な方向から視たに半導体素子3の周囲に設けられ、基板1に固定されたフレーム枠4とを備え、主端子6は、基板1に対して垂直な方向および基板1に沿った方向について、フレーム枠4に位置決めされている。【選択図】図3

Description

この発明は、電気伝導部材が半導体素子に固定された半導体装置およびその製造方法に関する。
従来、基板と、基板に固定された半導体素子と、基板に隣り合って設けられた給配電用導体と、半田を用いて半導体素子に固定された素子接続用バスバーとを備えた半導体装置が知られている。給配電用導体には、凹部が形成されている。素子接続用バスバーは、給配電用導体の凹部に挿入された凸部を有している。素子接続用バスバーの凸部が給配電用導体の凹部に挿入されることによって、基板に沿った方向について、半導体素子に対する素子接続用バスバーの移動が制限される(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−270289号公報
しかしながら、電気伝導性接合材を用いて半導体素子に電気伝導部材を固定する工程において、基板に対して垂直な方向について、半導体素子に対して電気伝導部材が移動する場合がある。この場合に、半導体素子に対する電気伝導部材の位置が変化してしまう。その結果、半導体素子に対する電気伝導部材の固定の耐久性が低下するという課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、半導体素子に対する電気伝導部材の固定の耐久性を向上させることができる半導体装置およびその製造方法を提供するものである。
この発明に係る半導体装置は、基板と、基板に固定された半導体素子と、電気伝導性接合材を用いて半導体素子に固定された電気伝導部材と、基板に対して垂直な方向から視た場合に半導体素子の周囲に設けられ、基板に固定されたフレーム枠とを備え、電気伝導部材は、基板に対して垂直な方向および基板に沿った方向について、フレーム枠に位置決めされている。
この発明に係る半導体装置の製造方法は、基板に固定された半導体素子に電気伝導部材を重ねるとともに、前記基板に対して垂直な方向および前記基板に沿った方向について、基板に固定されたフレーム枠に対して電気伝導部材を位置決めする位置決め工程と、位置決め工程の後、電気伝導性接合材を用いて電気伝導部材を半導体素子に固定する固定工程とを備えている。
この発明に係る半導体装置およびその製造方法によれば、電気伝導部材は、基板に対して垂直な方向および基板に沿った方向について、フレーム枠に位置決めされている。これにより、電気伝導性接合材を用いて半導体素子に電気伝導部材を固定する工程において、半導体素子に対する電気伝導部材の移動が制限される。その結果、半導体素子に対する電気伝導部材の固定の耐久性を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す平面図である。 図1のII−II線に沿った矢視断面図である。 図1のIII−III線に沿った矢視断面図である。 図2のA部を示す拡大図である。 図1の主端子を示す平面図である。 図5の主端子を示す正面図である。 図5の主端子を示す側面図である。 図1の半導体素子に対して主端子を固定する手順を示すフローチャートである。 図1の主端子に向かってクランプアームが移動する様子を示す図である。 図9のクランプアームが凹部に挿入された状態を示す図である。 図10の主端子が半導体素子に重ねられた状態を示す図である。 図11の主端子からクランプアームが移動する様子を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る半導体素子を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態3に係る半導体素子を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態4に係る半導体装置を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態5に係る半導体装置を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態6に係る半導体装置の要部を示す縦断面図である。 図17の半導体装置を示す平面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す平面図である。図2は、図1のII−II線に沿った矢視断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿った矢視断面図である。半導体装置としては、例えば、電力用半導体装置が挙げられる。なお、半導体装置は、電力用半導体装置に限らず、その他の半導体装置であってもよい。
半導体装置は、平板形状の基板1と、基板1に設けられた半田2と、半田2を介して基板1に固定された半導体素子3と、半導体素子3の周囲に設けられ、基板1に固定されたフレーム枠4とを備えている。また、半導体装置は、半導体素子3に設けられた電気伝導性接合材である半田5と、半田5を介して半導体素子3に固定された電気伝導部材である主端子6と、フレーム枠4に設けられた主端子7と、フレーム枠4に設けられた複数の制御端子8とを備えている。
基板1は、絶縁材料から構成された絶縁板部11を有している。絶縁板部11は、表面と裏面とを含んでいる。絶縁板部11の表面を第1面11Aとし、絶縁板部11の裏面を第2面11Bとする。基板1は、第1面11Aに重ねられ、電気伝導材料から構成された第1導電板部12と、第2面11Bに重ねられ、電気伝導材料から構成された第2導電板部13とをさらに有している。半導体素子3およびフレーム枠4のそれぞれは、第1導電板部12に固定されている。
半導体素子3は、平板形状に形成されている。半導体素子3は、表面と裏面とを含んでいる。半導体素子3の表面を第1面3Aとし、半導体素子3の裏面を第2面3Bとする。半導体素子3は、第2面3Bが第1導電板部12を向くように配置されている。半導体素子3は、第1面3Aに形成された複数の電極31を有している。
フレーム枠4は、射出成型が可能であり耐熱性を有する樹脂から構成されている。フレーム枠4を構成する材料としては、例えば、PPS(Polyphenylenesulfide)、フッ素系樹脂などが挙げられる。フレーム枠4は、基板1に対して垂直な方向から視た場合に、半導体素子3を囲むように配置されている。フレーム枠4は、半導体素子3の長手方向D1について離れて設けられた一対の側壁41と、半導体素子3の幅方向D2について離れて設けられた一対の側壁42とを有している。主端子6は、一対の側壁42に渡って設けられている。フレーム枠4は、基板1に対して垂直な方向である垂直方向D3について延びて設けられている。この例では、幅方向D2は、半導体素子3についての幅方向D2であり、垂直方向D3は、基板1に対する垂直方向D3である。基板1に沿った方向とは、長手方向D1に沿った方向および幅方向D2に沿った方向である。
半導体装置は、フレーム枠4に設けられた複数の電極9と、複数の電極31と複数の電極9とを1対1に電気的に接続する複数のワイヤ10とを備えている。複数の電極9は、複数の制御端子8に対して1対1に電気的に接続されている。ワイヤ10は、例えば、アルミニウムから構成されている。
主端子6は、半導体装置の主電源の電流が入出力されるための電源端子である。主端子6は、金属から構成されている。主端子6を構成する材料としては、例えば、銅、ステンレス鋼などを基材とした合金が挙げられる。主端子6の表面は、基材の金属が露出している。なお、主端子6の表面は、メッキ処理がされてもよい。
主端子6は、半田5を介して半導体素子3に重ねられた基部61と、基部61に一体に形成された一対の吊りリード62と、基部61に一体に形成された主端子本体63とを有している。一対の吊りリード62は、幅方向D2について互いに離れて配置されている。基部61および吊りリード62は、フレーム枠4の内側に配置されている。主端子本体63は、フレーム枠4の内側と外側とに渡って延びて配置されている。
一対の吊りリード62のそれぞれは、基部61から垂直方向D3に延びた支持部621と、支持部621に設けられ、幅方向D2に延びた延部622とを有している。一対の延部622は、垂直方向D3から視た場合にそれぞれが基部61からフレーム枠4に向かう方向であって互いに反対の方向に延びている。言い換えれば、一致の延部622は、基部61から幅方向D2であって互いに反対の方向に延びている。なお、一対の延部622は、互いに反対の方向に限らず、垂直方向D3から視た場合にそれぞれが基部61からフレーム枠4に向かう方向であって互いに異なる方向に延びていればよい。
幅方向D2についての主端子6の寸法は、幅方向D2についての一対の延部622のそれぞれの先端面の間の寸法となる。延部622における先端面とは、延部622における側壁42に対向する面である。主端子6が幅方向D2について圧縮されていない場合には、幅方向D2についての主端子6の寸法は、一対の側壁42の間の寸法よりも大きい。
制御端子8は、垂直方向D3についてフレーム枠4から延びて配置されている。制御端子8は、半導体素子3の動作を制御する信号が入力されるための端子である。制御端子8は、主端子6と同様に、金属から構成されている。制御端子8を構成する材料としては、例えば、銅、ステンレス鋼などを基材とした合金が挙げられる。制御端子8の表面は、基材の金属が露出している。なお、制御端子8の表面は、メッキ処理されてもよい。
フレーム枠4には、半導体素子3の電源端子である主端子7、半導体素子3の動作制御に用いられる制御端子8および電極9がインサート成型によって組み込まれている。
図4は、図2のA部を示す拡大図である。フレーム枠4は、接着剤14を用いて基板1に接着されている。フレーム枠4における基板1に対向する面には、溝43が形成されている。溝43には、フレーム枠4に過多に塗布された接着剤14が入る。接着剤14としては、例えば、シリコン系、エポキシ系などの熱硬化性の接着剤14が挙げられる。
図3に示すように、一対の側壁42のそれぞれには、一対の延部622のそれぞれが1個ずつ挿入されるガイド部である溝421が形成されている。言い換えれば、一対の延部622は、垂直方向D3についてフレーム枠4に挟まれている。なお、ガイド部は、溝421に限らず、例えば、貫通孔であってもよい。一対の溝421のそれぞれに一対の延部622が挿入されることによって、主端子6は、長手方向D1、幅方向D2および垂直方向D3について、フレーム枠4に位置決めされる。言い換えれば、主端子6は、基板1に対して垂直な方向および基板1に沿った方向について、フレーム枠4に位置決めされる。
幅方向D2についての一対の溝421のそれぞれの底面の間の寸法は、幅方向D2についての主端子6の寸法よりも大きい。したがって、延部622が溝421に挿入されている場合には、主端子6は、幅方向D2について圧縮されない。
半導体素子3は、オン時に半導体素子3の厚さ方向に電流が流れ、オフ時に電流が遮断される。半導体素子3を構成する材料としては、例えば、Si(シリコン)、SiC(シリコンカーバイト)、GaN(窒化ガリウム)、GaAs(ガリウムヒ素)が挙げられる。なお、半導体素子3の電極の表面には、半田付けするための層が設けられてもよい。半田付けするための層としては、例えば、Niめっき層が挙げられる。
半導体素子3としては、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などが用いられる。また、半導体素子3としては、例えば、FWD(Free Wheeling Diode)が挙げられる。
半導体装置は、電力の制御、電力の供給および電力の変換を行う。半導体装置は、大容量の電流、電圧を扱う。半導体装置は、電圧の大きさの変換、電圧の周波数の変換、直流から交流への変換、交流から直流への変換などに用いられる。半導体装置は、例えば、空気調和機のインバータ、冷蔵庫のインバータ、洗濯機のインバータに用いられる。また、半導体装置は、例えば、電気自動車の駆動系装置、ハイブリッド自動車の駆動系装置、電気鉄道車両の駆動系装置、照明機器の照度制御装置などに用いられる。
電気伝導性接合材としては、半田に限らず、例えば、Agペーストであってもよい。Agペーストは、高温耐久性、放熱性に優れている。Agペーストは、Agナノ粒子に有機溶剤を加えてペースト状にしたものである。Agナノ粒子は、金属の材料のうちでも高い伝導率を有している。また、Agナノ粒子は、耐熱性、高温耐久性および信頼性に優れている。金属をナノスケールにまで微粒子化して反応性を高めることで、接合材料を溶融することなく、低温で焼結させて、金属接合層が形成される。
フレーム枠4の内側には、図示しないシリコンゲルが充填されている。シリコンゲルは、半導体素子3、ワイヤ10などを覆う。シリコンゲルは、光、熱、湿度、振動などの外部環境要因から半導体素子3、ワイヤ10などを保護することを目的に、モジュール用封止材料として用いられる。シリコンゲルは、耐熱性、耐寒性に優れている。シリコンゲルは、腐食性が低い。シリコンゲルは、硬化時の収縮が小さい。シリコンゲルは、低架橋密度から生じる粘着性および密着性が優れている。これにより、シリコンゲルは、シール性、耐湿性を有している。シリコンゲルは、振動吸収性が優れている。以上のことから、シリコンゲルは、封止材、保護材、充填剤として用いられる。
図5は、図1の主端子6を示す平面図である。図6は、図5の主端子6を示す正面図である。図7は、図5の主端子6を示す側面図である。主端子6の基部61には、基部61の厚さ方向に貫通した複数の貫通孔611が形成されている。これにより、半田5が溶融されている時に、熱によって基部61に応力が作用することが抑制される。したがって、基部61に反りが発生することが抑制される。また、溶融した半田5における余剰分が貫通孔611を通る。これにより、半導体素子3と基部61との間に配置される半田5の量を適切な量にすることができる。また、半導体素子3と基部61との間にある半田5全体に対して還元雰囲気を行き渡らせることができる。貫通孔611の形状は、長手方向D1に延びた長穴形状となっている。貫通孔611の数は、2個となっている。貫通孔611は、幅方向D2について並べて配置されている。なお、貫通孔611の数、貫通孔611の形状および貫通孔611の有無は、これに限らず、その他の構成であってもよい。
延部622における先端面には、凹部623が形成されている。凹部623は、長手方向D1についての延部622の中央部に配置されている。凹部623には、吊りリード62を搬送するクランプアームが挿入される。
それぞれの支持部621には、支持部621の厚さ方向に貫通した貫通孔624が形成されている。これにより、支持部621の剛性が低下する。したがって、小さな力によって、支持部621を弾性変形させることができる。
次に、半導体素子3に対して主端子6を固定する手順について説明する。図8は、図1の半導体素子3に対して主端子6を固定する手順を示すフローチャートである。まず、ステップS1において、チップダイボンド工程を行う。チップダイボンド工程では、基板1に半導体素子3をダイボンドする。その後、ステップS2において、フレーム枠接着硬化工程を行う。フレーム枠接着硬化工程では、接着剤14をフレーム枠4の底面に塗布し、フレーム枠4を基板1に組み付ける。フレーム枠4が基板1に組み付けられた後、硬化炉において、接着剤14を硬化させて基板1にフレーム枠4を接着する。
その後、ステップS3において、ワイヤボンド工程を行う。ワイヤボンド工程では、ワイヤ10を用いて、電極31と電極9とを電気的に接続する。
その後、ステップS4において、主端子搭載工程を行う。主端子搭載工程では、半導体素子3に半田5を介して主端子6を重ねて、さらに、フレーム枠4によって主端子6を位置決めする。
図9は、図1の主端子6に向かってクランプアームが移動する様子を示す図である。主端子6を半導体素子3に重ねる場合には、まず、主端子6における一対の凹部623のそれぞれにクランプアーム101が挿入されるように、一対のクランプアーム101を主端子6に向かって降下させる。
図10は、図9のクランプアーム101が凹部623に挿入された状態を示す図である。クランプアーム101が凹部623に挿入された後、一対のクランプアーム101が互いに近づく方向に、クランプアーム101を移動させる。これにより、一対の延部622が互いに近づくように主端子6が弾性変形する。これにより、幅方向D2についての主端子6の寸法は、幅方向D2についての一対の側壁42の間の寸法よりも小さくなる。
図11は、図10の主端子6が半導体素子3に重ねられた状態を示す図である。幅方向D2についての主端子6の寸法が、幅方向D2についての一対の側壁42の間の寸法よりも小さい状態で、主端子6をフレーム枠4の内側に挿入し、主端子6を半導体素子3に重ねる。その後、一対のクランプアーム101が互いに離れる方向に、クランプアーム101を移動させる。これにより、幅方向D2についての主端子6の寸法は、一対の側壁42の間の寸法よりも大きくなる。したがって、一対の延部622のそれぞれがフレーム枠4の溝421に挿入される。
図12は、図11の主端子6からクランプアーム101が移動する様子を示す図である。一対の延部622のそれぞれがフレーム枠4の溝421に挿入された後、一対の凹部623からクランプアーム101が引き抜かれるように、一対のクランプアーム101を主端子6から上昇させる。以上により、主端子搭載工程が終了する。
図8に示すように、主端子搭載工程の後、ステップS5において、リフロー半田付工程を行う。リフロー半田付工程では、主端子6がフレーム枠4に位置決めされた後、リフロー炉において、半田5を溶融させ、その後、半田5を冷却して、主端子6を半導体素子3に対して固定する。以上により、半導体素子3に対して主端子6を固定する手順が終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る半導体装置によれば、主端子6は、基板1に対して垂直な方向および基板1に沿った方向について、フレーム枠4に位置決めされている。これにより、半田5を用いて半導体素子3に主端子6を固定する工程において、半導体素子3に対する主端子6の移動が制限される。その結果、半導体素子3に対する主端子6の固定の耐久性を向上させることができる。
また、主端子6は、半田5を介して半導体素子3に重ねられた基部61と、基部61に一体に形成され、垂直方向D3から視た場合にそれぞれが基部61からフレーム枠4に向かう方向であって互いに異なる方向に延びる一対の延部622とを有している。一対の延部622は、基板1に対して垂直な方向および基板1に沿った方向について、フレーム枠4に位置決めされている。これにより、半田5を用いて半導体素子3に主端子6を固定する工程において、半導体素子3に対する主端子6の移動が制限される。その結果、半導体素子3に対する主端子6の固定の耐久性を向上させることができる。
また、フレーム枠4における半導体素子3側の面には、一対の延部622がそれぞれ別々に挿入された一対の溝421が形成されている。これにより、基板1に対して垂直な方向および基板1に沿った方向について、一対の延部622をフレーム枠4に簡単に位置決めすることができる。
また、一対の延部622は、基板1に対して垂直な方向から視た場合に幅方向D2であって互いに反対の方向に延びて配置されている。幅方向D2についての主端子6の寸法は、幅方向D2についての一対の側壁42の間の寸法よりも大きい。これにより、基板1に対して垂直な方向および基板1に沿った方向について、一対の延部622をフレーム枠4に簡単に位置決めすることができる。
また、一対の延部622のそれぞれは、垂直方向D3についてフレーム枠4に挟まれている。これにより、基板1に対して垂直な方向について、一対の延部622をフレーム枠4に簡単に位置決めすることができる。
また、基部61には、基部61の厚さ方向に貫通した貫通孔611が形成されている。これにより、半導体素子3と基部61との間の半田5の量を適切な量に調整することができる。
また、フレーム枠4における基板1に対向する面には、溝43が形成されている。これにより、基板1とフレーム枠4との間の接着剤14の量を適切な量にすることができる。
また、この発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造方法によれば、基板1に固定された半導体素子3に主端子6を重ねるとともに、基板1に対して垂直な方向および基板1に沿った方向について、基板1に固定されたフレーム枠4に対して主端子6を位置決めする位置決め工程を備えている。これにより、半導体素子3に対する主端子6の移動が制限される。したがって、半田5を用いて半導体素子3に主端子6を固定する工程において、半導体素子3に対する主端子6の移動が制限される。その結果、半導体素子3に対する主端子6の固定の耐久性を向上させることができる。
また、位置決め工程では、幅方向D2について主端子6が圧縮された状態で一対の側壁42の間に挿入され、主端子6への圧縮を解除することによって一対の延部が一対の溝421に1個ずつ挿入される。これにより、これにより、半田5を用いて半導体素子3に主端子6を固定する工程において、半導体素子3に対する主端子6の移動が制限される。その結果、半導体素子3に対する主端子6の固定の耐久性を向上させることができる。
実施の形態2.
図13は、この発明の実施の形態2に係る半導体素子を示す縦断面図である。一対の側壁42のそれぞれは、側壁本体422と、側壁本体422に設けられた突出部423とを有している。それぞれの突出部423は、垂直方向D3に視た場合に側壁本体422から半導体素子3に向かって突出している。
一対の吊りリード62のそれぞれは、L字形状に形成されている。一対の吊りリード62のそれぞれは、基部61から幅方向D2に延びた支持部625と、支持部625に設けられ、垂直方向D3に延びた延部626とを有している。一対の延部626は、幅方向D2に互いに離れて配置されている。また、一対の延部626は、側壁42に沿って垂直方向D3に延びて配置されている。一対の延部626のそれぞれには、突出部423が挿入されたガイド部である貫通孔627が形成されている。なお、ガイド部は、貫通孔627に限らず、例えば、突出部423が挿入される溝であってもよい。
幅方向D2についての主端子6の寸法は、幅方向D2についての一対の側壁42の間の寸法よりも大きい。一方、幅方向D2についての主端子6の寸法は、幅方向D2についての一対の突出部423の間の寸法よりも小さい。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
主端子搭載工程では、一対の延部626のそれぞれが一対の突出部423に載せられるように、主端子6をフレーム枠4の内側に挿入し、その後、主端子6に対して下方に向かう力を加える。これにより、吊りリード62が弾性変形して、幅方向D2についての主端子6の寸法が幅方向D2についての一対の突出部423の間の寸法と一致する。その結果、主端子6がさらに下降して、基部61が半導体素子3に重ねられる。このとき、突出部423が貫通孔627に挿入される。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係る半導体装置によれば、主端子6は、半田5を介して半導体素子3に重ねられた基部61と、基部61に一体に形成され、幅方向D2について互いに離れて配置され、一対の側壁42に沿って延びる一対の延部626とを有している。一対の延部626は、基板1に対して垂直な方向および基板1に沿った方向について、一対の側壁42に位置決めされている。これにより、半田5を用いて半導体素子3に主端子6を固定する工程において、半導体素子3に対する主端子6の移動が制限される。その結果、半導体素子3に対する主端子6の固定の耐久性を向上させることができる。
また、フレーム枠4は、一対の突出部423を有し、一対の延部626のそれぞれには、突出部423が挿入される貫通孔627が形成されている。これにより、簡単な構成で、主端子6をフレーム枠4に対して位置決めすることができる。
実施の形態3.
図14は、この発明の実施の形態3に係る半導体素子を示す縦断面図である。一対の吊りリード62のそれぞれは、基部61から幅方向D2に延びた支持部625と、支持部625の端部に設けられ、U字形状に延びて形成された当部628とを有している。当部628は、弾性材料から構成されている。したがって、当部628は、弾性変形可能となっている。その他の構成は、実施の形態2と同様である。
主端子搭載工程では、一対の当部628が一対の側壁42に載せられるように、主端子6をフレーム枠4に載せる。その後、主端子6に対して下方に向かう力を加える。これにより、当部628が幅方向D2について弾性変形して、幅方向D2についての主端子6の寸法が幅方向D2についての一対の側壁42の間の寸法と一致する。したがって、主端子6が下降して、基部61が半導体素子3に重ねられる。当部628の弾性力によって、主端子6は、フレーム枠4に位置決めされる。
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係る半導体装置によれば、主端子6は、半田5を介して半導体素子3に重ねられた基部61と、基部61に一体に形成され、幅方向D2について互いに離れて配置された一対の当部628とを有している。一対の当部628は、基板1に対して垂直な方向および基板1に沿った方向について、一対の側壁42に位置決めされている。これにより、半田5を用いて半導体素子3に主端子6を固定する工程において、半導体素子3に対する主端子6の移動が制限される。その結果、半導体素子3に対する主端子6の固定の耐久性を向上させることができる。
実施の形態4.
図15は、この発明の実施の形態4に係る半導体装置を示す縦断面図である。一対の吊りリード62は、基部61から幅方向D2に延びた一対の延部629を有している。
一対の側壁42のそれぞれは、側壁本体422と、側壁本体422に設けられた返し部424とを有している。返し部424は、側壁42における溝421が形成された部分よりも上方に配置されている。返し部424は、下方に向かうにつれて半導体素子3側に突出するように水平面に対して傾斜して形成されている。幅方向D2についての主端子6の寸法は、一対の返し部424の間の寸法よりも大きい。幅方向D2についての主端子6の寸法は、一対の側壁本体422の間の寸法よりも小さい。その他の構成は、実施の形態3と同様である。
主端子搭載工程では、一対の延部629が一対の返し部424に載せられるように、主端子6をフレーム枠4の内側に挿入する。その後、主端子6に対して下方に向かう力を加える。これにより、吊りリード62が幅方向D2について弾性変形して、幅方向D2についての主端子6の寸法が幅方向D2についての一対の返し部424の間の寸法と一致する。したがって、主端子6が下降して、基部61が半導体素子3に重ねられる。当部628の弾性力によって、主端子6は、フレーム枠4に位置決めされる。
以上説明したように、この発明の実施の形態4に係る半導体装置によれば、半田5を介して半導体素子3に重ねられた基部61と、基部61に一体に形成され、幅方向D2について互いに離れて配置された一対の延部629とを有している。一対の延部629は、基板1に対して垂直な方向および基板1に沿った方向について、一対の側壁42に位置決めされている。これにより、半田5を用いて半導体素子3に主端子6を固定する工程において、半導体素子3に対する主端子6の移動が制限される。その結果、半導体素子3に対する主端子6の固定の耐久性を向上させることができる。
実施の形態5.
図16は、この発明の実施の形態5に係る半導体装置を示す縦断面図である。フレーム枠4の側壁42は、基板1に重ねられた第1フレーム枠部44と、第1フレーム枠部44に重ねられた第2フレーム枠部45とを有している。
第1フレーム枠部44は、フレーム枠部本体451と、フレーム枠部本体451の上面に設けられ、フレーム枠部本体451から第2フレーム枠部45に向かって突出する凸部452を有している。第2フレーム枠部45における第1フレーム枠部44に対向する面には、凸部452が挿入される凹部461が形成されている。なお、第1フレーム枠部44に凹部が形成され、第2フレーム枠部45が第2フレーム枠部本体と、第2フレーム枠部本体に設けられ、第2フレーム枠部本体から第1フレーム枠部44に向かって突出する凸部とを有し、凸部が凹部に挿入される構成であってもよい。
一対の吊りリード62のそれぞれは、基部61から幅方向D2に延びた延部629を有している。一対の延部629のそれぞれは、基部61からフレーム枠4に向かって延びて配置されている。
一対の延部629は、高さ方向D2について第1フレーム枠部44と第2フレーム枠部45とに挟まれている。これにより、延部629は、フレーム枠4に位置決めされる。その他の構成は、実施の形態4と同様である。
フレーム枠接着硬化工程では、第1フレーム枠部44が基板1に接着される。主端子搭載工程では、主端子6の延部629を第1フレーム枠部44に重ねた後に、第1フレーム枠部44に第2フレーム枠部45を重ねることによって行われる。
以上説明したように、この発明の実施の形態5に係る半導体装置によれば、フレーム枠4は、基板1に設けられた第1フレーム枠部44と、第1フレーム枠部44に設けられた第2フレーム枠部45とを有している。一対の延部629は、第1フレーム枠部44および第2フレーム枠部45に挟まれている。これにより、主端子6をフレーム枠4に容易に位置決めすることができる。
また、第1フレーム枠部44は、フレーム枠部本体451と、フレーム枠部本体451の上面に設けられ、フレーム枠部本体451の上面から上方に突出する凸部452を有している。第2フレーム枠部45における下面には、凸部452が挿入される凹部461が形成されている。これにより、主端子6をフレーム枠4に容易に位置決めすることができる。
また、この発明の実施の形態5に係る半導体装置の製造方法によれば、位置決め工程では、第1フレーム枠部44および第2フレーム枠部45に主端子6が挟まれる。これにより、主端子6をフレーム枠4に容易に位置決めすることができる。
実施の形態6.
図17は、この発明の実施の形態6に係る半導体装置の要部を示す縦断面図である。図18は、図17の半導体装置を示す平面図である。溝421は、第1ガイド部である第1溝部425と、第2ガイド部である第2溝部426とを有している。第1溝部425は、フレーム枠4の側壁42における基板1に対して反対側の面から基板1に向かって延びて形成されている。第2溝部426は、第1溝部425の下端部に繋がって設けられ、基板1に沿って延びて形成されている。その他の構成は、実施の形態1から実施の形態5までと同様である。
主端子搭載工程では、一対の延部622が一対の第1溝部425に挿入されるように、主端子6をフレーム枠4の内側に挿入する。主端子6の基部61が半導体素子3に重ねられた後、一対の延部622を第2溝部426に挿入されるように、主端子6をフレーム枠4に対して長手方向D1に移動させる。これにより、主端子6は、フレーム枠4に位置決めされる。
以上説明したように、この発明の実施の形態6に係る半導体装置によれば、溝421は、フレーム枠4における基板1に対して反対側の面から基板1に向かって延びる第1溝部425と、第1溝部425に繋がって設けられ、基板1に沿って延びる第2溝部426とを有している。一対の延部622が一対の第2溝部426に挿入されることによって、主端子6をフレーム枠4に位置決めすることができる。
1 基板、2 半田、3 半導体素子、3A 第1面、3B 第2面、4 フレーム枠、5 半田、6 主端子、7 主端子、8 制御端子、9 電極、10 ワイヤ、11 絶縁板部、11A 第1面、11B 第2面、12 第1導電板部、13 第2導電板部、14 接着剤、31 電極、41 側壁、42 側壁、43 溝、44 第1フレーム枠部、45 第2フレーム枠部、61 基部、62 吊りリード、63 主端子本体、101 クランプアーム、421 溝、422 側壁本体、423 突出部、424 返し部、425 第1溝部、426 第2溝部、451 フレーム枠部本体、452 凸部、461 凹部、611 貫通孔、621 支持部、622 延部、623 凹部、624 貫通孔、625 支持部、626 延部、627 貫通孔、628 当部、629 延部。

Claims (16)

  1. 基板と、
    前記基板に固定された半導体素子と、
    電気伝導性接合材を用いて前記半導体素子に固定された電気伝導部材と、
    前記基板に対して垂直な方向から視た場合に前記半導体素子の周囲に設けられ、前記基板に固定されたフレーム枠と
    を備え、
    前記電気伝導部材は、前記基板に対して垂直な方向および前記基板に沿った方向について、前記フレーム枠に位置決めされている半導体装置。
  2. 前記電気伝導部材は、
    前記電気伝導性接合材を介して前記半導体素子に重ねられた基部と、
    前記基部に一体に形成され、前記基板に対して垂直な方向から視た場合にそれぞれが前記基部から前記フレーム枠に向かう方向であって互いに異なる方向に延びる一対の延部と
    を有し、
    一対の前記延部は、前記基板に対して垂直な方向および前記基板に沿った方向について、前記フレーム枠に位置決めされている請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記フレーム枠における前記半導体素子側の面には、一対の前記延部のそれぞれが別々に挿入された一対のガイド部が形成されている請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記フレーム枠は、前記基板に対して垂直な方向から視た場合に前記半導体素子の幅方向について前記半導体素子を挟む一対の側壁を有し、
    一対の前記延部は、前記基板に対して垂直な方向から視た場合にそれぞれが前記幅方向であって互いに反対の方向に延びて配置されており、
    前記幅方向についての前記電気伝導部材の寸法は、前記幅方向についての一対の前記側壁の間の寸法よりも大きい請求項2または請求項3に記載の半導体装置。
  5. 一対の前記延部のそれぞれは、前記基板に対して垂直な方向について前記フレーム枠に挟まれている請求項2から請求項4までの何れか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記基部には、前記基部の厚さ方向に貫通した貫通孔が形成されている請求項2から請求項5までの何れか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記フレーム枠は、前記基板に対して垂直な方向から視た場合に前記半導体素子の幅方向について前記半導体素子を挟む一対の側壁を有し、
    前記電気伝導部材は、
    前記電気伝導性接合材を介して前記半導体素子に重ねられた基部と、
    前記基部に一体に形成され、前記幅方向について互いに離れて配置され、一対の前記側壁に沿って延びる一対の延部と
    を有し、
    一対の前記延部は、前記基板に対して垂直な方向および前記基板に沿った方向について、一対の前記側壁に位置決めされている請求項1に記載の半導体装置。
  8. 一対の前記側壁のそれぞれは、側壁本体と、前記側壁本体に設けられ、前記基板に対して垂直な方向から視た場合に前記側壁本体から前記半導体素子に向かって突出する突出部を有し、
    一対の前記延部のそれぞれには、前記突出部が挿入されたガイド部が形成されている請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記フレーム枠は、
    前記基板に設けられた第1フレーム枠部と、
    前記第1フレーム枠部に設けられた第2フレーム枠部と
    を有し、
    一対の前記延部は、一対の前記延部が前記第1フレーム枠部および前記第2フレーム枠部に挟まれている請求項2から請求項6までの何れか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記第1フレーム枠部および前記第2フレーム枠部の一方は、前記第1フレーム枠部および前記第2フレーム枠部の他方に形成された凹部に挿入される凸部を有している請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記フレーム枠は、前記基板に対して垂直な方向から視た場合に前記半導体素子の幅方向について前記半導体素子を挟む一対の側壁を有し、
    前記電気伝導部材は、
    前記電気伝導性接合材を介して前記半導体素子に重ねられた基部と、
    前記基部に一体に形成され、前記幅方向について互いに離れて配置され、前記幅方向について圧縮された状態で一対の前記側壁に当たる弾性材料から構成された一対の当部と
    を有し、
    一対の前記当部は、前記基板に対して垂直な方向および前記基板に沿った方向について、一対の前記当部の弾性力を用いて、一対の前記側壁に位置決めされている請求項1に記載の半導体装置。
  12. 前記ガイド部は、
    前記フレーム枠における前記基板に対して反対側の面から前記基板に向かって延びる第1ガイド部と、
    前記第1ガイド部に繋がって設けられ、前記基板に沿って延びる第2ガイド部と
    を有している請求項3に記載の半導体装置。
  13. 前記フレーム枠における前記基板に対向する面には、溝が形成されている請求項1から請求項12までの何れか一項に記載の半導体装置。
  14. 基板に固定された半導体素子に電気伝導部材を重ねるとともに、前記基板に対して垂直な方向および前記基板に沿った方向について、前記基板に固定されたフレーム枠に対して前記電気伝導部材を位置決めする位置決め工程と、
    前記位置決め工程の後、電気伝導性接合材を用いて前記電気伝導部材を前記半導体素子に固定する固定工程と
    を備えた半導体装置の製造方法。
  15. 前記フレーム枠は、前記基板に対して垂直な方向から視た場合に前記半導体素子の幅方向について前記半導体素子を挟む一対の側壁を有し、
    前記電気伝導部材は、
    前記電気伝導性接合材を介して前記半導体素子に重ねられた基部と、
    前記基部に一体に形成され、前記基板に対して垂直な方向から視た場合にそれぞれが前記基部から前記フレーム枠に向かう方向であって互いに反対の方向に延びる一対の延部と
    を有し、
    一対の前記側壁のそれぞれにおける前記半導体素子側の面には、一対の前記延部のそれぞれが別々に挿入される一対のガイド部が形成されており、
    前記位置決め工程では、前記半導体素子の幅方向について前記電気伝導部材が圧縮された状態で一対の前記側壁の間に挿入され、前記電気伝導部材への圧縮を解除することによって一対の前記延部が一対の前記ガイド部に1個ずつ挿入される請求項14に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記フレーム枠は、
    前記基板に設けられた第1フレーム枠部と、
    前記第1フレーム枠部に設けられた第2フレーム枠部と
    を有し、
    前記位置決め工程では、前記第1フレーム枠部および前記第2フレーム枠部が前記電気伝導部材を挟む請求項14に記載の半導体装置の製造方法。
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