JP2020112947A - 記録装置 - Google Patents

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Koji Okamoto
浩司 岡本
和也 前原
Kazuya Maehara
和也 前原
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Abstract

【課題】カードの傾きや姿勢を矯正しないまま情報入力装置にカードを搬送させた場合、カードが斜行して、カードに装着された磁気テープやICチップの位置と情報入力位置が一致せずに入力エラーやカード斜行によりジャムが発生するという問題があった。【解決手段】記録媒体に画像を記録する画像記録手段と、その記録媒体の第1記憶部にデータを入力する第1の情報入力手段と、第1記憶部とは異なる記録媒体の第2記憶部にデータを入力する第2の情報入力手段とを備えた記録装置に次の構成を備える。即ち、第1の情報入力手段に記録媒体を搬送する第1の搬送手段と、第2の情報入力手段に記録媒体を搬送する第2の搬送手段とを備える。またさらに、第1の搬送手段により記録媒体を搬送する際に、前記記録媒体の斜行を矯正する第1の矯正手段と、第2の搬送手段により記録媒体を搬送する際に、前記記録媒体の斜行を矯正する第2の矯正手段とを備える。【選択図】 図3

Description

本発明は記録装置に関し、特に、例えば、プラスチックカード等の記録媒体に画像を記録するとともに、その記録媒体の記憶部に情報を入力する記録装置に関する。
従来より、プラスチックカード等の記録媒体に顔写真や文字情報などの画像を形成する装置は広く知られている。また、各種証明用カード、商決済用カードなどとして使用されるカードには、画像を記録するのみならず、そのカードのICチップや磁気テープに対して情報が入力される。この情報入力には、磁気的に情報を記録する磁気記録ユニット、電気的に情報を記録するIC記録ユニットなどが知られている。従って、カード表面に対する画像記録とそのカードのICチップや磁気テープに対する情報入力との両方を可能とする記録装置が幅広い用途で使用されている。
このため、そのような記録装置には、発行したいカードの種類や用途に応じた情報入力部を装備する必要があり、オプションユニットとして記録装置に対し着脱可能に構成された複数の情報入力装置が備えられる場合もある。
特開2010−267548号公報
さて上述のように、カード等の記録媒体に対し情報入力装置で情報入力を行う際、記録装置から搬送されたカードを情報入力装置に搬送させ、カードに形成された磁気テープやICチップ等に情報入力装置に設けられた磁気ヘッドや端子等から情報入力を行う。このため、情報入力装置に対してはカードの傾きや位置を矯正した状態でカードを搬送させなければならないという課題がある。
カードの傾きや姿勢を矯正しないまま情報入力装置にカードを搬送させてしまうと、カードに形成された磁気テープやICチップ等の位置と情報入力装置に設けられた磁気ヘッドやデータ入力端子等の位置が一致せずに記録エラーが発生する場合がある。さらには、カードが大きく斜行してしまうと情報入力装置に記録装置からカードを受渡すことができず搬送ジャムが発生して、記録できずに、そのカードを機外に排出しなければならない。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、例えば、カードなどの記録媒体を搬送してその記憶部にデータ入力を行う際、入力エラーや搬送ジャムが発生せず、確実に情報を入力させることが可能な記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の記録装置は次のような構成からなる。
即ち、記録媒体に画像を記録する画像記録手段と、前記記録媒体の第1記憶部にデータを入力する第1の情報入力手段と、前記第1記憶部とは異なる前記記録媒体の第2記憶部にデータを入力する第2の情報入力手段とを備えた記録装置であって、前記第1の情報入力手段に前記記録媒体を搬送する第1の搬送手段と、前記第2の情報入力手段に前記記録媒体を搬送する第2の搬送手段と、前記第1の搬送手段により前記記録媒体を搬送する際に、前記記録媒体の斜行を矯正する第1の矯正手段と、前記第2の搬送手段により前記記録媒体を搬送する際に、前記記録媒体の斜行を矯正する第2の矯正手段とを有することを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、カードなどの記録媒体を搬送してその記憶部にデータ入力を行う際、入力エラーや搬送ジャムが発生せず、確実に情報を入力させることができるという効果がある。
本発明の代表的な実施例に従う記録装置の構成を示す側断面図である。 カードの斜行矯正方法を説明するためのカード搬送部の構成を示す部分斜視図である。 磁気記録ユニットへの移送方法を説明するための反転ユニットの周辺の構成を示す側断面図である。 接触式IC記録ユニットへの移送方法を説明するための反転ユニットの周辺の構成を示す側断面図である。 図1に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。しかしながら、本発明は以下に説明する実施例により限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更や追加があっても構わない。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
<記録装置の構成(図1〜図4)>
図1は本発明の代表的な実施例である記録装置の構成を示す側断面図である。
記録装置1は、記録媒体として各種証明用のIDカード、商取引用のクレジットカードを用い、このような記録媒体に情報を記録する。また、記録装置1はインクリボンを記録ヘッド(サーマルヘッド)により加熱してインクを溶融し、そのインクを記録媒体に転写することで画像を記録する熱転写方式を採用している。このため、記録装置1は、情報記録部Aと画像記録部Bと、これらにカードを供給するカード供給部Cが備えられる。
カードKには、ICチップや磁気テープなどのデータを記憶するデータ記憶部が実装される。カードKは硬質のプラスティックでできているものもあるが、柔軟性をもたせるために薄いプラスティックでできているものもある。カードKに実装された第2記憶部としてのICチップに対しては非接触式、又は、接触式の第2の情報入力手段としてのIC記録ユニットによりデータが入力される。また、カードKに装着された第1記憶部としての磁気テープに対しては第1の情報入力手段としての磁気記録ユニットによりデータが入力される。そのため、非接触式、又は、接触式のIC記録ユニットにはデータ入力端子が磁気記録ユニットには磁気ヘッドがそれぞれ所定の位置に備えられる。なお、これらのユニットのデータ入力方式については公知の技術なのでその説明は省略する。
[カード供給部C]
記録装置1のハウジング2にはカード供給部Cが設けられ、カード供給部Cは複数枚のカードKを収納するカードカセット3が設けられている。カードカセット3は複数のカードKを立位姿勢で整列して収納し、同図左端から右端にカードKを繰り出す。そして、カードカセット3の先端には分離開口部7が設けられ、ピックアップローラ19で最前列のカードKから装置内に供給する。
[情報記録部A]
カードカセット3から送られた記録媒体としてのカードKは搬入ローラ22から反転ユニットFに送られる。反転ユニットFは装置フレーム(不図示)に旋回動可能に軸受け支持されたユニットフレームと、このフレームに支持された一対、或いは複数のローラ対で構成される。
図1に示されるように、距離を隔てて前後に配置された反転ローラ対20、反転ローラ対21がユニットフレームに回転自在に軸支持されている。そして、ユニットフレームは旋回モータ(パルスモータなど)で所定方向に旋回動し、これに取付けられている反転ローラ対20、反転ローラ対21は搬送モータ(不図示)で正逆転方向に回転するように構成されている。この駆動機構は図示しないが、1つのパルスモータでユニットフレームの旋回動と、ローラ対の回転をクラッチで切り換えるように構成しても、ユニットフレームの旋回動とローラ対の回転を別駆動に構成してもよい。
従って、カードカセット3に準備されたカードKはピックアップローラ19と分離ローラ(アイドラコロ)9で1枚ずつ分離され下流側の反転ユニットFに送られる。そして、反転ユニットFはカードKを反転ローラ対20、反転ローラ対21でユニット内に搬入し、ローラ対でニップした状態で所定方向に姿勢変更する。
反転ユニットFの旋回方向外周には、磁気記録ユニット24と、非接触式IC記録ユニット23及び接触式IC記録ユニット28と、リジェクトスタッカ25が配置される。以下、これら3つの記録ユニットをデータ記録ユニットという。
さて、反転ユニットFにより所定の角度方向に姿勢変更されたカードKを反転ローラ対20、21、また搬送ローラ対100、101によりデータ記録ユニットに移送すると、カードKに磁気的若しくは電気的にデータ入力することが可能となる。また、これらのデータ記録ユニットで記録ミスが生じた場合にはカードKをリジェクトスタッカ25に排出する。
[画像記録部B]
反転ユニットFの下流側には画像記録部Bが設けられ、画像記録部Bにカードカセット3からカードKを移送する搬入経路P1が設けられ、搬入経路P1の上流側に反転ユニットFが配置されている。また、搬入経路P1にはカードKの斜行を矯正する斜行矯正ローラ対29と、カードKを搬送する搬送ローラ対30が配置され、搬送モータ(ステッピングモータ:不図示)に連結されている。斜行矯正ローラ対29と搬送ローラ対30は、正逆転切り換え可能に構成され、反転ユニットFから画像記録部BにカードKを搬送するのと同様に画像記録部BからカードKを反転ユニットFに搬送できるようになっている。
画像記録部Bの下流側には収容スタッカ55にカードKを移送する搬出経路P2が設けられている。搬出経路P2にはカードKを搬送する搬送ローラ対(搬送ベルトでも良い)37、38が配置され、搬送モータ(不図示)に連結されている。なお、搬送ローラ対37、38の間にはデカール機構36が配置され、搬送ローラ対37、38間に保持されたカードKの中央部を押圧することによってカールを矯正する。このため、デカール機構36は昇降機構(カムなど:不図示)で図の上下方向に位置移動可能に構成されている。
[カード斜行矯正の方法]
図2はカードKの斜行矯正方法を説明するためのカード搬送部の構成を示す部分斜視図である。
反転ユニットFから搬入経路P1に搬送されたカードKは、図2に示されるように、第3搬送手段としての斜行矯正ローラ対29と搬送ローラ対30との間で斜行矯正を行う。斜行矯正ローラ対29の周辺には記録装置1の筐体に固定されカードKの端部を規制する第3の矯正手段としての斜行矯正ガイド81と可動ガイド80が設けられている。可動ガイド80は押圧部材(例えば、ばね)82によって斜行矯正ガイド81側に常に付勢されている。
搬入経路P1において、カードKが斜行矯正ローラ対29のみで搬送される領域になると、斜行矯正ローラ対29の保持圧に対し可動ガイド80の押圧力が勝ることで、搬送されるカードKは斜行矯正ガイド81に当接することでカードKの斜行矯正がなされる。斜行矯正が完了したカードKは搬送方向の下流にある保持圧の高い搬送ローラ対30により挟持、搬送されることでカードKの姿勢を維持することができる。斜行矯正ローラ対29の保持圧はカードKを搬送するのに必要な圧のみ(0.8N)を掛けているのに対し、可動ガイド80がカードKの姿勢を変える圧(1.0N)を掛けているため、カードKは斜行矯正ガイド81に当接し斜行が矯正される。その後、斜行矯正されたカードKの姿勢を維持するため搬送ローラ対30は可動ガイド80の押圧力より高い保持圧(1.6N)で挟持、搬送し、カードKを画像記録部Bへ搬送する。
[画像記録部B]
図1に戻って画像記録部Bについて説明を続ける。
画像記録部Bは、カードKの表裏面に顔写真、文字データなど画像を形成する。画像記録部Bには転写プラテン31が設けられ、プラテン31上でカード表面に画像が転写記録される。画像記録部Bでは、転写フィルム46(中間転写フィルム)上に画像形成し、このフィルムの画像を転写プラテン31上でカード面に転写する。このため、記録装置1の筐体には、インクリボンを収容するカセット42と転写フィルムを収容するカセット50が備えられる。
カセット42は、昇華型インクリボンその他の熱転写インクリボン41を供給スプール43と巻取スプール44と間に巻装し、記録装置1の筐体に着脱可能に装着される。巻取スプール44にはモータMr1が連結されている。また、装置側にはサーマルヘッド40と画像形成プラテン45がインクリボン41を挟んで対向配置されている。
サーマルヘッド40は熱制御され、画像データに従ってサーマルヘッド40を加熱することによってインクリボン41を転写フィルム46に画像を熱転写する。このため、サーマルヘッド40の熱制御と同期して巻取スプール44が回転し、インクリボン41を所定速度で巻き取るように構成されている。また、サーマルヘッド40挟んでインクリボン41とは反対側にはサーマルヘッド40を冷却するための冷却ファンf1が設けられる。
一方、カセット50も記録装置1の筐体に着脱可能に装着される。カセット50に装填された転写フィルム46が画像形成プラテン(プラテンローラ)45とインクリボン41との間を走行して転写フィルム46上に画像が熱転写される。このため、転写フィルム46は巻取スプール48と供給スプール47に巻回され、転写フィルム46は転写プラテン31と転写ローラ33との間に移送される。転写フィルム46の移送ローラ49の周面にピンチローラ32aと32bが配置され、移送ローラ49は駆動モータ(不図示)に連結されている。また、巻取スプール48はDCモータMr3に連結されており、供給スプール47もDCモータMr2に連結されている。
また、転写プラテン31に転写フィルム46を案内するガイドコロ34aと、転写プラテン31を記録媒体から剥離する剥離コロ(剥離部材)34bが転写フィルム46の移送経路に沿って転写プラテン31の上流側と下流側に設けられる。そして、転写処理時のカード搬送方向に対して剥離コロの下流側直後にはカードKの転写面側を支持する支持ピン51(支持部材)が設けられている。支持ピン51は剥離コロ34bを支持するブラケット(不図示)に設けられており、剥離コロ34bと支持ピン51は一定の位置関係を保持している。また、ガイドコロ34aと剥離コロ34bとの間隔L1はカードKの画像形成方向(搬送方向)長さLcより短く(L1<Lc)設定されている。
転写フィルム46を挟んで転写プラテン31と転写ローラ33が対向配置されている。転写ローラ33は転写フィルム46上に形成された画像をカードKに加熱圧接して転写する。このため、転写ローラ33はヒートローラで構成され、フィルムカセット50の内側から転写プラテン31に圧接・離間するように昇降機構(不図示)が備えられている。
なお、インクリボン41の位置はセンサSe1により検出され、転写フィルム46の有無はセンサSe2により検出される。また、画像記録部Bには記録装置1内に発生した熱を装置外部に排出するためのファンf2が設けられている。
以上の構成において、サーマルヘッド40を用いて中間転写フィルムに画像を形成するユニットを1次転写部、転写ローラ33を用いて1次転写部で中間転写フィルム46に形成した画像をカードKに転写するユニットを2次転写部という。
画像記録部Bの下流側にはカード収容部Dが設けられ、転写プラテン31から送られたカードKを収容スタッカ55に収容する。収容スタッカ55は昇降機構56とレベルセンサ(不図示)で、カード収容量に応じて昇降するように構成されている。
[データ記録ユニット23、24、28への移送方法]
次に、反転ユニットFからデータ記録ユニットへのカード移送方法について説明する。
カードカセット3から供給されたカードKは、下流側の反転ユニットFに送られ反転ローラ対20、反転ローラ対21で反転ユニットF内に搬入される。その後、そのカードは反転ローラ対20、21それぞれでニップした状態で所定角度方向に姿勢が変更され、各データ記録ユニットへと移送される。
反転ユニットFからデータ記録ユニットへカードKを移送する際、従来の構成ではカードKの斜行矯正を行っていない。このため、カードKに実装された第2記憶部としてのICチップの位置が合わず記録ミスが発生したり、カードKの受渡し時に搬送ジャムが発生することがあった。
そこで、この実施例では、データ記録ユニットへカードKを移送する前にカードKの斜行矯正を行うことで上記問題を解決する。
[磁気記録ユニット24への移送及び斜行矯方法]
図3は第1の情報入力手段としての磁気記録ユニット24への移送方法を説明するための反転ユニットFの周辺の構成を示す側断面図である。
まず、図3(a)に示すように、カードカセット3から供給されたカードKを反転ユニットFの反転ローラ対20で受取り、反転ユニットF内に搬送する。
この時、停止している第1の搬送ローラ対としての反転ローラ対21にカードKの先端部K1を当接させる。このため、第2の搬送ローラ対としての反転ローラ対20が回転しカードKを搬送し、且つ反転ローラ対20の保持圧N20と反転ローラ対21の保持圧N21との関係は、N20<N21となっており斜行矯正が可能となる。
第1の搬送手段としての反転ローラ対20及び反転ローラ対21によって第1の矯正手段としてのカードの斜行矯正を終了させる。その後、図3(b)に示すように反転ローラ対20と反転ローラ対21でカードの端部K1、K2をニップした状態で反転ユニットFを反時計回り(CCW)方向に回転させる。反転ユニットFが反転ローラ対20と反転ローラ21対とを結ぶ方向が磁気記録ユニット24のカード搬入方向と同一方向となるまで回転後、反転ユニットFの回転を停止させる。そして、図3(c)に示すように第1の情報入力手段としての磁気記録ユニット24にカードKを移送し磁気的にデータ入力を行う。
データ入力が完了後、再度カードKを反転ユニットFの内部で反転ローラ対20と反転ローラ対21により挟持するまで搬入し、その後、図3(c)に示すように、時計回り(CW)方向に反転ユニットFを回転させる。そして、図3(c)〜図3(d)に示すように、反転ユニットFを、反転ローラ対20と反転ローラ対21とを結ぶ方向が図3(d)に示す矢印方向となるまで回転後、反転ユニットFの回転を停止させる。その後、図3(d)に示すように、カードKを下流の画像記録部Bに搬送する。
[接触式IC記録ユニット28への移送及び斜行矯正方法]
図4は第2の情報入力手段としての接触式IC記録ユニット28への移送方法を説明するための反転ユニットFの周辺の構成を示す側断面図である。
まず、図4(a)に示すように、カードカセット3から供給されたカードKを反転ユニットFの反転ローラ対20で受取り、反転ユニットF内に搬送する。そして、図4(a)〜図4(b)に示すように反転ローラ対20と反転ローラ対21でカードKの端部K1、K2をニップした状態で反転ユニットFを時計回り(CCW)方向に回転させる。
反転ユニットFが反転ローラ対20と反転ローラ対21とを結ぶ方向が第2の情報入力手段としての接触式IC記録ユニット28のカード搬入方向と同一方向となるまで回転後、反転ユニットFの回転を停止させる。そして、図4(b)に示すように、反転ユニットFの内部の反転ローラ対20と反転ローラ対21とは異なる第3の搬送ローラ対としての搬送ローラ対101にカードKの後端部K2を当接させ、第2の矯正手段としてのカードKの斜行矯正を行う。ここで、第2の搬送手段は、反転ローラ対20、反転ローラ対21及び搬送ローラ対101で構成される。
この時、反転ユニットFと接触式IC記録ユニット28の間の位置に配置され、停止している第3の搬送ローラ対としての搬送ローラ対101にカードKの後端部K2を当接させる。このため、反転ローラ対20が回転しカードKを搬送し、且つ反転ローラ対20の保持圧N20と搬送ローラ対101の保持圧N101との関係はN20<N101となっている。従って、斜行矯正が可能となる。カードKの斜行矯正を終了した後、図4(c)に示すように接触式IC記録ユニット28にカードKを移送し電気的にデータ入力を行う。データ入力が完了後、搬送ローラ対101を逆回転させ、図4(d)に示すように、カードKを下流の画像記録部Bに搬送する。
図5は図1〜図4に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図5に示すように、記録装置1はインタフェース(不図示)を介してパーソナルコンピュータなどのホスト装置に接続されており、ホスト装置は記録装置1に対して記録データを送信して、データ入力動作や記録動作等を指示することできる。なお、記録装置1は操作パネル(不図示)を備えており、ホスト装置201からの動作指示の他、操作パネルからの動作指示も可能である。
記録装置1は、装置全体の動作制御を行うCPU301と、制御プログラムやプログラムデータを格納したROM302と、CPU301が制御プログラムを実行するにあたり作業領域として利用するRAM303とを備えている。また、ファンf1、f2による記録装置内部の冷却動作を制御するためのサーミスタ304を備える。サーミスタ304からの出力は、CPU301に入力され、ファンf1、f2による冷却動作を制御するのに用いられる。
CPU301には、カードKのICチップや磁気テープなどへのデータ入力を制御するデータ入力制御部310とカードKへの画像記録を制御する画像記録制御部320と反転ユニットFを用いたカード搬送を制御するカード搬送制御部330とが接続される。
データ入力制御部310は非接触式IC記録ユニット23又は接触式IC記録ユニット28に搬入されたカードKのICにデータ記録を行う制御用IC311と磁気記録ユニット24に搬入されたカードKの磁気テープに記録を行う制御用IC312を制御する。画像記録制御部320は、サーマルヘッド40の動作を制御する制御用IC321、インクリボン41を巻き取る巻取スプール44を駆動するモータMr1、転写フィルム46を巻き取る巻取スプール47を駆動するモータMr3の動作を制御する。
さらに、画像記録制御部320は、移送ローラ49を駆動するモータ(不図示)を駆動する駆動回路324やデカール機構36の昇降を制御するモータ(不図示)を駆動する駆動回路325を制御する。
カード搬送制御部330は、反転ユニットFと、搬送ローラ対100、101の回転を制御する回転制御回路350と、搬入ローラ対22の回転を制御する制御回路360の動作を制御する。さらに、カード搬送制御部330は反転ユニットF自体を回転させる旋回モータを制御する制御回路341と反転ローラ対20、21の回転を制御する制御回路342の動作を制御する。
従って以上説明した実施例に従えば、クレジットカードのような記録媒体のICチップや磁気テープに対してデータ入力を行うためにデータ記録ユニットまでカード移送を行う際にも斜行矯正を行い、正確なカード移送を行うことができる。これにより、カードKに実装されたICチップや磁気テープの位置とデータ記録ユニットのデータ入力位置(磁気ヘッドやデータ入力端子の位置)を正確に合わせることが可能になり、データ入力を正確に行うことが可能になる。また、データ記録ユニットと反転ユニットとの間のカードKの受渡し時も正確に実行され、ジャム発生が防止される。
なお以上説明した実施例の構成では、磁気記録ユニット24と接触式IC記録ユニット28にカードKを移送させるに際の斜行矯正を行ったが、非接触式IC記録ユニット23にカードKを移送させる際にも斜行矯正を行っても良い。
また以上説明した実施例の構成では、磁気記録ユニット24へのカード移送において反転ユニットFの第2の搬送ローラ対としての反転ローラ対20と第1の搬送ローラ対としての反転ローラ対21とでカードKの斜行矯正を行っている。しかしながら、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、回転が停止している第3の搬送ローラ対としての搬送ローラ対100にカードKの端部K1を当接させ斜行矯正を行っても良い。あるいは、接触式IC記録ユニット28へのカード移送において、第2の搬送ローラ対としての反転ローラ対20と第1の搬送ローラ対としての反転ローラ対21とでカードKの斜行矯正を行っても良い。更に第3の搬送ローラ対としてのローラ対を配置して、第3の搬送ローラ対にカードKの端部K1を当接させ斜行矯正を行っても良い。
しかしながら、情報記録部Aに最も近い反転ユニットの反転ローラ又は搬送ローラによりカードKの斜行矯正を行うことで、斜行矯正後に記録媒体を搬送する距離を減らすことができるので、情報入力エラーの発生を低減する点からは好ましい。
さらに、以上説明した実施例の構成では、停止している搬送ローラや反転ローラに対しカードKの端部を当接させ斜行矯正を行っているが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、図2に示した斜行矯正部のように、固定された斜行矯正ガイドに対し押圧部材によって常に付勢された可動ガイドを設け、斜行矯正を行っても良い。また、固定された搬送ガイドに対しローラによってカードKを一方向に付勢することで斜行矯正を行っても良い。
1 記録装置、20〜21、反転ローラ対、40 サーマルヘッド、
41 インクリボン、43 供給スプール、44 巻取スプール、46 転写フィルム、
47 供給スプール、48 巻取スプール、100〜101 搬送ローラ対、
F 反転ユニット、Mr1〜Mr3 モータ、Se1〜Se2 センサ

Claims (10)

  1. 記録媒体に画像を記録する画像記録手段と、前記記録媒体の第1記憶部にデータを入力する第1の情報入力手段と、前記第1記憶部とは異なる前記記録媒体の第2記憶部にデータを入力する第2の情報入力手段とを備えた記録装置であって、
    前記第1の情報入力手段に前記記録媒体を搬送する第1の搬送手段と、
    前記第2の情報入力手段に前記記録媒体を搬送する第2の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段により前記記録媒体を搬送する際に、前記記録媒体の斜行を矯正する第1の矯正手段と、
    前記第2の搬送手段により前記記録媒体を搬送する際に、前記記録媒体の斜行を矯正する第2の矯正手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 記録媒体を前記記録装置へと搬入する搬入手段とを更に有し、
    前記搬入手段により搬入された前記記録媒体に対し、前記第1の情報入力手段または前記第2の情報入力手段によりデータが入力された後、前記画像記録手段により前記記録媒体に画像が記録されることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記記録媒体はカードであり、
    前記第1記憶部及び前記第2記憶部は前記カードに装着された磁気テープまたは接触式ICチップまたは非接触式ICチップであり、
    前記第1の情報入力手段及び前記第2の情報入力手段は、前記カードに装着された記憶部に対応するは磁気記録ユニットまたは接触式IC記録ユニットまたは非接触式IC記録ユニットであることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記画像記録手段に前記記録媒体を搬送する第3の搬送手段と、
    前記第3の搬送手段により前記記録媒体を搬送する際に、前記記録媒体の斜行を矯正する第3の矯正手段とを有することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記第1の搬送手段による前記記録媒体の搬送方向と、前記第2の搬送手段による前記記録媒体の搬送方向とは互いに異なり、前記搬入手段による搬入された前記記録媒体の搬送方向を変更する変更手段とを更に有することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記変更手段は、
    前記記録装置に旋回動可能に軸受け支持されたフレームと、
    前記フレームに取り付けられた第1のローラ対と第2のローラ対とで構成され、
    前記記録媒体の搬送方向に関し2つの端部が前記第1のローラ対と第2のローラ対のそれぞれにより挟持された状態で前記フレームを回転させることで、前記記録媒体の搬送方向が変更されることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記変更手段を駆動して前記記録媒体の搬送方向を前記磁気記録ユニットまたは前記接触式IC記録ユニットまたは前記非接触式IC記録ユニットへ搬入する方向とした場合、該当する記録ユニットに対向する側にある前記記録媒体の端部を挟持する前記第1のローラ対の回転を停止した状態で該前記第1のローラ対に前記記録媒体を当接させることで前記記録媒体の斜行を矯正することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記第1の搬送手段または前記第2の搬送手段は、対応する前記記録ユニットと前記変更手段との間の位置に前記記録媒体を搬送するための第3の搬送ローラ対を含むことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  9. 前記変更手段を駆動して前記記録媒体の搬送方向を前記記録ユニットへ搬入する方向とした場合、前記第3の搬送ローラ対の回転を停止した状態で前記第3の搬送ローラ対に対して前記記録媒体を当接させることで前記記録媒体の斜行を矯正することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 前記画像記録手段は、インクリボンにより転写フィルムに対して画像を記録し、前記転写フィルムに記録された画像を記録媒体に転写することにより、前記記録媒体に画像を記録することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の記録装置。
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