JP2020112224A - 電動車両の駆動装置 - Google Patents
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Abstract
Description
T0=T1+T2 ・・・(1)
の関係を有する。また、第1電動機12のトルクT1と第2電動機14のトルクT2は、
(1−ρd)×T2=ρd×T1 ・・・(2)
の関係を有する。出力軸のトルクT0を固定した場合、トルクT1,T2は式(1)、(2)を満たさなければならないので一意に定められる。3つの要素の回転速度ωC,ωR,ωSdは、各縦軸C,R,Sdに交差する直線の交点として表される。3つの要素の回転速度は、例えば、図2において、実線で表された直線との交点ωC,ωR,ωSdを採ることができ、また破線で表された直線との交点ωC’,ωR,ωSd’を採ることもできる。つまり、ある出力軸46のトルクと回転速度を満たす第1電動機12と第2電動機14の回転速度の組は無数に存在する。このように、2機駆動/差動モードにおいては、出力軸のトルク、回転速度が定まっているとき、第1および第2電動機12,14の回転速度は変更可能であるが、トルクは固定される。ただし、各要素の相対速度が大きくなると、摩擦損失が増加するので、相対速度が小さくなるように第1および第2電動機12,14を運転することが好ましい。
T0=1/(1−ρd)×T1 ・・・(3)
である。遊星歯車比ρdは、ρd<1であるので、第1電動機12のトルクT1は増幅される。第1電動機12のトルクT1が増幅されるので、車両速度が低い場合には、1機の電動機による駆動であっても、2機の電動機による駆動と同じ駆動力を発生することができる。
T0=(ρs+ρd)/{ρs×(1−ρd)}×T1 ・・・(4)
である。(ρs+ρd)/ρs>1なので、このモードの減速比(ρs+ρd)/{ρs×(1−ρd)}は、1機駆動/低減速比モードの減速比1/(1−ρd)よりも高く、第1電動機12のトルクT1をより大きく増幅できる。
T0=T1+T2 ・・・(5)
の関係を有する。また、第1電動機112のトルクT1と第2電動機114のトルクT2は、
T2=ρs×T1 ・・・(6)
の関係を有する。出力軸のトルクT0を固定した場合、トルクT1,T2は式(5)、(6)を満たさなければならないので一意に定められる。3つの要素の回転速度ωC,ωR,ωSsは、各縦軸C,R,Ssに交差する直線の交点として表され、この直線の傾きは変更することができるので、3つの要素の回転速度ωC,ωR,ωSsは変更することができる。このように、2機駆動/差動モードにおいては、出力軸のトルク、回転速度が定まっているとき、第1および第2電動機112,114の回転速度は変更可能であるが、トルクは固定される。
T0=(1+ρs)×T1 ・・・(7)
である。遊星歯車比ρsは、ρs>0であるので、第1電動機112のトルクT1は増幅される。1機駆動/低減速比モードにおいては、2機駆動の場合よりも第1電動機112を高い回転速度、高いトルクの高効率の領域で運転できる可能性があり、効率が改善される可能性がある。
T0={(ρs+ρd)/ρd}×T1 ・・・(8)
である。このモードの減速比(ρs+ρd)/ρdは、1機駆動/低減速比モードの減速比1+ρdより高く、第1電動機112のトルクT1をより大きく増幅できる。
(1)所定の関係をもって相対回転する第1要素、第2要素、第3要素および第4要素を有し、第4要素が出力要素である遊星歯車機構と、
第1電動機と、
第1電動機を、遊星歯車機構の第1要素と第2要素に切換可能に接続する接続切換機構と、
遊星歯車機構の第3要素に接続された第2電動機と、
遊星歯車機構の第3要素の、前進方向とは逆方向の回転を阻止する逆転阻止機構と、
を備え、
遊星歯車機構の第1要素が第1サンギアであり、第3要素が第2サンギアであり、第2要素と第4要素の一方がキャリアであり、他方がリングギアである、
電動車両の駆動装置。
(2)
上記(1)に記載の電動車両の駆動装置であって、
遊星歯車機構は、シングルピニオン歯車列とダブルピニオン歯車列を有するラビニオ式遊星歯車機構であり、
第1要素がシングルピニオン歯車列のサンギアであり、
第2要素がキャリアであり、
第3要素がダブルピニオン歯車列のサンギアであり、
第4要素がリングギアである、
電動車両の駆動装置。
(3)
上記(1)に記載の電動車両の駆動装置であって、
遊星歯車機構は、シングルピニオン歯車列とダブルピニオン歯車列を有するラビニオ式遊星歯車機構であり、
第1要素がダブルピニオン歯車列のサンギアであり、
第2要素がリングギアであり、
第3要素がシングルピニオン歯車列のサンギアであり、
第4要素がキャリアである、
電動車両の駆動装置。
Claims (5)
- 所定の関係をもって相対回転する第1要素、第2要素、第3要素および第4要素を有し、第4要素が出力要素である遊星歯車機構と、
第1電動機と、
第1電動機を、遊星歯車機構の第1要素と第2要素に切換可能に接続する接続切換機構と、
遊星歯車機構の第3要素に接続された第2電動機と、
遊星歯車機構の第3要素の、前進方向とは逆方向の回転を阻止する逆転阻止機構と、
を備え、
第3要素が逆転阻止機構によって固定されたとき、遊星歯車機構の減速比が、第1電動機が第2要素に接続されたときよりも第1要素に接続されたときの方が高い、
電動車両の駆動装置。 - 請求項1に記載の電動車両の駆動装置であって、
遊星歯車機構の第1要素が1つのサンギアであり、第3要素がもう1つのサンギアであり、
遊星歯車機構の第2要素と第4要素の一方がキャリアであり、他方がリングギアである、
電動車両の駆動装置。 - 請求項1に記載の電動車両の駆動装置であって、
遊星歯車機構は、シングルピニオン歯車列とダブルピニオン歯車列を有するラビニオ式遊星歯車機構であり、
第1要素がシングルピニオン歯車列のサンギアであり、
第2要素がキャリアであり、
第3要素がダブルピニオン歯車列のサンギアであり、
第4要素がリングギアである、
電動車両の駆動装置。 - 請求項1に記載の電動車両の駆動装置であって、
遊星歯車機構は、シングルピニオン歯車列とダブルピニオン歯車列を有するラビニオ式遊星歯車機構であり、
第1要素がダブルピニオン歯車列のサンギアであり、
第2要素がリングギアであり、
第3要素がシングルピニオン歯車列のサンギアであり、
第4要素がキャリアである、
電動車両の駆動装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の電動車両の駆動装置であって、接続切換機構は、第1電動機を第1要素と第2要素に同時に接続可能である、電動車両の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019004018A JP7189780B2 (ja) | 2019-01-15 | 2019-01-15 | 電動車両の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019004018A JP7189780B2 (ja) | 2019-01-15 | 2019-01-15 | 電動車両の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020112224A true JP2020112224A (ja) | 2020-07-27 |
JP7189780B2 JP7189780B2 (ja) | 2022-12-14 |
Family
ID=71668235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019004018A Active JP7189780B2 (ja) | 2019-01-15 | 2019-01-15 | 電動車両の駆動装置 |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113464620A (zh) * | 2021-07-13 | 2021-10-01 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种同轴双电机双速比电驱动总成及电动汽车 |
CN114233816A (zh) * | 2021-11-12 | 2022-03-25 | 北京航空航天大学 | 一种基于行星轮系的机械运动整流器 |
WO2023273307A1 (zh) * | 2021-06-29 | 2023-01-05 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 传动结构、纯电动车的动力系统和控制方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006311784A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-11-09 | Nissan Motor Co Ltd | 電動車両の車両動力伝達機構 |
JP2010234830A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Aisin Aw Co Ltd | ハイブリッド駆動装置 |
-
2019
- 2019-01-15 JP JP2019004018A patent/JP7189780B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114233816A (zh) * | 2021-11-12 | 2022-03-25 | 北京航空航天大学 | 一种基于行星轮系的机械运动整流器 |
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