JP2020112001A - 手摺り付き梯子 - Google Patents

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隆 寺本
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Abstract

【課題】 手摺りを梯子本体に重なるように折り畳んでコンパクトに抑えつつ、避難時に容易に展開できる避難用の梯子を提供する。【解決手段】 梯子100は、昇降面の両端を支持する一対の筒状支柱体110と、筒状支柱体110の間に設けられた横桟120を備えた梯子本体と、梯子本体の昇降面と平行に支持された手摺り体140と、手摺り体140と筒状支柱体110との間を接続して手摺り体140を支持する接続体150と、筒状支柱体110との接続箇所で昇降面に対して平行状態から垂直状態まで回動可能に接続する第1の回動体160−1と、手摺り体140との接続箇所で昇降面に対して平行状態から垂直状態まで回動可能に接続する第2の回動体160−2を備えている。第1の回動体160−1と第2の回動体160−2の回動角が同一で、手摺り体140が筒状支柱体110に対して平行を保ったまま離隔・接近が可能となっている。【選択図】 図1

Description

本発明は、列車の車両の異常事態において、乗客が車両から脱出して避難する場合における、車両に装備する避難用梯子に関するものである。特に、車両の避難口を開放し、その避難口から列車車両外の地面にまでをつなぐ避難用梯子に関する。
一般的に避難用梯子装置においては、通常時には嵩張らずコンパクトに収納保管可能であること、列車の異常事態発生などの緊急時には車両の避難口を開放し、簡単に当該避難口から地上に向けて展開して即座に下降移動による避難路を確保し得えるような取扱操作性に優れていること、さらに、列車の避難口はそれなりに高所であるため緊急避難時に避難者に安心感が与えられるように強度的に丈夫で且つ使用の安全性を確保できることなどが要望される。
鉄道車両において、例えば火災等の非常事態が発生した場合において、車両外へ旅客を避難させる事態もあり得る。鉄道車両用の避難梯子として、各車両の側面の旅客乗降口からの脱出をさせるものが知られている。
例えば、特開2001−315640号に開示された鉄道車両用の避難梯子が知られている。この鉄道車両用の避難梯子は、図14に示すように、梯子ユニット6を、スライド支持機構4にて、枕木方向と平行な方向にスライドさせて引き出し可能に支持し、スライド支持機構4は、ハンガーレール機構12とスライドレール機構13との2段階の引き出し方式のものである。梯子ユニット6を外部に引き出した状態で、回転支持機構5を介して梯子ユニット6を回転して、路面に対し所定の角度をなすようにすることができる。
また、鉄道車両用の避難梯子として、特開2002−187546号公報に示す避難梯子も知られている。この避難梯子は、図15に示すように、車両側面の床面下に避難用梯子が進行方向に沿うように寝かされて取り付けられており、格納位置にあるときには、踏板4と梯子7の双方を、車両の側壁に沿って垂下させた状態で固定する。非常時になると乗員が別途、車体2の先頭または最後尾で開閉する乗降用扉から車外へと出て、踏板4上で車体2と平行な方向へと方向転換させた後、旅客が梯子7を使って降車するというものである。このように鉄道車両の側面に設けられた複数の乗降口を利用して、複数の非常用乗降経路を確保することができる。
また、従来技術において、図16に示すように、実用新案登録第3195089号公報(特許文献3)に開示された電車などから避難時に設置される避難梯子が知られている。この避難梯子は、いわゆる伸縮式の梯子となっている。梯子基本部材を基本単位とし、最上段の梯子基本部材から最下段の梯子基本部材にかけて筒状支柱体の筒軸線方向に摺動可能に順次接続し、梯子基本部材を収縮した短縮収納状態と梯子基本部材が伸長した伸長使用状態を持つものである。掛止具を介して梯子本体を列車の避難口の下桟に掛けて立て掛ける。
手摺り機構自体も伸縮可能となっており、梯子本体に対して観音開き式に開閉可能となっている。
特開2001−315640号公報 特開2002−187546号公報 実用新案登録第3195089号公報
このような吊り下げ梯子は、用途に応じて様々な構造や特徴が求められるが、概ね、以下の特徴が要求される。
第1の特徴は、収納時の状態がコンパクトであり可搬性に優れていることである。収納時(不使用時)には嵩張らずコンパクトに短縮収納状態となって収納保管が容易で、取り出して持ち運ぶ際にも軽くて可搬性に優れていることが要求される。
第2の特徴は、使用時のセッティングが簡単で使用状態にするまでの展開時間が短時間であることである。
第3の特徴は、使用時の強度、安定性、利便性である。例えば、手摺りなど梯子を利用する者の利便性が求められる。特に、作業員が使用する作業用の梯子ではなく、避難時に避難者が使用する避難用の梯子であれば、一般人が使用するため、手摺りなどの使用利便性が確保されていることが要求される。
避難用吊り下げ梯子は、火災など緊急時の避難が最大の目的であるため、第1の特徴、第2の特徴、第3の特徴とも重要である。
上記した特許文献1、特許文献2に示した鉄道車両の避難用梯子では、利用客が直接扱うことはできず、運転手が列車外に出てから該当車両の列車床面下の避難用梯子を展開する必要がある。これでは時間、手間が大きく、緊急対応としては不適切な場合もあり得る。
特許文献3に示した伸縮可能な梯子であれば、可搬型の避難用梯子で軽いものであり、列車の先頭と後尾の車両端部から車外に向けて可搬型の避難用梯子を出して、避難口から車外地面に向けて梯子がすぐ掛けられる。さらに、特許文献3に示した伸縮可能な梯子であれば、折り畳むことにより不使用時にはコンパクトに収納することができる。
しかし、特許文献3に示した伸縮可能な梯子は、手摺りがいわゆる観音開きで開くものであり、車内の床面から下に伸長展開した状態の梯子に対して、身体をかがめて手摺りを掴んで開く必要がある。手摺りの展開をもっと簡便化したものが求められる。
また、特許文献3に示した伸縮可能な梯子は伸縮できる構造であるので、コストが高いという点があった。伸縮式は便利でコンパクトに収まるので可搬性も高くなるが、列車の床面から車外の地面に対する高さは伸縮式でなくとも固定式のものでもその程度の高さであれば、何とか可搬性が確保され得る。そのため、コスト面からみて固定式であっても優位性はある。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたもので、手摺りを梯子本体に重なるように折り畳んでコンパクトに抑えつつ、緊急避難時に手摺りを容易に展開して固定できる優れた操作性を備えた避難用の梯子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の手摺り付き梯子は、所定の間隔を隔てて互いに平行に配置されて昇降面の両端を支持する一対の筒状支柱体と、前記筒状支柱体の間に設けられた横桟を備えた梯子本体と、前記梯子本体の前記昇降面と平行に支持された手摺り体と、前記手摺り体と前記筒状支柱体との間を接続して前記手摺り体を支持する接続体と、前記接続体が、前記筒状支柱体との接続箇所で前記昇降面に対して平行状態から垂直状態まで回動可能に接続する第1の回動体と、前記手摺り体との接続箇所で前記昇降面に対して平行状態から垂直状態まで回動可能に接続する第2の回動体を備え、前記第1の回動体と前記第2の回動体の回動角が同一に制限され、前記手摺り体が前記筒状支柱体に対して平行を保ったまま離隔および接近を可能としたことを特徴とする手摺り付き梯子である。
上記構成により、手摺り体が筒状支柱体に対して平行を保ったまま離隔および接近を可能となり、最接近時には梯子がコンパクトに折り畳まれた状態となり、また、最離隔時には梯子が手摺り体を展開した状態で固定することができる。
また、上記構成において、接続体、第1の回動体および第2の回動体のセットが上下一対あり、接続体として、手摺り体の上部側に上側接続体、下部側に下側接続体が取り付けられた構成とすることができる。この場合、上側接続体と下側接続体が、手摺り体を介して連動するとともに手摺り体の動きに従動してそれぞれの第1の回動体および第2の回動体に対して同一に回動するように構成することができる。
上記構成により、上側接続体と下側接続体が手摺り体を介して同じ運動をするものとなり、第1の回動体および第2の回動体に対する回転角も同じとなり、両者は平行を保ったまま回動することとなる。その結果、手摺り体の運動は、梯子本体の昇降面と平行を保ったまま離隔、接近をする運動に制動される。
また、上記構成において、接続体が昇降面に対して垂直状態となると、第1の回動体を筒状支柱体に対して回動不能に係止し、手摺り体を固定する回動ロック機構と、回動ロック機構を外して再び第1の回動体を筒状支柱体に対して回動可能とする回動ロック解除機構を備えた構成とすることが好ましい。
また、上記構成例において、接続体が昇降面に対して平行状態となると、第1の回動体を筒状支柱体に対して回動不能に係止し、手摺り体を固定する第2の回動ロック機構と、第2の回動ロック機構を外して再び第1の回動体を筒状支柱体に対して回動可能とし、手摺り体を可動可能とする第2の回動ロック解除機構を備えた構成とすることも可能である。
回動ロック機構を設けることにより、接続体が昇降面に対して垂直状態となると、第1の回動体を筒状支柱体に対して回動不能に係止することができ、使用時に手摺り体が動いてしまうことはなく、安定した状態で手摺り体として機能し得る。
また、第2の回動ロック機構を設けることにより、接続体が昇降面に対して平行状態となると、第1の回動体を筒状支柱体に対して回動不能に係止することができ、収納時に手摺り体が動いてしまうことはなく、安定した状態で手摺り体を収納することができる。
ここで、回動ロック機構の構造例としては、付勢弾性体と付勢弾性体で付勢が付けられて摺動する嵌入ピンであって筒状支柱体または第1の回動体の所定箇所に穿たれている嵌入孔に対向すれば付勢弾性体の付勢で突出して嵌入することでロック状態となり、嵌入孔から抜けることでロック解除状態となる構造例がある。
また、回動ロック解除機構の構造例としては、回動ロック機構の嵌入ピンの動きと連動するレバー構造体であり、レバー構造体を介して嵌入ピンを嵌入孔から抜け出る方向に操作する構造例がある。
また、第2の回動ロック機構の構造例としては、付勢弾性体と付勢弾性体で付勢が付けられて摺動する嵌入ピンであって、筒状支柱体または第1の回動体の所定箇所に穿たれている第2の嵌入孔に対向すれば付勢弾性体の付勢で突出して嵌入することでロック状態となり、第2の嵌入孔から抜けることでロック解除状態となる構造例がある。
また、第2の回動ロック解除機構の構造例としては、第2の回動ロック機構の嵌入ピンの動きと連動するレバー構造体であり、レバー構造体を介して嵌入ピンを第2の嵌入孔から抜け出る方向に操作する構造例がある。
なお、第2の回動ロック機構が回動ロック機構により兼用し、第2の回動ロック解除機構が回動ロック解除機構により兼用した構成も可能である。この場合、嵌入孔に対向して嵌入ピンを突出させるときには回動ロック機構として作動して、嵌入孔から嵌入ピンを引き抜くときには回動ロック解除機構として作動する。また、第2の嵌入孔に対向して嵌入ピンを突出させるときには第2の回動ロック機構として作動して、第2の嵌入孔から嵌入ピンを引き抜くときには第2の回動ロック解除機構として作動するものとなる。
なお、手摺り体は、梯子本体に対して片側のみでも良いし、左右一対設けられた構成とすることもできる。
また、梯子が伸縮式のものでも良い。例えば、梯子本体が、一対の筒状支柱体と1段の横桟を備えた梯子基本部材を基本単位とし、梯子基本部材同士が筒状支柱体の筒軸線方向に入れ子状態で摺動可能に順次接続したものであり、梯子基本部材が摺動収納された短縮収納状態と、梯子基本部材が摺動伸長した伸長使用状態を持つ伸縮式の梯子本体とする構造も可能である。
伸縮式の梯子であれば、梯子の高さ方向にも伸縮でき、収納時はコンパクトに収まり、使用時に伸張させて所定の高さに展開することができる。
本発明の手摺り付き梯子によれば、手摺り体を簡単にコンパクトに折り畳むことができ、また、簡単に展開して固定することができる。本発明の手摺り付き梯子の構造によれば、手摺り体が筒状支柱体に対して平行を保ったまま離隔および接近を可能となり、最接近時には梯子がコンパクトに折り畳まれた状態となり、また、最離隔時には梯子が手摺り体を展開した状態で固定することができる。
畳み状態における梯子100の構成例を簡単に示す図である。 展開途中の状態における梯子100の構成例を簡単に示す図である。 展開状態における梯子100の構成例を簡単に示す図である。 展開状態において回動ロック機構を作動させた状態の梯子100の構成例を簡単に示す図である。 収納途中の状態における梯子100の構成例を簡単に示す図である。 収納状態における梯子100の構成例を簡単に示す図である。 電車などの係止箇所から立て掛けて梯子100を使用状態とする様子を簡単に示す図である。 実施例2にかかる梯子100aが伸縮式の構造である場合の構成を簡単に説明する図である。 収縮・伸長機能を備えた箇所における一段分の梯子基本部材190に注目して伸張する様子を示した図である。 図9の動きを拡大して示した図である。 下方に移動しつつある当段の梯子基本部材190が、上段の梯子基本部材190から抜け落ちないようにロックが自動的にかかる仕組みを示す図である。 収縮・伸長機能を備えた箇所における一段分の梯子基本部材190に注目して収縮する様子を示した図である。 図12の動きを拡大して示した図である。 特開2001−315640号公報(特許文献1)に開示された梯子を示す図である。 特開2002−187546号公報(特許文献2)に開示された梯子を示す図である。 実用新案登録第3195089号公報(特許文献3)に開示された梯子を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の手摺り付き梯子の実施例を説明する。
本発明の範囲は以下の実施例に示した具体的な形状、デザイン、個数、角度などには限定されないことは言うまでもない。
図1は、本発明の梯子100について折り畳み状態の構成例を模式的に示す図である。
図1(a)は折り畳み状態の梯子100の正面図(作業者が昇降する面)を示している。図1(b)は折り畳み状態の梯子100の左側面図を示している。図1(c)は第1の回動体160−1の構造を拡大して左側面から示した図である。図1(d)は第1の回動体160−1の構造を拡大して正面から示した図である。
本実施例に示す本発明の梯子100は、筒状支柱体110、横桟120、掛止具130、手摺り体140、上側接続体150、上側の第1の回動体160−1、下側の第2の回動体160−2、下側接続体170、下側の第1の回動体180−1、下側の第2の回動体180−2を備えた構成となっている。
筒状支柱体110は、図1(a)に示すように、所定の間隔を隔てて互いに平行に配置され、昇降面の両端を支持する一対の支柱である。
素材としては限定されないが、人間の昇降に耐える構造的強度を確保しつつ、軽量化を図る必要があるため、例えば、アルミ素材、チタン合金など軽金属が好ましい。構造的に力が加わりやすいところには補強するため、一部にステンレス鋼などを採用しても良い。
筒状支柱体110の幅は、大柄な人でも通過できる程度の幅とすることが好ましい。
筒状支柱体110の長さは、使用が予定されている箇所から斜め下方の地面などに至る長さがあれば良い。限定されないが、例えば、鉄道車両であれば、床面まで1.2m程度が多いので例えば、1.4〜1.5m程度であれば45度から60度程度で設置できる。
横桟120は、筒状支柱体110の間に設けられた横架された部材であり、利用者が昇降時に足を載せ置く部分である。
横桟120の素材は、アルミニウムなどの軽金属で構造的強度が強い素材で形成することが好ましい。横桟120にはある程度の剛性・強度が必要である。利用者の昇降を支える機械的強度が必要となるからである。また、利用者が多少の重量の荷物も担った状態で昇降することもあり得るため、その荷重にも耐える必要がある。
横桟120の横方向の長さは特に限定されないが、利用者が1人ずつ昇降することを前提としたものであれば、少なくとも大柄の人間の腰幅程度の長さは必要である。
横桟120の段数は限定されないが、この構成例では、横桟120は5段で構成されている例である。
横桟120の表面形状は限定されないが、単なる平面であっても良く、また、梯子100をどの角度で斜めに立て掛けても、また、どの角度で足を載せても横桟120が靴底に対向するようになだらかな曲面としておけば足が載せやすくなる。また、横桟130の表面にローレット加工や滑り止め加工を施しておくことも好ましい。次に、掛止具130について説明する。 掛止具130は、梯子100を係止箇所に係止させるために掛け止めする部材である。掛止具130の形状や構造は、掛けやすいものであれば特に限定されないが、この構成例では電車などの昇降口の縁に合うツメが付いており、電車の昇降口の縁に対して掛け止めやすい構造となっている。
手摺り体140は、梯子100を昇降する際に利用者が把持する手摺りである。係止箇所に係止された梯子を利用して昇降しやすいように、利用者が把持するものである。
手摺り体140は、筒状支柱体110に支持されているが、梯子本体の昇降面と平行に配置されている。また、本発明では、手摺り体140は、可逆的に折り畳み状態から展開状態とすることができる構造となっている。なお、折り畳み状態から展開状態に変化する間も常に梯子本体の昇降面と平行を保ったまま変化する構造となっている。この動きについては詳しく後述する。
手摺り体140の素材としては、梯子本体と同様、アルミニウムなどの金属素材で良いがゴム被膜などの滑り止め加工を設けておくことも好ましい。
手摺り体140には、後述する上側の第2の回動体160−2と回動可能に接続する上側取り付け体141が取り付けられている。また、後述する下側の第2の回動体180−2と回動可能に接続する下側取り付け体142が取り付けられている。
上側の第2の回動体160−2と上側取り付け体141との回動の動きおよび下側の第2の回動体180−2と下側取り付け体142との回動の動きについては後述する。
上側接続体150は、手摺り体140と筒状支柱体110との間を接続する接続体であり、2つある接続体のうち上側に配置されたものである。
この上側接続体150と対になっているものが下側接続体170である。下側接続体170も同様に、手摺り体140と筒状支柱体110との間を接続する接続体であり、2つある接続体のうち下側に配置されたものである。
上側の第1の回動体160−1は、上側接続体150と筒状支柱体110との接続箇所に配置され、昇降面に対して上側接続体150を平行状態から垂直状態まで回動可能に接続している。
上側の第2の回動体160−2は、上側接続体150と手摺り体140との接続箇所に配置され、昇降面に対して上側接続体150を平行状態から垂直状態まで回動可能に接続している。
同様に、下側の第1の回動体180−1は、上側接続体150と筒状支柱体110との接続箇所に配置され、昇降面に対して上側接続体150を平行状態から垂直状態まで回動可能に接続している。
同様に、下側の第2の回動体180−2は、上側接続体150と手摺り体140との接続箇所に配置され、昇降面に対して上側接続体150を平行状態から垂直状態まで回動可能に接続している。
これらの上側接続体150と下側接続体170はそれぞれ上側の第1の回動体160−1と下側の第1の回動体160−2、および上側の第2の回動体180−1と下側の第2の回動体180−2に対して回動可能となっており、両者とも手摺り体140に接続されているため、手摺り体140を介して両者が連動して同じ動きをするように制動されている。つまり、手摺り体140の動きに従動して、上側の第1の回動体160−1の回動角、上側の第2の回動体160−2の回動角、下側の第1の回動体180−1の回動角、下側の第2の回動体180−2の回動角が同一に制限され、その結果、手摺り体140が常に梯子本体の昇降面と平行を保ったまま離隔および接近を可能としたものとなっている。
次に、この上側接続体150は、上側の第1の回動体160−1との連動により、回動ロック機構と、回動ロック解除機構を構成している点を説明する。
図1(c)および図1(d)は、上側接続体150と上側の第1の回動体160−1との接続部分を簡単に拡大して示した図である。図1(c)は右側面を拡大した図、図1(d)は正面を拡大した図となっている。
図1(c)および図1(d)に示すように、この例では、上側接続体150は、嵌入ピン151、付勢弾性体152、レバー構造体153、レバー構造体移動溝154を備えた構造となっている。
また、図1(c)および図1(d)に示すように、上側の第1の回動体160−1は、全体形状が円板形状を縦置きにして筒状支柱体110と一体化したような形状となっており、回転軸161、嵌入孔162、第2の嵌入孔163を備えた構造となっている。
図1(c)および図1(d)のいずれにおいても、上側の図が、ロック構造が機能してロックが掛かっている様子を簡単に示しており、下側の図が、ロック解除構造が機能してロックが外れている様子を簡単に示している。
第1の構造体160−1において、円板状の形状の周回上に嵌入孔162と第2の嵌入孔163が穿たれており、嵌入ピン151を受け入れる内径となっている。この構成では、嵌入孔162は正面に向けて孔が穿たれており、第2の嵌入は下側に向けて孔が穿たれている。
まず、図1(c)および図1(d)の上側の図に示すように、嵌入ピン151が付勢弾性体152の付勢により上側に押し上げられ、嵌入ピン151が下側から上側に突出し、ちょうとその上に位置している嵌入孔162に嵌入している。そのため、上側接続体150は第1の回動体160−1に対して回動できずにロックされた状態となっている。これは本発明の梯子100が収納状態にある状態を示したものとなっている。
次に、図1(c)および図1(d)の下側の図に示すように、レバー構造体153を引き下げると、嵌入ピン151が付勢弾性体152の付勢に打ち勝ち、下側に押し下げられ、嵌入ピン151が上側から下側に移動して、嵌入孔162から抜け出る。そのため、上側接続体150は第1の回動体160−1に対して回動でき、ロックが解除された状態となっている。
以上が、各構成要素の説明である。
次に、本発明の梯子100の利用手順について、図1から図7を参照しつつ説明する。
[1]収納状態
図1は、上記したように、梯子100全体が収納状態にある様子を示す図である。
図1(c)上側に示すように、嵌入ピン151が第2の嵌入孔163に嵌入された状態となっており、上側接続体150が第1の回動体160−1を介して筒状支柱体110に固定された状態となっている。
[2]ロック解除状態
図1(c)下側に示すように、回動ロック解除機構として、レバー構造体153を下側に押し下げ、嵌入ピン151を第2の嵌入孔163から抜き出す。このように回動ロック解除機構が作動すると、第1の回動体160−1に対して上側接続体150が回動可能となる。
なお、この構成例では、上側の第2の回動体160−2、下側の第1の回動体180−1、下側の第2の回動体180−2は、もともと回動ロック機構が設けられていない構成として説明する。つまり、回動ロック解除機構により第1の回動体160−1に対する回動ロック機構が解除されれば、上側接続体150、下側接続体170とも回動自在となる。
[3]回動
図2は、梯子100の手摺り体140が回動している様子を示す図である。
図2(a)は正面図、図2(b)は左側面図として示している。図2(c)は第1の回動体160−1と上側接続体150との接続部分について拡大して示した図となっている。
手摺り体140を上方へ引き上げると、上側接続体150、下側接続体170とも上端および下端の2か所で回動可能に接続されているため回動自在であるが手摺り体140に従動する仕組みとなっており、両者同じ角度で立ち上がってゆく。図2(b)に示すように、筒状支柱体110と手摺り体140は平行となっている。
図2(c)に示すように、図1(d)の状態から第1の回動体160−1の外周を下から上へ回動してゆく。嵌入ピン151はレバー構造体移動溝内に収められており、回動を阻害することはない。
[4]展開、ロック
図3は、梯子100の手摺り体140が展開されて固定された状態を示す図である。
図3(a)は正面図、図3(b)は左側面図として示している。図3(c)は第1の回動体160−1と上側接続体150との接続部分について拡大して示した図であり、上側の図が、回動ロック機構が作動する前、下側の図が、回動ロック機構が作動した状態を示したものとなっている。
図3に示すように、上側接続体150が梯子100の昇降面に対して垂直状態となると、回動ロック機構が作動し、第1の回動体160−1を介して上側接続体150を筒状支柱体110に対して回動不能に係止するものとなっている。その結果、手摺り体140が固定される。
図3(c)の上側の図に示すように、上側接続体150が梯子100の昇降面に対して垂直状態となると、嵌入ピン151が嵌入孔162に対向する位置にある。その結果、付勢弾性体152の付勢力により、嵌入ピン151が嵌入孔162に突出する。
図3(c)の下側の図に示すように、嵌入ピン151が嵌入孔162に突出して嵌入される結果、回動ロック機構が作動する。
[5]使用
図3の状態になれば、手摺り体140は所定の位置に固定されており、所定箇所に梯子100を立て掛ければ利用者が手摺り体140を掴んで昇降できる。
[6]回動ロック解除機構
図4は、梯子100の回動ロック解除機構を作動させ、上側接続体150を第1の回動体160−1に対するロックが解除された状態を示す図である。
図4(a)は正面図、図4(b)は左側面図として示している。図4(c)は第1の回動体160−1と上側接続体150との接続部分について拡大して示した図であり、上側の図が、回動ロック解除機構が作動する前、下側の図が、回動ロック解除機構が作動した状態を示したものとなっている。
図4(c)下側に示すように、回動ロック解除機構として、レバー構造体153を図中右側に押し下げ、嵌入ピン151を嵌入孔162から抜き出す。このように回動ロック解除機構が作動すると、第1の回動体160−1に対して上側接続体150が回動可能となる。
なお、この構成例では、上側の第2の回動体160−2、下側の第1の回動体180−1、下側の第2の回動体180−2は、もともと回動ロック機構が設けられていない構成であるので、第1の回動体160−1に対する回動ロック解除機構により回動ロック機構が解除されれば、上側接続体150、下側接続体170とも回動自在となる。
[7]回動
図5(a)は正面図、図5(b)は左側面図として示している。図5(c)は第1の回動体160−1と上側接続体150との接続部分について拡大して示した図となっている。
手摺り体140を下方へ引き下げると、上側接続体150、下側接続体170とも上端および下端の2か所で回動可能に接続されているため回動自在であるが手摺り体140に従動する仕組みとなっており、両者同じ角度で立ち下がってゆく。図5(b)に示すように、筒状支柱体110と手摺り体140は平行となっている。
図5(c)に示すように、第1の回動体160−1の外周を上から下へ回動してゆく。嵌入ピン151はレバー構造体移動溝内に収められており、回動を阻害することはない。
[8]収納状態で固定
図6は、梯子100の手摺り体140が収納状態となって固定された状態を示す図である。
図6(a)は正面図、図6(b)は左側面図として示している。図6(c)は第1の回動体160−1と上側接続体150との接続部分について拡大して示した図であり、上側の図が、回動ロック機構が作動する前、下側の図が、回動ロック機構が作動した状態を示したものとなっている。
図6に示すように、上側接続体150が梯子100の昇降面に対して水平状態となると、回動ロック機構が作動し、第1の回動体160−1を介して上側接続体150を筒状支柱体110に対して回動不能に係止するものとなっている。その結果、手摺り体140が固定される。
図6(c)の上側の図および図6(d)の上側の図に示すように、上側接続体150が梯子100の昇降面に対して水平状態となると、嵌入ピン151が第2の嵌入孔163に対向する位置にある。その結果、付勢弾性体152の付勢力により、嵌入ピン151が第2の嵌入孔163に突出する。
図6(c)の下側の図および図6(d)の下側の図に示すように、嵌入ピン151が第2の嵌入孔163に突出して嵌入される結果、収納状態のまま、回動ロック機構が作動して固定される。
以上が、本発明の梯子100の利用手順の一例である。
図7は、電車の所定の昇降口に対して本発明の梯子100を適用した例を簡単に示す図である。図7において、電車の所定の昇降口200、車輪210、レール220が断面で簡単に示されている。この電車の所定の昇降口200の縁に対して掛け具130を介して、本発明の梯子100が立てかけられている。図7(a)から図7(b)のように、手摺り体140を展開すれば、図4に示したように回動ロック機構が作動して使用状態において固定される。
実施例2として、梯子本体が伸縮式のもので高さが可変なものについて説明する。
図8は、実施例2にかかる梯子100aが伸縮式の構造である場合の構成を簡単に説明する図である。
例えば、梯子本体が、一対の筒状支柱体と1段の横桟を備えた梯子基本部材を基本単位とし、梯子基本部材同士が筒状支柱体の筒軸線方向に入れ子状態で摺動可能に順次接続したものであり、梯子基本部材が摺動収納された短縮収納状態と、梯子基本部材が摺動伸長した伸長使用状態を持つ伸縮式の梯子本体とする構造も可能である。
伸縮式の梯子であれば、梯子の高さ方向にも伸縮でき、収納時はコンパクトに収まり、使用時に伸張させて所定の高さに展開することができる。
図8は、伸縮式の機能を一部に備えた梯子100aの構造を簡単に示した図である。
図8の例では、梯子100aの上部の筒状支柱体110や横桟120は伸縮しないが、下部の筒状支柱体110aや横桟120aが伸縮する仕組みとなっている。
図8(b)に示すように、一段分の筒状支柱体110aや横桟120aが一つの梯子基本部材190をなしており、上段にある梯子基本部材190が下段にある梯子基本部材190に対してスライドして収縮したり、スライドして伸張したりする構造となっている。
図9は、収縮・伸長機能を備えた箇所における一段分の梯子基本部材190に注目して伸張する様子を示した図である。
図9(a)では、ロック機構191によりロックが掛かった状態である。付勢バネによって嵌入ピンが嵌入孔に嵌っており、図10で後述するように、上段の筒状支柱体の嵌入孔も貫くように嵌っており、上下方向に固定されている。
ここで、図9(b)に示すように、ロック解除機構のレバー192を内側に移動すると、嵌入ピンが嵌入孔から引き抜かれ、図9(c)に示すように、上段の梯子基本部材190が重力により下方にスライドして移動してくる。
図10は、図9の動きを拡大して示した図である。
図10(a)は、図9(a)におけるロック機構191が機能している様子を示す図である。嵌入ピンが、当段の梯子基本部材190の筒状支柱体の嵌入孔と、上段の梯子基本部材190の筒状支柱体の嵌入孔を貫いて嵌っており、固定されている。
図10(b)は、図9(b)におけるロック解除機構のレバー192を内側に移動してロックを解除した状態を示す図である。上段の梯子基本部材190の筒状支柱体の嵌入孔から嵌入ピンが引き抜かれた結果、当段の梯子基本部材190より下方にある部材すべてが重力により下方へ移動することとなる。
図10(c)は、図9(c)における当段の梯子基本部材190より下方にある部材が下方へ移動する様子を示している。
図11は、上段の梯子基本部材190に対して下方に移動しつつある当段の梯子基本部材190が、上段の梯子基本部材190から抜け落ちないように、ロックが自動的にかかる仕組みを示す図である。
図11(a)に示すように、図10(c)に引き続き、当段の梯子基本部材190が、上段の梯子基本部材190に対して落下しつつある。
ここで、図11(b)に示すように、当段の梯子基本部材190が、上段の梯子基本部材190の筒状支柱体110aの下部において設けられている嵌入孔の位置まで落下してくると、当段の梯子基本部材190のロック機構191の嵌入ピンが対向する。
図11(c)に示すように、当段の梯子基本部材190のロック機構191の嵌入ピンが付勢弾性体の付勢力により突出し、上段の梯子基本部材190の筒状支柱体110aの嵌入孔に嵌まり込む状態となり、ロックが掛かる。この働きにより、1段分の梯子基本部材190は、1段分だけ伸張して再び固定される仕組みとなっている。各段の梯子基本部材190が各々のこの動きを実行して図8(b)に示すように、梯子100aが伸張状態となる。
このように、収縮・伸長機能を備えた箇所における各段の梯子基本部材190が伸張する。
次に、梯子基本部材190が摺動し合って収縮する様子を説明する。
図12は、収縮・伸長機能を備えた箇所における一段分の梯子基本部材190に注目して収縮する様子を示した図である。
図12(a)では、ロック機構191によりロックが掛かった状態である。付勢バネによって嵌入ピンが嵌入孔に嵌っており、後述する図13に示すように、上段の筒状支柱体の嵌入孔も貫くように嵌っており、上下方向に固定されている。
ここで、図12(b)に示すように、ロック解除機構のレバー192を内側に移動すると、嵌入ピンが嵌入孔から引き抜かれ、図12(c)に示すように、上段の梯子基本部材190が下方にスライドして移動してきて収縮する。
図13は、図12の動きを拡大して示した図である。
図13(a)は、図12(a)におけるロック機構191が機能している様子を示す図である。嵌入ピンが、当段の梯子基本部材190の筒状支柱体の嵌入孔と、上段の梯子基本部材190の筒状支柱体の嵌入孔を貫いて嵌っており、固定されている。
図13(b)は、図12(b)におけるロック解除機構のレバー192を内側に移動してロックを解除した状態を示す図である。当段の梯子基本部材190の筒状支柱体の嵌入孔から嵌入ピンが引き抜かれた結果、当段の梯子基本部材190より上方にある部材すべてが重力により下方へ移動することとなる。
図13(c)は、図12(c)における当段の梯子基本部材190より上方にある部材が下方へ移動する様子を示している。
各段の梯子基本部材190が収縮すると、その結果、図9(a)の状態に戻る。
このように、収縮・伸長機能を備えた箇所における各段の梯子基本部材190が収縮する。
なお、図8(b)に示すように、実施例2にかかる梯子100aでは、上部は実施例1と同様の伸縮しないものであるので、上部の手摺り体140が稼働する仕組みは実施例1と同様で良い。
以上、本発明の好ましい実施例を図示して説明してきたが、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。従って本発明の技術的範囲は添付された特許請求の範囲の記載によってのみ限定されるものである。
本発明の梯子は、列車などに装備する避難用の梯子として広く適用することができる。
100 梯子
110 筒状支柱体
120 横桟
130 掛止具
140 手摺り体
150 上側接続体
160−1 上側の第1の回動体
160−2 上側の第2の回動体
170 下側接続体
180−1 下側の第1の回動体
180−2 下側の第2の回動体
190 梯子基本部材

Claims (9)

  1. 所定の間隔を隔てて互いに平行に配置されて昇降面の両端を支持する一対の筒状支柱体と、前記筒状支柱体の間に設けられた横桟を備えた梯子本体と、
    前記梯子本体の前記昇降面と平行に支持された手摺り体と、
    前記手摺り体と前記筒状支柱体との間を接続して前記手摺り体を支持する接続体と、
    前記接続体が、前記筒状支柱体との接続箇所で前記昇降面に対して平行状態から垂直状態まで回動可能に接続する第1の回動体と、前記手摺り体との接続箇所で前記昇降面に対して平行状態から垂直状態まで回動可能に接続する第2の回動体を備え、
    前記第1の回動体と前記第2の回動体の回動角が同一に制限され、前記手摺り体が前記筒状支柱体に対して平行を保ったまま離隔および接近を可能としたことを特徴とする手摺り付き梯子。
  2. 前記接続体、前記第1の回動体および前記第2の回動体のセットが上下一対あり、前記手摺り体の上部側に上側接続体、下部側に下側接続体が取り付けられており、
    前記上側接続体と前記下側接続体が、前記手摺り体を介して連動するとともに前記手摺り体の動きに従動してそれぞれの前記第1の回動体および前記第2の回動体に対して同一に回動することを特徴とする請求項1に記載の手摺り付き梯子。
  3. 前記接続体が前記昇降面に対して前記垂直状態となると、前記接続体を前記筒状支柱体に対して回動不能に係止し、前記手摺り体を固定する回動ロック機構と、
    前記回動ロック機構を外して再び前記接続体を前記筒状支柱体に対して回動可能とする回動ロック解除機構を備えたことを特徴とする請求項2に記載の手摺り付き梯子。
  4. 前記回動ロック機構が、付勢弾性体と前記付勢弾性体で付勢が付けられて摺動する嵌入ピンであって、前記筒状支柱体または前記第1の回動体の所定箇所に穿たれている嵌入孔に対向すれば前記付勢弾性体の付勢で突出して嵌入することで前記ロック状態となり、前記嵌入孔から抜けることでロック解除状態となる構造であり、
    前記回動ロック解除機構が、前記回動ロック機構の前記嵌入ピンの動きと連動するレバー構造体であり、前記レバー構造体を介して前記嵌入ピンを前記嵌入孔から抜け出る方向に操作するものである請求項3に記載の手摺り付き梯子。
  5. 前記接続体が前記昇降面に対して前記平行状態となると、前記第1の回動体を前記筒状支柱体に対して回動不能に係止し、前記手摺り体を固定する第2の回動ロック機構と、
    前記第2の回動ロック機構を外して再び前記第1の回動体を前記筒状支柱体に対して回動可能とし、前記手摺り体を可動可能とする第2の回動ロック解除機構を備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の手摺り付き梯子。
  6. 前記第2の回動ロック機構が、付勢弾性体と前記付勢弾性体で付勢が付けられて摺動する嵌入ピンであって、前記筒状支柱体または前記第1の回動体の所定箇所に穿たれている第2の嵌入孔に対向すれば前記付勢弾性体の付勢で突出して嵌入することで前記ロック状態となり、前記第2の嵌入孔から抜けることでロック解除状態となる構造であり、
    前記第2の回動ロック解除機構が、前記第2の回動ロック機構の前記嵌入ピンの動きと連動するレバー構造体であり、前記レバー構造体を介して前記嵌入ピンを前記第2の嵌入孔から抜け出る方向に操作するものである請求項5に記載の手摺り付き梯子。
  7. 前記第2の回動ロック機構が前記回動ロック機構により兼用され、前記第2の回動ロック解除機構が前記回動ロック解除機構により兼用されており、
    前記嵌入孔に対向して前記嵌入ピンを突出させるときには前記回動ロック機構として作動して、前記嵌入孔から前記嵌入ピンを引き抜くときには前記回動ロック解除機構として作動し、
    前記第2の嵌入孔に対向して前記嵌入ピンを突出させるときには前記第2の回動ロック機構として作動して、前記第2の嵌入孔から前記嵌入ピンを引き抜くときには前記第2の回動ロック解除機構として作動するものである請求項6に記載の手摺り付き梯子。
  8. 前記手摺り体、前記上側接続体、前記下側接続体、前記第1の回動体および前記第2の回動体のセットが左右一対設けられ、それぞれの左右の筒状支柱体に取り付けられていることを特徴とする請求項2から7のいずれかに記載の手摺り付き梯子。
  9. 前記梯子本体が、一対の前記筒状支柱体と1段の前記横桟を備えた梯子基本部材を基本単位とし、前記梯子基本部材同士が前記筒状支柱体の筒軸線方向に入れ子状態で摺動可能に順次接続したものであり、前記梯子基本部材が摺動収納された短縮収納状態と、前記梯子基本部材が摺動伸長した伸長使用状態を持つ伸縮式の梯子本体であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の手摺り付き梯子。
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