JP2020110921A - 切削インサートおよび刃先交換式切削工具 - Google Patents

切削インサートおよび刃先交換式切削工具 Download PDF

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茂 石森
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喜市 山崎
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Abstract

【課題】ランピング加工の際の副逃げ面の逃げ角を確保した場合でも、主切刃や副切刃の軸方向すくい角の減少による切れ味の低下を招くことがなく、切削抵抗の増大を防ぐ。【解決手段】互いに背を向けた2つの六角形面2と、その周囲の6つの側面3とを備えた表裏反転対称で2つの六角形面2の中心を通るインサート中心線C回りに120°回転対称のインサート本体1を有し、六角形面2と側面3とが交差する12の交差稜線部には主切刃5と副切刃6が、1つの六角形面2においては周回り方向に交互に、1つの側面3においては一方の六角形面2との交差稜線部に主切刃5が、他方の六角形面2との交差稜線部には副切刃6が位置するように形成され、側面3には、主切刃5に連なる主逃げ面11と副切刃6に連なる副逃げ面12とが、インサート中心線Cに沿った断面において凹曲折するように形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、軸線回りに回転される工具本体の先端部外周に形成されたインサート取付座に着脱可能に取り付けられて被削材のランピング加工等の切削(転削)加工を行う切削インサート、およびこのような切削インサートが着脱可能に取り付けられた刃先交換式切削工具に関するものである。
このような切削インサートおよび刃先交換式切削工具として、例えば特許文献1には、三角形(偏六角形)状を有する切削インサートであって、2つの反対を向いた同一の端面およびそれらの間に延在する周囲面と、端面間に位置付けられて切削インサートを二等分する中間面と、これら端面の周囲面との交わり部分に形成されて連続して結合する6つずつの主切削刃および副切削刃を備える切削刃とを備え、周囲面の主逃げ面が中間面に平行な第1基準面とインサート内鈍角を形成し、周囲面に副逃げ面が中間面に平行な第2基準面とインサート内鋭角を形成する切削インサート、および該切削インサートを取り付けた刃先交換式切削工具が開示されている。
このような切削インサートは、1つの上記端面を工具本体の回転方向に向けて、この1つの端面の主切削刃を工具本体の先端外周部から先端側に突出させるとともに、この主切削刃に隣接する副切削刃を工具本体の先端内周部から先端側に突出させ、上記中間面が工具本体の先端側から後端側に向かうに従い工具回転方向に向かうように傾けられて、突出した主切削刃と副切削刃の主逃げ面と副逃げ面とに逃げ角が与えられるように工具本体に取り付けられる。こうして上記切削インサートを取り付けた刃先交換式切削工具(転削工具)では、工具本体を軸線に垂直な方向に送り出すことによる主切削刃を用いた通常の平面フライス加工は勿論、軸線方向先端側にも斜めに工具本体を送り出すことにより副切削刃も使用してランピング加工を行うこともできる。
特表2010−523352号公報
ここで、このような切削インサートでは、1つのインサート本体における切削刃の使用回数を確保するため、2つの端面は互いの中心を通るインサート中心線に関して120°回転対称形状に形成されるとともに表裏反転対称形状に形成される。従って、1つの端面において主切削刃の周方向に隣接する副切削刃の副逃げ面のインサート内鋭角と、この端面とは反対の端面において主切削刃の裏側に位置する副切削刃の副逃げ面のインサート内鋭角とは等しい角度になる。
ところが、この特許文献1に記載された切削インサートでは、上記周囲面の主逃げ面と副逃げ面とが補角の関係をなしており、すなわち1つの周囲面における主逃げ面の上記インサート内鈍角と副逃げ面の上記インサート内鋭角との和が180°となるように形成されている。このため、ランピング加工の際の副逃げ面の逃げ角を確保しようとして上記インサート内鋭角を小さくすると、主逃げ面の上記インサート内鈍角は逆に大きくなり、上記中間面がより大きく傾くように取り付けなければ主逃げ面が被削材と干渉してしまうので、主切削刃と副切削刃の軸方向すくい角が負角側に大きくなって切れ味の低下を招き、切削抵抗の増大を生じる結果となる。
本発明は、このような背景の下になされたもので、ランピング加工の際の副逃げ面の逃げ角を確保した場合でも、主切刃や副切刃の軸方向すくい角の減少による切れ味の低下を招くことがなく、切削抵抗の増大を防ぐことが可能な切削インサート、および該切削インサートを工具本体に着脱可能に取り付けた刃先交換式切削工具を提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の切削インサートは、互いに背を向けた2つの六角形面と、これらの六角形面の周囲に配置される6つの側面とを備えたインサート本体を有し、上記インサート本体は、上記2つの六角形面の中心を通るインサート中心線回りに120°ずつ回転対称形状であるとともに、上記2つの六角形面に関して表裏反転対称形状であり、上記2つの六角形面と上記6つの側面とが交差する12の交差稜線部には、主切刃と副切刃とが、1つの上記六角形面においては該六角形面の周回り方向に交互に形成されるとともに、1つの上記側面においては一方の六角形面との交差稜線部に上記主切刃が、他方の六角形面との交差稜線部には上記副切刃が位置するように形成されており、上記側面には、上記主切刃に連なる主逃げ面と上記副切刃に連なる副逃げ面とが形成されていて、これら主逃げ面と副逃げ面とが、上記インサート中心線に沿った断面において凹曲折していることを特徴とする。
また、本発明の刃先交換式切削工具は、軸線回りに回転される工具本体の先端部外周にインサート取付座が形成され、このインサート取付座に上記構成の切削インサートが、上記インサート本体の1つの上記六角形面を工具回転方向に向け、この1つの六角形面の周方向に隣接する2つの上記主切刃と副切刃のうち、上記主切刃を上記工具本体の先端外周側に突出させるとともに、上記副切刃を上記工具本体の先端内周側に突出させて着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
上述のような構成の切削インサートにおいては、インサート本体の2つの六角形面と6つの側面との交差稜線部に、主切刃と副切刃とが、六角形面の周回り方向に2つの六角形面の間で互い違いに配置されることになり、各側面には主切刃に連なる主逃げ面と副切刃に連なる副逃げ面とが形成される。ところが、これら主逃げ面と副逃げ面とは、インサート中心線に沿った断面において凹曲折しているので、上記構成の刃先交換式切削工具に取り付けたときに副逃げ面の逃げ角を確保しようとして、インサート中心線に垂直な平面に対して副逃げ面がなす副逃げ面角(特許文献1におけるインサート内鋭角)を小さくしても、これに伴って主逃げ面がなす主逃げ面角(特許文献1におけるインサート内鈍角)が大きくなることはない。
このため、上記構成の切削インサートによれば、1つの側面における上記主逃げ面角と上記副逃げ面角との和を180°よりも小さくすることができるので、ランピング加工のためにインサート中心線に垂直な平面を工具本体の後端側に向かうに従い工具回転方向に大きく傾けなくても、主逃げ面の逃げ角を確保しつつ副逃げ面にも大きな逃げ角を与えることができる。従って、工具本体に切削インサートが取り付けられた状態で主切刃と副切刃の軸方向すくい角が負角側に大きくなることがなく、主切刃と副切刃に鋭い切れ味を与えて切削抵抗の増大を防ぐことができる。
また、上記インサート中心線に沿って上記六角形面に対向する方向から見たときに、1つの上記側面に形成された上記副切刃が上記主切刃よりも上記インサート本体の外側に突出するように形成すれば、この副切刃を工具本体の外周側に向けるとともに、1つの六角形面においてこの副切刃に隣接する主切刃を工具本体の先端外周側に突出させて切削に使用するときに、外周側に向けられた副逃げ面と、これに凹曲折する主逃げ面にも十分な外周逃げ量を確保することができる。このため、工具本体の外周側に向けられた副切刃の先端部も切削に使用する深切り込み加工やランピング加工、彫り込み加工を行う場合でも、この副切刃の径方向すくい角を負角側に大きくする必要がなくなり、鋭い切れ味を確保して切削抵抗の低減を図ることができる。
また、上記2つの六角形面には、上記主切刃に連なる主すくい面と上記副切刃に連なる副すくい面とが形成されることになるが、上記インサート中心線に沿った断面において該インサート中心線に垂直な平面に対して上記副すくい面がなすすくい角を上記主すくい面がなすすくい角よりも負角側に大きくすることにより、上述のように副逃げ面に大きな逃げ角を与えた場合でも、副切刃の刃物角が小さくなりすぎるのを防ぐことができる。このため、副切刃の切刃強度を確保して、ランピング加工の際に副切刃にチッピングや欠損が生じるような事態を避けることが可能となる。
特に、このように副すくい面のすくい角を主すくい面のすくい角より負角側に大きくした場合には、周方向に隣接する2つの上記側面に対向する方向から見た側面視において、上記主切刃を上記副切刃よりも上記インサート中心線方向に突出するように形成することにより、上記六角形面の内周側における主すくい面と副すくい面の内周縁を滑らかに連続させることができる。このため、平面フライス加工の場合は勿論、ランピング加工の際にも、主切刃と副切刃によって生成された切屑を、円滑に六角形面の内周側に案内して排出することが可能となる。
一方、このような切削インサートをインサート取付座に取り付ける際には、インサート本体の工具回転方向とは反対側をくむ六角形面をインサート取付座の工具回転方向を向く底面に密着させるとともに、切削に使用される主切刃と副切刃が形成された側面以外の側面をインサート取付座の壁面に当接させて、クランプネジ等によりインサート本体をクランプすることになる。
そして、この場合には、側面のうちの副逃げ面を壁面に当接させると、副逃げ面に上述のような大きな逃げ角を与えているときには損傷を生じるおそれがあるので、工具回転方向側に位置する主逃げ面を壁面に当接させることになるが、そのような場合に、この主逃げ面の上記主逃げ面角を鈍角とすれば、インサート取付座の壁面の底面に対する角度を鋭角とすることができるので、切削抵抗によるインサート本体の浮き上がり等を防止することができる。特に、こうして主逃げ面をインサート取付座の壁面に当接させる場合には、上記インサート中心線方向における上記主逃げ面の幅を上記副逃げ面の幅よりも大きくすることにより、インサート取付座の上記壁面への当接面積を大きく確保することができるので、インサート本体をさらに確実にインサート取付座に取り付けることが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、副逃げ面の逃げ角を大きくしても、これに伴って主逃げ面の逃げ角が小さくなることはないので、ランピング加工の際に鋭い切れ味を主切刃と副切刃に与えることができ、切削抵抗が増大するのを防ぐことができる。
本発明の切削インサートの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す実施形態の平面図である。 図2における矢線W方向視の側面図である。 図2における矢線X方向視の側面図である。 図2におけるYY拡大断面図である。 図2におけるZZ拡大断面図である。 図1に示す実施形態の切削インサートを取り付けた本発明の刃先交換式切削工具の一実施形態を示す斜視図である。 図7に示す実施形態の底面図である。 図8における矢線X方向視の側面図である。 図8における矢線Y方向視の側面図である。 図10におけるZZ拡大断面図である。 図7に示す実施形態において切削インサートを取り外した状態の工具本体を示す斜視図である。
図1ないし図6は本発明の切削インサートの一実施形態を示すものであり、図7ないし図12は本発明の刃先交換式切削工具の一実施形態を示すものである。本実施形態の切削インサートは、そのインサート本体1が超硬合金等の硬質材料により偏六角形の板状に形成され、互いに背を向けた2つの六角形面2と、これらの六角形面2の周囲に配置される6つの側面3とを備えている。2つの六角形面2の中央には、インサート本体1を貫通する断面円形の取付孔4が開口しており、インサート本体1は、この取付孔4の中心を通るインサート中心線C回りに120°ずつ回転対称形状であるとともに、2つの六角形面2に関して表裏反転対称形状である。
2つの六角形面2と6つの側面3とが交差する12の交差稜線部には、主切刃5と副切刃6とが、1つの六角形面2においてはこの六角形面2の周回り方向に交互に形成されるとともに、1つの側面3においては一方の六角形面2との交差稜線部に主切刃5が、他方の六角形面2との交差稜線部には副切刃6が位置するように形成されている。すなわち、これら主切刃5と副切刃6とは、六角形面2の周回り方向に2つの六角形面2の間で互い違いに配置されている。これら主切刃5と副切刃6とは、本実施形態ではそれぞれインサート中心線Cに垂直な平面P5、P6上に位置する直線状に形成されている。
また、六角形面2の周方向に隣接する主切刃5と副切刃6との間には、サライ刃7とコーナ刃8とが形成されている。本実施形態の切削インサートは、右勝手の勝手付き切削インサートであって、六角形面2に対向する方向から見て時計方向回りに主切刃5と副切刃6との間にサライ刃7が、副切刃6と主切刃5との間にコーナ刃8が形成されている。六角形面2に対向する方向から見て、サライ刃7は隣接する主切刃5と副切刃6とに鈍角に交差する直線状、または半径が十分に大きな凸曲線状に形成され、コーナ刃8は隣接する主切刃5と副切刃6とに接する凸円弧等の凸曲線状に形成されている。
なお、これらサライ刃7およびコーナ刃8を介して隣接する主切刃5と副切刃6は、六角形面2に対向する方向から見て鈍角に交差する方向に延びており、このうちサライ刃7を介して隣接する主切刃5と副切刃6とが交差する角度は、コーナ刃8を介して隣接する主切刃5と副切刃6とが交差する角度よりも大きい。また、同じく六角形面2に対向する方向から見て主切刃5の長さは副切刃6の長さよりも長く、サライ刃7やコーナ刃8は副切刃6よりも短い。
さらに、本実施形態では、図3および図4に示すように周方向に隣接する2つの側面3に対向する方向から見た側面視において、主切刃5は副切刃6よりもインサート中心線C方向に突出している。すなわち、主切刃5が位置するインサート中心線Cに垂直な平面P5は副切刃6が位置する平面P6よりもインサート中心線C方向の外側に位置している。
また、サライ刃7とコーナ刃8は、こうしてインサート中心線C方向の位置が異なる主切刃5と副切刃6の両端部を結ぶように傾斜している。また、サライ刃7とコーナ刃8は、同じく側面3に対向する方向から見た側面視においては、それぞれ隣接する主切刃5と副切刃6をS字状に接続するように形成されている。
また、取付孔4の開口部周辺における六角形面2の中央部は、インサート中心線Cに垂直な平面部2aとされている。これに対して、六角形面2の周縁部は、本実施形態では図5および図6に示すように、主切刃5および副切刃6から離れて平面部2aに向かうに従いインサート中心線Cに垂直な平面P5、P6に対するすくい角が段階的に正角側に大きくなる複数の平面により形成されており、主切刃5に連なる部分は主すくい面9とされ、副切刃6に連なる部分は副すくい面10とされている。
ここで、本実施形態では、これら主すくい面9と副すくい面10は、それぞれ主切刃5および副切刃6に連なる幅狭のランド部としての第1主すくい面9aおよび第1副すくい面10aと、これら第1主すくい面9aおよび第1副すくい面10aから六角形面2中央部の平坦面に連なる幅広の第2主すくい面9bおよび第2副すくい面10bとの2段の平面によって形成されている。第1主すくい面9aはすくい角θ9aが0°、第1副すくい面10aはすくい角θ10aが負角であり、第2主すくい面9bと第2副すくい面10bとはすくい角θ9b、θ10bが正角のポジすくい面であり、正角側を大としたときにθ9a<θ9b、θ10a<θ10b、θ9a>θ10a、θ9b>θ10bの関係となっている。
また、六角形面2に対向する方向から見たとき、ネガランドである第1主すくい面9aと第1副すくい面10aの幅は略等しく、第2主すくい面9bは第2副すくい面10bよりも幅広で、それぞれ略一定の幅とされている。さらに、サライ刃7とコーナ刃8の内周側にも、平面部2aに向かうに従いインサート中心線Cに垂直な平面に対するすくい角が段階的に正角側に大きくなる複数(2つ)のすくい面が形成されており、その少なくともすくい角と必要に応じて幅とがサライ刃7およびコーナ刃8に沿って変化することによって主すくい面9と副すくい面10とは滑らかに連続している。
これらの関係を満たすことと、上述のように主切刃5が位置するインサート中心線Cに垂直な平面P5は副切刃6が位置する平面P6よりも外側に位置していることにより、図2に示すように六角形面2中央部の上記平面部2aの外形は、六角形面2自体がなす偏六角形と略相似の偏六角形状に形成される。
一方、インサート本体1の上記側面3には、主切刃5に連なる主逃げ面11と副切刃6に連なる副逃げ面12とが形成されている。そして、これら主逃げ面11と副逃げ面12とは、インサート中心線Cに沿った断面において図5および図6に示すように凹曲折しており、本実施形態では上記平面P5に対して主逃げ面11がなす主逃げ面角αは鈍角とされるとともに、上記平面P6に対して副逃げ面12がなす副逃げ面角βは鋭角とされている。
すなわち、側面3は一方の六角形面2側の主切刃5から反対の他方の六角形面2側の副切刃6に向けてインサート本体1の外方に2段に張り出すように形成されている。従って、図2に示したようにインサート中心線Cに沿って六角形面2に対向する方向から見たときに、1つの側面3に形成された副切刃6は主切刃5よりもインサート本体1の外側に突出することになる。さらにまた、これら主逃げ面角αと副逃げ面角βとの和α+βは180°よりも小さい。なお、主逃げ面11と副逃げ面12とは本実施形態ではそれぞれ単一の平面によって形成されており、インサート中心線C方向における主逃げ面11の幅は副逃げ面12の幅よりも大きい。
このような切削インサートは、軸線O回りに工具回転方向Tに回転される工具本体21の先端部外周に形成されたインサート取付座22にクランプネジ23によって着脱可能に取り付けられ、1組の主切刃5、副切刃6、サライ刃7、およびコーナ刃8を用いてランピング加工等に使用される。工具本体21は軸線Oを中心とした外形略円柱状に形成されており、その先端部外周には後端側に延びるチップポケット24が形成されていて、インサート取付座22は、このチップポケット24の工具回転方向Tを向く壁面に、該壁面と工具本体21の先端面および外周面に開口する凹所として形成されている。本実施形態では、複数(5つ)のチップポケット24およびインサート取付座22が周方向に等間隔に形成されている。
インサート取付座22は、図12に示すように工具回転方向Tを向く平坦な底面22aと、この底面22aに対して鋭角をなすように工具回転方向T側に立ち上がる、工具本体21の外周側を向く壁面22b、先端側を向く壁面22c、および先端外周側を向く壁面22dとを備えている。底面22aは工具本体21の後端側に向かうに従い工具回転方向Tに向かうように僅かに傾斜しており、その中央部には上記クランプネジ23がねじ込まれるネジ孔22eが形成されている。また、底面22aと壁面22b〜22dの間および隣接する壁面22b〜22d同士の間の隅角部と、工具本体21の先端面および外周面と底面22aとの交差稜線部には、インサート本体1との干渉を防ぐ逃げ部が形成されている。
このようなインサート取付座22に、上記実施形態の切削インサートは、そのインサート本体1の1つの六角形面2を工具回転方向Tに向け、この1つの六角形面2の周方向に隣接する2つの主切刃5と副切刃6のうち、主切刃5を工具本体21の外周側に向かうに従い後端側に向かうように先端外周側に突出させるとともに、副切刃6を工具本体21の外周側に向かうに従い先端側に向かうように先端内周側に突出させて着座させられる。これらの主切刃5と副切刃6との間のサライ刃7は工具本体21の先端側に突出させられて軸線Oに垂直な平面上に位置し、また主切刃5に連なるコーナ刃8は工具本体21の最外周に突出して、このコーナ刃8に連なる副切刃6は工具本体21の後端側に向かうに従い内周側に向かうように配置される。
また、図11に示すように上記1つの六角形面2とは反対の六角形面2は、その中央部の上記平面部2aがインサート取付座22の底面22aに密着し、さらに工具本体21の先端外周側に突出させられた主切刃5以外の上記1つの六角形面2における残り2つの主切刃5に連なる主逃げ面11が、インサート取付座22の上記壁面22b、22cに当接させられる。なお、これらの壁面22b、22cの間の上記壁面22dは、こうして着座させられたインサート本体1と接触することはなく、側面3との間に僅かな間隔があけられる。
そして、この状態から、上記取付孔4にクランプネジ23を挿通してネジ孔22eにねじ込むことにより、インサート本体1は底面22a側に押圧されるとともに上記壁面22d側にも押し付けられて固定され、インサート取付座22に着脱可能に取り付けられる。
ここで、底面22aが上述のように傾斜していることにより、副逃げ面角βが鋭角とされた副逃げ面12は勿論、主逃げ面角αが鈍角とされた主逃げ面11にも、それぞれ副切刃6および主切刃5から工具回転方向Tとは反対側に向かうに従い工具本体21の後端側に向かう逃げ角が与えられる。このため、工具本体21を軸線Oに垂直な方向に送り出す高送り平面フライス加工はもとより、これに加えて軸線O方向先端側にも斜めに工具本体21を送り出すランピング加工の場合でも被削材との干渉を避けることができる。
このように刃先交換式切削工具に取り付けられた上記構成の切削インサートでは、主逃げ面11と副逃げ面12とが1つの側面3のインサート中心線Cに沿った断面において凹曲折しているので、その上記主逃げ面角αと副逃げ面角βを互いに別に設定することができる。このため、被削材との干渉を一層確実に防ぐために副逃げ面角βを小さくしても、これに伴って主逃げ面角αが大きくなって主逃げ面11が被削材と干渉するような事態が生じることがない。
すなわち、このように主逃げ面11と副逃げ面12とを凹曲折することにより、本実施形態のように1つの側面3における主逃げ面角αと副逃げ面角βとの和を180°よりも小さくすることができるので、刃先交換式切削工具におけるインサート取付座22の底面22aの傾斜を大きくしてインサート本体1のインサート中心線Cに垂直な上記平面P5、P6の傾きも大きくしなくても、主逃げ面11の逃げ角を確保しつつ副逃げ面12にも大きな逃げ角を与えることができる。従って、上述のようにインサート取付座22に取り付けられた状態での主切刃5と副切刃6の軸方向すくい角が負角側に大きくなりすぎるのを避けることができ、これら主切刃5と副切刃6に鋭い切れ味を与えて切削抵抗の増大を防ぐことができる。
また、本実施形態では、インサート中心線Cに沿って六角形面2に対向する方向から見たときに、1つの側面3に形成された副切刃6が主切刃5よりもインサート本体1の外側に突出している。このため、上述のようにインサート本体1をインサート取付座22に取り付けたときに、工具本体21の外周側に向けられて後端側に向かうに従い内周側に向かうように配置された副切刃6の副逃げ面12と、この副逃げ面12に凹曲折して連なる主逃げ面11にも十分な外周逃げ量を確保することができるので、工具本体21の外周側に向けられた副切刃6の先端部も切削に使用する深切り込み加工やランピング加工、彫り込み加工を行う場合でも、この副切刃6の径方向すくい角を負角側に大きくする必要がなくなり、鋭い切れ味を確保して切削抵抗の低減を図ることができる。
なお、本実施形態では、主逃げ面11と副逃げ面12とがそれぞれ単一の平面によって形成されているが、複数の平面や曲面または単一の曲面によって形成されていてもよく、また側面3自体が単一の曲面によって形成されて主逃げ面11と副逃げ面12とが凹曲していてもよい。また、主切刃5と副切刃6は直線状に形成されているが、サライ刃7と同様に六角形面2に対向する方向から見て半径が十分に大きな凸曲線状に形成されていてもよい。
一方、これら主逃げ面11および副逃げ面12と主切刃5および副切刃6を介して交差する2つの六角形面2には、主切刃5および副切刃6に連なる主すくい面9および副すくい面10とが形成されるが、本実施形態では、これら主すくい面9を構成する第1、第2主すくい面9a、9bのすくい角θ9a、θ9bと、副すくい面10を構成する第1、第2副すくい面10a、10bのすくい角θ10a、θ10bが、θ9a>θ10a、θ9b>θ10bの関係を有しており、副すくい面10のすくい角θ10a、θ10bが主すくい面9のすくい角θ9a、θ9bよりも負角側に大きい。
このため、上述のように副逃げ面12の副逃げ面角βを大きくした場合でも、これら副逃げ面12と副すくい面10との交差角である副切刃6の刃物角が小さくなるのを防ぐことができるので、ランピング加工の際に副切刃6を使用する場合でも、その切刃強度を確保することができて、副切刃6にチッピングや欠損が生じるのを防ぐことが可能となる。
なお、本実施形態では、主すくい面9と副すくい面10とがランド部である第1主すくい面9aおよび第1副すくい面10aと第2主すくい面9bおよび第2副すくい面10bとの2段で形成されているが、単一のすくい面であってもよく、また第1主すくい面9aおよび第1副すくい面10aの少なくとも一方はポジランドであってもよい。
また、特にこうして副すくい面10のすくい角θ10a、θ10bを主すくい面9のすくい角θ9a、θ9bよりも負角側に大きくしているのに併せて、本実施形態では周方向に隣接する2つの側面3に対向する方向から見た側面視において、主切刃5を副切刃6よりもインサート中心線C方向に突出するように形成している。そして、これにより、六角形面2に対向する方向から見て主すくい面9と副すくい面10とがインサート中心線Cに垂直な平面部2aに達する位置を略合わせることができるので、平面フライス加工の場合は勿論、ランピング加工の際にも、主切刃5と副切刃6によって生成された切屑を円滑に平面部2aに案内して効率的に排出することができる。なお、本実施形態では側面3に対向する方向から見たときでも主切刃5および副切刃6は直線状をなしているが、少なくとも一方が曲線状であってもよい。
また、本実施形態の切削インサートでは、上述のように主逃げ面角αが鈍角とされるとともに副逃げ面角βは鋭角とされており、インサート本体1がインサート取付座22に取り付けられる際には、工具回転方向Tに向けられた1つの六角形面2の主切刃5のうち切削に使用される主切刃5以外の残り2つの主切刃5に連なる主逃げ面11が壁面22b、22cに当接させられる。
そして、主逃げ面角αが鈍角であるのに対して、これらの壁面22b、22cはインサート取付座22の底面22aに対して鋭角に交差する方向に延びているので、図11に示したように壁面22b、22cが主逃げ面11に僅かに覆い被さるように当接することになり、切削に使用される主切刃5や副切刃6に作用する切削抵抗によってインサート本体1が浮き上がるような事態を防止することができ、ランピング加工や通常の高送り平面フライス加工でも安定した切削を行うことができる。
しかも、本実施形態では、このように主逃げ面11をインサート取付座22の壁面22b、22cに当接させる場合に、インサート中心線C方向における主逃げ面11の幅が副逃げ面12の幅よりも大きくされている。このため、インサート取付座22の壁面22b、22cへのインサート本体1の当接面積を大きく確保することができるので、インサート本体1をさらに確実にインサート取付座22に取り付けて一層安定した切削加工を図ることが可能となる。
1 インサート本体
2 六角形面
2a 平面部
3 側面
4 取付孔
5 主切刃
6 副切刃
7 サライ刃
8 コーナ刃
9 主すくい面
9a 第1主すくい面
9b 第2主すくい面
10 副すくい面
10a 第1副すくい面
10b 第2副すくい面
11 主逃げ面
12 副逃げ面
21 工具本体
22 インサート取付座
22a 底面
22b〜22d 壁面
23 クランプネジ
C インサート中心線
P5、P6 インサート中心線Cに垂直な平面
α 主逃げ面角
β 副逃げ面角
θ9a 第1主すくい面9aのすくい角
θ9b 第2主すくい面9bのすくい角
θ10a 第1副すくい面10aのすくい角
θ10b 第2副すくい面10bのすくい角
O 工具本体21の軸線
T 工具回転方向

Claims (8)

  1. 互いに背を向けた2つの六角形面と、これらの六角形面の周囲に配置される6つの側面とを備えたインサート本体を有し、
    上記インサート本体は、上記2つの六角形面の中心を通るインサート中心線回りに120°ずつ回転対称形状であるとともに、上記2つの六角形面に関して表裏反転対称形状であり、
    上記2つの六角形面と上記6つの側面とが交差する12の交差稜線部には、主切刃と副切刃とが、1つの上記六角形面においては該六角形面の周回り方向に交互に形成されるとともに、1つの上記側面においては一方の六角形面との交差稜線部に上記主切刃が、他方の六角形面との交差稜線部には上記副切刃が位置するように形成されており、
    上記側面には、上記主切刃に連なる主逃げ面と上記副切刃に連なる副逃げ面とが形成されていて、
    これら主逃げ面と副逃げ面とが、上記インサート中心線に沿った断面において凹曲折していることを特徴とする切削インサート。
  2. 上記インサート中心線に垂直な平面に対して上記主逃げ面がなす主逃げ面角と上記副逃げ面がなす副逃げ面角との和が180°よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の切削インサート。
  3. 上記インサート中心線に沿って上記六角形面に対向する方向から見たときに、1つの上記側面に形成された上記副切刃が上記主切刃よりも上記インサート本体の外側に突出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切削インサート。
  4. 上記2つの六角形面には、上記主切刃に連なる主すくい面と上記副切刃に連なる副すくい面とが形成されており、
    上記インサート中心線に沿った断面において該インサート中心線に垂直な平面に対して上記副すくい面がなすすくい角が上記主すくい面がなすすくい角よりも負角側に大きいことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の切削インサート。
  5. 周方向に隣接する2つの上記側面に対向する方向から見た側面視において、上記主切刃は上記副切刃よりも上記インサート中心線方向に突出していることを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の切削インサート。
  6. 上記主逃げ面角が鈍角であることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の切削インサート。
  7. 上記インサート中心線方向における上記主逃げ面の幅が上記副逃げ面の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の切削インサート。
  8. 軸線回りに回転される工具本体の先端部外周にインサート取付座が形成され、このインサート取付座に請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の切削インサートが、上記インサート本体の1つの上記六角形面を工具回転方向に向け、この1つの六角形面の周方向に隣接する2つの上記主切刃と副切刃のうち、上記主切刃を上記工具本体の先端外周側に突出させるとともに、上記副切刃を上記工具本体の先端内周側に突出させて着脱可能に取り付けられていることを特徴とする刃先交換式切削工具。
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