JP2020110457A - 支持体構造、外用貼付剤の包装構造 - Google Patents

支持体構造、外用貼付剤の包装構造 Download PDF

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真紀 岩本
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真紀 岩本
中野 智和
Tomokazu Nakano
智和 中野
紘將 加藤
Hiromasa Kato
紘將 加藤
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Abstract

【課題】本発明は、植物組織片による美観が付与された新規な外用貼付剤の支持体構造、及び、前記外用貼付剤の包装構造を提供することを目的とする。【解決手段】 不織布からなる支持体本体2の一面側の複数個所に植物組織片3を配し、前記植物組織片3の各々を個々に覆うようにして複数の紙シート片4を配したうえで前記支持体本体2と前記紙シート片4とを熱融着することによって、前記支持体本体2と前記紙シート片4との間に前記植物組織片3が挟み込まれた状態で固定された支持体構造1を構築する。【選択図】図1

Description

本発明は、皮膚表面に貼着されて使用される外用貼付剤の支持体構造、前記外用貼付剤の包装構造に関する。
外用貼付剤は、皮膚表面に貼付されることによって、皮膚表面に冷感や温感を与えたり、前記基剤層中に含まれる有効成分を経皮吸収的に投与したりするものである。
前記外用貼付剤としては、不織布、樹脂シート又は樹脂フィルムからなるシート状の支持体に乳液状の基剤を含侵させたものや、前記支持体の片面にクリーム状、軟膏状、或いはゲル状の基剤層が積層されたものが一般的である。
又、二枚の不織布の間に保湿剤を挟み込み、熱圧着やエンボスロ−ラ−による点接着等により前記保湿剤を担持してなる外用貼付剤(保湿美容シート)も開発されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
最近では、支持体の他面に隈取模様を施すことにより、独自の美観が付与された外用貼付剤(美容パック材)も開発されている(例えば、下記特許文献2参照。)。
特開平9−238738号公報 特開2015‐159842号公報
前記特許文献1の保湿美容シートは、水分に含侵させることによって溶解させた前記保湿剤を、前記不織布を通じて皮膚表面に施用する使用態様とされており、前記保湿剤は水に速やかに溶け得るように粉末状となされている。
そのため、前記特許文献1では、水に溶け難い成分を担持させることを予定しておらず、比較的大きな担体を担持することも予定していない。又、粉末状となされた前記保湿剤を、前記不織布に対して確実に固定する必要もない。
一方、前記特許文献2の美容パック材では、水分に含侵させた際に支持体に印刷された隈取模様が溶出しないように、油性のグラビアインキにて隈取模様を印刷している。しかしながら、前記特許文献2の美容パック材は、単なる絵柄の付与に過ぎなかった。
本発明は前記技術的課題に鑑みて開発されたものであり、植物組織片による美観が付与された新規な外用貼付剤の支持体構造、及び、前記外用貼付剤の包装構造を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するための本発明の支持体構造は、皮膚表面に貼付されて使用される外用貼付剤の支持体構造であって、不織布からなる支持体本体と、前記支持体本体の一面側の複数個所に配された植物組織片と、前記植物組織片の各々を個々に覆うようにして配された複数の紙シート片と、を具備してなり、前記支持体本体と前記紙シート片との熱融着によって、前記植物組織片が前記支持体本体と前記紙シート片との間に挟み込まれた状態で固定されてなることを特徴とする(以下、「本発明支持体構造」と称する。)。
前記本発明支持体構造においては、前記紙シート片が、30g/m以下の目付量となされたものが好ましい態様となる。
前記本発明支持体構造においては、前記紙シート片が、和紙であるものが好ましい態様となる。
前記本発明支持体構造においては、前記植物組織片が、花弁片であるものが好ましい態様となる。
前記技術的課題を解決するための本発明の外用貼付剤の包装構造は、前記本発明支持体構造が、薬液と共に袋材に封入されてなることを特徴とする(以下、「本発明包装構造」と称する。)。
本発明によれば、独自の美観が付与された外用貼付剤を提供することができる。
図1(a)は、本発明支持体構造の一実施形態を示す正面図であり、図1(b)は、前記本発明支持体構造のA−A断面図である。 図2(a)は、本発明包装構造の一実施形態を示す正面図であり、図2(b)は、前記本発明包装構造から薬液が含浸された本発明支持体構造を取り出す様子を示す斜視図である。 図3は、本発明支持体構造の別の実施形態を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
<本発明支持体構造(1)>
図1(a)に、実施形態1に係る本発明支持体構造1を示す。前記本発明支持体構造1は、「支持体本体(2)」と、「植物組織片(3)」と、「紙シート片(4)」と、を具備する。
‐支持体本体2‐
本発明においては、前記支持体本体2として不織布が用いられる。本実施形態においては、前記支持体本体2として、目付40g/mのセルロース系不織布を用いた。又、本実施形態において、前記支持体本体2は、人の顔面に貼付させるための顔型を模した形状にカットされており、目に相当する部分及び口に相当する部分に開口部(21E、21M)が設けられている。又、顔面に貼付された際に、顔の立体形状に追随し易いように、鼻に相当する部分にU字状の切り込み22Nが設けられると共に、外縁の複数個所にくさび状の切り欠き22Sが設けられている。
‐植物組織片3‐
前記植物組織片3は、前記支持体本体2の一面側の複数個所に配される。本実施形態においては、前記植物組織片3として、バラの花弁(乾燥花(ドライフラワー))を用い、前記支持体本体2の一面上の任意の箇所に配置した。
‐紙シート片4‐
前記紙シート片4は、前記植物組織片3の各々を個々に覆うようにして配されたパルプ繊維からなるシート体である。前記紙シート片4は、前記支持体本体2に対して部分的(前記植物片が配された各位置)に配されるものであり、その形状や大きさは前記植物組織片3の形状や大きさに応じて適宜決定される。本実施形態においては、略正方形の和紙(靭皮繊維製和紙、目付5g/m)を用いた。又、前記紙シート片4には、片側面に熱融着樹脂のフィルムがラミネートされており、前記紙シート片4は、前記支持体本体2に対し熱融着によって接合されている。
‐植物組織片3の固定‐
図1(b)に示すように、前記植物組織片3は、前記支持体本体2と前記紙シート片4との熱融着によって、前記支持体本体2と前記紙シート片4との間に挟み込まれた状態で固定されている。なお、本実施形態においては、前記紙シート片4の厚さにつき、目付5g/mと非常に薄く設定されているため、前記紙シート片4を透過して前記植物組織片3を視認することができる。一方、支持体本体2側からは前記植物組織片3を視認することはできない。
<本発明包装構造10>
図2に、本実施形態に係る本発明包装構造10を示す。前記本発明包装構造10は、前記本発明支持体構造1が、薬液Lと共に袋材11に封入されてなるものである。前記本発明包装構造10は、前記袋材11を開放し、その中から前記本発明支持体構造1を取り出して使用する態様となされている。
前記構成を有する前記本発明支持体構造1は、前記支持体本体2の任意の箇所に前記植物組織片3が固定されたものであり、前記植物組織片3の有する植物エキスや効能を経皮吸収的に肌に施用することができる。特に、本実施形態のように、前記植物組織片3として花弁片を用いれば、前記花弁片から発する香りによるアロマ効果が期待できる。
又、本実施形態のように前記植物組織片3を固定する紙シート片4として、薄手のものを用いれば、前記紙シート片4を透過して前記植物組織片3を視認することができるため、従来に無い美麗な外観を付与することができる。前記紙シート片4としては、30g/m以下(より好ましくは、2〜10g/m)の目付量となされたものを用いることが好ましい。
更に、本実施形態のように前記紙シート片4として和紙を用いれば、前記紙シート4の存する部分において風合いや肌触りが変化し、使用感や触感等が良好になる。
ところで、本実施形態においては、前記支持体本体2として目付40g/mのセルロース系不織布を用いているが、前記支持体本体2の目付量や素材は特に限定されない。そして、前記支持体本体2の形状は貼付領域の形状に応じて適宜決定することができ、必ずしも人の顔型を模した形状とする必要はない。
又、本実施形態においては、前記紙シート片4として熱融着樹脂のフィルムがラミネートされたものを用い、前記支持体本体2と前記紙シート片4とを熱融着して接合しているが、前記支持体本体2と前記紙シート片4との接合手段は熱融着のみに限定されず、例えば、接着等の接合手段を用いても良い。
又、前記シート片4側に熱融着樹脂のフィルムがラミネートされたものを用いるだけでなく、前記支持体本体2側に熱融着樹脂のフィルムがラミネートされたものを用いても良い。更に、熱融着樹脂フィルムのラミネートのみならず、前記支持体本体2側に熱融着繊維を配合しても良いし、前記支持体本体2に熱融着繊維を配合しても良い。
加えて、本実施形態においては、前記植物組織片3としてバラの花弁(乾燥花)を用いたが、前記植物組織片3としては、乾燥花に限らず、生花、乾燥葉、海藻等を適宜選択して用いることができる。又、前記支持体本体2に固定する植物組織片3は、一種類に限定されるものではない。例えば、図3に示すように、複数種の植物組織片3を用いて本発明支持体構造1を構築すれば、より複雑で美麗な外観を本発明支持体構造1に付与することができる。
なお、本発明は、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施することができる。そのため、上述の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本発明の範囲内のものである。
本発明貼付剤は、皮膚表面に貼付されて使用される外用貼付剤として好適に用いられる。
1 本発明支持体構造(支持体構造)
2 支持体本体
3 植物組織片
4 紙シート片
10 本発明包装構造
11 袋材

Claims (5)

  1. 皮膚表面に貼付されて使用される外用貼付剤の支持体構造であって、
    不織布からなる支持体本体と、
    前記支持体本体の一面側の複数個所に配された植物組織片と、
    前記植物組織片の各々を個々に覆うようにして配された複数の紙シート片と、
    を具備してなり、
    前記支持体本体と前記紙シート片との熱融着によって、前記植物組織片が前記支持体本体と前記紙シート片との間に挟み込まれた状態で固定されてなることを特徴とする支持体構造。
  2. 請求項1に記載の支持体構造において、
    前記紙シート片が、30g/m以下の目付量となされた支持体構造。
  3. 請求項1又は2に記載の支持体構造において、
    前記紙シート片が、和紙である支持体構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の支持体構造において、
    前記植物組織片が、花弁片である外用貼付剤。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の支持体構造が、薬液と共に袋材に封入されてなることを特徴とする外用貼付剤の包装構造。

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