JP2020110021A - モータ制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの早期暖機を実現して、該バッテリの充電効率を向上させる。【解決手段】バッテリ暖機システムは、インバータ50および制御回路51を有する。インバータ50は、モータ制御信号に基づいて、車両のタイヤを駆動する駆動モータ35を駆動するモータ駆動信号を生成する。制御回路51は、駆動モータ35の発生トルクを制御するトルク指令値に基づいて、モータ制御信号を出力する。制御回路51は、インバータ50に電源を供給するバッテリ30を暖機する際に駆動モータ35の効率を低下させる電流増加モータ制御信号をインバータ50に出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、モータ制御システムに関し、特に、二次バッテリの早期暖機における駆動モータの制御に有効な技術に関する。
近年、自動車のEV(Electric Vehicle)化が進んでおり、それに伴い、内燃機関の使用頻度低下、あるいは内燃機関そのものがなくなることなどによって、冬場の熱源確保が困難となっている。
特に、外気温が氷点下となった場合には、電気自動車のバッテリに使用されるリチウムイオンバッテリの回生充電ができず、走行距離が著しく低下してしまう。よって、バッテリの早期暖機を促すことが重要となっている。
電気自動車において、バッテリの暖機を促す技術としては、例えば駆動モータの冷却水路の中にバッテリ冷却を組み込んだシステムが知られている。この場合、バッテリは、該バッテリに組み込まれた冷却水経路に流れる冷却水によって暖機が行われる。
なお、この種のバッテリの暖機を促す技術としては、例えばバッテリの冷却系統をインバータ装置およびモータジェネレータの冷却系統と共通化した構成とし、冷却水温が所定の温度よりも低い場合に、インバータ装置に含まれるスイッチング素子におけるスイッチング動作時の電力損失が通常制御時よりも大きくなるように制御するもの(例えば特許文献1)がある。
特開2008−189249号公報
上述した駆動モータの冷却水路の中にバッテリ冷却を組み込んだ構成では、該駆動モータを熱源に利用して温めた冷却水によってバッテリを暖機する。そのため、外気温が氷点下よりも低い環境では、冷却水を早期に温めることが困難であり、バッテリの暖機についても時間がかかってしまうという問題がある、
また、自動車の始動直後にバッテリを速やかに暖機させる技術としては、例えばPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータを備え、該PTCヒータによって加熱した冷却水によってバッテリを暖めるものが知られている。
この場合、冷却システムにPTCヒータなどの加熱デバイスを新たに備える必要があり、コストが上昇してしまうという問題がある。
本発明の目的は、バッテリの早期暖機を実現して、該バッテリの充電効率を向上させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的モータ制御システムは、インバータおよび制御回路を有する。インバータは、モータ制御信号に基づいて、車両のタイヤを駆動する駆動モータを駆動するモータ駆動信号を生成する。制御回路は、駆動モータの発生トルクを制御するトルク指令値に基づいて、モータ制御信号を出力する。
制御回路は、インバータに電源を供給する二次バッテリを暖機する際に駆動モータの効率を低下させる電流増加モータ制御信号をインバータに出力する。
また、制御回路が出力する電流増加モータ制御信号は、駆動モータのリラクタンストルクがマイナスとなる信号である。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)バッテリを早期に暖機することができる。
(2)上記(1)により、バッテリの充電効率を向上させることができる。
一実施の形態によるバッテリ暖機システムにおける構成の一例を示す説明図である。 図1のバッテリ暖機システムが有するPCUにおける構成の一例を示す説明図である。 図2のPCU13によるモータ暖機駆動制御における処理の一例を示すフローチャートである。 図3のステップS105の処理による通常のモータ駆動制御の一例を示す説明図である。 図3のステップS104の処理によるモータ暖機駆動制御の一例を示す説明図である。 埋込磁石同期モータにおける電流位相とトルクとの関係の一例を示した説明図である。 励磁分電流idの値を設定する制御マップの一例を示す説明図である。
実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下、実施の形態を詳細に説明する。
〈バッテリ暖機システムの構成例〉
図1は、一実施の形態によるバッテリ暖機システムにおける構成の一例を示す説明図である。
バッテリ暖機システム10は、例えば電気自動車(EV)あるいはプラグインハイブリッド(PHV)などの外部のACコンセントなどから二次バッテリに充電が可能な車両に用いられる。
このバッテリ暖機システム10は、図1に示すように、バッテリユニット11、車両コントローラ12、モータ制御システムであるPCU(Power Control Unit)13、HVAC(Heating Ventilating and Air Conditioning unit)14、モータユニット15、電動コンプレッサ16、電動ウォータポンプ17〜20、電動ウォータバルブ21、ソレノイドバルブ22〜24、膨張弁25、ラジエータユニット26、およびウォータジャケット27などから構成されている。
バッテリユニット11は、バッテリ30および温度センサ31を有する。バッテリ30は、充放電が可能な二次バッテリであり、例えばリチウムイオンバッテリからなる。バッテリ30は、直流電圧の電源をPCU13に供給する。
また、バッテリ30は、PCU13が変換する直流電圧を充電する。バッテリ温度センサである温度センサ31は、バッテリ30の温度を測定するセンサである。この温度センサ31が測定した温度データは、PCU13に出力される。
車両コントローラ12は、例えばECU(Electronic Control Unit)であり、バッテリ暖機システム10を制御する。制御回路51および車両コントローラ12によって、コントローラ部が構成される。
PCU13は、モータユニット15が有する後述する駆動モータ35の駆動を制御するユニットである。また、PCU13は、車両の減速時に駆動モータ35が発生した交流電圧を直流電圧に変換する。
HVAC14は、ブロアファン32、エバポレータ33、およびヒータコア34などから構成されており、空調機能を集約したユニットである。エバポレータ33は、気化熱を利用して冷却することによって車室内の空気を除湿、冷房する。ヒータコア34は、車室内の空気を加熱する。ブロアファン32は、エバポレータ33によって除湿、冷房された空気、あるいはヒータコア34によって加熱された空気を車室内に送風する。
モータユニット15は、駆動モータ35および温度センサ36を有する。駆動モータ35は、PUC13の制御によって車輪を駆動する。モータ温度センサである温度センサ36は、駆動モータ35の温度を測定する。温度センサ36が測定した駆動モータ35の温度データは、PCU13に出力される。
電動コンプレッサ16は、エアコンディショナ(A/C)用のコンプレッサであり、該コンプレッサは、内蔵モータによって駆動される。ラジエータユニット26は、A/Cコンデンサ37、ラジエータ38、バッテリラジエータ39、およびラジエータファン40などから構成されている。
A/Cコンデンサ37は、電動コンプレッサ16に接続されており、高温高圧の冷媒を低温高圧の状態にして液化する。冷媒は、例えばHFC−134aなどである。ラジエータ38は、熱交換器、言い換えれば放熱器であり、駆動モータ35を温度調節するクーラント液などの冷却液を冷却する。
バッテリラジエータ39についても、ラジエータ38と同様に放熱器であり、バッテリ30を温度調節するクーラント液を冷却する。ラジエータファン40は、冷却効果を高めるためにラジエータ38およびバッテリラジエータ39に送風する。このラジエータファン40は、車両コントローラ12によりオン/オフの動作が制御される。
ウォータジャケット27は、駆動モータ35の周囲に設けられたクーラント液の通路であり、該ウォータジャケット27を通過するクーラント液によって駆動モータ35が発生した熱を奪い、駆動モータ35の過熱を防止する。
膨張弁25は、A/Cコンデンサ37とエバポレータ33との間に設けられており、A/Cコンデンサ37から送られる高温、高圧の冷媒を急激に膨張させ、低温、低圧の霧状の冷媒にしてエバポレータ33に送る。
エバポレータ33には、電動コンプレッサ16が接続されており、該電動コンプレッサ16によって冷媒が圧縮される。この電動コンプレッサ16は、A/Cコンデンサ37に接続されている。電動コンプレッサ16によって圧縮されたガス状の冷媒は、A/Cコンデンサ37によって冷却され、凝縮液化する。これらA/Cコンデンサ37、膨張弁25、エバポレータ33、および電動コンプレッサ16によって冷媒経路が構成される。
ラジエータ38のクーラント液の入り口および出口には、電動ウォータバルブ21が接続されている。この電動ウォータバルブ21は、車両コントローラ12の制御に基づいて、ラジエータに流れるクーラント液の流量をコントロールする。
ラジエータ38のクーラント液の出口側に接続される電動ウォータバルブ21とPCU13との間には、第2のポンプである電動ウォータポンプ17が設けられている。電動ウォータポンプ17は、クーラント液を循環させるポンプであり、車両コントローラ12の制御に基づいて、動作する。
電動ウォータポンプ17から出力されるクーラント液は、PCU13を経由してウォータジャケット27に流れ、再び電動ウォータバルブ21からラジエータ38に戻る。これらラジエータ38、電動ウォータバルブ21、およびウォータジャケット27によって第1の冷却液経路が構成される。この第1の冷却液経路は、クーラント液によってPCU13および駆動モータ35を冷却する経路であり、モータ冷却経路となる、PCU13では、後述する図2のインバータ50の冷却が行われる。
また、ウォータジャケット27の出力側は、ソレノイドバルブ22を介して電動ウォータポンプ18の入力側に接続されている。電動ウォータポンプ18の出力側は、ヒータコア34の入力側に接続されており、該ヒータコアの出力側は、ウォータジャケット27の入力側に接続されている。
これらソレノイドバルブ22、電動ウォータポンプ18、ヒータコア34,およびウォータジャケット27によって第2の冷却液経路が構成される。この第2の冷却液経路は、電動ウォータポンプ18によってヒータコア34に温められたクーラント液を循環させる経路である。ソレノイドバルブ22および電動ウォータポンプ18は、車両コントローラ12の制御に基づいて、それぞれ動作する。
バッテリラジエータ39の出力側には、第3のポンプである電動ウォータポンプ20の入力側が接続されている。電動ウォータポンプ20の出力側は、バッテリ30を経由してソレノイドバルブ23の一方の接続部に接続されている。ソレノイドバルブ23の他方の接続部は、バッテリラジエータ39入力側に接続されている。
ウォータジャケット27の出力側には、ソレノイドバルブ23の一方の接続部が接続されており、該ソレノイドバルブ23の他方の接続部は、バッテリ30を経由して第1のポンプである電動ウォータポンプ19の入力側に接続されている。電動ウォータポンプ19の出力側には、ウォータジャケット27の入力側が接続されている。
これらバッテリラジエータ39、電動ウォータポンプ20、およびソレノイドバルブ24によって第3の冷却液経路が構成される。この第3の冷却液経路は、駆動モータ35の冷却を行う経路であり、バッテリ冷却経路となる。
第3の冷却液経路は、電動ウォータポンプ20が動作することによって、バッテリラジエータ39が放熱したクーラント液がバッテリ30を経由して該バッテリ30を冷却し、ソレノイドバルブ24を通過して再びバッテリラジエータ39に戻るように循環する経路である。
また、電動ウォータポンプ19、ソレノイドバルブ23、およびウォータジャケット27によって第4の冷却液経路が構成される。この第4の冷却液経路は、バッテリ30の暖機を行う経路であり、バッテリ暖機経路となる。
第4の冷却液経路は、駆動モータ35の発熱により温度上昇したクーラント液をウォータジャケット27から吐出させてバッテリ30を経由して循環させることにより、該バッテリ30を暖機させる経路である。
〈暖機制御の信号遷移〉
図2は、図1のバッテリ暖機システム10が有するPCU13における構成の一例を示す説明図である。
図2において、車両コントローラ12には、アクセル開度を示すアクセル信号が入力される。車両コントローラ12は、アクセル信号に基づいて、PCU13に駆動モータ35の発生トルクを制御するトルク指令値などの制御信号を出力する。
このアクセル信号および後述する制御回路51と車両コントローラ12との情報のやり取りについては、例えばCAN(Controller Area Network)通信などのシリアルプロトコル通信によって行われる。
PCU13は、インバータ50、制御回路51、および温度センサ52から構成されている。インバータ50は、バッテリ30を電源とし、制御回路51から出力されるモータ制御信号に基づいて、駆動モータ35を駆動するモータ駆動信号を生成する。
インバータ50が生成するモータ駆動信号は、三相交流電圧のPWM(Pulse Width Modulation)波形からなる。駆動モータ35は、インバータ50から出力されるPWM波形に基づいて駆動する。
制御回路51は、車両コントローラ12から出力されるトルク指令値などからモータ制御信号を出力する。インバータ温度センサである温度センサ52は、インバータ50の温度を測定する。温度センサ52が測定したインバータ50の温度データは、制御回路51に出力される。
上述したように、温度センサ31が測定したバッテリ30の温度データおよび温度センサ36が測定した駆動モータ35の温度データについても、制御回路51にそれぞれ入力される。
制御回路51は、温度センサ31,36,52が測定したバッテリ30の温度、インバータ50の温度、および駆動モータ35の温度からバッテリ30を暖機する暖機制御を行うか否かを判定する。
また、制御回路51が受け取ったバッテリ30、インバータ50、および駆動モータ35のそれぞれの温度データは、車両コントローラ12に出力される。車両コントローラ12は、制御回路51から取得したバッテリ30、インバータ50、および駆動モータ35のそれぞれの温度から、クーラント液の循環経路を切り替えてバッテリ30を暖機させる制御を行う。
〈バッテリの暖機動作例〉
続いて、バッテリ暖機システム10によるバッテリ30の暖機動作について説明する。
リチウムイオン電池は、安全性や効率のよい充放電を行うために、動作温度範囲が規定されている。特に外気温が氷点下となる寒冷時の場合には、リチウムイオン電池の充電に時間がかかるため、回生充電が制限される。
回生充電が制限された場合、EVなどの車両では、航続距離が大幅に減少してしまうことになるので、早急に回生充電の制限が解除される温度までリチウムイオン電池を暖機することが重要となる。
以下、バッテリ暖機システム10によるバッテリ30の温度を早期に上昇させる暖機制御について説明する。
まず、制御回路51は、温度センサ31,36,52からバッテリ30の温度、インバータ50の温度、および駆動モータ35の温度をそれぞれ取得する。そして、制御回路51は、取得したそれぞれの温度から、バッテリ30の暖機制御を行うか否かを判定する。
バッテリ30の暖機制御を行うと判定すると、制御回路51は、駆動モータ35の発熱量を増加させる電流増加モータ制御信号を出力するモータ暖機駆動制御を開始する。この駆動モータ35のモータ暖機駆動制御の動作については、後述にて詳しく説明する。
暖機運転駆動制御が開始されると、車両コントローラ12は、電動ウォータバルブ21を開き、電動ウォータポンプ17を動作させる。また、車両コントローラ12は、バッテリ30の暖機を優先させるため、ソレノイドバルブ23を開き、電動ウォータポンプ19を動作させる。
電動ウォータバルブ21を開くことによって、第1の冷却経路では、クーラント液がラジエータ38をバイパスして循環するので、クーラント液の温度を短時間で上昇させることができる。
また、ソレノイドバルブ23を開き、電動ウォータポンプ19を動作させることによって、第4の冷却経路にラジエータ液が循環する。
この場合、第4の冷却経路において、モータ暖機駆動制御によって発熱量が大きくなった駆動モータ35の熱により暖められたラジエータ液がバッテリ30を経由して循環するので、該バッテリ30を早期に暖機することができる。なお、暖機運転駆動制御を行わない場合には、第4の冷却経路にラジエータ液を循環させない。
続いて、制御回路51は、温度センサ31から取得したバッテリ30の温度が回生充電可能な温度であるか否かを判定する。回生充電が可能となるバッテリ30の温度範囲は、例えば0℃〜40℃程度である。
よって、制御回路51は、バッテリ30の温度が0℃以上になると、回生充電可能と判定する。回生充電可能と判定すると、制御回路51は、車両コントローラ12にバッテリ30の回生充電が可能となったことを示す制御信号を出力する。また、制御回路51は、回生充電が可能と判定すると、駆動モータ35のモータ暖機駆動制御を停止する。
車両コントローラ12は、制御回路51からバッテリ30の回生充電が可能となったことを示す制御信号を受け取ると、ソレノイドバルブ23を閉じ、電動ウォータポンプ19を停止させる制御を行う。これにより、第4の冷却経路におけるラジエータ液の循環を停止させる。
ここで、モータ暖機駆動制御によって暖められたラジエータ液は、冷間時の車内暖房の熱源としても利用することができる。この場合、車両コントローラ12は、ソレノイドバルブ22を開き、電動ウォータポンプ18を動作させる。これによって、第2の冷却経路において、暖められたクーラント液がヒータコア34を循環して、車内暖房を行うことができる。
これにより、電気抵抗により熱を発生させるPTC温水ヒータなどの車内暖房に必要な新たなデバイスを不要とすることができる。それにより、コストを低減すると共に、車両に搭載する部品を少なくすることができ、軽量化に貢献することができる。
また、制御回路51は、バッテリ30を暖機している期間に該バッテリ30が急激に温度上昇して異常高温となった際には、バッテリ30が異常高温になったことを知らせるバッテリ温度異常信号を車両コントローラ12に出力する。
異常高温は、制御回路51がバッテリ30の温度が予め設定された上限バッテリ設定温度であるバッテリ上限温度しきい値を超えた際に、バッテリ30が異常高温となったと判定する。バッテリ上限温度しきい値は、例えば40℃である。
バッテリ上限温度しきい値は、例えば制御回路51が有する図示しないメモリなどに格納される。あるいはPCU13にメモリを設けて、該メモリにバッテリ上限温度しきい値を格納するようにしてもよい。
バッテリ30が異常高温となると、制御回路51は、バッテリ温度異常信号を車両コントローラ12に出力するとともに、駆動モータ35のモータ暖機駆動制御を停止する。車両コントローラ12は、制御回路51からバッテリ温度異常信号を受け取ると、ソレノイドバルブ23を閉じ、電動ウォータポンプ19の動作を停止させ、第4の冷却経路におけるラジエータ液の循環を止める。
また、制御回路51は、ソレノイドバルブ24を開いて電動ウォータポンプ20を動作させて、バッテリラジエータ39にクーラント液を循環させることにより、バッテリ30を冷却する。このバッテリ30の冷却動作は、バッテリ30がバッテリ用エアコンなどを用いる強制空冷の場合であっても、同様に行われる。
また、制御回路51は、バッテリ30の暖機制御中、言い換えれば駆動モータ35のモータ暖機駆動制御を行っている際に、インバータ50の温度あるいは駆動モータ35の温度が予め設定したしきい値を超えると、駆動モータ35のモータ暖機駆動制御を停止する。
具体的には、制御回路51は、温度センサ52が測定するインバータ50の温度が上限インバータ設定温度であるインバータ上限温度しきい値を超えた際にインバータ50が異常高温になったことを知らせるインバータ温度異常信号を車両コントローラ12に出力する。
同様に、制御回路51は、温度センサ36が測定する駆動モータ35の温度が上限モータ設定温度である駆動モータ上限温度しきい値を超えた際に駆動モータ35が異常高温になったことを知らせる駆動モータ温度異常信号を車両コントローラ12に出力する。
インバータ上限温度しきい値および駆動モータ上限温度しきい値は、バッテリ上限温度しきい値と同様に、例えば制御回路51が有する図示しないメモリなどに格納される。あるいはPCU13にメモリを設けて、該メモリにインバータ上限温度しきい値および駆動モータ上限温度しきい値を格納するようにしてもよい。
なお、バッテリ上限温度しきい値、インバータ上限温度しきい値、および駆動モータ上限温度しきい値は、例えば車両コントローラ12を経由して外部から設定して前述した図示しないメモリなどに格納するようにしてもよい。
駆動モータ温度異常信号またはインバータ温度異常信号の少なくともいずれかを受け取ると、車両コントローラ12は、電動ウォータバルブ21を閉じる。これによって、ラジエータ38にクーラント液が循環することになり、第1の冷却液経路により、インバータ50および駆動モータ35の冷却が行われる。
駆動モータ35のモータ暖機駆動制御が終了した後、再びバッテリ30の温度が回生充電が制限される温度、すなわち0℃を下回ると、制御回路51は、バッテリ30の温度が0℃を下回ったことを示す回生下限通知信号を車両コントローラ12に出力する。この場合、制御回路51は、モータ暖機駆動制御を行わない。
回生下限通知信号を受け取ると、車両コントローラ12は、ソレノイドバルブ23を開き、電動ウォータポンプ19を動作させて、クーラント液を循環させることによってバッテリ30を昇温する。
そして、制御回路51からバッテリ30の温度が回生充電を行うことのできる温度、例えば0℃以上まで上昇すると、ソレノイドバルブ23を閉じて、電動ウォータポンプ19を停止させることによってクーラント液の循環を停止する。
以上により、バッテリ30の暖機制御の動作が終了となる。これにより、PTCヒータなどのバッテリ暖機に用いるデバイスを不要としながら、効率よくバッテリ30を早期に暖機することができる。
続いて、前述した制御回路51の制御による駆動モータ35におけるモータ暖機駆動制御の動作について説明する。
〈モータ暖機駆動制御の処理例〉
図3は、図2のPCU13によるモータ暖機駆動制御における処理の一例を示すフローチャートである。
まず、制御回路51は、温度センサ52が測定したインバータ50の温度Tiが予め設定したインバータ上限温度しきい値以下であるか否かを判定する(ステップS101)。
また、ステップS101の処理において、インバータ50の温度Tiがインバータ温度しきい値よりも高い場合(NO)、制御回路51は、駆動モータ35の発熱量を増加させるモータ暖機駆動制御を行わずに、後述する通常のモータ駆動制御(id<0)を行う(ステップS105)。
インバータ50の温度Tiがインバータ上限温度しきい値以下である場合(YES)、制御回路51は、温度センサ36が測定した駆動モータ35の温度Tcが駆動モータ上限温度しきい値以下であるか否かを判定する(ステップS102)。
このステップS102の処理においても、駆動モータ35の温度Tcが駆動モータ上限温度しきい値よりも高い場合(NO)、制御回路51は、駆動モータ35の発熱量を増加させるモータ暖機駆動制御を行わずに、通常のモータ駆動制御(id<0)を行う(ステップS105)。
続いて、駆動モータ35の温度Tcが駆動モータ上限温度しきい値以下である場合(YES)、制御回路51は、バッテリ30の温度Tbが下限バッテリ設定温度であるバッテリ温度しきい値以下であるか否かを判定する(ステップS103)。
このステップS103の処理においても、バッテリ30の温度Tbがバッテリ温度しきい値よりも高い場合(NO)、制御回路51は、駆動モータ35の発熱量を増加させるモータ暖機駆動制御を行わずに、通常のモータ駆動制御(id<0)を行う(ステップS105)。
ここで、駆動モータ35の温度Tcは、駆動モータ35のコイル温度であり、インバータ50の温度Tiは、該インバータ50の内部温度である。
バッテリ温度しきい値は、例えば制御回路51が有する図示しないメモリなどに格納される。あるいはPCU13にメモリを設けて、該メモリにバッテリ温度しきい値をそれぞれ格納するようにしてもよい。また、バッテリ温度しきい値は、例えば車両コントローラ12を経由して外部から設定して前述した図示しないメモリなどに格納するようにしてもよい。
そして、バッテリ30の温度Tbがバッテリ温度しきい値以下である場合(YES)、制御回路51は、モータ暖機駆動制御(id>0)を開始する(ステップS104)。モータ暖機駆動制御は、駆動モータ35のリラクタンストルクがマイナスになる電流ベクトルの制御を行うものであり、この制御によって駆動モータ35の発熱量を増加させる。
モータ暖機駆動制御を行うと、駆動モータ35だけではなく、インバータ50についても発熱量が大きくなる。例えば、バッテリ30の温度Tbがバッテリ温度しきい値以下であって、インバータ50の温度Tiがインバータ上限温度しきい値を超えている、あるいは駆動モータ35の温度Tcが駆動モータ上限温度しきい値を超えている場合にモータ暖機駆動制御を行うと、温度上昇によってインバータ50あるいは駆動モータ35が焼損してしまう恐れがある。
そこで、インバータ50の温度Tiがインバータ上限温度しきい値以下、駆動モータ35の温度Tcが駆動モータ上限温度しきい値以下、およびバッテリ30の温度Tbがバッテリ温度しきい値以下となる条件下でのみモータ暖機駆動制御を行うことによって、インバータ50あるいは駆動モータ35の焼損を防止することができる。
〈PCUの動作例〉
続いて、図3のステップS104の処理であるモータ暖機駆動制御におけるPCU13の動作について説明する。
図4は、図3のステップS105の処理による通常のモータ駆動制御の一例を示す説明図である。図5は、図3のステップS104の処理によるモータ暖機駆動制御の一例を示す説明図である。
駆動モータ35は、高回転と高トルクとを両立させるために、例えば埋込磁石同期モータ(IPMSM:Interior Permanent Magnet SynchronousMotor)が用いられている。
この埋込磁石同期モータのトルクTは、(1)式にて表され、IPM構造は、q軸インダクタンスがd軸インダクタンスよりも大きい逆突極性を有するため、通常のモータ駆動制御においては、図4に示すように電流ベクトルIaをq軸(トルク成分)よりも位相を進める制御(id<0)が行われる。
Figure 2020110021
一方、モータ暖機駆動制御の際には、図5に示すように、制御回路51が電流ベクトルIaをq軸よりも位相を遅らせた制御(id>0)を行う。
図6は、埋込磁石同期モータにおける電流位相とトルクとの関係の一例を示した説明図である。
図6において、横軸は、駆動モータ35におけるコイルの電流位相角を示しており、縦軸には、駆動モータ35が発生する全トルクT、リラクタンストルクTr、およびマグネットトルクTmを示している。図6では、全トルクTを点線、リラクタンストルクTrを実線、そしてマグネットトルクTmを一点鎖線にて示している。
横軸の電流位相角の0を境として、プラス(+)側は、通常のモータ駆動制御(id<0)によって発生するそれぞれトルクを示しており、電流位相角のマイナス(−)側は、通常のモータ駆動制御(id<0)によって発生するそれぞれトルクを示している。
制御回路51がモータ暖機駆動制御を行うことによって、前述した式(1)における第2項のリラクタンストルクは、図6にて示すようにマイナス(図6の二点鎖線丸印にて示した部分)になる。よって、必要なトルクを得るためには、通常の制御、すなわち(id<0)の制御に対して、より電流を増加させる必要がある。
これにより、モータ暖機駆動制御の場合、通常のモータ駆動制御、すなわちid<0制御の場合と同じトルクを得るためには、より多くの電流が駆動モータ35に流れることになり、該駆動モータ35の発熱量が増加する。
駆動モータ35の発熱量が増加すると、第4の冷却液経路を循環するクーラント液を短期に温度上昇させることが可能となり、バッテリ30の早期暖機を実現することができる。
前述したように、制御回路51には、駆動モータ35の温度Tc、インバータ50の温度Ti、バッテリ30の温度Tbがそれぞれ入力されている。制御回路51は、駆動モータ35の温度Tcがモータ上限温度しきい値以下、インバータ50の温度Tiがインバータ上限温度しきい値以下、およびバッテリ30の温度Tbがバッテリ温度しきい値以下である場合に、駆動モータ35を暖機させるモータ暖機駆動制御(id>0)を行う。
一方、バッテリ30の温度Tbがバッテリ温度しきい値以下であっても、駆動モータ35の温度Tcがモータ上限温度しきい値よりも高い、またはインバータ50の温度Tiがインバータ上限温度しきい値よりも高い場合には、モータ暖機駆動制御を行わない。
励磁分電流idの値は、バッテリ30の温度Tbに応じて制御マップなどを用いて設定する。
図7は、励磁分電流idの値を設定する制御マップの一例を示す説明図である。
制御マップは、図示するように、バッテリ30の温度Tbがバッテリ温度しきい値に近づくにつれて励磁分電流idを大きくし、温度Tbがバッテリ温度しきい値から離れるにつれて励磁分電流idを小さくする設定となっている。
制御回路51は、この制御マップに基づいて、バッテリ30の温度Tbに応じた励磁分電流idとなるように駆動モータ35の駆動を制御する。制御マップは、例えば制御回路51が有する図示しないメモリなどに格納される。あるいはPCU13にメモリを設けて、該メモリに制御マップを格納する。
バッテリ30の温度Tbがバッテリ温度しきい値よりも大幅に低い場合、駆動モータ35の駆動効率を大幅に下げて、より発熱量を増加させることにより、バッテリ30の早期暖機を実現する。
また、バッテリ30の温度Tbがバッテリ温度しきい値に近い温度の場合には、温度Tbがバッテリ温度しきい値よりも大幅に低い場合よりも駆動モータ35の駆動効率を上げてバッテリ30を暖機することによって、駆動モータ35の効率を大幅に落とすことなく、バッテリ30を早期に暖機することができる。
以上により、バッテリ30を暖機させる新たなデバイスなどを不要としながら、バッテリ30を早期に暖機することができる。これによって、低温によるバッテリ30の回生充電の制限期間を短縮することができるので、バッテリの充電効率を向上させることができる。よって、EVあるいはPHVなどの車両の電費を向上させることができる。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
10 バッテリ暖機システム
11 バッテリユニット
12 車両コントローラ
13 駆動モータ
15 モータユニット
16 電動コンプレッサ
17 電動ウォータポンプ
18 電動ウォータポンプ
19 電動ウォータポンプ
20 電動ウォータポンプ
21 電動ウォータバルブ
22 ソレノイドバルブ
23 ソレノイドバルブ
24 ソレノイドバルブ
25 膨張弁
26 ラジエータユニット
27 ウォータジャケット
30 バッテリ
31 温度センサ
32 ブロアファン
33 エバポレータ
34 ヒータコア
35 駆動モータ
36 温度センサ
37 A/Cコンデンサ
38 ラジエータ
39 バッテリラジエータ
40 ラジエータファン
50 インバータ
51 制御回路
52 温度センサ

Claims (6)

  1. モータ制御信号に基づいて、駆動モータを駆動するモータ駆動信号を生成するインバータと、
    前記駆動モータの発生トルクを制御するトルク指令値に基づいて、前記モータ制御信号を出力する制御回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、前記インバータに電源を供給する二次バッテリを暖機する際に前記駆動モータの効率を低下させる電流増加モータ制御信号を前記インバータに出力する、モータ制御システム。
  2. 請求項1記載のモータ制御システムにおいて、
    前記制御回路が出力する前記電流増加モータ制御信号は、前記駆動モータのリラクタンストルクがマイナスとなる信号である、モータ制御システム。
  3. 請求項1または2記載のモータ制御システムにおいて、
    前記二次バッテリの温度を測定するバッテリ温度センサを有し、
    前記制御回路は、前記二次バッテリの温度が予め設定される下限バッテリ設定温度を下回った際に前記電流増加モータ制御信号を前記インバータに出力する、モータ制御システム。
  4. 請求項3記載のモータ制御システムにおいて、
    下限バッテリ設定温度は、前記二次バッテリが回生充電できる最低温度である、モータ制御システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータ制御システムにおいて、
    前記制御回路は、前記二次バッテリの温度が予め設定される上限バッテリ設定温度を上回った際に前記電流増加モータ制御信号の出力を停止する、モータ制御システム。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載のモータ制御システムにおいて、
    前記インバータの温度を測定するインバータ温度センサと、
    前記駆動モータの温度を測定するモータ温度センサと、
    を有し、
    前記制御部は、インバータ温度センサが測定する前記インバータの温度が予め設定される上限インバータ設定温度を超えた際または前記モータ温度センサが測定する前記駆動モータの温度が予め設定される上限モータ設定温度を超えた際、前記電流増加モータ制御信号の出力を停止する、モータ制御システム。
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