JP2020109337A - 輸送用冷凍機ユニット、及び保冷車両 - Google Patents

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Takashi Tanaka
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Abstract

【課題】本発明は、膨張弁として温度調整弁を用いる場合において、圧縮機の吐出温度の上昇を簡便な構成で抑制することの可能な輸送用冷凍機ユニット、及び保冷車両を提供することを目的とする。【解決手段】凝縮器33の出口と蒸発器45の入口とを接続する第2の配管37に設けられた温度調整弁48を備え、温度調整弁48は、蒸発器45の出口と圧縮機24の吸入口24Aとを接続する第3の配管39のうち、オイルセパレータ36の出口及び第3の配管39と接続された第4の配管41の他端と第3の配管39とが接続される接続位置よりも下流側で、かつ吐出口24Bよりも上流側に位置する部分を過熱度の検出点として、過熱度が所定範囲に収まるように開度が自動調整される。【選択図】図2

Description

本発明は、輸送用冷凍機ユニット、及び保冷車両に関する。
特許文献1には、冷凍循環装置の膨張弁として、電子式膨張弁を用いることが開示されている。膨張弁としては、上記電子式膨張弁の他に、感温筒及び機械式温度調整部を備えた温度調整弁が用いられている。
上記温度調整弁は、電子式膨張弁と比較して応答性が良いという特徴がある。
なお、輸送用冷凍機ユニットでは、小型で搭載性に優れたミスト潤滑式圧縮機とオイルセパレータとを組み合わせて使用することが一般的である。
また、輸送用冷凍機ユニットで使用する冷媒としては、地球温暖化係数の低い冷媒を用いることが好ましい。このような冷媒としては、例えば、R448A、R449A等がある。
特開2018−169060号公報
ところで、ミスト潤滑式圧縮機とオイルセパレータとを組み合わせた輸送用冷凍機ユニットでは、圧縮機の吸入口に分離した高温の油が戻されて、吸入冷媒温度が高くなるため、圧縮機の吐出口から吐出される冷媒の温度が高くなる傾向にある。
このため、ミスト潤滑式圧縮機とオイルセパレータとを組み合わせて使用する場合、圧縮機を冷却するための液バイパスや液インジェクション等の機構が必要となってしまう。
さらに、上述した地球温暖化係数の低い冷媒を用いる場合には、冷媒物性上、圧縮機から吐出される冷媒の温度が高くなるため、圧縮機を冷却するための液バイパスや液インジェクション等の機器が必要となってしまう。
そこで、本発明は、膨張弁として温度調整弁を用いる場合において、圧縮機の吐出温度の上昇を簡便な構成で抑制することの可能な輸送用冷凍機ユニット、及び保冷車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る輸送用冷凍機ユニットは、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機から供給された前記冷媒と室外空気とを熱交換させることで、前記冷媒を凝縮して液化させる凝縮器と、液化された前記冷媒を蒸発させるとともに、被冷却物を冷却する蒸発器と前記圧縮機の吐出口と前記凝縮器の入口とを接続する第1の配管と、前記第1の配管に設けられ、前記圧縮機から供給される前記冷媒に含まれる油と前記冷媒とを分離させるオイルセパレータと、前記凝縮器の出口と前記蒸発器の入口とを接続する第2の配管と、前記蒸発器の出口と前記圧縮機の吸入口とを接続する第3の配管と、一端が前記オイルセパレータの出口と接続され、他端が前記第3の配管と接続された第4の配管と、前記第2の配管に設けられた温度調整弁と、を備え、前記温度調整弁は、前記第3の配管のうち、前記第4の配管の他端と前記第3の配管とが接続される接続位置よりも下流側で、かつ前記吐出口よりも上流側に位置する部分を過熱度の検出点として、前記過熱度が所定範囲に収まるように開度が自動調整される。
本発明によれば、第3の配管のうち、第4の配管の他端と第3の配管とが接続される接続位置よりも下流側で、かつ吐出口よりも上流側に位置する検出部分を過熱度の検出点として、検出点の温度が所定範囲内となるように温度調整弁の開度を自動調整することで、過熱度の検出点と圧縮機との間に、気化された冷媒の温度を上昇させる機器が配置されていないため、圧縮機に吸入される冷媒の温度が高くなることを抑制可能となる。
これにより、圧縮機から吐出される冷媒の温度が高くなることを抑制可能となるので、圧縮機を冷却するための液バイパスや液インジェクション等の機器を設けることなく、膨張弁として温度調整弁を用いることの可能となる。したがって、膨張弁として温度調整弁を用いる場合において、圧縮機の吐出温度の上昇を簡便な構成で抑制することができる。
また、蒸発器の運転領域がモリエル線図の湿り蒸気域(気液2相領域)となるため、過熱蒸気域(ガス相領域)で蒸発器を稼働させる場合と比較して、蒸発器内のホールド油量が減少する。これにより、蒸発器から圧縮機に戻される油が増加するため、圧縮機の潤滑性を向上させることができる。
また、上記本発明の一態様に係る輸送用冷凍機ユニットにおいて、前記温度調整弁は、前記第2の配管に設けられた温度調整弁部と、前記検出点に設けられた感温筒と、を有し、前記温度調整弁部は、前記冷媒が流れる流路を区画する弁本体と、前記弁本体内に収容され、軸線が延びる方向である軸線方向に延びる弁棒と、前記弁本体内に収容され、前記弁棒の一方の端に固定されたダイアフラムと、前記弁本体内に収容され、前記弁棒の他方の端に固定され、前記軸線方向に前記ダイアフラムが進退することで前記流路を開閉させる弁体と、前記ダイアフラムの前記軸線方向の一方側に配置され、前記感温筒と接続されることで、前記感温筒内の冷媒と同じ圧力とされた第1の空間と、前記ダイアフラムの前記軸線方向の他方側に配置され、前記検出点に対応する前記第3の配管と同じ圧力とされた第2の空間と、前記第2の空間から前記第1の空間に向かう方向に働くばね圧を前記弁体に付与するスプリングと、を含み、前記第1の空間及び前記第2の空間は、前記弁本体内に区画されていてもよい。
このように、温度調整弁は、例えば、感温筒と、上述した流路、弁棒、ダイアフラム、弁部、第1の空間、第2の空間、及びスプリングを含む温度調整弁部と、で構成することが可能である。
また、上記本発明の一態様に係る輸送用冷凍機ユニットにおいて、前記スプリングの前記ばね圧は、前記過熱度が前記所定範囲内に収めるために、前記軸線方向における前記ダイアフラムの位置を維持可能な大きさに設定されていてもよい。
このように、過熱度が所定範囲内にあるときに、軸線方向におけるダイアフラムの位置を維持可能な大きさにスプリングのばね圧を設定することで、検出点の過熱度が所定範囲に収まるように制御することができる。
また、上記本発明の一態様に係る輸送用冷凍機ユニットにおいて、前記過熱度の前記所定範囲は、3℃以上7℃以下であってもよい。
このように、過熱度の前記所定範囲を3℃以上7℃以下とすることで、圧縮機の吸入口に導入される冷媒の温度が高くなることを抑制可能となる。これにより、簡便な構成で膨張弁として温度調整弁を用いることができる。
また、上記本発明の一態様に係る輸送用冷凍機ユニットにおいて、前記第4の配管に設けられたキャピラリーチューブを備えてもよい。
このように、第4の配管に設けられたキャピラリーチューブを備えることで、油と一緒に流れる高温の冷媒の移動が制限でき吸入口の冷媒温度を低減させることができる。
また、上記本発明の一態様に係る輸送用冷凍機ユニットにおいて、前記キャピラリーチューブに替えて、前記第4の配管に設けられた油戻し量調整部を有し、前記油戻し量調整部は、並列配置された複数のキャピラリーチューブと、前記複数のキャピラリーチューブの前段にそれぞれ設けられ、温度又は圧力に応じて、開閉する電磁弁と、を備えてもよい。
このように、並列配置された複数のキャピラリーチューブ、及び複数のキャピラリーチューブの前段にそれぞれ設けられ、温度又は圧力に応じて開閉する電磁弁を備えた油戻し量調整部を第4の配管に設けることで、冷凍能力の低下が抑制されるように、圧縮機に戻す油の量を調整することができる。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る保冷車両は、上記輸送用冷凍機ユニットと、貨物を収容するトレーラ本体を有するトレーラと、前記トレーラを牽引するとともに、走行用エンジンを有するトラクタと、を備え、前記圧縮機は、前記走行用エンジンと直結されており、前記走行用エンジンにより駆動される。
本発明によれば、走行用エンジンにより駆動される圧縮機のランダムな回転数の変化に対して温度調整弁部の開閉動作を追従させることができる。
本発明によれば、膨張弁として温度調整弁を用いる場合において、圧縮機の吐出温度の上昇を簡便な構成で抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る輸送用冷凍機ユニットを備えた保冷車両の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す輸送用冷凍機ユニットの断面図である。 図2に示す温度調整弁の構造を説明するための断面図である。 比較例の輸送用冷凍機ユニットの断面図である。 図4に示す比較例の輸送用冷凍機ユニットを用いた場合のモリエル線図を模式的に示す図である。 図2に示す第1の実施形態の輸送用冷凍機ユニットを用いた場合のモリエル線図を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る輸送用冷凍機ユニットの断面図である。 図7に示す油戻し量調整部を説明するための図である。
(第1の実施形態)
図1〜図3を参照して、第1の実施形態の輸送用冷凍機ユニット15を備えた保冷車両10について説明する。図1において、X方向は保冷車両10の長さ方向(進行方向)、Y方向はX方向に対して直交する保冷車両10の幅方向、Z方向はX方向及びY方向に対して直交する保冷車両10の高さ方向をそれぞれ示している。
図2において、aは第3の配管39のうち、吸入口24Aの直前に位置する部分、bは第1の配管34のうち、吐出口24Bの近傍に位置する部分、cは第2の配管37のうち、凝縮器33の出口の近傍に位置する部分、dは第2の配管37のうち、蒸発器45の入口の近傍に位置する部分をそれぞれ示している。
また、図2において、eは第3の配管39のうち、第1の接続管53と第3の配管39との接続位置よりも上流側に位置する部分、fは第3の配管39のうち、第1の接続管53と第3の配管39とが接続される位置(後述する過熱度検出点gに対応する部分)、gは第3の配管39のうち、fの下流でかつaの上流側に位置する部分であり、感温筒54が配置される部分(以下、第1の実施形態において、「過熱度検出点g」という)をそれぞれ示している。
図3において、Oは弁棒63の軸線(以下、「軸線O」という)、Oは位置調整ねじ74の軸線(以下、「軸線O」という)をそれぞれ示している。
図1〜図3において、同一構成部分には同一符号を付す。
保冷車両10は、トラクタ11と、トレーラ12と、輸送用冷凍機ユニット15と、を備える。
トラクタ11は、運転席であるキャブ17と、走行用エンジン18と、を有する。トラクタ11は、トレーラ12を牽引する。
トレーラ12は、トレーラ本体22を有する。トレーラ本体22は、箱型のコンテナである。トレーラ本体22は、X方向に延びており、内部には貨物(図示せず)を収容する空間Sが形成されている。
トレーラ本体22は、トラクタ11側に配置された前壁22Aと、前壁22Aの上端と接続された天壁22Bと、を有する。前壁22Aは、トレーラ本体22の外側に配置された前面22Aaを有する。
輸送用冷凍機ユニット15は、圧縮機24と、冷凍機ユニット本体25と、を有する。
圧縮機24は、トラクタ11に設けられている。圧縮機24は、走行用エンジン18と直結されており、走行用エンジン18により駆動される。
圧縮機24は、冷媒が導入される吸入口24Aと、圧縮した冷媒を吐出する吐出口24Bと、を有する。圧縮機24は、吸入口24Aを介して、冷凍機ユニット本体25から供給される冷媒を圧縮する。圧縮された冷媒(以下、「圧縮冷媒」という)は、吐出口24Bを介して、圧縮した冷媒を冷凍機ユニット本体25に供給する。
圧縮機24としては、例えば、小型で保冷車両10への搭載性に優れたミスト潤滑式圧縮機を用いることが可能である。
なお、上記冷媒としては、例えば、地球温暖化係数の低い冷媒(例えば、R448A、R449A等)を用いることが可能である。
冷凍機ユニット本体25は、箱体31と、凝縮器33と、第1の配管34と、室外熱交ファン35と、オイルセパレータ36と、第2の配管37と、第3の配管39と、第4の配管41と、キャピラリーチューブ43と、蒸発器45と、ファン46と、膨張弁である温度調整弁48と、を有する。
箱体31は、前壁22Aの前面22Aaの上部に設けられている。箱体31は、収容空間31Aと、外気取り込み口31Bと、を有する。
収容空間31Aは、箱体31の内側に区画された空間である。外気取り込み口31Bは、箱体31の前面側に形成されている。外気取り込み口31Bは、箱体31の外側の外気を収容空間31A内に取り込む。
凝縮器33(コンデンサ)は、箱体31内に収容されている。凝縮器33は、Xにおいて、外気取り込み口31Bと対向するように配置されている。
凝縮器33の入口は、第1の配管34を介して、圧縮機24の吐出口24Bと接続されている。凝縮器33は、圧縮機24から供給される圧縮冷媒と外気とを熱交換させることで、圧縮冷媒を冷却して液化させる。
第1の配管34は、第1の配管部34Aと、第2の配管部34Bと、を有する。
第1の配管部34Aは、一部が箱体31内に収容されており、残部が箱体31の外部に配置されている。第1の配管部34Aは、一端が吐出口24Bを接続されており、他端がオイルセパレータ36と接続されている。第1の配管部34Aは、圧縮機24で圧縮され、油を含んだ圧縮冷媒をオイルセパレータ36に供給する。
第2の配管部34Bは、箱体31内に収容されている。第2の配管部34Bは、一端がオイルセパレータ36の上端と接続されており、他端が凝縮器33の入口と接続されている。第2の配管部34Bは、オイルセパレータ36を経由した圧縮冷媒を凝縮器33に供給する。
室外熱交ファン35は、箱体31内に収容されている。室外熱交ファン35は、収容空間31A内に箱体31の外部の空気(凝縮器33での熱交換で使用する室外空気)を取り込む。
オイルセパレータ36は、箱体31内に収容されている。オイルセパレータ36は、圧縮冷媒と圧縮冷媒に含まれる油とを分離させる。これにより、オイルセパレータ36の底部には、油が溜まり、オイルセパレータ36の上部には、圧縮冷媒が溜まる。
第2の配管37は、箱体31内に収容されている。第2の配管37は、一端が凝縮器33の出口と接続され、他端が蒸発器45の入口と接続されている。第2の配管37は、液化した冷媒を蒸発器45に供給する。
第3の配管39は、一部が箱体31内に収容されており、残部が箱体31の外部に配置されている。第3の配管39は、一端が蒸発器45の出口と接続されており、他端が圧縮機24の吸入口24Aと接続されている。
第4の配管41は、箱体31内に収容されている。第4の配管41は、第1の配管部41Aと、第2の配管部41Bと、を有する。第1の配管部41Aは、一端がオイルセパレータ36の下端と接続されており、他端がキャピラリーチューブ43の入口43Aと接続されている。第1の配管部41Aは、オイルセパレータ36の底部に溜まった高温の油をキャピラリーチューブ43に供給する。
第2の配管部41Bは、一端がキャピラリーチューブ43の出口43Bと接続されており、他端が第3の配管39と接続されている。第2の配管部41Bは、第3の配管39を介して、キャピラリーチューブ43を経由した油を圧縮機24に戻す。
キャピラリーチューブ43は、箱体31内に収容されている。キャピラリーチューブ43は、第4の配管41に設けられている。キャピラリーチューブ43は、オイルセパレータ36の底部から導出された油と一緒に流れる高温の冷媒の移動を低減させる。
蒸発器45は、箱体31内に収容されている。蒸発器45は、第2の配管37と第3の配管39との間に設けられている。蒸発器45には、第2の配管37及び温度調整弁48を介して、液化された冷媒が供給される。蒸発器45は、液化された冷媒を蒸発させるとともに、トレーラ本体22内の空気(被冷却物)を冷却する。つまり、蒸発器45は、液化された冷媒とトレーラ本体22内の空気とを熱交換させることで、トレーラ本体22内の空気を冷却する。
ファン46は、箱体31内に収容されている。ファン46は、蒸発器45により冷却された空気をトレーラ本体22内(空間S)に供給することで、トレーラ本体22内を冷却する。
温度調整弁48は、機械式の温度調整弁部51と、第1の接続管53と、感温筒54と、第2の接続管56と、を有する。
温度調整弁部51は、第2の配管37に設けられている。温度調整弁部51は、弁本体61と、弁棒63と、ダイアフラム64と、弁体66と、スプリング68と、スプリング固定部材70と、位置調整ねじ74と、を有する。
弁本体61は、Z方向に延びており、流路71と、第1の空間72と、第2の空間73と、収容空間75と、弁座76と、を有する。
流路71は、弁本体61内に形成されている。流路71は、Z方向において弁本体61の中間部に形成されている。流路71は、軸線Oに対して交差する方向に延びている。流路71は、入口71Aと、出口71Bと、開口部71Cと、を有する。
入口71Aは、第2の配管37の一方側を介して、凝縮器33の出口と接続されている。出口71Bは、第2の配管37の他方側を介して、蒸発器45の入口と接続されている。
開口部71Cは、流路71の途中に形成されている。開口部71Cは、Z方向に開口している。
第1の空間72は、弁本体61内に形成されている。第1の空間72は、軸線O方向の一方側(Z方向一方側)に位置する弁本体61の端部に配置されている。第1の空間72は、流路71、第2の空間73、及び収容空間75とは分離されている。
第1の空間72は、第2の接続管56を介して、感温筒54と接続されている。第1の空間72は、第2の接続管56及び感温筒54内を充填する冷媒と同じ種類の冷媒(若しくは温度に対する飽和圧力特性を似せた流体)が充填されている。これにより、第1の空間72の圧力(以下、「圧力P」という)は、感温筒54内の圧力と等しい。
第2の空間73は、Z方向において第1の空間72と対向するように、弁本体61内に形成されている。第2の空間73は、第1の接続管53を介して、第3の配管39と接続されている。これにより、第2の空間73の圧力(以下、「圧力P」という)は、第3の配管39内の圧力と等しい。
収容空間75は、弁本体61内に形成されている。収容空間75は、軸線O方向の他方側(Z方向他方側)に位置する弁本体61の端部と流路71との間に配置されている。収容空間75は、Z方向に延びており、流路71と連通している。
弁座76は、開口部71Cを囲むように配置されている。
弁棒63は、Z方向に延びた状態で弁本体61内に収容されている。弁棒63は、Z方向に進退可能な構成とされている。弁棒63は、軸線O方向の一方側が第2の空間73に配置されており、軸線O方向の他方側が流路71に配置されている。
ダイアフラム64は、Z方向において第1の空間72と第2の空間73とを分離するように、弁本体61内に収容されている。ダイアフラム64は、軸線O方向の一方側に位置する弁棒63の一方の端63Aに固定されている。
ダイアフラム64は、Z方向に移動可能な構成とされている。ダイアフラム64がZ方向に進退することで、ダイアフラム64に固定された弁棒63は、ダイアフラム64とともにZ方向に進退する。
弁体66は、弁棒63の他方の端63Bに固定されている。弁体66は、弁座76の軸線O方向の他方側に位置する流路71に配置されている。弁体66は、Z方向において開口部71Cと対向している。弁体66は、弁座76に当接可能な大きさ及び形状とされている。弁体66は、軸線O方向の他方側に配置されたスプリング取付け面66aを有する。
温度調整弁部51は、図3に示す状態からダイアフラム64とともに弁体66が軸線O方向の一方側に移動して、弁体66が弁座76に当接されることで閉じられる。
一方、図3に示すように、ダイアフラム64とともに弁体66が軸線O方向の他方側に移動して、弁座76から弁体66が離れることで、温度調整弁部51は、開かれる。
スプリング68は、伸縮方向がZ方向となるように、収容空間75に配置されている。スプリング68は、軸線O方向の一方側の端部がスプリング取付け面66aに固定されており、軸線O方向の他方側の端部がスプリング固定部材70に固定されている。
スプリング68は、第2の空間73から第1の空間72に向かう方向に働くばね圧(以下、「ばね圧P」という)を付与する。
ダイアフラム64は、圧力Pが圧力Pとばね圧Pの合計の圧力よりも大きいときに弁体66を開く方向に移動する。
ダイアフラム64は、圧力Pが圧力Pとばね圧Pの合計の圧力よりも小さいときに弁体66を閉じる方向に移動する。
そして、圧力Pと、圧力Pとばね圧Pの合計の圧力と、が等しい場合には、ダイアフラム64及び弁体66は動かない。
したがって、スプリング68のばね圧Pは、例えば、過熱度検出点gの過熱度が所定範囲内に収めるために、Z方向におけるダイアフラム64及び弁体66の位置を維持する大きさに設定するとよい。
このように、例えば、過熱度検出点gの過熱度が所定範囲内にあるときに、Z方向におけるダイアフラム64及び弁体66の位置を維持可能な大きさとなるように、スプリング68のばね圧Pを設定することで、過熱度検出点gの過熱度が所定範囲に収まるように制御することができる。
過熱度の所定範囲は、例えば、3℃以上7℃以下とすることが好ましい。このような構成とすることで、圧縮機24の吸入口24Aに導入される冷媒の温度が高くなることを抑制することが可能となるので、簡便な構成で膨張弁として温度調整弁48を用いることができる。
スプリング固定部材70は、弁本体61内に区画された収容空間75に配置されている。スプリング固定部材70は、弁体66のスプリング取付け面66aからZ方向に離れた状態で、スプリング取付け面66aと対向している。
スプリング取付け面66aと対向するスプリング固定部材70の面には、スプリング68の軸線O方向の他方側の端部が固定されている。
位置調整ねじ74は、軸線O方向(Z方向)に延びた状態で、弁本体61の軸線O方向の他方側の端部に支持されている。軸線O方向は、軸線O方向と一致する方向である。
位置調整ねじ74のうち、軸線O方向の一方側に位置する部分は、スプリング固定部材70を支持している。位置調整ねじ74は、Z方向におけるスプリング固定部材70の位置を調整するためのねじである。
このような構成とされた位置調整ねじ74を用いて、スプリング固定部材70のZ方向の位置を調整することで、ばね圧Pを所望の値に調整することができる。
第1の接続管53は、一端が第3の配管39のうち、eとgとの間に位置するf(過熱度検出点gよりも上流側に位置する第3の配管39)と接続されており、他端が第2の空間73と接続されている。これにより、第2の空間73の圧力Pは、第3の配管39のfの圧力と等しくなる。
感温筒54は、第3の配管39のうち、過熱度検出位置gに設けられている。感温筒54は、内部に冷媒が充填されている。感温筒54内の冷媒は、第3の配管39の温度の影響を受ける。
第2の接続管56は、一端が感温筒54と接続され、他端が第1の空間72と接続されている。第2の接続管56及び第1の空間72には、感温筒54内に充填された冷媒と同じ種類の冷媒(若しくは温度に対する飽和圧力特性を似せた流体)が充填されている。
以上、第1の実施形態の輸送用冷凍機ユニット15の構成について説明したが、ここで、図4を参照して、比較例の輸送用冷凍機ユニット85の構成について説明する。図4において、図2に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
比較例の輸送用冷凍機ユニット85は、第1の実施形態の輸送用冷凍機ユニット15を構成する冷凍機ユニット本体25に替えて、冷凍機ユニット本体87を有すること以外は、冷凍機ユニット本体25と同様に構成されている。
冷凍機ユニット本体87は、第1の接続管53の一端が接続される位置、及び感温筒54を設ける位置を冷凍機ユニット本体25とは異なる位置にしたこと以外は、冷凍機ユニット本体25と同様に構成されている。なお、比較例では、eを「過熱度検出点e」という場合がある。
冷凍機ユニット本体87では、第1の接続管53の一端がeよりも上流側に位置する第3の配管39と接続されている。
また、冷凍機ユニット本体87において、感温筒54は、第3の配管39のうち、第2の配管部41Bが接続される位置よりも上流側に位置するeに設けられている。したがって、比較例では、eを過熱度検出点としている。
ここで、図5を参照して、比較例の輸送用冷凍機ユニット85のモリエル線図について説明する。図5に示すa〜e,gは、図4に示すa〜e,gに対応している。図5において、Aは飽和液線(以下、「飽和液線A」という)、Bは飽和蒸気線(以下、「飽和蒸気線B」という)、C.Pは臨界点(以下、「臨界点C.P」という)、Dは制御すべき過熱度の所定範囲(以下、「所定範囲D」という)をそれぞれ示している。
輸送用冷凍機ユニット85の場合、過熱度検出点eの過熱度が所定範囲D(例:3℃以上7℃以下)となるように、温度調整弁部51の開閉状態を制御している。そして、e,a,gは、飽和蒸気線Bの外側に位置するため、e,a,gを通過する冷媒は、ガス化された冷媒のみとなる。
また、a,gを通過する冷媒の温度は、その上流にオイルセパレータ36で分離された高温の油が合流しているため、eを通過する冷媒の温度よりも高くなる。そして、圧縮機24の吐出口24Bから吐出される冷媒の温度(つまり、bを通過する冷媒の温度)は、圧縮されることでa,gを通過する冷媒の温度よりも更に高く、高温となる。
ここで、図5及び図6を参照して、第1の実施形態の輸送用冷凍機ユニット15のモリエル線図、及び本願の効果について説明する。図6において、Eは制御すべき過熱度の所定範囲(以下、「所定範囲E」という)を示している。図6において、図5に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
輸送用冷凍機ユニット15では、感温筒54を第3の配管39のfに設け、過熱度検出点gにおける過熱度が所定範囲E(例:3℃以上7℃以下)となるように、温度調整弁48の開閉制御を行う。
これにより、輸送用冷凍機ユニット15のa,f,gを通過する冷媒の温度は、輸送用冷凍機ユニット85のaを通過する冷媒の温度よりも低くなるので、輸送用冷凍機ユニット15のbを通過する冷媒の温度を輸送用冷凍機ユニット85のbを通過する冷媒の温度よりも低くすることが可能となる。つまり、圧縮機24の吸入口24Aに供給される冷媒の温度を低くして、吐出口24Bから吐出される冷媒の温度を低くすることが可能となる。
これは、過熱度検出点をオイルセパレータ36で分離された高温の油の合流点よりも上流側に位置するeから下流側に位置するgに移し、圧縮機24の吸入口24Aでの過熱度を下げたことによる効果である。
したがって、圧縮機24を冷却するための液バイパスや液インジェクション等の機器を別途設けることなく、膨張弁として温度調整弁48を用いることの可能となるので、簡便な構成で膨張弁として温度調整弁48を用いることができる。
また、蒸発器45の運転領域がモリエル線図の湿り蒸気域(気液2相領域)となるため、蒸発器45の管内に付着し滞留する油(ホールド油量)の量が過熱蒸気域(ガス相領域)で蒸発器45を稼働させる場合と比較して、減少する。これにより、蒸発器45から圧縮機24に戻される油が増加するため、圧縮機24の潤滑性を向上させることができる。
第1の実施形態の輸送用冷凍機ユニット15によれば、第3の配管39のうち、第4の配管41の他端と第3の配管39とが接続される接続位置よりも下流側で、かつ圧縮機24の吐出口24Bよりも上流側に位置する部分を過熱度検出点gとして、過熱度検出点gの温度が所定範囲内となるように温度調整弁48の開度を自動調整することで、圧縮機24から吐出される冷媒の温度を低くすることが可能となるので、圧縮機24を冷却するための液バイパスや液インジェクション等の機器を設ける必要がなくなる。
したがって、膨張弁として温度調整弁48を用いる場合において、圧縮機24の吐出温度の上昇を簡便な構成で抑制することができる。
また、蒸発器45の運転領域がモリエル線図の湿り蒸気域(気液2相領域)となるため、過熱蒸気域(ガス相領域)で蒸発器45を稼働させる場合と比較して、蒸発器45内のホールド油量が減少する。これにより、蒸発器45から圧縮機24に戻される油が増加するため、圧縮機24の潤滑性を向上させることができる。
上記構成とされた輸送用冷凍機ユニット15を備える保冷車両10は、走行用エンジン18により駆動される圧縮機24のランダムな回転数の変化に対して温度調整弁48の開閉動作を追従させることができる。
(第2の実施形態)
図7及び図8を参照して、本発明の第2の実施形態に係る輸送用冷凍機ユニット90について説明する。図7において、図2に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。図7及び図8において、同一構成部分には、同一符号を付す。
輸送用冷凍機ユニット90は、第1の実施形態の輸送用冷凍機ユニット15を構成する冷凍機ユニット本体25に替えて、冷凍機ユニット本体91を有すること以外は、輸送用冷凍機ユニット15と同様に構成されている。
冷凍機ユニット本体91は、冷凍機ユニット本体25を構成するキャピラリーチューブ43に替えて、油戻し量調整部93を有すること以外は、冷凍機ユニット本体25と同様に構成されている。
油戻し量調整部93は、配管95,96と、キャピラリーチューブ98,99と、電磁弁101,102と、制御部105と、を有する。
配管95,96は、一端が第1の配管部41Aの他端と接続されており、他端が第2の配管部41Bの一端と接続されている。配管95,96は、並列に配置されている。
キャピラリーチューブ98は、配管95に設けられている。キャピラリーチューブ98は、内径の小さいチューブである。
キャピラリーチューブ99は、配管96に設けられている。キャピラリーチューブ99は、キャピラリーチューブ98よりも内径の大きいチューブである。キャピラリーチューブ98,99は、並列に配置されている。
電磁弁101は、キャピラリーチューブ98の上流側に位置する配管95の途中に設けられている。電磁弁101は、制御部105と電気的に接続されており、制御部105により開閉動作が制御される。
電磁弁102は、キャピラリーチューブ99の上流側に位置する配管96の途中に設けられている。電磁弁102は、制御部105と電気的に接続されており、制御部105により開閉動作が制御される。
制御部105は、温度または圧力に応じて、電磁弁101,102の開閉動作を制御する。上記温度としては、圧縮機24から吐出される冷媒の圧力やこれに対応する温度等を用いることが可能である。また、上記圧力としては、例えば、圧縮機24から吐出される冷媒の圧力から圧縮機24に吸込される冷媒の圧力を引いた圧力差を用いることが可能である。
第2の実施形態の輸送用冷凍機ユニット90によれば、上記構成とされた油戻し量調整部93を設け、温度または圧力に応じて、電磁弁101,102の開閉状態を制御することで、圧縮機24に戻す油の流量を3段階で制御することが可能となる。これにより、輸送用冷凍機ユニット90の冷凍能力の低下が抑制されるように、圧縮機24に戻す油の量を調整することができる。
なお、第2の実施形態では、一例として、キャピラリーチューブ98,99(2つのキャピラリーチューブ)の内径が異なる場合を例に挙げて説明したが、例えば、2つのキャピラリーチューブの内径を同じ大きさにしてもよい。
また、第2の実施形態では、一例として、キャピラリーチューブ及び電磁弁からなるユニットを2つ設けた場合を例に挙げて説明したが、上記ユニットの数は、2つ以上(複数)であればよく、2つに限定されない。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、本発明は、上記実施形態において、輸送用冷凍機ユニット15が搭載された保冷車両10を例に挙げて説明したが、例えば、荷台と走行用エンジンとを有するキャビンが一体とされたトラックに適用してもよい。
10…保冷車両
11…トラクタ
12…トレーラ
15,90…輸送用冷凍機ユニット
17…キャブ
18…走行用エンジン
22…トレーラ本体
22A…前壁
22Aa…前面
22B…天壁
24…圧縮機
24A…吸入口
24B…吐出口
25,91…冷凍機ユニット本体
31…箱体
31A…収容空間
31B…外気取り込み口
33…凝縮器
34…第1の配管
34A,41A…第1の配管部
34B,41B…第2の配管部
35…室外熱交ファン
36…オイルセパレータ
37…第2の配管
39…第3の配管
41…第4の配管
43,98,99…キャピラリーチューブ
43A,71A…入口
43B,71B…出口
45…蒸発器
46…ファン
48…温度調整弁
51…温度調整弁部
53…第1の接続管
54…感温筒
56…第2の接続管
61…弁本体
63…弁棒
63A…一方の端
63B…他方の端
64…ダイアフラム
66…弁体
66a…スプリング取付け面
68…スプリング
70…スプリング固定部材
71…流路
71C…開口部
72…第1の空間
73…第2の空間
74…位置調整ねじ
75…収容空間
76…弁座
93…油戻し量調整部
95,96…配管
98,99…キャピラリーチューブ
101,102…電磁弁
105…制御部
A…飽和液線
B…飽和蒸気線
C.P…臨界点
D,E…所定範囲
,O…軸線
S…空間

Claims (7)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機から供給された前記冷媒と室外空気とを熱交換させることで、前記冷媒を凝縮して液化させる凝縮器と、
    液化された前記冷媒を蒸発させるとともに、被冷却物を冷却する蒸発器と
    前記圧縮機の吐出口と前記凝縮器の入口とを接続する第1の配管と、
    前記第1の配管に設けられ、前記圧縮機から供給される前記冷媒に含まれる油と前記冷媒とを分離させるオイルセパレータと、
    前記凝縮器の出口と前記蒸発器の入口とを接続する第2の配管と、
    前記蒸発器の出口と前記圧縮機の吸入口とを接続する第3の配管と、
    一端が前記オイルセパレータの出口と接続され、他端が前記第3の配管と接続された第4の配管と、
    前記第2の配管に設けられた温度調整弁と、
    を備え、
    前記温度調整弁は、前記第3の配管のうち、前記第4の配管の他端と前記第3の配管とが接続される接続位置よりも下流側で、かつ前記吐出口よりも上流側に位置する部分を過熱度の検出点として、前記過熱度が所定範囲に収まるように開度が自動調整される輸送用冷凍機ユニット。
  2. 前記温度調整弁は、前記第2の配管に設けられた温度調整弁部と、前記検出点に設けられた感温筒と、を有し、
    前記温度調整弁部は、前記冷媒が流れる流路を区画する弁本体と、前記弁本体内に収容され、軸線が延びる方向である軸線方向に延びる弁棒と、前記弁本体内に収容され、前記弁棒の一方の端に固定されたダイアフラムと、前記弁本体内に収容され、前記弁棒の他方の端に固定され、前記軸線方向に前記ダイアフラムが進退することで前記流路を開閉させる弁体と、前記ダイアフラムの前記軸線方向の一方側に配置され、前記感温筒と接続されることで、前記感温筒内の冷媒と同じ圧力とされた第1の空間と、前記ダイアフラムの前記軸線方向の他方側に配置され、前記検出点に対応する前記第3の配管と同じ圧力とされた第2の空間と、前記第2の空間から前記第1の空間に向かう方向に働くばね圧を前記弁体に付与するスプリングと、を含み、
    前記第1の空間及び前記第2の空間は、前記弁本体内に区画されている請求項1記載の輸送用冷凍機ユニット。
  3. 前記スプリングの前記ばね圧は、前記過熱度が前記所定範囲内に収めるために、前記軸線方向における前記ダイアフラムの位置を維持可能な大きさに設定されている請求項2記載の輸送用冷凍機ユニット。
  4. 前記過熱度の前記所定範囲は、3℃以上7℃以下である請求項1から3のうち、いずれか一項記載の輸送用冷凍機ユニット。
  5. 前記第4の配管に設けられたキャピラリーチューブを備える請求項1から請求項4のうち、いずれか一項記載の輸送用冷凍機ユニット。
  6. 前記キャピラリーチューブに替えて、前記第4の配管に設けられた油戻し量調整部を有し、
    前記油戻し量調整部は、並列配置された複数のキャピラリーチューブと、前記複数のキャピラリーチューブの前段にそれぞれ設けられ、温度又は圧力に応じて、開閉する電磁弁と、
    を備える請求項5記載の輸送用冷凍機ユニット。
  7. 請求項1から6のうち、いずれか一項記載の輸送用冷凍機ユニットと、
    貨物を収容するトレーラ本体を有するトレーラと、
    前記トレーラを牽引するとともに、走行用エンジンを有するトラクタと、
    を備え、
    前記圧縮機は、前記走行用エンジンと直結されており、前記走行用エンジンにより駆動される保冷車両。
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