JP2020108252A - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力モードにおいて、安価に出力電圧の電圧精度を向上させること。【解決手段】交流電圧を変換して、24V、又は5.2Vを出力するAC/DCコンバータ200と、AC/DCコンバータ200から出力された直流電圧が入力され、5.2Vを出力する動作をDC/DCコンバータ起動信号301により起動、又は停止するDC/DCコンバータ300と、DC/DCコンバータ300に並列に接続され、AC/DCコンバータ200から出力された直流電圧が入力され、5.2Vを出力する動作をレギュレータ起動信号401により起動、又は停止するレギュレータ400と、を備え、レギュレータ400は、FET385を有し、FET385により出力電圧を5.2Vに維持し、レギュレータ起動信号401は、FET385の消費電力がFET385の許容電力を超えないタイミングでレギュレータ400に入力される。【選択図】図2

Description

本発明は、電源装置及び電源装置を備える画像形成装置に関し、特に低消費電力モードにおける出力電圧の電圧精度向上に関する。
プリンタなどの画像形成装置が備える電源装置では、スリープ状態の消費電力を低減するために、例えば、特許文献1では次のような電源装置が提案されている。同期整流方式の降圧型DC/DCコンバータへの入力電圧を下げ、ハイサイドFETのオンデューティを100%に設定し入力電圧をそのまま出力することで、低消費電力モードでのDC/DCコンバータのスイッチング損失を低減する電源装置が提案されている。
特開2010−142071号公報
しかしながら、降圧型DC/DCコンバータの入力電圧を下げ、ハイサイドFETのオンデューティを100%にした場合でも、ハイサイドFETにPチャンネルのFETを使用した場合には、次のようなことが懸念される。すなわち、FETのオン抵抗やコイルの抵抗成分によって出力電圧が低下してしまい、目標電圧に対する出力電圧の電圧精度が低下してしまうおそれがある。また、降圧型DC/DCコンバータにおいて、効率を向上させるため、PチャンネルFETよりオン抵抗が小さいNチャンネルFETをハイサイドFETとして用いる場合には、次のような制約がある。すなわち、ハイサイドFETのオンデューティを100%にするためには、降圧型DC/DCコンバータの入力電圧より高い電圧でハイサイドFETを駆動する必要がある。そのためには、降圧型DC/DCコンバータの入力電圧より高い電圧を生成する別の電源回路がなければ、ハイサイドFETをオンデューティ100%でONすることができない。このため、入力電圧が出力電圧の目標電圧に近く、かつ別の電源回路が設けられていない場合には、出力電圧が低下して目標とする出力電圧が得られず、目標電圧に対する出力電圧の電圧精度が低下してしまうおそれがある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、低消費電力モードにおいて、安価に出力電圧の電圧精度を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
(1)交流電圧を直流電圧に変換する電源装置であって、交流電圧を変換して、第一の直流電圧、又は前記第一の直流電圧よりも低い第二の直流電圧を出力する第一の電源部と、前記第一の電源部から出力された直流電圧が入力され、前記第二の直流電圧を出力する動作を第一の起動信号により起動、又は停止する第二の電源部と、前記第二の電源部に並列に接続され、前記第一の電源部から出力された直流電圧が入力され、前記第二の直流電圧を出力する動作を第二の起動信号により起動、又は停止する第三の電源部と、を備え、前記第二の電源部は、前記第二の直流電圧よりも高い直流電圧を前記第二の直流電圧に変換する電源部であり、前記第三の電源部は、スイッチ素子を有し、前記スイッチ素子により出力電圧を前記第二の直流電圧に維持するレギュレータであり、前記第二の起動信号は、前記スイッチ素子の消費電力が前記スイッチ素子の許容電力を超えないタイミングで前記第三の電源部に入力されることを特徴とする電源装置。
(2)記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記(1)に記載の電源装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
(3)記録材に画像形成を行う画像形成手段と、交流電圧を直流電圧に変換する電源装置と、を備える画像形成装置であって、前記電源装置は、交流電圧を変換して、第一の直流電圧、又は前記第一の直流電圧よりも低い第二の直流電圧を出力する第一の電源部と、前記第一の電源部から出力された直流電圧が入力され、前記第二の直流電圧を出力する動作を第一の起動信号により起動、又は停止する第二の電源部と、前記第二の電源部に並列に接続され、前記第一の電源部から出力された直流電圧が入力され、前記第二の直流電圧を出力する動作を第二の起動信号により起動、又は停止する第三の電源部と、を備え、前記第二の電源部は、前記第二の直流電圧よりも高い直流電圧を前記第二の直流電圧に変換する電源部であり、前記第三の電源部は、スイッチ素子を有し、前記スイッチ素子により出力電圧を前記第二の直流電圧に維持するレギュレータであり、前記第二の起動信号は、前記スイッチ素子の消費電力が前記スイッチ素子の許容電力を超えないタイミングで前記第三の電源部に入力されることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、低消費電力モードにおいて、安価に出力電圧の電圧精度を向上させることができる。
実施例1〜3のレーザビームプリンタの構成を示す概略断面図 実施例1の電源装置の構成を示すブロック図 実施例1の第1の電源部の構成を示す回路図 実施例1の第2の電源部及び第3の電源部の構成を示す回路図 実施例1の電源装置の動作を説明するタイミングチャート 実施例2の電源装置の構成を示すブロック図 実施例2の第2の電源部、第3の電源部、及び電源制御部の構成を示す回路図 実施例2の電源装置の動作を説明するタイミングチャート 実施例3の電源装置の動作を説明するタイミングチャート
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[レーザビームプリンタの説明]
図1は、実施例1の電源装置が適用される画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタ100(以下、プリンタ100という)の構成を示す概略構成図である。プリンタ100は、静電潜像が形成される像担持体としての感光ドラム101、感光ドラム101の表面を一様の電位に帯電する帯電部102、感光ドラム101上に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部103を備えている。プリンタ100は、感光ドラム101上に形成されたトナー像を転写部105でカセット104から供給された記録材であるシート(不図示)に転写し、シートに転写されたトナー像を定着器106でシートに定着させた後、シートをトレイ107に排出する。このようにシートに画像形成を行う感光ドラム101、帯電部102、現像部103、転写部105が、画像形成部(画像形成手段)を構成している。また、プリンタ100は、電源装置108を備え、電源装置108は、モータ等の駆動部と制御部800へ電力を供給している。制御部800(制御手段)はCPU(不図示)を有しており、CPUは画像形成部による画像形成動作やシートの搬送動作等を制御する。CPUの要求電圧精度から、本実施例の電圧精度の規格は、5V±5%(最小電圧Vmin=4.75〜最大電圧Vmax=5.25V)とする。プリンタ100は、プリント動作が終了し所定時間が経過すると、プリント動作をすぐに実行可能なスタンバイ状態に遷移する。更に、プリンタ100は、スタンバイ状態に遷移し、スタンバイ状態が所定時間継続した後、待機時の消費電力を低減させるため、低消費電力モードであるスリープ状態に遷移する。このように、プリンタ100は、スリープ状態、スタンバイ状態、プリント状態の3つの状態を有し、制御部800は、プリンタ100をそれぞれの状態に遷移させる。
[電源装置の説明]
図2は、交流電圧を直流電圧に変換する電源装置108の構成の一例を示すブロック図である。電源装置108は、第1の電源部であるAC/DCコンバータ200、第2の電源部であるDC/DCコンバータ300、第3の電源部であるレギュレータ400、制御部500、ロードSW(ロードスイッチ)600を有している。電源装置108において、商用交流電源110から入力された交流電圧は、AC/DCコンバータ200に入力され、AC/DCコンバータ200によって降圧された直流の出力電圧218が生成され、出力される。出力電圧218は、DC/DCコンバータ300に入力され、DC/DCコンバータ300によって降圧された直流の出力電圧318が生成され、出力される。レギュレータ400は、DC/DCコンバータ300の入力端と出力端との間に並列に接続されている。制御部500(第一の制御部)は、AC/DCコンバータ200、DC/DCコンバータ300、ロードSW600に制御信号を出力することにより、AC/DCコンバータ200、DC/DCコンバータ300、ロードSW600を制御する。AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201は、制御部500からAC/DCコンバータ200に出力され、AC/DCコンバータ200が出力する出力電圧218の目標電圧の切替えを行う。DC/DCコンバータ起動信号301(第一の起動信号)は、DC/DCコンバータ300に入力されており、DC/DCコンバータ300の動作又は動作停止を制御する。レギュレータ起動信号401(第二の起動信号)は、レギュレータ400に入力されており、レギュレータ400の動作又は動作停止を制御する。ロードSW制御信号601は、制御部500からロードSW600に出力され、出力電圧518の出力を制御する。また、制御部500には、DC/DCコンバータ300で生成された出力電圧318が供給される。ロードSW600には、DC/DCコンバータ300から出力電圧318が入力される。また、ロードSW600には、制御部500からロードSW制御信号601が入力され、ロードSW制御信号601に応じて、ロードSW600のスイッチ素子はオン状態又はオフ状態に設定される。これにより、DC/DCコンバータ300から入力された出力電圧318を接続されている負荷に出力する、又は出力を遮断することにより、出力電圧518の出力を制御する。
[AC/DCコンバータ200の構成]
図3は、AC/DCコンバータ200の構成の一例を示す回路図である。まず、AC/DCコンバータ200の回路構成について説明する。図3において、商用交流電源110から入力された交流電圧は、回路保護用の電流ヒューズ203と整流ダイオードブリッジ204を介して全波整流され、一次平滑コンデンサ205(以下、平滑コンデンサ205という)により平滑され、直流電圧となる。そして、平滑コンデンサ205に充電された直流電圧は、起動抵抗206を介し、AC/DCコンバータ200を制御する電源IC209のST端子に供給され、供給された電圧が電源IC209の起動電圧に達すると、電源IC209が起動される。電源IC209は、スイッチング素子である電界効果トランジスタ(以下、FETという)207のスイッチング制御を行う。電源IC209は起動されると、DRV端子から抵抗210を介してFET207のゲート端子に駆動パルスを出力する。駆動パルスのハイ(High)レベルの期間では、FET207が導通状態(オン状態ともいう)になり、トランス208の一次巻線Npの両端に平滑コンデンサ205の直流電圧が印加される。このとき、トランス208の二次巻線Ns側にも電圧が誘起されるが、ダイオード216のアノード端子側を負とする電圧であるため、ダイオード216は導通状態とならず、トランス208の二次側にエネルギーは伝達されない。同様に、トランス208の補助巻線Nb側にも電圧が誘起されるが、ダイオード211のアノード端子側を負とする電圧であるため、ダイオード211は導通状態とはならず、補助巻線Nbにもエネルギーは伝達されない。したがって、トランス208の一次巻線Npを流れる電流はトランス208の励磁電流だけで、トランス208には励磁電流の二乗に比例したエネルギーが蓄積される。なお、励磁電流は、時間に比例して増大する。
次に、電源IC209のDRV端子からロー(Low)レベルの駆動パルスが出力されると、駆動パルスのローレベルの期間では、FET207は、導通状態から非導通状態となる。FET207が非導通状態になると、トランス208の二次巻線Ns、補助巻線Nbには、FET207が導通時のときとは逆極性の電圧が誘起される。その結果、トランス208の二次巻線Nsには、ダイオード216のアノード端子側を正とする電圧が誘起され、ダイオード216が導通状態となる。そして、トランス208に蓄積されたエネルギーにより誘起された電圧が、ダイオード216と平滑コンデンサ217により構成される整流平滑回路により整流、平滑され、直流電圧として出力電圧218が生成される。一方、補助巻線Nbには、ダイオード211のアノード端子側を正とする電圧が誘起され、ダイオード211が導通状態となる。そして、補助巻線Nbに誘起された電圧は、ダイオード211を介してコンデンサ213に充電され、コンデンサ213に充電された直流電圧は、電源IC209のVCC端子に供給される。
[AC/DCコンバータ200の出力電圧の制御]
次に、出力電圧218の電圧制御について説明する。AC/DCコンバータ200では、出力電圧218の電圧制御は次のように行われる。まず、トランス208の二次側に生成された出力電圧218は、レギュレーション抵抗223、抵抗224、抵抗226の直列接続された抵抗で分圧され、シャントレギュレータ225のREF端子に入力される。そして、シャントレギュレータ225では、REF端子に入力された電圧レベルに応じたフィードバック信号がK端子(カソード端子)から出力される。シャントレギュレータ225のK端子は、フォトカプラ215のLED(発光ダイオード)と接続されている。シャントレギュレータ225のK端子から出力されたフィードバック信号は、フォトカプラ215のLEDを導通状態にし、フォトカプラ215のフォトトランジスタをオンして、フィードバック信号に応じた電圧が、電源IC209のFB端子に入力される。抵抗221は、フォトカプラ215のLEDに流れる電流を制限するための抵抗である。そして、電源IC209は、FB端子に入力されたフィードバック信号に応じた電圧に基づいて、DRV端子から駆動パルスを出力し、FET207のスイッチング制御を行うことで、安定した出力電圧の制御を行うことができる。なお、図1の電源IC209内の符号ST、DRV、VCC、FBは、各端子の名称である。
出力電圧218の電圧には、スタンバイ状態及びプリント状態において必要な電圧と、スリープ状態において必要な電圧の2種類の電圧がある。出力電圧218の電圧は、制御部500からAC/DCコンバータ出力電圧切替信号201により、各状態に応じて切り替えることができる。スリープ状態で出力電圧218を切り替える理由は、スリープ状態ではモータ等の駆動部や画像形成部を駆動させる必要がなく、スリープ時に必要な出力電圧318が出力できればよいためである。そのため、本実施例では、スリープ状態の場合には、出力電圧218の目標電圧を、できるだけ出力電圧318の目標電圧に近い電圧に設定し、電源装置108の効率を向上させている。また、出力電圧218は、図2に示すロードSW600とは別のロードSW(不図示)を介して、モータ等の駆動部や画像形成部である感光ドラム101、帯電部102、現像部103、転写部105に供給される。ロードSW(不図示)は、制御部500の制御により、スタンバイ状態及びプリント状態時にはオン状態となり、モータ等の駆動部や画像形成部へ電力供給を行い、スリープ状態時にはオフ状態となって電力供給を遮断し、消費電力を低減させる。
出力電圧218の電圧切替え制御は次のように行われる。電源装置108は、プリンタ100がスタンバイ状態及びプリント状態の場合には、出力電圧218をモータ等の駆動部や画像形成部へ供給している。このとき、制御部500は、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201をハイレベルに設定し、抵抗228と抵抗229で分圧された電圧がFET227のゲート端子へ印加される。すると、FET227がオン(ON)状態となって、FET227のドレイン端子−ソース端子間が導通するので、抵抗226が無視できる状態(抵抗224に接続されていない状態)となる。シャントレギュレータ225のREF端子に入力される電圧を電圧Vref、抵抗223の抵抗値を抵抗値R223、抵抗224の抵抗値を抵抗値R224、抵抗226の抵抗値を抵抗値R226とする。なお、計算の簡略化のためFET227のオン抵抗を無視できる程小さいものとする。プリンタ100のスタンバイ状態及びプリント状態における出力電圧218の電圧V24Vは、以下の(式1)で表される。
Figure 2020108252
本実施例では、具体的な数値の設定例として、プリンタ100のスタンバイ状態及びプリント状態における出力電圧218の電圧V24V=24V(第一の直流電圧)とする。
一方、プリンタ100のスリープ状態において、制御部500がAC/DCコンバータ出力電圧切替信号201をローレベル(電圧0V)に設定すると、FET227はオフ(OFF)状態となって、FET227のドレイン端子−ソース端子間は非導通となる。その結果、抵抗226は電気的に無視できない状態、すなわち抵抗224と接続されている状態となる。計算の簡略化のため、FET227のオフ(OFF)時に流れる電流を0Aとすると、スリープ状態における出力電圧218の電圧V5Vは、以下の(式2)で表される。
Figure 2020108252
本実施例では、具体的な数値の設定例として、スリープ状態における出力電圧218の電圧V5V=5.2V(第二の直流電圧)とする。なお、AC/DCコンバータ200は、絶縁型のDC/DCコンバータでもよい。
[DC/DCコンバータ300の構成]
図4は、降圧型のDC/DCコンバータ300、レギュレータ400の回路構成の一例を示す回路図である。まず、降圧型のDC/DCコンバータ300の回路構成について説明する。DC/DCコンバータ300は、ハイサイドFET360、ローサイドFET351、電源IC358(スイッチング制御部)、インダクタ352、コンデンサ353、抵抗354、355、359、361を有している。ハイサイドFET360(第一のスイッチング素子)のドレイン端子は、AC/DCコンバータ200の出力電圧218が入力される入力端と接続され、ソース端子は、インダクタ352の一端、及びローサイドFET351のドレイン端子と接続されている。また、ハイサイドFET360のゲート端子は、抵抗359を介して、電源IC358のDRVH端子と接続されている。ローサイドFET351(第二のスイッチング素子)のドレイン端子は、インダクタ352の一端、及びハイサイドFET360のソース端子と接続され、ソース端子は、グランド(GND)と接続されている。また、ローサイドFET351のゲート端子は、抵抗361を介して、電源IC358のDRVL端子と接続されている。コイルであるインダクタ352は、一端がハイサイドFET360のソース端子及びローサイドFET351のドレイン端子と接続され、他端は、コンデンサ353の一端、及びDC/DCコンバータ300の出力端と接続されている。コンデンサ353は、一端がインダクタ352及びDC/DCコンバータ300の出力端と接続され、他端はグランドに接続されている。
DC/DCコンバータ300は、スイッチング素子であるNチャンネルのハイサイドFET360がオン(ON)している間は、インダクタ352を介してコンデンサ353に電流が流れる。一方、ハイサイドFET360がオフ(OFF)している間は、インダクタ352に蓄えられたエネルギーは、NチャンネルのローサイドFET351を介して出力される。なお、ハイサイドFET360はPチャンネルFETでもよい。また、ローサイドFET351は、ここではNチャンネルのFETを使用しているが、例えばPチャンネルのFET又は整流ダイオードであってもよい。電源IC358は、PWM制御によってハイサイドFET360、ローサイドFET351を交互にオン(ON)させて、出力電圧318の電圧が目標電圧になるように、ハイサイドFET360とローサイドFET351のオンデューティを制御する。電源IC358の電源端子であるVCC端子には、AC/DCコンバータ200の出力電圧218が入力されている。
電源IC358のDRVH端子は、抵抗359を介してハイサイドFET360のゲート端子と接続され、DRVL端子は、抵抗361を介してローサイドFET351のゲート端子と接続されている。また、電源IC358のFB端子には、出力電圧318を抵抗354と抵抗355とで分圧した電圧が入力される。電源IC358は、FB端子に入力された電圧と電源IC358の内部の基準電圧とを比較し、出力電圧318が目標電圧になるように、DRVH端子及びDRVL端子から、それぞれハイサイドFET360、ローサイドFET351に駆動信号を出力している。電源IC358は、出力電圧318が目標電圧よりも低い場合にはハイサイドFET360のオンデューティが高くなるようにDRVH端子から駆動信号を出力する。一方、電源IC358は、出力電圧318が目標電圧よりも高い場合には、ローサイドFET351のオンデューティが高くなるようにDRVL端子から駆動信号を出力する。電源IC358のEN端子は、電源IC358の起動及び停止を制御する端子であり、抵抗330を介してDC/DCコンバータ起動信号301が入力される。電源IC358は、EN端子にハイレベルのDC/DCコンバータ起動信号301が入力されると起動され、EN端子にローレベルのDC/DCコンバータ起動信号301が入力されると停止する。なお、ローサイドFET351をダイオードに置き換えて構成することも可能である。
DC/DCコンバータ300によって制御される出力電圧318を電圧V5V_DCDCとし、電源IC358内部の基準電圧を電圧VFB(DCDC)、抵抗354、抵抗355の抵抗値をそれぞれR354、R355とする。すると、電圧V5V_DCDCは、以下の(式3)で表される。
Figure 2020108252
本実施例では、具体的な数値の例として、DC/DCコンバータ300によって制御される出力電圧318の電圧V5V_DCDC=5.21Vとする。DC/DCコンバータ300によって制御される出力電圧318の電圧である5.21Vは、後述するレギュレータ400によって制御される出力電圧318の電圧5.2V(所定の直流電圧)よりも高い、5.2V近傍の電圧である。
次に、入力電圧の違いによるDC/DCコンバータ300の出力電圧318の電圧精度について説明する。DC/DCコンバータ300の入力電圧が高い(出力電圧218が24V)場合、すなわちプリンタ100がスタンバイ状態及びプリント状態の場合には、出力電圧218と出力電圧318の電圧差が大きい。そのため、DC/DCコンバータ300のオンデューティ(オン状態の期間)が短く、DC/DCコンバータ300のスイッチング時のハイサイドFET360のオフ(OFF)状態の期間が長い。これにより、電源IC358の内部に設けられたブートストラップ回路(不図示)内のコンデンサへの充電期間が十分ある。その結果、コンデンサの電圧はハイサイドFET360を駆動するのに必要な電圧まで昇圧され、ハイサイドFET360を駆動することができる。すなわち、入力電圧が高い場合では、ハイサイドFET360を駆動できるため、DC/DCコンバータ300は、出力電圧318を目標電圧に制御することができる。
一方、DC/DCコンバータ300へ入力される出力電圧218が低い(出力電圧218が5.2V)場合、すなわちプリンタ100がスリープ状態の場合には、出力電圧218と出力電圧318の電圧差が小さい。そのため、DC/DCコンバータ300のオンデューティが大きくなる(長くなる)ため、DC/DCコンバータ300のスイッチング時のハイサイドFET360のオフ(OFF)状態の期間が短い。そのため、電源IC358の内部にあるブートストラップ回路(不図示)内のコンデンサへの充電期間が不十分になり、ハイサイドFET360を駆動するのに必要な電圧まで昇圧できず、ハイサイドFET360を十分に駆動することができない。すなわち、出力電圧218が低い場合では、ハイサイドFET360を十分に駆動することができないため、出力電圧318を目標電圧に制御することができず、出力電圧318が低下してしまう。また、ハイサイドFET360のオンデューティを100%で駆動するためには、ハイサイドFET360のオフ状態の期間がないため、電源IC358の内部にあるブートストラップ回路(不図示)内のコンデンサへの充電ができない。そのため、新たに別の電源回路が必要となってしまい、高価な電源ICが必要となってしまう。また、安価な電源ICでは、別の電源回路を有していないため、ハイサイドFET360の最大オンデューティには制限が設けられてしまう。本実施例では、電源IC358の最大オンデューティは、80%に制限されているものとする。
最大オンデューティの制限がある電源ICを用いる場合には、DC/DCコンバータ300に入力される出力電圧218が低下し、電源IC358のオンデューティが最大オンデューティに達すると、ハイサイドFETを100%でオンすることができない。その結果、出力電圧318が低下してしまい、要求される出力電圧精度を満足することができない。そこで、本実施例の電源装置108では、DC/DCコンバータ300に並列に接続されたレギュレータ400を設けている。これにより、DC/DCコンバータ300が最大オンデューティに達して出力電圧318が低下してしまう際に、レギュレータ400を動作させて、出力電圧318の低下を防ぐことができる。
[レギュレータ400の構成]
次に、レギュレータ400の回路構成について説明する。本実施例のレギュレータ400はシリーズレギュレータであり、シャントレギュレータ387、トランジスタ382、FET385(スイッチ素子)、ツェナーダイオード394、抵抗374、376、380、381、383、393を有している。レギュレータ400は、PチャンネルのFET385のゲート端子−ソース端子間電圧により、FET385のドレイン端子−ソース端子間に印加される電圧を制御して、出力電圧318を定電圧に維持する。出力電圧318は、レギュレーション抵抗374、及び抵抗376で分圧され、分圧された電圧がシャントレギュレータ387のREF端子に入力される。そして、フィードバック部であるシャントレギュレータ387のREF端子に入力された電圧レベルに応じたフィードバック信号である電圧がシャントレギュレータ387のK(カソード)端子から出力される。シャントレギュレータ387のK端子は、抵抗380を介して出力電圧218でプルアップされ、ツェナーダイオード394のカソード端子と接続されている。ツェナーダイオード394のアノード端子は、抵抗383の一端と接続され、抵抗383の他端は、抵抗393とトランジスタ382のベース端子とに接続されている。なお、トランジスタ382のベース端子には、シャントレギュレータ387のK端子から出力された電圧がツェナーダイオード394を介して、抵抗383、及び抵抗393で分圧された電圧が入力される。
抵抗381は、FET385のゲート端子−ソース端子間に接続され、ゲート端子−ソース端子間の電位安定のために設けられている。トランジスタ382のコレクタ端子は、FET385のゲート端子に接続され、シャントレギュレータ387のK端子から出力される電圧に応じて、FET385のゲート端子に印加される電圧を調整している。PチャンネルのFET385のソース端子は、AC/DCコンバータ200の出力電圧218が入力される入力端と接続され、ドレイン端子は、レギュレータ400の出力端と接続されている。なお、シャントレギュレータ387は、出力電圧318を目標電圧に制御できるような素子、例えばコンパレータやオペアンプ等でもよい。ツェナーダイオード394は、シャントレギュレータ387のK端子から出力される電圧を降圧し、トランジスタ382を確実にオン、オフさせるために設けられている。したがって、シャントレギュレータ387のK端子から出力される電圧範囲が狭い場合には、K端子の電圧(以下、K端子電圧ともいう)を降圧せずにトランジスタ382のベース端子に入力することができるため、ツェナーダイオード394は削除してもよい。なお、トランジスタ382の暗電流が小さい場合は、暗電流によってFET385がオンしてしまうおそれがない。そのため、トランジスタ382のベース端子に入力される電圧を抵抗393、383で分圧する必要がなく、抵抗393を削除してもよい。
[レギュレータ400の定電圧制御]
次に、レギュレータ400の定電圧制御について説明する。レギュレータ400では、出力電圧318が目標電圧よりも高い場合には、シャントレギュレータ387のREF端子に入力される電圧が高くなるため、K端子電圧が下がる。その結果、トランジスタ382のベース端子に入力される電流が低下するので、トランジスタ382のコレクタ端子に流れるコレクタ電流も低下する。そのため、FET385のゲート端子−ソース端子間電圧が低下し、FET385のドレイン端子−ソース端子間のオン抵抗が上昇するので、出力電圧318が低下することになる。なお、出力電圧318がDC/DCコンバータ300によってレギュレータ400の目標電圧よりも高い電圧に制御されている場合は、FET385はオフ(OFF)状態(オン抵抗が最大)となり、レギュレータ400は動作を停止する。一方、出力電圧318が目標電圧よりも低い場合は、シャントレギュレータ387のREF端子に入力される電圧が低くなるため、K端子電圧が上がる。その結果、トランジスタ382のベース端子に入力されるベース電流が上昇するので、トランジスタ382のコレクタ端子に流れるコレクタ電流も上昇する。そのため、FET385のゲート端子−ソース端子間電圧が上昇し、FET385のドレイン端子−ソース端子間のオン抵抗が低下するので、出力電圧318が上昇することになる。
レギュレータ400によって制御される出力電圧318を電圧V5V_REGとし、シャントレギュレータ387の基準電圧を基準電圧VREF(REG)、抵抗374、抵抗376の抵抗値をそれぞれR374、R376とする。すると、電圧V5V_REGは、以下の(式4)で表される。
Figure 2020108252
本実施例では、具体的な数値の例として、V5V_REG=5.2Vとする。
[レギュレータ400の動作]
次に、レギュレータ400の動作について説明する。まず、入力電圧が高い場合、すなわち入力電圧であるAC/DCコンバータ200の出力電圧218が出力電圧318の目標電圧より高い場合には、降圧型のDC/DCコンバータ300は出力電圧318を目標電圧に制御できる。そのため、レギュレータ400は、上述したように、FET385をオフ(OFF)するように制御する。具体的には、DC/DCコンバータ300が出力電圧を目標電圧(V5V_DCDC=5.21V)で制御しているときは、レギュレータ400はDC/DCコンバータ300が出力した出力電圧318と、レギュレータ400の出力電圧の目標電圧とを比較する。そして、レギュレータ400は、DC/DCコンバータ300が出力した出力電圧318の電圧が、レギュレータ400の出力電圧の目標電圧(V5V_REG=5.2V)より高いと判断し、上述したようにFET385の動作をオフするように制御する。
一方、入力電圧が低い場合、すなわちAC/DCコンバータ200の出力電圧218が電圧V5V=5.2Vの場合は、次のようになる。DC/DCコンバータ300は、降圧型のDC/DCコンバータであるため、出力電圧318を目標電圧V5V_DCDC=5.21Vに維持する制御ができなくなり、その結果、出力電圧318が目標電圧よりも低下する。出力電圧318がレギュレータ400の出力電圧の目標電圧V5V_REG=5.2V以下(所定の直流電圧以下)になると、レギュレータ400が起動される。そして、シャントレギュレータ387のK端子から出力された電圧が、トランジスタ382のベース端子に出力される。これにより、トランジスタ382がオンし、FET385がオンされて、FET385により出力電圧318が目標電圧(V5V_REG=5.2V)となるように、定電圧制御が行われる。
次に、レギュレータ400の出力電圧318の目標電圧(V5V_REG=5.2V)をDC/DCコンバータ300の出力電圧318の目標電圧V5V_DCDC=5.21Vよりも低くしている理由について説明する。レギュレータ400がFET385をオンする制御を行う場合には、レギュレータ400への入力電圧である出力電圧218と出力電圧318の電圧差が小さい、又はほとんど電圧差がない状態であり、FET385による損失を低減させる必要がある。DC/DCコンバータ300が出力電圧318を目標電圧に制御している間は、レギュレータ400への入力電圧も高い状態であり、この状態でレギュレータ400がFET385をオンさせてしまうと、FET385による損失が大きくなってしまうことになる。そのため、DC/DCコンバータ300が出力電圧318を目標電圧に制御できる場合、すなわちレギュレータ400への入力電圧が高い場合には、FET385がオンしないようにレギュレータ400を起動する必要がない。そこで、レギュレータ400の出力電圧318の目標電圧をDC/DCコンバータ300の出力電圧の目標電圧よりも低く設定することにより、FET385をオフするようにしている。
[レギュレータ400の効果]
次に、レギュレータ400を設けていることによる効果について説明する。DC/DCコンバータ300は、入力電圧が低下した場合には、前述したようにハイサイドFET360のオンデューティが高くなり、電源IC358が出力できる最大オンデューティ(本実施例では80%)に達する。電源IC358が出力できる最大オンデューティに達した状態では、出力電圧318をスイッチング状態では目標電圧に保つことができず、出力電圧318は目標電圧よりも低下してしまう。具体的には、出力電圧318に接続された負荷がなく、DC/DCコンバータ300の出力電圧の目標電圧(V5V_DCDC)を5.21Vとする。DC/DCコンバータ300への入力電圧(AC/DCコンバータ200の出力電圧V5V)が5.2V付近まで低下していった場合には、ハイサイドFET360をオンデューティ100%で駆動できない。そのため、DC/DCコンバータ300の出力電圧(V5V_DCDC)が5.21V以下に低下してしまう。このまま、DC/DCコンバータ300への入力電圧が低下していくと、出力電圧318も低下する。その結果、前述した電圧精度の規格を満足することができず、DC/DCコンバータ300の出力電圧V5V_DCDCは、最小電圧Vmin(=4.75V)より低下してしまう。そこで、レギュレータ400は、DC/DCコンバータ300への入力電圧が低下していった場合には、FET385によって、出力電圧318の定電圧制御を行う。具体的には、出力電圧318に接続された負荷がなく、DC/DCコンバータ300の出力電圧の目標電圧(V5V_DCDC)を5.21Vとする。DC/DCコンバータ300への入力電圧(AC/DCコンバータ200の出力電圧V5V)が5.2V付近まで低下していった場合には、ハイサイドFET360をオンデューティ100%で駆動できない。そのため、DC/DCコンバータ300の出力電圧(V5V_DCDC)は、5.21V以下に低下する。ところが、レギュレータ400は、出力電圧318の電圧をフィードバックし、フィードバック結果に応じて、FET385が出力電圧318を定電圧に制御する。そのため、レギュレータ400の出力電圧(V5V_REG=5.2V)の電圧精度を満足することができる。したがって、DC/DCコンバータ300への入力電圧が低下していく場合においても、前述した電圧精度の規格、すなわち最小電圧Vmin<V5V_REG<最大電圧Vmaxの関係を満足することができる。
レギュレータ起動信号401は、レギュレータ400の定電圧制御に関係なく、FET385を強制的にオフ(OFF)状態に設定する信号である。ローレベルのレギュレータ起動信号401が入力されると、抵抗784、ツェナーダイオード394を介した後の電圧が抵抗383及び抵抗393で分圧され、分圧された電圧がトランジスタ382のベース端子に印加され、トランジスタ382はオフ状態となる。そのため、FET385のゲート端子−ソース端子間には電圧が印加されなくなるので、FET385はオフ(OFF)し、レギュレータ400のFET385を強制的にオフ状態に設定することができる。一方、ハイレベルのレギュレータ起動信号401が入力されると、シャントレギュレータ387のK(カソード)端子から電圧が出力されている状態と同様の状態となる。そのため、抵抗784、ツェナーダイオード394、抵抗383を介して、トランジスタ382のベース端子にハイレベルの信号が入力されることにより、トランジスタ382がオンする。その結果、FET385のゲート端子−ソース端子間には、電圧が印加されるので、FET385はオン状態に設定される。このように、トランジスタ382がオンし、FET385がオン状態に設定されることによって、出力電圧318の定電圧制御が行われる。
[制御動作の説明]
図5は、プリンタ100がスタンバイ状態からスリープ状態へ遷移する場合と、スリープ状態からスタンバイ状態へ遷移する場合の電源装置108の動作を示すタイミングチャートである。図5において、(i)はAC/DCコンバータ出力電圧切替信号201の出力レベルを示し、Highはハイレベルの出力を示し、Lowはローレベルの出力を示す。(ii)は、出力電圧218の電圧を示す電圧波形であり、24V、5.2Vは、出力電圧218の電圧値である。(iii)は、レギュレータ起動信号401の出力レベル(ON、OFF)を示す信号波形であり、(iv)は、DC/DCコンバータ起動信号301の出力レベル(ON、OFF)を示す信号波形である。(v)は、ロードSW制御信号601の出力レベル(ON、OFF)を示す信号波形である。また、図5の横軸は経過時間tを示す。Ta、Tb、Tc、Td,Te,Tfはタイミング(時間)を示す。
まず、プリンタ100がスタンバイ状態からスリープ状態へ遷移する場合の電源装置108の動作について説明する。タイミングTaは、プリンタ100がスタンバイ状態に遷移してから、プリント状態に遷移することなく、所定時間である時間t1が経過したタイミングを示している。前述したように、プリンタ100はスタンバイ状態に遷移してから所定時間が経過すると、制御部500はプリンタ100の消費電力を低減するために、プリンタ100をスリープ状態に遷移させる。そのため、制御部500は、タイミングTaにおいて、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201をハイ(High)レベルからロー(Low)レベルに切り替える。そして、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201がローレベルのときには、AC/DCコンバータ200は、出力電圧218が5.2Vとなるように出力電圧を制御する。その結果、出力電圧218は、AC/DCコンバータ200の応答時間に応じて、24Vから5.2Vに遷移する。
タイミングTbは、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201がハイ(High)レベルからロー(Low)レベルに切り替わってから所定時間t2が経過したタイミングを示している。所定時間t2は、レギュレータ400の負荷電流が最大の条件において、FET385を動作させてもFET385の許容電力を超えない電圧まで出力電圧218が低下していると推定される時間を設定している。ここで、FET385の入出力電圧差は、出力電圧318と出力電圧218の電圧差であり、入出力電圧差と負荷電流の積がFET385で消費される電力である。また、出力電圧218の推移は、AC/DCコンバータ200の応答時間に加え、出力電圧218の負荷電流によっても変化し、出力電圧218の負荷電流が大きいほど、出力電圧218は、より早く5.2Vへ遷移する。そのため、所定時間t2は、ロードSW600がオン状態において、出力電圧218の負荷電流が最も小さい条件、すなわち出力電圧218の推移が最も遅い条件を考慮して設定される。
タイミングTb、すなわちFET385で消費する電力がFET385の許容電力を超えないタイミングで、レギュレータ400を起動することにより、FET385には許容電力の小さい安価なFETを使用することが可能となる。レギュレータ400が起動されると、出力電圧318はレギュレータ400により定電圧に制御される。したがって、スリープ状態での消費電力を低減させるために、制御部500は、DC/DCコンバータ起動信号301をオン(ON)からオフ(OFF)へ切替え、DC/DCコンバータ300の動作を停止させる。
タイミングTcでは、プリント状態及びスタンバイ状態で動作する負荷への電力供給を遮断するために、制御部500は、ロードSW制御信号601をオン(ON)からオフ(OFF)に切り替えて、ロードSW600をオフ状態に設定する。プリンタ100のスリープ状態では、スリープ状態の動作に不要な負荷への電力供給を遮断することで、消費電力が低減される。
次に、プリンタ100がスリープ状態からスタンバイ状態へ遷移する場合の電源装置108の動作について説明する。制御部500は、例えばパーソナルコンピュータ等の外部機器(不図示)からプリント指示を受信すると、プリント動作を行うために、プリンタ100をスリープ状態からスタンバイ状態に遷移させる。タイミングTdにおいて、制御部500は、ロードSW制御信号601をオフ(OFF)状態からオン(ON)状態に切り替えて、ロードSW600をオン状態に設定することで、出力電圧518を負荷に供給する。続いて、タイミングTeにおいて、制御部500は、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201をロー(Low)レベルからハイ(High)レベルに切り替える。AC/DCコンバータ200は、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201がハイ(High)レベルのときには、出力電圧218が24Vとなるように制御する。その結果、出力電圧218は、AC/DCコンバータ200の応答時間に応じて5.2Vから24Vに遷移する。
タイミングTfは、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201がロー(Low)レベルからハイ(High)レベルに切り替わってから所定時間t3が経過したタイミングを示している。所定時間t3は、レギュレータ400の負荷電流が最大の条件において、FET385を動作させてもFET385の許容電力を超えない最大電圧まで出力電圧218が上昇すると推定される時間以下に設定される。また、所定時間t3は、所定時間t2と同様に、出力電圧218の推移が最も遅い条件を考慮して設定される。
タイミングTfにおいて、制御部500は、DC/DCコンバータ起動信号301をオフ(OFF)からオン(ON)に切替え、DC/DCコンバータ300を起動させる。そして、レギュレータ起動信号401をオン(ON)からオフ(OFF)に切替え、レギュレータ400のFET385を強制的にオフ状態に設定する。タイミングTbと同様に、FET385で消費する電力が、FET385の許容電力を超えないタイミングでFET385をオフ状態に設定することで、FET385には許容電力の小さい安価なFETを使用することが可能となる。 以上説明したように、本実施例の電源装置108は、DC/DCコンバータ300への入力電圧を下げてスイッチング損失を低減する低消費電力モードにおいて、安価に出力電圧318の電圧精度を向上させることができる。すなわち、FET385で消費される電力が小さいと推定されるタイミングで、FET385をオン状態に設定してレギュレータ400を起動する。これにより、FET385には許容電力の小さい安価なFETを用いることができるため、出力電圧318の電圧精度を安価に向上させることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、低消費電力モードにおいて、安価に出力電圧の電圧精度を向上させることができる。
実施例1では、DC/DCコンバータ起動信号301、及びレギュレータ起動信号401は制御部500から出力され、制御部500がDC/DCコンバータ300、及びレギュレータ400の起動・停止を制御していた。実施例2では、AC/DCコンバータ200の出力電圧に応じて、DC/DCコンバータ起動信号301及びレギュレータ起動信号401を出力し、DC/DCコンバータ300及びレギュレータ400の起動・停止を制御する電源制御部700について説明する。なお、電源装置108において、実施例1と同様の回路については、同じ符号を付すことによりここでの説明を省略する。
[電源装置の構成]
図6は、本実施例の電源装置108の構成の一例を示すブロック図である。本実施例の電源装置108の構成は、実施例1の図2に示す電源装置108と比べて、電源制御部700が追加され、DC/DCコンバータ起動信号301及びレギュレータ起動信号401が電源制御部700から出力されている点が異なる。図6において、AC/DCコンバータ200の出力電圧218が電源制御部700に入力される。電源制御部700は、出力電圧218の電圧に基づいて、DC/DCコンバータ起動信号301をDC/DCコンバータ300へ出力し、レギュレータ起動信号401をレギュレータ400へ出力する。なお、電源制御部700を駆動する電源電圧は、ロードSW600から出力される出力電圧518より供給される。
[電源制御部の構成及び動作]
図7は、本実施例のDC/DCコンバータ300、レギュレータ400、電源制御部700の回路構成の一例を示す回路図である。なお、実施例1の図4と同じ回路については、同じ符号を付し、説明は省略する。
電源制御部700は、比較器605、PチャンネルのFET607、NチャンネルのFET609、抵抗602、603、604、606、607、608,612を有している。比較器605には、電源電圧としてロードSW600の出力電圧である出力電圧518が供給される。比較器605の反転入力端子(−)には、出力電圧218を抵抗612、602で分圧された電圧が入力され、非反転入力端子(+)には、出力電圧518を抵抗603、604で分圧した基準電圧が入力される。比較器605の出力端子は、FET607のゲート端子に接続され、FET607のソース端子は出力電圧218と接続されている。また、FET607のドレイン端子は、DC/DCコンバータ300の電源IC358のEN端子、FET609のゲート端子、及び抵抗608を介してグランドと接続されている。FET609のドレイン端子は、レギュレータ起動信号401を出力する端子としてレギュレータ400に接続され、ソース端子は、グランドに接続されている。
続いて、電源制御部700の動作について説明する。比較器605は、非反転入力端子(+)に入力される、出力電圧518を抵抗603と抵抗604によって分圧した基準電圧611と、反転入力端子に入力される、出力電圧218を抵抗612と抵抗602によって分圧した検知電圧610とを比較する。そして、電源制御部700は、比較器605による比較結果に応じて、次のように動作する。
非反転入力端子(+)に入力される基準電圧611よりも、反転入力端子(−)に入力される検知電圧610の方が大きい場合には、比較器605の出力端子からローレベルが出力され、FET607のゲート端子の電圧が下がり、FET607がオンする。FET607がオンすると、DC/DCコンバータ300の電源IC358のEN端子には、ハイレベル(ON)のDC/DCコンバータ起動信号301が出力され、実施例1で説明したように、電源IC358が起動される。また、DC/DCコンバータ起動信号301がハイレベル(ON)の場合には、FET609のゲート端子に印加される電圧が上がることにより、FET609がオンし、レギュレータ400にはローレベル(OFF)のレギュレータ起動信号401が出力される。ローレベル(OFF)のレギュレータ起動信号401が出力されると、抵抗384、ツェナーダイオード394、抵抗383を介して、トランジスタ382のベース端子に流れる電流が下がり、トランジスタ382がオフする。トランジスタ382がオフすると、FET385のゲート端子に印加される電圧は抵抗381を介して出力電圧218が印加されるため、FET385はオフ状態となり、レギュレータ400はスイッチング動作を停止する。
一方、非反転入力端子(+)に入力される基準電圧611よりも。反転入力端子(−)に入力される検知電圧610の方が小さい場合には、比較器605の出力はハイインピーダンス状態となるため、FET607のゲート端子には、抵抗606を介して出力電圧218が印加され、FET607はオフ(OFF)する。FET607がオフ(OFF)状態の場合には、電源IC358のEN端子には、ローレベル(OFF)のDC/DCコンバータ起動信号301が入力され、実施例1で説明したように、電源IC358は動作を停止する。また、DC/DCコンバータ起動信号301がローレベル(OFF)の場合には、FET609のゲート端子に印加される電圧が下がるためにFET609がオフ(OFF)し、レギュレータ起動信号401にはON(ハイインピーダンス)が出力される。レギュレータ起動信号401がONの場合には、レギュレータ400が起動され、出力電圧318の定電圧制御が行われる。
また、ロードSW制御信号601をオフ(OFF)することによりロードSW600がオフ状態となり、電源制御部700へ電力(電源電圧である出力電圧518)が供給されない場合、出力電圧518を電源電圧とする比較器605は動作しない。このとき、比較器605の出力はハイインピーダンス状態となるため、上述したように、DC/DCコンバータ起動信号301がローレベル(OFF)、レギュレータ起動信号401がハイレベル(ON)となる。したがって、この場合には、電源IC358は動作を停止し、レギュレータ400が起動される。
[制御動作の説明]
図8は、実施例2における、プリンタ100がスタンバイ状態からスリープ状態へ遷移する場合と、スリープ状態からスタンバイ状態へ遷移する場合の電源装置108の動作を示すタイミングチャートである。図8において、(i)はAC/DCコンバータ出力電圧切替信号201の出力レベルを示し、Highはハイレベルの出力を示し、Lowはローレベルの出力を示す。(ii)は、出力電圧218の電圧を示す電圧波形であり、24V、5.2Vは、出力電圧218の電圧値である。(iii)は、DC/DCコンバータ起動信号301の出力レベル(ON、OFF)を示す信号波形であり、(iv)は、レギュレータ起動信号401の出力レベル(ON、OFF)を示す信号波形である。(v)は、ロードSW制御信号601の出力レベル(ON、OFF)を示す信号波形である。また、図8の横軸は経過時間tを示す。Ta、Tb、Tc、Td,Te,Tfはタイミング(時間)を示す。
まず、プリンタ100がスタンバイ状態からスリープ状態へ遷移する場合の電源装置108の動作について説明する。タイミングTaは、プリンタ100がスタンバイ状態に遷移してから、プリント状態に遷移することなく、所定時間である時間t1が経過したタイミングを示している。前述したように、プリンタ100はスタンバイ状態に遷移してから所定時間が経過すると、制御部500はプリンタ100の消費電力を低減するために、プリンタ100をスリープ状態に遷移させる。そのため、制御部500は、タイミングTaにおいて、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201をハイ(High)レベルからロー(Low)レベルに切り替える。そして、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201がローレベルのときには、AC/DCコンバータ200は、出力電圧218が5.2Vとなるように出力電圧を制御する。その結果、出力電圧218は、AC/DCコンバータ200の応答時間に応じて、24Vから5.2Vに遷移する。
タイミングTbにおいて、電源制御部700は、比較器605が検知電圧610によって出力電圧218が所定値を下回ったことを検知した場合、DC/DCコンバータ起動信号301の出力をOFF、レギュレータ起動信号401の出力をONにする。この場合の所定値は、レギュレータ400の負荷電流が最大の条件において、FET385を動作させてもFET385の許容電力を超えない最大電圧以下に設定されている。本実施例では、所定値を7Vとする。DC/DCコンバータ起動信号301のOFF(ローレベル)出力、レギュレータ起動信号401のON(ハイインピーダンス)出力により、電源IC358は動作を停止し、出力電圧318はレギュレータ400によって定電圧制御が行われる。実施例1で説明したように、出力電圧218の電圧の推移は、AC/DCコンバータ200の応答時間に加え、出力電圧218の負荷電流によっても変化する。本実施例では、出力電圧218を検知した結果に基づいて、レギュレータ起動信号401によりFET385を動作させることにより、出力電圧218の負荷電流に依らず、適切なタイミングでレギュレータ400を起動することできる。これにより、FET385は許容電力の小さい安価なFETを使用することができ、タイミングTaからFET385を動作させるタイミングTbまでの時間を必要以上に長くすることを防ぐことができる。
タイミングTcでは、制御部500は、プリント状態及びスタンバイ状態で動作する負荷への電力供給を遮断するために、ロードSW制御信号601をオン(ON)からオフ(OFF)に切替え、ロードSW600をオフ状態に設定する。スリープ状態の動作に不要な負荷への電力供給を遮断することで、スリープ状態における消費電力を低減させることができる。このとき、電源制御部700への電力供給も遮断される。上述したように電源制御部700に電力、すなわち電源電圧として出力電圧518が供給されている場合には、電源制御部700は、出力電圧218に応じてDC/DCコンバータ起動信号301及びレギュレータ起動信号401の出力を制御する。AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201の切替えは、ロードSW600がオン状態で行われる。したがって、ロードSW600がオフ状態の場合には、出力電圧218を検知し、DC/DCコンバータ起動信号301及びレギュレータ起動信号401の出力信号を制御するという電源制御部700の機能は不要となる。そのため、ロードSW600がオフ状態の場合には、電源制御部700への電力供給が停止されることで、スリープ状態において電源制御部700の抵抗603、604、及び比較器605が消費していた電力を低減させることができる。また、前述したように、電源制御部700への電力供給が行われていない場合の出力電圧318は、レギュレータ400によって定電圧制御が行われ、DC/DCコンバータ300の電源IC358は停止した状態が維持される。
次に、プリンタ100がスリープ状態からスタンバイ状態へ遷移する場合の電源装置108の動作について説明する。タイミングTdにおいて、制御部500は、ロードSW制御信号601をオフ(OFF)状態からオン(ON)状態に切り替えて、ロードSW600をオン状態に設定することで、出力電圧518を負荷に供給する。これにより、電源制御部700にも電力、すなわち電源電圧としての出力電圧518が供給され、電源制御部700は、出力電圧218を検知し、DC/DCコンバータ起動信号301及びレギュレータ起動信号401の出力信号を制御することが可能となる。
続いて、タイミングTeにおいて、制御部500は、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201をロー(Low)レベルからハイ(High)レベルに切り替える。前述したように、AC/DCコンバータ200は、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201がハイ(High)レベルのときには、出力電圧218が24Vとなるように制御する。その結果、出力電圧218は、AC/DCコンバータ200の応答時間に応じて5.2Vから24Vに遷移する。 タイミングTfにおいて、電源制御部700は、比較器605に入力される検知電圧610によって、出力電圧218が所定値の7Vを上回ったことを検知した場合には、次の信号を出力する。すなわち、電源制御部700は、DC/DCコンバータ起動信号301の出力をオン(ON)し、レギュレータ起動信号401の出力をオフ(OFF)にする。これにより、DC/DCコンバータ300の電源IC358を起動し、レギュレータ400の動作を停止させることで、DC/DCコンバータ300によって出力電圧318を定電圧に制御する状態を維持する。電源制御部700は、上述したタイミングTbの場合と同様に、出力電圧218の検知結果に基づいて、レギュレータ400のFET385を動作させることで、FET385は許容電力の小さい安価なFETを使用することができる。更に、スリープ状態からスタンバイ状態へ遷移する時間を必要以上に長くすることを防ぐことができる。
以上説明したように、本実施例の電源装置108は、出力電圧218に応じてDC/DCコンバータ300及びレギュレータ400を制御する電源制御部700を備えることにより、安価に出力電圧318の電圧精度を向上することができる。すなわち、電源制御部700は、出力電圧218に応じて、FET385で消費される電力が小さいと推定されるタイミングでFET385をオン(ON)し、レギュレータ400を起動する。これにより、FET385は許容電力の小さい安価なFETを使用することが可能になり、更に出力電圧318の電圧精度を向上させることができる。また、出力電圧218を検知した結果に基づいてFET385を動作させることにより、出力電圧218の負荷電流に依らず、適切なタイミングでFET385をオン(ON)することができる。これにより、スリープ状態とスタンバイ状態との間の遷移を短くすることができる。なお、実施例1、2では、制御部500は電源装置108に設けられた制御装置として説明したが、例えば、図1で説明したレーザビームプリンタの制御部800が制御部500の代わりに、電源装置108を制御する構成であってもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、低消費電力モードにおいて、安価に出力電圧の電圧精度を向上させることができる。
実施例1、2では、ロードSW制御信号601は、DC/DCコンバータ起動信号301、及びレギュレータ起動信号401とは異なるタイミングで出力されていた。実施例3では、ロードSW制御信号601が、DC/DCコンバータ起動信号301、及びレギュレータ起動信号401とは同じタイミングで出力される実施例について説明する。なお、電源装置108の構成は実施例1と同様であり、ここでの説明は省略する。
[制御動作の説明]
図9は、実施例3における、プリンタ100がスタンバイ状態からスリープ状態へ遷移する場合と、スリープ状態からスタンバイ状態へ遷移する場合の電源装置108の動作を示すタイミングチャートである。図9において、(i)はAC/DCコンバータ出力電圧切替信号201の出力レベルを示し、Highはハイレベルの出力を示し、Lowはローレベルの出力を示す。(ii)は、出力電圧218の電圧を示す電圧波形であり、24V、5.2Vは、出力電圧218の電圧値である。(iii)は、レギュレータ起動信号401の出力レベル(ON、OFF)を示す信号波形であり、(iv)は、DC/DCコンバータ起動信号301の出力レベル(ON、OFF)を示す信号波形である。(v)は、ロードSW制御信号601の出力レベル(ON、OFF)を示す信号波形である。また、図9の横軸は経過時間tを示す。Ta、Tb、Tc、Tdはタイミング(時間)を示す。
まず、プリンタ100がスタンバイ状態からスリープ状態へ遷移する場合の電源装置108の動作について説明する。前述した実施例1と同様に、タイミングTaにおいて、制御部500は、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201をハイ(High)レベルからロー(Low)レベルに切り替える。これにより、出力電圧218は、AC/DCコンバータ200の応答時間に応じて、24Vから5.2Vに遷移する。
タイミングTbにおいて、制御部500は、プリント状態及びスタンバイ状態で動作する負荷への電力供給を遮断するために、ロードSW制御信号601をオン(ON)からオフ(OFF)に切替え、ロードSW600をオフ状態に設定する。また、制御部500は、同時に、レギュレータ起動信号401をオフ(OFF)からオン(ON)へ切り替える。ロードSW600をオフ状態に設定することにより、レギュレータ400の負荷電流が小さくなるため、FET385での消費電力も小さくなる。したがって、ロードSW600をオフ状態に設定してFET385を動作させるようにすれば、FET385は許容電力の小さい安価なFETを使用することが可能となる。更に、制御部500は、同時に、DC/DCコンバータ起動信号301もオン(ON)からオフ(OFF)へ切り替える。レギュレータ400が起動されると、出力電圧318はレギュレータ400により定電圧に制御される。したがって、スリープ状態での消費電力を低減させるために、制御部500は、DC/DCコンバータ起動信号301をオン(ON)からオフ(OFF)へ切替え、DC/DCコンバータ300の動作を停止させる。
次に、プリンタ100がスリープ状態からスタンバイ状態へ遷移する場合の電源装置108の動作について説明する。タイミングTcにおいて、制御部500は、AC/DCコンバータ出力電圧切替信号201をロー(Low)レベルからハイ(High)レベルに切り替える。これにより、AC/DCコンバータ200は、出力電圧218が5.2Vから24Vとなるように制御する。出力電圧218は、AC/DCコンバータ200の応答時間に応じて5.2Vから24Vに遷移する。
タイミングTdにおいて、制御部500は、ロードSW制御信号601をオフ(OFF)からオン(ON)に切替え、ロードSW600をオン状態に設定することで、負荷に出力電圧518を供給する。また、制御部500は、ロードSW制御信号601のオフ(OFF)への切替と同時に、レギュレータ起動信号401をオン(ON)からオフ(OFF)に切替え、レギュレータ400のFET385を強制的にオフ(OFF)状態に設定する。上述したタイミングTbと同様に、FET385で消費する電力が小さいタイミングでFET385をオフ状態に設定することで、FET385は許容電力の小さい安価なFETを使用することが可能となる。また、制御部500は、DC/DCコンバータ起動信号301をオフ(OFF)からオン(ON)に切替え、DC/DCコンバータ300を起動する。
なお、FET385をオン又はオフするタイミングを、本実施例では、ロードSW600のオン状態、又はオフ状態によってレギュレータ400の負荷電流状態で判断したが、ロードSW600の入出力間の電圧降下から負荷電流を推定して判断してもよい。また、実施例2のように出力電圧218を検知し、レギュレータ400の負荷電流と出力電圧218からFET385での消費電力を求め、求めた消費電量からFET385をオン又はオフするタイミングを判断してもよい。
以上説明したように、本実施例の電源装置108は、DC/DCコンバータ300への入力電圧を下げ、スイッチング損失を低減する低消費電力モードにおいて、安価に出力電圧318の電圧精度を向上させることができる。すなわち、レギュレータ400の負荷電流状態から、FET385での消費電力が小さいと推定されるタイミングで、FET385をオン(ON)させてレギュレータ400を起動する。これにより、FET385に許容電力の小さい安価なFETを用いて、出力電圧318の電圧精度を安価に向上させることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、低消費電力モードにおいて、安価に出力電圧の電圧精度を向上させることができる。
200 AC/DCコンバータ
300 DC/DCコンバータ
301 DC/DCコンバータ起動信号
385 電界効果トランジスタ(FET)
400 レギュレータ
401 レギュレータ起動信号

Claims (21)

  1. 交流電圧を直流電圧に変換する電源装置であって、
    交流電圧を変換して、第一の直流電圧、又は前記第一の直流電圧よりも低い第二の直流電圧を出力する第一の電源部と、
    前記第一の電源部から出力された直流電圧が入力され、前記第二の直流電圧を出力する動作を第一の起動信号により起動、又は停止する第二の電源部と、
    前記第二の電源部に並列に接続され、前記第一の電源部から出力された直流電圧が入力され、前記第二の直流電圧を出力する動作を第二の起動信号により起動、又は停止する第三の電源部と、
    を備え、
    前記第二の電源部は、前記第二の直流電圧よりも高い直流電圧を前記第二の直流電圧に変換する電源部であり、
    前記第三の電源部は、スイッチ素子を有し、前記スイッチ素子により出力電圧を前記第二の直流電圧に維持するレギュレータであり、
    前記第二の起動信号は、前記スイッチ素子の消費電力が前記スイッチ素子の許容電力を超えないタイミングで前記第三の電源部に入力されることを特徴とする電源装置。
  2. 前記第一の電源部、前記第二の電源部、及び前記第三の電源部を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記第一の電源部の出力電圧を前記第一の直流電圧、又は前記第二の直流電圧に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第二の電源部は、
    前記第一の電源部から出力された直流電圧が入力される第一のスイッチング素子と、
    前記第一のスイッチング素子と直列に接続された第二のスイッチング素子又はダイオードと、
    一端が前記第一のスイッチング素子、及び前記第二のスイッチング素子又は前記ダイオードに接続され、他端が前記第二の電源部の出力端に接続されたコイルと、
    一端が前記コイルの前記他端に接続され、他端がグランドに接続されたコンデンサと、
    前記第二の電源部から出力される直流電圧に応じて、前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子のスイッチング動作を制御するスイッチング制御部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記第三の電源部は、
    前記第一の電源部から出力された直流電圧が入力される前記スイッチ素子と、
    前記第三の電源部の出力電圧に応じたフィードバック信号を出力するフィードバック部と、を有し、
    前記スイッチ素子は、前記フィードバック信号に応じてオン又はオフし、
    前記第一の電源部から出力された直流電圧が入力される入力端は、前記第二の電源部の入力端と接続され、
    前記第三の電源部の出力電圧が出力される出力端は、前記第二の電源部の前記出力端と接続されていることを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記第二の電源部又は前記第三の電源部から出力される前記第二の直流電圧の負荷への供給、又は供給を遮断するロードスイッチを備え、
    前記制御部は、前記ロードスイッチの切替えを行うことを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記第一の起動信号及び前記第二の起動信号は、前記制御部から出力されることを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記制御部は、前記第二の起動信号により前記第三の電源部の前記動作を起動する場合には、前記第一の起動信号により前記第二の電源部の前記動作を停止し、前記第二の起動信号により前記第三の電源部の前記動作を停止する場合には、前記第一の起動信号により前記第二の電源部の前記動作を起動することを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
  8. 前記制御部は、前記第二の起動信号を、前記第三の電源部の負荷電流が最大の場合に前記第一の電源部から出力される直流電圧が前記スイッチ素子の前記許容電力を超えない電圧であるときに出力することを特徴とする請求項7に記載の電源装置。
  9. 前記スイッチ素子は、前記第三の電源部の前記出力端の電圧が前記第二の直流電圧以下のときにオンし、前記第三の電源部の前記出力端の電圧が前記第二の直流電圧より高いときにはオフすることを特徴とする請求項8に記載の電源装置。
  10. 前記スイッチング制御部は、前記第二の電源部の前記出力端に出力される直流電圧が前記第二の直流電圧よりも高い近傍の電圧になるように、前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子のスイッチング動作を制御することを特徴とする請求項9に記載の電源装置。
  11. 前記制御部は、
    前記第一の電源部の出力電圧を前記第一の直流電圧から前記第二の直流電圧に切り替える場合には、前記第一の電源部の出力電圧を前記第一の直流電圧から前記第二の直流電圧に切り替えた後に、前記第二の起動信号により前記第三の電源部の前記動作を起動し、前記第一の起動信号により前記第二の電源部の前記動作を停止し、その後、前記ロードスイッチの切替えを行い、前記第二の直流電圧の前記負荷への供給を停止し、
    前記第一の電源部の出力電圧を前記第二の直流電圧から前記第一の直流電圧に切り替える場合には、前記第二の直流電圧を前記負荷へ供給するように前記ロードスイッチの切替えを行い、前記第一の電源部の出力電圧を前記第二の直流電圧から前記第一の直流電圧に切り替えた後に、前記第一の起動信号により前記第二の電源部の前記動作を起動し、前記第二の起動信号により前記第三の電源部の前記動作を停止させることを特徴とする請求項10に記載の電源装置。
  12. 前記制御部は、
    前記第一の電源部の出力電圧を前記第一の直流電圧から前記第二の直流電圧に切り替える場合には、前記第一の電源部の出力電圧を前記第一の直流電圧から前記第二の直流電圧に切り替えた後に、前記ロードスイッチの切替えを行い前記第二の直流電圧の前記負荷への供給を停止するとともに、前記第二の起動信号により前記第三の電源部の前記動作を起動し、前記第一の起動信号により前記第二の電源部の前記動作を停止させ、
    前記第一の電源部の出力電圧を前記第二の直流電圧から前記第一の直流電圧に切り替える場合には、前記第一の電源部の出力電圧を前記第二の直流電圧から前記第一の直流電圧に切り替えた後、前記第二の直流電圧を前記負荷へ供給するように前記ロードスイッチの切替えを行うとともに、前記第一の起動信号により前記第二の電源部の前記動作を起動し、前記第二の起動信号により前記第三の電源部の前記動作を停止させることを特徴とする請求項10に記載の電源装置。
  13. 前記第一の電源部から出力される前記直流電圧を検知し、検知された前記直流電圧に応じて前記第一の起動信号及び前記第二の起動信号を出力する電源制御部を備え、
    前記電源制御部は、前記第一の電源部から出力される前記直流電圧が所定の電圧よりも高い場合には、前記第二の電源部の前記動作を起動する前記第一の起動信号、及び前記第三の電源部の前記動作を停止する前記第二の起動信号を出力し、前記第一の電源部から出力される前記直流電圧が所定の電圧以下の場合には、前記第二の電源部の前記動作を停止する前記第一の起動信号、及び前記第三の電源部の前記動作を起動する前記第二の起動信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  14. 前記所定の電圧は、前記第三の電源部の負荷電流が最大の場合に前記第一の電源部から出力される直流電圧が前記スイッチ素子の前記許容電力を超えない電圧であることを特徴とする請求項13に記載の電源装置。
  15. 前記制御部は、
    前記第一の電源部の出力電圧を前記第一の直流電圧から前記第二の直流電圧に切り替える場合には、前記第一の電源部の出力電圧を前記第一の直流電圧から前記第二の直流電圧に切り替え、前記電源制御部が前記第二の起動信号により前記第三の電源部の前記動作を起動し、前記第一の起動信号により前記第二の電源部の前記動作を停止させた後、前記ロードスイッチの切替えを行い、前記第二の直流電圧の前記負荷への供給を停止し、
    前記第一の電源部の出力電圧を前記第二の直流電圧から前記第一の直流電圧に切り替える場合には、前記第二の直流電圧を前記負荷へ供給するように前記ロードスイッチの切替えを行い、前記第一の電源部の出力電圧を前記第二の直流電圧から前記第一の直流電圧に切り替えた後に、前記電源制御部が前記第一の起動信号により前記第二の電源部の前記動作を起動し、前記第二の起動信号により前記第三の電源部の前記動作を停止させることを特徴とする請求項14に記載の電源装置。
  16. 前記電源制御部は、前記ロードスイッチを介して供給される前記第二の直流電圧により駆動されることを特徴とする請求項15に記載の電源装置。
  17. 前記スイッチング制御部が前記第一のスイッチング素子のオンデューティを制御するとき、前記オンデューティは100%より低い値に制限されていることを特徴とする請求項3から請求項16のいずれか1項に記載の電源装置。
  18. 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
    請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の電源装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  19. 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
    請求項11、請求項12、請求項15のいずれか1項に記載の電源装置と、
    前記画像形成手段を制御して記録材に画像形成を行うプリント状態と、前記プリント状態に遷移が可能なスタンバイ状態と、消費電力を低減するスリープ状態とを切り替え可能な制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記制御部を制御して、前記プリント状態及び前記スタンバイ状態では前記第一の電源部から前記第一の直流電圧を出力し、前記スリープ状態では前記第一の電源部から前記第二の直流電圧を出力することを特徴とする画像形成装置。
  20. 前記制御手段は、前記制御部により前記ロードスイッチを制御して、前記プリント状態及び前記スタンバイ状態では前記負荷に前記第二の直流電圧を出力し、前記スリープ状態では前記負荷に前記第二の直流電圧を出力しないことを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
  21. 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
    交流電圧を直流電圧に変換する電源装置と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記電源装置は、
    交流電圧を変換して、第一の直流電圧、又は前記第一の直流電圧よりも低い第二の直流電圧を出力する第一の電源部と、
    前記第一の電源部から出力された直流電圧が入力され、前記第二の直流電圧を出力する動作を第一の起動信号により起動、又は停止する第二の電源部と、
    前記第二の電源部に並列に接続され、前記第一の電源部から出力された直流電圧が入力され、前記第二の直流電圧を出力する動作を第二の起動信号により起動、又は停止する第三の電源部と、
    を備え、
    前記第二の電源部は、前記第二の直流電圧よりも高い直流電圧を前記第二の直流電圧に変換する電源部であり、
    前記第三の電源部は、スイッチ素子を有し、前記スイッチ素子により出力電圧を前記第二の直流電圧に維持するレギュレータであり、
    前記第二の起動信号は、前記スイッチ素子の消費電力が前記スイッチ素子の許容電力を超えないタイミングで前記第三の電源部に入力されることを特徴とする画像形成装置。
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