JP2020106617A - 光送信器及び検査方法 - Google Patents

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宗弘 寺嶌
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宗弘 寺嶌
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Abstract

【課題】歩留まりを向上することができる光送信器及び検査方法を提供することを目的とする。【解決手段】光送信器1は、駆動信号が入力される駆動用端子22が設けられた光変調素子20と、駆動用端子22と電気的に接続される検査用端子32Aと、検査用端子32Aと電気的に接続され、外部から検査用信号が入力される検査用端子32Bとが設けられた検査用素子30と、を備える。【選択図】図1A

Description

本発明は、光送信器及び検査方法に関するものである。
一般に、電気信号を光信号に変換して出力する光送信器として、図6に示した一例のように、入力された電気信号に応じて駆動信号を生成して出力するドライバIC(Integrated Circuit)140と、駆動信号に応じて光を変調して出力する光変調素子120と、を備えた光送信器100が知られている。
例えば特許文献1には、図7に示すように、金属製ブロック121に搭載された光変調素子120と、セラミック製基板141に搭載されたドライバIC140と、を備えた光送信器100が記載されている。図7に示した光送信器100では、光変調素子120の駆動用端子122と、ドライバIC140の出力端子142とがワイヤ150で電気的に接続されており、ワイヤ150を介して、ドライバIC140から光変調素子120に駆動信号が入力される。
特許第3353718号公報
上述の光送信器100では、光変調素子120の検査を行う場合、光変調素子120とドライバIC140とが接続された状態、例えば図7に示すように、ワイヤ150により接続された状態で検査が行われる。この場合、光変調素子120が不良となった場合、ドライバIC140が良品であっても、再組立が困難なため、光送信器100全体が不良となってしまう。そのため、上述の光送信器100では、歩留まりが低下する場合があった。
本開示は、歩留まりを向上することができる光送信器及び検査方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の光送信器は、駆動信号が入力される駆動用端子が設けられた光変調素子と、前記駆動用端子と電気的に接続される第1検査用端子と、前記第1検査用端子と電気的に接続され、外部から検査用信号が入力される第2検査用端子とが設けられた検査用素子と、を備える。
また、上記目的を達成するために、本開示の検査方法は、第1検査用端子及び前記第1検査用端子と電気的に接続された第2検査用端子が設けられた検査用素子の前記第1検査用端子と、駆動信号が入力される駆動用端子が設けられた光変調素子の前記駆動用端子とを電気的に接続し、前記第2検査用端子に検査用信号を入力する、検査方法である。
本開示によれば、歩留まりを向上することができる。
第1実施形態の光送信器の一例を、光変調素子等の素子が設けられた側からみた平面図である。 図1Aに示した光送信器のA−A線断面図である。 第1実施形態の光送信器の製造方法の流れの概略の一例を表すフローチャートである。 光変調素子の検査を行う際の光送信器の状態を、光変調素子等の素子が設けられた側からみた平面図である。 第2実施形態の送信器の一例を、光変調素子等の素子が設けられた側からみた平面図である。 第2実施形態の光送信器の光変調素子から出力される光信号の周波数特性の一例を示した図である。 比較例の光送信器の光変調素子から出力される光信号の周波数特性の一例を示した図である。 従来の光送信器の構成の一例を示す平面図である。 従来の光送信器の構成の具体例を示す平面図である。 本実施形態の光送信器の他の例のA−A線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態は本発明を限定するものではない。
[第1実施形態]
まず、本実施形態の光送信器1の構成について説明する。図1Aは、本実施形態の光送信器1を、光変調素子20等の素子が設けられた側からみた平面図である。また、図1Bは、図1Aに示した光送信器1のA−A線断面図である。
本実施形態の光送信器1は、外部から入力された電気信号を光信号に変換する機能をパッケージ化したものである。光送信器1は、図示を省略した光コネクタに、光ケーブルを差し込むことでネットワークに光信号を出力することができることから、TOSA(Transmitter Optical SubAssembly)とも呼ばれ、光トランシーバー等を構成する部品の一つとして用いられる。
図1A及び図1Bに示すように、本実施形態の光送信器1は、サブマウントであるキャリア10上に、半導体素子等が集積された、いわゆるチップオンキャリアや、チップオンサブマウント等と呼ばれる半導体装置である。具体的には、本実施形態の図1A及び図1Bに示すように、本実施形態の光送信器1は、キャリア10上に半田付けにより実装された、光変調素子20、検査用素子30、及びドライバIC(Integrated Circuit)40を備える。なお、光変調素子20、検査用素子30、及びドライバIC40各々をキャリア10に実装する方法は限定されない。例えば、光変調素子20、検査用素子30、及びドライバIC40の一部または全部について、半田に代わり、銀ペースト等の導電性樹脂を用いて実装を行ってもよい。
キャリア10は、絶縁性を有しており、例えば、セラミックス材料により形成される。セラミックス材料の具体例としては、窒化アルミニウム(AlN)等が挙げられる。
光変調素子20は、外部に設けられた光源(図示省略)から入力される光を変調して、光送信器1の外部に出力する機能を有する。本実施形態の光変調素子20の表面20Aには、駆動用端子22が設けられている。本実施形態の表面20Aは、本開示の光変調素子表面の一例である。駆動用端子22には、ドライバIC40から出力された駆動信号が入力される。光変調素子20は、光源から入力された光を、駆動信号に応じて変調して出力する。また、本実施形態の光変調素子20の駆動用端子22には、光変調素子20の検査を行う際に、検査用素子30から検査用信号が入力される。本実施形態の光変調素子20の具体例としては、EML(Electro absorption Modulator integrated distributed feedback Laser:電界吸収型光変調素子)、及びMZM(Mach-Zhender Modulator:マッハツェンダ型光変調素子)等の外部光変調素子が挙げられる。
ドライバIC40は、光変調素子20を駆動するための駆動信号(電気信号)を出力する機能を有する。ドライバIC40の表面40Aには、出力端子42及び入力端子44が設けられている。本実施形態の表面40Aは、本開示のドライバIC表面の一例である。入力端子44には、光送信器1の外部から電気信号が入力される。ドライバIC40は、光変調素子20を駆動する駆動信号を電気信号に応じて生成し、出力端子42から出力する。
検査用素子30は、光変調素子20の検査に用いられる素子であり、本実施形態では、プリント基板の表面30Aに検査用端子32A及び検査用端子32Bが設けられている。本実施形態の表面30Aは、本開示の検査用素子表面の一例である。本実施形態の検査用端子32Aが、本開示の第1検査用端子の一例であり、検査用端子32Bが、本開示の第2検査用端子の一例である。なお、検査用素子30は、プリント基板を用いたものに限定されず、例えば、セラミック基板等を用いてもよく、特に限定されるものではない。
検査用端子32Aと光変調素子20の駆動用端子22とは、ワイヤ50により電気的に接続されている。また、検査用端子32BとドライバIC40の出力端子42とはワイヤ52により電気的に接続されている。また、検査用端子32A及び検査用端子32Bは、フラットケーブル等の配線33により電気的に接続されている。本実施形態のワイヤ50が、本開示の第1ワイヤの一例であり、ワイヤ52が、本開示の第2ワイヤの一例である。
なお、図1Bに示すように、本実施形態の光送信器1では、光変調素子20、検査用素子30、及びドライバIC40の高さ(キャリア10に光変調素子20等が積層された積層方向の長さ)が同一である。光変調素子20、検査用素子30、及びドライバIC40の高さの具体例としては、100μm〜200μmが挙げられる。なお、本実施形態では、ドライバIC40の高さに、光変調素子20及び検査用素子30の高さを合わせている。例えば、検査用素子30では、プリント基板の高さ(厚み)を、ドライバIC40に応じた厚みとしている。なお、本実施形態において、高さが「同一」とは、製造上等の誤差を含み、同一とみなせることをいう。
このように、光変調素子20、検査用素子30、及びドライバIC40の高さが同一であるため、光変調素子20の表面20A、検査用素子30の表面30A、及びドライバIC40の表面40Aの位置が揃っており、いわゆる面一の状態である。従って、光変調素子20、駆動用端子22、検査用端子32A、検査用端子32B、及び出力端子42の位置も揃っており、同一平面上に設けられた状態である。
本実施形態の光送信器1では、電気信号を光信号に変換する場合、ドライバIC40の出力端子42から出力された駆動信号がワイヤ52を介して検査用素子30の検査用端子32Bに入力される。検査用素子30は、検査用端子32Bに入力された駆動信号を、配線33を介して検査用端子32Aから出力する。検査用素子30から出力された駆動信号は、ワイヤ50を介して光変調素子20の駆動用端子22に入力される。
次に、本実施形態の光送信器1における光変調素子20の検査を含む、光送信器1の製造方法の流れについて説明する。図2には、本実施形態の光送信器1における製造方法の流れの概略の一例を表すフローチャートを示す。
まず、図2に示したステップS100では、キャリア10に、光変調素子20及び検査用素子30を半田付けにより実装する。また、駆動用端子22及び検査用端子32Aをワイヤ50により電気的に接続する。この状態の本実施形態の光送信器1を、光変調素子20等の素子が設けられた側からみた平面図を図3に示す。すなわち、図3は、光変調素子20の検査を行う際の光送信器1の状態を示した平面図である。図3に示した光送信器1では、ドライバIC40が未だ実装されておらず、検査用素子30の検査用端子32Bには、ワイヤ52が未だ接続されていない。
次のステップS102では、光変調素子20の検査を行うため、検査用端子32Bにプローブ等により、検査用信号(検査用電圧)を印加する。具体的には、図3に示した状態の光送信器1の検査用素子30の検査用端子32Bに、検査用信号を印加する。検査用素子30に入力された電気信号は、上述したように、配線33、検査用端子32A、及びワイヤ50を介して光変調素子20の駆動用端子22に入力される。光変調素子20では、入力された検査用信号に応じて光源の光を変調して光信号を外部に出力する。
次のステップS104では、光変調素子20が良品であるか否かを判定する。光変調素子20が良品であるか否かの判定は、光変調素子20から出力される光信号に基づいて行われればよく、その方法は特に限定されない。
光変調素子20が良品である場合、ステップS104の判定が肯定判定となりステップS106に移行する。ステップS106では、キャリア10に、ドライバIC40を半田付けにより実装し、ドライバIC40の出力端子42と、検査用素子30の検査用端子32Bとをワイヤ52により電気的に接続することで、図1A及び図1Bに示した光送信器1が完成する。
一方、光変調素子20が不良品である場合、ステップS104の判定が否定判定となりステップS108へ移行する。ステップS108では、所定の不良時処理を行って、光送信器1の製造を終了する。所定の不良時処理は、特に限定されるものではなく、不良品であった光送信器1を廃棄する処理であってもよいし、不良品の管理を行うための処理であってもよい。
このように本実施形態の光送信器1では、検査用素子30の検査用端子32Bに印加した検査用信号により、光変調素子20の検査を行うことができ、キャリア10にドライバIC40を実装する前に光変調素子20の検査を行うことができる。
[第2実施形態]
図4には、本実施形態の光送信器1を、光変調素子20等の素子が設けられた側からみた平面図が示されている。
図4に示すように、本実施形態の光送信器1は、検査用素子30が、フィルタ回路36及び終端回路38を備える点で、第1実施形態の光送信器1(図1A及び図1B参照)と異なっている。本実施形態のフィルタ回路36及び終端回路38が、本開示の補正回路の一例である。
フィルタ回路36は、光変調素子20の通過域特性を補正する機能を有しており、光変調素子20から出力される光信号の光周波数特性の平坦性を調整する。なお、フィルタ回路36は、光変調素子20のその他の特性を補正する機能を有していてもよく、例えば、減衰特性を補正する機能を有し、光変調素子20から出力される光信号の減衰量を調整してもよい。フィルタ回路36は、検査用端子32Aと検査用端子32Bとの間に設けられている。検査用端子32Aとフィルタ回路36とは、配線33Aにより電気的に接続されており、フィルタ回路36と検査用端子32Bとは、配線33Bにより電気的に接続されている。
終端回路38は、光変調素子20の光周波数特性の遮断周波数の調整や増幅度の調整を行う機能を有している。なお、終端回路38は、その他の光変調素子20の特性を補正する機能を有していてもよく、例えば、光変調素子20の光導波路のインピーダンス整合を行う機能を有していてもよい。終端回路38は、配線39により検査用端子32Aと電気的に接続されている。
本実施形態の光送信器1では、光変調素子20の駆動用端子22には、フィルタ回路36及び終端回路38により補正された駆動信号がワイヤ50を介して入力される。光変調素子20は、光源から入力された光を、補正後の駆動信号に応じて変調して出力する。このように、本実施形態の光送信器1では、フィルタ回路36及び終端回路38により補正した駆動信号に応じて光変調素子20が動作するため、光変調素子20の特性を補正することができる。
なお、フィルタ回路36及び終端回路38の具体的な特性、例えば、フィルタ回路36における通過域特性の補正量や、終端回路38における遮断周波数の調整量等は、光変調素子20に所望の特性、換言すると最適な特性に応じて定めればよい。フィルタ回路36及び終端回路38の各々における具体的な構成は特に限定されず、例えば、抵抗素子、コイル、及びコンデンサ等の受動素子を用いた周知の構成を用いることができる。
図5Aには、本実施形態の光変調素子20から出力される光信号の周波数特性の一例を示す。また、比較例として、図5Bには、図7に一例を示した比較例の光送信器100のように、ドライバIC140から出力された駆動信号がそのまま光変調素子120に入力され、当該駆動信号に応じて光変調素子120が動作した場合に、光変調素子120から出力される光信号の周波数特性の一例を示す。比較例の光送信器100では、光変調素子120の特性が補正されない状態となっている。
図5Bに示すように、光変調素子120の特性が適切ではない場合、光変調素子120の容量とワイヤ150との共振により周波数特性を表すグラフにピークが現れる場合が多い。このピークは、通過域特性や減衰特性を重視する場合等では、伝送品質を劣化させる大きな要因となる。このような場合、図7に一例を示した比較例の光送信器100では、ワイヤ150の長さを調整する等して、光変調素子120の特性の補正を行うが、補正を十分に行うのが困難な場合が多い。
一方、図5Aに示すように、本実施形態の光送信器1では、光変調素子20から出力される光信号の周波数特性に、図5Bに示されるようなピークが現れていない。従って、本実施形態の光送信器1によれば、伝送品質の劣化を抑制することができる。
このように、本実施形態の光送信器1では、検査用素子30がフィルタ回路36及び終端回路38を備え、光変調素子20の特性を補正するため、光変調素子20から出力される光信号の周波数特性の低下を抑制し、最適化することができる。これにより、例えば、光変調素子20の特性が基準をわずかに下回った場合等に、フィルタ回路36及び終端回路38により、光変調素子20の特性を補正することで基準を満たすように、換言すると良品となるように補正することができる。そのため、本実施形態の光送信器1によれば、光送信器1の歩留まりをより向上させることができる。
また、本実施形態の光送信器1では、フィルタ回路36及び終端回路38を構成する抵抗素子、コイル、及びコンデンサ等の受動素子が比較的安価な素子であるため、光送信器1の製造コストの増大を抑制することができる。
なお、本実施形態の光送信器1では、検査用素子30が、フィルタ回路36及び終端回路38を備える形態について説明したが、いずれか一方の回路のみを備え、他方の回路を、検査用素子30の外部、例えばキャリア10上に備える構成としてもよい。
なお、上記第1実施形態の光送信器1では、検査用素子30がフィルタ回路36及び終端回路38を備えていないが、例えば、キャリア10の外部や、光変調素子20内にフィルタ回路36及び終端回路38と同等の回路を備えることにより、光送信器1から出力される光信号において、図5Aに示したような周波数特性を得ることができる。なお、例えば、キャリア10上に別途、フィルタ回路36及び終端回路38を実装する場合、実装するためのスペースが確保し難い場合がある。
上述したように、光変調素子20、検査用素子30、及びドライバIC40は、半田付け等によりキャリア10に実装されているが、当該半田等が広がるため実際には、光変調素子20、検査用素子30、及びドライバIC40の各々は、キャリア10に接触する面積以上の面積を占有することなる。そのため、キャリア10に、フィルタ回路36及び終端回路38を実装し難い場合がある。特に光送信器1がパッケージ化されている場合、キャリア10の大きさ(面積)に制限が設けられているため、フィルタ回路36及び終端回路38を実装するための十分なスペースがとれない場合がある。
一方、本実施形態の光送信器1では、検査用素子30がフィルタ回路36及び終端回路38を備えることにより、フィルタ回路36及び終端回路38を実装する十分なスペースを確保できるため好ましい。
なお、光送信器1は、ドライバIC40が、検査用素子30に代わり、フィルタ回路36及び終端回路38の少なくとも一方を備える形態としてもよい。当該形態であっても、上述したように、フィルタ回路36及び終端回路38をキャリア10に実装する場合に比べて、実装に十分なスペースを確保できるため好ましい。
以上説明したように、上記各実施形態の光送信器1は、駆動信号が入力される駆動用端子22が設けられた光変調素子20と、駆動用端子22と電気的に接続される検査用端子32Aと、検査用端子32Aと電気的に接続され、外部から検査用信号が入力される検査用端子32Bとが設けられた検査用素子30と、を備える。
上記構成を有することにより、上記各実施形態の光送信器1では、検査用素子30の検査用端子32Bに印加した検査用信号により、光変調素子20の検査を行うことができる。光送信器1では、ドライバIC40を介さずに光変調素子20の検査を行うため、光変調素子20が不良となった場合、ドライバIC40を廃棄せずにすむため、光送信器1の歩留まりを向上させることができる。また、上記各実施形態の光送信器1によれば、歩留まりを向上させることができるため、光送信器1のコストの増大を抑制することができる。
また、上記各実施形態の光送信器1では、光変調素子20の駆動用端子22に直接、プローブ等により、検査用信号を印加することなく光変調素子20の検査を行うことができるため、プローブ等が接触することにより、駆動用端子22が破損するのを防止することができる。
また、上記各実施形態の光送信器1では、光変調素子20と、検査用素子30とをワイヤ50により接続した状態で光変調素子20の検査を行うことができるため、光送信器1が製品に近い状態において光変調素子20の検査を行うことができるため好ましい。
また、上記各実施形態の光送信器1では、図1Bに示すように、光変調素子20、駆動用端子22、検査用端子32A、検査用端子32B、及び出力端子42が同一平面上に設けられた状態であるため、ワイヤ50及びワイヤ52、各々の長さをより短くすることができる。これにより、ワイヤ50及びワイヤ52の長さに依存して光変調素子20の特性に影響を及ぼすのを抑制することができる。
なお、上記各実施形態の光送信器1では、光変調素子20とドライバIC40との高さが同一の場合、換言すると光変調素子20の表面20Aの高さとドライバIC40の表面40Aの高さが同一の場合について説明したが、表面20Aの高さと表面40Aの高さとは同一でなくてもよい。表面20Aの高さと表面40Aの高さとが異なる場合、例えば、いずれか低い方の表面の高さを高い方の表面の高さに合わせることで、図1Bに示すように、光変調素子20、駆動用端子22、検査用端子32A、検査用端子32B、及び出力端子42が同一平面上に設けられた形態としてもよい。
また例えば、検査用素子30の表面30Aの高さを、表面20Aの高さ及び表面40Aの高さのうち、低い方の高さ以上、高い方の高さ以下としてもよい。具体的には、図8に示すように、光変調素子20の表面20Aの高さ20Hが、ドライバIC40の表面40Aの高さ40Hの高さよりも低い場合、検査用素子30の表面30Aの高さ30Hを、高さ20H以上、高さ40H以下とする形態(20H≦30H≦40H)としてもよい。この場合も、光変調素子20、駆動用端子22、検査用端子32A、検査用端子32B、及び出力端子42が同一平面上に設けられた形態と同様に、ワイヤ50及びワイヤ52、各々の長さをより短くすることができるため、ワイヤ50及びワイヤ52の長さに依存して光変調素子20の特性に影響を及ぼすのを抑制することができる。なお、図8に例示した形態とは逆に、高さ20Hが高さ40Hよりも高い場合、高さ30Hを、高さ40H以上、高さ20H以下とする形態(40H≦30H≦20H)としてもよいことはいうまでもない。
なお、上記各実施形態では、検査用素子30の検査用端子32Bに印加した検査信号により、ドライバIC40を介さずに光変調素子20の検査を行うことで、光送信器1の歩留まりを向上させていた。そのため、検査用素子30とドライバIC40とを別体、具体的には異なるチップに実装する形態としていた。
一方、例えば、上述したように、フィルタ回路36及び終端回路38により、光変調素子20の特性を補正することで基準を満たすように補正を行うことができる場合がある。すなわち、光変調素子20の特性の変動が比較的大きくない場合、フィルタ回路36及び終端回路38の少なくとも一方である補正回路により補正を行うことで、歩留まりの向上が図れる。このような場合、補正回路と、検査用素子30と、ドライバIC40とを一体化する形態、より具体的には1つのチップに実装する形態としてもよい。このように、補正回路と、検査用素子30と、ドライバIC40とを一体化した場合、組立工程の削減が可能となり、組立に要するコストの削減が可能となる。なお、この場合においても、光変調素子20の駆動用端子22を用いて検査を行う場合に比べて、検査用素子30の検査用端子32Bを用いて検査を行う方が、歩留まりが向上することはいうまでもない。
また、上記各実施形態の光送信器1では、光変調素子20、検査用素子30、及びドライバIC40をキャリア10上に実装する形態について説明したが、当該形態に限定されない。例えば、光変調素子20、検査用素子30、及びドライバIC40の各々は異なるキャリアに実装されていてもよい。なお、少なくとも光変調素子20と検査用素子30とが、同一キャリア(キャリア10)に実装される形態とすることが好ましい。
なお、上記各実施形態で説明した光送信器1等の構成及び動作等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることはいうまでもない。
1 光送信器
10 キャリア
20 光変調素子、20A 表面、20H 高さ
22 駆動用端子
30 検査用素子、30A 表面、30H 高さ
32A、32B 検査用端子
36 フィルタ回路
38 終端回路
40 ドライバIC、40A 表面、40H 高さ
42 出力端子
50、52 ワイヤ

Claims (10)

  1. 駆動信号が入力される駆動用端子が設けられた光変調素子と、
    前記駆動用端子と電気的に接続される第1検査用端子と、前記第1検査用端子と電気的に接続され、外部から検査用信号が入力される第2検査用端子とが設けられた検査用素子と、
    を備えた光送信器。
  2. 前記第2検査用端子と電気的に接続された出力端子が設けられ、入力された電気信号に応じて生成した前記駆動信号を前記出力端子から出力するドライバICをさらに備えた、
    請求項1に記載の光送信器。
  3. 前記光変調素子及び前記ドライバICは、同一キャリア上に設けられている、
    請求項2に記載の光送信器。
  4. 前記検査用素子も、前記キャリア上に設けられている、
    請求項3に記載の光送信器。
  5. 前記駆動用端子と前記第1検査用端子とは第1ワイヤにより電気的に接続され、
    前記第2検査用端子と前記出力端子とは第2ワイヤにより電気的に接続され、
    前記駆動用端子、前記第1検査用端子、前記第2検査用端子、及び前記出力端子は、同一平面上に設けられている、
    請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の光送信器。
  6. 前記駆動用端子と前記第1検査用端子とは第1ワイヤにより電気的に接続され、
    前記第2検査用端子と前記出力端子とは第2ワイヤにより電気的に接続され、
    前記検査用素子における前記第1検査用端子及び前記第2検査用端子が設けられた面である検査用素子表面の高さは、前記光変調素子における前記駆動用端子が設けられた面である光変調素子表面の高さが、前記ドライバICにおける前記出力端子が設けられた面であるドライバIC表面の高さよりも低い場合、前記光変調素子表面の高さ以上、前記ドライバIC表面の高さ以下であり、前記光変調素子表面の高さが、前記ドライバIC表面の高さよりも高い場合、前記ドライバIC表面の高さ以上、前記光変調素子表面の高さ以下である、
    請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の光送信器。
  7. 前記検査用素子は、前記光変調素子の特性を補正する補正回路を含む、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光送信器。
  8. 前記ドライバICは、前記光変調素子の特性を補正する補正回路を含む、
    請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の光送信器。
  9. 前記補正回路は、前記駆動信号を補正する回路であり、
    前記駆動用端子には、前記補正回路により補正された駆動信号が入力される、
    請求項7または請求項8に記載の光送信器。
  10. 第1検査用端子及び前記第1検査用端子と電気的に接続された第2検査用端子が設けられた検査用素子の前記第1検査用端子と、駆動信号が入力される駆動用端子が設けられた光変調素子の前記駆動用端子とを電気的に接続し、
    前記第2検査用端子に検査用信号を入力する、
    検査方法。
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