JP2020104593A - 車両用空調ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力損失の低減を図るとともに、整流機構の厚み方向の長さを長くすることなく所望の整流効果を得られるようにする。【解決手段】空調ケース12により形成されたケース内通路のうち送風ファン201に対し空気流れ下流側に配置され、送風ファンから吹き出された空気に送風ファン201の回転によって生じた旋回流を整流する整流通路2681、2682が区画形成された整流機構26と、を備える。そして、整流機構26には、旋回流が流入する流入口268aの流路面積より、整流された空気が流出する流出口268bの流路面積が小さくなる縮小整流通路2681が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用空調ユニットに関するものである。
この種の車両用空調ユニットとして、例えば、特許文献1に記載された車両用空調ユニットが従来から知られている。この特許文献1に記載された車両用空調ユニットは、空気が流れるケース内通路が形成された空調ケースと、車両用空調ユニットから車室内へ向けて吹き出される空気を送風する送風機を備えている。その送風機は遠心式の送風機であるので、ファン軸線まわりに回転しそのファン軸線の軸方向の一方側から吸い込んだ空気を径方向外側へ吹き出す遠心ファンを有している。その遠心ファンは、ケース内通路のうちの空気流れ上流側に配置されている。そして、ケース内通路の内部を遠心ファンから吹き出された空気が流れるようになっている。
特開2015−182566号公報
このような車両用空調ユニットにおいて、ケース内通路のうち送風ファンに対し空気流れ下流側に、送風ファンから吹き出された空気の旋回流を整流する整流機構を備えることが考えられる。例えば、図11に示すようなハニカム構造の整流機構を備えることで旋回流を抑制することが可能となる。
ここで、格子サイズが大きい場合、十分な整流性能が得られないといった問題が生じる。この場合、整流機構の厚み方向の長さを長くすることで、整流性能を向上することが可能となる。
しかし、このような車両用空調ユニットにおいては、小型化のため空調ケースの長手方向の長さを極力短くしたいという要望がある。そこで、整流機構の厚み方向の長さを短くして整流性能を確保するためには、格子サイズを小さくする必要がある。しかし、格子サイズを小さくすると、圧力損失が大きくなってしまうといった問題が生じる。
本発明は上記問題に鑑みたもので、圧力損失の低減を図るとともに、整流機構の厚み方向の長さを長くすることなく所望の整流効果を得られるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車両用空調ユニットであって、車室内に送風される空気が流れるケース内通路が形成された空調ケース(12)と、ファン軸線(CL1)まわりに回転しケース内通路に配置された送風ファン(201)を有し、該送風ファンの回転によりファン軸線の軸方向の一方側から吸い込んだ空気を吹き出す送風機(20)と、ケース内通路のうち送風ファンに対し空気流れ下流側に配置され、送風ファンから吹き出された空気に送風ファンの回転によって生じた旋回流を整流する整流通路(2681、2682)が区画形成された整流機構(26)と、を備えている。
そして、整流機構には、旋回流が流入する流入口(268a)の流路面積より、整流された空気が流出する流出口(268b)の流路面積が小さくなる縮小整流通路(2681)が形成されている。
このような構成によれば、整流機構には、旋回流が流入する流入口(268a)の流路面積より、整流された空気が流出する流出口(268b)の流路面積が小さくなる縮小整流通路(2681)が形成されているので、圧力損失の低減を図るとともに、整流機構の厚み方向の長さを長くすることなく所望の整流効果を得ることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態において、車両用空調ユニットの主要な構成を示した模式的な断面図である。 図1におけるII−II断面図である。 図2中のIII−III線に沿った断面図であって、第1実施形態の整流機構の概略形状を示した図である。 比較例を示した図である。 第2実施形態の整流機構の概略形状を示した図であって、図3に相当する断面図である。 第3実施形態の整流機構の概略形状を示した図であって、図3に相当する断面図である。 第4実施形態の整流機構の概略形状を示した図であって、図3に相当する断面図である。 第5実施形態の整流機構の断面図であって、図3に相当する断面図である。 図8中のIX−IX線に沿った断面図であって、第5実施形態の整流機構の概略形状を示した図である。 図8中のX−X線に沿った断面図であって、第5実施形態の整流機構の概略形状を示した図である。 課題について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る車両用空調ユニットについて図1〜図4を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態の車両用空調ユニット10は、空調ケース12、蒸発器16、ヒータコア18、送風機20、複数のドア21、22、23、24a、24b、25、および整流機構26を備えている。この車両用空調ユニット10は、例えば、車室内の最前部に設けられたインストルメントパネルの内側に配置されている。なお、図1および図2の各矢印DR1、DR2、DR3は、車両用空調ユニット10が搭載される車両の向きを示す。すなわち、図1の矢印DR1は車両前後方向DR1を示し、矢印DR2は車両上下方向DR2を示し、図2の矢印DR3は車両左右方向DR3すなわち車両幅方向DR3を示している。これらの方向DR1、DR2、DR3は互いに交差する方向、厳密に言えば互いに直交する方向である。
空調ケース12は、車両用空調ユニット10の外殻を成す樹脂製の部材である。空調ケース12には、外気導入口121と、内気導入口122と、空調ケース12内から空気を吹き出す吹出口126、127、128とが形成されている。また、空調ケース12の内部には、外気導入口121と内気導入口122との一方または両方から各吹出口126、127、128へ空気が流れるケース内通路123が形成されている。このケース内通路123は車両前後方向DR1へ延びるように形成されている。
外気導入口121は、車室外の空気である外気をケース内通路123へ導入するための導入口である。内気導入口122は、車室内の空気である内気をケース内通路123へ導入するための導入口である。空調ケース12内へは、送風機20によって、外気または内気が導入される。
外気導入口121および内気導入口122は、内外気切替ドア25によって開閉される。そして、その外気導入口121と内気導入口122との一方または両方から導入された空気は蒸発器16へ流入する。
蒸発器16は、その蒸発器16を通過する空気を冷却する冷却用熱交換器である。要するに、蒸発器16は冷却器である。
蒸発器16は、空調ケース12内に収容されている。すなわち、蒸発器16は、ケース内通路123に配置されており、ケース内通路123に導入された外気または内気が流入するように配置されている。蒸発器16は、不図示のコンプレッサ、コンデンサ、および膨張弁とともに、冷媒を循環させる周知の冷凍サイクル装置を構成している。蒸発器16は、蒸発器16を通過する空気と冷媒とを熱交換させ、その熱交換により冷媒を蒸発させると共に空気を冷却する。
送風機20は、ファン軸線CL1まわりに回転しケース内通路123に配置された送風ファン201と、その送風ファン201を回転駆動する不図示のファンモータとを有している。その送風ファン201は本実施形態では遠心ファンである。遠心送風機である送風機20は、送風ファン201の回転によりファン軸線CL1の軸方向DRaの一方側から空気を吸い込み、その吸い込んだ空気を送風ファン201の径方向外側へ吹き出す。その径方向外側へ吹き出された空気は、矢印FLのように、ケース内通路123の空気流れ下流側(例えば図1では車両後方側)へと空調ケース12によって導かれる。
なお、ファン軸線CL1の軸方向DRaは本実施形態では車両前後方向DR1に一致している。また、ファン軸線CL1の軸方向DRaをファン軸方向DRaとも呼ぶものとする。また、送風ファン201の径方向は別言すればファン軸線CL1の径方向である。そして、そのファン軸線CL1の径方向をファン径方向とも呼ぶものとする。
送風機20は、送風ファン201が蒸発器16に対して空気流れ下流側に配置された所謂吸込式レイアウトとなっている。送風機20は、送風ファン201の空気吸込み側であるファン軸方向DRaの一方側が蒸発器16の空気流出面16bと対向するように配置されている。従って、送風ファン201は、ファン軸方向DRaの一方側とは反対側であるファン軸線CL1の他方側がケース内通路123の空気流れ下流側へ延びる向きに配置されている。
詳細には、送風機20は、ファン軸線CL1が蒸発器16の空気流出面16bに対して略直交するように配置されている。そのため、ケース内通路123のうち送風ファン201の空気流れ下流側の部位であるファン下流部位123aが延伸する向き(具体的には車両後方側)へとファン軸線CL1の他方側が延びるように、送風ファン201は配置されている。すなわち、送風ファン201から吹き出された気流は、ケース内通路123においてファン軸方向DRaの他方側へ進む。
ヒータコア18は、ケース内通路123のうち送風ファン201に対し空気流れ下流側に配置されている。ヒータコア18は、そのケース内通路123のうちで、車両上下方向DR2の中央部に配置されている。ヒータコア18は、ケース内通路123を流れる空気のうちヒータコア18を通過する空気を加熱する加熱器である。
空調ケース12内において、ヒータコア18の上側には、上側バイパス通路125aが形成され、ヒータコア18の下側には、下側バイパス通路125bが形成されている。この上側バイパス通路125aと下側バイパス通路125bは何れもケース内通路123に含まれ、ヒータコア18に対して並列に空気を流す。すなわち、上側バイパス通路125aと下側バイパス通路125bは何れも、ヒータコア18を迂回して空気を流す迂回通路である。言い換えれば、その上側バイパス通路125aと下側バイパス通路125bは何れも、ヒータコア18が設けられていない非加熱通路である。
ケース内通路123においてヒータコア18に対する空気流れ上流側には、第1エアミックスドア24aと第2エアミックスドア24bとが設けられている。この第1エアミックスドア24aと第2エアミックスドア24bは、整流機構26に対して空気流れ下流側に設けられている。
第1エアミックスドア24aは、上側バイパス通路125aに配設されており、その上側バイパス通路125aを開閉する。第1エアミックスドア24aはスライド式のドア機構であり、不図示の電動アクチュエータによってスライドさせられる。
そして、第1エアミックスドア24aはそのスライド位置に応じて、ヒータコア18を通過する風量と、上側バイパス通路125aを通過する風量との風量割合を調節する。
第2エアミックスドア24bは、下側バイパス通路125bに配設されており、その下側バイパス通路125bを開閉する。第2エアミックスドア24bはスライド式のドア機構であり、不図示の電動アクチュエータによってスライドさせられる。
そして、第2エアミックスドア24bはそのスライド位置に応じて、ヒータコア18を通過する風量と、下側バイパス通路125bを通過する風量との風量割合を調節する。
空調ケース12には、その空調ケース12外へ空気を吹き出すフェイス吹出口126、デフロスタ吹出口127、およびフット吹出口128が形成されている。そのフェイス吹出口126、デフロスタ吹出口127、およびフット吹出口128はそれぞれ、ヒータコア18および各バイパス通路125a、125bに対する空気流れ下流側にてケース内通路123に連結している。
フェイス吹出口126から流出する空気は、不図示のダクトを介して導かれ、車室内の前席に着座する乗員の顔または胸部へ向けて吹き出される。デフロスタ吹出口127から流出する空気は、不図示のダクトを介して導かれ、車室内にて車両前面の窓ガラスに向けて吹き出される。フット吹出口128から流出する空気は、不図示のダクトを介して導かれ、車室内の前席に着座する乗員の足下へ向けて吹き出される。
また、フェイス吹出口126にはフェイスドア21が設けられており、フェイスドア21はフェイス吹出口126を開閉する。デフロスタ吹出口127にはデフロスタドア22が設けられており、デフロスタドア22はデフロスタ吹出口127を開閉する。フット吹出口128にはフットドア23が設けられており、フットドア23はフット吹出口128を開閉する。
ケース内通路123においてヒータコア18の空気流れ下流側では、ヒータコア18を通った暖風と上側バイパス通路125aを通った冷風とが混合される。そして、その混合された空気は、主としてフェイス吹出口126とデフロスタ吹出口127とのうちの開いている吹出口から車室内へ吹き出される。
また、ヒータコア18の空気流れ下流側では、ヒータコア18を通った暖風と下側バイパス通路125bを通った冷風とが混合される。そして、その混合された空気は、フット吹出口128が開いている場合には、主としてそのフット吹出口128から車室内へ吹き出される。
空調ケース12には、フェイス吹出口126が複数設けられている。例えば車両用空調ユニット10の吹出しモードがフェイスモードとされた場合には、フェイス吹出口126は開放され、デフロスタ吹出口127およびフット吹出口128は閉じられる。従って、この場合、複数のフェイス吹出口126の各々には、そのフェイス吹出口126よりも空気流れ上流側に配置された整流機構26を通過した空気が分配されて流入する。そして、閉じられているデフロスタ吹出口127およびフット吹出口128には、整流機構26を通過した空気は分配されない。すなわち、ここで言う整流機構26を通過した空気が分配されて流入する複数の吹出口とは、具体的に言えば、何れかの吹出しモードで同時に開放されている複数の吹出口のことである。
整流機構26は、ケース内通路123のうち、送風ファン201に対し空気流れ下流側に配置され、且つ、ヒータコア18およびエアミックスドア24a、24bに対し空気流れ上流側に配置されている。
ここで、ファン軸方向DRaの他方側がケース内通路123の空気流れ下流側を向くように送風ファン201が配置されているので、送風ファン201から吹き出され整流機構26に流入する空気には、その送風ファン201の回転によって旋回流が生じている。
整流機構26は、送風機20から吹き出された空気に送風機20の回転によって生じた旋回流を整流する。整流機構26には、送風ファン201から吹き出された空気が流入し、その吹き出された空気は整流機構26により整流された後、バイパス通路125a、125bまたはヒータコア18へと流れる。
図2〜図3に示すように、整流機構26は、円筒状の筒状部263a、263b、263cと、送風ファン201の径方向内側から径方向外側へと延びる複数の整流板261〜262を有している。筒状部263a〜263cと、整流板261〜262は一体で形成され、空調ケース12に固定されている。すなわち、整流機構26は、空調ケース12に固定され、回転しない非回転部材として設けられている。
筒状部263a〜263cは、ファン軸線CL1を中心とした同心円状に配置されている。筒状部263aの内径は、筒状部263bの内径より小さくなっており、筒状部263bの内径は、筒状部263cの内径より小さくなっている。すなわち、筒状部263cは、筒状部263bの送風ファン201の径方向外側に相互間隔を空けて配置され、筒状部263bは、筒状部263aの送風ファン201の径方向外側に相互間隔を空けて配置されている。
筒状部263a〜263cの間には、複数の整流板261〜262が配置されている。複数の整流板261〜262は、ファン周方向DRcに相互間隔を空けて配置されている。具体的には、整流板261は、筒状部263aと筒状部263bの間に配置され、整流板262は、筒状部263bと筒状部263cの間に配置されている。
整流板261は、対を成す整流板261a〜261bを有している。整流板261a〜261bは、それぞれ旋回流が流入する流入口268aから、整流された空気が流出する流出口268bに向かって延びるように並んで配置されている。
図3に示すように、整流板261aと整流板261bの間には、送風機20の回転によって生じた旋回流FLを整流する整流通路2681〜2682が形成される。具体的には、整流板261aと整流板261bの間には、縮小整流通路2681と拡大整流通路2682が形成される。
縮小整流通路2681は、旋回流FLが流入する流入口2268aの流路面積より、整流された空気が流出する流出口268bの流路面積が小さくなる整流通路である。また、拡大整流通路2682は、旋回流FLが流入する流入口268aの流路面積より整流通路における該整流通路から整流された空気が流出する流出口268bの流路面積が大きくなる整流通路である。
整流機構26には、送風ファン201から吹き出された空気が流入し、その吹き出された空気は縮小整流通路2681と拡大整流通路2682を流れる。ここで、縮小整流通路2681の流入口268aの流路面積の方が拡大整流通路2682の流入口268aの流路面積よりも大きいため縮小整流通路2681の方に拡大整流通路2682よりも多くの空気が流入する。
整流機構26は、送風ファン201から吹き出された空気を縮小整流通路2681に通過させることにより、送風機20の回転によって生じた旋回流FLを良好に整流する。
本実施形態の整流機構26は、一対の整流板261a〜261bの間隔が、流入口268a側から流出口268b側に近付くにつれて短くなることによって縮小整流通路2681が形成されている。
図4は、各整流板261が流入口268aの法線方向に延びるように形成され、流入口268a側から流出口268b側にかけて整流通路268の流路面積が一定となった比較例としての整流機構96を示している。この図のように、整流通路268の流路面積が一定となった構成では、流入口268aの面積が比較的小さく、圧力損失が大きくなってしまう。また、所望の整流効果を得るためには、整流機構26の厚み方向の長さ、すなわち、整流通路268の長さを長くする必要がある。
これに対し、本実施形態の整流機構26は、流入口268aの流路面積が大きいので圧力損失を小さくすることができる。さらに、一対の整流板261a〜261bの間隔が、流入口268a側から流出口268b側に近付くにつれて短くなっているので、旋回流の回転成分が抑制され、整流通路268の長さを長くすることなく、所望の整流効果を得ることが可能である。
すなわち、本実施形態の整流機構26は、旋回流が流入する流入口268aの流路面積より、整流された空気が流出する流出口268bの流路面積が小さくなる縮小整流通路2681を備えているので、整流機構26の厚み方向の長さを長くすることなく、所望の整流効果を得ることが可能である。
次に、車両用空調ユニット10の作動について説明する。送風機20が作動を開始すると、図1に示すように、外気導入口121または内気導入口122を介して、空調ケース12内に形成されたケース内通路123へ空気が導入される。そして、そのケース内通路123へ導入された空気は、蒸発器16で冷却されると共にその蒸発器16を通過する。
この蒸発器16で冷却された空気は、送風機20の送風ファン201に吸い込まれ、送風ファン201の径方向外側へ吹き出され、空調ケース12によってケース内通路123の空気流れ下流側へと導かれる。
そして、送風ファン201から吹き出された空気は整流機構26を通過する。その整流機構26を通過した空気は、ヒータコア18を通れば暖風となってヒータコア18の空気流れ下流側へ流れ、バイパス通路125a、125bを通れば冷風のままヒータコア18の空気流れ下流側へ流れる。そして、その暖風と冷風はヒータコア18の空気流れ下流側で混合され、その混合された空気は、フェイス吹出口126、デフロスタ吹出口127、フット吹出口128のうちの開放されている吹出口から、車室内の所定箇所へ吹き出される。
以上、説明したように、本実施形態の車両用空調ユニットは、車室内に送風される空気が流れるケース内通路が形成された空調ケース12を備えている。また、ファン軸線CL1まわりに回転しケース内通路に配置された送風ファン201を有し、該送風ファン201の回転によりファン軸線CL1の軸方向の一方側から吸い込んだ空気を吹き出す送風機20を備えている。また、ケース内通路のうち送風ファンに対し空気流れ下流側に配置され、送風ファン201から吹き出された空気に送風ファン201の回転によって生じた旋回流を整流する整流通路2681、2682が区画形成された整流機構26を備えている。
そして、整流機構26には、旋回流が流入する流入口268aの流路面積より、整流された空気が流出する流出口268bの流路面積が小さくなる縮小整流通路2681が形成されている。
このような構成によれば、整流機構26には、旋回流が流入する流入口268aの流路面積より、整流された空気が流出する流出口268bの流路面積が小さくなる縮小整流通路2681が形成されているので、圧力損失の低減を図るとともに、整流機構の厚み方向の長さを長くすることなく所望の整流効果を得ることができる。
また、整流機構26は、整流通路2681、2682を区画形成する一対の整流板261a、261bを有している。そして、一対の整流板261a、261bは、整流通路2681、2682の流入口268aから流出口268bに向かって延びるように並んで配置されている。
そして、一対の整流板261a、261bの間隔が、縮小整流通路2681の流入口268a側よりも縮小整流通路2681の流出口268b側の方が短くなることによって縮小整流通路2681が形成されている。
このように、一対の整流板261a、261bの間隔が、縮小整流通路2681の流入口268a側よりも縮小整流通路2681の流出口268b側の方が短くなるように一対の整流板261a、261bを配置することによって縮小整流通路2681を形成することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る車両用空調ユニット10の整流機構26について図5を用いて説明する。上記第1実施形態の整流機構26は、一対の整流板261a、261bの間隔が、縮小整流通路2681の流入口268a側よりも縮小整流通路2681の流出口268b側の方が短くなることによって縮小整流通路2681が形成されている。
これに対し、本実施形態の整流機構26は、縮小整流通路2681を区画形成する複数の整流板261を有し、複数の整流板261の厚み方向の長さが、縮小整流通路2681の流入口268a側よりも縮小整流通路2681の流出口268b側の方が長くなることによって縮小整流通路2681が形成されている。
複数の整流板261は、それぞれ縮小整流通路2681の流入口268a側から流出口268b側に延びるように配置されている。また、複数の整流板261は、それぞれ複数の整流板261の厚み方向の長さが、縮小整流通路2681の流入口268a側よりも縮小整流通路2681の流出口268b側の方が長くなっている。
これにより、旋回流が流入する流入口268aの流路面積より、整流された空気が流出する流出口268bの流路面積が小さくなる縮小整流通路2681が形成されている。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
また、整流機構26は、整流通路を区画形成する複数の整流板261を有し、複数の整流板261の厚み方向の長さが、縮小整流通路2681の流入口268a側よりも縮小整流通路2681の流出口268b側の方が長くなることによって縮小整流通路2681が形成されている。
このように、複数の整流板261の厚み方向の長さが、縮小整流通路2681の流入口268a側よりも縮小整流通路2681の流出口268b側の方が長くなるように複数の整流板261を配置することによって縮小整流通路2681を形成することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る車両用空調ユニット10の整流機構26について図6を用いて説明する。上記第1実施形態の整流機構26は、図3に示す一対の整流板261a、261bのIII−III断面が直線形状となっている。これに対し、本実施形態の整流機構26は、図3に示す一対の整流板261a、261bのIII−III断面が折線状となっている。
本実施形態の整流機構26は、整流通路2681、2682を区画形成する一対の整流板261a、261bを有している。そして、一対の整流板261a、261bは、整流通路2681、2682の流入口268aから流出口268bに向かって延びるように並んで配置されている。
そして、一対の整流板261a、261bの間隔が、縮小整流通路2681の流入口268a側よりも縮小整流通路2681の流出口268b側の方が短くなることによって縮小整流通路2681が形成されている。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る車両用空調ユニット10の整流機構26について図7を用いて説明する。本実施形態の整流機構26は、整流通路2681を区画形成する複数の整流板261を有し、複数の整流板261の厚み方向の長さは、それぞれ縮小整流通路2681の流入口268a側よりも縮小整流通路2681の流出口268b側の方が長くなることによって縮小整流通路が形成されている。さらに、複数の整流板261の縮小整流通路2681の流入口268a側の端部は、それぞれ流入口268aに流入する旋回流の流れ方向に向かって湾曲している。
具体的には、複数の整流板261の縮小整流通路2681の流入口268a側の端部は、それぞれ流入口268aに流入する旋回流の流れ方向に向かって湾曲した円弧状となっている。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
本実施形態の整流機構26は、複数の整流板261の縮小整流通路2681の流入口268a側の端部は、それぞれ流入口268aに流入する旋回流の流れ方向に向かって湾曲しているので、送風ファン201の回転によって生じた旋回流を縮小整流通路2681に効率よく導入することができる。
また、本実施形態の整流機構26は、上記第1実施形態の整流機構26のような拡大整流通路2682が形成されないので、送風ファン201の回転によって生じた旋回流を極めて効果的に整流することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る車両用空調ユニット10の整流機構26について図8〜図10を用いて説明する。図9は、図8中のIX−IX線に沿った断面図であり、図10は、図8中のX−X線に沿った断面図である。
本実施形態の整流機構26は、筒状の第1筒状部263aと、第1筒状部263aを囲うように第1筒状部263aの径方向外側に配置された筒状の第2筒状部263bと、を備えている。また、第2筒状部263bを囲うように第2筒状部263bの径方向外側に配置された筒状の第3筒状部263cを備えている。
また、整流機構26は、第1筒状部263aと第2筒状部263bの間に配置され、第1筒状部263aと第2筒状部263bの間に第1縮小整流通路2681を形成する複数の第1整流板261を備えている。
また、整流機構26は、第2筒状部263bと第3筒状部263cの間に配置され、第2筒状部263bと第3筒状部263cの間に第2縮小整流通路2683を形成する複数の第2整流板262と、を備えている。
ここで、第1縮小整流通路2681および第2縮小整流通路の通路長をt、第1縮小整流通路2681における旋回流が流入する流入口268aの径方向の長さをa1、第1縮小整流通路2681における該第1縮整流通路から整流された空気が流出する流出口268bの径方向の長さをb1とした場合、第1縮小整流通路2681における旋回流が流入する流入口268aの流路面積はt×a1、第1縮小整流通路2681における該第1縮整流通路から整流された空気が流出する流出口268bの流路面積はt×b1として表される。
また、第2縮小整流通路2683における旋回流が流入する流入口268aの径方向の長さをa2、第2縮小整流通路2683における該第1縮整流通路から整流された空気が流出する流出口268bの径方向の長さをb2とした場合、第1縮小整流通路2681における旋回流が流入する流入口268aの流路面積はt×a2、第2縮小整流通路2683における該第2縮小整流通路から整流された空気が流出する流出口268bの流路面積はt×b2として表される。
そして、第1縮小整流通路2681における旋回流が流入する流入口268aの流路面積t×b1に対する第1縮小整流通路2681における該第1縮整流通路から整流された空気が流出する流出口268bの流路面積t×a1の比である第1縮小比よりも、第2縮小整流通路2683における旋回流が流入する流入口268aの流路面積t×a2に対する第2縮小整流通路2683における該第2縮小整流通路から整流された空気が流出する流出口268bの流路面積t×b2の比である第2縮小比の方が小さくなっている。なお、第1縮小比および第2縮小比は、いずれも1未満となっている。
第2縮小整流通路2683を流れる空気の風速は、第1縮小整流通路2681を流れる空気の風速よりも速い。このため、第1縮小比よりも第2縮小比を小さくすることで、第1縮小比よりも第2縮小比を同じにした場合と比較して第2縮小整流通路2683を流れる空気の整流性能をより向上することができる。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上記第4実施形態の整流機構26は、図3に示す一対の整流板261a、261bのIII−III断面が折線状となっているが、例えば、図3に示す一対の整流板261a、261bのIII−III断面が曲線状となるよう構成してもよい。
(2)上記各実施形態では、同心円状に配置された第1筒状部263a〜第3筒状部263cの間に整流板261〜262を配置するようにしたが、同心円状に配置された2つの筒状部の間に整流板を配置するようにしてもよく、同心円状に配置された4つ以上の筒状部の間に整流板を配置するようにしてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、本実施形態の車両用空調ユニットは、車室内に送風される空気が流れるケース内通路が形成された空調ケースを備えている。また、ファン軸線まわりに回転しケース内通路に配置された送風ファンを有し、該送風ファンの回転によりファン軸線の軸方向の一方側から吸い込んだ空気を吹き出す送風機を備えている。また、ケース内通路のうち送風ファンに対し空気流れ下流側に配置され、送風ファンから吹き出された空気に送風ファンの回転によって生じた旋回流を整流する整流通路が区画形成された整流機構を備えている。
そして、整流機構には、旋回流が流入する流入口の流路面積より、整流された空気が流出する流出口の流路面積が小さくなる縮小整流通路が形成されている。
また、第2の観点によれば、整流機構は、整流通路を区画形成する複数の整流板を有している。そして、前記複数の整流板の厚み方向の長さが、前記旋回流が流入する前記流入口側よりも、整流された前記空気が流出する前記流出口側の方が長くなることによって前記縮小整流通路が形成されている。
このように、前記複数の整流板の厚み方向の長さが、前記旋回流が流入する前記流入口側よりも、整流された前記空気が流出する前記流出口側の方が長くなるように複数の整流板を配置することによって縮小整流通路を形成することができる。
また、第3の観点によれば、整流機構は、整流通路を区画形成する一対の整流板を有している。また、一対の整流板は、前記旋回流が流入する前記流入口から整流された前記空気が流出する前記流出口に向かって延びるように並んで配置されており、一対の整流板の間隔が、前記旋回流が流入する前記流入口側よりも整流された前記空気が流出する前記流出口側の方が短くなることによって前記縮小整流通路が形成されている。
このように、一対の整流板の間隔が、前記旋回流が流入する前記流入口側よりも整流された前記空気が流出する前記流出口側の方が短くなるように一対の整流板を配置することによって縮小整流通路を形成することができる。
また、第4の観点によれば、整流機構は、整流通路を区画形成する複数の整流板を有している。また、複数の整流板の厚み方向の長さは、それぞれ前記旋回流が流入する前記流入口側よりも整流された前記空気が流出する前記流出口側の方が長くなることによって前記縮小整流通路が形成されている。そして、前記複数の整流板の前記旋回流が流入する前記流入口側の端部は、それぞれ前記流入口に流入する前記旋回流の流れ方向に向かって湾曲している。
このように、複数の整流板の縮小整流通路の流入口側の端部は、それぞれ流入口に流入する旋回流の流れ方向に向かって湾曲しているので、送風ファンの回転によって生じた旋回流を縮小整流通路に効率よく導入することができる。
また、整流機構26は、拡大整流通路が形成されないので、送風ファンの回転によって生じた旋回流を極めて効率よく整流することができる。
また、第5の観点によれば、縮小整流通路は、第1縮小整流通路および第2縮小整流通路を有している。また、整流機構は、筒状の第1筒状部と、第1筒状部を囲うように第1筒状部の径方向外側に配置された筒状の第2筒状部と、第2筒状部を囲うように第2筒状部の径方向外側に配置された筒状の第3筒状部と、を備えている。
また、第1筒状部と第2筒状部の間に配置され、第1筒状部と第2筒状部の間に第1縮小整流通路を形成する複数の第1整流板と、第2筒状部と第3筒状部の間に配置され、第2筒状部と第3筒状部の間に第2縮小整流通路を形成する複数の第2整流板と、を有している。
そして、第1縮小整流通路における旋回流が流入する流入口の流路面積に対する第1縮小整流通路における該第1縮整流通路から整流された空気が流出する流出口の流路面積の比である第1縮小比よりも、第2縮小整流通路における旋回流が流入する流入口の流路面積に対する第2縮小整流通路における該第2縮小整流通路から整流された空気が流出する流出口の流路面積の比である第2縮小比の方が小さくなっている。
第2縮小整流通路を流れる空気の風速は、第1縮小整流通路を流れる空気の風速よりも速い。このため、第1縮小比よりも第2縮小比を小さくすることで、第1縮小比よりも第2縮小比を同じにした場合と比較して第2縮小整流通路を流れる空気の整流性能をより向上することができる。
10 車両用空調ユニット
12 空調ケース
201 送風ファン
20 送風機
26 整流機構
261、261a、261b 整流板
2681 縮小整流通路
2682 拡大整流通路
268a 流入口
268b 流出口

Claims (5)

  1. 車両用空調ユニットであって、
    車室内に送風される空気が流れるケース内通路が形成された空調ケース(12)と、
    ファン軸線(CL1)まわりに回転し前記ケース内通路に配置された送風ファン(201)を有し、該送風ファンの回転により前記ファン軸線の軸方向の一方側から吸い込んだ空気を吹き出す送風機(20)と、
    前記ケース内通路のうち前記送風ファンに対し空気流れ下流側に配置され、送風ファンから吹き出された空気に前記送風ファンの回転によって生じた旋回流を整流する整流通路(2681、2682)が区画形成された整流機構(26)と、を備え、
    前記整流機構には、前記旋回流が流入する流入口(268a)の流路面積より、整流された前記空気が流出する流出口(268b)の流路面積が小さくなる縮小整流通路(2681)が形成されている車両用空調ユニット。
  2. 前記整流機構は、
    前記整流通路を区画形成する複数の整流板(261)を有し、
    前記複数の整流板の厚み方向の長さが、前記旋回流が流入する前記流入口側よりも、整流された前記空気が流出する前記流出口側の方が長くなることによって前記縮小整流通路が形成されている請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  3. 前記整流機構は、
    前記整流通路を区画形成する一対の整流板(261a、261b)を有し、
    前記一対の整流板は、前記旋回流が流入する前記流入口から整流された前記空気が流出する前記流出口に向かって延びるように並んで配置されており、
    前記一対の整流板の間隔が、前記旋回流が流入する前記流入口側よりも整流された前記空気が流出する前記流出口側の方が短くなることによって前記縮小整流通路が形成されている請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  4. 前記整流機構は、
    前記整流通路を区画形成する複数の整流板(261)を有し、
    前記複数の整流板の厚み方向の長さは、それぞれ前記旋回流が流入する前記流入口側よりも整流された前記空気が流出する前記流出口側の方が長くなることによって前記縮小整流通路が形成されており、
    前記複数の整流板の前記旋回流が流入する前記流入口側の端部は、それぞれ前記流入口に流入する前記旋回流の流れ方向に向かって湾曲している請求項1に記載の車両用空調ユニット。
  5. 前記縮小整流通路は、第1縮小整流通路および第2縮小整流通路を有し、
    前記整流機構は、
    筒状の第1筒状部(263a)と、
    前記第1筒状部を囲うように前記第1筒状部の径方向外側に配置された筒状の第2筒状部(263b)と、
    前記第2筒状部を囲うように前記第2筒状部の径方向外側に配置された筒状の第3筒状部(263c)と、
    前記第1筒状部と前記第2筒状部の間に配置され、前記第1筒状部と前記第2筒状部の間に前記第1縮小整流通路を形成する複数の第1整流板(261)と、
    前記第2筒状部と前記第3筒状部の間に配置され、前記第2筒状部と前記第3筒状部の間に前記第2縮小整流通路を形成する複数の第2整流板(262)と、を有し、
    前記第1縮小整流通路における前記旋回流が流入する流入口の流路面積(t×b1)に対する前記第1縮小整流通路における該第1縮整流通路から整流された空気が流出する流出口の流路面積(t×a1)の比である第1縮小比よりも、前記第2縮小整流通路における前記旋回流が流入する流入口の流路面積(t×a2)に対する前記第2縮小整流通路における該第2縮小整流通路から整流された空気が流出する流出口の流路面積(t×b2)の比である第2縮小比の方が小さくなっている請求項1に記載の車両用空調ユニット。
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