JP2020104385A - 液体吐出ヘッドおよびその製造方法と液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出ヘッドおよびその製造方法と液体吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】供給路から供給される液体の流抵抗が小さく、信頼性の高い液体吐出ヘッドを提供する。【解決手段】液体吐出ヘッドの基板1に、エネルギー発生素子4と、液体を供給する流路8と、エネルギー発生素子4に接続された配線層2と、配線層2と流路8内の液体とを絶縁する絶縁層5とが設けられている。絶縁層5はエネルギー発生素子4が設けられる第一の面5aと、厚さ方向において第一の面5aと異なる高さに位置する第二の面5bとを有する。第一の面5aと第二の面5bはそれぞれ流路8の一部を画定しており、流路8の、一部が第二の面5bによって画定されている部分の厚さ方向の寸法は、一部が第一の面5aによって画定されている部分の厚さ方向の寸法より大きい。厚さ方向における第一の面5aと第二の面5bの高さの差は、厚さ方向におけるエネルギー発生素子4と配線層2との間の間隔以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、液体吐出ヘッドおよびその製造方法と液体吐出装置に関する。
インクジェットプリンタ(記録装置)等の液体吐出装置に用いられる液体吐出ヘッドは、通常、流路内の液体にエネルギー発生素子から熱等のエネルギーを付与し、吐出口から外部へ液体を吐出する構成である。特許文献1には、エネルギー発生素子を内包した流路に液体を供給するための供給路として、基板を貫通する2つの貫通孔を有する液体吐出ヘッドが記載されている。貫通孔は、各流路に対応して設けられて共通液室に連通している独立供給路を構成している。個々の独立供給路から各流路にそれぞれ液体を供給することで、エネルギー発生素子に対向する位置への液体供給の安定性が向上し、液体の吐出方向も安定する。そのため、高精度で高速の液体吐出による記録が可能となる。
液体吐出ヘッドにおいてさらなる高速記録を行うには、液体吐出後に、エネルギー発生素子に対向する位置に液体をより素早く補充(リフィル)することが求められる。迅速なリフィルのためには、流路の距離を短くして、供給路とエネルギー発生素子を近づけるなどの方法で流抵抗を低下させることが有効である。但し、供給路をエネルギー発生素子に近づけると、エネルギー発生素子に接続される配線層の配置が困難になる可能性がある。また、エネルギー発生素子を2つの供給路の間や、供給路と回収路との間に配置する場合、供給路同士の間あるいは供給路と回収路との間に隔壁が設けられる。供給路をエネルギー発生素子に近づけて配置すると、隔壁の厚さが薄くなる。その結果、隔壁の機械的強度が低下し、液体吐出ヘッドに振動や衝撃が加わった際に破損しやすくなる、或いは基板の製造工程で歩留りが低下するなど、液体吐出ヘッドの信頼性が低下してしまうことがある。
特許文献2,3には、供給路の周囲において基板を掘り込むことで、エネルギー発生素子が形成された面よりも、供給路の周囲において流路の寸法(深さ)が大きくなっている液体吐出ヘッドが記載されている。このように基板を掘り込んで流路の寸法を大きくすると、流抵抗が小さくなり、リフィル効率が向上する。
特開2011−161915号公報 特開平10−095119号公報 特開平10−034928号公報
特許文献2,3に記載された液体吐出ヘッドは、供給路及び流路が形成されるシリコン基板を直接掘り込んでいるので、基板上に形成する配線層などが配置しにくくなる場合がある。また、掘り込んだ基板がエッチング液や液体インクにさらされるため、信頼性の点で課題がある。さらに、基板を直接掘り込むため、製造上の課題もある。例えば、基板を掘り込んだ後で配線層などを形成することが難しくなることがある。また、基板を掘り込む際の深さの制御が困難であり、流路の形状がばらつくことで液体吐出の信頼性が低下することもある。
本発明は、供給路から流路内のエネルギー発生素子に対向する位置に供給される液体の流抵抗が小さく、信頼性の高い液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
本発明の液体吐出ヘッドは、基板に、液体を吐出するためのエネルギーを発生させるエネルギー発生素子と、液体をエネルギー発生素子と対向する位置に供給する流路と、エネルギー発生素子に接続された配線層と、配線層と流路内の液体とを電気的に絶縁するための絶縁層と、が設けられており、絶縁層はエネルギー発生素子が設けられる第一の面を有し、絶縁層または該絶縁層に重ねて設けられた層は、絶縁層の厚さ方向において第一の面と異なる高さに位置する第二の面を有し、第一の面と第二の面はそれぞれ流路の一部を画定しており、流路の、一部が第二の面によって画定されている部分の厚さ方向の寸法は、一部が第一の面によって画定されている部分の厚さ方向の寸法より大きく、厚さ方向における第一の面と第二の面との高さの差は、厚さ方向におけるエネルギー発生素子と配線層との間の間隔以下であることを特徴とする。
本発明の液体吐出ヘッドの製造方法は、基板に、液体を吐出するためのエネルギーを発生させるエネルギー発生素子と、液体をエネルギー発生素子と対向する位置に供給する流路と、エネルギー発生素子に接続された配線層と、前記配線層と前記流路内の液体とを電気的に絶縁するための絶縁層と、が設けられている液体吐出ヘッドの製造方法であって、エネルギー発生素子を絶縁層の第一の面に設ける工程と、第一の面を掘り込んで第二の面を形成する工程とを有し、絶縁層の厚さ方向における第一の面と第二の面の高さの差を、厚さ方向におけるエネルギー発生素子と配線層との間の間隔以下にすることを特徴とする。
本発明によれば、供給路から流路内のエネルギー発生素子に対向する位置に供給される液体の流抵抗が小さく、信頼性の高い液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置が得られる。
本発明の一実施形態の液体吐出ヘッドを含む液体吐出装置の要部を示す平面図および断面図である。 実施例1の液体吐出ヘッドの製造方法を示す断面図である。 実施例2の液体吐出ヘッドの製造方法を示す断面図である。 実施例3の液体吐出ヘッドの製造方法を示す断面図である。 実施例3の液体吐出ヘッドの要部の平面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。以下に説明する実施形態および実施例は本発明の好ましい例を示すものであるが、本発明は以下の実施形態および実施例に限定されない。
液体吐出ヘッドは、インクジェットプリンタ等の記録装置(液体吐出装置)を構成する一部材である。記録装置には、液体吐出ヘッドに加えて、液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体収容部12や、記録が行われる記録媒体の搬送機構(図示せず)などが設けられている。
図1(a)は本発明の一実施形態の液体吐出装置の液体吐出ヘッドの要部の平面図であり、図1(b)はその液体吐出装置を模式的に示す断面図である。液体吐出ヘッドの、例えばシリコンで形成された基板1の一方の面には、液体を吐出するためのエネルギーを発生させるエネルギー発生素子4と、接続層10を介してエネルギー発生素子4と電気的に接続された配線層2とが設けられている。さらに、電気配線層2と液体とを電気的に絶縁する絶縁層5と、エネルギー発生素子4を液体から保護するための、好ましくは膜厚が0.1μm以上である保護層9が設けられている。さらに、基板1と絶縁層5との積層体を垂直に貫通する供給路3が形成されている。供給路3は、基板1と絶縁層5の積層体の両面に開口しており、一方の面側から他方の面側へ液体を供給する。エネルギー発生素子4の一例としては、例えばTaSiNからなる電熱変換素子が挙げられる。配線層2の一例としては、例えばAl(アルミニウム)層が挙げられる。接続層10の一例としては例えばW(タングステン)層が挙げられる。各層は、例えば前述した各材料のスパッタリングによって成膜できる。尚、ここでは単層構造の配線層2を形成しているが、電気的に接続された複数の層からなる多層構造の配線層2を形成してもよい。また、保護層9や絶縁層5の例としては、例えば窒化ケイ素(SiN)、炭化ケイ素(SiC)、酸化ケイ素(SiO)、SiCN、SiOC、SiONなどのような絶縁材料からなる層が挙げられる。また、保護層9や絶縁層5として、前述した絶縁材料の層が積層された多層構造の層を形成してもよい。これらの絶縁材料は例えばプラズマCVD法を用いて成膜することができる。
前述したように、エネルギー発生素子4、接続層10、配線層2、絶縁層5、保護層9が設けられている基板1の一方の面側に、液体を吐出する吐出口6を備えた部材7が設けられている。図1に示す例では、部材7は、例えば樹脂(エポキシ樹脂など)やシリコンや金属などで形成された吐出口形成部材7aと流路形成部材7bの2層で形成されている。部材7と基板1の一方の面上の絶縁層5とで囲まれた領域が、液体の流路8になっている。基板1及び絶縁層5を貫通する供給路3は、流路8に連通している。流路8のうち、エネルギー発生素子4を内包している部分は圧力室と呼ばれる。供給路3から圧力室に供給された液体は、圧力室内においてエネルギー発生素子4から例えば熱などのエネルギーを与えられ、吐出口6から外部に吐出される。
基板1および絶縁層5の積層体を垂直に貫通し、互いに独立している複数の供給路3が形成されている。図1に示す例では、エネルギー発生素子4を挟んでその両側に、互いに独立した供給路3が形成されている。ただし、図示しないが1つの第一の供給路と個々に独立した複数の第二の供給路とが、エネルギー発生素子4の両側に設けられた構成であってもよい。また、エネルギー発生素子4から見て一方の側のみに供給路3が存在するような構成でも構わない。さらに、例えば基板1を垂直に貫通する供給路3が1つだけ形成されている構成でもよい。
このような液体吐出ヘッドにおいてさらなる高速記録を行うには、液体吐出後に、流路8内のエネルギー発生素子4に対向する位置に液体をより素早く補充(リフィル)することが求められる。図1に示すような構成で、リフィルに必要な流路の距離を短くするために供給路3をエネルギー発生素子4に近づけると、供給路3の端部から配線層2までの距離が短くなり、配線層2の形成の信頼性を確保することは供給路3の加工精度等の観点から難しい。そこで、本発明では、シリコンからなる基板1を直接掘り込むのではなく、基板1の一方の面に形成された絶縁層5を掘り込む。通常、絶縁層5を掘り込んだ後に配線層2等を形成する必要はない。こうして供給路3の周囲で絶縁層5を掘り込んで、基板1および絶縁層5の厚さ方向における流路8の寸法(流路8の深さまたは高さと称することができる)を大きくして流抵抗を小さくすることができる。すなわち、絶縁層5を掘り込んで段差を設け、その段差部分の一部は、供給路3の開口部よりもエネルギー発生素子4に近い位置になる。絶縁層5を掘り込んだ分だけ、空間すなわち流路8が大きくなり、流路8の液体流れ方向に直交する断面積が大きくなる。こうして流路8が大きくなることにより、液体の流抵抗が下がって液体が流れやすくなる。よって、リフィル効率を高くすることができる。ただし、配線層2の配置の都合上、絶縁層5を掘り込むのは供給路3の開口部のごく近傍に限られ、その他の部分の流抵抗を下げることができない場合もある。また、基板1を、絶縁層5を掘り込む際のエッチングストップ層として用いると、基板1に物理的なダメージを与えてしまうことが懸念される場合もある。
そこで、本実施形態では、絶縁層5を掘り込む範囲を広げ、平面的により広い領域の流抵抗を下げる。具体的には、絶縁層5の厚さ方向において配線層2の一部の直上にあたる位置も含めて絶縁層5を掘り込んで、流路8の大きさをさらに拡張する。絶縁層5の、保護層9およびエネルギー発生素子4が形成される面(第一の面5a)から掘り込んで流路8の断面積を広げる。掘り込んだ部分の流路8の底面(第二の面5b)は、第一の面5aよりも、絶縁層5の厚さ方向において低く深い位置にある。このように流路8の深さを深くすること、言い換えると流路8の高さを高くすることで、さらに流抵抗の小さな流路8を形成することができ、リフィル効率の高い液体吐出ヘッドを提供することができる。こうして、供給路3からエネルギー発生素子4に対向する位置に供給する液体のリフィル効率が高く、信頼性の高い液体吐出ヘッドを提供することができる。ここで、絶縁層5を掘り込んで第二の面5bを形成する領域は、可能な限り広範囲であることが好ましい。特に、絶縁層5の厚さ方向(各層の積層方向)に沿って平面的に見て、エネルギー発生素子4が設けられた位置のできるだけ近くまで絶縁層5を掘り込んで第二の面5bを形成することがより好ましい。第一の面5aと第二の面5bとの高さの差は大きい方がより大きな効果を得ることができる。そのため、配線層2と液体との絶縁を確保できる範囲で、第一の面5aと第二の面5bとの高さの差をできるだけ大きくすることが好ましい。具体的には、絶縁層5の厚さは0.5μm以上であることが好ましく、1.5μm以上であるとより好ましい。なお、絶縁層5の厚さとは、絶縁層5が複数の層からなる多層構造である場合には、各層の膜厚の合計である。絶縁層5の厚さをこのように設定することで、第一の面5aと第二の面5bの高低差をより大きくして液体の流抵抗を下げることができる。絶縁層5の厚さ4の上限は特にないが、液体吐出ヘッドの全体的な設計を考慮すると、20μm以下であることが好ましい。
絶縁層5を掘り込んで第二の面5bを形成する方法としては、リアクティブイオンエッチング法を用いることが好ましい。特に絶縁層5が多層構造である場合、リアクティブイオンエッチング法を用いることが好ましい。絶縁層5のエッチングに使用するガスとして、例えばC48ガスとCF4ガスおよびArガスの混合ガスを用いることができる。特にICP(誘導結合プラズマ)装置を用いたリアクティブイオンエッチングにより、流路を掘り込むことが好ましい。ただし、他の方式のプラズマソースを有するリアクティブイオンエッチング装置を用いても構わない。例えば、ECR(電子サイクロトロン共鳴)装置やNLD(磁気中性線放電)プラズマ装置を用いることもできる。
次に、液体吐出ヘッドの製造方法について、図2を用いて説明する。
まず、図2(a)に示すように、一方の面側に絶縁層5とエネルギー発生素子4と保護層9と配線層2とを有する基板1を用意する。絶縁層5は複数の絶縁層が積層された多層構造であり層間に配線層2が設けられている。次に、図2(b)に示すように、基板1と絶縁層5の積層体の一方の面側にエッチングマスク(不図示)を設けた後、リアクティブイオンエッチングによって絶縁層5を掘り込んで第二の面5bを形成し、エッチングマスクを除去する。エッチングマスクは、例えば感光性樹脂等で形成することが好ましい。絶縁層5の、保護層9およびエネルギー発生素子4が形成される第一の面5aと、第二の面5bとの高低差はできるだけ大きいことが好ましく、少なくとも保護層9の厚さよりも大きいことが好ましい。このようにすることで、流路8を通る液体の流抵抗を小さくし、リフィル性の高い流路8を形成することができる。
次に、図2(c)に示すように、基板1と絶縁層5の積層体の一方の面側に、例えば前工程のエッチングマスクと同様の材料からなるエッチングマスクを再度設け、リアクティブイオンエッチングによって、積層体を垂直に貫通する供給路3を形成する。その後、図2(d)に示すように、流路8の一部と吐出口6を形成する部材7を設ける。一例では、部材7は流路形成部材7bと吐出口形成部材7aとの2層構造であり、複数のドライフィルムを用いて形成される。ドライフィルムとしては、ポリエチレンテレフタラート(PET)フィルムや、ポリイミドフィルム、ポリアミドフィルムなどが挙げられる。ドライフィルムを基板1と絶縁層5の積層体に貼り付けた後、ドライフィルムの支持部材(図示せず)を剥離する。このため、ドライフィルムと支持部材との間に予め離型処理を施しておくことが好ましい。以上のようにして、本発明の液体吐出ヘッドを製造することができる。
<実施例1>
前述した実施形態に基づくより具体的な実施例について説明する。まず、図2(a)に示すように、一方の面側に、TaSiNからなるエネルギー発生素子4と、窒化ケイ素からなる保護層9と、酸化ケイ素からなる絶縁層5と、Alからなる配線層2とを有する、シリコンの単結晶基板である基板1を用意した。このエネルギー発生素子4は電熱変換素子である。絶縁層5は多層構造であり、合計の厚さが10μmとなるように形成した。絶縁層5の内部には配線層2が設けられている。配線層2の少なくとも一部が、エネルギー発生素子4の一部と重なり合うように位置しており、配線層2は、タングステンからなる接続層10でエネルギー発生素子4と接続されている。配線層2は複数の層が積層された多層構造であってもよい。
図2(b)に示すように、基板1と絶縁層5の積層体の一方の面に、ポジ型の感光性樹脂からなるエッチングマスク(不図示)を設けた。そして、リアクティブイオンエッチングによって絶縁層5を掘り込んで第二の面5bを形成した。リアクティブイオンエッチングは、C48ガスとCHF3ガスの混合ガスを用いて実施した。第二の面5bは、第一の面5a(保護層9およびエネルギー発生素子4が形成される面)とは、基板1および絶縁層5の厚さ方向において異なる高さに位置し、その高低差が1μmになるようにした。第一の面5aから掘り込まれて形成された第二の面5bは、第一の面5aから液体の吐出方向と反対側に引き込まれた位置にある。第二の面5bの総面積は第一の面5aの総面積よりも大きい。そして、第二の面5bの少なくとも一部が、配線層2の一部と重なり合うように位置している。このように、絶縁層5を掘り込んで第二の面5bを形成した後にエッチングマスクを除去した。
次に、図2(c)に示すように、基板1と絶縁層5の積層体の一方の面側に再度エッチングマスク(不図示)を設け、リアクティブイオンエッチングによって絶縁層5をエッチングし、供給路3の開口部になる穴状の部分を形成した。絶縁層5に対するリアクティブイオンエッチングは、C48ガスとCF4ガスとArガスとの混合ガスを用いて実施した。その後に、エッチングマスクをそのまま用いて基板1のリアクティブイオンエッチングを行い、貫通孔である供給路3を形成した。基板1に対するリアクティブイオンエッチングは、SF6ガスを用いて実施した。供給路3は第二の面5bにおいて開口しており、第二の面5bは、少なくとも供給路3の開口部からエネルギー発生素子4に向かう方向に延びている。その後、エッチングマスクを除去し、図2(d)に示すように、エポキシ樹脂を含む2枚のドライフィルムを絶縁層5の第一の面5aに貼り付けた。この時、ドライフィルムが、絶縁層5の第一の面5aの一部及び第二の面5bとの間に空間を設けつつ、第一の面5a及び第二の面5bを覆うようにした。この空間が流路8となる。こうして、流路8を形成する流路形成部材7bと、吐出口6を形成する吐出口形成部材7aとからなる2層構造の部材7を形成した。
第一の面5aと第二の面5bはそれぞれ、直接または保護層等を介して、流路8の一部を画定している。厚さ方向において、第二の面5bから部材7までの寸法は第一の面5aから部材7までの寸法より大きい。すなわち、流路8の、一部が第二の面5bによって画定されている部分の、厚さ方向の寸法は、一部が第一の面5aによって画定されている部分の、厚さ方向の寸法よりも大きい。従って、流路8の、一部が第二の面5bによって画定されている部分の、エネルギー発生素子4に供給される液体の流れ方向に直交する断面の面積は、一部が第一の面5aによって画定されている部分の、流れ方向に直交する断面の面積よりも大きい。そして、厚さ方向における第一の面5aと第二の面5bの高さの差は、厚さ方向におけるエネルギー発生素子4と配線層2との間の間隔以下であり、好ましくはそれよりも小さい。
以上のようにして、本発明の液体吐出ヘッドを製造した。実施例1の液体吐出ヘッドは液体の流抵抗が小さく、信頼性が高い液体吐出ヘッドであった。
<実施例2>
本発明の実施例2として、図3に示す液体吐出ヘッドを製造した。主に本実施例が実施例1と異なる点について以下に説明する。本実施例では、基板1の一方の面側に、実施例1と同様にエネルギー発生素子4と保護層9と絶縁層5と配線層2と接続層10とを設け、さらに、絶縁層5の厚さ方向においてエネルギー発生素子4と配線層2との間にTiからなる金属層11を設けた。すなわち、絶縁層5の内部に金属層11が位置している。そして、実施例1と同様に絶縁層5をエッチングにより掘り込んで第二の面5bを形成した。絶縁層5のエッチングの際に、金属層11をエッチングストップ層として利用した。それにより、絶縁層5の第一の面5a(保護層9およびエネルギー発生素子4が形成される面)と第二の面5b(金属層11の上面)との高さの差のばらつきを小さくすることができ、より高精度に流路形成を行うことができる。その後、図3(c),3(d)に示すように、実施例1と同様の方法で絶縁層5および基板1をエッチングして供給路3を形成した。そして、流路8を形成する流路形成部材7bと、吐出口6を形成する吐出口形成部材7aとからなる2層構造の部材7を、絶縁層5に貼り付けた。以上のようにして、実施例2の液体吐出ヘッドを製造した。実施例2によると、液体の流抵抗が小さく、より高精度の流路8を有し、信頼性の高い液体吐出ヘッドが製造できた。
<実施例3>
本発明の実施例3として、図4,5に示す液体吐出ヘッドを製造した。主に本実施例が実施例1と異なる点について以下に説明する。本実施例では、基板1の一方の面側に、実施例1と同様にエネルギー発生素子4と保護層9と絶縁層5と配線層2と接続層10とを設け、さらに、配線層2と同一の層であるが配線層2から分離して電気的に独立した導電層2aを設けた。そして、実施例1と同様に絶縁層5をエッチングにより掘り込んで第二の面5bを形成した。絶縁層5のエッチングの際に、導電層2aをエッチングストップ層として利用した。それにより、絶縁層5の第一の面5a(保護層9およびエネルギー発生素子4が形成される面)と第二の面5b(導電層2aの上面)との高さの差を大きくし、しかもそのばらつきを小さくすることができ、より高精度に流路形成を行うことができる。このように配線層2と同時に形成した同一の層をエッチングストップ層に用いることで、エッチングストップ層を別途形成する必要がなく、高い生産性で高精度の液体吐出ヘッドを製造できる。また、本実施例では、図4及び図5に示すように、平面的に見て供給路3と配線層2との間の部分のみ、絶縁層5を掘り込んで流路8を大きくして液体の流れる部分の流抵抗を小さくしている。その後、図4(c),4(d)に示すように、実施例1と同様の方法で絶縁層5および基板1をエッチングして供給路3を形成した。そして、流路8を形成する流路形成部材7bと、吐出口6を形成する吐出口形成部材7aとからなる2層構造の部材7を、絶縁層5に貼り付けた。以上のようにして、実施例3の液体吐出ヘッドを製造した。実施例3によると、液体の流抵抗が小さく、より高精度の流路8を有し、生産性および信頼性の高い液体吐出ヘッドが製造できた。前述したように、平面的に見て供給路3と配線層2との間の部分のみ流路8を大きくして流抵抗を小さくしても、リフィル性の高い流路を形成することができた。
以上説明した通り、本発明の液体吐出ヘッドは、基板1ではなく絶縁層5を掘り込むことによって第二の面5bを形成している。絶縁層5は、エネルギー発生素子4が設けられた第一の面5aを有する。そして、絶縁層5、または絶縁層5に重ねて設けられた層(例えば金属層11または導電層2a)は、絶縁層5の厚さ方向において第一の面5aよりも配線層2の近くに位置する第二の面5bを有する。絶縁層5の厚さ方向における第一の面5aと第二の面5bの高さの差は、厚さ方向におけるエネルギー発生素子4と配線層2との間の間隔よりも小さいことが好ましい。この関係を維持すると、第一の面5aから絶縁層5を掘り込んで第二の面5bを形成することで、流路8の、絶縁層5の厚さ方向の寸法を大きくして断面積を大きくし流抵抗を低減する領域を、配線層2と重なる位置まで拡張することができる。すなわち、配線層2と接続されているエネルギー発生素子4の近傍まで、流路8の断面積を大きくして流抵抗を低減させることができる。その結果、エネルギー発生素子4と対向する位置まで迅速に液体を供給することができ、リフィル性能が非常に良好である。従って、高精度かつ高速の液体吐出が、高い信頼性で実現できる。
ここで、絶縁層5の厚さ方向における第一の面5aと第二の面5bの高さの差が、厚さ方向におけるエネルギー発生素子4と配線層2との間の間隔よりも大きい場合について考察する。その場合には、絶縁層5の掘り込み(エッチング)によって、配線層2の少なくとも一部が絶縁層5に覆われずに露出してしまう可能性がある。そうすると、配線層2が液体と接して電気的短絡を生じて不具合を引き起こすことや、保護されずに露出した配線層2が衝撃や接触等によって機械的または化学的に損傷することが考えられる。従って、厚さ方向に沿って平面的に見た時に配線層2に重なる位置まで絶縁層5を掘り込むことは避けることが好ましい。そのため、エネルギー発生素子4の近傍まで、流路8の断面積を大きくして流抵抗を低減させることはできず、リフィル性能の向上、ひいては液体吐出の信頼性の向上には限界がある。このような問題を解決するためには、絶縁層5の厚さ方向における第一の面5aと第二の面5bの高さの差を、厚さ方向におけるエネルギー発生素子4と配線層2との間の間隔よりも小さくすることが極めて有効である。この要件を備えることによって、リフィル性能を向上させることと、配線層2の電気的な短絡や機械的及び化学的な損傷を抑えることとを両立でき、液体吐出ヘッドの信頼性を高くできるという優れた効果を得ることができる。
なお、実施例2,3のように、金属層11や導電層2aをエッチングストップ層として用いることもできる。その場合、絶縁層5の厚さ方向における第一の面5aと第二の面5bの高さの差を、厚さ方向におけるエネルギー発生素子4と配線層2との間の間隔以下にすることが、容易かつ確実に行える。特に、実施例3のように、配線層2と同一の層であって配線層2から分離して電気的に独立した導電層2aをエッチングストップ層として用いると、エッチングストップ層を形成するために製造工程が煩雑になることを抑えられ、生産性が良好である。
1 基板
2 配線層
2a 導電層(絶縁層に重ねて設けられた層)
4 エネルギー発生素子
5 絶縁層
5a 第一の面
5b 第二の面
8 流路
11 金属層(絶縁層に重ねて設けられた層)

Claims (18)

  1. 基板に、液体を吐出するためのエネルギーを発生させるエネルギー発生素子と、前記液体を前記エネルギー発生素子と対向する位置に供給する流路と、前記エネルギー発生素子に接続された配線層と、前記配線層と前記流路内の液体とを電気的に絶縁するための絶縁層と、が設けられており、
    前記絶縁層は前記エネルギー発生素子が設けられる第一の面を有し、前記絶縁層または該絶縁層に重ねて設けられた層は、前記絶縁層の厚さ方向において前記第一の面と異なる高さに位置する第二の面を有し、前記第一の面と前記第二の面はそれぞれ前記流路の一部を画定しており、前記流路の、一部が前記第二の面によって画定されている部分の前記厚さ方向の寸法は、一部が前記第一の面によって画定されている部分の前記厚さ方向の寸法より大きく、
    前記厚さ方向における前記第一の面と前記第二の面の高さの差は、前記厚さ方向における前記エネルギー発生素子と前記配線層との間の間隔以下であることを特徴とする、液体吐出ヘッド。
  2. 前記流路の、一部が前記第二の面によって画定されている部分の、前記エネルギー発生素子に供給される前記液体の流れ方向に直交する断面の面積は、一部が前記第一の面によって画定されている部分の、前記流れ方向に直交する断面の面積より大きい、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記第二の面は、前記第一の面から前記液体の吐出方向と反対側に引き込まれた位置にある、請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記基板及び前記絶縁層を貫通して前記流路に連通する供給路をさらに有し、前記供給路は前記第二の面において開口しており、前記第二の面は、少なくとも前記供給路の開口部から前記エネルギー発生素子に向かう方向に延びている、請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記第二の面の総面積が前記第一の面の総面積よりも大きい、請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記絶縁層の内部に金属層が設けられており、前記金属層は、前記厚さ方向において前記エネルギー発生素子と前記配線層との間に位置し、前記金属層の一つの面が前記第二の面の少なくとも一部を構成している、請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記絶縁層の内部に、前記配線層と同一の層であって前記配線層から分離して電気的に独立した導電層が設けられており、前記導電層の一つの面が前記第二の面の少なくとも一部を構成している、請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記第二の面の少なくとも一部が、前記配線層の一部と重なり合うように位置している、請求項1から6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記配線層の少なくとも一部が、前記エネルギー発生素子の一部と重なり合うように位置している、請求項1から8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記エネルギー発生素子を覆う保護層をさらに有し、前記保護層の膜厚は0.1μm以上である、請求項1から9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記絶縁層の前記第一の面の一部及び前記第二の面との間に空間を設けつつ前記第一の面及び前記第二の面を覆う部材をさらに有し、
    前記流路は前記第一の面の一部及び前記第二の面と前記部材との間に形成されており、
    前記厚さ方向において、前記第二の面から前記部材までの寸法は前記第一の面から前記部材までの寸法より大きく、
    前記部材は、前記流路と連通して前記液体を外部に吐出するための吐出口を有する、請求項1から10のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  12. 前記配線層は複数の層が積層された多層構造である、請求項1から11のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに供給する前記液体を収容する液体収容部と、を有することを特徴とする液体吐出装置。
  14. 基板に、液体を吐出するためのエネルギーを発生させるエネルギー発生素子と、前記液体を前記エネルギー発生素子と対向する位置に供給する流路と、前記エネルギー発生素子に接続された配線層と、前記配線層と前記流路内の液体とを電気的に絶縁するための絶縁層と、が設けられている液体吐出ヘッドの製造方法であって、
    前記エネルギー発生素子を前記絶縁層の第一の面に設ける工程と、前記第一の面を掘り込んで第二の面を形成する工程とを有し、前記絶縁層の厚さ方向における前記第一の面と前記第二の面の高さの差を、前記厚さ方向における前記エネルギー発生素子と前記配線層との間の間隔以下にすることを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  15. 前記絶縁層の前記第一の面と前記第二の面とにより、前記流路の一部をそれぞれ画定し、
    前記流路の、一部が前記第二の面によって画定されている部分の前記厚さ方向の寸法を、一部が前記第一の面によって画定されている部分の前記厚さ方向の寸法よりも大きくし、
    前記流路の、一部が前記第二の面によって画定されている部分の、前記エネルギー発生素子に供給される前記液体の流れ方向に直交する断面の面積を、一部が前記第一の面によって画定されている部分の、前記流れ方向に直交する断面の面積よりも大きくする、請求項14に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  16. 前記絶縁層の前記第一の面の一部及び前記第二の面との間に空間を設けつつ前記第一の面の一部及び前記第二の面を覆う部材を配置して、前記第一の面の一部及び前記第二の面と前記部材との間に前記流路を形成する工程と、
    前記部材に、前記流路と連通して前記液体を外部に吐出するための吐出口を形成する工程と、をさらに有し、
    前記厚さ方向において、前記第二の面から前記部材までの寸法を前記第一の面から前記部材までの寸法より大きくする、請求項14または15に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  17. 前記絶縁層は、窒化ケイ素と炭化ケイ素と酸化ケイ素のうちの少なくとも1つを含む材料からなる、請求項14から16のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  18. 前記第二の面の形成はリアクティブイオンエッチングで行う、請求項14から17のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
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