JP2020104140A - 熱間プレス加工装置 - Google Patents

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友里 ▲高▼橋
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健志 中村
Kenji Nakamura
健志 中村
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Yoshihide Hirao
嘉英 平尾
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慧 大川
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直之 入江
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Abstract

【課題】ワークに対する優れた冷却効率を確保しつつ、金型強度の過度の低下を抑制し、金型や金型ホルダの加工に要する時間及びコストを低減することができる熱間プレス加工装置をもたらす。【解決手段】熱間プレス加工装置は、成形面を有する金型と、該金型を収容する金型ホルダとを備えた熱間プレス加工装置であって、前記金型及び前記金型ホルダの互いの接触面における前記金型側及び前記金型ホルダ側の少なくとも一方に水平方向に延びるように設けられた冷媒供給用の溝部と、前記溝部に連通するとともに、前記金型内部に鉛直方向に延びるように設けられ、前記成形面に配置された開口部において開口する冷媒供給用の孔部とを備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本開示は、熱間プレス加工装置に関するものである。
従来より、熱間プレス成形において、直水冷式の金型を用いることが行われている(例えば、特許文献1,2参照)。
国際公開第2012/161192号 特開2005−169394号
しかしながら、特許文献1,2のものでは、金型や金型ホルダの内部に冷媒供給用の横孔と縦孔を穿設する必要があり、金型や金型ホルダの加工に時間及びコストがかかるという問題があった。また、特に金型内部に横孔と縦孔とを穿設する場合には、ワーク形状に応じて横孔及び縦孔の数が増加すると金型の強度が低下し得るという問題があった。
そこで本開示では、ワークに対する優れた冷却効率を確保しつつ、金型強度の過度の低下を抑制し、金型や金型ホルダの加工に要する時間及びコストを低減することができる熱間プレス加工装置をもたらすことを課題とする。
上記の課題を解決するために、ここに開示する第1の技術に係る熱間プレス加工装置は、成形面を有する金型と、該金型を収容する金型ホルダとを備えた熱間プレス加工装置であって、前記金型及び前記金型ホルダの互いの接触面における前記金型側及び前記金型ホルダ側の少なくとも一方に水平方向に延びるように設けられた冷媒供給用の溝部と、前記溝部に連通するとともに、前記金型内部に鉛直方向に延びるように設けられ、前記成形面に配置された開口部において開口する冷媒供給用の孔部とを備えたことを特徴とする。
本技術によれば、金型と金型ホルダとの接触面において、金型側及び金型ホルダ側の少なくとも一方の接触面に水平方向に延びる溝部を設けて横孔の機能を持たせることにより、全体の冷媒供給路の数を過度に低減させることなく、金型内部における横孔の数を低減させることができる。そうして、冷媒によるワークの高い冷却効率を保持しつつ、金型の十分な強度を確保するとともに、金型の加工における時間及びコストを削減することができる。
第2の技術は、第1の技術において、前記成形面には、前記孔部の開口部に接続され、該開口部を通じて該成形面に供給された冷媒を案内するための成形面溝部が設けられていることを特徴とする。
特許文献1,2では、ワークの冷却効率を高めるため、金型の成形面にマイクロメートルサイズの凸部を複数備えたマイクロパターンを形成することが開示されている。しかしながら、例えば特許文献2の図4に示すようなマイクロパターンを成形面に形成するには、加工に多大な時間及びコストがかかるという問題があった。本願発明者らは、流体シミュレーション(CAE)解析を行い、特許文献2の図4に示すようなマイクロパターンが形成された成形面において、噴出孔4から冷媒が成形面に噴出した場合の冷媒の流路を解析したところ、冷媒は、全ての凸部13間の間隙を流れるのではなく、一部の凸部13間の間隙をぬって噴出孔4から略放射線状に流れていくことを見出した。このことは、マイクロパターンにおいて冷媒の流路とならない凸部13間の間隙は設ける必要がないことを意味している。本技術によれば、成形面に、従来のマイクロパターンを形成する代わりに、孔部の開口部に接続される冷媒案内用の成形面溝部を設けることにより、十分な冷却効率を保持しつつ、成形面の加工に要する時間及びコストを大幅に削減することができる。
第3の技術は、第2の技術において、前記成形面には、前記成形面溝部に接続され、該成形面溝部に案内された前記冷媒が流入する排出用開口部が設けられており、前記金型には、前記排出用開口部に接続され、該排出用開口部を通じて流入した前記冷媒が前記金型外へ排出されるための排出用孔部が設けられており、前記孔部の開口部の位置は、前記排出用開口部の位置よりも高いことを特徴とする。
本技術によれば、開口部を通じて成形面に供給された冷媒は成形面溝部に案内されて排出用開口部に流入し、排出用孔部を通じて金型外へ排出される。そして、孔部の開口部の位置は、排出用孔部の排出用開口部の位置よりも高いから、成形用溝部に案内される冷媒の流れを促進させることができる。
第4の技術は、第1乃至第3の技術のいずれか一において、前記溝部は、前記接触面の前記金型ホルダ側に設けられていることを特徴とする。
金型は成形面を有しているため高強度であることが求められるから、材質面を考慮すると金型よりも金型ホルダの方が加工性は高くなり得る。本技術によれば、金型ホルダに溝部を設ける構成とすることにより、加工を容易化するとともに、金型の強度の低下を効果的に抑制することができる。
第5の技術は、第1乃至第4の技術のいずれか一において、前記成形面は、複数の前記開口部を備えており、隣り合う前記開口部間の水平方向距離は、100mm以上150mm以下であることを特徴とする。
本技術によれば、隣り合う孔部間の水平方向距離を、所定範囲の距離に保つことで、ワークの高い冷却効率を確保しつつ、金型の強度の過度の低下を抑制することができる。また、金型の加工に要する時間及びコストの上昇を抑制することができる。
第6の技術は、第1乃至第5の技術のいずれか一において、前記金型は、上型と下型とを備え、前記金型ホルダは、前記上型を収容するための上型ホルダと、前記下型を収容するための下型ホルダとを備え、前記上型の成形面に配置された前記開口部と、前記下型の成形面に配置された前記開口部との間の水平方向の最短距離は、40mm以上80mm以下であることを特徴とする。
本技術によれば、上型の開口部と下型の開口部とは、水平方向に所定距離を隔てて互いにオフセットされた位置に配置されているから、ワークの上面側からの冷却と下面側からの冷却とによるワーク全体の冷却を均一化することができる。
以上述べたように、本開示によると、金型と金型ホルダとの接触面において、金型側及び金型ホルダ側の少なくとも一方の接触面に水平方向に延びる溝部を設けて横孔の機能を持たせることにより、全体の冷媒供給路の数を過度に低減させることなく、金型内部における横孔の数を低減させることができる。そうして、冷媒によるワークの高い冷却効率を保持しつつ、金型の十分な強度を確保するとともに、金型の加工における時間及びコストを削減することができる。
本開示の実施形態1に係る熱間プレス加工装置の模式的な断面図である。 上型の一部を模式的に示す平面図である。 図2のA−A線における断面斜視図である。 下型ホルダ側の接触面を模式的に示す斜視図である。 下型の一部を模式的に示す平面図である。 図5のB−B線における断面図である。 図6の符号Cで示す部分の拡大図である。 図7のD−D線における断面図である。 図7のE−E線における断面図である。 下型成形面溝部の断面図である。 成形時の上型、ワーク及び下型の一部を模式的に示す断面図である。 実施形態2に係る熱間プレス加工装置の図6相当図である。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態1)
<熱間プレス加工装置>
図1に示す熱間プレス加工装置1は、上型装置100と、下型装置200とを備えている。熱間プレス加工装置1は、加熱されたワークWを、上型装置100と下型装置200からなる成形型を用いてプレス成形した後、プレス状態で、当該成形型の成形面に供給される冷媒によりワークWを冷却し、ワークWの焼き入れを行うように構成されている。
また、本明細書において、方向は、図1に示すように、上型装置100側を「上方向」、下型装置200側を「下方向」とする。なお、「上下方向」を「鉛直方向」と称することがある。また、上下方向に垂直な方向を「水平方向」とする。
熱間プレス加工装置1の上型装置100及び下型装置200は、いずれも、本開示における金型の構成を有している。以下、図1〜図10を参照して、本実施形態に係る熱間プレス加工装置1の各構成を説明する。
−上型装置−
上型装置100は、上型成形面101(成形面)を有する上型104(金型)と、当該上型104を収容する上型ホルダ102(金型ホルダ)とを備えている。上型104と上型ホルダ102とは、上型接触面105(接触面)と上型ホルダ接触面103(接触面)とにより互いに接触している。なお、上型装置100は、可動型であり、不図示のスライダを備えている。すなわち、当該スライダの昇降によって、下型装置200に接近したプレス位置と下型装置200から上方向に離れた待機位置とに変位する。言い換えると、当該スライダが上型装置100に上記変位をさせる変位機構を構成している。
図1〜図3に示すように、上型104の上型接触面105には、水平方向に延びるように冷媒供給用の上型溝部108(溝部)が設けられている。そして、上型104の内部には、鉛直方向に延びるように冷媒供給用の上型孔部110(孔部)が設けられている。上型孔部110の上型ホルダ102側は、接続部109において上型溝部108に連通している。上型溝部108は上型ホルダ102に穿設された供給路106に接続されており、供給路106は供給管120Aを介して冷媒供給装置120に接続されている。一方、上型孔部110の上型成形面101側は、上型成形面101に配置された上型開口部112(開口部)において開口している。冷媒供給装置120により供給された冷媒は、供給管120A、供給路106、上型溝部108、上型孔部110、及び上型開口部112を通じて上型成形面101に供給される。
図1に示すように、上型成形面101には、上型開口部112に接続された上型成形面溝部130(成形面溝部)が設けられている。上型開口部112を通じて上型成形面101に供給された冷媒は、上型成形面溝部130に流れ込む。すなわち、上型成形面溝部130は、冷媒によるワークWの冷却を均一化すべく、上型開口部112を通じて上型成形面101に供給された冷媒を案内するためのものである。
上型成形面101には、さらに、上型成形面101に供給された冷媒が流入する上型排出用開口部118(排出用開口部)が設けられている。上型排出用開口部118は、上型成形面溝部130に接続されている。そして、上型104には、上型排出用開口部118に接続された上型排出用孔部116(排出用孔部)が設けられている。上型排出用孔部116はさらに上型ホルダ102に設けられた排出路114に接続されている。そして、上型排出用開口部118を通じて上型排出用孔部116に流入した冷媒は、排出路114を通じて上型104外へ排出される。
−下型装置−
下型装置200は、下型成形面201(成形面)を有する下型204(金型)と、当該下型204を収容する下型ホルダ202(金型ホルダ)とを備えている。下型204と下型ホルダ202とは、下型接触面205(接触面)と下型ホルダ接触面203(接触面)とにより互いに接触している。なお、下型装置200は、固定型である。
図1,図4に示すように、下型ホルダ202の下型ホルダ接触面203には、水平方向に延びるように冷媒供給用の下型溝部208(溝部)が設けられている。そして、図1,図6に示すように、下型204の内部には、鉛直方向に延びるように冷媒供給用の下型孔部210(孔部)が複数設けられている。下型孔部210の下型ホルダ202側は、下型接触面205の接続部209において開口し、下型溝部208に連通している。下型溝部208は下型ホルダ202に穿設された供給路206に接続されており、供給路206は供給管220Aを介して冷媒供給装置220に接続されている。一方、下型孔部210の下型成形面201側は、下型成形面201に配置された下型開口部212(開口部)において開口している。冷媒供給装置220により供給された冷媒は、供給管220A、供給路206、下型溝部208、下型孔部210、及び下型開口部212を通じて下型成形面201に供給される。
図1,図5,図6に示すように、下型成形面201には、下型開口部212に接続された下型成形面溝部230(成形面溝部)が設けられている。下型開口部212を通じて下型成形面201に供給された冷媒は、下型成形面溝部230に流れ込む。すなわち、下型成形面溝部230は、冷媒によるワークWの冷却を均一化すべく、下型開口部212を通じて下型成形面201に供給された冷媒を案内するためのものである。
下型成形面201には、さらに、下型成形面201に供給された冷媒が流入する下型排出用開口部218(排出用開口部)が設けられている。下型排出用開口部218は、下型成形面溝部230に接続されている。そして、下型204には、下型排出用開口部218に接続された下型排出用孔部216が設けられている。下型排出用孔部216はさらに下型ホルダ202に設けられた排出路214に接続されている。そして、下型排出用開口部218を通じて下型排出用孔部216に流入した冷媒は、排出路214を通じて下型204外へ排出される。
−成形面に配置された開口部の上下方向の位置関係−
図1に示すように、上型孔部110の上型開口部112の上下方向の位置は、上型排出用開口部118の上下方向の位置よりも高くなるように設定されている。また、図1,図6に示すように、下型孔部210の下型開口部212の上下方向の位置についても、下型排出用開口部218の上下方向の位置よりも高くなるように設定されている。本構成によれば、上型成形面溝部130及び下型成形面溝部230に案内される冷媒は高いところから低いところへ流れることになるから、冷媒の流れを促進させることができる。
−成形面に配置された互いに隣り合う開口部間の水平方向の距離−
図6に示すように、隣り合う下型開口部212間の水平方向距離P3は、好ましくは100mm以上150mm以下、より好ましくは110mm以上130mm以下である。水平方向距離P3が100mm未満であると、金型の加工が難しく時間及びコストが高くなるとともに、金型の十分な強度を確保しづらくなる虞がある。水平方向距離P3が150mmを超えると、下型成形面201に供給される冷媒量が不足し、ワークWの冷却効率が低下し得る。
このように、隣り合う下型孔部210間の水平方向距離を、所定範囲の距離に保つことで、ワークWの高い冷却効率を確保しつつ、下型204の強度の過度の低下を抑制することができる。また、金型の加工に要する時間及びコストの上昇を抑制することができる。
なお、隣り合う上型開口部112間の水平方向距離についても、下型開口部212と同様の構成を取ることができる。
−溝部、孔部及び開口部の各構成について−
上型溝部108と下型溝部208、上型孔部110と下型孔部210、接続部109と接続部209、上型開口部112と下型開口部212、上型成形面溝部130と下型成形面溝部230、上型排出用開口部118と下型排出用開口部218、上型排出用孔部116と下型排出用孔部216の形状、サイズ等の各構成については、上型装置100と下型装置200とにおいて同様の構成を有している。以下、下型装置200の構成を例に挙げて説明する。
図6,図7に示すように、下型溝部208は、下型溝部208が延びる方向に垂直な断面が直径P1の半円形又は弦長P1の円弧状の溝である。一方、図9に示すように、下型孔部210の水平方向の断面は、直径P2の円形である。下型溝部208と下型孔部210とを確実に連通させる観点から、下型溝部208の直径又は弦長P1は、下型孔部210の直径P2よりも大きくなるように設定されている。下型溝部208の直径又は弦長P1は、限定する意図ではないが、具体的には例えば、6mm〜12mm程度とすることができる。また下型孔部210の直径P2は、限定する意図ではないが、具体的には例えば、4mm〜11mm程度とすることができる。
なお、図8,図9に示すように、下型溝部208は、下型溝部端部208Aと、下型溝部本体部208Bとを備えている。下型溝部208は、例えばドリル等で下型ホルダ接触面203の表面を削り取ることにより形成され、下型溝部端部208Aは、例えば湾曲面状に形成され得る。本実施形態では、接続部209は下型溝部本体部208Bに位置するように、下型溝部208と下型孔部210との位置関係が設定されている。なお、下型溝部208と下型孔部210との位置関係は、当該構成に限られるものではなく、接続部209が下型溝部端部208Aに位置するように設定されていてもよい。すなわち、下型溝部端部208Aの長さをP4、下型溝部208の先端部208Cから接続部209との最短距離をP5とすると、最短距離P5は、例えば2mm以上であればよく、長さP4よりも大きくてもよいし、小さくてもよい。
下型成形面溝部230の流路断面の形状は、特に限定されるものではないが、例えば図10に示すように、円弧形状である。下型成形面溝部230の流路断面の最大幅P8は、特に限定されるものではないが、下型成形面溝部230内全体に冷媒を行き渡らせる観点及び下型成形面溝部230に起因するワークWの過度の変形を抑制する観点から、2mm〜6mm程度とすることが望ましい。また、下型成形面溝部230の流路断面の最大深さP9は、特に限定されるものではないが、下型成形面溝部230内全体に冷媒を行き渡らせる観点及び下型成形面溝部230に起因するワークWの過度の変形を抑制する観点から、1mm以下とすることが望ましい。
また、下型開口部212、下型排出用開口部218及び下型排出用孔部216の径は、限定されるものではないが、例えば同程度とすることができ、具体的には例えば、6mm〜13mm程度とすることができる。
−上型開口部及び下型開口部の水平方向の位置関係について−
図11に示すように、上型開口部112の位置と下型開口部212の位置は、特に限定されるものではないが、水平方向にオフセットしていることが望ましい。具体的には、上型開口部112と、下型開口部212との間の水平方向の最短距離P6は、例えば40mm以上80mm以下、好ましくは50mm以上70mm以下とすることができる。本構成によれば、ワークWの上面側からの冷却と下面側からの冷却とによるワークW全体の冷却を均一化することができる。
なお、例えばワークWの形状等の要請から、局所的に冷却の強化を要する個所等が存在する場合には、上型開口部112の位置と下型開口部212の位置を、冷却を強化したい個所の上下において水平方向に近づけた状態で、すなわち最短距離P6を小さくした状態とすることができる。そうして、冷却を強化したい個所に、上下方向から冷媒を供給することにより、当該個所における冷却を強化することができる。なお、冷却を強化するという観点からは、上型開口部112の位置と下型開口部212の位置だけでなく、該当箇所の上型成形面溝部130及び/又は下型成形面溝部230の隣り合う溝間のピッチを狭めたり、溝の本数を増加させたりしてもよい。
<作用効果>
本実施形態に係る熱間プレス加工装置1では、上型104と上型ホルダ102との接触面や、下型204と下型ホルダ202との接触面において、上型接触面105や、下型ホルダ接触面203に水平方向に延びる溝部を設けて横孔の機能を持たせるようにした。本構成により、金型全体の冷媒供給路の数を過度に低減させることなく、上型104及び下型204内部における横孔の数を低減させることができる。
また、上型成形面101及び下型成形面201に、上型開口部112及び下型開口部212にそれぞれ接続される冷媒案内用の上型成形面溝部130及び下型成形面溝部230を設けるようにした。本構成により、十分な冷却効率を保持しつつ、上型成形面101及び下型成形面201の加工に要する時間及びコストを大幅に削減することができる。
このように、本実施形態に係る熱間プレス加工装置1によれば、冷媒による高い冷却効率を保持しつつ、金型の十分な強度を確保するとともに、金型の加工における時間及びコストを削減することができる。
(実施形態2)
以下、本開示に係る他の実施形態について詳述する。なお、これらの実施形態の説明において、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
金型内に例えばピアスパンチ、プランジャー、パネル位置決めピン、埋金位置決めキー等が配置されている場合等、金型の構成の都合上、鉛直方向に真っ直ぐ上型孔部110や下型孔部210を設けることができない場合がある。この場合は、上型孔部110や下型孔部210の一部として横孔を設ける構成としてもよい。
具体的には例えば、図12に示すように、下型孔部210の一部は、下型204に穿設された横孔部210Bを含む構成としてもよい。この場合、下型孔部210は、孔を形成することができない個所を迂回するように、例えば、下型成形面201側の第1縦孔部210Aと、横孔部210Bと、第2縦孔部210Cとにより構成され得る。なお、下型204に横孔部210Bを穿設する都合上、横孔部210Bは、下型成形面201の側面に貫通するように穿設され得る。この場合、栓部材600により下型成形面201の側面に形成された開口を閉じることができる。
また、下型孔部210の一部に横孔部210Bが設けられている場合であっても、隣り合う下型開口部212間の水平方向距離P3は、実施形態1と同様の構成とすることができる。
さらに、上型開口部112や下型開口部212には、上型孔部110や下型孔部210から成形面に供給される冷媒の吐出量を調整するとともに、上型開口部112や下型開口部212周りの全方向に均一に吐出させる観点から、噴水プラグを設ける構成としてもよい。
具体的には、図12に示すように、下型開口部212には、噴水プラグ500が配設されている。噴水プラグ500としては、例えば市販のスクリュープラグに所望の径の孔加工を施したもの等を使用することができる。本構成によれば、スクリュープラグに孔加工を施すという簡単な作業で冷媒の吐出量を調整できるとともに、冷媒を下型開口部212周りの全方向に均一に吐出させることができる。
なお、噴水プラグを設ける場合には、上型開口部112や下型開口部212の径を、噴水プラグの外径に合わせて、上型孔部110や下型孔部210の径よりも大きくしてもよい。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、上型溝部108は、上型接触面105に設ける構成であったが、上型接触面105に代えて又は上型接触面105に加えて、上型ホルダ接触面103に設ける構成としてもよい。
また、上記実施形態では、下型溝部208は、下型ホルダ接触面203に設ける構成であったが、下型ホルダ接触面203に代えて又は下型ホルダ接触面203に加えて、下型接触面205に設ける構成としてもよい。
なお、金型は成形面を有しているため高強度であることが求められるから、材質面を考慮すると金型よりも金型ホルダの方が加工性は高くなり得る。ゆえに、上型溝部108及び下型溝部208は、加工を容易化するとともに、金型の強度の低下を効果的に抑制する観点から、上型ホルダ接触面103及び下型ホルダ接触面203に形成されていることが望ましい。
また、上記実施形態では、上型装置100及び下型装置200のいずれも、本開示における金型の構成を備えていたが、上型装置100及び下型装置200のいずれか一方が、本開示における金型の構成を有していれば、他の一方は、特許文献1,2に示すような従来の構成の金型であってもよい。
本開示は、ワークに対する優れた冷却効率を確保しつつ、金型強度の過度の低下を抑制し、金型や金型ホルダの加工に要する時間及びコストを低減することができる熱間プレス加工装置をもたらすことができるので、極めて有用である。
1 熱間プレス加工装置
100 上型装置
101 上型成形面(成形面)
102 上型ホルダ(金型ホルダ)
103 上型ホルダ接触面(接触面)
104 上型(金型)
105 上型接触面(接触面)
108 上型溝部(溝部)
109 接続部
110 上型孔部(孔部)
112 上型開口部(開口部)
116 上型排出用孔部(排出用孔部)
118 上型排出用開口部(排出用開口部)
130 上型成形面溝部(成形面溝部)
200 下型装置
201 下型成形面(成形面)
202 下型ホルダ(金型ホルダ)
203 下型ホルダ接触面(接触面)
204 下型(金型)
205 下型接触面(接触面)
208 下型溝部(溝部)
209 接続部
210 下型孔部(孔部)
212 下型開口部(開口部)
216 下型排出用孔部
218 下型排出用開口部(排出用開口部)
230 下型成形面溝部(成形面溝部)
W ワーク

Claims (6)

  1. 成形面を有する金型と、該金型を収容する金型ホルダとを備えた熱間プレス加工装置であって、
    前記金型及び前記金型ホルダの互いの接触面における前記金型側及び前記金型ホルダ側の少なくとも一方に水平方向に延びるように設けられた冷媒供給用の溝部と、
    前記溝部に連通するとともに、前記金型内部に鉛直方向に延びるように設けられ、前記成形面に配置された開口部において開口する冷媒供給用の孔部とを備えた
    ことを特徴とする熱間プレス加工装置。
  2. 請求項1において、
    前記成形面には、前記孔部の開口部に接続され、該開口部を通じて該成形面に供給された冷媒を案内するための成形面溝部が設けられている
    ことを特徴とする熱間プレス加工装置。
  3. 請求項2において、
    前記成形面には、前記成形面溝部に接続され、該成形面溝部に案内された前記冷媒が流入する排出用開口部が設けられており、
    前記金型には、前記排出用開口部に接続され、該排出用開口部を通じて流入した前記冷媒が前記金型外へ排出されるための排出用孔部が設けられており、
    前記孔部の開口部の位置は、前記排出用開口部の位置よりも高い
    ことを特徴とする熱間プレス加工装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    前記溝部は、前記接触面の前記金型ホルダ側に設けられている
    ことを特徴とする熱間プレス加工装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一において、
    前記成形面は、複数の前記開口部を備えており、
    隣り合う前記開口部間の水平方向距離は、100mm以上150mm以下である
    ことを特徴とする熱間プレス加工装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一において、
    前記金型は、上型と下型とを備え、
    前記金型ホルダは、前記上型を収容するための上型ホルダと、前記下型を収容するための下型ホルダとを備え、
    前記上型の成形面に配置された前記開口部と、前記下型の成形面に配置された前記開口部との間の水平方向の最短距離は、40mm以上80mm以下である
    ことを特徴とする熱間プレス加工装置。
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