JP2009297741A - 熱間プレス用金型 - Google Patents

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Hisao Yamazaki
久男 山崎
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Abstract

【課題】被成形材の冷却性能に優れ安価に製造可能な熱間プレス用金型を提供する。
【解決手段】パンチ3、ダイ5及びブランクホルダー7のうち少なくともパンチ3、ダイ5のいずれか一方は、複数枚の金属板を加工、積層、接合、形状加工し形成され、内部に冷却媒体を供給可能な冷却媒体供給路19、45、57、及び前記冷却媒体供給路19、45、57に接続し被成形材13に向かって冷却媒体を噴出する成形面9、31に噴出口15、16、37,39を有する多数の冷却媒体噴出孔17、18、41、43、55を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱間プレスに使用する熱間プレス用金型に関し、特に被成形材の冷却性能に優れる熱間プレス用金型に関する。
金属材料を加熱した後にプレス成形するホットスタンピング、ダイクエンチ、ホットプレスあるいは熱間プレスと称される成形方法は、スプリングバックなどの問題が発生しやすい高張力鋼板のプレス成形に有効であり、これまでに多くの技術が提案されている。特に加熱した金属材料をプレス成形した後に冷却する冷却方法は、生産性に密接に関連するため多くの技術が提案されている。
例えば、熱間プレス成形法と類似の成形法である温間プレス成形の金型装置において、パンチに複数の気体吹出口を設ける一方、パッドに排気口を設け、被成形材を成形加工した後パンチを引き上げる前に被成形材に常温の空気を吹付け、被成形材の変形を少なくする技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
熱間プレス成形において、プレス後の被成形材を冷却する冷却媒体として空気を使用する方法では、冷却効率が悪いとして、水などの液体からなる冷却媒体を使用して被成形材及び金型を急速かつ均一に冷却する熱間プレス成形装置及び成形方法が提案されている(例えば特許文献2参照)。この熱間プレス成形装置は、パンチ及び/又はダイの成形面に冷却媒体を噴出する噴出孔を設け、被成形材に向け冷却媒体を噴出させ被冷却材を冷却するものであり、さらに被成形材に噴射した冷却媒体を回収、排出させる排出孔を金型に設ける技術も開示されている。また金型の成形面に凸部を設けることで、型かじりの発生の抑制、被成形材の過冷却の抑制、冷却媒体の循環を容易とし金型と被成形材との冷却効率を高めることができるとする。
また今日では、テーラードブランクのようにプレス製品各部の強度を目的に合わせて正確かつ任意に設定できる熱間プレス成形技術の開発が求められている。これに対して金型の成形面に冷却媒体を噴出する冷媒噴出口とこれに近接した金型の成形面に凹部とを設け、冷媒噴出口から冷媒を被成形材に噴射、冷却すると共に、凹部を断熱し成形品の強度をステップ状に変化させる技術が提案されている。この金型では、金型の成形面に微細な冷媒噴出口を設ける方法として、粉末を成形後に焼結する方法、金属を溶融させた後、温度制御により凝固組織の方向を一定にする一方向凝固によって製造する方法を採用している(例えば特許文献3参照)。
特開平7−47431号公報 特開2005−169394号公報 特開2007−75834号公報
プレス後あるいはプレス中の被成形材に対して冷却媒体を吹付け被成形材を冷却させる熱間プレス成形において、被成形材を迅速、均一、効率的に冷却するには、被成形材全体又は任意の場所に均一に冷却媒体を吹付けることが必要となる。このためには該当する金型の成形面に微細な冷却媒体噴出口を多数設けることが好ましいが、成形面が複雑な形状を有する場合には対応する金型の成形面に多数の微細な冷却媒体噴出口を設けることは容易ではない。また各々の冷却媒体噴出口から均等に冷却媒体を噴出させるためには、各々の冷却媒体噴出口の圧力損失を同じにする必要がある。冷却媒体は金型の内部に設けられた冷却媒体供給路を通じて冷却媒体噴出口に供給されるので、各々の冷却媒体噴出口から均等に冷却媒体を噴出させるためには、冷却媒体噴出口の口径が同一であれば、冷却媒体供給路と冷却媒体噴出口と結ぶ流路の径及び距離を同一にする必要がある。冷却媒体供給路と冷却媒体噴出口とを結ぶ流路の距離を同一とするには、成形面に沿って冷却媒体供給路を設ける必要が生じるが、成形面が複雑な形状を有する場合には容易ではない。また被成形材を部分的に冷却するような場合、あるいは冷却速度を調整するために、冷却媒体噴出口の数、大きさを変更したいような場合はさらに対応が難しい。
また板厚や強度の異なる材料を溶接接合したプレス素材であるテーラードブランク材を被成形材とするようなケースにあっては、各所の温度を適切に制御する温度制御性がより重要である。このためには被成形材に吹付ける冷却媒体の温度、流量あるいは冷却媒体の種類を場所毎に変更することが有効と考えられるけれども、このような場合、従来以上に冷却媒体供給路及び冷却媒体噴出口の加工が複雑となり、従来の方法で金型を製造すると製造工程も複雑となりさらに製造コストも非常に高くなる。
本発明の目的は、被成形材の冷却性能に優れ安価に製造可能な熱間プレス用金型を提供することである。
請求項1に記載の本発明は、パンチ、ダイ及びブランクホルダーを備える熱間プレス用金型であって、パンチ、ダイ及びブランクホルダーのうち少なくともパンチ、ダイのいずれか一方は、複数枚の金属板を加工、積層、接合、形状加工し形成され、内部に冷却媒体を供給可能な冷却媒体供給路、及び前記冷却媒体供給路に接続し被成形材に向かって冷却媒体を噴出する成形面に噴出口を有する多数の冷却媒体噴出孔を有することを特徴とする熱間プレス用金型である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の熱間プレス用金型において、前記噴出口は、所定の大きさの噴出口が規則正しく配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の熱間プレス用金型において、前記冷却媒体供給路が成形面に沿って設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱間プレス用金型において、前記冷却媒体供給路及び冷却媒体噴出孔は、冷却媒体供給路を設ける位置に該当する金属板のうち積層する順番の偶数番目の金属板に、複数の貫通孔、及び該貫通孔のうち偶数番目又は奇数番目のいずれか一方の貫通孔と成形面となる側の縁部とを結ぶ溝又はスリットとを設け、冷却媒体供給路を設ける位置に該当する金属板のうち積層する順番の奇数番目の金属板に、積層したとき前記偶数番目の金属板の各貫通孔と少なくとも一部が重なり合う位置に複数の貫通孔を設けると共に、該貫通孔のうち前記偶数番目の金属板とは逆の偶数番目又は奇数番目のいずれか一方の貫通孔と成形面となる側の縁部とを結ぶ溝又はスリットとを設け、これら金属板を所定の順番に積層した後、拡散接合し、前記貫通孔を連通させ複数の冷却媒体供給路を形成すると共に、前記溝又はスリットを上及び/又は下の金属板で塞ぎ多数の冷却媒体噴出孔を形成することを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱間プレス用金型において、前記冷却媒体供給路及び冷却媒体噴出孔は、冷却媒体供給路を設ける位置に該当する金属板の一枚一枚に、成形面と平行に金属板を貫通しない第一溝を設け、前記第一溝に接続し金属板を貫通する貫通孔を設け、前記第一溝に接続し成形面となる側の縁部とを結ぶ多数の第二溝を設け、一の金属板に設けられた第一溝の上面が同じ方向で、かつ第一溝に接続し金属板を貫通する貫通孔が対向するように積層した後、拡散接合し、前記第一溝を前記貫通孔を介して連通させ冷却媒体供給路を形成すると共に、前記第二溝の上面を次の金属板の下面で塞ぎ多数の冷却媒体噴出孔を形成することを特徴とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の熱間プレス用金型において、さらに噴出口から被成形材に吹付けられた冷却媒体を回収排出する多数の冷却媒体排出孔と、前記冷却媒体排出孔と接続し冷却媒体を排出する冷却媒体排出路とを内部に有し、成形面には前記噴出口と同数の凹部が設けられ、前記冷却媒体排出孔の先端部である排出口と前記噴出口のうち1の噴出口と1の排出口とは、前記1の凹部の両端に位置することを特徴とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の熱間プレス用金型において、前記噴出口、前記噴出口及び排出口は、金型を縦断面で切断して見たとき、傾斜した面に設けられた噴出口、噴出口及び排出口の口径は、水平面及び垂直面に設けられた噴出口、噴出口及び排出口の口径に比較して小さいことを特徴とする。
請求項8に記載の本発明は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の熱間プレス用金型において、さらに前記冷却媒体供給路は、複数の独立した冷却媒体供給路からなり、温度、流量、流体の種類のうち少なくともいずれか1以上が異なる冷却媒体を同時に複数の独立した冷却媒体供給路にそれぞれ供給することを特徴とする。
請求項9に記載の本発明は、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の熱間プレス用金型において、さらに前記パンチ、ダイの少なくともいずれか一方は、内部に自身を冷却する冷却路を有することを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、少なくともパンチ、ダイのいずれか一方は、複数枚の金属板を、加工、積層、接合、形状加工し形成されるので、成形面が複雑であっても一枚毎の金属板の形状は比較的単純であり、また、内部に設ける冷却媒体供給路及び成形面に噴出口を有する冷却媒体噴出孔も各金属板を加工した後に接合することで正確かつ容易に形成することができると共に、安価に製造するができる。さらに薄い金属板を使用することで微細な冷却媒体噴出孔も容易に形成することができる。これらにより、被成形材を迅速かつ効率的に冷却することができる。また、各冷却媒体噴出孔から均一に冷却媒体を噴出させることの他、任意の場所に任意の数又は任意の口径の冷却媒体噴出孔を形成することが可能なため、被成形材の冷却温度の制御性に優れる。
請求項2に記載の本発明によれば、前記噴出口は、所定の大きさの噴出口が規則正しく配置されているので、大きな被成形材であっても均一に冷却させることができる。
請求項3に記載の本発明によれば、前記冷却媒体供給路が成形面に沿って設けられているので、冷却媒体供給路に接続する冷却媒体噴出孔の長さを略同一とすることが可能となり、各噴出口から同一流量の冷却媒体を噴出させることが容易となる。さらに冷却媒体供給路は、パンチなど金型自身を冷却するように作用するので、温度の高い成形面に沿って冷却媒体供給路を設けることで、パンチなど金型自身を効率的に冷却することができる。結果、被成形材の冷却性能を高めることもできる。
請求項4に記載の本発明によれば、冷却媒体供給路は一枚一枚の金属板に設けた貫通孔を連通させて形成するので、任意の場所に容易に冷却媒体供給路を形成するができる。この場合、冷却媒体供給路は直線状でなく曲線状の冷却媒体供給路とすることもできるので、成形面から同じ距離に冷却媒体供給路を設けることも可能となり、噴出口から均一に冷却媒体を噴出させることが容易となる。また冷却媒体噴出孔は、溝又はスリットを上及び/又は下の金属板で塞ぎ形成されるので、微細な冷却媒体噴出孔も容易に形成することができる。これらにより多くの冷却媒体噴出孔を備えるパンチなど金型を安価に、かつ短時間に製造することができる。さらに縦断面上、所定の間隔を隔てて噴出口が形成されるので、金型の強度が低下しない。
請求項5に記載の本発明によれば、金属板毎に加工された成形面と平行に設けられた金属板を貫通しない第一溝を貫通孔を介して連通させることで冷却媒体供給路を形成するので、成形面から同じ距離に冷却媒体供給路を設けることが可能となり、噴出口から均一に冷却媒体を噴出させることが容易となる。また冷却媒体噴出孔は、溝を隣りの金属板で塞ぎ形成されるので、微細な冷却媒体噴出孔も容易に形成することができる。これらにより多くの冷却媒体噴出孔を備えるパンチなど金型を安価に、かつ短時間に製造することができる。さらに縦断面上、所定の間隔を隔てて噴出口が形成されるので、金型の強度が低下しない。
請求項6に記載の本発明によれば、さらに噴出口から被成形材に吹付けられた冷却媒体を回収排出する多数の冷却媒体排出孔と、前記冷却媒体排出孔と接続し冷却媒体を排出する冷却媒体排出路とを内部に有し、成形面には前記噴出口と同数の凹部が設けられ、前記冷却媒体排出孔の先端部である排出口と前記噴出口のうち1の噴出口と1の排出口とは、前記1の凹部の両端に位置するので、凹部が冷却媒体の流路となり確実に冷却媒体の流通が確保され、結果、被成形体の冷却性能及び温度制御性に優れる。
請求項7に記載の本発明によれば、前記噴出口、前記噴出口及び排出口は、金型を縦断面で切断して見たとき、傾斜した面に設けられた噴出口、噴出口及び排出口の口径は、水平面及び垂直面に設けられた噴出口、噴出口及び排出口の口径に比較して小さいので、被成形材に噴射口、排出口の跡が転写されにくい。
請求項8に記載の本発明によれば、さらに前記冷却媒体供給路は、複数の独立した冷却媒体供給路からなり、温度、流量、流体の種類のうち少なくともいずれか1以上が異なる冷却媒体を同時に複数の独立した冷却媒体供給路にそれぞれ供給する。パンチなどは金属板を積層、接合された積層金型であるので、複数の独立した冷却媒体供給路の形成も容易であり、各冷却媒体供給路に温度等の異なる冷却媒体を供給することで、被成形材の任意の場所を任意の温度に冷却することが可能となる。
請求項9に記載の本発明によれば、さらに前記パンチ、ダイの少なくともいずれか一方は、内部に自身を冷却する冷却路を有するので、金型の温度上昇が抑えられ、被成形材を迅速に冷却することができる。
図1は、本発明の第1実施形態としての熱間プレス用金型1の断面図である。熱間プレス用金型1は、従来の熱間プレス用金型と同様、パンチ3、ダイ5及びブランクホルダー7を備え、加熱炉等で900℃程度まで加熱した被成形材13である金属材料をプレス成形し、成形加工後又は必要に応じて成形加工中に被成形材13を強制的に冷却させる。
パンチ3は略円柱状の形状を有し、成形面9の側面部11及び頂部14には、各々被成形材13に冷却媒体を吹付ける複数の噴出口15、16を有する。この側面部11の噴出口15はパンチ3の高さ方向のみならず、円周方向にも均一に多数設けられている。噴出口15、16は、冷却媒体供給孔17、18の端部にあたり、冷却媒体供給孔17、18は、パンチ3内部に設けられた冷却媒体供給路19に接続する。冷却媒体供給路19は成形面9の近傍に設けられ、パンチ3の下部には、冷却媒体供給路19に冷却媒体を供給する冷却媒体導入路21が設けられている。冷却媒体導入口23から供給される冷却媒体は、冷却媒体導入路21、冷却媒体供給路19、冷却媒体噴出孔17、18を通じて冷却媒体噴出孔17、18の先端部である成形面9に設けられた噴出口15、16から被成形材13に吹付けられる。以上の構成からなるパンチ3は複雑な形状、構造を有しているが、これは金属ブロックなどを加工して形成されたものではなく、後述のように比較的厚みの薄い複数枚の金属板を加工、積層、拡散接合して形成された積層金型である。
ダイ5は、パンチ3の成形面9に対応した凹状の成形面31を有し、成形面31の底面部33及び側面部35には、各々被成形材13に冷却媒体を吹付ける複数の噴出口37、39を有する。この側面部35の噴出口37は、ダイ5の高さ方向のみならず、円周方向にも均一に多数設けられている。噴出口37、39は、冷却媒体供給孔41、43の端部にあたり、冷却媒体供給孔41、43は、ダイ5内部に設けられた冷却媒体供給路45に接続する。冷却媒体供給路45は成形面31の近傍に設けられ、ダイ5の上部には、冷却媒体供給路45に冷却媒体を供給する冷却媒体導入路47が設けられている。冷却媒体導入口49から供給される冷却媒体は、冷却媒体導入路47、冷却媒体供給路45、冷却媒体噴出孔41、43を通じて冷却媒体噴出孔41、43の先端部である成形面31に設けられた噴出口37、39から被成形材13に吹付けられる。以上の構成からなるダイ5もパンチ3と同様、複雑な形状、構造を有しているが、金属ブロックなどを加工して形成されたものではなく、後述のように比較的厚みの薄い複数枚の金属板を加工、積層、拡散接合して形成された積層金型である。
ブランクホルダー7は、内部にパンチ3に対応する空間を有し、被成形材13と接触する接触面51のうち、被成形材13と接触する箇所53には、被成形材13に冷却媒体を吹付ける複数の冷却媒体噴出孔55を有する。冷却媒体噴出孔55は被成形材13と接触する箇所53全体に均一に配置されている。各冷却媒体噴出孔55は、ブランクホルダー7内部に設けられた冷却媒体供給路57に接続する。冷却媒体供給路57は、冷却媒体導入路59と接続しブランクホルダー7の側面の冷却媒体導入口61から冷却媒体が供給される。以上の構成からなるブランクホルダー7も、パンチ3及びダイ5と同様、金属ブロックなどを加工して形成されたものではなく、比較的厚みの薄い複数枚の金属板を加工、積層、拡散接合して形成された積層金型である。
図2、図3、図4は、ダイ5の製造要領を説明するための図であり、図2はダイ5の製造手順を説明するフローチャートである。図3は、図2のステップS3の加工した金属板を積層した状態を示す図、図4は、図3中の71eの部材の水平断面図である。なおパンチ3及びブランクホルダー7の製造要領、製造手順も基本的にダイ5の製造手順と同じである。
ステップS1では、ダイ5の3次元CADデータを基にスライスデータの作成を行う。スライスデータの作成は予めスライスデータを作成するためのプログラムをインストールしたコンピュータを用いて行う。コンピュータはインストールされたプログラムに従い、入力された3次元CADデータから金属板71(71a〜71p)の厚さに対応するスライスデータを作成する。スライスデータは、ダイ5の外形形状及び成形面31の形状データに基づき、所定の形状の金属板71に切断するためのデータのほか、冷却媒体供給路45、冷却媒体噴出孔41、43、またダイ5の内部にダイ自身を冷却する冷却路を設ける場合には冷却路に関するデータ、金属板71を積層するときの位置決め用の基準穴73などである。
使用する金属板71の厚さは、加工装置の能力などから決めることができるけれども、冷却媒体の噴出口37、39、本実施形態の場合には特に側面部35に設けられる噴出口37の大きさを考慮し決定することが望ましい。側面部35に設けられる1の冷却媒体噴出口37の幅は、図4に示すように金属板71eに設けられた溝75の幅W1であり、この溝75は、該当する部分をレーザなどで切断し形成されるため、噴出口37の高さH1は、基本的に一枚の金属板71の厚さを同じとなる。このように噴出口37の大きさ、特に高さH1は、金属板71の厚さに大きく依存するので、微細な噴出口37を形成する場合にあっては、薄い金属板を使用する。また使用する金属板71の厚さは、成形面31の形状を考慮し、切削量が少なくなるように成形面の形状が大きく変化する部分は、薄い金属板71n、71O、71Pを使用することが好ましい。また必要に応じて厚みの厚い金属ブロックとも呼べる金属板71a、71bを使用することで、効率的にダイ5を製造することができる。
使用する金属板71は、SK材、SKS材、SKD材、工具鋼、ステンレス鋼など金型の製造に使用される金属材料を使用することができる。ダイ5は、全体を同一の金属材料で製造することも可能であるが、温度、強度等を考慮し、さらに加工性、価格等を考慮し各所に適した金属材料を使用することも可能である。
ステップS2では、各金属板71の加工を行う。金属板71の加工は、ダイ5の外形形状及び成形面31の形状データに基づき、金属板材料から所定の形状の金属板71を切断する。さらに冷却媒体供給路45、冷却媒体供給路45を形成する貫通孔77、貫通孔77に接続し冷却媒体噴出孔41を形成する溝75の加工、金属板71を積層するときの位置決め用の基準穴73、底面部33の冷却媒体噴出孔43の穿設を行う。ステップS2における加工は、成形面31、冷却媒体供給路45及び冷却媒体噴出孔41、43の位置、形状が複雑であっても、金属板71一枚一枚の形状、加工は比較的単純であり、公知のCAD/CAM、NC装置を使用することで容易に行うことができる。ステップS2での金属板71の加工は金属板の切断が主であり、レーザ切断、プラズマ切断、ミーリング切断などを用いることができる。これらは単独でまたは組み合わせて使用することも可能である。切断部にバリやドロスが発生した場合は、通常の研磨方法例えばグラインダによる研磨などによりこれらを除去する。
次にステップS3で金属板71を所定の順番に積層する。金属板71には、位置決め用の基準穴73が穿設されているので、基準ピン79を使用することで正確な位置決めを行うことができる。
積層が終了した金属板71は、ステップS4で接合を行う。金属板71間の結合力が弱いと、冷却媒体供給路45又は溝75から冷却媒体が漏洩するので、金属板71の接合には、接合力の強い拡散接合を用いることが好ましい。拡散接合は、金属板71同士を密着させ接合面に生じる原子の拡散を利用して接合する方法であり、常法に従い、積層した金属板71の積層体81を真空炉内に設置し、積層体81に荷重を加え、さらに積層体81を加熱することで行なうことができる。なお、拡散接合を行なう場合において、積層体81に加えられる荷重が不十分であると接合力が弱くなるので、必要に応じて拡散接合を複数回に分けて行ってもよい。例えば、積層体81を金属板71a、71bと金属板71c〜71pとに分け、各々を拡散接合した後、これら積層体を積層し拡散接合を行なってもよい。一般的に拡散接合を行なうに際し、接合面の材質が異なる場合、接合強度を高めるために接合面間にインサート材を挿入し拡散接合を行う場合がある。インサート材は接合面間の接合強度を高めるためには効果的であるが、本実施形態のように冷却媒体供給路45、溝75がある場合、冷却媒体供給路45、溝75にインサート材が入り込み、流路を塞ぐ恐れがある。このため特に小さい冷却媒体供給路45、溝75を有する金属板71の接合には、同じ材質の金属板71を用い、インサート材を使用しないで拡散接合することが好ましい。
積層体81の接合を終了した後、成形面31の加工を行い最終的な成形面に仕上げる(ステップS5)。積層体81が積層された後のダイ5の内壁面83は、切削加工代を含み、傾斜面では階段状となっているので、これを所定の寸法、形状に切削、必要に応じて研磨し、内壁面83を最終的な成形面31に仕上げる。切削、研磨には、従来から金属材の切削、研磨に使用されている工具、装置を使用すればよい。なお、0.5mm程度の薄い金属板を使用した場合であっても、切削、又は研磨時に溝75が閉塞しないことは試作品で確認済みである。
図5は、図1のパンチ3の冷却媒体供給路19及び側面部に噴出口15を有する冷却媒体噴出孔17の形成要領を説明するための図である。図6は、図5の変形例であって特に厚い金属板に冷却媒体噴出孔を設ける場合の要領を説明するための図である。冷却媒体供給路19は、複数の金属板91、ここでは3枚の金属板91a、91b、91cに穿設された冷却媒体供給路用の貫通孔93(93a、93b、93c)が積層、接合され、これが連結した形で直線状の冷却媒体供給路19が形成される。金属板91a、91b、91cには、平面視において同一円周上に位置し、それぞれ円周を8等分する同じ位置に8個の貫通孔93が穿設されている。このため金属板91a、91b、91cを積層、接合すると8個の独立した直線状の冷却媒体供給路19が形成される。金属板91dには、金属板91dを貫通しない円状の溝95が設けられている。この溝95の中心線は、平面視において、貫通孔93の中心点と一致し、溝95の幅は、貫通孔93の口径と同一である。また金属板91dには、溝95と接続し金属板91dを貫通する貫通孔97が穿設されており、金属板91eには平面視において貫通孔97と同じ位置に貫通孔99が穿設されている。よって、金属板91a〜91eを積層、接合すると、溝95、貫通孔97、99で冷却媒体導入路21が形成され、冷却媒体導入路21に接続する冷却媒体供給路19を形成される。
側面部11に噴出口15を有する冷却媒体噴出孔17は、次の要領で形成される。金属板91a、91cには、奇数番目の貫通孔93a、93cにのみ、これに直交するように接続する各々4つのスリット101a、101cが設けられている。このスリット101a、101cは、金属板91a、91cを貫通する。一方、金属板91bには、偶数番目の貫通孔93bにのみ、これに直交するように接続する4つのスリット101bが設けられている。このスリット101bも、金属板91bを貫通する。スリット101a〜101cの幅W2は、貫通孔93の口径に比較して小さい。これにより冷却媒体噴出孔17の入口圧力を高めることができる。
上記金属板を上から91a〜91cの順番に積層し、金属板91aの上面を金属板(図示を省略)で塞ぎ、この積層体を接合すると、冷却媒体噴出孔17が形成される。例えば金属板91bの貫通孔93bに接続するスリット101bの上面は、金属板91aで塞がれ、下面は金属板91cで塞がれる。この結果、幅をスリット幅W2とし、高さH2を金属板91bの厚さとする冷却媒体噴出孔17が形成される。よって本実施形態では、一枚の金属板91に冷却媒体供給路19の数の半分の冷却媒体噴出孔17が設けられることとなる。各金属板91の全ての貫通孔93にそれぞれ接続するスリット101を設けてもよいけれども、この場合、一の冷却媒体噴出孔17は、パンチ3の高さ方向に繋がった状態となり、強度が弱くなる可能性があるので、使用が限定される。なお、図5では、3枚の金属板91a、91b、91cを用いて8個の冷却媒体供給路19及び冷却媒体噴出孔17の形成方法を説明したけれども、金属板の枚数、又は冷却媒体供給路の数が多くなっても基本的に同じ考え方に基づき冷却媒体供給路19及び冷却媒体噴出孔17を形成することができる。つまり冷却媒体供給路19を設ける位置に該当する金属板91のうち積層する順番の偶数番目の金属板91には、冷却媒体供給路19を形成する複数の貫通孔93と、該貫通孔93のうち偶数番目又は奇数番目のいずれか一方の貫通孔93と縁部103(103a、103b、103c)とを結ぶスリット101を設け、奇数番目の金属板91に、偶数番目の金属板91の貫通孔93と同一の位置に冷却媒体供給路19を形成する同数の貫通孔93と、該貫通孔93のうち前記偶数番目の金属板91とは逆の偶数番目又は奇数番目のいずれか一方の貫通孔93と縁部103とを結ぶスリット101を設けこれを積層、接合すればよい。
パンチ3の大きさが非常に大きく、使用する金属板105の厚さが厚い場合にあっては、図5に示すような金属板を貫通するスリット101を設けると、噴出口15の大きさ、特に高さが高くなるので、図6に示すように、スリット101の代わりに上面106及び/又は下面107に、金属板105を貫通しない溝108、109を設けてもよい。これにより金属板105が厚い場合であっても、口径の小さい噴出孔を形成することができる。もちろん薄い金属板であっても金属板を貫通するスリットに代え、図6に示すように上面及び/又は下面に、金属板を貫通しない溝を設けてもよい。ダイ5の冷却媒体供給路45、冷却媒体噴出孔41もこれらと同じ要領で形成することができる。
上記第1実施形態に示す熱間プレス用金型1は、パンチ3、ダイ5及びブランクホルダー7全てが、被成形材13に冷却媒体を噴射可能な冷却媒体噴出孔17、18、41、43、55を有するので、被成形材13を迅速に冷却することができる。またこれらパンチ3、ダイ5及びブランクホルダー7は、金属板71、91が積層、接合されて形成された積層金型であるので、成形面9、31が複雑であっても一枚毎の金属板71、91の形状は比較的単純であり、また、内部に設ける冷却媒体供給路19、45、57及び成形面9、31に噴出口15、16、37、39を有する冷却媒体噴出孔17、18、41、43、55も各金属板を加工した後に接合することで正確かつ容易に形成することができる。さらに薄い金属板を使用すること、あるいは図6に示すような溝108、109を利用することで0.1mm程度の微細な冷却媒体噴出孔17、18、41、43、55も容易に形成することができる。また図5に示すような要領で冷却媒体噴出孔17、18、41、43、55を形成することで、所定の大きさの噴出口15、16、37、39を規則正しく配置することも容易である。これらにより被成形材13を迅速かつ適切に冷却することが可能であり、従来の熱間プレス用金型に比較して、製品のサイクルタイムを短縮することができる。
図7は、本発明の第2実施形態としての熱間プレス用金型のパンチ120の頂部付近のコーナ部の部分断面図である。第2実施形態としての熱間プレス用金型は、第1実施形態に示す熱間プレス用金型1と同様、パンチ120、ダイ(図示省略)及びブランクホルダー(図示省略)を備える。パンチ120も第1実施形態に示すパンチ3と基本的な構成は同一である。以下、第1実施形態に示すパンチ3との相違点を中心に記載する。図7中2点鎖線は、接合前の金属板の位置を示す。
パンチ120は、図1に示したパンチ3とほぼ同一の形状を有する大略的には円柱状のパンチで、内部に冷却媒体供給路122、冷却媒体供給路122に接続する冷却媒体噴出孔124を側面に備える。なお冷却媒体供給路122及び冷却媒体噴出孔124の形成方法は、図5に示したパンチと同一である。パンチ120は上面124から側面126に掛けてアール状となっており、上面124は水平であり側面126は鉛直である。このようなパンチ120を、金属板を積層して形成する場合には、水平面に対して角度の小さい成形面130を有する上部ほど、薄い金属板を使用することが好ましい。一枚の金属板を取り出し、平面から見れば水平面に対して角度の小さい成形面130を有する上部ほど、噴出口125の投影面積は大きくなる。また噴出口125の投影面積は金属板の厚さが厚いほど大きくなる。被成形材13をプレス成形するとき、噴出口125は投影面積が大きいほど被成形材13に転写されやすいため、水平面に対して角度の小さい成形面130を有する上部ほど、薄い金属板を使用し噴出口125の投影面積を小さくすることが好ましい。鉛直な側面126に設けられる噴出口125は、被成形材13と直交するため、噴出口125の跡は比較的転写されにくいので、転写の点からは厚さの厚い金属板を使用することができる。
またパンチ120の冷却媒体供給路122は、図1に示したパンチ3の冷却媒体供給路19と形状と異なる。図1に示したパンチ3の冷却媒体供給路19は、直線状に形成されているが、パンチ120では、冷却媒体供給路122は、ほぼ成形面130に沿うように形成されている。噴出口125から冷却媒体供給路122までの距離は、冷却媒体噴出量に大きな影響を及ぼす。噴出口125の形状、大きさ、噴出口125から冷却媒体供給路122までの距離が同一であれば、同量の冷却媒体を噴出させることができる。パンチ120は、金属板が積層、接合して形成されるので、冷却媒体供給路122は、成形面の形状が複雑であっても成形面130に沿うように形成することが可能となり、噴出口125から均一に冷却媒体を噴出させることができる。また、冷却媒体供給路122はパンチ120自身を冷却する冷却路としても作用するので、冷却媒体供給路122を温度の高い成形面130に沿わせるように設ければ効果的である。
図8は、本発明の第3実施形態としての熱間プレス用金型のダイ140の製造要領を説明するための部分断面図であり、図9(a)は、図8の金属板142fの平面図、図9(b)は、金属板142fを切断線VIII−VIIIで切断した断面図である。
ダイ140は、第1実施形態に示すダイ5と同様、金属板142(142a〜142j)を加工、積層、接合、形状加工して形成される。図1に示すダイ5に供給される冷却媒体系統は1つであるが、ダイ140は、2つの冷却媒体系統を有する。金属板142b〜142eで形成される積層体、金属板142f〜142iで形成される積層体は各々、冷却媒体導入口144、146を有し、金属板142eと金属板142fとの間で冷却媒体供給路は切断されている。このため冷却媒体導入口144から供給される冷却媒体は、冷却媒体導入路148、冷却媒体供給路150、冷却媒体噴出孔152を介して4枚の金属板142b〜142eそれぞれの噴出口154から噴出する。一方、冷却媒体導入口146から供給される冷却媒体は、冷却媒体導入路156、冷却媒体供給路158、冷却媒体噴出孔160を介して4枚の金属板142f〜142iそれぞれの噴出口162から噴出する。これにより、必要に応じて温度の異なる冷却媒体、流量の異なる冷却媒体、又は種類の異なる冷却媒体を用いて被成形材を冷却することが可能となり、より効率的に被成形材13を冷却することができる。
冷却媒体供給路150、158及び冷却媒体噴出孔152、160は、次の要領で形成される。一枚の金属板、例えば金属板142fは、パンチに対応する中央部分が空間となっており、成形面164に近い位置に金属板142fを貫通しない、円状の溝166が形成されている。また金属板142fには、この円状の溝166に接続し、金属板142fを貫通する貫通孔168が設けられている。さらに金属板142fの上面には、溝166に直交し、溝166と成形面164を結ぶ溝170が16個設けられている。溝170の深さH3は、溝166の深さH4よりも浅い。
このように加工された各金属板142を溝170が上面となるように積層すると、例えば金属板142hに設けられた溝166は、金属板142gに設けられた貫通孔168を通じて、金属板142gの溝166と接続する。このように金属板142を積層することで、各金属板に設けられた溝166と貫通孔168とで冷却媒体供給路158が形成される。また、金属板に設けられた溝170は一枚上の金属板、例えば金属板142fは金属板142eの底面で塞がれ、これにより冷却媒体噴出孔160が形成される。第3実施形態に示すように冷却媒体噴出孔152、160を形成すると、非常に多くの噴出口154、162を成形面164に規則正しく、簡単に配置することができる。また各噴出口154、162は、連通せず所定の間隔を隔てた状態で独立しているので、ダイ140の強度も十分に確保することができる。
図10は、本発明の第4実施形態としての熱間プレス用金型の一部を構成するパンチ180の水平部分断面図である。熱間プレス用金型の基本的な構成は第1実施形態に示す熱間プレス用金型1と同一である。パンチ180は四角柱の形状であるが、内部に冷却媒体供給路、冷却媒体噴出孔を備え、パンチ180が金属板を積層、接合され構成される点、冷却媒体供給路、冷却媒体噴出孔の形成要領も基本的に第1実施形態に示すパンチ3と同一であるので、この部分についての詳細な説明は省略する。第1実施形態に示すパンチ3との相違点を中心に説明する。
パンチ180は、噴出口182から被成形材13に噴射した冷却媒体を回収、排出する冷却媒体排出手段184を備える点が第1実施形態に示すパンチ3と異なる。冷却媒体排出手段184は、パンチ180の内部に設けられ、噴出口182から噴射され被成形体13を冷却した冷却媒体を系外に排出する冷却媒体排出路186、冷却媒体排出路186に接続し冷却媒体排出路186に冷却媒体を導く冷却媒体排出孔188、冷却媒体排出孔188に冷却媒体を導く冷却媒体回収路190からなる。
冷却媒体供給路181と冷却媒体排出路186とは同数設けられており、1の噴出口182と1の排出口192とは成形面196の一部を切り欠くように設けられた1の凹部194で結ばれ、噴出口182と排出口192とは凹部194の両端に位置する。この凹部194は、各金属板180毎に噴出口182及び排出口192と同数設けられ、凹部194と平坦な成形面196とは交互に位置する。パンチ180は高さ方向に見たとき、凹部194と平坦な成形面196とが交互に位置し、かつ接合前の一の金属板の凹部194と積層した次の金属板の凹部194とに重なり部分ができないように、噴出口182と排出口192との位置が決められている。このことから一の凹部194は、上下の金属板及び被成形材13で囲まれた冷却媒体回収路190を形成する。これらにより、噴出口182から噴射され被成形体13を冷却した冷却媒体は凹部194が形成する冷却媒体回収路190、冷却媒体排出孔188及び冷却媒体排出路186から確実の系外に排出される。なお、冷却媒体排出路186及び冷却媒体排出孔188は、冷却媒体供給路181及び冷却媒体供給孔183と同じ要領で形成することができる。このように冷却媒体排出手段184を設けることで、被成形材13をより迅速かつ効率的に冷却することができる。
図11は、本発明の第5実施形態としての熱間プレス用金型の一部を構成する内部に冷却路を有するパンチ200の冷却路の形成要領を説明するための図である。熱間プレス用金型の基本的な構成は第1実施形態に示す熱間プレス用金型1と同一である。パンチ200は四角柱の形状であるが、内部に冷却媒体供給路、冷却媒体噴出孔を備え、これらが金属板を積層、接合され構成される点、冷却媒体供給路、冷却媒体噴出孔の形成要領も第1実施形態に示すパンチ3と基本的同一であるので、この部分についての詳細な説明は省略する。
パンチ200は、パンチ内部にパンチ自身を冷却する冷却路を有する点が、第1実施形態に示したパンチ3と異なる。図11(a)、(b)は、それぞれ積層前の金属板202、204の平面図であり、金属板202は、金属板204の上に積層される。金属板202には、成形面206に近い位置に20個の冷却媒体供給路を形成する貫通孔208と10個のスリット210が設けられ、位置決め用基準穴212が2つの角にそれぞれ1個設けられている。さらに右辺の貫通孔208の内側に、冷却水が流通する冷却路を形成する直線状の金属板202を貫通する流路214が設けられている。さらに中心部には、供給されパンチ200を冷却し温度の高くなった冷却水を排出する排水路を形成する貫通孔216が設けられている。金属板204にも、成形面206に近い位置に20個の冷却媒体供給路を形成する貫通孔218と10個のスリット220が設けられ、位置決め用基準穴222が2つの角にそれぞれ1個設けられている。さらに上辺の貫通孔218の内側に、冷却水が流通する冷却路を形成する直線状の金属板204を貫通する流路224が設けられている。さらに中心部には、供給されパンチ200を冷却し温度の高くなった冷却水を排出する排水路を形成する貫通孔226が設けられている。
金属板202に設けられた流路214の端部217と、金属板204に設けられた流路224の端部227とは、金属板202、204を重ね合わせたとき、同じ位置になるように設けられている。また、金属板202、204の中央部に設けられた貫通孔216、226は、金属板202、204を重ね合わせると、連通し排水路となる。よって、金属板202を金属板204の上に重ね合わせると流路224の端部228から供給された冷却水は、流路224を流れ反対側の端部227から金属板202の流路214の端部217に流れ、さらに流路214の反対側の端部218から次の金属板の冷却路の一部を形成する流路に流れ、最終的に、中央部に設けられた排水路から排水される。金属板の枚数が増えても同じ要領で、冷却路を形成することができる。また、ここでは一枚の金属板に設けられる流路214、224の形状を直線状としたけれども、L字に加工してもよいこともちろんである。これらによりパンチ200全体に螺旋状の冷却路を設けることができる。なお、冷却水に代え、他の冷却媒体を冷却路に供給してもよいことは言うまでもない。
上記、第1実施形態から第5実施形態では、ダイ、パンチ及びブランクホルダーの全てを複数枚の金属板を加工、積層、接合、形状加工し形成するいわゆる積層金型とすると共に、内部に冷却媒体供給路を有し、これに接続する冷却媒体噴出孔を有する例を示したけれども、ダイ又はパンチのいずれか1方、又はダイ及びパンチを積層金型とし、他のダイ又はパンチ及びブランクホルダーを通常のブロックから加工する金型とし、これらに冷却媒体供給路、冷却媒体噴出孔を設けてもよい。また本発明で使用可能な冷却媒体は、特に制限されず、水、油、他の水溶液など公知の冷却媒体を使用することが可能であり、必要に応じて空気、ガス、水蒸気などを使用してもよい。
本発明の第1実施形態としての熱間プレス用金型1の断面図である。 図1のダイ5の製造手順を説明するフローチャートである。 図2のステップS3の加工した金属板を積層した状態を示す図である。 図3中の71eの水平断面図である。 図1のパンチ3の冷却媒体供給路19及び側面部に噴出口15を有する冷却媒体噴出孔17の形成要領を説明するための図である。 図5の変形例であって、特に厚い金属板に冷却媒体噴出孔を設ける場合の要領を説明するための図である。 本発明の第2実施形態としての熱間プレス用金型のパンチ120の頂部付近のコーナ部の部分断面図である。 本発明の第3実施形態としての熱間プレス用金型のダイ140の製造要領を説明するための部分断面図である。 図9(a)は、図8の金属板142fの平面図、図9(b)は、金属板142fを切断線VIII−VIIIで切断した断面図である。 本発明の第4実施形態としての熱間プレス用金型の一部を構成するパンチ180の水平部分断面図である。 本発明の第5実施形態としての熱間プレス用金型の一部を構成する内部に冷却路を有するパンチ200の冷却路の形成要領を説明するための図である。
符号の説明
1 熱間プレス用金型
3 パンチ
5 ダイ
7 ブランクホルダー
9 成形面
13 被成形材
15 噴出口
16 噴出口
17 冷却媒体噴出孔
18 冷却媒体噴出孔
19 冷却媒体供給路
31 成形面
37 噴出口
39 噴出口
41 冷却媒体噴出孔
43 冷却媒体噴出孔
45 冷却媒体供給路
55 冷却媒体噴出孔
57 冷却媒体供給路
71 金属板
75 溝
77 貫通孔
91 金属板
93 貫通孔
101 スリット
120 パンチ
122 冷却媒体供給路
124 冷却媒体噴出孔
130 成形面
140 ダイ
142 金属板
150 冷却媒体供給路
152 冷却媒体噴出孔
154 冷却媒体噴出口
158 冷却媒体供給路
160 冷却媒体噴出孔
162 冷却媒体噴出口
164 成形面
180 パンチ
182 冷却媒体噴出口
186 冷却媒体排出路
188 冷却媒体排出孔
190 冷却媒体回収路
192 冷却媒体排出口
194 凹部
196 成形面
200 パンチ
202 金属板
204 金属板
206 成形面
208 貫通孔
210 スリット
214 流路
216 貫通孔
218 貫通孔
220 スリット
224 流路
226 貫通孔

Claims (9)

  1. パンチ、ダイ及びブランクホルダーを備える熱間プレス用金型であって、
    パンチ、ダイ及びブランクホルダーのうち少なくともパンチ、ダイのいずれか一方は、複数枚の金属板を加工、積層、接合、形状加工し形成され、内部に冷却媒体を供給可能な冷却媒体供給路、及び前記冷却媒体供給路に接続し被成形材に向かって冷却媒体を噴出する成形面に噴出口を有する多数の冷却媒体噴出孔を有することを特徴とする熱間プレス用金型。
  2. 前記噴出口は、所定の大きさの噴出口が規則正しく配置されていることを特徴とする請求項1に記載の熱間プレス用金型。
  3. 前記冷却媒体供給路が成形面に沿って設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱間プレス用金型。
  4. 前記冷却媒体供給路及び冷却媒体噴出孔は、冷却媒体供給路を設ける位置に該当する金属板のうち積層する順番の偶数番目の金属板に、複数の貫通孔、及び該貫通孔のうち偶数番目又は奇数番目のいずれか一方の貫通孔と成形面となる側の縁部とを結ぶ溝又はスリットとを設け、冷却媒体供給路を設ける位置に該当する金属板のうち積層する順番の奇数番目の金属板に、積層したとき前記偶数番目の金属板の各貫通孔と少なくとも一部が重なり合う位置に複数の貫通孔を設けると共に、該貫通孔のうち前記偶数番目の金属板とは逆の偶数番目又は奇数番目のいずれか一方の貫通孔と成形面となる側の縁部とを結ぶ溝又はスリットとを設け、これら金属板を所定の順番に積層した後、拡散接合し、前記貫通孔を連通させ複数の冷却媒体供給路を形成すると共に、前記溝又はスリットを上及び/又は下の金属板で塞ぎ多数の冷却媒体噴出孔を形成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱間プレス用金型。
  5. 前記冷却媒体供給路及び冷却媒体噴出孔は、冷却媒体供給路を設ける位置に該当する金属板の一枚一枚に、成形面と平行に金属板を貫通しない第一溝を設け、前記第一溝に接続し金属板を貫通する貫通孔を設け、前記第一溝に接続し成形面となる側の縁部とを結ぶ多数の第二溝を設け、一の金属板に設けられた第一溝の上面が同じ方向で、かつ第一溝に接続し金属板を貫通する貫通孔が対向するように積層した後、拡散接合し、前記第一溝を前記貫通孔を介して連通させ冷却媒体供給路を形成すると共に、前記第二溝の上面を次の金属板の下面で塞ぎ多数の冷却媒体噴出孔を形成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の熱間プレス用金型。
  6. さらに噴出口から被成形材に吹付けられた冷却媒体を回収排出する多数の冷却媒体排出孔と、前記冷却媒体排出孔と接続し冷却媒体を排出する冷却媒体排出路とを内部に有し、成形面には前記噴出口と同数の凹部が設けられ、
    前記冷却媒体排出孔の先端部である排出口と前記噴出口のうち1の噴出口と1の排出口とは、前記1の凹部の両端に位置することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の熱間プレス用金型。
  7. 前記噴出口、前記噴出口及び排出口は、金型を縦断面で切断して見たとき、傾斜した面に設けられた噴出口、噴出口及び排出口の口径は、水平面及び垂直面に設けられた噴出口、噴出口及び排出口の口径に比較して小さいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の熱間プレス用金型。
  8. さらに前記冷却媒体供給路は、複数の独立した冷却媒体供給路からなり、温度、流量、流体の種類のうち少なくともいずれか1以上が異なる冷却媒体を同時に複数の独立した冷却媒体供給路にそれぞれ供給することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の熱間プレス用金型。
  9. さらに前記パンチ、ダイの少なくともいずれか一方は、内部に自身を冷却する冷却路を有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の熱間プレス用金型。
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