JP2020103725A - 体液吸収パッド - Google Patents

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由博 氏原
Yoshihiro Ujihara
由博 氏原
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Abstract

【課題】体液の漏れをさらに防止することができ、体液吸収パッドを提供する。【解決手段】本発明に係る体液吸収パッドは、長手方向及び前記長手方向と直交する幅方向に延びる、液透過性の表面シートと、前記表面シートと対向配置される、液不透過性のバックシートと、前記表面シートとバックシートとの間に配置され、液体を吸収する吸収シートと、前記バックシートにおいて、前記表面シートとは反対側に設けられた粘着層と、を備え、前記表面シート及びバックシートの外形は、前記長手方向の両端部付近に形成された幅の広い広幅部と、前記長手方向において前記広幅部の間に形成された幅の狭い狭幅部と、を有しており、前記狭幅部の長さが、55mm以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、体液吸収パッドに関する。
従来から、おりもの、経血、汗、尿などの体液を吸収するため、体液吸収パッドが用いられている。体液吸収パッドは、主に、表面シート、バックシート、及び、表面シートとバックシートとの間に挟まれる吸収シートを備えた構成のものである。表面シートと吸収シートとの間、及び、吸収シートとバックシートとの間には、それぞれホットメルトなどの接着剤が塗布されており、積層された各シートが接着剤により一体化されている(例えば特許文献1)。
特開2003−10245号公報
ところで、上記のような体液吸収パッドは、体液が漏れて衣類に付着することを防止することが主たる目的ではあるが、従来のものでは不十分であり、さらなる改良が要望されていた。本発明は、このような課題を解決できるものであり、体液の漏れをさらに防止することができ、体液吸収パッドを提供することを目的とする。
本発明に係る体液吸収パッドは、長手方向及び前記長手方向と直交する幅方向に延びる、液透過性の表面シートと、前記表面シートと対向配置される、液不透過性のバックシートと、前記表面シートとバックシートとの間に配置され、液体を吸収する吸収シートと、前記バックシートにおいて、前記表面シートとは反対側に設けられた粘着層と、を備え、前記表面シート及びバックシートの外形は、前記長手方向の両端部付近に形成された幅の広い広幅部と、前記長手方向において前記広幅部の間に形成された幅の狭い狭幅部と、を有しており、前記狭幅部の長さが、55mm以上である。
上記体液吸収パッドにおいては、少なくとも前記表面シート及びバックシートの周縁部同士が、接着剤によって固定され、前記表面シート及びバックシートの周縁よりも内側に、当該周縁に沿う圧着部が形成されているものとすることができる。
なお、「表面シート及びバックシートの周縁部同士が接着剤によって固定される」とは、両シートが接着剤によって直接固定されるほか、吸収シートを介して接着剤で固定される場合も含みうる。また、少なくとも周縁部同士が接着剤で固定されていればよく、各シートの全面に接着剤が塗布されていてもよい。
上記体液吸収パッドにおいては、前記長手方向の長さを、160mm以上とすることができる。
本発明に係る体液吸収パッドによれば、体液の漏れをさらに防止することができる。
本発明の一実施形態に係る体液吸収パッドの平面図である。 図1の背面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の体液吸収パッドの使用状態を示す断面図である。
<1.体液吸収パッドの概要>
以下、本発明に係る体液吸収パッドの一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る体液吸収パッドの平面図、図2は図1の背面図、図3は図1のA−A線断面図である。
図1〜図3に示すように、この体液吸収パッドは、使用時に下着などに取り付けられ、おりもの、経血、汗、尿などの体液を吸収するためのものである。より詳細には、表面シート1と、バックシート2と、表面シート1及びバックシート2の間に挟まれた吸収シート3と、を備えており、これらのシート1〜3は全て同形状に形成されている。また、表面シート1と吸収シート3とは全面において第1接着剤4により固定され、吸収シート3とバックシート2とは全面において第2接着剤5によって固定されている。さらに、バックシート3の背面には、体液吸収パッドを下着に貼り付けるための粘着層6が形成されている。また、体液吸収パッドの周縁部には、このパッドの周縁に沿って、圧着部7が形成されている。
表面シート1とバックシート2は、対向配置され、これらの外形が、体液吸収パッドの外形を構成している。体液吸収パッドは、使用者の股間部に合わせて縦長状に形成されている。つまり、体液吸収パッドは、平面視において、使用者の身体の前後方向に延びる長手方向、及びこの長手方向と直交する幅方向に延びるように形成されている。以下では、図1に示す方向及び向きに基づいて、説明を行う。以下、各部材について、詳細に説明する。
<2.表面シート>
表面シート1の長手方向の前端部11及び後端部12は、前方及び後方に向けて突出する円弧状に形成されている。そして、表面シート1の外形は、前端部11及び後端部12において、最も幅が広くなった箇所から、長手方向の中央に向けて、幅が徐々に狭くなるように形成されており、長手方向の中心において、幅が最も狭くなっている。ここでは、前端部11及び後端部12において、幅が最も広い部分を広幅部13,14と称し、長手方向の中心において幅が最も狭い部分を狭幅部15と称することとする。表面シート1の両側縁においては、両広幅部13,14の間が円弧状に凹んでおり、狭幅部15において最も凹んでいる。このように、表面シート1は、長手方向において前後対称の形状を有し、幅方向において左右対称の形状を有している。
本実施形態においては、両広幅部13,14の幅D1,D2が、65〜80mmであり、70〜80mmであることがさらに好ましい。一方、狭幅部15の幅D3は、55〜70mmであり、60〜65mmであることが好ましい。このように狭幅部15の幅を55mm以上とすることで、後述するように、体液の漏れを防止することができる。一方、狭幅部の幅を70mm以下とすることで、よれを防止することができる。また、表面シート1の長手方向の長さLは、160〜180mmであることが好ましく、165〜175mmであることがさらに好ましい。このように、長手方向の長さLが長くなると、使用者の局部のより多くの部分を覆うことができ、漏れを防止することができる。また、下着に貼り付ける位置がずれたとしても、多くの部分を覆っているため、位置調整のために張り直すことが不要になる。
使用時においては、体液吸収パッドの全体が使用者の局部に対応するよう配される。特に、狭幅部15付近が、使用者の局部の前後方向の中央付近に配置される。
表面シート1は、使用時に使用者の股間部に直に接触し、おりものや経血、汗などの体液を通過させて、下層の吸収シート3に浸透するように液透過性を有している。この表面シート1は、構成する素材やシート構造などが特に制限されるものではないが、例えば、コットン(綿)、シルク、パルプ、羊毛、麻などの天然繊維;ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン/ポリエステル複合繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維などの合成繊維;あるいはレーヨン繊維、アセテート繊維などの半合成繊維;及び各種繊維を混ぜた繊維(混綿品や混繊品)を挙げることができる。
表面シート1のシート構造としては、織物、編物、不織布、フェルトなどを挙げることができるが、良好な肌触りや皮膚への刺激性、吸収性の点から不織布が好ましい。表面シート1に用いられる不織布の製造方法は、特に限定されず、従来公知の方法に従って製造できる。また、表面シート1は、液透過性を高めるためにメッシュ状などの多孔構造を有していてもよい。
表面シート1は、上述した種々の素材及びシート構造を用いて構成できるが、なかでも、使用時の肌触りを良好とするためには、天然繊維(特にコットン)を用いることが好ましい。また、天然繊維(特にコットン)と、例えばポリエチレン/ポリエステル複合繊維などの熱溶着性の合成繊維(以下、「熱溶着性繊維」という。)とを用いて、表面シート1を構成することが好ましい。表面シート1に熱溶着性繊維を含ませることで、後述するように、熱圧着加工(エンボス加工)を施すと、熱溶着性繊維が溶融して表面シート1と吸収シート3(熱溶着性繊維を含むもの)とを接着させることができる。
表面シート1は、1層に限らず、2層又は3層以上の透液性の積層体で構成されていてもよい。表面シート1が1層で構成される場合には、表面シート1は、天然繊維(特にコットン)と熱溶着性繊維との混繊品であることが好ましい。表面シート1が2層以上の積層体で構成される場合には、表面シート1は、使用者に接する側に天然繊維(特にコットン)からなる層が面し、吸収シート3と接する側に熱溶着性繊維からなる層が面する積層体からなることが好ましい。
<3.バックシート>
バックシート2は、吸収シート3に吸収された体液の外部への流出を防止する液不透過性を有するシート(フィルムも含む)であり、上述したように、表面シート1と同形状である。バックシート2を構成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ポリビニルアルコール、セロファン、塩化ビニルなどからなるフィルムもしくはこれらの多層フィルムを挙げることができる。なお、バックシート2としては、液不透過性及び通気性を有する素材を用いることができ、SMSなどの液不透過性の不織布、又はスパンボンド不織布やポイントボンド不織布などに樹脂フィルムがラミネートされたものを用いることもできる。
<4.吸収シート>
吸収シート3は、体液の吸水性を有するものであれば特に制限はなく、一般に生理用ナプキンやパンティライナー、おしめ、汗取りシートなどに用いられている、例えば吸水性パルプ、吸水性ポリマーなどの公知の吸収材や、織物、編物、不織布又はパルプ製品などから構成される繊維構造物を用いることができる。なかでも、肌触りがよく、吸収性に優れる点から、天然繊維及び合成繊維からなる集積体(例えば不織布)を用いることが好ましい。天然繊維としては、コットン、シルク、パルプ、羊毛、麻などを挙げることができる。このような天然繊維のなかでも、アレルギーなどの接触性皮膚炎が起こりにくく、かぶれにくく、かつ吸収性に優れる点から、(タンパク質系成分でない)コットンやパルプなどのセルロース系繊維が好ましい。また、合成繊維としては、ナイロン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、エチレン酢酸ビニル繊維、ウレタン繊維、アクリル繊維などを挙げることができる。
また、レーヨン繊維、アセテート繊維、キュプラなどの半合成繊維、及び各種繊維の混綿品、混繊品を用いることもできる。なかでも、ドライ感、風合い及びヒートシール性の点から、エチレン酢酸ビニル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維などの合成繊維又はそれらの複合繊維が好ましい。複合繊維としては、ポリエチレン/ポリエステル(ポリエチレンテレフタレートを含む)複合繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維、エチレン酢酸ビニル/ポリプロピレン複合繊維などを挙げることができる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。2種以上の組み合わせの例としては、セルロース系繊維と複合繊維の組み合わせなどが挙げられ、その配合割合は、例えば4:6〜8:2とすることができる。
なお、上記した不織布は、湿式抄紙法、乾式抄紙法、スパンボンド法、メルトブロー法、ラテックス樹脂ボンド法、溶剤ボンド法、スティッチボンド法、ニードルパンチ法、スパンレース法、サーマルボンド法、エアースルー法、エアレイド法などの方法により製造することができる。なかでもスパンレース法、サーマルボンド法、エアースルー法、エアレイド法、ニードルパンチ法、スパンボンド法などの方法が好ましく、これらの方法では風合いがよくかつ、接着剤、溶剤を用いないため、肌への安全性を高くすることができる。
<5.接着剤>
第1接着剤4及び第2接着剤5として、例えば、水溶性の接着剤(例えば、アクリル系水溶性接着剤)や非水溶性接着剤(例えば、ゴム系ホットメルト、オレフィン系ホットメルト)などを採用することができ、特にゴム系ホットメルトが好適に使用される。
表面シート1と吸収シート3、及び吸収シート3とバックシート2とは、シート全体を互いに接着してもよいし、一部のみを接着することもできる。例えば、表面シート1と吸収シート3の中央付近のみ、接着剤を塗布しないようにし、柔らかくすることもできる。
<6.粘着層>
図2に示すように、粘着層6は、粘着剤をバックシート3の裏面に塗布することなどにより形成される。粘着層6に用いられる粘着剤は、体液吸収パッドを下着に貼り付けることができるものであれば特に限定されず、例えば、水溶性の接着剤(例えばアクリル系水溶性接着剤)や非水溶性接着剤(例えばゴム系ホットメルト、オレフィン系ホットメルト)などの接着剤を挙げることができる。なかでも、その他の粘着剤に比べて下着に対する接着力に優れる点から非水溶性接着剤が好ましく、ゴム系ホットメルトがより好ましい。
粘着層6は、幅方向に延びる複数の帯状の粘着部61によって構成されており、この粘着部61が長手方向に所定間隔をおいて配置されている。但し、粘着層6の形状は特には限定されず、一体的に形成することもできる。
粘着層6は、体液吸収パッドの使用時(下着への装着時)まで粘着層6を保護し、使用時に粘着層6から剥離可能な剥離シート(図示せず)により覆われている。この剥離シートは、プラスチックフィルムや繊維製シート、紙などのシート材に剥離剤を塗布することで形成され、剥離剤側が粘着層6に貼着されている。
<7.圧着部>
圧着部7は、体液吸収パッドの外周縁に沿って熱圧着加工により形成されたものである。この圧着部7は、表面シート1、吸収シート3、及びバックシート2が溶融することで接着されている。圧着部7の位置は、体液吸収パッドの外周縁からやや内側の、例えば、1〜10mmの位置に形成することが好ましい。また、圧着部7は、幅が1〜10mmの線状または帯状に形成されることが好ましい。
<8.特徴>
本実施形態に係る体液吸収パッドによれば、次のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態に係る体液吸収パッドは、狭幅部15の幅が55mm以上であり、広いため、体液を吸収できる面積が広くなる。したがって、より多くの体液を吸収することができ、漏れを防止することができる。また、下着との接着面が大きいので横方向に対してずれにくくなっており、漏れを防止することができる。さらに、狭幅部15の幅が広いため、多少幅方向にずれたとしても、依然として局部を覆うことができ、これによっても漏れを防止することができる。
(2)狭幅部15の幅が広いため、粘着層6の幅も広くすることができ、これによってクロッチ50からのずれを防止することができる。
(3)図4に示すように、狭幅部15の幅が広いため、体液吸収パッドの両側部が、下着のクロッチ50からはみ出しやすくなる。これにより、使用者の局部60のみならず、足70の付け根付近まで、体液吸収パッド10で覆うことができる。したがって、体液の漏れをさらに防止することができる。
(4)図4に示すように、体液吸収パッドの幅が広いため、幅方向に圧縮されやすく、これによって表面に襞101が形成されやすくなる。したがって、この襞101に体液が溜まりやすくなり、漏れをさらに防止することができる。特に、圧着部7は、外周縁からやや内側に形成されているため、折れ曲がりやすく、圧着部7に体液を溜めたり、あるいは折れ曲がった圧着部7により壁が形成されるため、これによって体液が体液吸収パッドの周縁側へ流れるのを防止することもできる。
(5)本実施形態の体液吸収パッドは、幅が広いため、上記のようにクロッチ50からはみ出し、足の付け根付近の皮膚にも接触する。ここで、例えば、圧着部7を体液吸収パッドの周縁に形成すると、硬くなった圧着部7が皮膚に接触し、違和感を感じやすくなる。これに対して、本実施形態では、圧着部7を体液吸収パッドの周縁からやや内側に形成しているため、圧着部7が皮膚に接触するのを防止することができる。
(6)本実施形態に係る体液吸収パッドは、特に、着用時の風合いを重視し、おりものシートとして用いることが有効である。体液の漏れを防止するには、例えば、吸収シート3に吸収性ポリマーを含有させて吸収性能を向上したり、あるいはパッドの面積を大きくすることが考えられるが、吸収性ポリマーを含有させると、吸収シート3が膨張し着用時の風合いが損なわれるおそれがある。そこで、本実施形態に係る体液吸収パッドでは、パッドの面積を大きくすることで吸収性能を向上するとともに、風合いが損なわれるのを抑制している。
<7.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜、組み合わせることができる。
少なくとも表面シート1、バックシート2、吸収シート3、及び粘着層6を備えていればよいが、各シートを複数層で構成することもできる。また、吸収性能を向上するため、吸収シート3に吸収性ポリマーを含有させることもできる。
圧着部7の位置は、上記のように体液吸収パッドの周縁からやや内側であることが好ましいが、周縁に設けることもできる。この場合には、表面シート1とバックシート2の周縁に接着剤を設けないようにすることもできる。また、圧着部7は、必ずしも必要でなく、接着剤だけで各シートを貼り付けることもできる。
接着剤は、各シート1〜3の全面に亘って塗布されてもよいし、一部であってもよい。但し、圧着部7をパッドの周縁よりも内側に配置する場合には、少なくとも表面シート1とバックシート2の周縁部同士を接着する必要がある。
上記実施形態では、表面シート1、バックシート2、及び吸収シート3を同形状にしているが、異なる形状であってもよい。例えば、表面シート1とバックシート2を同形状にし、吸収シート3をこれらよりも小さい形状にすることもできる。この場合、表面シート1とバックシート2のみに熱圧着加工を施して圧着部7を形成することもできる。
上記実施形態では、体液吸収パッドの外形の一例を挙げたが、これに限定されない。すなわち、少なくとも長手方向の中央付近に狭幅部15が形成され、これよりも前方及び後方に幅の広い部分が形成されていればよい。また、上記実施形態では、体液吸収パッドの外形を長手方向に前後対称とし、幅方向に左右対称としているが、これに限定されない。例えば、長手方向の前後で非対称の形状にすることもできる。具体的には、後端部12を前端部11よりも幅広に形成することもできる。
以下、本発明の実施例について説明する。但し、本発明は、以下の実施例には限定されない。
上記実施形態と同様の外形を有する実施例及び比較例を準備した。但し、以下の通り、広幅部、狭幅部、及び長手方向の長さが相違する。
まず、比較例に係る体液吸収パッドを150名の女性に使用してもらい、その中から体液吸収パッドの長さ及び幅に不満のある32名の女性に実施例1,2に係る体液吸収パッドを使用してもらった。そして、よれ、ずれ、下着(クロッチ)からの剥がれに関する評価を行った。結果は、以下の通りである。
表2に示すように、よれ、ずれ、及び剥がれの何れの評価においても、実施例1,2は、比較例よりも高い評価を得た。特に、ずれに関しては、実施例1,2は比較例と比べかなり評価を得ている。したがって、実施例1,2は、比較例よりもさらに高い体液の漏れ防止効果を期待できる。
10 体液吸収パッド
1 表面シート
2 バックシート
3 吸収シート
6 粘着層
7 圧着部

Claims (3)

  1. 長手方向及び前記長手方向と直交する幅方向に延びる、液透過性の表面シートと、
    前記表面シートと対向配置される、液不透過性のバックシートと、
    前記表面シートとバックシートとの間に配置され、液体を吸収する吸収シートと、
    前記バックシートにおいて、前記表面シートとは反対側に設けられた粘着層と、
    を備え、
    前記表面シート及びバックシートの外形は、前記長手方向の両端部付近に形成された幅の広い広幅部と、前記長手方向において前記広幅部の間に形成された幅の狭い狭幅部と、を有しており、
    前記狭幅部の長さが、55mm以上である、体液吸収パッド。
  2. 少なくとも、前記表面シート及びバックシートの周縁部同士が、接着剤によって固定され、
    前記表面シート及びバックシートの周縁よりも内側に、当該周縁に沿う圧着部が形成されている、請求項1に記載の体液吸収パッド。
  3. 前記長手方向の長さが、160mm以上である、請求項1または2に記載の体液吸収パッド。
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