JP2020103716A - 衣服の折り畳み機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 衣服の下側部分に皺や弛みが付くことなく、綺麗に折り畳むことができ、また事前のボタン掛け作業を省略でき、折り畳み作業を能率良くできるようにする。【解決手段】 下側部分1dの折り返し機構5が、折り畳み部3からセット部2に食み出ている衣服1の折り畳み部3の側の際を押さえるバー5aと、このバー5aと平行して設けられてセット部2に食み出ている衣服1の下側部分1dを上側部分1cに折り重ねる棒状部材5bとを備えて形成される。棒状部材5bは、セット部2と折り畳み部3の境に配置されて、衣服1の下側部分1dを持ち上げて襟1aの側に運ぶよう折り畳み部3の上で横移動自在に、且つその軸心を中心に回転自在に設けられている。【選択図】 図1
Description
本発明は、衣服の折り畳み機に関し、更に詳しくは例えば洗濯した衣服を折り畳むのに使用する衣服の折り畳み機に関するものである。
従来、この種の折り畳み機としては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。この従来機は、衣服のセット部と、このセット部の長手方向の両側に設けられて衣服の両側部を内方に順次折り返す側部折り返し機構と、衣服の下側部分を襟の側に運んで衣服の下側部分を上側部分に折り返す折り返し機構とを備えて形成されている。
この場合、従来機の下側部分の折り返し機構は、下側部分を載せる板を備え、この板を衣服の襟の側にスライドさせて行う構造であった。
従って、従来機の場合は、下側部分を十分に張った状態で折り重ねることができにくかったから、従来機を使用すると、下側部分に皺や弛みが残り易く、下側部分を綺麗に折り畳むことができない、という問題点があった。
従って、従来機の場合は、下側部分を十分に張った状態で折り重ねることができにくかったから、従来機を使用すると、下側部分に皺や弛みが残り易く、下側部分を綺麗に折り畳むことができない、という問題点があった。
また従来機は、ボタン付きの衣服を折り畳む場合、前身頃や裾が肌蹴ないよう、事前に、ボタンを掛ける作業を伴うのが通例であった。
従って、従来機は、この種の作業に手間暇がかかったから、従来機を使用すると、その分、折り畳み作業を能率良く行うことができない、という問題点があった。
従って、従来機は、この種の作業に手間暇がかかったから、従来機を使用すると、その分、折り畳み作業を能率良く行うことができない、という問題点があった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って、本発明の解決しようとする技術的課題は、衣服の下側部分に皺や弛みが付くことなく、綺麗に折り畳むことができ、また事前のボタン掛け作業を省略でき、折り畳み作業を能率良くできるよう形成した衣服の折り畳み機を提供することにある。
従って、本発明の解決しようとする技術的課題は、衣服の下側部分に皺や弛みが付くことなく、綺麗に折り畳むことができ、また事前のボタン掛け作業を省略でき、折り畳み作業を能率良くできるよう形成した衣服の折り畳み機を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち、本発明は、図1等に示されるように、衣服1のセット部2と、このセット部2にセットされる衣服1の襟1aの側に設けられている衣服1の折り畳み部3と、この折り畳み部3に折り畳まれている衣服1の両側部1bを内方に順次折り返すための側部1bの折り返し機構4と、また折り畳み部3からセット部2に食み出ている衣服1の下側部分1dを、衣服1の襟1aの側に折り返して衣服1の上側部分1cに折り重ねるための下側部分1dの折り返し機構5とを備えて形成されている衣服1の折り畳み機であって、上記の下側部分1dの折り返し機構5が、折り畳み部3からセット部2に食み出ている衣服1の折り畳み部3の側の際を押さえるバー5aと、このバー5aと平行して設けられてセット部2に食み出ている衣服1の下側部分1dを上側部分1cに折り重ねる棒状部材5bとを備え、この棒状部材5bが、セット部2と折り畳み部3の境に配置されて、衣服1の下側部分1dを持ち上げて襟1aの側に運ぶよう折り畳み部3の上で横移動自在に、且つその軸心を中心に回転自在に設けられていることを特徴とする(請求項1)。
即ち、本発明は、図1等に示されるように、衣服1のセット部2と、このセット部2にセットされる衣服1の襟1aの側に設けられている衣服1の折り畳み部3と、この折り畳み部3に折り畳まれている衣服1の両側部1bを内方に順次折り返すための側部1bの折り返し機構4と、また折り畳み部3からセット部2に食み出ている衣服1の下側部分1dを、衣服1の襟1aの側に折り返して衣服1の上側部分1cに折り重ねるための下側部分1dの折り返し機構5とを備えて形成されている衣服1の折り畳み機であって、上記の下側部分1dの折り返し機構5が、折り畳み部3からセット部2に食み出ている衣服1の折り畳み部3の側の際を押さえるバー5aと、このバー5aと平行して設けられてセット部2に食み出ている衣服1の下側部分1dを上側部分1cに折り重ねる棒状部材5bとを備え、この棒状部材5bが、セット部2と折り畳み部3の境に配置されて、衣服1の下側部分1dを持ち上げて襟1aの側に運ぶよう折り畳み部3の上で横移動自在に、且つその軸心を中心に回転自在に設けられていることを特徴とする(請求項1)。
本発明の場合、下側部分1dの折り返し機構5は、折り畳み部3を介して左右対称状に一対設けられているのが好ましい(請求項2)。
なぜなら、この場合は、下側部分1dの折り返し機構5が、折り畳み部3の片側だけに設けられている場合に比べ、浴衣などの幅広の衣服1を、両側のバー5aと棒状部材5bの協働作用で、安定した姿勢で確実に折り畳むことができるからである。
また本発明は、棒状部材5bが、断面多角形に形成されているのが好ましい(請求項3)。
なぜならこれによると、棒状部材5bの稜線部分5b1(図6参照)を利用して衣服1の下側部分1dを押え付け、簡単、且つ安価な構造で、下側部分1dの皺や弛みを確実に除去できるからである。
本発明は、このように下側部分の折り返し機構が、バーと棒状部材とを備えて形成され、この棒状部材が、セット部と折り畳み部の境に配置されて、衣服の下側部分を持ち上げて襟の側に運ぶよう折り畳み部の上で横移動自在に、且つその軸心を中心に回転自在に設けられている。
従って、本発明の場合は、棒状部材が、下側部分を押さえ付け、下側部分にテンションをかけながら襟の側に移動する。
その結果、これによると、衣服の下側部分の皺や弛みを除去でき、下側部分を綺麗に折り畳むことができる。
その結果、これによると、衣服の下側部分の皺や弛みを除去でき、下側部分を綺麗に折り畳むことができる。
また本発明は、このように衣服の下側部分を緊張して折り畳むことができるから、前身頃や裾の肌蹴を防止できる。
従って、本発明によると、衣服のセット時のボタン掛け作業を省略でき、その分、折り畳み作業の能率をアップできる。
従って、本発明によると、衣服のセット時のボタン掛け作業を省略でき、その分、折り畳み作業の能率をアップできる。
以下、本発明の好適な一実施形態を、添付図面に従って説明する。
本発明は、図1等に示されるように、衣服1のセット部2と、このセット部2にセットされる衣服1の襟1aの側に設けられている衣服1の折り畳み部3と、衣服1の側部1bの折り返し機構4と、また衣服1の上側部分1cに下側部分1dを折り返すための下側部分1dの折り返し機構5とを備えて形成されている。
本発明は、図1等に示されるように、衣服1のセット部2と、このセット部2にセットされる衣服1の襟1aの側に設けられている衣服1の折り畳み部3と、衣服1の側部1bの折り返し機構4と、また衣服1の上側部分1cに下側部分1dを折り返すための下側部分1dの折り返し機構5とを備えて形成されている。
上記のセット部2は、台状に形成され、装置本体6の前側に設けられている。セット部2の上面は、コンベアベルトで形成され、衣服1を装置本体6の後方に搬送可能に形成されている。
上記の折り畳み部3は、セット部2の後側に、昇降動作自在に設けられている。またこの折り畳み部3は、上面がコンベアベルトで形成されている。これにより、衣服1は、セット部2から折り畳み部3に円滑に受け渡され、折り畳み部3のほぼ中央まで運ばれ、その位置で折り畳まれる。
上記の側部1bの折り返し機構4は、図12、図13に示されるように、衣服1の上側部分1cを押さえる左右一対の長板4aと、衣服1の両側部1bを内方に折り返す左右一対の折り返し棒4bを備えて形成されている。
上記の長板4aは、折り畳み部3の後側に設けられ、進退動作自在に、且つ昇降動作自在に形成されている。そして、この長板4aは、前進後、下降して衣服1を押さえるものである。
上記の折り返し棒4bは、先ず衣服1の左側、次に右側を内方に折り返すことができるよう、長板4aと平行状に、且つ左右方向にスライド自在に設けられている。また折り返し棒4bは、一方の折り返し棒4bが、先ず衣服1の左側を、次に他方の折り返し棒4bが衣服1の右側を内方に折り返すと、長板4aと一緒に、後方に退避するよう形成されている。
而して、図1等に示されるように、衣服1の下側部分1dの折り返し機構5は、折り畳み部3を介して左右対称状に一対設けられている。またこの下側部分1dの折り返し機構5は、図4、図5等に示されるように、バー5aと、このバー5aと平行状に設けられている棒状部材5bとを備えて形成されている。
衣服1は、図4に示されるように、セット部2から折り畳み部3に送られると、下側部分1dが折り畳み部3からセット部2に食み出た状態で配置される。バー5aは、この衣服1の折り畳み部3の側の際を押さえるものである。
図5等において、7は、上記のバー5aを昇降動作させるための第1シリンダーである。この第1シリンダー7は、下側部分1dの折り返し機構5の縦枠5cに、ロッドを下向きにして設けられている。
上記の棒状部材5bは、図6等に示されるように、セット部2と折り畳み部3の境に配置され、この実施形態では断面四角形の金属製の角筒で形成されている。またこの棒状部材5bは、衣服1の下側部分1dを持ち上げて襟1aの側に運ぶよう、折り畳み部3の上で横移動自在に、且つその軸心を中心に回転自在に設けられている。
8(図5参照)は、棒状部材5bを昇降動作させるための第2シリンダーである。この第2シリンダー8は、第1シリンダー7に隣接して上記の縦枠5cにロッドを下向きにして設けられている。
9(図5、図11等参照)は、棒状部材5bを横移動させるための第3シリンダーである。この第3シリンダー9は、下側部分1dの折り返し機構5の横枠5dに、折り畳み部3の前後方向に沿って設けられている。
また図11に示されるように、横枠5dには、ラック5eが歯を下向きにして設けられている。そして、ラック5eの歯に、歯車5fが噛み合されている。
歯車5fは、棒状部材5bの基端に、棒状部材5bと同心状に設けられている。本発明は、棒状部材5bにより、セット部2に食み出ている衣服1の下側部分1dが、衣服1の上側部分1cに折り重ねられるものである。
また10(図5等参照)は、横枠5dに、水平状態で直交状に設けられている第4シリンダーである。下側部分1dの折り返し機構5は、衣服1の下側部分1dの折り畳みが完了すると、この第4シリンダー10が駆動することにより、外側方にスライドして退避する。
次に本発明の作用を説明する。
先ず、作業者は、図1等に示されるように、衣服1をセット部2の上面に、襟1aを奥にし、また両袖を内側に折り返して載置する。
先ず、作業者は、図1等に示されるように、衣服1をセット部2の上面に、襟1aを奥にし、また両袖を内側に折り返して載置する。
次に、作業者は、セット部2の上面を形成するコンベアのスイッチを入れる。すると、衣服1が後方に搬送され、衣服1は、図4に示されるように、上側部分1cが折り畳み部3の上面に、下側部分1dがセット部2に食み出た状態で配置される。
次に、第1シリンダー7(図1、図5等参照)が駆動する。すると、バー5aが下降し、図4に示されるように、衣服1の上側部分1cの所定位置を、折り畳み部3に押さえ付ける。またこの状態で第2シリンダー8(図5等参照)が駆動する。すると、図6に示されるように、棒状部材5bが、少し上昇し、衣服1を持ち上げる。
次に、第3シリンダー9(図11等参照)が駆動し、ロッド9aが収縮する。棒状部材5bは、ラック5eに、基端の歯車5fが噛み合されている。従って、第3シリンダー9のロッド9aが収縮すると、棒状部材5bが、移動方向に対し逆回転しながら、衣服1の襟1aの側に移動し、衣服1の下側部分1dを襟1aの側に運ぶ。
この場合、棒状部材5bは、断面四角形に形成されている。従って、棒状部材5bは、移動するのに連れ、図6に示されるように、衣服1の下側部分1dを、角の稜線部分5b1で押さえ付けながら、衣服1の襟1aの側に移動する。
その結果、衣服1の下側部分1dが張られ、皺や弛みが除かれる。そして、下側部分1dは、上側部分1c(図4、図6等参照)に折り重ねられる。
また本発明の場合は、このように棒状部材5bが、衣服1の下側部分1dを張りながら移動するため、本発明によると、ボタン掛けを省略しても、衣服1の下側部分1dの前身頃や裾が肌蹴ることがない。
次に、上記の第4シリンダー10が駆動する。すると、図9等に示されるように、下側部分1dの折り返し機構5が、外側方に移動(退避)する。その結果、バー5aと棒状部材5bが衣服1から抜き取られる。
その後、図12に示されるように、平行一対の長板4aが、後方から前進し、次に下降して衣服1を押さえる。そして、この状態で側部1bの折り返し機構4が、折り畳み部3に折り畳まれている衣服1の両側部1bを、初めに衣服1の左側を横折りし(図13参照)、次に右側を横折りする(図14参照)。
このようにして衣服1が、折り畳まれると、折り畳み部3が下降する(図15参照)。そして、最下点に至ると、衣服1は、コンベア11を介して搬出される(図16参照)。
以上の処において、棒状部材5bは、断面四角形には限られず、断面三角形や断面五角形等の多角形に形成されているのでも良い。また棒状部材5bは、周面に例えば凸起や段差が複数形成されることにより、衣服1をしっかり押さえ付けることができるよう形成されているのでも良い。
また本発明の場合、棒状部材5bの回転方向は任意である。但し、上例のように、棒状部材5bが、逆回転しながら衣服1の襟1aの側に移動する場合は、順回転しながら移動する場合に比べ、棒状部材5bの角の稜線部分5b1で、下側部分1dを、前方に押しひろげ張るように、押し付けることができる。従って、これによると、下側部分1dの皺や弛みを除き易くなるものである。なお、棒状部材5bの回転は、モーターで実現されるのでも良い。
1 衣服
1a 襟
1b 側部
1c 上側部分
1d 下側部分
2 セット部
3 折り畳み部
4 側部の折り返し機構
5 下側部分の折り返し機構
5a バー
5b 棒状部材
1a 襟
1b 側部
1c 上側部分
1d 下側部分
2 セット部
3 折り畳み部
4 側部の折り返し機構
5 下側部分の折り返し機構
5a バー
5b 棒状部材
Claims (3)
- 衣服のセット部と、このセット部にセットされる衣服の襟の側に設けられている衣服の折り畳み部と、この折り畳み部に折り畳まれている衣服の両側部を内方に順次折り返すための側部の折り返し機構と、また折り畳み部からセット部に食み出ている衣服の下側部分を、衣服の襟の側に折り返して衣服の上側部分に折り重ねるための下側部分の折り返し機構とを備えて形成されている衣服の折り畳み機であって、上記の下側部分の折り返し機構が、折り畳み部からセット部に食み出ている衣服の折り畳み部の側の際を押さえるバーと、このバーと平行して設けられてセット部に食み出ている衣服の下側部分を上側部分に折り重ねる棒状部材とを備え、この棒状部材が、セット部と折り畳み部の境に配置されて、衣服の下側部分を持ち上げて襟の側に運ぶよう折り畳み部の上で横移動自在に、且つその軸心を中心に回転自在に設けられていることを特徴とする衣服の折り畳み機。
- 請求項1記載の衣服の折り畳み機であって、下側部分の折り返し機構は、折り畳み部を介して左右対称状に一対設けられていることを特徴とする衣服の折り畳み機。
- 請求項1又は2記載の衣服の折り畳み機であって、棒状部材が、断面多角形に形成されていることを特徴とする衣服の折り畳み機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018247028A JP2020103716A (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 衣服の折り畳み機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112498872A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-03-16 | 温州职业技术学院 | 一种移动式电子商务网站用检货台 |
CN113026323A (zh) * | 2021-04-15 | 2021-06-25 | 江苏科技大学 | 一种翻扫结合式全自动叠衣机构 |
WO2022215882A1 (ko) * | 2021-04-05 | 2022-10-13 | 삼성전자주식회사 | 소매 폴딩 장치 및 이를 포함하는 의류 정리 장치 |
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2018
- 2018-12-28 JP JP2018247028A patent/JP2020103716A/ja active Pending
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WO2022215882A1 (ko) * | 2021-04-05 | 2022-10-13 | 삼성전자주식회사 | 소매 폴딩 장치 및 이를 포함하는 의류 정리 장치 |
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