JP2020103659A - 流水検知装置のカバー取付方法及び流水検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本体の小型化が可能であり、メンテナンス等の後にカバーを本体に取付けるときにロッドを初期位置にセットする操作を確実に行えるようにする。【解決手段】 中空状の本体1はスイングチャッキ弁構造をした弁7が設置され、弁7の開閉動作により変位するロッド11の一端11Aは弁7と係合され、他端11Bが本体1の外部に突出しており、本体1には弁7を出し入れ可能な開口1aが形成され、開口1aを塞ぐカバー1bにはスイッチ17が設置されている。他端11Bはスイッチ17の近傍に配置され、ロッド11は閉弁時には初期位置にあり、弁開時には作動位置に変位してスイッチ17が作動され信号を出力する。流水検知装置にカバー1bを取付けるとき、ロッド11を初期位置に保持した状態で、カバー1bを開口1aに取付して弁7とロッド11とを係合させ、その後ロッド11の保持を解除してロッド11を弁7の開閉動作により変位可能にした。【選択図】 図2

Description

本発明は、消火設備配管に設置される流水検知装置に関するものである。
スプリンクラー設備や泡消火設備等の消火設備は、水源からスプリンクラーヘッド(または泡ヘッド)に続く配管上に流水検知装置が設置されている。流水検知装置は逆止弁構造をしており水源からスプリンクラーヘッドへの一方向の通水のみを許容している。
従来の流水検知装置として、例えば特許文献1に記載されたものがある。この流水検知装置は、図10に示すように弁体51の開放動作をロッド52とレバー53の変位に変換してスイッチ54を作動状態にするものである。ロッド52は中間で軸支され、その一端側は弁体51の縁に設置した突出部51aと係合しており、ロッド52の他端側には錘Wが作用している。錘Wによって弁体51は弁開方向へ荷重が付加されており、該荷重によってロッド52は弁開時に弁体51の動作に追従して変位する。特許文献1の流水検知装置では、前述のロッド52やレバー53、スイッチ54等を本体51の開口を塞ぐカバー55上に設置して構成している。
上記の流水検知装置では、カバー55を開いてメンテナンス作業を行った後、カバー55を閉じてロッド52の先端を弁体51の突出部51aと係合させて初期位置に戻す復旧作業を行う。その際、前述のようにロッド52に作用している錘Wによってロッド52の一端側が初期位置よりも上方に位置しているが、この状態ではロッド52の一端側と弁体51の突出部51aが干渉してしまう。そのため、弁体51の下方に設置されたリセット部56を操作して弁体51を若干開放させた状態でカバー55を閉じ、その後リセット部56を元に戻すと弁体51は閉止位置にセットされ、突出部51とロッド52の一端側が係合した初期位置の状態となる。
特開2012−217777号公報
上記の流水検知装置では、リセット部が一次側室に設置されているので本体を小型化することが困難であった。また、リセット部の操作ハンドルがカバーの下方にあり、カバーを閉じた後にリセット部の解除操作を忘れる可能性がある。
そこで本発明では、上記問題に鑑み、本体の小型化が可能であり、メンテナンス等の後にカバーを本体に取付けるときにロッドを初期位置にセットする操作を確実に行うことができる流水検知装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の流水検知装置のカバー取付方法を提供する。
中空状の本体の内部はスイングチャッキ弁構造をした弁が設置され、該弁の開閉動作により変位するロッドの一端は前記弁と係合され、他端が前記本体の外部に突出しており、前記本体には前記弁を出し入れ可能な開口が形成され、該開口を塞ぐカバーにはスイッチが設置されており、前記ロッドの他端側は前記スイッチの近傍に配置され、前記ロッドは閉弁時には初期位置にあり、弁開時には作動位置に変位して前記スイッチが作動され信号を出力する流水検知装置のカバー取付方法であって、前記ロッドを初期位置に保持した状態で、前記カバーを前記開口に取付して前記弁と前記ロッドを係合させ、その後、前記ロッドの保持を解除して、前記ロッドを前記弁の開閉動作により変位可能にしたことを特徴とする流水検知装置のカバー取付方法である。
本発明によれば、メンテナンス後にロッドを初期位置に保持した状態でカバーを本体に取り付けることができる。さらにロッドの操作を本体外部で行えるので本体を小型化することができる。またカバーを本体に取付けるとき、本体内に挿通されるロッドの一端側を目視確認することはできないが、ロッドを初期位置に保持することでロッドの一端を弁に確実に係合させることができる。ロッドを初期位置に保持させる手段としてカバーにロック装置を設置して構成可能である。
前記スイッチとロック装置は、前記カバーに設置されたベースと、該ベースに取付られる蓋を備えた筺体により覆われており、ロック装置によりロッドを保持した状態では蓋をベースに取り付け不可として構成した。これによりカバー取付後にロッドの保持を解除する操作を忘れることを防止できる。
また、カバーに本体との取付位置を確認可能な識別部を設置すると、メンテナンス後にカバーを本体に設置する際に、本体に対するカバーの取付位置が合っているのかどうかを作業者が確認できる。具体的には、ロッドを初期位置に保持した状態のロック装置のハンドルの向きを、本体の側面に設置された排水弁の方向に合わせてカバーを本体に取り付けるようにすることや、カバーへ本体との合わせ位置を示す識別表示を設置してもよい。例えばカバーに対して排水弁の方向に識別表示を設置してもよい。
本発明によれば、本体の小型化が可能であり、メンテナンス等の後にカバーを本体に取付けるときにロッドを初期位置にセットする操作を確実に行うことができる流水検知装置を実現できる。
第1実施形態の流水検知装置の正面図。 図1のA−A断面図。 図2のB−B断面図。 弁体の斜視図。 図2に示す筺体部分の拡大断面図。 図2のC−C断面図(ロック解除時)。 図2のC−C断面図(ロック時)。 第2実施形態の流水検知装置の内部構造を示す断面図。 第2実施形態の筺体内部構造の説明図。 従来の流水検知装置の断面図であり、(a)は弁体とロッド、レバー等の位置関係を示す説明図。(b)はリセット部の説明図。
第1実施形態(図1〜図7)
以下、この発明の第1実施形態を図1から図7を参照して説明する。
第1実施形態の流水検知装置V1は、本体1、筐体2、排水弁3から構成される。
本体1は中空形状であり内部は隔壁4によって一次側室Iと二次側室IIに分けられている。隔壁4には連通穴5が穿設されており、該連通穴5の二次側室II側には環状の弁座6が設置されている。
弁座6の上には弁体7が着座しており、弁体7の周縁の一部には円筒状の軸受け8が形成され、2本の弁棒9が本体1の側面を貫いて軸受け8の穴に挿通される。弁棒9は軸受け8よりも短く構成されており、本体1の周囲に作業スペースが殆ど無い状態でも着脱を容易に行うことができる。また軸受け8の穴に挿通される弁棒9の先端部は先細りテーパー形状となっており、軸受け8の穴が目視できない位置にあっても容易に挿通可能である。
弁体7は弁棒9を軸として二次側II方向へ回動自在な構成となっており、弁体7が回動すると弁座6から弁体7が離れて一次側室Iの流体が環状の弁座6内を通って二次側室IIに通過可能となる。弁体7には閉弁状態のときに弁座6の内部に配置されるスカート7aを有している。弁体7が閉弁状態から開放動作する際、スカート7aによって弁座6内を流れる水の通過面積を絞り、弁体7の回動角度が増幅される。
弁体7には縁から突出して形成された突出部10が設けられている。図1に示すように本体1の正面には破線で図示した開口1aが設置され、開口1aを塞ぐカバー1bを有している。弁体7の突出部10は開口1a付近の正面側に配置され、軸受け8が背面側に配置される。このように突出部10は軸受け8から最も離れた位置に設置されている。突出部10の幅は軸受け8の幅と略同じである。また弁体7は図4に示すように上部が凸形状に湾曲して形成されており、これにより弁体7の重量を確保しつつ、円形をした開口1aから弁体7を取り出す際には開口1aと弁体7との干渉を避けることができる。
突出部10の弁座6側の面には、カバー1bを貫いて設置されたロッド11の端11Aが接触している。ロッド11は中間で軸支され、ロッド11は図中において上下に回動可能な構成である。
ロッド11の弁体7と接触している端11Aと反対側の端11Bは、カバー1bから外部へ突出しており、筐体2により覆われている。図5に示すように端11Bには、図中上側に突出して設けられたバネ座12が設置され、バネ座12の同軸上には筺体2のベース2aに設置されたもう一方のバネ座13が設けられている。両バネ座12、13の間に弾発体(付勢部材)としてコイルバネ14が設けられている。
コイルバネ14によりロッド11の端11Bは、常時において図中下方に付勢されている。ロッド11の中間の軸19により端11Bの反対側の端11Aは図中上方つまり弁体7が開く方向に付勢されるが、コイルバネ14が作用する力は弁体7が開放しない程度の弱い力である。突出部10がロッド11の端11Aから離れると、コイルバネ14の作用によりロッド11は回動動作して閉弁時の初期位置からずれた位置に移動する。
ロッド11の端11Bには作動片15に接触する接触子16が回動可能に設置されている。接触子16の一方の端にはバネ座12が載置され、コイルバネ14の作用により、常時において接触子16とロッド11は同一直線上にある。接触子16のもう一方の端は、その先端にある湾曲部16aが作動片15を係止しており、作動片15はリミットスイッチ17から離間して配置される。
図中において作動片15の上方には遅延機構18が設置されている。遅延機構18は作動片15の動作を遅くする作用を有するものであり、エアダンパーやオイルダンパーを使用した構造のものが用いられている。遅延機構18の詳細な説明は省略する。
筺体2はベース2a、蓋2bからなり、上記に説明したバネ座12、13、コイルバネ14、作動片15、接触子16、リミットスイッチ17、遅延機構18は、カバー1b上に設置された筺体2の内部に収容されている。
ベース2aは板状であり、ロッド11が挿通される穴を有している。ベース2aのカバー1bと対向する面にはロッド11の回動軸19が設置されており、その反対面にはロッド11の動作を阻止可能なロック装置としてハンドル20が設置される(図6参照)。ハンドル20は細長い板状をしており、中間部分に長穴21を有する。ハンドル20の一端側はロッド11との係合部22となっており、先端側に向かって先細りとなるテーパー部22Aが形成されている。先端22Bは丸みを帯びた曲線状に形成されている。他端側は作業者が手で掴んでハンドル20を動かす操作部23となっている。
図6に示すようにハンドル20は常時において操作部23がベース2a内に納まっている(ロック解除状態)。ハンドル20を図中において時計回りに回動させ、ロッド11の方向に押し込むと、ロッド11の動きを阻止することができ、操作部23はベース2aからはみ出した状態となる(ロック状態)。これより作業者は操作部23とベース2aの位置関係によってリミットスイッチ17から信号が出力できない状態となっていることを容易に判断することができる。
また作業者がロック状態のままカバー2bをベース2aに装着しようとしても、操作部23がベース2aよりはみ出した状態となっているのでベース2aにカバー2bを装着することができない。これにより、作業に慣れていない者でもカバー2bがベース2aに装着できないことで異常を感じ、他の熟練作業者に報告して対処することでロック状態を解除することができる。
ベース2a上にはハンドル20を回動させる際の動作をガイドする突起としてストッパー28A、28Bが形成されている。ハンドル20をロック解除状態からロック状態になるように時計回りに回動させると、ハンドル20はストッパー28Aに接触して元の位置から略90°回転した状態となる。突起28Aはハンドル20をこれ以上回動させないためのストッパーの作用を有しており、ハンドル20は回動可能な角度範囲を規制されている(図7参照)。
図7に破線で示すようにハンドル20を長穴21に沿ってスライド移動させると係合部22のテーパー部22Aがロッド11の周面に沿って移動する。その際にロッド11が多少下側に傾いておりテーパー部22Aにロッド11が接触した状態でも引っ掛かりなくスムーズにハンドル20をスライド移動することができる。と共にハンドル20の先端22Bがストッパー28Bの縁の一部が丸みを帯びて形成させたガイド部28Cに接触しながらスライド移動する。
ハンドル20のスライド移動により、係合部22の先端22Bがストッパー28B上に誘導され、テーパー部22Aと反対側の辺22Cがストッパー28Bと係合する。同時にストッパー28Aもハンドル20の一辺と接触した状態となり、ストッパー28A、28Bとハンドル20との間には殆ど隙間がない状態で保持される。これによりハンドル20によってロッド11の動作を阻止したロック状態を保持することが可能である。
この状態において、ベース2aからはみ出たハンドル20の方向には排水弁3が設置されている。これにより、カバー1bを取り外した状態から開口1aに取付ける際に、ハンドル20の向きと排水弁が設置された方向を合わせることでカバー1bを開口1aに正しく装着できる。
カバー2bは、ベースBに設置されたリミットスイッチ17や遅延機構18、図示しない端子台を覆い、ゴミや水滴から保護するものである。このカバーCを外すとL字状のベース2aに支持された筐体2の内部構造が大きく露出するので、筐体2に収容するリミットスイッチ17や端子台等の結線作業や点検作業の作業性が良い。
排水弁3は、点検やメンテナンス時に本体1内の流体を外部に排出するバルブであり、本体1のどちらか一方の側面に設置されている。排水弁3の内部はアングル弁構造となっており、排出口は図1において下向きに設けられている。
続いて、上記の流水検知装置V1におけるカバー1bの取付および取外し方法を説明する。
流水検知装置V1は、消火設備配管上に設置され常時において内部は充水された状態にある。流水検知装置V1の内部の清掃やメンテナンスを行うときには、排水弁3を開いて配管内の水を排出させた後にカバー1bを外す。
その際、カバー1bを外す前の段階で筺体2の蓋2bを取り外してハンドル20を排水弁3の方向に回動させる。ハンドル20の回動によってロッド11は動きが阻止され、接触子16と作動片15とが係合した初期状態で保持される。
カバー1bを外したら、次に弁体7を開口1aから取り出す。その前に2つの弁棒9を本体1の側面から取外して弁棒9を軸受け8から引き抜く。続いて開口1aから弁体7を取り出す。その際、先に弁体7を上方に移動させてスカート7aを弁座6から引き抜いて開口1aから弁体7を取り出す。このとき開口1aの付近に配置されている突出部10を指で摘んで弁体7を移動すると作業が行いやすい。
弁体7を本体から取り外した状態で本体1の内部の清掃や、弁体7の部品の交換作業等を行う。作業完了後に弁体7を上記の取外し手順とは逆の手順で本体1内に設置する。弁体7の軸受け8に弁棒9を設置したら、カバー1bを開口1aに取付ける。
カバー1bには弁体7の突出部10と係合するロッド11が設置されており、ロッド11の端11Aが元の位置に正しくセットされないと、流水検知装置V1は本来の機能を得ることができない。しかしながら、カバー1bは外縁部に4箇所のボルト穴が設置されており、このボルト穴は同心円上に均等角度で配置されているので、カバー1bに設置された筺体2の向きに関わらず本体1に取付けができる。
そこで、ハンドル20の方向と排水弁3の設置方向を合わせてカバー1bを開口1aに取付けるとロッド11の端11Aが突出部10に正しくセットすることができる。さらに、ハンドル20によってロッド11は弁体7が閉止している初期状態の位置に保持されているため端11Aと突出部10とを容易に係合できる。
カバー1bの取付が完了したらハンドル20をベース2aの内部に収めるように回動させ元の状態に戻す。これによりロッド11はロック解放状態に戻る。さらにベース2aに蓋2bを取付けて全ての作業を完了する。
上記に説明したようにカバー1bに設置された筺体2には本体1との取付位置を確認可能な識別部としてハンドル20を有している。上記の識別部の変形例として、カバー1bの表面に、本体1との合わせ位置を示す識別表示を施して構成してもよい。例えば、カバー1bにおいて排水弁3が設置された方向に文字や表面の凹凸による識別表示を付してもよい。またそれに合わせてカバー1b周辺の本体1側にも同様な識別表示を設けることができる。
あるいは、カバー1bの表面に設置した筺体との接続部が本体1の一次側(底面側)に位置するように設置したり、筺体2のベース2aと蓋2bを固定する固定ネジ2cが本体1の一次側に位置するように設置してもよい。
さらに第1実施形態のロック装置の変形例として、先に説明したロッド11の動作を阻止する構造にかえて作動片15の動作を阻止する構造を筺体2の内部に設置することができる。
第2実施形態
第2実施形態の流水検知装置V2は、カバー42を貫いて設置したロッド31の一端31Aを弁体32の軸受け32aと着脱可能に係合させて構成した。尚、第1実施形態と構成が同じ部材は同符号を付して詳細な説明を省略する。
ロッド31の一端31Aは軸受け32aと供回り可能に係合している。具体的には軸受け32aの端面に溝32bを形成し、ロッド31の一端31aには溝32bに噛み合う凸部を設置した。
本体41の外部に配置されたロッド31の他端にはカム31Bが設置されており、カム31Bは筺体2に設置された作動片33の一端を係止している。作動片33の他端側にはリミットスイッチ17が離間して設置されている。
作動片33は中間で軸支されており、回動可能な構成となっている。作動片33の軸には遅延機構34(ロータリーダンパー)が設置され、作動片33の回動動作を遅延している。作動片33の他端側には錘35が設置されている。
平時において、作動片33の一端側はカム31Bに係止され、錘35が設置された作動片33の他端側はリミットスイッチ17から離間しているが、錘35により作動片33の他端側はリミットスイッチ17の方向に付勢され、作動片33の一端側はロッド31を介して弁体32を開く方向に付勢されている。尚、錘35が作用する力は弁体32が開放しない程度の弱い力である。
弁体32が開放動作すると、弁体32に係合しているロッド11も回動してカム31Bが作動片33の一端側から離れる。すると作動片33は錘Wの作用により回動して作動片33の他端側がリミットスイッチ17に到達して作動信号が出力される。つまり、カム31Bは作動片33を介してリミットスイッチ17を作動させる。
筺体2の内部には作動片33の動作を阻止するハンドル20が設置されており、平時において、ハンドル20の先端22Bは作動片33から離間している。作動片33の動作をロックしたい場合にはハンドル20を時計回りに90度回転させ、さらに長穴21に沿って作動片33の方向にスライド移動させて作動片33の回動を阻止する(ロック状態)。作動片33のロック状態を解除したい場合には、上記と逆の手順でハンドル20を元の位置に戻す。
上記構成の流水検知装置V2においてカバー42を取外すと、ロッド31は軸受け32aとの係合が解除され、錘35の作用により作動片33は時計回りに回動してリミットスイッチ17の方向に動作するが、カバー42を取外す前の段階で、ハンドル20をロック状態にセットして作動片33が初期位置で保持されるようにする。これによりカバー42を再び開口1aに取付ける際には、ロッド31の端31aの凸部が軸受け32aの溝32bと容易に係合させることができる。
1 本体
1a 開口
1b カバー
2 筺体
3 排水弁
6 弁座
7、32 弁体(弁)
8、32a 軸受け
9 弁棒
10 突出部
11、31 ロッド
12、13 バネ座
14 コイルバネ(付勢部材)
15、33 作動片
17 リミットスイッチ
18、34 遅延機構
20 ハンドル(ロック装置)
21 長穴
35 錘(付勢部材)

Claims (11)

  1. 中空状の本体の内部はスイングチャッキ弁構造をした弁が設置され、
    該弁の開閉動作により変位するロッドの一端は前記弁と係合され、他端が前記本体の外部に突出しており、
    前記本体には前記弁を出し入れ可能な開口が形成され、
    該開口を塞ぐカバーにはスイッチが設置されており、
    前記ロッドの他端側は前記スイッチの近傍に配置され、
    前記ロッドは閉弁時には初期位置にあり、弁開時には作動位置に変位して前記スイッチが作動され信号を出力する流水検知装置のカバー取付方法であって、
    前記ロッドを初期位置に保持した状態で、前記カバーを前記開口に取付して前記弁と前記ロッドを係合させ、
    その後、前記ロッドの保持を解除して、前記ロッドを前記弁の開閉動作により変位可能にしたことを特徴とする流水検知装置のカバー取付方法。
  2. 前記カバーにはロッドを初期位置に保持または保持解除できるロック装置を有する請求項1記載の流水検知装置のカバー取付方法。
  3. 前記スイッチおよび前記ロック装置は、前記カバーに設置されたベースと、該ベースに取付られる蓋を備えた筺体により覆われており、前記ロック装置により前記ロッドを保持した状態では前記蓋を前記ベースに取り付け不可とした請求項1または請求項2記載の流水検知装置のカバー取付方法。
  4. 前記カバーには前記本体との取付位置を確認可能な識別部を有する請求項1〜請求項3何れか1項記載の流水検知装置のカバー取付方法。
  5. 前記ロッドを初期位置に保持した状態の前記ロック装置のハンドルの向きを、前記本体の側面に設置された排水弁の方向に合わせて前記カバーを前記本体に取り付ける請求項1〜請求項4何れか1項記載の流水検知装置のカバー取付方法。
  6. 前記カバーは前記本体との合わせ位置を示す識別表示を備えている請求項1〜請求項5何れか1項記載の流水検知装置のカバー取付方法。
  7. 前記ロッドの他端は前記スイッチの近傍に設置された作動片を介して前記スイッチを作動させる請求項1〜請求項6何れか1項記載の流水検知装置のカバー取付方法。
  8. 前記ロッドまたは前記作動片は前記弁の開閉動作により変位可能に前記カバーに設置されている請求項1〜請求項7何れか1項記載の流水検知装置のカバー取付方法。
  9. 前記本体の外部に設置された付勢部材は前記ロッドを介して前記弁を開く方向に作用する請求項1〜請求項8何れか1項記載の流水検知装置のカバー取付方法。
  10. 前記ロック装置を解除した状態で前記カバーを前記本体から外したとき、前記付勢部材により前記ロッドの他端が初期位置からずれた位置となる請求項1〜請求項9何れか1項記載の流水検知装置のカバー取付方法。
  11. 中空状の本体の内部はスイングチャッキ弁構造をした弁が設置され、
    該弁の開閉動作により変位するロッドの一端は前記弁と係合され、他端が前記本体の外部に突出しており、
    前記本体には前記弁を出し入れ可能な開口が形成され、
    該開口を塞ぐカバーにはスイッチが設置されており、
    前記ロッドの他端側は前記スイッチの近傍に配置され、
    前記ロッドは閉弁時には初期位置にあり、弁開時には作動位置に変位して前記スイッチが作動され信号を出力する流水検知装置であって、
    前記カバーに前記ロッドを初期位置に保持可能なロック装置を有することを特徴とした流水検知装置。
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