JP2020101934A - 電子機器、電子機器の制御方法、制御プログラム、記録媒体 - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法、制御プログラム、記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2020101934A
JP2020101934A JP2018238834A JP2018238834A JP2020101934A JP 2020101934 A JP2020101934 A JP 2020101934A JP 2018238834 A JP2018238834 A JP 2018238834A JP 2018238834 A JP2018238834 A JP 2018238834A JP 2020101934 A JP2020101934 A JP 2020101934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
touch
input
electronic device
operator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018238834A
Other languages
English (en)
Inventor
弘一 溝手
Koichi Mizote
弘一 溝手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2018238834A priority Critical patent/JP2020101934A/ja
Publication of JP2020101934A publication Critical patent/JP2020101934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】フリック操作による文字入力において、簡単かつ直観的な操作によって所望の文字を改めて選択して入力する。【解決手段】文字入力UI変更部(116)は、文字入力UI決定部(113)によって決定された文字入力インタフェース(UI15)が表示されている間に行われたUI変更操作に応じた文字入力インタフェース(UI16)を特定し、表示制御部(19)は文字入力インタフェース(UI15)から文字入力インタフェース(UI16)へと切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、操作者によって選択された文字の入力を受け付ける電子機器、および電子機器の制御方法などに関する。
従来、タッチパネルを重畳した表示画面を備える電子機器において、フリック操作による文字入力方法が採用されている。フリック操作による文字入力方法は、操作者による表示画面へのタッチ操作によって、所望の文字が含まれる文字群を操作者に選択させ、該タッチ操作のタッチ状態が解除された位置に応じて文字を入力する方法である。
フリック操作による文字入力方法は、ローマ字入力などの他の文字入力の方法に比べて、1文字あたりに要する操作回数が少なく利便性が高い。しかし、操作者が誤った位置をタッチした場合、改めて所望の文字群を選択するためには、タッチ状態を解除する必要がある。しかし、タッチ状態が解除されたことに応じて意図しない文字が入力されてしまうため、文字群を選択し直すためには、入力された文字を削除する操作も必要となる。
特許文献1には、ユーザがフリック操作によって意図しない文字を誤って入力してしまった場合かつ文字が未確定状態の場合に、文字の削除操作と改めて所望の文字を入力する操作とを一括して行う技術が開示されている。
特開2003−280796号(2003年10月2日公開)
例えば、操作者が誤って意図しない文字群選択ボタン(例えば、図11のUI11参照)をタッチした場合、入力したい文字を含まない文字入力インタフェース(例えば、図11のUI15参照)が表示されてしまう。文字群の選択をやり直すためには、操作者はタッチ状態を解除しなければならない。しかし、タッチ状態を解除すれば、意図しない文字が入力されてしまう。それゆえ、操作者は、入力された意図しない文字を削除した後に、改めて正しい文字群選択ボタンをタッチし直して、所望の文字に対応する文字入力ボタンを含む文字入力インタフェースを表示させ、所望の文字を入力する必要があった。
特許文献1に記載の発明では、機器本体の傾きに応じてキー配列をスクロールさせることにより文字が入力される。それゆえ、文字の削除操作と改めて所望の文字を入力する操作とを行う場合、機器本体を傾ける必要がある。機器本体を傾けたとき、ユーザはスクロール表示部を斜め方向から見なければならず、スクロール表示部の表示が見にくいという問題があった。また、複数のキーが上下左右方向に加え、斜め方向にも配置されているため、ユーザは機器本体を上下、左右、および斜め方向にも傾けて、スクロールさせなければならないため、操作が繁雑であるという問題もあった。
本発明の一態様は、フリック操作による文字入力において、誤った位置をタッチしてしまった場合に、該タッチ状態を解除することなく、簡単かつ直観的な操作によって所望の文字を改めて選択して入力することが可能な電子機器などを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電子機器は、操作者によって選択された文字の入力を受け付ける電子機器であって、タッチパネルを備える少なくとも1つの表示装置と、少なくとも1つの記憶装置と、少なくとも1つの制御装置と、を備え、前記制御装置は、複数の文字をそれぞれ含む複数の文字群のうちの1つを選択させるための複数の選択ボタンを前記表示装置の表示画面に表示させ、前記複数の選択ボタンのうちの1つに対する前記操作者によるタッチを検出したことに応じて、前記タッチされた選択ボタンに対応する前記文字群に含まれる各文字を示す複数の入力ボタンを含む第1ユーザインタフェースを、前記タッチが検出された位置に表示させ、前記第1ユーザインタフェースが表示されている間に、前記操作者による所定の操作を検出したことに応じて、前記タッチされた選択ボタンに隣接する前記選択ボタンに対応する文字群に含まれる各文字を示す複数の入力ボタンを含む第2ユーザインタフェースを前記第1ユーザインタフェースの代わりに表示させ、前記第2ユーザインタフェースに含まれる前記複数の入力ボタンのうち、前記表示画面に対する前記操作者によるタッチが検出されなくなった位置に表示されている前記入力ボタンが示す文字の入力を受け付ける。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御方法は、操作者によって選択された文字の入力を受け付ける電子機器の制御方法であって、複数の文字をそれぞれ含む複数の文字群のうちの1つを選択させるための複数の選択ボタンを前記表示装置の表示画面に表示させる第1表示工程と、前記複数の選択ボタンのうちの1つに対する前記操作者によるタッチを検出したことに応じて、前記タッチされた選択ボタンに対応する前記文字群に含まれる各文字を示す複数の入力ボタンを含む第1ユーザインタフェースを、前記タッチが検出された位置に表示させる第2表示工程と、前記第1ユーザインタフェースが表示されている間に、前記操作者による所定の操作を検出したことに応じて、前記タッチされた選択ボタンに隣接する前記選択ボタンに対応する文字群に含まれる各文字を示す複数の入力ボタンを含む第2ユーザインタフェースを前記第1ユーザインタフェースの代わりに表示させる第3表示工程と、前記第2ユーザインタフェースに含まれる前記複数の入力ボタンのうち、前記表示画面に対する前記操作者によるタッチが検出されなくなった位置に表示されている前記入力ボタンが示す文字の入力を受け付ける入力工程と、を含む。
本発明の一態様によれば、フリック操作による文字入力において、簡単かつ直観的な操作によって所望の文字を改めて選択して入力することができる。
本発明の実施形態1に係る電子機器の概略構成の一例を示すブロック図である。 電子機器の動作例を示す図である。 文字入力インタフェースの切り替えを指示するためのUI変更操作の別の例を示す図である。 電子機器の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る電子機器の概略構成の一例を示すブロック図である。 文字入力インタフェースの切り替えを指示するための操作の例を示すUI変更操作の例を示す図である。 電子機器の動作例を示す図である。 電子機器の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る電子機器の概略構成の一例を示すブロック図である。 文字入力インタフェースの切り替え機能が有効となる選択ボタンの辺縁部の設定例を示す図である。 フリック入力による文字入力方法を説明する図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(フリック操作による文字入力)
本発明の一実施形態に係る電子機器1が採用する、フリック操作による文字入力について、図11を用いて説明する。図11は、フリック入力による文字入力方法を説明する図である。図11の(a)に示すように、フリック操作による文字入力では、まず、操作者が入力する文字を含む文字群を選択させる文字群選択インタフェースUI10が表示される。文字群選択インタフェースUI10は、複数の文字群のそれぞれに対応する文字群選択ボタンUI11(選択ボタン)を複数含んでいる。
ここで、文字群選択インタフェースUI10は、「あ」「か」「さ」など、複数の文字が含まれる文字群から操作者が所望する文字群のうちの1つを選択させるためのユーザインタフェースである。例示された文字群選択インタフェースUI10では、日本語の「あ」行の各文字を代表して「あ」が表示されている。文字群選択インタフェースUI10に記号などを含む複数の文字群に対応する文字群選択ボタンUI11が含まれていてもよい。
以下では、縦に4つ、縦に3つの文字群選択ボタンUI11がマトリクス状に配置されている文字群選択インタフェースUI10を例に挙げて説明する。なお、各文字群選択ボタンUI11が近接して配置されていればよく、文字群選択インタフェースUI10の構成はこれに限定されない。ただし文字群選択インタフェースUI10の各文字群選択ボタンUI11は、マトリクス状に配置されていることが好ましい。
なお、図11では、日本語の文字群を選択させる文字群選択インタフェースUI10および文字群選択ボタンUI11の例を示している。例えば、英語の文字群を選択させる場合、アルファベットを任意の数の文字群(例えば、「a、b、c」、「d、e、f、g」、・・・など)に分割した上で、各文字群に対応する文字群選択ボタンUI11を含む文字群選択インタフェースUI10が用いられてもよい。したがって、文字群選択インタフェースUI10は、任意の国の言語にて使用される文字に適用され得る。
次に、1つの文字群選択ボタンUI11が操作者によるタッチを検出したことに応じて、当該文字群に含まれる各文字を入力させるための文字入力ボタンUI12を含む文字入力インタフェースUI15が表示される。文字入力インタフェースUI15は、タッチされた文字群選択ボタンUI11に対応する文字群に含まれる複数の文字のそれぞれに対応する文字入力ボタンUI12を複数含んでいる。図11の(a)において黒丸で示す位置101においてタッチが検出された(すなわち、「た」行の文字群が選択された)場合、図11の(b)に示すように、「た」行に含まれる複数の文字のそれぞれに対応する文字入力ボタンUI12を複数含んでいる文字入力インタフェースUI15が表示される。なお、例えば、英語の文字群「a、b、c」に対応する文字群選択ボタンがタッチされた場合、文字「a」、「b」、および「c」に対応する文字入力ボタンUI12を含む文字入力インタフェースUI15が表示される。
表示された文字入力インタフェースUI15に含まれる文字入力ボタンUI12の中から、操作者によって選択された文字入力ボタンUI12に対応する文字が入力文字表示領域25に表示される。フリック操作による文字入力では、タッチが検出されなくなった位置に表示されている文字入力ボタンUI12に対応する文字が入力文字表示領域25に表示される。例えば、図11の(b)に示すように、タッチ位置が黒丸で示す位置101から白抜き丸で示す位置101a(すなわち、「て」の文字入力ボタンが表示されている位置)へ移動し、位置101aにおいてタッチ状態が解除された場合、「て」が入力文字表示領域25に表示される。
フリック操作による文字入力では、操作者は、下記の(1)〜(3)に示す一連の操作を行う。
(1)文字群選択ボタンUI11をタッチして、所望の文字群を選択(文字入力インタフェースUI15が当該タッチ位置に表示される)
(2)文字入力ボタンUI12を選択するためにタッチ状態を維持したままタッチ位置を移動
(3)タッチ状態を所望の文字入力ボタンUI12上で解除。
すなわち、フリック操作による文字入力では、操作者による表示画面へのタッチ操作と、タッチ状態を解除する操作とによって文字が入力される。
(電子機器1の構成)
電子機器1は、操作者によって選択された文字の入力を受け付ける機能を備える電子機器である。電子機器1は、タッチパネルを備える少なくとも1つの表示部(表示装置)と、少なくとも1つの記憶部(記憶装置)と、少なくとも1つの制御部(制御装置)とを備えている。なお、電子機器1は、フリック操作などによる文字の入力を受け付ける任意の電子機器(例えば、スマートフォンおよびタブレット端末など)であってもよい。
まず、電子機器1の構成について、図1を用いて説明する。図1は、電子機器1の概略構成の一例を示すブロック図である。
電子機器1は、各種情報を表示する表示部2、電子機器1が使用する各種データを記憶する記憶部3、および電子機器1の各部を統括して制御する制御部10を備えている。
表示部2は、タッチパネル21および表示画面22を備えている。表示画面22にはタッチパネル21が重畳されており、表示部2は操作者によるタッチ操作を受け付けるユーザインタフェース(以下、UI)としても機能する。なお、本明細書において、「タッチ操作」とは、操作者の指およびスタイラスなどを表示画面22に接触させることによって行われる操作全般を意図している。すなわち、表示画面22に接触した状態を維持したまま、タッチの位置が変更される操作(例えば、フリック操作およびスライド操作など)も含んでいてもよい。
記憶部3は、UI変更操作リスト31を保持している。UI変更操作リスト31は、文字入力インタフェースの切り替えを指示する操作と、各操作に応じた文字入力インタフェースの切り替えルールを規定するリストである。文字入力インタフェースの切り替えを指示する操作を、以下では、UI変更操作(所定の操作)と呼称する。
制御部10は、文字入力制御部11および表示制御部19を備えている。さらに、文字入力制御部11は、タッチ位置取得部112、文字入力UI決定部113、文字決定部114、UI変更操作特定部115、および文字入力UI変更部116、を備えている。
タッチ位置取得部112は、タッチパネル21によってタッチが検出された位置(タッチの位置)、タッチ状態が解消された位置(すなわち、タッチが検出されなくなった位置)、およびタッチ状態が継続したままタッチの位置が移動した軌跡などを取得する。例えば、タッチ位置取得部112によって取得されたタッチの位置は、文字入力UI決定部113において利用され、タッチが検出されなくなった位置は、文字決定部114において利用される。また、タッチの位置の軌跡はUI変更操作特定部115において利用され得る。
文字入力UI決定部113は、タッチ位置取得部112によって取得されたタッチの位置が文字群選択インタフェースに含まれる文字群選択ボタンが表示されている位置であった場合、当該文字群選択ボタンに対応する文字を含む文字入力インタフェース(例えば、図2の文字入力インタフェースUI15)を表示する。
文字決定部114は、文字入力インタフェースのうちの1つの文字入力ボタンが表示されている位置でタッチが検出されなくなった場合、当該文字入力ボタンに対応する文字を入力する文字として決定する。
UI変更操作特定部115は、文字入力UI決定部113によって決定された文字入力インタフェースUI15(第1ユーザインタフェース)が表示されている間に行われたUI変更操作を、UI変更操作リスト31に基づいて特定する。ここで、UI変更操作とは、文字群選択ボタンの再選択を要求することなく、文字入力インタフェースを変更するための操作である。変更後の文字入力インタフェースは、文字入力UI決定部113が文字入力インタフェースを決定するために利用したタッチの位置に表示されている文字群選択ボタンに隣接する文字群選択ボタンに対応する文字群に含まれる各文字を示す複数の入力ボタンを含む文字入力インタフェースである。UI変更操作の詳細については、後に説明する。
文字入力UI変更部116は、UI変更操作特定部115によって特定されたUI変更操作に応じて、文字入力インタフェースを変更する。より具体的には、文字入力UI変更部116は、UI変更操作特定部115によって特定されたUI変更操作が行われたときに表示されている文字入力インタフェース(例えば、図2の文字入力インタフェースUI15)から、別の文字群選択ボタンに対応する文字を含む文字入力インタフェース(例えば、図2の文字入力インタフェースUI16)への変更を決定する。ここで、別の(すなわち、変更後の)文字入力インタフェースは、タッチを検出した位置に表示されている文字群選択ボタンUI11に隣接する文字群選択ボタンUI11に対応する文字群に含まれる各文字を示す複数の文字入力ボタンUI12を含む文字入力インタフェースUI16である。
表示制御部19は、操作者による文字の入力を受け付けるために、文字入力制御部11によってソフトウェア的に生成されたユーザインタフェースを表示画面22に表示させる。具体的には、表示制御部19は、文字群選択インタフェースUI10、文字入力インタフェースUI15、および、文字入力UI変更部116によって変更された文字入力インタフェースUI16を表示画面22に表示させる。また表示制御部19は、文字決定部114によって決定された文字を入力文字として表示画面22に表示させる。
(電子機器1における文字入力)
続いて、電子機器1におけるフリック入力による文字入力の様子を、図2を用いて説明する。図2は、電子機器1の動作例を示す図である。
図2の(a)は、操作者による文字入力を受け付ける状態の電子機器1の表示画面22の表示例を示している。図2の(a)に示すように、操作者による文字入力を受け付ける場合、表示画面22には、まず、文字群選択インタフェースUI10、および入力文字表示領域25が表示される。
例えば、図2の(a)に示す位置101において操作者によるタッチ操作が検出された場合、図2の(b)に示すように文字入力インタフェースUI15が表示される。「た」行の文字群に対応する文字群選択ボタンUI11が表示された位置へのタッチであるため、表示される文字入力インタフェースUI15は、「た」行に含まれる「た」〜「と」の各文字に対応する文字入力ボタンUI12を含んでいる。
ここで、位置101へのタッチは誤りであり、操作者が入力したい文字は「な」行に含まれる文字「ね」であった場合を例に挙げて説明する。文字「ね」は、文字入力インタフェースUI15において、「た」行の文字群に対応する文字群選択ボタンUI11の右隣に配された「な」行の文字群に含まれる文字である。
表示された文字入力インタフェースUI15を文字入力インタフェースUI16へと変更させるために、操作者は、現在表示されている文字入力インタフェースUI15へのタッチ状態を維持したまま、タッチ位置を矢印で示されたように移動させるUI変更操作を行う。ここで、UI変更操作は、文字入力インタフェースUI15において入力する文字を選択するときに行われる通常のフリック操作とは異なるタッチ位置の移動を含んでいる操作である。
図2の(b)に示すUI変更操作M1の場合、タッチしている位置101から、タッチ状態を維持したまま、「ち」が表示されている位置まで左方向に短い距離移動させ、続けて「て」が表示されている位置101aまで右方向に移動させる操作である。UI変更操作M1は、左方向の移動距離より右方向の移動距離の方が長い。通常のフリック操作の場合、上、下、左、および右のいずれか1方向へタッチしている位置が移動するのみであるのに対し、UI変更操作M1では、一度左に移動した後に右方向へ移動している。
文字入力ボタンUI12を選択させるための文字入力インタフェースUI15において「て」が表示されている位置101aは、文字群選択インタフェースUI10において、「な」行の文字群に対応する文字群選択ボタンUI11が表示されていた位置に相当する。
UI変更操作M1を行うことに応じて、図2の(c)に示すように、位置101aに、「な」行に含まれる「な」〜「の」の各文字に対応する文字入力ボタンUI12を含む文字入力インタフェースUI16(第2ユーザインタフェース)が表示される。そこで、操作者は、位置101aから、「ね」に対応する文字入力ボタンUI12が表示されている位置102aまでタッチ位置を移動させた後に、位置102aにてそのタッチ状態を解消するフリック操作Fにより(通常のフリック操作と同じ)、所望の文字「ね」を入力することができる。入力された文字「ね」は入力文字表示領域25に表示される。
位置101が操作者によってタッチされてから、位置102aにてタッチ状態が解消されるまで、タッチ状態は維持されている。位置101から位置101aへのタッチの移動はUI変更操作M1であり、位置101aから位置102aへの移動は公知のフリック操作と同じである。
なお、図2の(b)では、UI変更操作M1によって、実際にタッチした文字群選択ボタンUI11の右に隣接する文字群選択ボタンUI11をタッチしたときに表示される文字入力インタフェースUI16を表示させる場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、タッチしている位置101から、タッチ状態を維持したまま、「つ」が表示されている位置まで上方向に短い距離移動させ、続けて「と」が表示されている位置まで下方向に移動させる操作によって、「ま」行の文字群に対応する文字群選択ボタンUI11を表示させることができる。
このように、フリック操作による文字入力において、操作者が誤った位置をタッチしてしまい、意図しない文字入力インタフェースUI15が表示された場合であっても、簡単かつ直観的なUI変更操作によって、文字入力インタフェースUI15から所望の文字が含まれる文字入力インタフェースUI16へと変更することができる。
(UI変更操作の他の例)
UI変更操作の他の例について、図3を用いて説明する。図3は、文字入力インタフェースUI15の切り替えを指示するためのUI変更操作の例を示す図である。
図3の(a)に示すUI変更操作M2は、タッチしている位置101から、タッチ状態を維持したまま、左方向に短い距離移動させ、続けて「て」が表示されている位置101aまで右方向に移動させる操作である。
UI変更操作M2を行うことに応じて、図3の(b)に示すように、位置101aに、「な」行に含まれる「な」〜「の」の各文字に対応する文字入力ボタンUI12を含む文字入力インタフェースUI16が表示される。
次に、操作者は、図3の(b)に示すように、位置101aから、「ね」に対応する文字入力ボタンUI12が表示されている位置102aまでタッチ位置を移動させた後に、位置102aにてそのタッチ状態を解消するフリック操作Fを行う。これにより、操作者は、所望の文字「ね」を入力することができる。入力された文字「ね」は入力文字表示領域25に表示される。
位置101へのタッチは誤りであり、操作者が入力したい文字は「ま」行に含まれる文字「め」であった場合について、図3の(c)および(d)を用いて説明する。この場合に用いられるUI変更操作M3は、タッチしている位置101から、タッチ状態を維持したまま、上方向に短い距離移動させ、続けて「と」が表示されている位置101aまで下方向に移動させる操作である。
UI変更操作M3を行うことに応じて、図3の(d)に示すように、位置101aに、「ま」行に含まれる「ま」〜「も」の各文字に対応する文字入力ボタンUI12を含む文字入力インタフェースUI16が表示される。
次に、操作者は、図3の(d)に示すように、位置101aから、「め」に対応する文字入力ボタンUI12が表示されている位置102aまでタッチ位置を移動させた後に、位置102aにてそのタッチ状態を解消するフリック操作Fを行う。これにより、操作者は、所望の文字「め」を入力することができる。入力された文字「め」は入力文字表示領域25に表示される。
このように、電子機器1において、表示されている文字群選択インタフェースUI10において、誤って隣接する文字群選択ボタンUI11をタッチしてしまい、所望の文字を含まない文字入力インタフェースUI15が表示された場合であっても、操作者は、直観的かつ簡便な所定のUI変更操作M1〜M3を行うことにより、所望の文字を含む文字入力インタフェースUI16を表示させることができる。
所定のUI変更操作M1〜M3は、文字入力インタフェースUI15の表示中に、以下の(1)および(2)の2つの操作をこの順序で組み合わせた操作である。
(1)第1操作:タッチ状態を維持したまま、第1の方向へタッチ位置を移動させる操作。ここで、第1の方向とは、文字群選択インタフェースUI10において実際にタッチされた文字群選択ボタンUI11から、該文字群選択ボタンUI11に隣接する文字群選択ボタンUI11であって、操作者が所望の文字を入力する場合に本来タッチされるべき文字群選択ボタンUI11への方向とは反対の方向である。
(2)第2操作:上記第1の操作に続いて、タッチ状態を維持したまま、第2の方向へタッチ位置を移動させる操作。ここで、第2の方向とは、文字群選択インタフェースUI10において実際にタッチされた文字群選択ボタンUI11から、該文字群選択ボタンUI11に隣接する文字群選択ボタンUI11であって、操作者が所望の文字を入力する場合に本来タッチされるべき文字群選択ボタンUI11への方向である。
(電子機器1が行う処理)
次に、電子機器1が行う処理の流れの一例について、図4を用いて説明する。図4は、電子機器1の処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、ここでは、文字入力インタフェースの切り替えを指示するためのUI変更操作として、図2に示すUI変更操作M1が使用された場合を例に挙げて説明するが、これに限定されない。
操作者によって所定の文字入力受付開始ボタン(図示せず)へのタッチを検知した場合、表示制御部19は、表示画面22に文字群選択インタフェースUI10を表示させる(ステップS11;第1表示工程)。
ここで、タッチパネル21によってタッチが検出された場合(ステップS12にてYES)、タッチ位置取得部112は、タッチパネル21によって検出されたタッチの位置を取得する。文字入力UI決定部113は、取得されたタッチの位置の文字群選択ボタンUI11に対応する文字入力インタフェースUI15を決定する。表示制御部19は、決定された文字入力インタフェースUI15を表示画面22に表示させる(ステップS13;第2表示工程)。一方、タッチが検知されなかった場合、タッチが検知されるまで待機する(ステップS12でNO)。
続いて、タッチ位置取得部112は、タッチが継続しているか否かを判定する(ステップS14)。タッチ状態が継続していない場合(ステップS14にてNO)、すなわち、文字入力インタフェースUI15に含まれるいずれかの文字入力ボタンUI12の位置でタッチ状態が解消された場合、文字決定部114は、タッチ状態が解消された位置に基づいて、入力文字を決定する(ステップS19)。
一方、タッチ状態が継続している場合(ステップS14にてYES)、UI変更操作特定部115は、まず、タッチされている文字入力インタフェースUI15の文字入力ボタンUI12が3回変更されたか否かを判定する(ステップS15)。文字入力ボタンUI12の変更が3回未満である場合(ステップS15にてNO)、表示制御部19は、現在のタッチ位置に表示されている文字の文字入力ボタンUI12の表示を変更する(ステップS16)。この表示の変更は、例えば、当該文字入力ボタンUI12の背景色を変えたり、当該文字入力ボタンUI12の枠線を太くしたりすることであってもよい。このように表示を変更することによって、現在のタッチ状態が解消されたときに当該文字入力ボタンUI12に対応する文字が入力されることを操作者に認識させることができる。ステップS16の後、処理はステップ14に戻る。
文字入力ボタンUI12が3回変更された場合(ステップS15にてYES)、UI変更操作特定部115は、文字入力インタフェースUI15の中央の文字入力ボタンUI12、および該中央の文字入力ボタンUI12と隣接する文字入力ボタンUI12のうち、該中央の文字入力ボタンUI12、および該中央の文字入力ボタンUI12を挟む2つの文字入力ボタンUI12へのタッチが検出されたか否かを判定する。例えば、タッチ状態を維持したまま、文字入力ボタンUIのうち、下記の(i)〜(iii)の文字入力ボタンUI12が、この順序でタッチされたか否かを判定する。(i)中央の文字入力ボタンUI12に隣接する文字入力ボタンUI12(1回目の変更)。(ii)中央の文字入力ボタンUI12(2回目の変更)。(iii)(i)の文字入力ボタンUI12とは反対側において中央の文字入力ボタンUI12と隣接する文字入力ボタンUI12(3回目の変更)。上記の(i)〜(iii)の文字入力ボタンUI12が順にタッチされた場合(ステップS17にてYES)、UI変更操作特定部115は、UI変更操作M1が行われたと判定し、UI変更操作M1に応じた文字入力インタフェースUI16を決定する。表示制御部19は、表示画面22に文字入力インタフェースUI16を表示させる(ステップS18;第3表示工程)ステップS18の後、処理はステップ14に戻る。
上記の(i)〜(iii)の文字入力ボタンUI12が、この順にタッチされていない場合(ステップS17にてNO)、表示制御部19は、現在のタッチ位置に表示されている文字の文字入力ボタンUI12の表示を変更する(ステップS16)。ステップS16の後、処理はステップ14に戻る。
タッチ位置取得部112は、タッチが継続しているか否かを判定する(ステップS14)。タッチ状態が継続していない場合(ステップS14にてNO)、すなわち、文字入力インタフェースUI15に含まれるいずれかの文字入力ボタンUI12の位置でタッチ状態が解消された場合、文字決定部114は、タッチ状態が解消された位置に基づいて、入力文字を決定する(ステップS19)。表示制御部19は、決定された入力文字を入力文字表示領域25に表示させる(ステップS20;入力工程)。
なお、上記のステップS15およびステップS17に示す工程では、UI変更操作特定部115が、UI変更操作M2およびM3が行われたことを判定することができない。そこで、例えば、タッチ位置取得部112がタッチ位置の軌跡を取得する機能を有しており、UI変更操作特定部115は、取得されたタッチ位置の軌跡が所定のUI変更操作M2およびM3に該当する軌跡か否かを判定する構成とすればよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(電子機器1aの構成)
本実施形態に係る電子機器1aの構成について、図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態2に係る電子機器1aの概略構成の一例を示すブロック図である。
電子機器1aは、筐体の傾きが、位置101においてタッチを検知したときから所定の角度以上変更される操作をUI変更操作として用いる点で、電子機器1と異なっている。
電子機器1aは、電子機器1aの筐体の傾きを検知することが可能なセンサを備えるセンサ部4を備えている。このようなセンサとしては、ジャイロセンサ41、加速度センサ42、および地磁気センサ43などが挙げられる。図5に示す電子機器1aは、ジャイロセンサ41、加速度センサ42、および地磁気センサ43を備える構成を示しているが、これらのうちの少なくとも1つを備えていればよい。
UI変更操作特定部115は、文字入力UI決定部113によって決定された文字入力インタフェースが表示されている間に行われたUI変更操作を、UI変更操作リスト31に基づいて特定する。
(UI変更操作の例)
電子機器1aの筐体を所定の角度以上傾けることによって行われるUI変更操作のいくつかの例を図6に示す。図6は、文字入力インタフェースUI15の切り替えを指示するための操作の例を示すUI変更操作の例を示す図である。
図6の(a)は、操作者が、表示部2の表示画面22を見ている状態のまま、電子機器1aの筐体が水平に左または右に振られることによって筐体の傾きが所定の角度以上変更された例を示している。ここで、所定の角度とは、文字の入力を受け付けている場合に、通常検出されない筐体の傾きの角度(例えば、30°)を意図している。
文字入力UI決定部113によって決定された文字入力インタフェースが表示されている間に、図6の(a)の右側に示すような筐体の傾きの変化をセンサ部4から取得した場合、UI変更操作特定部115は、この筐体の傾きの変化をUI変更操作として特定する。そして、このUI変更操作によって筐体が傾けられた方向に応じて、操作者が実際にタッチした文字群選択ボタンUI11の右、または左に隣接する文字群選択ボタンUI11をタッチしたときに表示される文字入力インタフェースUI16を表示させる。
図6の(b)は、操作者が、表示画面22を見ている状態から、電子機器1aの表示画面を下に向けたり、上に向けたりすることによって筐体の傾きが所定の角度以上変更された例を示している。
図6の(b)に示すUI変更操作によって筐体が傾けられた方向に応じて、例えば、操作者が実際にタッチした文字群選択ボタンUI11の上、または下に隣接する文字群選択ボタンUI11をタッチしたときに表示される文字入力インタフェースUI16を表示させる。
図6の(c)は、立位あるいは座位の操作者が、表示画面22を見ている状態から、電子機器1aの表示画面を左に向けたり、右に向けたりすることによって筐体の傾きが所定の角度以上変更された例を示している。
図6の(c)に示すUI変更操作によって筐体が傾けられた方向に応じて、例えば、操作者が実際にタッチした文字群選択ボタンUI11の左、または右に隣接する文字群選択ボタンUI11をタッチしたときに表示される文字入力インタフェースUI16を表示させる。
(電子機器1aにおける文字入力)
電子機器1aにおけるフリック入力による文字入力の様子を、図7を用いて説明する。図7は、電子機器1aの動作例を示す図である。
図7の(a)に示すように、位置101にてタッチが検出され、文字入力インタフェースUI15が表示されている間に、UI変更操作によって電子機器1aの筐体が右に傾けられた場合、図7の(b)に示すように、操作者が実際にタッチした文字群選択ボタンUI11の右に隣接する文字群選択ボタンUI11をタッチしたときに表示される文字入力インタフェースUI16が表示される。
図7の(c)に示すように、位置101にてタッチが検出され、文字入力インタフェースUI15が表示されている間に、UI変更操作によって電子機器1aの筐体が図6の(b)に示すような方向に傾けられた場合、図7の(d)に示すように、操作者が実際にタッチした文字群選択ボタンUI11の下に隣接する文字群選択ボタンUI11をタッチしたときに表示される文字入力インタフェースUI16が表示される。
なお、文字入力インタフェースUI15が表示されている間、操作者によるタッチは継続している。
このように、操作者が誤った位置101をタッチしてしまい、意図しない文字しか選択できない文字入力インタフェースUI15が表示された場合であっても、簡単かつ直観的な操作によって所望の文字を含む文字入力インタフェースUI16を表示させて、所望の文字を入力することができる。
(電子機器1aが行う処理)
次に、電子機器1aが行う処理の流れの一例について、図8を用いて説明する。図8は、電子機器1aの処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した工程と同様の処理を行う工程については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
ステップS13において、文字入力インタフェースを表示させた後、タッチ状態が継続している場合(ステップS14にてYES)、UI変更操作特定部115は、電子機器1aの筐体の傾きの変化が所定の角度以上か否かを判定する(ステップS25)。電子機器1aの筐体の傾きの変化が所定の角度以上ではない場合(ステップS25にてNO)、表示制御部19は、現在のタッチ位置に表示されている文字の文字入力ボタンUI12を表示変更する(ステップS16)。ステップS16の後、処理はステップ14に戻る。
電子機器1aの筐体の傾きの変化が所定の角度以上である場合(ステップS25にてYES)、UI変更操作特定部115は、UI変更操作が行われたと判定し、電子機器1aの筐体の傾きの変化方向に応じた文字入力インタフェースUI16を決定する。表示制御部19は、表示画面22に文字入力インタフェースUI16を表示させる(ステップS28;第3表示工程)ステップS18の後、処理はステップ14に戻る。
タッチ位置取得部112は、タッチが継続しているか否かを判定する(ステップS14)。タッチ状態が継続していない場合(ステップS14にてNO)、すなわち、文字入力インタフェースUI15に含まれるいずれかの文字入力ボタンUI12の位置でタッチ状態が解消された場合、文字決定部114は、タッチ状態が解消された位置に基づいて、入力文字を決定する(ステップS19)。表示制御部19は、決定された入力文字を入力文字表示領域25に表示させる(ステップS20;入力工程)。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図9および図10を用いて、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
文字群選択インタフェースUI10において、操作者が誤って意図しない文字群選択ボタンUI11をタッチしてしまう場合、文字群選択ボタンUI11の中央ではなく、文字群選択ボタンUI11の辺縁領域R11(図11参照)にタッチすると想定される。そこで、本実施形態に係る電子機器1bは、文字群選択インタフェースUI10の文字群選択ボタンUI11の周縁領域に対するタッチを検出した場合にのみ、上述の実施形態のような文字入力インタフェースの切り替え操作を受け付ける。
(電子機器1bの構成)
図9は、電子機器1bの概略構成の一例を示すブロック図である。なお、図9には、図5に示す電子機器1aと同様に、センサ部4を備え、筐体の傾きが、タッチを検知したときから所定の角度以上変更されたことに応じて文字入力インタフェースの切り替える電子機器1bを例に挙げて説明する。なお、図2および図3に示されたUI変更操作M1〜M3に応じて文字入力インタフェースの切り替えを行う場合、電子機器1bにおいてセンサ部4は必須の構成ではない。
電子機器1bの文字入力制御部11bは、辺縁判定部117をさらに備えている点で、電子機器1および1aの文字入力制御部11と異なっている。
辺縁判定部117は、タッチ位置取得部112によって取得されたタッチの位置が、文字群選択インタフェースUI10に含まれる各文字群選択ボタンUI11に設定された辺縁領域R11に対応する位置か否かを判定する。辺縁判定部117は、文字群選択ボタンUI11の辺縁領域R11に対応する位置へのタッチであると判定した場合、UI変更操作特定部115に対してUI変更操作を受け付けるように指示する。一方、文字群選択ボタンUI11の辺縁領域R11に対応する位置へのタッチではないと判定した場合、UI変更操作特定部115に対して、UI変更操作に応じて文字入力インタフェースの切り替えを行わないように指示する。
(文字群選択ボタンUI11の辺縁領域R11の例)
図10は、文字群選択インタフェースUI10に含まれる各文字群選択ボタンUI11に設定された辺縁領域R11の一例を示す図である。なお、辺縁領域R11は、各文字群選択ボタンUI11について所定の幅(例えば、文字群選択ボタンUI11の全幅の25%)を有する帯状の領域として設定され得る。
辺縁判定部117は、操作者によるタッチが検出された位置101が、文字群選択ボタンUI11の辺縁領域R11に該当すると判定された場合、UI変更操作特定部115に対してUI変更操作を受け付けるように指示する。
このように、電子機器1bは、操作者が誤って意図しない文字群選択ボタンUI11をタッチしてしまった可能性が高い場合にのみ、文字入力インタフェースを切り替えるためのUI変更操作を受け付ける。
〔ソフトウェアによる実現例〕
電子機器1、1a、1bの制御ブロック(特に制御部10、10a)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、電子機器1、1a、1bは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明の各態様に係る電子機器は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記電子機器が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記電子機器をコンピュータにて実現させる電子機器の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、1a、1b 電子機器
UI10 文字群選択インタフェース
UI11 文字群選択ボタン(選択ボタン)
UI12 文字入力ボタン
UI15 文字入力インタフェース(第1ユーザインタフェース)
UI16 文字入力インタフェース(第2ユーザインタフェース)
S11 第1表示工程
S13 第2表示工程
S18、S28 第3表示工程
S20 入力工程

Claims (8)

  1. 操作者によって選択された文字の入力を受け付ける電子機器であって、
    タッチパネルを備える少なくとも1つの表示装置と、少なくとも1つの記憶装置と、少なくとも1つの制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    複数の文字をそれぞれ含む複数の文字群のうちの1つを選択させるための複数の選択ボタンを前記表示装置の表示画面に表示させ、
    前記複数の選択ボタンのうちの1つに対する前記操作者によるタッチを検出したことに応じて、前記タッチされた選択ボタンに対応する前記文字群に含まれる各文字を示す複数の入力ボタンを含む第1ユーザインタフェースを、前記タッチが検出された位置に表示させ、
    前記第1ユーザインタフェースが表示されている間に、前記操作者による所定の操作を検出したことに応じて、前記タッチされた選択ボタンに隣接する前記選択ボタンに対応する文字群に含まれる各文字を示す複数の入力ボタンを含む第2ユーザインタフェースを前記第1ユーザインタフェースの代わりに表示させ、
    前記第2ユーザインタフェースに含まれる前記複数の入力ボタンのうち、前記表示画面に対する前記操作者によるタッチが検出されなくなった位置に表示されている前記入力ボタンが示す文字の入力を受け付ける
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 前記所定の操作は、前記操作者による前記表示画面へのタッチが継続している間になされる操作である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記所定の操作は、前記第1ユーザインタフェースにおいて検出される前記操作者によるタッチの位置の軌跡が所定のパターンを示す操作である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記所定の操作は、前記電子機器の筐体の傾きが、前記タッチを検知したときから所定の角度以上変更される操作である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記選択ボタンの周縁領域に対するタッチを検出した場合に、前記第2ユーザインタフェースを表示させる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 操作者によって選択された文字の入力を受け付ける電子機器の制御方法であって、
    複数の文字をそれぞれ含む複数の文字群のうちの1つを選択させるための複数の選択ボタンを表示装置の表示画面に表示させる第1表示工程と、
    前記複数の選択ボタンのうちの1つに対する前記操作者によるタッチを検出したことに応じて、前記タッチされた選択ボタンに対応する前記文字群に含まれる各文字を示す複数の入力ボタンを含む第1ユーザインタフェースを、前記タッチが検出された位置に表示させる第2表示工程と、
    前記第1ユーザインタフェースが表示されている間に、前記操作者による所定の操作を検出したことに応じて、前記タッチされた選択ボタンに隣接する前記選択ボタンに対応する文字群に含まれる各文字を示す複数の入力ボタンを含む第2ユーザインタフェースを前記第1ユーザインタフェースの代わりに表示させる第3表示工程と、
    前記第2ユーザインタフェースに含まれる前記複数の入力ボタンのうち、前記表示画面に対する前記操作者によるタッチが検出されなくなった位置に表示されている前記入力ボタンが示す文字の入力を受け付ける入力工程と、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、前記電子機器としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
  8. 請求項7に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2018238834A 2018-12-20 2018-12-20 電子機器、電子機器の制御方法、制御プログラム、記録媒体 Pending JP2020101934A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018238834A JP2020101934A (ja) 2018-12-20 2018-12-20 電子機器、電子機器の制御方法、制御プログラム、記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018238834A JP2020101934A (ja) 2018-12-20 2018-12-20 電子機器、電子機器の制御方法、制御プログラム、記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020101934A true JP2020101934A (ja) 2020-07-02

Family

ID=71139618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018238834A Pending JP2020101934A (ja) 2018-12-20 2018-12-20 電子機器、電子機器の制御方法、制御プログラム、記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020101934A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5917805B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP4818036B2 (ja) タッチパネル制御装置およびタッチパネル制御方法
US20100207870A1 (en) Device and method for inputting special symbol in apparatus having touch screen
EP1835385A2 (en) Method and device for fast access to application in mobile communication terminal
JP5556398B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2013238935A (ja) 入力装置、入力装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体
US20150091804A1 (en) Technique for improving operability in switching character types in software keyboard
JP2012141869A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP2008065504A (ja) タッチパネル制御装置およびタッチパネル制御方法
JP2014238725A (ja) 情報処理装置および制御プログラム
EP3457672B1 (en) Portable electronic device, touch operation processing method, and program
KR20090130455A (ko) 그래픽 키패드, 그래픽 키패드의 키 배열 변경 방법,그래픽 키패드를 이용한 패스워드 인증방법
JP5628991B2 (ja) 表示装置、表示方法、及び表示プログラム
JP2014016743A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および情報処理装置の制御プログラム
EP2818984B1 (en) Touch panel input device and control method for same
JP7305976B2 (ja) 表示装置、及び表示制御プログラム
WO2013047023A1 (ja) 表示装置、表示方法およびプログラム
JP2014195202A (ja) シンボル入力装置及びプログラム
JP2020101934A (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、制御プログラム、記録媒体
JP2010122795A (ja) 電子機器及びその制御方法
JP2003345511A (ja) タッチパネル付き画像記録再生装置
JPWO2018179552A1 (ja) タッチパネル装置を備えた分析装置、その表示制御方法、及びプログラム
JP6253945B2 (ja) 画像表示装置
JP5245708B2 (ja) 文字入力装置、文字入力方法及び文字入力プログラム
JP5984721B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム