JP2020101739A - 用紙銘柄管理システム、画像形成装置、用紙銘柄管理方法およびプログラム - Google Patents

用紙銘柄管理システム、画像形成装置、用紙銘柄管理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】使用された用紙の銘柄と精度良く一致する銘柄を、用紙の発注を行うことができる管理装置に登録することができる用紙銘柄管理システム等を提供する。
【解決手段】画像形成装置1または外部に備えられた記憶手段2に、用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられた用紙情報が予め記憶されている。画像形成装置1に備えられた特性検出手段15により、用紙の特性が検出されると、検出された用紙の特性が記憶手段2に記憶された用紙情報における特性と一致する一個または複数個の用紙銘柄が抽出される。そして、抽出された用紙銘柄が、用紙の使用状況を用紙の銘柄毎に管理するとともに、使用状況に応じてその銘柄の用紙を発注可能な管理・発注手段3に登録される。
【選択図】図3

Description

この発明は、複写機、プリンタあるいはMFP(Multifunction Peripheral)と称される多機能デジタル複合機等の画像形成装置で使用される用紙の銘柄を管理するとともに発注が可能な用紙銘柄管理システム、画像形成装置、用紙銘柄管理方法及びプログラムに関する。
上記のような画像形成装置で使用される用紙の使用量を管理装置で管理するとともに、使用量が所定値に達すると、該当する銘柄の用紙を自動発注するシステムが、従来より知られている。このシステムでは、新たな用紙を使用する場合、管理装置に用紙の銘柄を予め登録しておく必要があるが、従来では、ユーザーが、使用する用紙の銘柄等を参照して手動で登録を行っていた。
しかし、ユーザーによって手動で新たな用紙の登録を行う際に、登録する銘柄に誤りがあった場合、本来発注したい用紙とは別の用紙が発注されてしまうという可能性がある。
一方、用紙の特性に最適な印刷条件で印刷するために、光学センサ等を使用して用紙の特性を判別する技術が考えられている。特許文献1には、光学センサを用いて検出した測定データを、データベースと照合し、その差分から適合率を算出し、その値が最大になる銘柄を検出した用紙の銘柄と判別し、最適な現像および転写条件を決める技術が提案されている。また、特許文献2には、銘柄判別のために種々のセンサを使って判別することが記載されている。
特開2015−34810号公報 特開2014−117922号公報
しかし、特許文献1の技術では、現像及び転写の条件を求める場合には、用紙銘柄が実際に使用された用紙銘柄と異なる場合でも、適合率が最大になるものを使用された銘柄として選出するため、ほぼ同じ特性の用紙銘柄を判別することで最適に近い条件で印字を行うことができるが、用紙を発注する場合は、用紙銘柄は精度良く一致していなければ正しく発注を行えない。
また、特許文献2の技術によっても、用紙銘柄を高精度に判別することはできず、適正な用紙発注を行うことが難しい。
このように、従来では、使用された用紙の銘柄と一致する銘柄を、用紙の発注を行うことができる管理装置に登録することについて、精度の点で問題があった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、使用された用紙の銘柄と精度良く一致する銘柄を、用紙の発注を行うことができる管理装置に登録することができる用紙銘柄管理システム、画像形成装置、用紙銘柄管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的は、以下の手段によって達成される。
(1)画像形成装置に備えられ、用紙の特性を検出する特性検出手段と、画像形成装置または外部に備えられ、用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられた用紙情報を記憶する記憶手段と、画像形成装置または外部に備えられ、前記特性検出手段により検出された用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致する一個または複数個の用紙銘柄を抽出する抽出手段と、画像形成装置または外部に備えられ、用紙の使用状況を用紙の銘柄毎に管理するとともに、使用状況に応じてその銘柄の用紙を発注可能な管理・発注手段と、画像形成装置または外部に備えられ、前記抽出手段により抽出された用紙銘柄を前記管理・発注手段に登録させる登録手段と、を備えたことを特徴とする用紙銘柄管理システム。
(2)前記抽出手段により抽出された用紙銘柄をユーザーに通知する通知手段を備え、前記登録手段は、前記通知手段により通知された用紙銘柄の中からユーザーによって選択された用紙銘柄を前記管理・発注手段に登録する前項1に記載の用紙銘柄管理システム。
(3)前記抽出手段により用紙銘柄が一意に抽出される場合、前記登録手段はその用紙銘柄を前記管理・発注手段に登録する前項1に記載の用紙銘柄管理システム。
(4)前記抽出手段は、検出された用紙の特性と前記用紙情報との比較の結果、一致する用紙銘柄を抽出できなかった場合、用紙の特性毎に重み付けをした値から算出した値が、一致する用紙銘柄であると判定する閾値を上回っている用紙銘柄を、前記用紙の用紙銘柄として抽出する前項1〜3のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
(5)前記抽出手段は、用紙の特性毎に重み付けをした値から算出した値が大きい順に用紙銘柄をユーザーに通知する前項2〜4のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
(6)前記重み付けの係数は、前記特性検出手段の検出精度によって決定される前項4または5に記載の用紙銘柄管理システム。
(7)用紙のサイズを検出する用紙サイズ検出手段を備え、前記抽出手段は、検出された用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致し、かつサイズが前記用紙サイズ検出手段により検出された用紙のサイズと一致する用紙の用紙銘柄を抽出する前項1〜6のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
(8)用紙の特性は、用紙銘柄毎の用紙サイズ、坪量、紙厚、光沢度、平滑度、反射率、透過率、白色度のうちの少なくとも一つである前項1〜7のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
(9)前記管理・発注手段には用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられた登録情報が登録されており、前記抽出手段は、前記特性検出手段により検出された用紙の特性が前記登録情報における特性と全て一致する用紙銘柄を抽出し、全て一致する用紙銘柄が抽出された場合、その用紙銘柄は前記管理・発注手段に登録されていると判定する判定手段を備えている前項1〜8のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
(10)前記抽出手段により、全て一致する用紙銘柄が抽出されなかった場合、前記判定手段は、前記管理・発注手段に用紙銘柄が登録されていないと判定する前項9に記載の用紙銘柄管理システム。
(11)前記抽出手段は、全て一致する用紙銘柄が抽出されなかった場合、用紙の特性毎に重み付けをした値から算出した値が、一致する用紙銘柄であると判定する閾値を上回っている用紙銘柄の抽出を行い、抽出された場合、前記判定手段は、抽出された用紙銘柄が前記管理・発注手段に登録されていると判定し、抽出されなかった場合、前記判定手段は、用紙銘柄が前記管理・発注手段に登録されていないと判定する前項9に記載の用紙銘柄管理システム。
(12)前記判定手段により、前記管理・発注手段に用紙銘柄が登録されていないと判定された場合、前記管理・発注手段への登録の要否をユーザーに通知する前項10または11に記載の用紙銘柄管理システム。
(13)前記記憶手段には、前記用紙銘柄と関連付けて用紙銘柄の購入履歴情報も記憶され、前記抽出手段は、用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致し、かつ購入実績のある用紙の用紙銘柄を優先してユーザーに通知する前項2に記載の用紙銘柄管理システム。
(14)前記特性検出手段は複数個備えられるとともに、特性検出手段毎に優先順位が設定されており、前記抽出手段は、前記優先順位の高い特性検出手段で検出された用紙の特性の特性に基づいて用紙銘柄を抽出すると共に、抽出結果に基づいて他の特性検出手段の優先順位を入れ替えて抽出を行う前項1〜13のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
(15)前記特性検出手段は複数個備えられるとともに、特性検出手段毎に優先順位が設定されており、前記抽出手段は、前記優先順位の高い特性検出手段で検出された用紙の特性に基づいて用紙銘柄を抽出すると共に、抽出結果に基づいて他の特性検出手段の重み付けの係数を決定して抽出を行う前項1〜13のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
(16)用紙の特性を検出する特性検出手段と、用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられて自装置または外部の記憶手段に記憶された用紙情報を用い、前記特性検出手段により検出された用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致する一個または複数個の用紙銘柄を抽出する抽出手段と、自装置または外部に備えられた管理・発注手段であって、用紙の使用状況を用紙の銘柄毎に管理するとともに、使用状況に応じてその銘柄の用紙を発注可能な管理・発注手段に、前記抽出手段により抽出された用紙銘柄を登録するための登録手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(17)画像形成装置に備えられた特性検出手段が実行する、用紙の特性を検出する特性検出ステップと、用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられて画像形成装置または外部の記憶手段に記憶された用紙情報を用い、画像形成装置または外部に備えられた抽出手段が実行する抽出ステップであって、前記特性検出ステップにおいて検出された用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致する一個または複数個の用紙銘柄を抽出する抽出ステップと、画像形成装置または外部に備えられた管理・発注手段が実行する、用紙の使用状況を用紙の銘柄毎に管理するとともに、使用状況に応じてその銘柄の用紙を発注する管理ステップと、画像形成装置または外部に備えられた登録手段が実行する、前記抽出ステップにより抽出された用紙銘柄を前記管理・発注手段に登録させる登録ステップと、を備えたことを特徴とする用紙銘柄管理システムにおける用紙銘柄管理方法。
(18)用紙の特性を検出する特性検出ステップと、用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられて画像形成装置または外部の記憶手段に記憶された用紙情報を用い、前記特性検出ステップにより検出された用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致する一個または複数個の用紙銘柄を抽出する抽出ステップと、画像形成装置または外部に備えられ、登録された銘柄の用紙の使用状況を管理するとともに、使用状況に応じてその銘柄の用紙を発注可能な管理・発注手段に、前記抽出ステップにより抽出された用紙銘柄を登録させる登録ステップと、を画像形成装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、画像形成装置または外部に備えられた記憶手段に、用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられた用紙情報が予め記憶されている。画像形成装置に備えられた特性検出手段により、用紙の特性が検出されると、検出された用紙の特性が記憶手段に記憶された用紙情報における特性と一致する一個または複数個の用紙銘柄が抽出される。そして、抽出された用紙銘柄が、用紙の使用状況を用紙の銘柄毎に管理するとともに、使用状況に応じてその銘柄の用紙を発注可能な管理・発注手段に登録される。
つまり、画像形成装置で検出された用紙の特性が、データベースとしての記憶手段に記憶されている用紙情報と比較されるから、特性が一致する用紙銘柄が管理・発注手段に登録されることになり、使用された用紙の銘柄と精度高く一致する用紙銘柄を管理・発注手段に登録することができ、適正な管理および発注を行うことができる。
前項(2)に記載の発明によれば、抽出された用紙銘柄がユーザーに通知されるとともに、通知された用紙銘柄の中からユーザーによって選択された用紙銘柄が管理・発注手段に登録されるから、通知された用紙銘柄をユーザーが確認して適正な用紙銘柄を登録することができる。
前項(3)に記載の発明によれば、用紙銘柄が一意に抽出される場合はその用紙銘柄が管理・発注手段に登録される。
前項(4)に記載の発明によれば、特性と前記用紙情報との比較の結果、一致する用紙銘柄が抽出されなかった場合、用紙の特性毎に重み付けをした値から算出した値が、一致する用紙銘柄であると判定する閾値を上回っている用紙銘柄が抽出されるから、特性が検出された用紙の銘柄と一致する可能性の高い用紙銘柄を、管理・発注手段に登録することができる。
前項(5)に記載の発明によれば、用紙の特性毎に重み付けをした値から算出した値が大きい順に用紙銘柄がユーザーに通知されるから、ユーザーによる用紙銘柄の確認作業や選択作業が楽になる。
前項(6)に記載の発明によれば、特性検出手段の検出精度に応じた重み付けの係数を決定することができる。
前項(7)に記載の発明によれば、用紙の特性が用紙情報における特性と一致し、かつ用紙サイズ検出手段により検出された用紙のサイズが一致する用紙の用紙銘柄が抽出されるから、より高い精度で用紙銘柄を抽出することができる。
前項(8)に記載の発明によれば、用紙情報における用紙の特性として、用紙銘柄毎の用紙サイズ、坪量、紙厚、光沢度、平滑度、反射率、透過率、白色度のうちの少なくとも一つが記憶され、特性検出手段で検出された用紙の特性と比較照合される。
前項(9)に記載の発明によれば、特性検出手段により検出された用紙の特性が、管理・発注手段に登録情報として登録されている用紙情報における特性と全て一致する用紙銘柄が抽出された場合、その用紙銘柄は既に管理・発注手段に登録されていると判定されるから、抽出された用紙銘柄を管理・発注手段に再度登録する必要はない。
前項(10)に記載の発明によれば、全て一致する用紙銘柄が抽出されなかった場合、管理・発注手段に用紙銘柄が登録されていないと判定されるから、より確度の高い用紙銘柄のみを登録することができる。
前項(11)に記載の発明によれば、全て一致する用紙銘柄が抽出されなかった場合、用紙の特性毎に重み付けをした値から算出した値が、一致する用紙銘柄であると判定する閾値を上回っている用紙銘柄の抽出を行い、抽出された場合、抽出された用紙銘柄が管理・発注手段に登録されていると判定され、抽出されなかった場合は用紙銘柄が登録されていないと判定される。
前項(12)に記載の発明によれば、管理・発注手段に用紙銘柄が登録されていないと判定された場合、管理・発注手段への登録の要否がユーザーに通知されるから、ユーザーは必要に応じて用紙銘柄の登録操作を行うことができる。
前項(13)に記載の発明によれば、記憶手段には、用紙銘柄と関連付けて用紙銘柄の購入履歴情報も記憶され、用紙銘柄の抽出時には、用紙の特性が用紙情報における特性と一致し、かつ購入実績のある用紙銘柄が優先的に通知される。
前項(14)に記載の発明によれば、特性検出手段は複数個備えられるとともに、特性検出手段毎に優先順位が設定されており、優先順位の高い特性検出手段で検出された用紙の特性の特性に基づいて用紙銘柄が抽出され、抽出結果に基づいて他の特性検出手段の優先順位を入れ替えて抽出が行われるから、特性検出手段の最適な優先順位に従って用紙銘柄の抽出が行われ、ひいてはより精度の高い用紙銘柄の抽出を行うことができる。
前項(15)に記載の発明によれば、特性検出手段は複数個備えられるとともに、特性検出手段毎に優先順位が設定されており、優先順位の高い特性検出手段で検出された用紙の特性の特性に基づいて用紙銘柄が抽出され、抽出結果に基づいて他の特性検出手段の重み付けの係数を決定して抽出が行われるから、より精度の高い用紙銘柄の抽出を行うことができる。
前項(16)に記載の発明によれば、自装置で検出された用紙の特性が、データベースとしての記憶手段に記憶されている用紙情報と比較されるから、特性が一致する用紙銘柄が管理・発注手段に登録されることになり、使用された用紙の銘柄と精度高く一致する用紙銘柄を管理・発注手段に登録することができる画像形成装置となる。
前項(17)に記載の発明によれば、画像形成装置で検出された用紙の特性が、データベースとしての記憶手段に記憶されている用紙情報と比較されるから、特性が一致する用紙銘柄が管理・発注手段に登録されることになり、使用された用紙の銘柄と精度高く一致する用紙銘柄を管理・発注手段に登録することができる。
前項(18)に記載の発明によれば、用紙の特性を検出する検出ステップと、用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられて画像形成装置または外部の記憶手段に記憶された用紙情報を用い、前記特性検出ステップにより検出された用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致する一個または複数個の用紙銘柄を抽出する抽出ステップと、画像形成装置または外部に備えられ、登録された銘柄の用紙の使用状況を管理するとともに、使用状況に応じてその銘柄の用紙を発注可能な管理・発注手段に、抽出ステップにより抽出された用紙銘柄を登録させる登録ステップと、を画像形成装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の一実施形態に係る用紙銘柄管理システムの構成を示すブロック図である。 (A)はデータベースサーバに記憶・蓄積されている用紙情報の一例を示す図、(B)は購入履歴情報を示す図である。 画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置の動作の他の例を示すフローチャートである。 画像形成装置の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。 画像形成装置の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。 管理・発注サーバに登録されている用紙銘柄か否かを判別する処理を示すフローチャートである。 管理・発注サーバに登録されている用紙銘柄か否かを判別する別の処理を示すフローチャートである。 画像形成装置の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。 画像形成装置の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る用紙銘柄管理システムの構成を示すブロック図である。この用紙銘柄管理システムは、画像形成装置1とデータベースサーバ2と管理・発注サーバ3を備えている。
画像形成装置1は、表示部11、操作部12、記憶部13、演算部14、メディアセンサ15、制御部16、通信部17、画像読取部18、画像形成部19等を備えている。
表示部11は、制御部16からの指示でユーザーに対し情報を表示して通知し、あるいは抽出された用紙銘柄の候補を表示するものであり、例えば液晶表示パネル等により構成されている。
操作部12は例えば表示部11の表面に形成されたタッチパネル等を備えており、ユーザーからの指示を受け付けるものである。例えば、表示部11に表示された用紙銘柄の候補の中からユーザーが選択した用紙銘柄を特定して制御部16へ通知する。
記憶部13は、画像形成装置1の制御に使用されるパラメータや画像形成装置の動作プログラム等のデータを記憶するとともに、この実施形態では、用紙を同一と判断する閾値、用紙情報ごとの重みづけの係数、メディアセンサ毎の優先順位等を記憶している。重み付け、優先順位等については後述する。
演算部14は、制御部16からの指示により、データベースサーバ2および/または管理・発注サーバ3に保存されている情報とメディアセンサ15による用紙特性の検出結果の比較を行う。あるいは、比較結果と重みづけの係数から値を算出し、所定の閾値との比較を行う。あるいは、メディアセンサ15毎の優先順位の変更、重みづけの係数の変更を行う。
メディアセンサ15は特性検出手段に相当するものであり、画像形成部19で用紙に画像を印字するために印字位置へと搬送される用紙の特性を判別するものである。メディアセンサ15は、坪量を検出するための光学センサや超音波センサ、紙厚を検出するための紙厚センサ、用紙の静電容量を検出するための静電容量センサ、用紙サイズを検出するための用紙サイズセンサ、表面特性等を検出するためのカメラなどの少なくともいずれかである。また、これらセンサのうちの複数が備えられていても良い。また、用紙サイズセンサ以外のセンサは、用紙の搬送経路上に設置され、例えば転写部への用紙の搬送タイミングを調節するためのレジストローラーの近傍に設置されている。また、用紙サイズセンサは給紙カセットに設置されている。
通信部17は制御部16からの指示によりデータベースサーバ2または管理・発注サーバ3と通信し、情報の取得を行う。
制御部16は、CPU161とRAM162を備え、記憶部13に記憶されRAM162にロードされた動作プログラムに従ってCPU161が動作することにより、画像形成装置1の全体の制御を行う。具体的には、画像形成装置1のコピー、プリント等の本来の機能を実現するための制御を行う。さらにこの実施形態では、用紙銘柄の抽出や、管理・発注サーバ3への登録のための制御を行うが、これらの制御については後述する。
画像読取部18は、図示しない原稿台にセットされた原稿の画像を読み取って画像データに変換するものであり、画像形成部19は、画像読取部18により読み取られた原稿の画像データや、外部の端末装置等から送信されたプリントデータを用紙に印字するものである。
データベースサーバ2は例えばパーソナルコンピュータにより構成され、予め用紙情報が記憶・蓄積されている。用紙情報は、例えば図2(A)に示すように、各用紙銘柄a、b、・・・毎に用紙の特性が関連付けられて記憶されている。用紙の特性として、用紙サイズ、坪量、紙厚、光沢度、平滑度、反射率、透過率、白色度の少なくとも一つが記憶されており、これらの情報は外部から書き換えが可能となっている。また、データベースサーバ2には、必要に応じて、図2(B)に示すような用紙の購入履歴も記憶されている。用紙の購入履歴には、各用紙銘柄a、b、・・・毎の購入日や購入枚数等が含まれている。用紙が購入される毎に、購入履歴が新たに書き込まれていくようになっている。
管理・発注サーバ3は例えばパーソナルコンピュータにより構成され、登録情報が記憶・蓄積されている。登録情報は、データベースサーバ2に記憶されている、図2(A)に示した用紙情報と同様に、1個又は複数個の用紙銘柄がそれぞれ用紙の特性と関連付けられている。用紙の特性は用紙情報における特性と同じである。また、登録情報には、データベースサーバ2に記憶されている、図2(B)に示した購入履歴と同様の購入履歴が含まれている。購入履歴は、用紙が購入される毎に新たに書き込まれる。
さらに、管理・発注サーバ3は、画像形成装置1から送信される使用履歴情報に基づいて、用紙銘柄毎に画像形成装置1での使用枚数、在庫枚数を含む使用状況を管理している。また、管理・発注サーバ3は用紙販売者等の発注先に対し用紙銘柄を指定しての発注が可能であり、このため管理・発注サーバ3には発注に使用するための情報が記憶されている。発注に使用する情報には、現在の在庫枚数、残り枚数が何枚で発注を行うか、一度に発注する枚数、発注先の情報等が含まれる。
なお、図1の実施形態では、データベースサーバ2、管理・発注サーバ3が画像形成装置1の外部に備えられている例を示しているが、データベースサーバ2、管理・発注サーバ3の少なくとも一方の機能を、画像形成装置1が備えていても良い。また、データベースサーバ2、管理・発注サーバ3が画像形成装置1の外部に備えられている場合、データベースサーバ2、管理・発注サーバ3は1つのサーバで構成されていても良い。
次に、図1に示した用紙銘柄管理システムの動作を、画像形成装置1の動作を中心に説明する。
図3は、画像形成装置1の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図3および図4以降のフローチャートに示される動作は、画像形成装置1の制御部16のCPU161が記憶部13等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
画像形成装置1がプリント指示を受けると、図3のステップS01で、画像形成装置1は給紙を開始し、ステップS02では、メディアセンサ15により、給紙された用紙の特性の検出を開始する。
ステップS03で、データベースサーバ2から用紙情報を取得したのち、ステップS04で、メディアセンサ15により検出した用紙の特性と、データベースサーバ2から取得した用紙情報を比較する。具体的には、例えばステップS05で紙厚を、ステップS06で坪量を、ステップS07で透過率をそれぞれ用紙情報における特性と比較する。そして、ステップS08で、メディアセンサ15により検出した用紙の全ての特性が、用紙情報の特性と一致した用紙銘柄をその用紙の銘柄候補として抽出する。
次にステップS09で、抽出した用紙銘柄の候補を表示部11に表示してユーザーに通知するとともに、ユーザーに用紙銘柄の選択を促し、ユーザーがいずれかの銘柄候補を選択するとこれを受け付ける。次いで、ステップS10で、ユーザーによって選択された用紙銘柄の登録を管理・発注サーバ3に指示することにより、管理・発注サーバ3に登録させる。
このように、この実施形態では、メディアセンサ15により用紙の特性を検出し、データベースサーバ2に記憶されている用紙情報における特性と、検出された特性を比較し、特性が一致する一個または複数個の用紙銘柄が抽出される。そして、抽出された用紙銘柄が管理・発注サーバ3に登録される。
つまり、画像形成装置1のメディアセンサ15で検出された用紙の特性が、データベースサーバ2に記憶されている用紙情報と比較されるから、特性が一致する用紙銘柄が管理・発注サーバ3に登録されることになり、使用された用紙の銘柄と精度高く一致する用紙銘柄を管理・発注手段に登録することができ、適正な管理および発注を行うことができる。
また、抽出された用紙銘柄がユーザーに通知されるとともに、通知された用紙銘柄の中からユーザーによって選択された用紙銘柄が管理・発注サーバ3に登録されるから、通知された用紙銘柄をユーザーが確認して適正な用紙銘柄を登録することができる。
図4は、画像形成装置1の動作の他の例を示すフローチャートである。この例では、用紙銘柄の候補が抽出されなかった場合や一個の用紙銘柄が抽出された場合の処理について示すものである。
ステップS01〜ステップS08は、図3のステップS01〜ステップS08と同じであるので、同一のステップ番号を付して説明は省略する。
ステップS11では、用紙銘柄の抽出を行った結果、用紙銘柄の候補が抽出されたかどうかを判断する。抽出された場合(ステップS11でYES)、ステップS14に進む。抽出されなかった場合(ステップS11でNO)、ステップS12で、すべての特性毎に比較結果に重みづけした値を加算する。そして、ステップS13で、予め設定された用紙が同一であると判定する閾値を、加算した結果が上回っているものを候補として抽出したのち、ステップS14に進む。
ステップS14では、用紙銘柄の候補は1つかどうか、つまり用紙銘柄の候補が一意に決定されるかどうかを判断する。一意に決定される場合(ステップS14YES)、ステップS16でその用紙銘柄を管理・発注サーバ3に登録させる。候補として抽出された用紙銘柄が複数あって一意に決定されない場合(ステップS14でNO)、ステップS15で、それら複数の用紙銘柄の候補を表示部11に表示してユーザーに通知するとともに、ユーザーに用紙銘柄の選択を促し、ユーザーがいずれかの銘柄候補を選択するとこれを受け付ける。次いで、ステップS6で、ユーザーによって選択された用紙銘柄の登録を管理・発注サーバ3に指示することにより、管理・発注サーバ3に登録させる。
ステップS12における用紙の特性毎に重み付けした値の算出は以下の通りに実施する。即ち、メディアセンサ15の種類毎の検出精度を表す誤差率と、誤差率毎の重み付け係数k*(*はメディアセンサ15毎に定義された番号を示す)を設定し、算出する値z1はメディアセンサ15による特性とデータベースサーバ2に記憶されている特性との比較結果x*を一致した場合を”1”、一致しなかった場合を”0”として以下の式で算出する。
z1=k1・x1+k2・x2+k3・x3+…
ここで算出した値が、予め設定した閾値を超えるかどうかで用紙銘柄の候補を抽出する。設定する閾値はユーザによって変更可能なものとしてもよい。
このような処理を行うことで、検出された用紙の特性とデータベースサーバ2の用紙情報との比較の結果、一致する用紙銘柄を抽出できなかった場合であっても、一致する可能性の高い用紙銘柄を、管理・発注サーバ3に登録することができる。
図5は、画像形成装置1の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。この例では、メディアセンサ15により用紙サイズ以外の特性と用紙サイズとを検出し、これらの検出結果をデータベースサーバ2に記憶されている用紙情報と比較する場合の処理を示すものである。
ステップS01〜ステップS08は、図3のステップS01〜ステップS08と同じであるので、同一のステップ番号を付して説明は省略する。
ステップS21では、用紙サイズ以外の特性を比較することで抽出された用紙銘柄の用紙サイズを、用紙サイズの検出結果と比較したのち、ステップS22で、用紙イサイズが一致した用紙銘柄の候補を表示部11に表示してユーザーに通知するとともに、ユーザーに用紙銘柄の選択を促し、ユーザーがいずれかの銘柄候補を選択するとこれを受け付ける。次いで、ステップS23で、ユーザーによって選択された用紙銘柄の登録を管理・発注サーバ3に指示することにより、管理・発注サーバ3に登録させる。
このように、用紙サイズ以外の用紙の特性に加え用紙サイズをも比較するから、より高い精度で用紙銘柄を抽出することができる。
図6は、画像形成装置1の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。この例では、用紙銘柄の候補が複数個抽出された場合の処理について示すものである。
ステップS01〜ステップS08は、図3のステップS01〜ステップS08と同じであるので、同一のステップ番号を付して説明は省略する。
ステップS31では、用紙銘柄の抽出を行った結果、用紙銘柄の候補が1つかどうか、つまり用紙銘柄の候補が一意に決定されるかどうかを判断する。一意に決定される場合(ステップS31YES)、ステップS34でその用紙銘柄を管理・発注サーバ3に登録させる。候補として抽出された用紙銘柄が複数あって一意に決定されない場合(ステップS31でNO)、ステップS32で、すべての特性毎に比較結果に重みづけした値を加算する。そして、ステップS33で、加算された結果が大きい順に用紙銘柄の候補を表示部11に表示してユーザーに通知するとともに、ユーザーに用紙銘柄の選択を促し、ユーザーがいずれかの銘柄候補を選択するとこれを受け付ける。次いで、ステップS34で、ユーザーによって選択された用紙銘柄の登録を管理・発注サーバ3に指示することにより、管理・発注サーバ3に登録させる。
ステップS32における用紙の特性毎に重み付けした値の算出は以下の通りに実施する。即ち、メディアセンサ15の種類毎の検出精度を表す誤差率に対し誤差率毎の重み付け係数k1*(*はメディアセンサ15毎に定義された番号を示す)を設定するとともに、検出した特性がデータベースサーバ2内の用紙情報における特性の値に対してどの位置にあるかという位置毎の重み付け計数k2*を設定し、算出する値z2は、誤差率毎の重み付け係数k1*と位置毎の重み付け計数k2*を乗算した結果を以下のように加算して求める。
z2=k11・k21+k12・k22+k13・k23+…
そして、算出した値が大きい用紙銘柄を優先して表示する。
このように、この実施形態では、用紙の特性毎に重み付けをした値から算出した値が大きい順に用紙銘柄がユーザーに通知されるから、ユーザーによる用紙銘柄の確認作業や選択作業が楽になる。
図7は、管理・発注サーバ3に登録されている用紙銘柄か否かを判別する処理を示すフローチャートである。
画像形成装置1がプリント指示を受けると、図7のステップS41で、画像形成装置1は給紙を開始し、ステップS42では、メディアセンサ15により、給紙された用紙の特性の検知(情報の取得)を開始する。
ステップS43では、管理・発注サーバ3から登録情報を取得するとともに、メディアセンサ15により検出した用紙の特性と、管理・発注サーバ3から取得した登録情報を比較する。具体的には、例えばステップS44で紙厚を、ステップS45で坪量を、ステップS46で透過率をそれぞれ登録情報における特性と比較する。そして、ステップS47で、メディアセンサ15により検出した用紙の全ての特性が、登録情報の特性と一致したかどうかを判断し、一致した場合(ステップS47でYES)、ステップS48で、登録済みの用紙銘柄と判断する。
ステップS47で、メディアセンサ15により検出した用紙の特性が、登録情報の特性と一つでも一致しなかった場合(ステップS47でNO)、ステップS49で、未登録の用紙銘柄と判断する。そして、ステップS50で、登録の要否を表示部11に表示してユーザーに通知する。
ユーザーが登録を望む場合、画像形成装置1は図3のフローチャートに示した処理を行い、用紙銘柄の候補を抽出するとともに、ユーザーに通知して選択させ、選択された用紙銘柄を管理・発注サーバ3に登録させる。
このように、この実施形態では、管理・発注サーバ3に登録されている用紙銘柄か否かを判別するから、既に登録されている用紙銘柄を再度登録するという無駄な手間がなくなる。
図8は、管理・発注サーバ3に登録されている用紙銘柄か否かを判別する別の処理を示すフローチャートである。
ステップS41〜ステップS47は、図7のステップS41〜ステップS47と同じであるので、同一のステップ番号を付して説明は省略する。
ステップS47で、メディアセンサ15により検出した用紙の全ての特性が、登録情報の特性と一致したかどうかを判断し、一致した場合(ステップS47でYES)、ステップS53で、登録済みの用紙銘柄と判断する。
一方、ステップS47で、メディアセンサ15により検出した用紙の特性が、登録情報の特性と一つでも一致しなかった場合(ステップS47でNO)、ステップS51で、すべての特性毎に比較結果に重み付けした値を加算する。なお、比較結果の重み付けは、図4のステップS12で説明したのと同じである。そして、ステップS52で、予め設定された用紙が同一であると判定する閾値を、加算した結果が上回っているかどうかを判断する。加算した結果が閾値を上回っていれば(ステップS52でYES)、ステップS53で登録済みの用紙銘柄と判断する。加算した結果が閾値を上回っていなければ(ステップS52でNO)、ステップS54で未登録の用紙銘柄と判断する。そして、ステップS55で、登録の要否を表示部11に表示してユーザーに通知する。
図9は、画像形成装置1の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。この例では、用紙の購入実績を参照して用紙銘柄を抽出用紙銘柄の候補が複数個抽出された場合の処理について示すものである。
ステップS01〜ステップS08は、図3のステップS01〜ステップS08と同じであるので、同一のステップ番号を付して説明は省略する。
ステップS61では、用紙銘柄の抽出を行った結果、用紙銘柄の候補が1つかどうか、つまり用紙銘柄の候補が一意に決定されるかどうかを判断する。一意に決定される場合(ステップS61YES)、ステップS64でその用紙銘柄を管理・発注サーバ3に登録させる。候補として抽出された用紙銘柄が複数あって一意に決定されない場合(ステップS61でNO)、ステップS62で、各用紙銘柄についての購入実績の情報をデータベースサーバ2から取得して比較し、ステップS63で、購入実績のある用紙銘柄の候補を優先して表示部11に表示することでユーザーに通知するとともに、ユーザーに用紙銘柄の選択を促し、ユーザーがいずれかの銘柄候補を選択するとこれを受け付ける。次いで、ステップS64で、ユーザーによって選択された用紙銘柄の登録を管理・発注サーバ3に指示することにより、管理・発注サーバ3に登録させる。
このように、この実施形態では、購入実績のある用紙銘柄を優先してユーザーに通知するから、ユーザーによる用紙銘柄の確認作業や選択作業が楽になる。
図10は、画像形成装置1の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。この例では、用紙銘柄の抽出をメディアセンサ15毎の優先順位に基づいて行うものである。
画像形成装置1がプリント指示を受けると、図10のステップS71で、画像形成装置1は給紙を開始し、ステップS72では、メディアセンサ15により、給紙された用紙の特性の検出を開始する。
ステップS73で、データベースサーバ2から用紙情報を取得したのち、ステップS74で、優先順位の高いメディアセンサ15により検出した用紙の特性と、データベースサーバ2から取得した用紙情報を比較する。
次いでステップS75で、検出した全ての特性についての比較が終了したかどうかを調べ、終了していなければ(ステップS75でNO)、ステップS76で、ステップS76で、比較結果から次に比較する特性の優先順位を決定し、残りのメディアセンサ15の中で最も優先順位の高いメディアセンサが検出した特性を、データベースサーバ2側の用紙情報と比較する。この工程を繰り返し、すべての特性の比較が完了すると(ステップS75でYES)、ステップS77で、メディアセンサ15で検出された全ての特性が、データベース2側の用紙情報と一致している用紙銘柄をその用紙の用紙銘柄の候補として抽出する。
ステップS78では、抽出した用紙銘柄の候補を表示部11に表示してユーザーに通知するとともに、ユーザーに用紙銘柄の選択を促し、ユーザーがいずれかの銘柄候補を選択するとこれを受け付ける。次いで、ステップS79で、ユーザーによって選択された用紙銘柄の登録を管理・発注サーバ3に指示することにより、管理・発注サーバ3に登録させる。
上述したメディアセンサ15毎の優先順位の設定方法の一例を以下に示す。この例では、メディアセンサ15として超音波センサ、紙厚センサ、坪量センサを使用して用紙銘柄判定を行う場合を挙げる。使用するセンサの種類はこれに限定されるものではない。優先順位の初期設定値としては優先順位の高いものから順に超音波センサ、紙厚センサ、坪量センサの順に設定する。まず、超音波センサを使用して使用されたものが封筒であるか否かを判定する。封筒であると判定された場合、初期設定値として紙厚センサの優先順位は2番目に高く設定されているが、封筒の場合紙厚は検出時のばらつきが坪量センサに対して大きくなるため、紙厚センサと坪量センサの優先順位を入れ替え、坪量センサでの比較を先に実施する。または紙厚センサでの比較を行わないように設定してもよい。封筒でないと判断された場合は、初期設定値から優先順位の入れ替えを行わず、比較を実施し、用紙銘柄判定を行う。
また、メディアセンサ15毎の重みづけの係数を決定して、用紙銘柄を抽出しても良い。その方法の一例を示す。この例では、超音波センサ、紙厚センサ、坪量センサを使用して用紙銘柄判定を行う場合を挙げる。使用するセンサの種類はこれに限定されるものではない。優先順位の初期設定値としては超音波センサの優先順位を最も高く設定する。超音波センサの検知結果によって使用されたものが封筒であるか否かを判定する。封筒であると判定された場合、紙厚は検出時のばらつきが坪量センサに対して大きくなるため、紙厚センサの情報を比較する際の重みづけの係数を低く設定し、坪量センサの情報を比較する際の重みづけを高く設定する。または紙厚センサでの比較を行わないように設定してもよい。封筒でないと判断された場合は、紙厚センサ、坪量センサの重みづけの係数の変更は行わず比較を実施し、用紙銘柄判定を行う。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、メディアセンサ15により検出された用紙の特性と、データベースサーバ2に記憶蓄積されている用紙情報との比較は、画像形成装置1で実行されるものとしたが、メディアセンサ15により検出された用紙の特性を画像形成装置1がデータベースサーバ2に送信し、データベースサーバ2が、受信した用紙の特性と用紙情報を比較して用紙銘柄の候補を抽出する構成であっても良い。この場合、データベースサーバ2は、抽出結果を画像形成装置1に送信し、画像形成装置1は受信した抽出結果を表示部11に表示してユーザーに通知して選択させても良い。
また、管理・発注サーバ3に用紙銘柄が既に登録されているか否かを画像形成装置1が判断するものとしたが、メディアセンサ15により検出された用紙の特性を画像形成装置1が管理・発注サーバ3に送信し、管理・発注サーバ3が、受信した用紙の特性と登録情報を比較して用紙銘柄が登録済みかどうかを判断しても良い。この場合、管理・発注サーバ3は判断結果を画像形成装置1に送信し、画像形成装置1は未登録の場合に登録の要否を表示部11に表示してユーザーに通知し、選択させる構成としても良い。
1 画像形成装置
11 表示部
12 操作部
13 記憶部
14 演算部
15 メディアセンサ
16 制御部
161 CPU
162 RAM
17 通信部
2 データベースサーバ
3 管理・発注サーバ

Claims (18)

  1. 画像形成装置に備えられ、用紙の特性を検出する特性検出手段と、
    画像形成装置または外部に備えられ、用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられた用紙情報を記憶する記憶手段と、
    画像形成装置または外部に備えられ、前記特性検出手段により検出された用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致する一個または複数個の用紙銘柄を抽出する抽出手段と、
    画像形成装置または外部に備えられ、用紙の使用状況を用紙の銘柄毎に管理するとともに、使用状況に応じてその銘柄の用紙を発注可能な管理・発注手段と、
    画像形成装置または外部に備えられ、前記抽出手段により抽出された用紙銘柄を前記管理・発注手段に登録させる登録手段と、
    を備えたことを特徴とする用紙銘柄管理システム。
  2. 前記抽出手段により抽出された用紙銘柄をユーザーに通知する通知手段を備え、
    前記登録手段は、前記通知手段により通知された用紙銘柄の中からユーザーによって選択された用紙銘柄を前記管理・発注手段に登録する請求項1に記載の用紙銘柄管理システム。
  3. 前記抽出手段により用紙銘柄が一意に抽出される場合、前記登録手段はその用紙銘柄を前記管理・発注手段に登録する請求項1に記載の用紙銘柄管理システム。
  4. 前記抽出手段は、検出された用紙の特性と前記用紙情報との比較の結果、一致する用紙銘柄を抽出できなかった場合、用紙の特性毎に重み付けをした値から算出した値が、一致する用紙銘柄であると判定する閾値を上回っている用紙銘柄を、前記用紙の用紙銘柄として抽出する請求項1〜3のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
  5. 前記抽出手段は、用紙の特性毎に重み付けをした値から算出した値が大きい順に用紙銘柄をユーザーに通知する請求項2〜4のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
  6. 前記重み付けの係数は、前記特性検出手段の検出精度によって決定される請求項4または5に記載の用紙銘柄管理システム。
  7. 用紙のサイズを検出する用紙サイズ検出手段を備え、
    前記抽出手段は、検出された用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致し、かつサイズが前記用紙サイズ検出手段により検出された用紙のサイズと一致する用紙の用紙銘柄を抽出する請求項1〜6のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
  8. 用紙の特性は、用紙銘柄毎の用紙サイズ、坪量、紙厚、光沢度、平滑度、反射率、透過率、白色度のうちの少なくとも一つである請求項1〜7のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
  9. 前記管理・発注手段には用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられた登録情報が登録されており、
    前記抽出手段は、前記特性検出手段により検出された用紙の特性が前記登録情報における特性と全て一致する用紙銘柄を抽出し、
    全て一致する用紙銘柄が抽出された場合、その用紙銘柄は前記管理・発注手段に登録されていると判定する判定手段を備えている請求項1〜8のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
  10. 前記抽出手段により、全て一致する用紙銘柄が抽出されなかった場合、前記判定手段は、前記管理・発注手段に用紙銘柄が登録されていないと判定する請求項9に記載の用紙銘柄管理システム。
  11. 前記抽出手段は、全て一致する用紙銘柄が抽出されなかった場合、用紙の特性毎に重み付けをした値から算出した値が、一致する用紙銘柄であると判定する閾値を上回っている用紙銘柄の抽出を行い、抽出された場合、前記判定手段は、抽出された用紙銘柄が前記管理・発注手段に登録されていると判定し、抽出されなかった場合、前記判定手段は、用紙銘柄が前記管理・発注手段に登録されていないと判定する請求項9に記載の用紙銘柄管理システム。
  12. 前記判定手段により、前記管理・発注手段に用紙銘柄が登録されていないと判定された場合、前記管理・発注手段への登録の要否をユーザーに通知する請求項10または11に記載の用紙銘柄管理システム。
  13. 前記記憶手段には、前記用紙銘柄と関連付けて用紙銘柄の購入履歴情報も記憶され、
    前記抽出手段は、用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致し、かつ購入実績のある用紙の用紙銘柄を優先してユーザーに通知する請求項2に記載の用紙銘柄管理システム。
  14. 前記特性検出手段は複数個備えられるとともに、特性検出手段毎に優先順位が設定されており、
    前記抽出手段は、前記優先順位の高い特性検出手段で検出された用紙の特性の特性に基づいて用紙銘柄を抽出すると共に、抽出結果に基づいて他の特性検出手段の優先順位を入れ替えて抽出を行う請求項1〜13のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
  15. 前記特性検出手段は複数個備えられるとともに、特性検出手段毎に優先順位が設定されており、
    前記抽出手段は、前記優先順位の高い特性検出手段で検出された用紙の特性に基づいて用紙銘柄を抽出すると共に、抽出結果に基づいて他の特性検出手段の重み付けの係数を決定して抽出を行う請求項1〜13のいずれかに記載の用紙銘柄管理システム。
  16. 用紙の特性を検出する特性検出手段と、
    用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられて自装置または外部の記憶手段に記憶された用紙情報を用い、前記特性検出手段により検出された用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致する一個または複数個の用紙銘柄を抽出する抽出手段と、
    自装置または外部に備えられた管理・発注手段であって、用紙の使用状況を用紙の銘柄毎に管理するとともに、使用状況に応じてその銘柄の用紙を発注可能な管理・発注手段に、前記抽出手段により抽出された用紙銘柄を登録するための登録手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  17. 画像形成装置に備えられた特性検出手段が実行する、用紙の特性を検出する特性検出ステップと、
    用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられて画像形成装置または外部の記憶手段に記憶された用紙情報を用い、画像形成装置または外部に備えられた抽出手段が実行する抽出ステップであって、前記特性検出ステップにおいて検出された用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致する一個または複数個の用紙銘柄を抽出する抽出ステップと、
    画像形成装置または外部に備えられた管理・発注手段が実行する、用紙の使用状況を用紙の銘柄毎に管理するとともに、使用状況に応じてその銘柄の用紙を発注する管理ステップと、
    画像形成装置または外部に備えられた登録手段が実行する、前記抽出ステップにより抽出された用紙銘柄を前記管理・発注手段に登録させる登録ステップと、
    を備えたことを特徴とする用紙銘柄管理システムにおける用紙銘柄管理方法。
  18. 用紙の特性を検出する特性検出ステップと、
    用紙の特性と用紙銘柄とが関連付けられて画像形成装置または外部の記憶手段に記憶された用紙情報を用い、前記特性検出ステップにより検出された用紙の特性が前記用紙情報における特性と一致する一個または複数個の用紙銘柄を抽出する抽出ステップと、
    画像形成装置または外部に備えられ、登録された銘柄の用紙の使用状況を管理するとともに、使用状況に応じてその銘柄の用紙を発注可能な管理・発注手段に、前記抽出ステップにより抽出された用紙銘柄を登録させる登録ステップと、
    を画像形成装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
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