JP2021141394A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジョブの設定を一から行わなくても、ユーザー所望の設定内容でジョブを実行させることが可能な画像処理装置を提供する。【解決手段】画像処理装置は、画像読取部と、操作パネルと、制御部と、記憶部と、を備える。記憶部は、実行済みジョブで用いられた原稿データおよび実行済みジョブの設定内容を含むジョブ情報をジョブ単位で記憶する。今回ジョブで用いる原稿の読み取りが行われたとき、制御部は、今回ジョブで用いる原稿データとの類似度が閾値を超える原稿データを用いた類似原稿ジョブのジョブ情報を検索し、ジョブ情報が見つかった場合、制御部は、類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かの受け付けを行わせ、使用する旨を受け付けた場合、制御部は、今回ジョブを類似原稿ジョブの設定内容で実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置に関する。
特許文献1の画像処理装置は、操作パネル(インターフェース部)を備える。操作パネルは、コピージョブの設定をユーザーから受け付ける。
特許文献1では、ユーザーにより設定されたジョブの設定内容が記憶される。そして、記憶済み設定内容と同じ設定内容でジョブが実行されると、記憶済み設定内容に対応するカウント値がカウントアップされる。操作パネルは、カウント値が閾値を超える記憶済み設定内容に対応する設定ボタンを表示する。ユーザーが設定ボタンを操作すると、ユーザーが操作した設定ボタンに対応する記憶済み設定内容が読み出される。
特開2005−10603号公報
特許文献1では、コピージョブの設定内容であって対応するカウント値が閾値を超える設定内容を読み出すための設定ボタンが操作パネルに表示される。操作パネルに表示されている設定ボタンが所望の設定内容に対応していれば、表示中の設定ボタンを操作するだけで、所望の設定内容が読み出されるので、ユーザーにとっては利便性が良い。
ここで、ユーザーによっては、コピー元の原稿の内容によって設定内容を変える場合がある。言い換えると、コピー元の原稿の内容に適した設定内容でコピーを行いたい場合がある。
しかし、特許文献1では、コピー元の原稿の内容にかかわらず、カウント値が閾値を超える設定内容に対応する設定ボタンが表示される。このため、コピー元の原稿の内容に適した設定内容(ユーザー所望の設定内容)に対応する設定ボタンが表示されるとは限らない。所望の設定内容に対応する設定ボタンが表示されていなければ、ジョブの設定を一から行わなければならないので、ユーザーにとっては煩わしく利便性が悪い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ジョブの設定を一から行わなくても、ユーザー所望の設定内容でジョブを実行させることが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一局面による画像処理装置は、原稿を読み取る画像読取部と、ジョブの設定をユーザーから受け付ける操作パネルと、画像読取部による原稿の読み取りで得られる原稿データを用いるジョブを操作パネルが受け付けた設定内容で実行する制御部と、記憶部と、を備える。記憶部は、実行済みジョブで用いられた原稿データおよび実行済みジョブの設定内容を含むジョブ情報をジョブ単位で記憶する。今回実行する今回ジョブで用いる原稿の読み取りが画像読取部によって行われたとき、制御部は、今回ジョブで用いる原稿データとの類似度が予め定められた閾値を超える原稿データを用いた実行済みジョブである類似原稿ジョブのジョブ情報を記憶部から検索する情報検索処理を行う。類似原稿ジョブのジョブ情報が見つかった場合、制御部は、類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かの受け付けを操作パネルに行わせる。類似原稿ジョブの設定内容を使用する旨を操作パネルが受け付けた場合、制御部は、今回ジョブを類似原稿ジョブの設定内容で実行する。
本発明の構成では、ジョブの設定を一から行わなくても、ユーザー所望の設定内容でジョブを実行させることができる。
本発明の一実施形態による複合機のブロック図 本発明の一実施形態による複合機の概略図 本発明の一実施形態による複合機の制御部が行う処理の流れを示す図 本発明の一実施形態による複合機の記憶部に記憶されるジョブ情報について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の記憶部に記憶されるジョブ情報について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の記憶部に記憶されるジョブ情報について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機の操作パネルが表示する画面を示す図
以下、本発明の一実施形態について、印刷ジョブおよび送信ジョブなどの実行が可能な画像形成装置(複合機)を例にとって説明する。
<複合機の構成>
図1に示すように、本実施形態の複合機1(「画像処理装置」に相当)は、制御部11および記憶部12を備える。制御部11は、CPUを含む。制御部11は、複合機1を制御する。記憶部12は、ROM、RAMおよびHDDなどの記憶デバイスを含む。記憶部12は、制御部11に接続される。制御部11は、記憶部12への情報の書き込みおよび記憶部12からの情報の読み出しを行う。
複合機1は、画像読取部13および印刷部14を備える。制御部11は、画像読取部13の読取動作を制御する。制御部11は、印刷部14の印刷動作を制御する。画像読取部13および印刷部14の概略図を図2に示す。
図2に示すように、画像読取部13は、プラテンガラスPGを備える。画像読取部13は、プラテンガラスPG上の原稿Dを読み取る。制御部11は、画像読取部13による原稿Dの読み取りで得られる原稿データを取得する。そして、制御部11は、原稿データを用いるジョブを実行する。原稿データを用いるジョブとしては、印刷ジョブおよび送信ジョブなどがある。
画像読取部13は、光源131およびイメージセンサー132を備える。光源131およびイメージセンサー132は、プラテンガラスPGの裏面側に設けられる。光源131は、プラテンガラスPGに向けて光を照射する。イメージセンサー132は、原稿Dで反射された反射光を受光して光電変換する。
印刷部14は、用紙搬送路(図2では、破線矢印で示す)に沿って用紙Pを搬送する。また、印刷部14は、印刷すべき画像を形成する。そして、印刷部14は、搬送中の用紙Pに画像を印刷する。実行ジョブが印刷ジョブである場合、制御部11は、原稿データに基づく画像の用紙Pへの印刷を印刷部14に行わせる。
印刷部14は、給紙ローラー141を備える。給紙ローラー141は、用紙カセットCAに収容された用紙Pに当接し、その状態で回転することにより、用紙カセットCAから用紙搬送路に用紙Pを給紙する。
印刷部14は、転写ローラー対142を備える。転写ローラー対142は、感光体ドラムおよび転写ローラーを含む。感光体ドラムは、その周面上にトナー像を担持する。転写ローラーは、感光体ドラムに圧接し、感光体ドラムとの間で転写ニップを形成する。転写ローラー対142は、回転することにより、転写ニップに進入した用紙Pを搬送しつつ、用紙Pにトナー像を転写する。
図示しないが、印刷部14は、帯電装置、露光装置および現像装置をさらに備える。帯電装置は、感光体ドラムの周面を帯電させる。露光装置は、感光体ドラムの周面上に静電潜像を形成する。現像装置は、感光体ドラムの周面上の静電潜像をトナー像に現像する。
印刷部14は、定着ローラー対143を備える。定着ローラー対143は、加熱ローラーおよび加圧ローラーを含む。加熱ローラーは、ヒーター(図示せず)を内蔵する。加圧ローラーは、加熱ローラーに圧接し、加熱ローラーとの間で定着ニップを形成する。定着ローラー対143は、回転することにより、定着ニップに進入した用紙Pを搬送しつつ、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。定着ニップを抜けた用紙Pは排出トレイETに排出される。
図1に戻り、複合機1は、操作パネル15を備える。操作パネル15は、ジョブの設定をユーザーから受け付ける。具体的には、操作パネル15は、ジョブに関する複数の設定項目の各設定値の設定をユーザーから受け付ける。
操作パネル15は、タッチスクリーンを含む。タッチスクリーンは、種々の情報を表示するとともに、ユーザーからタッチ操作(ジョブの設定操作)を受け付ける。また、操作パネル15には、スタートボタンなど複数のハードウェアボタンが設けられる。
操作パネル15は、制御部11に接続される。制御部11は、操作パネル15の表示動作を制御する。また、制御部11は、操作パネル15に対して行われた操作を検知する。制御部11は、操作パネル15を介して、ジョブの設定(ジョブの設定操作)をユーザーから受け付ける。
制御部11は、プラテンガラスPG上に原稿Dがセットされた状態で、操作パネル15のスタートボタンに対する操作を検知すると、原稿Dの読み取りを伴うジョブ(印刷ジョブおよび送信ジョブなど)の実行要求を受け付けたと判断する。ジョブの実行要求を受け付けたと判断すると、制御部11は、画像読取部13に原稿Dの読み取りを行わせる。そして、制御部11は、画像読取部13による原稿Dの読み取りで得られた原稿データを用いるジョブを操作パネル15が受け付けた設定内容で実行する。
複合機1は、通信部16を備える。通信部16は、通信回路を含む。制御部11は、通信部16を用いて、外部機器と通信する。実行ジョブが送信ジョブである場合、制御部11は、通信部16を用いて、外部機器に原稿データを送信する。
<ジョブの設定>
記憶部12には、ジョブ情報20がジョブ単位で記憶される(図1参照)。ジョブ情報20は、複合機1で実行され完了したジョブである実行済みジョブに関する情報である。ジョブ情報20は、対応する実行済みジョブで用いられた原稿データを含む。また、ジョブ情報20は、対応する実行済みジョブの設定内容を示す設定内容情報(対応する実行済みジョブに関する複数の設定項目の各設定値を示す情報)を含む。
なお、記憶部12は、ジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数を記憶する。ジョブ回数は、対応するジョブ情報20で示される実行済みジョブと同条件のジョブの実行回数である。
また、記憶部12は、ジョブ情報20に対応付けられたユーザー情報を記憶する。ユーザー情報は、対応するジョブ情報20で示される実行済みジョブを要求したユーザーの情報(ユーザー名およびユーザーIDなど)である。
制御部11は、ジョブ情報20の追加更新処理を行う。制御部11は、追加更新処理の一処理として、新たなジョブ情報20を記憶部12に追加する処理を行う。これにより、複数のジョブ情報20が記憶部12に記憶された状態になり得る。また、制御部11は、追加更新処理の一処理として、記憶部12内の既存のジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数を更新する処理を行う。ジョブ回数を更新する処理が行われることにより、処理対象のジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数(当該ジョブ回数を示すカウント値)がカウントアップされる。
制御部11は、画像読取部13による原稿Dの読み取りが行われたとき、今回の読み取りで得られた原稿データを取得する。また、制御部11は、今回の読み取りで得られた原稿データを用いるジョブ(以下、今回ジョブと称する)の設定受付を操作パネル15に行わせる。そして、制御部11は、今回ジョブを操作パネル15が今回受け付けた設定内容で実行する。ここで、制御部11は、今回ジョブを実行するとき、ユーザーによる設定(今回ジョブの設定)を支援する処理を行う。
以下に、図3に示すフローチャートを参照し、制御部11が行う処理の流れについて説明する。図3に示すフローは、今回の読み取りで得られた原稿データを制御部11が取得したときにスタートする。言い換えると、図3に示すフローは、今回ジョブの設定を操作パネル15がユーザーから受け付けるときにスタートする。
ステップS1において、制御部11は、類似原稿ジョブのジョブ情報20を記憶部12から検索する情報検索処理を行う。類似原稿ジョブは実行済みジョブである。印刷ジョブおよび送信ジョブなど、複合機1で過去に実行され完了したジョブが類似原稿ジョブになり得る。
情報検索処理を行うとき、制御部11は、記憶部12に記憶された既存の原稿データ(ジョブ情報20に含まれる原稿データ)を比較対象として1つ選択する。そして、制御部11は、今回ジョブで用いる原稿データ(今回の読み取りで得られた原稿データ)と比較対象の原稿データとの類似度を求める。既存の原稿データが複数存在する場合には、複数の既存の原稿データが1つずつ比較対象として選択され、今回ジョブで用いる原稿データとの類似度が求められる。
また、制御部11は、今回ジョブで用いる原稿データと既存の原稿データとの類似度が予め定められた閾値を超えるか否かを判断する。そして、制御部11は、今回ジョブで用いる原稿データとの類似度が閾値を超える既存の原稿データを用いた実行済みジョブを類似原稿ジョブと認識する。その結果、今回読み取られた原稿Dと同じ原稿Dの読み取りを伴うジョブが複合機1で過去に実行されていれば、当該ジョブが類似原稿ジョブと認識される。
今回ジョブで用いる原稿データと既存の原稿データとの類似度は、公知の手法で求めることができる。一例として、制御部11は、今回ジョブで用いる原稿データ内の画像と既存の原稿データ内の画像との重なり具合を数値的に算出して類似度を求める。別の例として、制御部11は、今回ジョブで用いる原稿データ内の画像および既存の原稿データ内の画像のそれぞれについて特徴成分を抽出する。このとき抽出される特徴成分は、画像の輪郭、画像の形状、および、画像を成す線の太さなどである。そして、制御部11は、抽出した各特徴成分に基づき類似度を求める。
ステップS1において、類似原稿ジョブのジョブ情報20が見つからなかった場合、ステップS2に移行する。ステップS2に移行すると、制御部11は、今回ジョブの設定受付を操作パネル15に行わせる。そして、ステップS3において、制御部11は、操作パネル15がユーザーから今回受け付けた設定内容(ステップS2の処理で受け付けた設定内容)で今回ジョブを実行する。
その後、ステップS4において、制御部11は、今回ジョブのジョブ情報20を記憶部12に新たに記憶させる。今回ジョブのジョブ情報20は、今回ジョブで用いられた原稿データ(今回の読み取りで得られた原稿データ)を含む。また、今回ジョブのジョブ情報20は、今回ジョブの設定内容(ステップS2の処理で操作パネル15がユーザーから受け付けた設定内容)を示す設定内容情報を含む。
また、今回ジョブのジョブ情報20を記憶部12に新たに記憶させるとき、制御部11は、今回ジョブのジョブ情報20にジョブ回数を対応付ける。制御部11は、今回ジョブのジョブ情報20に対応付けるジョブ回数を予め定められた初期値「1」に設定する。このとき、制御部11は、今回ジョブを要求したユーザーを示すユーザー情報を今回ジョブのジョブ情報20に対応付ける。
ステップS1において、類似原稿ジョブのジョブ情報20が見つかった場合、ステップS5に移行する。ステップS5に移行すると、制御部11は、類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数が所定回数以上であるか否かを判断する。所定回数は特に限定されない。たとえば、所定回数は「3」である。所定回数の設定をユーザーが任意に行えてもよい。この場合、所定回数の設定は操作パネル15がユーザーから受け付ける。
たとえば、対応するジョブ回数が所定回数未満のジョブ情報20は、記憶部12の予め定められた第1領域に記憶される。対応するジョブ回数が所定回数以上のジョブ情報20は、記憶部12の予め定められた第2領域に記憶される。すなわち、ステップS4の処理では、今回ジョブのジョブ情報20が記憶部12の第1領域に記憶される。
このように保存先が第1領域と第2領域とに分かれている場合、類似原稿ジョブのジョブ情報20が第1領域に記憶されていれば、制御部11は、類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数が所定回数未満であると判断する。類似原稿ジョブのジョブ情報20が第2領域に記憶されていれば、制御部11は、類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数が所定回数以上であると判断する。
ステップS5において、情報検索処理で見つかった類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数が所定回数未満であると制御部11が判断した場合には、ステップS6に移行する。ステップS6に移行すると、制御部11は、今回ジョブの設定受付を操作パネル15に行わせる。そして、ステップS7において、制御部11は、操作パネル15がユーザーから今回受け付けた設定内容(ステップS6の処理で受け付けた設定内容)で今回ジョブを実行する。
その後、ステップS8において、制御部11は、今回ジョブの設定内容(ステップS6の処理で操作パネル15がユーザーから受け付けた設定内容)と類似原稿ジョブの設定内容(類似原稿ジョブのジョブ情報20の設定内容情報で示される設定内容)とが同じであるか否かを判断する。
ステップS8において、今回ジョブの設定内容と類似原稿ジョブの設定内容とが異なると制御部11が判断した場合には、ステップS4に移行する。この場合には、類似原稿ジョブのジョブ情報20とは別に、今回ジョブのジョブ情報20が新たに記憶部12に記憶される。言い換えると、読取原稿Dが互いに同じ複数のジョブにそれぞれ対応する複数のジョブ情報20が記憶部12に記憶された状態となる。当該複数のジョブ情報20の各原稿データは略同じ(同じを含む)であるが、当該複数のジョブ情報20のそれぞれの設定内容情報で示される各設定内容は異なる(複数の設定項目のうち少なくとも1つの設定項目の設定値が異なる)。
ステップS8において、今回ジョブの設定内容と類似原稿ジョブの設定内容とが同じと制御部11が判断した場合には、ステップS9に移行する。この場合には、今回ジョブのジョブ情報20を記憶部12に新たに記憶する処理は行われない。
ステップS9に移行した場合、制御部11は、今回ジョブと設定内容が同じ類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数を1カウントアップする。言い換えると、制御部11は、ステップS6の処理で操作パネル15がユーザーから今回受け付けた設定内容と同じ設定内容で過去に実行した類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数を1カウントアップする。或る既存のジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数がカウントアップされたということは、当該既存のジョブ情報20で示される実行済みジョブと同条件で今回ジョブが実行されたということである。なお、カウントアップした結果、ジョブ回数が所定回数以上となれば、制御部11は、対応するジョブ回数が所定回数以上となったジョブ情報20の保存先を第1領域から第2領域に変更する。
たとえば、図4に示すように、今回ジョブでは、左上図のように設定されたとする。類似原稿ジョブでは、右上図のように設定されていたとする。今回ジョブおよび類似原稿ジョブの各設定内容を比較すると、今回ジョブでは設定項目「印刷部数(Copies)」が「2部」となっており、類似原稿ジョブでは設定項目「印刷部数」が「5部」となっている。残りの設定項目の各設定値については互いに同じである。この例では、設定項目「印刷部数」の設定値が今回ジョブと類似原稿ジョブとで異なっているので、ステップS8の処理において、今回ジョブの設定内容と類似原稿ジョブの設定内容とが異なると判断される。
その結果、図4下図に示すように、今回ジョブのジョブ情報20(左下図参照)が新たに記憶される。このとき、今回ジョブのジョブ情報20に対応付けられるジョブ回数は「1」となる。類似原稿ジョブのジョブ情報20(右下図参照)に対応付けられているジョブ回数はカウントアップされない。
また、図5に示すように、今回ジョブでは、左上図のように設定されたとする。類似原稿ジョブでは、右上図のように設定されていたとする。この例では。今回ジョブおよび類似原稿ジョブの各設定内容が互いに同じである。したがって、ステップS8の処理において、今回ジョブの設定内容と類似原稿ジョブの設定内容とが同じと判断される(ステップS8からステップS9に移行する)。
その結果、図5下図に示すように、類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数がカウントアップされる。ここでは、ジョブ回数が「2」から「3」にカウントアップされたとする。なお、この例では、今回ジョブおよび類似原稿ジョブの各設定内容が互いに同じであるので、今回ジョブのジョブ情報20を新たに記憶する処理は行われない。
変形例として、今回ジョブの設定内容(ステップS6の処理で操作パネル15がユーザーから今回受け付けた設定内容)と類似原稿ジョブの設定内容(類似原稿ジョブのジョブ情報20の設定内容情報で示される設定内容)とが異なる場合、制御部11は、今回ジョブの設定内容と類似原稿ジョブの設定内容とで設定値が同じ設定項目である同値項目が存在するか否かを判断する。その結果、同値項目が存在する場合、制御部11は、今回ジョブの原稿データ、同値項目および同値項目の設定値を含む追加ジョブ情報を今回ジョブのジョブ情報20として記憶部12にさらに記憶させる。
変形例について、図6を参照して説明する。図6に示すように、今回ジョブでは、左上図のように設定されたとする。類似原稿ジョブでは、右上図のように設定されていたとする。すなわち、図4に示す状態と同じである。変形例では、図4に示す例と同様、ステップS8の処理において、今回ジョブの設定内容と類似原稿ジョブの設定内容とが異なると判断される。
その結果、変形例では、図4に示す例と同様、図6下図に示すように、今回ジョブのジョブ情報20(左下図参照)が新たに記憶される。このとき、今回ジョブのジョブ情報20に対応付けられるジョブ回数は「1」となる。類似原稿ジョブのジョブ情報20(中央下図参照)に対応付けられているジョブ回数はカウントアップされない。
ここで、変形例では、今回ジョブの設定内容と類似原稿ジョブの設定内容とを比較すると、設定項目「両面印刷(Duplex)」、「用紙選択(Paper Selection)」および「カラー選択(Color Selection)」の各設定値が同じとなっている。このため、設定項目「両面印刷」、「用紙選択」および「カラー選択」がそれぞれ同値項目と認識される。その結果、図6右下図に示すようなジョブ情報20(追加ジョブ情報)がさらに記憶される。当該ジョブ情報20(追加ジョブ情報)に対応付けられるジョブ回数は「1」となる。
図3に戻り、ステップS5において、情報検索処理で見つかった類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数が所定回数以上であると制御部11が判断した場合には、ステップS10に移行する。なお、情報検索処理で複数のジョブ情報20が見つかる場合がある。そして、対応するジョブ回数が所定回数以上のジョブ情報20が複数存在する場合がある。この場合、対応するジョブ回数が所定回数以上のジョブ情報20が1つでもあれば、ステップS10に移行する。すなわち、情報検索処理で見つかった複数のジョブ情報20にそれぞれ対応付けられた各ジョブ回数が全て所定回数未満である場合にのみ、ステップS5からステップS6に移行する。
ステップS10に移行すると、制御部11は、類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かの受け付けを操作パネル15に行わせる。操作パネル15は、図7に示すような受付画面50を表示し、類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かをユーザーから受け付ける。なお、操作パネル15に受付画面50を表示させるとき、制御部11は、今回ジョブで用いる原稿データに対応するプレビュー画像G(今回ジョブで用いる原稿データをプレビュー表示するための表示データ)を生成する。
図7に示すように、受付画面50には、プレビュー画像Gが表示される。また、受付画面50には、類似原稿ジョブの設定内容が表示される。言い換えると、類似原稿ジョブの実行時に設定された複数の設定項目の各設定値が表示される。
一例として、今回ジョブがコピージョブであったとする。すなわち、類似原稿ジョブがコピージョブであったとする。また、類似原稿ジョブでは、設定項目「両目印刷(Duplex)」の設定値が「有効(On)」に設定されていたとする。設定項目「用紙選択(Paper Selection)」の設定値が「A4」に設定されていたとする。設定項目「カラー選択(Color Selection)」の設定値が「カラー(Color)」に設定されていたとする。設定項目「印刷部数(Copies)」の設定値が「5部(5 Copies)」に設定されていたとする。
このような条件で類似原稿ジョブが実行されていれば、図7に示す受付画面50が操作パネル15に表示される。受付画面50の領域A1には、今回ジョブで用いられた原稿データに対応するプレビュー画像Gが表示される。受付画面50の領域Bには、類似原稿ジョブの実行時に設定された設定内容が設定候補として表示される。
受付画面50には、受付ボタンB1およびB2が配される。受付ボタンB1は、類似原稿ジョブの設定内容(表示中の設定内容)を使用する旨をユーザーから受け付けるためのソフトウェアボタンである。受付ボタンB2は、類似原稿ジョブの設定内容(表示中の設定内容)を使用しない旨をユーザーから受け付けるためのソフトウェアボタンである。すなわち、類似原稿ジョブの設定内容で今回ジョブを実行したい場合には、受付ボタンB1に対してタッチ操作を行えばよい。類似原稿ジョブの設定内容で今回ジョブを実行したくない(今回ジョブの設定を新規で行いたい)場合には、受付ボタンB2に対してタッチ操作を行えばよい。
なお、類似原稿ジョブのジョブ情報20が複数存在し、そのうち2つ以上のジョブ情報20のそれぞれのジョブ回数が所定回数以上であったとする。ここでは、便宜上、類似原稿ジョブのジョブ情報20であって対応するジョブ回数が所定回数以上のジョブ情報20を対象ジョブ情報20と称する。
対象ジョブ情報20が複数存在する場合、操作パネル15は、ユーザーからスクロール操作を受け付ける。操作パネル15(タッチスクリーン)に対するフリック操作がスクロール操作として受け付けられてもよい。また、操作パネル15に表示されたスクロールボタン(図示せず)に対する操作がスクロール操作として受け付けられてもよい。
そして、操作パネル15は、或る対象ジョブ情報20の設定内容を領域A2に表示しているとき、ユーザーからスクロール操作を受け付けると、別の対象ジョブ情報20の設定内容を表示する。操作パネル15は、スクロール操作を受け付けても、プレビュー画像Gを領域A1に表示し続ける。また、操作パネル15は、スクロール操作を受け付けても、受付ボタンB1およびB2を表示し続ける。
図3に戻り、ステップS11において、制御部11は、類似原稿ジョブの設定内容を使用する旨を操作パネル15がユーザーから受け付けたか否かを判断する。今回ジョブを類似原稿ジョブと同じ設定内容で実行したい場合、ユーザーは受付画面50の受付ボタンB1を操作する。今回ジョブを類似原稿ジョブとは異なる設定内容で実行したい場合、ユーザーは受付画面50の受付ボタンB2を操作する。すなわち、制御部11は、受付ボタンB1およびB2のいずれが操作されたかに基づき、類似原稿ジョブの設定内容を使用する旨を操作パネル15がユーザーから受け付けたか否かを判断する。
ステップS11において、類似原稿ジョブの設定内容を使用する旨を操作パネル15が受け付けたと制御部11が判断した場合、ステップS12に移行する。ステップS12に移行すると、制御部11は、今回ジョブを類似原稿ジョブの設定内容(類似原稿ジョブのジョブ情報20の設定内容情報で示される設定内容)で実行する。
なお、類似原稿ジョブのジョブ情報20であって対応するジョブ回数が所定回数以上のジョブ情報20が複数存在する場合、制御部11は、いずれかの類似原稿ジョブを指定する操作の受け付けを操作パネル15に行わせ、ユーザーにより指定された類似原稿ジョブを認識する。具体的には、類似原稿ジョブが複数存在する場合において、受付画面50(図7参照)の受付ボタンB1が操作されたとき、すなわち、類似原稿ジョブの設定内容を使用する旨を操作パネル15が受け付けたとき、制御部11は、現在表示中の設定内容に対応する類似原稿ジョブをユーザーが指定したと判断する。そして、制御部11は、ユーザー指定の類似原稿ジョブの設定内容で今回ジョブを実行する。
その後、ステップ9に移行する。ステップS9に移行すると、制御部11は、今回ジョブと設定内容が同じ類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数を1カウントアップする。すなわち、類似原稿ジョブの設定内容を使用する旨を操作パネル15が受け付けた場合(今回ジョブを類似原稿ジョブの設定内容で実行した場合)、制御部11は、類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数を1カウントアップする。複数の類似原稿ジョブのうちユーザー指定の類似原稿ジョブの設定内容で今回ジョブを実行した場合、制御部11は、ユーザー指定の類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数のみを1カウントアップする。
ステップS11において、類似原稿ジョブの設定内容を使用しない旨を操作パネル15が受け付けたと制御部11が判断した場合、ステップS2に移行する。なお、類似原稿ジョブの設定内容を使用しない旨を操作パネル15が受け付けた場合、制御部11は、受付画面50(図7参照)に代えて、通常の設定画面(図示せず)を操作パネル11に表示させる。そして、ステップS2において、制御部11は、今回ジョブの設定受付を操作パネル15に行わせる。その後、ステップS3において、制御部11は、操作パネル15が今回受け付けた設定内容で今回ジョブを実行する。また、ステップS4において、制御部11は、今回ジョブのジョブ情報20を記憶部12に新たに記憶させる。
なお、変形例として、ステップS5〜S9の各処理が省略されてもよい。変形例では、ステップS1において、類似原稿ジョブのジョブ情報20が見つかった場合、ステップS10に移行する。
また、ステップS1の処理(情報検索処理)の変形例として、検索対象をユーザーによって変えてもよい。具体的に、情報検索処理の変形例では、情報検索処理を行うとき、制御部11は、今回ジョブを要求した今回要求ユーザーを認識する。また、制御部11は、記憶部12内のジョブ情報20に対応付けられたユーザー情報を認識する。そして、制御部11は、今回要求ユーザーが過去に要求した類似原稿ジョブのジョブ情報20を記憶部12から検索する。この構成では、今回ジョブを要求した今回要求ユーザーからすると、自身が過去に設定した設定内容だけが選択肢として表示されるので、利便性が良い。
本実施形態の構成では、上記のように、実行済みジョブで用いられた原稿データおよび実行済みジョブの設定内容を含むジョブ情報20がジョブ単位で記憶部12に記憶される。今回実行する今回ジョブで用いる原稿Dの読み取りが画像読取部13によって行われたとき、制御部11は、記憶部12に記憶されたジョブ情報20を対象に情報検索処理を行う。そして、制御部11は、情報検索処理で見つかったジョブ情報20に対応する実行済みジョブの設定内容を使用するか否かの受け付けを操作パネル15に行わせる。当該設定内容を使用する旨を操作パネル15が受け付けた場合、制御部11は、当該設定内容で今回ジョブを実行する。
制御部11による情報検索処理では、今回ジョブで用いる原稿データとの類似度が閾値を超える原稿データを用いた実行済みジョブ(類似原稿ジョブ)のジョブ情報20が検索される。したがって、操作パネル15は、類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かをユーザーから受け付ける。言い換えると、今回ジョブで読み取った原稿Dと同じ原稿Dの読み取りを伴うジョブを複合機1で過去に実行していれば、過去のジョブ(実行済みジョブであり類似原稿ジョブ)の設定内容を使用するか否かの受け付けが行われる。類似原稿ジョブの設定内容を使用する旨を指示する操作(受付画面50の受付ボタンB1に対する操作)を行うと、今回ジョブが類似原稿ジョブの設定内容で実行される。
ここで、今回ジョブの原稿Dと同じ原稿Dのジョブが複合機1で過去に実行されていた場合、今回ジョブが過去のジョブ(実行済みジョブであり類似原稿ジョブ)の設定内容と同じ内容で実行されることが多い。すなわち、類似原稿ジョブの設定内容がユーザー所望の設定内容である可能性が高い。このため、ユーザーからすると、複合機1に今回ジョブを実行させるとき、類似原稿ジョブの設定内容を簡単に再現できれば利便性が良い。
そこで、情報検索処理で類似原稿ジョブのジョブ情報20が見つかった場合、制御部11は、類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かの受け付けを操作パネル15に行わせる。これにより、ユーザーの利便性が向上する。すなわち、ユーザーからすると、ジョブの設定を一から行わなくても、所望の設定内容でジョブを実行させることができるので、利便性が良い。
なお、本実施形態では、類似原稿ジョブの設定内容をユーザーに設定候補として示し、類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かを受け付ける(操作パネル15に受付画面50を表示する)。このとき、類似原稿ジョブとは別の実行済みジョブの設定内容は設定候補としてユーザーに示されない。このため、所望の設定内容を簡単に選ぶことができるので、ユーザーの利便性が向上する。仮に、類似原稿ジョブおよび類似原稿ジョブとは別の実行済みジョブを含む複数のジョブのそれぞれの設定内容が設定候補としてユーザーに示された場合には、所望の設定内容を選ぶのが大変になる。
また、本実施形態では、上記のように、類似原稿ジョブのジョブ情報20が見つからなかった場合、制御部11は、今回ジョブの設定受付を操作パネル15に行わせ、今回ジョブを操作パネル15が今回受け付けた設定内容で実行する。また、類似原稿ジョブの設定内容を使用しない旨を操作パネル15が受け付けた場合、制御部11は、今回ジョブの設定受付を操作パネル15に行わせ、今回ジョブを操作パネル15が今回受け付けた設定内容で実行する、これらの場合、制御部11は、操作パネル15が今回受け付けた今回ジョブの設定内容を示す設定内容情報を含むジョブ情報20(当該ジョブ情報20には今回ジョブで用いた原稿データも含められる)を記憶部12に新たに記憶させる。これにより、実行済みジョブのジョブ情報20が増えていくので、情報検索処理で類似原稿ジョブのジョブ情報20が見つからないという不都合が発生するのを抑制できる。
また、本実施形態では、上記のように、類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数が所定回数以上である場合に、制御部11は、類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かの受け付けを操作パネル15に行わせる。類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数が所定回数未満である場合には、制御部11は、類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かの受け付けを操作パネル15に行わせず、今回ジョブの設定受付を操作パネルに行わせる。ここで、或るジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数が少ないということは、当該ジョブ情報20の設定内容情報で示される設定内容が殆ど使用されていないということである。すなわち、当該ジョブ情報20の設定内容情報で示される設定内容はユーザー所望の設定内容でない可能性がある。このため、類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数が所定回数未満である場合には、類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かの受け付けを行わない(受付画面50を表示しない)のが好ましい。仮に、受付画面50を表示すると、受付画面50の表示を停止する操作などを行わなければならないので、ユーザーにとっては煩わしい。
また、本実施形態では、上記のように、類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数が所定回数未満であって、操作パネル15が今回受け付けた今回ジョブの設定内容と類似原稿ジョブの設定内容とが異なる場合、制御部11は、今回ジョブのジョブ情報20を記憶部12に新たに記憶させるとともに、今回ジョブのジョブ情報20に対応付けられるジョブ回数を予め定められた初期値に設定する。類似原稿ジョブのジョブ情報に対応付けられたジョブ回数が所定回数未満であって、操作パネル15が今回受け付けた今回ジョブの設定内容と類似原稿ジョブの設定内容とが同じ場合、制御部11は、今回ジョブのジョブ情報20を記憶部12に新たに記憶させず、類似原稿ジョブのジョブ情報20に対応付けられたジョブ回数をカウントアップする。これにより、確実に、使用頻度が高い設定内容を示す設定内容情報を含むジョブ情報20に対応付けられているジョブ回数を増やすことができる。
また、本実施形態では、上記のように、類似原稿ジョブが複数存在する場合、制御部11は、複数の類似原稿ジョブのいずれかを指定する操作の受け付けを操作パネル15に行わせ、指定された類似原稿ジョブの設定内容で今回ジョブを実行する。これにより、類似原稿ジョブが複数存在する場合、すなわち、設定候補の設定内容が複数存在する場合であっても、その中から任意に設定内容を指定することができるので、ユーザーの利便性が向上する。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 複合機(画像処理装置)
11 制御部
12 記憶部
13 画像読取部
15 操作パネル
20 ジョブ情報

Claims (8)

  1. 原稿を読み取る画像読取部と、
    ジョブの設定をユーザーから受け付ける操作パネルと、
    前記画像読取部による原稿の読み取りで得られる原稿データを用いるジョブを前記操作パネルが受け付けた設定内容で実行する制御部と、
    記憶部と、を備え、
    前記記憶部は、実行済みジョブで用いられた原稿データおよび前記実行済みジョブの設定内容を含むジョブ情報をジョブ単位で記憶し、
    今回実行する今回ジョブで用いる原稿の読み取りが前記画像読取部によって行われたとき、前記制御部は、前記今回ジョブで用いる原稿データとの類似度が予め定められた閾値を超える原稿データを用いた前記実行済みジョブである類似原稿ジョブの前記ジョブ情報を前記記憶部から検索する情報検索処理を行い、
    前記類似原稿ジョブの前記ジョブ情報が見つかった場合、前記制御部は、前記類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かの受け付けを前記操作パネルに行わせ、
    前記類似原稿ジョブの設定内容を使用する旨を前記操作パネルが受け付けた場合、前記制御部は、前記今回ジョブを前記類似原稿ジョブの設定内容で実行することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記類似原稿ジョブの前記ジョブ情報が見つからなかった場合、前記制御部は、前記今回ジョブの設定受付を前記操作パネルに行わせ、前記今回ジョブを前記操作パネルが今回受け付けた設定内容で実行し、前記今回ジョブの前記ジョブ情報を前記記憶部に新たに記憶させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記類似原稿ジョブの設定内容を使用しない旨を前記操作パネルが受け付けた場合、前記制御部は、前記今回ジョブの設定受付を前記操作パネルに行わせ、前記今回ジョブを前記操作パネルが今回受け付けた設定内容で実行し、前記今回ジョブの前記ジョブ情報を前記記憶部に新たに記憶させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記記憶部は、前記ジョブ情報に対応付けられたジョブ回数を記憶し、
    前記ジョブ回数は、対応する前記ジョブ情報で示されるジョブと同条件のジョブの実行回数であり、
    前記類似原稿ジョブの前記ジョブ情報に対応付けられた前記ジョブ回数が所定回数以上である場合に、前記制御部は、前記類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かの受け付けを前記操作パネルに行わせ、
    前記類似原稿ジョブの前記ジョブ情報に対応付けられた前記ジョブ回数が前記所定回数未満である場合には、前記制御部は、前記類似原稿ジョブの設定内容を使用するか否かの受け付けを前記操作パネルに行わせず、前記今回ジョブの設定受付を前記操作パネルに行わせることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記類似原稿ジョブの前記ジョブ情報に対応付けられた前記ジョブ回数が前記所定回数未満であって、前記操作パネルが今回受け付けた前記今回ジョブの設定内容と前記類似原稿ジョブの設定内容とが異なる場合、前記制御部は、前記今回ジョブの前記ジョブ情報を前記記憶部に新たに記憶させるとともに、前記今回ジョブの前記ジョブ情報に対応付けられる前記ジョブ回数を予め定められた初期値に設定し、
    前記類似原稿ジョブの前記ジョブ情報に対応付けられた前記ジョブ回数が前記所定回数未満であって、前記操作パネルが今回受け付けた前記今回ジョブの設定内容と前記類似原稿ジョブの設定内容とが同じ場合、前記制御部は、前記今回ジョブの前記ジョブ情報を前記記憶部に新たに記憶させず、前記類似原稿ジョブの前記ジョブ情報に対応付けられた前記ジョブ回数をカウントアップすることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記操作パネルが今回受け付けた前記今回ジョブの設定内容と前記類似原稿ジョブの設定内容とが異なる場合、前記制御部は、前記今回ジョブの設定内容と前記類似原稿ジョブの設定内容とで設定値が同じ設定項目である同値項目が存在するか否かを判断し、
    前記同値項目が存在する場合、前記制御部は、前記今回ジョブの原稿データ、前記同値項目および前記同値項目の設定値を含む追加ジョブ情報を前記ジョブ情報として前記記憶部にさらに記憶させることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記類似原稿ジョブが複数存在する場合、前記制御部は、複数の前記類似原稿ジョブのいずれかを指定する操作の受け付けを前記操作パネルに行わせ、指定された前記類似原稿ジョブの設定内容で前記今回ジョブを実行することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記ジョブ情報には、対応するジョブを要求したユーザー情報が対応付けられ、
    前記情報検索処理を行うとき、前記制御部は、前記今回ジョブを要求した今回要求ユーザーを認識し、前記今回要求ユーザーが要求した前記類似原稿ジョブの前記ジョブ情報を前記記憶部から検索することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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