JP2020101299A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵温度帯の貯蔵室を冷却する遠心ファンを確実に除霜して、翼間の霜成長による冷却性能の低下が起き難い冷蔵庫を提供する。【解決手段】冷凍温度帯の冷凍貯蔵室と、該冷凍貯蔵室を冷却する蒸発器と、該蒸発器と熱交換した空気を前記冷凍貯蔵室に送風する遠心型ファンと、前記蒸発器と前記遠心型ファンが実装される冷却風路空間と、前記遠心型ファンを加熱するファン加熱手段と、前記遠心型ファンの温度を検知するファン温度検知手段を備えること。【選択図】図16

Description

本発明は、家庭用の冷凍冷蔵庫に関する。
本技術分野の背景技術として、例えば特開2007−309634号公報(特許文献1)や、特開2010−243058号公報(特許文献1)がある。
特許文献1には、本体である外郭が断熱箱体で構成されており、この断熱箱体の内部空間(すなわち庫内)は、冷蔵室と冷凍室を左右でわけて備え、前記冷蔵室及び前記冷凍室それぞれに蒸発器と遠心ファンとを備えた冷蔵庫が開示されている(例えば特許文献1の図1参照)。
特開2007−309634号公報
特許文献1記載の冷蔵庫において、遠心ファンは軸方向に吸込んだ空気を径方向に吐出するファンであり、吐出開口に対して吸込開口が狭くなる。そのため、低温の冷凍温度帯室の冷却用に用いると、狭い吸込開口近傍で霜が成長して風量が減少し、冷却性能が低下するという問題が生じることがあった。
上記課題に鑑みてなされた本発明の冷蔵庫は、冷凍温度帯の冷凍貯蔵室と、該冷凍貯蔵室を冷却する蒸発器と、該蒸発器と熱交換した空気を前記冷凍貯蔵室に送風する遠心型ファンと、前記蒸発器と前記遠心型ファンが実装される冷却風路空間と、前記遠心型ファンを加熱するファン加熱手段と、前記遠心型ファンの温度を検知するファン温度検知手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、冷蔵温度帯の貯蔵室を冷却する遠心ファンを確実に除霜して、翼と周辺風路の霜成長による冷却性能の低下が起きにくい冷蔵庫を提供できる。
実施例に係わる冷蔵庫の正面図 図1のA−A断面図 (a)は図1のドア、容器、吐出口を外した状態の正面図、(b)は図1のドア、容器を外した状態の正面図 実施例に係る製氷室、冷凍室、第一切替室、及び第二切替室の冷気の流れを示す風路構造の概略図 実施例に係る冷蔵庫の冷凍サイクルの構成図 (a)は実施例に係る冷蔵用蒸発器の構成図、(b)は実施例に係る冷凍用蒸発器の構成図 (a)は実施例に係る冷蔵用ファン翼の斜視図、(b)は実施例に係る冷凍用ファン翼の斜視図 実施例に係る冷蔵室にターボファンを鉛直に実装した場合の側断面図 図2の冷凍用ファン近傍の拡大図 図9(a)の冷凍用ファンの翼直径を拡大した場合の図 図9(a)の冷凍用ファンの形態をプロペラファンとした図 図10(a)のプロペラファンの翼直径を拡大した場合の図 図3(a)の冷蔵室以外の拡大図 図11の第一切替室を冷凍モード、第二切替室を冷蔵モードとした場合のダンパの開閉状態を示す図 実施例に係る抵抗曲線とファン単体特性の関係図 実施例に係る冷凍用ファンの斜視図 実施例に係る冷凍用ファンの中央断面の詳細図 実施例に係る運転パターンの一例を示す図
以下、本発明の実施形態である。
本発明に関する冷蔵庫の実施例について説明する。図1は実施例に係わる冷蔵庫の正面図、図2は図1のA−A断面図である。
図1に示すように、冷蔵庫1の箱体10は、上方から冷蔵室2、左右に併設された製氷室3と冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6の順番で貯蔵室を有している。
冷蔵庫1はそれぞれの貯蔵室の開口を開閉するドアを備えている。これらのドアは、冷蔵室2の開口を開閉する、左右に分割された回転式の冷蔵室ドア2a、2bと、製氷室3、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6の開口をそれぞれ開閉する引き出し式の製氷室ドア3a、冷凍室ドア4a、第一切替室ドア5a、第二切替室ドア6aである。これら複数のドアの内部材料は主にウレタンで構成されている。
冷蔵室2の高さH1は冷凍室4と第一切替室5をあわせた高さH2より大きい構成(H1>H2)となっている。
また、床から冷蔵室2のドア2a、ドア2bの下端までの距離をH3、製品高さをH4としたとき、H3は800〜1200mm、H4は1700〜2100mmとなるように、それぞれH3=950mm、H4=1820mmとしている。これにり、使用者が立った状態で冷蔵室2を使えるため、使い勝手を向上している。
ドア2aには庫内の温度設定の操作を行う操作部200を設けている。ドア2a、2bを冷蔵庫1に固定するために、ドアヒンジ(図示せず)が冷蔵室2上部及び下部に設けてあり、上部のドアヒンジはドアヒンジカバー16で覆われている。
冷蔵室2は庫内を冷蔵温度帯(0℃以上)の例えば平均的に4℃程度にした冷蔵貯蔵室であり、製氷室3及び冷凍室4は、庫内を冷凍温度帯(0℃未満)の例えば平均的に−18℃程度にした冷凍貯蔵室でありる。第一切替室5、及び第二切替室6は冷凍温度帯もしくは冷蔵温度帯に設定可能な切替貯蔵室で、例えば、平均的に4℃程度にする冷蔵モードと、平均的に−20℃程度にする冷凍モードとを切り替えられる。なお、本実施例の冷蔵庫1では、さらに冷蔵モードと冷凍モードの間の温度となる強冷蔵モードや弱冷凍モード、また冷蔵モードよりも高温にする弱冷蔵モード、冷凍モードよりも低温にする強冷凍モードといった、複数の運転モードを設けており、これらの運転モードは操作部200を操作することで選択できる。
図2に示すように、冷蔵庫1は、鋼板製の外箱10aと合成樹脂製の内箱10bとの間に発泡断熱材(例えば発泡ウレタン)を充填して形成される箱体10により、庫外と庫内は隔てられて構成されている。箱体10には発泡断熱材に加えて、比較的熱伝導率の低い真空断熱材を外箱10aと内箱10bとの間に実装することで、食品収納容積を低下させることなく断熱性能を高めている。ここで、真空断熱材は、グラスウールやウレタン等の芯材を、外包材で包んで構成される。外包材はガスバリア性を確保するために金属層(例えばアルミニウム)を含む。また、真空断熱材は製造性から一般的に各面形状が平面で形成される。
本実施例では、箱体10の背部、下部に真空断熱材25f、25gを、箱体10の両側部に真空断熱材25h(図示せず)を設けることで、冷蔵庫1の断熱性能を高めている。
同様に、本実施例では、第一切替室ドア5a、第二切替室ドア6aに真空断熱材25d、25eを設けることで、冷蔵庫1の断熱性能を高めている。上記の断熱構成は、特に各切替室5、6を冷凍モードとし、庫外と切替室5、6との温度差が大きく、外気から侵入する熱量が多い場合に、省エネルギー性能を大きく向上できる。
冷蔵室2と、製氷室3及び冷凍室4は断熱仕切壁28によって隔てられている。また、製氷室3及び冷凍室4と、第一切替室5は断熱仕切壁29によって隔てられ、第一切替室5と第二切替室6は断熱仕切壁30によって隔てられている。本実施例の冷蔵庫1では断熱仕切壁29の内部に真空断熱材25bを、断熱仕切壁30内部に真空断熱材25cを設けることで、貯蔵室間の熱移動を抑制して冷蔵庫1の断熱性能を高めている。
さらに、本実施例の冷蔵庫1では、後述するF蒸発器14b及びその周辺風路(F蒸発器室8b、冷凍室風路12、及び冷凍室戻り風路12d)と、第一切替室5との間に断熱仕切壁27を設けており、この断熱仕切壁27にも真空断熱材25aを設けることで、冷蔵庫1の断熱性能を高めている。上記の断熱構成は、特に第一切替室5を冷蔵モードとし、第二切替室6を冷凍モードとした場合の冷蔵庫1の省エネルギー性能を向上できる。冷蔵温度帯の第一切替室5は、隣接する部屋が冷凍温度帯である上面(断熱仕切壁29)、背面(断熱仕切壁27)、さらに底面(断熱仕切壁30)から吸熱され、第一切替室5が過度に冷却されるため、冷蔵温度帯を保つためにヒータ(図示せず)での加熱が必要となる場合がある。本実施例の冷蔵庫では、断熱仕切壁27、29、30の内部に真空断熱材25a、25b、25cを設け、第一切替室5の上面、背面、及び底面からの過度な吸熱を抑えることで、第一切替室5を冷蔵温度帯に保ちやすくなり、ヒータでの加熱を抑えて省エネルギー性能を向上している。
冷蔵室ドア2a、2bの庫内側には複数のドアポケット33a、33b、33cを設け、また棚34a、34b、34c、34dを設けることで、冷蔵室2内は複数の貯蔵スペースに区画されている。製氷室ドア3a、冷凍室ドア4a、第一切替室ドア5a、第二切替室ドア6aには、一体に引き出される製氷室容器3b、冷凍室容器4b、第一切替室容器5b、第二切替室容器6bを備えている。
冷蔵室2、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6の庫内背面側には、それぞれ冷蔵室温度センサ41、冷凍室温度センサ42、第一切替室温度センサ43、第二切替室温度センサ44を設け、R蒸発器14aの上部にはR蒸発器温度センサ40a、F蒸発器14bの上部にはF蒸発器温度センサ40bを設け、これらのセンサにより、冷蔵室2、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6、R蒸発器14a、及びF蒸発器14bの温度を検知している。また、冷蔵庫1の天井部のドアヒンジカバー16の内部には、外気温度センサ37と外気湿度センサ38を設け、外気(庫外空気)の温度と湿度を検知している。その他にも、ドアセンサ(図示せず)を設けることで、ドア2a、2b、3a、4a、5a、6aの開閉状態をそれぞれ検知している。
冷蔵庫1の上部には、制御装置の一部であるCPU、ROMやRAM等のメモリ、インターフェース回路等を搭載した制御基板31を配置している。また、制御基板31は、外気温度センサ37、外気湿度センサ38、冷蔵室温度センサ41、冷凍室温度センサ42、第一切替室温度センサ43、第二切替室温度センサ44、R蒸発器温度センサ40a、F蒸発器温度センサ40b等と電気配線(図示せず)で接続されている。
制御基板31では、各センサの出力値や操作部26の設定、ROMに予め記録されたプログラム等を基に、後述する圧縮機24やRファン9a、Fファン9b、ダンパ101a、101b、102a、102b、冷媒制御弁52の制御を行っている。
図3(a)は、図1のドア、容器、後述する吐出口を外した状態の正面図である。図2および図3(a)を用いて、冷蔵室2内の風路および冷気の流れを説明する。
図2および図3(a)に示すように、冷蔵用蒸発器であるR蒸発器14aは、冷蔵室2の背部にあるR蒸発器室8aの内部に設けてある。R蒸発器14aと熱交換して低温になった空気(冷気)は、R蒸発器14aの上方に設けた冷蔵用ファンであるRファン9aにより、冷蔵室風路11、冷蔵室吐出口11aを介して冷蔵室2に送風され、冷蔵室2内を冷却する。ここで、Rファン9aの形態は、遠心型ファンであるターボファンとしている。冷蔵室2に送風された空気は冷蔵室戻り口15a(図2参照)及び冷蔵室戻り口15b(図3(a)参照)からR蒸発器室8aへと戻り、再びR蒸発器14aにより冷却される。
冷蔵室2の冷蔵室吐出口11aは冷蔵室2の上部に設けており、本実施例では最上段の棚34aと二段目の棚34bの上方に空気が吐出するように設けている。また、冷蔵室戻り口15a、15bは冷蔵室2の下部に設けており、本実施例では冷蔵室戻り口15bは冷蔵室2の下から2番目の段(棚34cと棚34dの間)に設け、冷蔵室戻り口15aは冷蔵室2の最下段(棚34dと断熱仕切壁28の間)で、後述する第二間接冷却室36の略背部に設けている。
図3(b)は、図1のドア及び容器を外した状態の正面図である。また、図4は、実施例1に係る第一間接冷却室35を構成するケース35aの斜視図である。図3(b)および図4を用いて、第一間接冷却室35の構成および、そのまわりの冷気の流れを説明し、図2を用いて第二間接冷却室36の構成および、そのまわりの冷気の流れを説明する。
図3(b)に示すように、冷蔵室2内にある棚34dの上方には第一間接冷却室35を設けている。第一間接冷却室35は、ケース35aを備えており、また、第一間接冷却室35に冷気を直接送風する吐出口を設けていない構成としている。
図2に示すように、冷蔵室2の内部である、断熱仕切壁28の上方には第二間接冷却室36を設けている。第二間接冷却室36は、ドア36aと収納部36bが接触して密閉される構造としている。これにより、低温低湿な空気が第二間接冷却室36内の食品に直接入らないようにして、第二間接冷却室36内の食品の乾燥を抑制している。さらに本実施例の冷蔵庫1の第二間接冷却室36は、ドア36aを閉じると、例えばパッキングによりドア36aと収納部36bが隙間なく接触し、密閉される構造としている。加えて、第二間接冷却室36には、ポンプ(図示せず)が接続されており、ポンプを動作させることで、第二間接冷却室36内部を、例えば0.8気圧に減圧し、第二間接冷却室36内に設けた食品の酸化を抑制している。
第二間接冷却室36は、断熱仕切壁28を介して製氷室3及び冷凍室4と隣接させており、製氷室3及び冷凍室4による吸熱により、冷蔵室2よりも低温な氷温モード(例えば約−3〜0℃)にできるようにしている。また、断熱仕切り壁28内にはヒータ(図示せず)を設けており、ヒータを動作させることで冷蔵室2の温度に近いチルドモード(例えば約0〜3℃)にも設定できる。なお、これらの運転モードは操作部200を操作することで切替えられる。
図4は、実施例1に係る製氷室3、冷凍室4、第一切替室5、及び第二切替室6の冷気の流れを示す風路構造の概略図である。図2および図4を用いて、冷蔵室2以外の庫内の風路構成と、冷気の流れを説明する。
図2および図4に示すように、冷凍用蒸発器であるF蒸発器14bは第一切替室5、第二切替室6の背部のF蒸発器室8b内に設けてある。F蒸発器14bと熱交換して低温になった空気(冷気)は、F蒸発器14bの上方に設けた冷凍用ファンであるFファン9bにより、冷凍室風路12、冷凍室吐出口12a、12bを介して製氷室3及び冷凍室4に送風され、製氷室3の製氷皿3c内の水、容器3b内の氷、冷凍室4の容器4b内の食品等を冷却する。ここで、Rファン9aの形態は、遠心型ファンであるターボファンとしている。製氷室3及び冷凍室4を冷却した空気は、冷凍室戻り口12cより冷凍室戻り風路12dを介して、F蒸発器室8bに戻り、再びF蒸発器14bにより冷却される。
本実施例の冷蔵庫1では、第一切替室5、及び第二切替室6もF蒸発器14bで低温にした空気(冷気)で冷却する。第一切替室5及び第二切替室6への冷気の送風は、送風制御部であるダンパ101a、101b、102a、及び102bにより制御する。
まず、第一切替室5への冷気の流れを説明する。第一切替室5の冷気の流れは、冷凍モードと冷蔵モードとで異なる。第一切替室5が冷凍モードの際は、ダンパ101aを開けて、ダンパ101bを閉じる。F蒸発器14bで冷却された空気は、Fファン9b、冷凍室風路12、ダンパ101a、そして第一切替室5の直接冷却用吐出口である第一切替室吐出口111aを介して、第一切替室5に設けた第一切替室容器5b内に送風され、第一切替室容器5b内の食品を冷却する。冷気は第一切替室容器5b内の食品を直接冷却するため、比較的短時間で第一切替室容器5b内の食品を冷却できる。
第一切替室5が冷蔵モードの際は、ダンパ101aを閉じて、ダンパ101bを開ける。F蒸発器14bで冷却された空気は、Fファン9b、冷凍室風路12、ダンパ101b、そして第一切替室5の間接冷却用吐出口である第一切替室吐出口111bを介して、第一切替室容器5bの外側(外周)に送風される。冷気は第一切替室容器5b内の食品に直接到達し難くなり、すなわち食品は第一切替室容器5bを介して間接冷却されるため、食品の乾燥を抑えつつ冷却できる。第一切替室吐出口111a、又は第一切替室吐出口111bより吐出し、第一切替室5内を冷却した空気は、第一切替室戻り口111cより冷凍室戻り風路12dを介してF蒸発器室8bに戻り、再びF蒸発器14bにより冷却される。
次に、第二切替室6への冷気の流れを説明する。第二切替室6の構成は、第一の切替室5と同様で、運転モードによってダンパの開閉を変更している。第二切替室6が冷凍モードの際は、ダンパ102aを開け、ダンパ102bを閉じる。F蒸発器14bで冷却された空気(冷気)は、Fファン9b、冷凍室風路12、ダンパ102a、そして第二切替室6の直接冷却用吐出口である第二切替室吐出口112aを介して、第二切替室容器6b内に送風され、第二切替室容器6b上の食品を冷却する。冷気は第二切替室容器5bの食品を直接冷却するため、比較的短時間で第二切替室容器6b内の食品を冷却できる。
第二切替室6が冷蔵モードの際は、ダンパ102bを開け、ダンパ102aを閉じる。F蒸発器14bで冷却された空気は、Fファン9b、冷凍室風路12、ダンパ102b、そして第二切替室6の間接冷却用吐出口である第二切替室吐出口111bを介して、第二切替室容器6bの外側(外周)に送風し、間接冷却として、食品の乾燥を抑えつつ冷却する。第二切替室6内を冷却した空気は、第二切替室戻り口112cより冷凍室戻り風路12dを介してF蒸発器室8bに戻り、再びF蒸発器14bにより冷却される。
図5は、実施例1に係る冷蔵庫の冷凍サイクルの構成図である。本実施例の冷蔵庫1では、圧縮機24、冷媒の放熱を行う放熱手段である庫外放熱器50aと壁面放熱配管50b、仕切り壁28、29、30の前面部への結露を抑制する結露防止配管50c、冷媒を減圧させる減圧手段である冷蔵用キャピラリチューブ53aと冷凍用キャピラリチューブ53b、冷媒と庫内の空気を熱交換させて、庫内の熱を吸熱するR蒸発器14aとF蒸発器14bを備え、これらにより庫内を冷却している。また、冷凍サイクル中の水分を除去するドライヤ51と、液冷媒が圧縮機24に流入するのを防止する気液分離器54a、54bを備え、さらに冷媒流路を制御する三方弁52、逆止弁56、冷媒流を接続する冷媒合流部55も備えており、これらを冷媒配管59により接続することで冷凍サイクルを構成している。
なお本実施例の冷蔵庫1は、冷媒にイソブタンを用いている。また、本実施例の圧縮機24はインバータを備えて回転速度を変えることができる。
三方弁52は、52a、52bで示す2つの流出口を備え、流出口52a側に冷媒を流す冷蔵モードと、流出口52b側に冷媒を流す冷凍モードを備え、これらを切換えできる部材である。また、本実施例の三方弁52は、流出口52aと流出口52bの何れも冷媒が流れないようにする全閉、また何れも冷媒が流れるようにする全開のモードも備え、これらにも切換え可能である。
本実施例の冷蔵庫1では、冷媒は以下のように流れる。圧縮機24から吐出した冷媒は、庫外放熱器50a、庫外放熱器50b、結露防止配管50c、ドライヤ51の順に流れ、三方弁52に至る。三方弁52の流出口52aは冷媒配管を介して冷蔵用キャピラリチューブ53aと接続され、流出口52bは冷媒配管を介して冷凍用キャピラリチューブ53bと接続されている。
冷蔵室2を冷却する場合は、流出口52a側に冷媒が流れるようにする。流出口52aから流出した冷媒は、冷蔵用キャピラリチューブ53a、R蒸発器14a、気液分離機54a、冷媒合流部55の順に流れた後、圧縮機24に戻る。冷蔵用キャピラリチューブ53aで低圧低温になった冷媒がR蒸発器14aを流れることでR蒸発器14aが低温となり、このR蒸発器14bにより冷却された空気をRファン9a(図2参照)で送風することで冷蔵室2を冷却する。
製氷室3、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6を冷却する際は、流出口52b側に冷媒が流れるようにする。流出口52bから流出した冷媒は、冷凍用キャピラリチューブ53b、F蒸発器14b、気液分離機54b、逆止弁56、冷媒合流部55の順に流れた後、圧縮機24に戻る。逆止弁56は気液分離機54bから冷媒合流部55側には冷媒が流れ、冷媒合流部55から気液分離機54b側へは流れないように配設している。冷凍用キャピラリチューブ53bで低圧低温になった冷媒がF蒸発器14bを流れることでF蒸発器14bが低温となり、F蒸発器14bにより冷却された空気をFファン9b(図2参照)で送風することで製氷室3、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6を冷却する。
本実施例の冷蔵庫1では、冷蔵室2はR蒸発器14aを用いて冷却し、製氷室3、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6はF蒸発器14bを用いて冷却する構成としているが、このような構成とすることで、R蒸発器14aとF蒸発器14bのそれぞれに異なる蒸発器温度を設定できる。具体的には、冷凍温度帯である、又は冷凍温度帯に設定可能な製氷室3、冷凍室4、第一切替室5、第二切替室6を冷却するF蒸発器14bに冷媒を流す際は、これらの貯蔵室よりも低温な蒸発器温度(例えば−25℃)とする。一方、冷蔵温度帯の冷蔵室2を冷却するR蒸発器14aに冷媒を流す際は、冷媒の蒸発器温度を比較的高くする(例えば−10℃)。一般的に、蒸発器の温度が高いほど、冷凍サイクルの冷却効率を高めることができ、省エネルギー性能向上に有効である。また、蒸発器の温度が高いほど、空気が蒸発器を通過する際の空気中の水分の着霜が抑えられ、すなわち空気の除湿が抑えられ、庫内を高湿に保つことができる。従って、R蒸発器14aの温度が高い状態で冷蔵室2を冷却することで、冷凍温度帯の貯蔵室と共通の蒸発器で冷却する場合に比べ、冷蔵室2冷却時の省エネルギー性能を高められるとともに、冷蔵室2内を高湿に保つことができる。
また、冷蔵室2のみを冷却するR蒸発器14aと、その他の貯蔵室を冷却するF蒸発器14bとを分けることで、R蒸発器14aの除霜方式をオフサイクル除霜とし、さらなる省エネルギー性能向上と、冷蔵室2の高湿化を図っている。
まず、F蒸発器14bの下部には、F蒸発器14bを加熱するラジアントヒータ21を設けている。ラジアントヒータ21は、例えば50W〜200Wの電気ヒータで、本実施例では150Wのとしている。F蒸発器14bの除霜時に発生した除霜水(融解水)はF蒸発器室8bの下部のFトイ23bからF排水管26を介して圧縮機24の上部に設けたF蒸発皿32に排出される。
一方、R蒸発器14aの除霜にはオフサイクル除霜方式を採用しており、R蒸発器14aに冷媒を流さない状態で、Rファン9aを駆動させる。Rファン9aにより、冷蔵室2の空気が冷蔵室戻り口15a、15bを介してR蒸発器14aに流れ(図2、図3(a)参照)、霜の融点よりも高温の冷蔵温度(0℃以上)の冷蔵室2の空気によりR蒸発器14aの霜を加熱して除霜する。R蒸発器14aの除霜時に発生した除霜水は、R蒸発器室8aの下部に設けたRトイ23a(図2参照)から、R排水管(図示なし)を介して機械室39に設けた図示しないR蒸発皿に排出される。
オフサイクル除霜方式を用いると、電気ヒータ(約150W)を用いることなくファン(0.5〜3W)のみでR蒸発器14aの除霜が行えるため、電気ヒータを用いる除霜方式に比べ消費電力を抑えられる。また、オフサイクル除霜中に通過する空気(約4℃)は、低温なR蒸発器14a及びR蒸発器14aに付着した霜(約0℃)により冷却されるため、R蒸発器14aを除霜すると同時に、冷蔵室2を冷却できる。従って省エネルギー性能の高い除霜方式である。さらに、オフサイクル除霜中はR蒸発器14aの温度が高いため、R蒸発器14aを通過する空気の除湿が抑えられ、或いは加湿されるため、冷蔵室2を高湿に保つ効果をさらに高めることができる。
このように、冷蔵温度帯の貯蔵室である冷蔵室2を冷却するR蒸発器14aを備え、冷蔵室2冷却時の蒸発器温度を高め、また、オフサイクル除霜方式を採用することで、省エネルギー性能を高め、また冷蔵室2を高湿にしている。
図6は実施例に係る冷蔵庫の蒸発器の構成図であり、図6(a)は冷蔵用蒸発器の構成図、図6(b)は冷凍用蒸発器の構成図を示している。図6に示すように、R蒸発器14aおよびF蒸発器14bは、クロスフィンチューブ式熱交換器であり、複数枚のアルミニウム製のフィン57を、複数回に曲げられたアルミニウム製の伝熱管58が貫くように構成されている。
本実施例では、R蒸発器14aの平均フィン積層間隔Pf1とF蒸発器14bの平均フィン積層間隔Pf2の関係はPf1≦Pf2となるように構成し、さらに、R蒸発器14aの高さH5とF蒸発器14bの高さH6の関係はH5≦H6となるように構成することで、食品収納容積の拡大と冷却性能の低下の抑制を両立している。
R蒸発器14aでは、除霜方式にオフサイクル除霜方式を用いているため、Pf1を狭めて霜詰まりが起きやすくなった場合に消費電力が増大しにくい。したがって、R蒸発器14aは高さH1を比較的小さくし、かつPf1を比較的狭めるコンパクト実装により、冷却性能を極力低下させずに、冷蔵室2の食品収納容積を拡大している。
F蒸発器では14b、除霜方式にヒータ除霜方式を用いているため、Pf2を比較的狭めて霜詰まりが起きやすくなった場合に冷却性能が低下しやすい。したがって、Pf2広げることで冷却性能が低下する回数を低減している。
本実施例ではPf1を約3mm、Pf2を約5mm、H5を約90mm、H6を約150mmとしているが、本実施例で使用した寸法以外の場合でも、Pf1≦Pf2とH5≦H6の関係が成り立てば同様な効果を得ることができる。
図7(a)は実施例に係る冷蔵用ファン翼の斜視図である。図7(a)に示すように、Rファン9aの形態は、遠心型ファンであるターボファン(後向きファン)とし、翼直径D1=100mm、翼高さL1=25mm、翼枚数は10枚としている。また、回転数を1000〜1800rpm程度で運転している。
図8は、実施例に係る冷蔵室にターボファンを鉛直に実装した場合の側断面図である。本実施例の冷蔵庫では、Rファン9aの形態として、遠心型ファンであるターボファンを略鉛直に配置している。また、Rファン9aの前面側端部は、R蒸発器14aの前面側端部よりも背面側に位置する。そして、Rファン9aの鉛直投影と蒸発器14aの鉛直投影とは少なくとも一部が重なっており、本実施例では、Rファン9aの鉛直投影は蒸発器14aの鉛直投影内に含まれる配置となっている。
ターボファンをはじめとする遠心型ファンでは、軸方向に吸込んだ流れを径方向に吹出す特性を有するため、本実施例では、Rファン9a吸込口側(冷蔵庫の前面側)には空間が必要であるが、Rファン9aの背面側に風路空間を設ける必要がない。そのため、Rファン9a周辺の送風路の奥行き寸法60を、R蒸発器14aの奥行き寸法61と同等あるいは同等以下にできるため、食品収納容積の拡大に寄与できる。ここでの「同等」とは、Rファン9a周辺の送風路の奥行き寸法60が、R蒸発器14aの奥行寸法61に対して、±20%以内、望ましくは±10%以内のことを指す。なお、仕切り62が鉛直方向に真っ直ぐでない場合、送風路の奥行き寸法60は、Rファン9aの上端から下端までの高さ範囲における平均とする。
また、ターボファンは高静圧タイプの送風機のため、冷蔵庫で一般的に用いられるプロペラファンと比較して高静圧(風路抵抗が大きい)時に風量を増大させやすい特性を持っている。本実施例では、R蒸発器14aのPf1をF蒸発器14bのPf2より狭め、かつオフサイクル除霜を採用しているため、R蒸発器14aで霜が成長して風路抵抗が大きくなる頻度が多くなるが、このような運転条件においても、風量を極端に低下させることなく、霜の潜熱を利用して冷却ができる。
図7(b)は実施例に係る冷凍用ファン翼の斜視図である。図7(b)に示すように、Fファン9bの形態は、遠心型ファンであるターボファン(後向きファン)とし、翼直径D2=120mm、翼高さL2=26mm、翼枚数は10枚としている。また、回転数を1000〜1800rpm程度で運転している。
図8(a)(b)に示すように、Rファン9aの吐出面積(A1=D1×π×L1)よりもFファン9bの吐出面積(A2=D2×π×L2)が大きくなるように構成している。ここで、吐出面積とは、翼高さと翼直径で規定される面積を指し、翼以外の部品は含まないものとする。冷蔵温度帯の冷蔵室2と、冷凍温度帯の冷凍室3に同一の食品(冷却負荷)を投入した場合を考えると、冷蔵室2に比べて冷凍室3の必要冷却量が多くなるが、例えばRファン9aとFファン9bの回転数を同程度として、かつA1<A2の関係とすることで、冷蔵室2への送風量<冷凍室3への送風量となるため、各貯蔵室の必要冷却量に適した冷気風量を送風しやすくなる。上記の効果は、第一切替室5が冷凍モードの場合と、第二切替室6が冷凍モードの場合に効果が高くなる。
本実施例では、2つのファンの回転数が同程度の場合を想定したが、例えば冷凍側の必要冷却量が想定より多くなる場合は冷凍側ファンの回転数を増大させてもよく、また、冷蔵側の必要冷却量が想定より多くなる場合は冷蔵側ファンの回転数を増大させても同様な効果が得られる。
図2、図7(a)(b)に示すように、使用者の顔の高さから近い貯蔵室にあるファンの吐出面積A1より、使用者の顔の高さから遠いファンの吐出面積A2を大きくしている。これにより、吐出面積A2の増大によって騒音が増大した場合であっても、使用者とFファン9bとの距離が比較的遠いため、使用者が騒音の増大に気づきにくくなり、快適性が向上する。
図7(b)に示すように、Fファン9aの形態は、遠心型ファンであるターボファンとしている。ターボファンは他の遠心型ファン(例えばシロッコファン、ラジアルファン)よりも翼枚数が比較的少なく設計できる。これは、風路として使える有効な面積が広いため、狭い吸込開口近傍で霜が成長した場合であっても風量が極端に低下しにくくなることを意味しており、言い換えると、冷却能力の低下が起きにくくなるため、冷蔵庫を長時間運転した場合の風量(冷却能力)を向上できる。
図7(a)(b)に示すように、Rファン9aとFファン9bの形態をターボファンとし、Rファン9aの翼高さL1とFファン9bの翼高さL2が略同等で、Rファン9aの翼直径D1よりFファン9bの翼直径D2が大きくなるように、言い換えると、D2/D1>L2/L1の関係が成り立つように構成している。上記のような関係とすることで、Fファン9bの吐出面積A2の拡大にあわせてF蒸発器室の奥行き63(後述する図10参照)を拡大せずに済むため、食品収納容積の拡大と冷凍側の冷却性能の向上を両立できる。上記の効果を図9、図10を用いて詳細に説明する。
図9(a)は図2の冷凍用ファン近傍の拡大図で、図9(b)は図9(a)の冷凍用ファンの翼直径を拡大した場合の図である。また、図10(a)は図9の冷凍用ファンの形態をプロペラファンとした図で、図10(b)は図10(a)のプロペラファンの翼直径を拡大した場合の図である。
図10(a)(b)に示すように、Fファン9bの形態には、軸流型ファンであるプロペラファンが用いられることが多い。Fファン9bの形態をプロペラファンとした場合は、ファン流入と流出に空間を確保するために水平あるいは傾斜させて設置するため、ファン翼直径D2を大きくした場合は、F蒸発器室の奥行き63を拡大して実装するため、食品収納容積が縮小してしまう。
そのため、本実施例では、図9(a)(b)に示すように、Fファン9bの形態を遠心型ファンであるターボファンとすることで、Fファン9bを略垂直に設置でき、これにより、風量を増大させることを目的にファン翼直径D2を大きく設計した場合でも、F蒸発器室の奥行き63を拡大せずに実装できる。
図9(a)に示すように、ターボファンは流入口近傍で渦が生成されるために、Fファン9b流出口の風速分布64は、冷蔵庫1の前面側が速くなるような特性を持つ。そのため、Fファン9bの流入口が冷蔵庫1の背面側になるように配置することで、風速の大きい流れが吐出口111a、112aに比較的短い距離で届くため、風路損失を低減して、比較的内容積が大きい第一切替室5の冷却能力を向上できる。
図11は、図3(a)の冷蔵室以外の拡大図である。また、図11は、第一切替室5と第二切替室6とを冷凍モードとした場合のダンパ101a、101b、102a、102bの開閉状態も示している。図11に示すように、Fファン9bから吐出された空気は、ファン径方向(左右上下)にあるダンパ101a、102a、に向かって流れる。そのため、ファン径方向に形成される風路にファン径方向に吹出す遠心型ファンを搭載することで、Fファン9bから流出される冷気を大きく指向させずに吐出口まで運ぶことができるため、風路損失を小さくできる。上記の効果により、Fファン9bを通過する風量を増大できる。
本実施例では、ダンパ101aとファンの中心とを結んだ直線と、ダンパ102aとファンの中心とを結んだ直線のなす角(開状態のダンパとファン中心を結んだ2つ直線のなす角の最大値)が約120゜となっており、この角度が約90゜以上の場合に大きな効果が期待できる。
また、本実施例は、ダンパ101a、101b、102a、102bといった複数のダンパを有し、ダンパの開閉により運転モードを切替えている。このように、複数のダンパの開閉によって運転モードを切替える冷蔵庫では、Fファン9bから流出した冷気が吐出口111a、111b、112a、112bに至るまでに、ダンパ101a、101b、102a、102bの開閉状態によって風路抵抗が極端に増大する場合がある。
図12は図11の第一切替室と第二切替室を冷蔵モードとした場合のダンパの開閉状態を示す図である。図12に示すように、第一切替室5と第二切替室6を冷蔵モードとした場合は、ダンパ101a、102aを開き、ダンパ101b、102bを閉じる。このため、開状態のダンパとファン中心を結んだ2つ直線のなす角の最大値が約30゜となるため、図12の約120゜に対して風路面積が縮小して風路抵抗が増大するため、結果的に風量が低下してしまう。そのため、風路抵抗が増えた場合であっても風量が低下しにくいファン形態を選定することが望ましい。
図13に第1の実施例に係る抵抗曲線とファン単体特性の関係図を示す。図13では、一般的に用いられる送風機の代表例としてプロペラファン約110mmを1500rpmで駆動した場合のファン特性と、本実施例で用いるターボファン約120mmを1500rpmで駆動した場合のファン特性、そして、ダンパ101a、102aを開いてダンパ101b、102bを閉じた場合の第一の抵抗曲線(図11の運転モード)と、ダンパ101b、102bを開いて、ダンパ101a、102aを閉じた場合の第二の抵抗曲線(図12の運転モード)を示している。ここで、第一の抵抗曲線は、第一切替室5と第二切替室6とが冷凍モードの場合であり、風路抵抗が比較的小さくなる。また、第二の抵抗曲線は、第一切替室5と第二切替室6とが冷凍モードの場合であり、風路抵抗が比較的大きくなる。このように、風路抵抗に明らかな差が生じる場合に、Fファン9bの形態としてプロペラファンを用いると、運転モードの違いで風量は約30%低下する。一方で、本実施例のようにターボファンを用いると、運転モードの違いで風量は約20%低下に留められる。さらに、最も風量が必要となる、第一切替室5と第二切替室6とが冷凍モードの場合、言い換えると第一の抵抗曲線での、プロペラファンを搭載した場合の風量と、ターボファンを搭載した場合の風量を比較すると、ターボファンのほうが約10%多くなる。
図14は実施例に係る冷凍用ファンの斜視図で、図15は図14の中央断面図である。本実施例において、Fファン9bは翼70、ブラシレスモータ71、ファンを断熱仕切壁27に固定するための固定部76、固定部76に設けられてブラシレスモータ71を制御する基板77、基板77に設けられたFファン温度センサ78、基板77に接続される電気配線(図示なし)により構成されている。また、ブラシレスモータ71は、モータ軸72、軸受け73、ローター74、ステータ75などにより構成されるアウターローター型である。
図15に示すように、本実施例では、除霜完了を確認するための第一の温度センサとしてF蒸発器の上部に設けたF蒸発器温度センサ40bに加えて、第二の温度センサとしてFファン温度センサ78を備えている。また、F蒸発器温度センサ40bはFファン9bよりもF蒸発器14bに近く、Fファン温度センサ78はF蒸発器14bよりFファン9bに近くなるように実装している。このように配置することで、第一の温度センサでF蒸発器14bに付着した霜が融解したかどうかを確認しやすく、第二の温度センサでFファン9bに付着した霜が融解したかどうかを確認しやすいため、第一の温度センサのみで除霜状態を検知した場合に比べて信頼性の高い除霜が可能となる。
図15に示すように、Fファン9aの形態は、遠心型ファンであるターボファンとしている。ターボファンは他の遠心型ファン(例えばシロッコファン、ラジアルファン)よりも翼枚数が比較的少なく設計できる。これは、風路として使える有効な面積が広いため、吸込開口近傍で霜が成長した場合であっても風量が極端に低下しにくくなる。
さらに、Fファン温度センサ78を翼の回転軸方向投影領域79に実装していれば、翼70やその周辺に付着した霜の融解状態をより効率よく検知できる。
加えて、本実施例のように、Fファン温度センサ76の一部を、Fファン9bを構成する部品(翼70、ブラシレスモータ71、固定部76、基板77)の一部に接触させることで、翼71とその周辺風路に付着した霜の状態を熱伝導により検知しやすくできる。
図15に示すように、第一の除霜ヒータであるラジアントヒータ21(図2参照)に加えて、第二の除霜ヒータとしてプレートヒータ80を実装している。また、ラジアントヒータ21はFファン9bよりもF蒸発器14bに近く、プレートヒータ80はF蒸発器14bよりFファン9bに近くなるように実装している。このように配置することで、第一の除霜ヒータであるラジアントヒータ21と第二の除霜ヒータであるプレートヒータ80を駆動することで、ラジアントヒータ21だけで除霜したときよりも翼70やその周辺風路を除霜しやすくなるため、翼70や周辺風路での閉塞が起きにくくなり、信頼性の高い除霜が可能となる。
また、本実施例のようにプレートヒータ80を翼の回転軸方向投影領域79に実装していれば、翼70や周辺に付着した霜をより効率よく融解できる。
さらに、本実施例のようにプレートヒータ80の一部を、Fファン9bを構成する部品(翼70、ブラシレスモータ71、固定部76、基板77)の一部に接触させることで、さらに高効率に翼70や周辺風路に付着した霜を融解できる。
くわえて、プレートヒータ80をFファン9bの裏に備えることで、モータ軸72を介して熱伝導で翼70を加熱しやすくなるため、翼70やその周辺の霜を融解しやすくなる。さらに、本実施例ではブラシレスモータ71の構成をアウターロータ型とすることで、インナーロータ型よりもモータ軸71を短くしやすくなり、言い換えるとプレートヒータ80から翼70までの距離を短くすることで、より融解しやすくしている。
また、図15に示すように、本実施例ではプレートヒータ80と貯蔵室(本実施例では切替室5)の間に真空断熱材25aを備えている。そのため、プレートヒータ80の熱が効率よくFファン9b側へ伝わり、翼70や周辺風路に付着した霜を融解しやすくなる。
図16は実施例に関わる運転パターンの一例を示す図である。ここでは外気が比較的高温(例えば32℃)で、低湿でない場合(例えば60%RH)を表している。また、第一切替室5は冷凍運転モード、第二切り替室6は冷蔵運転モードとし、ラジアントヒータ21とプレートヒータ80、Fファン9b、圧縮機24の動作と、第一切替室5、第二切替室6、Fファン温度センサ78、F蒸発器温度センサ40bの温度を抜粋して示している。
第一切替室5は冷凍運転モード、第二切り替室6は冷蔵運転モードとする冷却運転では、圧縮機24を駆動させてF蒸発器14bに冷媒を流して、F冷凍用蒸発器14bを低温にする。この状態でFファン9bを運転することで、F用蒸発器14bを通過して低温になった空気を送風することにより製氷室3、冷凍室4、そして第一切替室5を冷却する。時刻t(本実施例の冷蔵庫では、前回の除霜終了から所定の時間が経過し、再度除霜が入る時刻)になると、Fファン9bと圧縮機24を停止させ、ラジアントヒータ21とプレートヒータ80を起動することで除霜運転を開始する。この除霜運転により、F蒸発器14bに加えて、Fファン9bの翼70や周辺風路で成長した霜や氷も同様に融解できる。この除霜運転ではFファン温度センサ78の温度がTDR(本実施例の冷蔵庫ではTDR=3℃)に到達するとプレートヒータ80を停止させ(時刻t2)、また、F蒸発器温度センサ40bの温度がTDRに到達するとラジアントヒータ21を停止させ(時刻t3)、これら2つのヒータが停止するまで除霜運転が行われる(時刻t3)。ここで、プレートヒータ80とラジアントヒータ21の停止時刻を同一とせず、各ヒータ近傍のセンサ温度によって別々に停止させることで、ヒータ周辺の風路を加熱しすぎることを抑制して省エネルギー性能を向上している。
また、本実施例では、ラジアントヒータ21とプレートヒータ80を用いて除霜し、F蒸発器温度センサ40bとFファン温度センサ78を用いて除霜終了時間を制御することで、霜や氷の解け残りの少ない、確実性の高い除霜を実現している。
除霜運転の終了条件を満足すると、圧縮機24を駆動させてF用蒸発器14bに冷媒を流し低温にし、さらにFファン9bを起動させることで、ふたたび製氷室3、冷凍室4、そして第一切替室5を冷却する。
本実施例の冷蔵庫では、周期的な制御における構成要素の平均温度を評価した際に、上記のような特性を有していればよく、局所的あるいは短期的に特性が異なった場合でも同様な効果が得られる。
以上が、本実施の形態例を示す実施例である。なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
2a、2b 冷蔵室ドア
3 製氷室
3a 製氷室ドア
3b 製氷室容器
3c 製氷皿
4 冷凍室
4a 冷凍室ドア
4b 冷凍室容器
5 第一切替室
5a 第一切替室ドア
5b 第一切替室容器
6 第二切替室
6a 第二切替室ドア
6b 第二切替室容器
8a R蒸発器室(冷蔵用蒸発器室)
8b F蒸発器室(冷凍用蒸発器室)
9a Rファン(冷蔵用ファン)
9b Fファン(冷凍用ファン)
10 断熱箱体
10a 外箱
10b 内箱
11 冷蔵室風路
11a 冷蔵室吐出口
12 冷凍室風路
12a 製氷室吐出口
12b 冷凍室吐出口
12c 冷凍室戻り口
12d 冷凍室戻り風路
14a R蒸発器(冷蔵用蒸発器)
14b F蒸発器(冷凍用蒸発器)
15a、b 冷蔵室戻り口
16 ヒンジカバー
21 ラジアントヒータ
23a Rトイ
23b Fトイ
24 圧縮機
25a、25b、25c、25d、25e、25f、25g、25h 真空断熱材
26 F排水管
27、28、29、30 断熱仕切壁
31 制御基板
32a R蒸発皿
32b F蒸発皿
34a R棚最上段
34b R棚2段目
34c R棚3段目
34d R棚最下段
35 第一間接冷却室
36 第二間接冷却室
37 製氷タンク
39 機械室
40a R蒸発器温度センサ
40b F蒸発器温度センサ
41 冷蔵室温度センサ
42 冷凍室温度センサ
43 第一切替室温度センサ
44 第二切替室温度センサ
45 トイ温度センサ
50a、50b 放熱器
51 ドライヤ
52 三方弁(冷媒制御手段)
53a 冷蔵用キャピラリチューブ(減圧手段)
53b 冷凍用キャピラリチューブ(減圧手段)
54a 冷蔵用気液分離器
54b 冷凍用気液分離器
55 冷媒合流部
56 逆止弁
57 フィン
58 伝熱管
59 冷媒配管
60 Rファン9a周辺の送風路の奥行き寸法
61 R蒸発器14aの奥行寸法
62 仕切り
63 F蒸発器室の奥行き
64 開状態のダンパとファン中心を結んだ2つ直線のなす角の最大値
65 風速分布
70 翼
71 ブラシレスモータ
72 モータ軸
73 軸受け
74 ステーター
75 ロータ
76 固定部
77 基板
78 Fファン温度センサ
79 Fファン9b投影面上の風路空間
80 プレートヒータ
101a、101b、102a、102b ダンパ(送風制御部)
111a、111b 第一切替室吐出口
111c 第一切替室戻り口
112a、112b 第二切替室吐出口
112c 第二切替室戻り口
200 操作部

Claims (9)

  1. 冷凍温度帯の冷凍貯蔵室と、該冷凍貯蔵室を冷却する蒸発器と、該蒸発器と熱交換した空気を前記冷凍貯蔵室に送風する遠心型ファンと、前記蒸発器と前記遠心型ファンが実装される冷却風路空間と、前記遠心型ファンを加熱するファン加熱手段と、前記遠心型ファンの温度を検知するファン温度検知手段を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1記載の冷蔵庫において、前記遠心型ファンは後向きファンであることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1ないし2記載の冷蔵庫において、前記ファン温度検知手段は、前記冷却風路空間内の前記ファンの回転軸方向投影領域内にあることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項1ないし3記載の冷蔵庫において、前記ファン温度検知手段は、前記遠心型ファンを構成する部品の一部に接触していることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項1ないし4記載の冷蔵庫において、前記遠心型ファン近傍に第二のファン加熱手段を備えていることを特徴とする冷蔵庫。
  6. 請求項5記載の冷蔵庫において、前記第二のファン加熱手段を、前記冷却風路空間内であって、前記遠心型ファンの回転軸方向投影領域内に設置することを特徴とする冷蔵庫。
  7. 請求項5記載の冷蔵庫において、前記第二のファン加熱手段は、前記遠心型ファンを構成する部品の一部に接触していることを特徴とする冷蔵庫。
  8. 請求項5記載の冷蔵庫において、 前記第二のファン加熱手段と前記冷凍貯蔵室の間に真空断熱材を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  9. 請求項1ないし7記載の冷蔵庫において、前記ファン加熱手段または前記第二のファン加熱手段による加熱は、0℃より高い所定温度に到達した際に停止されることを特徴とする冷蔵庫。
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