JP2020101158A - 内燃機関の防音装置 - Google Patents

内燃機関の防音装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020101158A
JP2020101158A JP2018241432A JP2018241432A JP2020101158A JP 2020101158 A JP2020101158 A JP 2020101158A JP 2018241432 A JP2018241432 A JP 2018241432A JP 2018241432 A JP2018241432 A JP 2018241432A JP 2020101158 A JP2020101158 A JP 2020101158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion engine
internal combustion
helmholtz resonator
cover
soundproof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018241432A
Other languages
English (en)
Inventor
晴之 片山
Haruyuki Katayama
晴之 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018241432A priority Critical patent/JP2020101158A/ja
Publication of JP2020101158A publication Critical patent/JP2020101158A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

【課題】ヘルムホルツ共鳴を利用する内燃機関の防音装置において、ヘルムホルツ共鳴空間の排水性を良好に確保する。【解決手段】内燃機関の防音装置10は、内燃機関を覆い、かつ、撥水処理を施した表面12aを有する吸音カバー12と、吸音カバー12の表面12aの反対側であって当該吸音カバー12に対して重力方向の下方側に配置され、かつ、重力方向の下方に設けられた排水孔22を有するヘルムホルツ共鳴器14と、排水孔22を塞ぐように配置され、かつ、ヘルムホルツ共鳴器14内に浸入した水の自重によって動作して排水孔22をヘルムホルツ共鳴器14の外部と連通させるワンウェイバルブ16と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関の防音装置に関し、より詳細には、ヘルムホルツ共鳴を利用した内燃機関の防音装置に関する。
例えば、特許文献1には、ヘルムホルツ共鳴器を備える防音装置が開示されている。このヘルムホルツ共鳴器は、空洞(ヘルムホルツ共鳴空間)の一部分を外部に連通させる開口部を備えている。この共鳴空間内には、防音対象である発音部位(音源)が配置されている。このように構成されたヘルムホルツ共鳴器によれば、音源をヘルムホルツ共鳴器の内側に存在させることにより、次のような効果が得られる。すなわち、ヘルムホルツ共鳴周波数よりも高い周波数の音が発生した場合、ヘルムホルツ共鳴器の開口部の空気の慣性効果によって、共鳴空間内の音がその外部に伝播しにくくなる。その結果、ヘルムホルツ共鳴周波数よりも高周波側に位置する広い周波数帯域において防音効果を発揮できる。
国際公開第2012/144078号
内燃機関からの放射音を低減させるための内燃機関の防音装置において、防音効果を高めるためにヘルムホルツ共鳴器を利用することが考えられる。ここで、ヘルムホルツ共鳴器内に水が浸入すると、ヘルムホルツ共鳴器(共鳴空間)の容積が変化する。その結果、防音効果が低下する可能性がある。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヘルムホルツ共鳴を利用する内燃機関の防音装置において、ヘルムホルツ共鳴空間の排水性を良好に確保することにある。
本発明の一態様に係る内燃機関の防音装置は、内燃機関を覆い、かつ、撥水処理を施した表面を有する吸音カバーと、前記吸音カバーの前記表面の反対側であって当該吸音カバーに対して重力方向の下方側に配置され、かつ、重力方向の下方に設けられた排水孔を有するヘルムホルツ共鳴器と、前記排水孔を塞ぐように配置され、かつ、前記ヘルムホルツ共鳴器内に浸入した水の自重によって動作して前記排水孔を前記ヘルムホルツ共鳴器の外部と連通させるワンウェイバルブと、を備える。
本発明の他の態様に係る内燃機関の防音装置は、内燃機関を覆い、かつ、前記内燃機関との間でヘルムホルツ共鳴器を形成する防音カバーを備える。前記防音カバーは、重力方向に延びるように形成された基本面と、前記基本面の重力方向の下端に繋がる底面と、を含む。前記底面は、当該底面の内壁に水が溜まらないように水平方向に対して傾斜している。前記底面の前記内壁には、撥水処理が施されている。
本発明の一態様によれば、吸音カバーの表面に撥水処理が施されている。これにより、当該表面と反対側であって吸音カバーに対して重力方向の下方側に配置されたヘルムホルツ共鳴器の内部に水が浸入しにくい構造が得られる。そして、ヘルムホルツ共鳴器の内部に水が浸入したとしても、水の自重によってワンウェイバルブが動作するので、水が排水孔から排出される。このように、本発明の一態様によれば、ヘルムホルツ共鳴空間の排水性を良好に確保することができる。その結果、ヘルムホルツ共鳴器内に水が浸入したとしても、ヘルムホルツ共鳴を利用する防音効果の低下を抑制することができる。
また、本発明の他の態様によれば、防音カバーの底面に対し、その内壁に水が溜まらないようにするための形状面での対策が施されている。また、当該底面の内壁には、撥水処理が施されている。これらの対策により、防音カバーの内部に水が流入した場合であっても、水を即座に防音カバーの外部に排出できるようになる。このように、本発明の他の態様によっても、ヘルムホルツ共鳴空間の排水性を良好に確保することができる。その結果、ヘルムホルツ共鳴器内に水が浸入したとしても、ヘルムホルツ共鳴を利用する防音効果の低下を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る内燃機関の防音装置の要部の構成を模式的に表した断面図である。 本発明の実施の形態2に係る内燃機関の防音装置の構成を模式的に表した断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。ただし、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略又は簡略する。以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
1.実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1に係る内燃機関の防音装置10の要部の構成を模式的に表した断面図である。図1に示す防音装置10は、吸音カバー12と、ヘルムホルツ共鳴器14と、ワンウェイバルブ16とを備えている。図1には、これらの防音装置10の一部が示されている。
具体的には、吸音カバー12は、図示省略する内燃機関(より詳細には、例えば、重力方向における内燃機関の上方側又は下方側の部位)を覆うように形成されている。吸音カバー12は、例えば、吸音効果に優れる繊維系又はウレタン系の材料によって構成されている。また、吸音カバー12の表面(重力方向の上方側の表面)12aには、撥水処理が施されている。
ヘルムホルツ共鳴器14は、吸音カバー12の表面12aと反対側(すなわち、吸音カバー12に対して重力方向の下方側)に配置されている。ヘルムホルツ共鳴器14は、ヘルムホルツ共鳴空間を形成するための形成部材18を備えている。より詳細には、このヘルムホルツ共鳴空間は、形成部材18とともに、吸音カバー12及びワンウェイバルブ16によって形成(特定)される。また、ヘルムホルツ共鳴器14は、ヘルムホルツ共鳴空間の開口部20を備えている。なお、図1中の紙面と垂直な方向におけるヘルムホルツ共鳴器14の端部は、例えば、吸音カバー12の他の部位又は形成部材18の他の部位によって塞がれているものとする。
ヘルムホルツ共鳴器14(より詳細には、形成部材18)における重力方向の下方側の部位には、複数の排水孔22が設けられている。ワンウェイバルブ16は、これらの排水孔22を塞ぐように形成されている。そして、ワンウェイバルブ16は、ヘルムホルツ共鳴器14内に浸入した水の自重によって排水孔22をヘルムホルツ共鳴器14の外部と連通させるように構成されている。より詳細には、ワンウェイバルブ16は、一例としてゴム製であり、水の自重によって撓むことにより、排水孔22をヘルムホルツ共鳴器14の外部と連通させる。その結果、ヘルムホルツ共鳴器14内の水が外部に排出される。
以上説明したように、防音装置10は、吸音カバー12とともにヘルムホルツ共鳴器14を備えている。これにより、吸音カバー12による吸音できていない周波数帯域の音に対する防音効果が得られるように形成部材18の形状を選定してヘルムホルツ共鳴周波数を適切に設定することにより、幅広い周波数帯域において防音効果が得られる。
そのうえで、吸音カバー12の表面12aには、撥水処理が施されている。これにより、吸音カバー12自体の吸水が防止されるとともに、ヘルムホルツ共鳴器14の内部に水が浸入しにくい構造が得られる。そして、ヘルムホルツ共鳴器14の内部に水が浸入したとしても、水の自重によってワンウェイバルブ16が動作するので、水が排水孔22から排出される。このため、ヘルムホルツ共鳴器14内への水の浸入に起因して、ヘルムホルツ共鳴空間の容積が変化してヘルムホルツ共鳴周波数が意図した値から変化することが抑制される。
以上のように、本実施形態の防音装置10によれば、ヘルムホルツ共鳴空間の排水性を良好に確保できる。したがって、ヘルムホルツ共鳴器14内に水が浸入したとしても、ヘルムホルツ共鳴を利用する防音効果の低下を抑制することができる。
2.実施の形態2
図2は、本発明の実施の形態2に係る内燃機関の防音装置30の構成を模式的に表した断面図である。図2に示す防音装置30は、防音カバー32を備えている。防音カバー32は、内燃機関1を覆うように形成されている。より詳細には、内燃機関1は、シリンダブロック2とシリンダヘッド3とオイルパン4とチェーンカバー5とを備えている。防音カバー32は、一例として、チェーンカバー5と対向するように配置されている。なお、防音カバー32は、図示省略する支持部材によって内燃機関1との間に隙間を維持するように設置されている。
防音カバー32は、内燃機関1(チェーンカバー5)との間でヘルムホルツ共鳴器を形成している。すなわち、図2に示すように、音源である内燃機関1と防音カバー32とによって囲まれた空間として、ヘルムホルツ共鳴空間34が形成されている。
より詳細には、防音カバー32は、重力方向に延びるように形成された基本面36を有する。基本面36は、重力方向の下端において底面38と繋がっている。図2に示す例では、底面38は、基本面36と反対側の端部においてフランジ面40に繋がっている。また、基本面36は、重力方向の上端において頂面42と繋がっている。図2に示す例では、フランジ面40は、頂面42とも繋がっている。フランジ面40は、ヘルムホルツ共鳴空間34を有するヘルムホルツ共鳴器の開口部44を、内燃機関1(チェーンカバー5)との間で形成するために設けられている。なお、図2の紙面と垂直な方向な方向における防音カバー32の両端は、一例として、図2中に示す断面形状と同様に、基本面36に繋がる側面とフランジ面40とを備えているものとする。
そのうえで、防音カバー32の底面38は、図2に示すように、当該底面38の内壁38aに水が溜まらないように水平方向に対して傾斜している。より詳細には、底面38の内壁38aは、基本面36側からフランジ面40側に向けて斜め下方に延びるように形成されている。そして、内壁38aには、撥水処理が施されている。
以上説明したように、防音カバー32の全体の形状でヘルムホルツ共鳴器が形成された防音装置30では、防音カバー32の底面38に対し、その内壁38aに水が溜まらないようにするための形状面での対策が施されている。また、当該底面38の内壁38aには、撥水処理が施されている。これらの対策により、防音カバー32の内部に水が流入した場合であっても、水を即座に防音カバー32の外部に排出できるようになる。
以上のように、本実施形態の防音装置30によっても、ヘルムホルツ共鳴空間の排水性を良好に確保できる。したがって、防音カバー32の内部(すなわち、ヘルムホルツ共鳴器)内に水が浸入したとしても、ヘルムホルツ共鳴を利用する防音効果の低下を抑制することができる。付け加えると、防音カバー32の内部に水が溜まらなくなるので、内燃機関1の腐食を効果的に抑制できる。
以上説明した各実施の形態に記載の例及び他の各変形例は、明示した組み合わせ以外にも可能な範囲内で適宜組み合わせてもよいし、また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形してもよい。
1 内燃機関
5 チェーンカバー
10、30 防音装置
12 吸音カバー
12a 吸音カバーの表面
14 ヘルムホルツ共鳴器
16 ワンウェイバルブ
18 形成部材
20 開口部
22 排水孔
32 防音カバー
34 ヘルムホルツ共鳴空間
36 防音カバーの基本面
38 防音カバーの底面
38a 防音カバーの底面の内壁
40 防音カバーのフランジ面
42 防音カバーの頂面
44 開口部

Claims (2)

  1. 内燃機関を覆い、かつ、撥水処理を施した表面を有する吸音カバーと、
    前記吸音カバーの前記表面の反対側であって当該吸音カバーに対して重力方向の下方側に配置され、かつ、重力方向の下方に設けられた排水孔を有するヘルムホルツ共鳴器と、
    前記排水孔を塞ぐように配置され、かつ、前記ヘルムホルツ共鳴器内に浸入した水の自重によって動作して前記排水孔を前記ヘルムホルツ共鳴器の外部と連通させるワンウェイバルブと、
    を備えることを特徴とする内燃機関の防音装置。
  2. 内燃機関を覆い、かつ、前記内燃機関との間でヘルムホルツ共鳴器を形成する防音カバーを備え、
    前記防音カバーは、
    重力方向に延びるように形成された基本面と、
    前記基本面の重力方向の下端に繋がる底面と、
    を含み、
    前記底面は、当該底面の内壁に水が溜まらないように水平方向に対して傾斜しており、
    前記底面の前記内壁には、撥水処理が施されている
    ことを特徴とする内燃機関の防音装置。
JP2018241432A 2018-12-25 2018-12-25 内燃機関の防音装置 Pending JP2020101158A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018241432A JP2020101158A (ja) 2018-12-25 2018-12-25 内燃機関の防音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018241432A JP2020101158A (ja) 2018-12-25 2018-12-25 内燃機関の防音装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020101158A true JP2020101158A (ja) 2020-07-02

Family

ID=71139261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018241432A Pending JP2020101158A (ja) 2018-12-25 2018-12-25 内燃機関の防音装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020101158A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013021035A (ja) 変圧器用騒音低減構造
US20050258000A1 (en) Noise reducing equipment
JP2010509536A (ja) 内燃機関のオイルパン
JP6762129B2 (ja) 吸音装置
JP2762956B2 (ja) 遮音壁構造
JP2020101158A (ja) 内燃機関の防音装置
JP5107794B2 (ja) パネルスピーカ取付構造
JP2013200426A (ja) 吸音構造体および吸音構造体を備えた電気機器
CN108331638A (zh) 抑制部件以及消音器
JP2005146650A (ja) 吸音構造
JP5222174B2 (ja) 電気式ホーン
JP2005290722A (ja) 防音装置
KR20060099168A (ko) 방음터널의 흡음장치
JPH021462Y2 (ja)
JP2011032935A (ja) オイルパン
JP2020109456A (ja) 防音装置
JP6717595B2 (ja) 高架構造物の消音方法および消音構造
JP6332724B2 (ja) 車両の騒音低減構造
JP6727142B2 (ja) 静止誘導電器
JP7331682B2 (ja) シリンダブロック
KR102107133B1 (ko) 어쿠스틱 단위블록으로 축조된 방음벽
RU2017108334A (ru) Звукоизолирующее ограждение
RU2016125394A (ru) Глушитель шума выпуска
JP2008302893A (ja) 建設機械
JP2004170584A (ja) エンジンアンダーカバーの騒音低減構造