JP2020099594A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者が脚回り開口部に足を通す際に、サイドシート(防漏壁部)に足が引っ掛かり難い吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収性本体(10)と、弾性部材(41)を備えた一対の防漏壁部(40)と、を有する吸収性物品(1)であって、前記一対の防漏壁部(40)は、内側防漏壁部(42)と外側防漏壁部(43)とをそれぞれ有し、股間部において固定部(50)が設けられ、前記固定部(50)は、前記弾性部材(41)の伸長時において、長手方向における、前記固定部(50)の前記幅方向の外側端(43a)の寸法をLoとし、内側端(43b)の寸法をLiとし、前記弾性部材(41)の収縮時において、前記長手方向における、前記固定部(50)の前記幅方向の外側端(43a)の寸法をLo´とし、内側端(43b)の寸法をLi´としたときに、(Li−Li´)/Li>(Lo−Lo´)/Loである。【選択図】図4

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
パンツ型吸収性物品として、パンツ型使い捨ておむつが知られている。特許文献1には、外側シート部材と、外側シート部材の肌面側に接合される吸収性本体と、吸収性本体の左右両側端部に設けられるサイドシートとを備えたパンツ型使い捨ておむつが開示されている。特許文献1のおむつでは、サイドシートのほぼ全長にわたって、起立用弾性部材(38,39)が吸収性本体の長手方向に伸長した状態で取り付けられている。そして、起立用弾性部材の収縮によってサイドシートが着用者の肌側に立ち上がり、所謂防漏壁として機能する。
特開2010−94334号
特許文献1のおむつでは、サイドシート(防漏壁)は、吸収性本体の幅方向両側端部近傍に設けた折曲部を軸に折り曲げられることにより、上側サイドシートと下側サイドシートとを有し、下側サイドシートは、トップシートと接着層を介して接合している。そして、折曲部の折り返し端部近傍に取り付けられた起立用弾性部材によって吸収性本体自体の両側縁部近傍を立ち上がらせるが、そのような折り返し端部近傍のサイドシートの立ち上がりは、脚回り開口部に足を通す際に足が引っ掛かり、抜けにくくなる虞がある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、着用者が脚回り開口部に足を通す際に、サイドシート(防漏壁部)に足が引っ掛かり難い吸収性物品を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、展開状態において互いに交差する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、吸収性コア及び肌側シートを備えた吸収性本体と、前記長手方向に伸縮する弾性部材を備え、前記吸収性本体の前記幅方向の両側に設けられた一対の防漏壁部と、を有する吸収性物品であって、前記一対の防漏壁部は、前記長手方向に沿って折り曲げられることにより、最も肌側に配置される内側防漏壁部と、前記内側防漏壁部よりも非肌側に配置される外側防漏壁部とをそれぞれ有し、着用者の股間に対応する股間部において、前記外側防漏壁部の少なくとも一部と前記肌側シートとを固定する固定部が設けられ、前記固定部は、前記厚さ方向において、前記吸収性コアと重ならず、前記弾性部材を伸長させた状態において、前記長手方向における、前記固定部の前記幅方向の外側端の寸法をLoとし、前記固定部の前記幅方向の内側端の寸法をLiとし、前記弾性部材を収縮させた状態において、前記長手方向における、前記固定部の前記幅方向の外側端の寸法をLo´とし、前記固定部の前記幅方向の内側端の寸法をLi´としたときに、(Li−Li´)/Li>(Lo−Lo´)/Loである、ことを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、着用者が脚回り開口部に足を通す際に、サイドシート(防漏壁部)に足が引っ掛かり難い吸収性物品を提供することができる。
おむつ1の概略正面図である。 展開かつ伸長状態のおむつ1の概略平面図である。 図2のI−I線での概略断面図である。 図3の左右方向左側の防漏壁部40を拡大した図である 図5Aは、防漏壁弾性部材41の伸長時及び収縮時の固定部50を示す図であり、図5Bは及び図5Cは、それぞれ、固定部50の変形例を示す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
展開状態において互いに交差する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、吸収性コア及び肌側シートを備えた吸収性本体と、前記長手方向に伸縮する弾性部材を備え、前記吸収性本体の前記幅方向の両側に設けられた一対の防漏壁部と、を有する吸収性物品であって、前記一対の防漏壁部は、前記長手方向に沿って折り曲げられることにより、最も肌側に配置される内側防漏壁部と、前記内側防漏壁部よりも非肌側に配置される外側防漏壁部とをそれぞれ有し、着用者の股間に対応する股間部において、前記外側防漏壁部の少なくとも一部と前記肌側シートとを固定する固定部が設けられ、前記固定部は、前記厚さ方向において、前記吸収性コアと重ならず、前記弾性部材を伸長させた状態において、前記長手方向における、前記固定部の前記幅方向の外側端の寸法をLoとし、前記固定部の前記幅方向の内側端の寸法をLiとし、前記弾性部材を収縮させた状態において、前記長手方向における、前記固定部の前記幅方向の外側端の寸法をLo´とし、前記固定部の前記幅方向の内側端の寸法をLi´としたときに、(Li−Li´)/Li>(Lo−Lo´)/Loである、ことを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、外側防漏壁部と肌側シートを股間部で固定することにより、内側及び外側防漏壁部の高さを、足が引っ掛かり易い股間部のみ低減でき、着脱時に足が抜け易くなる。また、内側及び外側防漏壁部の他の部分の高さは確保されるため、漏れを防止できる。さらに、外側防漏壁部は、縮みが弱いことによって収縮後の寸法が長くなる幅方向外側端側が下向きに倒れるため、防漏壁部が肌に面でフィットして漏れをさらに防ぐ。
かかる吸収性物品であって、前記固定部のうちの、前記吸収性本体が位置する側を内固定部とし、逆側を外固定部としたとき、前記内固定部を単位長さだけ伸長させるための力の大きさは、前記外固定部を単位長さだけ伸長させるための力の大きさ以上であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、内固定部を伸長させる力よりも弱い力で外固定部を伸長させることができるため、吸収性物品の着脱時に外固定部に足が接触しても、引っ掛かりにくく、抜け易くなる。
かかる吸収性物品であって、前記Lo´は、前記Li´の1.1倍以上3.0倍以下であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、固定部の内側端の寸法の1.1倍以上となることで、固定部の起立が抑制され、内側防漏壁部と外側防漏壁部とが重なりにくくなり、脚回り開口部に足を通す際に足が引っ掛かりにくくなる。また、3.0倍よりも大きくなると、吸収性本体まで縮んでしまい、排泄物の収容空間が減少するが、3.0倍以内にすることで吸収性本体の縮みを防ぐことができ、漏れ及び漏れ不安を防止できる。
かかる吸収性物品であって、前記長手方向において、前記固定部の長さは、前記吸収性本体の長さよりも短いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、長手方向において、足が引っ掛かりやすい部分にのみ固定部を設けることで、他の部分の防漏壁部の高さを確保し、防漏機能を阻害しない。
かかる吸収性物品であって、前記固定部の前記幅方向の外側には、前記外側防漏壁部が前記肌側シートに固定されていない非固定部が設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、外側防漏壁部の外側端に肌側シートと固定されていない部分(接着剤のない部分)が存在することで、固定されていない部分は肌当たりが向上する。
かかる吸収性物品であって、前記固定部には、前記厚さ方向に重なる位置に、少なくとも1つの前記弾性部材が設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、固定部に配置された弾性部材によって、固定部を収縮させるだけでなく、固定部で固定されている肌側シートも収縮させることによって適度に起立可能となり、外側防漏壁部の防漏機能を保つことができる。
かかる吸収性物品であって、前記固定部のうちの、前記吸収性本体が位置する側を内固定部とし、逆側を外固定部としたとき、前記少なくとも1つの前記弾性部材は、前記内固定部と前記厚さ方向に重なる位置に設けられ、前記外側防漏壁部のうちの、前記幅方向における前記少なくとも1つの前記弾性部材よりも外側の領域は、前記弾性部材が存在しない非存在領域であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、外側防漏壁部の幅方向外側(先端側)に弾性部材が配置されると外側防漏壁部の起立が高くなってしまい、足を通し難くなるが、外側に弾性部材が存在しないことで外側端の収縮が弱まり、下向きに倒れ易くなる。外側防漏壁部が下向きに倒れ易いことで、着脱時に着用者の足が外側防漏壁部に引っ掛かりにくくなる。
かかる吸収性物品であって、前記少なくとも1つの前記弾性部材が配置されている位置から、前記外側防漏壁部の前記幅方向の内側端までの前記外側防漏壁部に沿った長さと、前記内側防漏壁部の前記幅方向の内側端から外側端までの前記内側防漏壁部に沿った長さとの合計は、前記少なくとも1つの前記弾性部材が配置されている位置から前記外側防漏壁部の前記幅方向の外側端までの前記外側防漏壁部に沿った長さよりも長いことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、固定部に設けられた弾性部材は、固定部(及び外側防漏壁部)を起立可能にさせる支点であり、当該支点から外側防漏壁部の幅方向外側端までの長さは、外側防漏壁部が起立可能となる長さである。この支点から外側防漏壁部の幅方向内側端までの長さと、内側防漏壁部の幅方向の内側端から外側端までの長さとの合計は、内側防漏壁部が起立可能となる長さである。外側防漏壁部が起立可能となる長さを、内側防漏壁部が起立可能となる長さよりも長くした場合に比べて、内側防漏壁部が起立可能となる長さを長くした場合の方が、外側防漏壁部側への排泄物の流出を塞き止め、防漏機能を維持できる。また、外側防漏壁部側への排泄物の流れ込みを防ぐことにより、排泄物が吸収性コアへと誘導され、吸収性コアでより多くの排泄物を吸収できる。
===実施形態===
以下、本発明に係る吸収性物品として、大人用のパンツ型使い捨ておむつ(以下、「おむつ1」とも呼ぶ)を例に挙げて実施形態を説明する。ただし、本発明に係る吸収性物品は、乳幼児用の使い捨ておむつや、生理用ショーツ等としても利用可能である。
<おむつ1の構成>
図1は、おむつ1の概略正面図である。図2は、展開かつ伸長状態のおむつ1の概略平面図である。図3は、図2のI−I線での概略断面図である。ここで、「展開状態」とは、おむつ1の幅方向における、腹側胴回り部(後述する胴回り部20)の両端部と、背側胴回り部(後述する胴回り部30)の両端部との接合を解き、腹側胴回り部と背側胴回り部とを分離するとともに、おむつ1をその長手方向に開くことで、おむつ1を平面上に展開した状態のことである。また、おむつ1の「伸長状態」とは、おむつ1全体(製品全体)を皺なく伸長させた状態、具体的には、おむつ1を構成する各部材(例えば、後述する吸収性本体10や,胴回り部20,30等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い寸法になるまで伸長させた状態のことを言う。
おむつ1は、図1に示されるパンツ型状態において、互いに交差する上下方向と幅方向(左右方向)と前後方向とを有し、胴回り開口部BHと一対の脚回り開口部LHとを有している。上下方向の上側が胴回り開口部BH側に対応し、下側が股下側に対応する。また、前後方向の前側が着用者の腹側に対応し、後側が着用者の背側に対応する。また、図2の展開状態においては、おむつ1は、互いに交差する長手方向と幅方向(左右方向)とを有する。以下では、この展開状態における長手方向の一方側のことを「腹側」若しくは「前側」とも呼び、長手方向の他方側のことを「背側」若しくは「後側」とも呼ぶ。なお、展開状態における上記の幅方向は、パンツ型状態における上記の左右方向と同じ方向である。展開状態の長手方向は、パンツ型状態の上下方向に沿った方向である。また、図3に示すように、おむつ1を構成する資材が積層された方向を厚さ方向と言う。厚さ方向において着用者に接する側を肌側とし、その反対側を非肌側とする。
おむつ1は、吸収性本体10と、腹側胴回り部20と、背側胴回り部30とを有する。図1に示すパンツ型状態のおむつ1において、吸収性本体10(後述の吸収性コア11)は上下方向に沿って配置されており、上下方向の下端部にて前後に折り曲げられている。そして、前後方向の前側の吸収性本体10の上端部に、非肌側から腹側胴回り部20が接合され、前後方向の後側の吸収性本体10の上端部に、非肌側から背側胴回り部30が接合されている。
図2の展開状態のおむつ1において、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30は、それらの長手方向がおむつ1の幅方向(左右方向)に沿うように配置されている。そして、幅方向における腹側胴回り部20の中央部に、吸収性本体10の長手方向の一方側(前側)の端部が配置され、幅方向における背側胴回り部30の中央部に、吸収性本体10の長手方向の他方側(後側)の端部が配置されている。図2の展開状態から、吸収性本体10が長手方向の略中央で二つ折りされ、幅方向における腹側胴回り部20の両端部と、幅方向における背側胴回り部30の両端部とが、溶着等で接合されることにより、パンツ型状態のおむつ1となる。
吸収性本体10は、排泄液を吸収する吸収性コア11と、吸収性コア11よりも着用者の肌側に配置された親水性の肌側シート12と、吸収性コア11よりも非肌側に配置された液不透過性の非肌側シート13と、シート部材14とを有する。肌側シート12は、吸収性コア11を巻き込むように、幅方向の両側部が非肌側に折り返されている。シート部材14は、ある部分が非肌側シート13よりも非肌側に配置されるとともに、他の部分が肌側シート12よりも肌側において防漏壁部40を形成している。
吸収性コア11は、高吸収性ポリマー(所謂SAP)を含むパルプ繊維等の液体吸収性繊維を所定形状に成形したものである。また、吸収性コア11は、液透過性のコアラップシート15によって被覆されていても良い。
また、本実施形態の吸収性コア11は、長手方向の中央部において、前側端部及び後側端部と比較して幅方向における長さが短くなった(幅が狭くなった)くびれ部11Cを有しており、図2に示されるように平面視略砂時計型の形状となっている。このくびれ部11Cは、おむつ1の着用時において着用者の両脚の間に挟まれる部分であり、当該部分の幅方向における長さが短く(幅が狭く)なっていることにより、吸収性コア11が着用者の股間にフィットしやすくなる。なお、吸収性コア11の形状は、上記の平面視略砂時計形状に限らず、例えば、平面視略矩形形状でもよい。
腹側胴回り部20及び背側胴回り部30は、それぞれ、内層シート21,31と、内層シート21,31よりも非肌側に配置された外層シート22,32と、胴回り弾性部材23,33とを有する。胴回り弾性部材23,33は、内層シート21,31と外層シート22,32の間において、パンツ型状態の上下方向に並んで配置されるとともに、左右方向に伸長状態で固定されている。よって、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30は、着用者の胴回りにフィットする。また、吸収性本体10の上端部を肌側から覆うカバーシート(不図示)が設けられていてもよい。
図2の展開かつ伸長状態において、腹側胴回り部20は平面視矩形状である。背側胴回り部30は、前後方向において腹側胴回り部20と重複する重複部30Aと、腹側胴回り部20よりも下側に延出する延出部30Bとを有する。重複部30Aは平面視矩形状であり、延出部30Bは平面視逆台形状である。延出部30Bによって着用者の臀部を被覆できる。一方、腹側胴回り部20は、背側胴回り部30に比べて上下方向の長さが短く、股下側まで延びていない。そのため、歩行時等に腹側に引き上げられる脚の動きが阻害されず、歩行しやすい。
また、背側胴回り部30の延出部30Bには、その下端に沿って延出部弾性部材35が設けられている。延出部弾性部材35は、具体的には、上下方向の下側に向かい、且つ、左右方向の内側に傾いて配置された一対の傾斜部351と、一対の傾斜部351の間において左右方向に沿って配置された直線部352とを有する。延出部弾性部材35は、胴回り弾性部材33と同様に、内層シート31と外層シート32の間において伸長状態で固定されている。延出部弾性部材35によって、延出部30Bは着用者の臀部にフィットし、延出部30Bのめくれを抑えられる。
ただし、上記に限らない。例えば、腹側胴回り部20が、背側胴回り部30と同じ平面形状であり、背側胴回り部30の延出部弾性部材35と同様の弾性部材を備えていても良い。すなわち、腹側胴回り部20が、上下方向の下側端部において、上下方向の下側、且つ、左右方向の内側に傾く傾斜弾性部材を備えていても良い。また、逆に、背側胴回り部30が、腹側胴回り部20と同じ平面視矩形状であり、延出部弾性部材35を備えていなくても良い。
吸収性本体10は、幅方向の両側部において、その長手方向に沿う一対の防漏壁部40が設けられている。本実施形態において、一対の防漏壁部40は、それぞれ、吸収性本体10の外装を構成するシート部材14が、図3のように長手方向に沿って複数個所にて折り曲げられることによって形成されている。具体的には、図3の折り曲げ位置f1にて折り曲げられ、2層に重ねられたシート部材14が、折り曲げ位置f2及び折り曲げ位置f3にてさらに折り曲げられている。
この防漏壁部40のうち、折り曲げ線f1とf2の間の部位を「内側防漏壁部42」とする。内側防漏壁部42は、一対の防漏壁部40の長手方向に沿った折り曲げにより、最も肌側に位置している。また、内側防漏壁部42よりも非肌側に配置され、折り曲げ線f2とf3の間の部位を「外側防漏壁部43」とする。
そして、防漏壁部40において、積層された2枚のシート部材14、14の間には、所定の伸縮部材が吸収性本体10の長手方向(図1のおむつ1の上下方向)に伸長した状態で固定されている。本実施形態では、伸縮部材として、糸ゴム等の防漏壁弾性部材41が幅方向に並んで複数配置されている。おむつ1の着用時には、防漏壁弾性部材41(弾性部材)が発現する伸縮性に基づいて、防漏壁部40が吸収性本体10の長手方向に沿って収縮するとともに着用者の肌側に起立し、着用者の股間部にフィットする。
なお、防漏壁部40は、吸収性本体10の長手方向における前側端部に設けられた前側固定部51によって、該前側端部においては起立不能に固定されている。同様に、防漏壁部40は、吸収性本体10の長手方向における後側端部に設けられた後側固定部52によって、該後側端部においては起立不能に固定されている(図2参照)。
したがって、防漏壁部40は、吸収性本体10の長手方向において、前側固定部51と後側固定部52の間の領域で着用者の肌側に起立可能となる。また、例えば着用者が寝姿勢である場合に、防漏壁部40で堰き止めた排泄液が前後に流れたとしても、前側固定部51及び後側固定部52によって排泄液を堰き止めることができ、前漏れや後ろ漏れを抑制できる。
また、おむつ1を着用した際に着用者の股間に対応する股間部には、一対の防漏壁部40の各外側防漏壁部43の少なくとも一部と、吸収性本体10の肌側シート12とを固定する固定部50が設けられている。本実施形態の固定部50は、図2のように、前側固定部51及び後側固定部52と長手方向に間隔を空けて設けられている。なお、固定部50、前側固定部51及び後側固定部52は、いずれもホットメルト接着剤、ヒートシール、超音波シール等によって接合されている。固定部50については、めくれ及び剥がれを防ぐために、接着強さが1.0N/25mm以上であることが望ましい。
<固定部50について>
図4は、図3の左右方向左側の防漏壁部40を拡大した図である。図5Aは、防漏壁弾性部材41の伸長時及び収縮時の固定部50を示し、図5B及び図5Cは、固定部50の各変形例における、防漏壁弾性部材41の伸長時及び収縮時の固定部50を示している。
上述のように、シート部材14等の資材を長手方向に沿って折り曲げることによって一対の防漏壁部40を形成し、弾性部材(41)によって当該防漏壁部40を長手方向に沿って収縮させると、厚さ方向に複数存在する防漏壁部(本実施形態の例では内側防漏壁部42及び外側防漏壁部43)が起立することによって、漏れを防止することは可能であるが、着脱時に着用者の足が防漏壁部40に引っ掛かるおそれがあった。
この点に関し、おむつ1では、図3で説明したように、吸収性本体10(肌側シート12)の肌側面と、防漏壁部40(シート部材14)の外側防漏壁部43の非肌側面の少なくとも一部とが、固定部50によって接合されている。固定部50は、着用者の股間に対応する股間部に形成されるため、内側防漏壁部42と外側防漏壁部43の高さを着用者の足が引っ掛かりやすい股間部のみ低減することができ、おむつ1の着脱時に足を抜け易くさせることができる。また、内側防漏壁部42及び外側防漏壁部43の他の部分(すなわち、固定部50が形成されていない部分)の厚さ方向の高さは確保されるため、排泄物の漏れを防止することができる。
また、固定部50は、厚さ方向において、吸収性コア11と重なっていない(図3及び図4参照)。固定部50は、外側防漏壁部43と肌側シート12とを接合していることから、弾性部材41により長手方向に沿って外側防漏壁部43を収縮させると、固定部50、肌側シート12、肌側シート12よりも非肌側に配置された非肌側シート13、及び最も非肌側に位置するシート部材14まで一緒に収縮する。それにより、厚さ方向において、外側防漏壁部43からシート部材14までが一体的に起立可能となり、防漏壁(外側防漏壁部43)として機能する。よって、吸収性コア11と厚さ方向に重複しないように固定部50を形成することにより、外側防漏壁部43の収縮が阻害されず、外側防漏壁部43は適度に起立可能となり、防漏機能を維持できる。換言すると、内側防漏壁部42の外側に外側防漏壁部43が形成され、これらの二重の防漏壁部によって、より確実に漏れが防止できる。
図4に示すように、本実施形態の内側防漏壁部42には、4本の防漏壁弾性部材41(41a〜41d)が左右方向に並んで設けられている。内側防漏壁部42の幅方向の外側端を42aとし、内側端を42bとした場合、4本の防漏壁弾性部材41a〜41dは、幅方向の外側端42aに寄って配置されている。さらに、本実施形態の外側防漏壁部43には、2本の防漏壁弾性部材41(41e及び41f)が左右方向に並んで設けられている。外側防漏壁部43の幅方向の外側端を43aとし、内側端を43bとした場合、2本の防漏壁弾性部材41e及び41fは、幅方向の内側端43bに寄って配置されている。但し、防漏壁弾性部材41(41a〜41f)の配置や数量はこの限りではない。さらに、防漏壁弾性部材41fは、外側防漏壁部43と肌側シート12とが接合されている固定部50に、厚さ方向において重なっている。すなわち、防漏壁弾性部材41fが長手方向に沿って収縮することによって、固定部50も収縮させることができる。
図2に示すような伸長状態から、防漏壁弾性部材41fをその伸縮性に基づいて長手方向に沿って収縮させた場合に、固定部50の幅方向内側端501及び外側端502が収縮する割合を次のように説明する。図5A〜Cは、防漏壁弾性部材41fを長手方向に伸長させた状態及び収縮させた状態における固定部50をそれぞれ平面視で示している。尚、ここでは、図2において左右方向に一対設けられている固定部50のうち、例として右側の固定部50を表している。防漏壁弾性部材41fを長手方向に沿って皺がなくなるまで伸ばした状態において、長手方向における外側端502の寸法をLoとし、内側端501の寸法をLiとし、防漏壁弾性部材41fを長手方向に沿って収縮させた状態において、長手方向における外側端502の寸法をLo´とし、内側端501の寸法をLi´とした場合に、固定部50の幅方向の外側端502及び内側端501のそれぞれの単位長さ当たりの収縮した長さを比較すると、内側端501の単位長さ当たりの収縮した長さの方が長いことが望ましい。
この点につき、図5Aを一例として説明する。図5Aの固定部50は、平面視略矩形形状に形成されている。図5Aにおいて、防漏壁弾性部材41fを長手方向に伸長させた際の内側端501の寸法Liを4cm、外側端502の寸法Loを4cmとし、収縮後の内側端501の寸法Li´を2cm、外側端502の寸法をLo´を4cmとする。その場合、内側端501側の収縮した長さ(Li−Li´)を伸長時の長さ(Li)で除算する((Li−Li´)/Li)ことにより、単位長さ(cm)当たりの収縮した長さが算出される。上述の寸法から、(Li−Li´)/Liは0.5であり、内側端501は、単位長さ(cm)当たり0.5cm収縮したことが分かる。同様に、外側端502側の収縮した長さ(Lo−Lo´)を伸長時の長さ(Lo)で除算する((Lo−Lo´)/Lo)ことにより、単位長さ(cm)当たりの収縮した長さは、0であることが分かる。このことから、長手方向において、固定部50の幅方向の内側端501の単位長さ当たりの収縮した長さ(Li−Li´)/Liは、固定部50の幅方向の外側端502の単位長さ当たりの収縮した長さ(Lo−Lo´)/Loよりも長くなっている、つまり、(Li−Li´)/Li>(Lo−Lo´)/Loの関係であることが分かる。すなわち、内側端501側の方がより収縮することを意味する。
図5Bは、防漏壁弾性部材41fを長手方向に沿って伸長させた状態において、内側端501の長手方向の長さが外側端502の長さよりも短い場合を示している。図5Bの場合でも、例えば、防漏壁弾性部材41fを長手方向に伸長させた際の内側端501の寸法Liを5cm、外側端502の寸法Loを7cmとし、収縮後の内側端501の寸法Li´を3cm、外側端502の寸法をLo´を7cmと考えると、(Li−Li´)/Liは0.4、(Lo−Lo´)/Loは0であり、(Li−Li´)/Li>(Lo−Lo´)/Loの関係が成り立つ。すなわち、長手方向において、外側端502の単位長さ当たりの収縮した長さよりも内側端501の単位長さ当たりの収縮した長さの方が長い。
図5Cは、防漏壁弾性部材41fを長手方向に沿って伸長させた状態において、内側端501の長手方向の長さが外側端502の長さよりも長い場合を示している。図5Cにおいても、例えば、防漏壁弾性部材41fを長手方向に伸長させた際の内側端501の寸法Liを6cm、外側端502の寸法Loを4cmとし、収縮後の内側端501の寸法Li´を3cm、外側端502の寸法をLo´を4cmと考えると、(Li−Li´)/Liは0.5、(Lo−Lo´)/Loは0であり、(Li−Li´)/Li>(Lo−Lo´)/Loの関係が成り立つ。すなわち、長手方向において、内側端501の単位長さ当たりの収縮した長さの方が長い。
このように、固定部50は、幅方向の内側端501側に対して外側端502側の収縮は弱い。固定部50が設けられている外側防漏壁部43は、収縮が弱いことによって収縮後の長手方向の寸法が長くなる外側端502側が下向き(厚さ方向の非肌側)に倒れる。それにより、着用者は、おむつ1の着脱の際、外側防漏壁部43に足が引っ掛かりにくくなる。また、外側防漏壁部43が下向きに倒れることから、外側防漏壁部43が着用者の肌(内腿)に外側防漏壁部43の先端(外側端502)が下を向いた状態で面でフィットし、漏れを防止することができる。
また、収縮後の外側端502の寸法Lo´及び内側端501の寸法Li´については、外側端502の寸法Lo´が内側端501の寸法Li´の1.1倍以上3.0倍以下であることが好ましい。収縮後の外側端502の寸法Lo´が、内側端501の寸法Li´の1.1倍以上となることで、固定部50の肌側方向への起立が抑制され、内側防漏壁部42と外側防漏壁部43とが重なり難くなり、脚回り開口部LHに足を通す際に足が引っ掛かりにくくなる。また、外側端502の寸法Lo´が内側端501の寸法Li´の3.0倍よりも大きくなると、吸収性本体10まで縮んでしまう虞があり、且つ、排泄物の収容空間が減少してしまう。外側端502の寸法Lo´を内側端501の寸法Li´の3.0倍以内にすることで、吸収性本体10の縮みを防ぐことができ、漏れ及び漏れに対する不安を防止することができる。
また、図4に示すように、本実施形態の固定部50のうち、左右方向の中央位置を基準として、吸収性本体10が位置する側を内固定部50aとし、逆側を外固定部50bとする。図2に示す伸長状態を解除しておむつ1を自然状態にした場合、固定部50においては、以下に説明するように、その自然状態から内固定部50aを単位長さだけ伸長させるために必要となる力は、外固定部50bを単位長さだけ伸長させるために必要となる力以上である。
なお、「自然状態」とは、おむつ1や腹側及び背側胴回り部20、30を所定時間放置したときの状態である。例えば、おむつ1の腹側胴回り部20及び背側胴回り部30を左右方向の両外側に引っ張り、各胴回り部20、30を「伸長させた状態」として、この伸長状態を15秒間継続させた後、おむつ1の引っ張りを解除して机等の平面に置く。そしてこのような平面平置きで5分間経過させた状態を自然状態とする。
内固定部50aには、固定部50の幅方向の内側端501が含まれ、内固定部50aと厚さ方向に重なる位置に、防漏壁弾性部材41fが設けられている。外固定部50bには、固定部50の幅方向の外側端502が含まれ、厚さ方向において防漏壁弾性部材は設けられていない。自然状態から内固定部50aを単位長さだけ伸長させるために必要となる力とは、内側端501部分を掴みしろとして、内固定部50aを長手方向において所定の長さだけ掴み、当該掴んだ部分を単位長さだけ伸長させたときの力のことである。同様に、自然状態から外固定部50bを単位長さだけ伸長させるために必要となる力とは、外側端502部分を掴みしろとして、外固定部50bを長手方向において所定の長さだけ掴み、当該掴んだ部分を上記と同じ単位長さだけ伸長させたときの力のことである。厚さ方向において防漏壁弾性部材が存在せず、収縮が弱い外固定部50bは、内固定部50aを伸長させるために必要となる力よりも弱い力で伸長可能となる。このことから、おむつ1の着脱時に、着用者の足が外固定部50bに接触しても引っ掛かりにくく、足を抜け易くさせることができる。
また、固定部50は、長手方向における長さが、吸収性本体10の長手方向の長さよりも短いことが望ましい。長手方向において全体的に固定部50を設けてしまうと、防漏壁部40(42、43)の起立を抑制して防漏機能が低減する可能性がある。しかし、足の引っ掛かりやすい部分にのみに(本実施形態では、股間部のみに)固定部50を設けることで、固定部50以外の部分の防漏壁部40(42、43)の高さを確保し、防漏機能を阻害しないようにすることができる。
また、図3及び図4に示すように、固定部50の幅方向の外側には、外側防漏壁部43が肌側シート12に固定されていない非固定部55が設けられている。このような非固定部55を設けることにより、外側防漏壁部43の左右方向の外側端43aの硬さが軽減され、おむつ1着用時において着用者の身体(鼠径部)への肌当たりが柔らかくなる。したがって、より良好なフィット性を実現することができる。
また、上述のように、本実施形態の固定部50には、防漏壁弾性部材41fが厚さ方向に重なるように設けられている。このように、固定部50には、厚さ方向に重なる位置に、少なくとも1つの弾性部材41を設けることが望ましい。固定部50と厚さ方向に重なる位置に弾性部材41を配置することによって、固定部50を収縮させるだけでなく、固定部50で固定されている肌側シート12も収縮させ、外側防漏壁部43が適度に起立可能となり、外側防漏壁部43の防漏機能を保つことができる。
また、図4に示すように、固定部50と厚さ方向に重なる位置に配置される少なくとも1つの弾性部材(防漏壁弾性部材41f)は、固定部50の内固定部50aと厚さ方向に重なる位置に設けられている。そして、外側防漏壁部43のうち、幅方向における防漏壁弾性部材41fよりも外側の領域は、弾性部材が存在しない非存在領域となっている。外側防漏壁部43の幅方向の外側、すなわち、外側端43a側に弾性部材41を配置すると、外側防漏壁部43の肌側への起立が高くなってしまい、足を通し難くなる虞がある。しかし、外側端43a側に弾性部材41が存在しないことで、外側端43aの収縮が弱まり、外側防漏壁部43が下向きに倒れ易くなる。それにより、着用者は脚回り開口部LHに足を通し易くなる。
また、本実施形態では、内側防漏壁部42が肌側に起立可能となる長さは、外側防漏壁部43が肌側に起立可能となる長さよりも長いことが望ましい。すなわち、図4に示すように、内側防漏壁部42の幅方向の外側端42aから内側端42bまでの内側防漏壁部42に沿った長さをL1とし、防漏壁弾性部材41fが配置されている位置から外側防漏壁部43の幅方向の内側端42bまでの外側防漏壁部43に沿った長さをL2とし、防漏壁弾性部材41fが配置されている位置から外側防漏壁部43の幅方向の外側端43aまでの外側防漏壁部43に沿った長さをL3とすると、L1とL2の長さの合計は、L3よりも長くなっている。
既に説明したように、防漏壁弾性部材41fを長手方向に沿って収縮させると、厚さ方向に重なる位置に設けられた固定部により、外側防漏壁部43(上述の長さL3の部分)、固定部50、肌側シート12、非肌側シート13、及びシート部材14が一体的に長手方向に収縮し、外側防漏壁部43として起立可能となる。従ってL3は、外側防漏壁部43が起立可能となる長さである。また、L1とL2の長さの合計は、内側防漏壁部42が起立可能となる長さである。外側防漏壁部43が起立可能となる長さ(L3)を、内側防漏壁部42が起立可能となる長さ(L1+L2)よりも長くした場合に比べて、内側防漏壁部42が起立可能となる長さを長くした場合の方が、外側防漏壁部43側への排泄物の流出を塞き止め、防漏機能を維持できる。また、外側防漏壁部43側への排泄物の流れ込みを防ぐことにより、排泄物が吸収性コア11へと誘導され、吸収性コア11でより多くの排泄物を吸収できる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのは言うまでもない。
上記の実施形態では、腹側胴回り部20と背側胴回り部30が分離されて別部材であるおむつを例示したが、腹側胴回り部20と背側胴回り部30の間に股下部が設けられ、腹側胴回り部20と背側胴回り部30が連続した一部材であっても良い。
上記の実施形態では、シート部材14を折り曲げることによって防漏壁部40が形成されていた。すなわち、防漏壁部40がシート部材14と一体的に形成されていたが、この限りではない。例えば、シート部材14とは異なる別体のシート部材によって防漏壁部40が形成されるのであっても良い。
上記の実施形態では、内側防漏壁部42は、自由端部である先端(外側端42a)が幅方向の外側に向くように折り曲げられていたが、これに限らない。内側防漏壁部42は、自由端部である先端が幅方向の内側に向かうように折り曲げられることによって形成されても良い。
1 おむつ(吸収性物品)、
10 吸収性本体、11 吸収性コア、11C くびれ部、
12 肌側シート、
13 非肌側シート、
14 シート部材、15 コアラップシート、
20 腹側胴回り部、21 内層シート、22 外層シート、
23 胴回り弾性部材、
30 背側胴回り部、30A 重複部、30B 延出部
31 内層シート、32 外層シート、
33 胴回り弾性部材、
35 延出部弾性部材、351 傾斜部、352 直線部、
40 防漏壁部、
41 防漏壁弾性部材(弾性部材)、41a〜41f 防漏壁弾性部材(弾性部材)、
42 内側防漏壁部、42a 外側端、42b 内側端、
43 外側防漏壁部、43a 外側端、43b 内側端、
50 固定部、50a 内固定部、50b 外固定部、
51 前側固定部、52 後側固定部、
55 非固定部、
501 内側端、502 外側端、
BH 胴回り開口部、LH 脚回り開口部、
L1 長さ、L2 長さ、L3 長さ、
Lo 外側端502の寸法(伸長時)、Lo´ 外側端502の寸法(収縮時)、
Li 内側端501の寸法(伸長時)、Li´ 内側端501の寸法(収縮時)

Claims (8)

  1. 展開状態において互いに交差する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、
    吸収性コア及び肌側シートを備えた吸収性本体と、
    前記長手方向に伸縮する弾性部材を備え、前記吸収性本体の前記幅方向の両側に設けられた一対の防漏壁部と、
    を有する吸収性物品であって、
    前記一対の防漏壁部は、前記長手方向に沿って折り曲げられることにより、最も肌側に配置される内側防漏壁部と、前記内側防漏壁部よりも非肌側に配置される外側防漏壁部とをそれぞれ有し、
    着用者の股間に対応する股間部において、前記外側防漏壁部の少なくとも一部と前記肌側シートとを固定する固定部が設けられ、
    前記固定部は、前記厚さ方向において、前記吸収性コアと重ならず、
    前記弾性部材を伸長させた状態において、前記長手方向における、前記固定部の前記幅方向の外側端の寸法をLoとし、前記固定部の前記幅方向の内側端の寸法をLiとし、
    前記弾性部材を収縮させた状態において、前記長手方向における、前記固定部の前記幅方向の外側端の寸法をLo´とし、前記固定部の前記幅方向の内側端の寸法をLi´としたときに、
    (Li−Li´)/Li>(Lo−Lo´)/Loである
    ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記固定部のうちの、前記吸収性本体が位置する側を内固定部とし、逆側を外固定部としたとき、
    前記内固定部を単位長さだけ伸長させるための力の大きさは、前記外固定部を単位長さだけ伸長させるための力の大きさ以上である
    ことを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品であって、
    前記Lo´は、前記Li´の1.1倍以上3.0倍以下である
    ことを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記長手方向において、前記固定部の長さは、前記吸収性本体の長さよりも短い
    ことを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記固定部の前記幅方向の外側には、前記外側防漏壁部が前記肌側シートに固定されていない非固定部が設けられている
    ことを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記固定部には、前記厚さ方向に重なる位置に、少なくとも1つの前記弾性部材が設けられている
    ことを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項6に記載の吸収性物品であって、
    前記固定部のうちの、前記吸収性本体が位置する側を内固定部とし、逆側を外固定部としたとき、
    前記少なくとも1つの前記弾性部材は、前記内固定部と前記厚さ方向に重なる位置に設けられ、
    前記外側防漏壁部のうちの、前記幅方向における前記少なくとも1つの前記弾性部材よりも外側の領域は、前記弾性部材が存在しない非存在領域である
    ことを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項6に記載の吸収性物品であって、
    前記少なくとも1つの前記弾性部材が配置されている位置から、前記外側防漏壁部の前記幅方向の内側端までの前記外側防漏壁部に沿った長さと、前記内側防漏壁部の前記幅方向の内側端から外側端までの前記内側防漏壁部に沿った長さとの合計は、前記少なくとも1つの前記弾性部材が配置されている位置から前記外側防漏壁部の前記幅方向の外側端までの前記外側防漏壁部に沿った長さよりも長い
    ことを特徴とする吸収性物品。
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