JP2020099228A - 収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドローラの摩耗や破損を抑制する収穫機を提供する。【解決手段】リールは、回転軸と、回転軸の軸芯P周りに回転する左右のリールフレームと、リールフレームに対して偏芯回転する補助リールフレーム26と、回転軸の両端を支持する左右の支持フレームと、補助リールフレーム26に形成され、補助リールフレーム26の回転軸芯Qを中心に開口される円形孔29と、一方の支持フレームに固定される支持板27と、回転軸芯Qを中心とする円の周方向に沿って間隔をあけた状態で支持板27に設けられ、円形孔29の内周面に当接することで補助リールフレーム26の回転軸芯Qを規定する複数のガイドローラ28とを備え、円の周方向に沿った一部の領域のガイドローラ28の配設密度が、他の領域のガイドローラ28の配設密度より高い。【選択図】図9

Description

植立穀稈を掻き込むリールと、掻き込まれた植立穀稈を刈り取る切断装置とを有する収穫機に関する。
掻き込みリールは、横幅方向に沿ったリール軸芯周りに回転駆動する。また、この掻き込みリールは、左右一対の側板と、リール軸芯に沿った状態で左右一対の側板の中心同士に連結され、左右一対の側板を駆動するリール軸と、右側の側板の外側方に設けられ、側板と同形状に形成された補助リール板とを備える。リール軸はリール支持フレームに支持される。補助リール板は、側板の回転軸芯から偏芯した軸芯回りに同調回転する。
回転駆動される左右の側板の外周部複数箇所にわたってタイン支持バーが自転可能に横架支承される。補助リール板の外周部複数箇所に、タイン支持バーから一体延出されたリンク部の遊端が枢支連結され、側板および補助リール板の同調回転に連動してタイン支持バーが相対的に側板回転方向と逆方向に同調自転されるよう構成されている。タイン支持バーには、複数のタインが設けられる。側板の前方回転に連動して各タイン支持バーを逆方向に同調して自転作動させることで、掻き込みリールは、タイン支持バーに取付けた多数のタインを常に下向きの一定姿勢に維持しながら公転移動させてタインによる植立穀稈の掻き込みを行うよう構成されている。
なお、補助リール板には開口が設けられる。リール支持フレームには支持板が設けられる。支持板には3つのローラが設けられる。ローラが開口の環状壁の内面に接する状態で補助リール板が側板の回転に伴って回転することにより、補助リール板の回転軸芯が側板の回転軸芯から偏芯した位置に規定される(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−112977号公報
しかしながら、従来の掻き込みリールは、掻き込む植立穀稈が高収量である場合等に、タインや側板、補助リール板等に大きな負荷がかかる場合がある。この際、支持板のローラにかかる負荷がばらつき、一部のローラにかかる負荷も大きくなる。そのため、一部のローラが早期に摩耗したり破損したりする。その結果、ローラの交換頻度が高くなり、作業効率が悪化する場合があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、ローラの摩耗や破損を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る収穫機は、圃場の植立穀稈を掻き込むリールと、掻き込まれた前記植立穀稈を刈り取る切断装置とを有する収穫機であって、前記リールは、回転軸と、前記回転軸の軸芯周りに回転する左右のリールフレームと、前記リールフレームに対して偏芯回転する補助リールフレームと、前記回転軸の両端を支持する左右の支持フレームと、前記左右のリールフレームに支持される複数のタイン支持バーと、前記タイン支持バーに支持される複数のタインと、前記補助リールフレームと前記タイン支持バーとを連結するリンク部と、前記補助リールフレームに形成され、前記補助リールフレームの回転軸芯を中心に開口される円形孔と、一方の前記支持フレームに固定される支持板と、前記回転軸芯を中心とする円の周方向に沿って間隔をあけた状態で前記支持板に設けられ、前記円形孔の内周面に当接することで前記補助リールフレームの前記回転軸芯を規定する複数のガイドローラとを備え、前記円の周方向に沿った一部の領域の前記ガイドローラの配設密度が、他の領域の前記ガイドローラの配設密度より高い。
補助リールフレームの回転バランスがくずれた場合等に、ガイドローラの一部に負荷が集中する場合がある。このような場合に、負荷が集中するガイドローラの近傍にガイドローラが追加され、その部分のガイドローラの配設密度が高められる。これにより、ガイドローラに係る負荷が分散されて一部のガイドローラに負荷が集中することが抑制される。その結果、ガイドローラの摩耗や破損が抑制される。
また、本発明の一実施形態に係る収穫機は、圃場の植立穀稈を掻き込むリールと、掻き込まれた前記植立穀稈を刈り取る切断装置とを有する収穫機であって、前記リールは、回転軸と、前記回転軸の軸芯周りに回転する左右のリールフレームと、前記リールフレームに対して偏芯回転する補助リールフレームと、前記回転軸の両端を支持する左右の支持フレームと、前記左右のリールフレームに支持される複数のタイン支持バーと、前記タイン支持バーに支持される複数のタインと、前記補助リールフレームと前記タイン支持バーとを連結するリンク部と、前記補助リールフレームに形成され、前記補助リールフレームの回転軸芯を中心に開口される円形孔と、一方の前記支持フレームに固定される支持板と、前記回転軸芯を中心とする円の周方向に沿って間隔をあけた状態で前記支持板に設けられ、前記円形孔の内周面に当接することで前記補助リールフレームの前記回転軸芯を規定する複数のガイドローラとを備え、前記ガイドローラの一部がベアリングである。
このように、負荷が集中するガイドローラをベアリングとすることにより、ガイドローラの強度が向上し、ガイドローラの摩耗や破損が抑制される。
前記ベアリングがニードルベアリングであることが好ましい。
ガイドローラをニードルベアリングとすることにより、ニードルベアリング自体の耐久性が通常のベアリングより高いこともあり、ガイドローラの摩耗や破損がさらに抑制されて耐久性が向上する。
コンバインの全体左側面図である。 コンバインの全体平面図である。 コンバインの全体右側面図である。 刈取り部の側面図である。 掻込みリールの側面図である。 掻込みリールの分解側面図である。 掻込みリールの右端部分を示す正面図である。 掻込みリールの左端部分を示す正面図である。 ガイドローラの構成を説明する要部拡大図である。 別実施形態におけるガイドローラの構成を説明する要部拡大図である。 動力伝達図である。 伝動構造を示す側面図である。
〔全体構成〕
図1および図3に、本発明に係る収穫機の一例である普通型のコンバインの全体側面が、また、図2に、その全体平面がそれぞれ示されている。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体2に、脱穀装置3と穀粒回収部4が左右に並列して配備されるとともに、穀粒回収部4の前方に運転部5が配備されている。脱穀装置3の前部には支点X周りに上下揺動自在に刈取り穀稈物搬送用のフィーダ6が連結され、このフィーダ6の前端に略機体横幅に相当する刈幅を有する刈取り部7が連結されている。
刈取り部7は、左右一対の分草フレーム11に亘ってバリカン型の切断装置12、および、刈り取った作物を刈り幅中間に横送りするオーガ13が架設された構造となっている。また、オーガ13には、横送り用の螺旋羽根13aと横送りされた穀稈をフィーダ6の始端に送り込む掻き込みフィンガー13bとが備えられている。フィーダ6には、縦回し巻回された左右のチェーン14aに亘って搬送バー14bを横架連結してなる掻き揚げコンベア14が内装されている。また、フィーダ6は、掻き込みフィンガー13bで送り込まれた穀稈がフィーダ底面に沿って掻き揚げ搬送されて脱穀装置3の前端に投入供給されるようになっている。
走行機体2における主フレーム8の前部とフィーダ6の下部との間に油圧シリンダ15が架設され、この油圧シリンダ15の伸縮作動によって刈取り部7がフィーダ6と一体に前記支点X周りに揺動昇降されるようになっている。刈取り部7の前部上方に、植立した穀稈を後方に掻き込んで引き上げる掻き込みリール16(リールに相当)が装備されている。
掻き込みリール16は、支点a周りに上下揺動自在な左右一対の支持アーム17の前部に支持ブラケット18(支持フレームに相当)を介して支架されており、油圧シリンダ19によって支持アーム17を上下揺動することで掻き込みリール16の掻き込み作用高さを変更することができる。また、掻き込みリール16は、支持ブラケット18を支持アーム17に沿ってスライド調節して掻き込み作用位置を前後に調節することが可能となっている。なお、支持ブラケット18は手動でスライド移動して、前後方向複数位置でピン連結するようになっている。
〔掻き込みリール〕
次に、掻き込みリール16の詳細な構造を、図4〜図8を参照して説明する。
掻き込みリール16は、左右の前記支持ブラケット18に水平に支架された回転軸22、この回転軸22の左右に連結固定された正五角形状のリールフレーム23、左右のリールフレーム23の頂部5箇所に回動自在に水平支架された5本のタイン支持バー24、各タイン支持バー24に一定ピッチで並列装備された多数本のタイン25、リールフレーム23のリール軸芯Pに対して設定距離Lだけ後方に寄った偏芯軸芯Qを中心に回動自在に支持された正五角形状の補助リールフレーム26等で構成されている。
図6に示すように、リールフレーム23は、円板状の中心ハブ23a、この中心ハブ23aから放射状に延出された5本のアーム部23b、および、アーム部23bの先端同士に亘って架設された補強杆23cとで構成されている。補助リールフレーム26も、円板状の中心ハブ26a、この中心ハブ26aから放射状に延出された5本のアーム部26b、および、アーム部26bの先端同士に亘って架設された補強杆26cとで構成され、リールフレーム23と補助リールフレーム26は同一形状となっている。
図7に示すように、支持ブラケット18の機体内側には円板状の支持板27が連結固定されるとともに、この支持板27の外周近くの内側面には偏芯軸芯Qに対して等距離の位置に3個のガイドローラ28が装備されている。他方、補助リールフレーム26の中心ハブ26aには前記ガイドローラ28群に外接する径の円形孔29が打ち出し形成されており、円形孔29がガイドローラ28群に案内されることで補助リールフレーム26が偏芯軸芯Qを中心にして回動可能に支持されている。つまり、補助リールフレーム26が回転する際に、ガイドローラ28群は、円形孔29を介して補助リールフレーム26が偏芯軸芯Qを中心に回転するように補助リールフレーム26の回転を規制することにより、偏芯軸芯Qの位置を規定する。
図5に示すように、各タイン支持バー24の両端から後ろ向きにリンク部30が一体突設され、このリンク部30の遊端が補助リールフレーム26の各頂部に枢支連結されている。各タイン支持バー24の軸芯Rからリンク部30の遊端枢支点Sまでの距離は、リール軸芯Pから偏芯軸芯Qまでの設定距離Lと一致する。また、軸芯Rと遊端枢支点Sとを結ぶ仮想線の方向は、リール軸芯Pと偏芯軸芯Qとを結ぶ仮想線の方向に一致する。その結果、リール軸芯P、偏芯軸芯Q、タイン支持バー24の軸芯R、および、リンク部30の遊端枢支点Sが平行四連リンクの支点をなしている。従って、リールフレーム23がリール軸芯P周りに回転されると、これに追随して補助リールフレーム26が偏芯軸芯Q周りに回転することでタイン支持バー24がリール軸芯P周りに公転しながら軸芯R周りに逆方向に同調自転され、タイン支持バー24が常に一定の回動姿勢に維持されるようになっている。
〔ガイドローラ〕
図7にて示したように、支持板27は、リールフレーム23の回転軸22が軸支される支持ブラケット18の一方に支持される。ガイドローラ28は、支持板27に、支持板27の外周に沿って間隔を空けて設けられる。ガイドローラ28は、補助リールフレーム26の円形孔29の内周に接することにより、補助リールフレーム26が偏芯軸芯Qを中心に回転するように規制する。
このように、ガイドローラ28は、補助リールフレーム26の偏芯軸芯Qを規制する。リールフレーム23および補助リールフレーム26等から構成される掻き込みリール16(図5参照)は、植立穀稈を掻き込む。この際、植立穀稈の密度が高い場合や、密度にばらつきがある場合、リールフレーム23に追随して回転する補助リールフレーム26の回転バランスがくずれ、複数のガイドローラ28の内の1つのガイドローラ28に負荷が集中する場合がある。この場合、そのガイドローラ28のみの摩耗が進行したり破損したりする。ガイドローラ28の修理や交換には大きな工数を要すため、ガイドローラ28の摩耗や破損を低減させる必要がある。
そのため、図9に示すように、負荷が集中する部分においては、他の部分よりガイドローラ28の配置密度が高められる。具体的には、支持板27の、軸芯Pから所定の距離だけ離れた軸芯Qを中心とする円の円周上に(周方向に沿って)、等間隔に3つのガイドローラ28が設けられる。さらに、負荷が集中する部分である最も下方のガイドローラ28に隣り合って、同じ円周上にガイドローラ28bが設けられる。図に示す例では、ガイドローラ28bはガイドローラ28の両隣に設けられ、支持板27には合計5つのガイドローラ28が設けられる。
このように、負荷が集中する部分において、ガイドローラ28の配置密度が高めることにより、ガイドローラ28にかかる負荷が分散されて、1つのガイドローラ28に負荷が集中することが抑制される。その結果、ガイドローラ28の摩耗や破損が抑制される。
なお、ガイドローラ28およびガイドローラ28bは、円形孔29の内周面との間に隙間が形成されるように設けられる。そして、補助リールフレーム26の回転に伴って、一部のガイドローラ28またはガイドローラ28bが円形孔29の内周面に接することにより、補助リールフレーム26の偏芯軸芯Qが規定される。このような隙間を設けることにより、ガイドローラ28またはガイドローラ28bと円形孔29との接触抵抗が抑制され、補助リールフレーム26が円滑に回転できる。
〔伝動構造〕
図11に示すように、機体右側に位置する運転部5(以下、いずれも図1参照)の下方に備えられたエンジン9からの動力が、唐箕軸55を介して脱穀装置3の左側に伝達される。
図11、図12に示すように、唐箕軸55の左側端部から第一ベルト伝動機構56を介して扱胴駆動用の中継伝動軸57に動力が伝達される。中継伝動軸57から第二ベルト伝動機構58を介してフィーダ駆動軸59に動力が伝達される。図示はしないが、このフィーダ駆動軸59から刈取り部7(図1参照)の各部に動力が伝達される。
第一ベルト伝動機構56は、唐箕軸55に備えられた第一駆動プーリ60と、中継伝動軸57に備えられた第一従動プーリ61と、それらにわたって巻回された第一伝動ベルト62と、第一伝動ベルト62に緊張力を付与するテンション機構63とを備えている。第一ベルト伝動機構56は、テンション機構63により緊張力が付与され、常に伝動状態を維持する。
第二ベルト伝動機構58は、中継伝動軸57に備えられた第二駆動プーリ64と、フィーダ駆動軸59に備えられた第二従動プーリ65と、それらにわたって巻回された第二伝動ベルト66と、テンション輪体67と、テンション輪体67を支持するテンションアーム68とを備えている。テンションアーム68は、中継伝動軸57に揺動自在に外嵌装着されている。運転部5に備えられた刈取クラッチレバー(図示せず)の操作により操作ワイヤ70を介して引き操作されると、テンションアーム68が揺動して、第二伝動ベルト66に緊張力を付与する状態となり、引き操作が解除されると、緊張状態を解除するように構成されている。テンション輪体67はバネ71により緊張解除側に揺動付勢されている。
従って、第二ベルト伝動機構58は、刈取クラッチレバー(図示せず)の操作に基づいて刈取り部7への動力伝達を行う入り状態と、動力伝達を行わない切り状態とに切り換え可能なベルトテンション式の刈取クラッチを構成する。
テンション輪体67は、テンションアーム68を挿通する状態で設けられた支軸72に支持されており、支軸72はテンション輪体67とは反対側に突出しており、操作ワイヤ70は、ストローク吸収用のスプリング73を介して支軸72の突出部に連結されている。このように支軸72をワイヤ連結部と兼用してテンション輪体67の支持構造が簡素化されている。
第二ベルト伝動機構58は、第一ベルト伝動機構56と脱穀装置3の左側方との間に位置する状態で備えられている。操作ワイヤ70は、脱穀装置3より前方において、フィーダ6の直下から脱穀装置3より右側前方を回って運転部5に至る。つまり、フィーダ6の脱穀装置3への入口付近の直下で、脱穀装置3の左側領域から右側領域に向かって配設される。脱穀装置3の左側方には脱穀開閉カバーが設けられる。操作ワイヤ70が脱穀装置3の左横側方に配置されると、脱穀開閉カバーの開閉により、操作ワイヤ70が脱穀開閉カバーに引っかかって破損し、脱穀クラッチの操作に不具合が生じる場合がある。これに対して、操作ワイヤ70を脱穀装置3の前方から右側前方に配置することにより、操作ワイヤ70と脱穀開閉カバーとが干渉することが抑制され、安定的に脱穀クラッチの操作を行うことができる。
〔別実施形態〕
(1)ガイドローラ28の配置密度を高めることに替えて、あるいは同時に、負荷が集中する部分のガイドローラ28の強度を高めても良い。例えば、図10に示すように、負荷が集中する部分のガイドローラ28が、ベアリングからなるガイドローラ28aとされても良い。ベアリングは、様々なタイプのものを用いることが可能であるが、例えばニードルベアリングである。このような構成によって、負荷が集中する部分のガイドローラ28aの強度が高められ、ガイドローラ28aの摩耗や破損が抑制される。
(2)ガイドローラ28bは、最も下方のガイドローラ28に隣り合って設けられる例を示したが、掻き込みリール16の構成や植立穀稈の植立態様等によっては最も付加が集中するガイドローラ28は最も下方のガイドローラ28に限らない。他のガイドローラ28に最も付加が集中する場合もあり、その場合は、そのガイドローラ28に隣り合ってガイドローラ28bが設けられる。
(3)ガイドローラ28は3つに限らず、4つ以上設けられても良い。また、ガイドローラ28bは2つに限らず、1つ、または3つ以上設けられても良い。さらに、ガイドローラ28aは複数個設けられても良い。
(4)上記実施形態では、左右一対のリールフレーム23のアーム部23bと補助リールフレーム26のアーム部26bとが、夫々5本ずつ備えられている。また、これに伴い、タイン支持バー24の本数も5本である。そして、左右一対のリールフレーム23および補助リールフレーム26の形状は何れも側面視において5角形である。しかしながら、本発明はこれに限定されない。例えば、アーム部23b、アーム部26b、タイン支持バー24の本数が、夫々6本以上であり、左右一対のリールフレーム23および補助リールフレーム26の形状が、何れも側面視において6角形以上の多角形であってもよい。また、アーム部23b、アーム部26b、タイン支持バー24の本数が、夫々4本以下であり、左右一対のリールフレーム23および補助リールフレーム26の形状が、何れも側面視において4角形以下の多角形であってもよい。
本発明は、普通型のコンバインだけでなく、自脱型のコンバインにも適用可能である。また、トウモロコシ収穫機、ジャガイモ収穫機、ニンジン収穫機、サトウキビ収穫機等の種々の収穫機に適用できる。
12 切断装置
16 掻き込みリール(リール)
22 回転軸
23 リールフレーム
24 タイン支持バー
25 タイン
26 補助リールフレーム
27 支持板
28 ガイドローラ
28a ガイドローラ
29 円形孔
30 リンク部
P リール軸芯
Q 偏芯軸芯

Claims (3)

  1. 圃場の植立穀稈を掻き込むリールと、掻き込まれた前記植立穀稈を刈り取る切断装置とを有する収穫機であって、
    前記リールは、
    回転軸と、
    前記回転軸の軸芯周りに回転する左右のリールフレームと、
    前記リールフレームに対して偏芯回転する補助リールフレームと、
    前記回転軸の両端を支持する左右の支持フレームと、
    前記左右のリールフレームに支持される複数のタイン支持バーと、
    前記タイン支持バーに支持される複数のタインと、
    前記補助リールフレームと前記タイン支持バーとを連結するリンク部と、
    前記補助リールフレームに形成され、前記補助リールフレームの回転軸芯を中心に開口される円形孔と、
    一方の前記支持フレームに固定される支持板と、
    前記回転軸芯を中心とする円の周方向に沿って間隔をあけた状態で前記支持板に設けられ、前記円形孔の内周面に当接することで前記補助リールフレームの前記回転軸芯を規定する複数のガイドローラとを備え、
    前記円の周方向に沿った一部の領域の前記ガイドローラの配設密度が、他の領域の前記ガイドローラの配設密度より高い収穫機。
  2. 圃場の植立穀稈を掻き込むリールと、掻き込まれた前記植立穀稈を刈り取る切断装置とを有する収穫機であって、
    前記リールは、
    回転軸と、
    前記回転軸の軸芯周りに回転する左右のリールフレームと、
    前記リールフレームに対して偏芯回転する補助リールフレームと、
    前記回転軸の両端を支持する左右の支持フレームと、
    前記左右のリールフレームに支持される複数のタイン支持バーと、
    前記タイン支持バーに支持される複数のタインと、
    前記補助リールフレームと前記タイン支持バーとを連結するリンク部と、
    前記補助リールフレームに形成され、前記補助リールフレームの回転軸芯を中心に開口される円形孔と、
    一方の前記支持フレームに固定される支持板と、
    前記回転軸芯を中心とする円の周方向に沿って間隔をあけた状態で前記支持板に設けられ、前記円形孔の内周面に当接することで前記補助リールフレームの前記回転軸芯を規定する複数のガイドローラとを備え、
    前記ガイドローラの一部がベアリングである収穫機。
  3. 前記ベアリングがニードルベアリングである請求項2に記載の収穫機。
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