JP2020098137A - 電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】カレンダー早修正の速度を上げ、かつカレンダー早修正操作による構成部品の破壊防止を低コストで実現できる構造を提供することにある。【解決手段】通常運針におけるカレンダー作動のときに、カレンダー早修正操作を行い、高負荷状態となった際に、第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213の噛合いを外すことのできる、両者の噛合いを規制する保持部材のブリッジ部501aを備えることを特徴とした電子時計を提供する。【選択図】図6

Description

本発明は、電子時計であって、指針式時計の早修正調整機構に関する。
腕時計などにおいて日、曜などを表示するカレンダー表示装置には、ステップモーターなどの駆動力が伝達される駆動車と、日車や曜車などで表示を行う表示部に構成された従動車と、駆動車の回転を従動車に間欠的に伝達する表示用伝達車が構成されている。
電子時計でカレンダーの修正を行う場合、特許文献1に開示されるような、巻真と連動する早修正レバーによりカレンダーを修正するタイプと、特許文献2に開示されるような、巻真と連動する早修正車によりカレンダーを修正するタイプがある。さらに、両者とも巻真の回転方向によって日付、曜日などの修正を使い分けることが可能なことは周知である。
特開昭60−202376号公報(第2−3頁、第1、3図) 特開2000−314778号公報(第2頁、図2)
特許文献1における早修正レバータイプは、カレンダー作動中にカレンダー早修正がされた場合でも、早修正レバーが逃げるという簡素な機構で構成部品の破壊を防止しているが、カレンダー修正速度が遅く、利便性が悪いという欠点がある。
一方で、特許文献2における早修正車タイプは、カレンダー修正速度が速く利便性は良いが、カレンダー作動中の、カレンダー早修正操作による構成部品破壊防止として、カレンダー早修正輪列内に、高コストのスリップ車を用いる必要がある。
本発明は、上記の課題を解決するカレンダー早修正機構を有する時計を提供することを目的とする。
指針を駆動する指針駆動輪列と、指針駆動輪列により駆動される円盤車と、円盤車の表示の修正を行う修正機構と、修正機構の操作を行う外部操作部材と、を有し、修正機構は、円盤車が修正可能な状態のときに外部操作部材から修正動力が伝達された場合、修正機構内の輪列同士の噛合いを保持し、円盤車が修正不可能な状態のときに外部操作部材から修正動力が伝達された場合、修正機構内の輪列同士の噛合いを解除することを特徴とする。
以上の構成により、円盤車の表示の修正を行う修正速度が速いという利便性を図りつつ、低コストでカレンダー早修正操作による構成部品の破壊防止を達成することを可能とする。
第1実施形態における電子時計の平面図である。 通常運針のときの時刻系輪列及びカレンダー早修正輪列構成を平面方向から視た模式図である。 曜早修正のときの時刻系輪列及びカレンダー早修正輪列構成を平面方向から視た模式図である。 日早修正のときの時刻系輪列及びカレンダー早修正輪列構成を平面方向から視た模式図である。 通常運針のときの時刻系輪列及びカレンダー早修正輪列構成を平面方向から視た模式図である。 (a)は図2(a)の2a−2aにおける断面図2Aと図2(d)の2a´−2a´における断面図2A´の合成断面図である。(b)は図2(b)の2b−2bにおける断面図である。(c)は図2(c)の2c−2bにおける断面図である。 第1実施形態における電子時計の曜早修正可能状態を平面方向から視た模式図である。 第1実施形態における電子時計の曜早修正不可能状態を平面方向から視た模式図である。 (a)は第1実施形態における図4(a)の領域4A部拡大図である。(b)は第1実施形態における図5(a)の5a−5aにおける断面図である。 (a)は第1実施形態における図4(b)の領域4B部拡大図である。(b)は第1実施形態における図6(a)の6a−6aにおける断面図である。 第1実施形態における電子時計に構成される、巻真スペーサーの斜視図である。 (a)は第2実施形態における電子時計の曜早修正可能状態を平面方向から視た模式図である。(b)は第2実施形態における図8(a)の8a−8aにおける断面図である。 (a)は第2実施形態における電子時計の曜早修正不可能状態を平面方向から視た模式図である。(b)は第2実施形態における図9(a)の9a−9aにおける断面図である。 (a)は第3実施形態における電子時計の曜早修正可能状態を平面方向から視た模式図である。(b)は第3実施形態における図10(a)の10a−10aにおける断面図。 (a)は第3実施形態における電子時計の曜早修正不可能状態を平面方向から視た模式図である。(b)は第3実施形態における図11(a)の11a−11aにおける断面図である。 第4実施形態における電子時計の日早修正不可能状態を平面方向から視た模式図である。
[第1実施形態]
本発明に円盤車の修正に係る修正機構について、第1実施形態として図1から図7を参照して説明する。
最初に本実施形態における、指針表示などの時計仕様について説明する。
図1は、第1実施形態における電子時計100の平面図である。図1において、101は時計の外装である胴、102は文字板、103は時を表示する時針、104は分を表示する分針、105は秒を表示する小秒針、106は、円盤車であって、日を表示する日車、107は、円盤車であって、曜日を表示する曜車である。108は、外部操作部材の竜頭であり、時針103、分針104、小秒針105で示される通常時刻及び、日車106、曜車107で示されるカレンダーの修正などで使用される。109はバンド固定部である。
続いて、本実施形態の電子時計100のムーブメント構造について説明する。
図2(a)は、第1実施形態における電子時計100の通常運針のときの時刻系輪列及びカレンダー早修正輪列構成を平面方向から視た模式図である。図3(a)は、図2(a)の2a−2aにおける断面図2Aと図2(d)の2a′−2a′における断面図2A´による合成断面図であり、時刻系輪列の伝達図を示している。
図2(b)は、第1実施形態における電子時計100の曜日表示を修正するときの時刻系輪列及びカレンダー早修正輪列構成を平面方向から視た模式図である。図3(b)は図2(b)の2b−2bによる断面図であり、曜早修正輪列の伝達図を示している。
図2(c)は、第1実施形態における電子時計100の日表示を修正するときの時刻系輪列及びカレンダー早修正輪列構成を平面方向から視た模式図である。図3(c)は図2(c)の2c−2cによる断面図であり、日早修正輪列の伝達図を示している。
図1、図2(a)、図2(d)及び図3(a)において、時刻系輪列の構成について説明する。
201は、ステップモーターに構成されるローター、202はローター201から動力伝達される五番車、203は五番車202から動力伝達される秒車であり、秒車203には小秒針105が取付けられ時刻の秒を表示する。
204は、秒車203と同時に五番車202から動力伝達される四番車、205は四番車204から動力伝達される三番車、206は三番車205から動力伝達される中心車であり、中心車206には分針104が取付けられ時刻の分を表示する。
207は、中心車206から動力伝達される日の裏車、208は日の裏車207から動力伝達される筒車であり、筒車208には時針103が取付けられ時刻の時を表示する。
209は筒車208から動力伝達される日回し車、106は日回し車209に設けられた日回し爪209aから動力伝達される日車であり、カレンダーの日付を表示する。
107は、日回し車209に設けられた曜送りボス209bから動力伝達される曜車であり、カレンダーの曜日を表示する。
次に、図1、図2(b)及び図3(b)において、曜早修正輪列の構成について説明する。
210は、竜頭108が取付けられる巻真、211は、巻真210から動力伝達されるつづみ車、212は、つづみ車211から動力伝達される第1歯車である第一早修正伝え車、213は、第一早修正伝え車212から動力伝達される第2歯車である第二早修正伝え車、214は第二早修正伝え車213から動力伝達される第三早修正伝え車、215は第三早修正伝え車214から動力伝達される第四早修正伝え車、216は第四早修正伝え車215から動力伝達される第五早修正伝え車、217は第五早修正伝え車216から動力伝達される早修正車、218は早修正車217から動力伝達される曜早修正車、107は曜早修正車218から動力伝達される曜車である。
曜早修正のとき、巻真210はD0方向に回転して修正するため、第五早修正伝え車216はD1方向に回転し、早修正車217は曜早修正車218方向に移動するため、巻真210の動力が曜早修正車218、曜車107に伝達され、曜早修正を行う。
次に、図2(c)及び図3(c)において、日早修正輪列の構成について説明する。
巻真210から第五早修正伝え車216までの動力伝達については、前述、曜早修正輪列の構成と同様であるため省略する。
日早修正のとき、巻真210はD2方向に回転して修正するため、第五早修正伝え車216はD3方向に回転し、早修正車217は日車106方向に移動するため、巻真210の動力が日車106に伝達され、日早修正を行う。
続いて、図4(a)及び図4(b)において、曜車107の修正が可能な状態である曜早修正可能状態と曜車107の修正が不可能な状態である曜早修正不可能状態について説
明する。図4(a)及び図4(b)は第1実施形態の修正機構における電子時計100の曜早修正輪列構成及び、日回し車209を平面方向から視た模式図である。図4(a)は通常運針のときにおける曜作動前後の時間帯(カレンダー作動中)でない状態を図示しており、図4(b)は通常運針のときにおける曜作動前後の時間帯(カレンダー作動中)の状態を図示している。
通常運針状態において、ローター201からの動力伝達により日回し車209が回転する。図4(a)のように曜作動前後の時間帯(カレンダー作動中)でない状態においては、日回し車209上に配置された突起状の曜送りボス209bが、曜車107の歯先円周内に存在しないため、曜早修正操作を行っても、曜車107が回転し、問題なく曜早修正が可能(曜早修正可能状態)である。
一方で、図4(b)のように曜作動前後の時間帯(カレンダー作動中)の状態において、日回し車209上に配置された突起状の曜送りボス209bが、曜車107の歯先円周内に存在しているため、曜早修正操作を行っても曜車107の歯先部が日回し車209の曜送りボス209bと干渉する。
日回し車209は図3(a)に示したようにローター201まで増速して動力が伝達されているため、曜車107が動作するにはローター201の保持力の21600倍以上のトルクが必要となり、曜早修正が不可能(曜早修正不可能状態)となる。
図5(a)及び図5(b)、図6(a)、図6(b)、図7において、本発明のカレンダー早修正輪列部品の破壊防止構造について説明を行う。
図7は、本実施形態の電子時計100のムーブメントに構成される巻真スペーサー501の部品単体図である。巻真スペーサー501はプラスチック成型品であり、弾性変形可能な性質を有する。501aは第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213との噛合いを規制する保持部材のブリッジ部である。
図5(a)は第1実施形態における図4(a)の領域4A部を拡大した図であり、5(b)は、図5(a)の5a−5aにおける断面図である。図5(a)、図5(b)共に、曜早修正可能状態(円盤車が修正可能な状態)において曜早修正操作を行ったときの時計内部状態を示している。
図4(a)、図5(a)及び図5(b)に図示するように電子時計100が曜早修正可能状態において竜頭108を回転させた場合、回転動力は修正動力として、巻真210、第一早修正伝え車212、第二早修正伝え車213、第三早修正伝え車214、第四早修正伝え車215、第五早修正伝え車216、早修正車217及び曜早修正車218のそれぞれの歯車の噛合いが保持されて順に伝わり、曜車107が回転して修正を行うことが可能となる。ここで、第1歯車である第一早修正伝え車212の回転平面と、第2歯車である第二早修正伝え車213の回転平面とは略直角に交差している。
図6(a)は第1実施形態における図4(b)の領域4B部を拡大した図であり、図6(b)は、図6(a)の6a−6aにおける断面図である。図6(a)、図6(b)共に、曜早修正不可能状態(円盤車が修正不可能な状態)において曜早修正操作を行ったときの時計内部状態を示している。
図4(b)、図6(a)及び図6(b)に図示するように電子時計100が曜早修正不可能状態において、竜頭108を回転させても、日回し車209上に配置された突起状の曜送りボス209bが、曜車107の歯先円周内に存在しているため、巻真210を、第一早修正伝え車212、第二早修正伝え車213、第三早修正伝え車214、第四早修正伝え車215、第五早修正伝え車216、早修正車217、曜早修正車218及び曜車107が回転しない。
この状態で竜頭108を回転させた場合、回転動力は力の逃げ場が無くなり、第一早修正
伝え車212は第二早修正伝え車213との噛合いが外れる方向へ逃げようとする。これに伴い巻真スペーサー501のブリッジ部501aも同方向へ修正動力が伝達され弾性変形し、第一早修正伝え車212は第二早修正伝え車213との噛合いが解除され、空転することで、カレンダー早修正輪列部品が破壊されることを防ぐ構造としている。
ブリッジ部501aは、巻真スペーサー501の一部であり、専用部品ではない。また、巻真スペーサー501自体がプラスチック成型品のため、低コストで構造を成立させることができる。
一般的なカレンダー機能付きアナログ時計においては、前述の従来技術において説明したように、曜早修正輪列内にスリップ車を設置したりして、カレンダー早修正輪列部品の破壊防止を図っている。このスリップ車は複数子部品から成ることや、スリップトルク値の管理が難しいことから、高コストとなってしまうことが欠点である。本発明は曜早修正輪列の破壊防止構造を簡素な構造で、且つ低コストで実現することが可能となる。
[第2実施形態]
第1実施形態においては、巻真スペーサー501のブリッジ部501aを利用して、第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213の噛合い規制を行っていたが、以下のように別部品を利用した実施形態も考えられる。
図8(a)は本発明の第2実施形態に係る、早修正可能状態にて早修正操作を行ったときの時計内部状態を示した図である。また、図8(b)は、図8(a)の8a−8aにおける断面図である。なお、第1実施形態の構成要素と同一の構成要素については、同一の番号を付し、説明を省略する。801は第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213の噛合い規制を行う保持部材の弾性変形可能部品であり、材質はゴムやスポンジ等の弾性変形可能な性質を持つ材質で構成されている。
図8(a)及び図8(b)から分かるように、第1実施形態と同様に第2実施形態でも第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213の噛合いは保持されており、曜早修正可能状態においては第1実施形態同様に早修正が可能となる。
図9(a)は本発明の第2実施形態に係る、曜早修正不可能状態にて早修正操作を行ったときの時計内部状態を示した図である。また、図9(b)は、図9(a)の9a−9aにおける断面図である。
曜早修正不可能状態で竜頭108を回転させた場合、修正動力は力の逃げ場が無くなり、第一早修正伝え車212は第二早修正伝え車213との噛合いが外れる方向へ逃げようとする。これに伴い弾性変形可能部品801も同方向へ弾性変形し、第一早修正伝え車212は第二早修正伝え車213との噛合いが外れ、空転することで、カレンダー早修正輪列部品が破壊されることを防ぐことが可能となる。
第1実施形態において、第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213との噛合いを規制している巻真スペーサー501のブリッジ部501aは薄肉形状であり、成形の難易度が高くなる場合がある。一方で、第2実施形態において、噛合い規制部品801は単体部品であり、弾性変形可能部品801が薄肉形状であっても成形が容易である。
[第3実施形態]
図10(a)は本発明の第3実施形態に係る、通常運針のときにおける曜作動前後の時間帯(カレンダー作動中)でない状態にて早修正操作を行ったときの時計内部状態を示した図である。また、図10(b)は、図10(a)の10a−10aにおける断面図である。なお、既出の構成要素と同一の構成要素については、同一の番号を付し、説明を省略する。1001は噛合い規制ばねであり、1001aは噛合い規制ばね1001に設けら
れた第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213の噛合いを規制する保持部材の側圧ばね部である。本実施例においては、専用部品において第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213の噛合い規制を行っているが、耐磁板等、その他別用途の板金部品に噛合い規制用の側圧ばねを設けてもよい。
図10(a)及び図10(b)から分かるように、第1実施形態と同様に第2実施形態でも第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213の噛合いは保持されており、曜早修正可能状態においては第1実施形態と同様に早修正が可能となる。
図11(a)は本発明の第3実施形態に係る、曜早修正不可能状態にて早修正操作を行ったときの時計内部状態を示した図である。また、図11(b)は、図11(a)の11a−11aにおける断面図である。
曜早修正不可能状態で竜頭108を回転させた場合、回転動力は力の逃げ場が無くなり、第一早修正伝え車212は第二早修正伝え車213との噛合いが外れる方向へ逃げようとする。これに伴い噛合い規制用側圧ばね1001aも同方向へたわみ、第一早修正伝え車212は第二早修正伝え車213との噛合いが外れ、空転することで、カレンダー早修正輪列部品が破壊されることを防ぐことが可能となる。
第1実施形態において、第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213との噛合いを規制している巻真スペーサー501のブリッジ部501aは薄肉形状であり、成形の難易度が高くなる場合がある。第2実施形態においては、第1実施形態の懸念点は解消されるが、部品数が1つ増えてしまうことが新たな懸念点である。
一方で、第3実施形態において、用側圧ばね部1001aは、成形的な懸念はない。さらに他用途の板部品から設けることができれば、部品数も増えない。
[第4実施形態]
第1実施形態及び第2実施形態、第3実施形態の曜早修正不可能状態において、第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213の噛合いが外れ、構成部品の破壊を防ぐ実施形態で曜早修正に関する実施形態であったが、下記の第4実施形態ように日早修正にも適応が可能である。
図12は、本発明の第4実施形態に係る実施形態であり、既出の構成要素と同一の構成要素については、同一の番号を付し、説明を省略する。
図12は、日車106が作動中の時計内部状態を示した図であり、1201は日回し車であり、1201aは日車106へ動力伝達する剛体の日回し爪である。
電子時計100は修正を行わない通常状態ではローター201からの回転動力が減速して伝達され、五番車202、四番車204、三番車205、中心車206、日の裏車207、筒車208、日回し車1201の順に伝達され、日回し車1201の日回し爪1201aで日車106を回転させる。
図12のように日回し爪1201aが日車106を回転させているときに日車106の修正状態にした場合、日車106の回転動作は日回し車1201、筒車208、日の裏車207、中心車206、三番車205、四番車204、五番車202及びローター201に伝達するため、第1、2、3実施形態の曜早修正不可能状態と同じように日車106を回転させることはできない。
図12のように電子時計100で日車106を修正する状態では、竜頭108を回転させた回転動力は巻真210、第一早修正伝え車212、第二早修正伝え車213、第三早修正伝え車214、第四早修正伝え車215、第五早修正伝え車216、早修正伝え車217及び日車106の順に伝わるが、日車106は日回し車1201、筒車208、日の裏車207、中心車206、三番車205、四番車204、五番車202及びローター20
1とも動力が繋がっている。
そのため、竜頭108を回転させた場合、力の逃げ場が無くなり、第一早修正伝え車212は第二早修正伝え車213との噛合いが外れる方向へ逃げようとする。これに伴い、上記、第一実施例、第2実施形態及び第3実施形態のいずれかの機構を採用することにより、第一早修正伝え車212は第二早修正伝え車213との噛合いが外れ、空転することで、カレンダー早修正輪列部品が破壊されることを防ぐことが可能となる。
本発明を用いることにより、日付の早修正操作において、第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213の噛合いが外れ、構成部品の破壊を防ぐことが可能なため、日回し爪1201aを簡易的な形状にすることができる。
以上のように、修正速度が速く利便性が良い、早修正伝え車にてカレンダー早修正を行うタイプのアナログ時計において、カレンダー早修正不可能状態でカレンダー早修正操作が行われ、高負荷状態となった際、第一早修正伝え車212と第二早修正伝え車213の噛合いを外す、両者の噛合いを規制する部品を備えることにより、低コストでカレンダー構成部品の破壊防止が実現できる。
なお、本発明の要旨を満たすものであれば、任意に変更することができる。
101 胴
102 文字板
103 時針
104 分針
105 小秒針
106 日車
107 曜車
108 りゅうず
109 バンド固定部
201 ローター
202 五番車
203 秒車
204 四番車
205 三番車
206 中心車
207 日の裏車
208 筒車
209 日回し車
209a 日回し車に設けられた日回し爪
209b 日回し車に設けられた曜回しボス
210 巻真
211 つづみ車
212 第一早修正伝え車
213 第二早修正伝え車
214 第三早修正伝え車
215 第四早修正伝え車
216 第五早修正伝え車
217 早修正車
218 曜早修正車
501 巻真スペーサー
501a ブリッジ部
801 弾性変形可能部品
1001 噛合い規制用ばね
1001a 側圧ばね部

Claims (4)

  1. 指針を駆動する複数の歯車よりなる輪列と、
    前記輪列により駆動される円盤車と、
    前記円盤車の表示の修正を行う修正機構と、
    前記修正機構の操作を行う外部操作部材と、
    を有し、
    前記修正機構は、前記円盤車が修正可能な状態のときに前記外部操作部材から修正動力が伝達された場合、前記修正機構内の前記歯車同士の噛合いを保持し、前記円盤車が修正不可能な状態のときに前記外部操作部材から修正動力が伝達された場合、前記修正機構内の前記歯車同士の噛合いを解除する
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 前記修正機構は、前記外部操作部材と係合する第1歯車と、前記第1歯車から動力が伝達される第2歯車とを有し、
    前記第1歯車の回転平面と前記第2歯車の回転平面は、略直角に交差している
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子時計。
  3. 前記修正機構は、前記第1歯車を保持する保持部材を有し、前記保持部材は、前記円盤車が修正不可能な状態のときに前記外部操作部材から修正動力が伝達された場合、変形をして前記第1歯車と前記第2歯車の輪列同士の噛合いを解除する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子時計。
  4. 前記円盤車は、日付又は曜日を表示する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子時計。
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JPS5113100Y1 (ja) * 1970-06-11 1976-04-08
JPS54118860U (ja) * 1978-02-09 1979-08-20
JPS58160370U (ja) * 1982-04-20 1983-10-25 塩尻工業株式会社 時計のカレンダ−構造
EP0871093A1 (fr) * 1997-04-08 1998-10-14 Oris SA Mécanisme de correction manuelle d'un indicateur de quantième

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