JP2020097476A - 記録材処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが記録材を手に持ったままの状態でマニュアルステイプル処理を実行した場合に、記録材が折れ曲がることを防止する。【解決手段】 本発明の記録材処理装置は、記録材が載置される処理トレイと、装置本体の外部から前記処理トレイに挿入された記録材に対してステイプル処理を実行するステイプルユニットと、前記ステイプルユニットによって前記ステイプル処理が実行された記録材を前記処理トレイから排出可能な排出手段と、前記排出手段によって排出された記録材が載置される排出トレイと、前記ステイプル処理が実行された記録材を前記排出手段によって前記処理トレイから前記排出トレイへ排出させる第1のモードと、前記ステイプル処理が実行された記録材を前記排出手段によって前記処理トレイから前記排出トレイへ排出させない第2のモードを切り替え可能な制御手段を有することを特徴とする。【選択図】 図5

Description

本発明は、記録材に対して画像形成を実行する記録材処理装置に関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置から排出された記録材を受け取り、後処理を実行する記録材処理装置の中には、受け取った記録材に対してステイプル処理を実行するものがある(以下、この機能を自動ステイプルと呼ぶ)。また、他の記録材処理装置の中には、ユーザによって装置本体の外部から挿入された記録材に対してステイプル処理を実行するものがある(以下、この機能をマニュアルステイプルと呼ぶ)。
特許文献1には、自動ステイプルとマニュアルステイプルの両方の機能を有した記録材処理装置が記載されている。この記録材処理装置では、自動ステイプルを実行する処理トレイに対し、ユーザが記録材処理装置の排出口から記録材を挿入してマニュアルステイプルの実行ボタンを押すと、挿入された記録材に対してステイプル処理が実行される。
特開2014−12599号公報
特許文献1の構成において、自動ステイプルやマニュアルステイプルの機能によってステイプル処理された記録材は、排出ローラによって処理トレイから外部の排出トレイへ排出される。ここで、例えばサイズの大きい記録材に対してマニュアルステイプル処理を実行する場合、処理トレイに挿入した記録材をユーザが手に持ったままステイプル処理した方が記録材の位置が安定する。しかしながら、ユーザが記録材を手に持ったままステイプル処理した場合に、排出ローラによって記録材が排出されると、記録材が折れ曲がってしまう可能性がある。
本発明の目的は、ユーザが記録材を手に持ったままの状態でマニュアルステイプル処理を実行した場合に、記録材が折れ曲がることを防止することである。
上記の目的を達成するための本発明の記録材処理装置は、記録材が載置される処理トレイと、装置本体の外部から前記処理トレイに挿入された記録材に対してステイプル処理を実行するステイプルユニットと、前記ステイプルユニットによって前記ステイプル処理が実行された記録材を前記処理トレイから排出可能な排出手段と、前記排出手段によって排出された記録材が載置される排出トレイと、を有する記録材処理装置において、前記ステイプル処理が実行された記録材を前記排出手段によって前記処理トレイから前記排出トレイへ排出させる第1のモードと、前記ステイプル処理が実行された記録材を前記排出手段によって前記処理トレイから前記排出トレイへ排出させない第2のモードを切り替え可能な制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが記録材を手に持ったままの状態でマニュアルステイプル処理を実行した場合に、記録材が折れ曲がることを防止することができる。
画像形成システムの構成を示す図 後処理装置の俯瞰図 画像形成システムの制御ブロック図 後処理制御部の詳細図 実施例1における後処理制御部の動作を示すフローチャート 実施例2における後処理制御部の動作を示すフローチャート
〔実施例1〕
本実施例では、マニュアルステイプルモードにおいて、さらに自動排出モードと手持ちモードの2つのモードを有する構成について説明する。
図1は、本実施例における画像形成装置101と後処理装置29(記録材処理装置)を備えた画像形成システム1の構成を示す図である。画像形成装置101は、電子写真方式のカラーレーザービームプリンタである。画像形成装置101は、現像色の数だけ並置されたステーション毎に、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成された感光ドラム5Y、5M、5C、5Kを備えている。ここで、Yはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Kはブラックを表し、以下、必要な場合を除き省略する。画像形成装置101は、帯電器7、レーザスキャナ10、現像器8、トナーカートリッジ11、中間転写ベルト12、一次転写ローラ6、二次転写ローラ9、定着器13を備えている。
印刷動作が開始されると、感光ドラム5は、不図示の駆動モータによって反時計回り方向(図中、矢印方向)に回転する。帯電器7は、感光ドラム5を帯電させるために、帯電スリーブ7S(7YS、7MS、7CS、7KS)を有している。帯電スリーブ7Sによって帯電された感光ドラム5の表面は、レーザスキャナ10によって露光される。レーザスキャナ10は入力された画像データに基づいて感光ドラム5を露光し、感光ドラム5に静電潜像を形成する。現像器8は、感光ドラム5に形成された静電潜像を可視化するために、現像スリーブ8S(8YS、8MS、8CS、8CK)を有している。現像スリーブ8Sは感光ドラム5にトナーを供給することで、静電潜像をトナー像として可視化する。
中間転写ベルト12は、駆動ローラ18aと従動ローラ18b、18cによって張設された無端状ベルトである。中間転写ベルト12は、感光ドラム5に当接しつつ、駆動ローラ18aによって時計回り方向(図中、矢印方向)に回転する。そして、中間転写ベルト12には、一次転写ローラ6によって、順次、トナー像が転写される(以下、一次転写という)。各色のトナー像が中間転写ベルト12に重なって転写されることにより、中間転写ベルト12にカラー画像が形成される。
給紙カセット2又はマルチトレイ3には用紙P(記録材)が載置されている。給紙ローラ4は給紙カセット2又はマルチトレイ3から搬送路25へ用紙Pを給紙する。搬送路25へ給紙された用紙Pは、搬送ローラ24によってレジストレーションセンサ19へ向けて搬送される。レジストレーションセンサ19が用紙Pの先端を検知すると、用紙Pは更に一定量だけ搬送され、停止しているレジストレーションローラ23に対して突き当てられる。これにより用紙Pには撓み(ループともいう)が形成される。レジストレーションローラ23は中間転写ベルト12に形成されたトナー像とタイミングが合うように、停止している用紙Pを二次転写ローラ9へ向けて再搬送する。用紙Pは、中間転写ベルト12と二次転写ローラ9により狭持搬送され、中間転写ベルト12に形成されたトナー像が一括して用紙Pに転写される(以下、二次転写という)。二次転写を行う場合、二次転写ローラ9は実線で示す位置に移動して中間転写ベルト12に当接するが、二次転写を行わない場合、二次転写ローラ9は点線で示す位置に移動して中間転写ベルト12から離間する。
定着器13は、用紙Pを搬送しつつ、転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。定着器13は、用紙Pを加熱する定着ローラ14と、用紙Pを定着ローラ14に圧接させる加圧ローラ15を有している。定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17が配置されている。クリーニング装置21は、中間転写ベルト12に残ったトナーをクリーニングする。クリーニングされたトナーは、クリーニング装置21が有するクリーナ容器に蓄えられる。
後処理装置29は、画像形成装置101から排紙された用紙Pを受け取り、受け取った用紙Pに対して後処理を実行する。例えば、受け取った用紙Pを複数の排紙トレイ30、31(排出トレイ)へ仕分けする機能や、ステイプル処理(綴じ処理)を実行して複数枚の用紙Pをまとめる機能などを備えている。用紙Pを排紙トレイ30、31へ仕分けする際は、排紙トレイ30、31の昇降を行うためのモータ(不図示)により、排紙トレイ30、31を上下に移動させる。
画像形成装置101から排紙された用紙Pに対してステイプル処理を実行する場合について説明する。画像形成装置101から後処理装置29に搬送された用紙Pの後端が搬送ローラ対35を通過し、排紙ローラ対36に到達した時点で、排紙ローラ対36と引き込みローラ37を逆回転させ、用紙Pをステイプルトレイ32へと引き込み積載する。予め指定された枚数の用紙Pがステイプルトレイ32に積載された後、ステイプルユニット33によりステイプル処理が実行される。ステイプル処理された用紙Pの束は、装置本体42に形成された排紙口41(排出口)を介して、排紙ローラ対36によって排紙トレイ30又は排紙トレイ31へ排紙される。以下、この機能を自動ステイプルと呼ぶ。
続いて、図1と図2を用いて、ユーザによって装置本体42の外部から挿入された用紙束に対してステイプル処理を行う場合について説明する。以下、この機能をマニュアルステイプルと呼ぶ。
図2は、本実施例における後処理装置29の俯瞰図である。後処理装置29には、マニュアルステイプルモード移行ボタン201とマニュアルステイプル実行ボタン202が設置されている(以下、それぞれ移行ボタン201、実行ボタン202と表記する)。また、後処理装置29はステイプルトレイ32に挿入された用紙束203を検知する用紙検知センサ204を備えている。本実施例の後処理装置29は、ユーザが用紙束203を排紙口41からステイプルトレイ32へ挿入することで、マニュアルステイプルが実行される構成となっている。ここで、排紙口41とは、自動ステイプルにおいてステイプル処理された用紙束が排紙トレイ30又は31へ排紙される際に通過する開口である。
マニュアルステイプルを実行する場合、後処理装置29は、ユーザによる移行ボタン201の押下により、図1の排紙ローラ対36と引き込みローラ37を点線の位置へ移動させる。また、排紙ローラ対36の近くに設けられた排紙口カバー38も点線の位置へ移動させる。排紙口カバー38は、排紙ローラ対36などが回転している間に装置本体42の内部にユーザがアクセスできないように、排紙口41の一部を覆う部材である。排紙ローラ対36、引き込みローラ37、排紙口カバー38をそれぞれ点線の位置へ移動させることで、ユーザが用紙束203を挿入する際の妨げとならないようにしている。また、本実施例において移行ボタン201を1回押した場合は自動排出モード、2回押した場合は手持ちモードに切り替わる。自動排出モードと手持ちモードについて詳しくは後述する。装置本体42の外部から排紙口41を介して挿入された用紙束203は、用紙検知センサ204によって検知される。用紙検知センサ204が用紙束203を検知すると、後処理装置29はマニュアルステイプル実行待ち状態になる。そして、ユーザにより実行ボタン202が押されると、ステイプル処理の実行指示が出され、後処理装置29はステイプルユニット33によるステイプル処理を行う。
マニュアルステイプル処理終了後、自動排出モードが選択されていた場合、後処理装置29は、図1の排紙ローラ対36と引き込みローラ37を実線の位置へ移動させ正回転させることで、用紙束203を排紙トレイ30又は31へ排紙させる。このとき、排紙口カバー38も排紙ローラ対36や引き込みローラ37とともに実線の位置へ移動するが、排紙口カバー38は排紙口41を全部覆うわけではない。そのため、排紙口カバー38が実線の位置へ移動したとしても、用紙束203を排紙トレイ30又は31へ排紙することは可能である。実線の位置において排紙口カバー38が排紙口41を覆う面積の大きさは、点線の位置において排紙口カバー38が排紙口41を覆う面積の大きさよりも大きい。このように、排紙ローラ対36、引き込みローラ37、排紙口カバー38は、実線の位置と点線の位置の間で移動可能な構成である。一方、手持ちモードが選択されていた場合、後処理装置29は、図1の排紙ローラ対36と引き込みローラ37を実線の位置へ移動させず、回転もさせない。排紙口カバー38も実線の位置へは移動しない。つまり、自動排出モードのような用紙束203の排出動作は行わない。
図3は、画像形成装置101と後処理装置29のシステム構成を説明するためのブロック図である。コントローラ301は、ホストコンピュータ等の外部機器300と通信を行って印刷データを受信する。また、コントローラ301は画像形成装置101と後処理装置29を統括して制御しており、エンジン制御部302は画像形成装置101を制御し、後処理制御部303は後処理装置29を制御している。304はコントローラ301からエンジン制御部302へ、305はコントローラ301から後処理制御部303へコマンド信号を送信するシリアル信号線である。306はコマンド信号に応えてエンジン制御部302からコントローラ301へ、307は後処理制御部303からコントローラ301へステータスデータを送信するシリアル信号線である。コントローラ301は、エンジン制御部302、後処理制御部303に対し、コマンド信号を送信するとともに、エンジン制御部302、後処理制御部303からのステータスデータを受信することで制御を行っている。このように、複数の装置が接続され動作する場合は、コントローラ301が各装置の制御や状態を一元管理し、各装置間の動作の整合性を保つ。なお、コントローラ301とエンジン制御部302は画像形成装置101に設けられており、後処理制御部303は後処理装置29に設けられている。
後処理制御部303は、コントローラ301からのコマンド信号に応じて用紙搬送を行う。また、後処理制御部303は自動ステイプルとマニュアルステイプルを切り替えて制御可能である。さらに自動ステイプルを行う場合、後処理制御部303は画像形成装置101から排紙された用紙Pの束に対して、ステイプルユニット33を制御しステイプル処理を行う。また、マニュアルステイプルを行う場合、後処理制御部303は、移行ボタン201、実行ボタン202、用紙検知センサ204の入力信号に基づいて、ステイプルユニット33を制御しステイプル処理を行う。また、後処理制御部303は、モード切替部309を備えている。モード切替部309は、移行ボタン210が押されたことに応じて、自動ステイプルモードからマニュアルステイプルモードに動作モードを切り替える。上述した通り、移行ボタン210が1回押された場合は自動排出モードに切り替え、移行ボタン210が2回押された場合は手持ちモードに切り替える。ここで、自動排出モードと手持ちモードは、いずれもマニュアルステイプルモードに含まれる。
図4は、本実施例における後処理制御部303の詳細図である。後処理制御部303はCPU400を有しており、シリアル通信手段427を介してコントローラ301と通信する。シリアル通信手段427はCPU400とコントローラ301を、シリアル信号線305、307を含む複数の信号線で接続する。外部機器300を通じて印刷データ428がコントローラ301に通知されると、コントローラ301はシリアル通信手段427を介して排紙動作開始信号423や保留中動作有無信号424等をCPU400に通知する。ここで、排紙動作開始信号423とは、画像形成装置101から後処理装置29に用紙Pが搬送されるタイミングを通知する信号である。また、保留中動作有無信号424とは、マニュアルステイプルモード中に外部機器300から新たな印刷指示が通知された場合に、その印刷指示に対応する印刷データ428の処理を保留していることを示す信号である。また、CPU400はシリアル通信手段427を介して排紙動作ステータス信号425やモード移行信号426等をコントローラ301に通知する。ここで、排紙動作ステータス信号425とは、後処理装置29の内部における用紙Pの処理状態を示す信号である。また、モード移行信号426とは、マニュアルステイプルモードが解除されたことを通知する信号である。
CPU400の出力端子にはモータドライバ410、411が接続される。モータドライバ410は排紙モータ401を駆動する。排紙モータ401が正回転、または、逆回転することにより、排紙ローラ対36と引き込みローラ37を正回転、または、逆回転させることができる。排紙ローラ対36と引き込みローラ37が正回転することで、用紙Pを排紙トレイ30、または、31へ排紙することができ、排紙ローラ対36と引き込みローラ37が逆回転することで、用紙Pをステイプルトレイ32へと引き込むことができる。モータドライバ411は離間モータ402を駆動する。離間モータ402が正回転、または、逆回転することにより、排紙ローラ対36と引き込みローラ37を当接位置、または、離間位置へと移動させることができる。当接位置とは、排紙ローラ対36と引き込みローラ37がステイプルトレイ32に載置されている用紙Pと当接する位置であり、離間位置とは、排紙ローラ対36と引き込みローラ37がステイプルトレイ32に載置されている用紙Pから離間する位置である。用紙検知センサ204は、プルアップ413を使用し、バッファ414を介し、センサ状態(ONの信号またはOFFの信号)をCPU400に入力する。移行ボタン201、実行ボタン202は、ボタンの押下状態(ONの信号またはOFFの信号)をCPU400へ入力する。また、CPU400の出力端子にはステイプルユニット33のステイプルモータ駆動信号415が、入力端子にはステイプルユニット33のホームポジションセンサ信号416が接続される。ここで、ホームポジションセンサ信号416とは、ステイプラがホームポジションに位置しているか否かを示す信号である。ステイプル動作を行う際、CPU400は、ステイプルモータ駆動信号415を介してステイプルユニット33内のステイプルモータを駆動してステイプル処理を行う。そして、CPU400は、ホームポジションセンサ信号416の入力値に応じて、ステイプルモータ駆動信号415を介してステイプルモータを停止させる。
図5は本実施例におけるマニュアルステイプル実行時の後処理制御部303の動作を示すフローチャートである。図5に基づく制御は、後処理制御部303に搭載されたCPU400のROM等に記憶されているプログラムに基づいて実行する。
本フローチャートは、ユーザにより移行ボタン201が押下されることにより開始される。フローチャートが開始されると、まず後処理制御部303は動作モードをマニュアルステイプルモードへ切り替える。そして、後処理制御部303は、動作モードがマニュアルステイプルモードに移行したことを通知するために、シリアル通信手段427を介してモード移行信号426をコントローラ301へ送信する。また、モード切替部309は、移行ボタン210の押下が1回の場合は自動排出モード、押下が2回の場合は手持ちモードに動作モードを切り替える(S501)。コントローラ301は、後処理制御部303がマニュアルステイプルモードに移行している状態で、外部機器300から新たな印刷指示が通知された場合、その印刷指示に対応する印刷データ428の処理を保留し、印刷データ428を内部のROM等に記憶する。そして、コントローラ301は、処理を保留している印刷データ428が有ることを通知するために、保留中動作有無信号424を後処理制御部303へ送信する。そして、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37をそれぞれ離間位置に移動させ、排紙口カバー38も上昇させる(S502)。これにより、ユーザによる排紙口41からの用紙束の挿入に備える。
S503において、ユーザによる用紙束の挿入を用紙検知センサ204により検知した場合、後処理制御部303は、ユーザによる実行ボタン202の押下を待機する(S504)。S504において、ユーザによる実行ボタン202の押下を検知した場合、後処理制御部303は、動作モードが手持ちモードか自動排出モードか判断する(S505)。
S505において動作モードが手持ちモードである場合、後処理制御部303はステイプルユニット33によりステイプル処理を実行し(S506)、ユーザにより用紙束が抜かれるのを待つ(S507)。用紙束が抜かれたら、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37を当接位置に移動させると共に排紙口カバー38を下降させる(S508)。後処理制御部303はマニュアルステイプルモードを解除し、マニュアルステイプルモードが解除されたことを通知するために、モード移行信号426をコントローラ301へ送信する(S509)。
S505において動作モードが自動排出モードである場合、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37を当接位置に移動させると共に排紙口カバー38を下降させる(S510)。そして、後処理制御部303はステイプルユニット33によりステイプル処理を実行する(S511)。その後、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37を回転させることでステイプル処理が実行された用紙束を排紙トレイ30、31へ排出する(S512)。後処理制御部303はマニュアルステイプルモードを解除し、マニュアルステイプルモードが解除されたことを通知するために、モード移行信号426をコントローラ301へ送信する(S509)。
なお、マニュアルステイプルモード解除後、コントローラ301は、保留している印刷データ428がある場合には、エンジン制御部302と後処理制御部303を制御して印刷動作を開始する。以上で本フローチャートの制御を終了する。
以上より本実施例によれば、マニュアルステイプルモード移行時に排出モードを選択し、手持ちモードが選択された場合は、ステイプル処理実行後に排出動作を行わないようにする。これにより、ユーザが用紙束を手に持ったままの状態でマニュアルステイプル処理を実行した場合に、用紙束が折れ曲がることを防止することができる。
〔実施例2〕
本実施例では、手持ちモードにおいてより簡易な方法でステイプル処理することができる構成について説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
図6は本実施例におけるマニュアルステイプル実行時の後処理制御部303の動作を示すフローチャートである。図6に基づく制御は、後処理制御部303に搭載されたCPU400のROM等に記憶されているプログラムに基づいて実行する。
S601乃至S603の処理は、図5に示したS501乃至S503の処理と同様であるため、ここでは説明を省略する。
S603において、ユーザによる用紙束の挿入を用紙検知センサ204により検知した場合、後処理制御部303は、動作モードが手持ちモードか自動排出モードか判断する(S604)。
S604において動作モードが手持ちモードである場合、後処理制御部303はステイプルユニット33によりステイプル処理を実行し(S605)、ユーザにより用紙束が抜かれるのを待つ(S606)。用紙束が抜かれたら、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37を当接位置に移動させると共に排紙口カバー38を下降させる(S607)。後処理制御部303はマニュアルステイプルモードを解除し、マニュアルステイプルモードが解除されたことを通知するために、モード移行信号426をコントローラ301へ送信する(S608)。
S604において動作モードが自動排出モードである場合、後処理制御部303は、ユーザによる実行ボタン202の押下を待機する(S609)。ユーザによる実行ボタン202の押下を検知した場合、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37を当接位置に移動させると共に排紙口カバー38を下降させる(S610)。そして、後処理制御部303はステイプルユニット33によりステイプル処理を実行する(S611)。その後、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37を回転させることでステイプル処理が実行された用紙束を排紙トレイ30、31へ排出する(S612)。後処理制御部303はマニュアルステイプルモードを解除し、マニュアルステイプルモードが解除されたことを通知するために、モード移行信号426をコントローラ301へ送信する(S608)。
以上より本実施例によれば、手持ちモードにおいては用紙束を挿入し、ボタンを押さなくてもマニュアルステイプル処理がされるため、ユーザが用紙束を手にもったままステイプル処理することが実施例1に比べてより容易になる。また、手持ちモードが選択された場合は、ステイプル処理実行後に排出動作を行わないようにするため、ユーザが用紙束を手に持ったままの状態でマニュアルステイプル処理を実行した場合に、用紙束が折れ曲がることを防止することができる。
なお、上記の実施例1及び2において、移行ボタン201が1回押下された場合は自動排出モード、2回押下された場合は手持ちモードに切り替えたが、排出モードの選択方法はこれに限定されない。例えば、移行ボタン201が1回押下された場合に手持ちモードに切り替え、2回押下された場合に自動排出モードに切り替えるようにしてもよい。また、押下回数は他の回数でも良いし、押下時間などで判断してもよい。さらには、移行ボタン201とは別に、マニュアルステイプルの排出モードを選択するための専用のボタンを設けてもよい。
また、上記の実施例1及び2において、手持ちモードでは、排紙ローラ対36と引き込みローラ37を離間位置に保持したままステイプル処理を実行したが、これに限定されない。手持ちモードの場合でも、排紙ローラ対36と引き込みローラ37を当接位置に移動させ、排紙口41を閉じた後にステイプル処理を実行してもよい。そして、ステイプル処理が完了した後、排紙ローラ対36と引き込みローラ37を再び離間位置へ移動させ、排紙口41を開いて、ユーザによって用紙束が抜かれるのを待機しても良い。
また、上記の実施例1及び2において、移行ボタン201や実行ボタン202は後処理装置29に設けられていなくてもよく、画像形成装置101に設けられていてもよい。また、移行ボタン201や実行ボタン202は図2に記載されたような物理的なボタンである必要はなく、ディスプレイなどに表示させた仮想的なボタンであってもよい。
また、上記の実施例1及び2においては、レーザビームプリンタの例を示したが、本発明を適用する画像形成装置はこれに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等、他の印刷方式のプリンタ、又は複写機でもよい。
29 後処理装置
30、31 排紙トレイ
32 ステイプルトレイ
33 ステイプルユニット
36 排紙ローラ対
301 コントローラ
303 後処理制御部

Claims (7)

  1. 記録材が載置される処理トレイと、
    装置本体の外部から前記処理トレイに挿入された記録材に対してステイプル処理を実行するステイプルユニットと、
    前記ステイプルユニットによって前記ステイプル処理が実行された記録材を前記処理トレイから排出可能な排出手段と、
    前記排出手段によって排出された記録材が載置される排出トレイと、を有する記録材処理装置において、
    前記ステイプル処理が実行された記録材を前記排出手段によって前記処理トレイから前記排出トレイへ排出させる第1のモードと、前記ステイプル処理が実行された記録材を前記排出手段によって前記処理トレイから前記排出トレイへ排出させない第2のモードを切り替え可能な制御手段を有することを特徴とする記録材処理装置。
  2. 前記排出手段は、前記処理トレイに挿入された記録材と当接する当接位置と、前記処理トレイに挿入された記録材から離間した離間位置の間で移動可能なローラであって、
    前記制御手段の動作モードが前記第1のモードである場合、前記制御手段は前記ローラを前記当接位置へと移動させた状態で前記ステイプルユニットによって前記ステイプル処理を実行させ、前記動作モードが前記第2のモードである場合、前記制御手段は前記ローラを前記離間位置へと移動させた状態で前記ステイプルユニットによって前記ステイプル処理を実行させることを特徴とする請求項1に記載の記録材処理装置。
  3. 前記排出手段によって記録材が排出される排出口が前記装置本体に形成され、
    前記ローラとともに移動し、前記排出口の一部を覆うカバーを有し、
    前記ローラが前記当接位置へ移動した状態で前記カバーが前記排出口を覆う面積は、前記ローラが前記離間位置へ移動した状態で前記カバーが前記排出口を覆う面積よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の記録材処理装置。
  4. 前記処理トレイに挿入された記録材を検知する検知手段と、
    前記ステイプルユニットによる前記ステイプル処理の実行指示を出すための指示手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記第2のモードにおいて、前記検知手段が前記処理トレイに挿入された記録材を検知した状態で、前記指示手段からの前記実行指示を待機し、前記実行指示を受けて前記記録材に対して前記ステイプル処理を実行させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録材処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1のモードにおいて、前記検知手段が前記処理トレイに挿入された記録材を検知した状態で、前記指示手段からの前記実行指示を待機し、前記実行指示を受けて前記記録材に対して前記ステイプル処理を実行させた後、前記排出手段によって前記記録材を前記処理トレイから前記排出トレイへ排出させることを特徴とする請求項4に記載の記録材処理装置。
  6. 前記処理トレイに挿入された記録材を検知する検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記第2のモードにおいて、前記検知手段が前記処理トレイに挿入された記録材を検知したことに応じて、前記記録材に対して前記ステイプル処理を実行させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録材処理装置。
  7. 前記ステイプルユニットによる前記ステイプル処理の実行指示を出すための指示手段を有し、
    前記制御手段は、前記第1のモードにおいて、前記検知手段が前記処理トレイに挿入された記録材を検知した状態で、前記指示手段からの前記実行指示を待機し、前記実行指示を受けて前記記録材に対して前記ステイプル処理を実行させた後、前記排出手段によって前記記録材を前記処理トレイから前記排出トレイへ排出させることを特徴とする請求項6に記載の記録材処理装置。
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