JP2020097078A - ロボット装置、ロボット装置の制御方法、ロボット装置を用いた物品の製造方法、検出装置、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

ロボット装置、ロボット装置の制御方法、ロボット装置を用いた物品の製造方法、検出装置、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 力を検出する検出装置を備えたロボット装置において、検出装置のどの部分で問題が発生したのか特定することができるロボット装置を提供する。【解決手段】 複数のリンクを備えたロボットアームと、ロボットアームを制御する制御装置と、を備えたロボット装置であって、リンク間の相対的な位置を検出する第1の位置検出手段と、リンク間で生じる力を検出する力検出手段と、を備え、制御装置は、第1の位置検出手段の検出結果と、力検出手段の検出結果とに基づき、第1の位置検出手段及びまたは力検出手段が有する複数の所定の部品の状態を判定することを特徴とするロボット装置を採用した。【選択図】 図5

Description

本発明は、検出装置が設けられたロボット装置に関する。
近年、ロボットアームの各関節部にトルクセンサ等の力の情報を検出する検出装置を搭載し、検出装置で検出した値をロボットアームの動作へフィードバックする力制御を用い、製品の製造等の作業が行われている。
力制御を用いることで、ロボットアームを含めたロボット装置によって組立対象へ印加される力を制御する事が可能となり、従来の位置制御では組み立てる事が困難な製品の製造が可能となっている。
トルクセンサ等の力の情報を検出する検出装置の構造は外力が加わることで変形する弾性体と、その弾性体の変位を測定する変位測定センサ(ひずみゲージ、光学式変位計、磁気式変位計)で主に構成されている。
しかしながら上記のような弾性体は、変形による変位の測定を精度よく行う為に、変形する方向が所望の方向となるように、弾性体の各方向の剛性に変化を付けて設計されている。そのため、例えば、ロボット装置のフレームなどよりも、ある方向には剛性が小さく、ある方向には強度が弱い場合が多々ある。
ゆえに、ロボット装置の動作により、弾性体に繰り返し力がかかることで、弾性体の剛性の低下や亀裂・破損、変位測定センサの配置ズレなどの問題が生じる場合がある。
弾性体に亀裂・破損などが生じ剛性が低下したり、変位測定センサの配置ズレが生じると、正しく外力を測定することができなくなり、力制御を用いた組立を失敗してしまう場合がある。これにより、製品の不良が生じてしまうため、検出装置の弾性体の不具合を事前に予測する事が求められている。
特許文献1では、事前に所定の工具をロボットが把持したときの力センサからの検出値を記憶しておき、所定の時間が経過した後、検査のタイミングで力センサからの検出値を比較し、その偏差が規定値よりも大きくなったら警報信号を出している。
これにより、上記のような理由により検出装置に問題が発生しそうな場合でも、ユーザに事前に問題の発生の危険を通知することができ、組立失敗による不良品が生じる前に検出装置の交換を行わせることができる。
特開2000−225592号公報
しかしながら、特許文献1の方法では力センサに問題が生じたことは判定できるが、力センサのどの部分で問題が生じたのか分からない。そのため、問題が発生した力センサのメンテナンスを効果的に行うことが困難となる。
以上の課題を鑑み、本発明では、力を検出する検出装置を備えたロボット装置において、力を検出する検出装置のどの部分で問題が発生したのか特定することができるロボット装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明においては、複数のリンクを備えたロボットアームと、前記ロボットアームを制御する制御装置と、を備えたロボット装置であって、前記リンク間の相対的な位置を検出する第1の位置検出手段と、前記リンク間で生じる力を検出する力検出手段と、を備え、前記制御装置は、前記第1の位置検出手段の検出結果と、前記力検出手段の検出結果とに基づき、前記第1の位置検出手段及びまたは前記力検出手段が有する複数の所定の部品の状態を判定することを特徴とするロボット装置を採用した。
本発明によれば、2つの検出装置を用いて、各検出装置の問題発生の判定を行っている。よって、問題発生の状況を場合分けすることができ、特に力を検出する検出装置に関してはどの部分で問題が発生しているのか特定することができる。
実施形態のロボット装置100の概略図である。 実施形態のロボット装置100のブロック図である。 実施形態のロボット装置100の関節Jの概略図と、関節Jにかかる制御ブロック図である。 実施形態のトルクセンサ562の概略図である。 実施形態の制御フローチャートである。 実施形態の制御フローチャートである。
以下、添付図面に示す実施例を参照して本発明を実施するための形態につき説明する。なお、以下に示す実施例はあくまでも一例であり、例えば細部の構成については本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当業者が適宜変更することができる。また、本実施形態で取り上げる数値は、参考数値であって、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態におけるロボット装置100を、XYZ座標系の任意の方向から見た平面図である。なお以下の図面において、図中の矢印X、Y、Zはロボット装置100全体の座標系を示す。一般に、ロボット装置を用いたロボットシステムでは、XYZ3次元座標系は、設置環境全体のグローバル座標系の他に、制御の都合などによって、ロボットハンド、指部などに関して適宜ローカル座標系を用いる場合がある。本実施形態ではロボット装置100全体の座標系をXYZ、ローカル座標系をxyzで表すものとする。
図1に示すように、ロボット装置100は、多関節のロボットアーム本体200、ロボットハンド本体300、ロボット装置100全体の動作を制御する制御装置400を備えている。
また、制御装置400に教示データを送信する教示装置としての外部入力装置500を備えている。外部入力装置500の一例としてティーチングペンダントが挙げられ、作業者がロボットアーム本体200やロボットハンド本体300の位置を指定するのに用いる。
本実施形態では、エンドエフェクタとしてロボットアーム本体200の先端部に設けられるものが、ロボットハンドである場合について説明するが、これに限定するものではなく、ツール等であってもよい。
ロボットアーム本体200の基端となるリンク201は、基台210に設けられている。
ロボットハンド本体300は、部品やツール等の対象物を把持するものである。本実施形態のロボットハンド本体300は不図示の駆動機構およびモータにより2本の指部を開閉し、ワークWの把持ないし開放を行う。ワークWをロボットアーム本体200に対して相対的に変位させないように把持できれば良い。
ロボットハンド本体300はリンク206に接続され、リンク206が回転することで、ロボットハンド本体300も回転させることができる。
ロボットアーム本体200は、複数の関節、例えば6つ関節(6軸)を有している。ロボットアーム本体200は、各関節J〜Jを各回転軸まわりの矢印方向にそれぞれ回転駆動させる複数(6つ)のサーボモータ211〜216を有している。
ロボットアーム本体200は、複数のリンク201〜206が各関節J〜Jで回転可能に連結されている。ここで、ロボットアーム本体200の基端側から先端側に向かって、リンク201〜206が順に直列に連結されている。
同図より、ロボットアーム本体200の基台210とリンク201はZ軸方向の回転軸A1の周りで回転する関節Jで接続されている。関節Jは、例えば初期姿勢から約±180度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体200のリンク201とリンク202は関節Jで接続されている。関節Jの回転軸A2は、図示の状態ではX軸方向に一致している。この関節Jは、例えば初期姿勢から約±80度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体200のリンク202とリンク203は関節Jで接続されている。この関節Jの回転軸A3は、図示の状態ではX軸方向に一致している。関節Jは、例えば初期姿勢から約±70度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体200のリンク203とリンク204とは、関節Jで接続されている。この関節Jの回転軸A4は、図示の状態ではY軸方向に一致している。関節Jは、例えば初期姿勢から約±180度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体200のリンク204とリンク205は関節Jで接続されている。関節Jの回転軸はY軸方向に一致している。この関節Jは、初期姿勢から約±120度の可動範囲を有するものとする。
ロボットアーム本体200のリンク205とリンク206は関節Jで接続されている。関節Jの回転軸A6はX軸方向に一致している。この関節Jは、初期姿勢から約±240度の可動範囲を有するものとする。
以上によりロボットアーム本体200は、可動範囲の中であれば、任意の3次元位置で任意の3方向の姿勢に、ロボットアーム本体200のエンドエフェクタ(ロボットハンド本体300)を向けることができる。
ここで、ロボットアーム本体200の手先とは、本実施形態では、ロボットハンド本体300のことである。ロボットハンド本体300が物体を把持している場合は、ロボットハンド本体300と把持している物体(例えば部品やツール等)とを含めてロボットアーム本体200の手先という。
つまり、ロボットハンド本体300が物体を把持している状態であるか物体を把持していない状態であるかにかかわらず、エンドエフェクタであるロボットハンド本体300を手先という。
各関節J〜Jは、それぞれモータ211〜216と、各モータ211〜216にそれぞれ接続されたセンサ部221〜226とを有している。各センサ部221〜226は、各リンク間の相対的な位置を検出する位置検出手段と、各関節J〜Jで生じる力を検出する力検出手段とを有している。
本実施形態では、位置検出手段として出力軸エンコーダ551〜556、力検出手段としてトルクセンサ561〜566を用いている。詳しい構成については後述する。
また、各関節J〜Jは、減速機231〜236(図3)を有し、直接、又は不図示のベルトやベアリング等の伝達部材を介して各関節で駆動されるリンク201〜206に接続されている。
基台210の内部には、各モータ211〜216の駆動を制御する駆動制御部としてのサーボ制御部230(図2)が配置されている。
サーボ制御部230は、入力された各関節J〜Jに対応する各トルク指令値に基づき、各関節J〜Jのトルクがトルク指令値に追従するよう、各モータ211〜216に電流を出力し、各モータ211〜216の駆動を制御する。
なお、本実施形態では、サーボ制御部230が1つの制御装置で構成されているものとして説明しているが、各モータ211〜216にそれぞれ対応した複数の制御装置の集合体で構成されていてもよい。
また、本実施形態では、サーボ制御部230は、基台210の内部に配置されているが、ロボットアーム制御装置400の内部に配置されていてもよい。
以上の構成により、ロボットアーム本体200によりロボットハンド本体300を任意の位置に動作させ、所望の作業を行わせることができる。所望の作業とは例えば、ワークWを把持し、所定のワークに組み付け、物品の製造を行う等の作業である。
なおロボットハンド本体300は、例えば空気圧駆動のエアハンドなどのエンドエフェクタ等であっても良い。
またロボットハンド本体300は、リンク206に対してビス止めなどの半固定的な手段によって装着されるか、あるいは、ラッチ止めなどの着脱手段によって装着可能であるものとする。
特に、ロボットハンド本体300が着脱可能である場合は、ロボットアーム本体200を制御して、ロボットアーム本体200自身の動作によって供給位置に配置された複数種類のロボットハンド本体300を着脱ないし交換する方式も考えられる。
図2は、本実施形態におけるロボット装置100の構成を示すブロック図である。制御装置400は、コンピュータで構成されており、制御部(処理部)としてのCPU(Central Processing Unit)401を備えている。
また制御装置400は、記憶部として、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403、HDD(Hard Disk Drive)404を備えている。また、制御装置400は、記録ディスクドライブ405、各種のインタフェース406〜409を備えている。
CPU401には、ROM402、RAM403、HDD404、記録ディスクドライブ405、各種のインタフェース406〜409が、バス410を介して接続されている。
ROM402には、CPU401に、演算処理を実行させるためのプログラム430が格納されている。CPU401は、ROM402に記録(格納)されたプログラム430に基づいてロボット制御方法の各工程を実行する。
RAM403は、CPU401の演算処理結果等、各種データを一時的に記憶する記憶装置である。
HDD404は、CPU401の演算処理結果や外部から取得した各種データ等を記憶する記憶装置である。
記録ディスクドライブ405は、記録ディスク435に記録された各種データやプログラム等を読み出すことができる。
外部入力装置500はインタフェース406に接続されている。CPU401はインタフェース406及びバス410を介して外部入力装置500からの教示データの入力を受ける。
サーボ制御部230は、インタフェース409に接続されている。CPU401は、サーボ制御部230、インタフェース409及びバス410を介して各センサ部221〜226から検出結果を取得する。また、CPU401は、各関節のトルク指令値のデータを所定時間間隔でバス410及びインタフェース409を介してサーボ制御部230に出力する。
同様にロボットハンド用のモータ311の駆動を制御するサーボ制御部351も、インタフェース411に接続され、バス410を介してCPU401と通信可能に設けられている。CPU401は、サーボ制御部351、バス410及びインタフェース411を介してセンサ部321から検出結果を取得する。また、CPU401は、各指部の指令値のデータを所定時間間隔でバス410及びインタフェース411を介してサーボ制御部351に出力する。
インタフェース407には、モニタ421が接続されており、モニタ421には、CPU401の制御の下、各種画像が表示される。インタフェース408は、書き換え可能な不揮発性メモリや外付けHDD等の記憶部である外部記憶装置422が接続可能に構成されている。
なお本実施形態では、コンピュータ読み取り可能な記録媒体がHDD404であり、HDD404にプログラム430が格納される場合について説明するが、これに限定するものではない。プログラム430は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。
例えば、プログラム430を供給するための記録媒体としては、ROM402、記録ディスク435、外部記憶装置422等を用いてもよい。具体例を挙げて説明すると、記録媒体として、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性メモリ、ROM等を用いることができる。
図3は、本実施形態におけるロボットアーム本体200の関節Jにおける構造の概略図と、制御ブロック図である。
図3より、リンク201にはモータ212が取り付けられており、モータ212にはモータの回転量を計測するための入力軸エンコーダ272が取り付けられている。
モータ212の回転軸には、減速機232が接続されており、モータ212の高速な回転を入力として、モータ212の回転を減速し、トルクが増大した回転を出力する。
さらに減速機232の出力側には、力検出手段としてトルクセンサ562が接続されており、トルクセンサ562にはリンク202が接続されている。
ここで、トルクセンサ562について図4を用いて詳細に説明する図4(a)は所定の方向からトルクセンサ563を見た際の詳細図である。図4(b)はトルクセンサ562を図4(a)の一点鎖線AAを−X方向に切断した際の断面図を詳細に表した図である。なお、図4は各トルクセンサ561〜566を代表して示しており、図4と同様の構造を各トルクセンサ541〜546も有している。
図4(a)より、トルクセンサ562は円筒形のフレーム501と、光学式エンコーダ502により構成されている。光学式エンコーダ502は回転軸A2を中心としたフレーム501の円周上に対向配置されている。
フレーム501は、第1の固定部材504、第2の固定部材505、およびこれら両者を相対移動可能に連結するフレーム501の円周上に配置された連結部材506により構成されている。
第1の固定部材504、第2の固定部材505、連結部材506は本実施形態では同じ材質で一体に作られている。また第1の固定部材504には検出ヘッド支持部510を取り付ける取付部512が設けられている。
第1の固定部材504と第2の固定部材505は、図示のような中空の円筒形状に構成される。これら第1の固定部材504、第2の固定部材505は、相対変位する測定対象、例えば図3の減速機232およびリンク202にそれぞれ締結するためのフランジ部位として機能する。
連結部材506は、ドーナツ形状の第1の固定部材504と、第2の固定部材505の間連結するリブ形状の部材として構成されている。この複数の連結部材506は回転軸A2を中心として、第1の固定部材504と第2の固定部材505の間に円陣配置されている。
また第1の固定部材504と第2の固定部材505には、減速機232とリンク202にそれぞれ締結するための締結部位507が複数個配置されている。
本実施形態ではビス止めを行うビス孔が締結部位507として、第1の固定部材504および第2の固定部材505にそれぞれ12個配置されている。
また、本実施形態では、第1の固定部材504に減速機232が接続され、第2の固定部材505にリンク202が接続されているものとする。なお、各接続に関しては逆でも良い。
フレーム501の各部位は、目的のトルク検出範囲およびその必要分解能などに応じた弾性係数を有する所定の材質、例えば樹脂や、金属(鋼材、ステンレスなど)の材質から構成される。
さらにフレーム501は3Dプリンタによって製造されてもよい。具体的には、フレーム501の設計データ(例えばCADデータ)から、3Dプリンタ用のスライスデータを作成し、そのデータを従来の3Dプリンタに入力することにより製造することができる。
光学式エンコーダ502は光学式の位置センサとしての機能を有する。光学式エンコーダ502は、スケール508と、スケール508から位置情報を検出する検出ヘッド509を備える。また検出ヘッド509は検出ヘッド支持部510に取り付けられており、検出ヘッド509とスケール508が対向する空間をシール部材511により封止している。
図4(b)より、検出ヘッド支持部510は第1の固定部材504に設けられており、スケール508は第2の固定部材505に設けられている。検出ヘッド509については、検出ヘッド支持部510に固定されている。
スケール508は、反射型のスケールであり、格子配列の光学パターン541を有する。光学パターン541は、例えばAl、Crで形成されている。
検出ヘッド509は、反射型の検出ヘッドであり、発光素子571及び受光素子572を有する。
この検出ヘッド509の発光素子571からの光を光学パターン541に照射し、また、この照射空間にゴミが混入しないよう、発光素子571、受光素子572、光学パターン541が、シール部材511により封止されている。また発光素子571および受光素子572に電力を供給するための配線514が設けられている。
検出ヘッド509は、発光素子571から光をスケール508に対して照射し、スケール508の光学パターン541から反射した光を受光素子572が受光する。
なお、検出ヘッド509は第1の固定部材504に、スケール508は第2の固定部材505に設けられているが逆でも構わない。
第1の固定部材504と第2の固定部材505との相対移動量が検出できるならば、第1の固定部材504と第2の固定部材505のどちらか一方に検出ヘッド509、他方にスケール508が設けられていればよい。
ここで、回転軸A2まわりのトルクが作用し、第1の固定部材504と第2の固定部材5505とが相対回転すると、検出ヘッド509とスケール508の相対位置が変化する。そしてスケール508に照射されている光の照射位置が光学パターン541上を移動する。
このとき、スケール508に照射されている光がスケール508上に設けられた光学パターン541を通過すると、検出ヘッド509の受光素子572で検出される光の光量が変化する。
この光量の変化から、第1の固定部材504と第2の固定部材505との相対移動量を検出する。検出ヘッド509が検出した相対移動量とトルクセンサ562に作用したトルクに変換する感度係数となるフレーム501の剛性値を用いることでトルクを算出する。
また、光学式エンコーダ502は回転軸A2を中心としたフレーム501の円周上に対向配置されている。これにより、光学式エンコーダ502を複数個配置しているので、各光学式エンコーダ502から検出される値を平均化でき、第1の固定部材と第2の固定部材との相対移動量の検出精度を向上させることができる。
なお、スケールパターンは、算出の方式によっては1条のみならず、(例えば配置位相の異なる)複数条の濃淡パターンを複数条配置することもできる。スケールパターンのピッチは、位置検出に必要とされる分解能などに応じて決定するが、近年ではエンコーダの高精度化/高分解能化に伴い、μmオーダのピッチの物も利用可能である。
以上によりトルクセンサ562によってリンク201、リンク202間に生じているトルクを計測することができる。
このトルクセンサ562を構成する、弾性体となるフレーム501の剛性が低下、もしくは、変位検出センサとなる光学式エンコーダ502の、検出ヘッド509、スケール508の配置がズレることで、トルクセンサ562に不具合が生じる。
図3に戻り、リンク201とリンク202には、減速機を介さずにリンク間の相対的な位置を直接計測する事が可能な出力軸エンコーダ552が配置されている。
出力軸エンコーダ552も、上記で説明したトルクセンサ562に設けられた光学式エンコーダ502と同様に、発光素子と受光素子を備えた検出ヘッド552bと、光学パターンを備えたスケール552aとを備えている。
図3では、リンク201に検出ヘッド552b、リンク202にスケール552aが配置されている。
リンク202が、モータ212により駆動されると、リンク201とリンク202との相対位置が変化する。
その際、スケール552aに照射されている光の照射位置がスケール552aに配置されている光学パターン上を移動する。
このとき、スケール552aに照射されている光がスケール552a上に設けられた光学パターンを通過すると、検出ヘッド552bの受光素子で検出される光の光量が変化する。この光量の変化から、リンク201とリンク202との相対移動量を検出する。
ここで、リンク間の相対的な位置を計測する方法として、入力軸エンコーダ272によりモータの回転軸の位置を検出し、減速機232の減速比から計測する方法がある。
しかしながら、減速機232の精度などの影響で入力軸エンコーダ272では、正確にリンク間の角度を計測することが困難である。
それに対して、上記のように出力軸エンコーダ552によってリンク間の相対的な位置を直接計測すると、減速機231などの誤差要因を取り除くことが可能になり、正確にリンク間の相対的な位置を検出することができる。
上述したモータ212、減速機232、トルクセンサ562の、リンク201、リンク202に対する配置は一つの例でありこれ以外の公知の構造を利用することも可能である。
次に制御装置400の制御ブロックについて説明する。図3では、制御装置400のCPU401と、ROM402、外部入力装置500を示している。
まず、CPU401は、プログラムを動作させることによって、比較器441、判定器442、目標値生成部443として機能する。RAM403は、入力軸エンコーダ記憶器431、トルク記憶器432、出力軸エンコーダ記憶器433として機能する。
目標値生成部443は関節Jの位置制御やトルクセンサ562を用いた力制御を行うために、モータ212の目標値を生成する。目標値生成部443には外部入力装置500が接続されており、作業者が外部入力装置500により指令値を入力することで、それを達成するための目標値を生成する。
サーボ制御器230は、目標値生成部443で生成された関節Jの目標値に合わせた制御値を、ロボットアーム本体200内部に設けられたケーブルを介してモータ212に送信しモータ212を駆動させる。
入力軸エンコーダ記憶器431は、複数のタイミングにおける入力軸エンコーダ272で検出されるモータ212の回転軸の位置の値を、検出したタイミングに紐づけて記憶する。
トルク記憶器432は、複数のタイミングにおけるトルクセンサ562で検出されるトルクの値を検出したタイミングに紐づけて記憶している。
ここで、トルク記憶器432は、トルクセンサ562のフレーム501の剛性値も記憶しており、トルクセンサ562の光学式エンコーダ502から入力される相対変位の値に剛性値を掛け合わせ、トルク値として記憶するものとする。
出力軸エンコーダ記憶器433は、複数のタイミングにおける出力軸エンコーダ552で検出される、リンク201とリンク202との相対的な位置の値を、検出したタイミングに紐づけて記憶する。
比較器441は、上記3種類の記憶器に記憶された過去の複数のタイミングにおける各値を、それぞれ比較し変化の有無を判定する。
判定器442は、比較器441で比較した結果をもとにトルクセンサ562およびまたは出力軸エンコーダ552の状態を判定する。
そして、判定した状態をモニタ421に出力する。
また判定器442は、入力軸エンコーダ272、出力軸エンコーダ552、トルクセンサ562によって検出した値を目標値生成部443に返している。
これにより、目標値生成部443は各センサの検出値によるフィードバック制御を実行することができる。以下、トルクセンサ562およびまたは出力軸エンコーダ552の状態を判定する方法についてフローチャートを用いて詳述する。
図5は、トルクセンサ562およびまたは出力軸エンコーダ552の状態を判定するための制御方法を例示した制御フローチャートである。図5(a)は、トルクセンサ562およびまたは出力軸エンコーダ552の状態を判定する為の事前準備を示したフローチャートである。以下では、関節Jを例に取り説明を行うものとする。今回は関節Jを例に取り説明するが、必要に応じて他の関節において以下の制御フローが実施されるものとする。
まず図5(a)より、S101により所定のタイミングで、ロボットアーム本体200を所定の姿勢に動作させる。
ここで、所定の姿勢は、状態を判定したい関節に合わせて精度よく判定を行うことができる姿勢にすることが望ましい。
例えば関節Jなら、関節Jを回転させ、リンク201からリンク206までが、ロボットアーム本体200の設置面に対して水平に伸びるような姿勢とする。これにより関節Jに大きな自重トルクが印加される状態となり関節Jに搭載されたトルクセンサ562の不具合を発見しやすくなる。
そしてS103で、S101で動作させた所定の姿勢の状態で、出力軸エンコーダ552からの検出値を取得し、出力軸エンコーダ記憶器433に格納する。
次にS104で、S101で動作させた所定の姿勢の状態で、トルクセンサ562からの検出値を取得し、トルク記憶器432に格納する。
以上により、トルクセンサ562およびまたは出力軸エンコーダ552の状態を判定する為の基準値を各記憶器に格納しておく。そして制御フローを終了し、事前準備を終了する。
次に図5(b)より、ロボット装置100をある程度使用した上で、トルクセンサ562と出力軸エンコーダ552の状態を判定する制御を行う。
製品の生産ラインが止まっている状態で、S101により、作業者の指示によりロボットアーム本体200を所定の姿勢に変更する。所定の姿勢は、図5(a)で説明した事前準備の際の制御と同じ姿勢である。
そして、再度、S103、S104の処理を行う。
以上により、出力軸エンコーダ552からの検出値と、トルクセンサ562からの検出値において、事前準備の段階と、検査を行う段階とのいう2つ以上のタイミングで検出し、記憶させた上でS105に進む。
次にS105で、比較器441により、出力軸エンコーダ記憶器433に記憶された2つのタイミングにおける出力軸エンコーダ552の検出値を比較する。
その差があらかじめ決められた閾値以下であれば、S106に進み、その差が閾値より大きい場合、S107に進む。
S106、S107では、比較器441により、トルク記憶器432に記憶された2つのタイミングにおけるトルクセンサ562の検出値を比較する。
S105で出力軸エンコーダ552からの検出値の差が閾値以下であり、S106でトルクセンサ562からの検出値の差が閾値以下ならば、S108に進む。
S108では、判定器442によって、出力軸エンコーダ552、トルクセンサ562どちらも異常なしと判定され、S109に進む。
S109において、上記で説明した1つ目の検査の場合、モニタ421に異常なし、と表示させ、フローを終了する。
S105で出力軸エンコーダ552からの検出値の差が閾値以下であり、S106でトルクセンサ562からの検出値の差が閾値より大きければ、S110に進む。
S110に進むということは、出力軸エンコーダ552からの検出値の変化は無く、トルクセンサ562からの検出値に変化が生じたという事である。
言い換えると、2つのタイミング間において、リンク201とリンク202との相対的な位置は変化していないので、ロボットアーム本体200の姿勢は変化しておらず、トルクセンサ562の変形量も変化していないと判定できる。
つまり、トルクセンサ562の弾性体となるフレーム501には、疲労による剛性の低下は生じていないと判定できる。
それにもかかわらず、トルクセンサ562からの検出値に変化が生じたという事は、トルクセンサ562の弾性体となるフレーム501の変形量を測定する変位検出センサである光学式エンコーダ502に異常が発生したと判定される。
変位検出センサのトラブルとして想定されることは、発光素子、受光素子の位置ズレ、熱による発光素子、受光素子の故障などが想定される。
また本実施形態では、変位検出センサとしての光学式エンコーダ502を2個対向させて個配置しており、2つの光学式エンコーダ502の検出値を平均した値からトルクを算出している。
よって、トルク記憶器432において平均した値だけでなく、各光学式エンコーダ502の検出値を個別に記憶しておくことで、どの光学式エンコーダ502にトラブルが生じたのかを判別することも可能である。
S110の場合はS111に進み、モニタ421に、トルクセンサ562の変位検出センサに異常あり、と表示する。
変位検出センサに異常が発生した場合の対応は2つあり、1つ目はトルクセンサ562をロボットアーム本体200から取り外し修理を行う対応がある。
2つ目はトルクセンサ562に2個配置されている光学式エンコーダ502から、異常が生じている光学式エンコーダ502の検出値を除外してトルクを求めることで、現状のままトルクセンサ562の修理をせずに製造を再開するという対応がある。
以上により、トルクセンサ562における変位検出センサに異常が発生した場合の効果的な対応をロボット装置100により作業者に促すことができる。
S105で出力軸エンコーダ552からの検出値の差が閾値よりも大きく、S107でトルクセンサ562からの検出値の差が閾値以下であれば、S112に進む。
S112に進むということは、出力軸エンコーダ552からの検出値に変化が生じ、トルクセンサ562からの検出値には変化が生じていないという事である。
言い換えると、2つのタイミング間において、リンク201とリンク202との相対的な位置は変化しているため、ロボットアーム本体200の姿勢が変化しているが、トルクセンサ562の変形量に変化が生じていないという事である。
ロボットアーム本体200の姿勢が変化すると、自重による関節への負荷が変化していると予測されるが、トルクセンサ562からの検出値が変化していないことから、ロボットアーム本体200の姿勢は変化していないと判定できる。
それにもかかわらず、出力軸エンコーダ552からの検出値が変化したという事は、出力軸エンコーダ562に異常が発生したと判定できる。
出力軸エンコーダ562の異常のさらなる確認方法として、入力軸エンコーダ記憶器431と出力軸エンコーダ記憶器433との検出値を比較して、減速機231の減速比と同じ関係になっているかどうかで確認する方法もある。
S112の場合はS113に進み、モニタ421に、出力軸エンコーダ552に異常あり、と表示する。
この場合、出力軸エンコーダ552の修理が必要であり、出力軸エンコーダ552をロボットアーム本体200から取り外す必要がある。そして、出力軸エンコーダ552に修理を施すか、新しい出力軸エンコーダ552をロボットアーム本体200に取り付ける。
以上により、出力軸エンコーダ552に異常が発生した場合の効果的な対応をロボット装置100により作業者に促すことができる。
S105で出力軸エンコーダ552からの検出値の差が閾値よりも大きく、S107でトルクセンサ562からの検出値の差も閾値より大きければ、S114に進む。
S114に進むという事は、出力軸エンコーダ552からの検出値とトルクセンサ562からの検出値の両方に変化が生じたという事である。
言い換えると、2つのタイミング間において、リンク201とリンク202との相対的な位置は変化しているため、ロボットアーム本体200の姿勢が変化し、トルクセンサ562の変形量にも変化が生じているという事である。
一般的に出力軸エンコーダ552と、トルクセンサ562とに同時に異常が発生するという事は考えづらい。
上記のような事が起こる場合は、トルクセンサ562の弾性体となるフレーム501の剛が疲労によって低下し、それによって、フレーム501の変形量が大きくなる場合が考えられる。
これにより、トルクセンサ562の検出値が変化すると共に、リンク間の相対的な位置も変化し、出力軸エンコーダ552の検出値の変化が生じたと判定できる。
S114の場合はS115に進み、モニタ421に、トルクセンサ562の剛性値が変化、と表示し、フローを終了する。
この際、トルクセンサ562をロボットアーム本体200から取り外し、トルクセンサ562に修理を施すか、新しいトルクセンサ562をロボットアーム本体200に取り付ける対応を行う。
この対応は、このまま継続して使うとフレーム501が破断し大きなトラブルにつながると判断した場合に行う。
以上、本実施形態によれば、出力軸エンコーダとトルクセンサとの2つの検出装置を用いて、各検出装置の問題発生の判定を行っているので、問題発生の状況を場合分けすることができ、各検出値のどの部分で問題が発生しているのか特定することができる。
よって各検出装置の問題の発生場所により異なる対応を、効果的に作業者に行わせることができる。
また、ロボット装置を静止させて安定した状態で時間をかけて検査をすることができるので精度の高い検査が可能になり故障の初期段階から発見することができる。
さらに近年、3Dプリンタなどで従来の切削加工では実現できない形状で高機能な弾性体を製作することが提案されている。しかしながら、3Dプリンタで造形された弾性体の内部には空孔が形成される可能性があり、ロボット装置の動作により繰り返して荷重を受けると、空孔が起点となって弾性体の剛性の低下などの問題が生じる可能性が高まる。
しかしながら、本実施形態により、上記のように弾性体の剛性の低下などの問題が生じる可能性が高い検出装置の場合でも、問題が生じた箇所に応じて適切な対応を行い、早期に製品の生産を再開することができる。
(変形例1)
図6は、本実施形態の変形例を表した制御フローチャートである。第1の実施形態ではロボット装置の日常点検などのタイミングで実施する検査で、製品の生産ラインが止まっている状態で作業者の指示によって開始される場合について説明した。
それに対し本変形例では製品の生産ラインを止めずにロボット装置の一連の動きの最中に任意のタイミングで検査を行う。
図6より、第1の実施形態と本変形例で異なる点は、図5(b)のフローチャートにおいて、S101に代わりS102のステップが設定されている点である。なお、図6で示したフローチャートは、図5(a)で説明した事前準備を終えた段階で開始される。
S102では、ロボット装置100が製造工程を実行している最中に任意のタイミングで、事前準備のS101で設定した所定の姿勢をロボットアーム本体200に取らせる。
S102以降の処理は、第1の実施形態と同様であり、トルクセンサ562と出力軸エンコーダ552の状態を判定する。
また、製造を行っている最中に検査を行っているため、図5(b)で説明した、S109、S111、S113、S115の内容が異なっている。
図6のS109では、各検出装置の異常は発生していないと判断し、モニタ421に異常なし、と表示し、ロボット装置100による製品の製造を続行させ、フローを終了する。
図6のS111では、光学式エンコーダ502に異常があると判断し、モニタ451に変位検出センサに異常あり、と表示した上でロボット装置100による製造を停止し、フローを終了する。
その後の対応については、第1の実施形態と同様である。
図6のS113では、出力軸エンコーダ552に異常があると判断し、モニタ421に出力軸エンコーダ552に異常あり、と表示した上でロボット装置100による製造を停止し、フローを終了する。
その後の対応については、第1の実施形態と同様である。
図6のS115では、トルクセンサ562のフレーム501の剛性値が変化したと判断、モニタ421に剛性値の変化を表示した上で、トルク記憶器432に記憶している剛性値を設定し直し、ロボット装置100による製造を続行する。
その際、トルクセンサ562の弾性体であるフレーム501の剛性の設定値を変更してトルク記憶器432に記憶させる。
剛性値を再取得する方法は、ロボットアーム本体200を所定の姿勢にして関節J2に任意のトルクを負荷し、そのときのトルクセンサ562の値から設定値(剛性:Nm/rad)を変更する方法がある。
以上より、本変形例の検査タイミングであれば製品の生産ラインを止めずに検査することが可能なので、生産ラインの生産性を落とさずに検査することができる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、トルクセンサ562と出力軸エンコーダ552からの検出値を用いて、トルクセンサ562と出力軸エンコーダ552の状態を判定する方法を示した。
しかしながら、一般的には考えづらいとはいえ、ロボットアーム本体200の予期せぬ動作により、周辺の装置とロボットアーム本体200とが衝突すると、リンクに直接つながっているトルクセンサ562と出力軸エンコーダ552とが故障する可能性がある。
この場合、トルクセンサ562と出力軸エンコーダ552とからの検出値がどちらも信用できなくなるため、第1の実施形態で述べた方法では、トルクセンサ562と出力軸エンコーダ552の状態を正しく判定することが困難となる。
本実施形態では、トルクセンサ562と出力軸エンコーダ552の両方が故障した場合でも、トルクセンサ562と出力軸エンコーダ552の状態を正しく判定する方法について説明する。
以下では、第1の実施形態とは異なるハードウェアや制御系の構成の部分について図示し説明する。また、第1の実施形態と同様の部分については上記と同様の構成ならびに作用が可能であるものとし、その詳細な説明は省略するものとする。
ロボットアーム本体200が周辺機器と衝突すると、ロボットアーム本体200の各リンクに大きくダメージがかかるが、減速機232及びモータ212を介してリンク201に設けられている入力軸エンコーダ272は故障する可能性が低い。
よって、入力軸エンコーダ272の検出値から、トルクセンサ562と出力軸エンコーダ552の状態を判定することができる。
具体的には、入力軸エンコーダ272からの検出値と減速機231の減速比から想定されるリンク202とリンク201との相対的な位置と、出力軸エンコーダ552の値を比較することで出力軸エンコーダ552の状態が判定できる。
また、入力軸エンコーダ272の検出値から推定されるロボットアーム本体200の姿勢とそのときに生じる自重トルクの推定値と、トルクセンサ562からの検出値を比較することでトルクセンサ562の状態が判定できる。
以上、本実施形態では、トルクセンサ562と出力軸エンコーダ552の他に、入力軸エンコーダ272も用い、3つのセンサにより状態を判定している。よってトルクセンサ562と出力軸エンコーダ552の両方に異常が発生した可能性が高い場合でも、入力軸エンコーダ272によって、トルクセンサ562と出力軸エンコーダ552の状態を判定することができる。
上述した種々の実施形態の処理手順は具体的には制御装置400により実行されるものとして説明したが、上述した機能を実行可能なソフトウェアの制御プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体を外部入力装置500に搭載させて実施しても良い。
従って上述した機能を実行可能なソフトウェアの制御プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、上記実施形態では、コンピュータで読み取り可能な記録媒体がROM或いはRAMであり、ROM或いはRAMに制御プログラムが格納される場合について説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。
本発明を実施するための制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、制御プログラムを供給するための記録媒体としては、HDD、外部記憶装置、記録ディスク等を用いてもよい。
(その他の実施形態)
上述した第1の実施形態では、出力軸エンコーダ552とトルクセンサ562の状態をロボット装置100に設けられた制御装置400により判定しているがこれに限られない。
例えば、出力軸エンコーダ552とトルクセンサ562とを一体にした検出装置に、図5で述べた制御フローを実行できる制御基板を備え1つのユニットとして、第1の実施形態を実施しても良い。
また、上述した第1の実施形態、第2の実施形態では、出力軸エンコーダ552の検出値の比較、トルクセンサ562の検出値の比較を、どちらも検出した値同士で比較したがこれに限られない。
例えば、比較器441に予め、出力軸エンコーダ552とトルクセンサ562の正常な状態の判定に用いるそれぞれの基準データを格納しておき、その基準データと、検出した値とを比較し、その差が閾値を超えたかどうかで状態を判定しても良い。
また上述した第1の実施形態、第2の実施形態では、第1の固定部材504と第2の固定部材505との相対移動量を検出するために光学式のエンコーダを用いたが別の形態を取っても良い。
例えば磁気的に変位を計測する方法に関して、第1の固定部材504と第2の固定部材505のどちらかに磁束発生源、磁電変換素子を配置して検出しても良い。第1の固定部材504と第2の固定部材505が相対移動することで、磁束発生源と磁電変換素子との距離の変化に伴い、磁電変換素子へ流入する磁束密度の大きさに変化が生じ、磁束密度の変化にともなう磁電変換素子の出力が変化する。この磁電変換素子の出力の変化を検出することで変位を計測することができる。
また、上述した第1の実施形態、第2の実施形態では、出力軸エンコーダ552と、トルクセンサ562とは、別々の構成で説明したが、所定の部品にそれぞれ設けられ、一体のコンポーネントとして構成してもよい。これにより、一体のコンポーネントとして、出力軸エンコーダ552と、トルクセンサ562とを構成した場合でも、容易にどの箇所に問題が生じているのか判定することができ、適切な処置を行うことができる。
上述した第1の実施形態、第2の実施形態では、ロボット装置100が複数の関節を有する多関節ロボットアームを用いた場合を説明したが、関節の数はこれに限定されるものではない。ロボット装置の形式として、垂直多軸構成を示したが、パラレルリンク型など異なる形式の関節においても上記と同等の構成を実施することができる。
また、ロボット装置100が単軸の場合、関節は1つであるため、関節に設ける力検出手段として、トルクを検出するトルクセンサではなく、荷重を検出する力覚センサを使用する場合がある。この場合でも上記第1の実施形態、第2の実施形態を実施することができる。
また、ロボット装置100の構成例を各実施形態の例図により示したが、これに限定されるものではなく、当業者において任意に設計変更が可能である。また、ロボット装置100に設けられる各モータは、上述の構成に限定されるものではなく、各関節を駆動する駆動源は例えば人工筋肉のようなデバイス等であってもよい。
また上述した第1の実施形態、第2の実施形態は、制御装置に設けられる記憶装置の情報に基づき、伸縮、屈伸、上下移動、左右移動もしくは旋回の動作またはこれらの複合動作を自動的に行うことができる機械に適用可能である。
100 ロボット装置
200 ロボットアーム本体
201〜206 リンク
210 基台
211〜216 モータ
221〜226 センサ部
230、350 サーボ制御部
231〜236 減速機
272 入力軸エンコーダ
300 ロボットハンド本体
400 制御装置
431 入力軸エンコーダ記憶器
432 トルク記憶器
433 出力軸エンコーダ記憶器
421 モニタ
441 比較器
442 判定器
443 目標値生成部
500 外部入力蔵置
501 フレーム
502 光学式エンコーダ
504 第1の固定部材
505 第2の固定部材
506 連結部材
508、552a スケール
509、552b 検出ヘッド
571 発光素子
572 受光素子

Claims (22)

  1. 複数のリンクを備えたロボットアームと、
    前記ロボットアームを制御する制御装置と、を備えたロボット装置であって、
    前記複数のリンク間の相対的な位置を検出する第1の位置検出手段と、
    前記複数のリンク間で生じる力を検出する力検出手段と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1の位置検出手段の検出結果と、前記力検出手段の検出結果とに基づき、前記第1の位置検出手段及びまたは前記力検出手段が有する複数の所定の部品の状態を判定することを特徴とするロボット装置。
  2. 請求項1に記載のロボット装置において、
    前記制御装置は、
    前記第1の位置検出手段の検出結果を、前記力検出手段が有する前記所定の部品ごとの状態を判定することに用い、
    前記力検出手段の検出結果を、前記第1の位置検出手段の状態を判定することに用いることを特徴とするロボット装置。
  3. 請求項1または2に記載のロボット装置において、
    前記制御装置は、
    前記力検出手段が正常な状態である場合に検出されると予測される検出結果を予め記憶しており、
    前記第1の位置検出手段の検出結果と、前記力検出手段の検出結果と、前記力検出手段が正常な状態である場合に検出されるであろう検出結果と、に基づき、前記第1の位置検出手段及びまたは前記力検出手段が有する複数の所定の部品の状態を判定することを特徴とするロボット装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記制御装置は
    前記ロボットアームを所定の姿勢に変化させ、第1のタイミングで前記第1の位置検出手段により位置を検出し、前記力検出手段により力を検出し、
    前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで、前記ロボットアームを前記所定の姿勢に変化させ、前記第1の位置検出手段により位置を検出し、前記力手段により力を検出し、
    前記第1のタイミングで検出した位置の値と、前記第2のタイミングで検出した位置の値とを比較すると共に、前記第1のタイミングで検出した力の値と、前記第2のタイミングで検出した力の値とを比較し、前記第1の位置検出手段及びまたは前記力検出手段が有する複数の所定の部品の状態を判定することを特徴とするロボット装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記力検出手段は、弾性体と、前記弾性体の変位を検出する変位検出センサとを備えており、
    前記制御装置は、
    前記第1のタイミングで検出した位置の値と、前記第2のタイミングで検出した位置の値との差が、所定の閾値以下であり、
    前記第1のタイミングで検出した力の値と、前記第2のタイミングで検出した力の値との差が、所定の閾値より大きい場合、
    前記力検出手段において、前記変位検出センサに異常が発生していると判定することを特徴とするロボット装置。
  6. 請求項5に記載のロボット装置において、
    前記制御装置は、
    前記第1のタイミングで検出した位置の値と、前記第2のタイミングで検出した位置の値との差が、所定の閾値より大きく、
    前記第1のタイミングで検出した力の値と、前記第2のタイミングで検出した力の値との差が、所定の閾値より大きい場合、
    前記力検出手段において、前記弾性体に異常が発生していると判定することを特徴とするロボット装置。
  7. 請求項6に記載のロボット装置において、
    前記弾性体の異常は、前記弾性体の剛性が変化している状態であることを特徴とするロボット装置。
  8. 請求項7に記載のロボット装置において、
    前記制御装置は、
    前記弾性体の剛性が変化していると判定された場合、前記力検出手段を用いて力を検出する際に使用する剛性の値を変更することを特徴とするロボット装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記制御装置は、
    前記第1のタイミングで検出した位置の値と、前記第2のタイミングで検出した位置の値との差が、所定の閾値より大きく、
    前記第1のタイミングで検出した力の値と、前記第2のタイミングで検出した力の値との差が、所定の閾値以下である場合、
    前記第1の位置検出手段に異常が発生していると判定することを特徴とするロボット装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記制御装置は、
    前記第1のタイミングで検出した位置の値と、前記第2のタイミングで検出した位置の値との差が、所定の閾値以下であり、
    前記第1のタイミングで検出した力の値と、前記第2のタイミングで検出した力の値との差が、所定の閾値以下である場合、
    前記第1の位置検出手段と、前記力検出手段が有する複数の所定の部品とには異常が発生していないと判定することを特徴とするロボット装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記ロボット装置は、前記リンクを駆動する駆動源の回転軸の位置を検出する第2の位置検出手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記第2の位置検出手段で検出される値に基づいて算出される前記リンク間の相対的な位置の値と、前記第1の位置検出手段で検出した位置の値とを比較することを特徴とするロボット装置。
  12. 請求項11に記載のロボット装置において、
    前記制御装置は、
    前記第2の位置検出手段で検出される値と、前記第1の位置検出手段で検出される値とに基づいて算出される前記リンク間で生じる力の値と、前記力検出手段で検出した力の値とを比較することを特徴とするロボット装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記第2のタイミングは、前記ロボット装置により製品の製造を行っている最中のタイミングであることを特徴とするロボット装置。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記第1の位置検出手段は、光学式エンコーダであることを特徴とするロボット装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記第1の位置検出手段は、前記リンク間の相対的な位置を直接、検出することを特徴とするロボット装置。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記力検出手段は、トルクセンサであることを特徴とするロボット装置。
  17. 請求項1から16のいずれか1項に記載のロボット装置において、
    前記第1の位置検出手段と、前記力検出手段とは、一体となって構成されていることを特徴とするロボット装置。
  18. 複数のリンクを備えたロボットアームと、
    前記ロボットアームを制御する制御装置と、を備えたロボット装置の制御方法であって、
    前記複数のリンク間の相対的な位置を検出する第1の位置検出手段と、
    前記複数のリンク間で生じる力を検出する力検出手段と、を備え、
    前記第1の位置検出手段により、前記リンク間の相対的な位置を検出し、
    前記力検出手段により、前記リンク間で生じる力を検出し、
    前記制御装置は、
    前記第1の位置検出手段の検出結果と、前記力検出手段の検出結果とに基づき、前記第1の位置検出手段及びまたは前記力検出手段が有する複数の所定の部品の状態を判定することを特徴とする制御方法。
  19. 請求項1から18のいずれか1項に記載のロボット装置を用いた、物品の製造方法。
  20. 複数のリンクを備えたロボット装置に設けられる検出装置であって、
    前記リンク間の相対的な位置を検出する第1の位置検出手段と、
    前記リンク間で生じる力を検出する力検出手段と、を備え、
    前記第1の位置検出手段により、前記リンク間の相対的な位置を検出し、
    前記力検出手段により、前記リンク間で生じる力を検出し、
    前記第1の位置検出手段の検出結果と、前記力検出手段の検出結果とに基づき、前記第1の位置検出手段及びまたは前記力検出手段が有する複数の所定の部品の状態を判定することを特徴とする検出装置。
  21. 請求項18に記載の制御方法または請求項19に記載の物品の製造方法を実行可能な制御プログラム。
  22. 請求項21に記載の制御プログラムを格納した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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