JP2020096203A - 挿入部品の画像処理方法 - Google Patents

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博史 大池
陽一 村野
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Abstract

【課題】位置決め用突起部とリードが共に下方に突出する挿入部品の撮像画像から位置決め用突起部の下端とリードの下端を精度良く画像認識できるようにする。【解決手段】挿入部品41の位置決め用突起部42の下端部の高さ位置を部品撮像用カメラ16の光軸に向かって水平方向にレーザ光を放射する4つのレーザ光源34の光軸と同じ高さ位置になるまで下降させた状態で、4つのレーザ光源34から水平方向に放射したレーザ光を挿入部品41の位置決め用突起部42の下端部外周面に照射して、部品撮像用カメラ16で位置決め用突起部42の下端を含む画像を撮像する。同様に、挿入部品41のリード45の下端部の高さ位置を4つのレーザ光源34の光軸と同じ高さ位置になるまで下降させた状態で、各レーザ光源34からレーザ光を挿入部品41のリード45の下端部外周面に照射して部品撮像用カメラ16でリード45の下端を含む画像を撮像する。【選択図】図7

Description

本発明は、位置決め用突起部とリードが共に下方に突出し且つ前記リードの下端が前記位置決め用突起部の下端よりも下方に突出する挿入部品を、前記位置決め用突起部を挿入する位置決め孔と前記リードを挿入するリード挿入孔とが設けられた回路基板に実装するために挿入部品の撮像画像を処理する挿入部品の画像処理方法に関する発明である。
例えば、特許文献1(特開平9−35782号公報)、特許文献2(特開平8−69838号公報)等に記載されているように、回路基板に実装するコネクタ等の大型の部品の接合強度を高める等の目的で、部品の複数箇所に、下方に突出する位置決め用突起部を設け、回路基板の複数箇所に形成した位置決め孔に前記位置決め用突起部を挿入することで、前記回路基板の複数箇所の位置決め孔を基準にして前記部品を位置決めして回路基板に実装するようにしたものがある。以下、位置決め用突起部が設けられた部品を「挿入部品」という。
更に、挿入部品に、複数のリードを下方に突出させるように配列し、実装時に、これら複数のリードを回路基板に設けた複数のリード挿入孔に挿入するようにしたものがある。このような構成の挿入部品を部品実装機で回路基板に実装する場合は、トレイフィーダ等の部品供給装置で供給される挿入部品を部品実装機の部品保持具(吸着ノズル又はチャック等)でピックアップして、回路基板の上方へ移動させる途中で、当該挿入部品をその下面側から部品撮像用カメラで撮像して、その撮像画像を処理することで、当該挿入部品の位置決め用突起部の位置を認識して、その認識結果に基づいて当該挿入部品の実装位置や角度のずれを補正して、当該挿入部品の位置決め用突起部を回路基板の位置決め孔に挿入可能な位置に位置決めした後、当該挿入部品を保持する部品保持具を下降させることで、当該挿入部品の位置決め用突起部とリードを同時に回路基板の位置決め孔とリード挿入孔に挿入するようにしている。
特開平9−35782号公報 特開平8−69838号公報
一般に、挿入部品のリードは、数100μm〜数mmの細い金属で形成されているため、外力によって変形しやすい。このため、挿入部品の製造ばらつきや外力によるリードの変形によって、挿入部品の位置決め用突起部とリードとの間の位置関係が本来の位置関係からずれている可能性がある。
しかし、上述した従来の挿入部品の実装方法では、回路基板の位置決め用突起部の位置を画像認識して、当該挿入部品の位置決め用突起部を回路基板の位置決め孔に挿入可能な位置に位置決めした状態で、当該挿入部品を保持する部品保持具を下降させて、当該挿入部品の位置決め用突起部とリードの両方を同時に回路基板の位置決め孔とリード挿入孔に挿入するようにしているため、挿入部品の製造ばらつきやリードの変形によってリードの下端が回路基板のリード挿入孔から位置ずれして挿入できない可能性がある。
尚、挿入部品のリードの下端を回路基板のリード挿入孔に挿入可能な位置に位置決めした状態で、当該挿入部品を保持する部品保持具を下降させて、当該挿入部品のリードと位置決め用突起部の両方を同時に回路基板のリード挿入孔と位置決め孔に挿入することも考えられるが、この場合には、挿入部品の製造ばらつきやリードの変形によって位置決め用突起部の下端が回路基板の位置決め孔から位置ずれして挿入できない可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、位置決め用突起部とリードが共に下方に突出する挿入部品の撮像画像から位置決め用突起部の下端とリードの下端を精度良く画像認識できるようにすることである。
本発明は、位置決め用突起部とリードが共に下方に突出する挿入部品を、前記位置決め用突起部を挿入する位置決め孔と前記リードを挿入するリード挿入孔とが設けられた回路基板に実装するために前記挿入部品の撮像画像を処理する画像処理方法であって、供給される前記挿入部品を部品保持具に保持する部品保持工程と、前記部品保持具に保持した前記挿入部品の前記位置決め用突起部の下端部の高さ位置を部品撮像用カメラの光軸に向かって水平方向にレーザ光を放射する4つのレーザ光源の光軸と同じ高さ位置になるまで下降させた状態で、前記4つのレーザ光源から水平方向に放射したレーザ光を挿入部品の位置決め用突起部の下端部外周面に照射して、前記部品撮像用カメラで前記位置決め用突起部の下端を含む画像を撮像する工程と、前記部品保持具に保持した前記挿入部品のリードの下端部の高さ位置を前記4つのレーザ光源の光軸と同じ高さ位置になるまで下降させた状態で、前記4つのレーザ光源から水平方向に放射したレーザ光を前記挿入部品のリードの下端部外周面に照射して、前記部品撮像用カメラで前記リードの下端を含む画像を撮像する工程とを含むことを特徴とする。
ところで、一般に部品撮像用カメラの照明光源として用いられる同軸落射照明光源の照明では、挿入部品のリードの下端の位置や位置決め用突起部の下端の位置を部品撮像用カメラの撮像画像から精度良く認識するのが困難である。そのため、挿入部品の位置決め用突起部の下端とリードの下端を部品撮像用カメラで撮像する際の照明光源として、撮像対象に対して90°間隔で水平方向にレーザ光を放射する4つのレーザ光源を使用するが、リードの下端が位置決め用突起部の下端よりも下方に突出しているため、レーザ光源の照明では、リードの下端と位置決め用突起部の下端を同時に画像認識できない。
そこで、本発明では、リードの下端の位置と位置決め用突起部の下端の位置の画像認識を、次のようにして別々に行う。リードの下端の位置を認識する場合には、部品保持具に保持した挿入部品をリードの下端部の高さ位置がレーザ光源の光軸と同じ高さ位置になるまで下降させた状態で、レーザ光源から水平方向に放射したレーザ光を挿入部品のリードの下端部外周面に照射して、部品撮像用カメラでリードの下端を含む画像を撮像することで、その画像からリードの下端の位置を認識する。一方、位置決め用突起部の下端の位置を認識する場合には、部品保持具に保持した挿入部品を位置決め用突起部の下端部の高さ位置がレーザ光源の光軸と同じ高さ位置になるまで下降させた状態で、レーザ光源から水平方向に放射したレーザ光を挿入部品の位置決め用突起部の下端部外周面に照射して、部品撮像用カメラで位置決め用突起部の下端を含む画像を撮像することで、その画像から位置決め用突起部の下端の位置を認識する。
図1は本発明の一実施例におけるモジュール型部品実装システムの構成を示す斜視図である。 図2は実装ヘッド、部品撮像用カメラ、同軸落射照明光源及び側面照明用のレーザ光源の位置関係を示す斜視図である。 図3は部品実装機の制御系の構成を示すブロック図である。 図4(a)は挿入部品の正面図、同図(b)は挿入部品の下面図、同図(c)は挿入部品の左側面図である。 図5は挿入部品を実装する回路基板の構成例を示す図である。 図6は回路基板に挿入部品を実装した状態を示す平面図である。 図7(a)〜(d)は回路基板に挿入部品を実装する方法の各工程を説明する工程図である。
以下、本発明を実施するための形態をモジュール型部品実装システムに適用して具体化した一実施例を説明する。
まず、図1乃至図3を用いてモジュール型部品実装システムの構成を説明する。
モジュール型部品実装システムのベース台11上に、回路基板の搬送方向に隣接して複数台の部品実装機12が入れ替え可能に整列配置されている。各部品実装機12は、本体ベッド13上に、テープフィーダ、トレイフィーダ等の部品供給装置14と、回路基板43(図5〜図7参照)を搬送するコンベア15と、部品保持具である1本又は複数本の吸着ノズル21(図2参照)又はチャック等を交換可能に保持する実装ヘッド17と、この実装ヘッド17をXY方向に移動させるヘッド移動装置22と、実装ヘッド17の部品保持具21に保持した部品(後述する挿入部品41等)をその下面側から撮像する部品撮像用カメラ16等を搭載して構成され、上部フレーム18の前面部には、液晶ディスプレイ、CRT等の表示装置19と、操作キー、タッチパネル等の操作部20とが設けられている。また、ヘッド移動装置22には、回路基板43の基準マーク(図示せず)を撮像する基板撮像用カメラ23(図3参照)が実装ヘッド17と一体的にXY方向に移動するように取り付けられている。尚、図5〜図7に図示した回路基板43は挿入部品41を実装する部分のみを図示したものであり、他の電子部品を実装する部分の図示は省略されている。
図2に示すように、実装ヘッド17は、ヘッド移動装置22によってXY方向に移動する支持ブラケット24に回転可能に組み付けられ、ヘッド回転用のモータ25によって実装ヘッド17の中心軸の回りを吸着ノズル21の配列ピッチ角度ずつ間欠的に回転する(ピッチ駆動する)ように構成され、この実装ヘッド17の回転と一体的に吸着ノズル21を旋回させるようになっている。この実装ヘッド17には、吸着ノズル21を保持する複数本のノズルホルダ26が上下方向(Z方向)に昇降可能に組み付けられ、部品吸着動作時や部品実装動作時には、実装ヘッド17の所定の回転位置に位置する1本のノズルホルダ26(吸着ノズル21)がノズル昇降モータ27を駆動源とするノズル昇降機構28によって昇降される。各ノズルホルダ26の吸着ノズル21は、ノズル回転用のモータ29によって回転(自転)するように構成され、各吸着ノズル21に吸着した部品の傾き(水平方向の回転角度のずれ)を、部品実装前に各吸着ノズル21の回転によって修正するようにしている。
一方、部品撮像用カメラ16は、部品供給装置14の部品吸着位置の近くに上向きに配置されている。図2に示すように、部品撮像用カメラ16の上側には、レンズ31を介して同軸落射照明光源32が上向きに取り付けられている。この同軸落射照明光源32は、LED等の発光素子を部品撮像用カメラ16の光軸と同軸の円環状に配列して構成され、部品撮像時に実装ヘッド17の部品保持具(吸着ノズル21又はチャック等)に保持した部品をその下面側から照明するようになっている。この同軸落射照明光源32の枠状の照明カバー33の上面側には、部品撮像用カメラ16の光軸に向かって水平方向にレーザ光を放射する4つのレーザ光源34が90°間隔で組み付けられている。
吸着ノズル21等の部品保持具に保持した部品が、図4、図7に示すような位置決め用突起部42(例えばボス、ピン等)と逆L字型のリード45が共に下方に突出するように設けられた挿入部品41である場合に、挿入部品41の位置決め用突起部42の下端とリード45の下端をその下方から部品撮像用カメラ16で撮像する際の照明光源として4つのレーザ光源34を使用するようにしている。
本実施例の実装方法で実装する挿入部品41は、リード45の下端が位置決め用突起部42の下端よりも下方に突出しているため、リード45の下端の位置の画像認識と位置決め用突起部42の下端の位置の画像認識は、次のように、別々に行うようにしている。リード45の下端の位置の画像認識する場合は、吸着ノズル21等の部品保持具に保持した挿入部品41をリード45の下端部の高さ位置がレーザ光源34の光軸と同じ高さ位置になるまで下降させた状態で、4つのレーザ光源34から水平方向に放射したレーザ光を挿入部品41のリード45の下端部外周面に照射して、部品撮像用カメラ16でリード45の下端を含む画像を撮像することで、その画像からリード45の下端を背景と区別して明瞭に認識できるようになっている。次に、位置決め用突起部42の下端の位置の画像認識する場合は、吸着ノズル21等の部品保持具に保持した挿入部品41を位置決め用突起部42の下端部の高さ位置がレーザ光源34の光軸と同じ高さ位置になるまで下降させた状態で、4つのレーザ光源34から水平方向に放射したレーザ光を挿入部品41の位置決め用突起部42の下端部外周面に照射して、部品撮像用カメラ16で位置決め用突起部42の下端を含む画像を撮像することで、その画像から位置決め用突起部42の下端面の形状を挿入部品41の下面と区別して明瞭に認識できるようになっている。
尚、位置決め用突起部42の下端面が挿入部品41の下面と異なる色に着色される等して、挿入部品41の下面側を同軸落射照明光源32で照明して撮像した画像から位置決め用突起部42の下端面の形状を挿入部品41の下面と区別して認識可能である場合は、挿入部品41の下面側を同軸落射照明光源32で照明して、位置決め用突起部42の下端を含む画像を撮像して、その画像から位置決め用突起部42の下端の位置を認識するようにしても良い。同様に、リード45の下端面がリード45の他の部分と異なる色に着色される等して、同軸落射照明光源32で照明して撮像した画像からリード45の下端をリード45の他の部分や背景と区別して認識可能である場合は、同軸落射照明光源32で照明して、リード45の下端を含む画像を撮像して、その画像からリード45の下端の位置を認識するようにしても良い。
各部品実装機12は、上流側の部品実装機12から搬送されてくる回路基板43をコンベア15によって所定位置まで搬送してクランプ機構(図示せず)で当該回路基板43をクランプして位置決めした後、当該回路基板43の基準マークを基板撮像用カメラ23で撮像して、その撮像画像を処理して当該回路基板43の基準マークの位置を認識すると共に、部品供給装置14によって供給される部品を実装ヘッド17の吸着ノズル21等の部品保持具で保持して、当該部品を撮像位置へ移動させて部品撮像用カメラ16で撮像して当該部品の保持姿勢や位置ずれ等を画像認識してからコンベア15上の回路基板43に実装する。この際、回路基板43の基準マークの位置を基準にして、当該回路基板43の製造元から提供される仕様データ(基準マークの位置を基準とした回路基板43の部品実装位置のデータ)を用いて回路基板43の部品実装位置を決定すると共に、実装ヘッド17の吸着ノズル21等の部品保持具で保持した部品の位置ずれや傾き(水平方向の回転角度のずれ)を補正して当該部品を回路基板43上の部品実装位置に実装する。
ところで、部品実装機12で回路基板43に実装する部品の中には、図4に示すような挿入部品41がある。この挿入部品41は、例えばコネクタ部品等の大型の部品であり、挿入部品41と回路基板43(図5〜図7参照)との接合強度を高める等の目的で、挿入部品41の下面の複数箇所(例えば2箇所)に、下方に突出する位置決め用突起部42(例えばボス、ピン等)を設け、回路基板43の複数箇所(例えば2箇所)に形成した位置決め孔44に位置決め用突起部42を挿入するようにしている。更に、挿入部品41に、複数のリード45を下方に突出させるように一列に配列し、実装時に、これら複数のリード45を回路基板43に設けた複数のリード挿入孔46に挿入するようにしたものがある。一般に、挿入部品41のリード45は、数100μm〜数mmの細い金属で形成されているため、外力によって変形しやすい。このため、挿入部品41の製造ばらつきや外力によるリード56の変形によって、挿入部品41の位置決め用突起部42とリード45との間の位置関係が本来の位置関係からずれている可能性があり、従来の実装方法では、挿入部品41の位置決め用突起部42やリード45を回路基板43の位置決め孔44やリード挿入孔46に挿入できない可能性がある。
この対策として、本実施例では、部品実装機12の各機構の動作を制御する制御装置51は、挿入部品実装プログラム(図示せず)を実行することで、部品保持工程、画像処理工程、リード位置決め工程、仮挿入工程、位置決め用突起部位置決め工程、本挿入工程を順に実行して、画像処理手段、リード位置決め手段、仮挿入手段、位置決め用突起部位置決め手段、本挿入手段としての機能を実現する。以下、各工程の内容を説明する。
[部品保持工程]
部品供給装置14によって供給される挿入部品41を実装ヘッド17の吸着ノズル21等の部品保持具で保持する。
[画像処理工程(画像処理手段)]
同軸落射照明光源32の照明では、リード45の下端の位置や位置決め用突起部42の下端の位置を部品撮像用カメラ16の撮像画像から精度良く認識するのが困難であるため、挿入部品41の位置決め用突起部42の下端とリード45の下端を部品撮像用カメラ16で撮像する際の照明光源として4つのレーザ光源34を使用するが、リード45の下端が位置決め用突起部42の下端よりも下方に突出しているため、レーザ光源34の照明では、リード45の下端と位置決め用突起部42の下端を同時に画像認識できない。
そこで、本実施例では、リード45の下端の位置と位置決め用突起部42の下端の位置の画像認識を、次のようにして別々に行う。リード45の下端の位置の画像認識する場合は、吸着ノズル21等の部品保持具に保持した挿入部品41をリード45の下端部の高さ位置がレーザ光源34の光軸と同じ高さ位置になるまで下降させた状態で、4つのレーザ光源34から水平方向に放射したレーザ光を挿入部品41のリード45の下端部外周面に照射して、部品撮像用カメラ16でリード45の下端を含む画像を撮像することで、その画像からリード45の下端の位置(XY座標)を認識する。次に、位置決め用突起部42の下端の位置の画像認識する場合は、吸着ノズル21等の部品保持具に保持した挿入部品41を位置決め用突起部42の下端部の高さ位置がレーザ光源34の光軸と同じ高さ位置になるまで下降させた状態で、4つのレーザ光源34から水平方向に放射したレーザ光を挿入部品41の位置決め用突起部42の下端部外周面に照射して、部品撮像用カメラ16で位置決め用突起部42の下端を含む画像を撮像することで、その画像から位置決め用突起部42の下端の位置(XY座標)を認識する。
一方、回路基板43の位置決め孔44の位置とリード挿入孔46の位置のデータは、事前に基板撮像用カメラ23で回路基板43の基準マークを撮像した画像から認識した回路基板43の基準マークの位置を基準にして、当該回路基板43の製造元から提供される仕様データ(基準マークの位置を基準とした回路基板43の位置決め孔44の位置とリード挿入孔46の位置のデータ)から求める。尚、回路基板43の基準マークの位置の画像認識は、部品実装前に部品実装機12内における回路基板43への部品実装位置を決めるために行われるため、その画像認識結果をそのまま利用すれば良く、新たに画像認識処理を追加する必要はない。
[リード位置決め工程(リード位置決め手段)]
上記画像処理工程の終了後に、リード位置決め工程に進み、ヘッド移動装置22によって実装ヘッド17を水平方向に移動させて、図7(a)に示すように、実装ヘッド17の吸着ノズル21等の部品保持具に保持した挿入部品41のリード45の下端の位置(画像処理工程で認識した位置)を回路基板43のリード挿入孔46に挿入可能な位置に位置決めする。この際、リード45の下端面の中心を回路基板43のリード挿入孔46の中心に一致させるように挿入部品41を位置決めする。
[仮挿入工程(仮挿入手段)]
上記リード位置決め工程の終了後に、仮挿入工程に進み、図7(b)に示すように、挿入部品41を保持した部品保持具を下降させて、リード45の下端を回路基板43のリード挿入孔46に少しだけ挿入して位置決め用突起部42の下端が回路基板43の表面に到達する前に部品保持具の下降動作を一旦停止させる。
[位置決め用突起部位置決め工程(位置決め用突起部位置決め手段)]
上記仮挿入工程の終了後に、位置決め用突起部位置決め工程に進み、図7(c)に示すように、挿入部品41を保持した部品保持具を水平方向に移動させてリード45を変形させながら位置決め用突起部42の下端の位置(画像処理工程で認識した位置)を回路基板43の位置決め孔44に挿入可能な位置に位置決めする。この際、位置決め用突起部42の下端面の中心を回路基板43の位置決め孔44の中心に一致させるように挿入部品41を位置決めする。
[本挿入工程(本挿入手段)]
上記位置決め用突起部位置決め工程の終了後に、本挿入工程に進み、図7(d)に示すように、部品保持具の下降動作を再開して挿入部品41の位置決め用突起部42を回路基板43の位置決め孔44に挿入するのと同時にリード45を回路基板43のリード挿入孔46に挿入する。この状態で、リード45を回路基板43に半田付けすれば、回路基板43への挿入部品41の実装工程が終了する。
以上説明した本実施例のように、位置決め工程と挿入工程をそれぞれ2回に分けて行うようにすれば、挿入部品41の製造ばらつきや外力によるリード45の変形によって、挿入部品41の位置決め用突起部42とリード45との間の位置関係が本来の位置関係からずれている場合でも、可能な限り、挿入部品41の位置決め用突起部42とリード45を回路基板43の位置決め孔44とリード挿入孔46に挿入することができ、挿入できないために廃棄する挿入部品41の数を低減できて、その分、生産コストを低減できる。
ところで、挿入部品41の位置決め用突起部42の下端とリード45の下端との間の位置関係が本来の位置関係からずれていない場合は、従来と同様の実装方法でも、挿入部品41を回路基板43に実装可能である。
そこで、本実施例では、部品実装機12の制御装置51は、画像処理工程で認識した挿入部品41の位置決め用突起部42の下端とリード45の下端との間の位置関係が回路基板43の位置決め孔44とリード挿入孔46との間の位置関係と合致するか否かを判定し、両者の位置関係が合致しないと判定した場合のみ、前記リード位置決め工程、前記仮挿入工程、前記位置決め用突起部位置決め工程及び前記本挿入工程を実行し、両者の位置関係が合致すると判定した場合は、部品保持具に保持した挿入部品41の位置決め用突起部42の下端とリード45の下端とを同時に回路基板43の位置決め孔44とリード挿入孔46に挿入可能な位置に位置決めした後、当該挿入部品41を保持する部品保持具を下降させて挿入部品41の位置決め用突起部42とリード45とを同時に回路基板43の位置決め孔44とリード挿入孔46に挿入する。
このようにすれば、画像処理工程で認識した挿入部品41の位置決め用突起部42の下端とリード45の下端との間の位置関係が、回路基板43の位置決め孔44とリード挿入孔46との間の位置関係と合致する場合には、従来同様に、1回の位置決め工程と1回の挿入工程で、挿入部品41の位置決め用突起部42とリード45の両方を同時に回路基板43の位置決め孔44とリード挿入孔46に挿入することができて、工程数を少なくすることができ、挿入部品41を回路基板43に実装するサイクルタイムを短縮できる。
一般に、挿入部品41には、複数のリード45が一列に設けられ、それに対応して、回路基板43には、複数のリード挿入孔46が一列に設けられているため、挿入部品41の複数のリード45の下端の位置が本来の位置からリード45毎に変形方向や変形量がばらばらにずれていると、複数のリード45の下端を回路基板43の複数のリード挿入孔46に挿入できない可能性がある。
そこで、本実施例では、部品実装機12の制御装置51は、画像処理工程で認識した挿入部品41の複数のリード45の下端の位置が本来の位置からリード45毎にばらばらにずれていて複数のリード45の下端を回路基板43の複数のリード挿入孔46に挿入できないと判定した場合は、実装不可と判定して、その挿入部品41を所定の廃棄場所又は回収場所に廃棄するようにしている。このようにすれば、画像認識結果に基づいて、挿入部品41の複数のリード45の下端を回路基板43の複数のリード挿入孔46に挿入できないと判定した場合は、それ以降の工程を行わずに済み、実装不可の挿入部品41を速やかに廃棄して、次の挿入部品41についての工程を速やかに開始することができ、挿入部品41を回路基板43に実装するサイクルタイムを短縮できる。
尚、本実施例では、回路基板43の位置決め孔44の位置とリード挿入孔46の位置のデータは、事前に基板撮像用カメラ23で回路基板43の基準マークを撮像した画像から認識した回路基板43の基準マークの位置を基準にして、当該回路基板43の製造元から提供される仕様データ(基準マークの位置を基準とした回路基板43の位置決め孔44の位置とリード挿入孔46の位置のデータ)から求めるようにしたが、本発明は、回路基板43の位置決め孔44とリード挿入孔とを別々に又は同時に基板撮像用カメラ23で撮像して、その撮像画像を処理することで、回路基板43の位置決め孔44の位置とリード挿入孔の位置を認識するようにしても良い。このようにすれば、回路基板43の製造ばらつきによる位置決め孔44とリード挿入孔46の位置のばらつきがあっても、回路基板43の位置決め孔44とリード挿入孔46の位置のばらつきを画像認識できるため、位置決め孔44とリード挿入孔46の位置のばらつきにも対応することができる。これにより、回路基板43の製造ばらつき等によって回路基板43の位置決め孔44とリード挿入孔46との間の位置関係が本来の位置関係からずれている場合でも、可能な限り、挿入部品41の位置決め用突起部42とリード45を回路基板43の位置決め孔44とリード挿入孔46に挿入することができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されず、例えば部品実装機12の構成を適宜変更したり、挿入部品41や回路基板43の構成を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
12…部品実装機、14…部品供給装置、15…コンベア、16…部品撮像用カメラ、17…実装ヘッド、21…吸着ノズル(部品保持具)、22…ヘッド移動装置、23…基板撮像用カメラ、32…同軸落射照明光源、34…レーザ光源、41…挿入部品、42…位置決め用突起部、43…回路基板、44…位置決め孔、45…リード、46…リード挿入孔、51…制御装置(画像処理手段,リード位置決め手段,仮挿入手段,位置決め用突起部位置決め手段,本挿入手段)

Claims (2)

  1. 位置決め用突起部とリードが共に下方に突出する挿入部品を、前記位置決め用突起部を挿入する位置決め孔と前記リードを挿入するリード挿入孔とが設けられた回路基板に実装するために前記挿入部品の撮像画像を処理する画像処理方法であって、
    供給される前記挿入部品を部品保持具に保持する部品保持工程と、
    前記部品保持具に保持した前記挿入部品の前記位置決め用突起部の下端部の高さ位置を部品撮像用カメラの光軸に向かって水平方向にレーザ光を放射する4つのレーザ光源の光軸と同じ高さ位置になるまで下降させた状態で、前記4つのレーザ光源から水平方向に放射したレーザ光を挿入部品の位置決め用突起部の下端部外周面に照射して、前記部品撮像用カメラで前記位置決め用突起部の下端を含む画像を撮像する工程と、
    前記部品保持具に保持した前記挿入部品のリードの下端部の高さ位置を前記4つのレーザ光源の光軸と同じ高さ位置になるまで下降させた状態で、前記4つのレーザ光源から水平方向に放射したレーザ光を前記挿入部品のリードの下端部外周面に照射して、前記部品撮像用カメラで前記リードの下端を含む画像を撮像する工程と
    を含む挿入部品の画像処理方法。
  2. 前記4つのレーザ光源は、90°間隔で配置されている、請求項1に記載の挿入部品の画像処理方法。
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