JP2020095629A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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篤 吉原
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Abstract

【課題】単眼カメラによって撮像された画像から駐車枠内の駐車車両の有無を判定することができる画像処理装置および画像処理方法を提供すること。【解決手段】実施形態に係る画像処理装置は、検出部と、判定部とを備える。検出部は、画像から駐車枠を区画する区画線を検出する。判定部は、移動しながら連続して撮像された複数の画像から検出部によって順次検出される一対の区画線の長さの変化に基づいて、一対の区画線によって区画された駐車枠内に駐車車両が存在するか否かを判定する。【選択図】図1B

Description

開示の実施形態は、画像処理装置および画像処理方法に関する。
近年、自動運転技術の発展に伴い、車両の周囲を撮像した画像から車両を駐車させる駐車枠を検出する画像処理装置が普及しつつある。この種の画像処理装置では、画像から駐車枠を区画する区画線を検出し、検出した区画線に基づいて駐車枠を検出する(例えば、特許文献1参照)。
かかる画像処理装置は、自動運転によって車両を駐車させる場合、駐車枠内に駐車車両が存在するか否かを判定する必要がある。
特開2017−87758号公報
しかしながら、従来技術では、駐車枠内の駐車車両の有無を判定するために、例えば、単眼カメラとソナーやステレオカメラ等の他のセンサとを併用する必要があり、単眼カメラによって撮像される画像だけでは駐車枠内の駐車車両の有無を判定することが困難である。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、単眼カメラによって撮像された画像から駐車枠内の駐車車両の有無を判定することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る画像処理装置は、検出部と、判定部とを備える。検出部は、画像から駐車枠を区画する区画線を検出する。判定部は、移動しながら連続して撮像された複数の前記画像から前記検出部によって順次検出される一対の前記区画線の長さの変化に基づいて、前記一対の区画線によって区画された前記駐車枠内に駐車車両が存在するか否かを判定する。
実施形態の一態様に係る画像処理装置および画像処理方法は、単眼カメラによって撮像された画像から駐車枠内の駐車車両の有無を判定することができる。
図1Aは、画像処理装置の搭載例を示す図である。 図1Bは、画像処理方法の概要を示す図である。 図2は、画像処理装置のブロック図である。 図3は、駐車枠検出部のブロック図である。 図4Aは、駐車車両の有無の判定手順を示す説明図である。 図4Bは、駐車車両の有無の判定手順を示す説明図である。 図4Cは、駐車車両の有無の判定手順を示す説明図である。 図5は、区画線検出部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る画像処理装置および画像処理方法について詳細に説明する。なお、本実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1Aおよび図1Bを用いて実施形態に係る画像処理装置の概要について説明する。図1Aは、画像処理装置の搭載例を示す図である。また、図1Bは、画像処理方法の概要を示す図である。なお、かかる画像処理方法は、図1Aに示す画像処理装置1によって実行される。
図1Aに示すように、実施形態に係る画像処理装置1は、車載カメラ10が搭載された自車両(以下、車両Cと記載する)に搭載され、車載カメラ10によって撮像された撮像画像(以下、単に画像と記載する)から駐車枠PSを検出する。
車載カメラ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を備え、車両Cの周囲を撮像する単眼式の撮像装置である。また、車載カメラ10のレンズには、例えば、魚眼レンズなどの広角レンズが採用される。これにより、車載カメラ10は、図1Aに示すような広角の撮像領域R内に存在する駐車枠PSを撮像することができる。
なお、図1Aに示す例では、車載カメラ10が、車両Cの左側方を撮像する左サイドカメラである場合について示したが、車載カメラ10には、車両Cの前方を撮像する前方カメラ、車両Cの後方を撮像するバックカメラ、車両Cの右側方を撮像する右サイドカメラが含まれる。
画像処理装置1は、駐車枠PSの検出を行う場合、まず、画像から各駐車枠PSを区画する区画線の候補となる区画線候補を検出し、検出した区画線候補に基づいて各駐車枠PSを検出する。このとき、例えば、区画線候補が離散して検出される場合や、不連続的に検出される場合、駐車枠PSを検出できないおそれがある。
そこで、実施形態に係る画像処理装置1は、検出した区画線候補を所定の統合条件に基づいて統合する。これにより、実施形態に係る画像処理装置1では、駐車枠の検出精度を向上させることが可能となる。
具体的には、図1Bに示すように、画像処理装置1は、まず、画像Iから区画線候補Lcを検出する(ステップS1)。例えば、画像処理装置1は、画像Iに対してエッジ処理を行うことで得られるエッジ点を繋いだエッジ線に基づいて区画線候補Lcを検出する。
そして、画像処理装置1は、画像Iにおいて、区画線と路面との境界に対応するエッジ線を区画線候補Lcとして検出する。すなわち、区画線候補Lcは、区画線の幅方向の左右両端に対応するエッジ線のペアである。
続いて、画像処理装置1は、ステップS1において検出した区画線候補Lcを所定の統合条件に基づいて統合し、区画線Li1,Li2を検出する(ステップS2)。これにより、画像処理装置1では、一対の区画線Li1,Li2によって挟まれた領域を駐車枠PSとして検出することができる。
こうして検出された駐車枠PSに車両Cを自動運転によって駐車させる場合、画像処理装置1は、駐車枠PS内に駐車車両が存在するか否かを判定して、自動運転制御を行う後述の上位ECU(Electronic Control Unit)へ通知する必要がある。
このとき、一般的な画像処理装置は、例えば、単眼カメラとソナーやステレオカメラ等の他のセンサとを併用しなければ、駐車枠PS内に駐車車両が存在しているか否かを判定することが困難であった。つまり、一般的な画像処理装置は、単眼カメラによって撮像される画像だけでは駐車枠PS内の駐車車両の有無を判定することが困難であった。
そこで、実施形態に係る画像処理装置1は、単眼カメラ(例えば、車載カメラ10)によって撮像される画像から駐車枠PS内の駐車車両の有無を判定可能とした。
具体的には、画像処理装置1は、駐車車両が存在しない駐車枠PSの前を移動しながら、連続して撮像された画像から一対の区画線Li1,Li2を検出する場合、連続して各区画線Li1,Li2の全体像を検出することができる。かかる場合、画像処理装置1は、画像を解析することで、各画像から検出する各区画線Li1,Li2の長さに変化がないと判定することができる。
一方、画像処理装置1は、駐車車両Cxが存在する駐車枠PSの前を移動しながら、連続して撮像された画像から一対の区画線Li1,Li2を検出する場合、区画線Li1,Li2の一部が駐車車両Cxによって隠されるため全体像を検出することができない。
そして、画像処理装置1によって検出が可能となる区画線Li1,Li2の長さは、車両Cの移動に伴って変化する車載カメラ10と、駐車車両Cxと、一対の区画線Li1,Li2との相対位置によって変わる。
そこで、画像処理装置1は、移動しながら連続して撮像される複数の画像から順次検出する一対の区画線Li1,Li2の長さの変化パターンに基づき駐車車両Cxの有無を判定する(ステップS3)。
これにより、画像処理装置1は、単眼カメラ(例えば、車載カメラ10)によって撮像される画像から駐車枠PS内に駐車車両Cxが存在するか否かを判定することができる。なお、実施形態に係る駐車車両の有無の具体的な判定手順については、図4A〜図4Cを参照して後述する。
次に、図2を用いて実施形態に係る画像処理装置1の構成例について説明する。図2は、画像処理装置1のブロック図である。なお、図2には、画像処理装置1を含む駐車支援システム100を示す。
図2に示すように、駐車支援システム100は、画像処理装置1と、車載カメラ10と、センサ群Scと、上位ECU50とを備える。また、図2に示すように、画像処理装置1と、センサ群Scと、上位ECU50とは、それぞれCAN(Control Area Network)通信の通信規格の通信バスBによって相互に通信することができる。
センサ群Scは、車両Cの走行状態を検出する各種センサであり、検出したセンサ値を画像処理装置1へ通知する。センサ群Scは、車両Cの車輪の回転数を検出する車速センサや、車両Cの舵角を検出する舵角センサ等を含む。
上位ECU50は、例えば、車両Cの自動駐車を支援するECUであり、例えば、画像処理装置1によって検出された駐車枠PSに基づいて車両Cを駐車枠PSへ駐車させる。例えば、上位ECU50は、車両Cの操舵角を制御するEPS(Electric Power Steering)-ECUであり、画像処理装置1によって検出された駐車枠PSへの操舵角を制御することができる。なお、上位ECU50は、アクセル制御やブレーキ制御を行うECUを含むようにすることにしてもよい。
図2に示すように、画像処理装置1は、制御部2と、記憶部3とを備える。制御部2は、線分抽出部21と、不適領域判定部22と、区画線候補検出部23と、除外判定部24と、駐車枠検出部25と、駐車枠管理部26と、停車位置決定部27とを備える。
制御部2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部2の線分抽出部21、不適領域判定部22、区画線候補検出部23、除外判定部24、駐車枠検出部25、駐車枠管理部26および停車位置決定部27として機能する。
また、制御部2の線分抽出部21、不適領域判定部22、区画線候補検出部23、除外判定部24、駐車枠検出部25、駐車枠管理部26および停車位置決定部27の少なくともいずれか一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部3は、例えば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、各種情報や各種プログラムの情報を記憶することができる。なお、画像処理装置1は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
制御部2は、例えば、車両Cが駐車場を走行していると想定される場合(例えば、車速30Km/h以内)に、後述する駐車枠の検出処理を行うことにしてもよいし、あるいは、車両Cが走行している全ての期間でかかる検出処理を行うことにしてもよい。
線分抽出部21は、車載カメラ10から入力される画像から各画素の輝度に基づくエッジ点を繋いだエッジ線を検出する。具体的には、線分抽出部21は、車載カメラ10から入力される画像をグレースケール化することでグレースケール画像へ変換する。グレースケール画像とは、画像における各画素を輝度に応じて白から黒までの各階調(例えば256階調)で表現するように変換する処理である。
続いて、線分抽出部21は、グレースケール画像に対して例えば、ソベルフィルタを適用することで、各画素のエッジ強度および輝度勾配を求めることができる。続いて、線分抽出部21は、エッジ強度が所定値を超える画素を抽出することで、上記のエッジ点を抽出し、隣接するエッジ点を繋ぐことで、エッジ線を抽出することができる。線分抽出部21は、抽出したエッジ点およびエッジ線に関するエッジ情報を不適領域判定部22へ通知する。
不適領域判定部22は、線分抽出部21によって抽出されたエッジ点およびエッジ線に基づき、駐車枠を構築する区画線の検出が困難となる不適領域の有無を判定する。例えば、不適領域判定部22は、舗装された路面に比べて、エッジ点が多く抽出される舗装されていない路面領域(例えば、砂利)や、グレーチング領域を不適領域として判定することができる。
具体的には、不適領域判定部22は、各エッジ点の密度が所定値以上であり、各エッジ点の輝度勾配が不均一である領域について、不適領域として判定することができる。不適領域判定部22は、判定した不適領域に基づいて上記のエッジ情報から不適領域に関するエッジ情報を除去して後段の処理へ回す。
区画線候補検出部23は、線分抽出部21によって抽出されたエッジ線に基づいて駐車枠を区画する区画線の候補となる区画線候補を検出する。具体的には、区画線候補検出部23は、互いに略平行であり、その間隔が区画線の幅に応じた所定範囲に収まるエッジ線同士を区画線候補として検出する。
すなわち、区画線候補検出部23は、各区画線の幅方向の左右両端に対応するエッジ線を区画線候補として検出する。区画線候補検出部23は、検出した区画線候補に関する区画線情報を生成し、除外判定部24へ通知する。
なお、区画線候補検出部23は、不適領域判定部22によって検出された不適領域を除いて、区画線候補の検出処理を行うことができる。言い換えれば、区画線候補検出部23は、不適領域について区画線候補の検出処理を行わない。これにより、制御部2の処理負荷の抑えることが可能となる。
除外判定部24は、区画線候補検出部23によって検出された区画線候補に基づいて車両Cの駐車が認められていない駐車不可領域の有無を判定する。例えば、除外判定部24は、駐車不可領域として、ゼブラゾーン(導流帯)などの駐車不可領域の有無を判定する。
具体的には、ゼブラゾーンが、互いに略平行な区画線候補を区画線(支持区画線と記載する)と仮定した場合に、支持区画線に対して傾斜した区画線候補が所定の間隔をあけて3本以上存在する場合に、支持区画線に挟まれた領域を駐車不可領域と判定する。
また、除外判定部24は、路面標識等の駐車枠の検出に不要な区画線候補の有無を判定することも可能である。例えば、除外判定部24は、区画線候補検出部23によって検出された区画線候補と、各路面標識のテンプレートモデルとのマッチング処理を行うことで画像に含まれる各路面標識を検出することができる。
除外判定部24は、区画線情報から不要な区画線候補を除去するとともに、区画線情報に駐車不可領域に関する情報を付与して、駐車枠検出部25へ通知する。
駐車枠検出部25は、区画線候補検出部23によって検出された区画線候補に基づき、駐車枠を検出する。具体的には、駐車枠検出部25は、所定間隔をあけて配置される区画線候補について駐車枠として検出する。
ここで、所定間隔とは、駐車場に関する法令等で規定される一般公共用の標準的な駐車領域の幅である。また、このとき、駐車枠検出部25は、除外判定部24によって駐車不可領域として判定された領域を避けて、駐車枠を検出することができる。
すなわち、ゼブラゾーン等を避けて駐車枠を検出することができる。駐車枠検出部25は、駐車枠を検出すると、駐車枠に関する駐車枠情報を駐車枠管理部26へ通知する。なお、以下では、駐車枠検出部25によって駐車枠を区画する区画線候補として検出された区画線候補について、区画線と記載する。また、駐車枠情報には、車両Cを基準とする各区画線の頂点座標が含まれる。
かかる駐車枠検出部25は、検出した駐車枠内に駐車車両が存在するか否かを判定する処理も行う。駐車枠検出部25は、移動しながら連続して撮像された複数の画像から順次検出する一対の区画線の長さの変化に基づいて、一対の区画線によって区画された駐車枠内に駐車車両が存在するか否かを判定する。
そして、駐車枠検出部25は、駐車枠内に駐車車両が存在するか否かの判定結果を駐車枠情報に含めて駐車枠管理部26へ通知する。なお、駐車枠検出部25の構成および動作の具体例については、図3、および図4A〜図4Cを用いて後述する。
駐車枠管理部26は、駐車枠検出部25によって検出された駐車枠を時系列で管理する。駐車枠管理部26は、センサ群Scから入力されるセンサ値に基づいて車両Cの移動量を推定し、かかる移動量に基づいて過去の駐車枠情報に基づく実際の各区画線の頂点座標を推定することができる。
また、駐車枠管理部26は、新たに入力される駐車枠情報に基づいて、過去の駐車枠情報における区画線の座標情報を更新することも可能である。すなわち、駐車枠管理部26は、車両Cとの駐車枠との相対的な位置関係を車両Cの移動に伴って随時更新する。
また、駐車枠管理部26は、複数の駐車枠がそれぞれ連続して配置されると仮定して、駐車枠の検出範囲を設定することも可能である。例えば、駐車枠管理部26は、駐車枠検出部25によって検出された1つの駐車枠を基準とし、かかる駐車枠と連続して複数の駐車枠が存在すると仮定する。
そして、駐車枠管理部26は、仮定した駐車枠の位置を検出範囲として設定する。これにより、上記の線分抽出部21は、駐車枠管理部26によって設定された検出範囲においてのみ、エッジ線の検出処理を行えばよいので、制御部2の処理負荷を抑えることが可能となる。
停車位置決定部27は、線分抽出部21によって検出されたエッジ線に基づき、車両Cが駐車枠へ駐車する際の停車位置を決定する。例えば、停車位置決定部27は、線分抽出部21によって検出されたエッジ線に基づき、輪留めや縁石、壁、車幅方向に延びる白線などを検出することで、車両Cの停車位置を決定する。
停車位置決定部27は、輪留めを検出した場合、車両Cの後輪が輪留めの手前に来るように停車位置を決定し、輪留めに代えて、白線や壁等を検出した場合、白線の手前に車両Cの後端(例えば、リアバンパの先端)がくるように停車位置を決定する。
次に、図3、および図4A〜図4Cを用いて、実施形態に係る駐車枠検出部25について具体的に説明する。図3は、駐車枠検出部25のブロック図である。図4A〜図4Cは、駐車車両の有無の判定手順を示す説明図である。
図3に示すように、駐車枠検出部25は、検出部251と、判定部252とを備える。また、駐車枠検出部25が駐車枠内に駐車車両が存在するか否かを判定するにあたり、記憶部3は、特定変化パターン情報31を記憶する。
特定変化パターン情報31は、移動しながら駐車枠を連続で撮像した複数の画像において、駐車枠内に駐車車両が存在している場合に起こる一対の区画線の長さの変化を示す特定の変化パターンの特徴を示す情報である。
検出部251は、画像から駐車枠を区画する一対の区画線を検出する処理部である。また、判定部252は、移動しながら撮像された複数の画像から検出部251によって順次検出される一対の区画線の長さの変化に基づいて、一対の区画線によって区画された駐車枠内に駐車車両が存在するか否かを判定する処理部である。
かかる判定部252は、特定変化パターン情報31に基づいて、一対の区間線の長さの変化パターンが、駐車枠内に駐車車両が存在するときに特有の特定の変化パターンであると判定した場合に、駐車枠内に駐車車両が存在すると判定する。
このように、判定部252は、検出部251によって検出される一対の区画線の長さの変化パターンと、特定の変化パターンとを比較するという簡易な手順により、単眼カメラによって撮像される画像から駐車枠内の駐車車両の有無を判定することができる。
例えば、図4Aに示す位置を車両Cが走行している場合、駐車枠SPを区画する一対の区画線Li1,Li2のうち、図中に白抜き矢印で示す車両Cの移動方向における手前側の区画線Li1の長手方向延長線上に車載カメラ10が位置している。
かかる場合、検出部251は、車載カメラ10と手前側の区画線Li1との間に遮るものがないため、手前側の区画線Li1の全体像(区画線Li1におけるハッチングを付した部分)を検出することができる。
しかし、検出部251は、駐車枠SPを区画する一対の区画線Li1,Li2のうち、車両Cの移動方向における奥側の区画線Li2については、駐車車両Cxと被らない部分(区画線Li2におけるハッチングを付した部分)しか検出することができない。
その後、図4Bに示す位置まで車両Cが前進した場合、駐車車両Cxの正面に位置している。かかる場合、検出部251は、手前側の区画線Li1の一部が駐車車両Cxと被るため、手前側の区画線Li1における検出部分(区画線Li1におけるハッチングを付した部分)の長さが図4Aに示す場合よりも短くなる。
一方、奥側の区画線Li2は、駐車車両Cxと被る部分が小さくなる。このため、検出部251は、奥側の区画線Li2における検出部分(区画線Li2におけるハッチングを付した部分)の長さが図4Aに示す場合よりも長くなる。
そして、図4Cに示す位置まで車両Cが前進した場合、奥側の区画線Li2の長手方向延長線上に車載カメラ10が位置している。かかる場合、検出部251は、車載カメラ10と奥側の区画線Li2との間に遮るものがないため、奥側の区画線Li2の全体像(区画線Li2におけるハッチングを付した部分)を検出することができる。
しかし、検出部251は、手前側の区画線Li1については、手前側の区画線Li1における検出部分(区画線Li1におけるハッチングを付した部分)の長さが図4Bに示す場合よりもさらに短くなる。
このように、駐車枠PS内に駐車車両が存在する場合、車両Cが駐車枠PSの前を走行すると、検出部251によって検出される手前側の区画線Li1の長さが徐々に短くなり、奥側の区画線Li2の長さが徐々に長くなる。
そこで、判定部252は、車両Cの移動に伴って、一対の区画線Li1,Li2のうち、車両Cの移動方向における手前側の区画線Li1の長さが徐々に短くなり、奥側の区画線Li2の長さが徐々に長くなる場合に、特定の変化パターンであると判定する。
そして、判定部252は、検出部251によって検出される一対の区画線Li1,Li2の長さの変化パターンが特定の変化パターンであると判定した場合に、駐車枠PS内に駐車車両Cxが存在すると判定する。
また、判定部51は、検出部251によって検出される一対の区画線Li1,Li2の長さの変化パターンが特定の変化パターンでないと判定した場合に、駐車枠PS内に駐車車両Cxが存在しないと判定する。
これにより、判定部252は、単眼カメラ(例えば、車載カメラ10)によって撮像される画像から、駐車枠PS内に駐車車両Cxが存在するか否かを正確に判定することができる。
次に、図5を参照し、駐車枠検出部25が実行する処理について説明する。図5は、駐車枠検出部25が実行する処理の一例を示すフローチャートである。駐車枠検出部25は、例えば、車両Cが駐車場を走行していると想定される場合(例えば、車速30Km/h以内)に、図5に示す処理を繰り返し実行する。
具体的には、図5に示すように、駐車枠検出部25は、移動しながら連続して撮像された画像から一対の区画線を順次検出し(ステップS101)、画像毎に一対の区画線の長さを順次算出する(ステップS102)。
続いて、駐車枠検出部25は、一対の区画線の長さの変化パターンが特定の変化パターンか否かを判定する(ステップS103)。そして、駐車枠検出部25は、特定の変化パターンであると判定した場合(ステップS103,Yes)、駐車枠内に駐車車両なしと判定し(ステップS104)する。その後、駐車枠検出部25は、処理を終了して再度ステップS101から処理を開始する。
また、駐車枠検出部25は、特定の変化パターンでないと判定した場合(ステップS103,No)、駐車枠内に駐車車両なしと判定する(ステップS105)。その後、駐車枠検出部25は、駐車車両なしと判定した駐車枠を検出して処理を終了し、再度ステップS101から処理を開始する。
なお、上述した実施形態に記載した特定の変化パターンは、一例であり種々の変形が可能である。例えば、車両Cの移動に伴い、図4A〜図4Cに示す手前側の区画線Li1の長さが徐々に長くなった後に徐々に短くなり、奥側の区画線Li2の長さが徐々に長くなる変化パターンを特定の変化パターンとしてもよい。
これにより、判定部252は、例えば、図4Aに示す駐車車両Cxの右隣の駐車枠に他の駐車車両が存在している場合にも、図4Aに示す駐車枠PSに駐車車両Cxが存在しているか否かを正確に判定することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
100 駐車支援システム
10 車載カメラ
1 画像処理装置
2 制御部
21 線分抽出部
22 不適領域判定部
23 区画線候補検出部
24 除外判定部
25 駐車枠検出部
26 駐車枠管理部
27 停車位置決定部
251 検出部
252 判定部
3 記憶部
31 特定変化パターン情報
50 上位ECU
Sc センサ群

Claims (4)

  1. 画像から駐車枠を区画する区画線を検出する検出部と、
    移動しながら連続して撮像された複数の前記画像から前記検出部によって順次検出される一対の前記区画線の長さの変化に基づいて、前記一対の区画線によって区画された前記駐車枠内に駐車車両が存在するか否かを判定する判定部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判定部は、
    前記長さの変化パターンが特定の変化パターンであると判定した場合に、前記駐車枠内に駐車車両が存在すると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像を撮像する撮像装置が搭載された自車両の移動に伴って、前記一対の区画線のうち、自車両の移動方向における手前側の区画線の長さが徐々に短くなり、奥側の区画線の長さが徐々に長くなる場合に、前記長さの変化パターンが前記特定の変化パターンであると判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 画像から駐車枠を区画する区画線を検出する検出工程と、
    連続して撮像された複数の前記画像から前記検出工程によって順次検出される一対の前記区画線の長さの変化に基づいて、前記一対の区画線によって区画された前記駐車枠内に駐車車両が存在するか否かを判定する判定工程と
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
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