JP2020095140A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光ドラム起動時のトナーかぶりを防止すること。【解決手段】プロセスカートリッジ112は、レーザスキャナユニット114により静電潜像が形成される感光ドラム109と、感光ドラム109を帯電する帯電ローラ110と、感光ドラム109に形成された静電潜像にトナーを付着させて現像する現像ローラ111と、を有し、電源装置は、現像ローラ111に印加する負極性の直流電圧を生成する現像(負)電圧回路300と、現像ローラ111とは異なる負荷に印加する第2の電圧を生成するAC電圧出力回路320と、を有し、AC電圧出力回路320の出力端は、負荷、及び現像(負)電圧回路300の出力端と接続され、AC電圧出力回路320は、少なくとも所定の期間、現像ローラ111に第2の電圧、又は第2の電圧に基づく電圧を出力する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、感光ドラムの停止状態が継続し、感光ドラムの表面電位が下がった状態で感光ドラムが起動されると、次のような現象が生じる。すなわち、感光ドラムの回転方向に対して、帯電ローラの下流側でかつ現像ローラの上流側に位置する感光ドラム表面が、帯電ローラに帯電されないままで現像ローラとのニップ部を通過することで、感光ドラムにトナーが付着してしまう現象が生じる。以下、この現象を感光ドラム起動時のトナーかぶりという。この現象により、トナー消費量が増大したり、廃棄トナーの発生量が増え、廃トナー容器の許容量を超えてしまうといった課題が発生する。この課題の解決手段として、例えば現像離間機構を設け、感光ドラム起動時に感光ドラムと現像ローラを離間させる方法がある。また、例えば特許文献1では、現像(正)電圧回路を設け、感光ドラム起動時に現像ローラに正電位の電圧(バイアス)を印加し、トナーを現像ローラに引き付けておき、感光ドラムに付着させない方法が提案されている。
特開2013−109115号公報
しかしながら、上述した感光ドラムの起動時のトナーかぶりを防止するための現像離間機構の追加や現像(正)電圧回路の追加は、画像形成装置本体の大型化やコストアップといった課題が生じる。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、感光ドラム起動時のトナーかぶりを防止することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
(1)シートに画像形成を行う画像形成部と、電力を供給する電源装置と、を備える画像形成装置であって、前記画像形成部は、露光手段により静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電部材と、前記像担持体に形成された静電潜像にトナーを付着させて現像する現像部材と、を有し、前記電源装置は、前記現像部材に印加する第1の極性の第1の直流電圧を生成する第1の電圧生成回路と、前記現像部材とは異なる負荷に印加する第2の電圧を生成する第2の電圧生成回路と、を有し、前記第2の電圧生成回路の出力端は、前記負荷、及び前記第1の電圧生成回路の出力端と接続され、前記第2の電圧生成回路は、少なくとも所定の期間、前記現像部材に前記第2の電圧、又は前記第2の電圧に基づく電圧を出力することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、感光ドラム起動時のトナーかぶりを防止することができる。
実施例1、2の画像形成装置の構成を示す概略断面図 実施例1、2の画像形成プロセスを説明する図 実施例1の高電圧電源回路の回路構成を説明する図 実施例1の高電圧電源回路の動作を説明するタイミングチャート 実施例2の高電圧電源回路の回路構成を説明する図 実施例2の高電圧電源回路の動作を説明するタイミングチャート
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成装置の構成及び画像形成動作]
図1は、実施例1の、記録材に画像形成を行う画像形成装置100の構成を示す概略断面図である。図1を参照して、画像形成装置の構成、及び画像形成動作の概要について説明する。
図1において、画像形成部であるプロセスカートリッジ112は、感光ドラム109、帯電ローラ110、現像ローラ111を有している。感光ドラム109は、プロセスカートリッジ112に回転自在に設けられ、図中矢印方向(時計回り方向)に回転し、後述する静電潜像及びトナー像を担持する像担持体である。なお、感光ドラム109の芯金は、グランド(GND)に接続(接地)されている。帯電部材である帯電ローラ110は、感光ドラム109の表面を均一の電位に帯電する。帯電ローラ110には、後述する帯電電圧電源から負電位(マイナス)の直流電圧である帯電電圧が印加される。露光手段であるレーザスキャナユニット114は、一様な電位に帯電された感光ドラム109の表面を露光して、静電潜像を形成する。レーザスキャナユニット114は、画像データに応じたレーザビーム113を感光ドラム109に照射し、感光ドラム109の表面に静電潜像を形成する。現像部材である現像ローラ111は、感光ドラム109上の静電潜像にトナーを付着させることにより静電潜像を現像し、トナー像を形成する。現像ローラ111には、後述する現像電圧電源から現像電圧が印加される。
給紙カセット102には、記録材であるシートSが積載されている。シートSには、普通紙、薄紙、厚紙、OHTシート、ラフ紙等、種々の用紙を用いることができる。シートSは、給紙ローラ103により給送されると共に、分離パッド104の摩擦力により捌かれて、1枚のシートSだけが搬送ローラ対105に給送される。その後、シートSは、搬送ローラ対105、レジストレーションローラ対106を通って、感光ドラム109と転写ローラ108とが当接する転写ニップ部に搬送される。転写前ガイド122は、転写ローラ108の用紙搬送方向の上流側に設けられ、シートSを適正な位置から転写ニップ部へ案内するためのガイド部材である。転写ローラ108は、感光ドラム109上のトナー像をシートSに転写するために、転写電圧電源から転写電圧が印加され、搬送されたシートSに感光ドラム109上のトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートSは、定着フィルム115及び加圧ローラ116により加熱、加圧され、シートS上のトナーは溶融されて、シートSに固着される。なお、加圧ローラ116の芯金は、接地抵抗(不図示)を介して、グランド(GND)に接続(接地)されている。定着フィルム115及び加圧ローラ116により搬送されたシートSは、排出ローラ対117、118、119により排出されて、排出トレイ120上に積載される。
画像形成装置100の外装カバーを兼ねるドア121は、支点121cを中心に回転することにより、開閉動作が可能である。また、ドア121の開閉は、プロセスカートリッジ112の着脱、シートSのジャム処理、画像形成装置100のメンテナンス作業等のために、作業者やユーザにより行われる。なお、本実施例では、1つのプロセスカートリッジで形成された単色の画像形成を行う画像形成装置100について説明した。本実施例の画像形成装置100は、複数のプロセスカートリッジを有し、各プロセスカートリッジの感光ドラムで形成されたトナー像が重畳して転写される中間転写体を有し、中間転写体上のトナー像をシートSに転写するカラー画像形成装置でもよい。
[画像形成プロセス]
図2は、本実施例の画像形成プロセスを説明するためのプロセスカートリッジ112の感光ドラム109の周辺の構成を示す断面図である。図2を参照し、画像形成プロセスについて説明する。感光ドラム109は、印字動作中は駆動部(不図示)により図中矢印Aの方向(時計回り方向)に回転動作を行う。帯電電圧電源201は、負電位(マイナス)の直流電圧を帯電ローラ110に印加する電源である。帯電電圧電源201により負電位(負極性)に帯電された帯電ローラ110は、感光ドラム109の表面を所定の電圧に帯電する。そして、レーザスキャナユニット114のレーザビームドライバ(不図示)から、画像データに応じて出射されたレーザビーム113は、帯電ローラ110により帯電された感光ドラム109の表面に照射される。感光ドラム109は、レーザビーム113が照射されると表面電荷が減衰し、画像データに応じた静電潜像が形成される。
現像ローラ111と現像ブレード202との間には、負電位に帯電されたトナー203が蓄積されている。現像ローラ111に付着したトナー203は、現像ブレード202により現像ローラ111の表面の付着量が均一化され、感光ドラム109との当接部に運ばれる。現像(負)電圧電源204は、現像ローラ111に負電位(マイナス)の直流電圧を印加し、感光ドラム109表面上の静電潜像にトナーを付着させるための電源である。以下では、負電位の現像電圧を生成する電源を現像(負)電圧電源という。また、現像(正)電圧電源205は、後述する感光ドラム109を起動したときのトナーかぶりを抑制するために、現像ローラ111に正電位(プラス)の直流電圧を印加する電源である。以下では、正電位の現像電圧を生成する電源を現像(正)電圧電源という。転写ローラ108は、感光ドラム109と対向する位置に配置されている。転写(正)電圧電源206は、転写ローラ108に正電位(プラス)の直流電圧を印加する電源である。転写ローラ108に正電位の電圧を印加することで、転写ローラ108と感光ドラム109とが当接して形成されるニップ部を図中矢印Bの方向に通過するシートSを介して感光ドラム109上の負電位のトナーが引き付けられる。その結果、感光ドラム109上のトナー像がシートSに転写される。転写(負)電圧電源207は、転写ローラ108に負電位(マイナス)の直流電圧を印加する電源であり、転写ローラ108に付着したトナーをクリーニングするために設けられている。
ここで、前述した感光ドラムを起動したときのトナーかぶりについて説明する。感光ドラム109の停止状態が継続すると、感光ドラム109表面に帯電した電荷は徐々に放電され、時間が経過するにしたがって、感光ドラム109の帯電電位が0Vに近い状態となる。感光ドラム109の表面電位が0Vに近い状態に下がった状態で画像形成が開始されると、次のような状態が生じることになる。感光ドラム109の回転方向の、帯電ローラ110の下流側、かつ現像ローラ111の上流側に位置する感光ドラム109表面部分(図中、太線の領域C)は、帯電ローラ110により帯電されずに、現像ローラ111とのニップ部を通過することになる。トナーは負電位に帯電されているため、感光ドラム109表面の電位が負電位に帯電されていれば、反発力が生まれ、トナーは付着しない(現像されない)。一方、感光ドラム109表面の電位が下がった状態では反発力が弱まり、トナーが付着してしまうことになる。そこで、感光ドラム109表面の太線部Cの領域が現像ローラ111との当接部であるニップ部を通過する期間だけ、現像(正)電圧電源205から現像ローラ111に正電位(正極性)の直流電圧を印加する。これにより、負電位に帯電したトナーを現像ローラ111に引き付け、感光ドラム起動時のトナーかぶりを抑制することができる。
[高電圧電源回路の構成]
本実施例では、上述した現像(正)電圧電源205を設けずに、トナー残量を検出するための交流電圧を出力するAC電圧出力回路を用いて、現像(正)電圧を生成する構成について説明する。本実施例の画像形成装置には、プロセスカートリッジ112内に設けられた導電部材(不図示)と現像ローラ111の間に発生する静電容量にAC(交流)電圧を印加して、トナー残量を検出する検出回路が設けられている。AC電圧出力回路は、その検出回路に印加するAC(交流)電圧を生成する回路である。
図3は、本実施例の画像形成装置100の各装置に電力供給する電源装置において、高電圧を出力する高電圧電源回路の回路を説明する図である。図3に示す高電圧電源回路は、第1の電圧生成回路である現像(負)電圧回路300、第2の電圧生成回路であるAC電圧出力回路320、第3の電圧生成回路である現像(正)電圧生成回路340を有している。まず、負電位(第1の極性)の現像電圧を生成する現像(負)電圧回路300について説明する。現像(負)電圧用のトランス305は、CPU(不図示)からのトランス305を駆動するための現像(負)電圧用パルス信号であるCLK301が入力される駆動回路302により制御され、スイッチング動作を行う。現像(負)電圧用のトランス305から出力される電圧は、ダイオード307、コンデンサ308で構成される整流平滑回路により整流平滑される。抵抗309はブリーダ抵抗である。検出回路306は、ダイオード307及びコンデンサ308の整流平滑回路で整流平滑された電圧を検出し、検出された電圧値に応じた電圧を比較回路304へ出力する。平滑回路303は、CPU(不図示)からの現像(負)電圧用PWM信号であるPWM301が入力され、PWM301を平滑化した電圧を比較回路304に出力する。比較回路304は、検出回路306からの出力電圧と、平滑回路303からの出力電圧とを比較し、比較結果に応じた電圧を駆動回路302に出力する。駆動回路302は、比較回路304から出力される電圧に応じた電圧を出力するように、現像(負)電圧用のトランス305のスイッチング駆動を行う。これにより、CPU(不図示)から送信されるPWM301のデューティ(Duty)を変えることにより、現像(負)電圧用のトランス305の出力電圧(第1の直流電圧)を可変することができる。なお、抵抗310は、現像電圧が出力される出力端子311から流入するノイズから回路部品を保護するために設けられている。現像電圧負荷312は、現像ローラ111の芯金と感光ドラム109の芯金との間の抵抗である。
続いて、トナー残量を検出する交流(AC)電圧を出力するAC電圧出力回路320について説明する。トナー残量検出交流電圧用のトランス325は、CPU(不図示)からのトランス325を駆動するためのパルス信号であるCLK321が入力される駆動回路322により制御され、スイッチング動作を行う。駆動回路322は、フィルタ回路を有しており、駆動回路322の出力波形は正弦波である。そのため、トランス325の出力電圧(第2の電圧)の波形も正弦波となる。検出回路326は、トランス325の出力電圧波形の正弦波のピーク−ピーク値を検出し、検出した値に応じた電圧を比較回路324へ出力する。平滑回路323は、CPU(不図示)からのトナー残量を検出するAC電圧生成用PWM信号であるPWM321が入力され、PWM321を平滑化した電圧を比較回路324に出力する。比較回路324は、検出回路326からの出力電圧と平滑回路323からの出力電圧とを比較し、比較結果に応じた電圧を駆動回路322に出力する。駆動回路322は、比較回路324から出力される電圧に応じた交流電圧値の正弦波を出力する。これにより、CPU(不図示)から送信されるPWM321のデューティ(Duty)を変えることにより、AC電圧出力回路320のトランス325の出力電圧である正弦波の電圧のピーク−ピーク値を可変することができる。出力端子327は、トランス325から出力された交流電圧が出力される端子である。AC電圧出力回路320の負荷であるAC電圧負荷328は、プロセスカートリッジ112内に設けられた導電部材(不図示)と現像ローラ111との間の容量である。検出手段であるトナー残量検出回路329は、トナーの残量を検出し、トナー残量検出信号330をCPU(不図示)に送信する。トランス325の出力電流は、出力端子327、AC電圧負荷328、出力端子311、トナー残量検出回路329の経路で流れ、トナー残量検出信号330の値は、トナー残量検出回路329に流れ込む電流に応じて変化する。トナー残量が変化すると、AC電圧負荷328の値も変化する。その結果、トナー残量検出回路329に流れ込む電流値が変化し、電流値の変化に応じてトナー残量検出信号330も変化することで、CPU(不図示)は、変化するトナー残量を検出することができる。
続いて、AC電圧出力回路320のトランス325の出力電圧を用いて、正電位の現像電圧を出力する現像(正)電圧生成回路340について説明する。現像(正)電圧生成回路340は、コンデンサ341、344、ダイオード342、343を有した倍整流回路である。現像(正)電圧生成回路340は、AC電圧出力回路320のトランス325から出力された交流電圧を整流し、正電位(第2の極性)の入力電圧を2倍した直流電圧を出力する。現像(正)電圧生成回路340は、この倍整流回路により、AC電圧出力回路320のトランス325の出力である正弦波の交流電圧のピーク−ピーク値に相当する正電位の直流電圧を生成することができる。抵抗345はブリーダ抵抗である。現像(正)電圧生成回路340により生成された直流電圧は、ブリーダ抵抗309、抵抗310を介して出力端子311から現像電圧負荷312に印加される。以上説明したように、本実施例の高電圧電源回路では、AC電圧出力回路320の出力電圧を用いることで、正電位の現像電圧生成用のトランスや駆動回路などの大幅な回路追加を行うことなく、正電位の現像電圧を生成することができる。
[高電圧電源回路の動作]
図4は、本実施例の高電圧電源回路の動作を説明するタイミングチャートである。図4は、上から順に、(a)CLK301は、現像(負)電圧用パルス信号の波形、(b)PWM301は現像(負)電圧用PWM信号の波形を示している。また、(c)CLK321は、AC電圧出力回路320のパルス信号の波形、(d)PWM321は、AC電圧出力回路320のPWM信号の波形、(e)現像電圧は、図3の出力端子311に発生する電圧の波形を示している。横軸は、時間を示し、時間Taは感光ドラム109が起動されるタイミングを示し、期間T1は、図2で示した感光ドラム109表面の領域C(図中太線部)が現像ローラ111とのニップ部を通過する期間、期間T2は、画像形成を行う期間を示している。なお、期間T2は、期間T1より遥かに長い期間であるが、図を分かりやすくするために、短く描いている。
図4において、(a)CLK301及び(b)PWM301の信号波形は、所定の周波数、所定のデューティ(Duty)の矩形波であり、期間T2に出力される。また、(c)CLK321及び(d)PWM321も、同様に、所定の周波数、所定のデューティ(Duty)の矩形波で、期間T1に出力される。
(e)現像電圧は、期間T1では、感光ドラム109を起動したときのトナーかぶりを抑制するために、現像(正)電圧生成回路340を介して、正電位の直流電圧Vpが出力される。一方、期間T2では、現像(負)電圧回路300から、画像形成のために感光ドラム109にトナーを付着するための負電位の直流電圧Vnが出力される。期間T1では、AC電圧出力回路320が起動され、出力端子311から正電位の直流電圧Vpが出力されるとともに、トナー残量を検出するための交流電圧も出力されているため、トナー残量検出も行うことができる。また、トナー残量検出は、画像形成装置の初期設定を行うイニシャライズシーケンス時や画像形成が終了した後回転時に実施することが可能である。トナー残量を検出するための交流電圧は、画像形成には直接寄与しない電圧であるため、画像形成を行う期間T2では、AC電圧出力回路320へのCLK321とPWM321の入力を停止しておくことができる。これにより、現像(負)電圧回路300のトランス305の出力電圧に影響を与えることなく、負電位の現像電圧を生成することができる。
このように高電圧電源回路の構成を上述した構成とすることで、画像形成装置本体の大型化やコストアップをせずに、正電位の現像電圧を供給することができる。これにより、感光ドラムを起動したときのトナーかぶりの発生を防止し、無駄なトナーの発生を低減することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、感光ドラム起動時のトナーかぶりを防止することができる。
実施例1では、トナー残量を検出するための交流電圧を用いて、正電位の現像電圧を生成する回路構成について説明した。実施例2では、画像形成を行う期間T2に出力される転写前ガイド電圧を用いて、正電位の現像電圧を生成する回路構成について説明する。なお、本実施例の画像形成装置100は、実施例1の画像形成装置100と同様の構成であり、ここでの説明を省略する。
[高電圧電源回路の構成]
図5は、本実施例の高電圧電源回路の回路を説明する図である。図5に示す本実施例の画像形成装置100が備える電源装置の高電圧電源回路は、現像(負)電圧回路300、転写前ガイド電圧回路400を有している。第2の電圧生成回路である転写前ガイド電圧回路400は、転写(正)電圧電源により転写ローラ108に印加された正電位の転写電圧電流がシートSを経由して転写前ガイド122に流れてしまい、転写不良が発生することを防止するために設けられている。転写前ガイド電圧回路400は、転写前ガイド122(図1)に正電位の直流電圧である転写前ガイド電圧を印加する。なお、現像(負)電圧回路300は、実施例1の図3と同様の構成であり、同じ回路部材には同じ符号を付すことで、ここでの説明は省略する。
続いて、転写前ガイド電圧回路400の回路構成について説明する。転写前ガイド電圧用のトランス405は、CPU(不図示)からの転写前ガイド電圧用パルス信号であるCLK401が入力される駆動回路402により制御され、スイッチング動作を行う。転写前ガイド電圧用のトランス405から出力された電圧は、ダイオード406、コンデンサ407から構成される整流平滑回路により整流平滑される。抵抗408はブリーダ抵抗である。平滑回路403は、CPU(不図示)からの転写前ガイド電圧用PWM信号であるPWM401が入力され、PWM401を平滑化した電圧が増幅回路404に出力される。増幅回路404は、平滑回路403から出力された電圧を増幅し、増幅された電圧を駆動回路402に出力する。駆動回路402は、増幅回路404から出力される電圧に応じた電圧を出力するように、転写前ガイド電圧用のトランス405をスイッチング駆動する。これにより、PWM401のデューティ(Duty)を変えることで、転写前ガイド電圧用のトランス405から出力される出力電圧を可変することができる。抵抗409は、転写前ガイド電圧が出力される出力端子410から流入するノイズから回路部品を保護するために設けられている。転写前ガイド電圧負荷411は、転写前ガイド122とグランド(GND)との間の抵抗値である。ダイオード406とコンデンサ407で構成される整流平滑回路により生成された正電位の直流電圧は、ブリーダ抵抗309と抵抗310を介して、出力端子311から現像電圧負荷312に印加される。本実施例の高電圧電源回路では、転写前ガイド電圧回路400の出力電圧を用いることで、正電位の現像電圧生成用のトランスや駆動回路などの大幅な回路追加を行うことなく、正電位の現像電圧を供給することができる。
[高電圧電源回路の動作]
図6は、本実施例の高電圧電源回路の動作を説明するタイミングチャートである。図6は、上から順に、(a)CLK301は、現像(負)電圧用パルス信号の波形、(b)PWM301は現像(負)電圧用PWM信号の波形を示している。また、(c)CLK401は、転写前ガイド電圧用パルス信号の波形の波形、(d)PWM401は、転写前ガイド電圧用PWM信号の波形、(e)現像電圧は、図5の出力端子311に発生する電圧の波形を示している。更に、(f)転写前ガイド電圧は、図5で示した出力端子410に発生する電圧の波形を示している。横軸は、時間を示し、時間Taは感光ドラム109が起動されるタイミングを示し、期間T1は、図2で示した感光ドラム109表面の領域C(図中太線部)が現像ローラ111とのニップ部を通過する期間、期間T2は、画像形成を行う期間を示している。なお、期間T2は、期間T1より遥かに長い期間であるが、図を分かりやすくするために、短く描いている。
図6において、(a)CLK301及び(b)PWM301の信号波形は、所定の周波数、所定のデューティ(Duty)の矩形波であり、期間T2に出力される。また、(c)CLK401及び(d)PWM401も、同様に、所定の周波数、所定のデューティ(Duty)の矩形波で、期間T1及び期間T2に出力される。
(e)現像電圧は、期間T1では、感光ドラム109を起動したときのトナーかぶりを抑制するための正電位の直流電圧Vpが、転写前ガイド電圧回路400から出力される。一方、期間T2では、画像形成のために感光ドラム109にトナーを付着するための負電位の直流電圧Vnが、現像(負)電圧回路300から出力される。(f)転写前ガイド電圧は、図5で示した出力端子410から出力される正電位の直流電圧である。転写前ガイド電圧は、期間T1及び期間T2に出力される。なお、期間T2において、現像(負)電圧回路300のトランス305、ダイオード307、及びコンデンサ308は、転写前ガイド電圧回路400により生成された転写前ガイド電圧の正電位の直流電圧から、負電位の現像電圧である直流電圧Vnを生成する。そして、生成された直流電圧Vnは、出力端子311を介して現像電圧負荷312に供給される。
このように高電圧電源回路の構成を上述した構成とすることで、画像形成装置本体の大型化やコストアップをせずに、正電位の現像電圧を供給することができる。これにより、感光ドラムを起動したときのトナーかぶりの発生を防止し、無駄なトナーの発生を低減することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、感光ドラム起動時のトナーかぶりを防止することができる。
109 感光ドラム
110 帯電ローラ
111 現像ローラ
112 プロセスカートリッジ
114 レーザスキャナユニット
300 現像(負)電圧回路300
320 AC電圧出力回路320

Claims (10)

  1. シートに画像形成を行う画像形成部と、電力を供給する電源装置と、を備える画像形成装置であって、
    前記画像形成部は、
    露光手段により静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体を帯電する帯電部材と、
    前記像担持体に形成された静電潜像にトナーを付着させて現像する現像部材と、
    を有し、
    前記電源装置は、
    前記現像部材に印加する第1の極性の第1の直流電圧を生成する第1の電圧生成回路と、
    前記現像部材とは異なる負荷に印加する第2の電圧を生成する第2の電圧生成回路と、
    を有し、
    前記第2の電圧生成回路の出力端は、前記負荷、及び前記第1の電圧生成回路の出力端と接続され、
    前記第2の電圧生成回路は、少なくとも所定の期間、前記現像部材に前記第2の電圧、又は前記第2の電圧に基づく電圧を出力することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の電圧生成回路は、交流電圧を生成する回路と、前記交流電圧に基づいて前記第2の電圧である前記第1の極性とは逆の極性の第2の極性の直流電圧を生成する第3の電圧生成回路と、を有し、
    前記第3の電圧生成回路の出力端は、前記第1の電圧生成回路の出力端と接続され、
    前記第3の電圧生成回路により生成された前記第2の極性の直流電圧は、前記現像部材に印加されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の電圧生成回路は、前記所定の期間だけ起動されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成部の前記トナーの容量を検出する検出手段を備え、
    前記検出手段は、前記第2の電圧生成回路により生成された前記交流電圧が前記負荷に印加されることにより前記トナーの容量を検出することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の電圧生成回路は、前記第2の電圧である前記第1の極性とは逆の極性の第2の極性の直流電圧を生成し、前記現像部材、及び前記負荷に印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の電圧生成回路は、前記所定の期間、及び前記画像形成部がシートに画像形成を行う期間、起動されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の電圧生成回路は、前記第2の電圧生成回路から出力される前記第2の極性の直流電圧を用いて、前記第1の直流電圧を生成することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. シートに画像形成を行うために、シートを前記画像形成部へとガイドするガイド部材を備え、
    前記第2の電圧生成回路は、前記ガイド部材に前記第2の極性の直流電圧を印加することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1の電圧生成回路は、前記所定の期間には起動されず、前記画像形成部がシートに画像形成を行う期間には起動されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記所定の期間は、前記帯電部材及び前記現像部材が前記像担持体と当接した状態で前記像担持体を起動し、前記像担持体の回転方向の、前記帯電部材との当接部の下流側、かつ、前記現像部材との当接部の上流側に位置する前記像担持体の表面が、前記現像部材との当接部を通過する期間であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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