JP2020093512A - 液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、ヘッドユニット、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、ヘッドユニット、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 Download PDF

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良太 米田
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Abstract

【課題】液体に含まれる沈降成分の沈降を抑制する。【解決手段】液体を吐出する複数のノズル11と、複数のノズル11に各々連通する複数の圧力室21と、複数の圧力室21に各々連通する複数の共通供給流路支流52と、複数の圧力室21に各々連通する複数の共通回収流路支流53と、複数の共通供給流路支流52に連通する共通供給流路本流56と、複数の共通回収流路支流53に連通する共通回収流路本流57とを備え、ノズル11からの液体の吐出方向を重力方向とし、共通供給流路本流56の壁面の内、重力方向で下側になる面を底面56aとするとき、共通供給流路本流56の底面に複数の凸部73を設けている。【選択図】図1

Description

本発明は液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、ヘッドユニット、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出する液体吐出ヘッドは、複数の個別液室(圧力室)に連通する共通流路(共通液室)を備えている。
従来、共通液室の壁面の内、吐出方向を重力方向とし、重力方向で下側になる面を底面とするとき、底面と反対側となる天面に複数の仕切り板を配置したものが知られている(特許文献1)。
特開2004−358737号公報
ところで、液体吐出ヘッドから吐出する液体として例えば白インクなどの沈降性の液体を使用する場合、液体を十分に撹拌して沈降成分の沈降を抑制することが求められる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、共通流路内での沈降を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る液体吐出ヘッドは、
液体を吐出する複数のノズルと、
前記複数のノズルに各々連通する複数の圧力室と、
前記複数の圧力室に各々連通する共通流路と、を備え、
前記共通流路の壁面の内、前記ノズルからの前記液体の吐出方向を重力方向とし、重力方向で下側になる面を底面とするとき、前記共通流路の底面には複数の凸部が設けられている
構成とした。
本発明によれば、ノズル位置の違いによるメニスカス圧力のばらつきを低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドの流路配置構成を説明する平面説明図である。 図1のA−A線に沿う断面説明図である。 図1のB−B線に沿う共通供給流路本流の長手方向の断面説明図である。 図1のC1−C1線に沿う共通供給流路本流の短手方向の断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドの流路配置構成を説明する平面説明図である。 図5のC2−C2線に沿う共通供給流路本流の短手方向の断面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドの流路配置構成を説明する平面説明図である。 図7のC3−C3線に沿う共通供給流路本流の短手方向の断面説明図である。 本発明の第4実施形態に係る液体吐出ヘッドの外観斜視説明図である。 同じく分解斜視説明図である。 同じくフレーム部材を除く分解斜視説明図である。 同じく流路部分の断面斜視説明図である。 同じく流路部分の拡大断面斜視説明図である。 本発明の第5実施形態に係る液体吐出ヘッドの共通供給流路本流の長手方向の断面説明図である。 本発明の第6実施形態に係る液体吐出ヘッドの流路配置構成を説明する平面説明図である。 本発明の第6実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向に沿う断面説明図である。 図16のD−D線に相当するノズル配列方向と直交する方向に沿う断面説明図である。 同液体吐出ヘッドの共通流路部材の説明に供する図16のE−E線に相当するノズル配列方向に沿う断面説明図である。 同じく共通供給流路の底面を構成するプレートの要部平面説明図である。 本発明に係るヘッドモジュールの一例の分解斜視説明図である。 同ヘッドモジュールのノズル面側から見た分解斜視説明図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の一例の概略説明図である。 同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。 本発明に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の他の例の要部平面説明図である。 同装置の要部側面説明図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの他の例の要部平面説明図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの更に他の例の正面説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。図1は同実施形態に係る液体吐出ヘッドの流路配置構成を説明する平面説明図、図2は図1のA−A線に沿う断面説明図である。
この液体吐出ヘッド1は、ノズル板10と、流路板(個別流路部材)20と、振動板部材30と、圧電素子40と、共通流路部材50などを備えている。
ノズル板10には、液体を吐出する複数のノズル11を有している。複数のノズル11は、二次元状にマトリクス配置されている。
個別流路部材20は、複数のノズル11に各々連通する複数の圧力室(個別液室)21と、複数の圧力室21に各々通じる複数の個別供給流路22と、複数の圧力室21に各々通じる複数の個別回収流路23とを形成している。個別供給流路22には供給側流体抵抗部26を、個別回収流路23には回収側流体抵抗部27を含む。
振動板部材30は、圧力室21の変形な可能な壁面である振動板31を形成し、振動板31には圧電素子40が一体に設けられている。また、振動板部材30には、個別供給流路22に通じる供給側開口32と、個別回収流路23に通じる回収側開口33とが形成されている。圧電素子40は、振動板31を変形させて圧力室21内の液体を加圧する圧力発生手段である。
共通流路部材50は、2以上の個別供給流路22に通じる複数の共通供給流路支流52と、2以上の個別回収流路23に通じる複数の共通回収流路支流53とを交互に隣接して形成している。
共通流路部材50には、個別供給流路22の供給側開口32と共通供給流路支流52を通じる供給口54と、個別回収流路23の回収側開口33と共通回収流路支流53を通じる回収口55が形成されている。
また、共通流路部材50は、複数の共通供給流路支流52に通じる1又は複数の共通供給流路本流56と、複数の共通回収流路支流53に通じる1又は複数の共通回収流路本流57を形成している。共通供給流路本流56には外部の循環装置と接続される供給ポート71,71を設け、共通回収流路本流57には外部の循環装置と接続される回収ポート72,72を設けている。
これらの共通供給流路本流56と複数の共通供給流路支流52によって共通供給流路を構成し、共通回収流路本流57と複数の共通回収流路支流53によって共通回収流路を構成している。
次に、第1実施形態における共通流路の構成について図3及び図4も参照して説明する。図3は図1のB−B線に沿う共通供給流路本流の長手方向に沿う断面説明図、図4は図1のC1−C1線に沿う共通供給流路本流の長手方向に沿う断面説明図である。なお、図3及び図4は作用説明とともに示している。
本実施形態では、ヘッド1は、図2に示すように、ノズル11からの液体の吐出方向を重力方向とし、図3及び図4に示すように、共通供給流路本流56の壁面の内、重力方向で下側になる面を底面56aとするとき、共通供給流路本流56の底面56aに複数の凸部73を設けている。
なお、「重力方向」とは、重力方向に沿う方向に限らず、重力方向に対して45°未満の傾きを持つ方向(斜め下方向)を含む意味である。
ここで、凸部73は、図4に示すように、共通供給流路本流56の短手方向(幅方向)では中央部に配置している。
このように構成したので、図3に示すように、供給ポート71から液体が供給されて矢印301のように流れるとき、凸部73が設けられていることで、共通供給流路本流56内に流速差が生じ、その流速差によって渦流(流れの乱れを含む)302が発生する。
これにより、共通供給流路本流56内で沈降成分300を含有する液体が効率的に撹拌され、沈降成分300が巻き上げられて沈降が抑制される。
この場合、渦流3012を生じさせるためには、凸部73がある領域と凸部73がない領域のいずれも必要であるので、図4に示すように、凸部73の幅w1は共通供給流路本流56の短手方向の流路幅W1の半分以下とすることが好ましい。
また、図3に示すように、凸部73の高さh1は、高すぎると沈殿した液体成分の攪拌効率が低下してしまうため、共通供給流路本流56の流路高さH1の半分以下とすることが好ましい。
なお、凸部73はエッチングなどで形成することができる。また、図3、図4などでは、凸部73を矩形状で示しているが、ピラミッド型や突起のような凸形状とすることもできる。
また、本実施形態では、図1に示すように、共通回収流路本流57にも共通供給流路本流56と同様に凸部74を設けている。凸部74の配置、構成などは、凸部73と同様であり、これにより、共通回収流路本流57内において液体に含まれる沈降成分300の沈降を抑制することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図5及び図6を参照して説明する。図5は同実施形態に係る液体吐出ヘッドの流路配置構成を説明する平面説明図、図6は図5のC2−C2線に沿う断面説明図である。なお、図5のB−B線に沿う断面説明図は図3と同様である。
本実施形態では、共通供給流路本流56の底面56aに設けた凸部73は、共通供給流路本流56の短手方向の一方の側壁面56b側に偏らせて配置している。凸部73を偏らせる側壁面56bは、共通供給流路支流52と接続される側と反対側の側壁面とする。
このように構成しても、前記第1実施形態と同様に、図3に示すように、供給ポート71から液体が供給されて矢印301のように流れるとき、凸部73が設けられていることで、共通供給流路本流56内に流速差が生じ、その流速差によって渦流(流れの乱れを含む)302が発生する。
これにより、共通供給流路本流56内で沈降成分300を含有する液体が効率的に撹拌され、沈降成分300が巻き上げられて沈降が抑制される。
また、本実施形態でも、図5に示すように、共通回収流路本流57にも共通供給流路本流56と同様に凸部74を設けている。凸部74の配置、構成などは、凸部73と同様であり、これにより、共通回収流路本流57内において液体に含まれる沈降成分300の沈降を抑制することができる。
次に、本発明の第3実施形態について図7及び図8を参照して説明する。図7は同実施形態に係る液体吐出ヘッドの流路配置構成を説明する平面説明図、図8は図7のC3−C3線に沿う断面説明図である。なお、図7のB−B線に沿う断面説明図は図3と同様である。
本実施形態では、共通供給流路本流56の底面56aに設けた凸部73は、共通供給流路本流56の短手方向の両方の側壁面56b、56c側に偏らせて配置した凸部73a、73bで構成している。
このように構成しても、前記第1実施形態と同様に、図3に示すように、供給ポート71から液体が供給されて矢印301のように流れるとき、凸部73(73a、73b)が設けられていることで、共通供給流路本流56内に流速差が生じ、その流速差によって渦流(流れの乱れを含む)302が発生する。
これにより、共通供給流路本流56内で沈降成分300を含有する液体が効率的に撹拌され、沈降成分300が巻き上げられて沈降が抑制される。
また、本実施形態でも、図7に示すように、共通回収流路本流57にも共通供給流路本流56と同様に、凸部74a、74bで構成される凸部74を設けている。凸部74の配置、構成などは、凸部73と同様であり、これにより、共通回収流路本流57内において液体に含まれる沈降成分300の沈降を抑制することができる。
次に、本発明の第4実施形態について図9ないし図13を参照して説明する。図9は同実施形態に係る液体吐出ヘッドの外観斜視説明図、図10は同じく分解斜視説明図、図11は同じくフレーム部材を除く分解斜視説明図、図12は同じく流路部分の断面斜視説明図、図13は同じく流路部分の拡大断面斜視説明図である。
この液体吐出ヘッド1は、ノズル板10と、流路板(個別流路部材)20と、振動板部材30と、共通流路部材50と、ダンパ部材60と、フレーム部材80と、ドライバIC(駆動回路)102を実装した基板(フレキシブル配線基板)101などを備えている。
ノズル板10には、液体を吐出する複数のノズル11を有している。複数のノズル11は、二次元状にマトリクス配置されている。
個別流路部材20は、複数のノズル11に各々連通する複数の圧力室(個別液室)21と、複数の圧力室21に各々通じる複数の個別供給流路22と、複数の圧力室21に各々通じる複数の個別回収流路23とを形成している。1つの圧力室21及びこれに通じる個別供給流路22と個別回収流路23を併せて個別流路と称する。
振動板部材30は、圧力室21の変形な可能な壁面である振動板31を形成し、振動板31には圧電素子40が一体に設けられている。また、振動板部材30には、個別供給流路22に通じる供給側開口32と、個別回収流路23に通じる回収側開口33とが形成されている。圧電素子40は、振動板31を変形させて圧力室21内の液体を加圧する圧力発生手段(駆動素子)である。
共通流路部材50は、2以上の個別供給流路22に通じる複数の共通供給流路支流52と、2以上の個別回収流路23に通じる複数の共通回収流路支流53とを、ノズル11の第2方向Sに交互に隣接して形成している。
共通流路部材50には、個別供給流路22の供給側開口32と共通供給流路支流52を通じる供給口54となる貫通孔と、個別回収流路23の回収側開口33と共通回収流路支流53を通じる回収口55となる貫通孔が形成されている。
また、共通流路部材50は、複数の共通供給流路支流52に通じる1又は複数の共通供給流路本流56と、複数の共通回収流路支流53に通じる1又は複数の共通回収流路本流57を形成している。
ダンパ部材60は、共通供給流路支流52の供給口54と対面する(対向する)供給側ダンパ62と、共通回収流路支流53の回収口55と対面する(対向する)回収側ダンパ63を有している。
ここで、共通供給流路支流52及び共通回収流路支流53は、同じ部材である共通流路部材50に交互に並べて配列された溝部を、ダンパ部材60の供給側ダンパ62又は回収側ダンパ63で封止することで構成している。
本実施形態においても、共通供給流路本流56、共通回収流路本流57の底面に前記第1ないし第3実施形態と同様に凸部を配置することで、液体に含まれる沈降成分の沈降を抑制することができる。
次に、本発明の第5実施形態について図14を参照して説明する。図14は同実施形態に係る液体吐出ヘッドの共通供給流路本流の長手方向の断面説明図である。
本実施形態では、共通供給流路本流56内において、供給ポート71から離れた側では、供給ポート71から近い側よりも、凸部73の配置密度を大きくしている。
ここでは、共通供給流路本流56の端部に供給ポート71、71が接続されているので、共通供給流路本流56の中央部に配置する凸部73の配置密度を、共通供給流路本流56の端部よりも大きくしている。なお、配置密度を大きくするためには、隣接する凸部73の配置ピッチを小さくする、或いは、凸部73の数を多くすることで対応できる。
これにより、流量の少なくなる供給ポート71の下流側の液体を効率的に攪拌することができる。
次に、本発明の第6実施形態について図15を参照して説明する。図15は同実施形態に係る液体吐出ヘッドの流路配置構成を説明する平面説明図である。
本実施形態では、共通供給流路本流56内において、共通供給流路支流52との接続部分には凸部73を配置していない。同様に、共通回収流路本流57内において、共通回収流路支流53との接続部分には凸部74を配置していない。
これにより、凸部73によって共通供給流路本流56から共通供給流路支流52への流れ(液体供給)が阻害されなくなる。また、凸部74によって共通回収流路支流53から共通回収流路本流57への流れ(液体回収)が阻害されなくなる。
次に、本発明の第6実施形態について図16及び図17を参照して説明する。図16は同第6実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向に沿う断面説明図、図17は図16のD−D線に相当するノズル配列方向と直交する方向に沿う断面説明図である。
この液体吐出ヘッド1は、ノズル板201と、流路板202と、壁面部材としての振動板部材203とを積層接合している。そして、振動板部材203を変位させる圧電アクチュエータ211と、共通流路部材220とを備えている。
ノズル板201は、液体を吐出する複数のノズル204を有している。
流路板202は、流路部材であり、ノズル204に通じる圧力室206、圧力室206に通じる供給側流体抵抗部207、供給側流体抵抗部207に通じる供給側導入部208を形成している。供給側導入部208は、供給側開口部209を介して、共通流路部材220で形成した共通供給流路210に通じている。
振動板部材203は、流路板202の圧力室206の壁面を形成する壁面部材である。この振動板部材203は2層構造(3層以上とすることもできる)とし、流路板202側から薄肉部を形成する第1層203Aと、厚肉部を形成する第2層203Bで形成され、第1層203Aで圧力室206に対応する部分に変形可能な振動領域230を形成している。
そして、この振動板部材203の圧力室206とは反対側に、振動板部材203の振動領域230を変形させる駆動手段(アクチュエータ手段、圧力発生手段)としての電気機械変換素子を含む圧電アクチュエータ211を配置している。
この圧電アクチュエータ211は、ベース部材213上に接合した圧電部材212を有し、圧電部材212にはハーフカットダイシングによって溝加工して1つの圧電部材212に対して所要数の柱状の圧電素子212A、212Bを所定の間隔で櫛歯状に形成している。
ここでは、圧電部材212の圧電素子212Aは駆動波形を与えて駆動させる圧電素子とし、圧電素子212Bは駆動波形を与えないで単なる支柱として使用しているが、すべての圧電素子212A、212Bを駆動させる圧電素子として使用することもできる。
そして、圧電素子212Aを振動板部材203の振動領域230に形成した島状の厚肉部である凸部230aに接合している。また、圧電素子212Bを振動板部材203の厚肉部である凸部230bに接合している。
この圧電部材212は、圧電層と内部電極とを交互に積層したものであり、内部電極がそれぞれ端面に引き出されて外部電極が設けられ、外部電極にフレキシブル配線部材215が接続されている。
また、流路板202は、各圧力室206に通じる流路板202の面方向に沿う回収側流体抵抗部257と、回収側個別流路256と、回収側導出部258とを形成している。回収側導出部258は、振動板部材203に形成した回収側開口部259を介して、共通流路部材220で形成した共通回収流路250に通じている。
共通流路部材220は、共通供給流路210と共通回収流路250を形成し、共通供給流路210に外部の循環経路から液体を供給する供給口(供給ポート)271と、外部の循環経路に液体が回収される回収口(回収ポート)272とが設けられている。
本実施形態では、共通供給流路210の第1流路部分210Aは、ノズル配列方向と直交する方向において、共通回収流路250と並んで配置されている。また、共通供給流路210の一部である第2流路部分210Bは、第1流路部分210A及び共通回収流路250の上方に配置され、ノズル配列方向と直交する方向において、共通回収流路250とは並んでいない構成としている。
この液体吐出ヘッド1においては、例えば圧電素子212Aに与える電圧を基準電位から下げることによって圧電素子212Aが収縮し、振動板部材203の振動領域230が下降して圧力室206の容積が膨張することで、圧力室206内に液体が流入する。
その後、圧電素子212Aに印加する電圧を上げて圧電素子212Aを積層方向に伸長させ、振動板部材203の振動領域230をノズル204に向かう方向に変形させて圧力室206の容積を収縮させることにより、圧力室206内の液体が加圧され、ノズル204から液体が吐出される。
そして、圧電素子212Aに与える電圧を基準電位に戻すことによって振動板部材203の振動領域230が初期位置に復元し、圧力室206が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通供給流路210から圧力室206内に液体が充填される。そこで、ノズル204のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の吐出のための動作に移行する。
また、ノズル204から吐出されない液体はノズル204を通過して回収側流体抵抗部257、回収側個別流路256、回収側導出部258及び回収側開口部259を経て共通回収流路250に排出される。そして、共通回収流路250から外部の循環経路を通じて共通供給流路210に再度供給される。また、液体吐出を行っていないときも、共通供給流路210から共通回収流路250に流れ、更に外部の循環経路を通じて共通供給流路210に再度供給される。
なお、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行なうこともできる。
次に、この第6実施形態に係る液体吐出ヘッド1における共通流路部材220について図18及び図19も参照して説明する。図18は図16のE−E線に相当するノズル配列方向に沿う断面説明図、図19は共通供給流路の底面を構成するプレートの要部平面説明図である。
共通流路部材220は、第1共通流路部材221と、第2共通流路部材222とで構成されている。第1共通流路部材221は、共通供給流路210の第1流路部分210Aと共通回収流路250とを形成する。第2共通流路部材222は、共通供給流路210の一部である第2流路部分210Bを形成する。
そして、第2共通流路部材222には、共通供給流路210の一部である流路部分210Bに通じる供給ポート271を設けている。
第1共通流路部材221は、本実施形態では、複数枚(ここでは9枚とする)のプレート(板状部材)221A〜221Iを積層して構成している。第1共通流路部材221の複数枚のプレート221A〜221Iの内、プレート222H、222Iによって、共通供給流路210の第2流路部分210Bと共通回収流路250との間の隔壁部240を構成し、隔壁部240は第2流路部分210Bの底面を形成する。
そして、共通供給流路210の第2流路部分210Bと共通回収流路250との間の隔壁部240を構成する複数枚のプレート221H、221Iの内、第2流路部分210B側のプレート221Iには、図19に示すように、共通供給流路210の流路部分210Bの底面となる領域には複数のスリット224を設けている。なお、プレート221Iには、共通供給流路210の一部である流路部分210Aを形成する貫通穴部223も設けている、
ここで、プレート221Iに設けた複数のスリット224、224間の壁部225によって凸部273を構成している。つまり、複数のスリット224は、スリット224間の壁部225が突部273を形成するように配置している。
これにより、共通供給流路210の第2流路部分210Bの底面に複数の凸部273を簡単に設けることができる。
次に、本発明に係るヘッドモジュールの一例について図20及び図21を参照して説明する。図20は同ヘッドモジュールの分解斜視説明図、図21は同ヘッドモジュールのノズル面側から見た分解斜視説明図である。
ヘッドモジュール100は、液体を吐出する複数の液体吐出ヘッド1(以下、「ヘッド」という。)と、複数のヘッド1を保持するベース部材103と、複数のヘッド1のノズルカバーとなるカバー部材113とを備えている。
また、ヘッドモジュール100は、放熱部材104と、複数のヘッドに対して液体を供給する流路を形成しているマニホールド105と、フレキシブル配線部材101と接続するプリント基板(PCB)106と、モジュールケース107とを備えている。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図22及び図23を参照して説明する。図22は同装置の概略説明図、図23は同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。
この液体を吐出する装置である印刷装置500は、連続体510を搬入する搬入手段501と、搬入手段501から搬入された連続体510を印刷手段505に案内搬送する案内搬送手段503と、連続体510に対して液体を吐出して画像を形成する印刷を行う印刷手段505と、連続体510を乾燥する乾燥手段507と、連続体510を搬出する搬出手段509などを備えている。
連続体510は搬入手段501の元巻きローラ511から送り出され、搬入手段501、案内搬送手段503、乾燥手段507、搬出手段509の各ローラによって案内、搬送されて、搬出手段509の巻取りローラ591にて巻き取られる。
この連続体510は、印刷手段505において、ヘッドユニット550に対向して搬送され、ヘッドユニット550から吐出される液体によって画像が印刷される。
ここで、ヘッドユニット550には、図23に示すように、本発明に係る2つのヘッドモジュール100A、100Bを共通ベース部材552に備えている。
そして、ヘッドモジュール100の搬送方向と直交する方向におけるヘッド1の並び方向をヘッド配列方向とするとき、ヘッドモジュール100Aのヘッド列1A1,1A2で同じ色の液体を吐出する。同様に、ヘッドモジュール100Aのヘッド列1B1、1B2を組とし、ヘッドモジュール100Bのヘッド列1C1、1C2を組とし、ヘッド列1D1、1D2を組として、それぞれ所要の色の液体を吐出する。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の他の例について図24及び図25を参照して説明する。図24は同装置の要部平面説明図、図25は同装置の要部側面説明図である。
この印刷装置500は、シリアル型装置であり、主走査移動機構493によって、キャリッジ403は主走査方向に往復移動する。主走査移動機構493は、ガイド部材401、主走査モータ405、タイミングベルト408等を含む。ガイド部材401は、左右の側板491A、491Bに架け渡されてキャリッジ403を移動可能に保持している。そして、主走査モータ405によって、駆動プーリ406と従動プーリ407間に架け渡したタイミングベルト408を介して、キャリッジ403は主走査方向に往復移動される。
このキャリッジ403には、本発明に係るヘッド1及びヘッドタンク441を一体にした液体吐出ユニット440を搭載している。液体吐出ユニット440のヘッド1は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体を吐出する。また、液体吐出ヘッド1は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配置し、吐出方向を下方に向けて装着している。
この印刷装置500は、用紙410を搬送するための搬送機構495を備えている。搬送機構495は、搬送手段である搬送ベルト412、搬送ベルト412を駆動するための副走査モータ416を含む。
搬送ベルト412は用紙410を吸着してヘッド1に対向する位置で搬送する。この搬送ベルト412は、無端状ベルトであり、搬送ローラ413と、テンションローラ414との間に掛け渡されている。吸着は静電吸着、あるいは、エアー吸引などで行うことができる。
そして、搬送ベルト412は、副走査モータ416によってタイミングベルト417及びタイミングプーリ418を介して搬送ローラ413が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
さらに、キャリッジ403の主走査方向の一方側には搬送ベルト412の側方に液体吐出ヘッド1の維持回復を行う維持回復機構420が配置されている。
維持回復機構420は、例えばヘッド1のノズル面をキャッピングするキャップ部材421、ノズル面を払拭するワイパ部材422などで構成されている。
主走査移動機構493、維持回復機構420、搬送機構495は、側板491A,491B、背板491Cを含む筐体に取り付けられている。
このように構成したこの印刷装置500においては、用紙410が搬送ベルト412上に給紙されて吸着され、搬送ベルト412の周回移動によって用紙410が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ403を主走査方向に移動させながら画像信号に応じてヘッド1を駆動することにより、停止している用紙410に液体を吐出して画像を形成
する。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの他の例について図26を参照して説明する。図26は同ユニットの要部平面説明図である。
この液体吐出ユニット440、前記液体を吐出する装置を構成している部材のうち、側板491A、491B及び背板491Cで構成される筐体部分と、主走査移動機構493と、キャリッジ403と、ヘッド1で構成されている。
なお、この液体吐出ユニット440の例えば側板491Bに、前述した維持回復機構420を更に取り付けた液体吐出ユニットを構成することもできる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの更に他の例について図27を参照して説明する。図27は同ユニットの正面説明図である。
この液体吐出ユニット440は、流路部品444が取付けられたヘッド1と、流路部品444に接続されたチューブ456で構成されている。
なお、流路部品444はカバー442の内部に配置されている。流路部品444に代えてヘッドタンク441を含むこともできる。また、流路部品444の上部には液体吐出ヘッド1と電気的接続を行うコネクタ443が設けられている。
本願において、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
「液体吐出ユニット」は、液体吐出ヘッドに機能部品、機構が一体化したものであり、液体の吐出に関連する部品の集合体が含まれる。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構、液体循環装置の構成の少なくとも一つを液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
ここで、一体化とは、例えば、液体吐出ヘッドと機能部品、機構が、締結、接着、係合などで互いに固定されているもの、一方が他方に対して移動可能に保持されているものを含む。また、液体吐出ヘッドと、機能部品、機構が互いに着脱可能に構成されていても良い。
例えば、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。また、チューブなどで互いに接続されて、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。ここで、これらの液体吐出ユニットのヘッドタンクと液体吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジが一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドを走査移動機構の一部を構成するガイド部材に移動可能に保持させて、液体吐出ヘッドと走査移動機構が一体化されているものがある。また、液体吐出ヘッドとキャリッジと主走査移動機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドが取り付けられたキャリッジに、維持回復機構の一部であるキャップ部材を固定させて、液体吐出ヘッドとキャリッジと維持回復機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、ヘッドタンク若しくは流路部品が取付けられた液体吐出ヘッドにチューブが接続されて、液体吐出ヘッドと供給機構が一体化されているものがある。このチューブを介して、液体貯留源の液体が液体吐出ヘッドに供給される。
主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装填部単体も含むものする。
なお、ここでは、「液体吐出ユニット」について、液体吐出ヘッドとの組み合わせで説明しているが、「液体吐出ユニット」には上述した液体吐出ヘッドを含むヘッドモジュールやヘッドユニットと上述したような機能部品、機構が一体化したものも含まれる。
「液体を吐出する装置」には、液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、ヘッドモジュール、ヘッドユニットなどを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて液体を吐出させる装置が含まれる。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を 気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
1 液体吐出ヘッド
10 ノズル板
11 ノズル
20 個別流路部材
21 圧力室
22 個別供給流路
23 個別回収流路
30 振動板部材
40 圧電素子
50 共通流路部材
52 共通供給流路支流
53 共通回収流路支流
54 供給口
55 回収口
56 共通供給流路本流
57 共通回収流路本流
73、74 凸部
100 ヘッドモジュール
403 キャリッジ
440 液体吐出ユニット
500 印刷装置(液体を吐出する装置)
550 ヘッドユニット

Claims (17)

  1. 液体を吐出する複数のノズルと、
    前記複数のノズルに各々連通する複数の圧力室と、
    前記複数の圧力室に各々連通する共通流路と、を備え、
    前記共通流路の壁面の内、前記ノズルからの前記液体の吐出方向を重力方向とし、重力方向で下側になる面を底面とするとき、前記共通流路の底面には複数の凸部が設けられている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 液体を吐出する複数のノズルと、
    前記複数のノズルに各々連通する複数の圧力室と、
    前記複数の圧力室に各々連通する共通供給流路と、
    前記複数の圧力室に各々連通する共通回収流路と、を備え、
    前記共通供給流路の壁面の内、吐出方向を重力方向とし、重力方向で下側になる面を底面とするとき、前記共通供給流路の底面に複数の凸部が設けられている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  3. 前記共通供給流路は、ノズル配列方向と直交する方向において、前記共通回収流路と並ぶ第1流路部分と、前記第1流路部分及び前記共通回収流路の上方に配置される第2流路部分とを含み、
    前記共通供給流路の第2流路部分と前記共通回収経路とを隔てる隔壁部が前記第2流路部分の底面を形成し、
    前記第2流路部分の底面に前記凸部が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記共通供給流路の第2流路部分と前記共通回収経路とを隔てる隔壁部は、複数枚のプレートで構成され、
    前記複数枚のプレートの内、少なくとも前記第2流路部分に臨む前記プレートには複数のスリットが形成され、
    前記スリット間の壁部が前記凸部を構成している
    ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記共通供給流路は、2以上の前記圧力室に連通する複数の共通供給流路支流と、前記複数の共通供給流路支流に連通する共通供給流路本流とを含み、
    前記凸部は前記共通供給流路本流に設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記共通供給流路本流に前記液体を供給する供給ポートを有し、
    前記共通供給流路本流内において、前記供給ポートから離れた側に設けられた前記凸部の配置密度は、前記供給ポートから近い側に設けられた前記凸部の配置密度よりも大きい
    ことを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記共通供給流路本流内において、前記複数の共通供給流路支流との接続部分には、前記凸部が設けられていない
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 液体を吐出する複数のノズルと、
    前記複数のノズルに各々連通する複数の圧力室と、
    前記複数の圧力室に各々連通する共通供給流路と、
    前記複数の圧力室に各々連通する共通回収流路と、を備え、
    前記共通回収流路の壁面の内、前記ノズルからの前記液体の吐出方向を重力方向とし、重力方向で下側になる面を底面とするとき、前記共通回収流路の底面に複数の凸部が設けられている
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  9. 前記共通回収流路は、2以上の前記圧力室に連通する複数の共通回収流路支流と、前記複数の共通回収流路支流に連通する共通回収流路本流とを含み、
    前記凸部は前記共通回収流路本流に設けられている
    ことを特徴とする請求項8に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記共通回収流路本流内において、前記複数の共通回収流路支流との接続部分には、前記凸部が設けられていない
    ことを特徴とする請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記凸部の高さは、流路高さの半分以下である
    ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  12. 前記凸部の幅さは、流路幅の半分以下である
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の液体吐出ヘッドが複数配列されている
    ことを特徴とするヘッドモジュール。
  14. 請求項13に記載のヘッドモジュールが並べて配置されている
    ことを特徴とするヘッドユニット。
  15. 請求項1ないし12のいずれかに記載の液体吐出ヘッド、請求項13に記載のヘッドモジュール、又は、請求項14に記載のヘッドユニットを含む
    ことを特徴とする液体吐出ユニット。
  16. 前記液体吐出ヘッドに供給する液体を貯留するヘッドタンク、前記液体吐出ヘッドを搭載するキャリッジ、前記液体吐出ヘッドに液体を供給する供給機構、前記液体吐出ヘッドの維持回復を行う維持回復機構、前記液体吐出ヘッドを主走査方向に移動させる主走査移動機構の少なくともいずれか一つと前記液体吐出ヘッドとを一体化した
    ことを特徴とする請求項15に記載の液体吐出ユニット。
  17. 請求項1ないし12のいずれかに記載の液体吐出ヘッド、請求項13に記載のヘッドモジュール、請求項14に記載のヘッドユニット、請求項15又は請求項16に記載の液体吐出ユニット、の少なくともいずれかを備えていることを特徴とする液体を吐出する装置。
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