JP2020090624A - アレルゲン低減化剤およびアレルゲン低減化方法 - Google Patents

アレルゲン低減化剤およびアレルゲン低減化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新規のアレルゲン低減化剤およびアレルゲン低減化方法を提供する。【解決手段】焼成された貝殻を含むアレルゲン低減化剤、および焼成された貝殻とアレルゲンとを接触させる工程を含む、アレルゲン低減化方法。【選択図】なし

Description

本発明は、アレルゲン低減化剤およびアレルゲン低減化方法に関する。
ダニアレルゲン、花粉アレルゲン、カビアレルゲン、犬猫アレルゲン等のハウスダストアレルゲンは、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎等のアレルギー性疾患を引き起こす。このため、アレルギー性疾患を予防または減弱させるために、生活環境からアレルゲンを低減させる技術が求められている。
ダニをアレルゲンとするアレルギー性疾患の対策としては、アレルゲンであるダニを駆除して、ダニを生活環境中から排除することが考えられる。特開2001−89310号公報(特許文献1)には、アレルゲンの原因となるダニを誘因および死滅させる捕獲器が開示されている。
特開2001−89310号公報
しかしながら、捕獲器などを用いてダニを駆除したとしても、アレルゲンであるダニの死骸や糞が生活環境中に残るとアレルギー性疾患を引き起こす可能性がある。このため、アレルゲンを低減化させることのできる技術が求められている。
本発明は、新規のアレルゲン低減化剤およびアレルゲン低減化方法を提供することを目的とする。
[1] 焼成された貝殻を含むアレルゲン低減化剤。
[2] 前記焼成された貝殻は粉末である、[1]に記載のアレルゲン低減化剤。
[3] 前記焼成された貝殻はホタテガイ、カキおよびホッキガイからなる群より選ばれる少なくとも1つに由来する焼成された貝殻を含む、[1]または[2]に記載のアレルゲン低減化剤。
[4] 前記焼成された貝殻の焼成温度は400℃以上1600℃以下である、[1]〜[3]のいずれかに記載のアレルゲン低減化剤。
[5] 低減化されるアレルゲンはダニアレルゲンまたは花粉アレルゲンを含む、[1]〜[4]のいずれかに記載のアレルゲン低減化剤。
[6] 粉剤または液剤である、[1]〜[5]のいずれかに記載のアレルゲン低減化剤。
[7] 焼成された貝殻とアレルゲンとを接触させる工程を含む、アレルゲン低減化方法。
本発明によれば、新規のアレルゲン低減化剤およびアレルゲン低減化方法を提供することができる。
実験1(溶液法)による、アレルゲン低減化剤のDer f1ダニアレルゲン低減化効果を示すグラフである。 実験2(微量液体法)による、アレルゲン低減化剤のDer f1ダニアレルゲン低減化効果を示すグラフである。 焼成された貝殻の含有量によるアレルゲン低減化剤のアレルゲン低減化効果の変化を示すグラフである。 焼成された貝殻の含有量によるアレルゲン低減化剤のアレルゲン低減化効果の変化を示すグラフである。 アレルゲン低減化剤のDer p1ダニアレルゲン低減化効果を示すグラフである。 アレルゲン低減化剤のCry j1花粉アレルゲン低減化効果を示すグラフである。 アレルゲン低減化剤を懸濁した溶液を中和、および中和・ろ過した溶液のアレルゲン低減化効果を示すグラフである。 実験8(粉体法)による、アレルゲン低減化剤のDer f1ダニアレルゲン低減化効果を示すグラフである。
<アレルゲン低減化剤>
アレルゲン低減化剤は〔A〕焼成された貝殻を含む。
〔A〕焼成された貝殻
貝殻は、貝類が外套膜の外面に分泌する硬組織である。貝殻の由来としては、特に限定されないが、ホタテガイ、カキ、ホッキガイ、アワビ、ムラサキガイ、サザエ、ハマグリ、アサリ、シジミ等が挙げられる。貝殻には、腕足動物や節足動物由来の殻、珊瑚、真珠層、卵殻等を含んでいてもよい。
貝殻は、その種によって変動するものの、例えば成分の90質量%以上は炭酸カルシウムである。その他にMgO、SiO、酸化鉄などの微量成分を含んでいてもよい。貝殻中の炭酸カルシウムは、焼成によって酸化カルシウムに転化するため、焼成された貝殻は酸化カルシウムを含む。焼成温度や焼成時間によりその転化率は異なるが、高温焼成された貝殻に含まれる酸化カルシウムは、例えば約50質量%以上約100質量%以下である。また、焼成された貝殻は多孔質体である。焼成された貝殻は、アレルゲンを低減化することができる。
焼成によって生じた酸化カルシウムは、水に溶解すると水酸化カルシウムとなる。その水酸基イオンによる強アルカリ性によって、強いアレルゲン低減化効果をもたらす。しかしながら、酸化カルシウムへの転化が少なく、炭酸カルシウムを主成分とする低温焼成された貝殻は、水に溶解しても中性を示すが、ダニアレルゲン低減化効果を有する。このため、焼成された貝殻によるアレルゲン低減化効果は複数の機序で成立しているものと予想される。また、焼成された貝殻は強い殺菌効果も奏する。
焼成された貝殻は、天然物を原料にしているので安全性が極めて高く、環境負荷が小さい。また、焼成された貝殻は、天然石灰石を焼成して得られる生石灰よりも酸化カルシウムの純度が高く、鉄、硫黄、マンガン、マグネシウム、アルミニウム等が少ない。また、粉砕した際には粒子径を小さくすることができる。
貝殻は、貝の食消費によって大量に発生する。中でも成長が早く、大量に食消費されるホタテガイ、カキおよびホッキガイの殻は、安価に入手できると共に、廃物の有効利用として省資源および環境保全にも貢献できるため、好適に用いることができる。また、規則正しい方解石型の結晶構造をもち、焼成後の多孔質性に優れる点からも、ホタテガイまたはカキの殻が好ましい。焼成された貝殻は、市販されているものを用いることができる。
焼成された貝殻は、粉末または繊維状であることが好ましく、粉末であることがより好ましい。焼成された貝殻の粉末としては、貝殻をそのまま熱処理した後、機械的に粉砕したものや、貝殻を機械的に粉砕した後、熱処理したものを用いることができる。粉砕は1回だけでも、2回以上行ってもよい。また、数mm程度の粉末に予備粉砕した後に焼成し、その後微粉砕を行ってもよい。予備粉砕により焼成時の加熱効率が向上するとともに、加熱によって微粉砕を行いやすい多孔質構造となる。以下に詳細を説明する。
まず、不要になった貝殻を水洗および乾燥後に、予備粉砕する。粉砕の方法としては特に限定はされないが、人力で潰したり、クラッシャー、ハンマーミルを用いて行うことができる。その後、予備粉砕された貝殻を焼成する。
焼成方法や焼成条件は特に限定されないが、焼成温度は、例えば400℃以上1600℃以下である。より強いアレルゲン低減化効果を得るには、焼成温度は800℃以上1200℃以下程度の高温であることが好ましい。酸化カルシウムが主成分として十分に生成されるためである。比較的緩やかなアレルゲン低減化効果を得るには、焼成温度は400℃以上800℃以下程度の低温であることが好ましい。この場合、炭酸カルシウムが主成分となるためである。ここで、「主成分として」とは、焼成された貝殻のうち、50質量%以上であることをいう。
焼成時間は、焼成温度にも依存するが、好ましくは30分以上15時間以下、より好ましくは1.5時間以上6時間以下、さらに好ましくは2時間以上4時間以下である。所定の温度の加熱の前にその所定の温度より300℃〜500℃程度低い温度で予備加熱を行う連続式の炉を用いてもよい。焼成温度が高すぎたり、焼成時間が長すぎると酸化カルシウム粒子のガラス化や物理強度の低下が起こる可能性がある。一方、焼成温度が低すぎたり、焼成時間が短すぎると、貝殻の成分である炭酸カルシウムから酸化カルシウムに十分に転化されなかったり、その後の微粉砕で粒径が均一になりにくい虞がある。
焼成装置に関しても特に限定されず、一般的な焼成装置を利用することができる。焼成装置としては、ベッケンバッハ炉、メルツ炉、ロータリーキルン、国井式炉、KHD(カーハーディー)炉、コマ式炉、カルマチック炉、流動焼成炉、混合焼き立炉、電熱炉等を使用することができる。焼成時の雰囲気は、空気中、窒素等の不活性気体中、真空中等のいずれでもよい。
焼成後の貝殻の粉末をさらに微粉砕することで、所定の粒径の粉末を得ることができる。微粉砕の方法は特に限定されないが、乾式または湿式の公知の粉砕機、例えばボールミル、ビーズミル、ジェットミル等を用いることができる。
微粉砕された粉末の個数平均粒径は、好ましくは100nm以上5mm以下であり、より好ましくは500nm以上500μm以下であり、さらに好ましくは1μm以上50μm以下である。粉末の個数平均粒径がこの範囲であれば、アレルゲン低減化の効果が長く、また粉末の配合量を増やすことができる。貝殻の粉末の個数平均粒径は、レーザー回折・散乱光式のマイクロトラック粒度分布測定装置(マイクロトラック・ベル株式会社製)にて、常法に従って求めることができる。
焼成された貝殻の粉末の比表面積は、好ましくは0.50m/g以上200m/g以下であり、より好ましくは0.1m/g以上30m/g以下であり、さらに好ましくは0.1m/g以上10m/g以下である。比表面積は、ガス吸着法によって求めることができる。貝殻の粉末の比表面積が小さすぎる場合は、アレルゲンとの接触が悪くなり、アレルゲンの低減効果が十分に発揮できない場合がある。比表面積は、JIS Z8830:2013(ガス吸着による粉体(固体)のBET比表面積測定方法)に従って測定できる。
焼成された貝殻の粉末は、平均細孔径が好ましくは0.1μm以上10μm以下、より好ましくは0.5μm以上5μm以下である細孔を有する。細孔径は水銀圧入法によって求めることができる。細孔径がこの範囲であるときに、アレルゲンとの接触が良好となり、アレルゲンの低減化効果がより向上する。
〔B〕その他の成分
アレルゲン低減化剤には、焼成された貝殻以外にも、発明の効果を損なわない範囲で、すでに公知となっているアレルゲン低減化成分をさらに添加してもよい。アレルゲン低減化成分としては、2,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,6−ジヒドロキシ安息香酸、2,4,6−トリヒドロキシ安息香酸等のヒドロキシ安息香酸系化合物またはその塩等、柿渋等が挙げられる。
アレルゲン低減化剤は、さらにダニ誘引物質、ダニ忌避物質、殺ダニ物質等を含んでいてもよい。ダニ誘引物質は、ダニを誘引する物質であれば特に限定されないが、食餌性誘引物質、臭香性誘引物質等を用いることができる。殺ダニ物質は、ダニを殺す作用をもつ物質をいい、例えばシリカゲル、塩化カルシウム、活性炭、珪藻土粉剤、沸石、セラミックス等の多孔性物質が挙げられる。殺ダニ物質は、これらの微粉末を1つまたは2つ以上組み合わせて使用することができる。ダニ誘引物質、殺ダニ物質および焼成された貝殻を含むアレルゲン低減化剤は、ダニ誘引物質によってダニを集め、ダニを駆除するため、ダニの死骸や糞由来のアレルゲンを効率的に低減化することができる。
また、保存安定性を高めるため、防カビ剤、抗菌剤または溶剤を含有させてもよい。防カビ剤、抗菌剤としては、5−クロローN−メチルイソチアゾロン、パラオキシ安息香酸エチル、ヒノキチオール等、溶剤としてはエチレングリコール、プロピレングリコール等が挙げられる。また、界面活性剤、キレート剤、防錆剤、抗菌剤、香料、スケール防止剤、消泡剤、帯電防止剤、増粘剤、柔軟加工剤等を添加することも可能である。
[アレルゲン低減化剤の形状]
アレルゲン低減化剤の形状は、特に限定されないが、例えばフィルム状、シート状、棒状、粒状、粉末とすることができる。アレルゲン低減化剤は、例えば編物;織物;不織布;紙等の繊維製品、建築用内装材、樹脂成形体、活性炭、セラミックス材等を基材としてアレルゲン低減化剤を含有、含浸または被覆させたものでもよい。また、アレルゲン低減化剤の流脱を防ぐ加工が施されていてもよい。
アレルゲン低減化剤は、また、噴霧剤、エアゾール剤、その他の液剤として用いることができる。また、噴霧剤、エアゾール剤として用いる場合、例えば絨毯、カーテン、衣類、ソファ、クッション、ベッド、布団、ぬいぐるみ、掃除用ウェットワイパー、マスク、フィルター材料(空調装置、空気清浄機、加湿器等)、電気掃除機の集塵袋等の繊維製品に使用することができる。
アレルゲン低減化剤を噴霧剤として用いる場合、手動式トリガー型スプレーヤーでアレルゲン低減化剤を噴霧することができる。この場合、アレルゲン低減化効果が得られるのに十分な量の組成物を、繊維製品等に均一に担持するように噴霧することが好ましい。
[アレルゲン]
アレルゲンは、アレルギーの原因となる物質を指し、多くはタンパク質や糖タンパク質からなる。アレルゲンとIgE抗体とが結合してマスト細胞等が活性化すると、炎症が起こる。低減化されるアレルゲンとしては特に限定されず、ダニ由来のダニアレルゲン、花粉アレルゲン、カビアレルゲン、犬猫アレルゲン等が挙げられるが、好ましくは、ダニアレルゲンまたは花粉アレルゲンである。室内のアレルゲンのうち、約70%はダニアレルゲンであるためである。中でも、室内の塵中に生息するチリダニ科のヒョウヒダニ類はアレルゲンの発生源として大きな割合を占める。
ヒョウヒダニ類の中でも、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)およびヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)は代表的な種であり、特に、これらの糞由来のDer f1/Der p1がアレルギー性疾患に主要なアレルゲンである。また、これら以外にも、死骸由来のDer f2/Der p2もアレルゲンとなる。
アレルゲンの低減化とは、抗体がアレルゲンと反応しなくなることであり、例えばアレルゲンの除去、捕捉、吸着、分解、変性または反応部位の被覆を含む。
<アレルゲン低減化方法>
アレルゲン低減化方法は、焼成された貝殻とアレルゲンとを接触させる工程を含む。焼成された貝殻およびアレルゲンとしては、上記に記載の焼成された貝殻およびアレルゲンを用いることができる。アレルゲンを焼成された貝殻と接触させることで、アレルゲンを低減化することができる。焼成された貝殻とアレルゲンとを接触させる方法としては、特に限定されないが、固体の焼成された貝殻にアレルゲンが添加されてもよいし、アレルゲンが存在する場所に固体または液体に溶解した焼成された貝殻を添加、噴霧等してもよい。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実験1:アレルゲン低減化効果の検証(溶液法)]
ダニアレルゲンとアレルゲン低減化剤とを接触させて一定時間反応させた後、ダニアレルゲンの濃度をELISAで測定し、アレルゲン低減化効果を評価した。具体的には、以下の手順で行った。
〔1〕ダニアレルゲンDer f1の準備
アレルゲン低減化効果の評価に用いるDer f1(コナヒョウヒダニ糞由来アレルゲン)は、Mite−Df Feces AG(株式会社エル・エス・エル製)を購入し、付属の説明書に従い、ダニアレルゲン溶液(以下、Def f1溶液と記すことがある)を調製した。調製した溶液のDer f1濃度は、ダニアレルゲン測定用ELISAキット(ニチニチ製薬株式会社製)を用いて決定した。また、測定した濃度を基準として、検量線用標準液を作製した。
〔2〕ダニアレルゲン溶液と試験粉体との反応方法
1)19.5mLのTBS−T(25mM Tris、150mM NaCl、0.02% Tween20、pH7.5)を入れた20mLビーカーに、試験粉体を添加し、スターラーで撹拌した。
2)終濃度100ng/mLとなるようDer f1溶液を添加した。
3)室温で攪拌させながら、15分間反応させた。
4)HClでpHを7.5に調整した。
5)反応溶液を0.45μmのフィルターに通し、沈殿物を除去した。
6)回収した溶液を試験液として、下記の方法によりダニアレルゲン濃度を測定した。
〔3〕ELISAによる測定方法
1)捕捉抗体としてanti−Der f1 mouse IgG(INDOOR Biotechnologies社製、1:2000)をTBS−Tで2000倍希釈し、その希釈溶液を96well plate(Nunc社製)の各ウェルに100μLずつ加え、4℃で一晩固相化させた。
2)TBS−T(25mM Tris、150mM NaCl、0.02% Tween20、pH7.5)により洗浄した後、1% BSAを含むTBS−Tで1時間室温でブロッキングを行った。
3)TBS−Tでウェルを洗浄後、試験液100μLをウェルに加え、37℃で1時間インキュベートした。
4)TBS−Tでウェルを洗浄後、検出抗体としてビオチン標識anti−Der f1/p1 mouse IgG(INDOOR Biotechnologies社製、1:2000)をTBS−Tで2000倍希釈し、その希釈溶液を各ウェルに100μLずつ加え、室温で2時間インキュベートした。
5)TBS−Tでウェルを洗浄後、HRP標識ストレプトアビジン(Abcam社製)を各ウェルに100μLずつ加え、室温で30分インキュベートした。
6)TBS−Tでウェルを洗浄後、呈色反応を行った。呈色反応は、SuperBlue TMB基質(KLP社製)を用いて行い、TMB Stop solution(KPL社製)によって反応を停止させた。
7)マイクロプレートリーダー(Molecular Device社製)によって、波長450nmでの吸光度を測定した。検量線用標準液の吸光度から得られる検量線に基づいて、各試験液中のDer f1濃度を定量した。
〔4〕アレルゲン低減化率(%)は以下の式に基づいて算出した。
アレルゲン低減化率(%)={(初期アレルゲン濃度−反応後アレルゲン濃度)/初期アレルゲン濃度}×100
実験1で使用した試験粉体を次に示す。
実施例1:ホタテガイ由来の高温焼成貝殻(焼成温度1200℃)
実施例2:15質量% ホタテガイ由来の高温焼成貝殻(焼成温度1200℃)
85質量% NK−001基材
実施例3:カキ由来の低温焼成貝殻(牡蠣殻ナノパウダー、焼成温度300℃、株式会社くれブランド)
比較例1:NK−001基材
比較例2:シリカゲル
上記NK−001基材は、85質量%ダニ誘引組成物と15質量%殺ダニ物質とを含む。ダニ誘引組成物にはダニ誘引物質として食品香料(動物性および植物性脂肪酸ならびにそのエステル類)をダニ誘引組成物を基準に1.5質量%と、多孔性物質としてダニ誘引組成物を基準にシリカゲルを8.5質量%とを含む混合物を用いた。また、殺ダニ物質としては、シリカゲルを用いた。
各試験粉体のアレルゲン低減化率を図1に示す。比較例1のNK−001基材および比較例2のシリカゲルではアレルゲン低減化率が低いのに対し、実施例1の高温焼成貝殻(アレルゲン低減化剤)および実施例3の低温焼成貝殻(アレルゲン低減化剤)はアレルゲン低減化率が高かった。また、焼成貝殻を15質量%含む実施例2の試験粉体(アレルゲン低減化剤)は、比較例1の試験粉体に比べてアレルゲン低減化率が上昇していた。貝殻の種類によらず焼成された貝殻はアレルゲンを低減化することができ、高温焼成された貝殻は、より強力にアレルゲンを低減化することができることがわかった。焼成された貝殻を含むアレルゲン低減化剤は、アレルゲンを低減化できることがわかった。
[実験2:アレルゲン低減化効果の検証(微量液体法)]
上記の〔2〕ダニアレルゲン溶液と試験粉体との反応方法以外は実験1と同様の方法によって、試験粉体のアレルゲン低減化効果を評価した。〔2〕は、より粉体同士の反応に近い環境で実験を行うために以下の手順で行った。
〔2〕ダニアレルゲン溶液と試験粉体との反応方法
1)ビーカーに試験粉体を入れ、25μLのダニアレルゲン溶液(Der f1を2μg含む)を加え、薬さじで混合した。
2)室温で15分静置後、19.5mLのTBS−T(25mM Tris、150mM NaCl、0.02% Tween20、pH7.5)を加えた。
3)HClを用いて、pHを7.5に調整した。
4)反応溶液を0.45μmのフィルターに通し、沈殿物を除去した。
5)回収した溶液を試験液として、ELISAによりダニアレルゲン濃度を測定した。
実験2で使用した試験粉体を次に示す。
実施例1:ホタテガイ由来の高温焼成貝殻(焼成温度1200℃)
実施例2:15質量% ホタテガイ由来の高温焼成貝殻(焼成温度1200℃)
85質量% NK−001基材
実施例4:ホタテガイ由来の高温焼成貝殻(ほたて貝殻焼成品、焼成温度1000℃、有限会社ふるさと物産)
実施例5:ホッキ由来の高温焼成貝殻(サーフセラ、焼成温度900℃、株式会社安心やさい)
比較例1:NK−001基材
比較例2:シリカゲル
各試験粉体のアレルゲン低減化率を図2に示す。本試験方法によれば、比較例1のNK−001基材および比較例2のシリカゲルに比べて、実施例1、4および5の焼成された貝殻(アレルゲン低減化剤)は貝殻の種類によらず高いアレルゲン低減化効果を示した。NK−001に焼成貝殻を15質量%混合した実施例2の試験粉体(アレルゲン低減化剤)は、比較例1に比べてアレルゲンの低減化率が上昇していた。焼成された貝殻を含むアレルゲン低減化剤は、液体および粉体のいずれの形態であってもアレルゲンを低減化できることがわかった。
[実験3:焼成された貝殻の含有量によるアレルゲン低減化効果の検証(微量液体法)]
アレルゲン低減化剤中の焼成された貝殻の含有量を質量0%から30質量%まで図3に示すように変化させて、実験2と同様の方法によってアレルゲン低減化効果の検証を行った。
実験3で使用した試験粉体を次に示す。
MFY基材:50質量%動物飼育用粉末飼料(MF)と50質量%乾燥ビール酵母との混合粉末(ダニ誘引物質)
焼成された貝殻:ホタテガイ由来の高温焼成貝殻(焼成温度1200℃)
各試験粉体のアレルゲン低減化率を図3に示す。焼成された貝殻を含まないMFY基材はアレルゲン低減化率が低かったのに対し、焼成された貝殻を5質量%以上混合したMFY基材(アレルゲン低減化剤)は80%以上の高いアレルゲン低減化率を示した。焼成された貝殻を10質量%以上混合したMFY基材(アレルゲン低減化剤)は90%以上のアレルゲン低減化率を示し、焼成された貝殻を20質量%以上混合したMFY基材(アレルゲン低減化剤)は95%以上のアレルゲン低減化率を示した。
[実験4:焼成された貝殻の含有量によるアレルゲン低減化効果の検証(微量液体法)]
アレルゲン低減化剤中の焼成された貝殻の含有量を0質量%から30質量%まで図4に示すように変化させて、実験2と同様の方法によってアレルゲン低減化効果の検証を行った。
実験4では焼成された貝殻として、ホタテガイ由来の高温焼成貝殻(焼成温度1200℃)を用いた。
各試験粉体のアレルゲン低減化率を図4に示す。焼成された貝殻を含まないNK−001基材はアレルゲン低減化率が低かったのに対し、焼成された貝殻を10質量%以上混合したNK−001基材(アレルゲン低減化剤)は、80%以上の高いアレルゲン低減化率を示した。焼成された貝殻を15質量%以上混合したNK−001基材(アレルゲン低減化剤)は90%以上のアレルゲン低減化率を示し、焼成された貝殻を20質量%以上混合したNK−001基材(アレルゲン低減化剤)は95%以上のアレルゲン低減化率を示した。
[実験5:異なるアレルゲンに対するアレルゲン低減化効果の検証(微量液体法)]
上記実験1〜4とは異なるダニアレルゲンを用いた以外は、実験2と同様の方法によってアレルゲン低減化効果の検証を行った。アレルゲンは、ヤケヒョウヒダニ糞由来のDer p1(Mite−Dp Feces Ag、株式会社エル・エス・エル製)を使用した。また、Der p1の捕捉抗体としては、anti−Der p1 mouse IgG(INDOOR Biotechnologies社製、1:1000)、検出抗体としてはビオチン標識anti−Der f1/p1 mouse IgG(INDOOR Biotechnologies社製、1:1000)を使用した。
実験5では、実験3および4で用いた焼成された貝殻、MFY基材およびNK−001基材を用いており、アレルゲン低減化剤中の焼成された貝殻の割合が0質量%または15質量%となるように基材と焼成された貝殻とを混合した。
各試験粉体のアレルゲン低減化率を図5に示す。焼成された貝殻を含まないMFY基材およびNK−001基材はDer p1ダニアレルゲン低減化率が低かったのに対し、焼成された貝殻を100質量%含むアレルゲン低減化剤ならびに焼成された貝殻を15質量%含むMFY基材およびNK−001基材(アレルゲン低減化剤)はそれぞれDer p1ダニアレルゲン低減化率が上昇していた。焼成された貝殻を含むアレルゲン低減化剤は、複数のアレルゲンを低減化できることがわかった。
[実験6:異なるアレルゲンに対するアレルゲン低減化効果の検証(微量液体法)]
アレルゲンとして花粉アレルゲンを用いた以外は、実験2と同様の方法によってアレルゲン低減化効果の検証を行った。アレルゲンは、スギ花粉由来のCry j1(Japanese Cedar Pollen Allergen,Sugi Basic Protein,Purified<日本スギ花粉抗原SBP>、株式会社林原製)を使用した。また、Cry j1の濃度測定には、レビス(登録商標) Cry j1 Elisaキット(富士フイルム和光純薬株式会社製)を使用した。
実験6では、実験3および4で用いた焼成された貝殻、MFY基材およびNK−001基材を用いており、アレルゲン低減化剤中の焼成された貝殻の割合が0質量%または15質量%となるように基材と焼成された貝殻とを混合した。
各試験粉体のアレルゲン低減化率を図6に示す。焼成された貝殻を含まないMFY基材およびNK−001基材はCry j1花粉アレルゲン低減化率が低かったのに対し、焼成された貝殻を100質量%含むアレルゲン低減化剤ならびに焼成された貝殻を15質量%含むMFY基材およびNK−001基材(アレルゲン低減化剤)はそれぞれCry j1花粉アレルゲン低減化率が上昇していた。焼成された貝殻を含むアレルゲン低減化剤は、複数のアレルゲンを低減化できることがわかった。
[実験7:アレルゲン低減化効果の検証(溶液法)]
焼成した貝殻がアレルゲン低減化効果を奏する原因として、焼成された貝殻が水に溶解して強アルカリ性となることが考えられる。このため、焼成された貝殻を溶かした溶液を中和したときに、アレルゲン低減効果がどのように変化するかを検証した。実験は、上記実験1の〔2〕ダニアレルゲン溶液と試験粉体との反応方法において、ダニアレルゲンを添加する前にpHを7.5に中和する以外は実験1と同様にして行い、またバッファーはTBSを用いた(図7中、中和処理のグラフ)。
また、上記実験1の〔2〕ダニアレルゲン溶液と試験粉体との反応方法において、上記のようにダニアレルゲンを添加する前にpHを7.5に中和し、さらに溶液を遠心および0.45μmのフィルターでろ過した溶液がアレルゲン低減化能を有するかを検証した(図7中、中和・ろ過処理のグラフ)。実験7の試験粉体は、高温焼成貝殻(焼成温度1200℃)を用いた。
中和およびろ過を行わない試験液は、高いアレルゲン低減化効果を有していたが、中和処理を行った試験液はアレルゲン低減化率が低下しており、強アルカリ性がアレルゲンの低減化効果の一部に寄与していたと予想される。さらに、中和およびろ過を行った試験液は、アレルゲン低減化効果がより低下しているものの、一定の効果が見られた。中和およびろ過を行った試験液には焼成された貝殻が溶解して生じたカルシウムイオンが含まれていると考えられ、カルシウムイオンがアレルゲンの低減化に寄与している可能性が考えられる。一方、中和した試験液をろ過することにより、粉末の焼成された貝殻の多くが除かれる。ろ過によりアレルゲン低減化効果が低下した結果から、多孔質としての焼成された貝殻も、アレルゲンの低減化に寄与していることがわかった。実験7の結果より、焼成された貝殻は複数の要因によってアレルゲンを低減化していると考えられる。なお、焼成された貝殻は、酸化カルシウム(生石灰)およびその他の強アルカリ水溶液よりも安全性に優れている。
[実験8:アレルゲン低減化効果の検証(粉体法)]
実験8では、Der f1溶液の代わりに8μgのDer f1を含む5mgのダニ飼育培地(MFY培地でコナヒョウヒダニを十分量の密度まで飼育後、ダニを殺滅するため高温および乾燥処理したもの。アレルゲン量および濃度はELISA法で決定した。)を用いた。試験粉体としては、実験4で用いた焼成された貝殻およびNK−001基材を、アレルゲン低減化剤中の焼成された貝殻の割合が15質量%となるように混合したものを用いた。ダニ飼育培地と試験粉体とをビーカー中で混合し、室温で30分静置した後、19.5mLのTBS−T(pH7.5)を添加し、すぐさまHClでpHを7.5に調整した。実験1と同様の方法で、溶液のダニアレルゲン濃度を測定した。実験8の方法によれば、より粉体に近い状態でアレルゲン低減化剤のアレルゲン低減化能を検証することができる。
実験8の結果を図8に示す。実験8の方法によっても、焼成された貝殻を100質量%含むアレルゲン低減化剤およびNK−001基材に焼成された貝殻を混合したアレルゲン低減化剤は、焼成された貝殻を含まないNK−001基材に比べて高いアレルゲン低減化効果を示し、焼成された貝殻を含むアレルゲン低減化剤は、アレルゲンを低減化できることがわかった。
今回開示された実施形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

Claims (7)

  1. 焼成された貝殻を含むアレルゲン低減化剤。
  2. 前記焼成された貝殻は粉末である、請求項1に記載のアレルゲン低減化剤。
  3. 前記焼成された貝殻はホタテガイ、カキおよびホッキガイからなる群より選ばれる少なくとも1つに由来する焼成された貝殻を含む、請求項1または2に記載のアレルゲン低減化剤。
  4. 前記焼成された貝殻の焼成温度は400℃以上1600℃以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアレルゲン低減化剤。
  5. 低減化されるアレルゲンはダニアレルゲンまたは花粉アレルゲンを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアレルゲン低減化剤。
  6. 粉剤または液剤である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のアレルゲン低減化剤。
  7. 焼成された貝殻とアレルゲンとを接触させる工程を含む、アレルゲン低減化方法。
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