JP2020090548A - 化粧用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソフトフォーカス効果、美肌効果、保湿効果が高く、安全性に優れ、且つ、環境負荷を低減できる化粧用組成物を提供することを課題とする。【解決手段】酵母の細胞壁を保形維持しており、平均粒子径が1〜25μmである酵母細胞壁粒子を調製し、これをファンデーションなどの化粧用組成物に配合する。【選択図】図1

Description

本発明は、化粧用組成物に関し、詳しくは、酵母由来素材の粉体組成物およびこれを含む化粧用組成物に関する。
肌が美しく見えるようにするために、ファンデーション、化粧下地、白粉などのメイクアップ化粧料が用いられる。メイクアップ化粧料の重要な役割として、肌の血行不良や色素沈着などによるくすみをカバーすること、光の乱反射により肌の凹凸やシワなどをぼかして肌の欠点を目立たなくし、透明感や素肌感を高めることなどが期待される。光の乱反射を利用し、肌の凹凸やシワなどをぼかすことをソフトフォーカス効果という。
従来、ソフトフォーカス効果を得るために、シリカやアルミナ、マイカや酸化チタンなどの無機粉末材料やポリエチレン粉末などの化石燃料由来の有機粉末材料などを充填剤として用いることが知られている(特許文献1)
また、皮膚の保湿性、老化防止、美肌効果などの観点から、酵母などの微生物に由来するβ−グルカンを皮膚化粧料に配合することが提案されている(特許文献2)。
酵母は生物素材として様々な利用が研究開発されており、脱色酵母細胞壁画分をコーティング剤またはコーティングフィルムとして用いることも提案されている(特許文献3)。
特開2005−53906号公報 特開2005−15348号公報 国際公開第2004/018650パンフレット
酸化チタンなどの無機粉末材料を添加した化粧料では、化粧膜がツヤのないマットな状態になりやすく、肌がくすんで見えるという欠点があった。また、ポリエチレン粉末などの化石燃料由来の有機粉末材料を添加した化粧料では、有機粉末材料が生分解性を有していないため、大量に使用された場合などに、環境への悪影響を与えるかもしれないことが懸念されている。近年、社会的に環境保全や持続可能な開発の意識が高まっており、環境に優しい生物素材の活用が期待されている。
上記のような状況に鑑み、本発明は、ソフトフォーカス効果、美肌効果、保湿効果が高く、安全性に優れ、且つ、環境負荷を低減できる化粧用組成物を提供することを課題とする。
本発明者等は、鋭意研究の結果、所定の酵母粒子を用いることによってソフトフォーカス効果などの様々な点において優れた化粧用組成物を得ることができることを見出し、以下に示す本発明を完成させるに至った。
〔1〕酵母細胞壁粒子を含む化粧用組成物であって、
前記酵母細胞壁粒子は、酵母の細胞壁を保形維持しており、
前記酵母細胞壁粒子の平均粒子径が1〜25μmである、
化粧用組成物。
〔2〕前記酵母細胞壁粒子が、酵母の細胞内成分が除去された細胞壁画分である、上記〔1〕に記載の化粧用組成物。
〔3〕前記酵母細胞壁粒子は、当該酵母細胞壁粒子の粉末で平面層を形成した場合に、当該層の反射率が、下記の要件(a)および(b):
(a)入射角20°の場合の反射率が30%以下である;および
(b)入射角60°の場合の反射率が30%以下である、
のうちの一方または双方の要件を満たす粒子である、上記〔1〕または〔2〕に記載の化粧用組成物。
〔4〕メイクアップ化粧料である、上記〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
〔5〕粉体化粧料である、上記〔1〕〜〔4〕のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
〔6〕酵母の細胞壁を保形維持した酵母細胞壁粒子を含む、ソフトフォーカス効果増強用粉体組成物。
本発明によれば、ソフトフォーカス効果、美肌効果、保湿効果が高く、安全性に優れ、且つ、環境負荷を低減できる化粧用組成物を提供できる。
図1は、製造例1の酵母細胞壁画分粒子の顕微鏡写真を示す図である。 図2は、製造例3の酵母細胞壁画分粒子の顕微鏡写真を示す図である。 図3は、製造例1の酵母細胞壁画分粒子の粒度分布を示す図である。 図4は、実施例および比較例について、ソフトフォーカス効果の評価試験を行った皮革表面の写真対比を示す図である。 図5は、粉体試料1〜4を用いて形成した平面層について、入射角20°の場合の反射分布図を測定した結果を示す図である。 図6は、粉体試料1〜4を用いて形成した各平面層について、入射角60°の場合の反射分布図を測定した結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、特に規定がない限り、数値範囲について「AA〜BB」という記載は、「AA以上、BB以下」であることを示す(ここで、「AA」および「BB」は任意の数値を示す)。
<酵母細胞壁粒子>
本発明の化粧用組成物は、酵母細胞壁粒子を含む。本発明において「酵母細胞壁粒子」の用語は、酵母の細胞壁で形成されている粒子のことを意味する。
本発明で用いられる酵母細胞壁粒子は、酵母の細胞壁を保形維持している。「酵母の細胞壁を保形維持している」とは、細胞壁が破砕または粉砕されて酵母の外形を留めないような破壊状態ではなく、粒子の全体形状として見たとき、酵母生菌の全体形状と同じまたはこれに近い外形を細胞壁が維持していることを意味する。したがって、本発明で用いられる酵母細胞壁粒子は、外形が酵母の生菌と略同じまたは近似したものである。
酵母細胞壁粒子の細胞壁が保形維持されているか否かの指標として、酵母細胞壁粒子径の平均粒子径を用いうる。本発明で用いられる酵母細胞壁粒子の平均粒子径の上限は、25μm以下であり、好ましくは20μm以下、さらに好ましくは15μm以下である。他方、当該平均粒子径の下限は、1μm以上であり、好ましくは3μm以上であり、さらに好ましくは5μm以上である。酵母の細胞内成分などを除去する際の化学的または物理的な処理(下記にて詳述する。)が強すぎると、酵母同士が凝集したり、酵母の外形形状を維持できず、酵母細胞壁粒子の平均粒子径が上記の上限および下限の範囲外となる傾向が高まる。
本発明において示される平均粒子径は、例えば、レーザ回折式粒度分布測定装置(例えば、マスターサイザー3000、Malvern社製)を使用し、測定に用いる分散媒として水を用い、試料約0.1gを加えて測定し、堆積累計50%粒子径を平均粒子径として求めることができる。
酵母の細胞壁を保形維持し、上記のような平均粒子径を有する酵母細胞壁粒子を化粧用組成物中に配合することにより、ソフトフォーカス効果の高い化粧用組成物とすることができる。その作用機序は必ずしも明確ではないが、上記のような所定の形状と大きさが、好ましい光散乱を生じさせることに寄与するものと推定される。また、酵母細胞壁粒子は天然素材であり、1つ1つの酵母の大きさ(例えば平均粒子径)には個体差によるばらつきがあり、酵母細胞壁粒子の大きさの程良いばらつきが、好ましい光散乱を生じさせることに寄与していることも推定される。また、酵母細胞壁を保形維持し、上記のような平均粒子径を有する酵母細胞壁粒子を化粧用組成物中に配合することにより、肌の凹凸やシワなどを程良く埋めることができ、陰影に起因するくすみを抑制し、美肌効果の高い化粧用組成物とすることができると推定される。
本発明において、酵母細胞壁粒子は、その平面形状がオーバル状であることが好ましい。ここで「平面形状」とは、対象物に接する平面(すなわち接平面)の法線方向から当該対象物を視たときの二次元形状のことを意味する。したがって、本発明において、酵母細胞壁粒子の平面形状とは、酵母細胞壁粒子の最外殻部に接する平面の法線方向から当該酵母細胞壁粒子を視たときの二次元形状を意味する。すなわち、本発明の酵母細胞壁粒子としては、酵母細胞壁粒子の最外殻部に接する少なくとも1つの接平面(例えば、粒子の長軸方向に平行な、ある1つの接平面)の法線方向から視て、オーバル状の平面形状を有しているものが好適である。
本発明において「オーバル状」との用語は、楕円またはこれに近い曲線形状を意味し、卵形、米粒形(ここでいう「米」には、短粒米、中粒米、および長粒米が含まれる。)、長円形などを含む。また、「オーバル状」の形状には、曲線形状の一部に直線部位を含んでいてもよく、例えば、角丸長方形も含まれる。本発明で用いられるオーバル状の酵母細胞壁粒子としては、オーバル状の平面形状に少なくとも1カ所、左右対称となる線対称軸が存在することが好ましいが、幾何学的に厳密な線対称軸がなく、左右非対称な形状であってもよい。
本発明で用いられる酵母細胞壁粒子の真球度は、酵母の細胞壁が保持維持されていることにより、通常、0.1以上、1.0未満の範囲、好ましくは0.4以上、1.0未満の範囲に収まる。
酵母細胞壁粒子が、オーバル状の平面形状を有する、または真球度などで適切な範囲に調整された、非真球体であることによって、ソフトフォーカス効果をより高めることができる。その作用機序は必ずしも明確ではないが、このような形状を有することが、好ましい光散乱を生じさせることに寄与したり、又は凹凸に起因する陰影をぼやかすソフトフォーカス効果が得られるなどと推定される。
本発明で用いられる酵母の種類は、上記の形状的な要件を満たすことができるものであれば、特に限定なく採用しうる。酵母の種類は、有胞子酵母類であっても無胞子酵母類であってもよい。酵母として、具体的には下記のような種類が例示される。
有胞子酵母類としては、例えば、シゾサッカロミセス(Shizosaccharomyces)属、サッカロミセス(Saccharomyces)属、クリヴェロミセス(Kluyveromyces)属、ハンゼヌラ(Hansenula)属、ピヒア(Pichia)属、デバリオミセス(Debaryomyces)属、およびリポミセス(Lipomyces)属の酵母が挙げられ、より具体的には、シゾサッカロミセス・ポンビ(Shizosaccharomyces pombe)、シゾサッカロミセス・オクトスポルス(Shizosaccharomyces octosporus);サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロミセス・ウバルム(Saccharomyces uvarum)、サッカロミセス・ルーキシイ(Saccharomyces rouxii);クリヴェロミセス・フラギリス(Kluyveromyces fragilis)、クリヴェロミセス・ラクチス(Kluyveromyces lactis);ハンゼヌラ・アノマラ(Hansenula anomala);ピヒア・メンブラネファシエンス(Pichia membranaefaciens);デバリオミセス・ハンセニ(Debaryomyces hansenii);およびリポミセス・スタルケイ(Lipomyces starkeyi)などが挙げられる。
無胞子酵母類としては、例えば、トルロプシス(Torulopsis)属、カンジダ(Candida)属、およびロードトルラ(Rhodotorula)属の酵母が挙げられ、より具体的には、トルロプシス・ヴェルサテリス(Torulopsis versatilis);カンジダ・トロピカリス(Candida tropicalis)、カンジダ・リポリティカ(Candida lipolytica)、カンジダ・ユチリス(Candida utilis);ロードトルラ・グルチニス(Rhodotorula glutinis)などが挙げられる。
本発明で用いられる酵母の種類としては、形状、形状の保形性、大きさ、または安全性などの観点から、好ましくはビール酵母、ワイン酵母、パン酵母、トルラ酵母等が挙げられ、具体的にはサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロミセス・ウバルム(Saccharomyces uvarum)、サッカロミセス・ルーキシイ(Saccharomyces rouxii);クリヴェロミセス・フラギリス(Kluyveromyces fragilis)、トルロプシス・ヴェルサテリス(Torulopsis versatilis)、カンジダ・トロピカリス(Candida tropicalis)、カンジダ・リポリティカ(Candida lipolytica)、カンジダ・ユチリス(Candida utilis)、ロードトルラ・グルチニス(Rhodotorula glutinis)などが挙げられる。
酵母細胞壁粒子は、酵母の細胞壁を保形維持していればよく、例えば、酵母生菌を乾燥したものであってもよい。酵母細胞壁粒子として好ましくは、酵母から細胞内成分が除去された細胞壁画分を用いうる。ここで「細胞内成分」とは、細胞内に存在する細胞質基質、細胞小器官、核、顆粒などを指し、物質的には、例えば核酸、脂質、タンパク質などの成分が含まれる。また、酵母細胞壁粒子は、さらに細胞膜が除去されたものであってもよい。
酵母の細胞壁は、複数の層から構成されており、成分としてはβ−グルカン、キチン、マンノプロテインなどが含まれている。細胞内成分などを除去することにより、酵母細胞壁粒子におけるこれらの成分の含有比率を高めることができる。また、本発明の酵母細胞壁粒子の一形態としては、さらに、多層的に構築されている細胞壁のうちマンノプロテインも除去されたものが、化粧用組成物に配合する成分としてより好適である。一般に、酵母の細胞壁には、マンノプロテインを主成分とする層が、酵母の細胞内側と外殻側にそれぞれ存在し、これら二層のマンノプロテイン層の間に、β−グルカンを主成分とする層と、β−グルカンおよびキチンを主成分とする層が挟まれている。細胞内成分およびマンノプロテインを除去することは、色や化粧用組成物の保存安定性などの観点から好ましい。なお、上記のように、少なくとも細胞内成分を除去した酵母細胞壁粒子を「酵母細胞壁画分粒子」と称する。「酵母細胞壁画分粒子」には、さらに細胞膜またはマンノプロテイン層を除いた形態のものも含まれる。(「酵母細胞壁画分粒子」は「酵母細胞壁粒子」に包含される一形態であり、以下において特に断らない限り、「酵母細胞壁粒子」の用語には「酵母細胞壁画分粒子」の概念を含むものとする。)
酵母細胞壁粒子のβ−グルカン含有量の上限は、特に制限されるものではないが、細胞壁の成分構成に起因して、通常、90重量%、80重量%、75重量%、または70重量%以下でありうる。酵母細胞壁粒子のβ−グルカン含有量の下限は、好ましくは5重量%以上、より好ましくは10重量%以上、さらに好ましくは15重量%以上、特に好ましくは、20重量%である。β−グルカン含有量の下限をこのようにすることにより、化粧用組成物に配合したときに化粧用組成物の保湿性を高めることができる。上記のとおり、β−グルカン含有量の高い酵母細胞壁粒子を得る1つの方法としては、例えば細胞内成分等を除去することが挙げられる。また、さらにマンノプロテイン層を除去することによって、よりβーグルカン含有量を高めることができる。すなわち、酵母細胞壁画分粒子は、β−グルカン高含有粒子として用いることができる。
酵母の乾燥粉体は、黄ばみなどの色を帯びている場合がある。化粧用組成物に用いる酵母細胞壁粒子としては、白色のものが好適である。本発明における酵母細胞壁粒子の白色度の下限は、好ましくは75以上、より好ましくは80以上、さらに好ましくは85以上である。他方、当該白色度の上限は、本発明の観点からは特に上限はなく、理論的には100であることが好ましく、通常、98、95、93、または90程度である。
好ましい酵母細胞壁粒子は、所定の条件下で測定される反射率を指標として示すことができる。酵母細胞壁粒子の好ましい一実施形態としては、例えば、下記実施例に示す反射率の測定方法によって求められる反射率を用いて、以下のように示すことができる。なお、下記実施例にて詳述するが、本発明に係る説明において示される反射率の値は、薄力粉麦分の場合を基準として相対的に求めることができる反射率である。
<入射角20°の場合>
反射率の上限は、好ましくは30%以下、より好ましくは20%以下、さらに好ましくは10%以下である。また、反射率の下限は、好ましくは0%より大きく、より好ましくは1%以上である。
<入射角60°の場合>
反射率の上限は、好ましくは30%以下、より好ましくは20%以下、さらに好ましくは10%以下である。また、反射率の下限は、好ましくは0%より大きく、より好ましくは1%以上である。
反射率は、入射角20°の場合および入射角60°の場合のいずれか一方が上記の好適な範囲に該当することが好ましく、さらには入射角20°の場合および入射角60°の場合の双方が上記の好適な範囲に該当することが好ましい。上記のような範囲の反射率であることは、強い光沢や艶を抑制し、ソフトフォーカス効果の惹起に寄与すると考えられる。
細胞内成分の除去、細胞膜の除去およびマンノプロテイン層の除去は、細胞壁の外形を保形維持できる方法であれば、特に制限はない。細胞内成分を除去する方法としては、例えば、酵素または化学薬品を用いて化学的に、または超音波破砕機などにより物理的に、細胞壁の外形を損なわない程度に細胞壁の一部を損傷させ、これを水または細胞質が可溶な溶媒で洗浄して細胞内成分を抽出する方法などが挙げられる。外形を損なわない程度に細胞壁を損傷させる点に留意すれば、一般に酵母エキスの抽出方法として知られている方法を用いて、酵母の細胞内成分を抽出した後の残渣を回収し、これを酵母細胞壁画分粒子とすることもできる。例えば、熱水に酵母を漬して細胞内成分を抽出してもよい。また、細胞内成分を除去した酵母は、市販品として購入することも可能である。
マンノプロテイン層の除去は、上記のようにして細胞内成分を除去した酵母をさらに過酸化水素、次亜塩素酸、オゾンなどの酸化剤で酸化分解処理することにより行うことができる。マンノプロテイン層を除去することにより、酵母細胞壁粒子のβ−グルカン含有量を相対的に高めることができる。
また、過酸化水素、次亜塩素酸、オゾンなどの酸化剤で処理することにより、併せて、酵母細胞壁粒子の脱色を行うこともできる。したがって、酸化剤による処理によって酵母細胞壁粒子の白色度を高めることもできる。
通常、細胞膜は、細胞内成分を抽出する処理またはマンノプロテインを除去する処理において破損するため、これらの処理においてほとんどが除去されうる。好ましくは、細胞膜などに由来する脂質成分の残りを除去するために、さらに脱脂処理を行ってもよい。脱脂処理は、酵母などの微生物について一般的に行われている方法を採用しうる。例えば、細胞内成分を抽出した後、アルコール抽出もしくはアセトン抽出を行うことが挙げられアルコール抽出を行うことが好ましい。アルコールとしては、例えば、アルコール、アルコール水溶液などが挙げられ、好ましくは、エタノール、メタノール、ブタノール等の低級アルコールが挙げられ、より好ましくはエタノールが挙げられる。脱脂処理を行うことにより、酵母細胞壁粒子のβ−グルカン含有量を相対的に高めること、および色や臭いの変性を抑制することができる。
酵母細胞壁粒子は、その表面を表面処理剤で処理してもよい。表面処理剤としては、例えば、フッ化系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水索、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤などから選ばれる1種または2種以上などが挙げられる。
本発明に用いられる酵母細胞壁粒子は、ソフトフォーカス効果や美肌効果を惹起することができる。また、酵母の細胞壁にはβ−グルカンが含まれており、保湿性を付与する成分としても優れる。また酵母は、食品等に利用可能な天然物由来の素材である。したがって、酵母細胞壁粒子は化粧用組成物の配合成分として、安全性にも優れ、しかも生分解性を有するため環境負荷を低減することができる素材である。
酵母細胞壁粒子の好ましい一形態である酵母細胞壁画分粒子は、β−グルカン含有量がより高く、保湿性の点でより優れている。また細胞質基質や細胞小器官などが除去されているので、化粧用組成物に配合する成分として、保存安定性などの点においても、より優れている。
なお、上述の酵母細胞壁粒子は、化粧用途以外の技術分野においても、ソフトフォーカス効果増強用の粉体組成物として用いることもできる。
<化粧用組成物>
本発明の化粧用組成物は、上記の酵母細胞壁粒子を含む。本発明の化粧用組成物は、例えば、酵母細胞壁粒子を化粧用組成物中に配合して、攪拌混合することにより得ることができる。
本発明の化粧用組成物中の酵母細胞壁粒子の配合量は、化粧用組成物の用途、剤型等に応じて適宜調整しうる。酵母細胞壁粒子の配合量の上限は、本発明の効果の観点からすると特に制限はないが、一般に化粧料中に粉体を混ぜる際の上限として、例えば、90重量%以下、70重量%以下、または50重量%以下でありうる。また、酵母細胞壁粒子以外の成分が主たる分散媒となっている化粧料の場合に、十分に分散させる観点からは、配合量の上限を好ましくは30重量%以下、より好ましくは25重量%以下、さらに好ましくは20重量%としうる。他方、酵母細胞壁粒子の配合量の下限は、好ましくは5重量%以上、より好ましくは10重量%以上、さらに好ましくは15%以上である。配合量の下限をこのようにすることによって、ソフトフォーカス効果、美肌効果、保湿性により優れた化粧用組成物とすることができる。
酵母細胞壁粒子は、上記のような特性を有するため、本発明の化粧用組成物はメイキャップ化粧料として好適である。メイキャップ化粧料としては、ベースメイクアップ化粧料、またはポイントメークアップ化粧料のいずれであってもよい。ベースメイクアップ化粧料としては、例えば、ファンデーション、白粉などの打粉類が挙げられる。ポイントメイクアップ化粧料としては、口紅類、頬紅、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、アイブロー、ネールエナメル、ネールトリートメントなどが挙げられる。
本発明に係るメイクアップ化粧料の好ましい剤型としては、例えば、粉末化粧料が挙げられる。ルースパウダーなどの粉末化粧料とすることで、乳化工程やプレス成型を行う必要がないため、形状を維持するための目的で酵母細胞壁粒子の配合量を制限する必要がなく、目的の効果が得られやすい。
本発明の化粧用組成物には、酵母細胞壁粒子が含まれるが、化粧用組成物の用途などの条件に応じて、一般に化粧料成分として用いられる他の粉体を配合してもよい。化粧料用の粉体としては、例えば、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類などが挙げられる。
より具体的には、以下のようなものが例示される。
白色無機顔料として、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシクム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素、二酸化珪素などが挙げられる。
有色無機顔料として、例えば、ベンガラ、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、カーボンブラック、黒色酸化チタン、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青などが挙げられる。
光輝性粉体として、例えば、二酸化チタン被積雲母、二酸化チタン被覆合成金雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、二酸化チタン被覆ガラス末、アルミニウムパウダ一等が挙げられる。
有機高分子樹脂粉体として、例えば、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末などの樹脂積層末のラメ剤;さらに、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマ一樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等などが挙げられる。
有機低分子性粉体として、例えば、N−アシルリジン等が挙げられる。
天然有機粉体として、例えば、澱粉、シルク粉体、セルロース粉末等が挙げられる。
有機顔料粉体として、例えば、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、青色1号、青色404号、黄色4号、黄色5号、黄色401号、緑色3号などが挙げられる。
金属粉体として、例えば、アルミニウム粉、金粉、銀粉などが挙げられる。
複合粉体として、例えば、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素などが挙げられる。
なお、上記粉体は、フッ化系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水索、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤などから選ばれる1種または2種以上を用いて表面処理を施していてもよい。
本発明の化粧用組成物には、上記の酵母細胞壁粒子の他、化粧料として一般に使用される油成分、乳化剤などを、目的とする製品に応じて、適宜添加することにより調製することができる。
化粧料に使用される油成分としては、例えば、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素類;オリープ油、ホホパ油、アボカド油、ダイズ油、メドウフォーム油、ラノリン等の天然動植物油脂;2−エチルヘキサン酸セチル、イソノナン駿イソノニル、イソノナ酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン駿イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸ステアリル等の脂肪酸エステル類;トリ(カプリル・カプリル酸)グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル等のトリグリセライド、及び多価アルコール脂肪酸エステル油類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状シリコーン油、デカメチルシクロベンタンシロキサン等の環状シリコーン油、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンゲル、シリコーンパウダー等の液体または固体のシリコーン油等が挙げられる。これら油成分は、1種または2種以上組み合わせて使用しうる。
化粧料に使用される乳化剤としては、例えば、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、およびシリコーン油用の乳化剤としてシリコーン系界面活性剤等が挙げられ、好ましくは、非イオン性界面活性剤、及びシリコーン系界面活性剤であり、これらを1種または2種以上を組み合わせて用いうる。非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びこれらの誘導体;モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビット、テトラステアリン酸ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル;モノステアリン酸グリセリル、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル、トリオレイン酸ポリオキシエチレングリセリル等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテルポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;モノラウリン酸ポリグリセリル、モノミリスチン酸ポリグリセリル、モノステアリン酸ポリグリセリル、モノオレイン酸ポリグリセリル、トリステアリン酸ポリグリセリル、トリオレイン酸ポリグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。シリコーン系界面活性剤としては、例えば、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン等が挙げられる。
また、本発明の化粧用組成物には、上記以外にも、化粧料として一般に用いられる成分を配合しうる。例えば、本発明の化粧用組成物には、多価アルコール、保湿剤、糖類、防腐剤、抗菌剤、金属イオン封鎖剤、水溶性高分子のような高分子増粘剤、低級アルコール、皮膜形成剤、中和剤、pH調整剤、粉体成分、または紫外線吸収剤等を配合してもよい。さらに、本発明の化粧用組成物には、例えば、ビタミン類、皮膚賦活剤、血行促進剤、抗炎症剤、美白剤、または抗しわ成分等の他の化粧成分や薬効成分、生理活性成分、香料、色素を含有させてもよい。
多価アルコールとしては、例えば1,3−プチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,2−ペンタンジオール、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、メチルグルコシド、ソルビトール、ジグリセリン等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、乳酸ナトリウム、シクロデキストリン、ピロリドンカルポン酸及びその塩、天然及び合成のセラミド類等が挙げられる。
防腐剤および抗菌剤としては、例えば、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光索、フエノキシエタノール等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム、エデト酸、エデト酸ナトリウム塩等のエデト酸塩が挙げられる。
水溶性高分子あるいは滑粘剤としては、例えば、アラビアゴム、トラガカントガム、ガラクタン、グアーガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード、デキストラン、デキストリン、プルラン、カルボキシメチルデンプン、コラーゲン、カゼイン、ゼラチン、メチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルデキストランナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ベントナイト等が挙げられる。
皮膜形成剤としては、例えば、ポリアクリル酸アルキル、エイコセン・ビニルピロリドン重合体、エステルガム等が挙げられる。
中和剤としては、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモエウム等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、イソプロパノール等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、パラメトキシ桂皮酸2−エチルへキシル、2−(4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸ヘキシルエステル、パラメトキシケイ皮酸ベンジル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル、パラメトキシケイ皮酸2−エトキシエチル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物等のケイ皮酸系紫外線吸収剤;ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシプロピル)アミノ]安息香酸エチル、2−(4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシベンゾイル)−安息香酸ヘキシルエステル等の安息香酸エステル系紫外線吸収剤;サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸フェエル、サリチル酸オクチル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸p−tert−ブチルフェニル、サリチル酸ホモメンチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;2,4,6−トリアニリノ−p−(カルボ−2’−エチルヘキシル−1’−オキシ)−1,3,5ートリアジン等のトリアジン系紫外線吸収剤;その他に、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン、オクトクリレン、アントラニル酸メンチル、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルへキシル、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸、2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート等が挙げられる。
薬効成分としては、例えば以下のようなものが挙げられる。
ビタミン類として、例えば、コエンザイムQ10、ビタミンA油、レチノール等のビタミンA類;リボフラビン等のビタミンB2類;ピリドキシン塩酸溢等のB6類;Lーアスコルビン酸、L−アスコルビン酸リン酸マグネシウム、L−アスコルピン酸モノパルミチン酸エステル、L−アスコルピン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−グルコシド等のビタミンC類;パントテン酸カルシウム等のパントテン酸類、ピタミンD2、コレカルシフェロール等のビタミンD類;α−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール等のビタミンE類などが挙げられる。
美白剤として、例えば、アルブチン、エラグ酸、トラネキサム酸、プラセンタエキス、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等が挙げられる。
皮膚賦活剤として、例えば、ローヤルゼリー、ブナノキエキス等が挙げられる。
血行促進剤として、例えば、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、γ−オリザノール等が挙げられる。
抗炎症剤として、例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、アズレン、アライトイン等が挙げられる。
アミノ酸類として、例えば、アルギニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等が挙げられる。
さらに各種抽出物として、例えば、セイヨウトチノキ種子エキス、カミツレ花エキス、ソウハクヒエキス、ボタンエキス、パセリエキス、ブナノキエキス、ワイン酵母エキス、グレープフルーツエキス、スイカズラエキス、コメエキス、ブドウエキス、ホップエキス、コメヌカエキス、ビワエキス、オウバクエキス、ヨクイニンエキス、センブリエキス、メリロートエキス、パーチエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、トウガラシエキス、レモンエキス、ゲンチアナエキス、シソエキス、アロエエキス、ローズマリーエキス、セージエキス、ケイヒエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、ニンジンエキス、マロニエエキス、ハマメリスエキス、クワエキス、オクゴンエキス、オトギリソクエキス、セイヨウサンザシエキス、ツボクサエキス、クズ根粒エキス、アーティチョーク葉エキス、エイジツエキス、エーデルワイスエキス等が挙げられる。
本発明のメイクアップ化粧料の好ましい種類としては、例えば、ファンデーションや化粧下地などが挙げられる。ファンデーションの剤型は、例えば、ルース状ファンデーション、ケーキ状のパウダーファンデーション、W/O乳化リキッドファンデーション、油性スティックファンデーション等としうる。化粧下地の剤型は、W/O乳化化粧下地、O/W乳化化粧下地などとしうる。
本発明のメイクアップ化粧料は、酵母細胞壁粒子を含むため、メイクアップ化粧料において特に期待される効果である、ソフトフォーカス効果、美肌効果、保湿効果が優れている。また、本発明のメイクアップ化粧料は、粉体成分として酵母細胞壁粒子を主成分とすることができ、安全性に優れ、且つ、環境負荷を低減したメイクアップ化粧料とすることができる。
以下に実施例を挙げて本発明について具体的に説明するが、本発明の技術的範囲が下記の実施例に限定されるものではない。
<製造例1>
以下のように、細胞内成分が除去された酵母の細胞壁画分を、脱色、脱脂、乾燥処理して、酵母細胞壁画分粒子を調製した。
市販の酵母(Candida utilis)を原料Aとして、原料Aの酵母から熱水によるエキス抽出を行い、エキス抽出後の残渣(固形分)を回収したものを細胞壁画分として用意した。細胞壁画分5%、48%水酸化ナトリウム水溶液でpH=11.5に調整し、過酸化水素対液1%になるように加えて、60℃に温度調整したウォーターバス内で、20時間攪拌にて脱色反応を実施した。反応後は1NのHClでpHを7.0に調整して、残過酸化水素を除去するためにカタラーゼ(製品名:レオネットFプラス、ナガセケムテックス社製)を対過酸化水素で1%添加し、30分反応を実施し、残カタラーゼを失活させた後は遠心分離(8,000rpm、10min)を行い、残渣は水洗浄を3回行い残渣が再び5%濃度になるように水懸濁し、28℃に温度調整したウォーターバス内で、20時間攪拌にて洗浄を実施した。同様に3回水洗浄後、残渣が5%濃度になるようにエタノールに懸濁し、28℃に温度調整したウォーターバス内で、20時間静置にて脱脂を実施した。脱脂後は遠心分離(8,000rpm、10min)し、残渣は水洗浄を3回行った。その後スプレードライヤー(東京理化器械製)で噴霧乾燥を行い、白色粉末(製造例1)を得た。
<製造例2>
熱水による酵母のエキス抽出から、脱脂後の遠心分離を経て、残渣の水洗浄を3回行うまでの上記製造例1の処理を、2回繰り返し、その後、スプレードライヤー(東京理化器械製)で噴霧乾燥を行い、白色粉末(製造例2)を得た。
<製造例3>
亜硫酸蒸解培地で培養した酵母(Candida utilis)を原料Bとして、原料Bの酵母から熱食塩抽出による成分抽出を行い、エキス抽出後の残渣(固形分)を回収したものを用いたこと、および水酸化ナトリウム水溶液0.1Nで脱色反応したこと以外は製造例2と同じ方法で、白色粉末(製造例3)を得た。
得られた白色粉末(酵母細胞壁画分粒子)の電子顕微鏡写真(キーエンス(株)製)を撮影した。製造例1および3の顕微鏡写真を図1および2にそれぞれ示す。
<評価方法>
製造例1で得られた白色粉末(酵母細胞壁画分粒子)について以下の項目を評価した。
<収率>
脱脂、水洗浄され、噴霧乾燥前の段階の残渣(酵母細胞壁画分試料)の重量を、原料として用いた酵母の生菌重量(仕込み酵母重量)で除し、百分率で示して、収率(%)とした。
<粒度分布および平均粒子径>
レーザ回折式粒度分布測定装置(マスターサイザー3000、Malvern社製)を使用した。測定に用いる分散媒は水とし、試料0.1gを加え、測定を実施し、粒度分布と、堆積累計50%粒子径(平均粒子径)を求めた。
<白色度>
得られた粉末の白色度は、日本電色工業(株)製分光色差計SE6000を用い、反射率にて測定した。
<β−グルカン含有量>
β−グルカン含有量を、β−グルカン測定キット(メガザイム社製)を用い、これに添付のマニュアルに従って測定した。
原料の酵母に比べ、製造例1、製造例2のβ−グルカン含有量値が増加していることを確認した。
製造例1〜3の白色粉末について、上記の測定方法に従って測定した各項目の結果を表1に示す。また、製造例1の白色粉末の粒度分布を、図3に示す。
<実施例1〜4:ファンデーション>
下記のようにして、ファンデーションを調製した。市販のパウダーファンデーション
(ドゥベスト(株)製ACパウダリーファンデーション ミディアムベージュ)と製造例1で得られた白色粉末とを、95:5(実施例1)、90:10(実施例2)、80:20(実施例3)の比率(重量部)にてそれぞれ配合し、少量の70重量%エタノールを加え、乳鉢で良く混合し40℃の乾燥機内で一晩乾燥させ、実施例1〜3のファンデーションを得た。
さらに上記市販のパウダーファンデーションと製造例3で得られた白色粉末とを80:20(実施例4)の比率(重量部)にて配合し、少量の70%エタノールを加え乳鉢で良く混合し40℃の乾燥機内で一晩乾燥させ、実施例4のファンデーションを得た。
<比較例1:ファンデーション>
市販のパウダーファンデーションドゥベスト(株)製)に製造例1で得られた白色粉末を加えない以外は実施例1と同じ方法で比較例1のファンデーションを得た。
<比較例2:ファンデーション>
上記市販のパウダーファンデーションと市販のマイクロビーズ(住友精化製、平均粒子径182μm)を80:20の比率(重量部)で配合し、少量の70%エタノールを加え乳鉢で良く混合し40℃の乾燥機内で一晩乾燥させ、比較例2のファンデーションを得た。
<ソフトフォーカス効果の評価>
ソフトフォーカス効果について、凹凸の目立たなさ(ソフトフォーカス効果)を目視にて、下記の評価基準に従って評価した。人工皮革サプラーレ(出光ファインテクノ製)を5cm×10cmに裁断し、実施例1〜4、並びに比較例1及び2のファンデーションを、化粧用スポンジを用いて25mg塗布後、デジタル顕微鏡(株)ハイロックス製デジタルマイクロスコープKH−8700)の倍率35倍で撮影した写真より目視評価した。結果を表2に示す。また、実施例1〜4、比較例1及び2、並びにブランクの対比写真を図4に示す。なお、ブランクは、上記人工皮革に何も塗布していないものである。
[評価基準]
A:非常に良好
B:良好
C:普通
D:不良
C以上が実用可能なレベルと判断された。
表2および図4の結果から、ブランクおよび比較例1に比べ、実施例1〜4のファンデーションを塗布した人工皮革では、シボ模様の凹凸がぼけて写っており、実施例1〜4のファンデーションにソフトフォーカス効果があることが明らかになった。
<光散乱効果の評価>
小麦分、製造例1の酵母細胞壁粒子、および化粧品の光拡散用に用いられているシリコンアクリル微粒子2種類を、下記粉体試料1〜4として用意し、変角光度を測定することにより、光散乱効果を評価した。
粉体試料1:小麦粉(薄力粉麦粉「日清クッキングフラワー」、日清製粉社製)
粉体試料2:製造例1の酵母細胞壁粒子
粉体試料3:トスパール145(タナック社、平均粒子径:4.5μm、屈折率:1.42〜1.43、変動係数(CV値):10〜15%)
粉体試料4:トスパール120(タナック社、平均粒子径:2.0μm、屈折率:1.42〜1.43、変動係数(CV値):10〜15%)
粉体試料1〜4について変角光度計を用いて反射率等を測定するために、各粉体試料についてベースサンプル1(粉体試料1)及び測定用サンプル2〜4を用意した。測定用サンプルは、黒色アクリル板上に光学粘着材を貼合後、粘着層上に粉体試料を十分量ふりかけ、エアーにて余剰分を吹き飛ばすことにより、黒色アクリル板の一方の面に粉体試料で平面層を形成して作製した。
変角光度計およびその測定条件は、次のとおりである。
変角光度計:GC5000L(日本電色社製)
モード:反射モード
入射角:20°または60°
受光角(反射角):−85°〜85°
各測定用サンプルの平面に入射角20°または60°で投光し、受光角を−85°〜85°の範囲で5°ずつ変化させながら各受光角における反射強度をもとに反射分布図を作成した。
入射角20°の場合の反射分布図を図5に、入射角60°の場合の反射分布図を図6にそれぞれ示す。図5および図6において、横軸は反射角を表し、「0」は測定サンプルの平面に対し直行方向を示し、「90」は水平方向を示す。縦軸は、反射光の強度を示す。
得られた反射強度をもとに、反射率を計測した。反射率は、各入射角におけるベースサンプル(粉体試料1)の反射強度を基準とし、測定用サンプル2〜4の反射率は、下記の式(1)および(2)から各受光角における反射率を求めた。求められた反射率を表3に示す。
<式(1)>
入射角20°における反射率A(%)
=(100÷受光角20°におけるベースサンプルの反射強度)×受光角20°における各測定用サンプルの反射強度
<式(2)>
入射角60°における反射率A(%)
=(100÷受光角60°におけるベースサンプルの反射強度)×受光角60°における各測定用サンプルの反射強度
各粉体試料により、反射パターンが異なることが確認できた。ソフトフォーカス効果を得る観点からは、反射率は高くない方が好ましいと考えられる。上記の粉体試料のうちでは、粉体試料2(製造例1の酵母細胞壁粒子)の反射率が最も低い。また図6(入射角60°の場合)から導かれるように、製造例1の酵母細胞壁粒子は、反射率が高すぎず、程良い散乱を生じさせることができるものと推定できる。

Claims (6)

  1. 酵母細胞壁粒子を含む化粧用組成物であって、
    前記酵母細胞壁粒子は、カンジダ(Candida)属に属する酵母の細胞内成分が除去された細胞壁画分であり、且つ、カンジダ(Candida)属に属する酵母の外形を留めるように細胞壁を保形維持しており、
    前記酵母細胞壁粒子の平均粒子径が1〜25μmである、
    化粧用組成物。
  2. 前記カンジダ(Candida)属に属する酵母が、カンジダ・ユチリス(Candida utilis)である、請求項1に記載の化粧用組成物。
  3. 前記酵母細胞壁粒子の平面形状が、オーバル状である、請求項1または2に記載の化粧用組成物。
  4. 前記酵母細胞壁粒子は、当該酵母細胞壁粒子の粉末で平面層を形成した場合に、当該層の反射率が、下記の要件(a)および(b):
    (a)入射角20°の場合の反射率が30%以下である;および
    (b)入射角60°の場合の反射率が30%以下である、
    のうちの一方または双方の要件を満たす粒子である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
  5. メイクアップ化粧料である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
  6. 粉体化粧料である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
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