JP2020089438A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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淳生 福元
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Abstract

【課題】ウェスト伸縮部の伸張状態を外部から視認することができる使い捨ておむつを提供する。【解決手段】ウェスト伸縮部1を有する使い捨ておむつであって、ウェスト伸縮部1は、肌面側に配された内側シート3と非肌面側に配された外側シート4の間におむつ幅方向xに沿って延びるウェスト弾性部材2が配されて形成され、外側シート4には、おむつ長手方向yに沿って線状に延び、おむつ幅方向xに複数並んでいる接着部5が設けられ、接着部5でウェスト弾性部材2が外側シート4に接合され、ウェスト伸縮部1は、外側シート4側から見て接着部5で着色されて、着色部6が形成され、着色部6の間に非着色部が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ウェスト弾性部材を備えた使い捨ておむつに関するものである。
従来、ウェスト弾性部材が設けられた使い捨ておむつが広く知られている。このような使い捨ておむつは、ウェスト弾性部材の伸縮力によって腰回りへのフィット性が高まり、腹部側や背部側からの尿等の漏れを防ぐことができる。使い捨ておむつの腰回りへのフィット性を高めるためには、着用の際にウェスト弾性部材が適度な伸張状態となることが望ましい。例えば特許文献1には、弾性部材の伸張の程度を外部から視認することができるようにするために、第1の指標マーカーと第2の指標マーカーを備えた使い捨ておむつが開示されている。特許文献1に開示された使い捨ておむつでは、弾性領域に連結された第1の指標マーカーと第2の材料片に対して連結された第2の指標マーカーが設けられ、第1および第2の指標マーカーは弾性領域の伸びの方向に互いに変位可能であり、第1および第2の指標マーカー間の相対ポジションの変化によって弾性領域の伸びの量が提示されるようになっている。
特表2008−522781号公報
特許文献1に開示される使い捨ておむつによれば、第1および第2の指標マーカーによって弾性領域の伸張状態を外部から視認することができるが、そのような機能を簡便に使い捨ておむつに付与できればより好ましい。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ウェスト伸縮部を有する使い捨ておむつであって、ウェスト伸縮部の伸張状態を外部から視認することができる使い捨ておむつを提供することにある。
前記課題を解決することができた本発明の使い捨ておむつとは、ウェスト伸縮部を有する使い捨ておむつであって、ウェスト伸縮部は、肌面側に配された内側シートと非肌面側に配された外側シートの間におむつ幅方向に沿って延びるウェスト弾性部材が配されて形成され、外側シートには、おむつ長手方向に沿って線状に延び、おむつ幅方向に複数並んでいる接着部が設けられ、当該接着部で、ウェスト弾性部材が外側シートに接合され、ウェスト伸縮部は、外側シート側から見て接着部で着色されて、着色部が形成され、着色部の間に非着色部が形成されているところに特徴を有する(第1実施態様)。本発明の使い捨ておむつはまた、ウェスト伸縮部が、外側シート側から見て接着部の間の非接着部で着色されて、着色部が形成され、着色部の間に非着色部が形成されているもの(第2実施態様)、あるいは、ウェスト伸縮部が、外側シート側から見て接着部で着色されて、第1着色部が形成され、第1着色部の間に、第1着色部とは異なる色で着色された第2着色部が形成されているもの(第3実施態様)であってもよい。
本発明の使い捨ておむつは、ウェスト伸縮部を外側シート側から見たときの着色部の視認状況や、着色部の幅方向の配置間隔に基づき、ウェスト伸縮部の伸張状態が適切か否か外部から確認することができる。そのため、着色部を目安にして、使い捨ておむつが着用者の腰回りのサイズに適合した状態で着用されているか、判断することができる。ウェスト伸縮部に第1着色部と第2着色部が形成される場合は、第1着色部と第2着色部を目安にしてウェスト伸縮部の伸張状態を判断することができる。
上記の第1実施態様と第3実施態様において、着色部および第1着色部は、接着部を構成する接着剤に顔料または染料が含有されて形成されることが好ましい。これにより、ウェスト伸縮部の接着部が設けられた部分に簡便に着色部を形成することができる。
上記の第2実施態様と第3実施態様において、着色部および第2着色部は、外側シートに印刷を施すことにより形成されることが好ましい。これにより、製造上簡便に着色部や第2着色部を形成することができる。
着色部、第1着色部および第2着色部は、おむつ長手方向に沿って線状に延び、おむつ幅方向に複数並んで設けられることが好ましい。これにより、製造上簡便に着色部、第1着色部および第2着色部を形成することができ、また、視覚的にも、ウェスト伸縮部の幅方向への伸張の程度を、着色部、第1着色部および第2着色部によって認識しやすくなる。
本発明の使い捨ておむつは、テープタイプの使い捨ておむつに適用することができる。この場合、テープタイプの使い捨ておむつは、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートの間に吸収体が配されて構成され、前記内側シートがトップシートであり、前記外側シートがバックシートであり、前記ウェスト弾性部材が吸収体よりおむつ長手方向の外方に設けられていることが好ましい。このように構成されたテープタイプの使い捨ておむつは、着色部の幅方向の配置間隔を目安として、ウェスト伸縮部が幅方向に適度に伸張した状態で着用者の腰回りに装着されているか確認することができる。また、使い捨ておむつが着用者の腰回りにフィットするように、おむつを着用する際に、止着部材の止着位置を適切に調節することができる。
本発明の使い捨ておむつは、パンツタイプの使い捨ておむつに適用することができる。この場合、パンツタイプの使い捨ておむつは、パンツ形状に形成された外装部材の股部に吸収体が配されて構成され、外装部材は、外層シートとその肌面側に設けられた内層シートを有し、前記内側シートが内層シートであり、前記外側シートが外層シートであり、前記ウェスト弾性部材が外装部材のウェスト開口縁に沿って設けられていることが好ましい。このように構成されたパンツタイプの使い捨ておむつは、おむつを着用した際に、着色部の幅方向の配置間隔を目安にして、着用者の腰回りにフィットしたサイズであるかどうか判断することができる。
本発明の使い捨ておむつは、ウェスト伸縮部を外側シート側から見たときの着色部の視認状況や、着色部の幅方向の配置間隔に基づき、ウェスト伸縮部の伸張状態が適切か否か外部から確認することができる。そのため、着色部を目安にして、使い捨ておむつが着用者の腰回りのサイズに適合した状態で着用されているか、判断することができる。
ウェスト伸縮部の構成例を表し、図1(a)はウェスト伸縮部を外側シート側から見た平面図を表し、図1(b)は図1(a)のI−I断面図を表す。 ウェスト伸縮部の構成例を表し、図2(a)はウェスト伸縮部を外側シート側から見た平面図を表し、図2(b)は図2(a)のII−II断面図を表す。 ウェスト伸縮部の構成例を表し、図3(a)はウェスト伸縮部を外側シート側から見た平面図を表し、図3(b)は図3(a)のIII−III断面図を表す。 着色部の形成例を表し、図4(a)は、複数の着色部によって円形の図形が形成される例を表し、図4(b)は、複数の着色部によって星形の図形が形成される例を表す。 テープタイプの使い捨ておむつを非肌面側から見た平面図を表す。 図5に示した使い捨ておむつのVI−VI断面図を表す。 パンツタイプの使い捨ておむつの斜視図を表す。 図7に示した使い捨ておむつの前側部と後側部との接合を解いて展開した状態を非肌面側から見た平面図を表す。 図8に示した使い捨ておむつのIX−IX断面図を表す。
本発明の使い捨ておむつは、ウェスト伸縮部を有するものである。ウェスト伸縮部は、使い捨ておむつの着用の際に、着用者の腰回りに沿ってギャザーが形成されるように機能し、着用者の腰回りのフィット性を高めたり、おむつの腹部側や背部側からの尿等の漏れを防ぐことができる。本発明の使い捨ておむつは、このようにウェスト伸縮部が備えられたものであり、ウェスト伸縮部の伸張状態をおむつの外側から視認できるものである。
使い捨ておむつは、着用者の腰回りに着用できるものであれば特に限定されない。使い捨ておむつは、例えば、前側部と後側部とこれらの間に位置し吸収体が備えられた股部とから構成される。前側部は、使い捨ておむつを着用の際に着用者の腹側に当てる部分に相当し、後側部は、使い捨ておむつを着用の際に着用者の背側に当てる部分に相当する。股部は、前側部と後側部との間に位置し、着用者の股間に当てる部分に相当する。
使い捨ておむつとしては、例えば、テープタイプの使い捨ておむつであってもよく、パンツタイプの使い捨ておむつであってもよい。テープタイプの使い捨ておむつは、例えば、後側部の幅方向の両端部に止着部材が設けられて構成され、当該止着部材を前側部に止着することにより、着用時にパンツ形状に形成することができる。パンツタイプの使い捨ておむつは、ウェスト開口部と一対の脚開口部とを有するパンツ形状を有し、着用前からパンツ形状に形成されているものである。テープタイプの使い捨ておむつであれば、おむつの長手方向の端部に幅方向に沿って延びるようにウェスト弾性部材を設けることによりウェスト伸縮部を形成することができ、パンツタイプの使い捨ておむつであれば、ウェスト開口縁の縁に沿ってウェスト弾性部材を設けることによりウェスト伸縮部を形成することができる。
使い捨ておむつにおいて、長手方向とは、使い捨ておむつを着用者が着用した際、着用者の股間の前後方向に延びる方向を意味する。幅方向とは、使い捨ておむつと同一面上にあり長手方向と直交する方向を意味し、使い捨ておむつを着用した際の着用者の左右方向に相当する。また、長手方向と幅方向から形成される面に対して垂直方向を厚み方向とする。さらに、使い捨ておむつを着用者が着用した際に、着用者の肌に向かう側を肌面側とし、その反対側を非肌面側とする。
使い捨ておむつは、例えば、前側部と後側部とこれらの間に位置する股部とを有する外装部材の股部に、トップシートとバックシートの間に吸収体が配された吸収性本体を設けて構成することができる。使い捨ておむつはまた、トップシートとバックシートの間に吸収体が配された積層体が、前側部と後側部とこれらの間に位置する股部とを有するように形成されてもよい。
トップシートは、吸収体よりも肌面側に位置するシートであり、液透過性であることが好ましい。トップシートとしては、例えば、セルロース、レーヨン、コットン等の親水性繊維から形成された不織布や;ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布であって、疎水性繊維の表面が界面活性剤により親水化されたもの等を用いることができる。また、トップシートとして、織布、編布、有孔プラスチックフィルム等を用いてもよい。
バックシートは、吸収体よりも非肌面側に位置するシートであり、液不透過性であることが好ましい。バックシートとしては、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、PET)、ポリアミド(例えば、ナイロン)等の疎水性繊維から形成された不織布や、プラスチックフィルム等を用いることができる。また、不織布とプラスチックフィルムとの積層体を用いてもよい。
外装部材は、液透過性であっても液不透過性であってもよく、トップシートやバックシートに使用可能なシート材料を用いることができる。外装部材は、内層シートに外層シートが積層されて形成されることが好ましく、内層シートと外層シートは液透過性であっても液不透過性であってもよい。
上記説明した各シート材料として不織布を用いる場合、不織布としては、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、メルトブロー不織布、エアレイド不織布、SMS不織布等を用いることが好ましい。
吸収体は、尿等の排泄物を吸収できる吸収性材料を含むものであれば特に限定されない。吸収体としては、例えば、吸収性材料を所定形状に成形した成形体を用いたり、あるいは当該成形体を紙シート(例えば、ティッシュペーパーや薄葉紙)や液透過性不織布シート等の被覆シートで覆ったものを用いることができる。吸収性材料としては、例えば、パルプ繊維等の親水性繊維や、ポリアクリル酸系、ポリアスパラギン酸系、セルロース系、デンプン・アクリロニトリル系等の吸水性樹脂等が挙げられる。また、吸水性材料には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン繊維や、PET等のポリエステル繊維、ポリアミド繊維等の熱融着性繊維が含まれてもよい。これらの熱融着性繊維は、尿等との親和性を高めるために、界面活性剤等により親水化処理がされていてもよい。
吸収性材料は、尿等の吸収速度を高める点から、親水性繊維を含むことが好ましい。また、吸収容量を高める点からは、吸収性材料は吸水性樹脂を含むことが好ましい。従って、吸収体は親水性繊維(特にパルプ繊維)と吸水性樹脂を含むことが好ましい。この場合、例えば、親水性繊維の集合体に吸水性樹脂を混合または散布したものを用いることが好ましい。
吸収体は、シート状吸収体であってもよい。シート状吸収体としては、不織布間に吸水性樹脂を有しパルプ繊維を有しないように形成されたものが挙げられる。このように形成されたシート状吸収体は、不織布間に吸水性樹脂を有するため、高い吸収容量を実現できる。また、シート状吸収体は不織布間にパルプ繊維を有しないため、嵩張らず薄型に形成することができる。
シート状吸収体は、吸収性材料として吸水性繊維を用いてもよい。この場合もまた、シート状吸収体は嵩張らず薄型に形成される。吸水性繊維としては、プロトン化または塩形成したカルボキシル基を含有する繊維が挙げられる。例えば、アクリル繊維を加水分解して、アクリル繊維に含まれるニトリル基をカルボキシル基に変換することにより、吸水性繊維を得ることができる。このとき、吸水性繊維に含まれるカルボキシル基は、アルカリ金属塩またはアンモニア塩を形成していることが好ましい。また吸水性繊維は、親水性繊維をアクリル酸に浸漬し、繊維表面でアクリル酸を析出させることにより製造することができる。
吸収体の形状(平面形状)は特に限定されない。吸収体の形状は、用途に応じて適宜決定すればよく、例えば、略長方形、砂時計形、ひょうたん形、羽子板形等が挙げられる。
使い捨ておむつの肌側面には、幅方向の両側に立ち上がりフラップが設けられていてもよい。立ち上がりフラップを設けることにより、尿等の横漏れが防止される。立ち上がりフラップは、例えば、トップシートの幅方向の両側に、長手方向に延在するサイドシートを接合し、サイドシートの幅方向の内方部分に弾性部材を設けることにより形成される。このようにサイドシートと弾性部材を設けることにより、弾性部材の収縮力によりサイドシートの幅方向の内方部分が着用者の肌に向かって立ち上がり、立ち上がりフラップが形成される。立ち上がりフラップまたはサイドシートは、液不透過性のプラスチックフィルムや液不透過性の不織布等により構成されることが好ましい。
ウェスト伸縮部について説明する。ウェスト伸縮部は、肌面側に配された内側シートと非肌面側に配された外側シートの間にウェスト弾性部材が配されて構成される。ウェスト弾性部材はおむつの幅方向に沿って延びるように配され、これによりおむつの幅方向に伸縮可能なウェスト伸縮部が形成される。
ウェスト弾性部材としては、ポリウレタン糸、ポリウレタンフィルム、天然ゴム等の通常の使い捨ておむつに用いられる弾性伸縮材料を用いることができる。ウェスト弾性部材は、伸張状態で固定されることが好ましく、また、ホットメルト接着剤等の接着剤で固定されることが好ましい。例えば、繊度40〜1,240dtexのポリウレタン糸を、倍率1.1〜5.0倍に伸張して配設し、固定する。接着剤としては、ゴム系のホットメルト接着剤を用いることが好ましい。なお、前記倍率は、非伸張状態を1.0倍とする。
内側シートと外側シートは、おむつを着用した際に着用者の腰回りに位置し、内側シートが外側シートよりも肌面側に配されているものであれば、特に限定されない。例えば、トップシートを内側シートとし、バックシートを外側シートとし、ウェスト弾性部材をトップシートとバックシートの間に配したり、あるいは、使い捨ておむつが上記に説明した外装部材を有する場合は、外装部材の内層シートを内側シートとし、外層シートを外側シートとし、ウェスト弾性部材を内層シートと外層シートの間に配してもよい。また、折り返したシート部材の間にウェスト弾性部材を配し、折り返したシート部材の肌面側の部分を内側シートとし、非肌面側の部分を外側シートとしてもよい。
ウェスト弾性部材は少なくとも外側シートに接着固定され、この際、ウェスト弾性部材は伸張状態で外側シートに取り付けられることが好ましい。ウェスト弾性部材は、さらに内側シートにも接着固定されることが好ましい。
ウェスト弾性部材はおむつの長手方向に複数並んで設けられることが好ましく、その本数は2本以上が好ましく、3本以上がより好ましい。ウェスト弾性部材の本数の上限は特に限定されず、例えば20本以下であってもよく、15本以下であってもよく、10本以下であってもよい。
外側シートには、おむつの長手方向に沿って線状に延び、おむつの幅方向に複数並んでいる接着部が設けられ、ウェスト弾性部材は、当該接着部で外側シートに接合される。このようにウェスト弾性部材が外側シートに接合されることにより、おむつの幅方向に複数並んだ接着部の間に、外側シートがウェスト弾性部材や内側シートに接合されない非接着部が形成される。ウェスト伸縮部において、外側シートの非接着部は、ウェスト弾性部材が収縮した状態で、撓んで形成され、これによりウェスト伸縮部におむつの長手方向に延びる襞が形成される。その結果、接着部は、おむつの外側から見て、ウェスト伸縮部の収縮状態で、外側シートの非接着部によって隠れるように形成され、ウェスト伸縮部の伸張状態で、外側シートの非接着部の間から現れるように形成される。また、非接着部は、ウェスト伸縮部の収縮状態で幅方向に密に並んで配され、ウェスト伸縮部の伸張状態で幅方向に間隔を広げて配されるように形成される。
本発明の使い捨ておむつは、このようにウェスト伸縮部の伸張の程度に応じて外側シートの接着部が見え隠れすることや、接着部の幅方向の間隔が変化することを利用して、ウェスト伸縮部の伸張の程度を目視で確認できるように構成されている。具体的には、ウェスト伸縮部を、外側シート側から見て接着部で着色したり、あるいは非接着部で着色することにより、ウェスト伸縮部に着色部を形成し、この着色部を目安にしてウェスト伸縮部の伸張の程度を視認できるようにしている。これについて、図1〜図3を参照して説明する。
図1には、ウェスト伸縮部の接着部に着色部が形成された例を示した。図1(a)には、ウェスト伸縮部を外側シート側から見た平面図が示されており、図1(b)には、図1(a)のI−I断面図が示されている。図1には、ウェスト伸縮部が幅方向にある程度伸張した状態が示されている。なお、下記の図2および図3に示されたウェスト伸縮部も同様に、幅方向にある程度伸張した状態が示されている。
ウェスト伸縮部1は、内側シート3と外側シート4の間に幅方向xに沿って延びるウェスト弾性部材2が配されて形成され、外側シート4には、長手方向yに沿って線状に延び、幅方向xに複数並んでいる接着部5が設けられ、接着部5でウェスト弾性部材2が外側シート4に接合されている。図面では、接着部5でウェスト弾性部材2が内側シート3にも接合され、また、接着部5で内側シート3が外側シート4に接合されている。図1に示したウェスト伸縮部1は、外側シート4側から見て接着部5で着色されて、着色部6が形成され、着色部6の間に非着色部が形成されている。このようにウェスト伸縮部1が形成されることにより、ウェスト伸縮部1の収縮状態では、着色部6が外側シート4側から見て非着色部によって隠され、ウェスト伸縮部1を幅方向xに伸張させると着色部6が外側シート4側から視認できるようになる。そして、ウェスト伸縮部1を幅方向xに伸張させるにつれて、着色部6の幅方向xの間隔が広がるように変化する。
図2には、ウェスト伸縮部の非接着部に着色部が形成された例を示した。図2(a)には、ウェスト伸縮部を外側シート側から見た平面図が示されており、図2(b)には、図2(a)のII−II断面図が示されている。図2に示したウェスト伸縮部1は、図1に示したウェスト伸縮部1とは異なり、外側シート4側から見て接着部5の間の非接着部で着色されて、非接着部に着色部6が形成され、着色部6の間に非着色部が形成されている。つまり、接着部5は、非着色部となっている。このようにウェスト伸縮部1が形成されることにより、ウェスト伸縮部1の収縮状態では、着色部6が幅方向xに密に並んで配され、ウェスト伸縮部1を幅方向xに伸張させるにつれて、着色部6の幅方向xの間隔が広がるように変化する。
図1および図2に示したウェスト伸縮部1は、外側シート4側から見たときの着色部6の視認状況や、着色部6の幅方向xの配置間隔に基づき、ウェスト伸縮部1の伸張状態が適切か否かを確認することができる。そのため、着色部6を目安にして、使い捨ておむつが着用者の腰回りのサイズに適合した状態で着用されているか、判断することができる。
図3には、ウェスト伸縮部の接着部に第1着色部が形成され、非接着部に第2着色部が形成された例を示した。図3(a)には、ウェスト伸縮部を外側シート側から見た平面図が示されており、図3(b)には、図3(a)のIII−III断面図が示されている。図3に示したウェスト伸縮部1は、外側シート4側から見て接着部5で着色されて、第1着色部7が形成され、第1着色部7の間に、第1着色部7とは異なる色で着色された第2着色部8が形成されている。このようにウェスト伸縮部1は第1着色部7と第2着色部8が形成されるものであってもよく、この場合も第1着色部7と第2着色部8を目安にしてウェスト伸縮部1の伸張状態を判断することができる。
着色部、第1着色部、第2着色部は、ウェスト伸縮部を外側シート側から見たときに視認可能に設けられればよい。例えば、外側シートの肌面側の面または非肌面側の面に印刷を施し、印刷が施された部分を着色部とすることができる。特に、図2に示したウェスト伸縮部の着色部や図3に示したウェスト伸縮部の第2着色部は、外側シートに印刷を施すことにより形成することが、製造上簡便であり好ましい。一方、図1に示したウェスト伸縮部の着色部や図3に示したウェスト伸縮部の第1着色部は、外側シートに印刷を施すことにより形成することもできるが、接着部を着色して着色部や第1着色部を形成することもできる。この場合は、接着部を構成する接着剤に顔料または染料が含有されることが好ましい。このように着色部を形成することにより、ウェスト伸縮部の接着部が設けられた部分に簡便に着色部を形成することができる。
着色部、第1着色部、第2着色部の色は、白色でないことが好ましい。これにより、使い捨ておむつにおいて、着色部、第1着色部、第2着色部を目立たせることができる。これらの色としては、赤色、橙色、黄色、黄緑色、緑色、青色、紫色、黒色などが挙げられ、色の種類は特に限定されない。
ウェスト伸縮部には、おむつの長手方向に延びる襞が、ある程度の大きさで、できるだけきれいに形成されることが好ましい。このような観点から、接着部は、隣接する接着部間の間隔が2mm以上であることが好ましく、3mm以上がより好ましく、また10mm以下が好ましく、7mm以下がより好ましい。なお前記間隔は、弾性部材を細かく切断するなどして、おむつに配される弾性部材の収縮力が発現しない状態で測定される(以下、本発明における長さの測定は、同様にして行うものとする)。
ウェスト伸縮部の接着部は、おむつの長手方向の長さが少なくとも10mm以上であることが好ましく、15mm以上がより好ましく、20mm以上がさらに好ましい。これにより、ウェスト伸縮部に、おむつの長手方向に延びる襞がある程度の長さで好適に形成されやすくなる。
ウェスト伸縮部の襞の大きさは、ウェスト弾性部材の配設ピッチによっても影響を受ける。ウェスト弾性部材の配設ピッチは、例えば1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましく、また25mm以下が好ましく、20mm以下がより好ましい。比較的大きい襞をきれいに形成する観点からは、ウェスト弾性部材の配設ピッチは、4mm以上または5mm以上であってもよく、また18mm以下または16mm以下であってもよい。ウェスト弾性部材の配設ピッチは、おむつの長手方向に複数並んで設けられたウェスト弾性部材の中心間の距離を計測することにより求めることができる。
ウェスト伸縮部には、おむつの長手方向に延びる襞がある程度密に形成されることが好ましい。これにより、ウェスト伸縮部の収縮状態で、接着部が当該襞によって隠れやすくなる。このような観点から、接着部の幅は、5mm以下が好ましく、4mm以下がより好ましく、3mm以下がさらに好ましい。一方、接着部での接着力を確保する観点から、接着部の幅は0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましい。
着色部(第1着色部と第2着色部を含む)は、ウェスト伸縮部の全領域に設けられてもよく、一部の領域に設けられてもよい。なお、着色部は、ウェスト伸縮部の幅方向への伸張の程度を視認できるようにするために設けられることから、着色部が設けられる領域は、ある程度の大きさで、おむつの幅方向に長く形成されることが好ましい。着色部が設けられる領域の大きさは、例えば、おむつの幅方向に対しては20mm以上が好ましく、30mm以上がより好ましく、50mm以上がさらに好ましく、おむつの長手方向に対しては、5mm以上が好ましく、10m以上がより好ましく、15mm以上がさらに好ましい。なお、着色部が設けられる領域とは、着色部全体を囲む最も小さい四角形(おむつの長手方向と幅方向に対して最も小さい四角形)によって表される領域を意味する。
着色部は、吸収体とは重ならずに設けられることが好ましい。このように着色部を設けることにより、着色部が設けられた部分でのウェスト伸縮部の伸張および収縮が吸収体によって阻害されにくくなる。そのため、吸収体による影響が抑えられたウェスト伸縮部の伸縮状態を、着色部によって確認できるようになる。
着色部(第1着色部と第2着色部を含む)は、図1〜図3に示すように、おむつの長手方向に沿って線状に延び、おむつの幅方向に複数並んで設けられることが、製造上簡便である。また、視覚的にも、ウェスト伸縮部の幅方向への伸張の程度を、着色部によって認識しやすくなる。
着色部は、複数の組み合わせにより図形を表すように設けられてもよい。図4にはそのように形成された着色部の例を示した。図4(a)では、幅方向xに並んだ複数の着色部6によって円形の図形が形成される例が示され、図4(b)には、幅方向xに並んだ複数の着色部6によって星形の図形が形成される例が示されている。なお、このように形成される図形は、非着色部によってスリット状に一部削除されたものとなる。このように着色部6を形成することにより、例えば図4(a)では真円に近くなるほど適切な伸張状態であることが認識でき、図4(b)では縦横比が1に近い星形となるほど適切な伸張状態であることが認識できる。
図1に示した態様における着色部、図2に示した態様における非着色部、図3に示した態様における第1着色部は、接着部と同幅で設けられてもよく、接着部よりも幅狭に設けられてもよく、接着部よりも幅広に設けられてもよい。図1に示した態様における非着色部、図2に示した態様における着色部、図3に示した態様における第2着色部は、非接着部と同幅で設けられてもよく、非接着部よりも幅狭に設けられてもよく、非接着部よりも幅広に設けられてもよい。図3に示した態様では、第1着色部と第2着色部の間に非着色部が設けられてもよく、非着色部が設けられなくてもよい。また、第3着色部が設けられてもよい。
着色部、第1着色部、第2着色部の幅は、0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましく、2mm以上がさらに好ましく、また7mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましい。非着色部の幅は、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましく、3mm以上がさらに好ましく、また12mm以下が好ましく、10mm以下がより好ましい。
上記のように構成されたウェスト伸縮部は、テープタイプの使い捨ておむつやパンツタイプの使い捨ておむつに適用することができる。例えばテープタイプの使い捨ておむつは、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートの間に吸収体が配されて構成されるが、トップシートを上記に説明した内側シートとし、バックシートを上記に説明した外側シートとして、トップシートとバックシートの間にウェスト弾性部材を配して、ウェスト伸縮部を形成することができる。この際、ウェスト弾性部材は、吸収体よりもおむつの長手方向の外方に設けることが好ましい。パンツタイプの使い捨ておむつは、パンツ形状に形成された外装部材の股部に吸収体が配されて構成されるが、外装部材を外層シートとその肌面側に設けられた内層シートから構成し、内層シートを上記に説明した内側シートとし、外層シートを上記に説明した外側シートとして、内層シートと外層シートの間にウェスト弾性部材を配して、ウェスト伸縮部を形成することができる。この際、ウェスト弾性部材は、パンツ形状に形成された外装部材のウェスト開口縁に沿って設けることが好ましい。
本発明の使い捨ておむつの構成例について、図面を参照して説明する。なお、本発明は、図面に示された実施態様に限定されるものではない。
図5および図6には、本発明の使い捨ておむつをテープタイプの使い捨ておむつに適用した例を示す。図5は、テープタイプの使い捨ておむつを非肌面側から見た平面図を表し、図6は、図5に示した使い捨ておむつのVI−VI断面図を表す。
使い捨ておむつ(テープタイプの使い捨ておむつ)11は、液透過性のトップシート12と液不透過性のバックシート13とこれらの間に配された吸収体14とを有する。トップシート12は吸収体14の肌面側に設けられ、着用者から排泄された尿等を透過する。トップシート12を透過した排泄物は、吸収体14により収容される。バックシート13は吸収体14の非肌面側に設けられ、排泄物が外部へ漏れるのを防いでいる。
使い捨ておむつ11には、幅方向xの両側に止着部材15が設けられている。止着部材15は、使い捨ておむつ11の後側部の幅方向xの両端部に取り付けられることが好ましい。止着部材15は基材シートに留め具(例えば、フック・ループ・ファスナーや粘着剤)が設けられて構成される。一方、使い捨ておむつ11の前側部の非肌面側には、止着対応部16が設けられることが好ましい。使い捨ておむつ11は、着用者の股間に当てて、止着部材15の留め具を止着対応部16に接合することで、装着することができる。
使い捨ておむつ11には、トップシート12の幅方向xの両側に、長手方向yに延在するサイドシート17が設けられることが好ましい(図6を参照)。サイドシート17には、幅方向xの内方部分に起立用弾性部材18が設けられ、使い捨ておむつ11の使用時には、起立用弾性部材18の収縮力によりサイドシート17の内方部分が着用者の肌に向かって立ち上がり、これにより尿等の排泄物の横漏れが防止される。
使い捨ておむつ11の幅方向xの両端部には、長手方向yに延びる脚部弾性部材19が設けられることが好ましい。脚部弾性部材19により着用者の脚回りにギャザーを形成され、脚回りのフィット性を高めたり、横漏れを防止することができる。脚部弾性部材19は、サイドシート17とバックシート13の間に設けられることが好ましい。
使い捨ておむつ11は、長手方向yの端部に幅方向xに延びるウェスト弾性部材20が設けられ、ウェスト弾性部材20が設けられた領域がウェスト伸縮部として形成される。ウェスト弾性部材20により着用者の腰回りに沿ったウェストギャザーが形成され、腹部側や背中側からの尿等の漏れが防止される。ウェスト弾性部材20は、トップシート12とバックシート13の間に設けられ、一部がサイドシート17とバックシート13の間に設けられてもよい。ウェスト弾性部材20は、吸収体14よりも長手方向yの外方に設けられることが好ましい。ウェスト弾性部材20はまた、止着対応部16と重ならないように設けられることが好ましい。
使い捨ておむつ11は、ウェスト伸縮部に着色部21が設けられている。着色部21は、使い捨ておむつ11の長手方向yの端縁から30mm以内の領域に少なくとも設けられることが好ましい。着色部21は、長手方向yに沿って線状に延び、幅方向xに複数並んで設けられ、着色部21の間に非着色部が形成されている。使い捨ておむつ11は、着色部21の幅方向xの配置間隔を目安として、ウェスト伸縮部が幅方向xに適度に伸張した状態で着用者の腰回りに装着されているか確認することができる。これにより、使い捨ておむつ11が着用者の腰回りにフィットするように、止着部材15の止着対応部16への止着位置を適切に調節することが可能となる。
図7〜図9には、本発明の使い捨ておむつをパンツタイプの使い捨ておむつに適用した例を示す。図7は、パンツタイプの使い捨ておむつの斜視図を表し、図8は、図7に示した使い捨ておむつの前側部と後側部との接合を解いて展開した状態を非肌面側から見た平面図を表し、図9は、図8に示した使い捨ておむつのIX−IX断面図を表す。
使い捨ておむつ(パンツタイプの使い捨ておむつ)31は、ウェスト開口部32と一対の脚開口部33を有し、パンツ形状に形成された外装部材34を有する。外装部材34は、内層シート35と外層シート36から構成されている。ウェスト開口部32は着用者の胴を通すための開口であり、脚開口部33は着用者の脚を通すための開口である。外装部材34は、前側部Pと後側部Qとこれらの間に位置する股部Rとから構成され、前側部Pと後側部Qとが接合されることによりパンツ形状に形成される。
使い捨ておむつ31には、股部Rに吸収体40が設けられる。吸収体40は、少なくとも股部Rに存在すればよく、さらに前側部Pおよび/または後側部Qに延在してもよい。図9に示すように、使い捨ておむつ31では、外装部材34の肌面側に、トップシート38とバックシート39の間に吸収体40が配された吸収性本体37が設けられている。また、バックシート39が吸収体40の幅方向xの端縁で折り返されて、トップシート38と接合されている。
吸収性本体37には、幅方向xの両側に立ち上がりフラップ41が設けられることが好ましい。立ち上がりフラップ41を設けることにより、尿等の排泄物の横漏れを防ぐことができる。立ち上がりフラップ41は、液不透過性であることが好ましい。立ち上がりフラップ41が立ち上がった状態の上端部(着用者側の端部)には起立用弾性部材42が設けられ、起立用弾性部材42の収縮力により立ち上がりフラップ41の起立が促される。
外装部材34には、脚開口部33の縁に沿って、内層シート35と外層シート36の間に脚部弾性部材43が設けられることが好ましい。図7および図8では、脚部弾性部材43は、股部Rを横断し、脚開口部33の前側の縁に沿って設けられる前側脚部弾性部材43Fと、股部Rを横断し、脚開口部33の後側の縁に沿って設けられる後側脚部弾性部材43Bとから構成されている。前側脚部弾性部材43Fと後側脚部弾性部材43Bとにより、脚開口部33の縁のほぼ全周にわたり弾性部材が設けられ、着用者の脚回りに沿ったレッグギャザーが形成され、股部からの尿等の漏れが防止される。図面では、前側脚部弾性部材43Fと後側脚部弾性部材43Bが互いに離間して設けられているが、前側脚部弾性部材43Fと後側脚部弾性部材43Bは互いに接していたり交差していてもよい。
外装部材34の前側部Pと後側部Qには、ウェスト開口部32の縁に沿って、内層シート35と外層シート36の間に複数のウェスト弾性部材44が設けられており、前側部Pと後側部Qにウェスト伸縮部が形成されている。ウェスト弾性部材44は、ウェスト開口部32と脚開口部33の間に設けられる。ウェスト弾性部材44により、着用者の腰回りのフィット性が高められる。図7および図8では、前側部Pと後側部Qに配されたウェスト弾性部材44のうち、ウェスト開口部32の縁に近い部分に設けられたウェスト弾性部材44が長手方向yに狭い間隔で設けられており、これにより腰回りからの尿等の漏れを効果的に防ぐことができる。
使い捨ておむつ31は、ウェスト伸縮部のうち、ウェスト開口部32の縁に近い部分に着色部45が設けられている。着色部45は、使い捨ておむつ31のウェスト開口部32の縁から30mm以内の領域に少なくも設けられることが好ましい。着色部45は、長手方向yに沿って線状に延び、幅方向xに複数並んで設けられ、着色部45の間に非着色部が形成されている。使い捨ておむつ31は、着色部45の幅方向xの配置間隔を目安にして、着用者の腰回りにフィットしたサイズであるかどうか判断することができる。
なお図面には示されていないが、ウェスト弾性部材44は、外層シート36が、外装部材34のウェスト開口部32の縁で、内層シート35側に折り返され、折り返された外層シート36の間に挟まれて外層シート36と接合されてもよい。この場合はウェスト開口部32の縁で折り返された外層シート36のうち、肌面側に位置する外層シート36を内側シートとし、非肌面側に位置する外層シート36を外側シートして、ウェスト伸縮部を形成することもできる。
1: ウェスト伸縮部
2,20,44: ウェスト弾性部材
3: 内側シート
4: 外側シート
5: 接着部
6: 着色部
7: 第1着色部
8: 第2着色部
11,31: 使い捨ておむつ
12,38: トップシート
13,39: バックシート
14,40: 吸収体
15: 止着部材
16: 止着対応部
34: 外装部材
35: 内層シート
36: 外層シート
21,45: 着色部

Claims (8)

  1. ウェスト伸縮部を有する使い捨ておむつであって、
    前記ウェスト伸縮部は、肌面側に配された内側シートと非肌面側に配された外側シートの間におむつ幅方向に沿って延びるウェスト弾性部材が配されて形成され、
    前記外側シートには、おむつ長手方向に沿って線状に延び、おむつ幅方向に複数並んでいる接着部が設けられ、当該接着部で、前記ウェスト弾性部材が前記外側シートに接合され、
    前記ウェスト伸縮部は、前記外側シート側から見て前記接着部で着色されて、着色部が形成され、前記着色部の間に非着色部が形成されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. ウェスト伸縮部を有する使い捨ておむつであって、
    前記ウェスト伸縮部は、肌面側に配された内側シートと非肌面側に配された外側シートの間におむつ幅方向に沿って延びるウェスト弾性部材が配されて形成され、
    前記外側シートには、おむつ長手方向に沿って線状に延び、おむつ幅方向に複数並んでいる接着部が設けられ、当該接着部で、前記ウェスト弾性部材が前記外側シートに接合され、
    前記ウェスト伸縮部は、前記外側シート側から見て前記接着部の間の非接着部で着色されて、着色部が形成され、前記着色部の間に非着色部が形成されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  3. ウェスト伸縮部を有する使い捨ておむつであって、
    前記ウェスト伸縮部は、肌面側に配された内側シートと非肌面側に配された外側シートの間におむつ幅方向に沿って延びるウェスト弾性部材が配されて形成され、
    前記外側シートには、おむつ長手方向に沿って線状に延び、おむつ幅方向に複数並んでいる接着部が設けられ、当該接着部で、前記ウェスト弾性部材が前記外側シートに接合され、
    前記ウェスト伸縮部は、前記外側シート側から見て前記接着部で着色されて、第1着色部が形成され、前記第1着色部の間に、前記第1着色部とは異なる色で着色された第2着色部が形成されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  4. 前記着色部および前記第1着色部は、前記接着部を構成する接着剤に顔料または染料が含有されて形成されている請求項1または3に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記着色部および前記第2着色部は、前記外側シートに印刷を施すことにより形成されている請求項2または3に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記着色部、前記第1着色部および前記第2着色部は、おむつ長手方向に沿って線状に延び、おむつ幅方向に複数並んで設けられている請求項1〜5のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記使い捨ておむつはテープタイプの使い捨ておむつであり、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートの間に吸収体が配されて構成され、
    前記内側シートが前記トップシートであり、前記外側シートが前記バックシートであり、前記ウェスト弾性部材が前記吸収体よりおむつ長手方向の外方に設けられている請求項1〜6のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
  8. 前記使い捨ておむつはパンツタイプの使い捨ておむつであり、パンツ形状に形成された外装部材の股部に吸収体が配されて構成され、
    前記外装部材は、外層シートとその肌面側に設けられた内層シートを有し、
    前記内側シートが前記内層シートであり、前記外側シートが前記外層シートであり、前記ウェスト弾性部材が前記外装部材のウェスト開口縁に沿って設けられている請求項1〜6のいずれか一項に記載の使い捨ておむつ。
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