JP2020088801A - 運転支援装置 - Google Patents

運転支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020088801A
JP2020088801A JP2018225352A JP2018225352A JP2020088801A JP 2020088801 A JP2020088801 A JP 2020088801A JP 2018225352 A JP2018225352 A JP 2018225352A JP 2018225352 A JP2018225352 A JP 2018225352A JP 2020088801 A JP2020088801 A JP 2020088801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
image
vehicle
distance line
line image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018225352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7221667B2 (ja
Inventor
伸也 青木
Shinya Aoki
伸也 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2018225352A priority Critical patent/JP7221667B2/ja
Publication of JP2020088801A publication Critical patent/JP2020088801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7221667B2 publication Critical patent/JP7221667B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

【課題】運転者が牽引車両の幅方向の距離感と牽引車両の後退方向の距離感との両者を容易に把握できる運転支援装置を提供することを課題とする。【解決手段】運転支援装置10は、被牽引車両Tと連結されるヒッチ3を備える車両Vに搭載される。運転支援装置10において、撮影画像取得部11は、ヒッチ3を含む撮影範囲を撮影するリアカメラ6から後方フレーム31Bを取得する。距離線画像取得部13は、複数の距離線が連結部の高さに対応する位置に配置された距離線画像を取得する。複数の距離線の各々は、所定間隔の目盛を有し、車両Vからの距離を示す。画像合成部15は、距離線画像取得部13により取得された距離線画像を後方フレーム31Bと合成して合成画像40を生成する。【選択図】図3

Description

本発明は、被牽引車両を牽引する牽引車両に搭載される運転支援装置に関する。
被牽引車両を牽引車両と連結する際に、牽引車両に取り付けられたヒッチの予想進路を表示する運転支援装置が提案されている。
特許文献1に係る運転支援装置は、牽引車両に搭載されたリアカメラにより撮影された撮影画像に、進路予想線と、距離目安線とを重畳する。進路予想線は、牽引車両の幅に対応する一対の線であり、後退する牽引車両が通ると予想される進路を示す。距離目安線は、進路予想線を形成する一対の線の各々から車幅方向に延びる2本の線であり、牽引車両からの距離を示す。
距離目安線を形成する2つの線において、対向する端部が天頂方向に向かって傾いている。これにより、特許文献1に係る運転支援装置は、牽引車両の後部に取り付けられたヒッチの高さを示している。
しかし、特許文献1に係る運転支援装置は、牽引車両の運転者が牽引車両の幅方向の距離感を把握しづらいという問題があった。
特許6358123号
上記問題点に鑑み、本発明は、牽引車両の運転者が牽引車両の幅方向の距離感と牽引車両の後退方向の距離感との両者を容易に把握できる運転支援装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の発明は、被牽引車両と連結される連結部を備える牽引車両に搭載される運転支援装置であり、撮影画像取得部と、距離線画像取得部と、画像合成部とを備える。撮影画像取得部は、連結部を含む撮影範囲を撮影するカメラから撮影画像を取得する。距離線画像取得部は、複数の距離線が連結部の高さに対応する位置に配置された距離線画像を取得する。複数の距離線の各々は、所定間隔の目盛を有し、かつ、牽引車両からの距離を示す。画像合成部は、距離線画像取得部により取得された距離線画像を撮影画像と合成して合成画像を生成する。
第1の発明によれば、画像合成部は、各々が目盛を有し、牽引車両の連結部の高さに対応する位置に配置された複数の距離線を含む距離線画像を、撮影画像と合成することにより合成画像を生成する。合成画像において、目盛を有する距離線が、牽引車両の連結部の高さに配置される。牽引車両の運転者は、牽引車両の幅方向の距離感と牽引車両の後方の距離感との両者を容易に把握できる。
第2の発明は、第1の発明であって、距離線画像取得部は、第1距離線画像と第2距離線画像とのいずれか一方を、予め設定された選択情報に基づいて取得する。第1距離線画像において、複数の距離線の各々は、カメラにより撮影された撮影画像の水平方向に対応する方向に延びる。第2距離線画像において、複数の距離線の各々は、カメラのレンズの歪曲収差に対応するように湾曲している。
第2の発明は、選択情報に基づいて、第1距離線画像と第2距離線画像とのいずれか一方を合成画像の生成に使用する。牽引車両の運転者は、合成画像に配置される距離線の表示形式を選択できる。
第3の発明は、第1の発明であって、さらに、距離取得部と、画像修正部とを備える。距離取得部は、牽引車両から被牽引車両までの距離を取得する。距離線画像取得部により取得された距離線画像が、距離取得部により取得された距離よりも近い第1距離線を含み、かつ、取得された距離線画像が、取得された車間距離よりも遠い第2距離線を含む場合、画像修正部は、第1距離線が第2距離線よりも強調されるように、距離線画像を修正する。
第3の発明によれば、合成画像において、被牽引車両よりも遠くに位置する第2距離線を被牽引車両よりも近くに位置する第1距離線よりも目立たなくすることができる。牽引車両の運転者は、牽引車両の連結部と被牽引車両との間に配置される距離線を容易に認識できるため、牽引車両の連結部と被牽引車両との間の距離感をさらに容易に把握できる。
第4の発明は、第3の発明であって、画像修正部は、第2距離線を、取得された距離線画像から消去する。
第4の発明によれば、被牽引車両よりも遠方に位置する距離線が被牽引車両と重なって表示されないため、牽引車両の連結部と被牽引車両との間の距離感をさらに容易に把握できる。
第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれかであって、さらに、位置予測部を備える。位置予測部は、牽引車両が後退した場合における連結部の予測位置を車両の舵角に基づいて生成し、生成された予測位置を示す目印が配置された予測位置画像を生成する。画像合成部は、位置予測部により生成された予測位置画像を撮影画像と合成して合成画像を生成する。
第5の発明によれば、合成画像が牽引車両の連結部の予測位置を示す目印を含むため、牽引車両の運転者は、牽引車両をどの程度旋回させればよいかを容易に判断できる。
第6の発明は、第5の発明であって、画像合成部により合成された合成画像において、生成された予測位置を示す目印が、複数の距離線の少なくとも1つと重なって配置される。
第6の発明によれば、目印が距離線と重なって配置されるため、牽引車両の運転者は、牽引車両から目印までの距離を容易に把握できる。
第7の発明は、第6の発明であって、画像合成部により生成された合成画像において、生成された予測位置を示す目印が、複数の距離線の各々と重なって配置される。生成された合成画像において、生成された予測位置を示す目印の幅は、連結部から遠ざかるに従って大きくなる。目印の幅は、生成された合成画像において複数の距離線が伸びる方向のサイズである。
第7の発明によれば、目印の幅は、牽引車両の連結部から目印までの距離が増加するに従って増加する。これにより、牽引車両の運転者は、目印の誤差が距離の増加に伴って大きくなることを直感的に判断できる。
第8の発明は、被牽引車両と連結される連結部を備える牽引車両に搭載される運転支援装置の制御方法であり、a)ステップと、b)ステップと、c)ステップとを備える。a)ステップは、連結部を含む撮影範囲を撮影するカメラから撮影画像を取得する。b)ステップは、複数の距離線が連結部の高さに対応する位置に配置された距離線画像を取得する。複数の距離線の各々は、各々が所定間隔の目盛を有し、かつ、連結部からの距離を示す。c)ステップは、距離線画像取得部により取得された距離線画像を、撮影画像と合成して合成画像を生成する。
第8の発明は、第1の発明に用いられる。
本発明によれば、牽引車両の運転者が牽引車両の幅方向の距離感と牽引車両の後退方向の距離感との両者を容易に把握できる運転支援装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る運転支援装置が搭載された車両の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す運転支援装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す運転支援装置の動作の概略を説明する図である。 図1に示す運転支援装置の動作を示すフローチャートである。 図2に示す第1距離線画像の一例を示す図である。 図2に示す第2距離線画像の一例を示す図である。 図2に示す画像修正部の動作を説明する図である。 図2に示す位置予測部により生成される予測位置画像の一例を示す図である。 図2に示す第1距離線画像を用いて生成された合成画像の一例を示す図である。 図2に示す第2距離線画像を用いて生成された合成画像の一例を示す図である。 CPUバス構成を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[1.車両Vの構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る運転支援装置10を搭載する車両Vの構成を示す機能ブロック図である。図1を参照して、車両Vは、被牽引車両Tを牽引する牽引車両である。被牽引車両Tは、例えば、ボートトレーラやキャンピングトレーラである。車両Vは、車両Vの後部に設けられたヒッチ3を被牽引車両Tの前部に設けられた連結部Cと連結することにより、被牽引車両Tを牽引する。
図1に示す車両Vにおいて、運転支援装置10に関連する機能ブロック以外の構成の表示を省略している。
車両Vは、車体1と、左前輪1FLと、右前輪1FRと、左後輪1BLと、右後輪1BRと、車軸2F及び2Bと、ヒッチ3と、舵角センサ4と、距離センサ5と、リアカメラ6と、カーナビゲーション装置7とを備える。
左前輪1FLは、車体1の左前方に配置される。右前輪1FRは、車体1の右前方に配置される。左前輪1FL及び右前輪1FRは、車体1の前方に配置された車軸2Fを回転軸として回転する。車軸2Fは、車両Vのドライブシャフトであり、図示しないエンジンの出力を左前輪1FL及び右前輪1FRに伝える。左前輪1FL及び右前輪1FRは、車両Vの操舵輪であり、図示しないステアリングホイールの回転に応じて、舵角を変化させる。
左後輪1BLは、車体1の左後方に配置される。右後輪1BRは、車体1の右後方に配置される。左後輪1BL及び右後輪1BRは、車体1の後方に配置された車軸2Bを回転軸として回転する。
ヒッチ3は、車両Vの後部に固定され、被牽引車両Tの連結部Cと連結される。本実施の形態において、車両Vを上から見た場合、ヒッチ3の取付位置は、車両Vの中心を通り、車両Vの前後方向に延びる中心線CLと一致する。なお、ヒッチ3が、中心線CLとずれた位置に取り付けられることは妨げられない。
舵角センサ4は、操舵輪である左前輪1FLの舵角βを検出し、その検出した舵角βを運転支援装置10に出力する。
距離センサ5は、超音波センサであり、車体1の後端面に配置される。距離センサ5は、車体1の後端面から被牽引車両Tまでの距離Lを検出し、その検出した距離Lを運転支援装置10に出力する。なお、距離センサ5は、ミリ波レーダでもよい。距離センサ5は、距離Lを検出できるのであれば、その種類は特に限定されない。
リアカメラ6は、車両Vの後方に配置され、車両Vの後方の景色を撮影する。具体的には、リアカメラ6は、ヒッチ3を含む撮影範囲を撮影して撮影画像imBを生成し、その生成した撮影画像imBを運転支援装置10に出力する。
カーナビゲーション装置7は、目的地までの経路を車両Vの運転者に案内する。また、車両Vが被牽引車両と連結しようとする時に、カーナビゲーション装置7は、車両Vと被牽引車両Tとの連結を支援する合成画像40を生成し、その生成した合成画像40を表示装置20に表示する。合成画像40の詳細については、後述する。
カーナビゲーション装置7は、運転支援装置10と、表示装置20とを備える。運転支援装置10は、リアカメラ6から受けた撮影画像imBを用いて合成画像40を生成する。生成された合成画像40は、表示装置20に出力される。表示装置20は、車両Vの車室内に配置され、運転支援装置10から出力された合成画像40を表示する。
[2.運転支援装置10の構成]
図2は、図1に示す運転支援装置10の構成を示す機能ブロック図である。図2を参照して、運転支援装置10は、撮影画像取得部11と、位置予測部12と、距離線画像取得部13と、距離取得部14と、画像修正部15と、画像合成部16と、記憶部17とを備える。
撮影画像取得部11は、撮影画像imBをリアカメラ6から取得する。撮影画像取得部11は、その取得した撮影画像imBをフレーム単位で画像合成部16に出力する。以下、撮影画像imBのフレームを「後方フレーム31B」と記載する。
位置予測部12は、左前輪1FLの舵角βを舵角センサ4から取得し、その取得した舵角βに基づいてヒッチ3の位置を予測する。位置予測部12は、予測したヒッチ3の位置に基づいて予測位置画像32を生成する。生成された予測位置画像32は、画像合成部16に出力される。
距離線画像取得部13は、予め設定された選択情報Sに基づいて、第1距離線画像21及び第2距離線画像22のいずれか一方を記憶部17から取得する。第1距離線画像21及び第2距離線画像22の各々は、車両Vからの後端面からの距離を示す複数の距離線を含む。距離線画像取得部13は、記憶部17から取得した距離線画像を選択距離線画像23として画像修正部15に出力する。
距離取得部14は、車体1の後端面から被牽引車両Tまでの距離Lを距離センサ5から取得し、その取得した距離Lを画像修正部15に出力する。
画像修正部15は、選択距離線画像23を距離線画像取得部13から受け、距離Lを距離取得部14から受ける。画像修正部15は、その受けた距離Lに基づいて、その受けた選択距離線画像23に描かれた複数の距離線を修正する。具体的には、画像修正部15は、選択距離線画像23に描かれた複数の距離線のうち距離Lよりも遠くに位置する距離線を、選択距離線画像23から消去される。画像修正部15は、修正された選択距離線画像23を、修正距離線画像24として画像合成部16に出力する。
画像合成部16は、後方フレーム31Bを撮影画像取得部11から受け、予測位置画像32を位置予測部12から受け、修正距離線画像24を画像修正部15から受ける。画像合成部16は、その受けた予測位置画像32及び修正距離線画像24を後方フレーム31Bの上に重畳することにより、合成画像40を生成する。生成された合成画像40は、表示装置20に出力される。
記憶部17は、不揮発性の記憶装置であり、例えば、フラッシュメモリである。記憶部17は、第1距離線画像21と、第2距離線画像22と、選択情報Sとを記憶する。第1距離線画像21及び第2距離線画像22は、合成画像40の生成に用いられる。選択情報Sは、距離線画像取得部13により参照される。
[3.運転支援装置10動作]
[3.1.動作概略]
車両Vの運転者は、車両Vを被牽引車両Tと連結させる場合、カーナビゲーション装置7を操作して、連結支援画面の表示をカーナビゲーション装置7に指示する。運転支援装置10は、運転者の操作に応じて、合成画像40の生成を開始する。合成画像40が、連結支援画面として表示装置20に表示される。
図3は、図1に示す運転支援装置10の動作の概略を説明する図である。図3を参照して、撮影画像取得部11は、撮影画像imBをリアカメラ6から取得する。本実施の形態において、撮影画像imBは動画像であり、複数の後方フレーム31Bを含む。リアカメラ6のレンズが、視野角が180°よりも大きい広角レンズであるため、被牽引車両Tや、車両VのバンパーB1、白線等の被写体は、後方フレーム31Bにおいて歪んでいる。
図3に示す後方フレーム31Bにおいて、被牽引車両T及び車両Vのバンパー以外の被写体の表示を省略している。図3以外の図においても、被牽引車両T及び車両Vのバンパー以外の被写体の表示が省略されている場合がある。
位置予測部12は、左前輪1FLの舵角βを舵角センサ4から取得し、その取得した舵角βに基づいて、車両Vが後退するときにおけるヒッチ3の位置を予測する。例えば、位置予測部12は、車両Vの後端面の現在位置を基準とした場合におけるヒッチ3の位置を、0.5mごとに予測する。位置予測部12は、予測したヒッチ3の位置に基づいて、予測位置画像32を生成する。
図3を参照して、予測位置画像32は、目印32A〜32Dと、予測軌跡321とを含む。予測位置画像32は、バンパーB1及び被牽引車両Tを含まない。なお、ヒッチ3と、被牽引車両Tと、目印32A〜32Dとの位置関係を分かりやすく示すために、図3に示す予測位置画像32において、バンパーB1及び被牽引車両Tを破線で示している。
目印32A〜32Dは、位置予測部12により予測されたヒッチ3の位置を示す。なお、図3に示していないが、目印32A〜32Dの各々の横方向のサイズが変化する。目印32A〜32Dのサイズ変化の詳細については後述する。予測軌跡321は、ヒッチ3と目印32A〜32Dとをつなぐ線であり、ヒッチ3が通過すると予測される軌跡を示す。
距離線画像取得部13は、記憶部17に記憶された選択情報Sに基づいて、第1距離線画像21及び第2距離線画像22のうちいずれか一方を記憶部17から取得する。選択情報Sは、連結支援画像の表示を車両Vの運転者が指示する際に運転者により選択された距離線画像を示す。例えば、選択情報Sが第1距離線画像21を示している場合、距離線画像取得部13は、第1距離線画像21を記憶部17から読み出す。距離線画像取得部13は、その読み出した第1距離線画像21を、選択距離線画像23として画像修正部15に出力する。
画像修正部15は、距離取得部14が距離センサ5から取得した被牽引車両Tの距離Lに基づいて、選択距離線画像23を修正する。具体的には、画像修正部15は、選択距離線画像23に描かれた距離線のうち、距離Lよりも遠方の距離を示す距離線を、選択距離線画像23から消去することにより、修正距離線画像24を生成する。
図3に示す修正距離線画像24において、横方向に延びる太い実線は、距離線D11〜D14を示す。距離線D11〜D14は、ヒッチ3の高さに対応する位置に配置される。距離線D11〜D14は、目盛を有している。距離線D11〜D14は、車両Vの後端面からの実際の距離を示すために、上又は下に凸となるように湾曲している。
画像合成部16は、位置予測部12により生成された予測位置画像32と、画像修正部15により生成された修正距離線画像24とを、撮影画像取得部11により取得された後方フレーム31Bに重畳して、合成画像40を生成する。合成画像40は、連結支援画像として表示装置20に出力される。
合成画像40において、距離線D11〜D14は、ヒッチ3の高さに対応する位置に配置される。距離線D11〜D14は、車両の幅方向の距離を示す目盛を有している。このため、車両Vの運転者は、車両Vを被牽引車両Tと連結させるときに、車両Vの後方の距離感と車両Vの幅方向の距離感との両者を、合成画像40を見ながら容易に把握することができる。
[3.2.動作詳細]
図4は、図1に示す運転支援装置10の動作を示すフローチャートである。運転支援装置10は、撮影画像取得部11が後方フレーム31Bをリアカメラ6から受けるたびに、図4に示す処理を実行する。
(距離線画像の取得)
図4を参照して、距離線画像取得部13は、記憶部17に記憶された選択情報Sに基づいて、第1距離線画像21及び第2距離線画像22のいずれか一方を選択する(ステップS11)。
選択情報Sは、距離線画像取得部13が取得すべき距離線画像を指示する情報であり、予め記憶部17に記憶されている。選択情報Sは、例えば、以下の手順で生成される。カーナビゲーション装置7は、連結支援画面の表示を指示された場合、車両Vの運転者の操作に応じて、合成画像40の生成に用いられる距離線画像を選択し、その選択結果を示す選択情報Sを記憶部17に記憶する。これにより、車両Vの運転者は、合成画像40に表示される距離線の表示形式を選択できる。
図5は、第1距離線画像21の一例を示す図である。図5を参照して、第1距離線画像21は、車両Vの後端面からの実際の距離を示す距離線D11〜D15を有する。例えば、距離線D11、D12、D13、D14及びD15は、車両Vの後端面からの実際の距離が0.5m、1m、1.5m、2m及び2.5mであることを示す。
上述のように、撮影画像imBにおける被写体は、リアカメラ6のレンズの収差に起因して歪んでいる。距離線D11〜D15は、被写体と同様に、上又は下に凸となるように歪んで表示される。
第1距離線画像21において、距離線D11〜D15の各々は、ヒッチ3からの高さに対応する位置に配置される。補助線A11及びA12は、距離線D11及びD12の各々がヒッチ3の高さに対応することを分かりやすく示すために表示されている。補助線A11は、距離線D11及びD12を地表まで平行移動した場合に描かれる線に相当する。補助線A12は、地表から距離線D11及びD12の各々までの距離を示し、ヒッチ3の高さに相当する。第1距離線画像21は、補助線A11及びA12を含んでいてもよい。
なお、図5において、距離線D13〜D15の各々に対応する補助線A11及びA12の表示を省略している。また、一部の補助線A12の符号の表示を省略している。
距離線D11〜D15の各々は、車両Vの幅方向の長さを示す目盛を有する。補助線D11〜D15の各々の目盛を、図5において太線で示している。補助線A13は、図5に示す第1距離線画像21において、水平方向の中央に描かれた補助線A14からの距離が同じである目盛を結ぶ線であり、各距離線の目盛の対応関係を分かりやすく示すために表示している。補助線A13は、第1距離線画像21に含まれていなくてもよい。なお、図5において、一部の補助線A13の符号の表示を省略している。
第1距離線画像21を合成画像40の生成に用いた場合、車両Vの運転者は、ヒッチ3と被牽引車両Tとの実際の距離を容易に把握できる。
図6は、第2距離線画像22の一例を示す図である。図6を参照して、第2距離線画像22は、車両Vの後端面からの距離を示す距離線D21〜D25を有する。距離線D21〜D25は、第2距離線画像22の横軸に平行である。つまり、距離線D21は、第2距離線画像22の水平方向に沿って伸びる直線である。
距離線D21〜D25の各々は、ヒッチ3からの高さに対応する位置に配置される。補助線A21及びA22は、距離線D21〜D22の各々がヒッチ3の高さに配置されていることを分かりやすく示すために表示されている。補助線A21は、距離線D21及びD22を撮影画像imBの地表まで平行移動した場合に第2距離線画像22に描かれる線である。補助線A22は、地表から距離線D21及びD22までの距離を示し、ヒッチ3の高さに相当する。補助線A21及びA22は、第2距離線画像22に描画されていてもよいし、されていなくてもよい。
なお、図6において、距離線D23〜D25の各々に対応する補助線A21及びA22の表示を省略している。また、一部の補助線A22の符号の表示を省略している。
距離線D21〜D25の各々は、車両Vの幅方向の長さを示す目盛を有する。撮影画像imBにおける被写体は、リアカメラ6のレンズの収差に起因して歪む。従って、距離線D21〜D25を実際の地表に投影した場合、距離線D21〜D25は地表において曲線を描く。この結果、距離線D21〜D22の目盛は、地表において等間隔とならない。
補助線D21〜D25の各々の目盛を、図6において太線で示している。補助線A23は、図6に示す第2距離線画像22において、水平方向の中央に描かれた補助線A24からの距離が同じである目盛を結ぶ線である。補助線A23は、各距離線の目盛の対応関係を分かりやすく示すために表示されており、第2距離線画像22に含まれなくてもよい。なお、図6において、一部の補助線A23の符号の表示を省略している。
(距離Lの取得)
図4を参照して、距離取得部14は、車両Vから被牽引車両Tまでの距離Lを距離センサ5から取得する(ステップS12)。距離取得部14は、距離センサ5から取得した距離Lを画像修正部15に出力する。
(選択距離線画像23の修正)
図4を参照して、画像修正部15は、ステップS11で取得された選択距離線画像23を距離線画像取得部13から受ける。画像修正部15は、ステップS12で取得された距離Lを距離取得部14から受ける。画像修正部15は、その受けた距離Lに基づいて、その受けた選択距離線画像23を修正する(ステップS13)。画像修正部15は、修正した選択距離線画像23を修正距離線画像24として画像合成部16に出力する。
具体的には、画像修正部15は、選択距離線画像23に含まれる距離線のうち、被牽引車両Tよりも遠方に位置する距離線を、選択距離線画像23から消去する。
図7は、第1距離線画像21から消去される距離線を説明する図である。図7に示す2次元座標は、直交するX軸とY軸とによって定義される。X軸は、車両Vの後端面に沿って、車両Vの幅方向に延びる。Y軸は、車両Vの重心を通り、車両Vの前後方向に延びる。Y軸は、図5に示す補助線A14及び図6に示す補助線A24に対応する。X軸の正方向は、車両Vの左後輪1BLから右後輪1BRを見た方向である。Y軸の正方向は、車両Vの左前輪1FLから左後輪1BLを見た方向である。
図7を参照して、直線Y1〜Y5は、車両Vの後端面からの距離を示し、Y軸に垂直な直線である。直線Y1〜Y5は、0.5mの間隔で配置され、図6に示す距離線D11〜D15に対応する。つまり、距離線D11〜D15は、直線Y1〜Y5をリアカメラ6のレンズの歪曲収差に従って歪ませることにより生成される。目印M1〜M4及び予測軌跡3Kについては後述する。
第1距離線画像21が選択距離線画像23であり、かつ、距離Lが2mであると仮定する。この仮定の下において、図7に示す直線Y1〜Y5のうち直線Y5が、被牽引車両Tよりも遠方に位置する。画像修正部15は、直線Y5に対応する距離線D15を選択距離線画像23から消去する。被牽引車両Tよりも遠方を示す距離線D15は、連結時の目安とならないためである。なお、補助線A11〜A14が第1距離線画像21に含まれている場合、画像修正部15は、補助線A11〜A14のうち距離線D14から距離線D15までの部分を消去すればよい。
第2距離線画像22が選択距離線画像23である場合も、画像修正部15は、被牽引車両Tよりも遠方に位置する距離線を第2距離線画像22から消去する。この場合、画像修正部15は、距離線と、第2距離線画像22の水平方向の中央に位置する補助線A24との交点を基準にして、ヒッチ3から各距離線までの距離を特定する。
これにより、合成画像40において、被牽引車両Tの連結に無関係な距離線が表示されることを防ぐことができる。車両Vの運転者は、車両Vから被牽引車両Tまでの距離を容易に把握できる。
(予測位置の決定)
図4を参照して、位置予測部12が、ヒッチ3の位置を予測する(ステップS14)。具体的には、位置予測部12は、左前輪1FLの舵角βを舵角センサ4から取得する。位置予測部12は、車両Vが被牽引車両Tと連結するまでの期間において、その取得した舵角βが維持されると仮定して、ヒッチ3の位置を予測する。
例えば、位置予測部12は、下記の手順でヒッチ3の位置を予測する。最初に、位置予測部12は、車両Vが後退する場合におけるヒッチ3の軌跡を予測する。位置予測部12は、予測した軌跡に基づいて、ヒッチ3の現在位置を基準とした場合におけるヒッチ3の位置を0.5mごとに予測する。
位置予測部は、以下の方法を用いてヒッチ3の軌跡を予測することができる。左前輪1FLの舵角をβとし、車両VのホイールベースをWとし、車両Vの外側後輪の旋回半径をRとした場合、車両Vの旋回半径は、下記の式で求められる。
R=W/sin(β)
位置予測部12は、ヒッチ3から車両Vから外側後輪までの距離を求めた旋回半径Rから減算することにより、減算値を取得する。位置予測部12は、取得した減算値をヒッチ3の旋回半径として用いることにより、車両Vが後退する場合におけるヒッチ3の軌跡を予測する。なお、ヒッチ3の位置予測に用いられるアルゴリズムは、上記に限定されず、周知の方法を使用可能である。
次に、位置予測部12は、予測した軌跡に基づいて予測位置を決定する。図7を参照して、予測軌跡3Kは、位置予測部12により予測されたヒッチ3の軌跡である。図7に示す例では、位置予測部12は、車両Vの後端面から被牽引車両Tまでの区間における予測軌跡3Kを生成する。ただし、予測軌跡3Kは、被牽引車両Tより遠方まで生成されてもよい。
ヒッチ3の位置が0.5mごとに予測される場合、位置予測部12は、予測軌跡3Kと直線Y1〜Y4の各々との交点を、ヒッチ3の予測位置に決定する。図7に示す例では、直線Y5は、被牽引車両より遠方に位置するため、予測軌跡3Kと直線Y5との交点は、予測位置として決定されない。具体的には、位置予測部12は、距離センサ5から取得により検出された距離Lを距離取得部14から取得し、その取得した距離Lを、ヒッチ3から予測位置までの距離と比較する。位置予測部12は、比較結果に基づいて、予測位置が被牽引車両Tよりも遠方に位置しているか否かを判断する。なお、予測軌跡3Kと直線Y5との交点を予測位置として決定することは妨げられない。
(予測位置画像の生成)
図4を参照して、位置予測部12は、ステップS14で決定したヒッチ3の予測位置に基づいて、予測位置画像32を生成する(ステップS15)。
図8は、図2に示す位置予測部12により生成される予測位置画像32の一例を示す図である。図8を参照して、予測位置画像32は、予測軌跡3Kと、目印M1〜M4とを含む。
図8において、目印M1〜M4と、被牽引車両Tとの位置関係を分かりやすく示すために、被牽引車両T及びバンパーB1を破線で示している。実際には、被牽引車両T及びバンパーB1は、予測位置画像32に現れない。
位置予測部12は、例えば、図8に示す予測位置画像32を以下の手順で生成する。位置予測部12は、後方フレーム31Bと同じサイズを有する透明フレームを生成する。
予測位置P1に対応する目印M1を透明フレーム上に配置する処理を説明する。予測位置P2〜P4に対応する目印M2〜M4は、目印M1と同様に透明フレーム上に配置されるため、その説明を省略する。
位置予測部12は、ヒッチ3の高さと予測位置P1の座標値とに基づいて、透明フレームにおいて予測位置P1を表示すべき位置を決定する。ヒッチ3の高さは、地表からヒッチ3までの距離であり、位置予測部12に予め設定されている。予測位置P1の座標値は、図7に示す2次元座標で表される。後方フレーム31Bにおいて、被写体は歪んでいる。位置予測部12は、後方フレーム31Bにおいて発生する歪みに関するデータに基づいて、ヒッチ3の高さと予測位置P1の座標値とに対応する透明フレームの位置を特定し、特定した位置に予測位置P1に対応する目印M1を表示する。この結果、目印M1は、合成画像40において、距離線画像に含まれる距離線と重なるように配置される。
図6に示す予測位置画像32において、目印M1〜M4の各々の水平方向のサイズは、ヒッチ3からの距離が増加するにつれて増加する。目印M1〜M4の各々の水平方向のサイズは、予測位置P1〜P4の各々の誤差を示す。例えば、目印M3の水平方向のサイズは、目印M2の水平方向のサイズよりも大きいため、目印M3の誤差は、目印M2の誤差よりも大きい。
車両Vの旋回半径は、車両Vの後退速度の影響を受ける。従って、車両Vの後退速度が変化した場合、予測位置P1〜P4の精度は、ヒッチ3から各予測位置までの距離が増加するに従って低下する。位置予測部12が目印M1〜M4の各々の横方向のサイズをヒッチ3からの距離に応じて増加させることにより、車両Vの運転者は、予測位置P1〜P4の各々の誤差を直感的に認識できる。
上述のように、位置予測部12は、被牽引車両Tよりも遠方に位置する予測位置を特定しない。つまり、位置予測部12は、被牽引車両Tよりも遠方に位置する目印の配置を省略する。車両Vと被牽引車両Vとの連結に無関係な目印が表示されないため、運転支援装置10は、目印と被牽引車両Tとを見やすくすることができる。
(合成画像40の生成)
画像合成部16は、後方フレーム31Bを撮影画像取得部11から受け、ステップS13で生成された修正距離線画像24を画像修正部15から受け、ステップS15で生成された予測位置画像32を位置予測部12から受ける。
図4を参照して、画像合成部16は、その受けた予測位置画像32と、その受けた修正距離線画像24と、その受けた後方フレーム31Bとを合成する(ステップS16)。具体的には、画像合成部16は、予測位置画像32及び修正距離線画像24を後方フレーム31Bの上に重畳する。画像合成部16は、予測位置画像32及び修正距離線画像24が後方フレーム31Bの上に重畳された画像を合成画像40として表示装置20に出力する。
図9は、第1距離線画像21がステップS13において取得された場合における合成画像40の一例を示す図である。図9において、被牽引車両T、バンパーB1及びヒッチ3以外の被写体の表示を省略している。また、補助線A11〜A14の符号の表示を省略している。
第1距離線画像21が、図9に示す合成画像40の生成に用いられている。距離線D11〜D14の各々は、合成画像40においてヒッチ3の高さと同じ位置に配置され、車両Vの幅方向の距離を示す目盛を有する。距離線D11〜D14は、車両Vの幅方向に平行である。これらの結果、車両Vの運転者は、ヒッチ3から被牽引車両Tまでの車両Vの幅方向の距離感と、ヒッチ3から被牽引車両Tまでの車両Vの後方の距離感との両者を容易に把握できる。また、目印M1〜M4が距離線D11〜D14と重なるように配置されているため、車両Vの運転者は、車両Vから予測位置までの距離を容易に把握できる。
図10は、第1距離線画像21がステップS13において取得された場合における合成画像40の一例を示す図である。図10において、被牽引車両T、バンパーB1及びヒッチ3以外の被写体の表示を省略している。また、補助線A21〜A24の符号の表示を省略している。
第2距離線画像22が、図10に示す合成画像40の生成に用いられている。距離線D21〜D24の各々は、ヒッチ3と被牽引車両Tとの間に配置される。距離線D21〜D24の各々は、合成画像40においてヒッチ3の高さと同じ位置に配置され、車両Vの幅方向の距離を示す目盛を有する。距離線D21〜D24は、合成画像40の水平方向に平行である。これらの結果、車両Vの運転者は、後方フレーム31Bに現れる被写体の歪みに惑わされることなく、車両Vの後方の距離感と、車両Vの幅方向との距離感との両者を容易に判断できる。また、目印M1〜M4が距離線D21〜D24と重なるように配置されているため、車両Vの運転者は、車両Vから予測位置までの距離を容易に把握できる。
図9及び図10に示す合成画像40において、予測位置を示す目印M1〜M4が配置される。これにより、車両Vの運転者は、車両Vを被牽引車両Vと連結させるために、車両Vをどの程度旋回させればよいかを容易に判断できる。
図9及び図10に示す合成画像40において、予測位置を示す目印M1〜M4が、距離線D11〜D14上に配置されており、目印M1〜M4の横方向のサイズは、ヒッチ3からの距離の増加に伴って増加する。これにより、車両Vの運転者は、ヒッチ3の予測位置の誤差を直感的に認識できる。また、予測軌跡3Kが目印M1〜M4を繋いでいるため、車両Vの運転者は、車両Vのステアリングホイールをどの程度回転させればよいかを直感的に判断できる。
以上説明したように、位置予測部12は、車両Vが後退する場合におけるヒッチ3の位置を予測し、その予測した位置を示す目印が配置された予測位置画像32を生成する。距離線画像取得部13は、各々が目盛を有するとともにヒッチ3の高さに対応する位置に配置された複数の距離線を有する距離線画像を取得する。画像修正部15は、被牽引車両Tよりも遠方に位置する距離線を距離線画像から消去することにより、距離線画像を修正する。画像合成部16は、修正された距離線画像と、予測位置画像32とを合成して合成画像40を生成する。車両Vの運転者は、車両Vを被牽引車両Tと連結させるときに、車両Vの後方の距離感と車両Vの幅方向の距離感との両者を、合成画像40を見ながら容易に把握することができる。
[4.変形例]
上記実施の形態において、運転支援装置10が距離取得部14を備える例を説明したが、これに限られない。運転支援装置10が距離取得部14を備えなくてもよい。この場合、予測位置画像32は、被牽引車両Tよりも遠くに位置する予測位置に対応する目印を含む。この場合であっても、距離線はヒッチ3の高さに対応する位置に配置されるため、車両Vの運転者は、車両Vの後方の距離感と車両Vの幅方向の距離感との両者を、容易に把握できる。
運転支援装置10が距離取得部14を備えない場合、運転支援装置10は、画像修正部15を備えなくてもよい。この場合、画像合成部16は、選択距離線画像23と予測位置画像32とを後方フレーム31Bの上に重畳する。この場合であっても、距離線はヒッチ3の高さに対応する位置に配置されるため、車両Vの運転者は、両Vの後方の距離感と車両Vの幅方向の距離感との両者を、容易に把握できる。
上記実施の形態において、画像修正部15が、被牽引車両Tよりも遠方に位置する距離線を消去して距離線画像を修正する例を説明したが、これに限られない。画像修正部15は、被牽引車両Tよりも遠方に位置する距離線よりも、被牽引車両Tよりも近くに位置する距離線を強調すればよい。
例えば、画像修正部15は、被牽引車両Tよりも遠方に位置する距離線を細くする処理や、被牽引車両Tよりも遠方に位置する距離線の表示色を薄くする処理等を実行して、これらの距離線を目立たなくすればよい。あるいは、画像修正部15は、被牽引車両Tよりも近くに位置する距離線を太くする処理や、被牽引車両Tよりも近くに位置する距離線の色を変更する処理を実行することにより、これらの距離線を強調すればよい。
上記実施の形態において、位置予測部12が、予測軌跡3Kを含む予測位置画像32を生成する例を説明したが、これに限られない。予測位置画像32は、予測軌跡3Kを含まなくてもよい。この場合であっても、予測位置を示す目印が予測位置画像32に配置される。車両Vの運転者は、車両Vの後方の距離感と車両Vの幅方向の距離感との両者を、容易に把握できる。
上記実施の形態において、予測位置画像32に含まれる目印の横方向のサイズが、ヒッチ3からの距離の増加に従って増加する例を説明したが、これに限られない。目印の横方向のサイズは一定であってもよい。この場合であっても、車両Vの運転者は、車両Vが後退する場合におけるヒッチ3の予測位置を確認できる。
上記実施の形態において、距離線画像取得部13が、第1距離線画像21及び第2距離線画像22のうちいずれか一方を選択情報Sに基づいて選択する例を説明したが、これに限られない。記憶部17は、第2距離線画像22を記憶していなくてもよい。この場合、第1距離線画像21が合成画像40の生成に用いられる。あるいは、記憶部17は、第1距離線画像21を記憶していなくてもよい。この場合、第2距離線画像22が合成画像40の生成に用いられる。
上記実施の形態において、運転支援装置10が、位置予測部12を備える例を説明したが、これに限られない。運転支援装置10は、位置予測部12を備えなくてもよい。この場合、画像合成部16は、合成画像40の生成の際に予測位置画像32を使用しない。この場合であっても、車両Vの運転者は、車両Vの後方の距離感と車両Vの幅方向の距離感との両者を、容易に把握できる。
上記実施の形態において、舵角センサ4が左前輪1FLの舵角βを検出する例を説明したが、これに限られない。舵角センサ4は、車両Vのステアリングホイールの回転量を検出してもよい。この場合、操舵輪の舵角が、ステアリングホイールの回転量に基づいて、算出される。
上記実施の形態において、距離線D21〜D25の目盛が各距離線と垂直である例が図6に示されているが、これに限られない。目盛は、距離線D21〜D25の各々と垂直でなくてもよい。目盛は、補助線A23に沿って伸びていてもよい。
上記実施の形態において、距離線画像取得部13が、記憶部17から距離線画像を生成する例を説明したが、これに限られない。距離線画像取得部13は、選択情報Sに基づいて、第1距離線画像21及び第2距離線画像22のいずれか一方を生成してもよい。この場合、距離線画像取得部13は、距離線D11〜D15の軌跡を示す描画データ又は距離線D21〜D25の軌跡を示す描画データに基づいて、距離線画像を生成すればよい。
また、上記実施の形態において、運転支援装置10の各機能ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全部を含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、運転支援装置10により実行される処理の一部または全部は、プログラムにより実現されてもよい。そして、上記各実施の形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、コンピュータにおいて、中央演算装置(CPU)により行われる。また、それぞれの処理を行うためのプログラムは、ハードディスク、ROMなどの記憶装置に格納されており、ROMにおいて、あるいはRAMに読み出されて実行される。
また、上記実施の形態の各処理をハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア(OS(オペレーティングシステム)、ミドルウェア、あるいは、所定のライブラリとともに実現される場合を含む。)により実現してもよい。さらに、ソフトウェアおよびハードウェアの混在処理により実現しても良い。
例えば、運転支援装置10の各機能ブロックを、ソフトウェアにより実現する場合、図11に示したハードウェア構成(例えば、CPU、ROM、RAM、入力部、出力部等をバスBusにより接続したハードウェア構成)を用いて、各機能部をソフトウェア処理により実現するようにしてもよい。
また、上記実施の形態における処理方法の実行順序は、上記実施の形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で実行順序を入れ替えてもよい。
前述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、大容量DVD、次世代DVD、半導体メモリを挙げることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
V 車両(牽引車両)
T 被牽引車両
4 舵角センサ
5 距離センサ
6 リアカメラ
10 運転支援装置
11 撮影画像取得部
12 位置予測部
13 距離線画像取得部
14 距離取得部
15 画像修正部
16 画像合成部
17 記憶部

Claims (8)

  1. 被牽引車両と連結される連結部を備える牽引車両に搭載される運転支援装置であって、
    前記連結部を含む撮影範囲を撮影するカメラから撮影画像を取得する撮影画像取得部と、
    各々が所定間隔の目盛を有し、かつ、前記牽引車両からの距離を示す複数の距離線が前記連結部の高さに対応する位置に配置された距離線画像を取得する距離線画像取得部と、
    前記距離線画像取得部により取得された距離線画像を、前記撮影画像と合成して合成画像を生成する画像合成部と、を備える運転支援装置。
  2. 請求項1に記載の運転支援装置であって、
    前記距離線画像取得部は、前記複数の距離線の各々が前記カメラにより撮影された撮影画像の水平方向に対応する方向に延びる第1距離線画像と、前記複数の距離線の各々が前記カメラのレンズの歪曲収差に対応するように湾曲している第2距離線画像とのいずれか一方を、予め設定された選択情報に基づいて取得する、運転支援装置。
  3. 請求項1又は2に記載の運転支援装置であって、さらに
    前記牽引車両から前記被牽引車両までの距離を取得する距離取得部と、
    前記距離線画像取得部により取得された距離線画像が、前記距離取得部により取得された距離よりも近い第1距離線を含み、かつ、前記取得された距離線画像が、前記取得された距離よりも遠い第2距離線を含む場合、前記第1距離線が前記第2距離線よりも強調されるように、前記距離線画像を修正する画像修正部と、を備える運転支援装置。
  4. 請求項3に記載の運転支援装置であって、
    前記画像修正部は、前記第2距離線を前記取得された距離線画像から消去する、運転支援装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の運転支援装置であって、さらに、
    前記牽引車両が後退した場合における前記連結部の予測位置を前記車両の舵角に基づいて生成し、前記生成された予測位置を示す目印が配置された予測位置画像を生成する位置予測部、を備え、
    前記画像合成部は、前記位置予測部により生成された予測位置画像を前記撮影画像と合成して合成画像を生成する、運転支援装置。
  6. 請求項5に記載の運転支援装置であって、
    前記画像合成部により合成された合成画像において、前記生成された予測位置を示す目印が、前記複数の距離線の少なくとも1つと重なって配置される、運転支援装置。
  7. 請求項6に記載の運転支援装置であって、
    前記画像合成部により生成された合成画像において、前記生成された予測位置を示す目印が、前記複数の距離線の各々と重なって配置され、
    前記生成された合成画像において、前記生成された予測位置を示す目印の幅は、前記連結部から遠ざかるに従って大きくなり、
    前記目印の幅は、前記生成された合成画像において前記複数の距離線が伸びる方向のサイズである、運転支援装置。
  8. 被牽引車両と連結される連結部を備える牽引車両に搭載される運転支援装置の制御方法であって、
    前記連結部を含む撮影範囲を撮影するカメラから撮影画像を取得するステップと、
    各々が所定間隔の目盛を有し、かつ、前記連結部からの距離を示す複数の距離線が前記連結部の高さに対応する位置に配置された距離線画像を取得するステップと、
    前記取得された距離線画像を、前記撮影画像と合成して合成画像を生成するステップと、を備える運転支援装置の制御方法。
JP2018225352A 2018-11-30 2018-11-30 運転支援装置 Active JP7221667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018225352A JP7221667B2 (ja) 2018-11-30 2018-11-30 運転支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018225352A JP7221667B2 (ja) 2018-11-30 2018-11-30 運転支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020088801A true JP2020088801A (ja) 2020-06-04
JP7221667B2 JP7221667B2 (ja) 2023-02-14

Family

ID=70910205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018225352A Active JP7221667B2 (ja) 2018-11-30 2018-11-30 運転支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7221667B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020156069A (ja) * 2019-03-13 2020-09-24 京セラ株式会社 画像処理装置、撮像装置、および移動体

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150115571A1 (en) * 2013-10-24 2015-04-30 GM Global Technology Operations LLC Smart tow
JP2016150616A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 株式会社デンソー 運転支援装置
US20160375831A1 (en) * 2015-06-23 2016-12-29 GM Global Technology Operations LLC Hitching assist with pan/zoom and virtual top-view

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150115571A1 (en) * 2013-10-24 2015-04-30 GM Global Technology Operations LLC Smart tow
JP2016150616A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 株式会社デンソー 運転支援装置
US20160375831A1 (en) * 2015-06-23 2016-12-29 GM Global Technology Operations LLC Hitching assist with pan/zoom and virtual top-view

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020156069A (ja) * 2019-03-13 2020-09-24 京セラ株式会社 画像処理装置、撮像装置、および移動体
JP7294886B2 (ja) 2019-03-13 2023-06-20 京セラ株式会社 画像処理装置、撮像装置、および移動体

Also Published As

Publication number Publication date
JP7221667B2 (ja) 2023-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5341789B2 (ja) パラメータ取得装置、パラメータ取得システム、パラメータ取得方法、及び、プログラム
JP4945177B2 (ja) 車両の運転支援装置
JP6425991B2 (ja) 牽引車両周囲画像生成装置および牽引車両周囲画像生成方法
JP2005112004A (ja) 車両後退支援装置および方法
JP2013154730A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び、駐車支援システム
US11528453B2 (en) Sensor fusion based perceptually enhanced surround view
JP2020147059A (ja) 駐車支援装置及び駐車支援方法
JP2016175586A (ja) 車両周辺監視装置、車両周辺監視方法、及びプログラム
CN112752068A (zh) 作业车辆合成全景视觉系统
WO2018159016A1 (ja) 俯瞰映像生成装置、俯瞰映像生成システム、俯瞰映像生成方法およびプログラム
JP6375633B2 (ja) 車両周辺画像表示装置、車両周辺画像表示方法
JP6869467B2 (ja) 駐車支援装置
JP2014129093A (ja) 車両用周辺監視装置
JP2012076551A (ja) 駐車支援装置、駐車支援方法、及び、駐車支援システム
JP2007168560A (ja) 駐車支援装置
JP2016149613A (ja) カメラパラメータ調整装置
JP2012001126A (ja) 車両用周辺監視装置
JP2018026757A (ja) 周辺監査装置
KR20150128140A (ko) 어라운드 뷰 시스템
JP7293722B2 (ja) 運転支援装置
JP2011215769A (ja) 車線位置検出装置および車線位置検出方法
JP6327115B2 (ja) 車両周辺画像表示装置、車両周辺画像表示方法
JP2020088801A (ja) 運転支援装置
JP2020052671A (ja) 表示制御装置、車両、表示制御方法
JP4857159B2 (ja) 車両運転支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20211013

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7221667

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150