JP2020052671A - 表示制御装置、車両、表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置、車両、表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想視点を変更しても、障害物が正確に示される合成画像を生成する技術を提供する。【解決手段】指示受付部112は、仮想視点の変更の指示を受けつける。変換部116は、指示受付部112において受けつけた指示に応じて変更した別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像とを生成する。特定部140、決定部142、合成部120は、変換部116において生成した第1変換画像と第2変換画像であって、かつ別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像に対して、特定部140により第1の特徴点および第2の特徴点を特定し、決定部142により1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定し、合成部120により第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって、合成画像を生成する。【選択図】図3

Description

本開示は、表示制御技術、特に撮像装置において撮像した画像を表示させる表示制御装置、車両、表示制御方法に関する。
車両用電子ミラーでは、車両の運転を支援するために車両の前後左右に撮像装置が取り付けられ、各撮像装置からの画像を合成して車両の周囲全体を表示した1つの画像データが生成される。複数の撮像装置で撮像した画像を合成する場合、各撮像装置は、撮像領域の一部が重複するように配置される。そのため、複数の画像を合成した合成位置では画像の継ぎ目が生じる。見やすい画像を提供するために、複数の撮像装置の画像を合成する場合に、仮想視点から見た画像への変換がなされる。
特開2010−128951号公報
投影面が路面である場合、仮想視点から見た画像に変換してから合成することによって、車両の周囲全体を表示した1つの画像データが生成される。しかしながら、ルームミラーを撮像装置と表示装置の組合せに置き換える場合、障害物の位置により、合成した画像における障害物の二重化、合成した画像から障害物が消失する死角が発生する。さらに、仮想視点を変更可能である場合、仮想視点の角度により二重化、死角が発生する。
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、仮想視点を変更しても、障害物が正確に示される合成画像を生成する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の表示制御装置は、車両に搭載された第1撮像装置からの第1画像と、第1撮像装置の搭載位置とは異なった位置に搭載された第2撮像装置からの第2画像とを受けつける入力受付部と、入力受付部において受けつけた第1画像と第2画像との仮想視点を共通にする視点変換処理を実行することによって、第1画像から第1変換画像を生成するとともに、第2画像から第2変換画像を生成する変換部と、変換部において生成した第1変換画像から第1変換画像に含まれる特徴点である第1特徴点を1以上特定するとともに、変換部において生成した第2変換画像から第2変換画像に含まれる特徴点である第2特徴点を1以上特定する特定部と、特定部において特定した1以上の第1特徴点と1以上の第2特徴点から、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定する決定部と、決定部において決定した1以上のペアをもとに、第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって、第1合成画像を生成する合成部と、合成部において生成した第1合成画像を出力する出力部と、仮想視点の変更の指示を受けつける指示受付部とを備える。変換部は、指示受付部において受けつけた仮想視点の変更の指示に応じた別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像とを生成し、特定部、決定部、合成部は、変換部において生成した第1変換画像と第2変換画像であって、かつ別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像に対して、特定部により第1の特徴点および第2の特徴点を特定し、決定部により1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定し、合成部により第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって第2合成画像を生成し、出力部は、合成部において生成した第2合成画像を出力する。
本開示の別の態様は、車両である。この車両は、第1撮像装置と、第1撮像装置の搭載位置とは異なった位置に搭載された第2撮像装置と、第1撮像装置と第2撮像装置とに接続される表示制御装置とを備える。表示制御装置は、第1撮像装置からの第1画像と、第2撮像装置からの第2画像とを受けつける入力受付部と、入力受付部において受けつけた第1画像と第2画像との仮想視点を共通にする視点変換処理を実行することによって、第1画像から第1変換画像を生成するとともに、第2画像から第2変換画像を生成する変換部と、変換部において生成した第1変換画像から第1変換画像に含まれる特徴点である第1特徴点を1以上特定するとともに、変換部において生成した第2変換画像から第2変換画像に含まれる特徴点である第2特徴点を1以上特定する特定部と、特定部において特定した1以上の第1特徴点と1以上の第2特徴点から、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定する決定部と、決定部において決定した1以上のペアをもとに、第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって、第1合成画像を生成する合成部と、合成部において生成した第1合成画像を出力する出力部と、仮想視点の変更の指示を受けつける指示受付部とを備える。変換部は、指示受付部において受けつけた仮想視点の変更の指示に応じた別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像とを生成し、特定部、決定部、合成部は、変換部において生成した第1変換画像と第2変換画像であって、かつ別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像に対して、特定部により第1の特徴点および第2の特徴点を特定し、決定部により1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定し、合成部により第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって第2合成画像を生成し、出力部は、合成部において生成した第2合成画像を出力する。
本開示のさらに別の態様は、表示制御方法である。この方法は、車両に搭載された第1撮像装置からの第1画像と、第1撮像装置の搭載位置とは異なった位置に搭載された第2撮像装置からの第2画像とを受けつけるステップと、受けつけた第1画像と第2画像との仮想視点を共通にする視点変換処理を実行することによって、第1画像から第1変換画像を生成するとともに、第2画像から第2変換画像を生成するステップと、生成した第1変換画像から第1変換画像に含まれる特徴点である第1特徴点を1以上特定するとともに、生成した第2変換画像から第2変換画像に含まれる特徴点である第2特徴点を1以上特定するステップと、特定した1以上の第1特徴点と1以上の第2特徴点から、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定するステップと、決定した1以上のペアをもとに、第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって、第1合成画像を生成するステップと、生成した第1合成画像を出力するステップと、仮想視点の変更の指示を受けつけるステップと、受けつけた仮想視点の変更の指示に応じた別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像とを生成するステップと、生成した第1変換画像と第2変換画像であって、かつ別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像に対して、第1の特徴点および第2の特徴点を特定し、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定し、第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって第2合成画像を生成するステップと、生成した第2合成画像を出力するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を装置、システム、方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体、本装置を搭載した車両などの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、仮想視点を変更しても、障害物が正確に示される合成画像を生成できる。
本実施の形態に係る車両の構成を示す図である。 図2a−bは、図1の車両に搭載された撮像装置による撮像領域を示す図である。 図1の表示制御装置の構成を示す図である。 図3の変換部における仮想視点変換処理の概要を示す図である。 図3の特定部から算出部における処理の概要を示す図である。 図3の算出部における処理の概要を示す図である。 図3の算出部における別の処理の概要を示す図である。 図3の算出部におけるさらに別の処理の概要を示す図である。 図9a−cは、図3の合成部における処理の概要を示す図である。 図10a−dは、図3の合成部における処理の別の概要を示す図である。 図3の表示制御装置による合成画像の表示手順を示すフローチャートである。 図3の表示制御装置による仮想視点の変更手順を示すフローチャートである。
本実施の形態を具体的に説明する前に、概要を述べる。本実施の形態は、車両に搭載された複数の撮像装置において撮像された映像を合成して表示装置に表示させる車両用電子ミラーの表示制御装置に関する。映像は複数の画像を時系列に並べることによって構成されるので、以下では画像として説明する。ここでは、車両の後側部分、左側部分、右側部分に撮像装置が搭載され、「3つ」の撮像装置により車両の後方が撮像されるとともに、車室の天井の前側部分にルームミラーサイズの表示装置が設置される。3つの撮像装置により撮像された画像は合成されてから、表示装置に設置される。その際、合成する画像の境界付近において障害物が二重に映される二重化が生じたり、本来存在する障害物が消えてしまう死角が生じたりする。
画像に対して仮想視点を変更することによって、運転者の好みのポジションによる後方確認が可能になる。例えば、視点を低くすると、これまでのルームミラーと同様の視野が確保され、運転者にとっての違和感が低減される。また、一方、視点を高くすると、ルームミラーよりも広い視野が確保され、運転者が視認可能な範囲が拡大する。しかしながら、仮想視点を変更可能である場合であっても、仮想視点の角度により二重化、死角が発生しうる。そのため、仮想視点を変更しても、障害物が正確に示されるように画像を合成することが求められる。
本実施の形態に係る表示制御装置は、3つの画像の仮想視点を共通にするように視点変換処理を実行することによって3つの仮想視点画像を生成するとともに、各仮想視点画像における特徴点を特定する。また、表示制御装置は、異なった仮想視点画像間における同一の特徴点をペアとして決定し、ペアとして決定された特徴点を合わせるように、3つの仮想視点画像を合成することによって、合成画像を生成する。合成画像では、異なった仮想視点画像間における同一の特徴点が合わされるので、二重化の発生が抑制される。また、合成画像では、障害物が特徴点として検出されているので、死角の発生が抑制される。さらに、表示制御装置は、運転者の操作あるいは車両信号を受けつけることにより、視点変換処理における仮想視点を変更する。その結果、仮想視点を変更した3つの仮想視点画像が生成される。表示制御装置は、このような3つの仮想視点画像に対しても前述の処理を実行して合成画像を生成する。その結果、仮想視点を変更しても、二重化および死角の発生が抑制される。以下、本実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施の形態は一例であり、本開示はこれらの実施の形態により限定されるものではない。
図1は、車両1000の構成を示す。車両1000は、撮像装置10と総称される第1撮像装置10a、第2撮像装置10b、第3撮像装置10c、表示装置20、表示制御装置100を含む。図1の左側が車両1000の前側部分を示し、図1の右側が車両1000の後側部分を示し、図1の上側が車両1000の右側部分を示し、図1の下側が車両1000の左側部分を示す。つまり、車両1000が前進する方向が前側と定義され、前側の反対が後側と定義される。また、前側を向いた運転者に対して右側と左側が定義される。以下では、車両1000の前側部分と後側部分とを結ぶ方向を前後方向といい、車両1000の左側部分と右側部分とを結ぶ方向を左右方向あるいは横方向ということもある。
第1撮像装置10aは、車両1000の後側部分のリアガラス上部あるいはトランクフード付近に搭載されるリア撮像装置である。第2撮像装置10bは、車両1000の左側部分の左側ドア付近に搭載されるサイド撮像装置であり、第3撮像装置10cは、車両1000の右側部分の右側ドア付近に搭載されるサイド撮像装置である。そのため、第2撮像装置10bと第3撮像装置10cは、第1撮像装置10aの搭載位置から少なくとも横方向にずれた位置に搭載される。
図2a−bは、車両1000に搭載された撮像装置10による撮像領域12を示す。第1撮像装置10aは、中央後方に広がる第1撮像領域12aにおいて画像(以下、「第1画像」という)を撮像する。第2撮像装置10bは、左側後方に広がる第2撮像領域12bにおいて画像(以下、「第2画像」という)を撮像する。第3撮像装置10cは、右側後方に広がる第3撮像領域12cにおいて画像(以下、「第3画像」という)を撮像する。第1撮像領域12aから第3撮像領域12cは互いに異なるので、第1画像から第3画像も互いに異なる。第1撮像領域12aと第2撮像領域12bの一部が重なり、第1撮像領域12aと第3撮像領域12cの一部が重なる。そのため、第1画像と第2画像との一部には共通の対象物が映り、第1画像と第3画像との一部には共通の対象物が映る。また、各撮像装置10の光学系の光学特性は異なっていてもよい。図1に戻る。
表示制御装置100は、第1撮像装置10aから第3撮像装置10cに接続される制御ユニットである。表示制御装置100は、第1撮像装置10aからの第1画像、第2撮像装置10bからの第2画像、第3撮像装置10cからの第3画像を受けつける。表示制御装置100は、これらの画像を合成することによって、合成された画像(以下、「合成画像」という)を生成する。表示装置20は、これまでのルームミラーと同様に、車室の天井の前側部分に設置される。表示装置20は、ルームミラーと同等のサイズを有する。表示装置20は、表示制御装置100に接続されており、表示制御装置100において生成された合成画像を表示する。
表示制御装置100において3つの画像を合成する際に投影面を変更することが可能である。投影面の変更により、撮像領域12が実質的に変更されているといえる。図2aでは、車両1000の後方に、木である第1障害物14aが存在し、車両1000と第1障害物14aとの間に、オートバイである第2障害物14bが存在する。この状況において、第1障害物14aに投影面16が合わされる。その結果、合成画像において1つの第1障害物14aが示される。しかしながら、第2障害物14bは、第1撮像領域12aと第3撮像領域12cとの間に配置されるので、死角に入ってしまう。その結果、合成画像において第2障害物14bは示されない。
図2bにおける車両1000、第1障害物14a、第2障害物14bの配置は図2aと同一である。この状況において、第2障害物14bに投影面16は合わされる。その結果、合成画像において、第2障害物14bが示されるが、第1障害物14aに対応した木が2つ示される。つまり、二重化が発生する。このような死角、二重化の発生を抑制し、自然な合成画像を生成するために、状況に応じて投影面16の位置を調節することが必要になる。
図3は、表示制御装置100の構成を示す。表示制御装置100は、入力受付部110、指示受付部112、制御部114、変換部116、処理部118、合成部120、出力部122を含む。処理部118は、特定部140、決定部142、算出部144を含む。入力受付部110は、第1撮像装置10aからの第1画像と、第2撮像装置10bからの第2画像と、第3撮像装置10cからの第3画像とを順次受けつける。入力受付部110は、第1画像から第3画像を変換部116に出力する。
変換部116は、第1画像から第3画像を入力受付部110から受けつける。変換部116は、第1画像から第3画像のそれぞれに対して撮像装置10の光学系の光学特性に応じた補正を実行してもよい。例えば、補正は、レンズの歪みに基づく修正、サイズおよび角度の調整のための補正、色調補正等を含む。変換部116は、第1画像から第3画像の仮想視点を共通にするように、第1画像から第3画像に対して仮想視点変換処理を実行する。各撮像装置10の仮想地点を共通にすることにより、後述のように、合成画像を生成する際に違和感のない境界面が生成される。
図4は、変換部116における仮想視点変換処理の概要を示す。変換部116は、第1画像P(u,v)から視点の座標(Eye coordinate)(Xe,Ye,Ze)への変換を次のように実行する。
Figure 2020052671
ここで、fは第1撮像装置10a(Eye)の焦点距離を示す。次に、変換部116は、視点の座標(Xe,Ye,Ze)から世界座標(World cordinate)(Xw,Yw,Zw)への変換を次のように実行する。
Figure 2020052671
ここで、Rewは、視点の座標から世界座標への回転行列を示し、Tewは、視点の座標から世界座標への平行移動ベクトルを示す。
変換部116は、世界座標(Xw,Yw,Zw)から仮想視点座標(Virtual view point coordinates)(Xe’,Ye’,Ze’)への変換を次のように実行する。
Figure 2020052671
ここで、Rwe’は世界座標から仮想視点座標への回転行列を示し、Twe’は世界座標から仮想視点座標への平行移動ベクトルを示す。最後に、変換部116は、仮想視点座標(Xe’,Ye’,Ze’)から第1仮想視点画像P(u’,v’)への変換を次のように実行する。第1仮想視点画像P(u’,v’)は、仮想視点に変換した第1画像P(u,v)である。
Figure 2020052671
ここで、f’は、仮想視点の焦点距離である。例えば、表示装置20の位置に仮想視点を設定することにより、本来異なる位置で撮像された画像であっても、表示装置20の位置から撮影されたように示される。変換部116は、第2画像と第3画像に対しても、同様に仮想視点変換処理を実行することにより、第2画像から第2仮想視点画像を生成し、第3画像から第3仮想視点画像を生成する。仮想視点画像は変換画像と呼ばれてもよい。
処理部118、合成部120は、第1仮想視点画像から第3仮想視点画像を合成するための処理を実行する。ここでは、説明を明瞭にするために、第2仮想視点画像と第1仮想視点画像とを合成するための処理を中心に説明する。第1仮想視点画像と第3仮想視点画像とを合成する場合、ここでの第2仮想視点画像を「第1仮想視点画像」と読み替え、ここでの第1仮想視点画像を「第3仮想視点画像」と読み替えればよい。さらに、第2仮想視点画像と第1仮想視点画像とを合成した「第2仮合成画像」と、第1仮想視点画像と第3仮想視点画像を合成した「第1仮合成画像」とを合成することによって、合成画像が生成される。その際、ここでの第2仮想視点画像を「第2仮合成画像」と読み替え、ここでの第1仮想視点画像を「第1仮合成画像」と読み替えればよい。
特定部140は、第1仮想視点画像からこの第1仮想視点画像に含まれる特徴点である第1特徴点を1以上特定するとともに、第2仮想視点画像からこの第2仮想視点画像に含まれる特徴点である第2特徴点を1以上特定する。特徴点の抽出処理には、公知の画像認識技術が使用されればよく、例えば、画像から、当該画像に含まれる画素または画素の集合であって、その周囲と異なる色または形状等を有する画素あるいは画素の集合を発見する処理などにより実現されればよい。
図5は、特定部140から算出部144における処理の概要を示す。第2仮想視点画像200bが紙面上の左側に配置され、第2仮想視点画像200bに対して紙面上の右方向に所定の距離だけずらして第1仮想視点画像200aが配置される。ここで、第2仮想視点画像200bと第1仮想視点画像200aとの外形は、撮像装置10の光学系の光学特性に応じた補正により、矩形から歪んでいる。特徴点pは、特定部140が第2仮想視点画像200b上で決定した第2特徴点であり、特徴点qは、特定部140が第1仮想視点画像200a上で決定した第1特徴点である。ここで、黒丸は第2仮想視点画像200b上で決定された第2特徴点を示し、黒三角は第1仮想視点画像200a上で決定された第1特徴点を示す。図3に戻る。
決定部142は、1以上の第1特徴点と1以上の第2特徴点から、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点のペアを1以上決定する。ペアにされる1つの第1特徴点と1つの第2特徴点は、同一の物が撮像された点である。例えば、第1特徴点として発見した画素または画素の集合と、第2特徴点として発見した画素または画素の集合との色または形状を比較することによって、撮像された同一の物が発見される。この比較がマッチング処理に相当する。比較には、SURF(Speed−Up Robust Features)、ORB(Oriented FAST and Rotated BRIEF)等による局所特徴量等が使用されてもよい。図5において、ペアと決定された第1特徴点と第2特徴点同士は線で結ばれている。例えば特徴点pと特徴点qがペアである。
算出部144は、決定部142により決定されたペアについて代表ベクトルを算出する。図5において、特徴点pと特徴点q等を用いて代表ベクトルが算出される。算出部144は、特徴点pと特徴点qの中点mを求め、特徴点pから中点mに至るベクトルuと、特徴点qから中点mに至るベクトルvとを算出する。ここで、白丸は算出部144が求めた中点を示す。算出部144は、第2仮想視点画像200bおよび第1仮想視点画像200aが分割された複数の第1部分画像202、第2部分画像204、第3部分画像206、第4部分画像208ごとに代表ベクトルを算出する。
算出部144は、例えば、当該部分画像に含まれる複数のベクトルuの中間値を、ベクトルuの代表ベクトルとし、当該部分画像に含まれる複数のベクトルvの中間値を、ベクトルvの代表ベクトルとする。ここで、ベクトルuの代表ベクトルを第1代表ベクトルともいい、ベクトルvの代表ベクトルを第2代表ベクトルともいう。中間値の代わりに、平均値等の他の統計値が使用されてもよい。
図6は、算出部144における処理の概要を示す。ベクトル220は、第1部分画像202に含まれるベクトルuの代表ベクトルである。ベクトル222は、第1部分画像202に含まれるベクトルvの代表ベクトルである。同様に、ベクトル224、ベクトル228、ベクトル232は、それぞれ第2部分画像204、第3部分画像206、第4部分画像208に含まれるベクトルuの代表ベクトルである。ベクトル226、ベクトル230、ベクトル234は、それぞれ第2部分画像204、第3部分画像206、第4部分画像208に含まれるベクトルvの代表ベクトルである。図3に戻る。
算出部144は、代表ベクトルに線形補間を実行することによって、個別ベクトルを算出する。図7は、算出部144における別の処理の概要を示す。これは図6のうちの第2部分画像204と第3部分画像206とを含む部分の拡大図である。算出部144は、第2部分画像204の中央画素列204cに代表ベクトルであるベクトル224を対応付け、第3部分画像206の中央画素列206cに代表ベクトルであるベクトル228を対応付ける。ここで、中央画素列204cとは、第2部分画像204に含まれる水平方向の画素列であり、第2部分画像204の垂直方向における中央に位置する画素列である。同様に、中央画素列206cとは、第3部分画像206に含まれる水平方向の画素列であり、第3部分画像206の垂直方向における中央に位置する画素列である。ここでは代表ベクトル終点のY座標を基準に対応付けている場合を説明しているが、代表ベクトル始点や代表ベクトル中点のY座標を基準に対応付けしてもかまわない。
算出部144は、中央画素列204cと中央画素列206cとの間における線形補間によって、中央画素列204cと中央画素列206cとの間の画素列の個別ベクトルを算出する。つまり、算出部144は、中央画素列204cのY座標をY1とし、中央画素列206cのY座標をY2とするとき、Y座標がYである画素列210の個別ベクトルwを以下の式により求める。ここで、個別ベクトルw=(wX,wY)、ベクトル224=(X224,Y224)、ベクトル228=(X228,Y228)とする。
wX=X224+{(Y−Y1)/(Y2−Y1)}×(X228−X224)
wY=Y224+{(Y−Y1)/(Y2−Y1)}×(Y228−Y224)
図8は、算出部144におけるさらに別の処理の概要を示す。ここでは、図6と同じベクトル220〜ベクトル234に加えて、算出部144により算出された個別ベクトル250〜個別ベクトル256が示される。個別ベクトル250〜個別ベクトル256は、代表ベクトルの間の画素列ごとに算出される。図3に戻る。つまり、算出部144は、複数の部分画像ごとの第1代表ベクトルを補間することで第2仮想視点画像200bに含まれる画素列ごとの第1個別ベクトルを算出する。また、算出部144は、複数の部分画像ごとの第2代表ベクトルを補間することで第1仮想視点画像200aに含まれる画素列ごとの第2個別ベクトルを算出する。
合成部120は、算出部144により算出された個別ベクトルを使用して、第1仮想視点画像200aと第2仮想視点画像200bとを合成する。合成部120は、第2仮想視点画像200bに含まれる画素列に対し第1個別ベクトルを用いて画素値を演算し、第1仮想視点画像200aに含まれる画素列に対し第2個別ベクトルを用いて画素値を演算する。また、合成部120は、第2仮想視点画像200bおよび第1仮想視点画像200aを合成する。合成は、第2仮想視点画像200bおよび第1仮想視点画像200aを境界線によって切断してつなぎ合わせることでなされる。
図9a−cは、合成部120における処理の概要を示す。合成部120は、境界線260を境界として、第2仮想視点画像200bと第1仮想視点画像200aとを接合する。具体的には、合成部120は、境界線260の近傍の画素において、当該画素が属する画素列の個別ベクトルを用いて画素値の演算を実行する。境界線260の近傍の画素とは、境界線260から所定距離以内の範囲に含まれる画素である。合成部120は、図9aに示すように、境界線260に隣接する画素270について、画素270を終点とする個別ベクトル250の始点に位置する画素272の画素値の演算を実行する。このとき、図9bに示すように、境界線260から遠ざかるにつれて個別ベクトル250の影響を弱めるようにして個別ベクトル250の始点に位置する画素272が算出されればよい。合成領域を境界線260からの所定画素距離H以内の範囲とした場合、境界線260からの画素距離Xの位置の画素270iにおける個別ベクトル250iの個別ベクトル250に対する影響度Vtは次のように示される。
Vt=(1−X/H)、(X=0〜H)
したがって、合成部120は、影響度Vtを個別ベクトル250に乗じて、個別ベクトル250iの始点に位置する画素272iを導出する。
図9bにおいて、画素270iの位置座標を(X270,Y270)、個別ベクトル250を(wX250,wY250)とすると、画素272iの位置座標(X272,Y272)は次のように求められる。
X272=X270−wX250×Vt
Y272=Y270−wY250×Vt
合成部120は、画素270、画素272におけるそれぞれの画素値に対し、画素272の画素値を、画素270の画素値に上書きする演算を行ってもよい。また、合成部120は、画素272の画素値と画素270の画素値との境界線260からの距離を加味した加重平均をとる演算を行ってもよいし、その他の演算を行ってもよい。
合成部120は、第2仮想視点画像200bと第1仮想視点画像200aとのそれぞれの画素値を算出して、重複領域に対しては第2仮想視点画像200bと第1仮想視点画像200aとの画素値を加重平均してもよい。具体的には、図9cに示すように、画素270jについて、画素270jを終点とする個別ベクトル250jの始点に位置する画素272jの画素値と、画素270jを終点とする個別ベクトル250kの始点に位置する画素272kの画素値とが加重平均される。ここで、画素272jは、第2仮想視点画像200b内に含まれ、画素272kは第1仮想視点画像200a内に含まれる。
図9cにおける合成部120の処理は次のようにまとめられる。合成部120は、第1部分画像202〜第4部分画像208の各領域内の各画素(例えば画素270j)に対し、個別ベクトル250j(第1個別ベクトル)をもとに位置(例えば位置座標(X272,Y272))を導出する。合成部120は、当該位置に基づいて第2仮想視点画像200b内の画素272jを参照する。同様に、合成部120は、第1部分画像202〜第4部分画像208の各領域内の各画素(例えば画素270j)に対し、個別ベクトル250k(第2個別ベクトル)をもとに位置を導出する。合成部120は、当該位置に基づいて第1仮想視点画像200a内の画素272kを参照する。合成部120は、参照した画素272j、画素272kのそれぞれの画素値を演算(例えば加重平均)することで第2仮想視点画像200bおよび第1仮想視点画像200aを合成する。
前述のごとく、合成部120は、これまでと同様の処理を実行することによって、第1仮想視点画像200aと第3仮想視点画像200cとを合成する。さらに、合成部120は、これらの合成結果を合成することによって、第1合成画像を生成する。
図10a−dは、車両1000に搭載された撮像装置10による別の撮像領域12を示す。処理部118と合成部120による合成は、図10a−dに示される第1撮像領域12aから第3撮像領域12cに相当する。図10aにおいては、車両1000の後方に障害物14が存在しない。この場合、投影面が所定の距離(50mなど)に実質的に合わされる。図10bにおいては、第3障害物14cが第1撮像領域12aから第3撮像領域12cを跨いで存在する。この場合、投影面が第3障害物14cに実質的に合わされる。
図10cにおいては、第2障害物14bが第1撮像領域12aと第3撮像領域12cを跨いで存在する。一方、第2撮像領域12bには障害物14が存在しない。この場合、右側において投影面が第2障害物14bに合わされるが、左側において投影面が第2障害物14bに合わされない。つまり、障害物14の距離が左右で異なる場合、左右で投影面の位置が異なる。図10dにおいては、第4障害物14dの後方に第2障害物14bが存在する。ここで、第2障害物14bは第4障害物14dよりも小さい。この場合、投影面は、後方の第2障害物14bに合わされる。
表示装置20には、運転者の指の動作を検出するためのセンサ(図示せず)が設けられる。センサは、指の移動方向と移動量とを検出する。センサは、タッチパネルであってもよいし、撮像装置であってもよい。センサの代わりに、スクロールボタン、ジョイスティックなどの操作装置(図示せず)が設けられてもよい。操作装置は、運転者による操作により、移動方向と移動量とを検出する。センサあるいは操作装置は、CAN(Controller Area Network)に接続され、移動方向と移動量の情報(以下、「移動指示」という)をCANに送信する。移動指示は、運転者による仮想視点の変更の指示に相当する。
指示受付部112は、CANに接続される。指示受付部112は、CANを介して移動指示を受けつける。移動指示に含まれる上下の移動方向の情報は、高さ方向に仮想視点を変更させる指示であり、移動指示に含まれる左右の移動方向の情報は、横方向に仮想視点を変更させる指示である。これらの指示は、前述のごとく、運転者である操作者による操作にしたがった指示である。指示受付部112は、移動指示を制御部114に出力する。
制御部114は、指示受付部112から移動指示を受けつけた場合、移動指示に含まれる移動方向および移動量をもとに、仮想視点の変更方向および変更量を特定する。例えば、移動方向および移動量と、変更方向および変更量の関係は、テーブルとして予め記憶されていればよい。ここで、移動方向が上向きであれば、仮想視点の位置は、現在の位置から上向きになるように変更される。制御部114は、仮想視点の変更方向および変更量によって、現在の仮想視点の位置を更新することによって、別の仮想視点を特定する。制御部114は、特定した別の仮想視点に関する情報を変換部116に出力する。
変換部116は、第1画像から第3画像を入力受付部110から受けつけるとともに、別の仮想視点に関する情報を制御部114から受けつける。変換部116は、第1画像から第3画像に対して、別の仮想視点への仮想視点変換処理を実行する。変換部116における処理はこれまでと同様であるので、ここでは説明を省略するが、変換部116は、別の仮想視点における第1仮想視点画像200aから第3仮想視点画像200cを生成する。
特定部140、決定部142、算出部144、合成部120は、別の仮想視点における第1仮想視点画像200aから第3仮想視点画像200cに対して、これまで説明した処理を実行することによって、別の仮想視点における第2合成画像を生成する。つまり、第2合成画像と第1合成画像とでは仮想視点が異なっている。このように仮想視点が、表示装置20の位置とは異なった位置に変更されることによって、変更された位置から撮像したような第2合成画像の確認が可能になる。例えば、仮想地点を車両1000のルーフより高い位置に変更させることによって、高い位置から見下ろした第2合成画像が取得されるので、車両1000の後側部分の状況が広範囲で認識されやすくなる。
出力部122は、合成部120において第1合成画像220aが生成された場合、第1合成画像220aを表示装置20に表示させる。また、出力部122は、合成部120において第2合成画像220bが生成された場合、第2合成画像220bを表示装置20に表示させる。
以上、本開示に係る実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、上述した装置や各処理部の機能は、コンピュータプログラムにより実現されうる。上述した機能をプログラムにより実現するコンピュータは、キーボードやマウス、タッチパッドなどの入力装置、ディスプレイやスピーカなどの出力装置、CPU(Central Processing Unit)、ROM、RAM、ハードディスク装置やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read OnlYMemory)やUSBメモリなどの記録媒体から情報を読み取る読取装置、ネットワークを介して通信を行うネットワークカードなどを備え、各部はバスにより接続される。また、読取装置は、上記プログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置に記憶させる。また、CPUが、記憶装置に記憶されたプログラムをRAMにコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAMから順次読み出して実行することにより、上記各装置の機能が実現される。
以上の構成による表示制御装置100の動作を説明する。図11は、表示制御装置100による合成画像の表示手順を示すフローチャートである。入力受付部110は画像を受けつける(S10)。変換部116は、画像に対して視点変換処理を実行する(S12)。特定部140は、視点変換処理により生成された仮想視点画像200から特徴点を特定する(S14)。決定部142は特徴点のペアを決定する(S16)。算出部144は、ペアをもとにベクトルを算出する(S18)。合成部120は合成画像を生成する(S20)。出力部122は合成画像を表示装置20に表示させる(S22)。
図12は、表示制御装置100による仮想視点の変更手順を示すフローチャートである。指示受付部112が移動指示を受けつけた場合(S100のY)、制御部114は、変換部116に対して仮想視点を変更させる(S102)。指示受付部112が移動指示を受けつけない場合(S100のN)、処理は終了される。
本実施の形態によれば、移動指示に応じた仮想視点に変換しながら、特徴点のペアをもとに画像を合成することによって合成画像を生成するので、仮想視点を変更しても、二重化および死角の発生を抑制できる。また、二重化および死角の発生が抑制されるので、障害物が正確に示される合成画像を生成できる。また、車両の死角となりうる側後方の状況が合成画像に示されるので、画角を拡大できる。また、特徴点を抽出し、同一の形状が存在する場合、その位置に投影面を合わせることにより、自然な合成画像を取得できる。また、高さ方向に仮想視点を変更させるので、高さ方向に異なった仮想視点からの合成画像を生成できる。また、横方向に仮想視点を変更させるので、横方向に異なった仮想視点からの合成画像を生成できる。また、操作者による操作にしたがって仮想視点を変更させるので、操作者による操作に応じた仮想視点からの合成画像を生成できる。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の表示制御装置は、車両に搭載された第1撮像装置からの第1画像と、第1撮像装置の搭載位置とは異なった位置に搭載された第2撮像装置からの第2画像とを受けつける入力受付部と、入力受付部において受けつけた第1画像と第2画像との仮想視点を共通にする視点変換処理を実行することによって、第1画像から第1変換画像を生成するとともに、第2画像から第2変換画像を生成する変換部と、変換部において生成した第1変換画像から第1変換画像に含まれる特徴点である第1特徴点を1以上特定するとともに、変換部において生成した第2変換画像から第2変換画像に含まれる特徴点である第2特徴点を1以上特定する特定部と、特定部において特定した1以上の第1特徴点と1以上の第2特徴点から、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定する決定部と、決定部において決定した1以上のペアをもとに、第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって、第1合成画像を生成する合成部と、合成部において生成した第1合成画像を出力する出力部と、仮想視点の変更の指示を受けつける指示受付部とを備える。変換部は、指示受付部において受けつけた仮想視点の変更の指示に応じた別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像とを生成し、特定部、決定部、合成部は、変換部において生成した第1変換画像と第2変換画像であって、かつ別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像に対して、特定部により第1の特徴点および第2の特徴点を特定し、決定部により1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定し、合成部により第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって第2合成画像を生成し、出力部は、合成部において生成した第2合成画像を出力する。
この態様によると、指示に応じた仮想視点に変換しながら、特徴点のペアをもとに画像を合成することによって合成画像を生成するので、仮想視点を変更しても、障害物が正確に示される合成画像を生成できる。
指示受付部は、高さ方向に仮想視点を変更させる指示を受けつける。この場合、高さ方向に仮想視点を変更させるので、高さ方向に異なった仮想視点からの合成画像を生成できる。
指示受付部は、横方向に仮想視点を変更させる指示を受けつける。この場合、横方向に仮想視点を変更させるので、横方向に異なった仮想視点からの合成画像を生成できる。
指示受付部は、操作者による操作にしたがった指示を受けつける。この場合、操作者による操作にしたがって仮想視点を変更させるので、操作者による操作に応じた仮想視点からの合成画像を生成できる。
指示受付部は、車両の進行方向にしたがった指示を受けつける。この場合、車両の進行方向にしたがって仮想視点を変更させるので、進行方向に応じた仮想視点からの合成画像を生成できる。
指示受付部は、車両に搭載された方向指示器によって示された方向にしたがった指示を受けつける。この場合、方向指示器によって示された方向にしたがって仮想視点を変更させるので、方向指示器によって示された方向に応じた仮想視点からの合成画像を生成できる。
本開示の別の態様は、車両である。この車両は、第1撮像装置と、第1撮像装置の搭載位置とは異なった位置に搭載された第2撮像装置と、第1撮像装置と第2撮像装置とに接続される表示制御装置とを備える。表示制御装置は、第1撮像装置からの第1画像と、第2撮像装置からの第2画像とを受けつける入力受付部と、入力受付部において受けつけた第1画像と第2画像との仮想視点を共通にする視点変換処理を実行することによって、第1画像から第1変換画像を生成するとともに、第2画像から第2変換画像を生成する変換部と、変換部において生成した第1変換画像から第1変換画像に含まれる特徴点である第1特徴点を1以上特定するとともに、変換部において生成した第2変換画像から第2変換画像に含まれる特徴点である第2特徴点を1以上特定する特定部と、特定部において特定した1以上の第1特徴点と1以上の第2特徴点から、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定する決定部と、決定部において決定した1以上のペアをもとに、第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって、第1合成画像を生成する合成部と、合成部において生成した第1合成画像を出力する出力部と、仮想視点の変更の指示を受けつける指示受付部とを備える。変換部は、指示受付部において受けつけた仮想視点の変更の指示に応じた別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像とを生成し、特定部、決定部、合成部は、変換部において生成した第1変換画像と第2変換画像であって、かつ別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像に対して、特定部により第1の特徴点および第2の特徴点を特定し、決定部により1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定し、合成部により第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって第2合成画像を生成し、出力部は、合成部において生成した第2合成画像を出力する。
この態様によると、指示に応じた仮想視点に変換しながら、特徴点のペアをもとに画像を合成することによって合成画像を生成するので、仮想視点を変更しても、障害物が正確に示される合成画像を生成できる。
本開示のさらに別の態様は、表示制御方法である。この方法は、車両に搭載された第1撮像装置からの第1画像と、第1撮像装置の搭載位置とは異なった位置に搭載された第2撮像装置からの第2画像とを受けつけるステップと、受けつけた第1画像と第2画像との仮想視点を共通にする視点変換処理を実行することによって、第1画像から第1変換画像を生成するとともに、第2画像から第2変換画像を生成するステップと、生成した第1変換画像から第1変換画像に含まれる特徴点である第1特徴点を1以上特定するとともに、生成した第2変換画像から第2変換画像に含まれる特徴点である第2特徴点を1以上特定するステップと、特定した1以上の第1特徴点と1以上の第2特徴点から、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定するステップと、決定した1以上のペアをもとに、第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって、第1合成画像を生成するステップと、生成した第1合成画像を出力するステップと、仮想視点の変更の指示を受けつけるステップと、受けつけた仮想視点の変更の指示に応じた別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像とを生成するステップと、生成した第1変換画像と第2変換画像であって、かつ別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像に対して、第1の特徴点および第2の特徴点を特定し、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定し、第1変換画像と第2変換画像とを合成することによって第2合成画像を生成するステップと、生成した第2合成画像を出力するステップと、を備える。
以上、本開示を実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施の形態において、指示受付部112は、CANを介して、運転者によって入力された移動指示を受けつける。しかしながらこれに限らず例えば、指示受付部112は、CANを介して、車両1000に搭載された方向指示器によって示された移動指示を受けつけてもよい。本変形例によれば、右左折、車線変換等で、車両1000の横方向の状況を把握したい場合、車両の横方向に仮想位置を変更することによって、横方向において死角になりうる部分を明確に表示できる。また、車両の進行方向にしたがって仮想視点を変更させるので、進行方向に応じた仮想視点からの合成画像を生成できる。また、方向指示器によって示された方向にしたがって仮想視点を変更させるので、方向指示器によって示された方向に応じた仮想視点からの合成画像を生成できる。ここで、方向指示器によって示された移動指示ではなく、舵角情報、ギア情報が受けつけられてもよい。
本開示によれば、仮想視点を変更しても、障害物が正確に示される合成画像を生成できる。
10 撮像装置、 12 撮像領域、 14 障害物、 16 投影面、 20 表示装置、 100 表示制御装置、 110 入力受付部、 112 指示受付部、 114 制御部、 116 変換部、 118 処理部、 120 合成部、 122 出力部、 140 特定部、 142 決定部、 144 算出部、 1000 車両。

Claims (8)

  1. 車両に搭載された第1撮像装置からの第1画像と、前記第1撮像装置の搭載位置とは異なった位置に搭載された第2撮像装置からの第2画像とを受けつける入力受付部と、
    前記入力受付部において受けつけた前記第1画像と前記第2画像との仮想視点を共通にする視点変換処理を実行することによって、前記第1画像から第1変換画像を生成するとともに、前記第2画像から第2変換画像を生成する変換部と、
    前記変換部において生成した前記第1変換画像から前記第1変換画像に含まれる特徴点である第1特徴点を1以上特定するとともに、前記変換部において生成した前記第2変換画像から前記第2変換画像に含まれる特徴点である第2特徴点を1以上特定する特定部と、
    前記特定部において特定した1以上の第1特徴点と1以上の第2特徴点から、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定する決定部と、
    前記決定部において決定した前記1以上のペアをもとに、前記第1変換画像と前記第2変換画像とを合成することによって、第1合成画像を生成する合成部と、
    前記合成部において生成した前記第1合成画像を出力する出力部と、
    仮想視点の変更の指示を受けつける指示受付部とを備え、
    前記変換部は、前記指示受付部において受けつけた仮想視点の変更の指示に応じた別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像とを生成し、
    前記特定部、前記決定部、前記合成部は、前記変換部において生成した前記第1変換画像と前記第2変換画像であって、かつ別の仮想視点における前記第1変換画像と前記第2変換画像に対して、前記特定部により第1の特徴点および第2の特徴点を特定し、前記決定部により1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定し、前記合成部により前記第1変換画像と前記第2変換画像とを合成することによって第2合成画像を生成し、
    前記出力部は、前記合成部において生成した前記第2合成画像を出力する表示制御装置。
  2. 前記指示受付部は、高さ方向に仮想視点を変更させる指示を受けつける請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記指示受付部は、横方向に仮想視点を変更させる指示を受けつける請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 前記指示受付部は、操作者による操作にしたがった指示を受けつける請求項2または3に記載の表示制御装置。
  5. 前記指示受付部は、前記車両の進行方向にしたがった指示を受けつける請求項2に記載の表示制御装置。
  6. 前記指示受付部は、前記車両に搭載された方向指示器によって示された方向にしたがった指示を受けつける請求項3に記載の表示制御装置。
  7. 車両であって
    第1撮像装置と、
    前記第1撮像装置の搭載位置とは異なった位置に搭載された第2撮像装置と、
    前記第1撮像装置と前記第2撮像装置とに接続される表示制御装置とを備え、
    前記表示制御装置は、
    前記第1撮像装置からの第1画像と、前記第2撮像装置からの第2画像とを受けつける入力受付部と、
    前記入力受付部において受けつけた前記第1画像と前記第2画像との仮想視点を共通にする視点変換処理を実行することによって、前記第1画像から第1変換画像を生成するとともに、前記第2画像から第2変換画像を生成する変換部と、
    前記変換部において生成した前記第1変換画像から前記第1変換画像に含まれる特徴点である第1特徴点を1以上特定するとともに、前記変換部において生成した前記第2変換画像から前記第2変換画像に含まれる特徴点である第2特徴点を1以上特定する特定部と、
    前記特定部において特定した1以上の第1特徴点と1以上の第2特徴点から、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定する決定部と、
    前記決定部において決定した前記1以上のペアをもとに、前記第1変換画像と前記第2変換画像とを合成することによって、第1合成画像を生成する合成部と、
    前記合成部において生成した前記第1合成画像を出力する出力部と、
    仮想視点の変更の指示を受けつける指示受付部とを備え、
    前記変換部は、前記指示受付部において受けつけた仮想視点の変更の指示に応じた別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像とを生成し、
    前記特定部、前記決定部、前記合成部は、前記変換部において生成した前記第1変換画像と前記第2変換画像であって、かつ別の仮想視点における前記第1変換画像と前記第2変換画像に対して、前記特定部により第1の特徴点および第2の特徴点を特定し、前記決定部により1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定し、前記合成部により前記第1変換画像と前記第2変換画像とを合成することによって第2合成画像を生成し、
    前記出力部は、前記合成部において生成した前記第2合成画像を出力する車両。
  8. 車両に搭載された第1撮像装置からの第1画像と、前記第1撮像装置の搭載位置とは異なった位置に搭載された第2撮像装置からの第2画像とを受けつけるステップと、
    受けつけた前記第1画像と前記第2画像との仮想視点を共通にする視点変換処理を実行することによって、前記第1画像から第1変換画像を生成するとともに、前記第2画像から第2変換画像を生成するステップと、
    生成した前記第1変換画像から前記第1変換画像に含まれる特徴点である第1特徴点を1以上特定するとともに、生成した前記第2変換画像から前記第2変換画像に含まれる特徴点である第2特徴点を1以上特定するステップと、
    特定した1以上の第1特徴点と1以上の第2特徴点から、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定するステップと、
    決定した前記1以上のペアをもとに、前記第1変換画像と前記第2変換画像とを合成することによって、第1合成画像を生成するステップと、
    生成した前記第1合成画像を出力するステップと、
    仮想視点の変更の指示を受けつけるステップと、
    受けつけた仮想視点の変更の指示に応じた別の仮想視点における第1変換画像と第2変換画像とを生成するステップと、
    生成した前記第1変換画像と前記第2変換画像であって、かつ別の仮想視点における前記第1変換画像と前記第2変換画像に対して、第1の特徴点および第2の特徴点を特定し、1つの第1特徴点と1つの第2特徴点とのペアを1以上決定し、前記第1変換画像と前記第2変換画像とを合成することによって第2合成画像を生成するステップと、
    生成した前記第2合成画像を出力するステップと、
    を備える表示制御方法。
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