JP2020087348A - 情報伝送装置、情報伝送装置の制御方法、および記録装置 - Google Patents

情報伝送装置、情報伝送装置の制御方法、および記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成によって、記録媒体に設けられた複数の非接触型の記憶部に対し、適正に情報を書き込むことが可能な情報伝送装置を提供する。【解決手段】情報伝送装置は、非接触型の記憶部との間で電磁波を用いた情報の伝送が可能な情報伝送手段110と、記録媒体Sを搬送する搬送手段105と、切断機構109と、制御手段とを備える。搬送手段105は、記録媒体Sの複数の位置に配置された記憶部を情報伝送手段との伝送が可能な伝送領域へと順次に移動させる。切断機構109は、可動刃401を記録媒体Sと交差する方向へと移動させることにより記録媒体Sを切断する。制御手段は、可動刃を移動させて伝送領域を制限し、情報伝送の対象外である前記記憶部が伝送領域内に含まれないようにした状態で、情報伝送手段と情報伝送の対象となる記録素子との間で情報伝送を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、記録媒体に設けられた記憶部に情報の書き込みを行う情報伝送装置、情報伝達装置の制御方法、および記録装置に関する。
RFID(radio frequency identification)タグなどの非接触型ICタグを備えた記録媒体に対し、画像などの記録動作と、RFIDタグへの情報の読み書きとを行なうことが可能な記録装置が知られている。この種の記録装置では、書き込み装置の書き込み領域内に複数の記録媒体が存在した場合、書き込み対象としていない記録媒体のRFIDタグに書き込みが行われ、結果として誤書き込みが発生することがある。
このような誤書き込みを防止するため、特許文献1には、書き込み領域内に存在する対象外の記録媒体へと電磁波シールドを移動させ、対象外の記録媒体に設けられた非接触型ICタグへの誤書き込みを防止する構成が開示されている。
特開2008−129746号公報
しかしながら特許文献1では、電磁波シールドを設ける場合、専用の部材を設けており、これが機器の大型化とコスト増大を招く要因となっている。
本発明は、切断機構の機能を利用した簡易な構成によって、記録媒体に設けられた複数の非接触型の記憶部に対し、適正に情報を書き込むことが可能な情報伝送装置、情報伝送装置の制御方法、および記録装置の提供を目的とする。
本発明は、非接触型の記憶部との間で電磁波を用いた情報の伝送が可能な情報伝送手段と、記録媒体を所定の搬送方向へと搬送し、前記記録媒体の前記搬送方向における複数の位置に配置された前記記憶部を前記情報伝送手段との伝送が可能な伝送領域へと順次に移動させる搬送手段と、前記伝送領域内に移動可能な可動刃を前記搬送手段によって搬送される記録媒体と交差する方向へと移動させることにより前記記録媒体を切断する切断機構と、前記切断機構と前記情報伝送手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記可動刃を移動させて前記伝送領域を制限し、前記伝送領域内に情報伝送の対象外である前記記憶部が含まれない状態で、前記情報伝送手段と情報伝送の対象となる記録素子との間で情報伝送を行うことを特徴とする。
本発明に係る情報伝送装置によれば、記録媒体に設けられた複数の非接触型の記憶部に対し、切断機構の機能を用いた簡易な構成により、適正に情報を書き込むことが可能になる。
実施形態における記録装置の概略構成を示す説明図である。 実施形態における記録媒体の構成を示す概要図である。 実施形態におけるカッターユニットの構成を示す正面図である。 実施形態における制御系の概略構成を示すブロック図である。 書き込み用通信アンテナの通信可能領域を示す説明図である。 メインコントローラによって実施される制御動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における情報伝送装置を備える記録装置の概略構成を示す説明図である。記録装置100は、記録媒体としてのシートを供給する供給ユニット107と、供給ユニットから供給された記録媒体に記録を行う記録手段としての記録ユニット101と、記録媒体を搬送する搬送ユニット105を備える。さらに、記録装置100は、記録ユニット101によって記録された記録媒体を切断するカッターユニット109と、切断された記録媒体に含まれる記憶部に対して情報の書き込みを非接触で行う書き込み装置(情報伝送手段)110を備える。
本実施形態において、供給ユニット107は、連続したシート状の記録媒体Sを捲装して構成されるロールRを備え、このロールRから搬送ユニット105へと記録媒体Sを供給する。記録媒体Sは、図2に示すように、長尺で半透明なセパレータ(離罫紙)200と、セパレータ200上に一定のラベル間距離206を介して剥離可能に貼着した複数のラベル201を有する。各ラベル201には、非接触型ICタグ(非接触型の記憶部)205が内蔵されている。
非接触型ICタグ(以下、単にICタグという)205は電子情報を記憶可能な不揮発性メモリを搭載したICチップ203と、電磁波の送受信を行なうループアンテナ202と、これらを覆う紙もしくはPET樹脂のフィルム204によって構成されている。本例では、非接触型のタグICとしてRFID(radio frequency identification)を使用している。RFIDとしては、ループアンテナ202によって受信した電磁波から電力を発生させ、その電力を電源として動作するパッシブ型のRFIDを用いている。但し、内部電源を持つアクティブ型のRFIDを適用することも可能である。
搬送ユニット105は、一対の搬送ローラ106a、106bと、両搬送ローラ106a、106bに架け渡された搬送ベルト107と、搬送ローラ106aを駆動する搬送モータ(図1では図示せず)と、ピンチローラ108と、を含み構成されている。搬送ローラ106a、106bは、搬送モータによって正転または逆転し、搬送ローラ106a、106bの回転に伴って搬送ベルト107は正方向(X1方向)または逆方向へ(X2方向)へと移動する。ピンチローラ108は搬送ベルト107を介して搬送ローラ106aと対向する位置に配置されている。供給ユニット107から搬送ベルト107に供給された記録媒体Sは、ピンチローラ108と搬送ベルト107に挟持されながら搬送ベルト107と共に正方向(X1方向)または逆方向(X2方向)へと搬送される。なお、記録媒体が搬送される正方向および逆方向を総称して搬送方向(X方向)ともいう。
また、搬送ユニット105には、供給ユニット107から供給された記録媒体Sの先端を検出するための先端検出センサ104が設けられ、その検出信号は後述の制御部に入力される。この先端検出センサ104から出力された検出信号をトリガとして、記録媒体Sの搬送経路上の位置を検出し、記録ユニット101における記録動作、カッターユニット109による切断動作を行う。なお、本例では、先端検出センサ104は、記録媒体の先端だけでなく、記録媒体Sを構成するラベル間の間隔をも検出可能な端部検出センサを用いている。
記録ユニット101は、インクを吐出する複数の吐出口が搬送方向と交差する方向(ここでは直交方向(Y方向))へと配列された記録ヘッド(記録手段)102Hと、非記録時に記録ヘッド102Hの吐出口を覆って保護する回復桶103と、を含む。記録ヘッド102Hは、異なる色のインクを吐出する複数の記録ヘッド(ブラックインク用の記録ヘッド102K、シアンインク用の記録ヘッド102C、マゼンタインク用の記録ヘッド102M、およびイエローインク用の記録ヘッド102Y)を含む。記録ヘッド102Hに設けられた複数の吐出口それぞれの内部には、吐出口からインクを吐出するための吐出エネルギーを発生する吐出エネルギー発生素子(記録素子)が設けられている。吐出エネルギー発生素子としては、電気熱変換素子(ヒータ)や電気機械変換素子(ピエゾ)などが知られている。各記録ヘッド102Hのそれぞれの吐出口から吐出されたインクにより、フルカラーの画像を記録媒体に記録することができる。
カッターユニット109は、搬送ユニット105より搬送方向下流側に配置されている。図3にカッターユニット(切断機構)109の構成を示す。なお、図3は記録装置の正面側(図1の左側)から観た図である。
カッターユニット109は固定刃400と、垂直方向に移動可能な可動刃401とを備える。固定刃400および可動刃401は、例えば、鉄、あるいはステンレスなどの金属を用いる。その他、電磁波の反射/遮断特性に優れた素材であれば、他の金属あるいは他の素材を用いることも可能である。固定刃400および可動刃401は、いずれも、略垂直な面に沿って配置された板状部材により構成されている。固定刃400の下端には略水平方向に延在する直線状の刃部400aが形成され、可動刃401の上端には、その左右から中央部にかけて下方へと傾斜する刃部401aが形成されている。いずれの刃部400a、401aも、記録媒体の長手方向と直交するY方向において、記録媒体より長い範囲に形成されている。また、可動刃401の刃部401aの中央には溝部401bが設けられている。
可動刃401は、モータなどのアクチュエータを用いた所定の移動機構により固定刃400の一面(正面)およびその延長方向に沿って垂直方向に移動可能である。移動機構は後述の制御手段によって制御され、可動刃401を垂直方向において選択的に位置させることができる。
図3(a)は可動刃401が固定刃400の刃部から離間した初期位置に保持されている状態を示している。この状態では、搬送手段によって搬送された記録媒体Sが固定刃400と可動刃401との間を通過し、書き込み装置110の近傍へと移動することができる。
図3(b)は可動刃401の溝部401bが固定刃400の刃部400aを超える位置まで上昇した状態を示している。この位置まで可動刃401を上昇させることにより、可動刃401と固定刃400との間に位置する記録媒体Sは完全に切断される。すなわち、記録媒体Sは、可動刃401より上流側に位置する部分と下流側に位置する部分とに完全に分断される。以下、このように記録媒体Sを完全に切断することをフルカットと称す。
図3(c)は、可動刃401の溝部401bが固定刃400の刃部400bを超えない位置まで移動した状態を示している。この場合、可動刃401と固定刃400との間に位置している記録媒体Sは、溝部401bと対向する部分を除き切断される。しかし、溝部401bに対向する部分は切断されないため、記録媒体Sは完全には分断されない。このように部分的に切断を行うことをパーシャルカットと称す。
以上のように本実施形態では、可動刃401の昇降位置によって、フルカットとパーシャルカットとを選択的に実行することが可能である。所望の切断動作が完了すると、可動刃401は下降し、図3(d)に示す初期位置に戻る。
図4は本実施形態における制御系の概略構成を示すブロック図である。制御手段としてのメインコントローラ301は、記録装置100を全体的に制御するCPU301aを内蔵し、種々の機能を実現する。例えば入力データを記憶するための記憶制御機能、データ制御機能、および記録動作に必要な種々の設定のための設定制御機能などを有する。メインコントローラ301は、不図示のインタフェースおよびケーブルを介してホストコンピュータ10に接続されており、ホストコンピュータ10との間で信号の授受を行う。また、メインコントローラ301に接続されるROM302には、CPU301aによって実行される制御プログラムなどが格納されている。CPU301aは、メインコントローラに接続されるRAM303を作業領域として使用しつつ制御プログラムを実行する。
RAM303には、ICタグ205に書込むべきICタグデータを、前述のラベル単位で格納するICタグバッファ304が含まれている。このICタグバッファ304に書き込まれるICタグデータは、ホストコンピュータ10に格納されている。ホストコンピュータ10に格納されているICタグデータは、ケーブルおよびインタフェースを介してメインコントローラ301に転送される。さらに、メインコントローラ301に転送されたICタグデータは、ICタグバッファ304に転送され、ここに格納される。
メインコントローラ301に接続されたICタグ通信回路(書き込み装置通信回路)305は、ICタグ通信アンテナ(書き込み用通信アンテナ)306を介して、ICタグバッファ304内のデータを重畳した電磁波を放出する。この電磁波は、後述の通信可能領域内に侵入したICタグ(RFIDタグ)205のループアンテナ202に受信される。電磁波に重畳されたデータはICタグ205のICチップ203に書き込まれる。
イメージバッファメモリ307は、ホストコンピュータ10から送信される画像データを各ラベルに対応する画像単位で格納する。イメージバッファメモリ307は、ブラック成分、シアン成分、マゼンタ成分、シアン成分、イエロー成分の画像データのそれぞれを一時的に格納するイメージバッファメモリ307BK、307C、307M、307Yを含む。
メインコントローラ301に接続されたドライバコントローラ308は、イメージバッファメモリ307にビットマップ形式で格納された各色成分の画像データに従ってヘッド駆動回路309を制御する。ヘッド駆動回路309は、記録ヘッド102Hの吐出エネルギー発生素子を選択的に駆動する。これにより、各色成分に対応した記録ヘッド102Hの各吐出口から画像データに基づいて選択的にインクが吐出され、記録媒体の各ラベルにカラー画像が記録される。
カッター機構駆動回路310は、カッターモータ311を駆動する。また、搬送機構駆動回路312は、搬送ユニット105のモータ313を駆動する。これらの駆動回路は、いずれもメインコントローラ301によって制御される。センサ群314は、前述した端部検出センサ104を含む種々のセンサを含み構成されている。
ここで、上記構成を備えた記録装置の記録動作の概要を説明する。搬送ユニット105によって記録媒体S(シート107A)を正方向(X1方向)へと搬送しつつ、記録媒体Sの各ラベルに対して記録ヘッド102Hからインクを吐出する。これにより、記録媒体S上の各ラベルに順次に画像が記録される。その後、画像が記録された記録媒体Sのラベル間距離206(図2)の中心がカッターユニット109における切断位置Pと一致した時点で、搬送ユニット105の動作を停止させカッターユニット109の可動刃401を所定の位置まで上昇させる。この可動刃401の上昇位置については後に詳述する。次いで、カッターユニット109の下流に設けられた書き込み装置110により、切断位置Pより下流に位置する1つのラベルに設けられたICタグ205に対して電子情報の書き込みを行なう。この後、カッターユニット109の可動刃を動作させ、ラベル間距離206の中心である切断位置Pにおいて記録媒体Sを切断する。
図5は、書き込み用通信アンテナ306の通信可能領域を示す説明図である。図5(a)はカッターユニット109が図3(a)に示す初期状態に保たれているときの通信可能領域500を示している。なお、通信可能領域500とは、書き込み用通信アンテナ306から放射された電磁波がICタグ205のループアンテナ202に受信され得る空間的な領域を指す。
可動刃401が図3(a)に示す初期位置にあるとき、可動刃401は固定刃400から離間した状態にある。このため、書き込み装置110から放射された電磁波は、切断位置Pより上流側だけでなく下流側にも伝播する。つまり、書き込み装置110の通信可能領域500は、切断位置Pの下流側と上流側とに及ぶこととなる。従ってこの場合には、書き込み装置110から放射された情報が、切断位置Pより下流側に搬送された書き込み対象のICタグ501だけでなく、切断位置Pより上流側に位置する非書き込み対象のICタグ502にも書き込まれるおそれがある。すなわち、非書き込み対象のICタグ502に対して、異なるICタグ501に書き込むべき情報が書き込まれる、誤書き込みが生じるおそれがある。
図5(b)は、カッターユニットによってフルカットやパーシャルカットが行なわれたときの通信可能領域(伝送領域)500を示している。図3(b)に示すように、フルカットが行なわれた場合には、可動刃が上昇して固定刃と接触している。このため、書き込み装置110から放射された電磁波は金属性の可動刃と固定刃とにより遮断され、切断位置Pより上流側へと伝播することはなくなる。すなわち、通信可能領域は、切断位置Pより下流側に制限され、上流側に及ぶことはない。図3(c)に示すパーシャルカットの場合には、可動刃401と固定刃400との間には、溝401bにおいて離間した状態にあるが、その間隙は極めて僅かなものとなっている。このため、この場合にもフルカット時と同様に、通信可能領域が切断位置Pより上流側に及ぶことはない。
本実施形態では、切断位置Pより下流側に位置する書き込み対象のICタグ501に対して書き込みを行う際、可動刃401をフルカットおよびパーシャルカットを行う位置に保持する。これにより、切断位置Pより上流側に位置する非書き込み対象であるICタグ205に誤った情報が書き込まれることはなくなり、書き込み対象であるICタグにのみ適正に情報が書き込まれる。
図6はメインコントローラ301のCPU301aによって実行される一連の制御動作を示すフローチャートである。本例では、カッターユニット109の可動刃401がパーシャルカットの位置で停止している場合に書き込み装置110によって書き込みを行う例を示す。
まず、CPU301aは、ICタグ205に対する情報の書き込み、および記録媒体Sへの記録を指示する動作指令が、ホストコンピュータ10から記録装置100のメインコントローラ301へと送信されているかを確認する(S1)。ホストコンピュータ10からの動作指令が受信されていない場合には、動作指令が受信されるまで待機する。
一方、メインコントローラ301が動作指令を受信すると、CPU301aは、記録媒体Sに対する記録動作を開始する(S2)。すなわち、CPU301aは、給送ユニット107、搬送機構駆動回路312を駆動して記録媒体Sを記録ヘッド102Hへ向けて搬送する。そして、搬送された記録媒体Sが記録ヘッド102Hとの対向位置の下方を通過する間に、各記録ヘッド102Hを駆動する。これにより、記録媒体S上に配置された複数のラベルには画像が記録されていく。
記録動作開始後、S3では記録済みのラベル201とラベル201との間に設定されている切断領域206aが、切断位置Pに到達したかを判断する。切断領域206aが切断位置Pに到達していない場合、記録動作開始から所定時間が経過したかを判定する。ここで、所定時間が経過していた場合には、搬送ユニット105においてジャムが発生していると判断し、ホストコンピュータ10にジャム通知を行うと共に、記録動作を終了する(S11)。
一方、S3において記録媒体Sの切断領域206が切断位置Pに到達したと判定された場合にはS4へと移行する。S4では、カッターユニット109の可動刃401を移動させ、記録媒体Sの切断領域206をパーシャルカットする。
パーシャルカットの後、CPU301aは書き込み装置110を駆動し、書き込み用通信アンテナから、所定の書き込み情報を重畳した電磁波を放出させる。これにより、切断位置Pより下流側に位置する書き込み対象のICタグ205が、ループアンテナ202によって電磁波を受信し、受信した電磁波から抽出した情報はICチップ203に書き込まれる。
このとき、書き込み装置110から放射される電磁波は、可動刃401と固定刃400によって遮断され、切断位置Pより上流側へと伝播することはない。従って、切断位置より上流側に位置する非書き込み対象のICタグ205に対して、情報の書き込みが行われることもない。
なお、パーシャルカットされた記録媒体Sは、書き込み対象となっている1枚のラベル、すなわちパーシャルカットされた直後のラベルのみが、書き込み装置110の通信可能領域内に保持される。これに対し、ICタグ205への書き込み処理が終了しているラベルは下方に垂れ下がった状態にあり、書き込み装置110の通信可能領域外に保持される。このため、書き込み済みのICタグに対して後続のICタグに書き込むべき情報が再度書き込まれることはない。つまり、切断位置Pより下流側において誤書き込みが生じることはない。
書き込み対象のICタグに対する書き込み処理が完了した後、CPU301aは、動作指令の中にフルカットを指示する指令が存在するか否かを判断する(S105)。フルカットの指示があると判断した場合にはフルカットを実施した後、可動刃401を初期位置へと戻す。また、S6でフルカットの指示がない場合には、パーシャルカットの位置から可動刃401を初期位置へと戻す(S8)。
また、S7においてフルカットされて後続の記録媒体Sから完全に分断された記録媒体Sは下方の収容空間へと排出され、確実に通信可能領域外に保持される。従って、フルカットの場合には、切断位置Pの上流側、下流側のいずれにおいても誤書き込みの発生をより確実に抑制することができる。
この後、S108では予め定めた所定枚数のラベルの全てに対する記録が終了したかを判定する(S9)。ここで、記録すべきラベルが存在する場合には、S2へと戻り同様の処理を行う。また、全てのラベルに対する記録が行われた場合には記録動作を終了させる。
以上のように、本実施形態では、記録媒体Sを切断するためのカッターユニット109を用いて、非書き込み対象となるICタグへの書き込みを遮断することができる。このため、非書き込み対象となるICタグへの電磁波の影響を遮断するため、専用の遮断機構を設けていた従来の装置に比べ、記録装置を安価かつ小型に構成することが可能になる。
(第2の実施形態)
上記実施形態では、書き込み装置110が切断位置Pの下流側に配置され、書き込み装置から上流側に放射される電磁波をカッターユニット109によって遮断する例を示した。しかし本発明は、切断位置Pの上流側近傍に書き込み装置110が配置される構成にも有効である。この場合、切断位置Pの上流側で行われる書き込み処理に際し、カッターユニット109をパーシャルカット位置またはフルカット位置に保持するようにする。これによれば、書き込み装置から下流側に放射される電磁波をカッターユニット109により遮断することが可能になり、書き込み済みのICタグに対して再度書き込みが行われる誤書き込みの発生を回避することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、記録媒体を切断する位置(パーシャルカット位置またはフルカット位置)へと可動刃を移動させて、電磁波の遮断を行なう例を示した。しかし、可動刃を記録媒体の近接位置で停止させて電磁波の遮断を行うようにすることも可能である。これは、可動刃は上記実施形態のように傾斜した刃部を有するものではなく、平坦な刃部を有するものを用いることで実現可能である。
第1の実施形態では、カッターユニット109に、金属製の可動刃401および固定刃400を設け、これらによって書き込み装置110から放射された電磁波を遮断する例を示した。しかし、書き込み装置110が使用する周波数帯域によっては、電磁波の遮断効果が十分に得られないこともある。この場合には、書き込み装置110で使用する周波数帯域に合わせた電磁波吸収シートあるいは電磁波吸収材を、可動刃401および固定刃400に付着させる。これによれば、電磁波の遮断機能を実現することが可能になる。また、電磁波吸収シートあるいは電磁波吸収材を可動刃および固定刃に付着させる構成を採る場合、可動刃および固定刃を金属以外の素材によって構成することも可能である。
101 記録ユニット
102H 記録ヘッド(記録手段)
109 カッターユニット
110 書き込み装置(情報伝送手段)
205 非接触型ICタグ(記憶部)
301 メインコントローラ(制御手段)
500 通信可能領域
501 書き込み対象タグ
502 非書き込み対象タグ

Claims (15)

  1. 非接触型の記憶部との間で電磁波を用いた情報の伝送が可能な情報伝送手段と、
    記録媒体を所定の搬送方向へと搬送し、前記記録媒体の前記搬送方向における複数の位置に配置された前記記憶部を前記情報伝送手段との伝送が可能な伝送領域へと順次に移動させる搬送手段と、
    前記伝送領域内に移動可能な可動刃を前記搬送手段によって搬送される記録媒体と交差する方向へと移動させることにより前記記録媒体を切断する切断機構と、
    前記切断機構と前記情報伝送手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記可動刃を移動させて前記伝送領域を制限し、前記伝送領域内に情報伝送の対象外である前記記憶部が含まれない状態で、前記情報伝送手段と情報伝送の対象となる記録素子との間で情報伝送を行うことを特徴とする情報伝送装置。
  2. 前記制御手段は、前記記録媒体を完全に切断するフルカット位置へと移動させた状態で、前記情報伝送手段と情報伝送の対象となる前記記憶部との間で情報伝送を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送装置。
  3. 前記制御手段は、前記記録媒体を部分的に切断するパーシャルカット位置へと移動させた状態で、前記情報伝送手段と情報伝送の対象となる前記記憶部との間で情報伝送を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送装置。
  4. 前記制御手段は、前記可動刃を前記記録媒体と近接する位置へと移動させた状態で、前記情報伝送手段と情報伝送の対象となる前記記憶部との間で情報伝送を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送装置。
  5. 前記情報伝送手段は、前記可動刃による前記記録媒体の切断位置より前記記録媒体の搬送方向下流側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報伝送装置。
  6. 前記情報伝送手段は、前記可動刃による前記記録媒体の切断位置より前記記録媒体の搬送方向上流側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報伝送装置。
  7. 前記切断機構は、前記記録媒体を切断する可動刃と固定刃とを備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報伝送装置。
  8. 前記記録媒体は、連続した記録媒体と、前記記録媒体の長手方向において一定の間隔を介して設けた複数のラベルと、前記各ラベルに設けた記憶部と、を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報伝送装置。
  9. 前記記憶部は、非接触型のRF(radio frequency)タグであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報伝送装置。
  10. 前記情報伝送手段は、前記記憶部に対して情報の書き込みを行う書き込み装置により構成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報伝送装置。
  11. 前記制御手段は、前記情報伝送手段と前記記憶部との間の情報伝送が完了した後、所定の指令に従って、前記記録媒体を通過させることが可能な初期位置と前記記録媒体を完全に切断するフルカット位置のいずれか一方へと前記可動刃を移動させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報伝送装置。
  12. 前記可動刃は、金属により構成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報伝送装置。
  13. 前記可動刃は、前記情報伝送手段から放射する電磁波を遮断する素材を含み構成されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の情報伝送装置。
  14. 非接触型の記憶部との間で電磁波を用いた情報の伝送が可能な情報伝送手段と、
    記録媒体を所定の搬送方向へと搬送し、前記記録媒体の前記搬送方向における複数の位置に配置された前記記憶部を前記情報伝送手段との伝送が可能な伝送領域へと順次に移動させる搬送手段と、
    前記伝送領域内に移動可能な可動刃を前記搬送手段によって搬送される記録媒体と交差する方向へと移動させることにより前記記録媒体を切断する切断機構と、を備える情報伝送装置の制御方法であって、
    前記伝送領域内に情報伝送の対象外である前記記憶部が含まれないように、前記可動刃を移動させて前記伝送領域を制限する工程と、
    前記情報伝送手段と情報伝送の対象となる記録素子との間で情報伝送を行う工程と、を備えることを特徴とする情報伝送装置の制御方法。
  15. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の情報伝送装置と、
    前記情報伝送装置に設けられた前記搬送手段により搬送された記録媒体に対して画像の記録を行う記録手段と、を備えることを特徴とする記録装置。
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