JP2020087011A - 配索状態提示方法、配索状態提示装置および図面データ変換方法 - Google Patents

配索状態提示方法、配索状態提示装置および図面データ変換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスを製造する過程における電線間の絡み発生について、検討が容易な形態で電線の配索状況を提示すること。【解決手段】各サブハーネスSH4の末端のコネクタC41〜C47を水平な竿に掛けた状態と同じような状況を表現するために、コネクタC41〜C47を水平方向Xに順番に並べて整列した図面データを作成する。整列した複数のコネクタの間を接続する電線L41〜L46のつながりを表す配索状況のパターンを、各電線の接続先と、各コネクタの位置と、各電線の実寸とに基づき生成する。配索状況の表現にV字状のパターンを採用し、複数の電線交差による絡みの発生を視覚的に把握しやすくする。複数の電線の線長の比率とパターン線長の比率とが一致するように表現する。ユーザの入力操作を受け付けて、複数のコネクタの並び順の入替を可能にし、絡みの解消について検討可能にする。【選択図】図4

Description

本発明は、ワイヤハーネスやその中間部品の配索形態を表す情報を出力するための配索状態提示方法、配索状態提示装置および図面データ変換方法に関する。
車両においては、例えばメインバッテリーやオルタネータ(発電機)などで構成される電源から車両上の様々な箇所に配置される多数の電装品の各々に対して、それぞれ個別に電源電力を供給する必要がある。また、複数の電子制御ユニット(ECU)の間で相互に通信ができるように、これらを相互に接続する必要がある。また、様々なスイッチやセンサが出力する信号を所定の電子制御ユニットに伝達する必要がある。また、電子制御ユニットの出力する信号により様々な負荷のオンオフ等を個別に制御する必要がある。
したがって、一般的な車両においては、多数の電線の集合体であるワイヤハーネスの各部を車両上で所定の配索経路に沿って配置し、車両上の各部をワイヤハーネスを介して接続している。
実際には、例えば数百本程度の電線や、端子、コネクタ、クランプ等の構成要素を、設計図面の内容に従って組み付けると共に、設計図面で定めた配索経路に沿って配置されるような形状に形成したワイヤハーネスの製品を部品メーカで製造する。そして、車両メーカでは、部品メーカから購入したワイヤハーネスを車体に組み付けて車両を製造する。
このようなワイヤハーネスを製造する場合には、全体の重量の低減、製造時の作業性、製造コストの低減、製造品質など様々な事項を考慮しなければならない。したがって、ワイヤハーネスに関する様々な技術が従来より提案されている。
例えば、特許文献1はワイヤハーネス等の車両用回路体を製造する際に、総重量やコストの観点からジョイント位置を最適化するための技術を示している。具体的には、車両用回路体の構成を表す基本設計データに基づいて、車両用回路体の配索経路や構成を表す可視情報を画面上に表示し、ジョイント部位の指定および最適化の指示に対して、互いに異なる複数の位置のそれぞれにジョイント部位を配置した場合の各電線の長さ、合計電線長を自動的に算出し、算出した位置毎の合計電線長の比較結果を反映して、ジョイント部位の最適な位置を表示する。位置の違いによる合計線長の差分も表示する。合計線長の他に、総重量の変化やコストの変化を考慮して最適な位置を自動的に決定する。決定した最適な位置以外の位置の選択も受け付ける。
また、特許文献2の製造支援方法は、ワイヤハーネスの製造、検査、設計変更検討等の作業を効率化するために役立つ番号を出力する技術を示している。具体的には、ワイヤハーネス上の各採寸点を表すノード毎に固有の番地情報を生成し、出力の設計図面データ上でノードに番地情報を割り当てると共に、番地情報の番号を決定する際には、ワイヤハーネスの配索経路に沿って、順番に番号を割り当てる。ユーザ入力により選択された要素位置を基点として番号の割り当てを開始する。配索経路の中で端末に近いノードから優先的に小さい番号を割り当てる。配索経路中の分岐点を表す分岐ノードを処理する場合には、分岐ノードの特性を表す属性の数値が小さい方から優先的に小さい番号を割り当てる。桁数の小さい番号を使用でき、接続関係の把握も容易になる。
特開2018−67104号公報 特開2018−67431号公報
ところで、例えば車両メーカ(A社)が製造する車両に搭載されるワイヤハーネスを部品メーカ(B社)で製造する場合には、通常はA社が必要とするワイヤハーネスを表す設計図面データ(第1の設計図面データ)が、A社からB社に提供される。この設計図面データは、A社が導入している特定のCAD(Computer Aided Design)システムの上で利用可能なデータであり、A社で使いやすい形式のデータとして作成される。
B社では、A社から受け取った設計図面データに基づいてワイヤハーネスの製品を製造する。また、製造したワイヤハーネスの製品がA社の要求する仕様を満足していることを寸法の実測を含む検査により確認し、検査に合格したワイヤハーネスの製品をB社がA社に納品する。A社はB社から納品されたワイヤハーネスを特定の車体に搭載し、車両を製造する。
上記のような環境において、B社はA社から受け取った第1の設計図面データと適合するようにワイヤハーネスを製造するが、第1の設計図面データは、A社にとって使いやすい形式で表現されているため、B社がワイヤハーネスを製造する際に使いやすい形式で表現されていない。
具体的には、A社においては、ワイヤハーネスの各部と様々な車載機器との接続関係を、限られた大きさの図面の中に集約して全て表現することを優先している。そのため、前記第1の設計図面データにおいて、ワイヤハーネスの各要素が実際の寸法とは異なる長さ、異なる大きさ、異なる形状などの形態で表されている。
しかし、B社がワイヤハーネスを実際に製造する場合には、冶具板上の実際の三次元空間において、作業者が様々な長さの線材、コネクタ、端子、外装材などの多数の部品を順番に選択し、事前に決められた配索経路を通過するように配置して組み付け作業を実施する。
したがって、様々な部品をそれぞれ配索して組み付ける状況においては、各部の寸法や形状などが前記第1の設計図面データの内容と一致しない。そのため、B社がもしも第1の設計図面データだけに基づいてワイヤハーネスの製造を行った場合には、組み付けの際の作業手順、各線材の配索経路などが不適切な状態になり、結果的に部品コストや製造コストの削減が困難になる。
したがって、B社においては、ワイヤハーネスの製造開始に先だって、ワイヤハーネスを構成するサブアセンブリ(ASSY)毎に、各線材の実際の配索経路とその流れを表す組み立て図を設計者の手書きにより作成していた。また、作業者はこの組み立て図と前記第1の設計図面データの両方を参照しながらワイヤハーネスの各サブアセンブリを製造していた。
更に、実際にワイヤハーネスを製造する際の配索作業性の確認を可能にするために、各サブアセンブリの試作品を作成していた。そして、設計者は作成した試作品を見ながら配索経路等の再検討を実施していた。また、検討の結果、変更が必要になった場合には、新たな組み立て図を設計者の手書きにより再び作成し、試作品も作成していた。そのため、B社が前記第1の設計図面データを受け取ってからワイヤハーネスの製造を開始するまでの間の準備として、多くの人手や工数がかかっていた。
また、ワイヤハーネスの製造における現実的な問題として、複数の電線の間で絡みが発生するのを避ける必要がある。そのため、ワイヤハーネスを構成する各電線の配索経路を適正化する作業が必要になる。
そこで、ワイヤハーネスを構成する中間部品であるサブハーネス毎に、末端の各コネクタと各電線との繋がりを表す配索形態の図を設計者がその都度手書きで作成し、この図を見ながら絡み発生の有無や作業順序の適正化について検討していた。また、絡みが発生しないことを確認するために、ワイヤハーネスの試作品を作成する必要もあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイヤハーネスを製造する過程における電線間の絡み発生に関する検討が容易な配索状態提示方法、配索状態提示装置および図面データ変換方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る配索状態提示方法、配索状態提示装置および図面データ変換方法は、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) 複数の電線を含み、少なくとも末端に互いに独立した複数の末端部品が装着されたワイヤハーネス、又はその中間部品に相当する製造対象物の配索形態を表す情報を出力する配索状態提示方法であって、
前記製造対象物の構成を表す第1図面データを入力し、
前記第1図面データに基づいて、前記製造対象物を構成する複数の末端部品を、出力座標における第1軸の方向に沿って並べた状態で整列し、
整列された前記複数の末端部品の位置に基づいて、前記複数の末端部品の間を接続する複数の電線の配索形態を表す接続情報を、前記第1軸からずれた方向に配置する、
ことを特徴とする配索状態提示方法。
(2) 前記接続情報を、前記第1軸に対してそれぞれ斜め方向に延びる第1直線および第2直線を含むV字状接続線により構成する、
ことを特徴とする上記(1)に記載の配索状態提示方法。
(3) 出力座標における前記接続情報の出力長さを、前記第1図面データにおける該当部品の実寸に基づいて決定すると共に、前記各接続情報の出力長さと前記実寸との比率を一定に維持する、
ことを特徴とする上記(1)に記載の配索状態提示方法。
(4) 所定の入力指示を受け付けた場合には、
前記複数の末端部品の並び順を入れ替えて、
入れ替え後の前記各末端部品の位置に合わせて前記各接続情報を再配置する、
ことを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の配索状態提示方法。
(5) 複数の電線を含み、少なくとも末端に互いに独立した複数の末端部品が装着されたワイヤハーネス、又はその中間部品に相当する製造対象物の配索形態を表す情報を出力する配索状態提示装置であって、
前記製造対象物の構成を表す第1図面データを入力する入力手段と、
前記入力手段に入力された前記第1図面データに基づいて、前記製造対象物を構成する複数の末端部品を、出力座標における第1軸の方向に沿って並べた状態で整列する整列手段と、
整列手段により整列された前記複数の末端部品の位置に基づいて、前記複数の末端部品の間を接続する複数の電線の配索形態を表す接続情報を、前記第1軸からずれた方向に配置する配置手段と、
を備えることを特徴とする配索状態提示装置。
(6) 複数の電線を含み、少なくとも末端に互いに独立した複数の末端部品が装着されたワイヤハーネス、又はその中間部品に相当する製造対象物の構成を表す第1図面データから、前記製造対象物の配索形態を表す第2図面データを生成する図面データ変換方法であって、
前記第1図面データに基づいて、前記製造対象物を構成する複数の末端部品を、出力座標における第1軸の方向に沿って並べた状態で整列し、
整列された前記複数の末端部品の位置に基づいて、前記複数の末端部品の間を接続する複数の電線の配索形態を表す接続情報を、前記第1軸からずれた方向に配置し、
前記複数の末端部品の配置状態および前記各接続情報の配置状態を含む前記第2図面データを生成する、
ことを特徴とする図面データ変換方法。
上記(1)の構成の配索状態提示方法および上記(5)の構成の配索状態提示装置によれば、製造対象物を実際に製造する工程と同じような状態で配置した状況を表す図などを表現することができる。例えば、ワイヤハーネスの中間部品であるサブハーネスの末端を水平に配置した竿に掛けた状況で、サブハーネスを構成する各電線とその末端のコネクタとがどのような配索経路で繋がるのかを表すことができる。したがって、1つのサブハーネスにおいて、又は複数のサブハーネスを積み重ねて束にした状態において、製造の途中で複数の電線の絡みが発生するかどうかを予想するのに役立つ情報が得られる。そのため、設計者が絡みの発生について検討するために、手書きの図面をその都度作成する必要がなくなり、各サブハーネスやワイヤハーネスの試作品を作る必要もなくなる。
上記(2)の構成の配索状態提示方法によれば、設計者等が電線の絡み発生有無の判断をより正確に行うことが可能になる。例えば、水平方向に向かう直線を含む形態で、各電線の配索経路を表現する場合には、互いに隣接する複数の電線の方向と位置が揃った状態で、つまり実際のサブハーネスよりも綺麗に纏まって配索経路が表現される可能性があり、絡みの発生が判断しにくい状態になる。上記のV字状接続線を用いて表現する場合には、互いに隣接する複数の電線の位置がずれた状態で現れるため、交差による絡み発生の可能性を容易に判断できる。
上記(3)の構成の配索状態提示方法によれば、実際に製造する製造対象物の実寸に合わせた情報を出力できるので、絡み発生有無の判断に間違いが生じにくくなる。しかも、複数の電線について各接続情報の出力長さと前記実寸との比率を一定に維持することにより、例えば出力する図面のサイズが小さい場合でも、絡み発生有無の判断に必要な情報に影響を与えることなく、限られた図面領域の中で、全ての電線の配索状態を表現することが可能になる。
上記(4)の構成の配索状態提示方法によれば、複数の末端部品の並び順の入れ替えにより配索経路がどのように変化するのかを把握するのに役立つ情報が得られる。したがって、例えば複数の電線の絡みが発生している状態が表現されている状況において、複数の末端部品の並び順の入れ替えにより、絡みの発生がなくなるか否かを設計者等が容易に確認できる。
上記(6)の構成の図面データ変換方法によれば、第1図面データの仕様に基づいて製造対象物を実際に製造する場合に、製造対象物における電線絡みの発生を予想するのに役立つ第2図面データを生成することができる。例えば、ワイヤハーネスの中間部品であるサブハーネスの末端を水平に配置した竿に掛けた状況で、サブハーネスを構成する各電線とその末端のコネクタとがどのような配索経路で繋がるのかを第2図面データで表すことができる。したがって、1つのサブハーネスにおいて、又は複数のサブハーネスを積み重ねて束にした状態において、製造の途中で複数の電線の絡みが発生するかどうかを予想するのに役立つ情報が得られる。そのため、設計者が絡みの発生について検討するために、手書きの図面をその都度作成する必要がなくなり、各サブハーネスやワイヤハーネスの試作品を作る必要もなくなる。
本発明の配索状態提示方法、配索状態提示装置および図面データ変換方法によれば、ワイヤハーネスを製造する過程における電線間の絡み発生に関する検討が容易になる。例えば、ワイヤハーネスの中間部品であるサブハーネスの末端を水平に配置した竿に掛けた状況で、サブハーネスを構成する各電線とその末端のコネクタとがどのような配索経路で繋がるのかを第2図面データで表すことができる。したがって、1つのサブハーネスにおいて、又は複数のサブハーネスを積み重ねて束にした状態において、製造の途中で複数の電線の絡みが発生するかどうかを予想するのに役立つ情報が得られる。そのため、設計者が絡みの発生について検討するために、手書きの図面をその都度作成する必要がなくなり、各サブハーネスやワイヤハーネスの試作品を作る必要もなくなる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、1つのサブハーネスの構成を標準状態で表示したアプリケーション表示画面の例を示す正面図である。 図2は、竿に掛けた状態で1つのサブハーネスの構成を表示する場合の画面表示例を示す正面図である。 図3(a)および図3(b)は、それぞれコネクタの並びを入れ替える前後におけるサブハーネスの画面表示例を示す正面図である。 図4は、コネクタ間をつなぐ電線の配索状況をV字状の接続情報で表現する場合のサブハーネスの構成の表示例−1を示す正面図である。 図5は、コネクタ間をつなぐ電線の配索状況をV字状の接続情報で表現する場合のサブハーネスの構成の表示例−2を示す正面図である。 図6は、竿に掛けた状態で1つのサブハーネスの構成を表示する場合の処理手順の例を示すフローチャートである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<標準的な表示例>
図1は、1つのサブハーネスSH1の構成を標準状態で表示したアプリケーション表示画面10の例を示す正面図である。
例えば、車両メーカ(A社)が製造する車両に搭載されるワイヤハーネスを部品メーカ(B社)で製造する場合には、通常はA社が必要とするワイヤハーネスを表す設計図面データ(第1の設計図面データ)が、A社からB社に提供される。この設計図面データは、A社が導入している特定のCAD(Computer Aided Design)システムの上で利用可能なデータであり、A社で使いやすい形式のデータとして作成される。
B社では、A社から受け取った設計図面データに基づいてワイヤハーネスの製品を製造する。また、製造したワイヤハーネスの製品がA社の要求する仕様を満足していることを寸法の実測を含む検査により確認し、検査に合格したワイヤハーネスの製品をB社がA社に納品する。A社はB社から納品されたワイヤハーネスを特定の車体に搭載し、車両を製造する。
図1に示したアプリケーション表示画面10は、目的のワイヤハーネスの仕様を規定する第1の設計図面データを扱うための専用のアプリケーションソフトウェアを組み込んだ汎用的なコンピュータを用いてデータを読み込み表示することができる。
図1に示した例では、図面表示領域11にサブハーネスSH1の構成を表す図面の内容が示されている。すなわち、サブハーネスSH1に含まれる多数のコネクタC11〜C19、多数の電線L10〜L17、端子15等の構成要素とこれらの接続関係が示されている。
例えば、電線L10はその一端が端子15を介してコネクタC11と接続され、他端が端子15を介してコネクタC12と接続されている。同様に、電線L11はその一端が端子15を介してコネクタC11と接続され、他端が端子15を介してコネクタC13と接続されている。
また、コネクタC11、C14の間は複数の電線L12で接続され、コネクタC11、C15の間は電線L13で接続され、コネクタC11、C16の間は複数の電線L14で接続され、コネクタC14、C19の間は電線L15で接続され、コネクタC16、C17の間は複数の電線L16で接続され、コネクタC16、C18の間は電線L17で接続されている。
図1に示したアプリケーション表示画面10は、複数の操作部12a、12b、12c、12d、12eを備えている。ユーザがマウスなどの入力機器を利用して各操作部12a、12b、12c、12d、12eを操作することにより、このアプリケーションソフトウェアは、所定の機能を実行する。
本実施形態では、特殊な形態で図面を表示するための機能が操作部12aに割り当てられている。具体的には、複数のコネクタを横に並べた状態で表示する機能である。
ワイヤハーネスの製品を製造するメーカにおいては、ワイヤハーネスを製造する際に、中間部品である多数のサブハーネスをそれぞれ製造し、その後で多数のサブハーネスを順番に積み重ね、互いに組み付けた集合体を製造する。また、多数のサブハーネスを積み重ねる際に、各サブハーネスの末端にある各コネクタを水平に配置した竿に掛け、コネクタ間を接続する各電線を下に垂らしたような状況で組み付け作業を実施する。この時、多数の電線の配索状況や互いの位置関係によっては電線間で交差が発生し、交差数が多いと絡みが生じやすい。
しかし、図1に示したような表示形態の場合には、上記のような作業中における各電線の配索状況を確認できないので、電線間の絡み発生を設計者等が把握しにくい。そこで、複数のコネクタを横に並べた状況を表示することで、サブハーネスを竿に掛けて作業するときと同様の電線の配索状況を表示でき、製造中の電線間の絡み発生を設計者等が把握しやすくなる。
<竿に掛けた状態のサブハーネスの表示例>
図2は、竿に掛けた状態で1つのサブハーネスの構成を表示する場合の画面表示例を示す正面図である。図1に示した操作部12aを操作することにより、図1中の図面表示領域11の表示内容を、図2に示すような特殊な形態に変更することができる。
図2に示した例では、軸方向Xが水平方向、又は横方向を表し、軸方向Yが垂直方向、又は縦方向を表す。図2に示すように、この例ではサブハーネスSH2を構成する多数のコネクタC21〜C26が、軸方向Xに沿って一列に整列した状態で並べて出力座標上に配置してある。
また、コネクタC21、C22間が複数の電線L21でそれぞれ接続され、コネクタC21、C23間が複数の電線L22でそれぞれ接続され、コネクタC23、C24間が複数の電線L23でそれぞれ接続され、コネクタC21、C25間が複数の電線L24でそれぞれ接続されている。また、一方の末端に接続先のコネクタがまだ存在していない(後工程で接続される)他の電線については、下方に垂らした状態の直線として表現されている。
図2に示した例では、複数のコネクタ間を接続する各電線L21〜L24の配索状況は、接続先のコネクタから下方に延びる直線部位と、水平方向に延びる直線部位とを組合せたコ字状のパターンとして表現されている。
<コネクタ並びの入替>
コネクタの並びを入れ替える前後におけるサブハーネスの画面表示例を図3(a)および図3(b)にそれぞれ示す。
それぞれのサブハーネスや複数のサブハーネスを組み付けた状態で発生する電線間の絡みについては、複数のコネクタの配置の並び順を入れ替えることで解消する可能性がある。したがって、複数のコネクタの並び順を入れ替えた前後で各電線の配索状況の変化を確認できれば、電線絡みの解消が容易になる。
図3(a)の例では、サブハーネスSH3に含まれる2つのコネクタC31、C32の位置関係について、コネクタC31が左側に配置され、コネクタC32が右側に配置されている。また、図3(b)の例では、コネクタC32が左側に配置され、コネクタC31が右側に配置されている。つまり、2つのコネクタC31、C32の位置関係が入れ替わった状況が図3(a)、図3(b)に現れている。また、複数の電線L31、L32の配索状況についても、コネクタC31、C32の並び変更に伴って、変化した状況が示されている。
例えば、電線の絡みが発生している状況において、設計者などのユーザがコネクタの並びを入れ替える指示を与えて表示形態を変更すれば、図3(a)、図3(b)のような電線の配索状況の変化を画面上で確認できるので、絡みの解消が容易になる。
<電線の配索状況をV字状の接続情報で表現する場合>
複数のコネクタ間をつなぐ電線の配索状況をV字状の接続情報で表現する場合のサブハーネスの構成の表示例を図4および図5にそれぞれ示す。
例えば図2に示したようにコ字状の線分パターンを用いた形態で、複数のコネクタ間を接続する各電線L21〜L24の配索状況を表現すると、隣接する電線同士や交差する電線同士が、同じ場所に綺麗に纏まって見える。そのため、現実のサブハーネスSH2において電線同士に絡みが発生していたとしても、図2のような表示内容では設計者等が絡みの発生を把握しづらい状況が生じうる。そこで、本実施形態では図4および図5に示したように、V字状の接続情報を用いて複数のコネクタ間をつなぐ電線の配索状況を表現する。
図4に示した例では、軸方向Xが水平方向、又は横方向を表し、軸方向Yが垂直方向、又は縦方向を表す。図4に示すように、この例ではサブハーネスSH4を構成する多数のコネクタC41〜C47が、軸方向Xに沿って一列に整列した状態で並べて出力座標上に配置してある。
また、コネクタC42、C46間が複数の電線L41でそれぞれ接続され、コネクタC42、C47間が複数の電線L42でそれぞれ接続され、コネクタC43、C46間が複数の電線L43でそれぞれ接続され、コネクタC44、C45間が電線L44で接続され、コネクタC44、C46間が電線L45で接続されている。また、一方の末端に接続先のコネクタがまだ存在していない他の電線L49については、下方に垂らした状態の直線として表現されている。
図4に示した例では、例えば電線L45は、コネクタC44のある点から斜め右下の折れ点Poまでを結ぶ線分と、この折れ点Poから斜め右上のコネクタC46のある点とを結ぶ線分とを組み合わせたV字状の接続情報パターンとして表現されている。同様に、複数のコネクタ間を接続する各電線L41〜L44のそれぞれについても、それぞれ異なる位置の折れ点Poを通るV字状の接続情報パターンとして配索状況が表現されている。
図5に示したサブハーネスSH5についても、図4と同様に、複数のコネクタ間を接続する各電線L51〜L55のそれぞれについて、V字状の接続情報パターンとして配索状況が表現されている。
図4、図5に示したようなV字状の接続情報パターンの長さは、後述するように各電線の実寸と、一定の比率とに基づいて決定される。そのため、各折れ点Poの軸方向Yの座標や、V字形状の角度については、接続情報パターン毎に個別に決定される。したがって、図4、図5に示したように、各電線L41〜L44のそれぞれの配索状況が、互いに干渉しにくい状態で表現されている。換言すると、複数の電線が交差して絡みが生じやすい箇所の有無を設計者等が視覚的に把握しやすい状態で、各接続情報パターンが表示されている。
<特徴的な動作を実現するための処理手順>
図6は、竿に掛けた状態で1つのサブハーネスの構成を表示する場合の処理手順の例を示すフローチャートである。図6に示した処理手順に相当する機能を含む専用のアプリケーションソフトウェアを汎用のコンピュータシステムを用いて実行することにより、図4、図5に示したような特殊な形態の図面を図1のアプリケーション表示画面10に表示したり、作成した図面データを保存することが可能になる。
図6に示した処理手順を所定のコンピュータシステム(以下、CPUと呼称する)で実行する場合について以下に説明する。例えば、図1に示した操作部12aをユーザが操作することにより、図6に示した処理手順を起動することができる。
CPUは、ユーザの入力操作に従って処理対象の1つ又は複数のサブハーネスを選択する(S11)。
CPUは、S11で選択されたサブハーネスの設計図面データを入力図面ファイルF1から読み込む(S12)。入力図面ファイルF1が保持している設計図面データは、例えばワイヤハーネスを製造する部品メーカに対して車両メーカが提供する設計図面データであり、仕様として、各コネクタの情報、各電線の接続先、各電線の採寸点間の距離(実寸)などのデータを含んでいる。
CPUは、S12で読み込んだデータの中から、全てのコネクタのデータを抽出する(S13)。CPUは、出力図面の二次元座標上に、S13で抽出した全てのコネクタを横並びで順番に並べ整列させた状態の図面を表す出力データを作成する(S14)。例えば、図4に示すようにサブハーネスSH4のコネクタC41〜C47を軸方向Xに向かって一列に等間隔で並べる。なお、初期状態において複数のコネクタを並べる順番は、入力図面ファイルF1における各コネクタの座標の大小関係に基づいて自動的に決定する。
CPUは、S12で読み込んだデータの中から、各電線のデータを抽出し(S15)、電線毎に接続先コネクタの位置を取得する(S16)。すなわち、出力図面の二次元座標上における各コネクタの座標はS14等で既に定まっているので、接続先のコネクタとコネクタ上のキャビティ位置を電線の端子毎に特定することで、各電線の両端の位置をS16で把握できる。
CPUは、S15で抽出した全ての電線のそれぞれについて、各電線の実寸と、S16で取得した各電線両端の位置とに基づいて、V字状の接続形態情報の出力データを生成する(S17)。これにより、例えば図4に示した各電線L41〜L45のようなV字状のパターンが接続形態情報として生成される。ここで、それぞれの接続形態情報の長さは各電線の実寸に基づいて決定されるので、各折れ点Poの軸方向Yの座標や、V字の角度は電線毎にそれぞれ異なる。
但し、サブハーネスの中に非常に長い電線が含まれているような場合には、V字状のパターンはサイズが大きくなるので、パターンの一部が出力図面の領域からはみ出して一部分しか見えなくなる可能性がある。そこでCPUは、S17で生成した出力サイズ(実寸等)が最も大きい電線の寸法をS18で規定値と比較してはみ出しの有無を識別し、はみ出す場合はS19の処理を実行する。
CPUは、サイズの大きすぎる接続形態情報のパターンが出力図面の領域内に入るように、それぞれの接続形態情報の長さをS19で自動調整する。ここで、複数の接続形態情報のパターン形状の相対的な違いが修正後も維持されるように、同じ比率Ksを全ての接続形態情報に適用する。
Lo=Li×Ks
Lo:出力するV字状のパターンの全長
Li:該当する電線の実寸
例えば、1番目の電線と2番目の電線の線長の実寸Liの比率が「1対2」の場合には、1番目の電線と2番目の電線のそれぞれに対応するパターンLoの全長の比率も「1対2」になる。なお、比率Ksについては事前に定めた適切な定数を採用してもよいし、ユーザ入力に応じて変化する変数であってもよい。
CPUは、S11〜S19の処理により作成した出力データを含む図面を、例えば図4、図5に示すような形態で、図1に示したアプリケーション表示画面10などに出力する(S21)。
したがって、設計者などのユーザは、図4、図5のような形態で画面に表示される各電線の配索状況を視認して、電線間の絡みの有無を容易に把握することができる。電線間の絡みを解消する対策の1つとして、複数のコネクタの並び順を入れ替えることが考えられる。
そこで、CPUは複数のコネクタの並び順を入れ替えるためのユーザの入力操作を受け付ける機能を有している。すなわち、CPUはコネクタ入替のユーザ指示をS22で検出すると、S23に進み複数のコネクタの並び順を入れ替える。
実際には、例えば図3(a)、図3(b)に示したような状況において、2つのコネクタC31、C32を入れ替える場合には、ユーザが入力操作により2つのコネクタC31、C32を選択状態にする。これにより、図3(a)に示した操作部12fが表示される。ここで、ユーザが操作部12fを操作すると、図6のS23が実行される。
CPUは図6のS23を実行した後で、S15〜S21の処理を再び実行するので、コネクタ入替後の図面がS21で画面上に表示される。これにより、例えば図3(a)の状態から図3(b)の状態に変化する。したがって、電線の絡みが解消されたか否かをユーザは画面表示の内容から容易に確認できる。実際には、交差している電線の数が多くなると、絡みが発生しやすい傾向があることが判明している。
また、ユーザが操作部12c、12d等を用いてデータ保存の入力操作を実施した場合には、CPUはS24からS25の処理に進み、出力データを出力図面ファイルF2に保存する。すなわち、S14、又はS23で決定した各コネクタの位置座標や、S17で決定した各電線のV字状の接続形態情報を含む出力図面のデータが出力図面ファイルF2に登録される。
したがって、図6に示した処理手順をCPUが実行することにより、図1の図面表示領域11に示されたような入力図面のデータを変換して、図4、図5に示したような特殊な形態の出力図面のデータを生成することができる。また、図4、図5に示したような特殊な形態の出力図面のデータが画面に表示されるので、設計者等は電線の絡みの有無を容易に把握できる。更に、電線の絡みを解消するために、コネクタの並び順の入替を実施してその結果を確認することもできる。
つまり、電線の絡み発生を避けるためにサブハーネス毎に個別に手書きの図面を作成する必要がなく、サブハーネスの試作品を作成する必要もなくなる。更に、絡みをなくするためのより好ましい電線配索状態についての設計者の検討作業が容易になる。
なお、図6に示した処理手順では、電線の絡みを解消するために複数のコネクタの並び順を入れ替える場合だけを想定しているが、同じコネクタに接続される複数の電線の並び順の変更や、コネクタ内に挿入される各端子15のキャビティ位置の変更について、ユーザの入力操作を受け付けてもよい。その場合も、変更前後で電線の配索状況がどのように変化したのかをV字状の接続形態情報で出力図面に反映すれば、ユーザは絡み解消の有無を容易に確認できる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る配索状態提示方法、図面データ変換装置および図面データ変換方法の特徴をそれぞれ以下[1]〜[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 複数の電線を含み、少なくとも末端に互いに独立した複数の末端部品が装着されたワイヤハーネス、又はその中間部品に相当する製造対象物(サブハーネスSH1〜SH5)の配索形態を表す情報を出力する配索状態提示方法であって、
前記製造対象物の構成を表す第1図面データ(入力図面ファイルF1の内容)を入力し(S12)、
前記第1図面データに基づいて、前記製造対象物を構成する複数の末端部品(コネクタC11〜C19等)を、出力座標における第1軸(X)の方向に沿って並べた状態で整列し(S14)、
整列された前記複数の末端部品の位置に基づいて、前記複数の末端部品の間を接続する複数の電線の配索形態を表す接続情報を、前記第1軸からずれた方向に配置する(S17)、
ことを特徴とする配索状態提示方法。
[2] 前記接続情報を、前記第1軸に対してそれぞれ斜め方向に延びる第1直線および第2直線を含むV字状接続線(電線L41〜L46等のパターン)により構成する、
ことを特徴とする上記[1]に記載の配索状態提示方法。
[3] 出力座標における前記接続情報の出力長さを、前記第1図面データにおける該当部品の実寸に基づいて決定すると共に、前記各接続情報の出力長さと前記実寸との比率を一定に維持する(S19)、
ことを特徴とする上記[1]に記載の配索状態提示方法。
[4] 所定の入力指示を受け付けた場合には(S22)、
前記複数の末端部品の並び順を入れ替えて(S23)、
入れ替え後の前記各末端部品の位置に合わせて前記各接続情報を再配置する(S17)、
ことを特徴とする上記[1]乃至[3]のいずれかに記載の配索状態提示方法。
[5] 複数の電線を含み、少なくとも末端に互いに独立した複数の末端部品が装着されたワイヤハーネス、又はその中間部品に相当する製造対象物(サブハーネスSH1〜SH5)の配索形態を表す情報を出力する配索状態提示装置であって、
前記製造対象物の構成を表す第1図面データ(入力図面ファイルF1の内容)を入力する入力手段(CPU、S12)と、
前記入力手段に入力された前記第1図面データに基づいて、前記製造対象物を構成する複数の末端部品(コネクタC11〜C19等)を、出力座標における第1軸(X)の方向に沿って並べた状態で整列する整列手段(CPU、S14)と、
整列手段により整列された前記複数の末端部品の位置に基づいて、前記複数の末端部品の間を接続する複数の電線の配索形態を表す接続情報を、前記第1軸からずれた方向に配置する配置手段(CPU、S17)と、
を備えることを特徴とする配索状態提示装置。
[6] 複数の電線を含み、少なくとも末端に互いに独立した複数の末端部品が装着されたワイヤハーネス、又はその中間部品に相当する製造対象物の構成を表す第1図面データから、前記製造対象物の配索形態を表す第2図面データを生成する図面データ変換方法であって、
前記第1図面データに基づいて、前記製造対象物を構成する複数の末端部品を、出力座標における第1軸の方向に沿って並べた状態で整列し(S14)、
整列された前記複数の末端部品の位置に基づいて、前記複数の末端部品の間を接続する複数の電線の配索形態を表す接続情報を、前記第1軸からずれた方向に配置し(S17)、
前記複数の末端部品の配置状態および前記各接続情報の配置状態を含む前記第2図面データを生成する(S21)、
ことを特徴とする図面データ変換方法。
10 アプリケーション表示画面
11 図面表示領域
12a,12b,12c,12d,12e,12f 操作部
15 端子
SH1,SH2,SH3,SH4,SH5 サブハーネス
C11〜C19,C21〜C26,C31,C32 コネクタ
C41〜C47,C51〜C56 コネクタ
L11,L17,L21〜L24,L31,L32 電線
L41〜L49,L51〜L55 電線
X,Y 軸方向
Po 折れ点
F1 入力図面ファイル
F2 出力図面ファイル

Claims (6)

  1. 複数の電線を含み、少なくとも末端に互いに独立した複数の末端部品が装着されたワイヤハーネス、又はその中間部品に相当する製造対象物の配索形態を表す情報を出力する配索状態提示方法であって、
    前記製造対象物の構成を表す第1図面データを入力し、
    前記第1図面データに基づいて、前記製造対象物を構成する複数の末端部品を、出力座標における第1軸の方向に沿って並べた状態で整列し、
    整列された前記複数の末端部品の位置に基づいて、前記複数の末端部品の間を接続する複数の電線の配索形態を表す接続情報を、前記第1軸からずれた方向に配置する、
    ことを特徴とする配索状態提示方法。
  2. 前記接続情報を、前記第1軸に対してそれぞれ斜め方向に延びる第1直線および第2直線を含むV字状接続線により構成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の配索状態提示方法。
  3. 出力座標における前記接続情報の出力長さを、前記第1図面データにおける該当部品の実寸に基づいて決定すると共に、前記各接続情報の出力長さと前記実寸との比率を一定に維持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の配索状態提示方法。
  4. 所定の入力指示を受け付けた場合には、
    前記複数の末端部品の並び順を入れ替えて、
    入れ替え後の前記各末端部品の位置に合わせて前記各接続情報を再配置する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の配索状態提示方法。
  5. 複数の電線を含み、少なくとも末端に互いに独立した複数の末端部品が装着されたワイヤハーネス、又はその中間部品に相当する製造対象物の配索形態を表す情報を出力する配索状態提示装置であって、
    前記製造対象物の構成を表す第1図面データを入力する入力手段と、
    前記入力手段に入力された前記第1図面データに基づいて、前記製造対象物を構成する複数の末端部品を、出力座標における第1軸の方向に沿って並べた状態で整列する整列手段と、
    整列手段により整列された前記複数の末端部品の位置に基づいて、前記複数の末端部品の間を接続する複数の電線の配索形態を表す接続情報を、前記第1軸からずれた方向に配置する配置手段と、
    を備えることを特徴とする配索状態提示装置。
  6. 複数の電線を含み、少なくとも末端に互いに独立した複数の末端部品が装着されたワイヤハーネス、又はその中間部品に相当する製造対象物の構成を表す第1図面データから、前記製造対象物の配索形態を表す第2図面データを生成する図面データ変換方法であって、
    前記第1図面データに基づいて、前記製造対象物を構成する複数の末端部品を、出力座標における第1軸の方向に沿って並べた状態で整列し、
    整列された前記複数の末端部品の位置に基づいて、前記複数の末端部品の間を接続する複数の電線の配索形態を表す接続情報を、前記第1軸からずれた方向に配置し、
    前記複数の末端部品の配置状態および前記各接続情報の配置状態を含む前記第2図面データを生成する、
    ことを特徴とする図面データ変換方法。
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