JP2020086590A - 情報処理装置、支払管理方法、プログラム、管理方法、及びユーザ機器 - Google Patents

情報処理装置、支払管理方法、プログラム、管理方法、及びユーザ機器 Download PDF

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Abstract

【課題】より利便性の高い非現金決済の仕組みを提供すること。【解決手段】少なくとも1つの支払手段が設定された第1のユーザアカウントと、少なくとも1つの支払手段についての利用権限が与えられうる第2のユーザアカウントとを紐付ける紐付け情報と、利用権限の内容を示す権限情報とが格納される記憶部と、少なくとも1つの支払手段の中から選択された支払手段の利用が第2のユーザアカウントから要求されたとき、紐付け情報に基づいて第1のユーザアカウントと第2のユーザアカウントとの間の関係を確認すると共に、要求された支払手段の利用が利用権限の範囲内であるかを権限情報に基づいて確認し、関係及び利用権限についての確認が取れたとき、要求された支払手段の利用についての処理を実行する取引処理部と、を有する、情報処理装置が提供される。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、支払管理方法、プログラム、管理方法、及びユーザ機器に関する。
近年、電子マネーやクレジットカードを用いた非現金決済が広く利用されるようになってきている。さらに、非現金決済をスマートフォンなどの情報端末で行えるようにするアプリケーション(以下、決済アプリ)が普及してきている。また、電子商取引における非現金決済の場面では、クレジットカードや銀行振込以外に、プリペイドカードも広く利用されている。プリペイド方式では、シリアルナンバーの入力により、プリペイドカードの購入金額に応じたポイントが決済に利用できるようになる。
プリペイド方式と似た仕組みとして電子財布がある。電子財布方式では、インターネット上のお財布機能(電子財布)にチャージした金額に応じて利用可能になるポイントを決済に利用する。プリペイド方式ではプリペイドカード毎のシリアルナンバーを入力する必要があったが、電子財布方式では、ユーザが自ら設定した識別情報(ID)を利用して電子財布に蓄えたポイントを利用することができる(特許文献1を参照)。電子財布に蓄えたポイントを送金に利用する方法も提案されている(特許文献2を参照)。
上記のように、最近では、非現金決済を利用しやすくするための様々な仕組みが提案され、その一部は実際に広く利用されているが、その利用に制限が課される場面も少なくない。例えば、利用可能な支払手段(電子マネー、クレジットカード、インターネットバンクなど)の種類が制限されている場面に遭遇する場合がある。こうした状況に対し、利用者が保有している支払手段で特定の電子マネーを購入し、その特定の電子マネーを利用してユーザが所望する商品を購入する仕組みが提案されている(特許文献3を参照)。
特開2005-327050号公報 特開2002-197389号公報 特開2008-027155号公報
上記の仕組みはいずれも非現金決済の普及に有益ではある。しかしながら、非現金決済に利用する支払手段を保有すること自体に制限がある人が存在するし、その支払手段を用意するために現金の移動が生じることがある。
例えば、安定した収入のない未成年者は、自らのクレジットカードを保有することが難しい。また、そのような未成年者が親のクレジットカードを使用することはクレジットカードの利用規則に反することがある。インターネットバンクについても同様の課題がある。
未成年者が電子マネーを利用する場合、未成年者は、電子マネーにチャージするための現金を親から貰う必要がある。つまり、結局は、親から子への現金支払が生じている。未成年者がプリペイドカードを自ら購入する場合も同様の現金支払が生じうる。プリペイドカードを親が購入して未成年者に渡す方法もあるが、わざわざプリペイドカードを買って未成年者に手渡すのは親にとって大変面倒である。
上記のような課題は、未成年者に限らず、安定した一定の収入を得ていない成人にも生じうる。こうした人々(以下、未成年者等)が容易に非現金決済を利用できるようにする仕組みがあれば、非現金決済の普及率が更に高まるものと期待される。なお、こうした仕組みを広く普及させるには、親などの監督者が安心して未成年者等に利用させられる仕組みであることが要求されるであろう。さらに、未成年者等ではない人も便利に利用できる仕組みであれば、さらに広く普及するだろう。
上記のような事情に鑑み、本発明の一態様によれば、本発明の目的は、より利便性の高い非現金決済の仕組みを提供することが可能な情報処理装置、支払管理方法、プログラム、管理方法、及びユーザ機器を提供することにある。
なお、「ユーザ」とは、実際の人物を指す意味で用いられる場合もあるし、システムに登録された識別情報(IDなど)で識別されるシステム上の人物を指す意味で用いられる場合もある。後者の場合、複数のユーザが一人の実際の人物に対応することがある。本明細書において「ユーザ」という用語を用いる場合には、主に後者の意味で用いることとし、各ユーザと実際の人物との対応関係については必要に応じて付記する。
本発明の一態様によれば、少なくとも1つの支払手段が設定された第1のユーザアカウントと、少なくとも1つの支払手段についての利用権限が与えられうる第2のユーザアカウントとを紐付ける紐付け情報と、利用権限の内容を示す権限情報とが格納される記憶部と、少なくとも1つの支払手段の中から選択された支払手段の利用が第2のユーザアカウントから要求されたとき、紐付け情報に基づいて第1のユーザアカウントと第2のユーザアカウントとの間の関係を確認すると共に、要求された支払手段の利用が利用権限の範囲内であるかを権限情報に基づいて確認し、関係及び利用権限についての確認が取れたとき、要求された支払手段の利用についての処理を実行する取引処理部と、を有する、情報処理装置が提供される。また、本発明の他の一態様によれば、上記の情報処理装置が有する機能をコンピュータに実現させることが可能なプログラム、及びそのプログラムが格納されたコンピュータにより読み取り可能な記録媒体が提供されうる。
本発明によれば、より利便性の高い非現金決済の仕組みを提供することができる。
本実施形態に係る決済管理システムの構成例を示した模式図である。 本実施形態に係る管理サーバの機能を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を示したブロック図である。 本実施形態に係る管理サーバが有する機能の一例を示したブロック図である。 本実施形態に係る紐付け情報及び権限情報の一例を示した図表である。 本実施形態に係るユーザ機器が有する機能の一例を示したブロック図である。 本実施形態に係る決済管理システムの構成例を適用することで実現されうるユースケースについて説明するための図表である。 本実施形態に係る決済管理システムにおける親子関係の設定(子アカウントを登録済みの場合)に関する処理の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態に係る決済管理システムにおける親子関係の設定(子アカウントが未登録の場合)に関する処理の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態に係る決済管理システムにおける子アカウントの履歴参照に関する処理の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態に係る決済管理システムにおける支払処理の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態に係る子アカウントの登録支援機能及び登録用UIについて説明するための第1の説明図である。 本実施形態に係る子アカウントの登録支援機能及び登録用UIについて説明するための第2の説明図である。 本実施形態に係る子アカウントの登録支援機能及び登録用UIについて説明するための第3の説明図である。 本実施形態の一変形例(孫アカウント利用枠の設定)について説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態(以下、本実施形態)について説明する。なお、本明細書及び図面において実質的に同一の機能を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する場合がある。
<1.実施形態>
本実施形態に係る技術は、決済サービスの利用者に与えられるユーザアカウントに親子関係を設定し、親として設定されたユーザアカウント(以下、親アカウント)が保有する支払手段の利用権限を、子として設定されたユーザアカウント(以下、子アカウント)に対して付与する仕組みを提供する。
本明細書において「親」、「子」という表現は、単に上位、下位の区別を表すものであり、戸籍上の親子関係とは無関係であってもよい。「孫」という表現についても同様であり、「親」、「子」、「孫」という表現は、上位から順に「親」、「子」、「孫」の関係にあることを表す。但し、「孫」という表現は、親アカウント及び子アカウントが既に設定され、その子アカウントがさらに下位のユーザアカウント(孫アカウント)を設定する場面で用いる。
「アカウント」という用語は、一般に銀行口座を表す意味で用いられることもあるが、本明細書では、システムがユーザを識別するための識別情報又はその識別情報で特定されるユーザ或いは当該ユーザに関連する付帯的な属性情報を表すために用いる。但し、銀行口座も利用者個人に紐付けられており、同一人物が複数の銀行口座を保有することもあるため、銀行口座もユーザアカウントの1つと考えられうる。その他にも、例えば、クレジットカードの番号、システムやアプリケーションのログインID、携帯電話番号などは、ユーザアカウントの例と考えられうる。
[1−1.システム]
図1を参照しながら、本実施形態に係る決済管理システムについて説明する。図1は、本実施形態に係る決済管理システムの構成例を示した模式図である。なお、図1に示した決済管理システム5は、本実施形態に係る決済管理システムの一例である。
図1に示すように、決済管理システム5は、管理サーバ10、及びユーザ機器21、22を含む。なお、説明の都合上、図1には2台のユーザ機器(ユーザ機器21、22)しか明示されていないが、決済管理システム5に含まれるユーザ機器の台数は3台以上であってもよい。ユーザ機器21、22は、ネットワークNWを介して管理サーバ10に接続され、管理サーバ10と通信することができる。
ユーザ機器21、22には、それぞれ決済アプリ21a、22aがインストールされる。決済アプリ21a、22aは、管理サーバ10を介して取引(支払、送金、チャージ、口座入金、貸金など)を実行するためのアプリケーションプログラムである。なお、以下では、説明の都合上、取引として、商品や役務の提供に対する代金の支払を例に説明を進めるが、送金、チャージなどの代金支払以外の取引についても同様に本実施形態の技術を適用可能である。
図1の例では、説明の都合上、ユーザ機器21にインストールされた決済アプリ21aのユーザが親アカウント(AC#1)を保有し、ユーザ機器22にインストールされた決済アプリ22aのユーザが子アカウント(AC#2)を保有している。なお、表記の都合上、本明細書及び図面では、アカウントをACと表記する場合がある。
管理サーバ10は、親アカウントの支払手段を利用して子アカウントの支払を実行する支払機能を提供する。支払手段としては、例えば、電子マネー、電子財布、銀行口座、クレジットカード、プリペイドカード、クーポン、仮想通貨などがある。また、親アカウントのユーザが、商品の購入時に購入者に対して付与されるポイント(交換価値のあるポイント)を保有している場合、そのポイントを支払手段として利用することも可能である。
なお、管理サーバ10が電子マネーサービスの提供者、電子財布サービスの提供者、カードサービス(クレジットカード、プリペイドカードなどのサービス)の提供者と異なる者により運用されている場合、管理サーバ10は、各種サービスの提供者又はその代行者などが管理するシステムにアクセスして支払を実行する機能を提供してもよい。
[1−2.ハードウェア]
ここで、図2を参照しながら、管理サーバ10のハードウェアについて説明する。図2は、本実施形態に係る管理サーバの機能を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成例を示したブロック図である。
管理サーバ10が有する機能は、例えば、図2に示すハードウェア資源の一部又は全部を用いて実現することが可能である。つまり、管理サーバ10が有する機能は、コンピュータプログラムを用いて図2に示すハードウェアを制御することにより実現される。
図2に示すように、このハードウェアは、主に、プロセッサ10a、メモリ10b、表示I/F(Interface)10c、通信I/F10d、及び接続I/F10eを有する。
プロセッサ10aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などである。メモリ10bは、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどの記憶装置である。
表示I/F10cは、LCD(Liquid Crystal Display)、ELD(Electro-Luminescence Display)などのディスプレイデバイスを接続するためのインターフェースである。例えば、表示I/F10cは、プロセッサ10aや表示I/F10cに搭載されたGPU(Graphic Processing Unit)により表示制御を実施する。
通信I/F10dは、有線及び/又は無線のネットワークに接続するためのインターフェースである。通信I/F10dは、例えば、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、光通信ネットワーク、携帯電話ネットワークなどに接続されうる。
接続I/F10eは、外部デバイスを接続するためのインターフェースである。接続I/F10eは、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)などである。
接続I/F10eには、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、タッチパッドなどの入力インターフェースが接続されうる。また、接続I/F10eには、可搬性の記録媒体10fが接続されうる。記録媒体10fは、例えば、磁気記録媒体、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどである。
上述したプロセッサ10aは、記録媒体10fに格納されたプログラムを読み出してメモリ10bに格納し、メモリ10bから読み出したプログラムに従って管理サーバ10の動作を制御することができる。なお、管理サーバ10の動作を制御するプログラムは、メモリ10bに予め格納されていてもよいし、通信I/F10dを介してネットワークからダウンロードされてもよい。
なお、ユーザ機器21、22の機能も、図2に例示したハードウェアの一部又は全部を利用して実現することが可能である。そのため、ユーザ機器21、22のハードウェア構成例については図2を参照することとして詳細な説明を省略する。
[1−3.機能ブロック]
次に、管理サーバ10及びユーザ機器21、22の機能について説明する。
(管理サーバ)
図3を参照しながら、管理サーバ10の機能について説明する。図3は、本実施形態に係る管理サーバが有する機能の一例を示したブロック図である。
図3に示すように、管理サーバ10は、記憶部101、アカウント設定処理部102、及び取引処理部103を有する。記憶部101の機能は、上述したメモリ10bを用いて実現可能である。アカウント設定処理部102及び取引処理部103の機能は、主に、上述したプロセッサ10aを用いて実現可能である。
記憶部101には、紐付け情報101a及び権限情報101bが格納される。紐付け情報101aは、親アカウントと子アカウントとを紐付けるための情報である。権限情報101bは、親アカウントの支払手段を利用して子アカウントが支払を行う際の制限(支払手段の利用権限)に関する情報、親アカウントによる子アカウントの管理権限、及び子アカウントの操作制限に関する情報を含む。
なお、権限情報101bは、親アカウントの上位に位置するユーザアカウント(祖父母AC)に付与されている権限に関する情報、及び孫アカウントについて子アカウントに付与される権限に関する情報(変形例として後述)が含まれていてもよい。
図4に示すように、紐付け情報101a及び権限情報101bは対応付けて管理される。複数の親子関係が設定されている場合、各親子関係について紐付け情報101aと権限情報101bとの組(図4の鎖線が一組)が記憶部101に格納される。図4は、本実施形態に係る紐付け情報及び権限情報の一例を示した図表である。
図4の例では、紐付け情報101aにおいて、親アカウントとして「ヤマダタロウ(AC#1)」が登録され、子アカウントとして「ヤマダユウト(AC#2)」が登録されている。なお、親アカウントのユーザと子アカウントのユーザとは戸籍上の親子関係になくてもよいし、親アカウント及び子アカウントが同一人物により登録されたユーザアカウントであってもよい。また、紐付け情報101aには、ユーザの姓名が記載されなくてもよい。
図4に示した権限情報101bには、親アカウントの支払手段として、支払手段(金額制限)の欄に、電子財布、電子マネー、クレジットカード(クレカ)が登録されている。この欄には、他にも、銀行口座、プリペイドカード、クーポン、仮想通貨などが支払手段として登録されていてもよい。また、登録される支払手段の数はこの例に限定されない。この欄には、各支払手段の利用可否及び利用可能金額に関する情報が記載される。なお、利用約款で利用者が本人に限定されているクレジットカードなどの支払手段は利用不可に設定されるか、或いは、権限情報101bに登録されない。
図4の例では、電子財布及び電子マネーが利用可(可)に設定され、クレジットカードが利用不可(不可)に設定されている。電子財布の利用可能金額は、1日あたり1000円、1月あたり6000円に設定されている。また、電子マネーの利用可能金額は、1日あたり500円、1月あたり2000円に設定されている。
なお、利用可能金額の制限方法は上記の例に限定されず、例えば、時間帯の制限(例えば、午前7時から午後10時までは合計1500円、それ以外は合計500円)などを設定してもよい。また、支払手段毎に利用可能な時間帯が設定されてもよい。
図4に示した権限情報101bのうち取引種別の欄には、親アカウントの支払手段を利用して実行可能な取引種別に関する情報が記載される。図4の例では、支払のみが許可(可)、それ以外の取引(送金、貸金…)は不許可(不可)に設定されている。この場合、子アカウントは、親アカウントの支払手段を利用して実行可能な取引が支払のみに制限される。
図4に示した権限情報101bのうち支払先の欄には、親アカウントの支払手段を利用して支払うことが可能な支払先に関する情報が記載される。図4の例では、食料品店、雑貨店、書店、交通機関などへの支払が許可(可)されている。なお、支払先の欄には、実店舗、ネットショップ、個人サイトなどの運営形態が設定されてもよいし、食料品店、雑貨店、書店などの商品取り扱い種別が設定されてもよいし、具体的な店舗名(XXX書店など)が設定されてもよい。
図4に示した権限情報101bのうち商品/役務の欄には、親アカウントの支払手段を利用して購入することが可能な商品又は役務に関する情報が記載される。図4の例では、食料品、雑貨、書籍、電車/バス(運輸サービス)などの購入が許可(可)されている。なお、商品/役務の欄には、商品又は役務の種類が設定されてもよいし、具体的な商品名又は役務名が設定されてもよい。
図4に示した権限情報101bのうち総支払限度額の欄には、親アカウントの支払手段を利用した総支払限度額に関する情報が記載される。なお、上述した支払手段の欄において金額制限に関する情報が記載されているため、総支払限度額の欄が省略されても、その金額制限により支払可能な金額は制限される。但し、各支払手段の金額制限一杯まで利用させたくない場合、総支払限度額を別途制限することで、所望の金額制限を子アカウントに課すことが可能になる。
権限情報101bには、上述した金額制限(支払手段、総支払限度額の欄)及び用途制限(取引種別、支払先、商品/役務の欄)に関する情報に加え、親アカウントによる子アカウントの管理権限に関する情報が含まれる。管理権限としては、例えば、取引履歴の参照、登録情報の参照、登録情報の追加/削除/変更、子アカウント宛て各種通知の参照、アカウント一時停止、アカウント削除などがある。
取引履歴の参照を許可すると、親アカウントは、子アカウントの取引履歴を参照することが可能になる。登録情報の参照を許可すると、親アカウントは、子アカウントの作成時に登録されたプロフィールなどの登録情報を参照することが可能になる。登録情報の追加/削除/変更を許可すると、親アカウントは、子アカウントの登録情報を編集することが可能になる。子アカウント宛ての各種情報の参照を許可すると、親アカウントは、子アカウントが取引先などから受信した通知などの各種情報を参照することが可能になる。
アカウント一時停止を許可すると、親アカウントは、親アカウントの支払手段を利用した取引だけでなく、子アカウントの使用自体を一時停止することが可能になる。アカウント削除を許可すると、親アカウントは、子アカウントを削除することが可能になる。図4の例では、親アカウントによる子アカウントの管理権限が全て許可(可)されている。
権限情報101bには、さらに、子アカウントの操作制限に関する情報が含まれる。操作制限としては、例えば、親子関係の解消、登録情報の追加/削除/変更、アカウント一時停止/再開、アカウント削除、孫アカウントの作成などがある。
親子関係の解消を許可すると、子アカウントは、親アカウントとの間の紐付け(親子関係)を解消することが可能になる。登録情報の追加/削除/変更を許可すると、子アカウントは、子アカウントの作成時に登録されたプロフィールなどの登録情報を編集することが可能になる。
アカウント一時停止/再開を許可すると、子アカウントは、その子アカウントを自ら一時停止すること、及び子アカウントを再開することが可能になる。アカウント削除を許可すると、子アカウントは、その子アカウントを自ら削除することが可能になる。孫アカウントの作成を許可すると、子アカウントは、孫アカウント(子アカウントを上位(親の立場)のユーザアカウントとする下位(子の立場)のユーザアカウント)を作成することが可能になる。
上記の権限情報101bを利用することで、上述した金額制限(支払手段、総支払限度額の欄)だけでなく、用途制限(取引種別、支払先、商品/役務の欄)も可能になる。そのため、子アカウントのユーザが行う消費行動に一定の制限を課すことが可能になり、親アカウントのユーザが安心して支払手段を子アカウントのユーザに提供することができるようになる。これらの利点については、後述するユースケースの説明において述べる。
再び図3を参照する。アカウント設定処理部102は、ユーザアカウントの設定処理及び親子関係の設定処理を実行する。取引処理部103は、親アカウントの支払手段を利用して子アカウントが行う取引についての処理を実行する。
取引処理部103は、関係確認部103a、金額確認部103b、内容確認部103c、及び支払実行部103dを有する。関係確認部103aは、紐付け情報101aを参照して、親子関係を確認する機能を提供する。
金額確認部103bは、権限情報101bを参照して、支払金額が上記の金額制限に関する条件を満たすか否かを確認する機能を提供する。内容確認部103cは、権限情報101bを参照して、支払要求の内容が、上記の用途制限に関する条件を満たすか否かを確認する機能を提供する。支払実行部103dは、金額確認部103b及び内容確認部103cで条件を満たすことが確認された場合に、親アカウントの支払手段による支払を実行する機能を提供する。
(ユーザ機器)
次に、図5を参照しながら、ユーザ機器21、22の機能について説明する。図5は、本実施形態に係るユーザ機器が有する機能の一例を示したブロック図である。
なお、ユーザ機器21、22の機能は一部重複する。そのため、ここでは説明の都合上、ユーザ機器21の機能について具体的に説明し、その中でユーザ機器21、22の差異について述べることで、ユーザ機器22についての詳細な説明を省略する。
図5に示すように、ユーザ機器21は、UI表示部211、取引部212、及び登録処理部213を有する。UI表示部211の機能は、主に、上述したプロセッサ10a及び表示I/F10cを用いて実現可能である。取引部212及び登録処理部213の機能は、主に、上述したプロセッサ10aを用いて実現可能である。なお、決済アプリ21aは、取引部212及び登録処理部213の機能を提供する。
UI表示部211は、決済アプリ21aのユーザインターフェース(UI)を表示する。例えば、UI表示部211は、子アカウントの登録画面、親子関係の設定画面、登録済みの支払手段を利用した取引の実行画面などを表示し、パスワード入力欄、項目選択用オブジェクト、ボタンオブジェクトなどのオブジェクトを画面上に表示する。
取引部212は、登録済みの支払手段を用いた取引に関する処理を実行する。なお、図1の例ではユーザ機器21が親アカウントで利用されているため、登録済みの支払手段は、親アカウントが自ら保有する支払手段である。子アカウントで利用されているユーザ機器22の場合、取引部212に対応するユーザ機器22の機能部は、親アカウントの支払手段を用いた取引に関する処理を実行する。
取引部212は、手段確認部212a、選択受付部212b、及び支払要求部212cを含む。
手段確認部212aは、利用可能な支払手段の情報を管理サーバ10に問い合わせ、管理サーバ10から取得した支払手段の情報をUI表示部211に表示させる。選択受付部212bは、UI表示部211により表示された支払手段の中から、取引に利用する支払手段の選択を受け付ける。
支払要求部212cは、選択された支払手段による支払要求を管理サーバ10に送信する。支払要求には、選択された支払手段及び支払金額を示す情報が含まれる。また、支払要求には、権限情報101bに含まれる金額制限及び用途制限の項目に関する情報が含まれていてもよい。例えば、支払要求には、取引種別(支払など)、支払先、商品/役務についての情報が含まれていてもよい。これらの情報は、例えば、購入店舗のURLや、商品に付与されているタグ情報、購入店舗が提示する2次元バーコードなどのコード、ショッピングサイトが保持する属性情報、商品番号、商品コードなどから取得可能である。
登録処理部213は、子アカウントの登録及び親子関係の設定に関する処理を実行する。なお、子アカウントとして利用されるユーザアカウントは、事前に登録されていてもよいし、親アカウントによる操作をトリガーとして新規に登録されてもよい。新規に子アカウントが登録する場合、登録処理部213は、子アカウントの登録を支援する機能を提供する。
登録処理部213は、入力IF部213a、登録要求部213b、及び登録支援部213cを含む。
入力IF部213aは、UI表示部211を介して、情報入力用のインターフェースを表示させる。登録要求部213bは、入力IF部213aを介して入力されたユーザの登録情報を含む登録要求を管理サーバ10に送信し、ユーザアカウントの登録を要求する。登録支援部213cは、子アカウントの新規登録を行う際の登録支援機能を提供する。なお、子アカウントで利用されているユーザ機器22においては、図5に示した機能ブロックのうち、登録支援部213cの機能が省略される。
[1−4.ユースケース]
ここで、図6を参照しながら、上述した管理サーバ10及びユーザ機器21、22の機能(決済管理システム5の構成例)を利用して実現可能なユースケースについて説明する。図6は、本実施形態に係る決済管理システムの構成例を適用することで実現されうるユースケースについて説明するための図表である。
図6(A)は、1つの親アカウントを1つの子アカウントに紐付ける基本的な構成(構成#1)を示している。構成#1は、例えば、(1)子供の小遣い、(2)老親の生活費、(3)自分の小遣い管理などに適用することができる。
(A−1)子供の小遣いに適用する場合、父親(又は母親)が親アカウントを保持し、子供が子アカウントを保持する。これにより、子供は、子アカウントを用いて、親アカウントの支払手段を利用した支払を実行できるようになる。一方、父親(又は母親)は、金額制限及び用途制限の機能を利用して月々の利用可能金額や支払先などを管理できるようになると共に、現在の利用金額や使途などの利用状況を含む取引履歴の情報(以下、履歴情報)を参照することができるようになる。
なお、上述した紐付け情報101a及び権限情報101bの組は複数設定することができる。そのため、構成#1の変形例として、1つの親アカウントを複数の子アカウントのそれぞれに紐付け、複数の子供にそれぞれ子アカウントを保持させることで、子供が1人のケースと同じ仕組みで父親(又は母親)が各子供の小遣いを管理することができる。
構成#1の更なる変形例として、両親のそれぞれが保持する親アカウントに、各子供の子アカウントを紐付けることも可能である。例えば、父親の親アカウントに登録された支払手段を利用して各子アカウントの支払を行うように設定し、母親の親アカウントでは各子アカウントの履歴情報を参照できるように設定すれば、小遣いの提供を父親が行い、使途の管理を母親が行う管理形態を実現することができる。もちろん、この例に限らず、権限情報101bの設定を工夫することで、各家庭の状況に合った利用形態が実現できる。
(A−2)老親の生活費に適用する場合、子供(例えば、主計者)が親アカウントを保持し、老親(例えば、被後見人)が子アカウントを保持する。この場合、子供は、例えば、銀行口座やクレジットカードを保有する成人である。この利用形態は、例えば、独居、入院中、介護施設入居などの状況にある老親に対し、生活費を提供すると共に、老親の支払状況や使途を管理する場面などで有用である。さらに、履歴状況を参照することで老親の活動状況を把握することができるため、離れて生活する老親の健康状態を知るのに役立つ。
(A−3)自分の小遣い管理に適用する場合、同一人が登録した2つのユーザアカウントのうち、一方が親アカウントに設定され、他方が子アカウントに設定される。このケースでは、権限情報101bで限度額を設定しておき、小遣いから支出するときに子アカウントを利用することで、使いすぎを防止したり、生活費と分けて小遣いの利用状況を把握したりすることが可能になる。なお、同一の支払手段を複数のユーザアカウントで使用(複数回登録/共用)することが禁止されている場合にも有効に機能する可能性がある。
図6(B)は、2つのユーザアカウントに対して親子の立場を入れ替えた2つの親子関係を設定し、履歴情報の相互参照を可能にする構成(構成#2)を示している。構成#2は、例えば、世帯の家計管理(夫婦間における支払明細の共有)などに適用できる。この場合、妻を親アカウントとし、夫を子アカウントとする第1の親子関係を設定すると共に、妻を子アカウントとし、夫を親アカウントとする第2の親子関係を設定する。
いずれの親アカウントからも子アカウントの履歴情報を参照できるように設定することで、家計全体の支出状況を管理することが可能になる。これにより、支払明細の実質的な共有が実現され、家計管理の容易化に寄与する。例えば、家計簿の作成が容易になる。
図6(C)は、複数の親アカウントに1つの子アカウントを紐付け、子アカウントを共用アカウントとして利用する構成(構成#3)を示している。構成#3は、例えば、(1)家族が利用する家計アカウント、(2)サークル組織などで利用する会計アカウントなどに適用することができる。
(C−1)家計アカウントに適用する場合、夫婦のそれぞれが親アカウントを保持すると共に、一つの独立したユーザアカウントに対して子アカウントを設定する。これにより、公共料金や家賃などの家計支出を子アカウントで行うことで、家計支出の一元管理が可能になる。
(C−2)会計アカウントに適用する場合、各サークルメンバが親アカウントを保持し、一つの独立したユーザアカウントに対して子アカウントを設定する。これにより、会計用に設定した子アカウントの履歴情報を各メンバが参照することができ、サークル活動などに伴う支出の明細をリアルタイムで共有することができるようになる。
上記のユースケースは一例であり、図4に示した紐付け情報101a及び権限情報101bの設定により様々なケースに本実施形態の技術を適用することが可能である。
[1−5.処理フロー]
次に、決済管理システム5において実行される処理の流れについて説明する。
以下では、説明の都合上、決済アプリ21a(ユーザ機器21)による処理を親アカウント(AC#1)のプログラムによる処理、決済アプリ22b(ユーザ機器22)による処理を子アカウント(AC#2)のプログラムによる処理として表現する場合がある。また、明示的に記載した場合を除き、各処理は人による操作ではなく、コンピュータ(ユーザ機器21、22)のハードウェア資源を用いて実行される処理である。
(親子関係の設定#1:子アカウント有り)
図7を参照しながら、親子関係の設定に関する処理の流れについて説明する。図7は、本実施形態に係る決済管理システムにおける親子関係の設定(子アカウントが登録済みの場合)に関する処理の流れを示したシーケンス図である。
親子関係の設定は、既存のユーザアカウントに親子関係を設定する方法(親子関係の設定#1)と、子アカウントとして利用するユーザアカウントを新規に登録してから親子関係を設定する方法(親子関係の設定#2)とがありうる。親子関係の設定#1は、例えば、上述したユースケースの構成#2などに適しており、親子関係の設定#2は、上述したユースケースの構成#1、#3などに適している。
図7のシーケンスは、親子関係の設定#1に関する処理の流れを示している。
(S101)親アカウントAC#1のユーザは、子アカウントとして登録する既存のユーザアカウントを指定する。例えば、既存のユーザアカウントは、ユーザアカウントを管理するためのアカウントID又はユーザID、携帯電話番号、メールアドレスなどの識別情報を用いて指定することができる。この指定のために、親アカウントAC#1のプログラムは、識別情報の入力欄を画面上に表示し、入力欄への情報入力を受け付ける。
(S102)親アカウントAC#1のユーザは、子アカウントに設定する支払手段、権限、制限内容など、図4に示した権限情報101bに含まれる少なくとも一部の項目に関する情報を設定する。親アカウントAC#1のユーザは、例えば、子アカウントに利用させる支払手段の情報、各支払手段の利用可能限度額、総支払限度額、取引種別などの用途制限に関する情報などを設定する。また、親アカウントAC#1のユーザは、子アカウントの管理権限や子アカウントの操作権限などについて図4の例のように設定してもよい。
上記設定のために、親アカウントAC#1のプログラムは、各種情報を入力するための入力欄を画面上に表示し、入力欄への情報入力を受け付ける。このとき、親アカウントAC#1のプログラムは、支払手段の種類や利用可否に関する入力欄に選択肢を表示したり、選択用のチェックボックスやボタンオブジェクトを表示したりしてもよい。例えば、親アカウントAC#1のプログラムは、図4に示した権限情報101bの枠及び項目名を画面上に表示し、入力欄及び各種オブジェクトを表示してユーザに入力を促してもよい。
(S103)親アカウントAC#1のユーザは、子アカウントとして指定したユーザアカウントの情報及び子アカウントに設定する上記制限などの内容を確認し、確認した内容に問題がない場合には決定操作を行う。
上記の確認及び決定操作のために、親アカウントAC#1のプログラムは、S101で指定されたユーザアカウントに関する情報及びS102で受け付けた権限などの情報を画面上に表示し、確認を促すメッセージと共に決定操作のためのボタンオブジェクト(OKボタンなど)及び処理をS101又はS102へ戻すためのボタンオブジェクト(戻るボタンなど)を表示する。以下では説明の都合上、ボタンオブジェクトについて、OKボタン、戻るボタン、NGボタンなどの呼称を用いて説明を進めるが、本実施形態の技術的範囲はこれらに限定されない。ユーザがOKボタンを押下(タップ、クリックなど)した場合、処理はS104へと進む。
(S104)親アカウントAC#1のプログラムは、管理サーバ10に対して親子関係の登録要求を送信し、S101で指定されたユーザアカウントに対する親子関係の設定を要求する。親子関係の登録要求には、S101で指定されたユーザアカウントの識別情報と、S102で受け付けた子アカウントの権限などの情報とが含まれる。
(S105)管理サーバ10は、親アカウントAC#1のプログラムにより送信された親子関係の登録要求を受信し、登録要求に基づいて仮登録用の紐付け情報101a及び権限情報101bを生成し、記憶部101に格納する。S105の処理が完了すると、親子関係が仮登録された状態になる。
(S106)管理サーバ10は、子アカウントとして仮登録されたユーザアカウント(以下、子アカウントAC#2)のユーザ又はそのユーザアカウントのプログラムに対して親子関係の承認要求を送信する。親子関係の承認要求には、仮登録された親子関係の承認を促すメッセージと共に、その親子関係及び権限情報101bの設定内容を示す情報が含まれる。
承認要求の送信方法としては、電子メールによるメール通知、ショートメッセージサービス(SMS)によるSMS通知、決済アプリのPUSH機能によるPUSH通知、決済アプリの立ち上げ時に表示されるメッセージによる通知などが適用されうる。但し、これらの例に限定されず、任意の通信手段による承認要求の送信が適用されうる。
(S107)子アカウントAC#2のユーザは、親子関係の承認要求が示す親子関係及び権限情報101bの設定内容を確認する。この確認のために、子アカウントAC#2のプログラムは、親子関係の承認要求が示す親子関係及び権限情報101bの設定内容を画面上に表示すると共に、表示内容の確認を促すメッセージを表示する。なお、子アカウントAC#2のプログラムは、表示内容の一部を変更できるようにする編集用オブジェクトを併せて表示してもよい。
(S108)子アカウントAC#2のユーザは、S107で確認した内容に問題がない場合には決定操作(承認)を行う。なお、一部の内容を拒絶できるようにしてもよい。上記の決定操作のために、子アカウントAC#2のプログラムは、決定操作のためのボタンオブジェクト(OKボタン)及び拒否操作のためのボタンオブジェクト(NGボタン)を表示する。子アカウントAC#2のユーザがOKボタンを押下(タップ、クリックなど)した場合、処理はS109へと進む。
NGボタンが押下された場合、親子関係の設定処理は終了する。例えば、承認拒否の通知が管理サーバ10へ送信され、仮登録された紐付け情報101a及び権限情報101bが記憶部101から削除され、親子関係の登録失敗が親アカウントAC#1のプログラムに通知される。そして、親アカウントAC#1のプログラムが親子関係の登録失敗を示すメッセージを画面上に表示し、親子関係の設定に関する一連の処理が終了する。
(S109)子アカウントAC#2のプログラムは、親子関係の承認通知を管理サーバ10に送信する。親子関係の承認通知には、仮登録された親子関係及び権限情報101bの内容で本登録を行うことを承認する旨のメッセージが含まれる。なお、親子関係の承認要求が示す権限などの内容が一部拒絶され、その内容が変更されている場合、変更後の内容が親子関係の承認通知に含まれる。
(S110)管理サーバ10は、親子関係の承認通知を受信し、仮登録の状態で管理していた紐付け情報101a及び権限情報101bの内容を確定済みの内容として管理(有効化)し、親アカウントAC#1と子アカウントAC#2との間の親子関係に基づく運用を開始する(親子関係の本登録)。
(S111)管理サーバ10は、親子関係の登録要求に対する応答として、親子関係の登録完了通知を親アカウントAC#1のプログラムに送信する。親子関係の登録完了通知には、親子関係の設定が完了した旨のメッセージが含まれる。なお、登録完了通知は、メール通知やSMS通知などの手段で親アカウントAC#1のユーザに伝達されてもよい。
(S112)親アカウントAC#1のプログラムは、登録完了通知の内容(親子関係の登録が完了した旨のメッセージ)を画面上に表示する。S112の処理が完了すると、図7に示した一連の処理は終了する。
(親子関係の設定#2:子アカウント無し)
次に、図8を参照しながら、親子関係の設定に関する処理の流れについて説明する。図8は、本実施形態に係る決済管理システムにおける親子関係の設定(子アカウントが未登録の場合)に関する処理の流れを示したシーケンス図である。図8のシーケンスは、上述した親子関係の設定#2に関する処理の流れを示している。
(S121)親アカウントAC#1のユーザは、新規に登録する子アカウントを生成する。このとき、親アカウントAC#1のユーザは、新規のユーザアカウント登録に必要な登録情報(プロフィールなど)を設定する。例えば、親アカウントAC#1のユーザは、登録情報として、利用者の姓名、携帯電話番号、メールアドレス、生年月日、性別、住所、アカウントID、及び初期パスワードなどを親アカウントAC#1のプログラムに入力する。
親アカウントAC#1のプログラムは、設定された登録情報を子アカウントのユーザとなる利用者に伝達する。例えば、親アカウントAC#1のプログラムは、登録情報に含まれる携帯電話番号を用いたSMS通知又はメールアドレスを用いたメール通知により登録情報を伝達する。なお、登録情報に含まれる携帯電話番号、メールアドレス、初期パスワードは、第三者による子アカウントの不正利用防止に利用されうるため、これを使用する際は相当の認証処理が必要とされる。
(S122)親アカウントAC#1のユーザは、子アカウントに設定する属性、権限、制限内容など、図4に示した権限情報101bに含まれる少なくとも一部の項目に関する情報を設定する。親アカウントAC#1のユーザは、例えば、子アカウントに利用させる支払手段の情報、各支払手段の利用可能限度額、総支払限度額、取引種別などの用途制限に関する情報などを設定する。また、親アカウントAC#1のユーザは、子アカウントの管理権限や子アカウントの操作権限などについて図4の例のように設定してもよい。
上記設定のために、親アカウントAC#1のプログラムは、各種情報を入力するための入力欄を画面上に表示し、入力欄への情報入力を受け付ける。このとき、親アカウントAC#1のプログラムは、支払手段の種類や利用可否に関する入力欄に選択肢を表示したり、選択用のチェックボックスやボタンオブジェクトを表示したりしてもよい。例えば、親アカウントAC#1のプログラムは、図4に示した権限情報101bの枠及び項目名を画面上に表示し、入力欄及び各種オブジェクトを表示してユーザに入力を促してもよい。
(S123)親アカウントAC#1のユーザは、新規に登録する子アカウントの情報及びその子アカウントに設定する上記制限などの内容を確認し、確認した内容に問題がない場合には決定操作を行う。
上記の確認及び決定操作のために、親アカウントAC#1のプログラムは、新規に登録する子アカウントの情報及びS122で受け付けた権限などの情報を画面上に表示し、確認を促すメッセージと共に決定操作のためのボタンオブジェクト(OKボタン)及び処理をS121又はS122へ戻すためのボタンオブジェクト(戻るボタン)を表示する。ユーザがOKボタンを押下(タップ、クリックなど)した場合、処理はS124へと進む。
(S124)親アカウントAC#1のプログラムは、管理サーバ10に対して子アカウントの登録要求を送信する。子アカウントの登録要求には、子アカウントの新規登録及び親子関係の登録を要求する旨のメッセージと共に、S121で設定された登録情報及びS122で設定された権限などの情報が含まれる。
(S125)管理サーバ10は、親アカウントAC#1のプログラムから登録要求を受信し、その登録要求に含まれる情報に基づいて子アカウントとして利用するユーザアカウントを作成し、ユーザアカウントを管理するためのデータベースに仮登録する。この仮登録は、データベースに情報が登録されているが有効化されていない状態を意味する。
(S126)管理サーバ10は、新規登録した子アカウント(子アカウントAC#2)の利用者又はその利用者が利用しているプログラムに対し、子アカウントの仮登録を通知するメッセージ及び子アカウントの本登録(有効化)を承認するように求めるメッセージを含む承認要求を送信する。承認要求には、S121で親アカウントAC#1のユーザにより設定された子アカウント用の登録情報(プロフィールなど)が含まれる。
子アカウントの承認要求は、例えば、S121で親アカウントAC#1のユーザが設定した登録情報に含まれるメールアドレスに対して送信されてもよい。この場合、承認要求の内容と共に決済アプリの起動用リンクテキストを電子メールに含めておくことにより、その起動用リンクテキストを操作(タップ、クリックなど)するだけで決済アプリを自動起動することが可能になる。その後は決済アプリを利用して登録処理を行うことができるようになる。
(S127)子アカウントAC#2のプログラムは、管理サーバ10から受信した承認要求に含まれる登録情報の内容を画面上に表示すると共に、表示内容の確認と修正、及び不足している情報の追加を促すメッセージを表示する。このとき、子アカウントAC#2のプログラムは、画面上に追加情報(プロフィールの不足箇所など)の入力欄を表示し、子アカウントAC#2のユーザによる追加情報の入力を受け付ける。
(S128)子アカウントAC#2のユーザは、登録情報の内容を確認し、その内容で問題ない場合に決定操作(承認)を行う。この決定操作を受け、子アカウントAC#2のプログラムは、S127で入力された入力情報、及び登録情報を承認した旨のメッセージを含む登録要求を管理サーバ10に送信する。
(S129)管理サーバ10は、仮登録の状態にあった子アカウントAC#2を有効化して本登録の状態に設定する。また、管理サーバ10は、親アカウントAC#1のプログラムにより送信された登録要求が示す権限などの情報に基づいて仮登録用の紐付け情報101a及び権限情報101bを生成し、記憶部101に格納する。この処理により、親子関係が仮登録された状態になる。
(S130)管理サーバ10は、子アカウントとして仮登録されたユーザアカウント(以下、子アカウントAC#2)のユーザ又はそのユーザアカウントのプログラムに対して親子関係の承認要求を送信する。親子関係の承認要求には、仮登録された親子関係の承認を促すメッセージと共に、その親子関係及び権限情報101bの設定内容を示す情報が含まれる。承認要求は、メール通知、SMS通知、PUSH通知、決済アプリの立ち上げ時に表示されるメッセージによる通知などにより伝達されうる。
(S131)子アカウントAC#2のユーザは、親子関係の承認要求が示す親子関係及び権限情報101bの設定内容を確認する。この確認のために、子アカウントAC#2のプログラムは、親子関係の承認要求が示す親子関係及び権限情報101bの設定内容を画面上に表示すると共に、表示内容の確認を促すメッセージを表示する。なお、子アカウントAC#2のプログラムは、表示内容の一部を変更できるようにする編集用オブジェクトを併せて表示してもよい。
(S132)子アカウントAC#2のユーザは、S131で確認した内容に問題がない場合には決定操作(承認)を行う。なお、一部の内容を拒絶できるようにしてもよい。上記の決定操作のために、子アカウントAC#2のプログラムは、決定操作のためのボタンオブジェクト(OKボタン)及び拒否操作のためのボタンオブジェクト(NGボタン)を表示する。子アカウントAC#2のユーザがOKボタンを押下(タップ、クリックなど)した場合、処理はS133へと進む。
NGボタンが押下された場合、親子関係の設定処理は終了する。例えば、承認拒否の通知が管理サーバ10へ送信され、仮登録された紐付け情報101a及び権限情報101bが記憶部101から削除され、親子関係の登録失敗が親アカウントAC#1のプログラムに通知される。この場合、新規に登録された子アカウントは一時停止又は削除され、子アカウントの登録要求に対する応答としてエラー通知が送信される。
(S133)子アカウントAC#2のプログラムは、親子関係の承認通知を管理サーバ10に送信する。親子関係の承認通知には、仮登録された親子関係及び権限情報101bの内容で本登録を行うことを承認する旨のメッセージが含まれる。なお、親子関係の承認要求が示す権限などの内容が一部拒絶され、その内容が変更されている場合、変更後の内容が親子関係の承認通知に含まれる。
(S134)管理サーバ10は、親子関係の承認通知を受信し、仮登録の状態で管理していた紐付け情報101a及び権限情報101bの内容を確定済みの内容として管理(有効化)し、親アカウントAC#1と子アカウントAC#2との間の親子関係に基づく運用を開始する(親子関係の本登録)。
(S135)管理サーバ10は、親子関係の登録要求に対する応答として、登録完了通知を親アカウントAC#1のプログラムに送信する。この登録完了通知には、子アカウントの新規登録及び親子関係の設定が完了した旨のメッセージが含まれる。なお、登録完了通知は、メール通知やSMS通知などの手段で親アカウントAC#1のユーザに伝達されてもよい。
(S136)親アカウントAC#1のプログラムは、登録完了通知の内容(子アカウントの新規登録及び親子関係の登録が完了した旨のメッセージ)を画面上に表示する。S136の処理が完了すると、図8に示した一連の処理は終了する。
(親アカウントによる子アカウントの履歴参照)
次に、図9を参照しながら、親アカウントによる履歴情報の参照に関する処理の流れについて説明する。図9は、本実施形態に係る決済管理システムにおける子アカウントの履歴参照に関する処理の流れを示したシーケンス図である。
(S201)親アカウントAC#1のユーザは、履歴情報の参照先となる子アカウントを指定する。
上記の指定のために、例えば、親アカウントAC#1のプログラムは、記憶部101に格納されている紐付け情報101aに基づいて本登録されている子アカウントを特定し、特定した子アカウントのリストを画面上に表示する。そして、親アカウントAC#1のプログラムは、履歴情報の参照先となる子アカウントを指定するように促すメッセージと共に、選択用のボタンオブジェクトや子アカウントの識別情報を入力する入力欄などを表示する。
なお、変形例として、親アカウントAC#1のユーザが事前に設定した子アカウントの履歴情報が決済アプリ21aの画面に自動表示されるようにしてもよい。この場合、上記の指定は省略されうる。また、親アカウントAC#1のユーザが自分の履歴情報を参照する際に、事前に設定した子アカウントの履歴情報が併せて表示されるようにしてもよい。これらの変形についても本実施形態の技術的範囲に属する。
(S202)親アカウントAC#1のプログラムは、管理サーバ10に対して子アカウントの履歴情報を要求する。このとき、親アカウントAC#1のプログラムは、S201で指定された子アカウントの識別情報を管理サーバ10に送信し、その識別情報に対応する履歴情報の提供を要求する。なお、上記変形例の場合には、事前に設定された子アカウントの識別情報が管理サーバ10に送信される。
(S203)管理サーバ10は、親アカウントAC#1のプログラムから受け付けた要求が示す子アカウントの識別情報及び記憶部101に格納されている紐付け情報101aに基づいて、親アカウントAC#1と子アカウントとの間の親子関係を確認する。
(S204)S203で親子関係の確認が取れた場合、管理サーバ10は、その親子関係に対応する権限情報101bを参照し、親アカウントAC#1に履歴情報の参照権限があること(図4の例では「取引履歴の参照」が「可」であること)を確認する。
(S205)S204で履歴情報の参照権限があることについて確認が取れた場合、管理サーバ10は、子アカウントの履歴情報を取得する。なお、子アカウントの履歴情報は、例えば、子アカウントが支払を行う度に記憶部101に蓄積される。この場合、管理サーバ10は、記憶部101から履歴情報を取得する。
(S206)管理サーバ10は、取得した子アカウントの履歴情報を親アカウントAC#1のプログラムに送信する。
(S207)親アカウントAC#1のプログラムは、管理サーバ10から受信した子アカウントの履歴情報を画面上に表示する。S207の処理が完了すると、図9に示した一連の処理は終了する。なお、後述する変形例のように、子アカウントが孫アカウントを作成し、孫アカウントの履歴情報を親アカウントが参照する場合の処理も図9に示したシーケンスと実質的に同じ(子アカウントを孫アカウントに読み替えるだけ)である。
(子アカウントによる支払)
次に、図10を参照しながら、親アカウントの支払手段を利用して子アカウントが支払を行うために実行される処理の流れについて説明する。図10は、本実施形態に係る決済管理システムにおける支払処理の流れを示したシーケンス図である。
なお、図10の例では、親アカウントAC#1と子アカウントAC#2との間に親子関係が設定され、図4に例示した紐付け情報101a及び権限情報101bが設定されているものとする。また、子アカウントAC#2が親アカウントAC#1の支払手段を利用して支払を実行する際の処理シーケンスを例に説明を進める。
(S301)子アカウントAC#2のユーザは、取引(各種支払、購入、チャージ、送金など)の内容を指定する。ここでは説明の都合上、取引が商品購入による支払である場合を例に説明を進めるが、その他の取引種別の場合についても同様である。
(S302)子アカウントAC#2のプログラムは、S301で指定された取引に伴う支払先などの情報を取得する。例えば、子アカウントAC#2のプログラムは、商品を販売する店舗の情報(URL、店舗コード、タグ情報、購入店舗が提示する2次元バーコードなどのコード、ショッピングサイトが保持する属性情報など)や、購入した商品の情報(商品種別やタグ情報、商品番号や商品コードなど)を取得する。
(S303)子アカウントAC#2のプログラムは、子アカウントAC#2が利用可能な親アカウントAC#1の支払手段一覧を管理サーバ10に要求する。なお、子アカウントAC#2側(ユーザ機器22)に親アカウントAC#1の支払手段を示す情報が保持されている場合、保持されている情報を利用してS303〜S305の処理を省略する変形が可能である。
(S304、S305)管理サーバ10は、子アカウントAC#2から支払手段一覧の要求を受け付けると、記憶部101に格納されている権限情報101bを参照し、子アカウントAC#2が利用可能な親アカウントAC#1の支払手段を全て特定する。そして、管理サーバ10は、特定した全ての支払手段を一覧にして子アカウントAC#2のプログラムに送信する。
(S306)子アカウントAC#2のプログラムは、管理サーバ10から受信した支払手段の一覧を画面上に表示する。なお、既に当月の限度額に達しているなどの理由により子アカウントAC#2が利用できる支払手段がない場合、子アカウントAC#2のプログラムには、支払手段がない、又は限度額に達している旨のメッセージが通知される。この場合、子アカウントAC#2のプログラムは、支払手段がない、又は限度額に達している旨のメッセージを画面上に表示し、支払に関する一連の処理を終了する。
(S307)子アカウントAC#2のプログラムは、支払手段の一覧を表示するとき、支払手段の一覧から今回利用する支払手段を指定するように促すメッセージを表示する。また、子アカウントAC#2のプログラムは、支払手段を選択するための選択用のオブジェクトを表示する。なお、利用可能な支払手段が1つの場合、子アカウントAC#2のプログラムは、その支払手段を自動的に選択してもよい。子アカウントAC#2のユーザが支払手段を選択すると、処理はS308へと進む。
(S308)子アカウントAC#2のユーザは、支払の実行を指示する。この指示のために、子アカウントAC#2のプログラムは、例えば、実行を指示するための実行ボタンを表示すると共に、暗証番号やパスワードなどの認証情報を入力するための入力欄を表示する。例えば、認証情報が入力され、子アカウントAC#2のプログラムにより認証の成功が確認された場合、実行ボタンが有効(押下可能な状態)になる。実行ボタンが押下(タップ、クリックなど)されると、処理はS309へと進む。
(S309)子アカウントAC#2のプログラムは、管理サーバ10に対して支払実行要求を送信する。支払実行要求には、例えば、支払の実行を要求する旨のメッセージに加え、支払金額の情報、S301で指定された取引内容の情報、S302で取得された支払先などの情報、及びS307で選択された支払手段の情報が含まれうる。
(S310)管理サーバ10は、支払実行要求を受信すると、紐付け情報101aを参照して親アカウントAC#1と子アカウントAC#2との親子関係を確認する。
(S311)管理サーバ10は、S310で確認が取れた親子関係に対応する権限情報101bを参照して金額制限の確認を実施する。例えば、管理サーバ10は、権限情報101bを参照して、支払実行要求が示す支払手段の金額制限と、総支払限度額とを特定する。そして、管理サーバ10は、支払実行要求が示す支払金額が、特定した金額制限及び総支払限度額の条件を満たすことを確認する。確認が取れた場合、処理はS312へと進む。
(S312)管理サーバ10は、支払実行要求に含まれる取引内容や支払先などの情報に基づいて、権限情報101bによる用途制限で制限されている支払内容に該当しないことを確認する。制限されている支払内容に該当しないことが確認された場合、処理はS313へと進む。
(S313)管理サーバ10は、支払実行要求で指定された支払手段による支払処理を実行する。なお、支払手段の種類によっては、この段階で、電子財布の残高、銀行口座の残高、電子マネーの残高、クレジットカードの与信枠などがチェックされる。そして、チェック結果に問題がない場合には、その支払手段による支払処理が実行される。
(S314)管理サーバ10は、支払処理が完了したとき、支払完了通知を子アカウントAC#2のプログラム(決済アプリ)に通知する。
(S315)管理サーバ10は、S314とは異なる通知手段を用いて、支払が完了したことを子アカウントAC#2の利用者に通知する(支払通知)。この支払通知の手段としては、例えば、メール通知、SMS通知、PUSH通知、決済アプリの立ち上げ時に表示されるメッセージによる通知などが利用されうる。S314とは異なる通知手段を利用して支払通知を行うことで、子アカウントAC#2側で決済アプリが立ち上がっていない場合であっても、直ちに支払が完了したことを利用者に知らせることができる。
(S316)管理サーバ10は、親アカウントAC#1の支払手段を利用した支払が完了したことを親アカウントAC#1の利用者に通知する(支払通知)。この支払通知の手段としては、例えば、メール通知、SMS通知、PUSH通知、決済アプリの立ち上げ時に表示されるメッセージによる通知などが利用されうる。S316の処理が完了すると、図10に示した一連の処理は終了する。
上述した処理シーケンスは一例であり、一部の処理を省略したり、新たな処理を追加する変形が可能である。また、一部の処理について処理順序を入れ替える変形が可能である。こうした変形についても当然に本実施形態の技術的範囲に属する。
[1−6.子アカウントの登録用インターフェース]
ここで、図11〜図13を参照しながら、親アカウントが子アカウントの登録を支援する機能(登録支援機能)及び登録用UI(User Interface)について説明する。ここで説明する登録支援機能は、例えば、図8に示した親子関係の設定#2に適用される。
図11は、本実施形態に係る子アカウントの登録支援機能及び登録用UIについて説明するための第1の説明図である。図12は、本実施形態に係る子アカウントの登録支援機能及び登録用UIについて説明するための第2の説明図である。図13は、本実施形態に係る子アカウントの登録支援機能及び登録用UIについて説明するための第3の説明図である。
(登録用URLを利用する方式)
登録支援機能を利用する場合、図11に示すように、子アカウントの仮登録(Step.1)が済んだ後で、子アカウントの利用者(以下、登録対象者)が保有するユーザ機器22に対して、管理サーバ10から登録用URLが通知される(Step.2)。登録用URLの通知には、SMS通知やメール通知などが利用されうる。
登録用URLは、ユーザ機器22の画面22bに表示される(Step.3)。表示された登録用URLを登録対象者がタップすると登録処理が開始される。このとき、ユーザ機器22は、決済アプリ22aがダウンロード済みかを判定し(Step.4)、ダウンロード済みの場合には登録情報の入力画面を表示する(Step.6)。
決済アプリ22aがダウンロードされていない場合、ユーザ機器22は、決済アプリ22aを提供するアプリストアへ自動リダイレクトしてダウンロードを開始する(Step.5)。決済アプリ22aのダウンロードが完了すると、ユーザ機器22は、登録情報の入力画面を表示する(Step.6)。
登録情報の入力画面には、親アカウントのユーザ名が登録者として表示され、仮登録の際に親アカウントにより設定された子アカウントのプロフィール名がさらに表示される。プロフィール名は、例えば、Step.3で登録対象者が登録用URLをタップしたことをトリガーとしてユーザ機器22が管理サーバ10から取得する。また、登録情報の入力画面には、パスワードの入力を促すメッセージと共に、パスワードの入力欄22cが表示される。なお、この場合の認証方法はパスワードに限らず、他の認証方法が適用されてもよい。また、虹彩認証や指紋認証などの生体認証を利用する場合には、その操作を促すメッセージや操作方法の説明などの情報が表示されてもよい。
上記のように、決済アプリ22aのダウンロードを自動化することで、ユーザ機器22の操作が苦手な登録対象者の操作を少なくすることができる。なお、登録情報の入力画面でプロフィール名を変更できるようにしてもよい。パスワードの入力欄22cにパスワードが入力され、OKボタンが押下されると、処理は図12のStep.7へと進む。
Step.7では、子アカウントの登録情報を確認するための登録確認画面が表示される。登録確認画面には、仮登録の際に親アカウントにより設定された子アカウントの登録情報が表示される。子アカウントの登録情報は、例えば、登録情報の入力画面でOKボタンが押下されたことをトリガーとしてユーザ機器22が管理サーバ10から取得する。登録対象者は、登録確認画面で登録情報の変更や追加が可能である。
登録確認画面のOKボタンが押下されると、登録確認画面の内容が管理サーバ10に送信され、その内容で管理サーバ10により子アカウントが本登録される。表示された登録情報に修正がない場合、登録対象者はOKボタンを押下するだけで済み、ユーザ機器22の操作が苦手でも子アカウントの本登録を容易に完了することができる。本登録が完了すると、処理はStep.8へと進む。
Step.8では、親子関係の設定画面が表示される。親子関係の設定画面には、仮登録の際に親アカウントにより設定された金額制限及び用途制限、親アカウントによる子アカウントの管理権限、及び子アカウントの操作制限に関する情報(権限情報101bの内容)が表示される。権限情報101bの内容は、例えば、登録確認画面でOKボタンが押下されたことをトリガーとしてユーザ機器22が管理サーバ10から取得する。
親子関係の設定画面で登録対象者がOKボタンを押下すると、親子関係の設定画面の内容が管理サーバ10に送信され、その内容で管理サーバ10により親子関係が本登録される。表示された権限情報101bの内容に修正がない場合、登録対象者はOKボタンを押下するだけで済み、ユーザ機器22の操作が苦手でも親子関係の本登録を容易に完了することができる。これにより、子アカウント及び親子関係の登録に関する一連の処理が完了する。
(二次元バーコードの利用)
これまでは仮登録後に登録用URLを利用して子アカウントの本登録及び親子関係の本登録を行う仕組みについて説明したが、ここでは、図13を参照しながら、二次元バーコードを利用して本登録を進められるようにする仕組みについて説明する。なお、ここでは二次元バーコードの一例であるQRコード(登録商標)を用いるケースについて説明する。また、決済アプリ22aがユーザ機器22に既にダウンロードされているものとする。
図13の例では、決済アプリ22aの初期画面(Step.5a)で仕組みを選択できるようにしている。画面22bのボタン22dは、親アカウントが事前登録したプロフィールを使用して本登録を行う処理(図11及び図12を参照)を開始するためのボタンオブジェクトである。また、画面22bのボタン22eは、QRコードを利用して本登録を行う処理を開始するためのボタンオブジェクトである。
ボタン22eが押下されると、ユーザ機器22は、QRコードの読み取りモードになる。親アカウントのユーザ機器21は、画面上にQRコードを表示する。QRコードには、親アカウントの情報及び仮登録された子アカウントの登録情報(親アカウント情報等21b)などが含まれる。ユーザ機器22は、QRコードを読み取って親アカウント情報等21bを取得する。ユーザ機器22は、取得した親アカウント情報等21bを用いて、図11のStep.6へと処理を進める。Step.6以降の処理は、既に説明したStep.7及びStep.8の処理と同じである。
上記のようにQRコードを利用することで、親アカウントが入力した子アカウントの登録情報を容易に得ることが可能になり登録対象者の操作負担を低減することができる。
<2.変形例(孫アカウント利用枠の設定)>
ここで、図14を参照しながら、孫アカウントについて説明する。図14は、本実施形態の一変形例(孫アカウント利用枠の設定)について説明するための説明図である。
これまでは主にユーザアカウント間の親子関係について説明してきたが、本実施形態の仕組みは、親−子(2段の階層)、親−子−孫(3段の階層)、親−子−孫−ひ孫(4段の階層)…と、多段の階層に容易に拡張することが可能である。例えば、4段の階層を例にとると、親−子の関係、子−孫の関係、孫−ひ孫の関係は、いずれも図4に示した紐付け情報101a及び権限情報101bで規定されうる。そのため、各関係の設定及び運用は既に説明した仕組みを利用して行うことができる。
ここでは、本実施形態の一変形例として、親アカウントが子アカウントに付与した支払手段の利用枠の中に、孫アカウントが利用可能な枠(以下、孫アカウント利用枠)を設定する仕組みについて説明する。孫アカウント利用枠を設定する場合、図14に示すように権限情報101bに孫アカウント利用枠の欄が追加される。
図14の例では、子アカウントが利用可能な支払手段である電子財布及び電子マネーの利用枠(金額制限)に、孫アカウント利用枠が設定されている。この例では、子アカウントが電子財布から1日に1000円、1月に6000円を利用することができる。この電子財布については、1月当たり2000円の孫アカウント利用枠が設定されている。この場合、子アカウントは、1月に2000円を超えない範囲で、親アカウントの電子財布に蓄えられたポイントを孫アカウントに利用させることができる。
孫アカウント利用枠を利用することで、親アカウントは孫アカウントへの支払手段を提供するだけで、孫アカウントの管理は子アカウントに任せるという運用形態が実現されうる。例えば、祖父や祖母が孫に小遣いを与えるような場面では、このような運用形態が便利なこともある。なお、ひ孫アカウントを設定する場合も同様の方法で、ひ孫アカウント利用枠を設定することができる。
図14の例では孫アカウント利用枠を設定する方法について説明したが、孫アカウントへの権限付与を子アカウントの裁量とする場合、孫アカウント利用枠を省略してもよい。この場合、権限情報101bの内容は図4と同じになる。図4に例示した権限情報101bにおいても孫アカウントの作成に関する項目が含まれており、子アカウントが孫アカウントを作成することについては親アカウントの管理に従うようにすることができる。また、親アカウントから孫アカウントの利用履歴を参照することができるように設定することも可能であるため、親アカウントの目が届く運用形態は実現されうる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明はここで開示した構成例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属する。
例えば、上記の説明では、スマートフォンなどのユーザ機器で動作するアプリケーション(決済アプリ)を利用するシステム構成を例示したが、上述した決済アプリの機能は、ブラウザなどを利用するWebベースのアプリケーションによって実現することもできる。また、管理サーバ10は、複数のコンピュータを接続して構成される分散処理システムでもよい。また、ユーザ機器は、スマートフォンや携帯電話などの携帯型情報機器に限らず、PC(Personal Computer)や専用端末などであってもよい。
また、上記の説明では、金額制限に関する条件を現金の単位で表現したが、商品や役務などとの交換価値があるポイントの単位で表現されていてもよい。また、支払手段の例として、電子財布(ウォレット)、銀行口座、電子マネー、クレジットカード、プリペイドカード、クーポン、仮想通貨などを例に多くの説明を行ったが、原理的にはインターネットバンクや仮想通貨などを支払手段として利用することも可能である。また、様々なユースケースを例示して具体的な適用例を示したが、本実施形態に係る技術の適用範囲はこれに限定されないことは言うまでもない。
10 管理サーバ
101 記憶部
101a 紐付け情報
101b 権限情報
102 アカウント設定処理部
103 取引処理部
103a 関係確認部
103b 金額確認部
103c 内容確認部
103d 支払実行部
21、22 ユーザ機器
21a、22a 決済アプリ
211 UI表示部
212 取引部
212a 手段確認部
212b 選択受付部
212c 支払要求部
213 登録処理部
213a 入力IF部
213b 登録要求部
213c 登録支援部

Claims (12)

  1. 少なくとも1つの支払手段が設定された第1のユーザアカウントと、前記少なくとも1つの支払手段についての利用権限が与えられうる第2のユーザアカウントとを紐付ける紐付け情報と、前記利用権限の内容を示す権限情報とが格納される記憶部と、
    前記少なくとも1つの支払手段の中から選択された支払手段の利用が前記第2のユーザアカウントから要求されたとき、前記紐付け情報に基づいて前記第1のユーザアカウントと前記第2のユーザアカウントとの間の関係を確認すると共に、要求された前記支払手段の利用が前記利用権限の範囲内であるかを前記権限情報に基づいて確認し、前記関係及び前記利用権限についての確認が取れたとき、要求された前記支払手段の利用についての処理を実行する取引処理部と、
    を有する、情報処理装置。
  2. 前記利用権限の内容は、前記少なくとも1つの支払手段のそれぞれについて独立に設定された価額に関する第1の制限を含む、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記利用権限の内容は、前記少なくとも1つの支払手段を利用した支払の用途に関する第2の制限を含む、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の制限は、支払先及び支払の対象物のうち少なくとも1つに関する制限を含む、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記少なくとも1つの支払手段は、電子マネー、クレジットカード、電子財布、プリペイドカード、仮想通貨、銀行口座、クーポン、及び、ポイントのうち少なくとも1つを含む、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記権限情報は、前記第2のユーザアカウントに設定された他の支払手段についての利用権限が与えられうる第3のユーザアカウントに対して、前記少なくとも1つの支払手段についての利用権限を与えるための利用枠情報を含む、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記権限情報は、前記第2のユーザアカウントによる支払履歴を前記第1のユーザアカウントが参照できるようにする第1の参照設定と、前記第1のユーザアカウントによる支払履歴を前記第2のユーザアカウントが参照できるようにする第2の参照設定とを含み、
    前記情報処理装置は、前記第1の参照設定及び前記第2の参照設定に基づいて前記第1のユーザアカウントと前記第2のユーザアカウントとによる支払履歴の相互参照を可能にする参照処理部をさらに有する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータが、
    少なくとも1つの支払手段が設定された第1のユーザアカウントと、前記少なくとも1つの支払手段についての利用権限が与えられうる第2のユーザアカウントとを紐付ける紐付け情報と、前記利用権限の内容を示す権限情報とを取得し、
    前記少なくとも1つの支払手段の中から選択された支払手段の利用が前記第2のユーザアカウントから要求されたとき、前記紐付け情報に基づいて前記第1のユーザアカウントと前記第2のユーザアカウントとの間の関係を確認すると共に、要求された前記支払手段の利用が前記利用権限の範囲内であるかを前記権限情報に基づいて確認し、前記関係及び前記利用権限についての確認が取れたとき、要求された前記支払手段の利用についての処理を実行する
    処理を実行する、支払管理方法。
  9. 少なくとも1つの支払手段が設定された第1のユーザアカウントと、前記少なくとも1つの支払手段についての利用権限が与えられうる第2のユーザアカウントとを紐付ける紐付け情報と、前記利用権限の内容を示す権限情報とを取得し、
    前記少なくとも1つの支払手段の中から選択された支払手段の利用が前記第2のユーザアカウントから要求されたとき、前記紐付け情報に基づいて前記第1のユーザアカウントと前記第2のユーザアカウントとの間の関係を確認すると共に、要求された前記支払手段の利用が前記利用権限の範囲内であるかを前記権限情報に基づいて確認し、前記関係及び前記利用権限についての確認が取れたとき、要求された前記支払手段の利用についての処理を実行する
    処理をコンピュータに実行させる、プログラム。
  10. 少なくとも1つの支払手段が設定された第1のユーザアカウントと、前記少なくとも1つの支払手段についての利用権限が与えられうる第2のユーザアカウントとを紐付ける紐付け情報と、前記利用権限の内容を示す権限情報とが格納される記憶部と、
    前記少なくとも1つの支払手段の中から選択された支払手段の利用が前記第2のユーザアカウントから要求されたとき、前記紐付け情報に基づいて前記第1のユーザアカウントと前記第2のユーザアカウントとの間の関係を確認すると共に、要求された前記支払手段の利用が前記利用権限の範囲内であるかを前記権限情報に基づいて確認し、前記関係及び前記利用権限についての確認が取れたとき、要求された前記支払手段の利用についての処理を実行する取引管理部と、
    を有する、管理サーバと;
    前記第2のユーザアカウントのユーザが前記少なくとも1つの支払手段の中から支払手段を選択し、選択された前記支払手段の利用を指示するための入力部と、
    選択された前記支払手段の利用を前記管理サーバに要求する要求部と、
    を有する、ユーザ機器と;
    を含む、管理システム。
  11. 少なくとも1つの支払手段が設定された第1のユーザアカウントと、前記少なくとも1つの支払手段についての利用権限が与えられうる第2のユーザアカウントとを紐付ける紐付け情報と、前記利用権限の内容を示す権限情報とを保持し、前記少なくとも1つの支払手段の中から選択された支払手段の利用が前記第2のユーザアカウントから要求されたとき、前記紐付け情報に基づいて前記第1のユーザアカウントと前記第2のユーザアカウントとの間の関係を確認すると共に、要求された前記支払手段の利用が前記利用権限の範囲内であるかを前記権限情報に基づいて確認し、前記関係及び前記利用権限についての確認が取れたとき、要求された前記支払手段の利用についての処理を実行する、管理サーバに対し、
    前記第2のユーザアカウントのユーザが前記少なくとも1つの支払手段の中から選択した支払手段の情報と、選択された前記支払手段の利用を要求する情報とを送信する、
    ユーザ機器。
  12. 少なくとも1つの支払手段が設定された第1のユーザアカウントと、前記少なくとも1つの支払手段についての利用権限が与えられうる第2のユーザアカウントとを紐付ける紐付け情報と、前記利用権限の内容を示す権限情報とを保持し、前記少なくとも1つの支払手段の中から選択された支払手段の利用が前記第2のユーザアカウントから要求されたとき、前記紐付け情報に基づいて前記第1のユーザアカウントと前記第2のユーザアカウントとの間の関係を確認すると共に、要求された前記支払手段の利用が前記利用権限の範囲内であるかを前記権限情報に基づいて確認し、前記関係及び前記利用権限についての確認が取れたとき、要求された前記支払手段の利用についての処理を実行する、管理サーバに対し、
    前記第2のユーザアカウントのユーザが前記少なくとも1つの支払手段の中から選択した支払手段の情報と、選択された前記支払手段の利用を要求する情報とを送信する、
    処理をコンピュータに実行させる、プログラム。
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