JP2020086359A - 画像形成装置 - Google Patents

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Shunsuke Sasaki
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Tomoyoshi Sugihara
友義 杉原
秀夫 梅澤
Hideo Umezawa
秀夫 梅澤
正 宮▲崎▼
Tadashi Miyazaki
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安良 小林
Yasuyoshi Kobayashi
安良 小林
公二 江藤
Koji Eto
公二 江藤
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Tomoyuki Kikuta
智之 菊田
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Kozo Otani
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Hiroyuki Nagahama
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Abstract

【課題】臭気の種類に応じてフィルターを変更できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、収容部121と、第1検出部126と、消臭部230と、制御部21とを備える。収容部121は、用紙Pを収容する。第1検出部126は、臭気を検出できる。消臭部230は、複数種類の臭気を消臭する。制御部21は、消臭部230を制御する。第1検出部126は、収容部121に位置する。消臭部230は、複数のフィルター130と、移動部233とを含む。複数のフィルター130は、複数種類の臭気をそれぞれ消臭する。移動部233は、複数のフィルター130の内の1つ以上のフィルター130を移動する。制御部21は、臭気の種類に基づいて、複数のフィルター130から少なくとも1つのフィルター130を選択する。移動部233は、選択したフィルター130を臭気の排気経路XXに移動する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1に画像形成装置は、画像形成部と、定着部とを備える。画像形成部は、画像データに応じた静電潜像を像担持体に形成する。画像形成部は、静電潜像に基づいてトナー像を形成する。画像形成部は、トナー像を記録媒体に転写する。定着部は、トナー像を加熱し、トナーを記録媒体に溶融する。この結果、トナー像が記録媒体に定着する。定着部でトナー像を加熱すると、トナーに含有された臭気成分と記録媒体に含有された臭気成分が揮発する。
特許文献1に記載された画像形成装置は、センサーとファンとフィルターとを備える。センサーは、画像形成装置の外部に排出された記録媒体から発生する臭気を検出する。ファンは、発生した臭気を吸引する。フィルターは、臭気を消臭する。この結果、フィルターを通過した臭気が消臭される。
特開2007−147834号公報
しかしながら、フィルターが臭気に対応していない場合、画像形成装置の外部へ臭気が消臭されずに排気されるため、臭気に対応できるフィルターに交換する必要がある。特許文献1に記載の画像形成装置は、ダクトにフィルターが固定されるため、臭気の種類に対応するフィルターに変更することが困難であった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、臭気の種類に応じてフィルターを変更できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、収容部と、第1検出部と、消臭部と、制御部とを備える。前記収容部は、用紙を収容する。前記第1検出部は、臭気を検出する。前記消臭部は、複数種類の臭気を消臭する。前記制御部は、前記消臭部を制御する。前記第1検出部は、前記収容部に位置する。前記消臭部は、複数のフィルターと、移動部とを含む。前記複数のフィルターは、前記複数種類の臭気をそれぞれ消臭する。前記移動部は、前記複数のフィルターの内の1つ以上のフィルターを移動する。前記制御部は、前記臭気の種類に基づいて、前記複数のフィルターから少なくとも1つのフィルターを選択する。前記移動部は、前記選択したフィルターを前記臭気の排気経路に移動する。
本発明の画像形成装置によれば、臭気の種類に応じてフィルターを変更できる。
本発明の実施形態1に係る画像形成装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る給送部を示す図である。 本発明の実施形態1に係る給送部を示す図である。 本発明の実施形態1に係る排気装置を示す図である。 フィルターが排気経路に位置した状態を示す図である。 フィルターが排気経路に位置した別の状態を示す図である。 フィルターが排気経路に位置した更に別の状態を示す図である。 (a)は、時間tc1における第1センサーの検出結果を示す。(b)は、時間tc1における第2センサーの検出結果を示す。(c)は、時間tc1における第3センサーの検出結果を示す。 (a)は、時間tc2における第1センサーの検出結果を示す。(b)は、時間tc2における第2センサーの検出結果を示す。(c)は、時間tc2における第3センサーの検出結果を示す。 (a)は、時間tc3における第1センサーの検出結果を示す。(b)は、時間tc3における第2センサーの検出結果を示す。(c)は、時間tc3における第3センサーの検出結果を示す。 制御部が実行する処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態2に係る排気装置を示す図である。 フィルターが排気経路に位置した状態を示す図である。 フィルターが排気経路に位置した別の状態を示す図である。 フィルターが排気経路に位置した更に別の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本発明の実施形態において、X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交し、X軸及びY軸は水平方向に平行であり、Z軸は鉛直方向に平行である。
[実施形態1]
まず、図1を参照して、本発明の実施形態1に係る画像形成装置100の構成について説明する。図1は、画像形成装置100の構成を示す図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成ユニット1、画像読取ユニット2、原稿搬送ユニット3、及び操作表示部4を備える。画像形成ユニット1は、用紙Pに画像を形成する。画像読取ユニット2は、原稿Rに形成された画像を読み取り、画像情報を生成する。原稿搬送ユニット3は、原稿Rを画像読取ユニット2に搬送する。
操作表示部4は、タッチパネルと、操作ボタンとを備える。タッチパネルは、表示装置とタッチセンサーとを備える。表示装置は種々の画像を表示する。表示装置は、例えば液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)である。タッチセンサーはユーザーからの操作を受け付ける。また、操作ボタンはユーザーからの操作を受け付ける。
画像形成ユニット1は、搬送路Lと、搬送機構11、給送部12、画像形成部14、定着部15、排出部16及び排気装置20を備える。画像形成ユニット1は、搬送路Lを有する。
搬送路Lは、用紙Pを案内する。具体的には、搬送路Lは、給送部12から排出部16まで用紙Pを案内する。搬送路Lは、給送部12から排出部16にかけて設けられる。
搬送機構11は、用紙Pを搬送する。具体的には、搬送機構11は、用紙Pを画像形成部14及び定着部15を経由して排出部16まで搬送する。
搬送機構11は、搬送ローラー111と、レジストローラー112とを含む。
搬送ローラー111は、用紙Pをレジストローラー112へ搬送する。搬送ローラー111は、搬送路Lに配置される。具体的には、搬送ローラー111は、給送部12から送出された用紙Pをレジストローラー112へ搬送する。
レジストローラー112は、画像形成部14に用紙Pを搬送するタイミングを調整する。レジストローラー112は、所定の間隔で用紙Pを画像形成部14へ搬送する。レジストローラー112は、搬送路Lに配置される。レジストローラー112は、画像形成部14よりも用紙Pの搬送方向の上流側に配置される。
給送部12は、用紙Pを搬送路Lへ供給する。用紙Pは、例えば、普通紙、コピー紙、再生紙、薄紙、厚紙、光沢紙、またはOHP(Overhead Projector)用紙である。また、用紙Pは、未使用の用紙または裏紙である。未使用の用紙は、一対の主面のうちのいずれの主面にもトナーによって画像が形成されていない用紙Pを示す。裏紙は、一対の主面のうちの一方の主面にだけトナーによって画像が形成されている用紙Pを示す。
画像形成部14は、画像を用紙Pに形成する。画像形成部14は、転写部と、像担持体と、帯電部と、露光部と、現像部とを備える。
転写部は、トナー画像を用紙Pに転写する。転写部は、ローラーを含む。
像担持体は、ドラム形状であり、回転軸を有する。像担持体は、回転軸を中心に時計回りに回転する。像担持体は、外周面側に感光層を有する。
帯電部は像担持体の感光層を所定の電位に帯電する。露光部は、像担持体の感光層にレーザー光を照射して露光する。露光部は画像データに基づいて像担持体を露光する。この結果、像担持体に静電潜像が形成される。
現像部は像担持体上の静電潜像を現像する。現像部は現像ローラーを有する。現像ローラーは、像担持体にトナーを供給し、像担持体上の静電潜像を現像してトナー像を形成する。この結果、像担持体の外周面にトナー画像が形成される。
転写部は、像担持体の外周面に形成されたトナー画像を用紙Pに転写する。その結果、用紙Pにトナー画像が転写される。
定着部15は、用紙Pを加熱及び加圧し、用紙Pに形成された画像を用紙Pに定着する。定着部15は、加熱ローラー151と加圧ローラー152と温度測定部153を含む。加熱ローラー151は、回転軸を有する円筒形状を有しており、回転軸を中心に回転する。加熱ローラー151は加熱装置によって加熱される。加熱装置は、例えば、ハロゲンヒーターである。加熱装置は、加熱ローラー151の内側に配置されて、加熱ローラー151を加熱する。
加圧ローラー152は、回転軸を有する円筒形状を有しており、回転軸を中心に回転する。なお、加圧ローラー152の回転軸は加熱ローラー151の回転軸と略平行である。
加熱ローラー151は加圧ローラー152に押圧され、加熱ローラー151と加圧ローラー152との間にニップ部Nfが形成される。用紙Pは加熱ローラー151と加圧ローラー152との間のニップ部Nfを通過する。用紙Pがニップ部Nfを通過する際に、加熱ローラー151は、用紙Pの両面のうちトナー像の形成された面と接触してトナー像を用紙Pに定着させる。
排出部16は、用紙Pを画像形成装置100の外部へ排出する。定着部15がトナー像を用紙Pに定着させた後、搬送機構11は用紙Pを排出部16にまで搬送し、排出部16はトナー像の定着した用紙Pを画像形成装置100の外部に排出する。
排気装置20は、画像形成装置100から発生した臭気を画像形成装置100の外部へ排気する。図1では、排気装置20は、定着部15に対して紙面の手前側に位置する。排気装置20の詳細は後述する。
制御部21は、画像形成装置100の動作を制御する。制御部21は、プロセッサーと記憶部とを備える。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)を備える。記憶部は、半導体メモリーのようなメモリーを備え、HDD(Hard Disk Drive)を備えてもよい。記憶部は、制御プログラムを記憶している。プロセッサーは、制御プログラムを実行して、搬送機構11、給送部12、画像形成部14、定着部15、排出部16及び排気装置20を制御する。
次に、図1〜図3を参照して、給送部12を詳しく説明する。図2は、本発明の実施形態1の給送部12を示す。図3は、本発明の実施形態1の給送部12を示す。
図2に示すように、給送部12は、収容部121と、昇降板122と、付勢部材125と、熱源124と、給送ローラー123と、第1検出部126と、ファン119とを備える。
収容部121は、用紙Pを収容する。収容部121は、定着部15よりも用紙Pの搬送方向の上流側に位置する。収容部121は、用紙カセットである。収容部121には、昇降板122と、付勢部材125と、熱源124とが配置される。収容部121は、底部と、底部から立設された側壁とを備える。
昇降板122は、上昇または下降する。したがって、昇降板122に載置された用紙Pも昇降または下降する。つまり、昇降板122は、用紙Pを昇降する。昇降板122は、第1面122aと第2面122bとを有する。第1面122aは、用紙Pが載置される面を示す。第2面122bは、第1面122aの裏面である。昇降板122は、付勢部材125と、第1位置決め部材128と、第2位置決め部材129とを備える。
付勢部材125は、昇降板122を収容部121の底部から給送ローラー123に向けて付勢する。付勢部材125は、第2面122bと当接する。付勢部材125が昇降板122を付勢することで、昇降板122の載置面に載置された用紙Pが給送ローラー123と当接する。
第1位置決め部材128は、昇降板122に載置された用紙Pの端部を揃える。具体的には、第1位置決め部材128は、用紙Pのうちの搬送方向の上流側に位置する端部を揃える。収容部121における用紙Pの搬送方向は、方向Aに沿う方向を示す。方向Aは、水平方向Yと平行な方向を示す。方向Aは、方向A1と方向A2とを含む。方向A1は、用紙Pの搬送方向の上流を示す。方向A2は、用紙Pの搬送方向の下流を示す。用紙Pのサイズに合わせて第1位置決め部材128を移動させることで、用紙Pを給送ローラー123と昇降板122との間に位置させることが可能となる。
第2位置決め部材129は、昇降板122に載置された用紙Pの端部を揃える。具体的には、第2位置決め部材129は、用紙Pのうちの搬送方向に直交する方向に位置する端部を揃える。
熱源124は、用紙Pを加熱する。具体的には、熱源124は、収容部121に収容された用紙Pを加熱する。更に具体的には、熱源124は、昇降板122の第1面122aに載置された用紙Pを加熱する。
熱源124は、昇降板122の第2面122bに位置する。したがって、熱源124は、昇降板122の第2面122b側から昇降板122の第1面122aに載置された用紙Pを加熱する。この結果、熱源124が用紙Pと直接接触することを抑制できる。
熱源124は、給送ローラー123の近傍に位置する。給送ローラー123の近傍に熱源124が位置することで、用紙Pのサイズにかかわらず、熱源124が用紙Pを加熱できる。用紙Pのサイズに合わせて第1位置決め部材128を移動させることで、用紙Pは給送ローラー123と昇降板122との間に位置する。したがって、熱源124の位置に用紙Pが位置する。この結果、熱源124が用紙Pを加熱できる。
また、昇降板122の第1面122aには、用紙Pが複数載置され得る。昇降板122に積載された複数の用紙Pを熱源124が加熱する場合、1枚の用紙Pを加熱するよりも臭気の発生量が多くなる。この結果、臭気の検出が容易となる。
また、収容部121に収容されている用紙Pと異なる種類の用紙Pが収容部121に補給される場合、収容部121に収容されている用紙Pから発生する臭気と異なる臭気が発生し得る。したがって、熱源124は、収容部121に用紙Pが補給された時に用紙Pを加熱する。具体的には、熱源124は、収容部121が画像形成装置100から引き出された後に収容部121が画像形成装置100に再度装着された時に用紙Pを加熱する。なお、熱源124は、収容部121が画像形成装置100に再度装着された時から所定時間だけ用紙Pを加熱してもよい。
給送ローラー123は、収容部121から用紙Pを1枚ずつ繰り出す。具体的には、給送ローラー123は、昇降板122に積載された複数の用紙Pのうちの最上部に位置する用紙Pを1枚ずつ繰り出す。給送ローラー123によって繰り出された用紙Pは、搬送路Lへ案内される。給送ローラー123は、用紙Pの上方に位置する。
第1検出部126は、臭気を検出する。具体的には、第1検出部126は、収容部121に収容された用紙Pから発生する臭気を検出する。更に具体的には、第1検出部126は、収容部121に収容された用紙Pから発生する複数種類の臭気を検出する。
また、第1検出部126は、用紙Pの上方に位置する。具体的には、第1検出部126は、給送ローラー123の近傍に配置される。
なお、第1検出部126を収容部121内のいずれかに配置してもよい。収容部121内で熱源124が発生させた臭気は、収容部121内に充満する。この結果、第1検出部126は、収容部121内に配置されていれば、臭気を検出できる。
ファン119は、回転する。具体的には、ファン119が有する羽根が回転する。ファン119は回転することで、臭気を第1検出部126に案内する。
給送部12は、移動機構と、第2検出部127とを更に備える。
移動機構は、収容部121を方向Aに沿って移動させる。
移動機構は、ガイドレール(不図示)を備える。ガイドレールは、収容部121を案内する。ガイドレールは、収容部121を第1位置と第2位置とに案内する。したがって、移動機構は、収容部121を第1位置と第2位置との間で移動させる。第1位置は、収容部121が画像形成装置100から露出する位置である。収容部121が方向A1へ移動する場合、収容部121が画像形成装置100から露出する。第2位置は、収容部121が画像形成装置100から露出しない位置である。収容部121が方向A2へ移動する場合、収容部121は画像形成装置100から露出しない。
第2検出部127は、収容部121が画像形成装置100に装着されたことを検出する。第2検出部127は、収容部121が画像形成装置100から引き出された後に収容部121が画像形成装置100に再度装着されたことを検出する。第2検出部127は、例えば、プッシュスイッチである。第2検出部127の検出結果は、制御部21に出力される。
第2検出部127は、ON状態とOFF状態とに切り替わる。収容部121が第2検出部127と当接することで、第2検出部127がON状態となる。収容部121が第2検出部127と当接する場合、収容部121が第1位置に位置する。収容部121が第2検出部127から離間することで、第2検出部127がOFF状態となる。収容部121が第2検出部127から離間する場合、収容部121が第2位置に位置する。
次に図3を参照して、第1検出部126を詳しく説明する。第1検出部126は、複数種類の臭気のうちの第1臭気と第2臭気とを検出する。
第1臭気は、用紙Pから発生する臭気である。具体的には、第1臭気は、用紙P自体から発生する臭気である。例えば、用紙Pを生成する過程で使用された薬品が残留する用紙Pを熱源124が加熱する場合、用紙P自体から第1臭気が発生する。第1臭気は、例えば、アルデヒド系の臭気成分を含む。
第2臭気は、トナーから発生する臭気である。具体的には、第2臭気は、用紙Pのトナー画像を形成するトナーから発生する臭気である。例えば、第2臭気は、用紙Pのトナー画像を形成するトナーが熱源124で加熱されることで発生する。第2臭気は、例えば、高分子から発生する臭気成分を含む。別の第2臭気は、例えば、硫黄系の臭気成分を含む。また、別の第2臭気は、例えば、腐敗、発酵臭の臭気成分を含む。
第1検出部126は、複数のセンサー130を含む。以下、複数のセンサー130のうちの1つのセンサー130を第1センサー130aと記載する場合がある。複数のセンサー130のうちの他の1つのセンサー130を第2センサー130bと記載する場合がある。複数のセンサー130のうちの更に他の1つのセンサー130を第3センサー130cと記載する場合がある。
第1センサー130aは、複数種類の臭気のうちの第1臭気(以下、「第1臭気SM1」と記載する場合がある。)を検出する。実施形態1では、第1センサー130aは、アルデヒド系の臭気成分を含む第1臭気SM1を検出する。
第2センサー130bは、複数種類の臭気のうちの第2臭気(以下、「第2臭気SM21」と記載する。)を検出する。実施形態1では、第2センサー130bは、高分子から発生する臭気成分を含む第2臭気SM21を検出する。
第3センサー130cは、複数種類の臭気のうちの第2臭気(以下、「第2臭気SM22」と記載する。)を検出する。第2臭気SM22は第2臭気SM21と異なる。実施形態1では、第3センサー130cは、硫黄系の臭気成分を含む第2臭気SM22を検出する。
なお、複数のセンサー130のうちの1つのセンサー130は、腐敗、発酵臭の臭気成分を含む第2臭気SM2を検出してもよい。
なお、第2臭気SM21と第2臭気SM22とを区別して説明する必要のないときは、第2臭気SM21と第2臭気SM22とを総称して、「第2臭気SM2」と記載する。
第1センサー130aと第2センサー130bと第3センサー130cとによって、複数種類の臭気を検出できる。
次に、図1と図4とを参照して、排気装置20を詳しく説明する。図4は、排気装置20を示す図である。排気装置20は、ダクト210と、消臭部230と、ファン240とを備える。
ダクト210は、画像形成装置100から発生した臭気を画像形成装置100の外部へ案内する。ダクト210は筒状である。ダクト210は、吸気口211と、排気口212とを含む。ダクト210は、吸気口211から排気口212まで延在する。
吸気口211は、定着部15から発生した臭気が流入する開口である。排気口212は、ダクト210から画像形成装置100の外部へ臭気が流出する開口である。臭気は、吸気口211からダクト210の内部に流入して、排気口212から流出することで画像形成装置100の外部へ放出される。ダクト210の内部空間が臭気の排気経路XXである。つまり、排気経路XXは、吸気口211から排気口212までの経路を示す。
ダクト210及び排気経路XXは所定方向DXに沿って延びる。実施形態1では、所定方向DXは、用紙Pの搬送方向CDに略直交し、加熱ローラー151(図1)の回転軸に略平行である。所定方向DXは、「第2方向」の一例に相当する。所定方向DXは、方向D1と方向D2とを含む。方向D1は、吸気口211から排気口212に向かう方向を示す。臭気は、ファン240によって方向D1に移動する。方向D1を「排気方向D1」と記載する場合がある。方向D2は、排気口212から吸気口211に向かう方向を示す。方向D1は、方向D2の反対方向である。
消臭部230は臭気を消臭する。具体的には、消臭部230は複数種類の臭気を消臭する。本明細書において、「消臭」は、臭気を除去または緩和することを示す。消臭部230は定着部15よりも臭気の排気方向D1の下流側に位置する。この結果、消臭部230は、定着部15による加熱によって、用紙Pから発生する第1臭気SM1とトナーから発生する第2臭気SM2とを消臭できる。
消臭部230は、複数のフィルター236と、保持部232とを含む。複数のフィルター236は複数種類の臭気をそれぞれ消臭する。保持部232はフィルター236を保持する。
ファン240は回転する。具体的には、ファン240が有する羽根が回転する。そして、ファン240は、吸気口211から定着部15の空気を吸引し、ダクト210に空気を送気する。ファン240は、吸気口211から排気口212に向かう風を発生させる。この結果、ファン240は、臭気を排気方向D1へ移動させて、臭気を画像形成装置100の外部へ送出する。ファン240は、消臭部230と排気口212との間に配置される。ファン240は、臭気の排気経路XXにおいて定着部15よりも臭気の排気方向D1の下流側に位置する。この結果、ファン240は、定着部15から発生した臭気を吸引してダクト210に案内する。更に、ファン240は、臭気を排気口212から排気する。
次に、図5〜図7を参照して、消臭部230を詳細に説明する。図5は、フィルター236が排気経路XXに位置した状態を示す図である。図6は、フィルター236が排気経路XXに位置した別の状態を示す図である。図7は、フィルター236が排気経路XXに位置した更に別の状態を示す図である。
消臭部230は複数のフィルター236を含む。複数のフィルター236は、互いに異なる種類の臭気をそれぞれ消臭する。複数のフィルター236は、所定方向DXに交差するように配列される。具体的には、複数のフィルター236は、排気方向D1に交差するように配列される。この結果、複数のフィルター236のうち臭気の排気経路XXに位置したフィルター236を臭気が通過する。
保持部232は、複数のフィルター236を保持する。保持部232は、方向DYに沿って配列される。したがって、保持部232に保持された複数のフィルター236は、方向DYに沿って配列される。また、保持部232は、複数のフィルター236が方向DYに並ぶように保持する。方向DYは、臭気の排気経路XXが延びる所定方向DXに対して交差する方向を示す。実施形態1では、方向DYは、所定方向DXに略直交する方向を示す。方向D3は、方向DYに平行な方向を示す。方向D4は、方向DYに平行な方向を示す。方向D3と方向D4とは、互いに反対方向を示す。
なお、保持部232は、方向DZに沿って配列されてもよい。方向DZは、所定方向DXと方向DYとに対して略直交する方向を示す。保持部232が方向DZに沿って配列される場合、保持部232に保持された複数のフィルター236は、方向DZに沿って配列される。また、保持部232は、複数のフィルター236が方向DZに並ぶように保持する。
以下、複数のフィルター236のうちの1つのフィルター236を第1フィルター236aと記載する場合がある。複数のフィルター236のうちの他の1つのフィルター236を第2フィルター236bと記載する場合がある。複数のフィルター236のうちの更に他の1つのフィルター236を第3フィルター236cと記載する場合がある。
第1フィルター236aは、第1臭気SM1を消臭する。第1フィルター236aは、通気性を有する。第1フィルター236aは、複数の層を備える。
実施形態1では、第1臭気SM1はアルデヒド系の臭気成分を含むため、第1フィルター236aの複数の層のうちの1つは、セピオライトを含む。セピオライトは、アルデヒド系の臭気成分を消臭する。なお、第1フィルター236aは、第1臭気SM1を消臭する単数の層を含んでいてもよい。
第2フィルター236bは、第2臭気SM2を消臭する。第2フィルター236bは、通気性を有する。第2フィルター236bは、複数の層を備える。
実施形態1では、第2フィルター236bは、第2臭気SM21を消臭する。実施形態1では、第2臭気SM21は高分子から発生する臭気成分を含むため、第2フィルター236bの複数の層のうちの1つは、ヤシガラ活性炭を含む。ヤシガラ活性炭は、高分子から発生する臭気成分を消臭する。なお、第2フィルター236bは、第2臭気SM21を消臭する単数の層を含んでいてもよい。
なお、例えば、第2フィルター236bは、第2臭気SM22を消臭してもよい。実施形態1では、第2臭気SM22は硫黄系の臭気成分を含むため、第2フィルター236bの複数の層のうちの1つは、ヨウ素炭を含む。ヨウ素炭は、硫黄系の臭気成分を消臭する。なお、第2フィルター236bは、第2臭気SM22を消臭する単数の層を含んでいてもよい。
第3フィルター236cは、第1臭気SM1と第2臭気SM2とを消臭する。第3フィルター236cは、通気性を有する。第3フィルター236cは、複数の層を備える。
第3フィルター236cの複数の層のうちの1つは、第1臭気SM1を消臭する層を含む。例えば、第3フィルター236cの複数の層のうちの1つは、セピオライトを含む。
また、第3フィルター236cの複数の層のうちの1つは、第2臭気SM2を消臭する層を含む。
実施形態1では、例えば、第3フィルター236cの複数の層のうちの1つは、ヨウ素炭を含む。この場合、第3フィルター236cは、セピオライトを含む層とヨウ素炭を含む層とを有するため、第2臭気SM22だけでなく、第1臭気SM1も消臭できる。したがって、第3フィルター236cは、複数種類の臭気を一括して消臭できる。
なお、例えば、第3フィルター236cの複数の層のうちの1つは、ヤシガラ活性炭を含んでもよい。第3フィルター236cは、セピオライトを含む層とヤシガラ活性炭を含む層とを有するため、第2臭気SM21だけでなく、第1臭気SM1も消臭できる。したがって、第3フィルター236cは、複数種類の臭気を一括して消臭できる。
なお、例えば、第3フィルター236cの複数の層にうちの1つは、デオケムCを含んでもよい。第3フィルター236cは、セピオライトを含む層とデオケムCを含む層とを有するため、第2臭気SM2だけでなく、第1臭気SM1も消臭できる。したがって、第3フィルター236cは、複数種類の臭気を一括して消臭できる。
また、例えば、第3フィルター236cは、第1臭気SM1を消臭する層と第2臭気SM21を消臭する層と第2臭気SM22を消臭する層とを含んでもよい。この結果、第3フィルター236cは、複数種類の臭気を一括して消臭できる。なお、フィルター236の層が増やすことで通気性が低下し、臭気の消臭効率が低下する場合、1つの層のみのフィルター236を使用してもよい。
消臭部230は移動部233を更に含む。移動部233は、保持部232を移動する。移動部233は、保持部232を移動させることで、複数のフィルター236を移動させる。具体的には、移動部233は、複数のフィルター236のうちの1つ以上のフィルター236を移動する。実施形態1では、移動部233は、複数のフィルター236のうちの1つのフィルター236を排気経路XXに移動する。この結果、排気経路XXに移動したフィルター236は、対応する臭気を消臭する。
また、移動部233は保持部232を方向DYに沿って移動させる。移動部233は、236複数のフィルター236を保持した保持部232を移動させることで、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとの各々を方向DYに沿って移動できる。
なお、保持部232が複数のフィルター236が方向DZに並ぶように保持する場合は、方向DZに沿って保持部232を移動部233が移動させることで、複数のフィルター236の各々を方向DZに沿って移動してもよい。方向DZは、所定方向DXと方向DYとに対して略直交する方向を示す。
移動部233は、駆動源(図示せず)と、ピニオン234と、ラック235とを備える。駆動源は、ピニオン234を回転させる。駆動源は、ピニオン234を正転方向と逆転方向とに回転させる。実施形態1では、正転方向は時計回りの方向を示し、逆転方向は反時計回りの方向を示す。駆動源は、制御部21によって制御される。ピニオン234は、ラック235と噛み合う。ピニオン234は、円形歯車である。ラック235は、ピニオン234と噛み合う。ラック235は、保持部232に固定される。例えば、ラック235は、保持部232の上端部に固定される。
ピニオン234とラック235とが噛み合うことで、ピニオン234の回転方向に応じて保持部232が方向DYの方向に沿って移動する。
ピニオン234が正転方向に回転する場合、保持部232は方向D4側へ移動する。例えば、保持部232は、図5に示す保持部232の位置から図6に示す保持部232の位置まで移動する。図5では、第1フィルター236aが臭気の排気経路XXに位置する。図6では、第2フィルター236bが臭気の排気経路XXに位置する。
ピニオン234が逆転方向に回転する場合、保持部232は方向D3へ移動する。例えば、保持部232は、図6に示す保持部232の位置から図5に示す保持部232の位置まで移動する。図6では、第3フィルター236cが臭気の排気経路XXに位置する。
以上、図1〜図9を参照して説明したように、本実施形態によれば、第1検出部126の検出した臭気の種類に基づいて、制御部21は、複数のフィルター236から1つのフィルター236を選択できる。したがって、臭気の種類に応じたフィルター236を制御部21が選択できる。そして、制御部21は、選択したフィルター236を臭気の排気経路XXに移動部233が移動するように、移動部233を制御できる。したがって、制御部21は臭気に対応するフィルター236を排気経路Xに移動させることができる。この結果、臭気の排気経路XXに位置するフィルター236を臭気の種類に応じて変更できる。
また、本実施形態によれば、第1検出部126は、収容部121に収容された用紙Pから発生する複数種類の臭気を検出する。したがって、定着部15が用紙Pを加熱する前に、第1検出部126の検出結果を制御部21に出力できる。このため、制御部21がフィルター236を選択するタイミングが、定着部15から臭気が発生するタイミングより早くなる。そして、制御部21がフィルター236を移動させるタイミングが、定着部15から臭気が発生するタイミングより早くなる。したがって、定着部15が用紙Pを加熱する前に臭気を消臭する準備を行える。この結果、フィルター236が臭気の排気経路XXに移動する前に、臭気が画像形成装置100の外部に排出されることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、収容部121に収容された用紙Pを熱源124が加熱する。したがって、熱源124が用紙Pを加熱できる。熱源124が用紙Pを加熱することで、臭気を更に発生させる。この結果、第1検出部126の出力値を示すピークがより明確になり、第1検出部126の検知精度が向上する。
また、本実施形態によれば、熱源124は、収容部121が画像形成装置100から引き出された後に収容部121が画像形成装置100に再度装着された時に用紙Pを加熱する。したがって、用紙Pが収容部121に補給され、収容部121が画像形成装置100に再度装着された時に用紙Pを加熱できる。この結果、収容部121に収容された用紙Pから発生する臭気と補給された用紙Pから発生する臭気との臭気の種類が異なる場合、早期に臭気を発生させて臭気の種類に応じてフィルター236を変更できる。
また、本実施形態によれば、熱源124と第1検出部126とは、収容部121に位置する。したがって、熱源124と第1検出部126とは、近い位置に配置されることとなる。第1検出部126が熱源124の近くに配置されるので、第1検出部126の検知精度が向上する。
また、本実施形態によれば、第1検出部126は、用紙Pの上方に位置する。したがって、熱源124によって温められた空気と共に上昇する臭気を第1検出部126が検出できる。この結果、第1検出部126が臭気を容易に検出できる。
また、本実施形態によれば、ファン119は、第1検出部126に近接する位置に配置される。したがって、ファン119は、臭気を第1検出部126に案内できる。この結果、第1検出部126が臭気を容易に検出できる。
次に、図1〜図10を参照して、制御部21が複数のフィルター236から少なくとも1つのフィルター236を選択する処理を説明する。
図8は、時間tc1における第1検出部126のセンサー130の検出結果(出力値)を示す図である。図8では、縦軸がセンサー130の出力値を示し、横軸が時間を示す。図8(a)は、時間tc1における第1センサー130aの検出結果(出力値)を示す。図8(b)は、時間tc1における第2センサー130bの検出結果(出力値)を示す。図8(c)は、時間tc1における第3センサー130cの検出結果(出力値)を示す。図8では、未使用の用紙Pを熱源124が加熱している。
図8(a)に示すように、時間tc1における第1センサー130aの出力値は、ピーク値を示す。したがって、第1センサー130aは第1臭気SM1を検出している。図8(b)に示すように、時間tc1における第2センサー130bの出力値は略ゼロである。したがって、第2センサー130bは、第2臭気SM21を検出していない。図8(c)に示すように、時間tc1における第3センサー130cの出力値は略ゼロである。したがって、第3センサー130cは、第2臭気SM22を検出していない。
第1センサー130aの検出結果(出力値)と第2センサー130bの検出結果(出力値)と第3センサー130cの検出結果(出力値)との各々は、制御部21に出力される。センサー130の検出した臭気の種類に基づいて、制御部21は、複数のフィルター236から1つのフィルター236を選択する。この結果、臭気の種類に応じたフィルター236を制御部21が選択できる。そして、制御部21は、選択したフィルター236を臭気の排気経路XXに移動部233が移動するように、移動部233を制御する。したがって、制御部21は臭気に対応するフィルター236を排気経路Xに移動させることができる。この結果、臭気の排気経路XXに位置するフィルター236を臭気の種類に応じて変更できる。
また、収容部121は、定着部15よりも用紙Pの搬送方向の上流側に位置するため、センサー130も定着部15よりも用紙Pの搬送方向の上流側に位置する。このため、定着部15が用紙Pを加熱する前に、センサー130の検出結果(出力値)を制御部21に出力できる。したがって、定着部15が用紙Pを加熱する前に臭気を消臭する準備を行える。この結果、フィルター236が臭気の排気経路XXに移動する前に、臭気が画像形成装置100の外部に排出されることを抑制できる。
特に、第1センサー130aが第1臭気SM1を検出する場合、制御部21は、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとの内から第1フィルター236aを選択する。そして、制御部21は、第1フィルター236aを排気経路XXに移動する。
例えば、図8に示すように、第1センサー130aが第1臭気SM1を検出する場合、制御部21は、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとのうちから第1フィルター236aを選択する。そして、制御部21は、第1フィルター236aを排気経路XXに移動する。
制御部21は、図5に示すように、移動部233が第1フィルター236aを臭気の排気経路XXに移動するように、移動部233を制御する。例えば、第1フィルター236aが図6に示す位置にある場合、制御部21は移動部233のピニオン234を逆転方向に回転させて、保持部232を方向D3に向かってへ移動させる。保持部232の移動に伴って、第1フィルター236aは、図6に示す位置から図5に示す位置に移動する。したがって、第1フィルター236aが臭気の排気経路XXに移動する。
すなわち、センサー130が複数種類の臭気のうちの第1臭気SM1を検出した場合、制御部21は複数のフィルター236から第1臭気SM1を消臭する第1フィルター236aを選択する。そして、移動部233は、第1フィルター236aを排気経路XXに移動する。つまり、臭気の排気経路XXに位置するフィルター236を、第1フィルター236aに変更できる。この結果、第1臭気SM1を消臭できる。
また、第1センサー130aは、定着部15よりも用紙Pの搬送方向の上流側に位置するため、定着部15が用紙Pを加熱する前に、第1センサー130aの検出結果(出力値)を制御部21に出力できる。したがって、定着部15が用紙Pを加熱する前に第1臭気SM1を消臭する準備を行える。この結果、第1フィルター236aが臭気の排気経路XXに移動する前に、第1臭気SM1が画像形成装置100の外部に排出されることを抑制できる。
図9は、時間tc2における第1検出部126のセンサー130の検出結果(出力値)を示す図である。図9では、縦軸がセンサー130の出力値を示し、横軸が時間を示す。図9(a)は、時間tc2における第1センサー130aの検出結果(出力値)を示す。図9(b)は、時間tc2における第2センサー130bの検出結果(出力値)を示す。図9(c)は、時間tc2における第3センサー130cの検出結果(出力値)を示す。図9では、裏紙を熱源124が加熱している。
図9(a)に示すように、時間tc2における第1センサー130aの出力値は、出力値は略ゼロである。したがって、第1センサー130aは第1臭気SM1を検出していない。図9(b)に示すように、時間tc2における第2センサー130bの出力値はピーク値を示す。したがって、第2センサー130bは、第2臭気SM21を検出している。図9(c)に示すように、時間tc2における第3センサー130cの出力値は略ゼロである。したがって、第3センサー130cは、第2臭気SM22を検出していない。
第1センサー130aの検出結果(出力値)と第2センサー130bの検出結果(出力値)と第3センサー130cの検出結果(出力値)との各々は、制御部21に出力される。第2センサー130bが第2臭気SM21を検出する場合、制御部21は第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとの内から第2フィルター236bを選択する。そして、制御部21は、第2フィルター236bを排気経路XXに移動する。
制御部21は、図6に示すように、移動部233が第2フィルター236bを臭気の排気経路XXに移動するように、移動部233を制御する。例えば、第2フィルター236bが図5に示す位置にある場合、制御部21は移動部233のピニオン234を正転方向に回転させて、保持部232を方向D4に向かってへ移動させる。保持部232の移動に伴って、第2フィルター236bは、図5に示す位置から図6に示す位置に移動する。したがって、第2フィルター236bが臭気の排気経路XXに移動する。
すなわち、センサー130が複数種類の臭気のうちの第2臭気SM21を検出した場合、制御部21は複数のフィルター236から第2臭気SM21を消臭する第2フィルター236bを選択する。そして、移動部233は、第2フィルター236bを排気経路XXに移動する。したがって、臭気の排気経路XXに位置するフィルター236を、第2フィルター236bに変更できる。この結果、第2臭気SM21を消臭できる。
また、第2センサー130bは、定着部15よりも用紙Pの搬送方向の上流側に位置するため、定着部15が用紙Pを加熱する前に、第2センサー130bの検出結果(出力値)を制御部21に出力できる。したがって、定着部15が用紙Pを加熱する前に第2臭気SM21を消臭する準備を行える。この結果、第2フィルター236bが臭気の排気経路XXに移動する前に、臭気が画像形成装置100の外部に排出されることを抑制できる。
図10は、時間tc3における第1検出部126のセンサー130の検出結果(出力値)を示す図である。図10では、縦軸がセンサー130の出力値を示し、横軸が時間を示す。図10(a)は、時間tc3における第1センサー130aの検出結果(出力値)を示す。図10(b)は、時間tc3における第2センサー130bの検出結果(出力値)を示す。図10(c)は、時間tc3における第3センサー130cの検出結果(出力値)を示す。図10では、裏紙を熱源124が加熱している。
図10(a)に示すように、時間tc3における第1センサー130aの出力値はピーク値となっている。したがって、第1センサー130aは第1臭気SM1を検出している。図10(b)に示すように、時間tc3における第2センサー130bの出力値は略ゼロである。したがって、第2センサー130bは、第2臭気SM21を検出していない。図10(c)に示すように、時間tc3における第3センサー130cの出力値はピーク値を示す。したがって、第3センサー130cは、第2臭気SM22を検出している。つまり、センサー130は、第1臭気SM1だけでなく、第2臭気SM22も検出できる。
第1センサー130aの検出結果(出力値)と第2センサー130bの検出結果(出力値)と第3センサー130cの検出結果(出力値)との各々は、制御部21に出力される。第1センサー130aが第1臭気SM1を検出し、第3センサー130cが第2臭気SM22を検出する場合、制御部21は第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとのうちから第3フィルター236cを選択する。
制御部21は、図7に示すように、移動部233が第3フィルター236cを臭気の排気経路XXに移動するように、移動部233を制御する。例えば、第3フィルター236cが図5に示す位置にある場合、制御部21は移動部233のピニオン234を正転方向に回転させて、保持部232を方向D4に向かって移動させる。保持部232の移動に伴って、第3フィルター236cは、図5に示す位置から図7に示す位置に移動する。したがって、臭気の排気経路XXに位置するフィルター236を、第3フィルター236cに変更できる。
すなわち、センサー130が複数種類の臭気のうちの第1臭気SM1と第2臭気SM22とを検出した場合、制御部21は複数のフィルター236から第1臭気SM1と第2臭気SM22とを消臭する第3フィルター236cを選択する。そして、移動部233は、第3フィルター236cを排気経路XXに移動する。この結果、第1臭気SM1と第2臭気SM22との各々を消臭できる。つまり、消臭部230は、複数種類の臭気を消臭できる。
また、第1センサー130aと第3センサー130cとは、定着部15よりも用紙Pの搬送方向の上流側に位置するため、定着部15が用紙Pを加熱する前に、第1センサー130aの検出結果(出力値)と第3センサー130cの検出結果(出力値)とを制御部21に出力できる。したがって、定着部15が用紙Pを加熱する前に第1臭気SM1と第2臭気SM22とを消臭する準備を行える。この結果、第3フィルター236cが臭気の排気経路XXに移動する前に、臭気が画像形成装置100の外部に排出されることを抑制できる。
次に、図1〜図11を参照して、制御部21が実行する処理のフローチャートを説明する。図11は、制御部21が実行する処理のフローチャートを示す図である。図11は、ステップS31〜ステップS41を含む。
ステップS31において、制御部21は、収容部121が装着されたか否かを判定する。具体的には、制御部21は、第2検出部127がON状態であるか否かを判定する。収容部121が装着されていない場合(ステップS31において、No)、処理は、ステップS31繰り返す。収容部121が装着された場合(ステップS31において、Yes)、処理は、ステップS33に進む。
ステップS33において、制御部21は、熱源124が用紙Pを加熱するように、熱源124を制御する。熱源124が用紙Pを加熱することで、用紙Pから第1臭気SM1が発生する。また、用紙Pにトナーを用いて画像が形成されていた場合は、熱源124が用紙Pを加熱することで、用紙Pから第1臭気SM1が発生し、トナーから第2臭気SM2が発生する。処理は、ステップS35に進む。
ステップS35において、制御部21は、第1検出部126のから検出結果(出力値)を取得する。具体的には、制御部21は、第1センサー130aと第2センサー130bと第3センサー130cとの各々から検出結果(出力値)を取得する。処理は、ステップS37に進む。
ステップS37において、制御部21は、第1検出部126のセンサー130が検出した臭気の種類に基づいて、フィルター236を選択する。具体的には、図8に示すように、第1センサー130aが臭気を検出する場合、制御部21は、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとの内から、第1フィルター236aを選択する。また、図9に示すように、第1センサー130aと第2センサー130bとが臭気を検出する場合、制御部21は、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとの内から、第2フィルター236bを選択する。また、図10に示すように、第1センサー130aと第3センサー130cとが臭気を検出する場合、制御部21は、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとの内から、第3フィルター236cを選択する。処理は、ステップS39に進む。
ステップS39において、制御部21は、複数のフィルター236からステップS37で選択したフィルター236を臭気の排気経路XXに移動するように、移動部233を制御する。具体的には、第1センサー130aが第1臭気SM1を検出する場合、第1フィルター236aを臭気の排気経路XXに移動する。この結果、第1臭気SM1を除去または緩和できる。また、第2センサー130bが第2臭気SM21を検出する場合、第2フィルター236bを臭気の排気経路XXに移動する。この結果、第2臭気SM2を消臭できる。また、第1臭気SM1と第2臭気SM2とを検出する場合、第3フィルター236cを臭気の排気経路XXに移動する。この結果、第1臭気SM1と第2臭気SM2との各々を消臭できる。
ステップS41において、制御部21は、定着部15が用紙Pにトナー画像を定着するように、定着部15を制御する。処理は、終了する。
[実施形態2]
次に、図12と図13とを参照して、実施形態2に係る排気装置20を説明する。実施形態2に係る排気装置20は、複数のフィルター236が排気方向D1に交差するように配列される点で主に実施形態1に係る排気装置20と異なる。実施形態2に係る画像形成装置100のその他の構成は、実施形態1に係る画像形成装置100の構成と同様である。同様の構成については、適宜説明を省略する。以下、主に実施形態2が実施形態1と異なる点を説明する。
図12は、実施形態2に係る排気装置20を示す図である。図12に示すように、実施形態2に係る排気装置20は、消臭部230を備える。消臭部230は、所定方向DXに沿って配列される。
図13は、フィルター236が臭気の排気経路XXに位置した状態を示す図である。消臭部230は、複数のフィルター236と、保持部232と、移動部233とを含む。
複数のフィルター236は複数種類の臭気をそれぞれ消臭する。複数のフィルター236は、第2方向に沿って配列される。複数のフィルター236は、所定方向DXに交差するように配列される。具体的には、複数のフィルター236は、排気方向D1に交差するように配列される。この結果、臭気の排気経路XXに位置した1つ以上のフィルター236を臭気が通過する。
保持部232は、複数のフィルター236を保持する。保持部232は、排気方向D1に交差するように配列される。
移動部233は、保持部232を移動する。移動部233は、保持部232を移動させることで、複数のフィルター236を移動させる。具体的には、移動部233は、複数のフィルター236のうちの1つ以上のフィルター236を第1方向に沿って移動する。実施形態2では、移動部233は、1つ以上のフィルター236を方向DYに沿って移動する。したがって、移動部233は、1つ以上のフィルター236を臭気の排気経路XXに位置させることができる。
次に、図12と図13とに基づいて、実施形態2の保持部232と移動部233とについて、詳しく説明する。保持部232は、第1保持部232aと、第2保持部232bと、第3保持部232cとを含む。第1保持部232aと第2保持部232bと第3保持部232cとは、所定方向DXに沿って配列される。
第1保持部232aは、複数のフィルター236のうちの第1フィルター236aを保持する。第1保持部232aは、第2保持部232bに対して方向D2側に位置する。第1保持部232aは、センサー130と第2保持部232bとの間に位置する。
第2保持部232bは、複数のフィルター236のうちの第2フィルター236bを保持する。第2保持部232bは、第3消臭部230cに対して方向D2側に位置する。第2保持部232bは、第1保持部232aと第3保持部232cとの間に位置する。
第3保持部232cは、複数のフィルター236のうちの第3フィルター236cを保持する。第3保持部232cは、ファン240に対して方向D2側に位置する。第3保持部232cは、第2保持部232bとファン240との間に位置する。
次に、図13〜図15を参照して移動部233を詳しく説明する。図14は、フィルター236が臭気の排気経路XXに位置した別の状態を示す図である。図15は、フィルター236が臭気の排気経路XXに位置した更に別の状態を示す図である。移動部233は、第1移動部233aと、第2移動部233bと、第3移動部233cとを含む。
第1移動部233aは、第1フィルター236aを保持した第1保持部232aを移動させる。具体的には、制御部21は、第1センサー130aの検出結果(出力値)に基づいて、複数のフィルター236から、第1フィルター236aを選択する。そして、制御部21が選択した第1フィルター236aを臭気の排気経路XXに第1移動部233aが移動するように、制御部21は移動部233を制御する。したがって、第1フィルター236aを保持した第1保持部232aが排気経路XXに移動する。
第1移動部233aは、駆動源(図示せず)と、第1ピニオン234aと、第1ラック235aとを備える。第1ピニオン234aが正転方向に回転する場合、第1保持部232aは方向D4へ移動する。例えば、第1保持部232aは、図13に示す保持部232の位置に移動する。図13に示すように、第1保持部232aは、臭気の排気経路XXに位置する。したがって、第1保持部232aに保持された第1フィルター236aも臭気の排気経路XXに位置する。
また、第1ピニオン234aが逆転方向に回転する場合、第1保持部232aは、方向D3へ移動する。この結果、第1フィルター236aが臭気の排気経路XXの外部に移動する。
例えば、第1センサー130aが第1臭気SM1を検出する場合、制御部21は、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとのうちから第1フィルター236aを選択する。そして、制御部21は、第1フィルター236aを排気経路XXに移動する。
制御部21は、図13に示すように、第1移動部233aが第1フィルター236aを臭気の排気経路XXに移動するように、第1移動部233aを制御する。つまり、臭気の排気経路XXに位置するフィルター236を、第1フィルター236aに変更できる。したがって、第1臭気SM1を消臭できる。この結果、臭気の排気経路XXに位置するフィルター236を臭気の種類に応じて変更できる。
また、第1センサー130aは、定着部15よりも用紙Pの搬送方向の上流側に位置するため、定着部15が用紙Pを加熱する前に、第1センサー130aの検出結果(出力値)を制御部21に出力できる。したがって、定着部15が用紙Pを加熱する前に第1臭気SM1を消臭する準備を行える。この結果、第1フィルター236aが臭気の排気経路XXに移動する前に、臭気が画像形成装置100の外部に排出されることを抑制できる。
第2移動部233bは、第2フィルター236bを保持した第2保持部232bを移動させる。具体的には、第2移動部233bは、第2フィルター236bを保持した第2保持部232bを排気経路XXに移動させる。具体的には、制御部21は、第2センサー130bの検出結果に基づいて、複数のフィルター236から、第2フィルター236bを選択する。そして、制御部21が選択した第2フィルター236bを臭気の排気経路XXに第2移動部233bが移動するように、制御部21は移動部233を制御する。したがって、第2フィルター236bを保持した第2保持部232bが排気経路XXに移動する。
第2移動部233bは、駆動源(図示せず)と、第2ピニオン234bと、第2ラック235bとを備える。第2ピニオン234bが正転方向に回転する場合、第2保持部232bは方向D4へ移動する。例えば、第2保持部232bは、図14に示す第2保持部232bの位置に移動する。図14に示すように、第2保持部232bは、臭気の排気経路XXに位置する。したがって、第2保持部232bに保持された第2フィルター236bも臭気の排気経路XXに位置する。
また、第2ピニオン234bが逆転方向に回転する場合、第2保持部232bは、方向D3側へ移動する。この結果、図15に示すように、第2フィルター236bが臭気の排気経路XXの外部に位置に移動する。
例えば、第2センサー130bが第2臭気SM21を検出する場合、制御部21は、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとのうちから第2フィルター236bを選択する。そして、制御部21は、第2フィルター236bを排気経路XXに移動する。
制御部21は、図14に示すように、第2移動部233bが第2フィルター236bを臭気の排気経路XXに移動するように、第2移動部233bを制御する。つまり、臭気の排気経路XXに位置するフィルター236を、第2フィルター236bに変更できる。したがって、第2臭気SM21を消臭できる。この結果、臭気の排気経路XXに位置するフィルター236を臭気の種類に応じて変更できる。
また、第2センサー130bは、定着部15よりも用紙Pの搬送方向の上流側に位置するため、定着部15が用紙Pを加熱する前に、第2センサー130bの検出結果(出力値)を制御部21に出力できる。したがって、定着部15が用紙Pを加熱する前に第2臭気SM21を消臭する準備を行える。この結果、第2フィルター236bが臭気の排気経路XXに移動する前に、臭気が画像形成装置100の外部に排出されることを抑制できる。
なお、図14に示すように、制御部21は、第1フィルター236aと第2フィルター236bとの各々を臭気の排気経路XXに移動させてもよい。この結果、第1臭気SM1と第2臭気SM21との各々を消臭できる。
第3移動部233cは、第3フィルター236cを保持した第3保持部232cを移動させる。具体的には、制御部21は、第1センサー130aの検出結果(出力値)と第3センサー130cの検出結果(出力値)とに基づいて、複数のフィルター236から第3フィルター236cを選択する。そして、第3フィルター236cを臭気の排気経路XXに移動するように、制御部21は第1移動部233aと第3移動部233cとを制御する。したがって、第3フィルター236cを保持した第1保持部232aが排気経路XXに移動する。
第3移動部233cは、駆動源(図示せず)と、第3ピニオン234cと、第3ラック235cとを備える。第3ピニオン234cが正転方向に回転する場合、第3保持部232cは方向D4側へ移動する。例えば、第3保持部232cは、図15に示す第3保持部232cの位置に移動する。図15に示すように、第3保持部232cは、臭気の排気経路XXに位置する。したがって、第3保持部232cに保持された第3フィルター236cも臭気の排気経路XXに位置する。
また、第3ピニオン234cが逆転方向に回転する場合、第3保持部232cは、方向D3側へ移動する。この結果、図13に示すように、第3フィルター236cが臭気の排気経路XXと異なる位置に移動する。
例えば、第1センサー130aが第1臭気SM1を検出し、第3センサー130cが第2臭気SM22を検出する場合、制御部21は、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとのうちから第3フィルター236cを選択する。そして、制御部21は、第3フィルター236cを排気経路XXに移動する。
制御部21は、図13に示すように、第3移動部233cが第3フィルター236cを臭気の排気経路XXに移動するように、第3移動部233cを制御する。つまり、臭気の排気経路XXに位置するフィルター236を、第3フィルター236cに変更できる。したがって、第2臭気SM22を消臭できる。この結果、臭気の排気経路XXに位置するフィルター236を臭気の種類に応じて変更できる。
また、第1センサー130aと第3センサー130cとは、定着部15よりも用紙Pの搬送方向の上流側に位置するため、定着部15が用紙Pを加熱する前に、第1センサー130aの検出結果(出力値)と第3センサー130cの検出結果(出力値)とを制御部21に出力できる。したがって、定着部15が用紙Pを加熱する前に第1臭気SM1と第2臭気SM22とを消臭する準備を行える。この結果、第3フィルター236cが臭気の排気経路XXに移動する前に、臭気が画像形成装置100の外部に排出されることを抑制できる。
なお、例えば、第2センサー130bと第3センサー130cとが臭気を検出する場合、制御部21は、第2センサー130bの検出結果(出力値)と第3センサー130cの検出結果(出力値)とに基づいて、複数のフィルター236から第2フィルター236bと第3フィルター236cとを選択する。そして、第2フィルター236bと第3フィルター236cとを臭気の排気経路XXに移動するように、制御部21は第2移動部233bと第3移動部233cとを制御する。したがって、第2フィルター236bを保持した第2保持部232bと第3フィルター236cを保持した第3保持部232cとが排気経路XXに移動できる。この結果、第2臭気SM21と第2臭気SM22とを消臭できる。
また、実施形態2の画像形成装置100の制御部21は、第1検出部126の検出した臭気の種類に基づいて、複数のフィルター236から少なくとも1つのフィルター236を選択する。この結果、臭気に対応するフィルター236を制御部21が選択できる。そして、制御部21は、移動部233が選択したフィルター236を臭気の排気経路XXに移動するように、移動部233を制御する。したがって、制御部21は臭気に対応するフィルター236を排気経路XXに移動させることができる。この結果、臭気の排気経路XXに位置するフィルター236を臭気の種類に応じて変更できる。
また、収容部121は、定着部15よりも用紙Pの搬送方向の上流側に位置するため、センサー130も定着部15よりも用紙Pの搬送方向の上流側に位置する。このため、センサー130は、定着部15が用紙Pを加熱する前に、センサー130の検出結果(出力値)を制御部21に出力できる。したがって、制御部21がフィルター236を選択するタイミングが、定着部15から臭気が発生するタイミングより早くなる。そして、制御部21が移動部233を制御するタイミングが、定着部15から臭気が発生するタイミングより早くなる。したがって、定着部15から臭気が発生するまでに臭気を消臭する準備を行える。この結果、フィルター236の移動が間に合わずに、臭気が消臭されずに画像形成装置100の外部に排出されることを抑制できる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)実施形態2において、第1消臭部230aの第1保持部232aは、実施形態1の消臭部230の保持部232と同様に、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとの各々を保持してもよい。第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとは、所定方向DXに沿って配列される。第1保持部232aは、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとの各々が方向DYの方向に並ぶように保持する。また、第1移動部233aは、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cと各々を保持した第1保持部232aを移動させる。第1移動部233aは、第1保持部232aを移動させることで、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとの各々を移動できる。したがって、第1移動部233aは、第1フィルター236aと第2フィルター236bと第3フィルター236cとの内のいずれか1つのフィルター236を臭気の排気経路XXに移動する。また、制御部21は、判定部の判定結果に基づいて、第1移動部233aを制御する。判定部の判定結果に基づいて、制御部21は、第1移動部233aが臭気に対応するフィルター236を臭気の排気経路XXに移動する。この結果、第1消臭部230aは、複数種類の臭気を消臭できる。
なお、実施形態2において、第2消臭部230bと第3消臭部230cとは、第1消臭部230aと同様に複数のフィルター236を備えてもよい。この結果、第2消臭部230bと第3消臭部230cとの各々は、複数種類の臭気を消臭できる。
(2)実施形態2において、第1保持部232aと第2保持部232bと第3保持部232cとは、所定方向DXと所定方向DYとに直交するように配列されてもよい。
第1保持部232aが所定方向DXと所定方向DYとに直交するように配列されている場合、第1移動部233aは方向DZに沿って第1保持部232aを移動させる。第1保持部232aが方向DZに沿って移動することで、第1保持部232aに保持された第1フィルター236aも方向DZに沿って移動する。したがって、第1フィルター236aが臭気の排気経路XXと臭気の排気経路XXの外部とに移動する。この結果、第1フィルター236aは、第1臭気SM1を消臭できる。
第2保持部232bが所定方向DXと所定方向DYとに直交するように配列されている場合、第2移動部233bは方向DZに沿って第2保持部232bを移動させる。第2保持部232bが方向DZに沿って移動することで、第2保持部232bに保持された第2フィルター236bも方向DZに沿って移動する。したがって、第2フィルター236bが臭気の排気経路XXと臭気の排気経路XXの外部とに移動する。この結果、第2フィルター236bは、第2臭気SM21を消臭できる。
第3保持部232cが所定方向DXと所定方向DYとに直交するように配列されている場合、第3移動部233cは方向DZに沿って第3保持部232cを移動させる。第3保持部232cが方向DZに沿って移動することで、第3保持部232cに保持された第3フィルター236cも方向DZに沿って移動する。したがって、第3フィルター236cが臭気の排気経路XXと臭気の排気経路XXの外部とに移動する。この結果、第3フィルター236cは、第2臭気SM22を消臭できる。
本発明は、画像形成装置の分野に利用可能である。
21 制御部
100 画像形成装置
121 収容部
122 昇降板
124 熱源
126 第1検出部
130a 第1センサー(第1検出部)
130b 第2センサー(第1検出部)
130c 第3センサー(第1検出部)
127 第2検出部
230 消臭部
230a 第1消臭部
230b 第2消臭部
230c 第3消臭部
236 フィルター
236a 第1フィルター
236b 第2フィルター
236c 第3フィルター
233 移動部
233a 第1移動部
233b 第2移動部
233c 第3移動部
P 用紙

Claims (6)

  1. 用紙を収容する収容部と、
    前記収容部に収容された前記用紙から発生する臭気を検出する第1検出部と、
    前記臭気を消臭する消臭部と、
    前記消臭部を制御する制御部と
    を備え、
    前記消臭部は、
    複数種類の臭気をそれぞれ消臭する複数のフィルターと、
    前記複数のフィルターの内の1つ以上のフィルターを移動する移動部と
    を含み、
    前記制御部は、前記第1検出部が検出した前記臭気の種類に基づいて、前記複数のフィルターから少なくとも1つのフィルターを選択し、
    前記移動部は、前記選択したフィルターを前記臭気の排気経路に移動する、画像形成装置。
  2. 前記収容部に収容された前記用紙を加熱する熱源を更に備える、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記収容部は、前記用紙を昇降する昇降板を含み、
    前記昇降板は、第1面と前記第1面の裏面である第2面とを有し、
    前記第1面は、前記用紙が載置される面を示し、
    前記熱源は、前記第2面に位置する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記収容部が前記画像形成装置に装着されたことを検出する第2検出部を更に備え、
    前記収容部が前記画像形成装置から引き出された後に前記収容部が前記画像形成装置に再度装着されたことを前記第2検出部が検出した時に、前記熱源が前記収容部に収容されている前記用紙を加熱するように、前記制御部は前記熱源を制御する、請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙を前記収容部から繰り出す給送ローラーを更に備え、
    前記第1検出部は、前記給送ローラーの近傍に位置する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記臭気を前記第1検出部に案内するファンを更に備える、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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