JP2020086293A - 拡大観察装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】深度合成された凹凸強調画像を提供すること。【解決手段】拡大観察装置は、照明部を制御することで観察対象物に対して第一照明方向から照明光を観察対象物に対して照射し、変化部と撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで観察対象物を撮像することで複数の第一輝度画像を取得しS4、照明部を制御することで観察対象物に対して第一照明方向に対して光軸を挟んで対称となる第二照明方向から照明光を観察対象物に対して照射し、変化部と撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで観察対象物を撮像することで複数の第二輝度画像を取得しS5、複数の第一輝度画像と複数の第二輝度画像とについて深度合成S6,S7および凹凸強調S8,S9することで観察対象物の表面の凹凸が強調され、かつ、撮像部により取得可能な単一の輝度画像と比較して被写界深度の広い凹凸強調画像S10を生成する。【選択図】図5

Description

本発明は拡大観察装置に関する。
一般に顕微鏡は観察対象物を精度よく観察するために高い光学性能を有する光学系が求められてきた。また、観察画像をリアルタイムで表示器に表示する顕微鏡が登場し、観察対象物のありのままの姿をいかにして正確かつ詳細に表示できるかについて、顕微鏡メーカーの間で競争されてきた。
一方で、画像処理チップの性能が向上し、顕微鏡にも採用可能となってきた。また、顕微鏡のユーザも生物等の研究者だけでなく、工場で生産された製品の検査(拡大観察)をする検査者に広がってきた。そのため、従来の光学性能追求志向とは異なる志向の顕微鏡の市場ニーズが生まれた。これは従来の顕微鏡と区別して、拡大観察装置と呼ばれることもある(特許文献1)。
特開2018−013734号公報
ところで、工場で生産された製品の表面の凹凸を拡大観察装置で観察したいというニーズが存在する。ここで問題となるのがレンズの被写界深度である。凹凸の差が被写界深度を超えている場合、凹凸がぼけてしまうため、ユーザは凹凸を正しく確認することができなかった。そこで、本発明は、深度合成された凹凸強調画像を提供することを目的とする。
本発明は、たとえば、
対物レンズと結像レンズとを含む光学系と、
前記光学系の視野に載置された観察対象物に対してそれぞれ異なる方向から照明光を照射する照明部と、
前記光学系を介して前記観察対象物からの光を受光して前記観察対象物の輝度画像を生成する撮像部と、
前記光学系の光軸に沿って前記光学系の合焦位置を変化させる変化部と、
前記照明部、前記撮像部および前記変化部を制御する制御部と、
前記観察対象物の画像である観察画像を表示する表示部と
を有し、
前記制御部は、
前記照明部を制御することで前記観察対象物に対して第一照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記変化部と前記撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで前記観察対象物を撮像することで複数の第一輝度画像を取得し、
前記照明部を制御することで前記観察対象物に対して前記第一照明方向に対して前記光軸を挟んで対称となる第二照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記変化部と前記撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで前記観察対象物を撮像することで複数の第二輝度画像を取得し、
前記複数の第一輝度画像と前記複数の第二輝度画像とについて深度合成および凹凸強調することで前記観察対象物の表面の凹凸が強調され、かつ、前記撮像部により取得可能な単一の輝度画像と比較して被写界深度の広い凹凸強調画像を生成する画像生成部
を有し、
前記表示部は、前記観察画像として、前記凹凸強調画像を表示することを特徴とする拡大観察装置を提供する。
本発明によれば、深度合成された凹凸強調画像が提供される。
拡大観察装置100の概要を説明する図 制御部などを説明する図 画像プロセッサを説明する図 深度合成および凹凸強調を説明する図 拡大観察処理を説明するフローチャート (A)は通常の観察画像を示し、(B)は凹凸強調画像を示し、(C)は着色された凹凸強調画像を示す図である(図面代用写真)。
<拡大観察装置>
図1は、拡大観察装置100を示している。拡大観察装置100は、例えば微小物体等の試料や電子部品、被加工物等のワーク(以下、これらを観察対象物という。)を拡大して表示する装置である。使用者は拡大観察装置100を使用して観察対象物の外観を検査したり、寸法計測等を行ったりすることができる。拡大観察装置100は、顕微鏡やデジタルマイクロスコープと呼ばれてもよい。観察対象物は、上述した例に限定されるものではなく、各種物体が観察対象物となりうる。
観察部1は、ベース部10、スタンド部20、ヘッド部22、載置台30を有している。ベース部10は、観察部1をぐらつくことなく、机等に置いておくための部分であり、観察部1の略下半部を構成している。ベース部10には、載置台30が設けられている。載置台30は、ベース部10の前後方向中央部近傍から前側の部分に支持されており、該ベース部10から上方へ突出している。載置台30は、観察対象物を載置するための部分であり、この実施形態では、電動載置台で構成されている。すなわち、観察対象物を電動載置台の幅方向(X方向)及び奥行き方向(Y方向)の両方向に移動可能に支持することができるとともに、上下方向(Z方向)及びZ軸回りに回動できるようになっている。スタンド部20はベース部10に対して揺動可能となっている。たとえば、スタンド部20は、観察部1を正面から見て右回りおよび左回りに搖動させるこができる。スタンド部20が搖動することで、ヘッド部22も搖動する。スタンド部20およびヘッド部22は、Z軸方向に移動可能に取り付けられている。ヘッド部22は、対物レンズ、結像レンズ、照明装置および撮像素子などを有する。ヘッド部22は、載置台30に載置された観察対象物に照明光を照射し、該照明光の観察対象物からの反射光又は透過光の受光量を検出して観察対象物の画像を生成する。なお、観察部1の構成と機能の詳細は、本件と同一出願人の特願2018−161347に開示されている、その開示の全ては本明細書の一部として援用(incorporation herein by reference)される。
表示部2は、例えば、液晶表示パネルや有機ELパネル等のようなカラー表示可能な表示画面2aを有しており、外部から電力が供給されるようになっている。表示画面2aにタッチ操作パネル(受付部の一例)を組み込むようにしてもよい。また、この実施形態では、表示部2に制御部60を組み込んだ例で説明しているが、これに限らず、制御部60は観察部1に組み込むようにしてもよいし、コンソール部3に組み込むようにしてもよいし、表示部2、観察部1及びコンソール部3とは別体の外部ユニットとしてもよい。表示部2と、観察部1とはケーブル5によって信号の送受が可能に接続されている。観察部1への電力供給は、ケーブル5によって行ってもよいし、図示しない電源ケーブルによって行ってもよい。
コンソール部3は制御部60に接続されており、一般的なキーボードやマウスとは異なっており、観察部1を操作したり、各種情報の入力や選択操作、画像の選択操作、領域指定、位置指定等を行ったりすることが可能な専用の操作デバイスである。制御部60にはポインティングデバイスとしてマウス4が接続されている。コンソール部3およびマウス4は、拡大観察装置100を操作することができればよいので、例えばタッチパネル式の入力装置、音声入力装置等であってもよい。タッチパネル式の入力装置の場合、表示部2と一体化することができ、表示部2に表示されている表示画面上の任意の位置の検出を可能に構成することができる。コンソール部3およびマウス4は、表示部2に表示された画像上で使用者によって指定された任意の位置の入力を受け付ける受付部である。
拡大観察装置100には、上述した機器や装置以外にも、操作や制御を行うための装置、プリンタ、その他の各種処理を行うためのコンピュータ、記憶装置、周辺機器等を接続することもできる。この場合の接続は、例えば、IEEE1394、RS−232xやRS−422、USB等のシリアル接続、パラレル接続、あるいは10BASE−T、100BASE−TX、1000BASE−T等のネットワークを介して電気的、あるいは磁気的、光学的に接続する方法等を挙げることができる。また、有線接続以外にも、IEEE802.x等の無線LANやBluetooth(登録商標)等の電波、赤外線、光通信等を利用した無線接続等でもよい。さらにデータの交換や各種設定の保存等を行うための記憶装置に用いる記憶媒体としては、例えば、各種メモリカードや磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等を利用することができる。拡大観察装置100は、上記各種ユニットや装置、機器を組み合わせた拡大観察システムということもできる。
<制御部>
図2が示すように、制御部60は、CPU61や画像プロセッサ66、記憶部67などを有している。CPU61は記憶部67のROM領域に記憶されているプログラムを実行することで様々な機能を実現する。撮像制御部62は、ヘッド部22に設けられたレボルバ21を回転させるためにレボルバ駆動部24を制御する。これにより、対物レンズ23の倍率が変更される。つまり、ある倍率の対物レンズ23から他の倍率の対物レンズ23に切り替わる。撮像制御部62は、対物レンズ23の合焦位置を変更するためにヘッド部22を上下させるZ方向駆動部28を制御する。撮像制御部62は、載置台駆動部29を通じて載置台30をX方向、Y方向、Z方向に移動させたり、載置台30をθ回転させたりする。撮像制御部62は、ヘッド部22に設けられた撮像部25を制御し、撮像部25に観察対象物Wを撮像させ、観察対象物Wの画像を取得する。表示制御部63は観察対象物Wの画像などを表示部2に表示させる。照明制御部64は、ヘッド部22に設けられたリング照明26や同軸落射照明27の点灯と消灯とを制御する。UI部65は、表示制御部63を通じて表示部2にUI(ユーザーインタフェース)を表示したり、コンソール部3やマウス4から入力されるユーザ指示を受け付けたりする。画像プロセッサ66は、撮像部25により取得された画像信号から様々な画像データを作成する。画像プロセッサ66はCPU61により実現されてもよい。記憶部67はROM領域やRAM領域、メモリカードなどを有する。
<画像プロセッサ>
図3が示すように、画像プロセッサ66において、輝度画像生成部31は、撮像制御部62を通じて撮像部25により取得された画像信号から輝度画像を作成する。HDR処理部32は、撮像制御部62を通じて撮像部25を制御することで、それぞれ露光時間が異なる複数のサブ輝度画像を取得し、複数のサブ輝度画像をHDR処理することで輝度画像を生成する。HDRはハイダイナミックレンジの略称である。深度合成部33は、撮像制御部62を通じて撮像部25を制御することで、それぞれ合焦位置の異なる複数のサブ輝度画像を取得し、複数のサブ輝度画像を深度合成することで深度合成画像を生成する。なお、サブ輝度画像はHDR処理された輝度画像であってもよい。凹凸強調部34は、第一照明方向から照明された観察対象物Wの第一輝度画像と、第二照明方向から照明された観察対象物Wの第二輝度画像とを合成することで、観察対象物Wの表面の凹凸が強調された凹凸強調画像を作成する。第一照明方向と第二照明方向は相互に光軸A1を挟んで対称となっている。なお、第一輝度画像と第二輝度画像はそれぞれ深度合成された深度合成画像であってもよい。たとえば、凹凸強調部34は、第一深度合成画像と第二深度合成画像との輝度の差分に基づき凹凸強調画像を生成してもよい。第一深度合成画像における画素(座標x、y)の輝度値i1と、第二深度合成画像における画素(座標x、y)の輝度値i2とから凹凸強調画像における画素(座標x、y)の画素値Ixyは、次式から求められてもよい。
Ixy=(i1−i2)/(i1+i2) ・・・(1)
凹凸強調画像の画素値は、一対の画素値の差分を、一対の画素値を足した合計で割ることで得られる。画素値の差分が正規化されるのであれば、(1)の式とは異なる式が採用されてもよい。
分子である輝度値i2と輝度値i1との差分は、当該画素に対応する観察対象物Wの局所位置の面の傾き(傾斜)を反映する。観察対象物Wの面の傾きにより凹凸が強調される。
輝度値の絶対値は、観察対象物Wの色および材質等の反射率によって変わる。凹凸成分を強調して反映させるため、分母である輝度値i2と輝度値i1の和で分子を割ることにより、正規化が実行される。
着色部36は、撮像部25により取得された観察対象物Wについてのカラー画像から色情報を取得して凹凸強調画像をカラー化する。高さ画像生成部35は、凹凸強調画像の各画素を積分することで各画素ごとに観察対象物Wの表面の高さを求め、当該高さを各画素とする高さ画像を生成する。高さ画像生成部35は、高さ画像の各画素を、各画素の高さに応じて着色することでカラー高さ画像を生成してもよい。
このように凹凸強調画像では、観察対象物Wの画像における色成分が除去されている。色成分がないと、凹凸を確認しにくい。そのため、着色部36が色付けを実行している。
図6は観察対象物Wの一例としてレーザマーカでマーキングされた観察対象物を示している。図6(A)は通常の観察画像を示している。図6(B)は凹凸強調画像を示している。図6(C)は高さ画像生成部35により高さに応じて凹凸強調画像に着色を施すことで生成された画像を示している。
図6(A)では、観察対象物Wの凹凸の様子を把握できないが、図6(B)では、凹凸の様子を把握できる。図6(B)では錯視により、凹と凸とが逆転して見えることがある。そのため、図6(C)が示すように着色することにより凹と凸とを正確に把握することができる。
このように照明の方向を切り替えて、観察対象物Wの局所的な面の傾きに応じた輝度値を得ることで、凹凸強調画像が得られる。
<深度合成と凹凸強調の原理>
図4(A)はリング照明26の一部を点灯させることで第一照明方向から観察対象物Wに照明光を照射していることを示している。リング照明26は、四つの光源領域140A、140B、140C、140Dを有している。つまり、リング照明26は、四つの光源領域140A、140B、140C、140Dを選択的に点灯および消灯することで、四つの照明方向から照明光を観察対象物Wに照射できる。光源領域140Aの照明方向と光源領域140Cの照明方向とは光軸A1に対して対称となっている。光源領域140Bの照明方向と光源領域140Dの照明方向とは光軸A1に対して対称となっている。図4(A)では光源領域140Aだけが点灯している。
図4(B)は第一照明方向から観察対象物Wに照明光を照射することで取得された輝度画像I1を示している。SHは観察対象物Wの影を示している。
図4(C)は光源領域140Cだけを点灯することで第二照明方向から観察対象物Wに照明光を照射することを示している。図4(C)は第二照明方向から観察対象物Wに照明光を照射することで取得された輝度画像I2を示している。
図4(E)は第一照明方向から観察対象物Wに照明光を照射し、かつ、合焦位置を変えながら取得されたn個の第一輝度画像I11〜I1nを示している。深度合成部33は、n個の第一輝度画像I11〜I1nを深度合成することで、第一深度合成画像Ia1を作成する。たとえば、深度合成部33は、複数の第一輝度画像I11〜I1nにおいてそれぞれ画素位置が同じである複数の画素を解析し、当該複数の画素のうちで最も合焦度の高い画素を、当該画素位置における合焦画素として選択することで、複数の画素位置でそれぞれ合焦画素からなる第一深度合成画像I1aを生成する。
図4(F)は第二照明方向から観察対象物Wに照明光を照射し、かつ、合焦位置を変えながら取得されたn個の第二輝度画像I21〜I2nを示している。深度合成部33は、n個の第二輝度画像I21〜I2nを深度合成することで、第二深度合成画像I2aを作成する。たとえば、深度合成部33は、複数の第二輝度画像I21〜I2nにおいてそれぞれ画素位置が同じである複数の画素を解析し、当該複数の画素のうちで最も合焦度の高い画素を、当該画素位置における合焦画素として選択することで、複数の画素位置でそれぞれ合焦画素からなる第二深度合成画像I2aを生成する。
凹凸強調部34は、第一深度合成画像I1aと第二深度合成画像I2aとを用いて凹凸強調画像を生成する。凹凸強調部34は、第一深度合成画像I1aと第二深度合成画像I2aとの輝度の差分に基づき凹凸強調画像を生成する。
なお、図4においては影SHが生じるような観察対象物Wが用いられている。凹凸強調画像により凹凸を把握しやすくなる観察対象物Wは、図6に示されたような微小な凹凸を有するものである。
第一照明方向と第二照明方向からの照明光を切り替えて画像が取得され、上述したような方法で凹凸強調画像が生成される。これにより、観察対象物Wの表面の凹凸が強調される。
図6(A)の点pにおいては、凹凸があるのか把握できない。しかし、図6(B)が示すような凹凸強調画像においては、同じ点pにおいて凹凸があるかどうかを把握できる。
このように、照明方向を切り替えた画像を用いて、観察対象物の微小な傾斜を強調する演算処理をすることで凹凸強調画像が得られる。
<載置台の移動と画像の表示>
UI部65は、凹凸強調部34により生成された凹凸強調画像を表示部2に表示する。ユーザは観察対象物Wの一部を拡大観察するために凹凸強調画像を利用する。ここで、観察対象物Wの複数の箇所が拡大観察の対象となる場合がある。この場合に、ユーザはコンソール部3を操作することで、載置台30をX方向やY方向に移動させたり、θ方向に回転させたりする。CPU61はコンソール部3からX方向への移動指示が入力されると、載置台駆動部29により載置台30をX方向へ移動させ、CPU61はコンソール部3からY方向への移動指示が入力されると、載置台駆動部29により載置台30をY方向へ移動させる。このような移動指示が入力されている限り、CPU61は移動指示にしたがって連続的に載置台30を移動する。ユーザによる移動指示の入力が停止すると、CPU61は載置台駆動部29による載置台30の移動を停止させる。
ここで、凹凸強調画像を生成するためには、ある程度の処理時間が必要となるため、載置台30が移動している期間においては、UI部65は、凹凸強調部34により生成された凹凸強調画像を表示部2に表示できない。そこで、載置台30が移動している期間において、UI部65は、輝度画像生成部31が生成した観察対象物Wの輝度画像を表示部2に表示する。これにより、ユーザは表示部2に表示された輝度画像を確認することで、次の観察部位が撮像部25の視野範囲に位置しているかどうかを確認できるようになる。ここで、UI部65は、一定時間ごとに観察対象物Wの輝度画像を更新することで、表示部2には動画のように観察対象物Wの輝度画像が表示される。CPU61は、移動指示の入力が停止したこと(載置台30の停止)を検知すると、画像プロセッサ66に凹凸強調画像の生成を指示する。これにより、上述した輝度画像の取得、深度合成、および凹凸強調画像が再度実行され、新たな観察位置での凹凸強調画像が表示部2に表示される。ユーザが凹凸強調画像の再生成を指示しなくても、載置台30の停止に応じて、凹凸強調画像が再生成される。そのため、ユーザは効率よく複数の観察部位を観察できるようになろう。
<凹凸強調画像の着色>
凹凸強調画像を構成する各画素は、観察対象物Wの表面の凹凸を示しており、表面の色情報を含まない。そのため、ユーザは、観察部位の色と凹凸の位置との関係を把握しにくい。そこで、着色部36は、リング照明26の光源領域140A〜140Dをすべて点灯させ、撮像部25に観察対象物Wを撮像させる。こにより、輝度画像生成部31は観察対象物Wのカラー画像(輝度画像)を生成する。着色部36は、カラー画像から色情報を取得し、凹凸強調画像に色情報をマッピングして凹凸強調画像をカラー化し、表示部2に表示する。これによりユーザは、観察部位の色と凹凸の位置との関係を把握しやすくなる。
<HDR処理>
観察対象物Wの表面が金属である場合、輝度画像において白飛びした画素や黒つぶれした画素が発生することがある。このような場合に、最終的に生成される凹凸強調画像において凹凸を確認しにくくなる。そこで、HDR処理部32が採用されてもよい。HDR処理部32は、一つの合焦位置について、露光時間が異なる複数のサブ輝度画像を取得し、当該複数のサブ輝度画像をHDR処理することで一つの輝度画像を生成する。HDR処理部32は、合焦位置が変更されるたびに、露光時間が異なる複数のサブ輝度画像を取得し、当該複数のサブ輝度画像をHDR処理することで一つの輝度画像を生成する。これにより、第一輝度画像I11〜I1nと第二輝度画像I21〜I2nはいずれもHDR処理された画像となる。よって、深度合成部33は、HDR処理された第一輝度画像I11〜I1nを深度合成して、第一深度画像I1aを生成し、HDR処理された第二輝度画像I21〜I2nを深度合成して、第二深度画像I2aを生成する。さらに、凹凸強調部34は、HDR処理された第一深度画像I1aおよびHDR処理された第二深度画像I2aを合成することで、HDR処理された凹凸強調画像を生成する。これにより、白飛びや黒つぶれが発生しにくくなるため、ユーザは、凹凸強調画像を確認することで、観察対象物Wにおける凹凸をより正確に把握しやすくなろう。
<高さ画像>
上述された凹凸強調画像は観察対象物Wの表面の高さ情報を含まない。そのため、クレーター錯視が発生する。クレーター錯視とは、画像として凹形状と凸形状とが区別できないために、観察者が凹部と凸部とを誤って認識してしまう現象である。そこで、高さ画像生成部35は、凹凸強調画像の各画素を積分することで各画素ごとに観察対象物Wの表面の高さを求め、当該高さを各画素とする高さ画像を生成し、表示部2に表示してもよい。さらに、高さ画像生成部35は、高さ画像の各画素の高さデータを色情報に変換し、凹凸強調画像に対して色情報をマッピングすることで、高さに応じて異なる色で着色された凹凸強調画像を生成し、表示部2に表示してもよい。これにより、ユーザは、色情報に基づき観察対象物Wの表面における凹形状と凸形状とを区別しやすくなろう。
<その他>
図4においては光源領域140A、140Cについて説明されたが、この説明は光源領域140B、140Dにも適用可能である。つまり、画像プロセッサ66は、光源領域140A、140Cとのペアを用いて凹凸強調画像を生成してもよいし、光源領域140B、140Dとのペアを用いて凹凸強調画像を生成してもよい。光源領域140Bの照明方向は第三照明方向と呼ばれてもよい。光源領域140Dの照明方向は第四照明方向と呼ばれてもよい。第三照明方向と第四照明方向とは光軸A1を挟んで対称(線対称)となっている。
輝度画像生成部31は、リング照明26を制御することで観察対象物Wに対して第一照明方向および第二照明方向と異なる第三照明方向から照明光を観察対象物Wに対して照射する。輝度画像生成部31は、Z方向駆動部28や撮像部25を制御し、それぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで観察対象物Wを撮像することで複数の第三輝度画像を取得する。同様に、輝度画像生成部31は、リング照明26を制御することで観察対象物Wに対して第四照明方向から照明光を観察対象物Wに対して照射する。輝度画像生成部31は、Z方向駆動部28や撮像部25を制御し、それぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで観察対象物Wを撮像することで複数の第四輝度画像を取得する。画像プロセッサ66は、第一照明方向、第二照明方向、第三照明方向および第四照明方向のうちUI部65により選択された照明方向に対応した凹凸強調画像を、複数の第一輝度画像、複数の第二輝度画像、複数の第三輝度画像および複数の第四輝度画像のうち選択された照明方向に対応した複数の輝度画像を用いて生成する。表示部2は、選択された照明方向に対応した凹凸強調画像を表示する。上述の実施形態では、第一照明方向が選択されているが、第二照明方向が選択されてもよい。この場合、(1)式におけるi1とi2とが入れ替わる。第三照明方向が選択された場合、(1)式において、第三輝度画像の各画素の輝度値がi1となり、第四輝度画像の各画素の輝度値がi2となる。第四照明方向が選択された場合、(1)式において、第四輝度画像の各画素の輝度値がi1となり、第三輝度画像の各画素の輝度値がi2となる。
<変形例>
上述した実施形態では深度合成が実行された後で凹凸強調が実行されている。しかし、凹凸強調が先に実行され、その後に深度合成が実行されてもよい。
凹凸強調部34は、第一輝度画像I11と第二輝度画像I21とを用いてサブ凹凸強調画像I1xを生成する。同様に、凹凸強調部34は、第一輝度画像I12と第二輝度画像I22とを用いてサブ凹凸強調画像I2xを生成する。以下の同様に繰り返し、最終的に、凹凸強調部34は、第一輝度画像I1nと第二輝度画像I2nとを用いてサブ凹凸強調画像Ixnを生成する。これにより、深度合成部33は、n個のサブ凹凸強調画像Ix1〜Ixnを深度合成し、最終的な凹凸強調画像を生成し、表示部2に表示する。
なお、リング照明26は、対物レンズ23の周囲に配置されていてもよいし、対物レンズ23を通じて照明光を観察対象物Wに照射するように構成されていてもよい。その他、リング照明26のレイアウトとしては、本件と同一出願人のUS2018/024346に開示されているものが用いられてもよい。その開示の全ては本明細書の一部として援用(incorporation herein by reference)される。
なお、観察部1のヘッド部22を載置台30に対して搖動して傾斜観察を行う場合であっても,ヘッド部22が載置台30に対して垂直であるときと同様に凹凸強調画像を生成することができる。上述したように,凹凸強調画像に対して,さらに深度合成をおこなってもよい。この際,ワークWの上面をユーセントリック位置に合わせるよう、ヘッド部22と載置台30とを駆動制御してもよい。このときの制御についても,特願2018−161347に開示されており,その開示の全てを本明細書の一部として援用(incorporation herein by reference)する。
<フローチャート>
図5は拡大観察処理を示すフローチャートである。マウス4またはコンソール部3により開始が指示されると、CPU61は以下の処理を実行する。
凹凸強調画像が画像表示領域71に表示されている場合で説明する。
S0でCPU61はマウス4またはコンソール部3などにより入力される移動指示にしたがって載置台駆動部29を制御し、載置台30を移動させる。
S1で移動開始が検知されると、画像表示領域71にはライブ画像が表示される。つまり、CPU61は撮像制御部62および照明制御部64を介して撮像部25およびリング照明26を制御し、観察対象物Wを撮像させ、画像プロセッサ66を制御し、観察対象物Wのライブ画像(一定時間ごとに更新される輝度画像)を生成させ、表示制御部63を介して表示部2にライブ画像を表示させる。照明制御部64は、ライブ画像のために四つの光源領域140A〜140Dをすべて点灯する。ユーザはライブ画像を見ながら、撮像部25の視野範囲内に観察対象物Wが入るように載置台30をX方向、Y方向、Z方向、θ方向に移動させる。
S2でCPU61は載置台30の移動が終了したかどうかを判定する。たとえば、マウス4またはコンソール部3などによる移動指示の入力が終了し、かつ、一定時間が経過するか、または、明示的な撮像指示が入力されると、CPU61は載置台30の移動が終了したと判定する。CPU61は、載置台30の移動が終了したと判定すると、S3に進む。
S3でCPU61は移動終了したときのライブ画像を画像表示領域71に表示する。仮にS4からS10までの期間において表示領域に観察対象物Wの画像が表示されないと、ユーザは観察対象物Wを把握しにくくなってしまう。そのため、CPU61は、凹凸強調画像を生成中に、必要に応じて凹凸強調画像を生成する直前の観察対象物Wの画像を画像表示領域71に表示してもよい。
S4でCPU61は第一照明方向についてそれぞれ合焦位置が異なる複数の第一輝度画像I11〜I1nを生成する。照明制御部64は、光源領域140A〜140Dのうち第一照明方向に対応する一つの光源領域を点灯させる。撮像制御部62は、Z方向駆動部28を通じて対物レンズ23の合焦位置を少しずつ変えながら撮像部25および輝度画像生成部31に第一輝度画像I11〜I1nを取得させる。
S5でCPU61は第二照明方向についてそれぞれ合焦位置が異なる複数の第二輝度画像I21〜I2nを生成する。照明制御部64は、光源領域140A〜140Dのうち第二照明方向に対応する一つの光源領域を点灯させる。撮像制御部62は、Z方向駆動部28を通じて対物レンズ23の合焦位置を少しずつ変えながら撮像部25および輝度画像生成部31に第二輝度画像I21〜I2nを取得させる。
S6でCPU61は深度合成部33を用いて第一輝度画像I11〜I1nを深度合成することで第一照明方向についての第一深度画像I1aを生成する。
S7でCPU61は深度合成部33を用いて第二輝度画像I21〜I2nを深度合成することで第二照明方向についての第二深度画像I2aを生成する。
S8でCPU61は凹凸強調部34を用いて第一深度画像I1aと第二深度画像I2aとに基づき凹凸強調画像を生成する。
S9でCPU61は着色部36または高さ画像生成部35を用いて凹凸強調画像を着色する。これにより、観察対象物Wの表面の色が凹凸強調画像に付与されたり、高さ画像から取得した高さデータに応じて凹凸強調画像に着色が施されたりする。
S10でCPU61はUI部65および表示制御部63を通じて表示部2に凹凸強調画像を表示する。つまり、観察対象物Wのライブ画像に代えて凹凸強調画像が表示される。
S11でCPU61は拡大観察処理の終了指示が入力されたかどうかを判定する。マウス4などから終了指示が入力されると、CPU61は拡大観察処理を終了する。終了指示が入力されていなければ、CPU61はS12に進む。
S12でCPU61はマウス4などから載置台30の移動指示が入力されているかどうかを判定する。移動指示が入力されていなければ、CPU61はS11に戻る。移動指示が入力されていれば、CPU61はS1に戻り、観察対象物Wのライブ画像を表示部2に表示する。その後、載置台30の移動が停止すると、CPU61は凹凸強調画像の生成を再度実行する。
<まとめ>
図1などを用いて説明したように、ヘッド部22は対物レンズと結像レンズとを含む光学系として機能する。リング照明26は光学系の視野に載置された観察対象物Wに対してそれぞれ異なる方向から照明光を照射する照明部として機能する。撮像部25は光学系を介して観察対象物Wからの光を受光して観察対象物Wの輝度画像を生成する。Z方向駆動部28は、光学系の光軸A1に沿って光学系の合焦位置を変化させる変化部として機能する。制御部60は照明部、撮像部および変化部を制御する制御部として機能する。表示部2は観察対象物Wの画像である観察画像を表示する表示部として機能する。画像プロセッサ66は、(i)照明部を制御することで観察対象物に対して第一照明方向から照明光を観察対象物に対して照射し、変化部と撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで観察対象物を撮像することで複数の第一輝度画像を取得し、(ii)照明部を制御することで観察対象物に対して第一照明方向に対して光軸を挟んで対称となる第二照明方向から照明光を観察対象物に対して照射し、変化部と撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで観察対象物を撮像することで複数の第二輝度画像を取得し、(iii)複数の第一輝度画像と複数の第二輝度画像とについて深度合成および凹凸強調することで観察対象物の表面の凹凸が強調され、かつ、撮像部により取得可能な単一の輝度画像と比較して被写界深度の広い凹凸強調画像を生成する画像生成部として機能する。表示部2は、観察画像として、凹凸強調画像を表示する。これにより、深度合成された凹凸強調画像が提供される。
深度合成部33は、複数の第一輝度画像を深度合成することで第一深度合成画像を生成するとともに、複数の第二輝度画像を深度合成することで第二深度合成画像を生成する深度合成部として機能する。凹凸強調部34は第一深度合成画像と第二深度合成画像との輝度の差分に基づき凹凸強調画像を生成する強調画像生成部として機能する。
深度合成部33は、複数の第一輝度画像においてそれぞれ画素位置が同じである複数の画素を解析し、複数の画素のうちで最も合焦度の高い画素を、当該画素位置における合焦画素として選択することで、複数の画素位置それぞれの合焦画素からなる第一深度合成画像を生成してもよい。なお、合焦度は、隣接した複数の画素からなる画素領域ごとに求められてもよい。深度合成部33は、複数の第二輝度画像においてそれぞれ画素位置が同じである複数の画素を解析し、複数の画素のうちで最も合焦度の高い画素を、当該画素位置における合焦画素として選択することで、複数の画素位置それぞれの合焦画素からなる第二深度合成画像を生成してもよい。
載置台30は、観察対象物Wを載置され、少なくともX方向とY方向とに移動可能なXYステージの一例である。載置台駆動部29はXYステージを駆動する駆動部の一例である。S12に関連して説明されたように、CPU61はXYステージが移動した後に静止したことを検知する検知部として機能してもよい。CPU61および画像プロセッサ66は、XYステージが移動した後に静止したことを検知部が検知すると、凹凸強調画像の生成を再度実行してもよい。これにより、ユーザは凹凸強調画像の生成を明示的に指示する手間を省略できるようになる。
なお、検知部は、観察対象物Wの画像を基に判断してもよい。検知部は、前の時間と現在の時間とで差分が無いか、あるいは少ないときに、XYステージが停止したと判断してもよい。
CPU61によりXYステージが移動していることが検知されると、CPU61は、撮像部25により取得される動画像(ライブ画像)を表示部2に表示するように構成されていてもよい。CPU61はXYステージが静止したことを検知すると、画像プロセッサ66に凹凸強調画像の生成を再度実行させ、表示部2に凹凸強調画像を表示させてもよい。
着色部36は、撮像部25により取得された観察対象物Wについてのカラー画像から色情報を取得して凹凸強調画像をカラー化するカラー合成部として機能してもよい。これにより、ユーザは凹凸と表面色との関係を理解しやすくなろう。
画像プロセッサ66は、第一輝度画像を生成する際にそれぞれ露光時間が異なる複数のサブ輝度画像を取得し、当該複数のサブ輝度画像をHDR処理することで第一輝度画像を生成ししてもよい。同様に、画像プロセッサ66は、第二輝度画像を生成する際にそれぞれ露光時間が異なる複数のサブ輝度画像を取得し、当該複数のサブ輝度画像をHDR処理することで第二輝度画像を生成してもよい。このようにHDR処理を応用することで、白飛びや黒つぶれが軽減され、かつ、深度合成された凹凸強調画像が得られるようになる。
高さ画像生成部35は、凹凸強調画像の各画素を積分することで各画素ごとに観察対象物の表面の高さを求め、当該高さを各画素とする高さ画像を生成してもよい。さらに、高さ画像生成部35は、高さ画像の各画素を、各画素の高さに応じて着色することでカラー高さ画像を生成してもよい。これにより、クレーター錯視が発生しにくくなり、ユーザはより正確に凹形状と凸形状とを区別できるようになろう。
マウス4、コンソール部3およびCPU61は照明部の照明方向を選択する選択部として機能してもよい。画像プロセッサ66は、照明部を制御することで観察対象物Wに対して第一照明方向および第二照明方向と異なる第三照明方向から照明光を観察対象物Wに対して照射し、変化部と撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで観察対象物を撮像することで複数の第三輝度画像を取得してもよい。画像プロセッサ66は、照明部を制御することで観察対象物に対して第三照明方向に対して光軸を挟んで対称となる第四照明方向から照明光を観察対象物に対して照射し、変化部と撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで観察対象物を撮像することで複数の第四輝度画像を取得してもよい。さらに、画像プロセッサ66は、第一照明方向、第二照明方向、第三照明方向および第四照明方向のうち選択部により選択された照明方向に対応した凹凸強調画像を、複数の第一輝度画像、複数の第二輝度画像、複数の第三輝度画像および複数の第四輝度画像のうち選択部により選択された照明方向に対応した複数の輝度画像を用いて生成してもよい。表示部2は、選択部により選択された照明方向に対応した凹凸強調画像を表示してもよい。
凹凸強調部34は、複数の第一輝度画像と複数の第二輝度画像とからそれぞれ合焦位置が同じである輝度画像のペアを輝度の差分に基づき合成して、複数の合焦位置のそれぞれについて凹凸の強調された複数のサブ凹凸強調画像を生成してもよい。深度合成部33は、複数のサブ凹凸強調画像を深度合成することで、深度合成された凹凸強調画像を生成する深度合成画像生成部として機能してもよい。このように凹凸強調と深度合成との順番はどちらが先であってもよい。
照明部は、対物レンズ23の周囲に配置されたリング照明26でああってもよい。照明部は、対物レンズ23を通じて照明光を観察対象物Wに照射する、ヘッド部22の内部に設けられた照明光源であってもよい。

Claims (13)

  1. 対物レンズと結像レンズとを含む光学系と、
    前記光学系の視野に載置された観察対象物に対してそれぞれ異なる方向から照明光を照射する照明部と、
    前記光学系を介して前記観察対象物からの光を受光して前記観察対象物の輝度画像を生成する撮像部と、
    前記光学系の光軸に沿って前記光学系の合焦位置を変化させる変化部と、
    前記照明部、前記撮像部および前記変化部を制御する制御部と、
    前記観察対象物の画像である観察画像を表示する表示部と
    を有し、
    前記制御部は、
    前記照明部を制御することで前記観察対象物に対して第一照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記変化部と前記撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで前記観察対象物を撮像することで複数の第一輝度画像を取得し、
    前記照明部を制御することで前記観察対象物に対して前記第一照明方向に対して前記光軸を挟んで対称となる第二照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記変化部と前記撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで前記観察対象物を撮像することで複数の第二輝度画像を取得し、
    前記複数の第一輝度画像と前記複数の第二輝度画像とについて深度合成および凹凸強調することで前記観察対象物の表面の凹凸が強調され、かつ、前記撮像部により取得可能な単一の輝度画像と比較して被写界深度の広い凹凸強調画像を生成する画像生成部
    を有し、
    前記表示部は、前記観察画像として、前記凹凸強調画像を表示することを特徴とする拡大観察装置。
  2. 前記画像生成部は、
    前記複数の第一輝度画像を深度合成することで第一深度合成画像を生成するとともに、前記複数の第二輝度画像を深度合成することで第二深度合成画像を生成する深度合成部と、
    前記第一深度合成画像と前記第二深度合成画像との輝度の差分に基づき前記凹凸強調画像を生成する強調画像生成部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の拡大観察装置。
  3. 前記画像生成部は、
    前記複数の第一輝度画像と前記複数の第二輝度画像とからそれぞれ合焦位置が同じである輝度画像のペアを輝度の差分に基づき合成して、前記複数の合焦位置のそれぞれについて凹凸の強調された複数のサブ凹凸強調画像を生成する強調画像生成部と、
    前記複数のサブ凹凸強調画像を深度合成することで前記凹凸強調画像を生成する深度合成画像生成部と
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の拡大観察装置。
  4. 前記深度合成部は、
    前記複数の第一輝度画像においてそれぞれ画素位置が同じである複数の画素を解析し、前記複数の画素のうちで最も合焦度の高い画素を、当該画素位置における合焦画素として選択することで、複数の画素位置それぞれの合焦画素からなる前記第一深度合成画像を生成し、
    前記複数の第二輝度画像においてそれぞれ画素位置が同じである複数の画素を解析し、前記複数の画素のうちで最も合焦度の高い画素を、当該画素位置における合焦画素として選択することで、複数の画素位置それぞれの合焦画素からなる前記第二深度合成画像を生成するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の拡大観察装置。
  5. 前記観察対象物を載置され、少なくともX方向とY方向とに移動可能なXYステージと、
    前記XYステージを駆動する駆動部と、
    前記XYステージが移動した後に静止したことを検知する検知部と、
    をさらに有し、
    前記画像生成部は、前記XYステージが移動した後に静止したことを前記検知部が検知すると、前記凹凸強調画像の生成を再度実行することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
  6. 前記表示部は、前記検知部により前記XYステージが移動していることが検知されると、前記撮像部により取得される動画像を表示するように構成されており、
    前記検知部により前記XYステージが静止したことが検知されると、前記画像生成部は、前記凹凸強調画像の生成を再度実行し、
    前記表示部は、前記凹凸強調画像を表示するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の拡大観察装置。
  7. 前記撮像部により取得された前記観察対象物についてのカラー画像から色情報を取得して前記凹凸強調画像をカラー化するカラー合成部をさらに有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
  8. 前記画像生成部は、
    前記第一輝度画像を生成する際にそれぞれ露光時間が異なる複数のサブ輝度画像を取得し、当該複数のサブ輝度画像をHDR処理することで前記第一輝度画像を生成し、
    前記第二輝度画像を生成する際にそれぞれ露光時間が異なる複数のサブ輝度画像を取得し、当該複数のサブ輝度画像をHDR処理することで前記第二輝度画像を生成するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
  9. 前記凹凸強調画像の各画素を積分することで各画素ごとに前記観察対象物の表面の高さを求め、当該高さを各画素とする高さ画像を生成する高さ画像生成部をさらに有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
  10. 前記高さ画像生成部は、前記高さ画像の各画素を、各画素の高さに応じて着色することでカラー高さ画像を生成するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の拡大観察装置。
  11. 前記照明部の照明方向を選択する選択部をさらに有し、
    前記画像生成部は、
    前記照明部を制御することで前記観察対象物に対して前記第一照明方向および前記第二照明方向と異なる第三照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記変化部と前記撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで前記観察対象物を撮像することで複数の第三輝度画像を取得し、
    前記照明部を制御することで前記観察対象物に対して前記第三照明方向に対して前記光軸を挟んで対称となる第四照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記変化部と前記撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで前記観察対象物を撮像することで複数の第四輝度画像を取得し、
    前記画像生成部は、さらに、前記第一照明方向、前記第二照明方向、前記第三照明方向および前記第四照明方向のうち前記選択部により選択された照明方向に対応した凹凸強調画像を、前記複数の第一輝度画像、前記複数の第二輝度画像、前記複数の第三輝度画像および前記複数の第四輝度画像のうち前記選択部により選択された照明方向に対応した複数の輝度画像を用いて生成し、
    前記表示部は、前記選択部により選択された照明方向に対応した凹凸強調画像を表示するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
  12. 前記照明部は、前記対物レンズの周囲に配置されたリング照明であることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
  13. 前記照明部は、前記対物レンズを通じて前記照明光を前記観察対象物に照射することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
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